(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6684869
(24)【登録日】2020年4月1日
(45)【発行日】2020年4月22日
(54)【発明の名称】過熱破壊スイッチ及びこれを備えたコンセント
(51)【国際特許分類】
H01H 37/76 20060101AFI20200413BHJP
H01H 23/16 20060101ALI20200413BHJP
H01R 13/713 20060101ALI20200413BHJP
H01R 31/02 20060101ALI20200413BHJP
【FI】
H01H37/76 C
H01H23/16 Z
H01R13/713
H01R31/02 B
【請求項の数】6
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2018-139918(P2018-139918)
(22)【出願日】2018年7月26日
(65)【公開番号】特開2020-9731(P2020-9731A)
(43)【公開日】2020年1月16日
【審査請求日】2018年7月26日
(31)【優先権主張番号】107123018
(32)【優先日】2018年7月3日
(33)【優先権主張国】TW
(73)【特許権者】
【識別番号】516058414
【氏名又は名称】グリーン アイデア テック インク.
【氏名又は名称原語表記】Green Idea Tech Inc.
(74)【代理人】
【識別番号】100145470
【弁理士】
【氏名又は名称】藤井 健一
(72)【発明者】
【氏名】易 湘雲
【審査官】
太田 義典
(56)【参考文献】
【文献】
特開2018−067415(JP,A)
【文献】
特開平09−147709(JP,A)
【文献】
特開平07−065681(JP,A)
【文献】
登録実用新案第3133218(JP,U)
【文献】
登録実用新案第3070365(JP,U)
【文献】
特開2016−015345(JP,A)
【文献】
実開昭58−88746(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01H 37/76
H01H 13/00−13/88
H01H 23/00−23/30
H01R 13/713
H01R 31/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
過熱破壊スイッチであって、座体と、第1導電部材と、第2導電部材と、可動導電部材と、過熱破壊部材と、操作ユニットと、第2弾性部材を含み、
該座体が収納空間を備え、
該第1導電部材が該座体に穿置され、
該第2導電部材が該座体に穿置され、
該可動導電部材が該収納空間内に設置され、該第1導電部材に電気的に接続されるとともに、該第2導電部材に選択的に接続され、該可動導電部材がロッキング導電部材であり、該ロッキング導電部材の該第1導電部材近くに収容槽が設けられ、該過熱破壊部材が該収容槽に配置され、該ロッキング導電部材が一体として湾曲形成された第1壁面と、第2壁面と、底壁を備え、該底壁の両側に側壁が延伸され、該第1壁面、該第2壁面、該底壁、該側壁により共同で該収容槽が定義され、
該過熱破壊部材が、破壊温度下で破壊され、該破壊温度が100℃〜250℃であり、該過熱破壊部材が該可動導電部材上に配置され、該過熱破壊部材が破壊部と、凸部を含み、
該操作ユニットが該座体に組み込まれ、操作部材と、第1弾性部材を含み、該第1弾性部材が該過熱破壊部材と該操作部材の間で圧縮されて規制され、第1弾性力を有し、該第1弾性部材の一端が該破壊部に固定して当接され、該凸部が該破壊部上に位置し、該凸部が該第1弾性部材内に挿入され、
該第2弾性部材が第2弾性力を備え、該第2弾性力が該操作部材に作用し、
該操作部材が第1位置にあるとき、該第1弾性力が該可動導電部材を該第2導電部材に接触させて通電状態を形成し、該通電状態下で、電流が該第1導電部材、該可動導電部材、該第2導電部材を通過して熱エネルギーが生成され、該過熱破壊部材が該熱エネルギーを吸収し、該破壊温度下で破壊され、それにより該第1弾性力が小さくなるか失われ、このとき該第2弾性力が該第1弾性力より大きくなり、該第2弾性力が該操作部材を第2位置まで移動させ、それにより該可動導電部材が該第2導電部材を離脱して電力切断状態が形成される、ことを特徴とする、過熱破壊スイッチ。
【請求項2】
前記第1弾性部材及び該第2弾性部材がばねである、ことを特徴とする、請求項1に記載の過熱破壊スイッチ。
【請求項3】
前記ロッキング導電部材が該第1導電部材に可動的に跨設され、シーソーのような運動形態で該ロッキング導電部材と該第2導電部材が接触または分離される、ことを特徴とする、請求項1に記載の過熱破壊スイッチ。
