(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記顧客端末機(100)又は保安送り状発給システム端末機(270)が前記保安送り状発給システムに提供する顧客の実際人的情報は、名前、電話番号及び住所の少なくとも一つを含むことを特徴とする、請求項1又は2に記載の仮想個人情報を用いた保安送り状発給管理方法。
前記顧客端末機がオンラインショッピングモールシステムに商品購入のための注文情報及び配送先情報として使う前記仮想個人情報を提供する段階(S1006)は注文者情報を提供する段階をさらに含み、前記注文者情報は実際人的情報の代わりに仮想個人情報を提供することを特徴とする、請求項1又は2に記載の仮想個人情報を用いた保安送り状発給管理方法。
前記顧客端末機(100)又は保安送り状発給システム端末機(270)が保安送り状発給システムに顧客の実際人的情報を提供する段階(S1001)で仮想個人情報として使う特定値を提供する場合、前記仮想個人情報を生成する段階(S1002)では提供された特定値を仮想個人情報として生成することを特徴とする、請求項1又は2に記載の仮想個人情報を用いた保安送り状発給管理方法。
前記段階(S1016)で顧客の実際人的情報の除かれた送り状出力情報を伝送することを特徴とする、請求項1又は2に記載の仮想個人情報を用いた保安送り状発給管理方法。
保安送り状発給システムが顧客の実際人的情報を宅配技師端末に伝送する段階をさらに含むことを特徴とする、請求項6に記載の仮想個人情報を用いた保安送り状発給管理方法。
オンラインショッピングモールシステムが仮想個人情報の除かれた顧客注文情報を1次商品供給会社システムに提供する段階(S1009)は、1次商品供給会社システムがオンラインショッピングモールシステムに接続して前記仮想個人情報の除かれた顧客注文情報をダウンロードして提供するか、オンラインショッピングモールシステムが1次商品供給会社システムに前記仮想個人情報の除かれた顧客注文情報をオンラインで伝送して提供することを特徴とする、請求項1又は2に記載の仮想個人情報を用いた保安送り状発給管理方法。
前記生成された仮想個人情報を顧客端末機が確認する段階(S1003)をさらに含むことを特徴とする、請求項1又は2に記載の仮想個人情報を用いた保安送り状発給管理方法。
前記顧客の実際人的情報は、名前、電話番号及び住所の少なくとも一つを含むことを特徴とする、請求項12又は13に記載の仮想個人情報を用いた保安送り状発給管理システム。
前記保安送り状発給システム(200)は、仮想個人情報として使う特定値を受ける場合、受けた特定値を仮想個人情報として生成することを特徴とする、請求項12又は13に記載の仮想個人情報を用いた保安送り状発給管理システム。
前記宅配会社システム(600)は集荷情報を保安送り状発給システム(200)に提供し、この場合、前記保安送り状発給システム(200)は送り状出力情報生成有無を決定するために集荷情報を追加的に用いることを特徴とする、請求項13に記載の仮想個人情報を用いた保安送り状発給管理システム。
顧客が入力部(210)を介して仮想個人情報として使う特定値を入力する場合、前記仮想個人情報生成部(240)は入力された特定値を仮想個人情報として生成することを特徴とする、請求項20に記載の仮想個人情報を用いた保安送り状発給システム。
生成された仮想個人情報と顧客の実際人的情報をマッチングさせたマッチング情報を保安送り状発給システムからオンラインショッピングモールシステムに提供する段階をさらに含むことを特徴とする、請求項1又は2に記載の仮想個人情報を用いた保安送り状発給管理方法。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、添付図面を参照して本発明の実施例について本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者が容易に実施することができるように詳細に説明する。
【0020】
本発明はいろいろ相異なる形態に具現されることができ、ここで説明する実施例に限定されない。図面において、本発明の実施例を明確に説明するために説明に関係ない部分は省略し、明細書全般にわたって類似の部分には類似の図面符号を付けた。
【0021】
図2は本発明の一実施例による仮想個人情報を用いた保安送り状発給管理システムを構成する主体を概略的に示すものであり、
図2に示した本発明の一実施例による仮想個人情報を用いた保安送り状発給管理システム上で本発明による顧客の注文、これによる送り状出力、及び配送を説明すれば次のようである。
【0022】
図2に示したネットワークは有線方式及び/又は無線方式で構成されることができる。また、ネットワークは、有線インターネット、無線インターネット、衛星網、有線電話網、無線電話網、移動電話網はもちろんのこと、空中波放送、衛星放送、ケーブル放送などの放送網を用いるなどの多様な形態のインターフェースが提供されることができる。
【0023】
本発明の一実施例による仮想個人情報を用いた保安送り状発給管理システムは、顧客端末機100、保安送り状発給システム200、オンラインショッピングモールシステム300、1次商品供給会社システム400、2次〜N次商品供給会社システム500及び宅配会社システム600を含むことを特徴とする。
【0024】
前記顧客端末機100は、保安送り状発給システムに接続して顧客の実際人的情報を提供した後、前記顧客の実際人的情報に対応する仮想個人情報を保安送り状発給システムから受ける。
【0025】
顧客端末機100は各オンラインショッピングモールシステムに商品購入のための注文情報と配送先情報を提供する。
【0026】
前記商品購入のための注文情報は顧客の実際人的情報が含まれていない商品注文についての情報であり、前記配送先情報は注文商品を受取する受取人の情報である。従来には前記配送先情報として顧客の実際人的情報を使っていたが、本発明では前記配送先情報として保安送り状発給システムから受けた仮想個人情報を使う。
【0027】
前記仮想個人情報は顧客の実際人的情報ではない顧客の実際人的情報に対応して保安送り状発給システムから受けた仮想個人情報である。
【0028】
また、仮想個人情報の付与のために、保安送り状発給システムへの顧客の実際人的情報の提供は前記のように顧客端末機100を介して保安送り状発給システムに提供することもできるが、保安送り状発給システム端末機270を介して提供することができる。保安送り状発給システム端末機270を介して提供する場合とは、顧客が書類などを介して仮想個人情報を申し込む場合、保安送り状発給システム端末機270を介して保安送り状発給システムに提供することを意味する。
【0029】
顧客端末機又は保安送り状発給システム端末機270が前記保安送り状発給システムに提供する顧客の実際人的情報は、名前、電話番号及び住所の少なくとも一つを含むことを特徴とする。
【0030】
顧客端末機を介してオンラインで提供するか保安送り状発給システム端末機270を介してオフラインで提供して受けた仮想個人情報は顧客端末機を介してオンラインで確認することもでき、オフライン(郵便物又は仮想個人情報が記録されたカードなど)でも確認することができる。
【0031】
前記オンラインショッピングモールシステム300は、顧客が提供した注文情報及び仮想個人情報に基づいて顧客注文情報を生成する。前記顧客注文情報には少なくとも仮想個人情報と顧客注文番号が含まれる。顧客注文情報を生成した後、仮想個人情報及び顧客注文番号が含まれた顧客注文情報を保安送り状発給システムに提供し、前記顧客注文情報のうち仮想個人情報の除かれた顧客注文情報を1次商品供給会社システム400に提供する。
【0032】
