(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
したがって、患者の回復時間と健康リスクを低減するために、最小限の侵襲性のカテーテルベース処置を用いて三尖弁逆流修復を実行する装置及び方法が必要とされている。
三尖弁輪減縮イントロデューサシステム、装置及び方法の各種実施形態を本明細書に開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施例1では、イントロデューサカテーテル装置は、柄と、柄に連結されかつ柄から延びる細長シャフトとを含む。シャフトは、シャフトを通る内腔、長軸、内腔と連通する第1の孔を画定する。シャフトは、長軸に対して斜めに第1の孔から補助装置を配置するように構成される可動配置要素を含む。
【0007】
実施例2では、実施例1のイントロデューサカテーテル装置において、配置要素は、摺動可能部材とレール部材とを含み、摺動可能部材は、レール部材に対して近位又は遠位に長手方向に前進するにつれて所定角度で関節をなすように、レール部材に沿って摺動可能に移動するように構成される。
【0008】
実施例3では、実施例2のイントロデューサカテーテル装置において、摺動可能部材の所定角度は、約1度〜約180度である。
実施例4では、実施例2又は実施例3のイントロデューサカテーテル装置において、配置要素は、完全配置状態にあるとき、シャフトによって画定される長軸に対して約60度〜約80度の角度で位置決めされる。
【0009】
実施例5では、実施例2〜4のいずれかのイントロデューサカテーテル装置において、摺動可能部材がレール部材の近位の長手方向に所定距離を前進するとき、配置要素が完全配置状態で作動するように構成される。
【0010】
実施例6では、実施例5のイントロデューサカテーテル装置において、所定距離は約5mm〜約10mmである。
実施例7では、実施例2〜6のいずれかのイントロデューサカテーテル装置において、摺動可能部材は、開口部を画定する遠位面を含み、開口部は、開口部に収容される補助装置の一部と係合するサイズである。
【0011】
実施例8では、実施例1〜7のいずれかのイントロデューサカテーテル装置において、配置要素は、偏向可能シャフトを含み、偏向可能シャフトは、第1の構成において、シャフト内に画定される空隙内に完全に配置され、第2の構成において、空隙に対して径方向外方に少なくとも部分的に偏向可能である。
【0012】
実施例9では、実施例8のイントロデューサカテーテル装置は、更に、柄に連結されるアクチュエータと、アクチュエータに連結されかつアクチュエータから偏向可能シャフトまで延びるケーブルとを備え、アクチュエータは、ケーブルに張力を加えて偏向可能シャフトを第2の構成まで偏向させるように構成される。
【0013】
実施例10では、実施例8又は実施例9のイントロデューサカテーテル装置において、偏向可能シャフトは、約45度〜約180度又は約30度〜約270度の湾曲角度まで偏向する。
【0014】
実施例11では、実施例1〜10のいずれかのイントロデューサカテーテル装置において、イントロデューサカテーテル装置のシャフトは、デジタルカメラを含むシャフト部を包囲する滲出バルーンを含む。
【0015】
実施例12では、システムは、実施例1のイントロデューサカテーテル装置とニードルカテーテル装置とを含む。ニードルカテーテル装置は、近位端、ニードル先端を含む遠位端、イントロデューサカテーテル装置の内腔に収容されるように構成される細長シャフトを含む。ニードルカテーテル装置の少なくとも一部は、第1の孔を通って延在可能である。
【0016】
実施例13では、実施例1〜12のいずれかのシステムにおいて、シャフトが内腔と連通する第2の孔を画定し、第2の孔がシャフトに沿って長手方向に形成される細長スロットを含む。
【0017】
実施例14では、システムは、実施例1のイントロデューサカテーテル装置と、近位端と、遠位端と、近位端及び遠位端間に細長シャフトとを含む可視化カテーテルとを含み、遠位端は、配置可能な滲出バルーンを含み、シャフトは、イントロデューサカテーテル装置の内腔に収容されかつシャフトの第2の孔を通って延在可能に構成される。
【0018】
実施例15では、心臓弁の減縮方法は、第1の補助装置をイントロデューサ装置アセンブリに挿入する工程と、イントロデューサカテーテルアセンブリを患者の血管に挿入する工程と、イントロデューサカテーテルアセンブリの第1の孔が心室内に位置決めされるように血管内でイントロデューサカテーテルアセンブリを前進させる工程と、イントロデューサアセンブリ装置の細長シャフトによって画定される長軸に対して斜めにイントロデューサ装置の第1の孔から第1の補助装置を配置するように、イントロデューサカテーテルアセンブリの可動配置要素を作動させる工程とを含む。イントロデューサカテーテルアセンブリは、柄と、柄に連結されかつ柄から延びる細長シャフトとを含むことができる。シャフトは、シャフトを通る内腔と、長軸と、内腔と連通する第1の孔とを画定する。シャフトは、更に、長軸に対して斜めに第1の孔から第2の装置を配置するように構成される可動配置要素を含む。
【0019】
実施例16では、実施例15の方法において、イントロデューサカテーテルアセンブリの第1の孔が心臓の右心房内に位置決めされる。
実施例17では、実施例15又は実施例16の方法において、イントロデューサ装置が、第1の孔又は第1の孔に隣接する位置で、シャフトに連結される可視化バルーンを膨張させることを含む。
