特許第6684902号(P6684902)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6684902
(24)【登録日】2020年4月1日
(45)【発行日】2020年4月22日
(54)【発明の名称】脚部装置
(51)【国際特許分類】
   A61H 3/00 20060101AFI20200413BHJP
【FI】
   A61H3/00 B
【請求項の数】54
【全頁数】30
(21)【出願番号】特願2018-519270(P2018-519270)
(86)(22)【出願日】2016年6月27日
(65)【公表番号】特表2018-519143(P2018-519143A)
(43)【公表日】2018年7月19日
(86)【国際出願番号】US2016039669
(87)【国際公開番号】WO2016210446
(87)【国際公開日】20161229
【審査請求日】2019年6月25日
(31)【優先権主張番号】62/185,185
(32)【優先日】2015年6月26日
(33)【優先権主張国】US
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】517451467
【氏名又は名称】ユー. エス. バイオニクス、インク.
(74)【代理人】
【識別番号】100086531
【弁理士】
【氏名又は名称】澤田 俊夫
(74)【代理人】
【識別番号】100093241
【弁理士】
【氏名又は名称】宮田 正昭
(74)【代理人】
【識別番号】100101801
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 英治
(74)【代理人】
【識別番号】100095496
【弁理士】
【氏名又は名称】佐々木 榮二
(74)【代理人】
【識別番号】110000763
【氏名又は名称】特許業務法人大同特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ツン、ウェイン
(72)【発明者】
【氏名】ピラーリ、ミネルバ
(72)【発明者】
【氏名】カゼルーニ、ホマユーン
【審査官】 村上 勝見
(56)【参考文献】
【文献】 特開2007−275482(JP,A)
【文献】 特開2012−176117(JP,A)
【文献】 特開2013−236741(JP,A)
【文献】 特表2014−508010(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2013/0296754(US,A1)
【文献】 国際公開第2015/021886(WO,A1)
【文献】 国際公開第2014/039134(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61H 3/00
B25J 11/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
着用者の下肢に結合されるように構成された脚部装置において、
第1のリンクと、
第2のリンクと、
上記第1のリンクと上記第2のリンクとに結合され、上記第1のリンクと上記第2のリンクとの間で屈伸動作を可能にするように構成された膝ジョイントと、
第1の端部および第2の端部を有する力発生器であって、当該力発生器の上記第1の端部が上記第1のリンクに回転可能に結合される、上記力発生器と、
上記第2のリンクに結合され、少なくとも第1の動作位置および第2の動作位置を有する、拘束機構とを有し、
上記拘束機構が上記第1の動作位置に移動されるときには、上記第1のリンクおよび上記第2のリンクが互いに対して屈曲するとき、上記力発生器の上記第2の端部が上記拘束機構と係合し、
上記拘束機構が上記第2の動作位置にあるときには、上記力発生器の上記第2の端部は上記拘束機構に係合せず、かつ、上記第1のリンクおよび上記第2のリンクが自由に互いに対して屈伸するように構成されることを特徴とする脚部装置。
【請求項2】
上記力発生器が、気体バネ、圧縮バネ、コイルバネ、板バネ、空気バネ、引張りバネ、およびこれらの任意の組み合わせからなるグループから選択される請求項1記載の脚部装置。
【請求項3】
上記第1のリンクは、上記着用者の大腿部と一体的に動くように構成され、上記第2のリンクは、上記着用者の脛部と一体的に動くように構成される請求項1記載の脚部装置。
【請求項4】
上記第2のリンクは、上記着用者の大腿部と一体的に動くするように構成され、上記第1のリンクは、上記着用者の脛部と一体的に動くように構成される請求項1記載の脚部装置。
【請求項5】
上記拘束機構は、
上記第2のリンクの窪みと、
少なくとも2つの動作位置を有する、上記第2のリンクに結合された窪み充填部とを有し、
上記窪み充填部が上記2つの動作位置のうちの一方の動作位置にあるときには、上記窪みは上記窪み充填部によって占有されず、上記力発生器の上記第2の端部は、上記第1のリンクと上記第2のリンクが互いに屈曲するときに上記窪みと係合し、
上記窪み充填部が上記2つの動作位置のうちの他方の動作位置にあるときには、上記窪みは上記窪み充填部によって占有され、上記力発生器の上記第2の端部は上記窪みと係合せず、上記第1のリンクおよび上記第2のリンクは自由に屈伸する請求項1記載の脚部装置。
【請求項6】
上記拘束機構は、少なくとも2つの動作位置を有する、上記第2のリンクに連結され爪を有し
上記爪が上記2つの動作位置のうちの一方の動作位置にあるときに、上記力発生器の上記第2の端部は、上記第2のリンクと上記第1のリンクが互いに屈曲するときにのみ上記爪に係合し、
上記爪が上記2つの動作位置のうちの他方の動作位置に移動するときに、上記力発生器の上記第2の端部は上記爪に係合せず、上記第1のリンクおよび上記第2のリンクは自由に互いに対して屈伸する請求項1記載の脚部装置。
【請求項7】
上記爪が、上記第2のリンクに回転可能に結合される請求項6記載の脚部装置。
【請求項8】
上記拘束機構は、上記着用者によって上記第1の動作位置および第2の動作位置の間を移動させられるように構成される請求項1記載の脚部装置。
【請求項9】
記着用者によって操作可能で、少なくとも第1の位置および第2の位置を有する手動タブをさらに有し、
上記着用者が上記タブを上記第1の位置に動かすとき、上記手動タブは、上記拘束機構を上記第1の動作位置に移動させ、
上記着用者が上記タブを上記第2の位置に動かすとき、上記手動タブは、上記拘束機構を上記第2の動作位置に移動させる請求項8記載の脚部装置。
【請求項10】
上記手動タブは、上記第2のリンク上を上記第1の位置および上記第2の位置の間で上記第2のリンクに対してスライドするように構成される請求項9記載の脚部装置。
【請求項11】
上記手動タブは、磁石を備え、
上記手動タブの磁石は、上記拘束機構を上記拘束機構の上記第1の動作位置および上記第2の動作位置の間で移動させるように構成される磁力を発生する請求項9記載の脚部装置。
【請求項12】
上記拘束機構を当該拘束機構の上記第1の動作位置および第2の動作位置の間で自動的に移動させるように構成されたトリガ機構をさらに有し、
上記着用者の脚部が地面と接触しているときに上記トリガ機構が上記拘束機構を上記第1の動作位置に移動させるように構成され、
上記着用者の脚部が地面に接触していないときに上記トリガ機構が上記拘束機構を上記第2の動作位置に移動させるように構成される請求項1記載の脚部装置。
【請求項13】
上記拘束機構を上記第1の動作位置および第2の動作位置の間で自動的に移動させるように構成されたトリガ機構をさらに有し、
上記トリガ機構は、
上記着用者の靴が地面と接触しているかどうかを検出するように構成されたスタンス検出器と、
第1の端部および第2の端部を有し、上記第1の端部が上記拘束機構に結合され、上記第2の端部が上記スタンス検出器に結合される、伝送線と、
上記第2のリンク上に取り付けられ、上記伝送線に結合された復帰バネとを有し、
上記脚部装置が地面に接触しているとき、上記スタンス検出器は、上記拘束機構を上記伝送線を介して上記第1の動作位置に移動させるように構成され、
上記脚部装置が地面に接触していないとき、上記復帰バネが上記拘束機構を上記第2の動作位置に動かすように構成される請求項1記載の脚部装置。
【請求項14】
上記スタンス検出器は、ユーザの靴の内側、上記靴の底、上記靴のソール、およびこれらの任意の組み合わせからなるグループから選択される位置に配置される請求項13記載の脚部装置。
【請求項15】
上記伝送線は、ロープ、ワイヤロープ、より糸、糸、ナイロンロープ、チェーン、およびロッド、およびこれらの任意の組合せからなるグループから選択される請求項13記載の脚部装置。
【請求項16】
上記伝送線は圧力流体を収容する圧液ホースであり、上記スタンス検知器は圧力流体を含む容器を有し、
上記脚部装置が地面と接触しているとき、上記脚部装置が上記地面に接触することにより圧力流体に発生する圧力が、上記拘束機構を上記圧液ホースを介して上記第1の動作位置に移動させるように構成され、
上記脚部装置が地面に接触していないときに、上記復帰バネが上記拘束機構を上記第2の動作位置に移動させるように構成される請求項13記載の脚部装置。
【請求項17】
