特許第6684328号(P6684328)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6684328
(24)【登録日】2020年3月31日
(45)【発行日】2020年4月22日
(54)【発明の名称】バッテリ接続モジュール
(51)【国際特許分類】
   H01M 2/20 20060101AFI20200413BHJP
   H01R 12/77 20110101ALI20200413BHJP
【FI】
   H01M2/20 Z
   H01R12/77
   H01M2/20 A
【請求項の数】28
【全頁数】30
(21)【出願番号】特願2018-167574(P2018-167574)
(22)【出願日】2018年9月7日
(65)【公開番号】特開2019-50200(P2019-50200A)
(43)【公開日】2019年3月28日
【審査請求日】2018年9月7日
(31)【優先権主張番号】201710806557.8
(32)【優先日】2017年9月8日
(33)【優先権主張国】CN
(31)【優先権主張番号】201810751125.6
(32)【優先日】2018年7月10日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】591043064
【氏名又は名称】モレックス エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100116207
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 俊明
(74)【代理人】
【識別番号】100096426
【弁理士】
【氏名又は名称】川合 誠
(72)【発明者】
【氏名】ツェン シャン シウ
(72)【発明者】
【氏名】リム キアン ヘン
(72)【発明者】
【氏名】リン ヨン
【審査官】 高木 康晴
(56)【参考文献】
【文献】 実開平03−103484(JP,U)
【文献】 特開2011−076936(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2016/0049703(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01M 2/20−2/34
H01M 2/10
H01R 12/77
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
バッテリパックを接続するのに適合したバッテリ接続モジュールであって、該バッテリ接続モジュールが、
前記バッテリパック上に設けられるのに適合し、2つの対向する側に位置付けられる第1縁部及び第2縁部と、該第1縁部及び第2縁部の2つの端部をそれぞれ接続する2つの端縁部と、を有する、載置トレイと、
該載置トレイ上に設けられ、前記バッテリパックを電気的に接続するのに適合している、複数の母線と、
フレキシブル回路片と、コネクタと、を備える回路ユニットであって、前記フレキシブル回路片が、各母線に機械的かつ電気的に接続され、本体と、該本体から延出する取付バーと、を有し、該取付バーが、前記載置トレイの端縁部の一方に対応する位置において前記本体から延出する接続部と、該接続部から延出する2つの屈曲部と、を有し、該屈曲部の遠位端がコネクタ取付部からなり、前記コネクタが前記コネクタ取付部上に設けられ、嵌合コネクタと嵌合するのに適合している嵌合端を有し、前記屈曲部は、前記嵌合端が異なる方向に面する位置に前記コネクタを位置付けることができるように機能する、回路ユニットと、を備え
前記屈曲部は、前記嵌合端が前記第1縁部に面する第1位置に前記コネクタを位置付けることができるように機能し、前記屈曲部が、前記嵌合端が前記第2縁部に面する第2位置に前記コネクタを位置付けることができるように機能し、
2つの前記屈曲部が、前記第1縁部及び第2縁部にそれぞれ対応する、前記接続部の両側からそれぞれ延出し、
2つの前記屈曲部が、前記第1縁部に近接する前記屈曲部が少なくとも2つの屈曲を形成でき、前記第2縁部に近接する前記屈曲部が少なくとも1つの屈曲を形成できるように機能して、前記コネクタを前記第1位置に位置付けることができ、
2つの前記屈曲部が、前記第1縁部に近接する前記屈曲部が少なくとも1つの屈曲を形成でき、前記第2縁部に近接する前記屈曲部が少なくとも2つの屈曲を形成できるように機能して、前記コネクタを前記第2位置に位置付けることができる、バッテリ接続モジュール。
【請求項2】
前記取付バーが1つの屈曲部を有し、該屈曲部が前記接続部の下端から延出し、
前記屈曲部が、前記第1縁部に向かって屈曲して少なくとも1つの屈曲を形成するように機能して、前記コネクタを前記第1位置に位置付けることができ、
前記屈曲部が、前記第2縁部に向かって屈曲して少なくとも1つの屈曲を形成するように機能して、前記コネクタを前記第2位置に位置付けることができる、請求項に記載のバッテリ接続モジュール。
【請求項3】
前記屈曲部が、前記第1縁部に向かって45度の角度で屈曲して1つの屈曲を形成するように機能して、前記コネクタを前記第1位置に位置付けることができ、
前記屈曲部が、前記第2縁部に向かって45度の角度で屈曲して1つの屈曲を形成するように機能して、前記コネクタを前記第2位置に位置付けることができる、請求項に記載のバッテリ接続モジュール。
【請求項4】
前記コネクタ取付部が、前記屈曲部と接続している第1取付部、該第1取付部と横並びに配置された第2取付部、及び前記第1取付部と前記第2取付部との間に屈曲して接続された接続部によって形成される、請求項に記載のバッテリ接続モジュール。
【請求項5】
前記取付バーが1つの屈曲部を有し、該屈曲部が、前記第1縁部に対応する前記接続部の側から側方に延出し、
前記屈曲部が少なくとも2つの屈曲を形成するように機能して、前記コネクタを前記第1位置に位置付けることができ、
前記屈曲部が少なくとも1つの屈曲を形成するように機能して、前記コネクタを前記第2位置に位置付けることができる、請求項に記載のバッテリ接続モジュール。
【請求項6】
前記コネクタ取付部が、前記屈曲部と接続している第1取付部、該第1取付部と横並びに配置された第2取付部、及び前記第1取付部と前記第2取付部との間に屈曲して接続された接続部によって形成される、請求項に記載のバッテリ接続モジュール。
【請求項7】
前記屈曲部の遠位端が層状であって、互いに横並びに配置された2つのコネクタ取付部を形成する、請求項に記載のバッテリ接続モジュール。
【請求項8】
前記取付バーが1つの屈曲部を有し、該屈曲部が、前記第2縁部に対応する前記接続部の側から側方に延出し、
前記屈曲部が少なくとも1つの屈曲を形成するように機能して、前記コネクタを前記第1位置に位置付けることができ、
前記屈曲部が方向転換せずに屈曲して、前記コネクタを前記第2位置に位置付けることができる、請求項に記載のバッテリ接続モジュール。
【請求項9】
前記屈曲部が、前記第1縁部に向かって1回方向転換し、前記載置トレイに対して前記接続部の外側を通るように機能して、前記コネクタを前記第1位置に位置付けることができる、請求項に記載のバッテリ接続モジュール。
【請求項10】
前記屈曲部が、前記第1縁部に向かって1回方向転換し、前記載置トレイに対して前記接続部の内側を通るように機能して、前記コネクタを前記第1位置に位置付けることができる、請求項に記載のバッテリ接続モジュール。
【請求項11】
前記コネクタ取付部が、前記屈曲部と接続している第1取付部、該第1取付部と横並びに配置された第2取付部、及び前記第1取付部と前記第2取付部との間に屈曲して接続された接続部によって形成される、請求項に記載のバッテリ接続モジュール。
