(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6684265
(24)【登録日】2020年3月31日
(45)【発行日】2020年4月22日
(54)【発明の名称】コンパクトな均一化領域と低圧力差の電気化学反応器のためのバイポーラ板
(51)【国際特許分類】
H01M 8/0258 20160101AFI20200413BHJP
H01M 8/1004 20160101ALI20200413BHJP
H01M 8/0267 20160101ALI20200413BHJP
H01M 8/2483 20160101ALI20200413BHJP
H01M 8/10 20160101ALN20200413BHJP
【FI】
H01M8/0258
H01M8/1004
H01M8/0267
H01M8/2483
!H01M8/10 101
【請求項の数】15
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2017-502610(P2017-502610)
(86)(22)【出願日】2015年7月16日
(65)【公表番号】特表2017-525109(P2017-525109A)
(43)【公表日】2017年8月31日
(86)【国際出願番号】FR2015051956
(87)【国際公開番号】WO2016009154
(87)【国際公開日】20160121
【審査請求日】2018年7月3日
(31)【優先権主張番号】1456917
(32)【優先日】2014年7月17日
(33)【優先権主張国】FR
(73)【特許権者】
【識別番号】510132347
【氏名又は名称】コミサリア ア レネルジ アトミク エ オウ エネルジ アルタナティヴ
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【弁理士】
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】ポワロ−クローヴェジエ ジャン−フィリップ
【審査官】
高木 康晴
(56)【参考文献】
【文献】
特表2016−520252(JP,A)
【文献】
特開2010−257869(JP,A)
【文献】
特開2011−009062(JP,A)
【文献】
米国特許出願公開第2003/0129473(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01M 8/02
H01M 8/24
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
対向する第1(61)及び第2の外側導電面を有する電気化学反応器のバイポーラ板(5)であって、
複数の第1の流路(618)が前記第1の外側導電面に形成され、かつ、同じ方向に延在し、
複数の第1の注入オリフィス(512)が前記第1の外側導電面に形成され、
第1の均一化領域(614)は、前記第1の外側導電面に形成され、かつ、複数の第1の均一化流路を有し、
前記複数の第1の注入オリフィスは、前記複数の第1の均一化流路への排出を行い、
前記第1の均一化領域は、前記複数の第1の注入オリフィス(512)が前記複数の第1の均一化流路へ排出を行う第1のセクション(616)と、前記複数の第1の均一化流路のそれぞれが2本以上の前記第1の流路(618)への排出を行うように前記複数の第1の均一化流路のそれぞれに1つ以上の分岐が設けられた第2のセクション(617)と、を有し、
前記第2のセクションの前記分岐は、前記第1の流路(618)の方向に対して少なくとも20°の角度であり、前記第1のセクションの前記第1の均一化流路は、前記第2のセクションの前記分岐の方向に対して少なくとも20°の角度であり、かつ、前記第1の流路(618)の方向に対して少なくとも40°の角度である、
バイポーラ板(5)。
【請求項2】
前記第2のセクション(617)の各分岐は、前記複数の第1の流路(618)への排出を行う、
請求項1に記載のバイポーラ板(5)。
【請求項3】
前記第1のセクション(616)の前記第1の均一化流路のそれぞれの断面は、前記第1の流路(618)のそれぞれの断面と同一である、
請求項1又は2に記載のバイポーラ板(5)。
【請求項4】
前記第1のセクションの前記第1の均一化流路の断面積と前記第2のセクションの前記分岐を構成する前記第1の均一化流路の断面積との比は、0.95から1.25の間であり、前記第1の均一化流路のそれぞれの断面積は、好適には前記第1のセクション及び前記第2のセクションにおいて同一である、
請求項1乃至3のいずれか一項に記載のバイポーラ板(5)。
【請求項5】
前記第2のセクションの前記分岐のそれぞれは、前記第1のセクションの単一の前記第1の均一化流路への排出を行う、
請求項1乃至4のいずれか一項に記載のバイポーラ板(5)。
【請求項6】
前記第1及び第2の外側導電面(51、52)の間に、冷却液流路が存在する、
請求項1乃至5のいずれか一項に記載のバイポーラ板(5)。
