(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
スクリーンと、前記スクリーンと反対側に設置されているバックカバーと、前記スクリーン及び前記バックカバーを支持する枠とを含む振動発音装置であって、前記枠は、前記スクリーンに垂直に設置され、前記スクリーンに垂直な内面と、前記内面と反対側の外面と、内面と外面とを接続する上面及び下面とを含み、前記上面が前記下面と反対側にあり、前記上面が前記スクリーンに近接し、前記下面が前記バックカバーに近接する振動発音装置において、
前記スクリーン及び前記バックカバーを振動させて発音するように前記枠を駆動するための駆動装置を、前記スクリーン及び前記バックカバーとは間隔を隔てて前記枠の前記内面に固定したことを特徴とする振動発音装置。
前記枠は前記スクリーンに垂直な側壁を含み、前記側壁は前記スクリーンに垂直な前記内面と、前記内面と反対側の前記外面と、前記内面及び前記外面を接続する前記上面及び前記下面とを含むことを特徴とする請求項1に記載の振動発音装置。
前記枠の内面には、ねじ穴が加工され、前記ねじ穴が前記固定孔に対応して設置され、前記駆動装置と前記枠とは、ねじにより固定されていることを特徴とする請求項7に記載の振動発音装置。
【発明の概要】
【0005】
本発明は、上述した技術課題を解決するために、伝達効率が比較的高く、エネルギー損失が比較的小さいという新規な振動発音装置を提供する。具体的には、前記振動発音装置は、スクリーンと、前記スクリーン
と反対側に設置されているバックカバーと、前記スクリーン及び前記バックカバーを支持する枠とを含み、前記枠が前記スクリーンに
垂直に設置され、前記枠は、前記スクリーンの内面に
垂直な前記内面
と反対側の外面と、内面と外面とを接続する上面及び下面とを含み、前記上面が前記下面
と反対側にあり、前記上面が前記スクリーンに近接し、前記下面が前記バックカバーに近接する。また、前記振動発音装置は、前記内面に固定されている駆動装置を更に含み、前記駆動装置は、前記枠によって前記スクリーン及び/又は前記バックカバー
を駆動させて発音するように駆動する。
【0006】
好ましくは、前記枠は、前記スクリーンに
垂直な側壁を含み、前記側壁は、前記スクリーンに
垂直な前記内面と、前記内面
と反対側の前記外面と、前記内面と前記外面を接続する前記上面及び前記下面とを含む。
【0007】
好ましくは、前記駆動装置は、前記スクリーン及び前記バックカバーのそれぞれと間隔を隔てて設置されており、前記枠の前記内面に貼設されている固定面を含み、前記固定面には、前記駆動装置から遠く離れる方向へ延伸する延伸部が設置され、前記延伸部が前記内面と固定されている。
【0008】
好ましくは、前記延伸部は、前記駆動装置の対向する両側のそれぞれから逆方向へ対称的に延伸する。
【0009】
好ましくは、前記駆動装置と前記枠の前記内面とは、接着剤により接着固定されている。
【0010】
好ましくは、前記駆動装置は、前記枠の内面に溶接固定されている。
【0011】
好ましくは、前記延伸部には、固定孔が設置され、前記駆動装置は、前記固定孔によって前記枠と係合固定されている。
【0012】
好ましくは、前記枠の内面には、ねじ穴が加工され、前記ねじ穴が前記固定孔に対応して設置され、前記駆動装置と前記枠とは、ねじによって固定されている。
【0013】
好ましくは、前記スクリーンは、枠の上面に固定されているガラスパネルと、ガラスパネル
に貼設されている表示画面とを含み、前記振動発音装置は、枠に
固定され、前記表示画面を支持するための支持板を更に含み、前記支持板と前記ガラスパネルとは、前記表示画面を挟んで固定している。
【0014】
好ましくは、前記支持板と前記枠とは、一体化構造である。
【0015】
好ましくは、前記バックカバーと前記枠とは、一体化構造である。
【0016】
