(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
上記ラベルは、基材部と、基材部の内面に設けられて所定温度以上で融着する接着層と、基材部の外面に設けられて、上記立体形状の突出又は凹入処理された部分に対応する文様、パターン、絵、文字又は数字が印刷された印刷層と、を含み、
ラベルを金型の内面に付着するステップは、印刷層が立体溝に応じて位置するようにラベルを金型に付着するステップであることを特徴とする、請求項1に記載のインモールドラベル及び立体形状を有する圧力容器の製造方法。
PETプリフォームを膨脹させるステップは、第1圧力範囲で空気を注入してなされ、その後、第1圧力範囲より高い第2圧力範囲の圧力で空気を注入するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載のインモールドラベル及び立体形状を有する圧力容器の製造方法。
金型を加熱するステップは、金型の温度が40℃〜80℃の範囲内に維持されるように加熱することを特徴とする、請求項1に記載のインモールドラベル及び立体形状を有する圧力容器の製造方法。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、このような限界点を解消するためのものであり、圧力容器の外面の少なくとも一部を立体的に形成し、その上に立体感が出るようにラベルを変形させることによって、それを見る人の関心を引くことができる、インモールドラベルを有する圧力容器の製造方法を提供することに目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
このような目的を達成するための本発明は、容器の表面に形成する立体形状に対応する立体溝が形成された金型を加熱するステップと、金型を開放するステップと、金型の内面にラベルを付着するが、ラベルの少なくとも一部が上記立体溝を覆うようにラベルを金型の内面に付着するステップと、金型のキャビティ内部に容器のプリフォームを位置させるステップと、金型を閉鎖し、第1ルートを通して空気を所定範囲の圧力でプリフォームの内部に注入してプリフォームを膨脹させるステップと、膨脹したプリフォームとラベルとが相互付着されながら、プリフォームの表面に付着されたラベルが、膨脹するプリフォームの表面と共に空気圧力によって立体溝に応じて立体感ある形状に変形されるステップと、膨脹して容器の形態に変形されたプリフォームの内部に、第2ルートを通して冷却用空気を注入するステップと、金型同士を離隔させ、立体感ある形状及びこれに応じて変形されたラベルがついた容器を金型から分離するステップと、を含むことを特徴とする、インモールドラベル及び立体形状を有する圧力容器の製造方法を提供する。
【0009】
上記ラベルは、基材部と、基材部の内面に設けられて所定温度以上で融着する接着層と、基材部の外面に設けられて、上記立体形状の突出又は凹入処理された部分に対応する文様、パターン、絵、文字又は数字が印刷された印刷層を含み、ラベルを金型の内面に付着するステップは、印刷層が立体溝に対応じて位置するようにラベルを金型に付着するステップであることを特徴とする。
【0010】
プリフォームを膨脹させるステップは第1圧力範囲で空気を注入してなり、その後に、第1圧力範囲より高い第2圧力範囲の圧力で空気を注入するステップをさらに含むことを特徴とする。
【0011】
第1ルートは、昇降可能に設けられ、プリフォームの入口に配置可能な空気供給ポートによって具現され、第2ルートは、昇降可能に設けられ、プリフォームの内部に挿入可能な空気注入装置のパイプによって具現されることを特徴とする。
【0012】
金型を加熱するステップは、金型の温度が40℃〜80℃範囲の温度範囲内に維持されるように加熱することを特徴とする。
【0013】
容器の表面に形成する立体形状に対応する立体溝が形成された金型を加熱するステップと、金型を開放するステップと、
金型の内面にラベルを付着するが、ラベルの少なくとも一部が上記立体溝を覆うようにラベルを金型の内面に付着するステップと、
金型のキャビティ内部に容器のプリフォームを位置させるステップと、
金型を閉鎖し、金型の外部に位置する空気注入装置を用いてプリフォームに所定範囲の圧力で空気を注入してプリフォームを膨脹させるステップと、