【0020】
実施例18では、実施例15〜17のいずれかの方法において、第1の補助装置が目標組織を通って前進させられ、第1の補助装置が近位端と、遠位端と、細長シャフトとを含み、遠位端がニードル先端を含み、シャフトがイントロデューサの内腔に収容されるように構成される。
【0021】
実施例19では、実施例15〜18のいずれかの方法において、第1の補助装置が、目標組織に褶襞形成術を施すように構成される少なくとも1つの組織アンカーを送達する。
実施例20では、実施例15〜20のいずれかの方法が、第2の補助装置をイントロデューサ装置アセンブリに挿入することと、イントロデューサカテーテルアセンブリの第2の孔を通って心室内へ第2の補助装置を前進させることと、をさらに備え、第2の補助装置が、近位端と、配置可能な滲出バルーンを含む遠位端と、近位端と遠位端との間の細長シャフトとを含む可視化カテーテルを含む。
【0022】
複数の実施形態を開示しているが、当業者にとっては、本発明の例示的実施形態を図示し記載する以下の詳細な説明から本発明のさらに他の実施形態が自明となるであろう。したがって、図面及び詳細な説明は、本質的に例示であり、限定ではないとみなすべきである。
【発明を実施するための形態】
【0024】
本発明は、様々な変形及び代替の形状に修正可能であるが、具体的な実施形態を図面に例示し、以下詳細に説明する。しかしながら、本発明を記載される特定の実施形態に限定することは、意図していない。逆に、本発明は、添付の請求項に定義する発明の範囲に属するすべての変更、等価物、代替物を対象として含むことを意図している。
【0025】
図1A及び1Bを参照すると、例示的な心臓弁輪減縮装置システム100は、心臓10の輪減縮処置を行うため、イントロデューサカテーテルアセンブリ102と、可視化カテーテルアセンブリ104と、ニードルカテーテルアセンブリ106とを含む。たとえば、システム100を使用して、三尖弁18(
図1B)に輪減縮を施すことができる。イントロデューサカテーテルアセンブリ102は、ガイドワイヤ(図示せず)上で頸静脈12に挿入し、上大静脈14から患者の心臓10の右心房16(
図1B)を通って下大静脈20まで前進させるように構成することができる。
【0026】
図1Bを参照すると、可視化カテーテルアセンブリ104は、イントロデューサカテーテルアセンブリ102の内腔に挿入し、前記内腔を通過させることができる。ニードルカテーテルアセンブリ106は、ガイドワイヤ上で、大腿部切開部位22から下大静脈20を通ってイントロデューサアセンブリ102の内腔まで挿入することができる。イントロデューサカテーテルアセンブリ102のシャフト114に設けられた第1の孔126により、ニードルカテーテルアセンブリ106が右心房16まで延在することで、ニードル先端(図示せず)が目標組織を貫通し、心臓弁尖を減縮させるためのアンカー(図示せず)を配置することができる。可視化カテーテルアセンブリ104は、イントロデューサカテーテルアセンブリ102のシャフト114の第2の孔128を通って右心房16までさらに延在し、手術中の内部構造を可視化することができる。したがって、以下さらに説明するように、イントロデューサカテーテルアセンブリ102と、可視化カテーテルアセンブリ104と、ニードルカテーテルアセンブリ106とはまとめてシステム100として使用され、三尖弁18の輪減縮処置を実行することができる。本明細書に提示されるシステム100のいくつかの実施形態は、輪減縮処置を実行する最小限の侵襲性アプローチを可能にするという利点を提供することができる。本明細書に提示されるシステム100のいくつかの実施形態は、医療手術を迅速に実行する、たとえば、開胸心臓手術を終わらせるための時間枠と比較してより短い時間枠で輪減縮処置を終わらせるという利点を提供する。
【0027】
本明細書に提示されるシステム100とアセンブリ102、104及び106のいくつかの実施形態は、単独で又は組み合わせて、心血管疾患を治療する最小限の侵襲性介入心臓処置において使用されるように構成することができる。最小限の侵襲性介入心臓処置の実施例は、経皮的心臓弁修復(たとえば、三尖弁又は僧帽弁修復)又は置換、血管形成、ステント設置、粥腫切除、塞栓保護関連処置などの心臓処置を含むことができるが、それらに限定されない。場合によっては、システム100及びそのアセンブリ(たとえば、イントロデューサカテーテルアセンブリ102)は、三尖弁18又は僧帽弁などの心臓弁を修復するように構成することができる。実施形態によっては、可視化システム100及びそのアセンブリ102、104、106は、患者の身体の他の領域、たとえば体の周辺部を可視化及び/又は修復するように構成することができる。よって、システム100及びそのアセンブリは、血液野構造内でのカテーテルベースの可視化から恩恵を得ることのできる広範な医療用途において使用可能である。
【0028】
図2A〜2Cを参照すると、本明細書に提示される例示的なシステム200は、イントロデューサカテーテルアセンブリ202及び可視化カテーテルアセンブリ204を含む。
図2Aは、イントロデューサカテーテルアセンブリ202の近位部208及び遠位部209を示す。
図2Bは、イントロデューサカテーテルアセンブリ202の遠位部209を示す拡大図であり、そこから可視化カテーテルアセンブリ204の遠位端205が拡張しているのが示されている。
