(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6684501
(24)【登録日】2020年4月1日
(45)【発行日】2020年4月22日
(54)【発明の名称】緩衝具付き瓶用包装箱
(51)【国際特許分類】
B65D 81/05 20060101AFI20200413BHJP
B65D 5/50 20060101ALI20200413BHJP
B65D 5/66 20060101ALI20200413BHJP
【FI】
B65D81/05
B65D5/50 C
B65D5/66 301D
B65D5/50 101C
【請求項の数】4
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2018-156739(P2018-156739)
(22)【出願日】2018年8月23日
(65)【公開番号】特開2020-29298(P2020-29298A)
(43)【公開日】2020年2月27日
【審査請求日】2018年10月2日
(73)【特許権者】
【識別番号】396000846
【氏名又は名称】株式会社斎藤紙店
(72)【発明者】
【氏名】斎藤 富夫
【審査官】
蓮井 雅之
(56)【参考文献】
【文献】
特開2017−197214(JP,A)
【文献】
実開平6−39723(JP,U)
【文献】
特開2002−205766(JP,A)
【文献】
特開2015−224046(JP,A)
【文献】
登録実用新案第3034264(JP,U)
【文献】
特開2004−217249(JP,A)
【文献】
特開2000−43966(JP,A)
【文献】
登録実用新案第3060605(JP,U)
【文献】
国際公開第2008/058346(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 81/05
B65D 5/50
B65D 5/66
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
箱の上縁の対向する二辺にそれぞれ首抑えを延設し、また、対向する他の二辺に上蓋と中蓋をそれぞれ延設して成り、該首抑えは、箱本体から折返し部、箱詰めされた瓶の首が通る瓶穴を穿設した本体部、そして該折返し部とほぼ同じ長さを有する立上り部の順で延びており、これをコの字形に折り曲げて箱の中に押し込むようになっており、該上蓋は箱本体から本体部そして挿入部の順に延びており、該挿入部を箱の中に挿入して箱の上部開口を閉じるようになっており、該中蓋は箱本体から折返し部、本体部そして該中蓋折返し部とほぼ同じ長さの立上り部の順で延びており、これをコの字形に折り曲げて箱の中に押し込むようになっている瓶用包装箱であり該首抑えの折返し部の中ほどに折り目を設けた段ボール製の瓶用包装箱と
瓶用包装箱の内部で瓶の底受けに使用され、上辺、下辺、左辺及び右辺を有する正方形
状の段ボール紙で作られる第一の段ボール緩衝具と、
瓶用包装箱の内部で瓶の胴巻に使用され、上辺、下辺、左辺及び右辺を有する正方形状の段ボール紙で作られる第二の段ボール緩衝具とを備え、
第一の段ボール緩衝具及び第二の段ボール緩衝具は同一構造であって、それぞれ、
4つの角部にそれぞれ設けられる切欠き部(M1、M2、M3,M4)と、上辺、下辺、左辺及び右辺それぞれをほぼ3等分する位置に設けられている各辺2の切り込み(T1、T2、T1′、T2′、Y1,Y2,Y1′、Y2′)と、段ボール紙の中心点(F)の開口部とそこから放射線状に延びる複数の切り込み線で形成される瓶の挿入口と、
左上角部から挿入口を介して右下角部に対角に延びる第一の対角折れ線と、
左下角部から挿入口を介して右上角部に対角に延びる第二の対角折れ線と、
上辺左側の切り込み(T1)から下辺左側の切り込み(T1´)に垂直に延びる第一の垂直折れ線と、