すなわち、1次商品供給会社システム400がオンラインショッピングモールシステム300から受ける顧客注文情報には仮想個人情報が含まれていなくなる。
【0033】
また、前記オンラインショッピングモールシステム300は、保安送り状発給システム200に顧客注文番号が含まれた顧客注文情報を提供するとき、オンラインショッピングモールシステムに登録されている1次商品供給会社のオンラインショッピングモール接続アカウント情報も提供する。
【0034】
また、追加的に注文状態情報もともに提供することができる。
【0035】
前記1次商品供給会社システム400は、オンラインショッピングモールシステムに接続するために、接続アカウント(1次商品供給会社のオンラインショッピングモール接続アカウント)を登録して使用する。
【0036】
1次商品供給会社システム400は、前記1次商品供給会社のオンラインショッピングモール接続アカウントを保安送り状発給システムに登録することを要請する。
【0037】
登録の要請を受けた保安送り状発給システム200は、接続アカウントと商品供給会社の関係情報を形成して保存手段に保存する。
【0038】
例えば、1次商品供給会社システム400がオンラインショッピングモールシステムに登録した自分のオンラインショッピングモール接続アカウントをAであると仮定する。
【0039】
この場合、登録がなされば、保安送り状発給システムには“接続アカウントA−1次商品供給会社”との関係情報が保存管理される。
【0040】
また、1次商品供給会社システム400は、保安送り状発給システムに自分の下位商品供給会社である2次〜N次商品供給会社を自分の接続アカウントに登録してくれることを要請する。
【0041】
この場合、登録がなされば、保安送り状発給システムには“接続アカウントA−1次商品供給会社、2次〜N次商品供給会社”との関係情報がアップデート保存管理される。
【0042】
すなわち、1次商品供給会社のオンラインショッピングモール接続アカウント情報にリンクされた商品供給会社情報がマッチングテーブルの形式で保安送り状発給システムに保存管理される。
【0043】
すなわち、“接続アカウント:商品供給会社”の形式で保存管理される。
【0044】
1次商品供給会社システム400は、注文された商品を自分が供給しようとする場合には、オンラインショッピングモールシステムから受けた顧客注文情報に基づいて配送情報を生成し、生成された配送情報を保安送り状発給システムに提供する。
【0045】
前記で、1次商品供給会社システム400がオンラインショッピングモールシステムから受けた顧客注文情報には仮想個人情報が含まれていない。すなわち、オンラインショッピングモールシステムは仮想個人情報の除かれた顧客注文情報を1次商品供給会社システム400に提供する。
【0046】
したがって、1次商品供給会社システム400が保安送り状発給システムに提供する配送情報にも仮想個人情報は含まれていなくなる。
【0047】
前記配送情報には当然顧客の仮想個人情報は含まれていなく、顧客注文番号が含まれる。
【0048】
なぜなら、1次商品供給会社システム400がオンラインショッピングモールシステムから受けた顧客注文情報(仮想個人情報は含まれていない情報)に基づいて配送情報を生成するにあたり、前記オンラインショッピングモールシステムから受けた顧客注文情報には仮想個人情報は含まれていないが、顧客注文番号は含まれているからである。
【0049】
また、前記配送情報は、顧客注文番号以外に、宅配会社情報、オンラインショッピングモール名称、接続アカウント情報、注文商品の集荷予定日、注文商品の品名、注文商品の数量、注文商品の価格、注文商品を包装するための包装ボックスの数量、包装ボックスの種類、配送運賃、配送メッセージなどを含むことができる。
【0050】
ここで、前記接続アカウント情報は1次商品供給会社システム400がオンラインショッピングモールシステムに接続するための“1次商品供給会社のオンラインショッピングモール接続アカウント情報”で、1次商品供給会社システム400が保安送り状発給システムに登録を要請した接続アカウント情報である。
【0051】
また、1次商品供給会社システム400は前記配送情報を提供するとともに保安送り状発給システムに送り状の出力を要請する。
【0052】
仮に、1次商品供給会社が商品を供給せず、自分の下位商品供給会社である2次〜N次商品供給会社のいずれか一つの商品供給会社が供給する場合(1次商品供給会社システムが自分の下位商品供給会社である2次〜N次商品供給会社システムのいずれか一つに商品供給を依頼する場合)には、オンラインショッピングモールシステムから受けた顧客注文情報(仮想個人情報が含まれていない情報)を自分の下位商品供給会社システムである2次〜N次商品供給会社システム500のいずれか一つの商品供給会社システムに提供する。ここで、1次商品供給会社システムは配送情報を生成しない。
【0053】
顧客注文情報(仮想個人情報が含まれていない情報)を獲得した2次〜N次商品供給会社システム500のいずれか一つの商品供給会社システムは、獲得した顧客注文情報(仮想個人情報が含まれていない情報)に基づいて配送情報を生成し、生成された配送情報を保安送り状発給システムに提供する。
【0054】
前記配送情報には当然顧客の仮想個人情報は含まれず、顧客注文番号が含まれている。また、前記配送情報は、宅配会社情報、オンラインショッピングモール名称、接続アカウント情報、注文商品の集荷予定日、注文商品の品名、注文商品の数量、注文商品の価格、注文商品を包装するための包装ボックスの数量、包装ボックスの種類、配送運賃、配送メッセージなどを含むことができる。
【0055】
ここで、前記接続アカウント情報は2次〜N次商品供給会社の最上位商品供給会社である1次商品供給会社システムの接続アカウント情報である。すなわち、前記接続アカウント情報は1次商品供給会社システム400がオンラインショッピングモールシステムに接続するための“1次商品供給会社のオンラインショッピングモール接続アカウント情報”で、1次商品供給会社システム400が保安送り状発給システムに登録を要請した接続アカウント情報である。
【0056】
また、2次〜N次商品供給会社システム500のいずれか一つの商品供給会社システムは、前記配送情報を提供するとともに保安送り状発給システムに送り状出力を要請する。
【0057】
前記宅配会社システム600は、宅配運送情報を保安送り状発給システムに提供する。前記宅配運送情報には、各宅配会社から提供する送り状出力に必要な集荷店所コード、集荷店所名、集荷日、到着地ターミナルコード、到着地ターミナル名、送り状番号などが含まれることができる。
【0058】
前記保安送り状発給システム200は、顧客の実際人的情報を顧客端末機を介して受けるか保安送り状発給システム端末機270を介して受けることができる。
【0059】
前記保安送り状発給システム200は、提供された顧客の実際人的情報に対応する仮想個人情報を生成する。
【0060】
顧客端末機又は保安送り状発給システム端末機270が前記保安送り状発給システムに提供する顧客の実際人的情報は、名前、電話番号及び住所の少なくとも一つを含むことを特徴とする。
【0061】
前記生成された仮想個人情報は保安送り状発給システム200が任意に生成した値であり、顧客の実際人的情報ではない数字、文字又は数字と文字が結合された形態の仮想情報を意味する。
【0062】
例えば、1234、我が家、KCB1234などであり得る。
【0063】
また、前記保安送り状発給システム200は、顧客端末機100又は保安送り状発給システム端末機270を介して顧客の実際人的情報を受けるとき、顧客が仮想個人情報として使う特定値を提供する場合には、顧客が提供した前記特定値を仮想個人情報として生成するようになる。