別の態様として、前記振動発音装置は、スクリーンと、前記スクリーンに対向して設置されているバックカバーと、前記スクリーン及び前記バックカバーを支持する枠とを含み、前記枠は、前記スクリーンに垂直して設置されており、前記スクリーンに垂直する内面と、前記内面に対向する外面と、内面と外面とを接続する上面及び下面とを含み、前記上面が前記下面に対向し、前記上面が前記スクリーンに近接し、前記下面が前記バックカバーに近接する。前記振動発音装置は、前記内面に固定する、前記枠により前記スクリーン及び/又は前記バックカバーによる振動発音を駆動する駆動装置を更に含む。前記振動発音装置は、前記内面に固定されている実装ホルダを更に含み、前記駆動装置は、前記実装ホルダ上に固定され、前記枠により前記スクリーン及び/又は前記バックカバーによる振動発音を駆動する。
【0017】
好ましくは、前記駆動装置は、前記スクリーン及び前記バックカバーのそれぞれと間隔を隔てて設置され、前記スクリーンに平行する底面と、前記スクリーンに垂直する側面とを含み、前記側面は、前記枠の前記内面と貼合する貼合面を含む。
【0018】
好ましくは、前記側面は、前記貼合面に対向して設置されている第1の表面と、第1の表面と前記貼合面とを接続する第2の表面及び第3の表面とを更に含み、前記第2の表面が前記第3の表面に対向して設置されている。
【0019】
好ましくは、前記実装ホルダは、前記第1の表面に貼設されている第1の側壁と、前記第2の表面と貼合する第2の側壁と、前記第3の表面と貼合する第3の側壁とを含み、前記第2の側壁と前記第3の側壁は、それぞれ前記内面に固定され、前記実装ホルダと前記内面は、前記駆動装置を収納して固定するための収納溝となるように囲んでいる。
【0020】
好ましくは、前記実装ホルダは、前記駆動装置の前記底面に貼合する底板を含むことを特徴とする。
【0021】
好ましくは、前記実装ホルダは、前記底板から前記駆動装置を遠く離れる方向へ折れ曲がって延伸する固定部を含み、前記固定部は、前記枠の前記内面に貼合固定されている。
【0022】
好ましくは、前記スクリーンは、前記枠の上面に被覆接着するように固定されているガラスパネルと、前記ガラスパネルにより固定されて前記枠内に収容されている表示画面とを含む。前記振動発音装置は、枠に固定する、前記表示画面を支持するための支持板を更に含み、前記支持板と前記ガラスパネルとは、前記表示画面を挟んで固定している。
【0023】
好ましくは、前記バックカバーは、前記支持板と間隔を隔てて設置されている。
【0024】
別の態様として、前記振動発音装置は、スクリーンと、前記スクリーンに対向して設置されているバックカバーと、前記スクリーン及び前記バックカバーを支持する枠とを含み、前記枠は、前記スクリーンに垂直して設置され、前記スクリーンに垂直する内面と、前記内面に対向する外面と、内面と外面とを接続する上面及び下面とを含み、前記上面が前記下面に対向し、前記上面が前記スクリーンに近接し、前記下面が前記バックカバーに近接する。前記振動発音装置は、前記内面に固定する、前記枠により前記スクリーン及び/又は前記バックカバーによる振動発音を駆動する駆動装置を更に含む。前記振動発音装置は、前記内面に固定されている実装ホルダを更に含み、前記駆動装置は、前記実装ホルダ上に固定され、前記枠により前記スクリーン及び/又は前記バックカバーによる振動発音を駆動する。前記実装ホルダは、前記駆動装置を固定して支持する支持部と、前記内面に固定された前記支持部のエッジから前記駆動装置を離れる方向へ延伸する延伸部とを含み、前記延伸部と前記内面とが貼合固定されている。
【0025】
好ましくは、前記駆動装置は、前記スクリーン及び前記バックカバーのそれぞれと間隔を隔てて設置されており、前記スクリーンに平行する底面及び前記スクリーンに垂直する側面を含み、前記側面は、前記枠の前記内面と貼合する貼合面を含み、前記支持部は、前記貼合面に垂直し、前記延伸部は、前記貼合面に平行している。