【請求項4】
前記操作部材に枢着点が設けられ、該枢着点が該座体に枢着され、該操作部材が該枢着点を軸心として一定限度内で往復枢動し、該第1弾性部材が該操作部材及び該過熱破壊部材に固定して連接され、かつ該枢着点に相隣して配置され、該第1弾性部材が該操作部材の枢動に伴い湾曲変形することを特徴とする、請求項3に記載の過熱破壊スイッチ。
【請求項5】
スイッチを備えたコンセントであって、請求項1乃至4のいずれかに記載された過熱破壊スイッチ、活線差込片、活線導電部材、中性線導電部材、ハウジングを含み、そのうち、
該ハウジングが、活線差込口と、中性線差込口を含み、
該活線差込片が該第2導電部材に電気的に接続され、該活線差込片が活線差込部を含み、該活線差込部が該活線差込口に対応し、
該活線導電部材が活線連接端を含み、該活線連接端が該第1導電部材に電気的に接続され、
該中性線導電部材が中性線差込部を含み、かつ該中性線差込部が該中性線差込口に対応している、
ことを特徴とする、スイッチを備えたコンセント。
【請求項6】
前記過熱破壊スイッチが複数であり、該活線差込口が複数であり、該活線差込片が複数であり、各活線差込片が各該第2導電部材にそれぞれ単独で電気的に接続され、該活線導電部材が複数の活線連接端を含み、各活線連接端が各該第1導電部材に電気的に接続され、該中性線差込口が複数であり、該中性線差込部が複数であり、すべての該中性線差込部が該中性線導電部材に接続されたことを特徴とする、請求項5に記載のスイッチを備えたコンセント。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は過熱破壊スイッチ及びこれを備えたコンセントに関し、特に、ヒューズ及びバイメタルの切断構造とは異なり、電流の通過に依存することなく破壊を実行できる過熱破壊部材であって、熱エネルギーの伝達を通じて破壊を実行し、スイッチに導通を切断させる、過熱破壊スイッチ及び該スイッチを備えたコンセントに関する。
【背景技術】
【0002】
従来のロッカースイッチは、制御スイッチを一定の角度範囲内で往復枢動させることで、スイッチの接続または切断を制御しており、例えば、中華民国特許第560690号「切替スイッチの火花遮蔽構造」は、スイッチの枢動時に位置決め部材を利用して第1位置または第2位置にスイッチを位置決めすることで、接続または切断を形成している。
【0003】
従来の押しボタンスイッチは、毎回の押圧操作でスイッチの接続と切断を反復制御することができ、ボタンには従来の自動ボールペンの往復ボタンに似た構造を利用し、該スイッチのボタンを押すたびに下方位置または上方位置に位置決めしており、一例として中国特許第CN103441019号の「ボタンスイッチ」がある。
【0004】
中華民国特許第321352号の「ワイヤ上スイッチ構造の改良」はヒューズを備えたスイッチ構造を開示しているが、該ヒューズが電源活線の経路中に配置されているため、保護作用が電流の通過に依存しており、特に過負荷の電流でやっと該ヒューズを切断させることができるもので、ヒューズの動作時に電流を通過させる必要があり、一方で電流が過大のときのみヒューズの切断が可能であるため、往々にして低融点の鉛錫合金、亜鉛を使用してヒューズとするが、その導電性は銅にはるかに及ばない。延長コンセントを例とすると、延長コンセントは主に銅を導電体として使用するが、延長コンセントに中華民国特許第321352号のスイッチを組み合わせて電源を制御する場合、ヒューズの導電率が優れず、エネルギー消費の問題が生じやすい。
【0005】
中華民国特許第M382568号の「双極自動切断式安全スイッチ」は、バイメタル型の過負荷保護スイッチを開示しているが、バイメタルは同様に電流が通過する経路中に配置する必要があり、電流の通過によって変形を生じ、特に過負荷の電流でやっと該バイメタルを変形させて電気回路を中断させることができる。
【0006】
中華民国特許第M250403号の「グループ式コンセントに用いる過負荷保護スイッチの構造」は、延長コンセントに応用した過負荷保護スイッチを開示しており、該先行案の過負荷保護スイッチにはバイメタルが設置され、延長コンセント全体の総仕事率が超過したとき、該バイメタルが熱で変形して自動的にトリップし、電気を遮断して保護の作用を達成する。しかしながら、該バイメタルの過負荷保護作用は電流の通過に依存する必要があり、バイメタルの導電率は銅にはるかに及ばないため、エネルギー消費の問題が生じやすい。
【0007】
また、電流の過負荷で過熱が引き起こされるほか、延長コンセントを例とすると、次の状況でいずれも任意のコンセントの過熱が発生する可能性がある。
【0008】
1.プラグの金属刃が重度に酸化し、金属刃が酸化物に覆われると、プラグをコンセントに差し込んだとき、導電性が悪い酸化物によって抵抗が大きくなり、コンセントが過熱する。