上辺右側の切り込み(T2)から下辺右側の切り込み(T2´)に垂直に延びる第二の垂直折れ線と、
左辺上側の切り込み(Y1)から右辺上側の切り込み(Y1´)に水平に延びる第一の水平折れ線と、
左辺下側の切り込み(Y2)から右辺下側の切り込み(Y2´)に水平に延びる第二の水平折れ線と、
上辺左側の切り込み(T1)から下辺左側の切り込み(T1´)に垂直に延びる第一の垂直折れ線と左辺上側の切り込み(Y1)から右辺上側の切り込み(Y1´)に水平に延びる第一の水平折れ線とが交わることで形成されるほぼ4角形の中心部に四角形の穴(P1)と、
上辺右側の切り込み(T2)から下辺右側の切り込み(T2´)に垂直に延びる第二の垂直折れ線と左辺上側の切り込み(Y1)から右辺上側の切り込み(Y1´)に水平に延びる第一の水平折れ線と交わることで形成されるほぼ4角形の中心部に四角形の穴(P2)と、
上辺右側の切り込み(T2)から下辺右側の切り込み(T2´)に垂直に延びる第二の垂直折れ線と左辺下側の切り込み(Y2)から右辺下側の切り込み(Y2´)に水平に延びる第二の水平折れ線とが交わることで形成されるほぼ4角形の中心部に四角形の穴(P3)と、
上辺左側の切り込み(T1)から下辺左側の切り込み(T1´)に垂直に延びる第一の垂直折れ線と左辺下側の切り込み(Y2)から右辺下側の切り込み(Y2´)に水平に延びる第二の水平折れ線とが交わることで形成されるほぼ4角形の中心部に四角形の穴(P4)とを備え、第一の垂直折れ線と第一の水平折れ線を山折りに、上辺と左辺の角部(M1)、上辺左側の切り込み(T1)の位置、第一の垂直折れ線と第一の水平折れ線との交点(E)、左辺上側の切り込み(Y1)の位置で囲まれる四角形部分を第一の対角折れ線に沿って内側に、第二の垂直折れ線と第一の水平折れ線を山折りに、上辺と右辺の各部(M2)、上辺右側の切り込み(T2)の位置、第二の垂直折れ線と第一の水平折れ線との交点(M2´)、右辺上側の切り込み(Y1´)の位置で囲まれる四角形部分を第二の対角折れ線に沿って内側に、第二の垂直折れ線と第二の水平折れ線を山折りに、下辺と右辺の各部(M3)、下辺右側の切り込み(T2´)の位置、第二の垂直折れ線と第二の水平折れ線との交点(G´)、右辺下側の切り込み(Y2´)の位置で囲まれる四角形部分を第一の対角折れ線に沿って内側に、第一の垂直折れ線と第二の水平折れ線を山折りに、下辺と左辺の各部(M4)、下辺左側の切り込み(T1´)の位置、第一の垂直折れ線と第二の水平折れ線との交点(M4´)、左辺下側の切り込み(Y2)の位置で囲まれる四角形部分を第二の対角折れ線に沿って内側に折り、上下辺と右左辺を中心方向(F)に互いに押すことにより立方体形状に組み上がることを特徴とする緩衝具付き瓶用包装箱。
【請求項2】
瓶の挿入口の形状は、円形であることを特徴とする請求項1に記載の緩衝具付き瓶用包装箱。
【請求項3】
段ボール製の瓶用包装箱と
瓶用包装箱の内部で瓶の底受けに使用され、上辺、下辺、左辺及び右辺を有する正方形状の段ボール紙で作られる第一の段ボール緩衝具と、
瓶用包装箱の内部で瓶の胴巻に使用され、上辺、下辺、左辺及び右辺を有する正方形状の段ボール紙で作られる第二の段ボール緩衝具とを備え、
第一の段ボール緩衝具及び第二の段ボール緩衝具は同一構造であって、
段ボール紙の中心点(F)の開口部とそこから放射線状に延びる複数の切り込み線で形成される瓶の挿入口と、
左上角部から挿入口を介して右下角部に対角に延びる第一の対角折れ線と、
左下角部から挿入口を介して右上角部に対角に延びる第二の対角折れ線と、
上辺左側のほぼ3等分する位置(T1)から下辺左側のほぼ3等分する位置(T1´)に垂直に延びる第一の垂直折れ線と、
上辺右側のほぼ3等分する位置(T2)から下辺右側のほぼ3等分する位置(T2´)に垂直に延びる第二の垂直折れ線と、
左辺上側のほぼ3等分する位置(Y1)から右辺上側のほぼ3等分する位置(Y1´)に水平に延びる第一の水平折れ線と、