上記拘束機構を上記第1の動作位置および上記第2の動作位置の間で自動的に移動させるように構成されたトリガ機構をさらに有し、
上記トリガ機構は、
上記拘束機構を上記第1の動作位置および上記第2の動作位置の間で移動させるように構成されたアクチュエータと、
上記着用者の靴が地面に接触しているかどうかを検出し、上記着用者の上記靴が上記地面に接触しているときに第1の電気信号を発生し、検出し、上記着用者の上記靴が上記地面に接触していないときに第2の電気信号を発生するように構成されたスタンスセンサとを有し、
上記脚部装置が上記地面に接触しているとき、上記スタンスセンサは上記第1の電気信号を生成し、上記アクチュエータは上記拘束機構を上記第1の動作位置に移動させるように構成され、
上記脚部装置が上記地面に接触していないとき、上記スタンスセンサが上記第2の電気信号を生成し、上記アクチュエータが上記拘束機構を上記第2の動作位置に移動させるように構成される請求項1記載の脚部装置。
【請求項18】
上記スタンスセンサは、上記ユーザの靴の内側、上記靴の外側、および上記靴のソールならびにこれらの任意の組み合わせからなるグループから選択される位置に配置される請求項17記載の脚部装置。
【請求項19】
上記スタンスセンサが、歪ゲージセンサ、圧力センサ、力センサ、圧電力センサ、および力検出抵抗に基づく力センサ、ならびに、これらの任意の組合せからなるグループから選択される請求項17記載の脚部装置
【請求項20】
アクチュエータが、ソレノイド、リニアモータ、電気モータ、サーボ、DCモータ、ボイスコイルアクチュエータ、圧電アクチュエータ、バネ負荷ソレノイド、およびバネ負荷モータ、ならびに、これらの任意の組み合わせからなるグループから選択される請求項17記載の脚部装置
【請求項21】
上記拘束機構を上記第1の動作位置および第2の動作位置の間で自動的に移動させるように構成されたトリガ機構をさらに有し、
上記トリガ機構は、
上記拘束機構を上記上記第1の動作位置および上記第2の動作位置の間で動かすように構成されたアクチュエータと、
上記着用者の靴が地面に接触しているかどうかを検出し、上記着用者の上記靴が地面に接触しているときに第1の電気信号を発生し、上記着用者の上記靴が地面に接触していないときに第2の電気信号を発生するように構成されたスタンスセンサと、
上記着用者の反対側の靴が上記地面と接触しているかどうかを検出し、上記着用者の上記反対側の靴が上記地面に接触しているときに、第1の反対側電気スタンス信号を発生し、上記着用者の上記反対側の靴が上記地面に接触していないときに、第2の反対側電気スタンス信号を発生するように構成された、上記人の反対側の脚部に結合された、少なくとも1つの反対側スタンスセンサとを有し、
上記脚部装置が上記地面に接触しているとき、上記スタンスセンサが第1の電気信号を発生し、上記少なくとも1つの反対側スタンスセンサが上記第1の反対側電気スタンス信号を生成するとき、上記アクチュエータは上記拘束機構を上記第1の動作位置に移動させるように構成され、
上記脚部装置が上記地面に接触していないときには、上記スタンスセンサが第2の電気信号を生成し、上記アクチュエータが上記拘束機構を上記第2の動作位置に移動させるように構成される請求項1記載の脚部装置。
【請求項22】
上記スタンスセンサは、上記ユーザの靴の内側、上記靴の外側、および上記靴のソールならびにこれらの任意の組み合わせからなるグループから選択される位置に配置される請求項21記載の脚部装置。
【請求項23】
上記スタンスセンサが、歪ゲージセンサ、圧力センサ、力センサ、圧電力センサ、および力検出抵抗に基づく力センサ、ならびに、これらの任意の組合せからなるグループから選択される請求項21記載の脚部装置
【請求項24】
アクチュエータが、ソレノイド、リニアモータ、電気モータ、サーボ、DCモータ、ボイスコイルアクチュエータ、圧電アクチュエータ、バネ負荷ソレノイド、およびバネ負荷モータ、ならびに、これらの任意の組み合わせからなるグループから選択される請求項21記載の脚部装置
【請求項25】
上記第1のリンクおよび上記第2のリンクからなるグループから選択された1つのリンクに連結された足部リンク機構をさらに有し、上記足部リンク機構は、上記ユーザの足部と一体的に移動するように構成された少なくとも1つの足部コネクタを有する請求項1記載の脚部装置。
【請求項26】
上記足部コネクタは、上記ユーザの靴の底、上記靴のソールの内部の空洞、および上記ユーザの靴の内側、ならびに、これらの任意の組み合わせからなるグループから選択される位置に配置される請求項25記載の脚部装置。
【請求項27】
上記足部コネクタは、上記ユーザの靴、または上記足部リンク機構から取り外することができる請求項26記載の脚部装置。
【請求項28】
上記第1のリンクは、所望の抵抗トルクを調整するトルク調整機構を有し、
上記トルク調整機構は、上記力発生器の上記第1の端部に結合されたネジと、ナットであって、当該ナットの回転により上記ネジおよび上記力発生器の上記端部を移動させる、上記ナットとを有する請求項1記載の脚部装置。
【請求項29】
着用者の下肢に結合されるように構成された脚部装置において、
上記着用者の大腿部と一体的に動くように構成された大腿リンクと、
上記着用者の脛部と一体的に動くように構成された脛部リンクと、
上記脛部リンクと上記大腿リンクとに連結され、上記大腿リンクと上記脛部リンクとの間の屈伸運動を可能にするように構成された膝ジョイントと、
第1の端部および第2の端部を有する力発生器であって、当該力発生器の上記第1の端部が上記脛部リンクに回転可能に結合される、上記力発生器と、
少なくとも第1の動作位置および第2の動作位置を有する、上記大腿リンクに連結された拘束機構と、
上記第1の動作位置および第2の動作位置の間で上記拘束機構を動かすことができ、上記着用者によって操作可能な手動タブとを有し、
上記拘束機構が上記第1の動作位置にあるときには、上記力発生器の上記第2の端部が上記拘束機構と係合し、
上記拘束機構が上記第2の動作位置にあるときには、上記力発生器の上記第2の端部は上記拘束機構に係合せず、上記脛部リンクと上記大腿リンクは自由に互いに対して屈伸することを特徴とする脚部装置。
【請求項30】
着用者の下肢に結合されるように構成された脚部装置において、
上記着用者の大腿部と一体的に動くように構成された大腿リンクと、
上記着用者の脛部と一体的に動くように構成された脛部リンクと、
上記脛部リンクと上記大腿リンクとに連結され、上記大腿リンクと上記脛部リンクとの間の屈伸運動を可能にするように構成された膝ジョイントと、
第1の端部および第2の端部を有する力発生器であって当該力発生器の上記第1の端部が上記脛部リンクに回転可能に結合される、上記力発生器と、
少なくとも第1の動作位置および第2の動作位置を有する、上記大腿リンクに連結された拘束機構であって、その第1の動作位置において、上記脛部リンクおよび上記大腿リンクが互いに向かって屈曲するときに、上記力発生器の上記第2の端部が上記拘束機構に係合し、その第2の動作位置において、上記力発生器の上記第2の端部は上記拘束機構に係合せず、上記脛部リンクと上記大腿リンクは自由に相互に対して屈伸を行う、上記拘束機構と、
上記拘束機構を上記第1の動作位置および上記第2の動作位置の間で動かすように構成されたアクチュエータと、
上記着用者の靴が地面に接触しているかどうかを検出し、上記着用者の上記靴が上記地面に接触しているときに第1の電気信号を発生し、上記着用者の上記靴が上記地面に接触していないときに第2の電気信号を発生するように構成されたスタンスセンサとを有し、
上記着用者の上記靴が上記地面に接触しているとき、上記スタンスセンサは第1の電気信号を生成し、上記アクチュエータは上記拘束機構を上記第1の動作位置に移動させ、
上記着用者の上記靴が上記地面に接触していないとき、上記スタンスセンサが第2の電気信号を生成し、上記アクチュエータが上記拘束機構を上記第2の動作位置に移動させることを特徴とする脚部装置。
【請求項31】
着用者の脚部に結合されるように構成された脚部装置において、
第1のリンクと、
上記第1のリンクに結合され上記第1のリンクに対して屈伸運動を可能にする第2のリンクと、
第1の端部および第2の端部を有する力発生器であって、当該力発生器の上記第1の端部が上記第1のリンクに結合される、上記力発生器と、
少なくとも第1の動作位置および第2の動作位置を具備する拘束機構と、
上記拘束機構を上記第1の動作位置および上記第2の動作位置の間で移動させることが可能なアクチュエータとを有し、
上記アクチュエータが上記拘束機構を上記第1の動作位置に移動させるときに、上記力発生器の上記第2の端部が上記第2のリンクと係合し、かつ、上記力発生器が、上記第1のリンクおよび上記第2のリンクの相互に対する伸張に応答して抵抗トルクを供給し、
上記アクチュエータが上記拘束機構を上記第2の動作位置に移動させるときに、上記力発生器の上記第2の端部が上記第2のリンクから係合解除され、かつ、上記第1のリンクおよび上記第2のリンクが相互に対して自由に屈曲および伸長を行うことを特徴とする脚部装置。
【請求項32】
上記拘束機構を上記第1の動作位置と上記第2の動作位置との間で自動的に移動させるように構成されたトリガ機構をさらに有し、
