(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記目標情報は、所定期間を要して達成し得る結果目標に関する情報と、当該結果目標を達成するために必要な行動目標とに関する情報を含むことを特徴とする、請求項1に記載の行動改善システム。
前記応対実績情報は、前記ユーザ以外のユーザの行動に対する承認および/または激励に関する情報を含むことを特徴とする、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の行動改善システム。
前記モデルユーザ情報提示手段によってモデルユーザの目標情報、行動実績情報、および応対実績情報が提示された後、前記評価情報取得手段によって取得される評価情報をフィードバックするフィードバック手段を、さらに備える、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の行動改善システム。
前記モデルユーザ選択手段は、前記複数のユーザのうち、当該ユーザと同一グループに属するユーザから前記モデルユーザを選択することを特徴とする、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の行動改善システム。
前記グループは、ユーザの職種、職位、年齢、個人目標、および行動性向の少なくともいずれかが共通することに応じて構成されることを特徴とする、請求項6に記載の行動改善システム。
前記ユーザの目標情報、行動実績情報、および応対実績情報と、前記モデルユーザの目標情報、行動実績情報、および応対実績情報とを比較し、当該ユーザの個人目標、当該ユーザの行動、当該ユーザ以外のユーザの行動に対する当該ユーザの応対に対する改善点を分析する改善点分析手段と、
前記改善点分析手段によって分析された改善点に応じたレコメンドを提示するレコメンド提示手段とを、さらに備える、請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の行動改善システム。
前記実績情報取得手段によって取得された行動実績情報および応対実績情報と、前記評価情報取得手段によって取得された評価情報との相関関係を分析する相関関係分析手段を、さらに備える、請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の行動改善システム。
所定のタイミングで前記ユーザにアンケートを促し、当該ユーザからのアンケート結果に基づいて当該ユーザの心理状態を示すモチベーション情報を取得するモチベーション情報取得手段を、さらに備え、
前記相関関係分析手段は、前記行動実績情報、前記応対実績情報、前記評価情報、および前記モチベーション情報の相関関係を分析することを特徴とする、請求項11に記載の行動改善システム。
前記所定のタイミングは、前記ユーザによって個人目標が設定された際、前記ユーザによって行動実績情報および応対実績情報が入力された際、または一定期間毎であることを特徴とする、請求項12に記載の行動改善システム。
複数のユーザによって構成される組織において情報交換が可能なネットワークシステムを用いて、ユーザに行動改善に取り組ませる行動改善システムが実行する行動改善方法であって、
前記ユーザの個人目標に関する目標情報を設定させる目標情報設定ステップと、
前記ユーザによって入力される、前記個人目標に対する当該ユーザの行動に関する行動実績情報と当該ユーザ以外のユーザの行動に対する当該ユーザの応対に関する応対実績情報とを取得する実績情報取得ステップと、
前記ユーザに関する評価情報を取得する評価情報取得ステップと、
前記評価情報取得ステップで取得された評価情報に基づいて、前記複数のユーザのうち目標となるモデルユーザを選択するモデルユーザ選択ステップと、
前記モデルユーザ選択ステップで選択されたモデルユーザの目標情報、行動実績情報、および応対実績情報を提示するモデルユーザ情報提示ステップとを含む、行動改善方法。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載の行動改善システムでは、自己の行動について他者(診断者)が診断し、さらには、アドバイザーが行動改善に関する助言を提供することから、適切な診断者およびアドバイザーが存在しなければならず、当該診断者およびアドバイザーにも大きな負担が掛かる。
【0008】
それ故に、本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであって、本発明の目的の1つは、目標となるモデルユーザの実績情報を提示することによって、診断者およびアドバイザー等に依存しなくとも、ユーザ各々が自律的に行動改善に取り組むことができる行動改善システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明は、少なくとも以下のような構成を備え、もしくは手順を実行する。なお、以下の説明において、本発明の理解を容易にするために図面に示されている符号等を付記する場合があるが、本発明の各構成要素は、図面に示されているものに限定されるものではなく、当業者が技術的に理解しうる範囲にまで広く解釈されるべきものである。
【0010】