【請求項7】
前記第1の均一化流路のそれぞれは、少なくとも1つの接合部(L)のレベルで複数の前記分岐に分割され、前記第1の均一化流路は接合部のレベルで最大で3つの前記分岐に分割される、
請求項1乃至6のいずれか一項に記載のバイポーラ板(5)。
【請求項8】
前記接合部のそれぞれは、前記第1の注入オリフィス(512)から0.3×Lchから0.7×Lchの間だけ離れて、前記第1の均一化流路に設けられ、
Lchは、前記接合部が配置される前記第1の均一化流路の長さである、
請求項7に記載のバイポーラ板(5)。
【請求項9】
フローマニホールドが通過し、前記第1の注入オリフィス(512)は前記フローマニホールド(596)と前記第1の均一化領域(614)の前記第1の均一化流路との間の連絡を確立する、
請求項1乃至8のいずれか一項に記載のバイポーラ板(5)。
【請求項10】
互いに固定された第1及び第2の導電性シート(61、62)を有し、前記第1の外側導電面は前記第1の導電性シート上に有り、前記第2の外側導電面は前記第2の導電性シート上に有る、
請求項1乃至9のいずれか一項に記載のバイポーラ板(5)。
【請求項11】
複数の第2の流路が前記第2の外側導電面上に形成され、
複数の第2の注入オリフィスが前記第2の外側導電面に形成され、
前記複数の第1の注入オリフィス及び前記複数の第2の注入オリフィスは、前記バイポーラ板に垂直な平面(P)の両面に設けられ、かつ、前記第1の流路の前記方向を有し、
第2の均一化領域は、前記第1の均一化領域と重ね合わされ、前記第2の外側導電面上に形成され、かつ、複数の第2の均一化流路を有し、
前記複数の第2の注入オリフィスは、前記複数の第2の均一化流路への排出を行い、
前記第2の均一化領域では、前記複数の第2の均一化流路のそれぞれが2本以上の前記第1の流路と接続されるように、前記複数の第2の均一化流路のそれぞれに1つ以上の分岐が設けられる、
請求項1乃至10のいずれか一項に記載のバイポーラ板(5)。
【請求項12】
複数の第3の注入オリフィスが前記第1の外側導電面に形成され、
第3の均一化領域(634)は、前記第1の外側導電面上に形成され、
前記第1及び第3の均一化領域は、前記第1の流路(618)の両端に有り、前記第3の均一化領域は前記バイポーラ板に垂直な軸に対して、前記第1の均一化領域(614)と対称である、
請求項1乃至11のいずれか一項に記載のバイポーラ板(5)。
【請求項13】
複数の第3の注入オリフィスが前記第1の外側導電面に形成され、
第3の均一化領域(634)は、前記第1の外側導電面上に形成され、かつ、複数の第3の均一化流路を有し、
前記第3の均一化領域では、前記複数の第3の均一化流路のそれぞれが2本以上の前記第1の流路と接続されるように、前記複数の第3の均一化流路のそれぞれに1つ以上の分岐が設けられ、
前記複数の第3の均一化流路は、前記複数の第3の注入オリフィスへの排出を行い、
前記第1及び第3の均一化領域は、前記第1の流路(618)の両端に有り、同じ前記第1の流路への排出を行う前記第1の均一化領域の前記第1の均一化流路及び前記第3の均一化領域の前記第3の均一化流路は、
前記バイポーラ板に垂直な平面の両端に有り、かつ、前記第1の流路の方向に延在する、
請求項1乃至11のいずれか一項に記載のバイポーラ板(5)。
【請求項14】
前記第3の均一化領域は、前記複数の第3の注入オリフィスへの排出が行われる第1のセクションと、前記第1の流路(618)からの排出が行われる、前記分岐が設けられる第2のセクションと、を有し、
前記第2のセクションの前記分岐は、前記第1の流路(618)の方向に対して少なくとも20°の角度であり、前記第1のセクションの前記第3の均一化流路は、前記第2のセクションの前記分岐の方向に対して少なくとも20°の角度であり、かつ、前記第1の流路(618)の方向に対して少なくとも40°の角度である、
請求項13に記載のバイポーラ板(5)。
【請求項15】
請求項11に記載の2つの前記バイポーラ板(5)と、
前記2つのバイポーラ板(5)の間に設けられた薄膜/電極アセンブリ(110)と、を有し、
前記薄膜/電極アセンブリは、陽子交換膜と、前記バイポーラ板(5)の一方の前記第1の流路(618)を覆う、前記薄膜の第1の面上の第1の電極と、前記バイポーラ板の他方の前記第2の流路を覆う、前記薄膜(110)の第2の面上の第2の電極と、を有し、
前記薄膜/電極アセンブリ(113)は、前記バイポーラ板(5)の前記第1及び第2の均一化領域(614)に対して垂直に配置された電極を有しない、
電気化学反応器(4)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気化学電池のスタックを有する電気化学反応器に関し、特に、陽子交換膜を有するスタックのバイポーラ板に関する。この種の電気化学反応器は、例えば燃料電池又は電解槽を構成する。
【背景技術】
【0002】