左辺下側のほぼ3等分する位置(Y2)から右辺下側のほぼ3等分する位置(Y2´)に水平に延びる第二の水平折れ線と、
上辺左側のほぼ3等分する位置(T1)から下辺左側のほぼ3等分する位置(T1´)に垂直に延びる第一の垂直折れ線と左辺上側のほぼ3等分する位置(Y1)から右辺上側のほぼ3等分する位置(Y1´)に水平に延びる第一の水平折れ線とが交わることで形成されるほぼ4角形の中心部に四角形の穴(P1)と、
上辺右側のほぼ3等分する位置(T2)から下辺右側のほぼ3等分する位置(T2´)に垂直に延びる第二の垂直折れ線と左辺上側のほぼ3等分する位置(Y1)から右辺上側のほぼ3等分する位置(Y1´)に水平に延びる第一の水平折れ線と交わることで形成されるほぼ4角形の中心部に四角形の穴(P2)と、
上辺右側のほぼ3等分する位置(T2)から下辺右側のほぼ3等分する位置(T2´)に垂直に延びる第二の垂直折れ線と左辺下側のほぼ3等分する位置(Y2)から右辺下側のほぼ3等分する位置(Y2´)に水平に延びる第二の水平折れ線とが交わることで形成されるほぼ4角形の中心部に四角形の穴(P3)と、
上辺左側のほぼ3等分する位置(T1)から下辺左側のほぼ3等分する位置(T1´)に垂直に延びる第一の垂直折れ線と左辺下側のほぼ3等分する位置(Y2)から右辺下側のほぼ3等分する位置(Y2´)に水平に延びる第二の水平折れ線とが交わることで形成されるほぼ4角形の中心部に四角形の穴(P4)とを備え、
第一の垂直折れ線と第一の水平折れ線を山折りに、上辺と左辺の角部(M1)、上辺左側のほぼ3等分する位置(T1)の位置、第一の垂直折れ線と第一の水平折れ線との交点(E)、左辺上側のほぼ3等分する位置(Y1)の位置で囲まれる四角形部分を第一の対角折れ線に沿って内側に、
第二の垂直折れ線と第一の水平折れ線を山折りに、上辺と右辺の各部(M2)、上辺右側のほぼ3等分する位置(T2)の位置、第二の垂直折れ線と第一の水平折れ線との交点(M2´)、右辺上側のほぼ3等分する位置(Y1´)の位置で囲まれる四角形部分を第二の対角折れ線に沿って内側に、
第二の垂直折れ線と第二の水平折れ線を山折りに、下辺と右辺の各部(M3)、下辺右側のほぼ3等分する位置(T2´)の位置、第二の垂直折れ線と第二の水平折れ線との交点(G´)、右辺下側のほぼ3等分する位置(Y2´)の位置で囲まれる四角形部分を第一の対角折れ線に沿って内側に、
第一の垂直折れ線と第二の水平折れ線を山折りに、下辺と左辺の各部(M4)、下辺左側のほぼ3等分する位置(T1´)の位置、第一の垂直折れ線と第二の水平折れ線との交点(M4´)、左辺下側のほぼ3等分する位置(Y2)の位置で囲まれる四角形部分を第二の対角折れ線に沿って内側に折り、
上下辺と右左辺を中心方向(F)に互いに押すことにより立方体形状に組み上がることを特徴とする緩衝具付き瓶用包装箱。
【請求項4】
瓶用包装箱の内部で瓶の底受けに使用され、上辺、下辺、左辺及び右辺を有する正方形状の段ボール紙で作られる第一の段ボール緩衝具と、
瓶用包装箱の内部で瓶の胴巻に使用され、上辺、下辺、左辺及び右辺を有する正方形状の
段ボールで作られる第二の段ボール緩衝具とを備え
第一の段ボール緩衝具及び第二の段ボール緩衝具は同一構造であって、
段ボール紙の中心点(F)の開口部とそこから放射線状に延びる複数の切り込み線で形成される瓶の挿入口と、
左上角部から挿入口を介して右下角部に対角に延びる第一の対角折れ線と、
左下角部から挿入口を介して右上角部に対角に延びる第二の対角折れ線と、
上辺左側のほぼ3等分する位置(T1)から下辺左側のほぼ3等分する位置(T1´)に垂直に延びる第一の垂直折れ線と、
上辺右側のほぼ3等分する位置(T2)から下辺右側のほぼ3等分する位置(T2´)に垂直に延びる第二の垂直折れ線と、
左辺上側のほぼ3等分する位置(Y1)から右辺上側のほぼ3等分する位置(Y1´)に水平に延びる第一の水平折れ線と、
左辺下側のほぼ3等分する位置(Y2)から右辺下側のほぼ3等分する位置(Y2´)に水平に延びる第二の水平折れ線と、
