【0033】
[0033]当業者であれば、本発明の様々な修正及び変更が、添付の特許請求の範囲の広い範囲から逸脱することなくなされうることは分かるであろう。これらの一部は上で解説してきたが、その他は当業者には明白であろう。
以下に、出願時の特許請求の範囲の記載を示す。
[請求項1]
・チロシン誘導体と固体粒状物質を準備すること;および
・前記チロシン誘導体及び前記固体粒状物質の少なくとも一方に前記チロシン誘導体及び前記固体粒状物質の他方を
インプレグネーションさせるのに有効な時間及び条件下で、前記チロシン誘導体及び前記固体粒状物質に力を適用すること、
を含む方法。
[請求項2]
チロシン誘導体が異性体の形態で存在することができる、請求項1に記載の方法。
[請求項3]
チロシン誘導体がそのL型である、請求項2に記載の方法。
[請求項4]
チロシン誘導体がそのD型である、請求項2に記載の方法。
[請求項5]
チロシン誘導体がラセミ体である、請求項2に記載の方法。
[請求項6]
チロシン誘導体が、メチル (2R)−2−アミノ−3−(2−クロロ−4 ヒドロキシフェニル)プロパノエート、D−チロシンエチルエステル塩酸塩、メチル (2R)−2−アミノ−3−(2,6−ジクロロ−3,4−ジメトキシフェニル)プロパノエート H−D−Tyr(TBU)−アリルエステルHCl、メチル (2R)−2−アミノ−3−(3−クロロ−4,5−ジメトキシフェニル)プロパノエート、メチル (2R)−2−アミノ−3−(2−クロロ−3−ヒドロキシ−4−メトキシフェニル)プロパノエート、メチル (2R)−2−アミノ−3−(4−[(2−クロロ−6−フルオロフェニル)メトキシ]フェニル)プロパノエート、メチル (2R)−2−アミノ−3−(2−クロロ−3,4−ジメトキシフェニル)プロパノエート、メチル (2R)−2−アミノ−3−(3−クロロ−5−フルオロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート、ジエチル 2−(アセチルアミノ)−2−(4−[(2−クロロ−6−フルオロベンジル)オキシ]ベンジルマロネート、メチル (2R)−2−アミノ−3−(3−クロロ−4−メトキシフェニル)プロパノエート、メチル (2R)−2−アミノ−3−(3−クロロ−4−ヒドロキシ−5−メトキシフェニル)プロパノエート、メチル (2R)−2−アミノ−3−(2,6−ジクロロ−3−ヒドロキシ−4−メトキシフェニル)プロパノエート、メチル (2R)−2−アミノ−3−(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート、H−DL−tyr−OME HCl、H−3,5−ジヨード−tyr−OME HCl、H−D−3,5−ジヨード−tyr−OME HCl、H−D−tyr−OME HCl、D−チロシンメチルエステル塩酸塩、D−チロシン−ome HCl、メチル D−チロシネート塩酸塩、H−D−tyr−OMe・HCl、D−チロシンメチルエステルHCl、H−D−Tyr−OMe−HCl、(2R)−2−アミノ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸、(2R)−2−アミノ−3−(4−ヒドロキシフェニル)メチルエステル塩酸塩、メチル (2R)−2−アミノ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート塩酸塩、メチル (2R)−2−アザニル−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート塩酸塩、3−クロロ−L−チロシン、3−ニトロ−L−チロシン、3−ニトロ−L−チロシンエチルエステル塩酸塩、DL−m−チロシン、DL−o−チロシン、Boc−Tyr(3,5−I2)−OSu、Fmoc−tyr(3−NO2)−OH、α−メチル−L−チロシン、α−メチル−D−チロシン、及びα−メチル−DL−チロシンの一つ又は複数である、請求項1に記載の方法。
[請求項7]
チロシン誘導体がα−メチル−L−チロシンである、請求項6に記載の方法。
