(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記人物によって登録された前記人物の状況を示すプレゼンス情報を管理するプレゼンス管理システムから、前記人物特定部によって特定された人物のプレゼンス情報を取得するプレゼンス情報取得部
を備え、
前記人物情報出力部は、前記人物の前記プレゼンス情報を含む前記人物関連情報を出力する、請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
前記位置情報取得部が前記人物の前記携帯端末の位置を示す位置情報を取得できなかった場合に、前記人物のスケジュール情報を管理するスケジュール管理システムから、前記人物のスケジュール情報を取得するスケジュール情報取得部
を備え、
前記人物情報出力部は、前記人物のスケジュール情報を含む前記人物関連情報を出力する、請求項1から7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
前記位置情報取得部は、前記人物の前記携帯端末の位置を示す位置情報を取得できなかった場合に、前記人物のスケジュール情報を管理するスケジュール管理システムから、前記人物のスケジュール情報を取得して、前記人物のスケジュール情報に基づいて前記人物の位置情報を導出し、
前記人物情報出力部は、前記位置情報取得部が前記人物のスケジュール情報に基づいて導出した前記人物の位置情報を含む前記人物関連情報を出力する、請求項1から7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0013】
図1は、管理システム10の一例を概略的に示す。管理システム10は、組織に所属する人物を管理するシステムである。本実施形態では、管理システム10が、会社に所属する社員40を管理する場合を主に例に挙げて説明する。
【0014】
近年、サテライトオフィスが採用されたり、在宅勤務が認められたりすることによって社員40の働き方は多様化しており、社員40の所在地を特定しにくくなっている。また、社員40が個々に机を持たないオフィススタイルであるフリーアドレスや、グループのメンバーが指定された範囲の席に座るオフィススタイルであるグループアドレス等が採用されることによって、社員40が社内にいる場合であっても、社員40の居場所や、社員40の状態を把握しにくくなっている。
【0015】
例えば、社内で会議を行う場合に、開始時刻になっても参加者が集まらないときに、まだ集まっていない参加者が、会議室に向かっているのかいないのか、会議に参加するのかしないのか等を把握することが難しい状況にある。
【0016】
本実施形態に係る管理システム10は、会議の指定を受け付けた場合に、当該会議の参加者として登録されている社員40を特定し、特定した社員40の位置情報を取得して、位置情報を含む、当該社員40に関連する人物関連情報を出力する。管理システム10は、例えば、社員40による携帯通信端末400を用いた会議の指定を受け付けて、会議の参加者として登録されている社員40を特定し、特定した社員40の位置情報を含む人物関連情報を携帯通信端末400に送信する。
【0017】
これにより、例えば、社員40が会議に参加するために会議室に到着したが、参加者が全員そろっていない場合等において、携帯通信端末400を用いてその会議を指定するだけで、参加者の居場所を特定可能にでき、社員40の利便性を向上させることができる。
【0018】
管理システム10は、人物情報管理装置100を含む。人物情報管理装置100は、情報処理装置の一例であってよい。また、管理システム10は、位置情報管理装置200を含んでよい。また、管理システム10は、勤怠管理システム310を含んでよい。また、管理システム10は、プレゼンス管理システム320を含んでよい。また、管理システム10は、スケジュール管理システム330を含んでよい。
【0019】
人物情報管理装置100、位置情報管理装置200、勤怠管理システム310、プレゼンス管理システム320、及びスケジュール管理システム330は、ネットワーク20を介して通信してよい。ネットワーク20は、例えば、社内ネットワークである。
【0020】
携帯通信端末400は、無線アクセスポイント(APと記載する場合がある。)30を介して、ネットワーク20に接続されてよい。携帯通信端末400は、スマートフォン等の携帯電話及びタブレット端末等であってよい。
【0021】
人物情報管理装置100は、組織に所属する人物に関連する情報である人物情報を管理する。本例において、人物情報管理装置100は、社員40の人物情報を管理する。人物情報は、人物の名前及び所属等の属性情報を含んでよい。人物情報は、人物のスケジュール情報を含んでよい。人物のスケジュール情報は、人物が参加する予定の会議の情報を含む。会議の情報は、会議の参加者として登録されている人物の情報を含む。
【0022】
人物情報管理装置100は、携帯通信端末400を用いて社員40によって登録されたスケジュール情報を管理してよい。また、人物情報管理装置100は、社員40のスケジュールを管理するスケジュール管理システム330から、社員40のスケジュール情報を受信して管理してもよい。スケジュール管理システム330は、例えば、複数の社員40のそれぞれの携帯通信端末400からの入力を受け付けることによって、複数の社員40のスケジュール情報を取得して管理する。なお、人物情報管理装置100は、スケジュール管理システム330として機能してもよい。すなわち、人物情報管理装置100とスケジュール管理システム330とは一体であってもよい。