【0009】
2. プラグの金属刃をコンセントに差し込んだとき、差込みが不十分で、局部のみの接触となり、過小な接触面積がコンセントの過熱につながる。
【0010】
3.プラグの金属刃が変形または摩損し、コンセントに差し込んだときの接触が不完全となり、過小な接触面積によってコンセントの過熱が引き起こされる。
【0011】
4.プラグの金属刃またはコンセントの金属片に異物(埃や汚れなど)が付着し、導電性が悪くなり、抵抗が大きくなって過熱する。
【0012】
上述の状況下では、コンセントの動作温度と過負荷保護スイッチの動作温度に大きな落差が生じる。
【0013】
発明者は、米国特許出願第US9698542号の「Assembly and method of plural conductive slots sharing an overheating destructive fixing element」案において、銅片の距離と温度の差異の実験を開示しており、US9698542号特許案のTABLE 2の試験では、上述の過熱したコンセントがTABLE 2の実験の位置10に位置し、上述の過負荷保護スイッチがTABLE 2の実験の位置1に位置する場合、両者間の距離は9センチであり、コンセントの動作温度が202.9℃に達し、25分経過後、過負荷保護スイッチの動作温度はわずか110.7℃であったことが分かった。つまり、コンセントと過負荷保護スイッチ間の距離が9センチのとき、コンセントの動作温度がすでに過熱して202.9℃に達し、燃焼事故が起こる可能性があるとき、過負荷保護スイッチのバイメタルはまだ110.7℃で、変形の温度に達しておらず、過負荷保護スイッチは自動的にトリップして電気を遮断しない。
【0014】
コンセントに過熱を生じる状況はさまざまであり、かつコンセントと過負荷保護スイッチのバイメタルの距離によって極めて大きな温度差が生じるため、効果的に過熱保護を達成するには、延長コンセントの各コンセント上に過負荷保護スイッチを設置すべきであるが、バイメタル型の過負荷保護スイッチは価格が比較的高く、延長コンセントの各コンセントすべてに設置する場合、価格の大幅な上昇を免れず、逆に普及使用に不利となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0015】
【特許文献1】中華民国特許第560690号明細書
【特許文献2】中国特許第CN103441019号明細書
【特許文献3】中華民国特許第321352号明細書
【特許文献4】中華民国特許第M382568号明細書
【特許文献5】中華民国特許第M250403号明細書
【特許文献6】米国特許出願第US9698542号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0016】
上述の欠点に鑑み、本発明の目的は、過熱破壊スイッチと、これを備えたコンセントを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0017】
本発明の過熱破壊スイッチは、主に、座体と、第1導電部材と、第2導電部材と、可動導電部材と、過熱破壊部材と、操作ユニットを含む。該座体は収納空間を備えている。該第1導電部材と該第2導電部材はいずれも該座体に穿置される。該可動導電部材は該収納空間内に設置され、該第1導電部材に電気的に接続されるとともに、該第2導電部材に選択的に接続される。該過熱破壊部材は、破壊温度下で破壊され、該破壊温度が100℃〜250℃の間であり、該過熱破壊部材は該可動導電部材上に配置される。該操作ユニットは該座体に組み込まれ、該操作ユニットは、操作部材と、第1弾性部材を含み、該第1弾性部材が該過熱破壊部材と該操作部材の間で圧縮されて規制され、第1弾性力を有する。該過熱破壊スイッチはさらに第2弾性部材を含む。該第2弾性部材は第2弾性力を備え、該第2弾性力は該操作部材に作用する。
【0018】
これにより、該操作部材が第1位置にあるとき、該第1弾性力が該可動導電部材を該第2導電部材に接触させて通電状態を形成し、該通電状態下で、電流が該第1導電部材、該可動導電部材、該第2導電部材を通過して熱エネルギーを生成する。該過熱破壊部材は該熱エネルギーを吸収し、該破壊温度下で破壊され、それにより該第1弾性力が小さくなるか失われ、このとき該第2弾性力が該第1弾性力より大きくなり、該第2弾性力が該操作部材を第2位置まで移動させ、それにより該可動導電部材が該第2導電部材を離脱して電力切断状態が形成される。
【0019】
さらに、該第1弾性部材及び該第2弾性部材はいずれもばねである。
【0020】
さらに、該可動導電部材はロッキング導電部材であり、該ロッキング導電部材は該第1導電部材に可動的に跨設され、シーソーのような運動形態で該ロッキング導電部材と該第2導電部材が接触または分離される。