上辺左側のほぼ3等分する位置(T1)から下辺左側のほぼ3等分する位置(T1´)に垂直に延びる第一の垂直折れ線と左辺上側のほぼ3等分する位置(Y1)から右辺上側のほぼ3等分する位置(Y1´)に水平に延びる第一の水平折れ線とが交わることで形成されるほぼ4角形の中心部に四角形の穴(P1)と、
上辺右側のほぼ3等分する位置(T2)から下辺右側のほぼ3等分する位置(T2´)に垂直に延びる第二の垂直折れ線と左辺上側のほぼ3等分する位置(Y1)から右辺上側のほぼ3等分する位置(Y1´)に水平に延びる第一の水平折れ線と交わることで形成されるほぼ4角形の中心部に四角形の穴(P2)と、
上辺右側のほぼ3等分する位置(T2)から下辺右側のほぼ3等分する位置(T2´)に垂直に延びる第二の垂直折れ線と左辺下側のほぼ3等分する位置(Y2)から右辺下側のほぼ3等分する位置(Y2´)に水平に延びる第二の水平折れ線とが交わることで形成されるほぼ4角形の中心部に四角形の穴(P3)と、
上辺左側のほぼ3等分する位置(T1)から下辺左側のほぼ3等分する位置(T1´)に垂直に延びる第一の垂直折れ線と左辺下側のほぼ3等分する位置(Y2)から右辺下側のほぼ3等分する位置(Y2´)に水平に延びる第二の水平折れ線とが交わることで形成されるほぼ4角形の中心部に四角形の穴(P4)とを備え、
第一の垂直折れ線と第一の水平折れ線を山折りに、上辺と左辺の角部(M1)、上辺左側のほぼ3等分する位置(T1)の位置、第一の垂直折れ線と第一の水平折れ線との交点(E)、左辺上側のほぼ3等分する位置(Y1)の位置で囲まれる四角形部分を第一の対角折れ線に沿って内側に、
第二の垂直折れ線と第一の水平折れ線を山折りに、上辺と右辺の各部(M2)、上辺右側のほぼ3等分する位置(T2)の位置、第二の垂直折れ線と第一の水平折れ線との交点(M2´)、右辺上側のほぼ3等分する位置(Y1´)の位置で囲まれる四角形部分を第二の対角折れ線に沿って内側に、
第二の垂直折れ線と第二の水平折れ線を山折りに、下辺と右辺の各部(M3)、下辺右側のほぼ3等分する位置(T2´)の位置、第二の垂直折れ線と第二の水平折れ線との交点(G´)、右辺下側のほぼ3等分する位置(Y2´)の位置で囲まれる四角形部分を第一の対角折れ線に沿って内側に、
第一の垂直折れ線と第二の水平折れ線を山折りに、下辺と左辺の各部(M4)、下辺左側のほぼ3等分する位置(T1´)の位置、第一の垂直折れ線と第二の水平折れ線との交点(M4´)、左辺下側のほぼ3等分する位置(Y2)の位置で囲まれる四角形部分を第二の対角折れ線に沿って内側に折り、
上下辺と右左辺を中心方向(F)に互いに押すことにより立方体形状に組み上がり、第一の段ボール緩衝具と第二の段ボール緩衝具が同一構造であることを特徴とする緩衝具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
瓶首を2重のフラップで押さえた包装箱と1枚の段ボール(板紙でも可)
図4を山折り谷折したものを
図1のような仕様で、瓶底と胴体部分に同一構造の緩衝具を用いることによって緩衝能力をより十分に発揮できる緩衝具付き瓶用包装箱の提供です。この度は1.8l 用の瓶用緩衝具を紹介しましたが、720ml用なども同様に利用可能です。
【背景技術】
【0002】
宅配用カートンの生命である瓶が壊れないで目的地まで運ぶ緩衝具付き瓶用包装箱はいろいろありますが、それらはその構造が複雑で尚且つ作業コストが嵩む包装箱でした。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−321728
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】意匠出願平08−020338
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