膨脹したプリフォームとラベルとが相互付着されながら、プリフォームの表面に付着されたラベルが、膨脹するプリフォームの表面と共に空気圧力によって立体溝に応じて立体感ある形状に変形されるステップと、
膨脹したプリフォームによって形成された容器の内部に冷却用空気を注入するステップと、金型同士を離隔させ、立体感ある形状及びこれに応じて変形されたラベルがついた容器を金型から分離するステップと、を含むことを特徴とする。
【0014】
プリフォームを膨脹させるステップは、プリフォームの入口に配置可能であり、プリフォームの内部に空気を供給可能な空気供給ポートを通して空気が注入されてなり、
プリフォームを冷却するステップは、プリフォームの内部に挿入可能に設けられた空気注入装置のパイプを通して冷却用空気をプリフォームの内部に注入してなることを特徴とする。
【0015】
プリフォームを膨脹させるステップは、第1圧力範囲で空気を注入するステップと、
第1圧力範囲で空気注入が完了した後に、第1圧力範囲より高い第2圧力範囲の圧力で空気を注入するステップと、をさらに含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
上記の本発明によれば、圧力容器に立体的な形状、色感及び質感を付与できるので、このような圧力容器を使用する製品の広告・広報効果を向上させることができる。
【0017】
そして、様々な形態のパターン、文字、文様、数字、又は絵を金型キャビティ内に形成することによって様々な立体形状を具現することができる。
【0018】
従来の立体形状の場合、熱収縮方式、又は直接付着方式を利用するしかなかったが、容器の立体形状部分と、立体形状をカバーすべきラベルの印刷面(文字、絵、パターン、文様、数字など)の境界がずれることがあった。
【0019】
しかし、本発明では、インモールドラベル及びブロー方式を用いて大きい力で立体形状が形成されると同時に、立体形状部分にラベルの対応部分を正確に密着させるので、審美感と配置正確度を具現する圧力容器を提供するという長所がある。
【0020】
本発明では、容器成形のためのブロー過程中に金型を冷却するのではなく、かえって金型を加熱する。
【0021】
これによって、PETプリフォームが有する低い潜熱を補完して、立体形状にラベルがより一層付着し、その付着状態が堅固になる。
【0022】
本発明では、パイプをプリフォームの内部に挿入しながら空気を注入し、ブローされる圧力分布を、膨脹するプリフォームの内部で全体的に均等にすることができる。
【0023】
パイプにブローするための空気だけでなく、冷却するための空気を注入させることができるので、容器を外部で冷却せず、容器の内部で冷却することができる。
【0024】
したがって、金型を加熱しても容器の冷却工程を行うことができる。
【0025】
このような点で、金型の加熱によってPETの低い潜熱を補完して立体形状に対するラベリングを堅固にさせながらも、別の容器冷却過程を導入することによって、容器の生産性が低下することを防止することができる。
【発明を実施するための形態】
【0027】
本発明の利点及び特徴、そしてそれらを達成する方法は、添付の図面と共に詳しく後述される実施例から明確になるだろう。
【0028】
しかし、本発明は、以下に開示する実施例に限定されるものではなく、異なる様々な形態で具現することができる。以下の本実施例は本発明の開示を完全なものにし、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者に発明の範ちゅうを完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は請求項の範ちゅうによってのみ定義される。
【0029】
また、本明細書で使われた用語は実施例を説明するためのものであり、本発明を制限しようとするものではない。
【0030】
本明細書において、単数形は、文章で特別に言及しない限り、複数形も含む。明細書で使われる"含む(comprises)"及び/又は"含む(comprising)"は、言及された構成要素以外の構成要素の存在又は追加を排除しない。
【0031】
別の定義がない限り、本明細書における全ての用語(技術及び科学的用語を含む。)は、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者に共通に理解できる意味で使用することができる。
【0032】