【0021】
さらに、該操作部材に枢着点が設けられ、該枢着点が該座体に枢着され、該操作部材が該枢着点を軸心として一定限度内で往復枢動する。該第1弾性部材は該操作部材及び該過熱破壊部材に固定して連接され、かつ該枢着点に相隣して配置され、該第1弾性部材は該操作部材の枢動に伴い湾曲変形する。
【0022】
さらに、該ロッキング導電部材は該第1導電部材の近隣に収容槽を備え、該過熱破壊部材が該収容槽に配置される。
【0023】
さらに、該ロッキング導電部材は一体として湾曲形成された第1壁面と、第2壁面と、底壁を備え、該第1壁面、該第2壁面、該底壁の間に該収容槽が定義される。
【0024】
さらに、該底壁の両側に側壁が延伸され、該第1壁面、該第2壁面、該底壁、該側壁により共同で該収容槽が定義される。
【0025】
さらに、該ロッキング導電部材の該第1導電部材近くに固定凸部が設けられ、該過熱破壊部材が該固定凸部に被着される。
【0026】
さらに、該ロッキング導電部材の該第1導電部材近くに固定孔が形成され、さらに、熱伝導ハウジングを含み、該熱伝導ハウジングが凸柱を備え、該凸柱は該熱伝導ハウジングの一端に配置され、該凸柱が該固定孔に挿入され、該過熱破壊部材が該熱伝導ハウジング内に組み込まれる。
【0027】
さらに、該過熱破壊部材はブロック体、柱体、帽子状体、球体或または不規則体を呈する。
【0028】
さらに、該可動導電部材はカンチレバー導電部材であり、該第2弾性部材はばね片であり、該第1導電部材、該ばね片、該カンチレバー導電部材の三者が一体成形される。
【0029】
さらに、そのうち該カンチレバー導電部材は取付部を備え、該取付部が凹陥槽を含み、該過熱破壊部材が該取付部の凹陥槽に配置される。
【0030】
本発明はまた、過熱破壊スイッチを備えたコンセントも提供する。本発明のコンセントは、前述の過熱破壊スイッチと、活線差込片と、活線導電部材と、中性線導電部材と、ハウジングを含む。該ハウジングは、活線差込口と、中性線差込口を含む。該活線差込片は該第2導電部材に電気的に接続される。該活線差込片は、活線差込部を含み、該活線差込部は該活線差込口に対応している。該活線導電部材は、活線連接端を含み、該活線連接端は該第1導電部材に電気的に接続される。該中性線導電部材は、中性線差込部を含み、かつ該中性線差込部は該中性線差込口に対応している。
【0031】
さらに、該過熱破壊スイッチは複数であり、該活線差込口は複数である。該活線差込片は複数であり、各活線差込片が各該第2導電部材にそれぞれ電気的に接続される。該活線導電部材は複数の活線連接端を含み、各活線連接端が各該第1導電部材に電気的に接続される。該中性線差込口は複数である。該中性線差込部は複数であり、すべての該中性線差込部が該中性線導電部材に接続される。
【発明の効果】
【0032】
上述の技術的特徴に基づき、次の効果を達成することができる。
【0033】
1.従来のヒューズによる保護技術またはバイメタルによる保護技術と比較して、本発明の過熱破壊部材は電流伝達経路上になく、電流の伝達を担わないため、本発明を電器製品や延長コンセントに使用したとき、過熱破壊部材の導電性が銅に及ばない、さらには非導電性の絶縁体であっても、電器や延長コンセントの電流の伝達を阻害しない。
【0034】
2.全体構造が簡単で製造しやすく、スイッチの体積が明らかに増加することもなく、かつ製造コストが比較的低く、既知のロッカースイッチ、押しボタンスイッチ、その他スイッチに実施しやすい。
【0035】
3.体積が小さくコストが低いため、延長コードのスイッチでの応用に適しており、延長コードの各コンセントにそれぞれ1つ過熱破壊スイッチを配置すれば、各スイッチに対応する各コンセント差込口の使用時における安全性が確約される。これにより従来のバイメタルの価格が高く、複数のコンセント差込口で1つの過負荷保護スイッチを共用しなければならない欠点を改善することができる。かつ、過負荷保護スイッチから距離が比較的遠いコンセント差込口がすでに過熱していて温度上昇が起こっていても、過負荷保護スイッチがトリップ温度に達していないためトリップしない現象が発生しない。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【
図1】本発明の実施例1の断面図であり、ロッカースイッチの構造及びロッカースイッチが切断状態にあることを示す。
【
図2】本発明の実施例1のロッキング導電部材と過熱破壊部材の分解図である。
【
図3】本発明の実施例1の断面図であり、ロッカースイッチが接続状態にあることを示す。
【
図4】本発明の実施例1の断面図であり、過熱破壊部材が過熱によって破壊された状態を示す。
【