本発明の一局面に係る行動改善システムは、複数のユーザによって構成される組織において情報交換が可能なネットワークシステムを用いて、当該ユーザに行動改善に取り組ませる行動分析システムであって、前記ユーザの個人目標に関する目標情報を設定させる目標情報設定手段と、前記ユーザによって入力される、前記個人目標に対する当該ユーザの行動に関する行動実績情報と当該ユーザ以外のユーザの行動に対する当該ユーザの応対に関する応対実績情報とを取得する実績情報取得手段と、前記ユーザに関する評価情報を取得する評価情報取得手段と、前記評価情報取得手段によって取得された評価情報に基づいて、前記複数のユーザのうち目標となるモデルユーザを選択するモデルユーザ選択手段と、前記モデルユーザ選択手段によって選択されたモデルユーザの目標情報、行動実績情報、および応対実績情報を提示するモデルユーザ情報提示手段とを備える。
かかる構成により、本発明の一局面に係る行動改善システムは、目標となるモデルユーザの実績情報を提示するため、診断者およびアドバイザー等に依存しなくとも、ユーザ各々が自律的に行動改善に取り組むことができる。
【0011】
また、好ましくは、前記目標情報は、所定期間を要して達成し得る結果目標に関する情報と、当該結果目標を達成するために必要な行動目標とに関する情報を含むことを特徴とする。
かかる構成により、本発明の一局面に係る行動改善システムは、前記目標情報が結果目標と行動目標とを含んでいるため、より具体的に、ユーザ各々が自律的に行動改善に取り組むことができる。
【0012】
また、好ましくは、前記行動実績情報は、前記結果目標および行動目標に対する達成度に関する情報を含むことを特徴とする。
かかる構成により、本発明の一局面に係る行動改善システムは、実績をより詳細に確認できるとともに、目標までの位置を確認することができるため、ユーザのモチベーション向上にも繋がる。
【0013】
また、好ましくは、前記応対実績情報は、前記ユーザ以外のユーザの行動に対する承認および/または激励に関する情報を含むことを特徴とする。
かかる構成により、本発明の一局面に係る行動改善システムは、他ユーザに対する関心度を確認することができるとともに、当該情報に基づいて、さらにユーザ各々が自律的に行動改善に取り組むことができる。
【0014】
また、好ましくは、前記モデルユーザ情報提示手段によってモデルユーザの目標情報、行動実績情報、および応対実績情報が提示された後、前記評価情報取得手段によって取得される評価情報をフィードバックするフィードバック手段を、さらに備える。
かかる構成により、本発明の一局面に係る行動改善システムは、より的確にモデルユーザを選択することができるようになる。
【0015】
また、好ましくは、前記モデルユーザ選択手段は、前記複数のユーザのうち、当該ユーザと同一グループに属するユーザから前記モデルユーザを選択することを特徴とする。
かかる構成により、本発明の一局面に係る行動改善システムは、当該ユーザの身近なモデルユーザの目標情報、行動実績情報、および応対実績情報を確認することができ、理想的で現実的な行動改善に取り組むことができる。
【0016】
また、好ましくは、前記グループは、ユーザの職種、職位、年齢、個人目標、および行動性向の少なくともいずれかが共通することに応じて構成されることを特徴とする。
かかる構成により、本発明の一局面に係る行動改善システムは、当該ユーザと境遇を共にする身近なモデルユーザの目標情報、行動実績情報、および応対実績情報を確認することができ、より理想的で現実的な行動改善に取り組むことができる。
【0017】
また、好ましくは、前記評価情報は、前記ユーザの成績を示す成績情報であることを特徴とする。
かかる構成により、本発明の一局面に係る行動改善システムは、客観的な評価情報に基づいてモデルユーザを選択するため、適切な行動改善に取り組むことができる。
【0018】
また、好ましくは、前記評価情報は、前記ユーザのストレス状態を示すストレス情報であることを特徴とする。
かかる構成により、本発明の一局面に係る行動改善システムは、客観的なストレス情報に基づいてモデルユーザを選択するため、適切なストレス状態に関して行動改善に取り組むことができる。
【0019】
また、好ましくは、前記ユーザの目標情報、行動実績情報、および応対実績情報と、前記モデルユーザの目標情報、行動実績情報、および応対実績情報とを比較し、当該ユーザの個人目標、当該ユーザの行動、当該ユーザ以外のユーザの行動に対する当該ユーザの応対に対する改善点を分析する改善点分析手段と、前記改善点分析手段によって分析された改善点に応じたレコメンドを提示するレコメンド提示手段とを、さらに備える。
かかる構成により、本発明の一局面に係る行動改善システムは、当該ユーザの改善点を分析してレコメンドを提示するため、診断者およびアドバイザー等に依存しなくとも、より容易に、ユーザ各々が自律的に行動改善に取り組むことができる。
【0020】
また、好ましくは、前記実績情報取得手段によって取得された行動実績情報および応対実績情報と、前記評価情報取得手段によって取得された評価情報との相関関係を分析する相関関係分析手段を、さらに備える。
かかる構成により、本発明の一局面に係る行動改善システムは、客観的な結果に対する要因を把握することができるため、より適切にユーザ各々が自律的に行動改善に取り組むことができる。
【0021】
また、好ましくは、所定のタイミングで前記ユーザにアンケートを促し、当該ユーザからのアンケート結果に基づいて当該ユーザの心理状態を示すモチベーション情報を取得するモチベーション情報取得手段を、さらに備え、前記相関関係分析手段は、前記行動実績情報、前記応対実績情報、前記評価情報、および前記モチベーション情報の相関関係を分析することを特徴とする。
