特許第6684482号(P6684482)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特許6684482-自動車シート用取手装置 図000002
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6684482
(24)【登録日】2020年4月1日
(45)【発行日】2020年4月22日
(54)【発明の名称】自動車シート用取手装置
(51)【国際特許分類】
   B60N 3/02 20060101AFI20200413BHJP
   B60N 3/00 20060101ALI20200413BHJP
   A47C 7/62 20060101ALI20200413BHJP
   B60R 7/10 20060101ALI20200413BHJP
【FI】
   B60N3/02 A
   B60N3/00 Z
   A47C7/62 Z
   B60R7/10
【請求項の数】2
【全頁数】7
(21)【出願番号】特願2018-87619(P2018-87619)
(22)【出願日】2018年4月11日
(65)【公開番号】特開2019-182388(P2019-182388A)
(43)【公開日】2019年10月24日
【審査請求日】2018年6月28日
(73)【特許権者】
【識別番号】517396674
【氏名又は名称】栗林 圀明
(72)【発明者】
【氏名】栗林 圀明
【審査官】 永安 真
(56)【参考文献】
【文献】 特開2013−184493(JP,A)
【文献】 特開2003−038296(JP,A)
【文献】 特開2005−067563(JP,A)
【文献】 特開2008−230321(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60N 2/00 − 2/90
B60N 3/00 − 3/02
A47C 7/62 − 7/64
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
2本のL形の本体支柱と、その2本の本体支柱のL形の長い方の支柱の間に、少なくとも1本ハンガー掛け部(12,13)を備え、本体支柱のL形の短い方に自動車座席の頭当て支柱への固定部を備え、
前記固定部は、前記長い方の支柱が上向きとなるように固定することも、下向きとなるように固定することも可能であり、
前記長い方の支柱が上向きとなるように固定されたときには、前記ハンガー掛け部は、前記L形の長い方と短い方のつなぎ目よりも、高い位置となることにより、ハンガー掛けとして機能し、
前記長い方の支柱が下向きとなるように固定されたときには、前記ハンガー掛け部は、前記つなぎ目よりも低い位置となることにより、乗り降りの際の取手として機能することを特徴とする自動車シート用取手装置。
【請求項2】
2本の本体支柱のL形の長い方の外側に、前記長い方に平行に延びた握り部(10,11)を備えた、請求項1記載の自動車シート用取手装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、握り部をつかまえることで、自動車の乗降を助けて乗降を楽にする、及び乗車中に身体の安定を確保するための補助をするものである。
【0002】
また、本発明は、本体のハンガー掛け部にハンガーを引っかけることにより、車内に衣服を折りたたまずに、複数吊さげることを提供するハンガー掛けでもある。
【0003】
以下、取手としての機能説明、及びハンガー掛けとしての機能説明、双方の説明を記述する。
【背景技術】
【0004】
通常、自動車には、助手席及び後部入口の天井付近といった部位に、身体を支えて乗降を補助する、取手がつけられている。
【0005】
これらの既設の取手に加え、尚且つ、つかまえて乗降しやすいようにするために、自動車座席の頭当ての支柱である上下調節の棒にはめ込むことで、握り部を構成させるといった、乗車を助ける補助具がある。
【先行技術文献】
【0006】
【特許文献1】特開2008−230321
【0007】
【特許文献2】実案3193532
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、健常者にあらざる人や高齢者では、この自動車に既設の取手の位置では 、健常者と同様な身体を動かすことが困難なゆえ、つかまえにくく、またつかまえても力が不足して使いにくい。
【0009】
また、先に述べたように、自動車座席の頭当て支柱にはめ込んで設置する握り補助具があるが、これは取付け状態が頭当て支柱にはめ込んだだけで固定設置するようになっているだけのため、設置後に握り補助具が動かないような堅牢性が不足である。
【0010】
また、身体を支えるための握り部分が水平となって、一ヶ所を両手でそろえるように握るために、乗降中の揺れに対して力を入れにくく身体を支えにくい。
【0011】