図5】本発明の実施例1の断面図であり、過熱破壊部材が過熱によって破壊されたとき、可動導電部材が第2導電部材を離脱し、ロッカースイッチを接続状態から切断状態に戻すことを示す。
【
図7】本発明の実施例2のロッキング導電部材と過熱破壊部材の分解図である。
【
図9】本発明の実施例3のロッキング導電部材と過熱破壊部材の分解図である。
【
図11】本発明の実施例4の断面図であり、接続状態にある押しボタンスイッチを示す。
【
図12】本発明の実施例4の断面図であり、過熱破壊部材が過熱によって破壊されたとき、可動導電部材が第2導電部材を離脱し、押しボタンスイッチを接続状態から切断状態に戻すことを示す。
【
図13】本発明の過熱破壊スイッチを延長コンセントに用いた分解図である。
【
図14】本発明の過熱破壊スイッチを延長コンセントに用いた平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0037】
上述の技術的特徴を総合し、本発明の過熱破壊スイッチ及びこれを備えたコンセントの主な効果について、以下で実施例を挙げてはっきり説明する。
【実施例1】
【0038】
本発明の実施例1を
図1に示す。本実施例の過熱破壊スイッチの形態はロッカースイッチであり、そのうち
図1において該ロッカースイッチは切断状態にある。
【0039】
該ロッカースイッチは、収納空間11Nを備えた座体1Nと、該座体1Nに穿置された第1導電部材2N及び第2導電部材3Nと、該収納空間11Nに設置された可動導電部材(本実施例においてはロッキング導電部材4Nと呼ぶことができる)と、過熱破壊部材5Nと、該座体1N上に組み込まれ、操作部材61Nと第1弾性部材62Nを含む操作ユニット6Nと、第2弾性部材7Nを含む。
【0040】
そのうち、該ロッキング導電部材4Nは該第1導電部材2Nに跨設され、該第2導電部材3Nに電気的に接続される。該過熱破壊部材5Nは該ロッキング導電部材4N上に設置される。好ましくは、該ロッキング導電部材4Nは該第1導電部材2Nに対応する箇所に収容槽41Nが設けられ、該過熱破壊部材5Nが該収容槽41N内に設置される。該過熱破壊部材5Nは破壊温度下で破壊され、該破壊温度は100℃〜250℃である。該過熱破壊部材5Nは電流の持続的供給を維持するために用いるのではないため、例えばプラスチックなどの絶縁材料を選択して用いることができ、または例えばビスマスとカドミウム、インジウム、銀、錫、鉛、アンチモン、銅のうちのいずれかまたは複数を組み合わせた合金、或いはその他融点が100℃〜250℃の低融点の金属または合金などの非絶縁材料の低融点合金を選択して用いることもでき、そのうち、錫ビスマス合金は成分の違いに応じて、その融点は約138℃〜148℃の間である。続いて
図2を参照する。詳細に説明すると、該過熱破壊部材5Nはブロック体を呈するものとできるが、例えば柱体、帽子状体、球体、不規則体等も実施可能な実施例である。該ロッキング導電部材4Nは一体として湾曲形成された第1壁面42Nと、第2壁面43Nと、底壁44Nを備えることができ、該第1壁面42N、該第2壁面43N、該底壁44Nの間に該収容槽41Nが定義される。好ましくは、該底壁44Nの両側にさらに側壁441Nを延伸してもよく、該第1壁面42N、該第2壁面43N、該底壁44N、該側壁441Nが該収容槽41Nを共同で定義し、該過熱破壊部材5Nを収納して設置することがより好ましい。
【0041】
再び
図1を参照する。該第1弾性部材62Nは該過熱破壊部材5Nと該操作部材61Nの間で圧縮されて規制され、第1弾性力を有する。詳細に説明すると、該過熱破壊部材5Nは、破壊部51Nと、凸部52Nを含む。該第1弾性部材62Nは例えばばねとすることができ、該第1弾性部材62Nは該操作部材61Nと該過熱破壊部材5Nに固定して連接される。本実施例において、該第1弾性部材62Nの一端が該破壊部51Nに固定して当接される。該凸部52Nは該破壊部51N上に位置し、該凸部52Nを該第1弾性部材62N内に挿入させることができる。該第2弾性部材7Nは本実施例においてばねであり、該第2弾性部材7Nは第2弾性力を有し、該第2弾性力は該操作部材61Nに作用し、かつ該第1弾性力が
図1に示す状態下で該第2弾性力より大きい。
【0042】
該操作ユニット6Nは該ロッキング導電部材4Nを操作して、該第1導電部材2Nと該第2導電部材3Nを連通させるために用いられる。ここで特に説明すべきは、過熱破壊スイッチにおいて、該第1導電部材2Nが使用上活線第1端、該第2導電部材3Nが使用上活線第2端となっており、電気回路に過熱状態が発生した場合、活線を切断することが最善であるため、該ロッキング導電部材4Nにより該第1導電部材2Nと第2導電部材3Nを導通させ、活線回路を形成する、または該第1導電部材2Nと該第2導電部材3Nの導通を切断し、活線に切断を形成する点である。該操作部材61Nは枢着点611Nが設けられ、該枢着点611Nが該座体1Nに枢着され、該枢着点611Nを軸心として該操作部材61Nに一定限度内で往復枢動させることができる。本実施例において、該操作部材61Nの内側に凹陥槽612Nが設けられ、該第1弾性部材62Nの一部を該凹陥槽612N内に進入させることができる。