図2Cは、ニードルカテーテルアセンブリ206(
図2D)を患者の解剖学的構造に導入するように構成されるイントロデューサカテーテルアセンブリ202の遠位部209を示す拡大図である。図示される実施形態のイントロデューサカテーテルアセンブリ202は、可撓性細長シャフト214の近位端216に連結されるハブ部220を含む。イントロデューサカテーテルアセンブリ202のシャフト214は、近位端216と遠位端218との間を延在する内腔を画定することができる。イントロデューサカテーテルアセンブリ202のハブ部220及びシャフト214は、可視化カテーテルアセンブリ204の少なくとも一部を収容して、たとえば、可視化カテーテルアセンブリ204の遠位端205を遠位部209から前進させるように構成することができる。イントロデューサカテーテルアセンブリ202の遠位端218は、ニードルカテーテルアセンブリ206(
図2D)の少なくとも一部を収容するように構成して、ニードルカテーテルアセンブリ206の遠位端207を大腿静脈の切開部から右心房へ前進させることができる。
【0029】
図2Aを参照すると、イントロデューサカテーテルアセンブリ202の近位部208は、1つまたは複数の補助装置、たとえば、可視化カテーテルアセンブリ204を収容するように構成されるハブ部220を含む。図示されるイントロデューサカテーテルアセンブリ202は、さらに、ハブ部220に連結されてそこから遠位方向に延在する細長シャフト214を含む。
図2Aの可視化カテーテルアセンブリの遠位部209は、各種特徴部を含む。以下より詳細に説明するように、遠位部209は、第1の遠位部222の第1の孔226と、第2の遠位部224の第2の孔228と、可視化特徴部230とを画定することができる。
【0030】
イントロデューサカテーテルアセンブリ202のハブ部220は、1つまたは複数の収容ポートを含むことができる。たとえば、
図2Aに示すように、いくつかの実施形態のハブは、3つのポート、すなわち、第1のポート232、第2のポート234及び第3のポート236を含むことができる。場合によっては、イントロデューサカテーテルアセンブリ202のハブ部220は、補助装置を収容するように構成される第1のポート232を含むことができる。たとえば、第1のポートは、可視化カテーテル、手術カテーテル、ガイドカテーテル、ガイドワイヤ及びそれらの組み合わせを含むがそれらに限定されない補助装置を収容するように構成することができる。
図2Aに示すように、第1のポート232は、本明細書に提示されるシステムの可視化カテーテルアセンブリ204を収容する。
【0031】
ハブ部220は、第2及び第3の補助装置又はアセンブリを収容する第2のポート234及び第3のポート236を任意で含むことができる。第2のポート234及び第3のポート236により、イントロデューサカテーテルアセンブリ202は複数の補助装置を収容して、各補助装置をイントロデューサカテーテルアセンブリ202に個別に装着及び/又は挿入することができる。
【0032】
場合によっては、ハブ部220は、1つまたは複数のポートに連結される通気要素238(ガス抜き孔と称することもある)を任意で含むことができる。
図2Aに示すように、通気要素238が第3のポート236に連結されて、イントロデューサカテーテル装置302内部からガス(たとえば、空気)を放出する。場合によっては、ガス抜き要素238は、血液などの液体をハブ部220内に保持しつつ、ハブ部220の内部空隙内から空気などのガスを除去するように適合させることができる。
【0033】
さらに
図2A〜2Cを参照すると、イントロデューサカテーテルアセンブリ202の遠位部209は、可視化カテーテルアセンブリ204及びニードルカテーテルアセンブリ206などの他の装置と併せてアセンブリ202を使用させるようにできる各種特徴部を含む。これらの特徴部は、所定位置に、たとえば、イントロデューサカテーテルアセンブリ202のシャフト214に沿った第1の遠位部222及び第2の遠位部224にそれぞれ画定された第1の孔226及び第2の孔228を含むことができる。第1の孔226及び第2の孔228は、その中にそれぞれ収容される第1の装置及び第2の装置が、医療処置中、イントロデューサカテーテルアセンブリ202のシャフト214から外へ拡張できるように構成される。
【0034】
図2A、2C及び2Dを参照すると、イントロデューサカテーテルアセンブリ202のシャフト214の一部に画定される第1の孔226は、第1の補助装置、たとえば、ニードルカテーテルアセンブリ206(
図2D)が、シャフト214の第1の遠位部222から延在できるような形状とサイズを有することができる。具体的には、第1の孔226は、シャフト214の遠位端218で収容可能な第1の補助装置が、シャフト214の第1の遠位部222から脱出できるように構成することができる。場合によっては、可動配置要素(たとえば、摺動可能な傾斜路要素248)は、第1の補助装置をイントロデューサカテーテルアセンブリ202から配置し易くするように、シャフト214内に配置することができる。場合によっては、配置要素は、第1の補助装置が、イントロデューサカテーテルアセンブリ202のシャフト214によって画定される長軸「X1」(
図2Aを参照)に対して斜めに偏向できるように構成することができる。
【0035】
再度