【0023】
人物情報は、社員40の位置情報を含んでよい。人物情報管理装置100は、社員40の位置情報を管理する位置情報管理装置200から、位置情報を受信してよい。位置情報管理装置200は、社員40の携帯通信端末400の位置情報を当該社員40の位置情報として管理する。位置情報管理装置200は、携帯通信端末400が接続されたAP30の情報に基づいて、携帯通信端末400の位置を特定する。
【0024】
携帯通信端末400が接続されたAP30の情報に基づいて携帯通信端末400の位置を特定する手法としては、任意の手法を採用してよい。例えば、位置情報管理装置200は、会社内に設置された複数のAP30のそれぞれの設置位置を予め格納する。AP30の設置位置は、例えば、建物を識別する識別情報と、階数を識別する識別情報と、フロアの平面座標系における座標情報とを含む。位置情報管理装置200は、複数のAP30のそれぞれから、AP30に接続された携帯通信端末400の識別情報と、電波強度の情報とを定期的に取得する。そして、位置情報管理装置200は、複数のAP30によって検出された一の携帯通信端末400の電波強度を用いて、当該複数のAP30のそれぞれと当該一の携帯通信端末400との距離を導出し、当該複数のAP30からの距離を用いて三点測量によって、携帯通信端末400の位置を特定する。
【0025】
人物情報は、社員40の勤怠情報を含んでよい。人物情報管理装置100は、社員40の勤怠情報を管理する勤怠管理システム310から、勤怠情報を受信してよい。勤怠管理システム310は、例えば、複数の社員40のそれぞれの携帯通信端末400から、社員40の勤怠情報を受信して管理する。なお、人物情報管理装置100は、勤怠管理システム310として機能してもよい。すなわち、人物情報管理装置100と勤怠管理システム310とは一体であってもよい。
【0026】
人物情報は、社員40の状況を示すプレゼンス情報を含んでよい。人物情報管理装置100は、社員40によって登録された社員40の状況を示すプレゼンス情報を管理するプレゼンス管理システム320から、プレゼンス情報を受信してよい。プレゼンス管理システム320は、例えば、複数の社員40のそれぞれが携帯通信端末400に対して入力したプレゼンス情報を、携帯通信端末400から受信して管理する。なお、人物情報管理装置100は、プレゼンス管理システム320として機能してもよい。すなわち、人物情報管理装置100とプレゼンス管理システム320とは一体であってもよい。
【0027】
図2は、人物情報管理装置100の機能構成の一例を概略的に示す。人物情報管理装置100は、指定受付部102、人物特定部104、位置情報導出部106、情報取得部110、及び人物情報出力部120を備える。なお、人物情報管理装置100がこれらのすべての構成を備えることは必須とは限らない。
【0028】
指定受付部102は、会議の指定を受け付ける。指定受付部102は、例えば、携帯通信端末400を用いた社員40による会議の指定を受け付ける。指定受付部102は、例えば、会議の一覧情報を携帯通信端末400に表示させ、一覧情報に対する会議の選択を受け付ける。また、指定受付部102は、例えば、社員40によって携帯通信端末400に入力された会議の識別情報を、携帯通信端末400から受信する。会議の識別情報は、会議室の識別情報及び会議の時間、及び会議の名称等、会議の識別可能であればどのような情報であってもよい。
【0029】
人物特定部104は、指定受付部102が会議の指定を受け付けた場合に、指定された会議の参加者として登録されている社員40を特定する。人物特定部104は、例えば、人物情報管理装置100が管理しているスケジュール情報を参照して、指定された会議の参加者として登録されている社員40を特定する。人物特定部104は、スケジュール管理システム330が管理しているスケジュール情報を参照して、指定された会議の参加者として登録されている社員40を特定してもよい。
【0030】
位置情報導出部106は、人物特定部104によって社員40が特定された場合に、社員40の位置情報を導出する。位置情報導出部106は、社員40の携帯通信端末400が接続されたアクセスポイントの情報に基づいて、携帯通信端末400の位置を示す位置情報を導出する。位置情報導出部106による位置の特定手法は、位置情報管理装置200による位置の特定方法と同一であってよい。
【0031】
情報取得部110は、各種情報を取得する。情報取得部110は、位置情報取得部112、勤怠情報取得部114、プレゼンス情報取得部116、及びスケジュール情報取得部118を有する。なお、情報取得部110がこれらのすべての構成を有することは必須とは限らない。
【0032】
位置情報取得部112は、人物特定部104によって社員40が特定された場合に、当該社員40の位置情報を取得する。位置情報取得部112は、例えば、位置情報管理装置200から、当該社員40の位置情報を取得する。位置情報取得部112は、当該社員40の識別情報又は当該社員40の携帯通信端末400の識別情報を位置情報管理装置200に送信して、位置情報管理装置200から、当該社員40の位置情報を受信してよい。位置情報取得部112は、位置情報導出部106によって導出された、当該社員40の位置情報を取得してもよい。
