【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の目的を実現するために、以下の技術案を用いる。給水システムであって、第1給水管、吸気弁、容器、第1ポンプ、用水管を備え、第1給水管に吸気弁が設けられ、容器が第1給水管と第1ポンプの吸水管との間に接続され、第1ポンプの排水管が用水管に接続され、前記容器が空気圧水タンクであり、容器内の圧縮されたガス量は吸気弁が真空を破って吸い込んだ空気量に等しい。
【0009】
前記容器内の圧縮されたガスは真空を破られた空気であってもよいし、ほかのクリーンガス、例えば濾過後の空気又は窒素ガスであってもよい。
【0010】
前記吸気弁は、第1給水管の静圧が比較的低い箇所に設置され、複数設置されてもよい。
【0011】
好ましくは、第1給水管には、吸気弁と容器との間にスロットル管又はスロットル板が設けられている。
【0012】
従来技術によれば、前記吸気弁は、吸排気弁であってもよいが、大気圧に達する時に吸気できるほかの装置、例えば真空ブレーカであってもよい。
【0013】
前記容器は、その貯水量が容器及び吸気弁後側の給水管に貯蔵される水量の合計を含む。
【0014】
第1給水管と第1ポンプとの間に接続された空気圧水タンクであり、第1水位及び第2水位が設定される容器であって、第1水位が常圧とも称される大気圧に対応し、第2水位が第1給水管の水圧に対応する。容器内の水位が前記第1水位と第2水位との間にあるとき、空気圧貯水モードであって、つまり貯蔵される水量が一定の圧力に対応する。
【0015】
第1給水管と第1ポンプとの間に接続された空気圧水タンクであり、さらに常圧水タンクとして用いられ、つまり、容器内の圧縮されたガス量が貯水量の一部のみを常圧又は常圧以上で給水するように維持し、最低水位及び第1水位が設定される容器であって、第1水位が大気圧に対応し、最低水位が第1水位より低い。前記容器は、第1水位で大気に接通することにより、空気圧給水モードにおける貯水量以外のほかの水量を使用する時に負圧を発生しないようにする。
【0016】
前記最低水位と第1水位との間の貯水量がタンク型非負圧給水装置における貯水タンクの貯水量に相当する。
【0017】
第1水位は容器内の圧縮されたガス量によって決定される。
【0018】
前記大気との連通とは、第1給水管に設置される吸気弁が吸気し始めることを意味し、さらに第1水位で吸排気弁を設置してもよい。
【0019】
前記大気との連通は、さらにほかのクリーンガスに連通してもよい。
【0020】
第1給水管と第1ポンプとの間に接続された空気圧水タンクであり、さらに常圧水タンクとして用いられる容器であって、容器の排水口に渦流防止装置が設けられる。
【0021】
前記空気圧水タンクは、さらに常圧水タンクとして用いられ、且つ、受圧水タンクとして用いられ、つまり、貯水容器は、圧力のある場合に貯水する時、ガス及び水の界面が直接接触し、容器がポンプに接続され、具体的に、従来技術における非負圧給水装置でのバッファタンク(装置)又は補償タンク(装置)を備える。
【0022】
空気圧水タンクとして用いられるとともに、常圧水タンクとして用いられる前記容器の効果は、常圧で貯水した水を通常又は使用しない時に密閉状態にすることにより、衛生性及び安全性を確保することである。特に、空気圧貯水と常圧貯水を一体に設計する構想は、さらに貯水量とその使用圧力が連続的且つ一致するように維持されるという効果を有する。
【0023】
本発明の給水システムにおいて空気圧水タンクと称される容器は、空気圧水タンクとして用いられるとともに、常圧水タンクとして用いられ、空気圧で貯水する水量を有するだけでなく、常圧で貯水する水量を有する前記容器を含む。
【0024】
さらに、前記第2水位が設定される容器は、さらに第3水位が設けられてもよく、第3水位が第2水位より高く、第2水位が第1ポンプの吸水管の圧力に対応し、第3水位が第1ポンプの排水管の圧力に対応する。