図2Dを参照すると、イントロデューサカテーテルアセンブリ202の特定の実施形態は可動配置要素を含み、前記可動配置要素は、第1の孔226に隣接するニードルカテーテルアセンブリ206の部分と係合するように構成される摺動可能な傾斜路要素248である。摺動可能な傾斜路要素は、ニードルカテーテルアセンブリ206を、第1の孔226から前進させつつ、長軸に対して斜めに誘導することができる。場合によっては、傾斜路要素248は、0度〜約90度(たとえば、約0度〜約10度、約0度〜約20度、約0度〜約30度、約0度〜約40度、約0度〜約50度、約0度〜約60度、約0度〜約70度、約0度〜約80度又は約0度〜約90度)の角度でニードルカテーテルアセンブリ206を傾けることができる。場合によっては、配置要素は、長軸に直交する横断面に対してニードルカテーテルアセンブリ206を径方向に約±45度、傾けることができる。傾斜路要素248の角度付けのための配置要素および構造を、
図3C〜3Eを参照してより詳細に説明する。
【0036】
場合によっては、ニードルカテーテルアセンブリ206は、イントロデューサカテーテルアセンブリ202のシャフト214にトルクを与えることによって回転させることができるため、イントロデューサカテーテルアセンブリ202のニードルと可視化特徴部(たとえば、可視化特徴部230)が共に回転したとき、ユーザが径方向の調節を行うと、相互にCに対する整合が保たれる。径方向の調節は、患者の解剖学的構造に対してイントロデューサカテーテルアセンブリ202及びニードルカテーテルアセンブリ206(たとえば、システム200)を回転させることによって達成することができる。所望の場合、システム200が所望位置にあるとき、ユーザはシステム200を患者に固定(たとえば、係止、縫合又は留置)して、位置を保持することができる。場合によっては、
図3A〜3Cに示すように、ニードルカテーテルアセンブリ206に連結されるブラケット362を用いて、システム200を適所に固定することができる。場合によっては、ニードルカテーテルアセンブリ206は、イントロデューサカテーテルアセンブリ202と無関係に径方向に回転するように構成することができる。
【0037】
場合によっては、第1の孔226は、円形、楕円形又は矩形の開口部など、様々な多角形状のうちの1つをとることができる。場合によっては、第1の孔226はスロット状の開口部を含むことができる。第1の孔226は、場合によっては、第1の補助装置が1度〜約120度又は1度〜約180度(たとえば、0度〜約5度、5度〜約30度、30度〜約60度、60度〜約90度、約90度〜約120度又は約120度〜約180度)の角度、偏向できるように成形することができる。所望に応じて、偏向角度の範囲を1度〜180度の範囲の適切な角度に調節して、本明細書に提示される装置及びシステム200と共に第1の補助装置を使用することができる。
【0038】
さらに
図2A、2C及び2Dを参照すると、第2の孔228は、イントロデューサカテーテルアセンブリ202のシャフト214の一部によって画定され、イントロデューサカテーテルアセンブリ202の内腔と連通させることができる。第2の孔228は、第2の補助装置、たとえば、可視化カテーテル204を、アセンブリ202のハブ部220に収容し、第2の遠位部224から脱出させられるように構成することができる。第2の孔228は、円形、楕円形又は矩形の開口部などの様々な多角形のうちの1つの形状をとることができる。場合によっては、第2の孔228は、シャフトに沿って長手方向に形成され、好ましくは円形端を含む細長スロットを含むことができる。
【0039】
イントロデューサカテーテルアセンブリ202のいくつかの実施形態は、イントロデューサカテーテルアセンブリの遠位シャフトに隣接する解剖学的構造領域及び装置を可視化する可視化特徴部230を任意で含むことができる。可視化特徴部230は、
図2Cに示すように、滲出バルーン246によって包囲されるカメラ244(たとえば、可視カメラ)を含む。滲出バルーンは、バルーンが液体を「滲出」させることができるように複数の穴を開けた、シリコーンなどの透明材料で作製することができる。「滲出」によって、食塩水が、解剖学的構造表面と結合するバルーン表面から血液を洗い流すことができる。可視化特徴部230は、場合によっては、超音波プローブを含むことができる。イントロデューサカテーテルアセンブリ202の特定の実施形態は、第1の孔226から脱出するとき、解剖学的構造領域及びニードルカテーテルアセンブリ206を可視化するように構成される可視化特徴部230を含むことができる。可視化特徴部230はバルーンを含むことができ、前記バルーンは、医療処置中、様々な形状の補助ツール及び患者の解剖学的構造を血液野で可視化できるように成形され、シャフトに沿って配置される。可視化特徴部230は、患者の解剖学的構造内の所望の位置で、本明細書に提示される装置及びシステム200の配置を観察するための操舵可能な追跡ツールとして使用することができる。
【0040】
図3A〜3Eは、本明細書で提示される例示的なイントロデューサカテーテル装置302を示す図である。
図3A及び3Bはそれぞれ、組み立てた状態と分解した状態の装置302の斜視図である。
図3C及び3Dはそれぞれ、装置302の全長を示す装置302の平面図と、装置302の遠位部の拡大図である。
図3Eは、装置302の遠位部の拡大側面図である。
【0041】