【請求項12】
前記接続部が切欠部を有し、
前記取付バーが2つの屈曲部を有し、該2つの屈曲部が、それぞれ前記第1縁部及び第2縁部に対応する前記接続部の両側から前記載置トレイに対して前記接続部の内側に向かってそれぞれ屈曲し、次いで、向かい合わせに延在し、次いで、前記載置トレイに対して前記接続部の外側に向かって屈曲し、結合し、前記切欠部を通り抜け、
前記2つの屈曲部の結合領域が少なくとも1つの屈曲を形成するように機能して、前記コネクタを前記第1位置に位置付けることができ、
前記2つの屈曲部の結合領域が少なくとも1つの屈曲を形成するように機能して、前記コネクタを前記第2位置に位置付けることができる、請求項に記載のバッテリ接続モジュール。
【請求項13】
前記2つの屈曲部が、前記結合領域の遠位端において更に分離して、2つのコネクタ取付部を形成する、請求項12に記載のバッテリ接続モジュール。
【請求項14】
前記取付バーが2つの屈曲部を有し、該2つの屈曲部が互いから離間し、前記第1縁部に対応する前記接続部の同じ側から延出し、前記接続部が1つの屈曲を形成して、前記2つの屈曲部が横並びに向かい合い、
該2つの屈曲部のそれぞれが少なくとも2つの屈曲を形成するように機能して、前記コネクタを前記第1位置に位置付けることができ、
前記2つの屈曲部のそれぞれが少なくとも1つの屈曲を形成するように機能して、前記コネクタを前記第2位置に位置付けることができる、請求項に記載のバッテリ接続モジュール。
【請求項15】
前記取付バーが2つの屈曲部を有し、前記接続部が延在方向に沿って2つの部分に分割され、前記2つの屈曲部が、前記接続部の2つの部分の遠位端からそれぞれ延出し、前記第1縁部に近接する、前記2つの屈曲部の一方が第1屈曲部と定義され、前記第2縁部に近接する、前記2つの屈曲部の他方が第2屈曲部と定義され、
前記第1屈曲部が少なくとも1つの屈曲を形成するように機能し、前記第2屈曲部が少なくとも1つの屈曲を形成するように機能して、前記コネクタを前記第1位置に位置付けることができ、
前記第1屈曲部が少なくとも1つの屈曲を形成するように機能し、前記第2屈曲部が少なくとも1つの屈曲を形成するように機能して、前記コネクタを前記第2位置に位置付けることができる、請求項に記載のバッテリ接続モジュール。
【請求項16】
前記コネクタが、絶縁ハウジングと、該絶縁ハウジングに設けられた複数の端子と、を備え、該複数の端子が前記取付バーのコネクタ取付部に接続され、前記コネクタが、前記絶縁ハウジングを外装する外側ケーシングを更に備える、請求項1に記載のバッテリ接続モジュール。
【請求項17】
前記載置トレイが、前記コネクタ及び取付バーを収容するための座体を更に有する、請求項1〜15のいずれか1項に記載のバッテリ接続モジュール。
【請求項18】
前記座体が、前記コネクタを前記第1位置に位置付けることができるように前記第1縁部を向いた第1側方開口部と、前記コネクタを前記第2位置に位置付けることができるように前記第2縁部を向いた第2側方開口部と、を有する、請求項17に記載のバッテリ接続モジュール。
【請求項19】
前記コネクタが絶縁ハウジングを備え、前記コネクタの絶縁ハウジングが第1ラッチ構造を有し、
前記座体が前記第1ラッチ構造と掛止し、前記第1ラッチ構造で固定するための第2ラッチ構造を有する、請求項18に記載のバッテリ接続モジュール。
【請求項20】
前記絶縁ハウジングが下面を更に有し、前記第1ラッチ構造が下面に形成され、
前記座体が、前記載置トレイの端縁部から下方に延出する接続壁と、該接続壁から離間し、該接続壁と向かい合う位置制限壁と、前記接続壁の下縁部と前記位置制限壁の下縁部との間に接続された底壁と、を更に有し、前記第2ラッチ構造が前記底壁に形成される、請求項19に記載のバッテリ接続モジュール。
【請求項21】
前記第2ラッチ構造が、互いから離間した2つの突出レールによって形成され、該2つの突出レールのそれぞれが、前記載置トレイの端縁部と平行に延在するリブ部と、他方の突出レールから離れる方向に向かって前記リブ部から延出し、前記底壁から離間した上止め部と、前記他方の突出レールに向かって前記リブ部から延出するラッチブロックと、を有し、前記2つの突出レールのラッチブロックの一方が前記第1縁部に近接して、前記コネクタが前記第1位置に位置付けられるときに前記コネクタが掛止でき、前記2つの突出レールのラッチブロックの他方が前記第2縁部に近接して、前記コネクタが前記第2位置に位置付けられるときに前記コネクタが掛止でき、
前記第1ラッチ構造が、互いから平行に離間した2つのスライドレール及び該2つのスライドレールの間に位置付けられたフック部によって形成されて、協調して前記ラッチブロックの一方と掛止し、前記2つのスライドレールの対向する側のそれぞれには一端に近接した位置制限溝が形成されて、前記対応する突出レールの上止め部を協調して収容する、請求項20に記載のバッテリ接続モジュール。
【請求項22】
前記バッテリ接続モジュールが上カバーを更に備え、該上カバーが、前記載置トレイを被覆するメインカバーと、該メインカバーに接続され、前記座体を被覆するサイドカバーと、を有する、請求項20に記載のバッテリ接続モジュール。
【請求項23】
前記サイドカバーが少なくとも1つのラッチフックを有し、前記座体の位置制限壁には少なくとも1つのラッチ孔が形成されて、前記少なくとも1つのラッチフックがそれと掛止できる、請求項22に記載のバッテリ接続モジュール。
【請求項24】
前記コネクタが絶縁ハウジングを備え、前記コネクタの絶縁ハウジングが下面を有し、該下面が、前記バッテリパックの筐体の側壁上面に形成される第2ラッチ構造と掛止し、該第2ラッチ構造で固定するための第1ラッチ構造を有する、請求項1〜15のいずれか1項に記載のバッテリ接続モジュール。
【請求項25】
前記第2ラッチ構造が、互いから離間した2つの突出レールによって形成され、該2つの突出レールのそれぞれが、前記載置トレイの端縁部と平行に延在するリブ部と、前記他方の突出レールから離れる方向に向かって前記リブ部から延出し、前記側壁上面から離間した上止め部と、前記他方の突出レールに向かって前記リブ部から延出するラッチブロックと、を有し、前記2つの突出レールのラッチブロックの一方が前記第1縁部に近接して、前記コネクタが前記第1位置に位置付けられるときに前記コネクタが掛止でき、前記2つの突出レールのラッチブロックの他方が前記第2縁部に近接して、前記コネクタが前記第2位置に位置付けられるときに前記コネクタが掛止でき、
前記第1ラッチ構造が、互いから平行に離間した2つのスライドレール及び前記2つのスライドレールの間に位置付けられたフック部によって形成されて、協調して前記ラッチブロックの一方と掛止し、前記2つのスライドレールの対向する側のそれぞれには一端に近接した位置制限溝が形成されて、前記対応する突出レールの上止め部を協調して収容する、請求項24に記載のバッテリ接続モジュール。
【請求項26】
前記バッテリ接続モジュールが上カバーを更に備え、該上カバーが、前記載置トレイを被覆するメインカバーと、該メインカバーに接続されたサイドカバーと、を有し、該サイドカバーが、前記コネクタの後端に接続された前記取付バーを少なくとも被覆する、請求項25に記載のバッテリ接続モジュール。
【請求項27】
前記載置トレイが、前記複数の母線をそれぞれ収容する複数の取付溝を有し、各取付溝が底壁及び溝側壁によって画定され、該溝側壁が、前記取付溝内へと突出する位置合わせキーを備え、各母線が、前記対応する取付溝内の位置合わせキーと協調する位置合わせ切欠部を有する、請求項1〜15のいずれか1項に記載のバッテリ接続モジュール。
【請求項28】