上記トリガ機構は、
上記着用者の上記脚部が地面に接触しているかどうかを検出するように構成されたスタンス検出器と、
第1の端部と第2の端部とを有する伝送線であって、上記第1の端部は上記拘束機構に結合され、上記第2の端部は上記スタンス検出器に結合される、上記伝送線と、
上記第2リンクに取り付けられ、上記伝送線に結合された復帰バネとを有し、
上記着用者の上記脚部が上記地面と接触しているとき、上記スタンス検出器は、上記伝送線を介して上記拘束機構を上記第1の動作位置に移動させるように構成され、
上記着用者の上記脚部が上記地面と接触していないとき、上記復帰バネが、上記拘束機構を上記第2の動作位置に動かすように構成されている、請求項31に記載の脚部装置。
【請求項33】
上記伝送線が、ロープ、ワイヤーロープ、より糸、糸、ナイロンロープ、チェーン、ロッド、およびそれらの任意の組み合わせからなるグループから選択される、請求項32に記載の脚部装置。
【請求項34】
上記伝送線は圧力流体を含む圧液ホースであり、
上記スタンス検出器は、上記圧力流体を収容するリザーバを含み、
上記着用者の上記脚部が上記地面に接触しているとき、当該脚部装置が上記地面に接触することによって上記圧力流体に発生する圧力が、上記圧液ホースを介して上記拘束機構を上記第1の動作位置に移動させるように構成され、
上記着用者の上記脚部が上記地面と接触していないとき、上記復帰バネが上記拘束機構を上記第2の動作位置に動かすように構成される、請求項32に記載の脚部装置。
【請求項35】
上記スタンス検出器は、上記着用者の靴の内側、上記着用者の上記靴の底部、上記着用者の上記靴のソール、およびこれらの任意の組み合わせなるグループから選択される位置に配置される、請求項32に記載の脚部装置。
【請求項36】
上記拘束機構は、
上記第2のリンクに結合され、上記第1の動作位置の間の第1の位置と、上記第2の動作位置の間の第2の位置とを少なくとも具備する爪と、
上記力発生装置の上記第2の端部に回転可能に連結された滑動ラチェットとを有し、
上記第1の位置において、上記爪は、上記滑動ラチェットが上記第2のリンクを滑動しないように拘束し、
上記第2の位置において、上記爪は、上記滑動ラチェットが上記第2のリンク上を自由に滑動することを可能にする、請求項31に記載の脚部装置。
【請求項37】
上記アクチュエータは、上記爪を上記第1の位置と上記第2の位置との間で移動させるように構成されている、請求項36に記載の脚部装置。
【請求項38】
上記拘束機構を上記第1の動作位置および上記第2の動作位置の間で自動的に移動させるように構成されたトリガ機構をさらに有し、
上記トリガ機構は、
上記拘束機構を上記第1の動作位置および第2の動作位置の間で移動させるように構成されるアクチュエータと、
上記着用者の上記脚部が地面と接触しているかどうかを検出し、上記着用者の上記脚部が上記地面と接触しているときに第1の電気信号を生成し、上記着用者の上記脚部が上記地面と接触していないときに第2の電気信号を生成するように構成されたスタンスセンサとを有し、
上記着用者の上記脚部が上記地面に接触しているとき、上記スタンスセンサは上記第1の電気信号を生成し、上記アクチュエータは上記拘束機構を上記第1の動作位置に動かすように構成され、
上記着用者の上記脚部が上記地面に接触していないとき、上記スタンスセンサは上記第2の電気信号を生成し、上記アクチュエータは上記拘束機構を上記第2の動作位置に動かすように構成される、請求項31に記載の脚部装置。
【請求項39】
上記スタンスセンサは、歪みゲージセンサ、圧力センサ、力センサ、圧電力センサ、力検出抵抗に基づく力センサ、およびそれらの任意の組み合わせからなるグループから選択される、請求項38に記載の脚部装置。
【請求項40】
上記拘束機構は、上記着用者の脚部が地面に着いたときに上記第1の動作位置に移動するように構成される、請求項31に記載の脚部装置。
【請求項41】
スタンス信号を生成するように構成された、少なくとも1つのスタンス検出器をさらに有し、上記スタンス検出器が上記着用者の脚部が地面に接地していると表示する場合に、上記拘束機構が上記第1の動作位置に移動する請求項31に記載の脚部装置。
【請求項42】
上記拘束機構は、
上記第2のリンクの窪みと、
少なくとも2つの動作位置を有する、上記第2のリンクに結合され窪み充填部とを有し、
上記窪み充填部が上記2つの動作位置の一方の動作位置にあるときに、上記窪みは上記窪み充填部により占有されず、上記力発生器の上記第2の端部が上記窪みと係合し、
上記窪み充填部が上記2つの動作位置の他方の動作位置にあるときに、上記窪みは上記窪み充填部により占有され、上記力発生器の上記第2の端部が上記窪みから係合解除され、上記第1のリンクおよび上記第2のリンクは相互に対して自由に屈伸動作を行う請求項31に記載の脚部装置。
【請求項43】
上記第1のリンクまたは上記第2のリンクの一方が、上記着用者の大腿部に連結されるように構成されている、請求項31に記載の脚部装置。
【請求項44】
上記第1のリンクまたは上記第2のリンクのうちの一方は、上記着用者の脛部と連結するように構成されている、請求項31に記載の脚部装置。
【請求項45】
上記力発生器が、気体ばね、圧縮ばね、コイルばね、板ばね、空気ばね、引張ばね、およびそれらの組み合わせからなるグループから選択される、請求項31に記載の脚部装置。
【請求項46】
着用者の脚部に結合されるように構成された脚部装置において、
第1のリンクと、
上記第1のリンクに連結され、上記第1のリンクに対して屈曲および伸長運動が可能である第2のリンクと、
第1の端部および第2の端部を有する力発生器であって、当該力発生器の上記第1の端部が上記第1のリンクに連結されている、上記力発生器とを有し、
上記着用者の上記脚部が地面に着いている間、上記力発生器の上記第2の端部は、上記第1のリンクおよび上記第2のリンクが互いに対して屈曲するときに自動的に上記第2のリンクと係合し、
上記着用者の上記脚部が上記地面に着いていない間、上記力発生器の上記第2の端部は上記第2のリンクから係合解除され、上記第1のリンクおよび上記第2のリンクは自由に相互に対して屈曲および伸長することを特徴とする脚部装置。
【請求項47】
上記着用者の上記脚部が上記地面と接触しているかどうかを検出し、上記着用者の上記脚部が上記地面と接触しているときに第1の電気信号を生成し、上記着用者の上記脚部が上記地面と接触していないときに第2の電気信号を生成するように構成されたスタンスセンサをさらに有する、請求項46に記載の脚部装置。
【請求項48】
上記スタンス検出器は、上記着用者の靴の内側、上記着用者の靴の底部、上記着用者の靴のソール底部、およびこれらの組み合わせからなるグループから選択される位置に配置される、請求項47に記載の脚部装置。
【請求項49】
上記第1のリンクまたは上記第2のリンクの一方が、上記着用者の大腿部に連結されるように構成されている、請求項46に記載の脚部装置。
【請求項50】
上記第1のリンクまたは上記第2のリンクのうちの一方は、上記着用者の脛部と連結するように構成されている、請求項46に記載の脚部装置。
【請求項51】
着用者の脚部に結合されるように構成された脚部装置において、
第1のリンクと、
上記第1のリンクに結合され、上記第1のリンクに対して屈曲および伸長運動が可能である、第2のリンクと、
第1の端部および第2の端部を有する力発生器であって、当該力発生器の上記第1の端部が上記第1のリンクに結合される、上記力発生器と、
少なくとも第1の位置および第2の位置を具備して上記着用者による操作可能な手動タブとを有し、
上記手動タブが上記第1の位置にあるとき、上記力発生器の上記第2の端部が上記第2のリンクと係合し、上記力発生器が上記第1のリンクおよび上記第2のリンクの互いに対する屈曲に応答して抵抗トルクを付与し、
上記手動タブが上記第2の位置にあるとき、上記力発生器の第2の端部が上記第2のリンクから係合解除され、上記第1のリンクおよび上記第2のリンクが自由に相互に対して屈曲し伸長することを特徴とする脚部装置。
【請求項52】
上記手動タブが、上記第1の位置および上記第2の位置の間で上記第2のリンク上で上記第2のリンクに対してスライドするように構成されている、請求項51に記載の脚部装置。
【請求項53】
上記第1のリンクまたは上記第2のリンクの一方が、上記着用者の大腿部に連結されるように構成されている、請求項51に記載の脚部装置。
【請求項54】
上記第1のリンクまたは上記第2のリンクのうちの一方が、上記着用者の脛部と連結するように構成されている、請求項51に記載の脚部装置。
【発明の詳細な説明】
【関連出願への相互参照】
【0001】
本出願は、2015年6月26日に出願された米国特許出願第62/185,185号の利益を主張するものであり、これは、本出願に引用された他のすべの参考文献とともに、参照により本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0002】
本発明は、外骨格、特に人間の脚部用の外骨格の分野に関する。
【0003】