【0025】
第1ポンプを備え、第1ポンプの吸水管が容器に接続され、第1ポンプの排水管が用水管に接続されるブースターポンプであって、さらに第2ポンプを備え、第2ポンプが第1ポンプの吸水管に並列接続される。前記第2ポンプが第1ポンプの吸水管に並列接続される構造は、第2ポンプが第1ポンプに直列接続される場合を含むが、第2ポンプは第1ポンプの排水管に並列接続されてもよい。
【0026】
前記第1ポンプ又は第2ポンプは、1台のポンプであってもよいし、並列接続又は直列接続される1組のポンプであってもよい。
【0027】
前記ブースターポンプに第1管路、第2管路及び第3管路が設けられる。ブースターポンプの吸水管に第3管路が設けられ、第1ポンプの第2ポンプに接続される管路には第2管路が設けられ、第3管路は第2給水管に接続され、第2管路は容器に接続される。
【0028】
前記第1管路に第1弁が設けられ、第2管路に第2弁が設けられ、第3管路に第3弁が設けられ、第1管路、第2管路及び第3管路は容器に接続される。
【0029】
第2管路及び第3管路は第2給水管に接続される。
【0030】
ブースターポンプの排水管に第1管路が設けられ、第1管路は容器に接続される。空気圧水タンクの作用は、圧力保持、すなわち、ブースターポンプを未使用又は流量が小さすぎる時に停止させることと、用水管の用水量が急に変化するとき、急に変化する流量を補充又は平衡化させて、第1ポンプの動作状態を安定化させることとがある。前記流量の急な変化については、流量が大きい場合、相対変化幅が小さく、影響が小さく、流量が小さい場合、相対変化幅が大きく、影響が大きい。容器がブースターポンプの吸水管に接続される場合、容器内の水位が低く、このことから、給水本管又は用水管の抵抗が大きく、流量が大きいことを示し、容器がブースターポンプの排水管に接続される場合、給水管又は用水管の抵抗が小さく、流量が小さいことを示している。これら特徴によれば、ブースターポンプの吸水管側に接続される容器はさらにブースターポンプの排水管側の空気圧水タンクとして用いられてもよい。
【0031】
第2ポンプはさらに、第3ポンプを含んでもよく、第3ポンプは第2ポンプの吸水管に並列接続される。
【0032】
このように、第3ポンプはさらに第1ポンプの排水管又は第2ポンプの排水管に並列接続されてもよい。前記第3ポンプは第2ポンプと同様である。
【発明の効果】
【0033】
前記ブースターポンプの効果は以下のとおりである。給水システムは様々なモードで作動可能になり、具体的には、第1弁をオンにする場合、第1ポンプ及び容器から構成される調整装置無しの非負圧給水装置になり、第1ポンプの揚程を有し、第2弁をオンにする場合、第1ポンプ及び容器から構成されるタンク型非負圧給水装置になり、貯水量の使用が増加し、第1弁と第2弁を次々とオンにする場合、第2ポンプ及び容器から構成される調整装置無しの非負圧給水装置になり、第2ポンプの揚程を有し、第1弁と第3弁をオンにする場合、直接給水システムになる。このような多様化された作動方式を直接給水システムに用いると、省エネ性が向上する。
【0034】
非負圧の第1利点は密閉貯水方法を用いることである。前記貯水を使用する時、真空レギュレータ又はエネルギー貯蔵装置を用いる。本発明は、配管の従来の真空破壊技術を利用し、用いた方法は、給水システムにおける容器として空気圧水タンクを用いて、真空を破られたガスを貯蔵圧縮することであり、本発明の第1特徴である。
【0035】
前記真空を破られたガスの量は、水使用量の相違に起因してランダム性を示す。しかしながら、前回に容器内へ吸い込んだ空気によって、再び前回の水使用量に達する時に負圧が発生せず、溶解、ガス渦等が空気を消費したり、又は水使用量を増加させたりするため、真空破壊用の吸気弁が再び吸気するようになる。前記容器内の圧縮されたガス量が真空を破って吸い込んだ空気量に等しいことは、この特徴を反映している。
【0036】