【0064】
例えば、顧客の実際人的情報のうち、実際住所情報が“ソウル特別市鍾路区青瓦台1番地”であり、これに対応して仮想個人情報として青瓦台を使うために、実際人的情報の提供時に前記青瓦台という特定値を入力すれば、保安送り状発給システムは前記顧客の実際住所情報に対応する仮想個人情報として青瓦台を生成するようになる。
【0065】
生成された仮想個人情報は顧客の実際人的情報とともにマッチングテーブルの形態で保安送り状発給システム200に保存管理される。
【0066】
例えば、“青瓦台−ソウル特別市鍾路区青瓦台1番地”形式のマッチングテーブルの形態で保存管理される。
【0067】
また、保安送り状発給システム200は、1次商品供給会社システムから1次商品供給会社のオンラインショッピングモール接続アカウントの登録要請と、1次商品供給会社システムの下位商品供給会社である2次〜N次商品供給会社を自分の接続アカウントに登録してくれるという要請とを受ける。
【0068】
前記要請に応じて、保安送り状発給システム200は、接続アカウントと商品供給会社の関係情報を形成して保存する。
【0069】
例えば、1次商品供給会社システム400がオンラインショッピングモールシステムに登録した自分のオンラインショッピングモール接続アカウントをAであると仮定する。
【0070】
この場合、登録がなされば、保安送り状発給システムには“A−1次商品供給会社、2次〜N次商品供給会社”という関係情報が保存管理される。
【0071】
前記保存された接続アカウントと商品供給会社の関係情報は後述する送り状出力情報生成有無を判断するための確認情報として使われる。
【0072】
また、保安送り状発給システム200は、オンラインショッピングモールシステムからオンラインショッピングモールシステムに登録されている1次商品供給会社システムの接続アカウント情報と顧客注文情報を受け、追加的に注文状態情報なども受けることができる。
【0073】
保安送り状発給システム200がオンラインショッピングモールシステムから受ける前記顧客注文情報には少なくとも仮想個人情報と顧客注文番号が含まれる。
【0074】
すなわち、オンラインショッピングモールシステムは、保安送り状発給システム200には仮想個人情報と顧客注文番号が含まれた顧客注文情報を提供し、1次商品供給会社システム400には仮想個人情報の除かれた顧客注文情報を提供する。
【0075】
提供された1次商品供給会社システムの接続アカウント情報、仮想個人情報と顧客注文番号が含まれた顧客注文情報、注文状態情報などは保安送り状発給システム200の内部の保存手段に保存管理される。
【0076】
前記接続アカウント情報は1次商品供給会社システムがオンラインショッピングモールシステムに接続するためにショッピングモールシステムに登録した接続アカウント情報であり、前記顧客注文情報は顧客の注文によってオンラインショッピングモールシステムが生成した情報で、顧客注文番号と仮想個人情報を含む情報である。前記顧客注文番号は顧客の注文によって生成した顧客注文情報に含まれた情報であり、オンラインショッピングモールシステムが商品注文を管理するために各注文件ごとに付与した番号を意味する。そして、注文状態情報とは、正常注文であるか、返品注文であるか、交換注文であるか、取消し注文であるかを示す情報である。
【0077】
商品供給会社システム(1次商品供給会社システム又は2次〜N次商品供給会社システムのいずれか一つの商品供給会社システム)から送り状出力の要請を受けた保安送り状発給システム200は、送り状出力情報生成有無を決定するために、1次商品供給会社システムのオンラインショッピングモール接続アカウント情報、顧客注文番号及び注文状態情報を確認する。また、集荷情報を確認することもできる。
【0078】
仮に、1次商品供給会社システムのオンラインショッピングモール接続アカウント情報が確認されない場合、顧客注文番号が確認されない場合、注文状態情報が取消し注文の場合、集荷情報がある場合の少なくとも一つが確認されれば、送り状出力情報を生成しない。
【0079】
まず、1次商品供給会社システムの接続アカウント情報を確認する過程を説明する。
【0080】
オンラインショッピングモールシステムから受けた1次商品供給会社システムの接続アカウント(オンラインショッピングモールシステムに接続するためのアカウントを意味する)が保存手段に保存されている接続アカウントであるかを確認する。
【0081】
保安送り状発給システム200は、前もって1次商品供給会社システムからの接続アカウント情報登録の要請時、1次商品供給会社システムの接続アカウント情報を受け、前記接続アカウント情報を保存手段に保存管理する。
【0082】
その後、オンラインショッピングモールシステムから受けた接続アカウント情報が自分の保存手段に保存管理されている接続アカウント情報であるかを確認する。
【0083】
これは、送り状の出力を要請した商品供給会社が正常な商品供給会社システムであるかを把握するためである。すなわち、正常な商品供給会社システムであれば、オンラインショッピングモールに登録した接続アカウントと同一である接続アカウントを保安送り状発給システムにも提供しなければならないからである。
【0084】
仮に、同一の接続アカウントが確認されなければ、異常な商品供給会社システムと判断して送り状出力情報を生成しない。
【0085】
次に、顧客注文番号を確認する過程を説明する。
【0086】
商品供給会社システム(1次商品供給会社システム又は2次〜N次商品供給会社システムのいずれか一つの商品供給会社システム)から獲得した配送情報から顧客注文番号を抽出し、抽出した顧客注文番号を保存手段に保存された顧客注文番号と比較して同一の顧客注文番号があるかを確認する。
【0087】
この場合、保安送り状発給システム200は、前もってオンラインショッピングモールシステムから顧客注文番号が含まれた顧客注文情報を受け(
図3のS1008参照)、保存手段に保存管理している。
【0088】
すなわち、オンラインショッピングモールシステムから受けた顧客注文情報に含まれた顧客注文番号と商品供給会社システム(1次商品供給会社システム又は2次〜N次商品供給会社システムのいずれか一つの商品供給会社システム)から獲得した配送情報から抽出した顧客注文番号が同一であるかを確認する。
【0089】
仮に、同一の顧客注文番号が確認されなければ、異常な商品注文と判断して送り状出力情報を生成しない。
【0090】
すなわち、前述した同一の接続アカウント情報が確認されて正常な商品供給会社による送り状出力要請であるとしても、同一の顧客注文番号が確認されなければ正常ではない商品注文件に対する送り状出力の要請であるので、送り状出力情報を生成しなくなる。
【0091】
次に、注文状態情報を確認する過程を説明する。
【0092】
保安送り状発給システム200は、オンラインショッピングモールシステムから受けた注文状態情報が取消し注文であるかを確認する。正常、返品又は交換注文の場合は送り状出力情報を生成しなければならなく、取消し注文の場合は送り状出力情報を生成する必要がないからである。
【0093】
すなわち、正常、返品、交換注文などの注文状態情報の場合と確認されれば送り状出力情報を生成し、取消しの注文状態情報であると確認されれば送り状出力情報を生成しない。
【0094】
次に、集荷情報を確認する過程を説明する。
【0095】
保安送り状発給システム200は、宅配会社システムから受けた集荷情報があるかを確認する。集荷情報があれば配送がなされたことを意味するので、送り状出力情報を生成する必要がないからである。
【0096】