人間は歩いたり、走ったり、跳ねたり、かがんだり、蹴ったりするための2本の脚部を持ち、それらはすべて人間の活動である。脚部は可動性を与え、二足歩行移動性は人に幸福感を与え、車椅子などはこれを置き換えることができない。したがって、人が何らかの方法で身体障害を負うか、または自分のモビリティを失うと、これは人のQOLに甚大な影響を及ぼす。外骨格はいくつかの運動性を回復するために使用することができるが、既存の外骨格には欠点がある。
【0004】
従って、改善された外骨格、特に脚部を支える外骨格が、かがんでいる間に人を支持する必要がある。
【発明の開示】
【0005】
脚部支持外骨格は、かがんでいるときに使用者を支えるための着用可能な装置に縛られている。外骨格は、第1の線および第2のリンクに結合されたた膝ジョイントを含み、当該第1のリンクおよび第2のリンクの間の屈曲および伸長運動を可能にするように構成されている。力発生器は、第1のリンクに回転可能に接続された第1の端部を具備する。拘束機構が第2のリンクに結合され、少なくとも2つの動作位置を有する。第1の動作位置では、力発生器の第2の端部が拘束機構に係合し、第1のリンクおよび第2のリンクが互いに対して撓む。第2の動作位置では、力発生器の第2の端部は、拘束機構と係合していない。第1のリンクおよび第2のリンクは、自由に、互いに対して屈曲し伸長する。
【0006】
一実施例において、外骨格脚部装置は、人の下肢に連結されるように構成される。この装置は、つぎのものを含む。すなわち、膝ジョイントが、第1のリンクおよび第2のリンクに接続され、第1のリンクと第2のリンクとの間の屈曲および伸長運動を可能にするように構成されている。力発生器。この力発生器の第1の端部が上記第1のリンクに回転可能に結合され。拘束機構は、少なくとも2つの操作位置を有し、第2のリンクに結合されている。拘束機構が第1の動作位置に移動されるときに、力発生器の第2の端部が拘束機構と係合する。拘束機構が第2の動作位置にあるときには、力発生器の第2の端部は拘束機構に係合せず、第1のリンクおよび第2のリンクが自由に互いに対して屈伸する。
【0007】
様々な実装例において、力発生器は、ガススプリング、圧縮スプリング、コイルスプリング、板バネ、空気バネ、引張りバネ、またはこれらの任意の組み合わせとすることができる。第1のリンクは、人の大腿部と一体的に動くように構成され、第2のリンクは、人の脛部と一体的に動くように構成される。第2のリンクは、人の大腿部と一体的に動くように構成して良く、第1のリンクは、人の脛部と一体的に動くように構成されている。
【0008】
拘束機構は、第2のリンク内の窪みと、少なくとも2つの動作位置を有し、第2のリンクに結合された窪み充填部とを含んで良い。窪み充填部がその第1の動作位置に移動されると、窪みは窪み充填部によって占有されず、力発生器の第2の端部は、第1のリンクおよび第2のリンクが互いに屈曲するときにのみ窪みと係合する。窪み充填部がその第2の動作位置にあるとき、窪みは窪み充填部によって占められ、力発生器の第2の端部は窪みと係合しておらず、第1のリンクおよび第2のリンクは相互に自由に屈曲し、伸長する。
【0009】
拘束機構は、少なくとも2つの動作位置を有する第2のリンクに連結された爪を含んで良い。爪がその第1の動作位置に移動すると、力発生器の第2の端部は、第2のリンクと第1のリンクが互いに対して屈曲するときにのみ、爪に係合する。爪がその第2の動作位置に移動すると、力発生器の第2の端部は爪に係合せず、第1のリンクおよび第2のリンクは互いに対して自由に屈曲し、伸長する。爪は、第2のリンクに回転可能に結合されて良い。
【0010】
拘束機構は、人によって動作位置に移動させることができる。外骨格脚部は、少なくとも2つの位置を有する、人すなわちユーザによって操作可能な手動タブをさらに含むことができる。手動タブは、人がタブを第1の位置に動かすと、拘束機構を第1の動作位置に移動させる。手動のタブは、人がタブを第2の位置に動かすと、拘束機構を第2の動作位置に移動させる。
【0011】
手動タブは、第2のリンク上をスライドし、第2のリンクに対して少なくとも2つの位置を有する。手動タブは、磁石を含んで良く、ここでは、磁力が拘束機構の位置間で拘束機構を動かす。
【0012】
外骨格脚部装置は、拘束機構を2つの動作位置に自動的に移動させることができるトリガ機構を含むことができる。トリガ機構は、人間の脚部が地面と接触しているとき、拘束機構を第1の作動位置に動かす。人間の脚が地面に接触していないとき、トリガ機構は、拘束機構を第2の動作位置に動かす。
【0013】
外骨格脚部装置は、拘束機構を2つの動作位置に自動的に移動させることができるトリガ機構を含むことができる。トリガ機構は、伝送線を含み、この伝送線はその第1の端部で拘束機構に結合され、第2の端部でスタンス検出器に結合され、運動および力を伝達することができる。スタンス検出器は、第2の端部から伝送線に結合され、このスタンス検出器は、人の靴が地面と接触しているかどうかを検出する。復帰バネは、第2のリンクに実装され、伝送線結合されている。外骨格脚部が地面に接触するとき、スタンス検出器は、拘束機構を伝送線を介して第1の動作位置に移動させる。外骨格脚部が地面に接触していないとき、復帰バネが拘束機構をその第2の動作位置に移動させる。
【0014】
スタンス検出器は、ユーザの靴の内側、人の靴の底、または人の靴のソール、またはこれらの任意の組み合わせの中に位置付けることができる。伝送線は、ロープ、ワイヤロープ、ツイン、スレッド、ナイロンロープ、チェーン、またはロッド、またはこれらの任意の組み合わせとすることができる。伝送線は圧力流体を収容した圧液ホースであり、スタンス検出器は圧力流体を収容する容器を備えている。この装置が地面に接触すると、外骨格脚部が地面に接触することにより圧力流体に発生する圧力が、拘束機構を圧液ホースを介して第1の動作位置に移動させる。この装置が地面に接触していないとき、復帰バネが拘束機構をその第2の動作位置に移動させる。
【0015】
外骨格脚部装置は、拘束機構を2つの動作位置に自動的に移動させることができるトリガ機構を含むことができる。トリガ機構は、拘束機構を2つの動作位置に動かすことができるアクチュエータを含む。スタンスセンサは、第1の電気信号を生成することによって、人の靴が地面に接触しているかどうかを検出することができる。当該装置が地面に接触しているとき、スタンスセンサは第1の電気信号を生成し、結果としてアクチュエータは拘束機構をその第1の動作位置に移動させる。当該装置が地面に接触していないとき、スタンスセンサは第2の電気信号を生成し、結果として、アクチュエータは拘束機構を第2の動作位置に移動させる。
【0016】
外骨格脚部装置は、拘束機構を2つの動作位置に自動的に移動させることができるトリガ機構を含むことができる。トリガ機構は、拘束機構を2つの動作位置に動かすことができるアクチュエータを含む。スタンスセンサは、第1の電気信号を生成することによって、人の靴が地面に接触しているかどうかを検出することができる。少なくとも1つの反対側のスタンスセンサは、人の反対側の脚部に結合され、反対側の電気スタンス信号を生成することによって、人の対側靴が地面と接触しているかどうかを検出することができる。当該装置が地面に接触しているとき、反対側の電気スタンス信号が反対側の脚部が地面にあることを示すならば、スタンスセンサは第1の電気信号を発生し、アクチュエータは拘束機構をその第1の動作位置に移動させる。当該装置が地面に接触していないとき、スタンスセンサは第2の電気信号を生成し、結果としてアクチュエータは拘束機構を第2の動作位置に移動させる。
【0017】
スタンスセンサは、ユーザの靴の内側、人の靴の外側、または人の靴のソール、またはこれらの任意の組み合わせの中に位置付けることができる。スタンスセンサは、ユーザの靴の内側、人の靴の外側、または人の靴のソール、またはこれらの任意の組み合わせの中に位置することができる。スタンスセンサは、歪ゲージセンサ、圧力センサ、力センサ、圧電力センサ、および力検出抵抗に基づく力センサ、ならびに、これらの任意の組み合わせからなるグループから選択することができる。スタンスセンサは、歪ゲージセンサ、圧力センサ、力センサ、圧電力センサ、および力検出抵抗に基づく力センサ、およびこれらの任意の組合せからなるグループから選択される。
【0018】
アクチュエータは、ソレノイド、リニアモータ、電気モータ、サーボ、DCモータ、ボイスコイルアクチュエータ、圧電アクチュエータ、バネ式ソレノイド、バネ式モータ、およびこれらの任意の組み合わせからなるグループから選択される。アクチュエータは、ソレノイド、リニアモータ、電気モータ、サーボ、DCモータ、ボイスコイルアクチュエータ、圧電アクチュエータ、バネ式ソレノイド、バネ式モータ、およびこれらの任意の組み合わせからなるグループから選択される。
【0019】
足部リンク機構は、第1のリンクまたは第2のリンクに接続され、足部リンク機構は、ユーザの足部と一体的に移動するように構成された少なくとも1つの足部コネクタを含む。足部コネクタは、ユーザの靴の底部、靴底の空洞の内側、またはユーザの靴の内側、またはこれらの任意の組み合わせに配置することができる。
【0020】
足部コネクタは、ユーザの靴からすぐに取り外すことができる。足部コネクタは、足部リンク機構から素早く離脱することができる。第1のリンクは、所望の抵抗トルクを調整するトルク調整機構を含むことができる。トルク調整機構は、力発生器の第1の端部に結合され、または締め付けられたネジと、ナットとを含んで良く、ナットの回転がねじと力発生器の端部とを動かす。