【0043】
図3に示すように、使用者が該操作部材61Nを操作して該枢着点611Nの周りを枢動させると、該第1弾性部材62Nが該枢着点611Nに相隣する位置にあるため、該第1弾性部材62Nが該操作部材61Nの枢動に伴い湾曲変形し、該第1弾性部材62Nにシーソーのような運動形態で該ロッキング導電部材4Nと該第2導電部材3Nを選択的に接触または分離させることができる。該第1弾性部材62Nが該ロッキング導電部材4Nを該第2導電部材3Nの方向へ移動させると、該第1弾性力が該ロッキング導電部材4Nの銀接点45Nを該第2導電部材3Nに接触させて、通電状態が形成される。
【0044】
図4と
図5に示すように、第1導電部材2Nまたは第2導電部材3Nに接続された外部導電設備に異常な状態が発生したとき、例えば外部導電設備がコンセントである場合、プラグの金属刃とコンセントの間に酸化物や埃がある、金属刃の挿入が不完全である、金属刃が変形している等の現象があると、コンセントの導電部位に比較的大きな熱エネルギーが発生し、該熱エネルギーが第1導電部材2Nまたは第2導電部材3Nを介してロッキング導電部材4Nに伝達され、さらに該ロッキング導電部材4Nから該過熱破壊部材5Nの破壊部51Nに伝達され、該破壊部51Nは該熱エネルギーを吸収してその材料の融点に達する前に、徐々に剛性を失い始める。例えば、該過熱破壊部材5Nの材質が錫ビスマス合金である場合、その融点は148℃であるが、融点に近づく前に剛性が失われ始めるため、該第1弾性力の作用下で、該過熱破壊部材5Nの破壊部51Nが該第1弾性部材62Nの圧迫を受けて変形し、さらには該破壊部51Nが突破され、それにより該第1弾性力が小さくなるか失われて、このとき該第2弾性力が該第1弾性力より大きくなる。さらに説明すべきは、本実施例において、該第1導電部材2Nと該第2導電部材3Nの排列方向を縦方向と定義し、該操作部材61Nが該縦方向上に一定長さを備え、該第1弾性部材62Nが該長さの中央位置に設置され、該第2弾性部材7Nの設置位置は該中央位置から一定の距離があるため、該第2弾性力が該第1弾性力より大きくなると、該第2弾性力が該操作部材61Nに作用するトルクで、該枢着点611Nを軸心として該操作部材61Nを枢動させ、該第1弾性部材62Nを動かして該ロッキング導電部材4Nを移動させ、該操作部材61Nが切断の位置に移動されるため、該ロッキング導電部材4Nの銀接点45Nが該第2導電部材3Nを離脱し、電力の切断状態が形成され、これにより過熱保護作用が達成される点である。
【実施例2】
【0045】
本発明の実施例2を
図6と
図7に示す。本実施例は過熱破壊スイッチであり、かつ本実施例においてはロッカースイッチであり、
図6に該ロッカースイッチの接続状態を示す。本実施例は実施例1とほぼ同じであり、収納空間11Pを備えた座体1Pと、該座体1Pに穿置された第1導電部材2P及び第2導電部材3Pと、該収納空間11Pに設置された可動導電部材(本実施例においてはロッキング導電部材4Pと呼ぶことができる)と、過熱破壊部材5Pと、該座体1P上に組み込まれ、操作部材61Pと第1弾性部材62Pを含む操作ユニット6Pと、第2弾性部材7Pを含み、異なるのは、該ロッキング導電部材4Pの該第1導電部材2P近くに固定凸部41Pが設けられ、該過熱破壊部材5Pの挿入孔52Pに該固定凸部41Pが挿入される点である。これにより、同様に該過熱破壊部材5Pを該ロッキング導電部材4Pにしっかりと固定することができる。
【実施例3】
【0046】
本発明の実施例3を
図8と
図9に示す。本実施例は過熱破壊スイッチであり、かつ本実施例においてはロッカースイッチであり、
図9に該ロッカースイッチの接続状態を示す。本実施例は実施例1とほぼ同じであり、収納空間11Qを備えた座体1Qと、該座体1Qに穿置された第1導電部材2Q及び第2導電部材3Qと、該収納空間11Qに設置された可動導電部材(本実施例においてはロッキング導電部材4Qと呼ぶことができる)と、過熱破壊部材5Qと、該座体1Q上に組み込まれ、操作部材61Qと第1弾性部材62Qを含む操作ユニット6Qと、第2弾性部材7Qを含み、異なるのは、該ロッキング導電部材4Qの該第1導電部材2Q近くに固定孔41Qが設けられ、さらに、熱伝導ハウジング411Qを含み、該熱伝導ハウジング411Qが、凸柱412Qを含み、該凸柱412Qが該熱伝導ハウジング411Qの一端に配置され、該凸柱412Qが該固定孔41Qに挿入され、該熱伝導ハウジング411Qに該過熱破壊部材5Qが設置される点である。これにより、同様に該過熱破壊部材5Qを該ロッキング導電部材4Qにしっかりと固定することができる。
