【文献】
Intel Corporation,Evaluation of PUCCH proposals for CA with up to 32 CCs[online], 3GPP TSG-RAN WG1#81 R1-153079,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_81/Docs/R1-153079.zip>,2015年 5月29日,2節
【文献】
CATT,UL ACK/NACK Transmission Design in TDD with CA [online],3GPP TSG-RAN WG1#60 R1-100875,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_60/Docs/R1-100875.zip>,2010年 2月26日,2節、3節
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記PUCCHフォーマットの前記UCIシンボルの数がMである場合における前記PUCCHフォーマットの最大ペイロードサイズは、前記PUCCHフォーマットの前記UCIシンボルの数がN(N>1)である場合より小さく設定され、MはNより小さい、請求項1または請求項2に記載の方法。
SRS(Sounding Reference Signal)保護が要求されない場合、前記PUCCHフォーマットの前記UCIシンボルの数はN(N>1)であり、前記SRS保護が要求される場合、前記PUCCHフォーマットの前記UCIシンボルの数はN−1である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
前記端末のSRS(Sounding Reference Signal)伝送がない場合、前記PUCCHフォーマットの前記UCIシンボルの数はN(N>1)であり、前記端末の前記SRS伝送がある場合、前記PUCCHフォーマットの前記UCIシンボルの数はN−1である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
前記UCIシンボルは、SC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)シンボルを含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
前記UCIコードワードは、複数のサブブロックを含み、各サブブロックは、離散フーリエ変換後に前記PUCCHフォーマットのそれぞれのUCIシンボルにマッピングされる、請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
前記PUCCHフォーマットの前記UCIシンボルの数がMである場合における前記PUCCHフォーマットの最大ペイロードサイズは、前記PUCCHフォーマットの前記UCIシンボルの数がN(N>1)である場合より小さく設定され、MはNより小さい、請求項11または請求項12に記載のUE。
SRS(Sounding Reference Signal)保護が要求されない場合、前記PUCCHフォーマットの前記UCIシンボルの数はN(N>1)であり、前記SRS保護が要求される場合、前記PUCCHフォーマットの前記UCIシンボルの数はN−1である、請求項11〜15のいずれか一項に記載のUE。
前記端末のSRS(Sounding Reference Signal)伝送がない場合、前記PUCCHフォーマットの前記UCIシンボルの数はN(N>1)であり、前記端末の前記SRS伝送がある場合、前記PUCCHフォーマットの前記UCIシンボルの数はN−1である、請求項11〜16のいずれか一項に記載のUE。
前記UCIシンボルは、SC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)シンボルを含む、請求項11〜18のいずれか一項に記載のUE。
前記UCIコードワードは、複数のサブブロックを含み、各サブブロックは、離散フーリエ変換後に前記PUCCHフォーマットのそれぞれのUCIシンボルにマッピングされる、請求項11〜19のいずれか一項に記載のUE。
【発明を実施するための形態】
【0033】
以下の技術はCDMA(code division multiple access)、FDMA(frequency division multiple access)、TDMA(time division multiple access)、OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)、SC−FDMA(single carrier frequency division multiple access)などの多様な無線接続システムに用いられることができる。CDMAはUTRA(Universal Terrestrial Radio Access)又はCDMA2000のような無線技術(radio technology)によって具現可能である。TDMAはGSM(登録商標)(Global System for Mobile communications)/GPRS(General Packet Radio Service)/EDGE(Enhanced Data Rates for GSM(登録商標) Evolution)のような無線技術によって具現可能である。OFDMAはIEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802−20、E−UTRA(Evolved UTRA)などの無線技術によって具現可能である。UTRAはUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)の一部である。3GPP(3rd Generation Partnership Project)LTE(long term evolution)はE−UTRAを用いるE−UMTS(Evolved UMTS)の一部であり、下りリンクでOFDMAを採用し、上りリンクでSC−FDMAを採用する。LTE−A(Advanced)は3GPP LTEの進化したバージョンである。
【0034】
説明を明確にするために、3GPP LTE/LTE−Aを主に記述するが、本発明の技術的思想がこれに制限されるものではない。また、以下の説明で使う特定の用語は本発明の理解を助けるために提供したものであり、このような特定の用語は本発明の技術的思想を逸脱しない範疇内で他の形態に変更可能である。
【0035】
図1は無線フレーム(radio frame)構造を例示する。セルラーOFDM無線パケット通信システムにおいて、上りリンク/下りリンクデータパケット伝送サブフレーム(subframe)単位でなり、一つのサブフレームは多数のOFDMシンボルを含む一定時間区間と定義される。LTE(−A)はFDD(Frequency Division Duplex)のためのタイプ1無線フレーム構造及びTDD(Time Division Duplex)のためのタイプ2無線フレーム構造を支援する。
【0036】
図1(a)はタイプ1無線フレーム構造を例示する。下りリンク無線フレームは10個のサブフレームで構成され、一つのサブフレームは時間領域(time domain)で2個のスロット(slot)で構成される。一つのサブフレームが送信されるのにかかる時間をTTI(transmission time interval)と言う。例えば、一つのサブフレームの長さは1msであり、一つのスロットの長さは0.5msであってもよい。一つのスロットは時間領域で複数のOFDMシンボルを含み、周波数領域で多数のリソースブロック(Resource Block、RB)を含む。LTE(−A)システムにおいては下りリンクでOFDMAを使うので、OFDMシンボルが一つのシンボル区間を示す。OFDMシンボルはSC−FDMAシンボル又はシンボル区間と言うこともできる。リソース割当て単位としてのリソースブロック(RB)は一つのスロットで複数の連続的な副搬送波(subcarrier)を含むことができる。
【0037】
一つのスロットに含まれるOFDMシンボルの数はCP(Cyclic Prefix)の構成(configuration)によって変わることができる。例えば、OFDMシンボルが正規CP(normal CP)を有する場合、スロットに含まれるOFDMシンボルの数は7個であり、拡張CP(extended CP)を有する場合、スロットに含まれるOFDMシンボルの数は6個であってもよい。
【0038】
図2(b)はタイプ2無線フレーム構造を例示する。タイプ2無線フレームは2個のハーフフレーム(half frame)で構成され、各ハーフフレームは5個のサブフレームで構成される。サブフレームは2個のスロットで構成される。
【0039】
表1はTDDモードで無線フレーム内のサブフレームのUL−DL構成(Uplink−Downlink Configuration、UL−DL Cfg)を例示する。
【0041】
表1で、Dは下りリンクサブフレームを、Uは上りリンクサブフレームを、Sはスペシャル(special)サブフレームを示す。
【0042】