【0021】
一実装例では、外骨格脚部装置は、人の下肢に結合されるように構成される。この装置は、人の大腿部と一体的に動くように構成された大腿リンクを含む。脛部リンクは、人の脛部と一体的に動くように構成されている。膝ジョイントは、脛部リンクと大腿リンクとに結合され、大腿リンクと脛部リンクとの間の屈曲および伸長運動を可能にするように構成されている。力発生器では、その第1の端部が脛部リンクに回転可能に結合されている。拘束機構は大腿部リンクに結合され、少なくとも2つの動作位置を有する。手動タブが、拘束機構を動作位置間で動かすことができ、人によって操作可能である。手動タブの操作によって拘束機構が第1の動作位置に移動されると、大腿リンクと脛部リンクが互いに屈曲するときに、力発生器の第2の端部が拘束機構に係合する。
【0022】
拘束機構が手動タブの操作によって第2の操作位置に移動されると、力発生器の第2の端部は拘束機構に係合せず、脛部リンクと大腿リンクは自由に互いに対して屈曲し、伸長する。
【0023】
一実装例では、外骨格脚部装置は、人の下肢に接続されるように構成される。この装置は、人の大腿部と一体的に動くように構成された大腿リンクを含む。脛部リンクは、人の脛部と一体的に動くように構成される。膝ジョイントは、脛部リンクおよび大腿リンクに連結され、大腿リンクと脛部リンクとの間の屈曲および伸長運動を可能にするように構成される。力発生器では、その第1の端部が脛部リンクに回転可能に結合される。拘束機構は大腿部リンクに結合されて少なくとも2つの動作位置を具備し、第1の動作位置において、脛部リンクおよび上記大腿リンクが互いに向かって屈曲するときに、力発生器の第2の端部が拘束機構に係合する。その第2の動作位置においては、力発生器の第2の端部が拘束機構に係合せず、脛部リンクと大腿リンクとは自由に互いに対して屈曲し、伸長する。アクチュエータは、拘束機構を2つの動作位置に動かすことができる。スタンスセンサは、第1の電気信号を生成することによって、人の靴が地面に接触しているかどうかを検出することができる。
【0024】
当該装置が地面に接触しているとき、スタンスセンサは第1の電気信号を生成し、結果としてアクチュエータは拘束機構をその第1の動作位置に移動させる。当該装置が地面に接触していないとき、スタンスセンサは第2の電気信号を生成し、結果としてアクチュエータは拘束機構を第2の動作位置に移動させる。
【0025】
本発明の他の目的、特徴および利点は、以下の詳細な説明および添付の図面を考慮することにより明らかになるであろう。図面において、同様の参照記号は図面全体にわたって同様の特徴を表す。
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1】人の下肢に縛られる、その他、連結されるように構成された外骨格脚部の実施例を示す。
図2】人を伴わない外骨格脚を示す。
図3】第1のリンクがユーザの大腿部と一体的に動くように構成され、第2のリンクがユーザの脛部と一体的に動くように構成される外骨格脚部の実施例を示す。
図4】第1のリンクがユーザの脛部と一体的に動くように構成され、第2のリンクがユーザの大腿部204と一体的に動くように構成される外骨格脚部の実施例を示す。
図5】拘束機構の実施例を示す。
図6】移動タブがその第1の位置にあるときの動作を示す。
図7】人を伴わない外骨格脚部を示す。
図8】第1のリンクが第2のリンクに対して屈曲する動作を示す。
図9】第1のリンクが第2のリンクに対して屈曲する動作を示す。
図10】第1のリンクと第2のリンクとの間の屈曲および伸長の動作が自由である、拘束機構が第2の位置にある場合の外骨格脚部を示す。
図11】第1のリンクと第2のリンクとの間の屈曲および伸展の動作が自由である、拘束機構が第2の位置にある場合の外骨格脚を示す。
図12】拘束機構の別の実施例を示す。
図13】第1の動作位置における拘束機構の実施例を示す。
図14】第2の動作位置における拘束機構の実施例を示す。
図15】移動タブが人によって手動で移動される実施例を示す。
図16】トリガ機構が外骨格脚部に接続されたスタンス検出モジュールによって移動される実施例を示す。
図17】脚部が地面から離れ、スタンス検出モジュールが拘束機構の第2の動作位置をトリガする実施例を示す。
図18】拘束機構の第2の動作位置にある拘束機構を示す。
図19】脚部が地面にあり、スタンス検出モジュールが伝送線を使用して拘束機構の第1の動作位置をトリガする実施例を示す。
図20】脚部が地面に載っておらず、スタンス検出モジュールが拘束機構の第2の動作位置をトリガする実施例を示す。
図21】脚部が地面にあり、液圧式スタンス検出器が拘束機構の第1の動作位置をトリガする実施例を示す。
図22】脚部が地面にあり、トリガ機構が、拘束機構の第1の動作位置をトリガするスタンス信号を生成することができるスタンスセンサを含む実施例を示す図である。
図23】トリガ機構が、スタンス信号、および、反対側スタンス信号をそれぞれ生成するスタンスセンサ、および反対側スタンスセンサを含み、拘束機構の動作位置をトリガする実施例を示す。
図24】足部コネクタが足部リンク機構から迅速に取り外せる実施例を示す。
図25】足部リンク機構が第1のリンクに接続された第1の足首リンクを含む、外骨格脚の実施例を示す。
図26】足部コネクタがユーザの靴の内側に位置する実施例を示す。靴は明確化のために図から削除されている。
図27】靴のソール内の空洞の内部に足部コネクタが配置されている実施例を示す。
図28】足部コネクタがユーザの靴から迅速に取り外せる実施例を示す。
図29】足部コネクタが足部リンク機構から迅速に取り外せる実施例を示す。
図30】足部リンク機構が第1のリンクから迅速に取り外せる実施例を示す。
図31】外骨格脚部が、支持トルクを変更するために使用され得るトルク調整機構を含む実施例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0027】
本発明の様々な実施例は、ユーザがかがんでいるときにその脚部および膝を支持する外骨格脚部を含む。本発明による装置は、かがんでいるときに脚部の筋肉のひずみを減少させるが、ユーザは干渉なく自由に歩くことができる。本発明の様々な実施例を、添付の図面を参照して、以下により詳細に説明し、当該図面には、すべてではないけれどもいくつかの実施例が示される。すこれらの発明は、多くの異なる形態で実施することができ、本明細書に記載の実施例に限定されるものと解釈すべきではない。むしろ、これらの実施例は、本開示が適用可能な法的要件を満たすように提供される。
【0028】
図1は、人200の下肢202上にストラップ、その他によって結合されるように構成された外骨格脚部100の実施例を示す。
【0029】
図2は、人200を伴わない外骨格脚部100を示している。外骨格脚部100は、一実施例において、ユーザの大腿部204と一体的に動くように構成された第1のリンク102と;一実施例では、ユーザの脛部206と一体的に動くように構成された第2のリンク104と;第1のリンク102と第2のリンク104との間に配置され、第1のリンク102と第2のリンク104との間の屈曲および伸長を可能にするように構成された膝ジョイント106であって、屈曲は矢印120で示され、第1のリンク102が第2のリンク104へと近づき、伸長は矢印118で示され、第1のリンク102が第2のリンク104から遠ざかる、上記膝ジョイント106と;力発生器108であって、当該力発生器108の第1の端部112が第1のリンク102に回転可能に結合されている、上記力発生器108と;少なくとも2つの動作位置(またはモード)を有する第2のリンク104に結合された拘束機構130と;上記拘束機構130をその2つの動作位置に動かすことができるトリガ機構132とを、その他ともに、有する。
【0030】
動作を説明すると、拘束機構130がその第1の動作位置(またはモード)に動かされると、力発生器108の第2の端部114は、第1のリンク102および第2のリンク104が第1の方向120に相対的に移動するときのみ、力発生器108の第2の端部114が回転可能に第2のリンク104にラッチされる。これにより、力発生器108は、第2のリンク104に対して第1のリンク102の第1の方向120の力に抗する力を生成する。この第1の動作位置において、第1のリンク102および第2のリンク104が相互に対して第2の方向118に動くならば、拘束機構130は、力発生器108の第2の端部114を第2のリンク104に拘束しないことを認識することは重要である。
【0031】
拘束機構130がその第2の動作モード(またはモード)に動かされるときの動作を説明すると、力発生器108の第2の端部114は、常時、自由に動いて第2のリンク104上をスライドする(第1の方向118および第2の方向120の両方に妨げられずに動く)。
【0032】