各溝側壁が、向かい合う第1側壁部及び第2側壁部を有し、前記位置合わせキーが前記第1側壁部に設けられ、該第1側壁部が少なくとも1つのラッチフックを更に備え、前記第2側壁部が、第1高さに位置付けられた複数の下止めブロックと、第2高さに位置付けられた複数の上止めブロックと、を備え、前記母線の片側が、前記複数の上止めブロックと前記複数の下止めブロックとの間に位置付けられ、前記第2高さと前記第1高さとの高低差が前記母線の厚さよりも大きく、前記溝底壁が複数の支持ブロックを備え、該複数の支持ブロックの上端が前記複数の下止めブロックの上端と同じ高さを有し、前記複数の下止めブロック及び複数の支持ブロックが協調して前記母線を支持し、前記複数の上止めブロック及び少なくとも1つのラッチフックが協調して前記母線の位置を制限する、請求項27に記載のバッテリ接続モジュール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示はバッテリ接続モジュールに関し、具体的には、高出力を得るために再充電可能バッテリを直列に接続するために使用されるバッテリ接続モジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
車両用バッテリなど複数の再充電可能な電気化学的バッテリが横並びに配置されて、一般にバッテリパックを形成するバッテリシステムは、一般にバッテリ接続モジュールによってバッテリを直列に接続して一対の出力電極を形成し、バッテリ接続モジュールはまた、バッテリ管理システム(略してBMS)を接続するための制御回路を備える。
【0003】
例えば、中国公開特許第105144463A号(米国特許出願公開第2016/0043446号に相当)は、モニタリングユニットを備える電気化学的デバイス用バッテリ接触システムを開示し、このモニタリングユニットは、別のバッテリ接触システムのモニタリングユニット又は中央モニタリングデバイスに接続線を接続するための信号端子コネクタを備える。信号端子コネクタはプリント回路基板上で固定され、一定の嵌合方向からのケーブルコネクタのみと嵌合できる。信号端子コネクタの嵌合方向の変更が所望される場合、プリント回路基板、載置アセンブリ、及びカバーアセンブリは、再製作を要する。次に、信号端子コネクタはカバーアセンブリによってのみ被覆され、信号端子コネクタを十分に固定するための構造は存在しない。したがって、信号端子コネクタが挿入される、又は引き出されると、信号端子コネクタは容易に損傷し、プリント回路基板が引き出されて、プリント回路基板又はプリント回路基板との接続構成を損傷することさえあり得る。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
そのため、本開示の目的の1つは、2つの位置で嵌合方向を変更できるコネクタを有するバッテリ接続モジュールを提供することである。
【0005】
そのため、本開示の別の目的は、固定構成によって固定されるコネクタを有するバッテリ接続モジュールを提供することである。
【0006】
したがって、いくつかの実施形態では、本開示のバッテリ接続モジュールは、バッテリパックを接続するのに適し、このバッテリ接続モジュールは、載置トレイと、複数の母線と、回路ユニットと、を備える。載置トレイは、バッテリパック上に設けられるのに適し、2つの対向する側に位置付けられる第1縁部及び第2縁部と、第1縁部及び第2縁部の2つの端部をそれぞれ接続する2つの端縁部と、を有する。複数の母線は載置トレイ上に設けられ、バッテリパックを電気的に接続するのに適している。回路ユニットは、フレキシブル回路片と、コネクタと、を備え、フレキシブル回路片は、各母線に機械的かつ電気的に接続され、本体と、本体から延出する取付バーと、を有し、取付バーは、載置トレイの端縁部の一方に対応する位置において本体から延出する接続部と、接続部から延出する少なくとも1つの屈曲部と、を有し、少なくとも1つの屈曲部の遠位端はコネクタ取付部からなり、コネクタはコネクタ取付部上に設けられ、嵌合コネクタと嵌合するのに適した嵌合端を有し、屈曲部は、嵌合端が異なる方向に面する位置にコネクタを位置付けることができるように機能する。
【0007】
いくつかの実施形態では、屈曲部は、嵌合端が第1縁部に面する第1位置にコネクタを位置付けることができるように機能し、屈曲部は、嵌合端が第2縁部に面する第2位置にコネクタを位置付けることができるように機能する。
【0008】
いくつかの実施形態では、取付バーは2つの屈曲部を有し、2つの屈曲部は、それぞれ第1縁部及び第2縁部に対応する接続部の両側からそれぞれ延出し、2つの屈曲部は、第1縁部に近接する屈曲部が少なくとも2つの屈曲を形成でき、第2縁部に近接する屈曲部が少なくとも1つの屈曲を形成できるように機能して、コネクタを第1位置に位置付けることができ、2つの屈曲部は、第1縁部に近接する屈曲部が少なくとも1つの屈曲を形成でき、第2縁部に近接する屈曲部が少なくとも2つの屈曲を形成できるように機能して、コネクタを第2位置に位置付けることができる。
【0009】
いくつかの実施形態では、取付バーは1つの屈曲部を有し、屈曲部は接続部の下端から延出し、屈曲部は、第1縁部に向かって屈曲して少なくとも1つの屈曲を形成するように機能して、コネクタを第1位置に位置付けることができ、屈曲部は、第2縁部に向かって屈曲して少なくとも1つの屈曲を形成するように機能して、コネクタを第2位置に位置付けることができる。
【0010】
いくつかの実施形態では、屈曲部は、第1縁部に向かって45度の角度で屈曲して1つの屈曲を形成するように機能して、コネクタを第1位置に位置付けることができ、屈曲部は、第2縁部に向かって45度の角度で屈曲して1つの屈曲を形成するように機能して、コネクタを第2位置に位置付けることができる。
【0011】
いくつかの実施形態では、コネクタ取付部は、屈曲部と接続している第1取付部、第1取付部と横並びに配置された第2取付部、及び第1取付部と第2取付部との間に屈曲して接続された接続部によって形成される。
【0012】
いくつかの実施形態では、取付バーは1つの屈曲部を有し、屈曲部は、第1縁部に対応する接続部の側から側方に延出し、屈曲部は、少なくとも2つの屈曲を形成するように機能して、コネクタを第1位置に位置付けることができ、屈曲部は、少なくとも1つの屈曲を形成するように機能して、コネクタを第2位置に位置付けることができる。
【0013】
いくつかの実施形態では、コネクタ取付部は、屈曲部と接続している第1取付部、第1取付部と横並びに配置された第2取付部、及び第1取付部と第2取付部との間に屈曲して接続された接続部によって形成される。
【0014】
いくつかの実施形態では、屈曲部の遠位端は層状であって、互いに横並びに配置された、2つのコネクタ取付部を形成する。
【0015】
いくつかの実施形態では、取付バーは1つの屈曲部を有し、屈曲部は、第2縁部に対応する接続部の側から側方に延出し、屈曲部は、少なくとも1つの屈曲を形成するように機能して、コネクタを第1位置に位置付けることができ、屈曲部は方向転換せずに屈曲して、コネクタを第2位置に位置付けることができる。
【0016】
いくつかの実施形態では、屈曲部は、第1縁部に向かって1回方向転換し、載置トレイに対して接続部の外側を通るように機能して、コネクタを第1位置に位置付けることができる。
【0017】
いくつかの実施形態では、屈曲部は、第1縁部に向かって1回方向転換し、載置トレイに対して接続部の内側を通るように機能して、コネクタを第1位置に位置付けることができる。
【0018】
いくつかの実施形態では、コネクタ取付部は、屈曲部と接続している第1取付部、第1取付部と横並びに配置された第2取付部、及び第1取付部と第2取付部との間に屈曲して接続された接続部によって形成される。
【0019】