図3A及び3Bを参照すると、イントロデューサカテーテル装置302は、シャフト部314に連結されるハブ部320を含む。シャフト部314は、近位部315と、ハブ部320に連結される近位端316と、遠位部317と、遠位端318とを有する本体を含むことができる。シャフト部314の少なくとも一部は、可撓性又は半可撓性とすることができる。たとえば、場合によっては、シャフトの近位部315及び近位端316は、可撓性の管状コンポーネントとすることができる。遠位端318は、イントロデューサカテーテル装置302の頸静脈などの血管への挿入中、組織の損傷や血管の破壊を最小限に抑える可撓性の非外傷性先端部350を含むことができる。先端部350は、軸方向の圧縮力を受けたとき、先端部を縮窄状態に付勢するように構成される先細の斜め遠位端部を含むことで、装置の挿入中、患者の解剖学的構造の複雑な輪郭に容易に順応することができる。
【0042】
イントロデューサカテーテル装置302の遠位部317は、イントロデューサカテーテル装置302のシャフト314の遠位部317にある又は隣接する解剖学的構造領域及び装置を可視化するように構成される可視化特徴部330を含むことができる。可視化部330は、少なくとも1つの滲出バルーン354、356を含むことができる。
図3Bに示すように、前記装置は、2つの滲出バルーンを含む二重バルーン設計を含むことができ、外側滲出バルーン354が内側バルーン356を包囲する。外側滲出バルーン354及び内側バルーン356は、遠位カメラ(たとえば、
図2Cのカメラ244)などの可視化要素を含有するシャフト314の部分を包囲することができる。外側バルーン354は、冠状静脈洞、心房壁又は弁尖などの解剖学的構造特徴部と接触するとき、イントロデューサカテーテル装置302と接触し固定するための柔軟なバルーンとして働くことができる。内側バルーン356は、可視化要素(たとえば、カメラ)の視野を安定化させる一定圧を維持し易くすることができる。バルーン内の圧力変化は、可視化要素の焦点距離に影響を及ぼすことによって、可視化特徴部330の合焦能力に影響を及ぼす場合があるため、一定圧は信頼性の高い可視化をユーザに提供することを支援することができる。イントロデューサカテーテル装置302の特定の実施形態は、第1の孔326から脱出するとき、解剖学的構造領域及びニードルカテーテルアセンブリを可視化するように構成される可視化特徴部330を含むことができる。場合によっては、可視化特徴部330は、可視化要素の視野を照らすため、LED又は光ファイバなどの照明要素(図示せず)をさらに含むことができる。
【0043】
さらに
図3A及び3Bを参照すると、ハブ部320によって、イントロデューサは補助装置(たとえば、ニードルカテーテル装置及び可視化カテーテル装置)、流体供給物(たとえば、食塩水)、アクチュエータ(たとえば、マイクロメータ)及び/又はその他のコンポーネント(たとえば、デガッサ、1つまたは複数の電気接続部)に流体接続することができる。ハブ部320は、2つ以上のポート接続部332(たとえば、2つ、3つ、4つ、5つ、又は6つ以上のポート接続部)を提供するコネクタ本体360を含むことができる。場合によっては、ポート接続部332は、Yコネクタ又はルアー取付具などの各種流体処理アダプタ及びコンポーネントに連結可能である。場合によっては、ポート接続部332は、1つまたは複数の流体処理アダプタ及び/又はコンポーネントに連結することができる。場合によっては、少なくとも1つのポート接続部332は、血液漏れ最小化装置挿入ハブに連結可能である又は連結することができる。場合によっては、少なくとも1つのポート接続部332は、イントロデューサカテーテル装置の内腔内に含有される補助装置(たとえば、ニードルカテーテル装置)を前進又は後退させるように構成されるアクチュエータ又は距離測定機器(たとえば、マイクロメータ)に連結可能である又は連結することができる。場合によっては、少なくとも1つのポート接続部332は、ハブ部からガス(空気)を放出させるデガッサに連結可能である又は連結することができる。場合によっては、ハブ部320は、医療処置中、イントロデューサカテーテル装置302の振動を最小化するため、患者の隣接位置にイントロデューサカテーテル装置302を解除可能に固定するブラケット362を任意で含むことができる。
【0044】
図3C〜3Eを参照すると、本明細書に提示されるイントロデューサアセンブリ装置302は、装置302の内腔364内に収容される別の装置を、イントロデューサ302の遠位シャフト部317から脱出させる第1の孔326を含むことができる。図示するように、イントロデューサアセンブリ装置302は、ニードルカテーテルアセンブリ(たとえば、
図2A〜2Cのニードルカテーテルアセンブリ)と係合するように構成される摺動可能な傾斜路要素348を含む。摺動可能な傾斜路348は、孔342からニードルカテーテルアセンブリを近位方向に前進させながら、シャフト314によって画定される長軸「X2」に対して斜めにニードルカテーテルアセンブリを前進させることができる。
【0045】
具体的には、
図3D及び3Eに示すように、イントロデューサカテーテル装置302の第1の孔326は、シャフト314に沿った2つの細長曲線スロット366を画定する。曲線スロット366は、傾斜路要素348が長軸X2に沿って遠位方向又は近位方向に摺動できるように、摺動可能な傾斜路要素348と結合するように構成することができる。具体的には、傾斜路要素348は、第1の部分を含むことができ、第1の部分は、曲線スロット366に挿入され曲線スロット366内を摺動可能に移動するように構成される2つの径方向に対向するピン370を有する。傾斜路要素348は、ロッド374にヒンジ接続可能に連結されるように構成される第2の部分372をさらに含むため、曲線スロット366によって画定される通路に沿って近位方向に前進させられるとき、所定角度まで角度をつけることができる(