真空を破られたガスの量がランダムであるため、本発明では、真空を破って吸い込んだ空気を貯蔵圧縮することが好ましい。真空を破って吸い込んだ空気は既に給水システムに入ったガスであるため、真空破壊手段を講じる時に衛生上の要素を考慮すべきであるが、ほかの方法を用いてもよい。ほかのクリーンガスを用いる場合、さらに吸気弁又は容器に接続されてもよい。
【0037】
第1給水管を負圧発生から保護する場合、空気圧貯水圧力が常圧まで連続的に低下し、給水管を限界圧力以上にするようにする場合、給水管に1つのスロットル装置が設置され、スロットル装置前の水圧を限界圧力以上に維持し、スロットル装置の後に、前記密閉させた貯水を使用することにより用水管の水量を確保する必要があるため、システムの圧力が低下し、負圧が発生するまで低下すると、真空破壊用の吸気弁が吸気する。
【0038】
給水管を限界圧力以上にする場合、第1給水管には、吸気弁の状態を安定化させるために、吸気弁と容器との間にスロットル手段が設置されている。
【0039】
空気圧水タンクは、圧縮ガスに対応する水量によってシステムの圧力変化を安定化させるという利点を有する反面、圧縮ガスが容器の容積の一部を占めるデメリットがある。ボイルマリオット原理に基づいて、本発明の方法を用いるときに、貯水量の容器の総容積での比率を計算することができる。限界圧力が0.1MPaである場合、貯水量は50%、限界圧力が0.2MPaである場合、貯水量は67%であり、一般的な空気圧水タンクに比べて、貯水効率が向上する。貯水量以外の容積がガスで占められ、この部分の容積をさらに減少させてもよい。
【0040】
本発明の第2特徴は、タンク型非負圧給水装置における貯水タンクの貯水量に相当する貯水量と、真空を破られたガスを圧縮するときに発生した空気圧貯水量とを足し合わせるすることである。第1特徴による空気圧水タンクの容積が増加して、常圧で使用する貯水量を貯水することになる。このように貯水を足し合わせると、容器の貯水時間の問題を解決するだけでなく、常圧水を密閉させた状態で貯蔵するようにし、このようにして、衛生性を高めるとともに、装置の動作中の制御段階を簡素化させ、足し合わせた水量は動作中に圧力が連続的に変化し、装置の動作の安定化に役立ち、一連の有益な効果を奏する。
【0041】
容器内の第2水位と第1水位との間の貯水量は、排水圧力の連続性を維持することを目的とする。容器内の第2水位と最低水位との間の貯水量は、用水管の需要を満たす総貯水量である。
【0042】
従来技術に比べて、本発明の貯水用の第1給水管及び容器は、従来技術における安定化タンク又は補償タンクの形状を変えることに相当し、その効果の1つは、容器の水位が第1給水管の高点よりも低い場合、容器の「非負圧」による第1給水管の高点で生じた負圧への影響を解消し、第1給水管の貯水量を増加させ、弊害を利点に変えることである。それ以外、本方法では、空気圧の作用を維持して、空気圧タンクで界面により接続される水に対応圧力を発生させて、圧縮ガスで貯水量の圧力の連続低下を行い、総ガス量として貯水量の一部を使用しても負圧を発生させないほどに維持するという効果を有する。具体的に、給水管の非負圧又は限界圧力を維持するとき、ガスの圧力が貯水量の一部に効果的に作用し、総ガス量によって貯水量のほかの部分の圧力が連続的に低下することが維持され、負圧を発生させると、真空破壊用の吸気弁が吸気し始める。
【0043】
従来技術では、常圧状態での排水口のガス渦の現象についての研究が多く、実用化されている渦流防止板又は旋回流防止装置は、貯水タンク(又はプール)で排水口と最低水面との差を減少させることにより有効水深を増加させるものとして用いられるが、このような技術はまだ非負圧給水装置に適用されていない。特に、容器がポンプに接続されるという非負圧給水装置の第1特徴により、水中に混入するガスによるポンプへのキャビテーションが発生しやすい。従って、本発明はGB50015−2003(2009年版)第3.4.13条に記載された現象に基づき、ガス及び水の界面で直接接触する空気圧水タンクに渦流防止装置を増設する手段を提案している。前記空気圧水タンクはさらに、常圧水タンク、及び加圧貯水容器として用いられ、ポンプに接続されるものであり、上記手段により、このような容器によるガス渦のポンプに対する影響が解消される。