以下、本発明をより具体的に説明するために、本発明に係る実施例を添付の図面を参照してさらに詳しく説明する。
【0033】
図1に示すように、本発明に係るインモールドラベル200を有する圧力容器100は、入口部110と、入口部110に比べて直径が大きい胴体部120とで構成されている。
【0034】
胴体部120の外周面にはラベル200がついており、ラベル200の縁にはインモールドラベリングされつつ形成される段差部121が設けられている。
【0035】
これは、圧力容器100の膨脹過程でラベル200と接触しながらラベル200が付着される部分と、ラベル200が付着されない部分との間に段差が形成されるわけであり、ラベル200の付着されていない部分がラベル200の付着されている部分よりやや外側に突出する形態になっている。
【0036】
ラベル200は、基材部201と、基材部201の外面に設けられて、圧力容器100の外周面に形成される立体部122(
図2参照)に位置し、立体部122の形状に応じて突出又は凹入処理されて立体感を出す印刷層202とが設けられている。
【0037】
基材部201の背面には接着層203(
図5参照)が設けられており、この接着層203は、インモールドラベリング工程中に表面温度の高い膨脹したプリフォーム(圧力容器を形成するプリフォーム)の表面に融着してラベル200を圧力容器100の表面に付着させる。
【0038】
ラベル200が圧力容器100の胴体部120に付着された状態を見ると、圧力容器100の胴体部の表面に設けられた立体部122にラベル200の印刷層202が位置するので、印刷層202が外側面に浮き出して見える。
【0039】
特に、印刷層202が目立つ反射層やホログラム層からなっていると、これを見る人の視覚の方向によって色が異なるように表れるので、これを見る人の関心や視線が引けるという長所がある。
【0040】
図1で、ハッチングした部分は、印刷層202においてホログラム層又は反射層で処理された部分であり、このような部分では、3D立体構造をより顕著に目立たせることができるという長所がある。
【0041】
図2は、ラベル200を圧力容器100の胴体部120から剥がした状態を示している。
【0042】
本発明に係る圧力容器100に付着されるラベル200は、本来から3次元構造で形成されるよりは、平面的な2次元構造で形成される。
【0043】
ただし、圧力容器100の胴体部120の立体部122上に覆われる部分には印刷層202を形成し、この部分に反射層やホログラム層を処理したり、又は基材部201の表面色とは異なる色、パターン、文様、数字、文字、絵などを形成する。
【0044】
2次元的な形態のラベル200がインモールドラベリングによって圧力容器100の胴体部120の立体部122が形成されながら発生する圧力によって変形されて3次元的な構造に変わる。
【0045】
圧力容器100の胴体部120の表面に立体部122が形成され、立体部122は胴体部122の他の表面より外部に突出又は凹入処理されて他の表面との境界が明確になる。
【0046】
そして、立体部122の境界とラベル200の印刷層202の境界とは互に一致したり略類似の位置に配置されることによって、立体部122の輪郭がラベル200の印刷層202でそのまま表れる。
【0047】
一方、ラベル200が付着される地点の縁に見える線は段差部121となっており、このような段差部121は、インモールドラベリング過程でラベリングされる部分とラベリングされない部分との境界を形成する。
【0048】
図3に示すように、3次元立体構造が形成されつつラベリングされた圧力容器100を側方からで見ると、立体部122及び立体部122を覆っている印刷層202が外側に浮き出して見え、これは、立体部122がない表面との視覚的な輪郭差を顕著にさせる。
【0049】
図4に示すように、圧力容器100に形成される立体部122は他の部分に比べて外側に突出する形態で設けられ、他の部分に比べて浮き出している。
【0050】
そして、立体部122においても、各箇所が異なる程度で突出しているが、これらの箇所が、文字、数字、絵、模様、パターン、文様などを形成し、これらを見る人々の注目を引くことができる。
【0051】
このような立体部122上にラベル200が付着され、このラベル200の表面に印刷層202がマッチングするように位置し、立体部122によって突出することによって、形状的な面だけでなく、色、反射率、又はホログラムによって一層視線を引くことができるという長所がある。