かかる構成により、本発明の一局面に係る行動改善システムは、モチベーション情報も含めて、客観的な結果に対する要因をさらに詳細に把握することができるため、より適切にユーザ各々に応じて自律的に行動改善に取り組むことができる。
【0022】
また、好ましくは、前記所定のタイミングは、前記ユーザによって個人目標が設定された際、前記ユーザによって行動実績情報および応対実績情報が入力された際、または一定期間毎であることを特徴とする。
かかる構成により、本発明の一局面に係る行動改善システムは、状況に応じてより正確な情報を取得し、客観的な結果に対する要因もより正確に把握することができるため、より適切にユーザ各々に応じて自律的に行動改善に取り組むことができる。
【0023】
また、好ましくは、前記ユーザの健康状態を示す健康情報を取得する健康情報取得手段を、さらに備え、前記相関関係分析手段は、前記行動実績情報、前記応対実績情報、前記評価情報、および前記健康情報の相関関係を分析することを特徴とする。
かかる構成により、本発明の一局面に係る行動改善システムは、健康情報も含めて、客観的な結果に対する要因をさらに詳細に把握することができるため、より適切にユーザ各々に応じて自律的に行動改善に取り組むことができる。
【0024】
さらに、上述した本発明の一局面に係る行動改善システムが行うそれぞれの処理は、一連の処理手順を与える行動改善方法として捉えることができる。この方法は、一連の処理手順をコンピュータに実行させるためのプログラムの形式で提供される。このプログラムは、所定のサーバからダウンロードする形態で、プログラムが格納された所定のサーバにインターネット経由でアクセスする形態で、もしくはコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録された形態で、コンピュータに導入されてもよい。また、上述した本発明の一局面に係る行動改善システムを構成する一部又は全部の機能ブロックは、集積回路であるLSI(Large−Scale Integration)等として実現されてもよい。
【発明の効果】
【0025】
以上のように、本発明によれば、目標となるモデルユーザの実績情報を提示することによって、診断者およびアドバイザー等に依存しなくとも、ユーザ各々が自律的に行動改善に取り組むことができる行動改善システムを実現することができる。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、本発明の各実施形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施形態は、あくまで、本発明を実施するための具体的な一例を挙げるものであって、本発明を限定的に解釈させるものではない。
【0028】
<第1の実施形態>
図1は、本発明のシステム構成を示す概要図である。
図1において、サーバ、データベース(DB)、および複数のユーザがそれぞれ操作する端末(例えば、パソコンおよびスマートフォン等)でシステムが構成されている。
【0029】
サーバや各種端末は、例えば、インターネットを介して接続されており、さらには、複数のユーザによってネットワークが形成されている。当該形成されるネットワークは、例えば、会社、部署、職場、地域、学校、塾、クラス、プロジェクト、クラブ、サークル、趣味、および世代単位で構成され、近年普及している所謂ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)に相当するものである。
【0030】
ここでは、ユーザA〜ユーザEによって構成される組織aにおいてお互いに情報交換が可能であって、ユーザF〜ユーザHによって構成される組織bにおいてお互いに情報交換が可能であるネットワークシステムが構築されている。各ユーザは、IDやパスワードを用いて自身が所属するネットワークに参加可能となっている。
【0031】
このようなネットワークシステムを実現するためには、例えば、プログラムやアプリケーションをサーバおよびクライアントで動作させるようにし、典型的には、サーバ‐クライアントシステムで構築される。
【0032】
図2は、本発明の第1の実施形態に係る行動改善システム200における各機能を示す機能ブロック図であり、
図3は、本発明の第1の実施形態に係る行動改善システム200が実行する行動改善方法300を示すフローチャートである。
【0033】
図2において、行動改善システム200は、目標情報設定手段210と、実績情報取得手段220と、評価情報取得手段230と、モデルユーザ選択手段240と、モデルユーザ情報提示手段250とを備える。
図3において、行動改善方法300は、目標情報設定ステップS310と、実績情報取得ステップS320と、評価情報取得ステップS330と、モデルユーザ選択ステップS340と、モデルユーザ情報提示ステップS350とを含む。
【0034】
[目標情報設定ステップ]
目標情報設定ステップS310において、目標情報設定手段210は、ユーザ毎に個人目標に関する目標情報を設定させる。ここで、目標情報とは、所定期間を要して達成し得る結果目標に関する情報と、当該結果目標を達成するために必要な行動目標と関する情報とを含む。
【0035】
より具体的には、例えば、行動改善システム200を職場に導入する場合には、各ユーザ(従業員)は、1年間の個人目標を結果目標として設定する。そして、各ユーザは、当該結果目標を達成するために、どのような行動をする必要があるかを考え、当該行動を行動目標として設定する。
【0036】