スペシャルサブフレームはDwPTS(Downlink Pilot Time Slot)、GP(Guard Period)、UpPTS(Uplink Pilot TimeSlot)を含む。DwPTSは下りリンク伝送用として留保された時間区間であり、UpPTSは上りリンク伝送用として留保された時間区間である。
【0043】
表2はスペシャルサブフレーム構成によるDwPTS/GP/UpPTSの長さを例示する。表2で、Tsはサンプリング時間を示す。
【0045】
無線フレームの構造は例示に過ぎなく、無線フレームでサブフレームの数、スロットの数、シンボルの数は多様に変更可能である。
【0046】
図2は下りリンクスロットのリソースグリッドを例示する。
【0047】
図2を参照すると、下りリンクスロットは時間ドメインで複数のOFDMシンボルを含む。一つの下りリンクスロットは7(6)個のOFDMシンボルを含み、リソースブロック(Resource Block、RB)は周波数ドメインで12個の副搬送波を含むことができる。リソースグリッド上の各要素(element)はリソース要素(Resource Element、RE)と言う。一つのRBは12×7(6)個のREを含む。下りリンクスロットに含まれるRBの数NRBは下りリンク伝送帯域による。上りリンクスロットの構造は下りリンクスロットの構造と同一であるが、OFDMシンボルがSC−FDMAシンボルに取り替えられる。
【0048】
図3は下りリンクサブフレームの構造を例示する。
【0049】
図3を参照すると、サブフレームの一番目スロットにおいて前側に位置する最大3(4)個のOFDMシンボルは制御チャネルが割り当てられる制御領域に対応する。残りのOFDMシンボルはPDSCH(Physical Downlink Shared CHancel)が割り当てられるデータ領域に相当する。下りリンク制御チャネルの例は、PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)、PHICH(Physical hybrid ARQ indicator Channel)などを含む。PCFICHはサブフレームの一番目OFDMシンボルで送信され、サブフレーム内で制御チャネルの伝送に使われるOFDMシンボルの数についての情報を運ぶ。PHICHは上りリンク伝送に対する応答であり、HARQ ACK/NACK(Hybrid Automatic Repeat request acknowledgment/negative−acknowledgment)信号を運ぶ。
【0050】
PDCCHを介して送信される制御情報をDCI(Downlink Control Information)と言う。DCIフォーマットは上りリンク用にフォーマット0、3、3A、4、下りリンク用にフォーマット1、1A、1B、1C、1D、2、2A、2B、2Cなどのフォーマットが定義されている。DCIフォーマットは用途によってホッピングフラグ(hopping flag)、RB割当て、MCS(Modulation Coding Scheme)、RV(Redundancy Version)、NDI(New Data Indicator)、TPC(Transmit Power Control)、DMRS(DeModulation Reference Signal)のための循環シフト、CQI(Channel Quality Information)要請、HARQプロセス番号、TPMI(Transmitted Precoding Matrix Indicator)、PMI(Precoding Matrix Indicator)などの情報を選択的に含む。
【0051】
PDCCHは下りリンク共有チャネル(Downlink Shared Channel、DL−SCH)の伝送フォーマット及びリソース割当て情報、上りリンク共有チャネル(Uplink Shared Channel、UL−SCH)の伝送フォーマット及びリソース割当て情報、ページングチャネル(Paging CHannel、PCH)上のページング情報、DL−SCH上のシステム情報、PDSCH上で送信されるランダム接続応答のような上位階層制御メッセージのリソース割当て情報、端末グループ内の個別端末に対するTxパワー制御命令セット、Txパワー制御命令、VoIP(Voice over IP)の活性化指示情報などを運ぶ。複数のPDCCHが制御領域内で送信されることができる。端末は複数のPDCCHをモニターすることができる。PDCCHは一つ又は複数の連続した制御チャネル要素(Control Channel Element、CCE)の集合(aggregation)上で送信される。CCEはPDCCHに無線チャネル状態に基づくコーディングレートを提供するのに使われる論理的割当てユニットである。CCEは複数のリソース要素グループ(Resource Element Group、REG)に対応する。PDCCHのフォーマット及びPDCCHビットの数はCCEの数によって決定される。基地局は端末に送信されるDCIによってPDCCHフォーマットを決定し、制御情報にCRC(Cyclic Redundancy Check)を付け加える。CRCはPDCCHの所有者又は使用目的によって識別子(例えば、RNTI(Radio Network Temporary Identifier))でマスキングされる。例えば、PDCCHが特定の端末のためのものである場合、該当端末の識別子(例えば、Cell−RNTI(C−RNTI))がCRCにマスキングされることができる。PDCCHがページングメッセージのためのものである場合、ページング識別子(例えば、Paging−RNTI(P−RNTI))がCRCにマスキングされることができる。PDCCHがシステム情報(より具体的に、システム情報ブロック(System Information Block、SIB))のためのものである場合、SI−RNTI(System Information RNTI)がCRCにマスキングされることができる。PDCCHがランダム接続応答のためのものである場合、RA−RNTI(Random Access−RNTI)がCRCにマスキングされることができる。
【0052】
図5はLTEで使われる上りリンクサブフレームの構造を例示する。
【0053】
図5を参照すると、上りリンクサブフレームは複数(例えば、2個)のスロットを含む。スロットはCP長によって相異なる数のSC−FDMAシンボルを含むことができる。上りリンクサブフレームは周波数領域でデータ領域と制御領域に区分される。データ領域はPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)を含み、音声などのデータ信号を送信するのに使われる。制御領域はPUCCH(Physical Uplink Control Channel)を含み、上りリンク制御情報(Uplink Control Information、UCI)を送信するのに使われる。PUCCHは周波数軸でデータ領域の両端部に位置するRB対(RB pair)を含み、スロットを境界としてホッピングする。
【0054】
PUCCHは次の制御情報を送信するのに使われることができる。
【0055】
−SR(Scheduling Request):上りリンクUL−SCHリソースを要請するのに使われる情報である。OOK(On−Off Keying)方式で送信される。
【0056】
−HARQ ACK/NACK:PDSCH上の下りリンクデータパケットに対する応答信号である。下りリンクデータパケットが成功的に受信されたかを示す。単一下りリンクコードワード(CodeWord、CW)に対する応答としてACK/NACK1ビットが送信され、二つの下りリンクコードワードに対する応答としてACK/NACK2ビットが送信される。
【0057】
−CQI(Channel Quality Indicator):下りリンクチャネルについてのフィードバック情報である。MIMO(Multiple Input Multiple Output)関連フィードバック情報はRI(Rank Indicator)、PMI(Precoding Matrix Indicator)、PTI(Precoding Type Indicator)などを含む。サブフレーム当たり20ビットが使われる。
【0058】
表3はLTEでPUCCHフォーマットとUCIのマッピング関係を示す。
【0060】
図5はPUCCHフォーマット1a/1bのスロットレベル構造を示す。PUCCHフォーマット1a/1bはACK/NACK伝送に使われる。正規CPの場合、SC−FDMA #2/#3/#4がDMRS(Demodulation Reference Signal)伝送に使われる。拡張CPの場合、SC−FDMA #2/#3がDM RS伝送に使われる。よって、スロットで4個のSC−FDMAシンボルがACK/NACK伝送に使われる。便宜上、PUCCHフォーマット1a/1bをPUCCHフォーマット1と言う。
【0061】
図5を参照すると、1ビット[b(0)]及び2ビット[b(0)b(1)]ACK/NACK情報はそれぞれBPSK(Binary Phase Shift Keying)及びQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)変調方式で変調され、一つのACK/NACK変調シンボルが生成される(d0)。ACK/NACK情報においてそれぞれのビット[b(i)、i=0、1]は該当DL伝送ブロックに対するHARQ応答を示し、ポジティブACKの場合、該当ビットは1として与えられ、ネガティブACK(NACK)の場合、該当ビットは0として与えられる。表4は既存LTEにおいてPUCCHフォーマット1a及び1bのために定義された変調テーブルを示す。