いくつかの実施形態では、接続部は切欠部を有し、取付バーは2つの屈曲部を有し、2つの屈曲部は、それぞれ第1縁部及び第2縁部に対応する接続部の両側から載置トレイに対して接続部の内側に向かってそれぞれ屈曲し、次いで、向かい合わせに延在し、次いで、載置トレイに対して接続部の外側に向かって屈曲し、結合し、切欠部を通り抜け、2つの屈曲部の結合領域は、少なくとも1つの屈曲を形成するように機能して、コネクタを第1位置に位置付けることができ、2つの屈曲部の結合領域は、少なくとも1つの屈曲を形成するように機能して、コネクタを第2位置に位置付けることができる。
【0020】
いくつかの実施形態では、2つの屈曲部は、結合領域の遠位端において更に分離して、2つのコネクタ取付部を形成する。
【0021】
いくつかの実施形態では、取付バーは2つの屈曲部を有し、2つの屈曲部は互いから離間し、第1縁部に対応する接続部の同じ側から延出し、接続部は、1つの屈曲を形成して、2つの屈曲部が横並びに向かい合い、2つの屈曲部のそれぞれは、少なくとも2つの屈曲を形成するように機能して、コネクタを第1位置に位置付けることができ、2つの屈曲部のそれぞれは、少なくとも1つの屈曲を形成するように機能して、コネクタを第2位置に位置付けることができる。
【0022】
いくつかの実施形態では、取付バーは2つの屈曲部を有し、接続部は、延在方向に沿って2つの部分に分割され、2つの屈曲部は、接続部の2つの部分の遠位端からそれぞれ延出し、第1縁部に近接する2つの屈曲部の一方は、第1屈曲部と定義され、第2縁部に近接する2つの屈曲部の他方は、第2屈曲部と定義され、第1屈曲部は、少なくとも1つの屈曲を形成するように機能し、第2屈曲部は少なくとも1つの屈曲を形成するように機能して、コネクタを第1位置に位置付けることができ、第1屈曲部は、少なくとも1つの屈曲を形成するように機能し、第2屈曲部は少なくとも1つの屈曲を形成するように機能して、コネクタを第2位置に位置付けることができる。
【0023】
いくつかの実施形態では、コネクタは、絶縁ハウジングと、絶縁ハウジングに設けられた複数の端子と、を備え、複数の端子は、取付バーのコネクタ取付部に接続され、コネクタは、絶縁ハウジングを外装する外側ケーシングを更に備える。
【0024】
いくつかの実施形態では、載置トレイは、コネクタ及び取付バーを収容するための座体を更に有する。
【0025】
いくつかの実施形態では、座体は、コネクタを第1位置に位置付けることができるように第1縁部を向いた第1側方開口部と、コネクタを第2位置に位置付けることができるように第2縁部を向いた第2側方開口部と、を有する。
【0026】
いくつかの実施形態では、コネクタは絶縁ハウジングを備え、コネクタの絶縁ハウジングは第1ラッチ構造を有し、座体は、第1ラッチ構造と掛止し、第1ラッチ構造で固定するための第2ラッチ構造を有する。
【0027】
いくつかの実施形態では、絶縁ハウジングは下面を更に有し、第1ラッチ構造は下面に形成され、座体は、載置トレイの端縁部から下方に延出する接続壁と、接続壁から離間し、接続壁と向かい合う位置制限壁と、接続壁の下縁部と位置制限壁の下縁部との間に接続された底壁と、を更に有し、第2ラッチ構造は底壁に形成される。
【0028】
いくつかの実施形態では、第2ラッチ構造は、互いから離間した2つの突出レールによって形成され、2つの突出レールのそれぞれは、載置トレイの端縁部と平行に延在するリブ部と、他方の突出レールから離れる方向に向かってリブ部から延出し、底壁から離間した上止め部と、他方の突出レールに向かってリブ部から延出するラッチブロックと、を有し、2つの突出レールのラッチブロックの一方は第1縁部に近接して、コネクタが第1位置に位置付けられるときにコネクタが掛止でき、2つの突出レールのラッチブロックの他方は第2縁部に近接して、コネクタが第2位置に位置付けられるときにコネクタが掛止でき、第1ラッチ構造は、互いから平行に離間した2つのスライドレール及び2つのスライドレールの間に位置付けられたフック部によって形成されて、ラッチブロックの一方と協調して掛止し、2つのスライドレールの対向する側のそれぞれには、一端に近接した位置制限溝が形成されて、対応する突出レールの上止め部を協調して収容する。
【0029】
いくつかの実施形態では、バッテリ接続モジュールは上カバーを更に備え、上カバーは、載置トレイを被覆するメインカバーと、メインカバーに接続され、座体を被覆するサイドカバーと、を有する。
【0030】
いくつかの実施形態では、サイドカバーは、少なくとも1つのラッチフックを有し、座体の位置制限壁には少なくとも1つのラッチ孔が形成されて、少なくとも1つのラッチフックがこれと掛止できる。
【0031】
いくつかの実施形態では、コネクタは絶縁ハウジングを備え、コネクタの絶縁ハウジングは下面を有し、下面は、バッテリパックの筐体の側壁上面に形成される第2ラッチ構造と掛止し、第2ラッチ構造で固定するための第1ラッチ構造を有する。
【0032】
いくつかの実施形態では、第2ラッチ構造は、互いから離間した2つの突出レールによって形成され、各突出レールは、載置トレイの端縁部と平行に延在するリブ部と、他方の突出レールから離れる方向に向かってリブ部1261から延出し、側壁上面から離間した上止め部と、他方の突出レールに向かってリブ部から延出するラッチブロックと、を有し、2つの突出レールのラッチブロックの一方は第1縁部に近接して、コネクタが第1位置に位置付けられるときにコネクタが掛止でき、2つの突出レールのラッチブロックの他方は第2縁部に近接して、コネクタが第2位置に位置付けられるときにコネクタが掛止でき、第1ラッチ構造は、互いから平行に離間した2つのスライドレール及び2つのスライドレールの間に位置付けられたフック部によって形成されて、ラッチブロックの一方と協調して掛止し、2つのスライドレールの対向する側のそれぞれには、一端に近接した位置制限溝が形成されて、対応する突出レールの上止め部を協調して収容する。
【0033】
いくつかの実施形態では、バッテリ接続モジュールは上カバーを更に備え、上カバーは、載置トレイを被覆するメインカバーと、メインカバーに接続されたサイドカバーと、を有し、サイドカバーは、コネクタの後端に接続された取付バーを少なくとも被覆する。
【0034】
いくつかの実施形態では、載置トレイは、複数の母線をそれぞれ収容する複数の取付溝を有し、各取付溝は、底壁及び溝側壁によって画定され、溝側壁は、取付溝内へと突出する位置合わせキーを備え、各母線は、対応する取付溝内の位置合わせキーと協調する位置合わせ切欠部を有する。
【0035】
いくつかの実施形態では、各溝側壁は、向かい合う第1側壁部及び第2側壁部を有し、位置合わせキーは第1側壁部に設けられ、第1側壁部は、少なくとも1つのラッチフックを更に備え、第2側壁部は、第1高さに位置付けられた複数の下止めブロックと、第2高さに位置付けられた複数の上止めブロックと、を備え、母線の片側は、複数の上止めブロックと複数の下止めブロックとの間に位置付けられ、第2高さと第1高さとの高低差は、母線の厚さよりも大きく、溝底壁は、複数の支持ブロックを備え、複数の支持ブロックの上端は、複数の下止めブロックの上端と同じ高さを有し、複数の下止めブロック及び複数の支持ブロックは協調して母線を支持し、複数の上止めブロック及び少なくとも1つのラッチフックは協調して母線の位置を制限する。
【0036】
本開示は、少なくとも以下の効果を有する:フレキシブル回路片の取付バーは、操作者が、コネクタを第1位置に位置付けるか、第1位置と反対側の第2位置に位置付けるかを柔軟に選択して使用条件を満たすことができるように機能する屈曲部を有するため、異なる位置にあるコネクタ用の金型を別個に製造する費用及び製品を保管する費用を節約することができる。
【0037】