図4は、ユーザ毎に設定される個人目標に関する目標情報400を示す図である。
図4において、ユーザAは、年間売上1000万円を結果目標として設定し、当該結果目標を達成するために必要な行動として、1日当たり新規営業2件および情報収集2時間を行動目標として設定している。ユーザBおよびユーザCについても、それぞれ
図4に示すように結果目標と行動目標とを設定している。
【0037】
これらの目標設定は、典型的には、各ユーザ端末から、年始、期初、新学期、プロジェクト開始時、および勉強開始時等に実施されるが、これらに限定されるものではなく、行動改善システム200を利用する目的およびユーザの状況によって適宜実施されればよい。
【0038】
このように、所定期間を要して達成し得る結果目標に関する情報と、当該結果目標を達成するために必要な行動目標と関する情報とによって、ユーザは直近の目標を具体的に身近に捉えることができる。
【0039】
[実績情報取得ステップS320]
実績情報取得ステップS320において、実績情報取得手段220は、ユーザによって入力される行動実績情報と応対実績情報とを取得する。ここで、行動実績情報とは、目標情報設定ステップS310で設定された個人目標に対するユーザの行動に関する情報であって、例えば、各ユーザが自身の行動を都度入力した情報がメモリやDB等の記録手段に記録されている。
【0040】
図5は、目標情報400において設定されている行動目標に対する、ユーザの行動に関する行動実績情報500を示す図である。例えば、目標情報設定ステップS310で、ユーザAが年間売上1000万円を結果目標として設定し、1日当たり新規営業2件および情報収集2時間を行動目標として設定した場合(
図4参照)、ユーザAは、自身が設定した行動目標を実施したか否かを入力する。ここでは、5月14日は、新規営業2件および情報収集2時間を実施し、5月15日は、新規営業2件のみを実施したとチェックしている。
【0041】
なお、ここでは、設定した行動目標を実施したかをチェックすることによって、行動実績情報を入力しているが、入力手段はこれに限定されるものではなく、例えば、設定した行動目標に対する達成度を入力することによって行動実績情報を入力しても構わない。ユーザAの設定した行動目標で例示すると、新規営業2件の行動目標に対して、行動実績が新規営業0件の場合は「0」、行動実績が新規営業1件の場合は「1」、行動実績が新規営業2件の場合は「2」と入力すればよい。さらに、ユーザの入力に応じて、0%、50%、100%と表示しても構わないし、グラフ等を用いて表示しても構わない。
【0042】
なお、ここでは、ユーザAが行動目標を1日単位(1日で実施する行動内容)で設定しているため、行動実績情報は、典型的には1日1回入力して、当該入力を毎日繰り返すことになる。ただし、1日1回の入力に限定されるものではなく、数日に1回、数日分まとめて入力しても構わないし、行動目標の項目数に合わせて1日に2回入力しても構わない。一方、入力しない場合には、実施したか否かに関する情報に加えて、「入力していない」または「ログインしていない」旨のステータスを設けても構わない。
【0043】
さらに、ここでは、行動目標に対する行動実績を例示しているが、結果目標に対する実績および/または達成度を行動実績として入力するようにしても構わない。ユーザにとって入力に手間が掛かる可能性はあるが、実績をより詳細に確認できるとともに、目標までの位置を確認することができるため、モチベーション向上にも繋がる。
【0044】
次に、応対実績情報について説明する。応対実績情報とは、実績情報取得ステップS320でユーザが入力する行動実績に対して、他のユーザが応対する情報であって、例えば、各ユーザの応対を都度入力した情報がメモリやDB等の記録手段に記録されている。
【0045】
図6は、ユーザの行動に関する行動実績情報500に対する、他のユーザからの応対に関する応対実績情報600を示す図である。例えば、
図4を用いて説明したように、ユーザAは、5月14日に新規営業2件および情報収集2時間を実施し、5月15日に新規営業2件のみを実施した場合、ここでは、これに対してユーザA以外のユーザが「いいね」および「頑張れ」を示す応対を付与することによって、ユーザAの行動を承認および激励している。
【0046】
「いいね」および「頑張れ」を示す応対は、1ユーザのみに限らず、複数のユーザからそれぞれ付与される可能性がある。
【0047】
なお、応対情報は、「いいね」および「頑張れ」に限定されるものでなく、例えば、その他のメッセージ、スタンプや絵文字であっても構わないし、点数等であっても構わない。
【0048】
上述のように、実績情報取得ステップS320において入力・更新される、行動実績情報および応対実績情報は、ユーザが入力・更新した際に、ネットワーク(組織)を形成する他のユーザに通知するように設定することが好ましい。ユーザの入力に対して他のユーザが即時に応対すれば、その時の状況に応じた適切な応対実績情報を反映することができる。
【0049】
「いいね」および「頑張れ」で示される応対を付与する行為で、他ユーザへの関心度を測ることができるとともに、当該応対情報を付与された(受領した)ユーザは、モチベーション向上に貢献するという効果も期待できる。
【0050】
[評価情報取得ステップ]
評価情報取得ステップS330において、評価情報取得手段230は、ユーザに関する評価情報を取得する。ここで、評価情報とは、ユーザの評価を客観的に示す情報であって、本実施形態では、例えば、人事部から取得する、ユーザの成績を示す成績情報である。