同一の1次商品供給会社システム接続アカウントと顧客注文番号が確認され、取消し注文ではないことが確認され、集荷情報がないことが確認されれば、保安送り状発給システム200は送り状の出力が要請された商品注文件に対する送り状出力情報を生成する。
【0097】
このために、保安送り状発給システム200は、送り状出力の要請された商品注文件に関連した仮想個人情報を把握する。把握された仮想個人情報に対応する顧客の実際人的情報を保存手段から抽出し、抽出された顧客の実際人的情報と商品供給会社システムから獲得した配送情報と宅配会社システムから獲得した宅配運送情報を組み合わせて送り状出力情報を生成する。
【0098】
まず、前記送り状出力の要請された商品注文件に関連した仮想個人情報が何かを把握する過程を説明する。
【0099】
図3のS1008段階で、オンラインショッピングモールシステム300から受けた顧客注文情報には仮想個人情報と顧客注文番号が含まれている。
【0100】
そして、商品供給会社システムから受けた配送情報にも顧客注文番号が含まれている。
【0101】
保安送り状発給システム200は、オンラインショッピングモールシステム300から受けた顧客注文番号と配送情報に含まれた顧客注文番号が同一であれば正常な顧客注文番号であると判断し、オンラインショッピングモールシステム300から受けた顧客注文情報に含まれている仮想個人情報を送り状出力が要請された商品注文件に関連した仮想個人情報と確認する。
【0102】
次に、確認された仮想個人情報に対応する顧客の実際人的情報を保存手段から抽出する過程を具体的に説明する。
【0103】
保安送り状発給システムは、仮想個人情報と顧客の実際人的情報をマッチングテーブルの形式でマッチングさせたマッチングテーブル情報を保存手段に保存管理しており、前記顧客の実際人的情報は前記保存手段に保存されているマッチングテーブル情報(仮想個人情報と顧客の実際人的情報をマッチングさせた情報)から抽出されて獲得される。
【0104】
例えば、保存手段には青瓦台−ソウル特別市鍾路区青瓦台1番地というマッチングテーブル情報が保存管理されており、顧客注文情報に含まれた仮想個人情報が“青瓦台”の場合、保安送り状発給システムは青瓦台にマッチングしている実際人的情報であるソウル特別市鍾路区青瓦台1番地を抽出して送り状出力情報の生成に用いる。
【0105】
したがって、保安送り状発給システムは、保存手段に保存されているマッチングテーブル情報(仮想個人情報と顧客の実際人的情報がマッチングテーブルの形式で保存された情報)を用いて抽出して獲得した顧客の実際人的情報と商品供給会社システムから提供した配送情報と宅配会社システムから提供した宅配運送情報を組み合わせて顧客の実際人的情報を含んでいる送り状出力情報を生成するようになる。
【0106】
生成された送り状出力情報は送り状出力を要請した商品供給会社システム(1次商品供給会社システム又は2次〜N次商品供給会社システム)の出力部に直接伝送処理して出力されるようにすることにより、顧客の実際人的情報が含まれている送り状出力情報が商品供給会社システム内に保存管理されないようにする。
【0107】
また、保安送り状発給システム200は送り状出力情報を用いて配送要請情報を生成する。前記生成された配送要請情報は該当宅配会社システムに提供される。
【0108】
ここで、該当宅配会社システムとは注文された商品を配送するための宅配会社を意味し、該当宅配会社システムは送り状出力情報に含まれている宅配会社情報から分かる。具体的に説明すれば、送り状出力情報は、配送情報、宅配運送情報、顧客の実際人的情報を組み合わせることによって生成される。前記配送情報には宅配会社情報が含まれているから、送り状出力情報から該当宅配会社システム情報を得ることができる。
【0109】
また、配送要請情報を該当宅配会社システムに提供するというのは注文された商品の配送要請を意味する。
【0110】
配送要請情報を受けた宅配会社システム600は集荷情報を保安送り状発給システム200に提供する。集荷情報とは注文された商品が集荷されたかを示す情報である。
【0111】
前記宅配会社システム600から保安送り状発給システム200に提供された集荷情報は上述した送り状出力情報生成の有無を判断するための基礎情報として活用される。
【0112】
以上で説明したように、本発明は、顧客の実際人的情報は保安送り状発給システム内でだけ保存管理し、オンラインショッピングモールシステム、商品供給会社システムでは保存管理しないから、従来に送り状出力のためにオンラインショッピングモールシステム、商品供給会社システムで顧客の実際人的情報を保存管理することによって発生する顧客の実際人的情報流出の問題点を解消することができるようになる。
【0113】
また、保安送り状発給システム200は、オンラインショッピングモールシステムから受けた1次商品供給会社システムのオンラインショッピングモール接続アカウント情報、顧客注文番号、注文状態情報を用いて送り状出力情報生成の有無を決定することによって送り状出力情報の不正発給を防止するようになる。
【0114】
図3は仮想個人情報を用いた保安送り状発給管理方法の流れを全体的に示したものである。本発明の一実施例による仮想個人情報を用いた保安送り状発給管理方法は、
【0115】
顧客端末機100又は保安送り状発給システム端末機270が保安送り状発給システムに顧客の実際人的情報を提供する段階(S1001)と、
【0116】
保安送り状発給システムが、前記顧客端末機又は保安送り状発給システム端末機270が提供した顧客の実際人的情報に対応する実際人的情報ではない仮想個人情報を生成する段階(S1002)と、
【0117】
1次商品供給会社システム400が自分のオンラインショッピングモールシステム接続アカウント情報を保安送り状発給システム200に登録する段階(S1004)と、
【0118】
顧客端末機がオンラインショッピングモールシステムに商品購入のための注文情報及び配送先情報として使う前記仮想個人情報を提供する段階(S1006)と、
オンラインショッピングモールシステムが、顧客端末機が提供した前記注文情報と前記仮想個人情報に基づいて顧客注文番号と仮想個人情報を含む顧客注文情報を生成する段階(S1007)と、
オンラインショッピングモールシステムが前記顧客注文番号と仮想個人情報を含む顧客注文情報とオンラインショッピングモールシステムに登録されている1次商品供給会社システムの接続アカウント情報を保安送り状発給システムに提供する段階(S1008)と、
オンラインショッピングモールシステムが前記顧客注文情報のうち仮想個人情報の除かれた顧客注文情報を1次商品供給会社システムに提供する段階(S1009)と、
1次商品供給会社システムがオンラインショッピングモールシステムから受けた仮想個人情報の含まれていない顧客注文情報に基づいて顧客注文番号と宅配会社情報を含む配送情報を生成する段階(S1010)と、
1次商品供給会社システムが生成した配送情報を前記保安送り状発給システムに提供する段階(S1011)と、
1次商品供給会社システムが保安送り状発給システムに前記配送情報に対応する送り状の出力を要請する段階(S1012)と、
保安送り状発給システムが宅配会社システムから宅配運送情報を受ける段階(S1013)と、
保安送り状発給システムがオンラインショッピングモールシステムから獲得した1次商品供給会社システム接続アカウントと同一である接続アカウントが保安送り状発給システムに存在するかと1次商品供給会社システムから獲得した配送情報に含まれた顧客注文番号と同一である顧客注文番号が保安送り状発給システムに存在するかを確認する情報確認段階(S1014)と、