【0052】
ここで、印刷層202の境界面は立体部122の境界面に対応することが好ましい。
【0053】
後述するが、圧力容器100に立体部122を形成できることは、ブロー作業に使われる金型の内部に、立体部122に正確にマッチングする立体溝322(
図9)が形成されているためであり、ラベル200の印刷層202は正確にこのような立体溝322を覆うように配置される必要がある。
【0054】
この状態でプリフォーム700(
図9)が膨脹すると、立体溝322に向かって膨張する部分がラベル200を立体溝322の内面に押しながら立体部122を形成すると同時に、ラベルにおいても立体的な形状が表れるようにすることができる。
【0055】
図5は、立体容器100とラベル200とを分離した状態を示している。
【0056】
ラベル200が立体容器100に付着された状態で変形がなされた後にラベル200を剥がすと、熱変形及び物理的な変形によって、ラベル200の印刷層202に該当する部分が圧力容器100の立体部122の形状に応じて立体的な形状に変形される。
【0057】
ただし、上述したように、ラベル200は本来2次元的な構造の平面であり、基材部201の外面には平面の印刷層202が、基材部201の内面には接着層203が形成されている。
【0058】
図6〜
図8は、圧力容器10に絵(例えば、龍の形状)が立体的な形態で表現された様子を示す図である。
【0059】
図1〜
図5は、文字を立体的な形状で表現可能であることを示しているが、
図6〜
図8は、文字以外にも、複雑な形態の絵やパターンも表現可能であることを示すために提供した図である。
【0060】
ここでも、元のラベルには龍の形状が2次元的な平面形態で印刷される。
【0061】
しかし、ブロー工程で使われる金型キャビティの内面に龍形状の立体溝が形成され、その立体溝上に龍形状の絵が正確にマッチングするように付着された後に、プリフォームが空気注入によって膨脹すると、龍形状の立体溝に移動するプリフォームの表面の膨脹によって容器の表面に立体溝形態の立体部が形成される。
【0062】
これによって、龍形状の絵がある印刷層1202も、正確に立体感を有しつつ3次元形態に変換され得る。
【0063】
図9(a)〜
図9(d)は、本発明に係るインモールドラベルを有する圧力容器が制作される工程を示す図である。
【0064】
図9(a)に示すように、圧力容器100の形状を製作するための金型310,320を互いに離隔させる。
【0065】
温水又はヒーターで金型310,320を加熱する必要があり、
図9及び
図10において循環する点線の矢印Tが加熱状態を示す。
【0066】
金型310,320を加熱すべき理由は、その詳細は後述するが、容器にラベルがより容易に付着され、その付着状態を堅固で安定して保たせるためである。
【0067】
金型のいずれか一つ320のキャビティの内面には、立体部122(
図2参照)を形成するための立体溝322が設けられている。
【0068】
金型310,320には、ラベル200が付着される場合、ラベル200を真空吸着するための吸着流路311,321が設けられている。
【0069】
金型310,320が開いた状態で金型310,320の上に位置するラベル供給装置400の垂直アーム401が下降してラベル200を金型310,320の内部に移動させる。
【0070】
そして、ラベル供給装置400の垂直アーム401には水平方向に伸縮可能に動く(又は、テレスコピック多段方式で動く)パイプ403が設けられている。
【0071】
パイプ403にも真空吸着力があり、ラベル200をパイプ403に付着された状態にする。
【0072】
この状態でパイプ403がそれぞれの金型の内面に移動すれば、パイプ403に付着されたラベル200が金型の内部に付着される。
【0073】
金型310,320の内面に真空吸入圧よってラベル200が付着されると、パイプ403の内面の真空圧が解除される。
【0074】
この状態でパイプ403が原状復帰すると、ラベル200はキャビティの内面に付着された状態を維持する。
【0075】
このとき、立体溝322の境界面とラベル200の印刷層(
図2参照、202)の境界面とが一致して位置することが好ましい。
【0076】
ラベル200は2次元的な平面であるので、立体溝322の内面に入らず、立体溝322を覆っている状態となる。