【0051】
[モデルユーザ選択ステップ]
モデルユーザ選択ステップS340において、モデルユーザ選択手段240は、評価情報取得ステップS330で取得された評価情報に基づいて、複数のユーザのうち目標となるモデルユーザを選択する。より具体的には、モデルユーザは、成績優秀者であって、当該ユーザが目標とするような理想的なユーザであり、好ましくは、当該ユーザと境遇を共にする身近なユーザを選択する。
【0052】
図7は、本発明の第1の実施形態に係る行動改善システム200において、利用登録されるユーザ毎の情報であるユーザ情報700を示す図である。
図7において、例えば、ユーザAにおけるモデルユーザを選択する場合、営業のユーザのうち成績優秀者をモデルユーザとして選択しても構わないし、管理職のユーザのうち成績優秀者をモデルユーザとして選択しても構わないし、さらには、営業かつ管理職のうち成績優秀者をモデルユーザとして選択しても構わない。
【0053】
このように、当該ユーザと同一グループに属し、当該ユーザと境遇を共にする身近なユーザの中からモデルユーザを選択するため、当該モデルユーザを模範とすることが現実的に感じられる。
【0054】
[モデルユーザ情報提示ステップ]
モデルユーザ情報提示ステップS350において、モデルユーザ情報提示手段250は、モデルユーザ選択ステップS340で選択されたモデルユーザの目標情報、行動実績情報、および応対実績情報を提示する。
【0055】
図8は、本発明の第1の実施形態に係る行動改善システム200において、利用登録されている複数のユーザのうち目標となるモデルユーザの目標情報(A)および行動実績情報/応対実績情報(B)を示す図である。例えば、モデルユーザ選択ステップS340において、営業で最も成績の良いユーザがモデルユーザとして選択された場合、
図8に示すように、当該ユーザの目標情報および行動実績/応対実績情報が提示される。
【0056】
ここでは、モデルユーザの結果目標、行動目標、およびそれらの達成率、ログイン回数、実績情報の更新回数、「いいね」受領数、および「いいね」付与数を提示している。提示されたモデルユーザの目標情報および行動実績/応対実績情報を確認し、ユーザは、当該モデルユーザを模範として取り組むように検討することができる。
【0057】
また、本システムは、所謂SNSに相当するシステム構成を有していることから、ユーザは、日常の出来事やイベントについて、コメントおよび/または写真を投稿したり、一般記事や他人の投稿をシェアしたりすることができるようにしていても構わない。この場合、それらの情報やそれらの情報の集計(例えば、コメント数や投稿数等)もモデルユーザの情報として提示するようにしても構わない。
【0058】
ユーザは、モデルユーザの結果目標の設定内容やそれに対する行動目標の設定内容を参考にし、自身の結果目標および行動目標の設定内容と比較しながら、今後の行動改善に取り組むようにしても構わない。例えば、結果目標および行動目標の設定内容が、具体的か抽象的か、詳細に設定しているか、高い理想か、現実的か等々を確認する。
【0059】
また、ユーザは、モデルユーザのログイン頻度、実績情報の更新頻度、「いいね」受領数、および「いいね」付与数を参考にし、自身の行動実績および応対実績と比較しながら、今後の行動改善に取り組むようにしても構わない。例えば、頻繁にログインしているか、行動実績情報を頻繁に更新しているか、応対情報として他メンバーの実績に対して「いいね」等の応対を頻繁にしているか、他メンバーからの「いいね」をどのくらい受領しているか等を確認する。
【0060】
上述したように、当該モデルユーザは、自身と境遇を共にする身近なユーザから選択されていることから、当該モデルユーザの目標情報および行動実績/応対実績情報は非常に模範にし易く、ユーザは、理想的で現実的な行動改善に取り組むことができる。
【0061】
なお、典型的には、モデルユーザ選択ステップS340で選択された1人のモデルユーザの目標情報および行動実績/応対実績情報を提示するが、モデルユーザ選択ステップS340で複数のモデルユーザを選択するようにすれば、当該複数のモデルユーザの情報を提示するようにしても構わない。モデルユーザは、当該ユーザと境遇を共にするユーザのうち成績優秀者を選択するが、例えば、他職種で同職位、同職種で他職位、行動性向が同一等から、それぞれ成績優秀者を選択し、選択された複数のモデルユーザの目標情報および行動実績/応対実績情報を提示する。
【0062】
さらに、モデルユーザだけでなく、当該ユーザの目標情報および行動実績/応対実績情報も合わせて提示するようにしても構わない。その結果、当該ユーザの情報とモデルユーザの情報とを比較し易くなり、両者の差異点が明確に理解できるようになる。また、行動改善システム200において、当該差異点を分析して提示するようにしても構わない。
【0063】
以上のように、本発明の第1の実施形態に係る行動改善システム200および行動改善方法300によれば、目標となるモデルユーザの実績情報を提示するため、診断者およびアドバイザー等に依存しなくとも、ユーザ各々が自律的に行動改善に取り組むことができる。
【0064】
なお、本実施形態では、ユーザ情報700におけるグループとして、ユーザの職種、職位、年齢、個人目標、および行動性向を例示したが、これらに限定されるものではなく、例えば、性別、部署、ジョブグレード、入社期、経歴、および過去成績等であっても構わない。行動改善システム200および行動改善方法300を利用するユーザや状況、環境に応じて適宜設定すれば良い。