【0063】
PUCCHフォーマット1a/1bは周波数ドメインで循環シフト(αcs、x)を行い、時間ドメインで直交拡散コード(例えば、Walsh−Hadamard又はDFTコード)(w0、w1、w2、w3)を用いて拡散を行う。周波数及び時間ドメインの両方でコード多重化が使われるので、より多くの端末が同じPUCCH RB上に多重化することができる。
【0064】
図6はPUCCHフォーマット2/2a/2bのスロットレベル構造を示す。PUCCHフォーマット2/2a/2bはCQI伝送に使われる。正規CPの場合、一つのサブフレームはRSシンボルの外に10個のQPSKデータシンボルで構成される。それぞれのQPSKシンボルはCSによって周波数ドメインで拡散された後、該当SC−FDMAシンボルにマッピングされる。SC−FDMAシンボルレベルCSホッピングはインタセル干渉をランダム化するために適用可能である。RSは循環シフトを用いてCDMによって多重化することができる。例えば、可用のCSの数が12又は6であると仮定すれば、同じPRB内にそれぞれ12個又は6個の端末が多重化することができる。
【0065】
図7はスロットレベルのPUCCHフォーマット3構造を例示する。PUCCHフォーマット3は複数のACK/NACK情報を送信するのに使われ、CSI及び/又はSRを一緒に送信することができる。
【0066】
図7を参照すると、一つのシンボルシーケンスが周波数領域にわたって送信され、該当シンボルシーケンスにOCCに基づく時間ドメイン拡散が適用される。具体的に、長さ5(又は長さ4)のOCC(C1〜C5)を用いて一つのシンボルシーケンス({d1、d2、…})から5個のSC−FDMAシンボル(すなわち、UCIデータパート)が生成される。ここで、シンボルシーケンス({d1、d2、…})は変調シンボルシーケンス又はコードワードビットシーケンスを意味することができる。シンボルシーケンス({d1、d2、…})はジョイントコーディング(例えば、Reed−Muller code、Tail−biting convolutional codeなど)、ブロック拡散(Block−spreading)、SC−FDMA変調によって複数のACK/NACK情報から生成されることができる。
【0067】
PUCCHフォーマット3のためのACK/NACKペイロードはセル別に構成された後、セルインデックスの順に連結される。具体的に、c番目サービングセル(又はDL CC)のためのHARQ−ACKフィードバックビットは
【化1】
として与えられる(c≧0)。O
ACKcはc番目サービングセルのためのHARQ−ACKペイロードのビット数(すなわち、サイズ)を示す。c番目サービングセルに対し、単一伝送ブロック伝送を支援する伝送モードが設定されるか空間バンドリングが適用される場合、O
ACKc=B
DLcとして与えられることができる。HARQ−ACKフィードバックビットはHARQ−ACK応答がACKの場合に1にセットされ、NACK又はDTXの場合に0にセットされる。
【0068】
一方、c番目サービングセルに対し、複数(例えば、2)の伝送ブロック伝送を支援する伝送モードが設定され、空間バンドリングが適用されない場合、O
ACKc=2B
DLcとして与えられることができる。HARQ−ACKフィードバックビットがPUCCHを介して送信されるかHARQ−ACKフィードバックビットがPUSCHを介して送信されるが、前記PUSCHに対応するWが存在しない場合(例えば、SPS方式に基づくPUSCH)、B
DLc=Mとして与えられる。Mは表3に定義されたKセット内の元素数を示す。TDD UL−DL構成が#1、#2、#3、#4、#6であり、HARQ−ACKフィードバックビットがPUSCHを介して送信される場合、B
DLc=W
UL DAIとして与えられる。W
UL DAIはULグラントPDCCH内のUL DAIフィールドが指示する値を示し(表7)、簡単にWで表示する。TDD UL−DL構成が#5の場合、
【化2】
として与えられる。ここで、UはUcのうち最大値を示し、Ucはc番目サービングセルにおいてサブフレームn−kで受信されたPDSCH(等)及び(下りリンク)SPS解除を指示するPDCCHの総数を示す。サブフレームnはHARQ−ACKフィードバックビットが送信されるサブフレームである。
【化3】
は上限関数(ceiling function)を示す。
【0069】
c番目サービングセルに対し、単一伝送ブロック伝送を支援する伝送モードが設定されるか空間バンドリングが適用される場合、該当サービングセルのHARQ−ACKペイロード内で各ACK/NACKの位置は
【化4】
として与えられる。DAI(k)はDLサブフレームn−kで検出されたPDCCHのDL DAI値を示す。一方、c番目サービングセルに対し、複数(例えば、2個)の伝送ブロック伝送を支援する伝送モードが設定され、空間バンドリングが適用されない場合、該当サービングセルのHARQ−ACKペイロード内で各ACK/NACKの位置は
【化5】
として与えられる。
【化6】
はコードワード0のためのHARQ−ACKを示し、
【化7】
はコードワード1のためのHARQ−ACKを示す。コードワード0とコードワード1はスワッピングによってそれぞれ伝送ブロック0と1、又は伝送ブロック1と0に対応する。SR伝送のために設定されたサブフレームでPUCCHフォーマット3が送信される場合、PUCCHフォーマット3はACK/NACKビットとSR1−ビットを一緒に送信する。
【0070】
図8は単一セルの状況でTDD UL ACK/NACK送信過程を示す。
【0071】
図8を参照すると、端末はM個のDLサブフレーム(Subframe、SF)上で一つ以上のDL伝送(例えば、PDSCH信号)を受信することができる(S502_0〜S502_M−1)。それぞれのPDSCH信号は伝送モードによって一つ又は複数(例えば、2個)の伝送ブロック(TB)(又はコードワード(CW))を送信するのに使われる。また、図示されていないが、段階S502_0〜S502_M−1でACK/NACK応答を要するPDCCH信号、例えばSPS解除を指示するPDCCH信号(簡単に、SPS解除PDCCH信号)も受信されることができる。M個のDLサブフレームにPDSCH信号及び/又はSPS解除PDCCH信号が存在すれば、端末はACK/NACKを送信するための過程(例えば、ACK/NACK(ペイロード)生成、ACK/NACKリソース割当てなど)によって、M個のDLサブフレームに対応する一つのULサブフレームを介してACK/NACKを送信する(S504)。ACK/NACKは段階S502_0〜S502_M−1のPDSCH信号及び/又はSPS解除PDCCH信号に対する受信応答情報を含む。ACK/NACKは基本的にPUCCHを介して送信されるが、ACK/NACK伝送時点にPUSCH伝送がある場合、ACK/NACKはPUSCHを介して送信されることができる。ACK/NACK伝送のために表3の多様なPUCCHフォーマットが使われることができる。また、送信されるACK/NACKビット数を減らすために、ACK/NACKバンドリング(bundling)、ACK/NACKチャネル選択(channel selection)のような多様な方法が使われることができる。
【0072】
上述したように、TDDではM個のDLサブフレームで受信したデータに対するACK/NACKが一つのULサブフレームを介して送信され(すなわち、MDLSF(s):1UL SF)、これらの間の関係はDASI(Downlink Association Set Index)によって与えられる。
【0073】
表5はLTE(−A)に定義されたDASI(K:{k
0,k
1,…k
M−1})を示す。表5はACK/NACKを送信するULサブフレームの立場で自分と関連されたDLサブフレームとの間隔を示す。具体的に、サブフレームn−k(k∈K)にPDSCH伝送及び/又はSPS解除PDCCHがある場合、端末はサブフレームnで対応するACK/NACKを送信する。
【0075】
一方、FDDでは一つのDLサブフレームで受信したデータに対するACK/NACKが一つのULサブフレームを介して送信され、k=4である。すなわち、サブフレームn−4にPDSCH伝送及び/又はSPS解除PDCCHがある場合、端末はサブフレームnで対応するACK/NACKを送信する。
【0076】
図9はキャリア併合(Carrier Aggregation、CA)通信システムを例示する。LTE−Aシステムは、より広い周波数帯域を使うために、複数のUL/DL周波数ブロック併合してより大きなUL/DL帯域幅を支援するキャリア併合(Carrier Aggregation又はbandwidth aggregation)技術を使う。各周波数ブロックはコンポーネントキャリア(Component Carrier、CC)を用いて送信される。コンポーネントキャリアは該当周波数ブロックのためのキャリア周波数(又は中心キャリア、中心周波数)として理解可能である。
【0077】