梱包費削減およびそのセットアップに要する時間の短縮とそのより十分な緩衝能力を発揮する緩衝具付き瓶用包装箱を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、酒瓶などを発送する際に使用する緩衝具付き包装箱で瓶首を2重のフラップで押さえた包装箱と同一構造の緩衝材を瓶の底と胴体部分にセットする事でその緩衝能力をよりアップする事を可能にした緩衝具付き瓶用包装箱です。瓶の胴体部分は一番弱いところです。
箱の上縁の対向する二辺にそれぞれ首抑えを延設し、また、対向する他の二辺に上蓋と中蓋をそれぞれ延設して成り、該首抑えは、箱本体から折返し部、箱詰めされた瓶の首が通る瓶穴を穿設した本体部、そして該折返し部とほぼ同じ長さを有する立上り部の順で延びており、これをコの字形に折り曲げて箱の中に押し込むようになっており、該上蓋は箱本体から本体部そして挿入部の順に延びており、該挿入部を箱の中に挿入して箱の上部開口を閉じるようになっており、該中蓋は箱本体から折返し部、本体部そして該中蓋折返し部とほぼ同じ長さの立上り部の順で延びており、これをコの字形に折り曲げて箱の中に押し込むようになっている瓶用包装箱であり該首抑えの折返し部の中ほどに折り目を設けた段ボール製の瓶用包装箱と
瓶用包装箱の内部で瓶の底受けに使用され、上辺、下辺、左辺及び右辺を有する正方形状の段ボール紙で作られる第一の段ボール緩衝具と、
瓶用包装箱の内部で瓶の胴巻に使用され、上辺、下辺、左辺及び右辺を有する正方形状の段ボール紙で作られる第二の段ボール緩衝具とを備え、
第一の段ボール緩衝具及び第二の段ボール緩衝具は同一構造であって、それぞれ、
4つの角部にそれぞれ設けられる切欠き部(M1、M2、M3,M4)設けなくとも可と、上辺、下辺、左辺及び右辺それぞれをほぼ3等分する位置に設けられている各辺2の切り込み(T1、T2、T1′、T2′、Y1,Y2,Y1′、Y2′)設けなくとも可と、段ボール紙の中心点(F)の開口部とそこから放射線状に延びる複数の切り込み線で形成される瓶または箱の挿入口と、
左上角部から挿入口を介して右下角部に対角に延びる第一の対角折れ線と、
左下角部から挿入口を介して右上角部に対角に延びる第二の対角折れ線と、
上辺左側の切り込み(T1)から下辺左側の切り込み(T1´)に垂直に延びる第一の垂直折れ線と、
上辺右側の切り込み(T2)から下辺右側の切り込み(T2´)に垂直に延びる第二の垂直折れ線と、
左辺上側の切り込み(Y1)から右辺上側の切り込み(Y1´)に水平に延びる第一の水平折れ線と、
左辺下側の切り込み(Y2)から右辺下側の切り込み(Y2´)に水平に延びる第二の水平折れ線と、
上辺左側の切り込み(T1)から下辺左側の切り込み(T1´)に垂直に延びる第一の垂直折れ線と左辺上側の切り込み(Y1)から右辺上側の切り込み(Y1´)に水平に延びる第一の水平折れ線とが交わることで形成されるほぼ4角形の中心部に四角形の穴(P1)と、
上辺右側の切り込み(T2)から下辺右側の切り込み(T2´)に垂直に延びる第二の垂直折れ線と左辺上側の切り込み(Y1)から右辺上側の切り込み(Y1´)に水平に延びる第一の水平折れ線と交わることで形成されるほぼ4角形の中心部に四角形の穴(P2)と、
上辺右側の切り込み(T2)から下辺右側の切り込み(T2´)に垂直に延びる第二の垂直折れ線と左辺下側の切り込み(Y2)から右辺下側の切り込み(Y2´)に水平に延びる第二の水平折れ線とが交わることで形成されるほぼ4角形の中心部に四角形の穴(P3)と、