【0026】
好ましくは、前記側面は、前記貼合面に対向して設置されている第1の表面、第1の表面と前記貼合面とを接続する第2の表面及び第3の表面をさらに含み、前記第2の表面が前記第3の表面に対向して設置されている。
【0027】
好ましくは、前記支持部は、前記第1の表面に貼設されている第1の側壁、前記第2の表面に貼合する第2の側壁及び前記第3の表面に貼合する第3の側壁を含み、前記第2の側壁と前記第3の側壁は、それぞれ前記内面に固定されており、前記支持部と前記内面は、前記駆動装置を収納して固定する収納溝となるように囲んでおり、前記延伸部は、前記第2の側壁及び/又は前記第3の側壁のエッジから延伸して形成した第1の延伸部を含む。
【0028】
好ましくは、前記実装ホルダは、前記駆動装置の前記底面に貼合する底板を含む。
【0029】
好ましくは、前記延伸部は、前記底板から前記駆動装置を遠く離れる方向へ折れ曲がって延伸する第2の延伸部を含み、前記第2の延伸部は、前記枠の前記内面に貼合固定されている。
【0030】
好ましくは、前記スクリーンは、前記枠の上面に被覆接着するように固定されているガラスパネルと、前記ガラスパネルにより固定されて前記枠内に収納されている表示画面とを含み、前記振動発音装置は、枠に固定する、前記表示画面を支持するための支持板をさらに含み、前記支持板と前記ガラスパネルとは、前記表示画面を挟んで固定している。
【0031】
好ましくは、前記バックカバーと前記支持板とは、間隔を隔てて設置されている。
【0032】
好ましくは、前記駆動装置は、圧電アクチュエータ又は電磁アクチュエータである。
【0033】
本発明は、新規な振動発音装置を用い、駆動装置が枠の内面に設置されており、スクリーン及びバックカバーが枠に固定されており、駆動装置の駆動力が枠によりスクリーン及び/又はバックカバーへ直接に伝達することができ、伝達効率が比較的高く、エネルギー損失が比較的小さい。比較的強い振動性能を実現することができ、構造が簡単であり、スペースが占められず、製品の薄型化及び小型化により有利である。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【
図1】本発明の振動発音装置の実施例1の分解構造模式図である。
【
図2】本発明の振動発音装置の実施例1の断面図である。
【
図3】本発明の振動発音装置の実施例1の枠と駆動装置の組立模式図である。
【
図4】本発明の振動発音装置の実施例2の枠と駆動装置の組立模式図である。
【
図5】本発明の振動発音装置の実施例3の枠と駆動装置の組立模式図である。
【
図6】本発明の振動発音装置の実施例4の一部組立の断面図である。
【
図7】本発明の振動発音装置の実施例5一部組立の断面図である。
【
図8】本発明の振動発音装置の実施例6の分解構造模式図である。
【
図9】本発明の振動発音装置の実施例6の断面図である。
【
図10】本発明の振動発音装置の実施例6の枠と駆動装置の組立模式図である。
【
図11】本発明の振動発音装置の実施例7の枠と駆動装置の組立模式図である。
【
図12】本発明の振動発音装置の実施例8の枠と駆動装置の組立模式図である。
【
図13】本発明の振動発音装置の実施例9の枠と駆動装置の組立模式図である。
【
図14】本発明の振動発音装置の実施例10の枠と駆動装置の組立模式図である。
【
図15】本発明の振動発音装置の実施例11の枠と駆動装置の組立模式図である。
【
図16】本発明の振動発音装置の実施例12の分解構造模式図である。
【
図17】本発明の振動発音装置の実施例12の断面図である。
【
図18】本発明の振動発音装置の実施例12の枠と駆動装置の組立模式図である。
【
図19】本発明の振動発音装置の実施例13の枠と駆動装置の組立模式図である。
【
図20】本発明の振動発音装置の実施例14の枠と駆動装置の組立模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0035】