要するに、外骨格脚部100は、その第1の動作位置に移動することによって、かがんでいるときの補助を実現するけれども、その第2の動作位置に移動することによって、自由で無制限の歩行を可能にする。第1の動作モードでは、力発生器108は、かがんでいるときに人を支持する力を提供する。第2の動作位置では、力発生器108は人の歩行を妨げず、人は外骨格脚部100からの干渉なしに自由に歩くことができる。
【0033】
図3は、外骨格脚部100の実施例を示し、この図において、第1のリンク102はユーザの脛部206と一体的に動くように構成されている。図3に示すように、いくつかの実施例では、第1のリンク102および第2のリンク103は、人の脚部208に、人の脚部208に、ブレース110の支援を受けて結合されている。
【0034】
図4は、第1のリンク102がユーザの大腿部204と一体的に移動するように構成され、第2のリンク104がユーザの脛部206と一体的に移動するように構成される外骨格脚部100の実施例を示す。
【0035】
図5は、拘束機構130の実施例を示す。この実施例において、拘束機構130は、第2のリンク104の窪み140と、第2のリンク104に対して動くことができる窪み充填部142とを有している。動作を説明すると、窪み充填部142が、図6に示すように第1の位置にあると、窪み140は窪み充填部142によって占有されない。これは、第1のリンク102と第2のリンク104が互いに屈曲(120)の動作で動くときに、力発生器108の第2の端部114が窪み140に係合することを意味する。第1のリンク102が第2のリンク104に対して屈曲120の動作で動くと、力発生器108の抵抗力は、第2のリンク104に対する第1のリンク102の屈曲120に抵抗する。この抵抗力は、かがんでいるときの人200に対して支持を実現する。これは図6図9に示される。しかし、窪み充填部142が図5に示すようにその第2の位置に移動されると、窪み140は窪み充填部142によって占有される。これは、力発生器108の第2の端部114が窪み140と係合せず、このため、第1のリンク102および第2のリンク104は、互いに屈曲120および伸長118において自由に動くことができる。図10および図11は、拘束機構130が第2の位置にある場合の外骨格脚部100を示しており、ここでは、第1のリンク102と第2のリンク104との間の屈曲120および伸長118の動きは自由である。
【0036】
図12は、拘束機構130の別の実施例を示す。この実施例において、拘束機構130は、第2のリンク104上の爪152を含み、トリガ機構132が第2のリンクに対して移動可能な移動タブ154を有する。動作を説明すると、移動タブ154が図13に示す第1の位置に移動すると、爪152はその第1の動作位置に移動し、爪152が、力発生器108の第2の端部114の一部をなす滑動ラチェット150と係合して、力発生器108の第2の端部114が第2のリンク104と係合するようになす。これは、第1のリンク102と第2のリンク104とが第1の方向120に互いに相対的に移動するときのみ起こる。しかしながら、移動タブ154がその第2の位置図14に移動し、爪152がその第2の動作位置に移動するとき、爪152は滑動ラチェット150と係合しておらず、上記力発生器の第2の端部は、第1のリンクにラッチされず、第1のリンクおよび第2のリンクは、図14に示すように、互いに対して自由に屈曲・伸長する。図15は、拘束機構130が人200によってその動作位置に移動される実施例を示す。
【0037】
いくつかの実施例において、外骨格脚部100は手動タブ134を含み、これが少なくとも2つの位置を有し、人200によって操作可能である。いくつかの実施例において、図15に示すように、手動タブ134は、第2のリンク104上をスライドし、第2のリンク104に対して少なくとも2つの位置を有する。動作を説明すると、人200が手動タブ134をその第1の位置に移動させて、拘束機構130がその第1の動作位置にあるとき、力発生器108は、人200がかがむときに、窪み140に係合する。窪み140に対する力発生器108の係合は、かがんでいくときに支持力をもたらす。これは人の膝のトルクを減少させ、人200を支持する。人200が手動タブ134を第2の位置に動かして拘束機構130がその第2の動作位置にあるときには、人200がかがみ、歩き、またはどのような動作を行っても、力発生器108は人200が窪み140に係合しない。これにより、人200は自由にかつ妨げられずに動くことができる。
【0038】
いくつかの実施例において、手動タブ134は磁石を含み、磁力がその2つの位置の間で拘束機構130を動かす。この構成は、手動タブ134と拘束機構130との間の必要な連結を減少させる。
【0039】
図16は、外骨格脚部100が、拘束機構を2つの動作位置に自動的に移動させることができるトリガ機構132を含む実施例を示す。トリガ機構132は、外骨格脚部100に接続されたスタンス検出器160を含む。スタンス検出器160が、人の脚部208が地面にあると示すとき、スタンス検出器160はスタンス信号170を生成し、拘束機構130をその第1の動作位置に移動させる。拘束機構130がその第1の動作位置にあるとき、力発生器108は窪み140と係合して、かがんでいるときの支持力を引き起こすことができる。スタンス検出器160が人の脚部208が地面に載っていないと示すとき、スタンス検出器160は、拘束機構130をその第2の動作位置に動かす。この位置では、力発生器108は、人200がかがみ、歩き、またはいずれの動作をするときにも窪み140に係合しない。これにより、人200は自由にかつ妨げられずに動くことができる。図17図18を参照されたい。
【0040】
図19は、トリガ機構132が自動的に拘束機構130を2つの動作位置に移動させる実施例を示す。トリガ機構132は、スタンス検出器160と、伝送線162とを含み、伝送線162は、その一端から拘束機構130に結合され、その他端からスタンス検出器160に結合されている。動作を説明すると、スタンス検出器160が人の脚部208が地面にあると表示するとき、伝送線162が引っ張られ、窪み充填部142がその第1の位置に移動され、力発生器108が窪み140に係合する。ただし、図20に示すように、スタンス検出器160が人の愛208が地面に接していないと表示するとき、伝送線162が解放され、復帰バネ163が押し込み、窪み充填部142をその第2の位置に移動させ、力発生器108を窪み140に係合させないようにする。これにより、人200は自由にかつ妨げられず動くことができる。
【0041】
いくつかの実施例において、スタンス検出器160は、ユーザの靴212の内側に配置される。いくつかの実施例において、スタンス検出器160は、ユーザの靴212の底に配置される。当業者であれば、伝送線162は、ロープ、ワイヤロープ、ツイン、スレッド、ナイロンロープ、チェーン、およびロッド、ならびに、これらの任意の組合せからなるセットから選択することができることを理解するであろう。
【0042】
図21は、伝送線162が圧力流体を収容した圧液ホース300であり、スタンス検出器160が圧力流体で満たされた容器302を含む実施例を示す。動作を説明すると、外骨格脚部100が地面に接触するとき、外骨格脚部100が地面に接触することにより圧力流体に発生する圧力が、圧液ホース300を介して拘束機構130を第1の作動位置に移動させ、外骨格脚部100が地面と接触しているとき、復帰バネ163が拘束機構130を第2の作動位置に移動させる。
【0043】
図22に示すいくつかの実施例において、トリガ機構132は、人の脚部208がスタンスフェーズにあるときにスタンス信号170を生成することができるスタンスセンサ164を含む。トリガ機構132は、アクチュエータ166が拘束機構130に結合または連結され、窪み140の内外に窪み充填部142を移動させることができるアクチュエータ166をさらに含む。
【0044】
動作を説明すると、スタンスセンサ164が人の脚部208が地上にあると表示すると、アクチュエータ166は、窪み140から窪み充填部142を移動させ、力発生器108が窪み140に係合できるようにする。これにより、かがんでいるときに支持力が発生する。これによって、人の膝208のトルクが減少し、人200の支持を実転する。ただし、スタンスセンサ160が人の脚部208が地面にないことを表示するとき、アクチュエータ166は、窪み充填部142を窪み140内に移動させて、力発生器108が窪み140に係合するのを妨げる。この位置において、人200がかがみ、歩き、どのような動作を行うときでも、力発生器108は、窪み140に係合していない。これにより、人は自由に、妨げられることなく動くことができる。
【0045】