上辺左側の切り込み(T1)から下辺左側の切り込み(T1´)に垂直に延びる第一の垂直折れ線と左辺下側の切り込み(Y2)から右辺下側の切り込み(Y2´)に水平に延びる第二の水平折れ線とが交わることで形成されるほぼ4角形の中心部に四角形の穴(P4)とを備え、第一の垂直折れ線と第一の水平折れ線を山折りに、上辺と左辺の角部(M1)、上辺左側の切り込み(T1)の位置、第一の垂直折れ線と第一の水平折れ線との交点(E)、左辺上側の切り込み(Y1)の位置で囲まれる四角形部分を第一の対角折れ線に沿って内側に、第二の垂直折れ線と第一の水平折れ線を山折りに、上辺と右辺の各部(M2)、上辺右側の切り込み(T2)の位置、第二の垂直折れ線と第一の水平折れ線との交点(M2´)、右辺上側の切り込み(Y1´)の位置で囲まれる四角形部分を第二の対角折れ線に沿って内側に、第二の垂直折れ線と第二の水平折れ線を山折りに、下辺と右辺の各部(M3)、下辺右側の切り込み(T2´)の位置、第二の垂直折れ線と第二の水平折れ線との交点(G´)、右辺下側の切り込み(Y2´)の位置で囲まれる四角形部分を第一の対角折れ線に沿って内側に、第一の垂直折れ線と第二の水平折れ線を山折りに、下辺と左辺の各部(M4)、下辺左側の切り込み(T1´)の位置、第一の垂直折れ線と第二の水平折れ線との交点(M4´)、左辺下側の切り込み(Y2)の位置で囲まれる四角形部分を第二の対角折れ線に沿って内側に折り、上下辺と右左辺を中心方向(F)に互いに押すことにより立方体形状に組み上がることを特徴とする緩衝具付き瓶用包装箱。
瓶の挿入口の形状は、円形であることを特徴とする請求項1に記載の緩衝具付き瓶用包装箱。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、酒瓶などを発送する際に使用する緩衝具付き包装箱で箱の上縁の対向する二辺にそれぞれ首抑えを延設し、また、対向する他の二辺に上蓋と中蓋をそれぞれ延設して成り、該首抑えは、箱本体から折返し部、箱詰めされた瓶の首が通る瓶穴を穿設した本体部、そして該折返し部とほぼ同じ長さを有する立上り部の順で延びており、これをコの字形に折り曲げて箱の中に押し込むようになっており、該上蓋は箱本体から本体部そして挿入部の順に延びており、該挿入部を箱の中に挿入して箱の上部開口を閉じるようになっており、該中蓋は箱本体から折返し部、本体部そして該中蓋折返し部とほぼ同じ長さの立上り部の順で延びており、これをコの字形に折り曲げて箱の中に押し込むようになっている瓶用包装箱であり該首抑えの折返し部の中ほどに折り目を設けた段ボール製の瓶用包装箱とその内部に備えた同一構造の緩衝材を瓶の底と胴体部分にセットする事でその緩衝能力をよりアップする事を可能にした緩衝具付き瓶用包装箱です。これに勝るものはでてこないでしょう。そもそも、底受け用の部品を胴巻に使用することは思いつかないものです。その発想の原点は瓶の挿入口をより挿入し易くする為に瓶底からではなく瓶首の方から折癖を付けたことがきっかけでした。そのまま底受け用の部品を逆さまにして瓶の腹のところまで押し下げたところ、素晴らしい緩衝能力を発揮する事が出来ました。ちょっとした思い付きです。これまで65件の産業財産権を取得しましたが、すべてがちょっとした思い付きのような気がします。しかし、そのちょっとした思い付きがなかなかでて来ないものです。さらに、その効果は、底受け用と胴巻用で全く同じ部品を用いる事で、緩衝具を共有化できコスト削減等に繋がる点、また、更なる効果は同じ部品を使用する事で部品種類を増やす事無く、より緩衝能力を高められる点が期待されると思います。
包装業界では瓶の緩衝具は簡素のものから複雑でパズルのような難しくてなかなかセットしかねる様々な物が出回っております。しかし、この度の発明の効果のような胴巻仕様は見かけません。現在、仕事の能率化重視が問われよりスピード化と落下事故の少ない緩衝具がより求められるようになってきました。ただ、スピードばかりではなくより緩衝能力も十分兼ね備えられた緩衝具は言うまでもなく必要不可欠です。そこで考えたのがこの度の50cmの高さからの同一カートンでの落下テスト10回(1角3稜6面)落としにも耐えられる最強の緩衝具です。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】左は包装箱(本体)、その内部に瓶底と胴巻の同一構造の緩衝具が挿入される。本体の両フラップで瓶首を2重に押さえ、同一構造の緩衝具で瓶底と瓶の胴体をおよび瓶肩を保護する。つまり、瓶を上、中、下の3点でしっかり押さえることで破損事故を未然に防ぐことが出来る。50cmの高さからの同一カートンでの落下テスト10回(1角3稜6面)落としにも耐えられる緩衝具付き瓶用包装箱。