燃料電池は、特に将来大量生産される自動車の動力源、又は、航空機における補助動力源とみなされている。燃料電池は、化学エネルギーを直接電気エネルギーに変換する電気化学装置である。燃料電池は、複数の電池の直列のスタックを有する。各電池は、典型的には、1ボルトオーダーの電圧を生成し、これをスタックすることで、例えば100ボルトオーダーの高レベルの電源電圧を生成することが可能である。
【0003】
既知の燃料電池タイプの中で、特に、低温で動作する陽子交換膜(PEM:proton exchange membrane)燃料電池が挙げられる。この種の燃料電池は、特に有益な小型特性を有する。各電池は、陽子の通過のみを許容し、電子の通過を許容しない電解膜を有する。この膜は、膜/電極アセンブリ(MEA:membrane/electrodes assembly)を構成する第1の面上のアノードと第2の面上のカソードとを有する。
【0004】
アノードでは、燃料として用いられる二水素が、この膜を通過する陽子を生成するためにイオン化される。そして、この膜は、イオン導電体を形成する。この反応で生成された電子はフロープレートに移動し、そして、電気回路を通じて電池の外部に移動して電流を生成する。カソードのレベルでは、酸素が還元され、陽子と反応して水が生成される。
【0005】
燃料電池は、例えば金属の、互いにスタックされた複数のバイポーラと呼ばれるプレートを有してもよい。この膜は、2枚のバイポーラ板の間に配置される。バイポーラ板は、この膜に/この膜へ試薬と反応生成物とを導くフローオリフィス及び流路を有してもよい。また、バイポーラ板は、生じた熱を排出する冷却液を導く流路を有する。反応生成物及び非反応性種は、流路ネットワークの出口への流れによって運ばれて排出される。個々の流れの流路は、特にバイポーラ板によって分離されている。
【0006】
また、バイポーラ板は、電気伝導性であり、アノードのレベルで生成された電子を集める。また、バイポーラ板は、電気的接触の品質に必要な、スタックを固定する力を伝達する機械的機能を有する。ガス拡散層は、電極とバイポーラ板との間に配置され、かつ、バイポーラ板と接触している。
【0007】
電子伝導はバイポーラ板を介してなされ、イオン伝導はこの膜を介してなされる。
【0008】
流路での試薬の循環には、主として3つのモードがある。
蛇行流路:1つまたは複数の流路が複数の往復によって有効面全体にわたっている。
平行流路;有効面全体にわたる平行な流路の束。流路は、直線状又はわずかな波状にすることができる。
組み合わせ流路:有効な面全体にわたる並行かつブロックされた流路の束。各流路は、流体の入口側及び流体の出口側でブロックされる。次いで、流路に入る流体は、局所的にガス拡散層を通過して隣接流路に入り、その後、その隣接流路の流体出口に到達するように律される。
【0009】
コンパクト化及びパフォーマンスを向上させるためには、設計において流路の寸法を低減することが含まれる。この種の小さな流路でのヘッド損失を制限するため、かつ、温度が高い位置に導かれる冷却液の流れの問題を防止するため、平行流路を介した循環モードが一般に望ましい。
【0010】
並行流路では、電気化学反応器の動作を劣化させない場合には、電極に対する試薬の分布は、その表面全体にわたって可能な限り均一でなければならない。この目的のために、並行流路を有するバイポーラ板は、入口マニホールドと出口マニホールドとをバイポーラ板の様々な流路に接続するために、しばしば均一化領域を使用する。試薬は、入口マニホールドから電極に接触し、反応生成物は種々の流路に接続された出口マニホールドから排出される。入口マニホールド及び出口マニホールドは、一般に、スタックの完全な厚さを通過する。入口マニホールド及び出口マニホールドは、通常、以下により構成される。
周辺においてそれぞれの各バイポーラ板を貫くオリフィスと、
周辺においてそれぞれの膜を貫くオリフィスと、
バイポーラ板と膜との間にそれぞれ設けられたシールである。
各シールは、膜のオリフィス及びバイポーラ板のオリフィスを囲んでいる。膜との接触面は一般に平坦であるため、この膜は可撓性のままである。
【0011】
入口及び出口マニホールドと各流路との連絡を構築するため、種々の技術的解決法が知られている。バイポーラ板の2枚の金属シートの間に通路を設けることが特によく知られている。これらの通路は、一方では各マニホールドへの排出を行い、他方では注入オリフィスへの排出を行う。均一化領域は、流入オリフィスと流路との間の連絡を確立する流路を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0012】
【特許文献1】米国特許出願公開第2010/0239931号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
均一化領域は、スタックされた冷却液移転領域、酸化剤回路均一化領域及び燃料回路均一化領域を有し、それぞれは、冷却液マニホールド、酸化剤回路マニホールド及び燃料回路マニホールドへの排出を行う。これらの3つのマニホールドは、これらを互いに分離するために必然的にオフセットされ、燃料及び酸化剤回路の均一化流路は異なる向きを有する。