前記情報確認段階(S1014)で同一の顧客注文番号が存在し、同一の接続アカウントが存在することが確認されれば、保安送り状発給システムはオンラインショッピングモールシステムから受けた顧客注文情報に含まれた仮想個人情報に対応する顧客の実際人的情報を保存手段から抽出し、抽出された顧客の実際人的情報と1次商品供給会社システムから受信した配送情報と宅配会社システムから受信した宅配運送情報を組み合わせて送り状出力情報を生成する段階(S1015)と、
保安送り状発給システムが生成した送り状出力情報を送り状出力の要請をした1次商品供給会社システムの出力部に伝送する段階(S1016)と、
保安送り状発給システム200が送り状出力情報を用いて配送要請情報を生成する段階(S1017)と、
保安送り状発給システム200が生成した配送要請情報を宅配会社システムに提供する段階(S1018)とを含むことを特徴とする。
【0119】
また、前記段階(S1008)で追加的に注文状態情報も提供することができる。
【0120】
この場合、情報確認段階(S1014)では、注文状態情報が取消し注文であるかを確認する過程を付け加えることができ、送り状出力情報を生成する段階(S1015)では、顧客注文番号が存在し、同一の接続アカウントが存在し、注文状態情報が取消し注文ではないことが確認されれば、顧客の実際人的情報を保存手段から抽出するようになる。
【0121】
また、情報確認段階(S1014)で集荷情報の存在有無を確認する過程をさらに付け加えることができる。この場合、送り状出力情報を生成する段階(S1015)で、顧客注文番号の存在が確認され、同一の接続アカウントの存在が確認され、注文状態情報が取消し注文ではないことが確認され、集荷情報がないことが確認されれば、顧客の実際人的情報を保存手段から抽出するようになる。
【0122】
本発明のさらに他の実施例による仮想個人情報を用いた保安送り状発給管理方法は、
顧客端末機100又は保安送り状発給システム端末機270が保安送り状発給システムに顧客の実際人的情報を提供する段階(S1001)と、
保安送り状発給システム200が、前記顧客端末機100又は保安送り状発給システム端末機270が提供した顧客の実際人的情報に対応する実際人的情報ではない仮想個人情報を生成する段階(S1002)と、
前記生成された仮想個人情報を顧客端末機が確認する段階(S1003)と、
1次商品供給会社システム400が自分のオンラインショッピングモール接続アカウントを保安送り状発給システム200に登録してくれることを要請する段階(S1004)と、
1次商品供給会社システム400が保安送り状発給システム200に自分の下位商品供給会社である2次〜N次商品供給会社を自分のオンラインショッピングモール接続アカウントで登録してくれることを要請する段階(S1005)と、
顧客端末機がオンラインショッピングモールシステムに商品購入のための注文情報及び配送先情報として使う仮想個人情報を提供する段階(S1006)と、
オンラインショッピングモールシステムが前記注文情報と前記仮想個人情報に基づいて顧客注文番号と仮想個人情報を含む顧客注文情報を生成する段階(S1007)と、
オンラインショッピングモールシステムが顧客注文番号と仮想個人情報が含まれた顧客注文情報とオンラインショッピングモールシステムに登録されている1次商品供給会社システムの接続アカウント情報を保安送り状発給システムに提供する段階(S1008)と、
オンラインショッピングモールシステムが仮想個人情報の除かれた顧客注文情報を1次商品供給会社システムに提供する段階(S1009)と、
1次商品供給会社システムが前記オンラインショッピングモールシステムから受けた仮想個人情報の含まれていない顧客注文情報を自分の下位商品供給会社システムである2次〜N次商品供給会社システムのいずれか一つの商品供給会社システムに提供する段階(S1009−1)と、
2次〜N次商品供給会社システムのいずれか一つの商品供給会社システムが、仮想個人情報の含まれていない顧客注文情報に基づいて顧客注文番号と宅配会社情報を含む配送情報を生成する段階(S1010−1)と、
2次〜N次商品供給会社システムのいずれか一つの商品供給会社システムが生成した配送情報を前記保安送り状発給システムに提供する段階(S1011)と、
2次〜N次商品供給会社システムのいずれか一つの商品供給会社システムが保安送り状発給システムに前記配送情報に対応する送り状の出力を要請する段階(S1012)と、
保安送り状発給システムが宅配会社システムから宅配運送情報を受ける段階(S1013)と、
保安送り状発給システムがオンラインショッピングモールシステムから獲得した1次商品供給会社システム接続アカウントと同一である接続アカウントが保安送り状発給システムに存在するかと2次〜N次商品供給会社システムのいずれか一つの商品供給会社システムから獲得した配送情報に含まれた顧客注文番号と同一である顧客注文番号が保安送り状発給システムに存在するかを確認する情報確認段階(S1014)と、
前記情報確認段階(S1014)で同一の顧客注文番号が存在し、同一の接続アカウントが存在することが確認されれば、保安送り状発給システムはオンラインショッピングモールシステムから受けた顧客注文情報に含まれた仮想個人情報に対応する顧客の実際人的情報を保存手段から抽出し、抽出された顧客の実際人的情報と2次〜N次商品供給会社システムのいずれか一つの商品供給会社システムから受信した配送情報と宅配会社システムから受信した宅配運送情報を組み合わせて送り状出力情報を生成する段階(S1015)と、
保安送り状発給システムが生成した送り状出力情報を送り状出力を要請した2次〜N次商品供給会社システムのいずれか一つの商品供給会社システムの出力部に直接伝送する段階(S1016)と、
保安送り状発給システム200が送り状出力情報を用いて配送要請情報を生成する段階(S1017)と、
保安送り状発給システム200が生成した配送要請情報を宅配会社システムに提供する段階(S1018)とを含むことを特徴とする。
【0123】
また、前記段階(S1008)で追加的に注文状態情報も提供することができる。
【0124】
この場合、情報確認段階(S1014)では、注文状態情報が取消し注文であるかを確認する過程を付け加えることができ、送り状出力情報を生成する段階(S1015)では、顧客注文番号が存在し、同一の接続アカウントが存在し、注文状態情報が取消し注文ではないことが確認されれば、顧客の実際人的情報を保存手段から抽出するようになる。
【0125】
また、情報確認段階(S1014)で、集荷情報の存在有無を確認する過程をさらに付け加えることができる。この場合、送り状出力情報を生成する段階(S1015)では、顧客注文番号の存在が確認され、同一の接続アカウントの存在が確認され、注文状態情報が取消し注文ではないことが確認され、集荷情報がないことが確認されれば、顧客の実際人的情報を保存手段から抽出するようになる。
【0126】
図3を参照して本発明の実施例による保安送り状発給管理方法について詳細に説明する。
【0127】
保安送り状発給システムは、顧客端末機、オンラインショッピングモールシステム、商品供給会社システム及び宅配会社システムの少なくとも一つと電子データインタチェンジインターフェース(EDI)を介して連結されることができる。
【0128】
本明細書で、オンラインショッピングは顧客がオンラインで商品を購買する行為を意味する。
【0129】
オンラインショッピングは、例えば顧客がコンピュータなどの顧客端末機を用いてインターネット上に開設されたショッピングモールを訪問して商品を購買するインターネットショッピング又は顧客がホームショッピング放送を用いて商品を購買するホームショッピングであってもよい。オンラインショッピングは、インターネットショッピング、ホームショッピング、サイバーショッピング、電子商取引などと指称することができる。
【0130】