図9を参照すると、複数のUL/DLコンポーネントキャリア(Component Carrier、CC)はより広いUL/DL帯域幅を支援することができる。CCは周波数領域で互いに隣接するか隣接しない。各CCの帯域幅は独立的に決定できる。UL CCの数とDL CCの数が違う非対称キャリア併合も可能である。例えば、DL CCが2個、UL CCが1個である場合には、2:1で対応するように構成可能である。DL CC/UL CCリンクはシステムに固定されているか半静的に構成されることができる。また、システムの全帯域がN個のCCで構成されても、特定の端末がモニタリング/受信することができる周波数帯域はL(<N)個のCCに限定されることができる。キャリア併合に対する多様なパラメーターはセル特定(cell−specific)、端末グループ特定(UE group−specific)又は端末特定(UE−specific)方式で設定されることができる。一方、制御情報は特定のCCを介してだけ送受信されるように設定できる。このような特定のCCをプライマリーCC(Primary CC、PCC)(又はアンカーCC)と言い、残りのCCをセカンダリーCC(Secondary CC、SCC)と言うことができる。
【0078】
LTE−Aは無線リソースを管理するためにセル(cell)の概念を使用する[36.300V10.2.0(2010−12)5.5.Carrier Aggregation;7.5. Carrier Aggregation参照]。セルは下りリンクリソースと上りリンクリソースの組合せと定義され、上りリンクリソースは必須要素ではない。よって、セルは下りリンクリソースの単独、又は下りリンクリソース及び上りリンクリソースで構成されることができる。キャリア併合が支援される場合、下りリンクリソースのキャリア周波数(又は、DL CC)と上りリンクリソースのキャリア周波数(又は、UL CC)の間のリンケージ(linkage)はシステム情報によって指示されることができる。プライマリー周波数(又はPCC)上で動作するセルをプライマリーセル(Primary Cell、PCell)と言い、セカンダリー周波数(又はSCC)上で動作するセルをセカンダリーセル(Secondary Cell、SCell)と言うことができる。PCellは端末が初期連結設定(initial connection establishment)過程を行うか連結再設定過程を行うのに使われる。PCellはハンドオーバー過程で指示されたセルを示すこともできる。SCellはRRC連結が設定された後に構成可能であり、追加的な無線リソースを提供するのに使われることができる。PCellとSCellはサービングセルと通称することができる。よって、RRC_CONNECTED状態にあるがキャリア併合が設定されなかったかキャリア併合を支援しない端末の場合、PCellのみで構成されたサービングセルがただ一つ存在する。一方、RRC_CONNECTED状態にあるとともにキャリア併合が設定された端末の場合、一つ以上のサービングセルが存在し、全てのサービングセルにはPCellと全てのSCellが含まれる。キャリア併合のために、ネットワークは初期保安活性化(initial security activation)過程が開始された後、連結設定過程で初期に構成されるPCellに付け加えて一つ以上のSCellをキャリア併合を支援する端末のために構成することができる。
【0079】
クロスキャリアスケジューリング(又はクロスCCスケジューリング)が適用される場合、下りリンク割当てのためのPDCCHはDL CC#0に送信され、該当PDSCHはDL CC#2に送信されることができる。クロスCCスケジューリングのために、キャリア指示フィールド(Carrier Indicator Field、CIF)の導入を考慮することができる。PDCCH内でCIFの存在有無は上位階層シグナリング(例えば、RRCシグナリング)によって半静的及び端末特定(又は端末グループ特定)方式で設定されることができる。PDCCH伝送ベースラインを要約すると次のようである。
【0080】
−CIFディセーブルド(disabled):DL CC上のPDCCHは同じDL CC上のPDSCHリソースを割り当てるか一つのリンクされたUL CC上のPUSCHリソースを割り当てる
【0081】
−CIFイネーブルド(enabled):DL CC上のPDCCHはCIFを用いて複数の併合されたDL/UL CCのうち特定のDL/UL CC上のPDSCH又はPUSCHリソースを割り当てることができる
【0082】
CIFが存在する場合、基地局は、端末側のBD複雑度を低めるために、PDCCHモニタリングDL CCセットを割り当てることができる。PDCCHモニタリングDL CCセットは併合された全てのDL CCの一部として一つ以上のDL CCを含み、端末は該当DL CC上でのみPDCCHの検出/デコーディングを行う。すなわち、基地局が端末にPDSCH/PUSCHをスケジュールする場合、PDCCHはPDCCHモニタリングDL CCセットを介してのみ送信される。PDCCHモニタリングDL CCセットは端末特定(UE−specific)、端末グループ特定又はセル特定(cell−specific)方式で設定されることができる。用語“PDCCHモニタリングDL CC”はモニタリングキャリア、モニタリングセルなどの等価の用語に取り替えられることができる。また、端末のために併合されたCCはサービングCC、サービングキャリア、サービングセルなどの等価の用語に取り替えられることができる。
【0083】
図10は複数のキャリアが併合された場合のスケジューリングを例示する。図面は3個のDL CCが併合され、DL CCAがPDCCHモニタリングDL CCに設定された場合を例示する。DL CCA〜CはサービングCC、サービングキャリア、サービングセルなどと言える。CIFがディセーブルされた場合、それぞれのDL CCはLTE PDCCH規則に従ってCIFなしに自分のPDSCHをスケジュールするPDCCHのみを送信することができる。一方、CIFがイネーブルされた場合、DL CCA(モニタリングDL CC)はCIFを用いてDL CCAのPDSCHをスケジュールするPDCCHだけでなく他のCCのPDSCHをスケジュールするPDCCHも送信することができる。この場合、PDCCHモニタリングDL CCに設定されなかったDL CCB/CではPDCCHが送信されない。
【0084】
■UCIコーディングレートを考慮したUCI伝送方案
【0085】
現在、Rel−10/11/12に基づくLTE−Aシステムは、一つの端末に対して最大5個までのセル/キャリア(以下、セルという)に対するCAを支援することができる。また、PUCCHはPCellのみを介して送信される構造になっている。一方、次期のシステムでは、より高いデータ伝送率を目的で一つの端末に対して5個以上のセルを併合することを考慮している。この場合、セル数の増加によるUCIサイズの増加に鑑み、既存PUCCHフォーマット(例えば、PUCCHフォーマット3)より大きなサイズのペイロードを支援する新たなPUCCHフォーマットを考慮することができる。また、UCI伝送頻度数/サイズ増加及びこれによるPCellでのPUCCHリソース負担を軽減させるために、特定のSCell(以下、ACell)を介してもPUCCH伝送ができるように設定する方案を考慮することができる。
【0086】
既存CAの状況では、HARQ−ACK(以下、A/N)フィードバック伝送方式として、PUCCHフォーマット3(以下、PF3)に基づく方法が設定されることができる。PF3は最大5個のセル間のCA状況に適用可能である。PF3は各セルに対応するA/N(ビット)そのままを一つのペイロードで構成し、一連のコーディング(例えば、RM(Reed Muller)code)過程によって生成された符号化したビットをPF3リソース上にマッピング/伝送する方法である。PF3に基づいて伝送可能な最大UCIコード入力サイズは20又は21ビットであり、これに対応するUCIコード出力サイズは48ビットである。PF3リソースは(クロスCCスケジューリング設定有無に関係なく)上位階層信号(例えば、RRC)によって(前もって)設定された複数のPF3リソースの一つとして割り当てられることができる。例えば、RRCを介して(前もって)設定された複数のPF3リソースのうち、SCellをスケジュールするDLグラント内のARIによって指示されるPF3リソースがA/N伝送に使われることができる。ARIはSCell上のPDSCHに対応するPDCCHのTPC(Transmit Power Control)フィールドに含まれることができる。互いに異なるPF3リソースはRB、OCC、CSの少なくとも一つによって区分されることができる。一方、次期システムの場合、より多い数のセルでCAが構成され、これに対応するA/Nフィードバック伝送のためにより多くのUL制御リソース(例えば、多数のRB、小さな長さのOCC、大きな間隔のCSなど)を占める新たなPUCCHフォーマット(以下、PF4)の導入を考慮することができる。PF4を介し、より大きなサイズのペイロードを支援することができる。
【0087】