以下、図面を参照しながら、本発明をさらに説明する。ここで説明している具体的な実施例は、本実用新案を限定せずに解釈するためのものに過ぎないと理解されたい。
実施例1
【0036】
図1〜
図3は、本発明の実施例1を示している。実施例1は、スクリーン1と、スクリーン1を支持する枠2と、枠2に固定されている駆動装置3と、支持板4と、バックカバー5とを含む振動発音装置を提供する。
【0037】
枠2とスクリーン1及びバックカバー5とは、密封する1つの内部スペースとなるように囲んでいる。
【0038】
枠2は、側壁により囲まれてなるフレーム構造である。具体的には、本実施例においては、4つの側壁を含み、側壁は、スクリーン1に垂直する内面21と、スクリーンに垂直して内面21に対向して設置されている外面22と、内面21と外面22とを接続する上面23と、下面とを含む。
【0039】
スクリーン1は、枠2の上面23に載置して固定されているガラスパネル11と、ガラスパネル11に貼設されている表示用の表示画面12とを含む。
【0040】
本実施例においては、支持板4は、枠2の内面21の中間位置に当接され、支持板4は、表示画面12を支持する役割を果たし、支持板4とガラスパネル12とは、前記表示画面12を挟んで固定している。
【0041】
バックカバー5は、枠2の下面に固定されている。選択可能な他の実施例においては、ガラスパネル11とバックカバー5は、それぞれ枠2に嵌め込まれて、枠2の内面21に当接して固定されてもよく、組み立て及び固定する役割を果たせれば、実施することも可能である。
【0042】
駆動装置3は、枠2の内面に固定されており、
図2に示すように、駆動装置3は、支持板4とバックカバー5との間に設置され、支持板4、バックカバー5及びスクリーン1のそれぞれと間隔を隔てて設置されており、枠2の内面21に貼設されている。よって、駆動装置3は、スペースを取らず、製品の薄型化及び小型化に有利である。駆動装置3は、枠2により駆動力がスクリーン1及び/又はバックカバー5に直接に伝達してスクリーン1及び/又はバックカバー5による振動発音を駆動し、具体的には、ガラスパネル11による振動発音を駆動してもよい。なお、駆動装置3と枠2の内面21とは、接着剤によって接着固定されている、又は、溶接によって固定されている。
実施例2
【0043】
図4は、本発明の実施例2を示しているが、実施例2は、実施例1とほぼ同じである。枠220は、内面221と、外面222と、内面221と外面222とを接続する上面223と、下面とを含む。
【0044】
駆動装置230は、内面221に貼合する固定面を含む。本実施例においては、固定面上には、駆動装置の両側へ延伸する延伸部231が設置されている。延伸部231は、駆動装置の対向する両側のそれぞれから逆方向へ対称的に延伸するように形成され、駆動装置230は、延伸部231により内面に固定されている。実施例1と同じく、駆動装置230と枠220の内面21とは、接着剤により接着固定されてもよく、溶接により固定されてもよい。駆動装置230と枠220とを固定することは、主に延伸部231と内面とを固定することで行われ、具体的には、接着剤による接着又は溶接により固定する。
【0045】
延伸部231を設置することは、駆動装置230と枠220との接触面積を増やすことができ、接着又は溶接を問わず、いずれも駆動装置230と枠220とを固定する信頼性を高めることができる。
実施例3
【0046】
図5は、本発明の実施例3を示しているが、実施例3は、実施例2を基に改良したものである。
【0047】
駆動装置330は、枠320に固定され、駆動装置330上には、延伸部331が設置され、延伸部331上には、さらに固定孔が設置され、駆動装置330は、固定孔により枠と係合固定されている。具体的には、枠320の内面には、さらにねじ穴を設置し、固定孔がねじ穴に対応して設置され、駆動装置330と枠320とは、ねじにより固定しても良い。