図23は別の実施例を示す。トリガ機構132は、スタンス信号170を生成することができるスタンスセンサ164を含む。トリガ機構132は、アクチュエータ166をさらに含み、このアクチュエータ166が、拘束機構130に結合または連結され、窪み充填部142を窪み140に対して出入りさせることができるようになっている。トリガ機構132は、人の反対側脚部210に結合された反対側スタンスセンサ168をさらに含む一方、反対側スタンスセンサ168は、人の反対側脚部210が地面に接触しているときに反対側スタンス信号172を生成することができる。スタンスセンサ164および反対側スタンスセンサ168が人の脚部208および人の反対側の脚部210が地面に接していると表示するとき、アクチュエータ166は、窪み充填部142を窪み140から追い出して、力発生器108を窪み140に係合できるようにする。これによって、かがんでいるときに支持力を生成することができる。これによって、人の膝のトルクが減少させられ、人200を支持できる。ただし、スタンスセンサ160または反対側スタンスセンサ168が人の脚部208または人の反対側の脚部210が地面に接していないと表示するとき、アクチュエータ166は、窪み充填部142を窪み140内に移動させ、力発生器108が窪み140に係合するのを妨げる。この位置では、人200がかがみ、歩き、どのような動作を行うときでも、力発生器108は、窪み140に係合していない。これにより、人は自由に、妨げられることなく動くことができる。
【0046】
いくつかの実施例において、スタンスセンサ164は、ユーザの靴212の内側に配置される。本発明のいくつかの実施例において、スタンスセンサ164は、ユーザの靴212の底に配置される。本発明のいくつかの実施例において、スタンスセンサ164は、ユーザの靴のソール内に配置される。
【0047】
当業者は、スタンスセンサ164が、歪みゲージセンサ、圧力センサ、力センサ、圧電力センサ、および力検出抵抗に基づく力センサ、あらびに、これらの任意の組み合わせからなるセットから選択できることを理解するであろう。当業者は、アクチュエータ166は、ソレノイド、リニアモータ、電気モータ、サーボ、DCモータ、ボイスコイルアクチュエータ、圧電アクチュエータ、バネ負荷ソレノイド、およびバネ負荷モータからなるセットから選択することができることを理化するであろう。
【0048】
いくつかの実施例において、外骨格脚部100はさらに足部リンク機構183を含む。いくつかの実施例において、図25に示すように、第1のリンク102がユーザの脛206に結合または連結されるときに、足部リンク機構183は、第1のリンク102に接続または結合される。もちろん、いくつかの実施例において、第2のリンク104がユーザの脛部206(図示せず)に結合または連結されるとき、足部リンク機構183は第2のリンク104に結合または連結される。当業者は、足部リンク機構183の様々な自由度を有する様々な機構を理解するであろう。図25は、足部リンク機構183が、第2のリンク104に連結された第1の足首リンク180を含む外骨格脚部100の実施例を示す。第1の足首リンク180の第2の端部は、人の足部214と一体的に動くように構成された足部コネクタ182に、回転可能に連結される。本発明のいくつかの実施例において、図25に示すように、足部コネクタ182は、本発明のいくつかの実施例において、図26に示すように、足部コネクタ182は、ユーザの靴212の内側に配置される。靴は、明確にするために画像から除去されている。いくつかの実施例において、図27に示すように、足部コネクタ182は、靴のソール内の空洞184の内部に配置される。
【0049】
図28に示すように、本発明のいくつかの実施例において、足部コネクタ182は迅速にユーザの靴212から取り外すことができる。図24および図29に示すように、いくつかの実施例において、足部コネクタ182は、足部リンク機構183から迅速に取り外すことができる。図30に示すように、いくつかの実施例において、足部リンク機構183は、第1のリンク102から迅速に取り外すことができる。、もちろん、いくつかの実施例において、第2のリンク104がユーザの脛部206(図示せず)に連結されているとき、足部リンク機構183は第2のリンク104から迅速に取り外すことができる。
【0050】
図31は、外骨格脚部100の支持トルクを可変するために使用できるトルク調整機構190を含む外骨格脚部100の実施例を示す。この具体的な実施例において、トルク調整機構190は、力発生器108の第1の端部112または第2の端部114の位置を変更するために回転させることができるトルク調整ダイアル192を有する。
【0051】
本発明のこの説明は、例示および説明のために提示されたものである。網羅的であることを意図するものでもなく、本発明を記載した厳密な形態に限定するものでもなく、上述の教示に照らして多くの修正および変形が可能である。実施例は、本発明の原理およびその実際の適用を最もよく説明するために選択され、記載された。この説明により、当業者は、様々な実施例において、また特定の用途に適した様々な修正を加えて、本発明を最も有効に活用し実施することが可能になる。本発明の範囲は、以下の特許請求の範囲によって定義される。
以下、ここで説明した技術的特徴を列挙する。
[技術的特徴1]
人の下肢に結合されるように構成された外骨格脚部装置において、
第1のリンクと第2のリンクとに連結され、上記第1のリンクと上記第2のリンクとの間で屈伸動作を可能にするように構成された膝ジョイントと、
力発生器であって、当該力発生器の第1の端部が上記第1のリンクに回転可能に結合される、上記力発生器と、
少なくとも2つの操作位置を有する、上記第2のリンクに結合された拘束機構とを有し、
上記拘束機構が上記第1の動作位置に移動されるときには、上記第1のリンクおよび上記第2のリンクが互いに対して屈曲するとき、上記力発生器の上記第2の端部が上記拘束機構と係合し、
上記拘束機構が上記第2の動作位置にあるときには、上記第1のリンクおよび上記第2のリンクが自由に互いに対して屈伸するとき、上記力発生器の上記第2の端部は上記拘束機構に係合しないことを特徴とする外骨格脚部装置。
[技術的特徴2]
上記力発生器が、気体バネ、圧縮バネ、コイルバネ、板バネ、空気バネ、引張りバネ、およびこれらの任意の組み合わせからなるグループから選択される技術的特徴1記載の装置。
[技術的特徴3]
上記第1のリンクは、上記人の大腿部と一体的に動くように構成され、上記第2のリンクは、上記人の脛部と一体的に動くように構成される技術的特徴1記載の装置。
[技術的特徴4]
上記第2のリンクは、上記人の大腿部と一体的に動くするように構成され、上記第1のリンクは、人の脛部と一体的に動くように構成される技術的特徴1記載の装置。
[技術的特徴5]
上記拘束機構は、上記第2のリンクの窪みと、少なくとも2つの動作位置を有する、上記第2のリンクに結合された窪み充填部とを有し、
窪み充填部が上記第1の動作位置に移動させられているときには、上記窪みは上記窪み充填部によって占有されず、上記力発生器の上記第2の端部は、上記第1のリンクと上記第2のリンクが互いに屈曲するときにのみ上記窪みと係合し、
上記窪み充填部が上記第2の動作位置にあるときには、上記窪みは上記窪み充填部によって占有され、上記力発生器の上記第2の端部は上記窪みと係合せず、上記第1のリンクおよび上記第2のリンクは自由に屈伸する技術的特徴1記載の装置。
[技術的特徴6]
上記拘束機構は、少なくとも2つの動作位置を有する、上記第2のリンクに連結された爪を備え、
上記爪が第1の動作位置に移動するときに、上記力発生器の上記第2の端部は、上記第2のリンクと上記第1のリンクが互いに屈曲するときにのみ上記爪に係合し、
上記爪が第2の動作位置に移動するときに、上記力発生器の上記第2の端部は上記爪に係合せず、上記第1のリンクおよび上記第2のリンクは自由に互いに対して屈曲・伸長する技術的特徴1記載の装置。
[技術的特徴7]
上記爪が、上記第2のリンクに回転可能に結合される技術的特徴6記載の装置。
[技術的特徴8]
上記拘束機構は、上記人によって上記動作位置に移動される技術的特徴1記載の装置。
[技術的特徴9]
上記外骨格脚部は、上記人によって操作可能で、少なくとも2つの位置を有する手動タブをさらに有し、
上記人が上記タブを第1の位置に動かすとき、上記手動タブは、上記拘束機構を上記第1の動作位置に移動させ、
上記人が上記タブを第2の位置に動かすとき、上記手動タブは、上記拘束機構を上記第2の動作位置に移動させる技術的特徴8記載の装置。
[技術的特徴10]
上記手動タブは、上記第2のリンク上をスライドし、上記第2のリンクに対して少なくとも2つの位置を有する技術的特徴8記載の装置。
[技術的特徴11]
上記手動タブは、磁石を備え、磁力は、上記拘束機構を上記拘束機構の位置の間で移動させる技術的特徴8記載の装置。
[技術的特徴12]
上記拘束機構を上記2つの動作位置に自動的に移動させることができるトリガ機構をさらに有し、上記人の脚部が地面と接触しているときに上記トリガ機構が上記拘束機構を上記第1の動作位置に移動させ、上記人の脚部が地面に接触していないときの拘束機構を第2の動作位置に移動させる技術的特徴1記載の装置。
[技術的特徴13]
上記拘束機構を上記2つの動作位置に自動的に移動させることができるトリガ機構をさらに有し、
上記トリガ機構は、
その第1の端部で上記拘束機構と結合され、その第2の端部でスタンス検出器とに結合され、運動および力を伝達することができる伝送線と、
その第2の端部から上記伝送線と連結され、上記人の靴が地面と接触しているかどうかを検出するスタンス検出器と、
上記伝送線結合された第2のリンクに取り付けられた復帰バネとを有し、
上記外骨格脚部が上記地面に接触しているとき、上記スタンス検出器は、上記拘束機構を上記伝送線路を介して上記第1の動作位置に移動させ、