更に、コネクタは、第1ラッチ構造及び第2ラッチ構造が互いに掛止されることによって載置トレイの一端に固定され得、したがって、バッテリ接続モジュール全体の構成はより小型であり、その統合性はより良好であり、嵌合コネクタのコネクタとの嵌合を促進し、コネクタの挿入時又は引き出し時にフレキシブル回路片が引き出されるため、フレキシブル回路片への損傷を回避できる。
【0038】
更に、上カバーのサイドカバーが取付バー及び取付バーとコネクタとの接続を少なくとも被覆することによって、取付バー及び取付バーとコネクタとの接続が損傷から保護され得る。
【図面の簡単な説明】
【0039】
本開示の他の特徴及び効果は、図面を参照しながら、実施形態から明らかになるであろう。
【0040】
図1】本開示のバッテリ接続モジュール及びバッテリパックの第1実施形態の分解斜視図である。
図2】第1実施形態の折り畳まれていないフレキシブル回路片及び端子の斜視図である。
図3】第1位置における、第1実施形態のバッテリ接続モジュール及びコネクタの分解斜視図である。
図4】第1位置において組み付けられた、第1実施形態のバッテリ接続モジュール及びコネクタの斜視図である。
図5】第2位置における、第1実施形態のバッテリ接続モジュール及びコネクタの分解斜視図である。
図6】第2位置において組み付けられた、第1実施形態のバッテリ接続モジュール及びコネクタの斜視図である。
図7】第1実施形態のフレキシブル回路片及びコネクタの底面斜視図である。
図8】第1実施形態の載置トレイの座体の斜視図である。
図9】上カバーの組み付け前の第1実施形態のバッテリ接続モジュールの分解斜視図である。
図10】上カバーの組み付け後の第1実施形態のバッテリ接続モジュールの斜視図である。
図11】本開示のバッテリ接続モジュール及びバッテリパックの筐体の側壁の第2実施形態の斜視概略図である。
図12】第2実施形態及びバッテリパックの筐体の側壁の分解斜視概略図である。
図13図12の一部の領域の拡大図である。
図14】本開示のバッテリ接続モジュールの第3実施形態の分解斜視概略図である。
図15】バッテリ接続モジュールの第3実施形態の組み付け斜視図であり、コネクタが第1位置にあることを示す。
図16】バッテリ接続モジュールの第3実施形態の組み付け斜視図であり、コネクタが第2位置にあることを示す。
図17】本開示のバッテリ接続モジュールの第4実施形態の斜視概略図である。
図18】第4実施形態の斜視図であり、コネクタが第1位置にあることを示す。
図19】第4実施形態の斜視図であり、コネクタが第2位置にあることを示す。
図20】本開示のバッテリ接続モジュールの第5実施形態の分解斜視概略図である。
図21】第5実施形態の斜視図であり、コネクタが第1位置にあることを示す。
図22】第5実施形態の斜視図であり、コネクタが第2位置にあることを示す。
図23】本開示のバッテリ接続モジュールの第6実施形態の分解斜視概略図である。
図24】第6実施形態の斜視図であり、コネクタが第1位置にあることを示す。
図25】第6実施形態の斜視図であり、コネクタが第2位置にあることを示す。
図26】本開示のバッテリ接続モジュールの第7実施形態の分解斜視概略図である。
図27】第7実施形態のフレキシブル回路片及び端子の斜視概略図であり、組み付け前のフレキシブル回路片の取付バーの展開状態を示す。
図28】第7実施形態の斜視図であり、コネクタが第2位置にあることを示す。
図29】第7実施形態の斜視図であり、コネクタが第1位置にあることを示す。
図30】本開示のバッテリ接続モジュールの第8実施形態の分解斜視概略図である。
図31】第8実施形態の斜視概略図であり、コネクタが第2位置にあることを示す。
図32】第8実施形態の斜視概略図であり、コネクタが第1位置にあることを示す。
図33】本開示の接続モジュールバッテリの第9実施形態の斜視図であり、コネクタが第1位置にあることを示す。
図34】第9実施形態の斜視図であり、コネクタが第2位置にあることを示す。
図35】本開示のバッテリ接続モジュールの第10実施形態の斜視図である。
図36】第10実施形態の不完全な分解斜視図であり、コネクタが第1位置にあるときのフレキシブル回路片の取付バーの屈曲状態を示す。
図37】第10実施形態の不完全な分解斜視図であり、コネクタが第2位置にあるときのフレキシブル回路片の取付バーの屈曲状態を示す。
図38】第10実施形態のフレキシブル回路片の展開概略図である。
図39】第10実施形態の分解斜視図であり、母線及び載置トレイの組み付け関係を示す。
図40】別角度から見た図39に対応する図である。
図41】本開示のバッテリ接続モジュールの第11実施形態の斜視図である。
図42】第11実施形態の不完全な分解斜視図であり、コネクタが第1位置にあるときのフレキシブル回路片の取付バーの屈曲状態を示す。
図43】第11実施形態の不完全な分解斜視図であり、コネクタが第2位置にあるときのフレキシブル回路片の取付バーの屈曲状態を示す。
図44】フレキシブル回路片の第11実施形態の展開概略図である。
【符号の説明】
【0041】
参照番号は、以下のように表されている。
【0042】
1 載置トレイ
111 第1縁部
112 第2縁部
113 端縁部
12 座体
121 第1側方開口部
122 第2側方開口部
123 接続壁
124 位置制限壁
124a ラッチ孔
125 底壁
126 第2ラッチ構造
126a 突出レール
1261 リブ部
1262 上止め部
1263 ラッチブロック
13 取付溝
131 溝底壁
131a 中空部
132 溝側壁
132a 第1側壁部
132b 第2側壁部
14 位置合わせキー
15 ラッチフック
16 下止めブロック
17 上止めブロック
18 支持ブロック
2 母線
21 位置合わせ切欠部
3 回路ユニット
4 フレキシブル回路片
41 本体
42 取付バー
421 接続部
421a 基底部
421b 延出部
421c 切欠部
422、422’ 屈曲部
422a 屈曲部
422b 屈曲部
423 コネクタ取付部
423a 第1取付部
423b 第2取付部
423c 接続部
423d 取付部
43 導電板
5 コネクタ
51 絶縁ハウジング
511a 嵌合面
511b 後端面
512 下面
513 第1ラッチ構造
513a スライドレール
513b フック部
513c 位置制限溝
52 端子
521 テール部
522 接触部
53 外側ケーシング
54 絶縁体
6 上カバー
61 メインカバー
62 スライドカバー
621 ラッチフック
7 バッテリパック
71 バッテリ
72 筐体
721 側壁上面
8 嵌合コネクタ
C 屈曲
【発明を実施するための形態】
【0043】
本開示を詳述する前に、以下の説明では、類似の構成要素は同一の参照番号で表されることに留意されたい。
【0044】
図1を参照すると、本開示のバッテリ接続モジュールの第1実施形態は、バッテリパック7を接続するのに適し、バッテリパック7は、複数のバッテリ71と、複数のバッテリ71を収容する筐体72と、を備え、バッテリ接続モジュールは、載置トレイ1と、複数の母線2と、回路ユニット3と、上カバー6と、を備える。載置トレイ1は、バッテリパック7上に設けられるのに適し、絶縁材で作製される。第1実施形態では、載置トレイ1は、2つの対向する側に位置付けられる第1縁部111及び第2縁部112と、第1縁部111及び第2縁部112の2つの端部をそれぞれ接続する2つの端縁部113と、を有し、載置トレイ1は、2つの端縁部113のうちの1つに接続される座体12を更に有する。複数の母線2は載置トレイ1上に設けられ、バッテリパック7のバッテリ71を電気的に接続するのに適している。
【0045】