まず、顧客端末機は、ネットワークを用いて保安送り状発給システムに接続した後、顧客の実際人的情報を提供する(S1001)。
【0131】
前記顧客端末機は、顧客が保有した通常の個人用コンピュータ、PDA、ノートブック型パソコン、タブレット機器、一般電話機、携帯電話機、スマートフォン、スマートTV、その他にネックワークを介してイメージ、文字、データ、情報などを送受信することができる多様な情報処理装置、携帯機器などであり得る。
【0132】
また、顧客の実際人的情報は前記のように顧客端末機100を介してオンラインで保安送り状発給システムに提供することもできるが、オフラインで提供することもできる。オフラインで提供する場合とは、顧客が書類などを介して仮想個人情報を申し込む場合、保安送り状発給システム端末機270を介して保安送り状発給システムに提供することを意味する。
【0133】
顧客端末機又は保安送り状発給システム端末機270が前記保安送り状発給システムに提供する顧客の実際人的情報は、名前、電話番号及び住所の少なくとも一つを含むことを特徴とする。
【0134】
顧客端末機を介してオンラインで顧客の実際人的情報を提供するか保安送り状発給システム端末機270を介してオフラインで顧客の実際人的情報を提供することによって受けた仮想個人情報は顧客端末機を介してオンラインで確認することもでき、オフライン(郵便物又は仮想個人情報が記録されたカードなど)でも確認することができる。
【0135】
前記顧客の実際人的情報を受けた保安送り状発給システム200は、前記顧客の実際人的情報に対応する実際人的情報ではない仮想個人情報を生成する(S1002)。
【0136】
例えば、顧客の実際人的情報のうち、実際住所情報が“ソウル特別市鍾路区青瓦台1番地”と言えば、保安送り状発給システムが生成する仮想個人情報は1234、7777、kkk、ggg、kk1234などであり得る。このように顧客の実際人的情報に対応して保安送り状発給システムが生成する仮想個人情報は、文字、数字、文字と数字の結合形態であってもよい。
【0137】
また、前記仮想個人情報は保安送り状発給システムが任意に生成することもできるが、顧客が希望する情報で仮想個人情報を生成することもできる。これは、顧客が実際人的情報を保安送り状発給システムに提供するとき、仮想個人情報として使いたい特定値を保安送り状発給システムに提供することによってなされる。
【0138】
例えば、顧客の実際住所情報が“ソウル特別市鍾路区青瓦台1番地”であり、これに対応して使う仮想個人情報として青瓦台を使うために実際人的情報を提供するときに前記青瓦台という特定値を提供すれば、保安送り状発給システムは前記顧客の実際住所情報に対応する仮想個人情報として青瓦台を生成するようになる。
【0139】
前記では仮想個人情報を住所を例として説明したが、住所ではない顧客の名前又は電話番号であってもよい。名前又は電話番号の場合にも、住所と同様に、顧客は実際人的情報(名前、電話番号)を提供し、これに対応する仮想個人情報を保安送り状発給システムから受ける。
【0140】
生成された仮想個人情報は顧客の実際人的情報とともにマッチングテーブルの形式で保安送り状発給システムに保存管理される。
【0141】
例えば、実際人的情報(“ソウル特別市鍾路区青瓦台1番地”)−仮想個人情報(“青瓦台”)、実際人的情報(010−6606−****)−仮想個人情報(7777)などのマッチングテーブル形式のマッチング情報が保存管理される。
【0142】
マッチングした顧客の実際人的情報と仮想個人情報に関連したマッチング情報は保安送り状発給システムからオンラインショッピングモールシステムに全部又は一部が提供されることができる。
【0143】
前記で、顧客の実際人的情報は、名前、電話番号及び住所の少なくとも一つであり得る。
【0144】
また、生成された顧客の実際人的情報に対応する仮想個人情報は顧客端末機が保安送り状発給システムを介して確認することができる(S1003)。
【0145】
前記1次商品供給会社システム400はオンラインショッピングモールシステムに接続するために接続アカウントを登録して使用する。
【0146】
1次商品供給会社システム400は、オンラインショッピングモールシステムに登録しておいた自分のオンラインショッピングモール接続アカウントを保安送り状発給システムに登録してくれることを要請する(S1004)。
【0147】
また、1次商品供給会社システム400は、保安送り状発給システムに自分の下位商品供給会社である2次〜N次商品供給会社を自分のオンラインショッピングモール接続アカウントに登録してくれることを要請する(S1005)。
【0148】
1次商品供給会社システム400の要請に応じて、保安送り状発給システム200は接続アカウントと商品供給会社の関係情報を形成して保存する。
【0149】
例えば、1次商品供給会社システム400がオンラインショッピングモールシステムに登録した自分のオンラインショッピングモール接続アカウントをAであると仮定する。
【0150】
この場合、登録がなされば、保安送り状発給システムには“A−1次商品供給会社、2次〜N次商品供給会社”との関係情報が保存管理される。
【0151】
前記保存された接続アカウントと商品供給会社の関係情報は後述する送り状出力情報生成の有無を判断するための確認情報として使われる。
【0152】
すなわち、登録された接続アカウント情報と商品供給会社情報がマッチングテーブルの形式で保安送り状発給システムの保存手段に保存管理される。すなわち、“接続アカウント−商品供給会社”の形式で保存管理される。
【0153】
顧客端末機100はオンラインショッピングモールシステムに接続して購入したい商品についての注文情報と配送先情報として使う仮想個人情報を提供する(S1006)。
【0154】
前記注文情報は顧客の人的情報がない商品注文についての情報であり、前記仮想個人情報は顧客の実際人的情報ではない保安送り状発給システムが付与した仮想情報であり、配送先(受取人)情報の入力時に使われる。
【0155】
すなわち、顧客端末機は商品に対する注文情報及び配送先情報と保安送り状発給システムで確認した仮想個人情報をオンラインショッピングモールシステムに提供するようになる。この場合、商品に対する注文を受け付けたオンラインショッピングモールシステムには顧客の注文情報と仮想個人情報のみ保管され、受取人の実際人的情報が残っていなくなるので、オンラインショッピングモールのハッキングによる顧客の実際人的情報の流出を根本的に遮断することができる。
【0156】
また、商品に対する注文情報とともに提供する注文者情報にも実際人的情報の代わりに仮想個人情報を提供することができる。
【0157】
オンラインショッピングモールシステムは、顧客端末機100が提供した注文情報と仮想個人情報に基づいて顧客注文情報を生成する(S1007)。
【0158】
前記で、生成された顧客注文情報には少なくとも顧客注文番号と仮想個人情報が含まれる。
【0159】
ここで、顧客注文番号とは、注文が完了したときに注文を管理するためにオンラインショッピングモールシステムが生成する管理番号を意味する。
【0160】
オンラインショッピングモールシステムは、顧客注文番号と仮想個人情報が含まれた顧客注文情報とオンラインショッピングモールシステムに登録された1次商品供給会社システムの接続アカウント情報を保安送り状発給システムに提供する(S1008)。
【0161】
ここで、オンラインショッピングモールシステムは、注文状態情報を保安送り状発給システムに追加的に提供することができる。
【0162】
ここで、オンラインショッピングモールシステムが保安送り状発給システムに顧客注文情報、接続アカウント情報、注文状態情報を提供する形式はオンラインネットワークを介して伝送し、ファックス、電子メール、メッセージ、有無線電話を介して提供することもできる。