【0048】
具体的には、本実施例においては、延伸部331が2つあり、各延伸部には、固定孔が設置され、即ち、2つのねじにより駆動装置330を固定するので、固定の安定性がより向上する。本実施例においては、駆動装置は、ねじのみで固定してもよく、ねじにより固定すると同時に、接着又は溶接により固定してもよく、いずれも実施可能である。
実施例4
【0049】
図6は、本発明の実施例4を示しているが、実施例4は、前の3つの実施例を基に改良したものである。
【0050】
本実施例は、前の3つの実施例とほぼ同じであり、駆動装置430は、枠420に固定されているが、両者の相違点は、本実施例においては、支持板440と枠420とが一体化構造であるというところにある。具体的には、一体的に形成する方法により枠と中間枠を有する1つの枠体構造を製造することができるので、部品の数を減らし、取り付けて固定するのに便利であり、生産コストを低減することができる。
実施例5
【0051】
図7は、本発明の実施例5を示しているが、実施例5は、実施例4に類似し、前の3つの実施例を基に改良したものである。
【0052】
本実施例は、前記実施例とほぼ同じであり、駆動装置530は、枠520に固定されているが、両者の相違点は、本実施例において、バックカバー550と枠520とが一体化構造であるというところにある。具体的には、一体的に形成する方法で枠及びバックカバーを有する構造を製造することができるので、部品の数を減らし、取り付けて固定するのに便利であり、生産コストを低減することができる。
実施例6
【0053】
図8〜
図10は、本発明の実施例6を示しているが、実施例6は、スクリーン1と、スクリーン1を支持する枠2と、枠2に固定されている駆動装置3と、支持板4と、バックカバー5と、駆動装置3を固定するための実装ホルダ6とを含む振動発音装置を提供する。
【0054】
バックカバー5は、スクリーン1に対向して設置され、枠2とスクリーン1及びバックカバー5とは、密封する1つの内部スペースとなるように囲んでいる。
【0055】
枠2は、スクリーン1に垂直して設置されているフレーム構造であり、スクリーン1に垂直する内面21と、スクリーンに垂直して内面21に対向して設置されている外面22と、内面21及び外面22を接続する上面23及び下面とを含み、前記上面23が前記スクリーン1に近接して前記下面に対向して設置されている。
【0056】
スクリーン1は、枠2の上面23に載置して固定されているガラスパネル11と、ガラスパネル11に貼設されている表示用の表示画面12とを含む。
【0057】
本実施例においては、支持板4は、枠2の内面21の中間位置に当接され、支持板4は、表示画面12を支持する役割を果たし、支持板4とガラスパネル12とは、前記表示画面12を挟んで固定している。
【0058】
バックカバー5は、枠2の下面に固定されている。選択可能な他の実施形態においても、ガラスパネル11とバックカバー5とは、それぞれ枠2に嵌め込まれて、枠2の内面21上に当接して固定されてもよく、組み立て及び固定する作用を果たせれば、実施することも可能である。
【0059】
駆動装置3は、圧電アクチュエータ又は電磁アクチュエータであり、実装ホルダ6により枠2の内面に固定されている。
図9に示すように、バックカバー5と支持板4とは、間隔を隔てて設置され、駆動装置3は、実装ホルダ6により支持板4とバックカバー5との間に固定され、スクリーン1及びバックカバー5のそれぞれと互いに間隔を隔てて設置されている。よって、駆動装置3は、スペースをとらず、製品の薄型化及び小型化に有利である。
【0060】