【0065】
また、本実施形態では、評価情報は、成績情報を例示したが、これに限定されるものではなく、例えば、ユーザのストレス状態を示すストレス情報等を用いても構わない。客観的なストレス情報に基づいてモデルユーザを選択すれば、ユーザは、適切なストレス状態に関して行動改善に取り組むことができる。
【0066】
また、本実施形態では、行動改善システム200および行動改善方法300を、典型的には職場等で利用するものとして説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、学校や塾、予備校等の教育現場で利用しても構わないし、その他、運動系および文科系のクラブ、野球チーム、サッカーチーム、スポーツクラブ、ゴルフサークル等で利用しても構わない。
【0067】
例えば、教育現場で利用する場合、志望校合格やテストの点数等を結果目標として設定し、1日の勉強時間やテキストの進捗等を行動目標として設定する。志望校へ合格したユーザ(先輩)やテストの成績優秀者をモデルユーザとして選択すれば、当該モデルユーザを模範として、ユーザ各々が自律的に行動改善に取り組むことができる。
【0068】
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態では、第1の実施形態で説明した行動改善システム200に加えて、改善点を分析してレコメンドを提示する行動改善システムについて説明する。
【0069】
図9は、本発明の第2の実施形態に係る行動改善システム900における各機能を示す機能ブロック図である。なお、
図9において、
図2に示した本発明の第1の実施形態に係る行動改善システム200と同一の構成については、同一の参照符号を付すことによって、詳細な説明は省略する。本実施形態では、主に、本発明の第1の実施形態と異なる構成について説明する。
【0070】
図9において、行動改善システム900は、目標情報設定手段210と、実績情報取得手段220と、評価情報取得手段230と、モデルユーザ選択手段240と、モデルユーザ情報提示手段250と、改善点分析手段910と、レコメンド提示手段920と備える。
【0071】
改善点分析手段910は、当該ユーザの改善点を分析する。より具体的には、当該ユーザと、モデルユーザ選択手段240によって選択されたモデルユーザとにおける、目標情報、行動実績情報、および応対実績情報を比較し、その相違点を分析する。
【0072】
例えば、同一職種、同一職位であるにもかかわらず、当該ユーザがモデルユーザに比べて、設定した目標が低い、行動目標が具体的でない、ログイン頻度が低い、「いいね」付与が少ない等、成績情報への影響を分析する。なお、これらの分析は、予め規則に基づいて設定されていても構わないし、データが蓄積されることによって当該規則を更新したり、AI(Artificial Intelligence:人工知能)を用いて更新したりしても構わない。
【0073】
レコメンド提示手段920は、改善点分析手段910によって分析された改善点に応じたレコメンドを提示する。例えば、行動目標に対する達成率が低いユーザには「毎日コツコツ頑張りましょう」、ログイン頻度が低いユーザには「ログイン回数を増やしましょう」等とメッセージを提示する。また、結果目標の達成率が相当低いユーザには、目標設定を見直すメッセージを提示したり、その他ユーザの目標情報を参考に提示したりしても構わない。
【0074】
さらに、レコメンド提示手段920は、行動改善に繋がるメッセージに限定されるものではなく、例えば、ユーザの行動を評価するメッセージや奮起を促すメッセージ、ユーザのモチベーションを向上させるメッセージ等を提示するようにしても構わない。これらのメッセージは、当該ユーザの目標に対する達成率、当該ユーザとモデルユーザとの差異、当該ユーザの職位、職種、年齢や行動性向等に応じて予め対応付けて設定されていても構わないし、データの蓄積に応じて更新したり、AIを用いて更新したりしても構わない。
【0075】
以上のように、本発明の第2の実施形態に係る行動改善システム900によれば、第1の実施形態に係る行動改善システム200に加えて、改善点分析手段910およびレコメンド提示手段920を備えるため、診断者およびアドバイザー等に依存しなくとも、より容易に、ユーザ各々が自律的に行動改善に取り組むことができる。
【0076】
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態では、第1の実施形態で説明した行動改善システム200に加えて、モデルユーザを模範としてユーザ各々が自立的に行動改善に取り組んだ結果をフィードバックする行動改善システムについて説明する。
【0077】
図10は、本発明の第3の実施形態に係る行動改善システム1000における各機能を示す機能ブロック図である。なお、
図10において、
図2に示した本発明の第1の実施形態に係る行動改善システム200と同一の構成については、同一の参照符号を付すことによって、詳細な説明は省略する。本実施形態では、主に、本発明の第1の実施形態と異なる構成について説明する。
【0078】
図10において、行動改善システム900は、目標情報設定手段210と、実績情報取得手段220と、評価情報取得手段230と、モデルユーザ選択手段240と、モデルユーザ情報提示手段250と、フィードバック手段1010と備える。
【0079】