【0033】
位置情報取得部112は、社員40の位置情報の履歴を取得してもよい。位置情報の履歴は、最新の位置情報から予め定められた時間遡った時間範囲内における複数の位置を示す。
【0034】
勤怠情報取得部114は、人物特定部104によって特定された社員40の勤怠情報を取得する。勤怠情報取得部114は、例えば、人物特定部104によって特定された社員40の勤怠情報を、勤怠管理システム310から受信する。勤怠情報取得部114は、人物特定部104によって特定された社員40を識別する識別情報を勤怠管理システム310に送信して、勤怠管理システム310から、当該社員40の勤怠情報を受信してよい。勤怠情報は、社員40が在宅勤務をしているか否かを含んでよい。
【0035】
プレゼンス情報取得部116は、人物特定部104によって特定された社員40のプレゼンス情報を取得する。プレゼンス情報取得部116は、例えば、人物特定部104によって特定された社員40のプレゼンス情報を、プレゼンス管理システム320から受信する。プレゼンス情報取得部116は、人物特定部104によって特定された社員40を識別する識別情報をプレゼンス管理システム320に送信して、プレゼンス管理システム320から、当該社員40のプレゼンス情報を受信してよい。プレゼンス情報は、例えば、社員40が在宅勤務をしていること、社員40が会議室に向けて移動中であること、社員40が休暇を取得していること、社員40が障害対応等で手が離せない状況にあること、等を示してよい。
【0036】
スケジュール情報取得部118は、人物特定部104によって特定された社員40のスケジュール情報を取得する。スケジュール情報取得部118は、例えば、人物特定部104によって特定された社員40のスケジュール情報を、スケジュール管理システム330から受信する。スケジュール情報取得部118は、人物特定部104によって特定された社員40を識別する識別情報をスケジュール管理システム330に送信して、スケジュール管理システム330から、当該社員40のスケジュール情報を受信してよい。スケジュール情報取得部118は、人物特定部104によって特定された社員40の、指定受付部102が指定を受け付けた会議の時間帯の予定を示すスケジュール情報を取得してよい。
【0037】
人物情報出力部120は、位置情報取得部112が取得した位置情報を含む、人物特定部104によって特定された社員40に関連する人物関連情報を出力する。人物情報出力部120は、例えば、指定受付部102が会議の指定を受け付けた携帯通信端末400に対して、人物関連情報を送信する。また、人物情報出力部120は、人物関連情報を、人物情報管理装置100が有するディスプレイに表示出力してもよい。
【0038】
人物情報出力部120は、位置情報取得部112が取得した位置情報及び位置情報の履歴を含む人物関連情報を出力してもよい。これにより、例えば、人物特定部104によって特定された社員40が、会議室の場所がわからずに会議室を探しながら移動している場合に、その様子を知得可能にできる。その様子を知得した他の会議参加者は、例えば、当該社員40に連絡をして、場所を知らせる等の対策をとることができる。
【0039】
人物情報出力部120は、位置情報取得部112が取得した位置情報と、勤怠情報取得部114が取得した勤怠情報とを含む人物関連情報を出力してもよい。勤怠情報取得部114は、位置情報取得部112が、人物特定部104によって特定された社員40の位置情報を取得できなかった場合に、当該社員40の勤怠情報を取得してもよい。この場合、人物情報出力部120は、社員40の位置情報を含まず、社員40の勤怠情報を含む人物関連情報を出力してよい。これにより、例えば、当該社員40が在宅勤務をしていて、会社内にいない場合に、当該社員40が在宅勤務中であることを知得可能にできる。
【0040】
人物情報出力部120は、位置情報取得部112が取得した位置情報と、プレゼンス情報取得部116が取得したプレゼンス情報とを含む人物関連情報を出力してもよい。これにより、例えば、人物特定部104によって特定された社員40が、急に発生した障害対応等で手を離せない状況のため会議に参加できなくなったこと等を、知得可能にできる。
【0041】
人物情報出力部120は、位置情報取得部112が取得した位置情報と、スケジュール情報取得部118が取得したスケジュール情報とを含む人物関連情報を出力してもよい。例えば、位置情報によって示される位置が、会議の場所とは異なる場所である場合に、位置情報のみでは、会議を忘れているのか、会議とは別の優先度の高い予定が入ってしまったのかの判断がつかない。それに対して、スケジュール情報において会議の時間帯に別の予定が入っている場合、スケジュール情報を位置情報に合わせて出力することにより、位置情報が示す位置において、その別の予定に参加していることを知得可能にできる。
【0042】
スケジュール情報取得部118は、位置情報取得部112が人物特定部104によって特定された社員40の位置情報を取得できなかった場合に、当該社員40のスケジュール情報を取得してもよい。この場合、人物情報出力部120は、社員40の位置情報を含まず、社員40のスケジュール情報を含む人物関連情報を出力してよい。これにより、例えば、当該社員40が会議とは別の予定に従事している場合に、その旨を知得可能にできる。
【0043】