【0163】
提供された1次商品供給会社システムの接続アカウント情報、顧客注文情報、注文状態情報などは保安送り状発給システム200の内部の保存手段に保存管理される。
【0164】
前記接続アカウント情報は1次商品供給会社システムがオンラインショッピングモールシステムに接続するためにオンラインショッピングモールシステムに登録した接続アカウント情報であり、顧客注文情報は顧客の注文によってオンラインショッピングモールシステムが生成した情報で、顧客注文番号と仮想個人情報を含む情報である。そして、注文状態情報は、正常注文であるか、返品注文であるか、交換注文であるか、取消し注文であるかを示す情報である。
【0165】
また、オンラインショッピングモールシステムは、生成された顧客注文情報のうち仮想個人情報の除かれた顧客注文情報を1次商品供給会社システムに提供する(S1009)。
【0166】
ここで、オンラインショッピングモールシステムが1次商品供給システムに仮想個人情報の除かれた顧客注文情報を提供する形式は、ファックス、電子メール、メッセージ、有無線電話、オンラインネットワークなどを介して伝送することもでき、1次商品供給会社システムがオンラインショッピングモールシステムに接続して顧客注文情報をダウンロードすることもできる。
【0167】
1次商品供給会社システムに提供された仮想個人情報の除かれた顧客注文情報には仮想個人情報だけではなく顧客(受取人)の実際人的情報もないから、1次商品供給会社システムには仮想個人情報と顧客の実際人的情報が存在していなくなる。したがって、1次商品供給会社システムに対するハッキングによる顧客(受取人)の実際人的情報の流出を根本的に遮断することができる。
【0168】
仮に、1次商品供給会社が商品を供給せず、自分の下位商品供給会社である2次〜N次商品供給会社のいずれか一つの商品供給会社が商品を供給する場合、1次商品供給システムはオンラインショッピングモールシステムから受けた仮想個人情報の除かれた顧客注文情報を2次〜N次商品供給会社システムのいずれか一つの商品供給会社システムに提供する(S1009−1)。
【0169】
仮想個人情報の除かれた顧客注文情報を獲得した商品供給会社システム(1次商品供給会社システム又は2次〜N次商品供給会社システムのいずれか一つの商品供給会社システム)では、獲得した顧客注文情報(仮想個人情報を含んでいない情報)に基づいて配送情報を生成し(S1010、S1010−1)、商品供給会社システム(1次商品供給会社システム又は2次〜N次商品供給会社システムのいずれか一つの商品供給会社システム)はこのように生成された配送情報を保安送り状発給システムに提供する(S1011、S1011−1)。
【0170】
前記配送情報はオンラインショッピングモールシステムが提供する仮想情報の除かれた顧客注文情報を用いて生成されたから、前記配送情報には当然顧客の仮想個人情報と実際人的情報は含まれていなくて顧客注文番号が含まれている。
【0171】
また、前記配送情報は、宅配会社情報、オンラインショッピングモール名称、接続アカウント情報、注文商品の集荷予定日、注文商品の品名、注文商品の数量、注文商品の価格、注文商品を包装するための包装ボックスの数量、包装ボックスの種類、配送運賃、配送メッセージなどを含むことができる。
【0172】
ここで、前記配送情報に含まれた接続アカウント情報は1次商品供給会社システム400がオンラインショッピングモールシステムに接続するための“1次商品供給会社のオンラインショッピングモール接続アカウント情報”である。
【0173】
また、商品供給会社システム(1次商品供給会社システム又は2次〜N次商品供給会社システムのいずれか一つの商品供給会社システム)では、生成された配送情報に対応して配送に必要な送り状を出力するために、保安送り状発給システムに送り状の出力を要請する(S1012、S1012−1)
【0174】
商品供給会社システム(1次商品供給会社システム又は2次〜N次商品供給会社システムのいずれか一つの商品供給会社システム)が保安送り状発給システムに提供した配送情報には顧客(受取人)の実際人的情報と仮想個人情報が含まれていないから、前記配送情報のみでは顧客の所望目的地への配送ができないから、顧客(受取人)の実際人的情報を送り状に表示するための手続の実行が必要である。前記手続は後述する送り状出力情報の生成過程で詳細に説明する。
【0175】
前記保安送り状発給システム200は、宅配会社システムから宅配運送情報を受ける(S1013)。
【0176】
前記宅配運送情報には、各宅配会社から提供する送り状の出力に必要な集荷店所コード、集荷店所名、集荷日、到着地ターミナルコード、到着地ターミナル名、送り状番号などが含まれることができる。
【0177】
商品供給会社システム(1次商品供給会社システム又は2次〜N次商品供給会社システムのいずれか一つの商品供給会社システム)から送り状出力の要請を受けた保安送り状発給システム200は、送り状出力情報生成有無を決定するために、1次商品供給会社システムのオンラインショッピングモール接続アカウント情報及び顧客注文番号を確認する(S1014)。
【0178】
ここで、保安送り状発給システム200は、送り状出力情報生成有無を決定するために、1次商品供給会社システムのオンラインショッピングモール接続アカウント情報、顧客注文番号以外に追加的に注文状態情報も確認することができる。
【0179】
また、保安送り状発給システム200は、送り状出力情報生成有無を決定するために、1次商品供給会社オンラインショッピングモール接続アカウント情報、顧客注文番号、注文状態情報に加え、集荷情報を確認することもできる。
【0180】
仮に、同一の1次商品供給会社システムのオンラインショッピングモール接続アカウント情報が確認されない場合、同一の顧客注文番号が確認されない場合、注文状態情報が取消し注文の場合及び集荷情報がある場合の少なくとも一つが確認されれば、送り状出力情報を生成しない。
【0181】
まず、1次商品供給会社のオンラインショッピングモール接続アカウント情報を確認する過程を説明する。
【0182】
オンラインショッピングモールシステムから受けた1次商品供給会社システムの接続アカウント(
図3のS1008段階で受ける)が保存手段に保存されている接続アカウントであるかを確認する。
【0183】
保安送り状発給システムは、前もって1次商品供給会社システムから1次商品供給会社のオンラインショッピングモール接続アカウント情報の登録を受け(
図3のS1004参照)、前記接続アカウント情報を保存手段に保存管理しており、
図3のS1008段階でオンラインショッピングモールシステムから受けた1次商品供給会社のオンラインショッピングモール接続アカウント情報が自分の保存手段に保存管理されている接続アカウント情報であるかを確認する。
【0184】
これは、正常な商品供給会社システムであるかを把握するためである。すなわち、正常な商品供給会社システムであれば、商品供給会社システムの自らがオンラインショッピングモールに登録した接続アカウントと同一である接続アカウントを
図3のS1004段階で保安送り状発給システムにも提供しなければならないからである。
【0185】
仮に、同一の1次商品供給会社のオンラインショッピングモール接続アカウント情報が確認されない場合、送り状出力情報を生成しない。
【0186】
次に、顧客注文番号を確認する過程を説明する。
【0187】
保安送り状発給システム200は、商品供給会社システム(1次商品供給会社システム又は2次〜N次商品供給会社システムのいずれか一つの商品供給会社システム)から獲得した配送情報から顧客注文番号を抽出し、抽出された顧客注文番号を保存手段に保存された顧客注文番号と比較して同一の顧客注文番号があるかを確認する。