【0077】
この状態で、プリフォーム700がリッププレート600にさかさまに配置された状態で、開いた金型310,320の間に入る。
【0078】
ここで、プリフォーム700はPE、PETなどのプリフォームにすることができるが、PETプリフォームで構成することが好ましい。
【0079】
そして、金型310,320の上部には、後で圧力容器100の底面を形成するための底形成部500が配置されている。
【0080】
そして、
図9(c)に示すように、金型310,320が閉じ、底形成部500も金型310,320の上部を密閉する。
【0081】
この状態で金型310,320の下部はリッププレート600によって閉鎖される。
【0082】
この状態で、プリフォーム700を膨脹させるためのブロー作業のために、空気注入装置の空気供給ポート920がリッププレート600の下部に入ってプリフォーム700の入口側に配置され、また、容器膨脹の完了後に、容器の冷却のための空気を供給する空気注入装置のパイプ800がリッププレート600の下部からプリフォーム700の内部に入る。
【0083】
空気注入装置の空気供給ポート920は本体部900の上部に配置され、本体部900の内部には空気の移動が可能な流路が設けられて空気供給ポート920と連通し、本体部900の外側には連通孔910が設けられて流路と連通する。
【0084】
したがって、外部に設けられているコンプレシャー(図示せず)のような圧縮空気を供給する装置と連結されたホース(図示せず)が連通孔910に連結されて空気が供給されると、空気は、本体部900の内部に設けられた流路を通って移動し、空気供給ポート920の方向に排出される。
【0085】
一方、空気注入装置のパイプ800は空気供給ポート920を上下方向に貫通するように配置される。空気注入装置のパイプ800は別途のアクチュエータ(図示せず)によって上昇運動又は下降運動をするように設けられ、その上昇又は下降の速度も調節可能である。
【0086】
そして、空気注入装置のパイプ800には、空気を吐き出し可能な吐出孔801がその外周面に多数形成されている。
【0087】
この状態で、空気注入装置の空気供給ポート920から空気が注入されると、
図9(d)に示すように、プリフォーム700が膨脹して、密閉した金型310,320のキャビティ内面の形状に応じて変形される。
【0088】
以下では、プリフォーム700が膨脹して容器として成形される過程、及び容器成形過程でラベリングされる過程も具体的に説明する。
【0089】
図9(c)に示すように、空気供給ポート920が上昇してプリフォーム700の入口側に配置される。一方、空気注入装置のパイプ800も上昇してプリフォーム700の入口に挿入される。
【0090】
この状態で上昇しながらAで表示されたように空気が注入され、空気は連通孔910から流入し、本体部900の内部に沿って移動して空気供給ポート920から排出されてプリフォーム700の内部に流入してプリフォーム700を膨脹させる。
【0091】
空気供給ポート920から排出される空気はプリフォーム700の入口とパイプ800間の空間に入る。
【0092】
上記のようにプリフォームを膨脹させるために空気が移動するルート(連通孔910→本体部900の内部→空気供給ポート920→プリフォーム700の入口とパイプ800との間の空間→プリフォーム700の内部)を第1ルートと定義する。
【0093】
注入される空気は、常温の空気又は加熱した状態の空気が供給されることが好ましい。
【0094】
一方、容器膨脹過程で注入される空気の圧力は、第1圧力範囲(例えば、1.5〜2.0MPa)以内にする。これは、プリフォーム700が適度の速度で膨脹する一方、その表面が裂けたり損傷したりしない圧力範囲である。
【0095】
ただし、圧力範囲は、例示に限定されず、変更されてもよい。
【0096】
図10(a)に示すように、空気供給ポート920から空気が注入されてブローによってプリフォーム700が膨脹して伸張し、これによって、空気供給装置のパイプ800上に上昇する。この時、空気供給パイプ800の上端部がプリフォーム700の内面を上方に押して膨脹及び伸張を支援してもよい。
【0097】
これによって、プリフォーム700は、
図10(b)に示すように、金型の内面形状に対応する容器100の形態で成形される。
【0098】