【
図2】両フラップで瓶首を2重に押さえ瓶のローリングを止める。
【
図3】従来の包装箱と瓶底緩衝具。これでも業界ではトップレベルの緩衝能力を発揮している。
【
図4】緩衝具の底面図。瓶の底受けと胴巻に使用する同一構造の緩衝具。
【
図5】底の緩衝具(円形を8等分に分割された片で瓶の下部を保護し、さらに瓶底を8つの片で押える)落下による瓶の衝撃をこの8つの片で吸収する事で破損事故を防止している。
【
図6】胴巻緩衝具(円形8等分に分割された片で瓶の胴巻を押さえ、さらに瓶肩を8つの片で保護)瓶の一番弱い胴体部分をこの緩衝具でしっかり保護する事により、横からの衝撃にも耐えられる。また、瓶肩部分も8つの片で保護している。
【発明を実施するための形態】
【0009】
酒瓶などを発送する際に使用する緩衝具付き包装箱で瓶首を2重のフラップで押さえた包装箱と同一構造の緩衝材を瓶の底と胴体部分にセットする事でその緩衝能力をよりアップする事を可能にした緩衝具付き瓶用包装箱です。
【0010】
箱の上縁の対向する二辺にそれぞれ首抑えを延設し、また、対向する他の二辺に上蓋と中蓋をそれぞれ延設して成り、該首抑えは、箱本体から折返し部、箱詰めされた瓶の首が通る瓶穴を穿設した本体部、そして該折返し部とほぼ同じ長さを有する立上り部の順で延びており、これをコの字形に折り曲げて箱の中に押し込むようになっており、該上蓋は箱本体から本体部そして挿入部の順に延びており、該挿入部を箱の中に挿入して箱の上部開口を閉じるようになっており、該中蓋は箱本体から折返し部、本体部そして該中蓋折返し部とほぼ同じ長さの立上り部の順で延びており、これをコの字形に折り曲げて箱の中に押し込むようになっている瓶用包装箱であり該首抑えの折返し部の中ほどに折り目を設けた段ボール製の瓶用包装箱と
【0011】
瓶用包装箱の内部で瓶の底受けに使用され、上辺、下辺、左辺及び右辺を有する正方形状の段ボール紙で作られる第一の段ボール緩衝具と、
瓶用包装箱の内部で瓶の胴巻に使用され、上辺、下辺、左辺及び右辺を有する正方形状の段ボール紙で作られる第二の段ボール緩衝具とを備え、
第一の段ボール緩衝具及び第二の段ボール緩衝具は同一構造であって、それぞれ、
4つの角部にそれぞれ設けられる切欠き部(M1、M2、M3,M4)設けなくとも可と、上辺、下辺、左辺及び右辺それぞれをほぼ3等分する位置に設けられている各辺2の切り込み(T1、T2、T1′、T2′、Y1,Y2,Y1′、Y2′)設けなくとも可と、段ボール紙の中心点(F)の開口部とそこから放射線状に延びる複数の切り込み線で形成される瓶の挿入口と、
【0012】
左上角部から挿入口を介して右下角部に対角に延びる第一の対角折れ線と、
左下角部から挿入口を介して右上角部に対角に延びる第二の対角折れ線と、
【0013】
上辺左側の切り込み(T1)から下辺左側の切り込み(T1´)に垂直に延びる第一の垂直折れ線と、
上辺右側の切り込み(T2)から下辺右側の切り込み(T2´)に垂直に延びる第二の垂直折れ線と、
左辺上側の切り込み(Y1)から右辺上側の切り込み(Y1´)に水平に延びる第一の水平折れ線と、
左辺下側の切り込み(Y2)から右辺下側の切り込み(Y2´)に水平に延びる第二の水平折れ線と、
【0014】
上辺左側の切り込み(T1)から下辺左側の切り込み(T1´)に垂直に延びる第一の垂直折れ線と左辺上側の切り込み(Y1)から右辺上側の切り込み(Y1´)に水平に延びる第一の水平折れ線とが交わることで形成されるほぼ4角形の中心部に四角形の穴(P1)と、