【0044】
前記渦流防止装置は、容器の排水口に設けられる水平な円形バッフルであってもよく、円形バッフルの断面を流れる水流の速度を吸水口の水流速度より低くする。円形バッフルの下方と容器の壁との間に、さらに水流方向に沿った垂直板が設けられてもよい。
【0045】
本発明の前記容器に最低水位が設定される場合、容器が第1水位にあるとき、真空破壊又は吸気手段が必要であり、第1水位と最低水位との間の貯水量を補充する場合、容器は排気手段が必要である。容器に用いた真空破壊又は吸気手段は第1水位以上又は以下にすることができる。容器の排気手段は第1水位に対応し、自動制御手段を取ってもよく、例えば信号で排気弁の開閉を制御する。
【0046】
同時に、第1給水管は好ましくは第1水位に接続される。第1給水管は、真空破壊時にガスを補充する役割を有するが、排気時の方向が給水方向と逆になる。
【0047】
第1給水管の水圧がランダムに変化するため、第2水位の水圧が第1給水管の限界圧力に相当する場合、給水管の最高圧力に対応する水位が最高水位である。最高水位は第2水位上側に位置し、最高水位と第2水位との間の貯水量は、本発明の第1給水管が限界圧力以上にあるが、圧力が低下する時の、第1給水管と用水管の水量の差であり、第1給水管又は公共管網の圧力が低下するときに給水量を減少させる役割を果たし、給水管又は公共管網の圧力維持に役立つ。
【0048】
第2水位はさらにブースターポンプの吸水管の圧力に対応する。さらに、容器内の圧縮されたガスを十分に利用し、つまり、本発明の第2特徴は、容器に第3水位が設けられ、第3水位がブースターポンプの排水管の圧力に対応することをさらに含む。インバータポンプに配置される空気圧水タンク内の水量も足し合わせることに相当する。このように、システムに1つ又は1組のみの容器が設けられるが、それによって、容器がブースターポンプの吸水管に接続されるだけでなく、ブースターポンプの排水管に接続されるため、容器が圧力の変化に応じて時間帯をずらして異なる管路に接続される必要があるという問題がある。
【0049】
第2水位と第3水位との間に、さらに起動水位がある。前記起動水位は、用水管システムの用水量がより小さい場合、配管の抵抗が減少するため、所望のブースターポンプの排水管が有してもよい低圧力に対応する。起動水位が最高水位より低いとき、直接給水方式で給水してもよい。
【0050】
既存の建物の直接給水区域では、第3水位に対応する圧力と第2水位に対応する圧力との差がより小さい場合、起動水位が最高水位より低い確率が高い場合が多い。本発明により既存の建物の直接給水区域での圧力が不足するという問題を解決するとき、給水本管に悪影響を与えることがないため、本発明を用いることにより、既存の給水本管又は公共管網の水圧を十分に利用することを促進することもできる。
【0051】
起動水位が最高水位より高い場合、起動水位と最高水位又は第2水位との間の水量によって、ブースターポンプ揚程を減少できる反面、給水管の給水も制限される。
【0052】
ブースターポンプの動作方式であって、ブースターポンプの第2管路が容器に接続される。第2ポンプによる第2給水管への1回目の加圧によって、容器内の圧力が高まり、それにより容器内の貯水量を増加させると同時に、第2給水管の給水を連続的にし、その作用としては、用水バレー時に第2給水管の給水量の使用を増加させ、用水ピーク時に第2給水管の給水量の使用を減少させ、このように、ピーク負荷シフトの作用を果たすことをさらに含む。
【0053】