上記外骨格脚部が上記地面に接触していないとき、上記復帰バネが上記外骨格脚部を上記第2の動作位置に動かす技術的特徴1記載の装置。
[技術的特徴14]
上記スタンス検出器は、ユーザの靴の内側、上記靴の底、および上記靴のソールからなるグループから選択される位置に配置される技術的特徴13記載の装置。
[技術的特徴15]
上記伝送線は、ロープ、ワイヤロープ、より糸、糸、ナイロンロープ、チェーン、およびロッド、およびこれらの任意の組合せからなるグループから選択される技術的特徴13記載の装置。
[技術的特徴16]
上記伝送線は圧力流体を収容する圧液ホースであり、上記スタンス検知器は圧力流体を含む容器を有し、
上記装置が上記地面と接触しているとき、上記外骨格脚部が上記地面に接触することにより圧力流体に発生する圧力が、上記拘束機構を上記圧液ホースを介して上記第1の動作位置に移動させ、
上記装置が上記地面に接触していないときに、上記復帰バネが上記拘束機構を上記第2の動作位置に移動させる技術的特徴13記載の装置。
[技術的特徴17]
上記拘束機構を上記2つの動作位置に自動的に移動させることができるトリガ機構をさらに有し、
上記トリガ機構は、
上記拘束機構を上記2つの動作位置に動かすことができるアクチュエータと、
上記人の靴が地面に接触しているかどうかを第1の電気信号を発生することによって検出することができるスタンスセンサと、
上記装置が上記地面に接触しているとき、上記スタンスセンサは第1の電気信号を生成し、その結果、上記アクチュエータは上記拘束機構をその第1の動作位置に移動させ、
上記装置が上記地面に接触していないとき、上記スタンスセンサが第2の電気信号を生成し、その結果、上記アクチュエータが上記拘束機構をその第2の動作位置に移動させる技術的特徴1記載の装置。
[技術的特徴18]
上記拘束機構を上記2つの動作位置に自動的に移動させることができるトリガ機構をさらに有し、
上記トリガ機構は、
上記拘束機構を上記2つの動作位置に動かすことができるアクチュエータと、
上記人の靴が上記地面に接触しているかどうかを第1の電気信号を発生することによって検出することができるスタンスセンサと、
上記人の反対側の靴が上記地面と接触しているかどうかを反対側の電気信号を発生することにより検出することができる、上記人の反対側の脚部に結合された少なくとも1つの反対側スタンスセンサと、
上記装置が上記地面に接触しているとき、上記スタンスセンサが第1の電気信号を発生し、かつ、上記反対側の電気スタンス信号が上記反対側の脚部が上記地面にあると表示するならば、上記アクチュエータは上記拘束機構をその第1の動作位置に移動させ、
上記装置が上記地面に接触していないときには、上記スタンスセンサが第2の電気信号を生成し、その結果、上記アクチュエータが上記拘束機構をその第2の動作位置に移動させる技術的特徴1記載の装置。
[技術的特徴19]
上記スタンスセンサは、上記ユーザの靴の内側、上記靴の外側、および上記靴のソールならびにこれらの任意の組み合わせからなるグループから選択される位置に配置される技術的特徴17記載の装置。
[技術的特徴20]
上記スタンスセンサは、上記ユーザの靴の内側、上記靴の外側、および上記靴のソールならびにこれらの任意の組み合わせからなるグループから選択される位置に配置される技術的特徴18記載の装置。
[技術的特徴21]
上記スタンスセンサが、歪ゲージセンサ、圧力センサ、力センサ、圧電力センサ、および力検出抵抗に基づく力センサ、ならびに、これらの任意の組合せからなるグループから選択される技術的特徴17記載の装置。
[技術的特徴22]
上記スタンスセンサが、歪ゲージセンサ、圧力センサ、力センサ、圧電力センサ、および力検出抵抗に基づく力センサ、ならびに、これらの任意の組合せからなるグループから選択される技術的特徴18記載の装置。
[技術的特徴23]
アクチュエータが、ソレノイド、リニアモータ、電気モータ、サーボ、DCモータ、ボイスコイルアクチュエータ、圧電アクチュエータ、バネ負荷ソレノイド、およびバネ負荷モータ、ならびに、これらの任意の組み合わせからなるグループから選択される技術的特徴17記載の装置。
[技術的特徴24]
アクチュエータが、ソレノイド、リニアモータ、電気モータ、サーボ、DCモータ、ボイスコイルアクチュエータ、圧電アクチュエータ、バネ負荷ソレノイド、およびバネ負荷モータ、ならびに、これらの任意の組合せからなるグループから選択される技術的特徴18記載の装置。
[技術的特徴25]
上記第1のリンクおよび上記第2のリンクからなるグループから選択された1つのリンクに連結された足部リンク機構をさらに有し、上記足部リンク機構は、上記ユーザの足部と一体的に移動するように構成された少なくとも1つの足部コネクタを有する技術的特徴1記載の装置。
[技術的特徴26]
上記足部コネクタは、上記ユーザの靴の底、上記靴のソールの内部の空洞、および上記ユーザの靴の内側、ならびに、これらの任意の組み合わせからなるグループから選択される位置に配置される技術的特徴25記載の装置。
[技術的特徴27]
上記足部コネクタは、上記ユーザの靴、または上記足部リンク機構から迅速に取り外することができる技術的特徴26記載の装置。
[技術的特徴28]
上記第1のリンクは、所望の抵抗トルクを調整するトルク調整機構を有し、上記トルク調整機構は、上記力発生器の上記第1の端部に結合されたネジと、ナットであって、当該ナットの回転により上記ネジおよび上記力発生器の上記端部を移動させる、上記ナットとを有する技術的特徴1記載の装置。
[技術的特徴29]
人の下肢に結合されるように構成された外骨格脚部装置において、
上記人の大腿部と一体的に動くように構成された大腿リンクと、
上記人の脛部と一体的に動くように構成された脛部リンクと、
上記脛部リンクと上記大腿リンクとに連結され、上記大腿リンクと上記脛部リンクとの間の屈伸運動を可能にするように構成された膝ジョイントと、
力発生器であって、当該力発生器の第1の端部が上記脛部リンクに回転可能に結合される、上記力発生器と、
少なくとも2つの動作位置を有する、上記大腿リンクに連結された拘束機構と、
上記動作位置の間で上記拘束機構を動かすことができ、上記人によって操作可能な手動タブとを有し、
上記拘束機構が上記手動タブの操作によってその第1の動作位置に移動されるときには、上記大腿リンクと上記脛部リンクが互いに対して屈曲するとき、上記力発生器の上記第2の端部が上記拘束機構と係合し、
上記拘束機構が手動タブの操作によってその第2の操作位置に移動されるときには、上記力発生器の上記第2の端部は上記拘束機構に係合せず、上記脛部リンクと上記大腿リンクは自由に互いに対して屈曲・伸長することを特徴とする外骨格脚部装置。
[技術的特徴30]
人の下肢に結合されるように構成された外骨格脚部装置において、
上記人の大腿部と一体的に動くように構成された大腿リンクと、
上記人の脛部と一体的に動くように構成された脛部リンクと、
上記脛部リンクと上記大腿リンクとに連結され、上記大腿リンクと上記脛部リンクとの間の屈伸運動を可能にするように構成された膝ジョイントと、
力発生器であって当該力発生器の第1の端部が上記脛部リンクに回転可能に結合される、上記力発生器と、
少なくとも2つの動作位置を有する、上記大腿リンクに連結された拘束機構であって、その第1の動作位置において、上記脛部リンクおよび上記大腿リンクが互いに向かって屈曲するときに、上記力発生器の上記第2の端部が上記拘束機構に係合し、その第2の動作位置において、上記力発生器の上記第2の端部は上記拘束機構に係合せず、上記脛部リンクと上記大腿リンクは自由に相互に対して屈曲・伸長を行う、上記拘束機構と、
上記拘束機構を上記2つの動作位置に動かすことができるアクチュエータと、
上記人の靴が地面に接触しているかどうかを第1の電気信号を発生することによって検出することができるスタンスセンサとを有し、
上記装置が上記地面に接触しているとき、上記スタンスセンサは第1の電気信号を生成し、結果として、上記アクチュエータは上記拘束機構をその第1の動作位置に移動させ、
上記装置が上記地面に接触していないとき、上記スタンスセンサが第2の電気信号を生成し、その結果、上記アクチュエータが上記拘束機構をその第2の動作位置に移動させることを特徴とする外骨格脚部装置。
【符号の説明】
【0052】
100 外骨格脚部
102 第1のリンク
104 第2のリンク
106 膝ジョイント
108 力発生器
110 ブレース
112 第1の端部
114 第2の端部
130 拘束機構
132 トリガ機構
134 手動タブ
140 窪み
142 窪み充填部
150 滑動ラチェット
152 爪
154 移動タブ
160 スタンス検出器
162 伝送線
164 スタンスセンサ
166 アクチュエータ
168 反対側スタンスセンサ
170 スタンス信号
172 反対側スタンス信号
180 第1の足首リンク
182 足部コネクタ
183 足部リンク機構
184 空洞
190 トルク調整機構
192 トルク調整ダイアル
200 人
202 下肢
204 大腿部
206 脛部
208 脚部
210 反対側脚部
212 靴
214 足部
300 圧液ホース
302 容器
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28
図29
図30
図31