一方、PF4の場合、DMRSシンボル数、OCCの長さなどの構造によって、(SRS伝送及び保護のために設定される)短縮(shortened)PUCCHフォーマットを使ったときのUCIコード出力サイズが正規PUCCHフォーマットを使った場合と違うことがある。例えば、短縮フォーマットでのUCIコード出力サイズが正規PUCCHフォーマットでより減少することがあり、これによって短縮フォーマットを使う場合のUCIコーディングレートが正規フォーマットの場合より増加することがある。同様に、拡張CPに基づくPF4によるUCIコード出力サイズが正規CPに基づくPF4より減少することがあり、これによって拡張CPを使う場合のPF4を通じてのUCIコーディングレートが正規CPの場合より増加することがある。また、PUCCHによるA/Nと周期的CSIの同時伝送が設定された状況ではCSI報告SF(すなわち、二つのUCIを全て送信することができるSF)でのUCIコード入力サイズが一般SF(すなわち、CSI報告が設定されなくてA/Nのみを送信するSF)でより増加することがある。これにより、CSI報告SFでのUCIコーディングレートが一般SFでより増加することがある。このようなUCIコード入力/出力サイズの変化によるPUCCH上のUCIコーディングレートの変動は、特に、既存PF3とは違い(DMRSを除いた)時間/シンボル軸にOCCが適用されない形態のPF4構造(すなわち、PUSCH類似構造)で発生するか相対的に大きくなることがある。
【0088】
図11〜
図15を参照してより具体的に説明する。
【0089】
図11はPF4のスロットレベル構造を例示する。
図11はPF4がPUSCH類似構造を有する場合を例示する(
図4、データ領域参照)。すなわち、RS SC−FDMAシンボルがスロット別に一つのみ存在し、時間/シンボル軸にOCCが適用されない。これにより、それぞれのUCI SC−FDMAシンボル(図面のデータブロック)には相異なる情報が含まれる。例えば、シンボルシーケンス({d1、d2、…})はPF4の一番目UCI SC−FDMAシンボルから最後のUCI SC−FDMAシンボルまで順次含まれることができる。シンボルシーケンス({d1、d2、…})は(ジョイント)コーディング(例えば、Reed−Muller code、Tail−biting convolutional codeなど)によって複数のACK/NACKから生成されることができる。
【0090】
表6及び
図7はそれぞれLTEに定義されたSRS伝送のためのセル特定SRS伝送パラメーターと端末特定SRS伝送パラメーターを示す。
【0092】
T
SFCはセル特定サブフレーム構成(configuration)を示し、△
SFCはセル特定サブフレームオフセットを示す。srs−SubframeConfigは上位階層によって提供される。SRSは
【化8】
を満たすサブフレームを介して送信される。n
sはスロットインデックスを示す。
【化9】
は下限関数(flooring function)を示し、modはモジュロ(modulo)演算を示す。
【0094】
SRS構成インデックス(I
SRS)は端末別にシグナリングされ、各端末はISRSを用いてSRS伝送周期(T
SRS)とSRSサブフレームオフセット(T
offset)を確認する。
【0095】
セル特定SRS伝送パラメーターはセル内でSRS伝送のために占有されたサブフレームを端末に知らせ、端末特定SRS伝送パラメーターはSRSのために占有されたサブフレームのうち該当端末が実際に使うサブフレームを知らせる。その後、端末は端末特定SRS伝送パラメーターによって指定されたサブフレーム(端末特定SRSサブフレーム)の特定シンボル(例えば、最後のシンボル)を介してSRSを送信する。一方、セル特定SRS伝送パラメーターによって占有されたサブフレーム(セル特定SRSサブフレーム)でSRS伝送を保護するために、端末は該当サブフレームで実際にSRSを送信するかに関係なく、サブフレームの最後のシンボルで上りリンク信号を送信しないことが必要なこともある。
【0096】
図12〜
図14はPUCCHの正規フォーマットと短縮フォーマットを例示する。短縮フォーマットは自分のSRS又は他の端末のSRSを保護しなければならない場合に使われる。具体的に、(i)PUCCH伝送と自分のSRS伝送が同じサブフレームで衝突する場合(すなわち、端末特定SRSサブフレームでPUCCHを送信する場合)、(ii)PUCCH伝送と他の端末のSRS伝送が同じサブフレームで衝突し得る場合(すなわち、(a)セル特定SRSサブフレームでPUCCHを送信し、セル特定SRS帯域とPUCCHの伝送帯域が重なる場合、(b)セル特定SRSサブフレームでPUCCHを送信する場合)に短縮フォーマットが使われる。その外には正規フォーマットが使われる。PUCCHフォーマット2/2a/2bには短縮フォーマットが定義されない。CQIとSRSの衝突はスケジューリングによって回避されるかSRS伝送ドロップによって解消される。
【0097】
図12〜
図14を参照すると、PUCCHの短縮フォーマットはサブフレームの最後のSC−FDMAシンボルがPUCCH伝送から除かれる。よって、短縮フォーマットのUCI SC−FDMAシンボル数は正規フォーマットのUCI SC−FDMAシンボル数より一つ小さい。PF1とPF3はスロット単位で時間ドメインでOCCを適用するので、短縮フォーマットが使われる場合、二番目スロットでUCI SC−FDMAシンボルの数が減少することによってOCC長も減少する(
図12〜13)。一方、時間ドメインでPF4にOCCが適用されないので、短縮フォーマットが使われる場合、二番目スロットでUCI SC−FDMAシンボルの数が一つだけ減少する(
図14)。
【0098】
図15はUCIコーディングを例示する。UCIペイロード(すなわち、UCIコード入力)はコーディングブロックによってUCIコードワード(すなわち、UCIコード出力)に変換される。コーディング方法は既存の多様な方法(例えば、Reed−Muller code、Tail−biting convolutional codeなど)を用いて行うことができる。コーディングレートは[UCIペイロードサイズ/UCIコードワードサイズ]と定義される。UCIペイロードサイズがnビット、UCIコードワードサイズがmビットの場合、コーディングレートはn/mである。UCIコードワードは
図11のシンボルシーケンスに対応する。
【0099】
PF1はスロット単位で同じ情報が繰り返され、スロット内で一つのUCI SC−FDMAシンボルの情報がOCCを介して複数のUCI SC−FDMAシンボルに拡散する。すなわち、一つのUCI SC−FDMAシンボルの情報が全てのUCI SC−FDMAシンボルに繰り返される形態を有する。よって、UCIコードワードサイズは一つのSC−FDMAシンボルのリソースを基準に決定され、UCI SC−FDMAシンボルの数が変更されてもUCIコードワードサイズは一定である。具体的に、正規/短縮フォーマットでUCIコードワードサイズは1ビット(BPSK)又は2ビット(QPSK)として同一に維持される。同様に、PF3も、スロット内で複数のSC−FDMAシンボルにOCCが適用される。PF3は、スロット別に一つのUCI SC−FDMAシンボルの情報が全てのUCI SC−FDMAシンボルに繰り返される形態を有する。よって、UCI SC−FDMAシンボルの数が変更されてもUCIコードワードサイズは一定である。すなわち、正規/短縮フォーマットにおいて、UCIコードワードサイズは48ビット(QPSK)として同一に維持される。
【0100】
一方、PF4の場合、時間ドメインでOCCが適用されないので、UCIコードワードサイズは全てのUCI SC−FDMAシンボルのリソース量とマッチするように決定される。例えば、PF4のUCIコードワードサイズは全てのUCI SC−FDAMシンボルのRE数*変調次数(modulation order)として与えられることができる。よって、UCI SC−FDAMシンボルの数によってUCIコードワードサイズが変動し、それによってUCIコーディングレートも変動する。これにより、短縮フォーマットのコーディングレートが正規フォーマットのコーディングレートより増加することができる。
【0101】
このように、PF4の場合、UCIコーディングレートがSF別に違うことがあり、UCIコーディングレートがあまりにも増加する場合、UCI伝送信頼度が悪くなることがある。PF4がPUSCHと類似した構造を有するので、PUSCHでも伝送ブロックのコーディングレートがSF別に違うことがある。しかし、PUSCH伝送はHARQ過程が適用されるので、コーディングレートの増加によって伝送が失敗しても、再伝送によって復旧が可能である。しかし、UCIはHARQ過程が適用されないので、UCI伝送失敗がシステムに大きな影響を及ぼすことがある。特に、HARQ−ACKは動的に1回だけ送信される情報なので、伝送の失敗時に復旧ができない。
【0102】
これを解決するために、UCIコーディングレートが増加する状況でもUCI伝送性能を保障/維持することができる方案が必要なことがある。以下、CAの状況でSF別にUCIコード入力/出力サイズが変化することによってUCIコーディングレートが変わる場合を考慮した適応的なUCI伝送方案を提案する。具体的に、UCIコーディングレートが相対的に増加する状況(例えば、特定のSF)でUCI伝送性能に鑑みて次のような4方法を考慮することができる。一方、本発明において、A/Nは、特定のUCI(例えば、A/N(及び/又はSR)フィードバックそのもの又は周期的CSIフィードバック)又は互いに異なる複数のUCIの組合せ(例えば、A/N(及び/又はSR)と周期的CSIの組合せ)に代替/拡張可能である。また、本発明において、A/NはSRを含むことができる。