通常、自動車内にハンガーを吊るす場合、既成のハンガーに衣服を掛けて、先に述べた自動車に既設の取手にハンガーを吊るすような使用がよくなされるが、自動車の加速、減速時にハンガーが揺れて、しまいには衣服が外れて落ちるといった不具合がある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は、乗車の補助具とした場合、上記に述べたような不具合を解消するために、本発明の握り部分をつかまえやすく、また握った手に力を入れやすく、乗降を楽にするものである。
【0013】
自動車内の衣服掛けとして使用する場合、本発明を座席シートに設置すると、横型に複数のハンガー掛け部ができるので、1本のハンガー掛け部に複数のハンガーを掛けるだけにとどまらず、本発明は複数のハンガー掛け部が設置されているため、この複数のハンガー掛け部に多くのハンガーを掛けることが可能で、ネクタイも分けて吊るすこともできるようになる。
【発明の効果】
【0014】
本発明を自動車座席に設置すると、握り部10または握り部11は、座席後部縦外付近に縦型となって位置するため、つかまえやすく力が入れやすいため乗降を楽にする。
【0015】
乗車してからは、本発明では握り部10及び握り部11それぞれが縦に適度の幅をもった位置に設定されているために、握り部分を左右両手で適度に広げた状態でつかまえることにより、車の揺れに対して、身体を安定させるべく、身体を保持するための力を入れやすく安定した状況で乗車していることが可能となる。
【0016】
本発明をハンガー掛けとして使用するためには、図2に示すように、ハンガー掛け部12を上側に位置するようにして、自動車座席の頭当て支柱15に装着する。
【0017】
ハンガー掛け部12、ハンガー掛け部13、ハンガー掛け部14それぞれにハンガーを掛けることができるようになる。
【0018】
主にハンガー掛け用として取付けた状態においても、握り部10、握り部11はそれぞれにつかまえて乗降及び乗車中の補助にも使用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本発明の全体を表す斜視図である
図2】ハンガー掛けとして使用する場合の取付け方法
図3】自動車乗降乗車中補助使用の場合の取付け方法
図4】ハンガー掛けとして使用する場合の取り付けた状態
図5】乗降乗車中の補助として使用する場合の取り付けた状態
図6】本発明にハンガーを掛けた状態の参考図
図7】本発明につかまって座席に座っている様子の参考図
【発明を実施するための形態】
【0020】
図1に示すように、L形の本体支柱1と本体支柱2に橋渡しするようにハンガー掛け部12、ハンガー掛け部13、ハンガー掛け部14、自動車頭当て支柱への取付け部4が繋がり、本発明を形成している。
【0021】
本体支柱1、本体支柱2それぞれの外側に、握り部を取り付ける、握り取付け部3があり、ここに握り部10、握り部11をそれぞれ挟むように接合させてある。
【0022】
このそれぞれの握り部、ハンガー掛け部表面は、滑りにくい弾性体に覆われている。
【0023】
自動車座席の頭当て支柱への取付け部4には、本発明を自動車座席の頭当支柱15に、 頭当て支柱への固定板6を用いて固定するための取付けねじ穴5が設けられている。
【実施例1】
【0024】
本発明を、乗降を補助する取手として使用するために自動車座席に設置するには、図3に示すように、ハンガー取付け部12が下になるようにして、自動車座席の頭当て支柱15に頭当て支柱への固定板6で、自動車座席の頭当て支柱15を挟むように、平ワッシャー7、スプリングワッシャー8とともに取付けボルト9で締め付けて固定装着する。
【0025】
自動車座席の頭当ては、上の方に高い位置で使用する場合も含め、図3に示すように、座席に密着させるように下側に位置するようにして、自動車座席の頭当て支柱15を、頭当て支柱への取付け部4に頭当て支柱への固定板6で挟むようにして、平ワッシャー7、スプリングワッシャー8とともに取付けボルト9を取付けねじ穴5に締め付けて本体を締め付けて固定設置する。
【実施例2】
【0026】
本発明を主にハンガー掛けとして用いる場合は、図2図4図6に示すように、ハンガー取付け部12が上になるようにして、自動車座席の頭当て支柱15に取付ける。
【0027】
自動車の頭当ては、上に高い位置で使用する場合も含め、図3に示すように、座席に密着させるように下側に位置するようにして、上記取手として用いる場合と同じ要領にて、ねじで締めつけて固定する。
【産業上の利用可能性】
【0028】
頭当て支柱への取付け部4と頭当て支柱への固定板6を取付けボルト9によって、自動車座席の頭当て支柱15に、しっかりと固定されるために、本発明の握り部に力を加えても安定して、取手として機能させることが可能である。
【0029】
握り部10と握り部11は、それぞれ両手で握った場合に力を入れやすい幅に設定されていて、乗車中は自動車の揺れに対して、身体を安定して保持するのが楽である。
【符合の説明】
【0030】
1 本体支柱
2 本体支柱
3 握り部取付け部
4 頭当て支柱への取付け部
5 取付けねじ穴
6 頭当て支柱への固定板
7 平ワッシャー
8 スプリングワッシャー
9 取付けボルト
10 握り部
11 握り部
12 ハンガー掛け部
13 ハンガー掛け部
14 ハンガー掛け部
15 自動車座席の頭当て支柱
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7