【実施例4】
【0047】
本発明の実施例4を
図10に示す。本実施例は過熱破壊スイッチであり、かつ本実施例においては押しボタンスイッチであり、
図10に該押しボタンスイッチの切断状態を示す。
【0048】
該押しボタンスイッチは、 収納空間11Rと、突出部12Rを備えた座体1Rと、該座体1Rに穿置された第1導電部材2R及び第2導電部材3Rと、該収納空間11R内に設置された可動導電部材(該可動導電部材はカンチレバー導電部材4Rである)と、破壊温度下で破壊される過熱破壊部材5Rを含み、該破壊温度が100℃〜250℃であり、該過熱破壊部材5Rは電流の持続的供給の維持に用いられるのではないため、例えばプラスチックなどの絶縁材料を選択して用いることができるが、これに限らず、また例えばビスマスとカドミウム、インジウム、銀、錫、鉛、アンチモン、銅のうちのいずれかまたは複数を組み合わせた合金、或いはその他融点が100℃〜250℃の低融点の金属などの非絶縁材料の低融点合金を選択して用いることもできる。例えば錫ビスマス合金の融点は約148℃である。本実施例において、該カンチレバー導電部材4R上には取付部41Rが設けられ、該過熱破壊部材5Rが該取付部41Rに設置される。例えば、該取付部41Rは凹陥槽を含み、該過熱破壊部材5Rが該凹陥槽内に組み込まれる。
【0049】
ここで特に説明すべきは、過熱破壊スイッチにおいて、電気回路に過熱状態が発生した場合、活線を切断することが最善であるため、該第1導電部材2Rが使用上活線第1端、該第2導電部材3Rが使用上活線第2端となっており、該カンチレバー導電部材4Rにより該第1導電部材2Rと導電部材3Rを導通させ、活線回路を形成する点である。
【0050】
本実施例の該押しボタンスイッチはさらに操作ユニット6Rを備え、該カンチレバー導電部材4Rを操作して、該第1導電部材2Rと該第2導電部材3Rを連通させ、活線回路を形成する、または該第1導電部材2Rと該第2導電部材3Rの導通を切断し、活線に切断を形成するために用いられる。該操作ユニット6Rは該座体1Rに組み込まれ、操作部材61Rと、第1弾性部材62Rを含み、該操作部材61Rが該突出部12Rに被せて設置され、該操作部材61Rは該突出部12R上で一定限度内の往復移動をすることができる。操作ユニット6R全体の往復移動と位置決め構造は従来の自動ボールペンの押しボタン構造または先行技術で述べた中国特許第CN103441019号の「ボタンスイッチ」の構造と同じであるため、本実施例の図面では従来の位置決め構造を一部省略し、表示していない。該操作部材61Rはさらに規制部材612Rを含み、該規制部材612Rは内側に凹陥した収容空間6121Rが設けられ、該第1弾性部材62Rが該収容空間6121R内に設置され、該第1弾性部材62Rが該過熱破壊部材5Rと該規制部材612Rの間に圧縮されて規制される。
【0051】
本実施例の該押しボタンスイッチはさらに第2弾性部材を備え、該第2弾性部材は板ばね7Rであり、かつ該第1導電部材2R、該ばね片7R、該カンチレバー導電部材4Rの三者が一体成形されており、該ばね片7Rが第2弾性力を有し、該第2弾性力は該操作部材61Rに作用する。
【0052】
図11に示すように、使用者は自動ボールペンのボタンのように、該操作部材61Rを操作して該突出部12Rに相対して移動させることで、該カンチレバー導電部材4Rと該第2導電部材3Rを選択的に接触または分離させる。該操作部材61Rがカンチレバー導電部材4Rに向かって移動され、位置決めされると、該カンチレバー導電部材4Rの銀接点45Rが押圧され、該カンチレバー導電部材4Rと第2導電部材3Rが接触して通電状態が形成され、同時に該第1弾性部材62Rがさらに圧縮され、該第1弾性力が大きくなり、このとき該第1弾性力が該第2弾性力より大きくなる。
【0053】
図11と
図12に示すように、第1導電部材2Rまたは第2導電部材3Rに接続された外部導電設備に異常な状態が発生したとき、例えば外部導電設備がコンセントである場合、プラグの金属刃とコンセントの間に酸化物や埃がある、金属刃の挿入が不完全である、金属刃が変形している等があると、コンセントの導電部位に比較的大きな熱エネルギーが発生し、該熱エネルギーが第1導電部材2Rまたは第2導電部材3Rを介してカンチレバー導電部材4Rに伝達され、さらに該カンチレバー導電部材4Rから該過熱破壊部材5Rに伝達され、該過熱破壊部材5Rは該熱エネルギーを吸収して徐々にその材料の融点に達するが、このとき該過熱破壊部材5Rは徐々に剛性を失い始める。例えば、該過熱破壊部材5Rの材質が錫ビスマス合金である場合、その融点は148℃であるが、ほぼ融点近くになると剛性が失われ始め、同時に該第1弾性力の作用下で、該過熱破壊部材5Rが該第1弾性部材62Rに押圧され、該過熱破壊部材5Rが圧迫を受けて変形し、さらには破壊され、該第1弾性部材62Rを規制することができなくなり、それにより該第1弾性力が小さくなるか失われて、このとき該第2弾性力が該第1弾性力より大きくなるため、該カンチレバー導電部材4Rが元の位置を回復し(または少し戻り)、該カンチレバー導電部材4Rの銀接点45Rが該第2導電部材3Rを離脱して電力切断状態が形成され、これにより過熱保護作用が達成される。