図10に示すように、駆動装置3は、スクリーン1に平行する底面及びスクリーン1に垂直する側面を含む。側面は、枠2の内面21に貼合する貼合面34と、貼合面に平行するように対向して設置されている第1の表面31と、第1の表面31と貼合面34とを接続する第2の表面32及び第3の表面33とを含む。また、第2の表面32と第3の表面33とは、対向して設置されている。
【0061】
それに応じて、実装ホルダ6は、第1の表面31に貼設されている第1の側壁61と、第2の表面32に貼合する第2の側壁62と、第3の表面33に貼合する第3の側壁63と、及び駆動装置3の底面に貼設されている底板64を含む。
【0062】
底板64と第1の側壁61、第2の側壁62及び第3の側壁63とは、半密封する収納溝となるように囲んでおり、駆動装置3が前記収納溝内に固定されている。また、第2の側壁62、第3の側壁63及び底板64の枠2の内面21に近付く1つの側が、内面21に固定設置されている。固定方法は、溶接又は接着であってもよく、いずれも実施可能である。また、駆動装置3は、接着又は溶接により実装ホルダ6に固定されてもよい。
【0063】
駆動装置3は、実装ホルダ6に固定されて枠2に貼設され、枠2により駆動力がスクリーン1及び/又はバックカバー5に直接に伝達し、スクリーン1及び/又はバックカバー5による振動発音を駆動し、具体的には、本実施例では、ガラスパネル11による振動発音を駆動する。
実施例7
【0064】
図11は、本発明の実施例7を示しているが、実施例7は、実施例6とほぼ同じである。
【0065】
実装ホルダ260は、第1の側壁261と、第2の側壁262と、第3の側壁263と、底板264とを含む。その相違点は、次の通りである:本実施例においては、実装ホルダ260は、第2の側壁262及び第3の側壁263から駆動装置の両側へ延伸する延伸部265を更に含み、延伸部265は、枠の内面に貼設して固定され、具体的には、接着剤による接着又は溶接する固定であってもよい。また、駆動装置230は、接着又は溶接により実装ホルダ260に固定されてもよい。
【0066】
延伸部265を設置することは、実装ホルダ260と枠220との接触面積を増やすことができ、接着又は溶接を問わず、駆動装置230と枠220とを固定する信頼性を高めることができる。
実施例8
【0067】
図12は、本発明の実施例8を示しているが、実施例8は、実施例6とほぼ同じである。
【0068】
実装ホルダ360は、第1の側壁361と、第2の側壁362と、第3の側壁363とを含む。その相違点は、次の通りである:本実施例においては、実装ホルダ360に底板が設置されておらず、第1の側壁361、第2の側壁362及び第3の側壁363のみにより駆動装置330を囲んで固定し、第1の側壁361、第2の側壁362及び第3の側壁363が駆動装置330に密着して固定されているので、駆動装置330を枠320に固定する効果も奏し得る。また、駆動装置330は、さらに接着又は溶接により実装ホルダ360に固定されてもよい。
実施例9
【0069】
図13は、本発明の実施例9を示しているが、実施例9は、実施例7とほぼ同じである。
【0070】
実装ホルダ460は、第1の側壁461と、第2の側壁462と、第3の側壁463とを含む。実装ホルダ460は、第2の側壁462及び第3の側壁463から駆動装置の両側へ延伸する延伸部465を更に含み、延伸部465が内面に固定されている。
【0071】
その相違点は、次の通りである:本実施例においては、実装ホルダに底板が設置されておらず、第1の側壁461、第2の側壁462及び第3の側壁463のみによって駆動装置430を囲んで固定し、第1の側壁461、第2の側壁462及び第3の側壁463が駆動装置430に密着して設置されているので、駆動装置430を枠420に固定する効果を奏することもできる。
【0072】
延伸部465を設置することは、実装ホルダ460と枠420との接触面積を増やすことができ、接着又は溶接を問わず、いずれも駆動装置430と枠420とを固定する信頼性を高めることができる。
実施例10
【0073】