ユーザには、モデルユーザ情報提示手段250によってモデルユーザの目標情報、行動実績情報、および応対実績情報が提示される。当該ユーザは、提示されたモデルユーザの目標情報、行動実績情報、および応対実績情報を参照し、行動目標および/または結果目標を変更したり、行動および/または応対を改善したりする。その結果、モデルユーザの目標情報、行動実績情報、および応対実績情報が提示される前後において評価情報に変化をもたらす。
【0080】
フィードバック手段1010は、モデルユーザの目標情報、行動実績情報、および応対実績情報が提示される前後における評価情報の変化をフィードバックする。例えば、成績が上昇していれば、モデルユーザの目標情報、行動実績情報、および応対実績情報を提示したことによる効果があったものと判断し、さらに、当該ユーザへのモデルユーザの選択は適切であったと記録する。一方、成績が変化なく、または下降していれば、モデルユーザの目標情報、行動実績情報、および応対実績情報を提示したことによる効果はなかったものと判断し、当該ユーザへのモデルユーザの選択は適切ではなかったと記録する。
【0081】
このように、モデルユーザの目標情報、行動実績情報、および応対実績情報が提示される前後における評価情報の変化をフィードバックし、当該モデルユーザの選択の適否を蓄積していくことによって、以降のモデルユーザの選択に活かすことができる。モデルユーザ選択手段240は、評価情報に基づいて、複数のユーザのうち目標となるモデルユーザを選択するが、その際、フィードバックによって蓄積されたデータに基づいて選択すれば、より最適なモデルユーザを選択することができる。
【0082】
また、フィードバックは、成績などの評価情報の変化に限定されるものではなく、例えば、目標情報や実績情報などの変化について行っても構わない。成績などの評価情報に変化がなくとも、日々の行動に変化があるかを判断することによって、モチベーションが向上しているかなどを判断することができる。
【0083】
さらに、これらの情報は、AIを用いて分析しつつ、モデルユーザの選択をするようにしても構わない。
【0084】
なお、ここでは、第1の実施形態で説明した行動改善システム200にフィードバック手段1010を付加する構成としたが、第2の実施形態で説明した行動改善システム900にフィードバック手段1010を付加する構成としても構わない。
図11は、本発明の第2の実施形態に係る行動改善システム900にフィードバック手段1010を付加した行動改善システム1100における各機能を示す機能ブロック図である。行動改善システム1100では、上述した行動改善システム1000に比して、さらに、レコメンド情報の提示が適切であったか否かをフィードバックする点が付加されている。
【0085】
より具体的には、ユーザには、モデルユーザ情報提示手段250によってモデルユーザの目標情報、行動実績情報、および応対実績情報が提示され、レコメンド提示手段920によってレコメンドが提示される。当該ユーザは、提示されたモデルユーザの目標情報、行動実績情報、応対実績情報、およびレコメンドを参照し、行動目標および/または結果目標を変更したり、行動および/または応対を改善したりする。その結果、モデルユーザの目標情報、行動実績情報、応対実績情報、およびレコメンドが提示される前後において評価情報に変化をもたらす。
【0086】
フィードバック手段1010は、モデルユーザの目標情報、行動実績情報、応対実績情報、およびレコメンドが提示される前後における評価情報の変化をフィードバックする。例えば、成績が上昇していれば、モデルユーザの目標情報、行動実績情報、応対実績情報、およびレコメンドを提示したことによる効果があったものと判断し、さらに、当該ユーザへのモデルユーザの選択は適切であったと記録したり、レコメンドが適切であったと記録したりする。一方、成績が変化なく、または下降していれば、モデルユーザの目標情報、行動実績情報、応対実績情報、およびレコメンドを提示したことによる効果はなかったものと判断し、当該ユーザへのモデルユーザの選択は適切ではなかった、および/またはレコメンドは適切ではなかったと記録する。
【0087】
このように、モデルユーザの目標情報、行動実績情報、応対実績情報、およびレコメンドが提示される前後における評価情報の変化をフィードバックし、当該モデルユーザの選択および/またはレコメンドの適否を蓄積していくことによって、以降のモデルユーザの選択および/またはレコメンドに活かすことができる。モデルユーザ選択手段240は、評価情報に基づいて、複数のユーザのうち目標となるモデルユーザを選択するが、その際、フィードバックによって蓄積されたデータに基づいて選択すれば、より最適なモデルユーザを選択することができる。同様に、レコメンド提示手段920もフィードバックによって蓄積されたデータに基づけば、より最適なレコメンドを選択することができる。
【0088】
<その他の実施形態>
上述した本発明の第1の実施形態に係る行動改善システム200、本発明の第2の実施形態に係る行動改善システム900、本発明の第3の実施形態に係る行動改善システム1000および行動改善システム1100において、相関関係分析手段、モチベーション情報取得手段、および健康情報取得手段を備えても構わない。
【0089】
相関関係分析手段は、実績情報取得手段220によって取得された行動実績情報および応対実績情報と、評価情報取得手段230によって取得された評価情報との相関関係を分析する。典型的には、行動実績情報および応対実績情報と評価情報とには相関関係があり、当該相関関係を分析して、ユーザに行動改善に取り組ませることが効率的である。