【0014】
電気化学反応にほとんど寄与しない均一化領域は、燃料電池のコンパクト性と重量を悪化させないように、その寸法を可能な限り制限しなければならない。その結果、均一化領域は、コンパクト性を実現するため、電極の反応領域の流路に対して大きな角度偏差を有する流路をしばしば特徴とする。しかし、この種の均一化流路は、大きく異なったヘッド損失を誘発する。よって、流路の両側の入口及び出口での圧力は大きく異なり、電気化学反応器の動作を損ねる。コンパクトな均一化領域を形成するため、均一化流路は2又は3の流路と連絡している。均一化流路あたり流路の数が増えると、ヘッド損失及びそれらの間の不均衡が増加する。
【0015】
米国公開公報2010/0239931は、燃料電池構造を記述している。バイポーラ板は、酸素酸化剤及び生成された水に対する入口及び出口均一化領域を規定する。入口及び出口均一化領域は、反応領域の流路によって接続される。一実施の形態においては、均一化領域は均一化流路を有する。出口均一化流路は、入口均一化流路よりも長い。本実施の形態では、均一化流路は、流路に連結される前に分岐される。
【0016】
種々の均質化チャネルは同じ断面を有さず、反応条件は着目する流路に応じて不均一であることが分かる。更に、均一化領域のいくつかの部分は、蓄積された水によってブロックされるおそれが潜在的に有る。
【課題を解決するための手段】
【0017】
本発明は、1以上のこれらの不利益を解決することを目的とする。よって、本発明は、添付の特許請求の範囲で定義されるバイポーラ板に関する。また、本発明は、添付の特許請求の範囲で定義される電気化学反応器に関する。
【発明の効果】
【0018】
本発明の他の特徴および利点は、以下の例示的かつ非限定的な例として、添付の図面を参照して、その記載から明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】燃料電池用の薄膜/電極アセンブリ及びバイポーラ板のスタックの一例の分解斜視図である。
【
図2】スタックを貫通するフローマニホールドを構成するためにスタックされように意図されたバイポーラ板及び薄膜/電極アセンブリの分解斜視図である。
【
図3】本発明の第1の実施の形態にかかるバイポーラ板の一表面の部分上面図である。
【
図4】本発明にかかるバイポーラ板を有するスタックの断面図である。
【
図5】異なる構成にかかる異なる流路のレベルでの入口圧力を示す図である。
【
図6】異なる均一化領域の設計を用いたバイポーラ板シートの上面図である。
【
図7】異なる均一化領域の設計を用いたバイポーラ板シートの上面図である。
【
図8】異なる均一化領域の設計を用いたバイポーラ板シートの上面図である。
【
図9】本発明の第2の実施の形態にかかるバイポーラ板の一表面の部分上面図である。
【
図10】他の異なる均一化領域の設計を用いたバイポーラ板シートの部分上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
図1は、燃料電池4のセル1のスタックの分解斜視図である。燃料電池4は、複数のスタックされたセル1を有する。セル1は、陽子交換膜又は高分子電解質膜である。
【0021】
燃料電池4は、燃料源40を有する。ここでは、燃料源40は、セル1のそれぞれの入口に二水素を供給する。また、燃料電池4は、酸化剤源42を有する。ここでは、酸化剤源42は、セル1のそれぞれの入口に空気を供給し、空気中の酸素が酸化剤として用いられる。セル1のそれぞれは、排出流路を有する。また、1以上のセル1は、冷却回路を有する。
【0022】
セル1のそれぞれは、薄膜/電極アセンブリ110、すなわちMEA(membrane/electrodes assembly)110を有する。薄膜/電極アセンブリ110は、電解質層113と、電解質層113の互いに異なる側に配置されて固定されたカソード(図示せず)及びアノード111とを有する。電解質層113は、陽子の伝導を許容し、セル内に存在する気体に対して非透過性を有する半透過性の薄膜を構成する。また、電解質層は、アノード111とカソードとの間の陽子の伝導を防止する。
【0023】
各ペアの間で隣り合うMEAの間には、バイポーラ板5が設けられる。バイポーラ板5のそれぞれは、対向する外面のアノード流路及びカソード流路を規定する。また、バイポーラ板5は、好適には、連続する2つの薄膜/電極アセンブリ間の冷却液流路を規定する。バイポーラ板5のそれぞれは、例えば、ステンレス鋼、チタン合金、アルミニウム合金、ニッケル合金またはタンタル合金などの、共に組み合わされた2つの導電性金属シートから、それ自体が既知の方法により形成されてもよい。そして、各シートは、各外面を規定する。バイポーラ板5は、例えばモールディングや射出成形などの他の工程によって、炭素‐高分子複合材料で作製されてもよい。よって、バイポーラ板5を、単一部品として作製できる。バイポーラ板5の外面は、前記した単一部品コンポーネントによって規定される。
【0024】