[請求項8]
チロシン誘導体がα−メチル−D−チロシンである、請求項6に記載の方法。
[請求項9]
チロシン誘導体がラセミ体のα−メチル−DL−チロシンである、請求項6に記載の方法。
[請求項10]
固体粒状物質が水に可溶である、請求項1に記載の方法。
[請求項11]
固体粒状物質が水に不溶である、請求項1に記載の方法。
[請求項12]
固体粒状物質が、薬学的活性成分であるか又はそれを含む、請求項1〜11のいずれか1項に記載の方法。
[請求項13]
薬学的活性成分が、がんの治療に治療活性を有する、請求項12に記載の方法。
[請求項14]
固体粒状物質が、選択的エストロゲン受容体モジュレーター、アロマターゼ阻害薬、シグナル伝達阻害薬、遺伝子発現及びその他の細胞機能を調節するタンパク質の機能を変更する薬物、がん細胞にアポトーシスを遂げさせるように誘導する薬物、及び血管新生を阻害する薬物の少なくとも一つであるか又はそれらの少なくとも一つを含む、請求項12に記載の方法。
[請求項15]
薬学的活性成分が、タモキシフェン、トレミフェン、フルベストラント、アナストロゾール、エキセメスタン、レトロゾール、メシル酸イマチニブ、ダサチニブ、ニロチニブ、ボスチニブ、ラパチニブ、ゲフィチニブ、エルロチニブ、テムシロリムス、エベロリムス、バンデタニブ、ベムラフェニブ、クリゾチニブ、ボリノスタット、ロミデプシン、ベキサロテン、アリトレチノイン、トレチノイン、ボルテゾミブ、カルフィルゾミブ、プララトレキサート、ソラフェニブ、スニチニブ、パゾパニブ、レゴラフェニブ、カボザンチニブ、デニロイキン・ディフティトックス、ziv−アフリベルセプト、シスプラチン、シスプラチナム、(シスジアンミンジクロロ白金(II))、カルボプラチン、オキサリプラチン、イソチオシアン酸ベンジル、アセチルコリン、及びジヒドロテストステロン(DHT)の一つ又は複数である、請求項12に記載の方法。
[請求項16]
前記チロシン誘導体及び前記固体粒状物質に前記力を適用後に、前記チロシン誘導体及び前記固体粒状物質に過酸化水素を添加することをさらに含む、請求項1〜15のいずれか1項に記載の方法。
[請求項17]
前記力が、前記チロシン誘導体及び前記粒状物質を少なくとも一つのセラミック部材を用いて接触させることによって適用される、請求項1に記載の方法。
[請求項18]
前記力が加速力である、請求項1に記載の方法。
[請求項19]
前記チロシン誘導体及び前記固体粒状物質をそれを必要とする患者に投与することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
[請求項20]
患者ががんと診断されている、請求項19に記載の方法。
[請求項21]
混合物が、経口、経鼻、皮下、静脈内、筋肉内、経皮、経膣、経肛門又はそれらの任意の組合せで投与される、請求項19〜20のいずれか1項に記載の方法。
[請求項22]
固体粒状物質を
インプレグネーションさせたチロシン誘導体及びチロシン誘導体を
インプレグネーションさせた固体粒状物質の少なくとも一つを含む組成物。
[請求項23]
チロシン誘導体が異性体の形態で存在することができる、請求項22に記載の組成物。
[請求項24]
チロシン誘導体がそのL型である、請求項23に記載の組成物。
[請求項25]
チロシン誘導体がそのD型である、請求項23に記載の組成物。
[請求項26]
チロシン誘導体がラセミ体である、請求項23に記載の組成物。
[請求項27]