上述したように、金型320には立体溝322が形成されており、立体溝322の形状に応じて容器に立体部122(
図2)を形成することができる。
【0099】
プリフォーム700の表面の一部が立体溝322に向かって移動する場合に、表面の一部は立体溝322を覆っているラベル200を加圧し、ラベル200を立体溝322の形状に合わせて変形させる。
【0100】
このように、容器が成形される過程で金型310,320の内面に付着されたラベル200が容器表面に付着される。
【0101】
図4及び
図5で上述したように、ラベル200の内面には接着層203が設けられ、この接着層203は、一定温度(例えば、50℃)以上の雰囲気で溶けて密着し得るので、熱いプリフォーム700の表面温度及び金型310,320の温度によってプリフォーム700の表面と密着すると溶け、ラベル200を圧力容器100の表面に確かに固定させる。
【0102】
そして、立体溝322によって圧力容器の表面に立体部122(
図2参照)が形成されるが、この立体部122はラベル200で覆われ、ラベル200と共に形状的・視覚的に立体的な特徴を圧力容器に付与することができる。
【0103】
金型310,320にプリフォームが密着して容器形状に変形及び成形され、ラベルがついた状態で容器の内部に、第1圧力範囲より高い第2圧力範囲の空気を注入する(Bで)表示)。圧力の範囲が高まるだけで、空気の移動するルートは第1ルートと同一である。
【0104】
注入される空気の温度は、常温の状態又は加熱した状態(例えば、40〜90℃)を維持する。
【0105】
これは、プリフォーム700がある程度膨脹された後、容器形状自体、立体部の形状、又は立体部の末端部分の具体的な形状をさらにはっきりとする一方、ラベルが容器の表面、特に、立体形状が形成された表面によくつくようにするためである。
【0106】
ここで、第2圧力範囲は第1圧力範囲(例えば、1.5〜2.0MPa(15〜20bar))より高い圧力範囲(例えば、2.5〜4.0MPa(25〜40bar))になることが好ましい。ただし、圧力範囲は例示に限定されず、変更されてもよい。
【0107】
その後、
図10(c)に示すように、空気注入装置のパイプ800を通して冷却空気を注入して容器を冷却する過程が必要である。
【0108】
ここで、空気は、空気注入装置のパイプ800を通って容器100の内部に流入して容器100を冷却し、さらに容器の入口と空気注入装置のパイプ800との間の空間に排出される。このルートを第2ルートと定義し、Cで表示する。
【0109】
容器成形の直後に金型を開放すると、大気温度と容器温度との差によって容器の収縮現象が起き、これによって容器の変形及び偏差などの不良が発生し、さらにはラベルが容器から落ちることもある。
【0110】
ところが、これを補完するために一定時間金型内で待機しつつ金型を冷却すると、生産性が落ちるだけでなく、金型自体が冷却される場合にはラベルが容器に確かに付着されないことがある。
【0111】
このような短所を克服するために、成形された容器の内部に冷却用空気を供給し排出して容器の生産性を極大化させることができる。
【0112】
ここで、冷却用空気の注入圧力は1.5〜4.0Mpa(15〜40bar)が好ましいが、これに限定されず、変更されてもよい。そして、空気の温度は、常温の空気又はそれよりも冷却された空気であってもよい。
【0113】
図9及び
図10に示した容器成形過程においてラベル200が圧力容器100の表面にしっかりと付着するには接着層202が容易に融着すればよく、そのために、金型310,320の表面温度は40℃〜80℃に維持することが好ましい。
【0114】
そのために、
図9及び
図10に示した金型310,320に、Tで表示されるように、持続して加熱がなされることが好ましい。
【0115】
ただし、この温度は、上記した温度範囲を超えて状況に応じて調節可能であることは勿論である。
【0116】
一方、本発明の圧力容器を構成する材質はプラスチック樹脂であるが、特に、圧力容器に適したPET材質であることが好ましい。
【0117】
ただし、PETからなるプリフォームの場合、その表面温度が90〜100℃程度となり、その表面潜熱が高くない。特に、PEからなるプリフォームの場合、表面温度が180℃〜200℃である点からすれば、その表面潜熱が小さいということは明らかである。
【0118】