【0103】
以下で、特定のSFは(特定のセル(例えば、PCell)を基準に)短縮PUCCHフォーマットが設定されたSF及び/又は周期的CSI報告が設定されたSFなどを含む。便宜上、特定のSF以外のSFは一般SFという。短縮PUCCHフォーマットが設定されたSFは、(i)端末特定SRS SF、(ii)セル特定SRS SFのうちセル特定SRS伝送帯域がPUCCH伝送帯域と重なるSF、又は(iii)セル特定SRS SFを含む。
【0105】
本方法は、A/Nを含む複数のUCI(例えば、周期的CSI(すなわち、p−CSI)又はSRS)の伝送が同時に要求される時点に、(PUCCHを介した)該当の複数のUCIの同時伝送許容可否(例えば、ON/OFF)を(DLグラント)DCIを介して直接指示する方式である。具体的に、複数のUCIがA/Nとp−CSIで構成される場合にDCIを介して同時伝送OFFが指示されれば、p−CSI伝送は省略(ドロップ)された状態で(PUCCHを介して)A/Nのみ送信されることができる。反対に、DCIを介して同時伝送ONが指示されれば、(PUCCHを介して)A/Nとp−CSIの同時伝送が行われることができる。また、複数のUCIがA/NとSRSで構成される場合にDCIを介して同時伝送OFFが指示されれば、SRS伝送は省略(ドロップ)された状態で正規PUCCHフォーマットを用いてA/Nのみ送信されることができる。反対に、DCIを介して同時伝送ONが指示されれば、短縮PUCCHフォーマットを用いてA/NとSRSの同時伝送が行われることができる。さらに他の方法として、前記UCI構成にSRSが含まれるかにかかわらず、DCIを介して同時伝送OFFが指示されれば、正規PUCCHフォーマットを用いてA/Nを送信し、DCIを介して同時伝送ONが指示されれば、短縮PUCCHフォーマットを用いてA/Nを送信するように動作することができる。ここで、DCIを介して同時伝送ONが指示された場合、対応するA/Nは、方法1−1の適用によって縮小したA/Nで構成されることができる。
【0106】
一方、DCIを介した同時伝送ON/OFF指示の場合、別の独立的なフィールド/シグナリングなしにA/N伝送リソースを指示するARI値と連動するように設定されることができる。ARIはSCell上のPDSCHに対応するPDCCHのTPC(Transmit Power Control)フィールドに含まれることができる。例えば、p−CSI報告SF、あるいはSRS伝送SFに対して特定のARI値(セット)が指示された場合には、(A/N+p−CSI)又は(A/N+SRS)同時伝送ONの場合と同じ動作を行い、残りのARI値(セット)が指示された場合には、同時伝送OFFの場合と同じ動作を行うように設定されることができる。他の方法として、(短縮フォーマット)PUCCH上のA/Nペイロードサイズ(例えば、A/Nビット数)又はA/Nコーディングレートが特定の水準を超えた場合、同時伝送OFFに相応する動作が適用され、そうではない場合には同時伝送ONに相応する動作が適用されることができる。
【0108】
本方法は、特定のSFを介して送信されるA/Nサイズ(例えば、A/Nビット数)が一般SFでより縮小するように設定する方式である。すなわち、SF別にA/Nサイズが違うように設定されることができる。
【0109】
一例として、特定のSFを介して送信されるA/Nの場合、
【0110】
1)CAに含まれた全てのセルのうち特定の一部セルに対してだけA/Nを構成し、残りのセルに対してはスケジューリングがないと見なすことができる。一方、一般SFの場合、全てのセルに対してA/Nを構成することができる。あるいは、
【0111】
2)各セル(又はセルグループ)に対応するA/Nを論理AND演算によるバンドリングなどによって1−ビット(又は2ビット)に圧縮する方式でA/Nサイズを縮小することができる(以下、A/Nサイズ縮小)。一方、一般SFの場合、A/Nサイズ圧縮をより少なくするか、A/Nサイズ圧縮過程を省略することができる。
【0112】
一方、短縮PF4の支援可能な最大UCIペイロードサイズを正規PF4より小さくすることができる。例えば、短縮PF4と正規PF4の最大UCIペイロードサイズが独立的に設定される場合、短縮PF4の最大UCIペイロードサイズが正規PF4より小さく設定されることができる。これにより、短縮PF4の場合、A/N圧縮によって正規PF4より少ない数/ビットのA/Nフィードバックが送信されるか、より少ない数/ビットのp−CSIフィードバックが送信されることができる。
【0113】
また、同じPF4に対し、相異なるUCIの伝送の場合(例えば、A/Nを含む場合、p−CSIのみ含む場合)に支援可能な最大UCIペイロードサイズは違える。この場合、同じPF4に対し、UCI組合せごとに最大UCIペイロードサイズが独立的に設定されることができる。例えば、A/Nを含むUCIの最大UCIペイロードサイズがp−CSIのみ含むUCIより小さく設定されることができる。
【0114】
一方、拡張CPに基づくPF4(以下、PF4_eCP)の支援可能な最大A/Nペイロードサイズは正規CPに基づくPF4(以下、PF4_nCP)の場合より小さいことがある。よって、PF4_eCPが設定された場合にCA構成可能な最大セル数がPF4_nCPの場合より減少することができる。また、CA構成可能な最大セル数はCP長に関係なく同一であり、(PF4_nCPの場合と比較して、同じセル数又は同一A/Nビット数に対し)PF4_eCPが設定された場合にのみバンドリングなどのA/N圧縮が適用可能である。
【0115】
図16は本発明の一例によるUCI伝送方法を例示する。CA状況でA/N伝送のためにPF4が設定されたと仮定する。また、PF4は時間ドメインでOCCが適用されなかったと仮定する(
図11参照)。
【0116】
図16を参照すると、端末は、サブフレームでHARQ−ACK伝送が要求される場合、該当サブフレームでPUCCH(すなわち、PF4)の最大ペイロードサイズ内でHARQ−ACK情報を含むUCIペイロードを生成することができる(S1602)。ここで、HARQ−ACK情報は複数のセルを介して受信されたPDSCH及び/又はSPS解除PDCCHに対する受信応答情報(例えば、ACK、NACK、DTX)を含む。その後、端末はUCIペイロードから前記UCIコードワードを生成して、UCIコードワードのサイズがPUCCHのUCI SC−FDMAシンボルの総リソース量とマッチするようにすることができる(S1604)。例えば、PF4において、UCI SC−FDMAシンボルの総リソース量はPF4に割り当てられた周波数帯域(例えば、副搬送波単位)*UCI SC−FDMAシンボル数として与えられることができる。ここで、周波数帯域はPF4に割り当てられたPRB数*PRB当たりRE数(例えば、12個)として与えられることができる。その後、端末はPUCCHを介してUCIコードワードを送信することができる(S1606)。UCIコードワードはスクランブル、変調、リソースマッピングなどの過程によって送信されることができる。ここで、PUCCHの最大ペイロードサイズはUCI SC−FDMAシンボルの数によって変わることができる。
【0117】
同じCPで、PF4のUCI SC−FDMAシンボルの数はN又はN−1であってもよい(N>1)。一例として、PF4のUCI SC−FDMAシンボル数は次のように与えられることができる。
【0118】
−正規CP:{正規PF4フォーマット:12個、短縮PF4フォーマット:11個}
【0119】
−拡張CP:{正規PF4フォーマット:10個、短縮PF4フォーマット:9個}
【0120】
すなわち、(i)CP構成、及び(ii)PUCCHが送信されるSFによって、PF4のUCI SC−FDMAシンボルの数は9〜12の値を有することができる。
【0121】
具体的に、UCI SC−FDMAシンボルの数がN−1の場合、PUCCHの最大ペイロードサイズはUCI SC−FDMAシンボルの数がNの場合より小さく設定されることができる。ここで、該当サブフレームでSRS保護が要求されない場合、UCI SC−FDMAシンボルの数はNであり、該当サブフレームでSRS保護が要求される場合、UCI SC−FDMAシンボルの数はN−1であってもよい。また、該当サブフレームで自分のSRS伝送がない場合、UCI SC−FDMAシンボルの数はNであり、該当サブフレームで自分のSRS伝送がある場合、UCI SC−FDMAシンボルの数はN−1であってもよい。
【0122】
また、UCIペイロードの元のサイズがPUCCHの最大ペイロードサイズより大きい場合、HARQ−ACK情報のサイズを縮小する動作(例えば、バンドリング)が行われることができる。PUCCH内の各UCI SC−FDMAシンボルで相異なる情報が送信されることができる。
【0124】