図14は、本発明の実施例10を示しているが、実施例10は、上述した実施例6〜9の構想とほぼ同じである。
【0074】
駆動装置530は、実装ホルダ560により枠520に固定されている。その相違点は、次の通りである:本実施例においては、実装ホルダ560は、フラットパネル構造であり、駆動装置530の底面が実装ホルダ560に貼設して固定されている。即ち、本実施例においては、実装ホルダ560には側壁が設置されておらず、底板のみが設置されており、底板のみにより駆動装置の固定を実現する。また、駆動装置530は、接着又は溶接により実装ホルダ560に固定されてもよい。本実施例は、構造が簡略化され、生産コストを低減することができる。
実施例11
【0075】
図15は、本発明の実施例11を示しているが、実施例11は、実施例10を基に改良したものである。
【0076】
駆動装置630は、実装ホルダ660によって枠620に固定されている。その相違点は、次の通りである:本実施例においては、実装ホルダ660は、底板664と、底板から駆動装置を遠く離れる方向へ折れ曲がって延伸する固定部666とを含み、固定部666が枠620に貼設され、枠620と接着又は溶接により固定されている。よって、実施例5を基に改良した製品の信頼性がより高まる。
実施例12
【0077】
図16〜
図18は、本発明の実施例12を示しているが、本実施例は、スクリーン1と、スクリーン1を支持する枠2と、枠2に固定されている駆動装置3と、支持板4と、バックカバー5と、駆動装置3を固定するための実装ホルダ6とを含む振動発音装置を提供する。
【0078】
バックカバー5がスクリーン1に対向して設置され、枠2とスクリーン1及びバックカバー5とは、密封する1つの内部スペースとなるように囲んでいる。
【0079】
枠2は、スクリーン1に垂直して設置されているフレーム構造であり、スクリーン1に垂直する内面21と、スクリーンに垂直して内面21に対向して設置されている外面22と、内面21と外面22とを接続する上面23及び下面とを含み、前記上面23が前記スクリーン1に近接して前記下面に対向して設置されている。
【0080】
スクリーン1は、枠2の上面23に載置して固定されているガラスパネル11と、ガラスパネル11に貼設されている表示用の表示画面12とを含む。
【0081】
本実施例においては、支持板4は、枠2の内面21の中間位置に当接され、支持板4は、表示画面12を支持する役割を果たし、支持板4とガラスパネル12とは、前記表示画面12を挟んで固定している。
【0082】
バックカバー5は、枠2の下面に固定されている。選択可能な他の実施形態においては、ガラスパネル11とバックカバー5は、それぞれ枠2に嵌め込まれて、枠2の内面21に当接して固定されてもよく、組み立て及び固定する役割を果たせば、実施可能である。
【0083】
駆動装置3は、圧電アクチュエータ又は電磁アクチュエータであり、実装ホルダ6により枠2の内面に固定され、
図17に示すように、バックカバー5と支持板4とは、間隔を隔てて設置され、駆動装置3は、実装ホルダ6により支持板4とバックカバー5との間に固定され、スクリーン1及びバックカバー5のそれぞれと互いに間隔を隔てて設置されている。よって、駆動装置3は、スペースをとらず、製品の薄型化及び小型化に有利である。
【0084】
図18に示すように、駆動装置3は、スクリーン1に平行する底面及びスクリーン1に垂直する側面を含む。また、側面は、枠2の内面21に貼合する貼合面34と、貼合面に平行するように対向して設置されている第1の表面31と、第1の表面31と貼合面34とを接続する第2の表面32及び第3の表面33とを含む。また、第2の表面32と第3の表面33とは、対向して設置されている。
【0085】