図3A及び3Bの類似の実施形態でも示される)。傾斜路要素348は、傾斜路要素348のヒンジ接続可能な第2の部分372に連結することができるイントロデューサカテーテル装置302のハブ部320において、ロッド374に加えられる軸方向の力によって、近位方向(
図3D及び3Eの矢印で示す)又は遠位方向に前進させることができる。
【0046】
イントロデューサアセンブリ装置302の各種コンポーネントは、ポリマー、金属、セラミック又はそれらの組み合わせで作製することができる。場合によっては、傾斜路要素348などのコンポーネントは、ニチノール、ステンレス鋼、チタン合金、白金合金及びそれらの組み合わなどの金属材料で作製することができる。場合によっては、シャフト314などのコンポーネントは、シリコーン、ポリウレタン、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、ポリアミド、ぺバックス、ナイロン及びそれらの組み合わせなどの1つまたは複数のポリマー材料で作製することができる。イントロデューサアセンブリ装置302の各種コンポーネントは、半田付け、レーザ溶接、接着、圧入、押出成形、管絞り加工及びそれらの組み合わせを含むがそれらに限定されない製造工程によって組み立てることができる。
【0047】
図4A〜4Eは、本明細書に提示される別の例示的なイントロデューサカテーテル装置402を示す図である。
図4A及び4Cは装置402の斜視図であり、
図4Bは装置402の側面図である。
図4D及び4Eは、装置402の遠位部409の拡大図である。
図4A〜4Eに示す装置402の実施形態は、
図3A〜3Eの実施形態と同様のコンポーネントを有する近位部407を含む。このため、本実施形態の説明は、イントロデューサカテーテル装置402の遠位部409に主に焦点を当てる。
【0048】
図4A〜4Cを参照すると、イントロデューサカテーテル装置402は、シャフト414に連結されるハブ部420を含む。シャフト414は、近位部415と、ハブ部420に連結される近位端416と、遠位部417と、遠位端418とを有する本体を含むことができる。シャフト414の少なくとも一部は可撓性又は半可撓性とすることができる。たとえば、場合によっては、シャフト414の近位部415及び近位端416は、可撓性の管状コンポーネントとすることができる。遠位端418は、可撓性の非外傷性先端450を含むことができる。
【0049】
イントロデューサカテーテル装置402の遠位部417は、イントロデューサカテーテル装置402の遠位部417に隣接する解剖学的構造領域及び装置を可視化するように構成される可視化特徴部452を含むことができる。可視化特徴部452は、解剖学的構造領域を可視化させてニードルカテーテルアセンブリを通過させるように構成することができる。場合によっては、可視化特徴部452は、近位端478及び遠位端480を含む関節体476に配置することができ、関節体476を通る内腔482を画定する。関節体476の内腔482は、
図4D及び4Eに示すように、ニードルカテーテルアセンブリなどの補助装置の一部を収容するように構成することができる。非偏向状態では、関節体476は、シャフト414内の空隙484に据えて、装置送達中のシャフト414の遠位部417の横断面を最小化することができる。偏向状態では、関節体476は所望に応じて、周囲の解剖学的構造特徴を見る又はニードルカテーテルアセンブリを挿入するように位置決めすることができる。可視化特徴部452は、関節体476の遠位端480に、滲出バルーン446内に包囲される可視化要素444(たとえば、可視カメラ)を含むことができる。
【0050】
図4A〜4Dの点線で示すように、イントロデューサカテーテル装置402の関節体476は、イントロデューサカテーテル装置402のシャフト414によって画定される長軸「X3」(
図4B)に対して様々な角度で偏向させることができる。可視化特徴部452の関節体476は、所望に応じて、イントロデューサカテーテル装置402のシャフト414から径方向外方に可視化特徴部452の遠位端480を偏向させるように構成することができる。関節体476は、単面偏向(X軸「X3」に沿って一方向のみに偏向する)又は二面偏向(X軸及びY軸に沿って偏向する)用に構成することができる。たとえば、場合によっては、
図4Aに示すように、関節体476は二面偏向用に構成できるため、長軸に沿って(「X3」軸に沿って又は面内でとも称される)偏向することもできる。場合によっては、関節体476は、長軸「X3」に直交する横断面に沿って(「Y3」軸に沿って又は面外でとも称される)偏向することもできる。関節体476は、長軸X3に沿って、及び任意で横断面に沿って様々な湾曲角度まで偏向することができる。場合によっては、関節体476は、約1度〜約180度又は1度〜約270度の湾曲角度を有するように構成することができる。場合によっては、関節体476の屈曲角度は270度を超えることができる。
【0051】