本方法は、特定のSFを介して送信される(A/Nを運ぶ)PUCCHの電力が一般SFでより増加するように設定する方式である。一例として、A/N PUCCHに適用される追加電力オフセットをSF別に違うように設定することができる。特定のSFを介して送信されるPUCCHの場合、既存電力制御パラメーターの外に特定の電力オフセットP_off値(例えば、正数)がさらに適用可能である。一方、一般SFを介して送信されるPUCCHの場合、他のオフセット値(例えば、P_off値より小さい値)が適用されるか、何のオフセット値も加わらないないこともある。
【0125】
一方、PF4_eCPに設定される(開ループ電力制御のための)電力オフセットの場合、PF4_nCPに設定される電力オフセットとは違う値を有することができる。すなわち、CP長が違うPF4を相異なるPUCCHフォーマットとして見なしてそれぞれのPUCCHフォーマットに互いに異なる電力オフセット値を設定することができる。また、短縮PF4に設定される(開ループ電力制御のための)電力オフセットの場合、正規PF4に設定される電力オフセットとは違う値を有することができる。すなわち、フォーマット長が違うPF4を相異なるPUCCHフォーマットとして見なしてそれぞれのPUCCHフォーマットに相異なる電力オフセット値を設定することができる。
【0126】
方法1−3)PUCCHフォーマット変更
【0127】
本方法は、特定のSFを介して送信される(A/Nを運ぶ)PUCCHフォーマットの(最大)ペイロードサイズが一般SFでより拡張するように設定する方式である。すなわち、SF別に違うペイロードサイズを有するA/N PUCCHフォーマットを設定する方式である。ここで、互いに異なるPUCCHフォーマットはPUCCHリソースを構成するRBの数、OCCの長さ、DMRS構造などによって区分されることができる。一例として、相対的に小さなペイロードを有するPUCCHフォーマットをS−PFといい、相対的に大きなペイロードを有するPUCCHフォーマットをL−PFと言えば、特定のSFにはL−PFがA/N伝送リソースとして割り当てられ、一般SFにはS−PFがA/N伝送リソースとして割り当てられることができる。L−PFリソースとS−PFリソースは同じセル(例えば、PCell)上に設定されるか、互いに異なるセル(例えば、PCellと特定のSCell)上に設定されることができる。
【0128】
具体的に、ARIが指示するPUCCHのフォーマットをSF別に違うように設定するか、ARIが指示するPUCCH伝送セルをSF別に違うように設定するか、それぞれのARIが互いに異なるセル上のPUCCHリソースを指示するように設定する方式を考慮することができる。一例として、特定のSFに対してはARIが複数のL−PFリソースの一つを指示し、一般SFに対しては複数のS−PFリソースの一つを指示するように設定されることができる。若しくは、特定のSFに対してはARIがセル#1上の複数のPF4リソースの一つを指示し、一般SFに対してはセル#2上の複数PF4リソースの一つを指示するように設定されることができる。若しくは、特定のSFに対してはARIがセル#1上の複数のL−PFリソースの一つを指示し、一般SFに対してはセル#2上の複数のS−PFリソースの一つを指示するように設定されることができる。他の例として、ARI値である0/1はそれぞれセル#1上のPUCCHリソース0/1を指示し、ARI値である2/3はそれぞれセル#2上のPUCCHリソース1/2を指示するように設定されることができる。ここで、セル#1上に設定されたPUCCHフォーマットとセル#2上に設定されたPUCCHフォーマットは同一であるか互いに異なるように設定されることができる(Case1)。他の例として、特定のSFに対しては、Case1のようにARIが複数のセル上のPUCCHリソースを指示し、一般SFに対してはARIが単一セル上のPUCCHリソースを指示するように設定されることができる。この時にも特定のSFに設定されたPUCCHフォーマットと一般SFに設定されたPUCCHフォーマットは同一であるか互いに異なることができる。
【0129】
方法1−3によってPUCCH伝送セルがSFによって変更されても、各セルに対応するA/N伝送タイミング(例えば、このためのreference configuration)はSF(すなわち、PUCCH伝送セル)にかかわらず、いつも一つの特定のPUCCH伝送セル(例えば、PCell)のみを基準に(例えば、該当特定のセルとの組合せに基づいて)決定できる。また、(特定のセルをPCellと仮定する場合)、SF(すなわち、PUCCH伝送セル)にかかわらずPCell(FDDの場合)又はPCell内の最初にスケジュールされるSF(TDDの場合)に対応するDLグラントを介してはTPCが、残りのセル/SFに対応するDLグラントを介してはARIがそれぞれシグナルされることができる。これにより、(SFに関係なく)PCell又はPCell内の一つのSFに対してだけスケジュールされた場合には、DLグラント伝送リソースにリンクされた黙示的PUCCHフォーマット1a/1b(以下、PF1)リソースを使って該当スケジューリングに対応するA/Nのみを送信することができる(以下、フォールバック)。そうではない場合にはARIによって指示されるPUCCH(例えば、PF3、PF4)リソースを使って全てのCA構成セルに対するA/Nを送信することができる。
【0130】
一方、前記提案を含む一般的なCA状況で(フォールバック対象が一つの特定セル(例えば、PCell)のみに制限されず)複数のPUCCH伝送セル又は(スケジューリングを行う)複数の(E)PDCCH伝送セルがフォールバックセルとして設定されることができる。これにより、該当フォールバック対象の複数のセルの一つのみスケジュールされた場合、PF1リソースを使って該当スケジューリングに対応するA/Nのみを送信し、そうではない場合にはARIによって指示されるPUCCHリソースを使って全てのCAに対するA/Nを送信することができる。ここで、PF1リソースはスケジュールされたセル上のPF1リソース、又は特定のセル(例えば、PCell)上のPF1リソースであってもよい。
【0131】
■PUCCHを介したA/Nとp−CSIの同時伝送方案
【0132】
本方法で、端末に設定されるPUCCHリソース、UCI伝送制御パラメーター、A/Nとp−CSI(periodic CSI)衝突時の動作について説明する。A/NはSRを含むことができる。
【0133】
1)HARQ−ACK伝送のためにPF4が設定された端末の場合:
【0134】
A.4個のPF4リソース(相異なる最大ペイロードサイズを支援)及び4個のPF3リソースがHARQ−ACK伝送のために設定されることができる。
【0135】
i.HARQ−ACKペイロードサイズに基づいてPF3とPF4のうちHARQ−ACKに使われるPFが決定できる(例えば、X(例えば、X=22)ビットまではPF3が使われ、Xビットより大きい場合にはPF4が使われる)。
【0136】
ii.HARQ−ACK伝送に使われるPF3/4リソースはARIによって指示される。
【0137】
B.周期的CSI伝送のために相異なる最大ペイロードサイズを支援するPFリソースが2個まで設定されることができる。
【0138】
i.CSIペイロードサイズに基づいて2個のPF4リソースのうちp−CSI伝送に使われるリソースが決定できる(例えば、PF4リソース#1の最大ペイロードサイズに対応するYビットまでは小さなPF4リソース#1が使われ、Yビットより大きい場合には大きなPF4リソース#2が使われる)。
【0139】
2)同時A/N+p−CSI伝送をイネーブル/ディセーブルするパラメーター
【0140】
A.R10_param:PF2(PUCCHフォーマット2/2a/2b)上で同時A/N+CSI伝送をイネーブル/ディセーブル
【0141】
B.R11_param:PF3上で同時A/N+p−CSI伝送をイネーブル/ディセーブル
【0142】
C。R13_param:PF4上で同時A/N+p−CSI伝送をイネーブル/ディセーブル
【0143】
3)Case#1:一つのSFで(A/N without ARI only+(one or)multiple p−CSIs)の衝突
【0144】
A.Alt 1−1:A/N+CSIのために、PF2リソースが使われる。
【0145】
i.R10_paramがONの場合にのみ適用される。
【0146】
ii.最高優先順位を有する一つのCSIが選択される。
【0147】
B.Alt 1−2:A/N+CSIのために、p−CSI伝送用に設定されたPF4リソースが使われる。
【0148】
i.R13_paramがONの場合に適用される。そうではない場合、Alt 1−1が適用される。
【0149】
ii.p−CSI伝送用に2個のPF4リソースが設定された場合、A/N+CSIに使われるリソースは総UCIペイロードサイズに基づいて決定される。例えば、総UCIペイロードはA/Nビット及びCSIビットの両者を含む。
【0150】
1.一例として、PF4リソース#1の最大ペイロードサイズに対応するYビットまでは小さなPF4リソース#1が使われ、Yビットより大きい場合は大きなPF4リソース#2が使われる。
【0151】
4)Case#2:一つのSFで(A/N with ARI≦X bits+(one or)multiple p−CSIs)の衝突
【0152】
A.Alt 2−1:A/N+CSIのためにARIによって指示されたPF3リソースが使われる。
【0153】