位置情報取得部112は、人物特定部104によって特定された社員40の携帯通信端末400の位置を示す位置情報を取得できなかった場合に、スケジュール管理システム330から、当該社員40のスケジュール情報を取得して、当該社員40のスケジュール情報に基づいて当該社員40の位置情報を導出してもよい。位置情報取得部112は、スケジュール情報における、指定受付部102が指定を受け付けた会議の時間帯に、会議とは別の予定が入っている場合であって、その予定に場所の情報が含まれていたり、例えば、参加予定の催し物の名称が含まれており、その名称から場所を特定可能であったりする等、その予定の内容から場所を特定できる場合に、特定した場所を示す位置情報を導出する。人物情報出力部120は、位置情報取得部112が社員40のスケジュール情報に基づいて導出した社員40の位置情報を含む人物関連情報を出力してよい。
【0044】
図3は、携帯通信端末400によって表示された人物関連情報410の一例を概略的に示す。人物関連情報410は、社員40の位置を示す位置情報412と、社員40の属性情報414とを含む。人物関連情報410は、
図3に例示するように、操作メニュー416を含んでもよい。
【0045】
人物関連情報410は、社員40の位置情報が取得できていない場合、位置情報412に代えて、社員40の勤怠情報を含んでよい。人物関連情報410は、社員40の位置情報が取得できていない場合、位置情報412に代えて、社員40のスケジュール情報を含んでもよい。人物関連情報410は、位置情報412に加えて、社員40の勤怠情報を含んでもよい。人物関連情報410は、位置情報412に加えて、社員40のプレゼンス情報を含んでもよい。人物関連情報410は、位置情報412に加えて、社員40のスケジュール情報を含んでもよい。
【0046】
位置情報412が選択されたり、操作メニュー416によって詳細の位置情報の表示が指示されたりした場合、携帯通信端末400は、社内のマップ上に社員40の位置を示すオブジェクトを配置した詳細位置情報を表示してよい。
【0047】
図4は、携帯通信端末400によって表示された詳細位置情報420の一例を概略的に示す。詳細位置情報420は、社内のマップ画像422と、マップ画像422上に配置された、社員40の位置を示すオブジェクト424とを含む。オブジェクト424によって、社員40の位置を容易に把握可能にできる。
【0048】
詳細位置情報420は、位置情報の履歴を含んでもよい。例えば、詳細位置情報420は、社員40がオブジェクト424に位置するまでの軌道を示すオブジェクトを含む。また、例えば、詳細位置情報420は、社員40がオブジェクト424に位置するまでに位置した複数の位置に配置されたオブジェクトを含む。
【0049】
図5は、携帯通信端末400によって表示されたプレゼンス情報の登録画面430の一例を概略的に示す。携帯通信端末400の所有者の社員40は、登録画面430に対して自らのプレゼンス情報を登録してよい。
【0050】
登録画面430は、状態入力欄432を含む。状態入力欄432には、フリーテキストで社員40の状態を入力可能であってよい。状態入力欄432に入力されたテキストは、プレゼンス管理システム320に登録される。
【0051】
登録画面430は、状態選択ボタン434を含む。
図5では、状態選択ボタン434として、会議中ボタン、移動中ボタン、有給休暇ボタン、在宅勤務ボタンが例示されている。会議中ボタンの選択によって、プレゼンス管理システム320が管理するプレゼンス情報に会議中が登録される。移動中ボタンの選択によって、プレゼンス管理システム320が管理するプレゼンス情報に移動中が登録される。有給休暇ボタンの選択によって、プレゼンス管理システム320が管理するプレゼンス情報に有休休暇が登録される。在宅勤務ボタンの選択によって、プレゼンス管理システム320が管理するプレゼンス情報に在宅勤務が登録される。
【0052】
登録画面430は、電話対応状態欄436を含む。電話対応状態欄436は、電話に出られる状態であるか、出られない状態であるかを登録するためのスイッチを含む。スイッチがONにされた場合、プレゼンス管理システム320が管理するプレゼンス情報に、電話に出られない状態であることが登録される。
【0053】
図6は、人物情報管理装置100として機能するコンピュータ1200のハードウェア構成の一例を概略的に示す。コンピュータ1200にインストールされたプログラムは、コンピュータ1200を、本実施形態に係る装置の1又は複数の「部」として機能させ、又はコンピュータ1200に、本実施形態に係る装置に関連付けられるオペレーション又は当該1又は複数の「部」を実行させることができ、及び/又はコンピュータ1200に、本発明の実施形態に係るプロセス又は当該プロセスの段階を実行させることができる。そのようなプログラムは、コンピュータ1200に、本明細書に記載のフローチャート及びブロック図のブロックのうちのいくつか又はすべてに関連付けられた特定のオペレーションを実行させるべく、CPU1212によって実行されてよい。
【0054】