スタックは、ここでは図示していない周辺シールや薄膜補強部材を有してもよい。また、セル1のそれぞれは、アノードとバイポーラ板との間に設けられたガス拡散層(不図示)及びカソードと他のバイポーラ板との間に設けられた他のガス拡散層を有してもよい。
【0025】
それ自体が既知の方法で、燃料電池4が動作しているときには、MEAとバイポーラ板との間には空気が流れ、MEAと他のバイポーラ板との間には二水素が流れる。アノードのレベルでは、二水素はイオン化され、MEAを通過する陽子が生成される。この反応で生成された電子は、バイポーラ板5によって捕集される。生成された電子は、電流を形成するために、燃料電池1に接続された電気的負荷に与えられる。カソードのレベルでは、酸素が還元され、陽子と反応して水が生成される。アノード及びカソードのレベルでの反応は、以下の通りに制御される。
【0028】
動作中には、燃料電池のセルは、通常、アノードとカソードとの間で1VオーダーのDC電圧を生成する。
【0029】
図2は、燃料電池4のスタックに搭載されるように意図された2つのバイポーラ板5及び薄膜/電極アセンブリの分解斜視図である。バイポーラ板5と薄膜/電極アセンブリ110とのスタック化は、複数のフローマニホールドを形成することを意図しており、ここではその配置を概略的にのみ示している。そのために、それぞれのオリフィスは、バイポーラ板5及び薄膜/電極アセンブリ110を貫通して形成されている。よって、バイポーラ板5は、第1の端部のオリフィス591、593及び595、第1の端部と反対側の第2の端部のオリフィス592、594及び596を有する。オリフィス591は、例えば、燃料供給マニホールドを形成する。オリフィス596は、例えば、燃焼残留物及び未使用燃料の排出マニホールドを形成する。オリフィス593は、例えば、冷却液供給マニホールドを形成する。オリフィス594は、例えば、冷却液排出マニホールドを形成する。オリフィス592は、例えば、酸化剤供給マニホールドを形成する。オリフィス595は、例えば、生成される水及び未使用酸化剤の排出マニホールドを形成する。
【0030】
バイポーラ板5及び薄膜/電極アセンブリ110のオリフィスは、各フローマニホールドを形成するために対面して配置される。オリフィス12、14及び16は、例えば、薄膜/電極アセンブリに配置され、それぞれがオリフィス592、594及び596と対面するように配置される。簡素化のため、オリフィス596はスタックから燃料残留物を排出するためのマニホールドとして取り扱う。
【0031】
図3は、マニホールド592、594及び596のレベルでの本発明にかかるバイポーラ板5の一実施形態のシート61の部分上面図である。
図4は、他の同一のバイポーラ板52とスタックされたこの種のバイポーラ板51の断面図であり、その間に薄膜/電極アセンブリの薄膜113が配置されている。ここでは、図示された断面は、燃料残留物の排出マニホールド596のレベルのものである。
【0032】
図示したバイポーラ板5、51及び52は、互いに固定された2枚の導電性シート61及び62を有する。導電性シート61及び62は、好適には、プレス、スタンピング及び/又は深絞りなどの多くの広く利用されている産業用成形工程に適したたいへん一般的な材料であるステンレス鋼で形成される。
図4に示した導電性シート61及び62は、溶接部513によって互いに固定されている。導電性シート61及び62は、各バイポーラ板の外面のレベルで、好適には各バイポーラプレートの内側の導電性シート61及び62の間に流体流路を形成するように隆起したパターンを有する。よって、各バイポーラ板に対して、導電性シート61及び62の冷却液流路(不図示)、導電性シート61の外面の燃料流路618、及び、導電性シート62の外面の水流路(不図示)が存在することとなる。ここでは、流路618は、平行型であり、同じ方向に延在している。酸化剤及び冷却液の流路は、好適には、平行型であり、同じ方向に延在していてもよい。これらの各流路は、直線である必要はなく(波型でもよい)、その方向は入口と出口とを接続する直線セグメントにより規定される。
【0033】
それ自体が既知の方法で、スタックを貫く各マニホールドは、各注入領域と連絡している。
図3の例では、マニホールド596は注入領域586と連絡し、マニホールド594は注入領域584連絡し、マニホールド592は注入領域582と連絡している。各注入領域は、各流路と連絡している各注入オリフィスを有する。注入領域586、584及び582は、横方向にオフセットされている。各注入オリフィスを有する注入領域582及び586は、特にバイポーラ板に垂直な面Pの反対側の面のそれぞれに設けられ、バイポーラ板の同じ端部のレベルで複数のマニホールドを提供できるように流路618の方向を含んでいる。
【0034】
注入領域586のシート61には、オリフィス512が設けられる。
図4に示すように、オリフィス512は、通路511を介して、マニホールド596と連絡しており、リブ612及び622を貫いており、シール2を保持するリブ612及び622を貫いており、リブ612及び622はマニホールド596を囲んでおり、リブ613及び623を貫いている。