それに応じて、実装ホルダ6は、前記駆動装置を固定して支持する支持部60と、前記内面に固定された前記支持部60のエッジから前記駆動装置3を遠く離れる方向へ延伸する延伸部61を含み、前記延伸部が前記内面に貼合固定されている。本実施例においては、支持部60は、第1の表面31に貼設されている第1の側壁601と、第2の表面32に貼合する第2の側壁602と、第3の表面33に貼合する第3の側壁603と、駆動装置3の底面に貼設されている底板604とを含む。
【0086】
底板604と第1の側壁601、第2の側壁602及び第3の側壁603とは半密封する1つの収納溝となるように囲んでおり、駆動装置3が前記収納溝内に固定されている。また、第2の側壁602、第3の側壁603及び底板604の枠2の内面21に近付く側が内面21に固定設置されている。固定方法は、溶接又は接着であってもよく、いずれも実施可能である。また、駆動装置3は、さらに接着又は溶着により実装ホルダ6に固定されてもよい。
【0087】
前記延伸部61は、第2の側壁602及び第3の側壁603から駆動装置の両側へ延伸する第1の延伸部610、611をさらに含み、第1の延伸部610、611が枠の内面に貼設して固定されており、具体的には、接着剤による接着又は溶接することで固定されてもよい。
【0088】
駆動装置3は、実装ホルダ6に固定されて枠2に貼設され、枠2により駆動力がスクリーン1及び/又はバックカバー5へ直接伝達してスクリーン1及び/又はバックカバー5による振動発音を駆動する。具体的には、本実施例では、ガラスパネル11による振動発音を駆動させる。
実施例13
【0089】
図19は、本発明の実施例13を示しているが、実施例13は、実施例12とほぼ同じである。
【0090】
実装ホルダ460は、第1の側壁461と、第2の側壁462と、第3の側壁463とを含み、実装ホルダ460は、第2の側壁462及び第3の側壁463から駆動装置の両側へ延伸する第1の延伸部465をさらに含み、第1の延伸部465が内面に固定されている。
【0091】
その相違点は、次の通りである:本実施例においては、実装ホルダに底板が設置されておらず、第1の側壁461、第2の側壁462及び第3の側壁463のみにより駆動装置430を囲んで固定し、第1の側壁461、第2の側壁462及び第3の側壁463が駆動装置430に密着して設置されているので、駆動装置430を枠420に固定する効果を奏することができる。
【0092】
第1の延伸部465を設置することは、実装ホルダ460と枠420との接触面積を増やすことができ、接着又は溶接を問わず、駆動装置430と枠420とを固定する信頼性を高めることができる。
実施例14
【0093】
図20は、本発明の実施例14を示しているが、実施例14は、上述した実施例12〜13の構想とほぼ同じである。
【0094】
駆動装置630は、実装ホルダ660により枠620に固定されている。その相違点は、次の通りである:本実施例においては、支持部は、底板664と、底板から駆動装置を遠く離れる方向へ折れ曲がって延伸する第2の延伸部666とを含み、第2の延伸部666が枠620に貼設され、枠620に接着又は溶接することで固定されている。よって、実施例2に比べ、製品の信頼性をより高めることができる。
【0095】
好ましくは、本発明の上述した複数の実施例に記載の駆動装置は、圧電アクチュエータ又は電磁アクチュエータである。
【0096】
従来技術と比較して、本発明は、新規な振動発音装置を用い、駆動装置が枠の内面に設置され、スクリーンが枠に固定され、駆動装置の駆動力が枠によりスクリーンに直接に伝達することができる。よって、伝達効率が比較的高く、エネルギー損失が比較的小さく、強い振動性能を実現することができ、構造が簡単であり、スペースをとらず、製品の薄型化及び小型化に有利である。
【0097】
上述した内容は、本発明の実施例を説明したが、これらの実施例は、例示するものにすぎず、本発明を制限することがなく、当業者は、本発明の範囲内で上記した実施例に対して変更、修正、置換及び変形を行うことができると理解されたい。