図2図6を参照すると、回路ユニット3は、フレキシブル回路片4と、コネクタ5と、を備える。フレキシブル回路片4は、機械的かつ電気的に各母線2に接続されており、本体41と、本体41から一体的に延出する取付バー42と、を有する。この実施形態では、フレキシブル回路片4は、複数の導電板43によって本体41からの各母線2に(溶接などによって)機械的かつ電気的に接続されており、各導電板43の一端は母線2と接続されており、各導電板43の他端は本体41内の導電線と接続されている。フレキシブル回路片4は、FFC(フレキシブルフラットケーブル)及びFPC(フレキシブル回路基板)などであってよい。本体41内の各導電線は集積され、取付バー42へと延在し、加えて、母線2を接続する導電線、温度センサを接続する線、又は他の構成要素を接続する導電線が含まれてよい。取付バー42は、載置トレイ1の端縁部113の一方に対応する位置において本体41から屈曲し、下方に延出する接続部421と、接続部421から延出する少なくとも1つの屈曲部422と、を有し、屈曲部422の遠位端は、コネクタ5が設けられるコネクタ取付部423からなる。第1実施形態では、取付バー42は、第1縁部111及び第2縁部112にそれぞれ対応する、接続部421の両側からそれぞれ延出する2つの屈曲部422を有する。コネクタ5は、絶縁ハウジング51と、絶縁ハウジング51に設けられた複数の端子52と、を備え、複数の端子52のそれぞれは、屈曲部422の遠位端においてコネクタ取付部423に固定され、各導電線と電気的に接続されるテール部521を有する。ある実施形態では、複数の端子52のテール部521のそれぞれは、取付バー42の遠位端においてコネクタ取付部423を貫通し、そこに固定され、次いで複数の端子52を取付バー42の導電線と電気的に接続させるように構成されている貫通構成を有してよく、他の実施形態では、複数の端子52のテール部521のそれぞれがコネクタ取付部423及び導電線と接続される構成は、他の等価な構成に変更されてよい。第1実施形態では、取付バー42は2つの屈曲部422する。したがって、2つの屈曲部422の遠位端にあるコネクタ取付部423のそれぞれは端子52の列を備え、2つの屈曲部422は屈曲して、2つのコネクタ取付部423を横並びに配置し、端子52を2列で横並びに配置し、次いで、端子52は絶縁ハウジング51に組み込まれる。具体的には、第1実施形態では、絶縁ハウジング51は、嵌合コネクタ(図示なし)と嵌合するのに適している嵌合端511aと、嵌合端511aと反対側の後端511bと、下面512と、を有する。複数の端子52のそれぞれは接触部522を更に有し、複数の端子52は、後端511bから絶縁ハウジング51に組み込まれて、取付バー42のコネクタ取付部423が絶縁ハウジング51の後端511bに接続され得るようにする。つまり、コネクタ5はコネクタ取付部423に設けられる。図及び説明を明確にするために、本明細書では、2つの屈曲部422をそれぞれ屈曲部422a、422bとして表す。図3及び図4に示すように、2つの屈曲部422a、422bは、載置トレイ1に対して接続部421の外側において、第1縁部111に近接する屈曲部422aが合計2回方向転換して(つまり、最初に第2縁部112の側に向かって方向転換し、次いで第1縁部111の側に向かって方向転換する)2つの屈曲Cを形成でき、第2縁部112に近接する屈曲部422bが第1縁部111の側に向かって1回方向転換して、1つの屈曲Cを形成でき、載置トレイ1に対して屈曲部422aの外側に屈曲部422bを位置付けることができるように機能し、それにより2つのコネクタ取付部423が、第1縁部111の側に向かって延在できる、つまり2つの屈曲部422a、422bの遠位端が共に第1縁部111の側に面することができて、コネクタ5は、(図4に示すように)嵌合端511aが第1縁部111の側に面する第1位置に位置付けられる。図5及び図6を参照すると、あるいは、2つの屈曲部422a、422bは、第1縁部111に近接する屈曲部422aが、第2縁部112の側に向かって1回方向転換して1つの屈曲Cを形成でき、載置トレイ1に対して屈曲部422bの外側に屈曲部422aを位置付けることができ、第2縁部112に近接する屈曲部422bが合計2回方向転換して(最初に第1縁部111の側に向かって方向転換し、次いで第2縁部112の側に向かって方向転換する)2つの屈曲部Cを形成できるように機能し、それによりコネクタ取付部423が第2縁部112の側に向かって延在する、つまり、2つの屈曲部422a、422bの遠位端が共に第2縁部112の側に面することができるようにして、コネクタ5は、(図6に示すように)嵌合端511aが第2縁部112の側に面する第2位置に位置付けられる。第1実施形態では、載置トレイ1の座体12は、コネクタ5を第1位置に位置付けることができるように第1縁部111の側を向いた第1側方開口部121と、コネクタ5を第2位置に位置付けることができるように第2縁部112を向いた第2側方開口部122と、を有する。このようにして、コネクタ5は、使用要件に従って第1位置又は第2位置に位置付けられる方法で設けられるように選択され得る。コネクタ5が第1位置に位置付けられる場合、第1縁部111の側に近接する嵌合コネクタが便利に嵌合され得、コネクタ5が第2位置に位置付けられる場合、第2縁部112の側に近接する嵌合コネクタが便利に嵌合され得る。つまり、コネクタ5は、デバイス(自動車など)に取り付けられるバッテリパック7の位置並びにバッテリパック7及び嵌合コネクタが接続される機器(バッテリ管理システムなど)の調整の柔軟性を有する相対位置に従って、第1位置又は第2位置に設けられ得る。
【0046】
図7及び図8を参照すると、第1実施形態では、コネクタ5の絶縁ハウジング51は第1ラッチ構造513を更に備え、第1ラッチ構造513は、絶縁ハウジング51の下面512に形成される。座体12は、載置トレイ1の端縁部113から下方に延出する接続壁123と、接続壁123から離間し、それに面する位置制限壁124と、接続壁123の下縁部と位置制限壁124の下縁部との間に接続された底壁125と、底壁125に形成され、第1ラッチ構造513と掛止し、それで固定するための、接続壁123と位置制限壁124との間に位置付けられる第2ラッチ構造126と、を更に有する。第2ラッチ構造126は、互いから離間した2つの突出レール126aによって形成され、2つの突出レール126aのそれぞれは、載置トレイ1の端縁部113と平行に延在するリブ部1261と、他方の突出レール126aから離れる方向に向かってリブ部1261から延出し、底壁125から離間した上止め部1262と、他方の突出レール126aに向かってリブ部1261から延出するラッチブロック1263と、を有し、2つの突出レール126aのラッチブロック1263の一方は第1縁部111に近接して、コネクタ5が第1位置に位置付けられるときにコネクタ5が掛止でき、2つの突出レール126aのラッチブロック1263の他方は第2縁部112に近接して、コネクタ5が第2位置に位置付けられるときにコネクタ5が掛止できる。第1ラッチ構造513は、互いから平行に離間した2つのスライドレール513a及び2つのスライドレール513aの間に位置付けられたフック部513bによって形成されて、ラッチブロック1263のうちの一方と協調して掛止し、2つのスライドレール513aの対向する側のそれぞれには、一端に近接した位置制限溝513cが形成されて、対応する突出レール126aの上止め部1262を協調して収容する。コネクタ5が第1位置に設けられる場合、コネクタ5の絶縁ハウジング51は、第1側方開口部121から座体12に入れられてよく、2つのスライドレール513aの位置制限溝513cの開放端は、2つの突出レール126aの上止め部1262によってそれぞれ対応して挿入され、フック部513bは、フック部513bがフック部513bの側に対応して位置付けられたラッチブロック1263を通り越すまで、2つのリブ部1261の間を対応して滑動し、フック部513bは、図7に示す方向に対して左側に向かって突出し、図8の方向に対応して、コネクタ5が第1側方開口部121から挿入されるとき、第1側方開口部121を第2側方開口部122に対して前側とすると、フック部513bは、左側のラッチブロック1263(すなわち、接続壁123に隣接する突出レール126a上に位置付けられたラッチブロック1263)を対応して通り越し、次いでラッチブロック1263の後側と掛止し、同時に2つのスライドレール513aの位置制限溝513cの閉鎖端は、2つの上止め部1262の前端部にそれぞれ当接して前後方向のコネクタ5の位置を制限し、2つのスライドレール513a及び2つの突出レール126aは互いに挿入されて上下方向及び左右方向のコネクタ5の位置を制限し、したがってコネクタ5は座体12上でしっかり固定され得る。同様に、コネクタ5が第2位置に設けられるとき、コネクタ5の固定部512は、第2側方開口部122から座体12へと入れられてよく、コネクタ5は同様の方法で固定され得る。