チロシン誘導体が、メチル (2R)−2−アミノ−3−(2−クロロ−4 ヒドロキシフェニル)プロパノエート、D−チロシンエチルエステル塩酸塩、メチル (2R)−2−アミノ−3−(2,6−ジクロロ−3,4−ジメトキシフェニル)プロパノエート H−D−Tyr(TBU)−アリルエステルHCl、メチル (2R)−2−アミノ−3−(3−クロロ−4,5−ジメトキシフェニル)プロパノエート、メチル (2R)−2−アミノ−3−(2−クロロ−3−ヒドロキシ−4−メトキシフェニル)プロパノエート、メチル (2R)−2−アミノ−3−(4−[(2−クロロ−6−フルオロフェニル)メトキシ]フェニル)プロパノエート、メチル (2R)−2−アミノ−3−(2−クロロ−3,4−ジメトキシフェニル)プロパノエート、メチル (2R)−2−アミノ−3−(3−クロロ−5−フルオロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート、ジエチル 2−(アセチルアミノ)−2−(4−[(2−クロロ−6−フルオロベンジル)オキシ]ベンジルマロネート、メチル (2R)−2−アミノ−3−(3−クロロ−4−メトキシフェニル)プロパノエート、メチル (2R)−2−アミノ−3−(3−クロロ−4−ヒドロキシ−5−メトキシフェニル)プロパノエート、メチル (2R)−2−アミノ−3−(2,6−ジクロロ−3−ヒドロキシ−4−メトキシフェニル)プロパノエート、メチル (2R)−2−アミノ−3−(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート、H−DL−tyr−OME HCl、H−3,5−ジヨード−tyr−OME HCl、H−D−3,5−ジヨード−tyr−OME HCl、H−D−tyr−OME HCl、D−チロシンメチルエステル塩酸塩、D−チロシン−ome HCl、メチル D−チロシネート塩酸塩、H−D−tyr−OMe・HCl、D−チロシンメチルエステルHCl、H−D−Tyr−OMe−HCl、(2R)−2−アミノ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸、(2R)−2−アミノ−3−(4−ヒドロキシフェニル)メチルエステル塩酸塩、メチル (2R)−2−アミノ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート塩酸塩、メチル (2R)−2−アザニル−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート塩酸塩、3−クロロ−L−チロシン、3−ニトロ−L−チロシン、3−ニトロ−L−チロシンエチルエステル塩酸塩、DL−m−チロシン、DL−o−チロシン、Boc−Tyr(3,5−I2)−OSu、Fmoc−tyr(3−NO2)−OH、α−メチル−L−チロシン、α−メチル−D−チロシン、及びα−メチル−DL−チロシンの一つ又は複数である、請求項22に記載の組成物。
[請求項28]
チロシン誘導体がα−メチル−L−チロシンである、請求項27に記載の組成物。
[請求項29]
チロシン誘導体がα−メチル−D−チロシンである、請求項27に記載の組成物。
[請求項30]
チロシン誘導体がラセミ体のα−メチル−DL−チロシンである、請求項27に記載の組成物。
[請求項31]
固体粒状物質が水に可溶である、請求項22に記載の組成物。
[請求項32]
固体粒状物質が水に不溶である、請求項22に記載の組成物。
[請求項33]
固体粒状物質が、薬学的活性成分であるか又はそれを含む、請求項22〜32のいずれか1項に記載の組成物。
[請求項34]
薬学的活性成分が、がんの治療に治療活性を有する、請求項33に記載の組成物。
[請求項35]
固体粒状物質が、選択的エストロゲン受容体モジュレーター、アロマターゼ阻害薬、シグナル伝達阻害薬、遺伝子発現及びその他の細胞機能を調節するタンパク質の機能を変更する薬物、がん細胞にアポトーシスを遂げさせるように誘導する薬物、及び血管新生を阻害する薬物の少なくとも一つであるか又はそれらの少なくとも一つを含む、請求項33に記載の組成物。
[請求項36]
薬学的活性成分が、タモキシフェン、トレミフェン、フルベストラント、アナストロゾール、エキセメスタン、レトロゾール、メシル酸イマチニブ、ダサチニブ、ニロチニブ、ボスチニブ、ラパチニブ、ゲフィチニブ、エルロチニブ、テムシロリムス、エベロリムス、バンデタニブ、ベムラフェニブ、クリゾチニブ、ボリノスタット、ロミデプシン、ベキサロテン、アリトレチノイン、トレチノイン、ボルテゾミブ、カルフィルゾミブ、プララトレキサート、ソラフェニブ、スニチニブ、パゾパニブ、レゴラフェニブ、カボザンチニブ、デニロイキン・ディフティトックス、ziv−アフリベルセプト、シスプラチン、シスプラチナム、(シスジアンミンジクロロ白金(II))、カルボプラチン、オキサリプラチン、イソチオシアン酸ベンジル、アセチルコリン、及びジヒドロテストステロン(DHT)の一つ又は複数である、請求項33に記載の組成物。