本実施形態によるコンピュータ1200は、CPU1212、RAM1214、及びグラフィックコントローラ1216を含み、それらはホストコントローラ1210によって相互に接続されている。コンピュータ1200はまた、通信インタフェース1222、記憶装置1224、DVDドライブ1226、及びICカードドライブのような入出力ユニットを含み、それらは入出力コントローラ1220を介してホストコントローラ1210に接続されている。DVDドライブ1226は、DVD−ROMドライブ及びDVD−RAMドライブ等であってよい。記憶装置1224は、ハードディスクドライブ及びソリッドステートドライブ等であってよい。コンピュータ1200はまた、ROM1230及びキーボードのようなレガシの入出力ユニットを含み、それらは入出力チップ1240を介して入出力コントローラ1220に接続されている。
【0055】
CPU1212は、ROM1230及びRAM1214内に格納されたプログラムに従い動作し、それにより各ユニットを制御する。グラフィックコントローラ1216は、RAM1214内に提供されるフレームバッファ等又はそれ自体の中に、CPU1212によって生成されるイメージデータを取得し、イメージデータがディスプレイデバイス1218上に表示されるようにする。
【0056】
通信インタフェース1222は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信する。記憶装置1224は、コンピュータ1200内のCPU1212によって使用されるプログラム及びデータを格納する。DVDドライブ1226は、プログラム又はデータをDVD−ROM1227等から読み取り、記憶装置1224に提供する。ICカードドライブは、プログラム及びデータをICカードから読み取り、及び/又はプログラム及びデータをICカードに書き込む。
【0057】
ROM1230はその中に、アクティブ化時にコンピュータ1200によって実行されるブートプログラム等、及び/又はコンピュータ1200のハードウェアに依存するプログラムを格納する。入出力チップ1240はまた、様々な入出力ユニットをUSBポート、パラレルポート、シリアルポート、キーボードポート、マウスポート等を介して、入出力コントローラ1220に接続してよい。
【0058】
プログラムは、DVD−ROM1227又はICカードのようなコンピュータ可読記憶媒体によって提供される。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体から読み取られ、コンピュータ可読記憶媒体の例でもある記憶装置1224、RAM1214、又はROM1230にインストールされ、CPU1212によって実行される。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ1200に読み取られ、プログラムと、上記様々なタイプのハードウェアリソースとの間の連携をもたらす。装置又は方法が、コンピュータ1200の使用に従い情報のオペレーション又は処理を実現することによって構成されてよい。
【0059】
例えば、通信がコンピュータ1200及び外部デバイス間で実行される場合、CPU1212は、RAM1214にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インタフェース1222に対し、通信処理を命令してよい。通信インタフェース1222は、CPU1212の制御の下、RAM1214、記憶装置1224、DVD−ROM1227、又はICカードのような記録媒体内に提供される送信バッファ領域に格納された送信データを読み取り、読み取られた送信データをネットワークに送信し、又はネットワークから受信した受信データを記録媒体上に提供される受信バッファ領域等に書き込む。
【0060】
また、CPU1212は、記憶装置1224、DVDドライブ1226(DVD−ROM1227)、ICカード等のような外部記録媒体に格納されたファイル又はデータベースの全部又は必要な部分がRAM1214に読み取られるようにし、RAM1214上のデータに対し様々なタイプの処理を実行してよい。CPU1212は次に、処理されたデータを外部記録媒体にライトバックしてよい。
【0061】
様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、及びデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に格納され、情報処理を受けてよい。CPU1212は、RAM1214から読み取られたデータに対し、本開示の随所に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々なタイプのオペレーション、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索/置換等を含む、様々なタイプの処理を実行してよく、結果をRAM1214に対しライトバックする。また、CPU1212は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU1212は、当該複数のエントリの中から、第1の属性の属性値が指定されている条件に一致するエントリを検索し、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、それにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
【0062】