場合によっては、関節体476は管状体を含むことができる。場合によっては、関節体476は、網状シャフト、孔付きハイポチューブ(たとえば、溝付きハイポチューブ)、コイルばね、ポリマーチューブ(たとえば、コルゲートチューブ)及びそれらの組み合わせを含むことができるがそれらに限定されない。関節体476は、金属、ポリマー、セラミック材料又はそれらの組み合わせから成ることができる。
【0052】
場合によっては、イントロデューサカテーテル装置402の関節体476は、2センチメートル未満の曲げ半径を達成することができる。場合によっては、関節体476上にポリマーチューブを配置(たとえば、被覆)して、湾曲作業路を可能にする波状外形を生成することによって、より大きな曲げ半径(たとえば、2センチメートル超)を達成することができる。
【0053】
図4A〜4Eに示すように、イントロデューサカテーテル装置402の可視化特徴部452は、関節体476の遠位端に配置される少なくとも1つのバルーン486(たとえば、滲出バルーン)を含むことができる。場合によっては、バルーン486は本明細書に提示される二重バルーン設計を含むことができる。
図4Dに最も良く示すように、バルーン486は、配置されたとき、補助装置又はコンポーネントがバルーンの壁を貫通せずにバルーンの中心領域を通過できるように、ドーナツ型バルーンを形成することができる。バルーン486は、関節体476の遠位端480においてポート488から供給される食塩水などの流体でバルーンを膨張させることによって配置させることができる。ポート488は、関節体476の遠位端480とイントロデューサカテーテル装置402のハブ部420との間の流体路を提供する内腔(図示せず)に接続することができる。場合によっては、バルーン486は、補助装置又はコンポーネントがバルーンの壁を貫通する球状バルーンなどのその他の様々な形状をとることができる。
【0054】
さらに
図4Eを参照すると、イントロデューサカテーテル装置402は、関節体476の遠位端480に配置される可視化要素444を含むことができる。可視化要素444は、デジタルカメラ又は超音波センサを含むことができるが、それに限定されない。図示される実施形態に示すように、可視化要素444は、関節体476の遠位端の遠位面に位置し、軸方向の視野を見易くする。場合によっては、イントロデューサカテーテル装置402は複数の可視化要素444を含むことができる。場合によっては、複数の可視化要素444のうち1つまたは複数は、径方向に方向付けられる、軸方向に方向付けられる又はそれらの組み合わせとすることができる。可視化特徴部452は、いくつかの実施形態では、可視化要素444の視野を照らすためにLED又は光ファイバなどの照明要素489を任意で含むことができる。
【0055】
図5A〜5Dは、医療処置中、
図4A〜4Eのイントロデューサカテーテル装置402の遠位部409をシステム400としてどのように作動させることができるかを示す一連の図である。システム400は、
図5Dに示すように、イントロデューサカテーテル装置402、ニードルカテーテル装置406及び可視化カテーテル装置404を含むことができる。簡潔化のため、イントロデューサカテーテル装置402の選択された部分を
図5A〜5Dに示す。
【0056】
図5Aを参照すると、イントロデューサカテーテル装置402は、配置されたガイドワイヤ403上で、患者の解剖学的構造内の所望の目標位置まで誘導される。輪減縮処置中、イントロデューサカテーテル装置402は、イントロデューサカテーテル装置402の遠位部409が心臓の右心房内に位置するように配置することができる。ニードルカテーテル装置406は、ガイドワイヤ上で、イントロデューサカテーテル装置の遠位端に向かって前進する。場合によっては、ニードルカテーテル装置406は、大腿静脈の切開部を介して導入され、右心房に入るまで、大腿静脈から下大静脈へ前進する。
【0057】
図5Bを参照すると、ニードルカテーテル装置406は、イントロデューサカテーテル装置の遠位端418で、内腔462に収容される。いったんニードルカテーテル装置406がイントロデューサカテーテル装置の関節体476内に置かれると、イントロデューサカテーテル装置402のシャフト内の1つまたは複数のケーブル(たとえば、2つ、3つ又は4つ以上のケーブル)をイントロデューサカテーテル装置のハブ部420から引き上げることによって、関節体476を偏向させることができる。具体的には、
図5Dに示すように、1セットのケーブル又はロッドは、ハブ部420でアクチュエータ(図示せず)によって作動させる(たとえば、近位方向に引っ張る)ことができる。ケーブルは、関節体の片側に沿って関節体476内に配置して、イントロデューサカテーテル装置402のシャフト414から離れるように関節体476の遠位端480を屈曲させることができる。関節体476が屈曲するときの偏向レベルは、ケーブルに加えられる軸方向の力の大きさに依存する場合がある。
【0058】
図5Cを参照すると、イントロデューサカテーテル装置402の滲出バルーンは医療処置中、所望に応じて、医師によって配置することができる。
図5Dを参照すると、イントロデューサカテーテル装置402は、様々な角度(図面中の矢印で示す)に偏向させて、所望に応じて、患者の身体内の適切な目標部位でニードルを貫通させるようにニードルカテーテル装置406を位置決めすることができる。たとえば、三尖弁の輪減縮処置中、滲出バルーン486は、右心房内の冠状静脈洞に接するように位置決めすることができる。いったん滲出バルーン486が目標部位に位置決めされると、ニードルカテーテル装置406はバルーン486の環状孔490を通過することができる。