【0047】
図9及び図10を参照すると、上カバー6は、載置トレイ1を被覆するメインカバー61と、メインカバー61に接続され、座体12を被覆するサイドカバー62と、を有し、サイドカバー62は少なくとも1つのラッチフック621を有し、座体12の位置制限壁124には少なくとも1つのラッチ孔124aが形成されて、少なくとも1つのラッチフック621がそれと掛止できる。第1実施形態では、サイドカバー62は2つのラッチフック621を有し、座体12の位置制限壁124には2つのラッチ孔124aが形成されて、それぞれラッチフック621が掛止できるようにして、サイドカバー62は座体12を被覆し、それに固定される。取付バー42及び取付バー42とコネクタ5との接続は、座体12を被覆するサイドカバー62によって保護され得る。
【0048】
図11図13を参照すると、本開示のバッテリ接続モジュールの第2実施形態は、載置トレイ1が座体12を備えず、第2ラッチ構造126がバッテリパック7の筐体72(図1を参照)の側壁上面721に形成されて、コネクタ5の第1ラッチ構造513(図7を参照)と掛止し、これで固定する点で第1実施形態と異なる。第2実施形態での第2ラッチ構造126の全体構造及び第1ラッチ構造513との相互作用は、第1実施形態でのそれらと同一であり、本明細書では説明を繰り返さない。加えて、第2実施形態では、上カバー6のサイドカバー62は、コネクタ5の後端511bに接続された取付バー42を少なくとも被覆し、同様に、取付バー42及び取付バー42とコネクタ5との接続も保護され得る。
【0049】
図14図16を参照すると、本開示のバッテリ接続モジュールの第3実施形態は、取付バー42が1つの屈曲部422を有し、屈曲部422が接続部421の下端から延出し、コネクタ取付部423が、屈曲部422の遠位端にある第1取付部423a、第1取付部423aと横並びに配置された第2取付部423b、及び第1取付部423aと第2取付部423bとの間に屈曲して接続された接続部423cによって形成される点で第1実施形態と異なる(組み付け前のコネクタ取付部423の展開状態は図27を参照されたい)。2列の端子52のテール部521は、第1取付部423a及び第2取付部423bにそれぞれ設けられ、第3実施形態では、複数の端子52のテール部521はインサート成形によって絶縁体54に形成され、次いで絶縁ハウジング51に組み付けられる。この組み付け方法は、上記又は下記の他の実施形態にも適合され得る。屈曲部422は、第1縁部111の側に向かって1回方向転換し、45度の角度で屈曲して1つの屈曲Cを形成するように機能して、コネクタ5の嵌合端511aが第1縁部111の側に面し、(図15に示すように)コネクタ5は第1位置に位置付けられ、あるいは、屈曲部422は、第2縁部112の側に向かって1回方向転換し、45度の角度で屈曲して1つの屈曲Cを形成するように機能して、コネクタ5の嵌合端511aが第2縁部112の側に面し、(図16に示すように)コネクタ5は第2位置に位置付けられる。第3実施形態では、コネクタ5の絶縁ハウジング51は、コネクタ5が第1位置又は第2位置に位置付けられるべきかを決定した後に端子52に組み付けられ得、コネクタ5の第1ラッチ構造513(図7を参照)は下方に設けられる。
【0050】
図17図19を参照すると、本開示のバッテリ接続モジュールの第4実施形態は、取付バー42のコネクタ取付部423が屈曲部422の下端から一体的に延出し、コネクタ5が、端子52のテール部521を直接溶接することによって(図は、貫通孔溶接を示すが、面溶接も使用できる)コネクタ取付部423に設けられて、導電線と接続する点で第3実施形態と異なる。コネクタ5の嵌合端511aは嵌合コネクタ8と嵌合でき、嵌合コネクタ8は、例えば、ケーブルコネクタであってよい。
【0051】
図20図22を参照すると、本開示のバッテリ接続モジュールの第5実施形態は、屈曲部422が、第1縁部111に対応する接続部421の側から側方に延出し、屈曲部422が最初に第2縁部112の側に向かって、次いで第1縁部111の側に向かって2回方向転換して2つの屈曲Cを形成するように機能して、(図21に示すように)コネクタ5を第1位置に位置付けることができ、あるいは、屈曲部422が、第2縁部112の側に向かって1回方向転換して1つの屈曲Cを形成するように機能して、(図22に示すように)コネクタ5を第2位置に位置付けることができる点で第3実施形態と異なる。
【0052】
図23図25を参照すると、本開示のバッテリ接続モジュールの第6実施形態は、屈曲部422の遠位端が層状であって、互いに横並びに配置される2つのコネクタ取付部423を形成する点で第5実施形態と異なる。屈曲部422は、最初に端縁部113から離れる方向に向かって、次いで第1縁部111の側に向かって2回方向転換して2つの屈曲を形成するように機能して、(図24に示すように)コネクタ5を第1位置に位置付けることができる、あるいは、屈曲部422は、合計2回方向転換して(つまり、最初に端縁部113から離れる方向に方向転換し、次いで第2縁部112の側に向かって方向転換して、2つの屈曲Cを形成するように機能して、(図25に示すように)コネクタ5を第2位置に位置付けることができる。
【0053】
図26図29を参照すると、本開示のバッテリ接続モジュールの第7実施形態は、屈曲部422が、第2縁部112に対応する接続部421の側から側方に延出し、屈曲部422が、第1縁部111の側に向かって1回方向転換して1つの屈曲Cを形成するように機能して、(図29に示すように)コネクタ5を第1位置に位置付けることができる、あるいは、屈曲部422が方向転換しないで屈曲Cを全く形成せず、したがって(図28に示すように)コネクタ5を第2位置に位置付けることができる点で第5実施形態と異なる。具体的には、第7実施形態では、接続部421は基底部421aと、第1縁部111の側に近接する基底部421の下端から延出する延出部421bと、を有し、屈曲部422は、第2縁部112に対応する延出部421bの側から側方に延出し、間隙によって基底部421aから離間する。第7実施形態では、取付バー42のコネクタ取付部423も第1取付部423a、第2取付部423b、及び接続部423cによって形成され、その展開状態は図27に示され、接続部423cは、端子52の取り付け後に第1取付部423a及び第2取付部423bを横並びに配置するように屈曲する。更に、図29に示すように、第7実施形態では、屈曲部422は第1縁部111の側に向かって1回方向転換し、載置トレイ1に対して接続部421の外側を通るように機能して、コネクタ5を第1位置に位置付けることができる。
【0054】