したがって、PETプリフォームを用いて容器を成形する場合、潜熱が小さいため、PETプリフォームの潜熱だけではラベリングを完壁で堅固に行うことができない。
【0119】
したがって、上述したように、金型310,320を別に加熱してよくラベリングされるようにする必要がある。
【0120】
そのために、本発明では、金型310,320を冷却するのではなく、金型を加熱する工程を導入することによって、PETプリフォームが有する低い潜熱を補完し、容器の表面及び容器の表面に形成された立体形状にラベルがよりよく付着され、その付着状態が堅固となるようにした。
【0121】
ただし、このように金型を加熱すれば、容器を冷却することに邪魔になる問題があるので、空気注入装置のパイプ800を通して冷却用空気を注入する工程(
図10(c)においてCで表示)を導入した。
【0122】
冷却用空気が容器の内部に注入された後、容器を冷却した後、容器の入口とパイプ800との間に排出され得る。
【0123】
このように、金型310,320を加熱して容器にラベルがよく付着されるようにする一方、冷却用空気を容器の内部に注入することによって、容器の冷却速度を上げ、ラベリングされた容器の生産速度を上げることができる。
【0124】
容器に対する冷却工程が完了した後には、
図10(d)に示すように、空気注入装置のパイプ800を下降させた後、金型310,320を開放し、ラベリング及び冷却の完了した容器100を外部に取り出す。
【0125】
図11は、本発明によって、立体形状を有するとともに、ラベリングされる容器を製作する工程を要約したフローチャートである。
【0126】
まず、
図9(a)に示したように、立体溝322(
図9、
図10参照)が形成されている金型310,320(
図9、
図10参照、)を開放し(S1101)、金型310,320を加熱する(S1102)。
【0127】
そして、
図9(a)に示したように、金型が開放された状態で、金型の内面にラベル供給装置を用いて金型の内面にラベルを付着させる(S1103)。この時、金型には吸着流路311,321(
図9及び
図10参照、)が設けられており、真空吸入圧によってラベルを金型の内面に付着させることができる。
【0128】
そして、
図9(b)に示したように、プリフォーム(好ましくは、PETプリフォーム)700を、開放された金型の間の空間に配置する(S1104)。
【0129】
プリフォーム700はリッププレート600に支持され、金型310,320の間の空間の下部領域に位置する。
【0130】
この状態で、
図9(c)に示したように金型310,320を閉じ(S1105)、
図9(d)に示したように、空気供給ポート920を上昇させてプリフォーム700の内部に挿入し、加熱した空気を第1圧力範囲で注入する(S1106)。
【0131】
この場合、
図10(a)に示したように、プリフォーム700が膨脹し、空気注入装置のパイプ800も共に上昇する。
【0132】
これによって、プリフォームが膨脹完了して容器形状に変形され、さらに、金型320に設けられた立体溝322の形状に応じて容器に立体形状が形成され、ラベル200がインモールドラベリング(In−mold labeling)方式で容器の表面に付着される。
【0133】
この状態で、容器に形成された立体形状の形態を完成させ、ラベリングをより堅固にするために、第1圧力範囲より高い第2圧力範囲で加熱した空気を容器の内部に注入する(S1107)。
【0134】
金型が持続して加熱されて維持されている状態であるので、ラベリングされた容器を冷却するために空気注入装置のパイプ800を通して冷却用空気を容器11の内部に注入する(S1108)。
【0135】
そして、冷却が完了すると、再び空気注入装置のパイプ800及び空気供給ポート920が下降した後、金型310,320を開放し(S1109)、立体形状を有し、ラベリングされた容器を外部に取り出す(S1110)。
【0136】
以上、本発明を図面に示した実施例を参照して説明したが、これは、発明を説明するためのものに過ぎず、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、発明の詳細な説明から様々な変形又は同等の実施例が可能であるということが理解できる。
【0137】
したがって、本発明の真の権利範囲は、特許請求の範囲の技術的思想によって決定されるべきである。