[請求項37]
過酸化水素をさらに含む、請求項22〜36のいずれか1項に記載の組成物。
[請求項38]
請求項22に記載の組成物をそれを必要とする患者に投与することを含む方法。
[請求項39]
患者ががんと診断されている、請求項38に記載の方法。
[請求項40]
組成物が、経口、経鼻、皮下、静脈内、筋肉内、経皮、経膣、経肛門又はそれらの任意の組合せで投与される、請求項38に記載の方法。
[請求項41]
チロシン誘導体が異性体の形態で存在することができる、請求項38に記載の方法。
[請求項42]
チロシン誘導体がそのL型である、請求項41に記載の方法。
[請求項43]
チロシン誘導体がそのD型である、請求項41に記載の方法。
[請求項44]
チロシン誘導体が、メチル (2R)−2−アミノ−3−(2−クロロ−4 ヒドロキシフェニル)プロパノエート、D−チロシンエチルエステル塩酸塩、メチル (2R)−2−アミノ−3−(2,6−ジクロロ−3,4−ジメトキシフェニル)プロパノエート H−D−Tyr(TBU)−アリルエステルHCl、メチル (2R)−2−アミノ−3−(3−クロロ−4,5−ジメトキシフェニル)プロパノエート、メチル (2R)−2−アミノ−3−(2−クロロ−3−ヒドロキシ−4−メトキシフェニル)プロパノエート、メチル (2R)−2−アミノ−3−(4−[(2−クロロ−6−フルオロフェニル)メトキシ]フェニル)プロパノエート、メチル (2R)−2−アミノ−3−(2−クロロ−3,4−ジメトキシフェニル)プロパノエート、メチル (2R)−2−アミノ−3−(3−クロロ−5−フルオロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート、ジエチル 2−(アセチルアミノ)−2−(4−[(2−クロロ−6−フルオロベンジル)オキシ]ベンジルマロネート、メチル (2R)−2−アミノ−3−(3−クロロ−4−メトキシフェニル)プロパノエート、メチル (2R)−2−アミノ−3−(3−クロロ−4−ヒドロキシ−5−メトキシフェニル)プロパノエート、メチル (2R)−2−アミノ−3−(2,6−ジクロロ−3−ヒドロキシ−4−メトキシフェニル)プロパノエート、メチル (2R)−2−アミノ−3−(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート、H−DL−tyr−OME HCl、H−3,5−ジヨード−tyr−OME HCl、H−D−3,5−ジヨード−tyr−OME HCl、H−D−tyr−OME HCl、D−チロシンメチルエステル塩酸塩、D−チロシン−ome HCl、メチル D−チロシネート塩酸塩、H−D−tyr−OMe・HCl、D−チロシンメチルエステルHCl、H−D−Tyr−OMe−HCl、(2R)−2−アミノ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸、(2R)−2−アミノ−3−(4−ヒドロキシフェニル)メチルエステル塩酸塩、メチル (2R)−2−アミノ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート塩酸塩、メチル (2R)−2−アザニル−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート塩酸塩、3−クロロ−L−チロシン、3−ニトロ−L−チロシン、3−ニトロ−L−チロシンエチルエステル塩酸塩、DL−m−チロシン、DL−o−チロシン、Boc−Tyr(3,5−I2)−OSu、Fmoc−tyr(3−NO2)−OH、α−メチル−L−チロシン、α−メチル−D−チロシン、及びα−メチル−DL−チロシンの一つ又は複数である、請求項38に記載の方法。