上で説明したプログラム又はソフトウエアモジュールは、コンピュータ1200上又はコンピュータ1200近傍のコンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。また、専用通信ネットワーク又はインターネットに接続されたサーバシステム内に提供されるハードディスク又はRAMのような記録媒体が、コンピュータ可読記憶媒体として使用可能であり、それによりプログラムを、ネットワークを介してコンピュータ1200に提供する。
【0063】
本実施形態におけるフローチャート及びブロック図におけるブロックは、オペレーションが実行されるプロセスの段階又はオペレーションを実行する役割を持つ装置の「部」を表わしてよい。特定の段階及び「部」が、専用回路、コンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプログラマブル回路、及び/又はコンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプロセッサによって実装されてよい。専用回路は、デジタル及び/又はアナログハードウェア回路を含んでよく、集積回路(IC)及び/又はディスクリート回路を含んでよい。プログラマブル回路は、例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、及びプログラマブルロジックアレイ(PLA)等のような、論理積、論理和、排他的論理和、否定論理積、否定論理和、及び他の論理演算、フリップフロップ、レジスタ、並びにメモリエレメントを含む、再構成可能なハードウェア回路を含んでよい。
【0064】
コンピュータ可読記憶媒体は、適切なデバイスによって実行される命令を格納可能な任意の有形なデバイスを含んでよく、その結果、そこに格納される命令を有するコンピュータ可読記憶媒体は、フローチャート又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段を作成すべく実行され得る命令を含む、製品を備えることになる。コンピュータ可読記憶媒体の例としては、電子記憶媒体、磁気記憶媒体、光記憶媒体、電磁記憶媒体、半導体記憶媒体等が含まれてよい。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例としては、フロッピー(登録商標)ディスク、ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD−ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイ(登録商標)ディスク、メモリスティック、集積回路カード等が含まれてよい。
【0065】
コンピュータ可読命令は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、マシン命令、マシン依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、又はSmalltalk、JAVA(登録商標)、C++等のようなオブジェクト指向プログラミング言語、及び「C」プログラミング言語又は同様のプログラミング言語のような従来の手続型プログラミング言語を含む、1又は複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコード又はオブジェクトコードのいずれかを含んでよい。
【0066】
コンピュータ可読命令は、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ、又はプログラマブル回路が、フローチャート又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段を生成するために当該コンピュータ可読命令を実行すべく、ローカルに又はローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット等のようなワイドエリアネットワーク(WAN)を介して、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ、又はプログラマブル回路に提供されてよい。プロセッサの例としては、コンピュータプロセッサ、処理ユニット、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等を含む。
【0067】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0068】
特許請求の範囲、明細書、及び図面中において示した装置、システム、プログラム、及び方法における動作、手順、ステップ、及び段階などの各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」などと明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」などを用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
【解決手段】会議の指定を受け付ける指定受付部と、会議の参加者として登録されている人物を特定する人物特定部と、人物特定部によって特定された人物の携帯端末が接続されたアクセスポイントの情報に基づいて導出された携帯端末の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得部と、位置情報取得部が取得した位置情報を含む人物に関する人物関連情報を出力する人物情報出力部とを備える情報処理装置を提供する。