【0035】
リブ612及び613は、シート61のリブ611の両側に設けられ、リブ622及び623は、シート62のリブ621の両側に設けられる。
【0036】
一方ではマニホールド594と注入領域584との間に、他方ではマニホールド592と注入領域582との間には、記載及び図示されていない流体の連絡もある。
【0037】
注入領域586の注入オリフィス512は、シート61の外面上の均一化領域614を介して、流路618に連絡している。均一化領域は、一般に、流路618を含む反応領域619と、薄膜/電極アセンブリのモデリング領域に重なる電極が存在しないこと、及び/又は、 均一化領域614をよりコンパクトにするために流路618に対して傾斜した均一化流路の存在によって、区別される。
【0038】
均一化領域614の機能は、特に、各流路618間の流速差を制限し、可能な流路のそれぞれに対するヘッド損失を均一化する。
【0039】
均一化領域は、好適には、シート62で規定される外面に配置され、注入領域582の注入オリフィスとこの外面の流路との連絡を確立する。この均一化領域は、好適には、均一化領域614に重ね合わされる。
【0040】
均一化領域614は、側壁によって互いに分離された均一化流路を有する。均一化流路のそれぞれは、少なくともオリフィス512と複数の流路618との間の連絡を確立する。同じ均一化流路から複数の流路618に供給することにより、一般に、均一化領域614をより小型化することが可能となる。最も離れている流路間の流速差を過度に低下させることなく、流路の入口で過度の圧力勾配を誘発することなく、この種の結果を生成するために、本発明は、均一化チャネルを複数の枝に細分することを提案する注入オリフィス512から流路618まで延在している。
【0041】
説明した例では、均一化領域614は、均一化領域616と均一化領域617とに分割される。 均一化領域616は、第1の領域を形成し、かつ、注入オリフィス512が排出を行う均一化領域を含む。均一化領域617は、かつ、流路618へ排出する分岐を含む第2の領域を形成する。
【0042】
領域617の各分岐は、好適には、領域616への排出を行う。よって、領域616内の水の蓄積は、より容易に排出される
【0043】
この潜在的にブロックされた流路の下流の流路618の流れは、必ずこのブロックされた流路を通過しなければならず、ブロックされていない圧力が水の蓄積に加えられることを保証する。
【0044】
各流路間のヘッド損失の均一性は、ブロックされないようにするために水の蓄積への十分な圧力を保証する。
【0045】
同様に、領域617の分岐が排出を行う領域616の流路は、これらの分岐へ均一化された圧力を加えるので、領域617での水の蓄積は、より容易に排出される。各分岐を通る流れ経路の均一化ヘッド損失は、水の蓄積に対するアンブロック圧力にとって有利である。
【0046】
図示した線Lにより、領域616の均一化流路と領域617の分岐との間の接合部を位置づけられる。ここで、均一化流路は、接合部のレベルで2つの分岐に分割される。均一化流路は、均一化流路でのヘッド損失が連続して増加しないように、好適には接合部のレベルで少なくとも3つの分岐に分割される。前記した接合部のそれぞれは、好適には、均一化流路に、注入オリフィス512から0.3×Lch〜0.7×Lchの間に配置される。但し、Lchは、接合部が位置する均一化流路の長さである。
【0047】
説明した例では、領域617の各分岐は、好適には複数の流路618への排出を行う。領域617の各分岐は、領域616でのヘッド損失が増加しないように、好適には少なくとも3つの流路618への排出を行う。
【0048】
領域616の均一化流路は領域617の分岐よりも少ないので、領域616の均一化流路は、領域618に対して、それらの分岐よりも傾斜していてもよい。このような傾斜の増加は、均一化領域614の面積を制限でき、これによりバイポーラ板及びスタックの全体的な寸法を制限できる。領域617の分岐は、好適には、流路618に対して少なくとも20°の角度である。領域616の均一化流路は、好適には、流路618に対して少なくとも40°の角度であり、領域617に対して少なくとも20°の角度である。また、流路に対する均一化流路の傾斜により、流路及び均一化流路に断面を使用させることができるが、後者はそれほど多くはない。同様に、第2のセクションの分岐に対する第1のセクションの流路の傾斜によって、第2のセクションの分岐と同じ断面を有する流路を有する第1のセクションが可能となる。特に、入口の最も短い均一化流路が共有流路の出口でのより長い均一化流路によって補償される場合、同じ断面を用いることで、全ての流路を通じて同じ流れ状態を容易に規定することができる。
【0049】
図5は、流路の出口圧力差を横方向位置の関数として示した図である。横座標は流路のインデックスに対応し、縦座標は圧力差(パスカル)に対応する。