【0090】
相関関係を分析する際には、想定されるパターンを予め設定しておいたり、AIを用いて分析したりすればよく、客観的な結果に対する要因を把握することができるため、より適切にユーザ各々が自律的に行動改善に取り組むことができる。
【0091】
モチベーション情報取得手段は、所定のタイミングでユーザにアンケートを促し、当該ユーザからのアンケート結果に基づいて当該ユーザの心理状態を示すモチベーション情報を取得する。
【0092】
ユーザのモチベーションは、日々変化するものであって、当然浮き沈みがあるものであり、例えば、職場等とは全く関係のないプライベートに影響されることも当然あるが、結果目標や行動目標に対する達成度、他ユーザからの「いいね」受領または「いいね」付与とも相関関係がある。
【0093】
ここでは、ユーザによって個人目標が設定された際、ユーザによって行動実績情報および応対実績情報が入力された際、または一定期間毎に、ユーザにアンケートを促し、当該ユーザのモチベーション情報を取得する。そして、相関関係分析手段は、行動実績情報、応対実績情報、評価情報、およびモチベーション情報の相関関係を分析する。
【0094】
例えば、行動目標に対する達成度が低い際、通常、モチベーションも低下する傾向になると予想されるが、モデルユーザの場合には、他ユーザとの「いいね」受領および付与を繰り返すことによって、モチベーションが向上しているとする。仮にこのような相関関係を導き出すことができれば、モチベーションを踏まえて上述したレコメンドを提示することも可能になる。
【0095】
健康情報取得手段は、ユーザの健康状態を示す健康情報を取得する。健康情報は、所定のタイミングでユーザにアンケートを促し、当該ユーザからのアンケート結果に基づいて取得しても構わないし、健康診断の結果に基づいて取得しても構わない。
【0096】
ユーザの健康状態は、上述したモチベーションと同様に、日々変化するものであって、当然浮き沈みがあるものである。結果目標や行動目標に対する達成度と、日々の健康状態との相関関係を分析することによって、例えば、上記達成度の良いユーザや成績優秀者は、健康状態が安定している等の分析結果が取得できれば、各ユーザに対しても健康状態に注意するようにレコメンドを提示することも可能になる。
【0097】
さらに、ここで述べた相関関係分析手段によって分析される各々の情報は、特に、
図7で示しえた行動性向に応じて分析することが好ましい。ユーザにとって最適な行動改善は、各々ユーザの行動性向に依存することがあるため、客観的な結果情報だけでなく、個々のユーザに応じた行動改善に取り組ませるようにレコメンドを提示する。
【0098】
例えば、ユーザが攻撃型である場合には、結果目標および行動目標を高く設定する傾向にあるため、その結果、達成率が低くなる。その際には、単に達成率が低いという判断をするのではなく、ユーザの行動性向を考慮しつつ判断する。
【0099】
また、レコメンドを提供する際にもユーザの行動性向に応じて、例えば、当該ユーザのプライドを傷つけないか、過度にプレッシャーをかけるべきか等を考慮して、当該ユーザにとって最適なレコメンドを提供するようにする。
【0100】
これらの判断およびレコメンドの提供に関しては、多くのデータを蓄積して、多様なパターンを予め設定しておけばよい。また、AIを用いて学習させながら、当該多様なパターンを更新すればよい。
【0101】
なお、本発明の各実施形態では、ユーザ個人の行動改善に関して説明したが、本発明に係る行動改善システムおよび行動改善方法は、複数のユーザで構成される組織やグループ(例えば、会社における部署、課、プロジェクトチーム等)に応用することも可能である。具体的には、グループ目標を設定し、成績が優秀なモデルグループを選択し、当該モデルグループの情報を提示する。その際、行動実績情報および応対実績情報は、当該グループを構成する各ユーザの行動実績情報および応対実績情報を提示しても構わないし、それらを集計分析して提示しても構わない。
【0102】
さらに、成績が優秀なグループは、どのような属性を有するユーザで構成されているか、例えば、ユーザの行動性向が偏っているか、様々であるか、男女比や年齢層、職位のバランス等についても成績との相関関係を分析するようにしても構わない。また、当該分析結果に基づいて、レコメンドを提示するようにしても構わない。
【0103】
以上、本発明の各実施形態についての具体的な説明を行った。上記説明は、あくまで一実施形態としての説明であって、本発明の範囲はこの一実施形態に留まらず、当業者が把握可能な範囲にまで広く解釈されるものである。
本発明に係る行動改善システム(200)は、複数のユーザによって構成される組織において情報交換が可能なネットワークシステムを用いて、当該ユーザの行動を分析する行動分析システムであって、目標情報(400)を設定させる目標情報設定手段(210)と、行動実績情報(500)と応対実績情報(600)とを取得する実績情報取得手段(220)と、評価情報を取得する評価情報取得手段(230)と、前記評価情報に基づいて、前記複数のユーザのうち目標となるモデルユーザを選択するモデルユーザ選択手段(240)と、前記モデルユーザの目標情報、行動実績情報、および応対実績情報を提示するモデルユーザ情報提示手段(250)とを備え、目標となるモデルユーザの実績情報を提示することによって、診断者およびアドバイザー等に依存しなくとも、ユーザ各々が自律的に行動改善に取り組むことができる。