[請求項45]
チロシン誘導体がα−メチル−L−チロシンである、請求項44に記載の方法。
[請求項46]
チロシン誘導体がα−メチル−D−チロシンである、請求項44に記載の方法。
[請求項47]
チロシン誘導体がラセミ体のα−メチル−DL−チロシンである、請求項44に記載の方法。
[請求項48]
固体粒状物質が水に可溶である、請求項38に記載の方法。
[請求項49]
固体粒状物質が水に不溶である、請求項38に記載の方法。
[請求項50]
固体粒状物質が、薬学的活性成分であるか又はそれを含む、請求項38〜49のいずれか1項に記載の方法。
[請求項51]
薬学的活性成分が、がんの治療に治療活性を有する、請求項50に記載の方法。
[請求項52]
固体粒状物質が、選択的エストロゲン受容体モジュレーター、アロマターゼ阻害薬、シグナル伝達阻害薬、遺伝子発現及びその他の細胞機能を調節するタンパク質の機能を変更する薬物、がん細胞にアポトーシスを遂げさせるように誘導する薬物、及び血管新生を阻害する薬物の少なくとも一つであるか又はそれらの少なくとも一つを含む、請求項50に記載の方法。
[請求項53]
薬学的活性成分が、タモキシフェン、トレミフェン、フルベストラント、アナストロゾール、エキセメスタン、レトロゾール、メシル酸イマチニブ、ダサチニブ、ニロチニブ、ボスチニブ、ラパチニブ、ゲフィチニブ、エルロチニブ、テムシロリムス、エベロリムス、バンデタニブ、ベムラフェニブ、クリゾチニブ、ボリノスタット、ロミデプシン、ベキサロテン、アリトレチノイン、トレチノイン、ボルテゾミブ、カルフィルゾミブ、プララトレキサート、ソラフェニブ、スニチニブ、パゾパニブ、レゴラフェニブ、カボザンチニブ、デニロイキン・ディフティトックス、ziv−アフリベルセプト、シスプラチン、シスプラチナム、(シスジアンミンジクロロ白金(II))、カルボプラチン、オキサリプラチン、イソチオシアン酸ベンジル、アセチルコリン、及びジヒドロテストステロン(DHT)の一つ又は複数である、請求項50に記載の方法。
[請求項54]
前記患者に電磁場を適用することをさらに含む、請求項38〜53のいずれか1項に記載の方法。
[請求項55]
電磁場が、電波、マイクロ波、赤外線、可視光線、紫外線、x線又はガンマ線由来である、請求項54に記載の方法。
[請求項56]
チロシン誘導体、メラニン、及び固体粒状物質を含む組成物。
[請求項57]
チロシン誘導体が異性体の形態で存在することができる、請求項56に記載の組成物。
[請求項58]
チロシン誘導体がそのL型である、請求項57に記載の組成物。
[請求項59]
チロシン誘導体がそのD型である、請求項57に記載の組成物。
[請求項60]
チロシン誘導体がラセミ体である、請求項57に記載の組成物。
[請求項61]
チロシン誘導体が、メチル (2R)−2−アミノ−3−(2−クロロ−4 ヒドロキシフェニル)プロパノエート、D−チロシンエチルエステル塩酸塩、メチル (2R)−2−アミノ−3−(2,6−ジクロロ−3,4−ジメトキシフェニル)プロパノエート H−D−Tyr(TBU)−アリルエステルHCl、メチル (2R)−2−アミノ−3−(3−クロロ−4,5−ジメトキシフェニル)プロパノエート、メチル (2R)−2−アミノ−3−(2−クロロ−3−ヒドロキシ−4−メトキシフェニル)プロパノエート、メチル (2R)−2−アミノ−3−(4−[(2−クロロ−6−フルオロフェニル)メトキシ]フェニル)プロパノエート、メチル (2R)−2−アミノ−3−(2−クロロ−3,4−ジメトキシフェニル)プロパノエート、メチル (2R)−2−アミノ−3−(3−クロロ−5−フルオロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート、ジエチル 2−(アセチルアミノ)−2−(4−[(2−クロロ−6−フルオロベンジル)オキシ]ベンジルマロネート、メチル (2R)−2−アミノ−3−(3−クロロ−4−メトキシフェニル)プロパノエート、メチル (2R)−2−アミノ−3−(3−クロロ−4−ヒドロキシ−5−メトキシフェニル)プロパノエート、メチル (2R)−2−アミノ−3−(2,6−ジクロロ−3−ヒドロキシ−4−メトキシフェニル)プロパノエート、メチル (2R)−2−アミノ−3−(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート、H−DL−tyr−OME HCl、H−3,5−ジヨード−tyr−OME HCl、H−D−3,5−ジヨード−tyr−OME HCl、H−D−tyr−OME HCl、D−チロシンメチルエステル塩酸塩、D−チロシン−ome HCl、メチル D−チロシネート塩酸塩、H−D−tyr−OMe・HCl、D−チロシンメチルエステルHCl、H−D−Tyr−OMe−HCl、(2R)−2−アミノ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸、(2R)−2−アミノ−3−(4−ヒドロキシフェニル)メチルエステル塩酸塩、メチル (2R)−2−アミノ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート塩酸塩、メチル (2R)−2−アザニル−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート塩酸塩、3−クロロ−L−チロシン、3−ニトロ−L−チロシン、3−ニトロ−L−チロシンエチルエステル塩酸塩、DL−m−チロシン、DL−o−チロシン、Boc−Tyr(3,5−I2)−OSu、Fmoc−tyr(3−NO2)−OH、α−メチル−L−チロシン、α−メチル−D−チロシン、及びα−メチル−DL−チロシンの一つ又は複数である、請求項56に記載の組成物。
[請求項62]
チロシン誘導体がα−メチル−L−チロシンである、請求項61に記載の組成物。
[請求項63]
チロシン誘導体がα−メチル−D−チロシンである、請求項61に記載の組成物。
[請求項64]
チロシン誘導体がラセミ体のα−メチル−DL−チロシンである、請求項61に記載の組成物。
[請求項65]
固体粒状物質が水に可溶である、請求項56に記載の組成物。
[請求項66]
固体粒状物質が水に不溶である、請求項56に記載の組成物。
[請求項67]
固体粒状物質が、薬学的活性成分であるか又はそれを含む、請求項56〜66のいずれか1項に記載の組成物。
[請求項68]
薬学的活性成分が、がんの治療に治療活性を有する、請求項67に記載の組成物。
[請求項69]
固体粒状物質が、選択的エストロゲン受容体モジュレーター、アロマターゼ阻害薬、シグナル伝達阻害薬、遺伝子発現及びその他の細胞機能を調節するタンパク質の機能を変更する薬物、がん細胞にアポトーシスを遂げさせるように誘導する薬物、及び血管新生を阻害する薬物の少なくとも一つであるか又はそれらの少なくとも一つを含む、請求項67に記載の組成物。
[請求項70]
薬学的活性成分が、タモキシフェン、トレミフェン、フルベストラント、アナストロゾール、エキセメスタン、レトロゾール、メシル酸イマチニブ、ダサチニブ、ニロチニブ、ボスチニブ、ラパチニブ、ゲフィチニブ、エルロチニブ、テムシロリムス、エベロリムス、バンデタニブ、ベムラフェニブ、クリゾチニブ、ボリノスタット、ロミデプシン、ベキサロテン、アリトレチノイン、トレチノイン、ボルテゾミブ、カルフィルゾミブ、プララトレキサート、ソラフェニブ、スニチニブ、パゾパニブ、レゴラフェニブ、カボザンチニブ、デニロイキン・ディフティトックス、ziv−アフリベルセプト、シスプラチン、シスプラチナム、(シスジアンミンジクロロ白金(II))、カルボプラチン、オキサリプラチン、イソチオシアン酸ベンジル、アセチルコリン、及びジヒドロテストステロン(DHT)の一つ又は複数である、請求項67に記載の組成物。
[請求項71]
過酸化水素をさらに含む、請求項56〜70のいずれか1項に記載の組成物。
[請求項72]
請求項56に記載の組成物をそれを必要とする患者に投与することを含む方法。
[請求項73]
患者ががんと診断されている、請求項72に記載の方法。