【0059】
図6A〜6Eは、本明細書に提示される例示的なシステム500を用いて輪減縮処置を実行する方法の様々な段階を示す一連の図である。
図6Aを参照すると、輪減縮処置を実行する例示的なシステム500は、イントロデューサカテーテルアセンブリ502と、ニードルカテーテルアセンブリ506と、可視化カテーテルアセンブリ504とを含む。可視化カテーテルアセンブリ504は、イントロデューサカテーテルアセンブリ502の患者への挿入前又は後に、イントロデューサカテーテルアセンブリ502に挿入することができる。可視化カテーテルアセンブリ504及びイントロデューサカテーテルアセンブリ502は頸静脈に挿入することができ、ニードルカテーテルアセンブリ506は患者の大腿静脈に挿入することができる。
【0060】
イントロデューサカテーテルアセンブリ502は、頸静脈の切開部位から上大静脈及び心臓10の右心房16まで前進させることができる。アンカーを予め設置したニードルカテーテルアセンブリ506は、右心房16の入口に達するまで、ガイドワイヤ503上で大腿静脈を介して下大静脈まで前進する。
【0061】
さらに
図6Aを参照すると、可視化カテーテルアセンブリ504をイントロデューサカテーテルアセンブリ502に挿入し、前進させることができる。可視化カテーテルアセンブリ504は、可視化カテーテルアセンブリ504の遠位端505を右心房16内に配置できるように、イントロデューサカテーテルアセンブリ502の第1の孔526を脱出するまで前進させることができる。
【0062】
図6Bを参照すると、操舵可能可視化カテーテルアセンブリ504のバルーンは、右心房16内の膨張媒体(たとえば、食塩水)で膨張させて、ユーザに対して三尖弁19を可視化させる。図示するように、イントロデューサカテーテルアセンブリ502の可視化バルーン546は、遠位部509の第1の孔にある又はそれに隣接する膨張媒体で膨張させることができる。いくつかの実施形態では、可視化バルーン546は、イントロデューサカテーテルアセンブリ502のシャフト518に沿った任意の位置、たとえば、冠状静脈洞において操舵可能可視化カテーテルアセンブリ504のバルーンに隣接する位置に配置することができる。2つのバルーンを共に使用して、手術中の右心房16内の解剖学的構造を可視化し、ニードルカテーテルアセンブリ506などの手術具の位置決めを支援することができる
図6Cを参照すると、ニードルカテーテルアセンブリ506は、目標組織、たとえば、冠状静脈洞を通って前進させることができる。任意で、ニードルカテーテルアセンブリ506は、操舵可能な可視化カテーテルアセンブリ504が発光の検出によってニードルの貫通を視覚的に支援できるように、ニードル先端で光を発することができる。
【0063】
図6Dを参照すると、少なくとも1つの組織アンカー592を、ニードルカテーテルアセンブリ506のニードル507の内腔を通って送達し、いったんニードル507が完全に貫通すれば組織内に配置することができ、この状態は、目標組織を「突き抜けた」と称することもできる。
【0064】
図6Eを参照すると、いったん目標組織が組織アンカー592によって減縮されると、システム500を患者の身体から取り外すことができる。
本明細書に提示される装置の1つまたは複数の設計上の特徴は、本明細書に提示される他の装置の他の特徴と組み合わせることができると理解すべきである。実質上、本明細書に提示される2つ以上の装置設計からの各種特徴を組み合わせたハイブリッド設計を生成することができ、このハイブリッド設計も本開示の範囲に含まれる。
【0065】
本明細書は具体的な実施例の詳細を多数含むが、これらの詳細は、発明又は請求されている内容の範囲に関する限定ではなく、特定の発明の特定の実施形態に特有の特徴の説明と解釈されるべきである。また、個々の実施形態の文脈で本明細書に記載される特定の特徴は、単独の実施形態で組み合わせて実行することもできる。逆に、単独の実施形態の文脈で記載される各種特徴は、別々に又は任意の適切な下位組み合わせで、複数の実施形態で実行することもできる。さらに、それらの特徴は、特定の組み合わせで作用するものとして上述し、最初はそのように請求したが、請求される組み合わせの1つまたは複数の特徴は、場合によっては、組み合わせから除くことができ、請求される組み合わせは、下位組み合わせ又は下位組み合わせの変形とすることができる。
【0066】
上述し以下請求する教示に加えて、上述し以下請求する特徴の様々な組み合わせを有する装置及び/又は方法も企図される。よって、本明細書は以下請求する従属的な特徴のその他可能な組み合わせを有する他の装置及び/又は方法も対象とする。
【0067】
前記装置及び/又は方法の構造及び機能の詳細と共に、各種代替を含む多数の特徴と利点を上記説明において述べた。本開示は単なる例示を目的とするため、包括的であることを目的としていない。当業者にとっては、特に、本発明の原理に属する組み合わせを含む部品の構造、材料、構成要素、コンポーネント、形状、サイズ及び配置に関して、添付の請求項が表す文言の幅広い一般的な意味によって示される最大限の範囲まで、様々な変更が可能であることは自明であろう。これらの様々な変更は、添付の請求項の精神及び範囲を逸脱しない限り、その範囲内に含まれることを目的とする。本明細書で言及されるあらゆる引例、出版物及び特許は、それらに含まれる図面と共に、すべてを参照により本明細書に組み込む。