本発明の容器は、常圧貯水量の場合、空気圧貯水方式を含むため、第2給水管の圧力を十分に利用することができ、省エネが可能であり、空気圧貯水方式では、常圧貯水の水量が含まれ、その利点として、圧縮空気量を減少させて、貯水容積を増加させることと、常圧貯水量の衛生性を確保するとともに、常圧貯水と空気圧貯水を足し合わせることにより、用水周期への配慮も解消することにある。
【0054】
それに対応して、容器内の圧力が連続的に変化することは、ポンプの動作の安定化に役立つ。しかしながら、圧力の変化幅が大きすぎると、速度変動率の範囲が広すぎることによりポンプの動作効率を低下させてしまう。このため、直列接続されるブースターポンプを用いることは省エネを実現できる。
【0055】
直列接続されるブースターポンプを用いる場合、どのように効果的に制御するかの難問がある。
【0056】
本発明の第3特徴は、容器がブースターポンプの第1管路又は第3管路に接続される場合、第1ポンプが、第1ポンプの排水管を定圧に維持するように制御され、第2ポンプが、第2ポンプの排水管を定圧に維持するように制御されることである。さらに、第2ポンプが設定周波数以上で動作してもよく、第2ポンプの排水管の圧力がある設定値より高い場合、第2ポンプは動作を終了する。
【0057】
第2ポンプは第1ポンプの吸水管の圧力を確保し、第2ポンプの排水管の圧力がある設定値より高い場合、第1ポンプの加圧揚程が小さすぎ、速度変動率によって第1ポンプが低効率で動作する。
【0058】
本発明の第4特徴は、容器がブースターポンプの第2管路に接続される場合、第1ポンプが依然として排水管の圧力で制御され、第2ポンプが第2ポンプの排水管の圧力に応じて一定幅の周波数変換範囲を設定し、次に第2ポンプの吸水管の圧力で周波数が決定され、第2ポンプの吸水管の圧力が低い場合、前記一定幅の周波数変換範囲内から比較的低い周波数で動作し、圧力が高い場合に、比較的高い周波数で動作することである。
【0059】
ポンプの特性曲線に基づき、第2ポンプが平衡容器の圧力で動作し、且つ、第2給水管の圧力が高い場合、第2ポンプの流量が大きく、圧力が低い場合、第2ポンプの流量が小さい。
【0060】
第4特徴は、ポンプの制御方法であって、第1パラメータポイントに基づいて1つの周波数変換範囲を設定し、第2パラメータポイントに基づいて具体的な周波数変換周波数を決定し、前記周波数変換範囲は、ポンプの特性曲線によって決定され、流量及び揚程を調整する。
【0061】
上記いずれか1つの特徴も独立して用いることができる。
【0062】
従来技術において、CECS 211−2012第5.0.6条には、安定化タンクの水容積が1分間の設計流量以上であると規定され、この容積はCJ/T 254−2014第5.4.3.1条に規定されるものに等しく、GB 50015−2003(2009年版)第3.7.4条におけるポンプのポンプ井戸の容積(3分間)より小さい。真空レギュレータを起動させ、用水ピーク時に、ポンプが設計流量で動作し、これらの要素が互いに補完する確率は高いため、容器に渦流防止装置を用いる必要がある。
【0063】
CECS 211−2012第5.0.6条には、タンク型非負圧低位貯水タンクの容積が1時間−2時間のうちの1時間当たりの最大流量であると規定され、GB 50015−2003(2009年版)第3.7.2条又は第3.7.3条における用水調整量又は有効容積(日間用水量の20%が約2時間のうちの1時間当たりの最大流量である)に近い。
【0064】
本発明の出願人は、非負圧給水装置の使用効果が高い地域で、貯水タンクを使用する複数の事例を追跡したところ、安全貯水量が大きすぎることを見出した。それは、GB 50974−2014第5.1.13条における要件が以前のGB 50015−2003(2009年版)第3.8.6条に重視化されておらず、代表例として、側壁出口を用いた貯水タンクがいずれの手段も取らないという現象に繋がる可能性がある。
【0065】
慎重に、磁気フラップレベルゲージを用いて、既存の貯水タンク内の水位の変化を連続的に記録することができる。