【0054】
図13と
図14に本発明のさらに別の実施例を示す。本実施例は前述の実施例の過熱破壊ロッカースイッチを3組のコンセント差込口81を含む延長コンセントに応用したもので、該延長コンセントが、ハウジング8と、活線導電部材9と、中性線導電部材10と、3つの過熱破壊スイッチ20を含む。
【0055】
該ハウジング8が、上ハウジング8Aと、下ハウジング8Bを有し、該上ハウジング8Aが3組のコンセント差込口81を含み、各コンセント差込口81が活線差込口811と、中性線差込口812を含む。
【0056】
該活線導電部材9は該ハウジング8に設置され、該活線導電部材9に、独立した3つの活線差込片91に対応する3つの活線連接端92が間隔をあけて設けられ、各活線差込片91が活線差込部911を含み、かつ該活線差込部911が該活線差込口811に対応している。
【0057】
該中性線導電部材10は該ハウジング8に設置され、該中性線導電部材10に、3つの中性線差込部101が間隔をあけて設けられ、かつ各中性線差込部101が該中性線差込口812に対応している。
【0058】
該3つの過熱破壊スイッチ20は、前述の実施例1から実施例4で述べたとおりであり、そのうち、該過熱破壊スイッチ20の第1導電部材201が該活線導電部材9の活線連接端92に連接され、該第2導電部材202が該活線差込片91に連接される、または、該過熱破壊スイッチ20の第1導電部材201が該活線差込片91に連接され、該第2導電部材202が該活線導電部材9の活線連接端92に連接される。本実施例は該第1導電部材201が該活線導電部材9の活線連接端92に連接され、該第2導電部材202が該活線差込片91に連接された例である(この部分の連接の特徴はすでに実施例1から実施例3で説明されているため、ここでは説明を省略する)。これにより、該延長コンセントのいずれかの活線差込片91の動作温度が異常に高くなったとき、熱エネルギーが第1導電部材201または第2導電部材202から所属する該過熱破壊スイッチ20に伝達され、該過熱破壊スイッチ20が過熱によって電気回路を切断し、電源供給が停止され、このとき温度異常が発生した該活線差込片91はすぐに電源を終止し、動作温度の上昇が継続されず、動作温度を下げることができる。各過熱破壊スイッチ20が独立して1組の活線差込口811と中性線差込口812を制御するため、いずれか1組の過熱破壊スイッチ20が過熱で電気回路を切断しても、その他の組の活線差込口811と中性線差込口812は正常な使用を継続することができる。
【0059】
上述の実施例の説明を総合すると、本発明の操作、使用及び本発明の効果について充分に理解することができる。以上の実施例は、本発明の最良の実施例に基づくものであり、これらを以って本発明の実施の範囲を限定することはできず、本発明の特許請求の範囲及び明細書の内容に基づいた簡単な同等効果の変化や修飾はすべて本発明の範囲内に含まれる。
【符号の説明】
【0060】
1N、1P、1Q、1R 座体
11N、11P、11Q、11R 収納空間
12R 突出部
2N、2P、2Q、2R 第1導電部材
3N、3P、3Q、3R 第2導電部材
4N、4P、4Q ロッキング導電部材
4R カンチレバー導電部材
41N 収容槽
41Q 固定孔
41R 取付部
411Q 熱伝導ハウジング
412Q 凸柱
41P 固定凸部
42N 第1壁面
43N 第2壁面
44N 底壁
441N 側壁
45N、45R 銀接点
5N、5P、5Q、5R 過熱破壊部材
51N 破壊部
52N 凸部
52P 挿入孔
6N、6P、6Q、6R 操作ユニット
61N、61P、61Q、61R 操作部材
611N 枢着点
612N 凹陥槽
612R 規制部材
6121R 収容空間
62N、62P、62Q、62R 第1弾性部材
7N、7P、7Q 第2弾性部材
7R ばね片
8 ハウジング
8A 上ハウジング
81 コンセント差込口
811 活線差込口
812 中性線差込口
8B 下ハウジング
9 活線導電部材
91 活線差込片
911 活線差込部
92 活線連接端
10 中性線導電部材
101 中性線差込部
20 過熱破壊スイッチ
201 第1導電部材
202 第2導電部材