図5は、4つの流路への供給を行う接合部を有しない均一化流路を有する先行技術にかかる均一化領域(最上の曲線)、2つの流路への供給を行う接合部を有しない均一化流路を有する先行技術にかかる均一化領域(最下の曲線)、及び、本発明にかかる均一化領域614(中間の線)でのシミュレーション結果を示している。均一化領域614によって、全体的な寸法を大幅に低減できる一方で、流路618において比較的小さな圧力差を維持できることが見て取れる。
【0050】
領域616の均一化流路のそれぞれの断面は、好適には、流路618のそれぞれの断面と同一であり、これにより、領域616の均一化流路と流路618との間の最大の傾斜において、最も小型化することができる。更に、領域616の均一化流路の同じ断面によって、流れ状態の良好な制御及び上記した流れ状態の均一化を実現することができる。領域又はセクション616の均一化流路の断面は、好適には、領域又はセクション617の分岐の断面と等しく、やはり流れ状態の制御及び均一化に好都合である。
【0051】
バイポーラ板は、酸化剤の均一化領域と、バイポーラ板に垂直でバイポーラ板の中心を通る直線領域に対して均一化領域614と対称な形状を有する、均一化領域614に対して垂直に配置された水流路を有してもよい。異なる流れのヘッド損失差を利用するために、アシンメトリーの均一化領域を設けることも可能である。例えば、二水素タイプの燃料均一化流路は、酸化剤均一化流路よりも大きな傾斜を有しもよい。これにより、
図3に示すマニホールド592及び594は、
図9に示す例のように入れ替わる。
【0052】
図6は、流路618を通過する流れの経路のそれぞれにおけるヘッド損失をバランスさせることができる変形バイポーラ板の上面図である。均一化領域634は、反応領域619の流路618に対して、均一化領域614の反対側に形成される。均一化領域634は、バイポーラプレートに垂直な軸に対して、流域614と実質的に対称な形状を有する。このような軸は、この図において点Oによって識別される。これにより、流路618のいずれかを通過する流れの経路は、平面Pに平行な中央面に対して対称に配置された流路を通過する流れ経路と同一となる。均一化領域614、前記流路618及び均一化領域634を通過する全ての流れ経路の長さは、好適には同一である。この種の流れ状態の均一性は、各流路、均一化流路及び均一化流路の分岐のそれぞれの同一の断面によって更に補強される。
【0053】
流れ経路の入口と出口との間の僅かな流れ状態の差(例えば、水の量の増加など)を考慮するため、均一化領域614は、均一化領域634とは異なる形状を有することができ、例えば、2つの均一化領域の均一化流路で異なる角度をとることができる。均一化領域及び流路及び分岐と前記流路との間の角度のために、いくつかの均一化分岐及び流路は他のものよりも短くなる。流路の端部における流れ経路間でほぼ同様の長さを維持するため、均一化流路及びこの流路への排出を行う領域614 の流路が短くなるほど、均一化流路及びこの流路への排出を行う領域634の流路が長くなる。実際に、所定の流路618に対して、流路618への排出を行う領域614の均一化分岐及び流路と領域634の均一化分岐及び流路は、バイポーラ板に垂直な平面の反対側に配置され、かつ、流路618の方向に延在している。
【0054】
図6に、均一化領域614及び634の配置の第1の設計例を示す。この設計により、均一化領域のコンパクト性を最適化できる。この例では、線A−Bは流路618の端部を通過する。線A−Cは、点Aで線A−Bと交差するように引かれる。接合部は、線A−Cに沿って配置される。よって、均一化領域617は、線A−B及びA−Cの間に位置しており、より詳細には三角形ABCに囲まれている。この例では、線A−Dが注入領域586と均一化領域616との間の接合部を規定し、この線は線A−Bと点Aで交差する。よって、均一化領域616は、線A−D及びA−Cの間に位置しており、より詳細には三角形ADCに囲まれている。同様に、均一化領域634は、三角形A’B’C’で囲まれる均一化領域636と三角形A’D’C’で囲まれる均一化領域637とに分割される。冷却液用及び酸化剤用の接合部領域は、たとえば、それぞれセグメントBC及びCDに配置されてもよい。
【0055】
図7に、均一化領域614及び634の配置の第2の設計例を示す。前の例と同様に、均一化領域634は、バイポーラ板に垂直な軸に対して、領域614と実質的に対称な形状を有する。この種の軸は、図において点Oとして認識される。よって、任意の流路618を通過する流れ経路は、平面Pに平行なバイポーラ板の中央面に対して対称に配置された流路を通過する流れ経路と同一である。ここで、均一化領域616及び617は、四角形で囲まれる。均一化領域614の均一化流路は、その次数が比較的近い長さを有し、その結果、それらを通る流れのヘッド損失も比較的近い。
【0056】
図8に、均一化領域614及び634の配置の第3の設計例を示す。この例では、領域616の均一化流路と均一化領域617の分岐との間の接合部は、曲線上に配置される。この図で示すように、この種の構成は、例えば、円形又は楕円形のマニホールド596又は591と一致するように意図されている。