i.R11_paramがONの場合にのみ適用される。
【0154】
ii.総UCIペイロードサイズ>Xビットの場合、一部又は全部のCSI(等)がドロップされる。
【0155】
B.Alt 2−2:A/N+CSIのために、p−CSI伝送用に設定されたPF4リソースが使われる。
【0156】
i.R13_paramがONの場合に適用される。そうではない場合、Alt 2−1が適用される。
【0157】
ii.p−CSI伝送用に2個のPF4リソースが設定された場合、A/N+CSIに使われるリソースは総UCIペイロードサイズに基づいて決定される。例えば、総UCIペイロードはA/Nビット及びCSIビットの両者を含む。
【0158】
1.一例として、PF4リソース#1の最大ペイロードサイズに対応するYビットまでは小さなPF4リソース#1が使われ、Yビットより大きい場合は大きなPF4リソース#2が使われる。
【0159】
前記提案方式を含む任意の方法によって、A/Nと(複数の)CSIが特定のPUCCHフォーマット/リソース(又は、PUSCH)で同時送信される状況で、A/NとCSIを含む総UCIビット数が特定のPUCCHフォーマット/リソースに設定された最大UCIペイロードサイズ(すなわち、max_UCI_size)を超えることができる。この場合、端末は次のUCI伝送動作を行うことができる。特定のPUCCHフォーマット/リソースはDLグラント内のARIによって指示されたPUCCHフォーマット/リソース、又はCSI伝送用に設定されたPUCCHフォーマット/リソースを含むことができる。
【0160】
1)方法2−1:A/N bundling first
【0161】
本方式は、まずA/Nに対して(空間)バンドリングを適用した後、バンドリングされたA/NとCSIを指定/設定のPUCCHフォーマット/リソースを介して送信する。バンドリングされたA/NとCSIを含む総UCIビット数が依然としてmax_UCI_sizeを超える場合、(複数の)CSIのうち高い優先順位を有する特定のCSI(等)のみを選択し、バンドリングされたA/Nと選択されたCSI(等)を指定/設定のPUCCHフォーマット/リソースを介して送信することができる。この時、選択されたCSI(等)の数はバンドリングされたA/Nと選択されたCSI(等)の総ビット数がmax_UCI_size以下の最大ビット数となるように決定できる。一方、バンドリングされたA/Nと最高優先順位を有する一つのCSIを含むUCIビット数がmax_UCI_sizeを超える場合、全てのCSI(等)をドロップし、バンドリングされたA/Nのみを指定/設定のPUCCHフォーマット/リソースを介して送信することができる。
【0162】
2)方法2−2:CSI dropping first
【0163】
本方式は、まず(複数の)CSIのうち高い優先順位を有する特定のCSI(等)のみを選択した後、選択されたCSI(等)とA/Nを指定/設定のPUCCHフォーマット/リソースを介して送信する。この時、選択されたCSI(等)の数はA/Nと選択されたCSI(等)の総ビット数がmax_UCI_size以下の最大ビット数となるように決定できる。A/Nと最高優先順位を有する一つのCSIを含むUCIビット数がmax_UCI_sizeを超える場合、(全てのCSI(等)をドロップし)A/Nのみを指定/設定のPUCCHフォーマット/リソースを介して送信することができる。一方、A/Nビット数のみでもmax_UCI_sizeを超える場合、A/Nに対して(空間)バンドリングを適用し、(CSIなしに)バンドリングされたA/Nのみを指定/設定のPUCCHフォーマット/リソースを介して送信することができる。
【0164】
3)方法2−3:変形された方法2−2
【0165】
本方式は、基本的な動作段階は方法2−2と同一である(例えば、CSI dropping first、A/N bundling second)。ただ、本方式では、最後段階であるA/Nに対して(空間)バンドリングが適用された状態で、さらに(複数の)CSI(等)のうち高い優先順位を有する特定のCSI(等)のみを選択し、バンドリングされたA/Nと選択されたCSI(等)を指定/設定のPUCCHフォーマット/リソースを介して送信することができる。この時、選択されたCSI(等)の数はバンドリングされたA/Nと選択されたCSIの総ビット数がmax_UCI_size以下の最大ビット数となるように決定できる。一方、バンドリングされたA/Nと最高優先順位を有する一つのCSIを含むUCIビット数がmax_UCI_sizeを超える場合、全てのCSI(等)をドロップし、バンドリングされたA/Nのみを指定/設定のPUCCHフォーマット/リソースを介して送信することができる。
【0166】
図17は本発明に実施例に適用可能な基地局及び端末を例示する。リレーを含むシステムの場合、基地局又は端末はリレーに取り替えられることができる。
【0167】
図17を参照すると、無線通信システムは、基地局(BS)110及び端末(UE)120を含む。基地局110は、プロセッサ112、メモリ114及び無線周波数(Radio Frequency、RF)ユニット116を含む。プロセッサ112は本発明で提案した過程及び/又は方法を具現するように構成されることができる。メモリ114はプロセッサ112に連結され、プロセッサ112の動作に関連した多様な情報を記憶する。RFユニット116はプロセッサ112に連結され、無線信号を送信及び/又は受信する。端末120は、プロセッサ122、メモリ124及びRFユニット126を含む。プロセッサ122は本発明で提案した過程及び/又は方法を具現するように構成されることができる。メモリ124はプロセッサ122に連結され、プロセッサ122の動作に関連した多様な情報を記憶する。RFユニット126はプロセッサ122に連結され、無線信号を送信及び/又は受信する。基地局110及び/又は端末120は単一アンテナ又は多重アンテナを有することができる。
【0168】
前述した実施例は、本発明の構成要素と特徴が所定形態に結合されたものである。各構成要素又は特徴は、別途の明示的言及がない限り、選択的なものとして考慮しなければならない。各構成要素又は特徴は、他の構成要素や特徴と結合されない形態で実施することができる。また、一部の構成要素及び/又は特徴を結合して本発明の実施例を構成することも可能である。本発明の実施例で説明する各動作の順序は変更可能である。いずれかの実施例の一部の構成や特徴は、他の実施例に含ませることができ、又は、他の実施例の対応する構成又は特徴に取り替えることができる。特許請求の範囲で明示的な引用関係のない請求項を組み合せて実施例を構成するか、出願後の補正によって新しい請求項として含ませ得ることは自明である。
【0169】
本文書で、本発明の実施例は主に端末と基地局間のデータ送受信関係を中心として説明した。本文書で、基地局によって遂行されると説明した特定の動作は場合によってはその上位ノード(upper node)によって遂行することができる。すなわち、基地局を含む複数のネットワークノード(network nodes)でなるネットワークで端末との通信のために行われる多様な動作は基地局又は基地局以外の他のネットワークノードによって遂行することができるのは明らかである。基地局は、固定国(fixed station)、Node B、eNodeB(eNB)、アクセスポイント(access point)などの用語に取り替えることができる。また、端末はUE(User Equipment)、MS(Mobile Station)、MSS(Mobile Subscriber Station)などの用語に取り替えられることができる。
【0170】
本発明の実施例は、多様な手段、例えば、ハードウェア、ファームウェア(firmware)、ソフトウェア又はそれらの組合せなどによって具現することができる。ハードウェアによる具現の場合、本発明の一実施例は、一つ又はそれ以上のASICs(application specific integrated circuits)、DSPs(digital signal processors)、DSPDs(digital signal processing devices)、PLDs(programmable logic devices)、FPGAs(field programmable gate arrays)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサなどによって具現することができる。
【0171】
ファームウェアやソフトウェアによる具現の場合、本発明の一実施例は、前述した機能又は動作を行うモジュール、手続、関数などの形態に具現することができる。ソフトウェアコードは、メモリユニットに格納してプロセッサによって駆動することができる。前記メモリユニットは、前記プロセッサの内部又は外部に位置し、既に公知の多様な手段によって前記プロセッサとデータをやり取りすることができる。
【0172】
本発明は、本発明の特徴を逸脱しない範囲で他の特定の形態に具体化できることは当業者にとって自明である。よって、前記の詳細な説明は、全ての面で制限的に解釈してはならなく、例示的なものとして考慮しなければならない。本発明の範囲は、添付の請求項の合理的解釈によって決定しなければならなく、本発明の等価的範囲内での全ての変更は本発明の範囲に含まれる。