図30図32を参照すると、本開示のバッテリ接続モジュールの第8実施形態は、コネクタ5が、絶縁ハウジング51を外装する外側ケーシング53を更に備え、屈曲部422が、第1縁部111の側に向かって1回方向転換し、載置トレイ1に対して接続部421の内側を通るように機能して、(図32に示すように)コネクタ5を第1位置に位置付けることができる点で第7実施形態と異なる。第8実施形態では、取付バー42のコネクタ取付部423及び端子52の構造は、第7実施形態のそれらと同一であるが、図30図32では示さずに、概略的に示す。
【0055】
図33図34を参照すると、本開示の接続モジュールバッテリの第9実施形態は、取付バー42の接続部421が切欠部421cを有し、取付バー42の2つの屈曲部422が、第1縁部111及び第2縁部112にそれぞれ対応する接続部421の両側から載置トレイ1に対して接続部421の内側に向かってそれぞれ屈曲し、次いで互いに面して延在し、次いで載置トレイ1に対して接続部421の外側に向かって屈曲し、結合して切欠部421cを通り抜け、次いで結合領域の遠位端において分離して2つのコネクタ取付部423を形成する点で第1実施形態と異なる。2つの屈曲部422の結合領域は、第1縁部111の側に向かって1回方向転換して1つの屈曲Cを形成するように機能して、(図33に示すように)コネクタ5を第1位置に位置付けることができる、あるいは、2つの屈曲部422の結合領域は、第2縁部112の側に向かって1回方向転換して1つの屈曲Cを形成するように機能して、(図34に示すように)コネクタ5を第2位置に位置付けることができる。また、2つのコネクタ取付部423は、互いに横並びでコネクタ5に取り付けられる。
【0056】
図35図38を参照すると、本開示のバッテリ接続モジュールの第10実施形態は、取付バー42が2つの屈曲部422を有し、2つの屈曲部422が互いから離間し、第1縁部111に対応する接続部421の同じ側から延出し、接続部421が1つの屈曲を形成して2つの屈曲部422が横並びに向かい合い、2つの屈曲部422の遠位端がコネクタ取付部423からなって端子52を設け、同様に、端子52及び絶縁ハウジング51が係合してコネクタ5からなる点で第1実施形態と異なる。2つの屈曲部422のそれぞれは少なくとも2つの屈曲Cを形成するように機能して、(図36に示すように)コネクタ5を第1位置に位置付けることができ、2つの屈曲部422のそれぞれは少なくとも1つの屈曲Cを形成するように機能して、(図37に示すように)コネクタ5を第2位置に位置付けることができる。
【0057】
加えて、図39及び図40を参照すると、載置トレイ1は、複数の母線2をそれぞれ収容する複数の取付溝13を有し、各取付溝13は、溝底壁131及び溝側壁132によって画定される。溝底壁131は、バッテリ71(図1を参照)にそれぞれ対応する複数の中空部131を備え、溝側壁132は、取付溝13内へと突出する位置合わせキー14を備え、各母線2は、対応する取付溝13内の位置合わせキー14と協調する位置合わせ切欠部21を有し、したがって、母線2を適切な位置に取り付けることができて、逆取り付けを防止し、フールプルーフを実現する。各溝側壁132は、向かい合う第1側壁部132a及び第2側壁部132bを有し、位置合わせキー14は第1側壁部132aに設けられ、第1側壁部132aは、少なくとも1つのラッチフック15を更に備え、第2側壁部132bは、第1高さに位置付けられた複数の下止めブロック16及び第2高さに位置付けられた複数の上止めブロック17を備える。溝底壁131は複数の支持ブロック18を備え、複数の支持ブロック18の上端は、複数の下止めブロック16の上端と同一の高さを有し、複数の下止めブロック16及び複数の支持ブロック18は、対応する母線2を協調して支持し、複数の上止めブロック17及び少なくとも1つのラッチフック15は、対応する母線2の位置を協調して制限する。母線2の片側は、複数の上止めブロック17と複数の下止めブロック16との間に位置付けられ、第2高さと第1高さとの高低差は、対応する母線2の厚さよりも大きい。したがって、母線2は、複数の上止めブロック17と複数の下止めブロック16との間で浮遊して、バッテリ71の電極との溶接を容易にすることができる。つまり、複数の母線2は、最初に載置トレイ1上で取り付けられ、母線2が組み付けられるとき、まず母線2の位置合わせ切欠部21が、適所にある位置合わせキー14に対応することが確認され、次いで、第2側壁部132bに隣接する母線2の側が、複数の上止めブロック17と複数の下止めブロック16との間に斜めに挿入され、次いで、第1側壁部132aに隣接する母線2の側が下方に押圧されてラッチフック15のフック部を通り越し、したがって母線2の位置が取付溝13内で制限される。バッテリ接続モジュールがバッテリパック7に組み付けられるとき(図1を参照)、母線2は取付溝13内で上下に浮動できるため、母線2及びバッテリ71の電極は、母線2及びバッテリ71の電極が容易に溶接されるように、相対位置を容易に調整できる。上記の載置トレイ1及び母線2の取り付け構造は、本開示の他の実施形態にも適合される。
【0058】
図41図44を参照すると、本開示のバッテリ接続モジュールの第11実施形態は、取付バー42が2つの屈曲部422、422’を有し、接続部421が延在方向に沿って2つの部分に分割され、2つの屈曲部422、422’が、接続部421の2つの部分の遠位端からそれぞれ延出し、第1縁部111に近接する2つの屈曲部422、422’の一方が第1屈曲部422と定義され、第2縁部112に近接する2つの屈曲部422、422’の他方が第2屈曲部422’と定義される点で第1実施形態と異なる。2つの屈曲部422、422’の遠位端はコネクタ取付部423からなって端子52を設ける、同様に、端子52及び絶縁ハウジング51は互いに係合して、コネクタ5からなる。第1屈曲部422は少なくとも1つの屈曲Cを形成するように機能し、第2屈曲部422’は少なくとも1つの屈曲Cを形成するように機能して(図42を参照)、コネクタ5を第1位置に位置付けることができ、この実施形態では、第1屈曲部422は、具体的には3つの屈曲を形成して長さを短縮し、第1屈曲部422は少なくとも1つの屈曲Cを形成するように機能し、第2屈曲部422’は少なくとも1つの屈曲Cを形成するように機能して(図43を参照)、コネクタ5を第2位置に位置付けることができる。
【0059】
要するに、フレキシブル回路片4の取付バー42は、屈曲するように機能して、操作者が、コネクタ5を第1位置に位置付けるか、第1位置と反対側の第2位置に位置付けるかを柔軟に選択して使用条件を満たすことができる屈曲部422を有するため、異なる位置にあるコネクタ5用の金型を別個に製造する費用及び製品を保管する費用を節約することができる。更に、コネクタ5は、第1ラッチ構造513及び第2ラッチ構造126が互いに掛止されることによって載置トレイ1の一端に固定され得、したがって、バッテリ接続モジュール全体の構成はより小型であり、その統合性はより良好であり、嵌合コネクタのコネクタ5との嵌合を促進し、コネクタ5の挿入時又は引き出し時にフレキシブル回路片4が引き出されるため、フレキシブル回路片4への損傷を回避できる。更に、上カバー6のサイドカバー62が取付バー42及び取付バー42とコネクタ5との接続を少なくとも被覆することによって、取付バー42及び取付バー42とコネクタ5との接続が損傷から保護され得る。
【0060】
しかしながら、上記の説明は本開示の実施形態についてのみであり、本開示の範囲はこれに限定されるものではなく、本特許出願の範囲及び本開示の特許明細書による単純な、等価の変更又は修正は、それでも本開示の本発明の範囲内である。
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