上辺右側の切り込み(T2)から下辺右側の切り込み(T2´)に垂直に延びる第二の垂直折れ線と左辺上側の切り込み(Y1)から右辺上側の切り込み(Y1´)に水平に延びる第一の水平折れ線と交わることで形成されるほぼ4角形の中心部に四角形の穴(P2)と、
上辺右側の切り込み(T2)から下辺右側の切り込み(T2´)に垂直に延びる第二の垂直折れ線と左辺下側の切り込み(Y2)から右辺下側の切り込み(Y2´)に水平に延びる第二の水平折れ線とが交わることで形成されるほぼ4角形の中心部に四角形の穴(P3)と、
上辺左側の切り込み(T1)から下辺左側の切り込み(T1´)に垂直に延びる第一の垂直折れ線と左辺下側の切り込み(Y2)から右辺下側の切り込み(Y2´)に水平に延びる第二の水平折れ線とが交わることで形成されるほぼ4角形の中心部に四角形の穴(P4)とを備え
【0015】
第一の垂直折れ線と第一の水平折れ線を山折りに、上辺と左辺の角部(M1)、上辺左側の切り込み(T1)の位置、第一の垂直折れ線と第一の水平折れ線との交点(E)、左辺上側の切り込み(Y1)の位置で囲まれる四角形部分を第一の対角折れ線に沿って内側に、第二の垂直折れ線と第一の水平折れ線を山折りに、上辺と右辺の各部(M2)、上辺右側の切り込み(T2)の位置、第二の垂直折れ線と第一の水平折れ線との交点(M2´)、右辺上側の切り込み(Y1´)の位置で囲まれる四角形部分を第二の対角折れ線に沿って内側に、第二の垂直折れ線と第二の水平折れ線を山折りに、下辺と右辺の各部(M3)、下辺右側の切り込み(T2´)の位置、第二の垂直折れ線と第二の水平折れ線との交点(G´)、右辺下側の切り込み(Y2´)の位置で囲まれる四角形部分を第一の対角折れ線に沿って内側に、第一の垂直折れ線と第二の水平折れ線を山折りに、下辺と左辺の各部(M4)、下辺左側の切り込み(T1´)の位置、第一の垂直折れ線と第二の水平折れ線との交点(M4´)、左辺下側の切り込み(Y2)の位置で囲まれる四角形部分を第二の対角折れ線に沿って内側に折り、上下辺と右左辺を中心方向(F)に互いに押すことにより立方体形状に組み上がることを特徴とする緩衝具付き瓶用包装箱。
【0016】
瓶用包装箱とその内部に第一の段ボール緩衝具と第二の段ボール緩衝具とを備え、
第一の段ボール緩衝具及び第二の段ボール緩衝具は同一構造で構成されている緩衝具付き瓶用包装箱。
【0017】
瓶の挿入口の形状は、円形であることを特徴とする請求項1に記載の緩衝具付き瓶用包装箱。
【産業上の利用可能性】
【0018】
図1に示すようにセットすればその緩衝能力は業界NO,1でしょう。
【符号の説明】
【0019】
Fは瓶の挿入口
M1〜M2〜M3〜M4は1辺が38cmの正方形
M1〜T1〜E〜Y1は1辺が12cmの正方形、T2〜M2〜Y1´〜M2´も1辺が12cmの正方形、G´〜Y2´〜M3〜T2´も1辺が12cmの正方形、Y2〜M4´〜T1´〜M4も1辺が12cmの正方形、で何れも瓶底受けのベースと瓶の肩部分受け片にあたる部分
M1、M2、M3、M4は瓶受けの片の先端にあたる部分で、縦横各1.8cmカットしている(カットしなくともOK)
P1、P2、P3、P4はM1〜T1〜E〜Y1からなる四角形とT2〜M2〜Y1´〜M2´からなる四角形とG´〜Y2´〜M3〜T2´からなる四角形とY2〜M4´〜T1´〜M4からなる四角形の中心点で何れも瓶の底受け片にあたる部分
E〜M2´〜G´〜M4´は1辺が13.5cmの正方形で緩衝具で瓶底と胴巻の入り口になるところでその中心点F直径2cmは瓶の挿入口で直径11cm、その周囲はけい線が施され八等分全部切り離されている。この八等分に切り離されたひだ状で瓶底受けと瓶の胴部分をしっかり保護している。
E、M2´、G´、M4´の穴(0.7cm)は段ボール片を山折り谷折りする際の接点の逃げ場で、別になくとも緩衝能力には支障はない
T1、T2、Y1´、Y2´、T2´、T1´、Y2、Y1のU字溝(0.4×1cm)は緩衝具を組み上げる際、より立ち上げやすくするための溝で、別になくとも緩衝能力には支障はない。