【0057】
図10に、均一化領域614及び634の配置の第4の設計例を示す。この設計により、均一化領域のコンパクト性を最適化でき、かつ、均一化流路及び均一化流路の分岐のそれぞれで、同じ断面を保証できる。この例では、線A−Bが流路618の端部を通過する。線A−Cは、点Aで線A−Bと交差するように引かれる。接合部は、線A−Cに沿って配置される。よって、均一化領域617は、線A−B及びA−Cの間に位置しており、より詳細には三角形ABCに囲まれている。この例では、線A−Dが注入領域(不図示)と均一化領域616との間の接合部を規定し、この線は、点Aで線A−Bと交差する。よって、均一化領域616は、線A−Dと線A−Cとの間に配置され、かつ、より正確に三角形ADCに囲まれる。同様に、均一化領域634は、図示しないが、同様の構造を有する。
【0058】
値hは、領域619の流路の全体的な幅を規定する。領域617の流路の幅と領域619の流路の幅との比は、値ε1を有する(流路が厳密に同じ幅を有しない場合には、ε1は、好適には0.95及び1.25の間である。)。領域616の流路のピッチと領域617の流路のピッチとの比は、値ε2を有する(流路が厳密に同じ幅を有しない場合には、ε2は、好適には0.95及び1.25の間である。)。例示では、(領域617の均一化流路の端部を示す)線A−Bと領域619の流路との間にはオフセットdyが存在する。ここで、領域616及び617の流路の角度の変化を点Aに近づけるため、点Aは横方向に距離dxだけオフセットされている。
【0059】
セグメントBCは、中心A、直径h/2×ε1+dx(ここで、例えばε1=1.1)の円の接線を点Bから引くことで描かれる。点Cは、ABとACとの間で角度値α1(ここでは10°)を選択することで得られる。セグメントCDは、中心A、直径h/4×ε1×ε2+dx(ここで、例えばε2=1.1)の円の接線を点Cから引くことで描かれる。点Dは、ACとADとの間で角度値α2(ここでは20°)を選択することで得られる。
【0060】
dx、dy、ε1、ε2、α1、α2の大きさは、以下の基準を満たすための均一化領域614の配置の調整を可能とするパラメータである。前記した基準は、四角形ABCDの面積、均一化領域614のヘッド損失、領域619の各流路での平均流測に対する偏差、バイポーラプレートの他方のシート上の対面する均一化領域との一致可能性、プレートを循環する他の流体の排出マニホールドの寸法との一貫性である。
【0061】
値は、好適には、以下のとおりである。dx=0、dy=0、ε1=1、ε2=1、α1+α2=30°である。
【0062】
一般的に、好適には以下の規則が遵守される。0<dx<h/10、0<dy<5mm、10°<α1+α2<60°である。
【0063】
図9は、本発明にかかるバイポーラ板5の他の実施の形態のシート61の部分上面図である。この例では、均一化領域は、領域616、領域641及び領域617の3つの均一化領域に分割される。均一化領域616は、第1のセクションを形成し、かつ、注入オリフィス512が排出を行う均一化流路を有する。均一化領域617は、第2のセクションを形成し、かつ、流路618への排出を行う分岐を有する。均一化領域641は、第3のセクションを形成する。均一化領域641は、均一化領域616と均一化領域617との間の中間部を形成する。領域616の均一化流路のそれぞれは、領域641において複数の分岐に分割される。領域641の分岐のそれぞれは、領域617において更に複数の分岐に分割される。図示された線L1は、領域616の均一化流路と領域641の分岐との間の接合部のレベルに位置づけられる。図示された線L2は、領域641の分岐と領域617の分岐との間の接合部のレベルに位置づけられる。この種の構成では、領域616の均一化流路と領域618との間の角度を大きくすることで、均一化領域614をよりコンパクトにすることができる。各接合部のレベルでは、この例においては、2つの分岐への分岐部が存在する。また、領域617の各分岐は、2つの流路618への排出を行う。
【0064】
本発明は、燃料電池への二水素型燃料の注入を参照して説明されている。本発明は、例えばメタノールなどの他のタイプの燃料の注入にも同じく適用されることは勿論である。本発明は、例えば空気などの酸化剤の注入を参照して説明されている。本発明は、例えば酸素などの他のタイプの酸化剤の注入にも同じく適用されることは勿論である。
【0065】
本発明は、陽子交換膜タイプの燃料電池の電気化学反応器を参照して説明されている。本発明は、例えばバイポーラ板及び陽子交換膜のスタックを有する電解槽などの他のタイプの電気化学反応器にも同じく適用してもよいことは勿論である。
【0066】
本発明は、 流路と均一化流路とを有するバイポーラ板の外側の面がシートの盛り上がったパターンで規定される例を参照して説明した。説明した流路及び均一化流路は、バイポーラ板の2つの外側の面を規定する1つのコンポーネント内に等しく形成されてもよい。