【0188】
この場合、保安送り状発給システム200は、前もってオンラインショッピングモールシステムから顧客注文番号が含まれた顧客注文情報を受け(
図3のS1008参照)、保存手段に保存管理している。
【0189】
すなわち、オンラインショッピングモールシステムから受けた顧客注文情報に含まれた顧客注文番号と商品供給会社システム(1次商品供給会社システム又は2次〜N次商品供給会社システムのいずれか一つの商品供給会社システム)から獲得した配送情報から抽出した顧客注文番号が同一であるかを確認する。
【0190】
仮に、同一の顧客注文番号が確認されなければ、異常な商品注文と判断して送り状出力情報を生成しない。
【0191】
すなわち、前述した同一の接続アカウント情報が確認され、正常な商品供給会社による送り状出力の要請であるとしても同一の顧客注文番号が確認されなければ正常ではない商品注文件に対する送り状出力の要請であるので、送り状出力情報を生成しなくなる。
【0192】
注文状態情報を確認する過程を説明する。
【0193】
保安送り状発給システム200は、オンラインショッピングモールシステムから受けた注文状態情報が取消し注文であるかを確認する。取消し注文ではない注文状態情報としては、正常注文、返品注文、交換注文などがあり得る。
【0194】
正常、返品、交換注文の場合は送り状出力情報を生成しなければならなく、取消し注文の場合は送り状出力情報を生成する必要がないからである。
【0195】
すなわち、正常、返品、交換注文などの注文状態情報の場合であると確認されれば送り状出力情報を生成し、取消し注文状態情報であると確認されれば送り状出力情報を生成しない。
【0196】
したがって、前記確認結果、1次商品供給会社システムのオンラインショッピングモール接続アカウント情報が確認されない場合、顧客注文番号が確認されない場合及び注文状態情報が取消し注文の場合の少なくとも一つの場合であたれば送り状出力情報を生成しない。
【0197】
すなわち、1次商品供給会社システム接続アカウントが確認されないというのは登録されなかった非適格の商品供給会社による送り状出力要請であり、顧客注文番号が確認されないというのは顧客がオンラインショッピングモールを介して商品を注文しない状態を意味し、注文状態が取消し注文というのは配送のための送り状出力情報が必要でなくて送り状出力情報を生成すればいけない。
【0199】
保安送り状発給システム200は、宅配会社システムから受けた集荷情報があるかを確認する。集荷情報があれば、既に注文された商品は配送されたことを意味するので、送り状出力情報を生成する必要がないからである。
【0200】
このように、送り状出力情報生成前に1次商品供給会社のオンラインショッピングモール接続アカウント情報と顧客注文番号と注文状態情報と集荷情報を確認することは送り状を不正に発給することを遮断して一層安全で効率的に保安送り状発給を管理するためである。
【0201】
同一の1次商品供給会社システム接続アカウントと顧客注文番号が確認され、取消し注文ではないことが確認され、集荷情報がないことが確認されれば、保安送り状発給システム200は、送り状出力の要請された商品注文件に対する送り状出力情報を生成する(S1015)。
【0202】
保安送り状発給システム200が送り状出力情報を生成する過程を詳細に説明する。
【0203】
まず、保安送り状発給システム200は、送り状出力の要請された商品注文件に関連した仮想個人情報を把握する。把握された仮想個人情報に対応する顧客の実際人的情報を保存手段から抽出し、抽出された顧客の実際人的情報と商品供給会社システムから獲得した配送情報と宅配会社システムから獲得した宅配運送情報を組み合わせて送り状出力情報を生成する。
【0204】
まず、前記送り状出力の要請された商品注文件に関連した仮想個人情報が何かを把握する過程を説明する。
【0205】
図3のS1008段階で、オンラインショッピングモールシステム300から受けた顧客注文情報には仮想個人情報と顧客注文番号が含まれている。
【0206】
そして、商品供給会社システム(1次商品供給会社システム又は2−N次商品供給会社システムのいずれか一つの商品供給会社システム)から受けた配送情報にも顧客注文番号が含まれている。
【0207】
保安送り状発給システム200は、オンラインショッピングモールシステム300から受けた顧客注文番号と配送情報に含まれた顧客注文番号が同一であれば正常の顧客注文番号であると判断し、オンラインショッピングモールシステム300から受けた顧客注文情報に含まれている仮想個人情報を送り状出力の要請された商品注文件に関連した仮想個人情報と確認する。
【0208】
仮想個人情報に対応する顧客の実際人的情報を保存手段から抽出する過程を具体的に説明する。
【0209】
保安送り状発給システムは、仮想個人情報と顧客の実際人的情報をマッチングテーブルの形式でマッチングさせたマッチングテーブル情報を保存手段に保存管理しており、前記顧客の実際人的情報は前記保存手段に保存されているマッチングテーブル情報(仮想個人情報と顧客の実際人的情報をマッチングさせた情報)から抽出して獲得する。
【0210】
例えば、保存手段には青瓦台−ソウル特別市鍾路区青瓦台1番地というマッチングテーブル情報が保存管理されており、オンラインショッピングモールシステムから受けた顧客注文情報に含まれた仮想個人情報が“青瓦台”の場合、保安送り状発給システムは青瓦台にマッチングしている実際人的情報であるソウル特別市鍾路区青瓦台1番地を抽出して送り状出力情報の生成に用いる。
【0211】
したがって、保安送り状発給システムは、保存手段に保存されているマッチングテーブル情報(仮想個人情報と顧客の実際人的情報がマッチングテーブルの形式で保存された情報)を用いて抽出して獲得した顧客の実際人的情報と商品供給会社システムから提供した配送情報と宅配会社システムから提供した宅配運送情報を組み合わせて顧客の実際人的情報を含んでいる送り状出力情報を生成(S1013)するようになる。
【0212】
生成された送り状出力情報は送り状出力を要請した商品供給会社システム(1次商品供給会社システム又は2次〜N次商品供給会社システムのいずれか一つの商品供給会社システム)の出力部に直接伝送処理(S1016)した後、出力後にすぐ自動で削除することにより、顧客の実際人的情報が含まれている送り状出力情報が商品供給会社システム内に保存管理されないようにする。
【0213】
ここで、顧客の実際人的情報が含まれた送り状出力情報がディスプレイモニター、プリンターなどの出力装置と連結された商品供給会社システムの出力部に伝送されることに留意しなければならない。
【0214】
したがって、本発明では、顧客の実際人的情報が含まれた送り状出力情報は商品供給会社システムの出力部に伝送され、直ちに出力処理された後に自動で削除されることにより、商品供給会社が任意に自分のシステムに顧客の実際人的情報が含まれた送り状出力情報を保存管理することができない。
【0215】
すなわち、保安送り状発給システムで生成された顧客の実際人的情報が含まれた送り状出力情報は商品供給会社システム内に保存管理されるものではなく、商品供給会社システムの出力部に直接伝送されて出力装置(例えば、ディスプレイモニター、プリンターなど)に単純に出力処理されるものなので、商品供給会社システム内に保存管理されない。したがって、商品供給会社システム内に顧客の実際人的情報が保存管理される場合に発生し得る顧客情報流出の危険がなくなる。
【0216】
その後、商品供給会社では、文書として出力された送り状を注文された該当製品に付着処理し、宅配会社はこれを受取して配送を担当するようになる。
【0217】
また、さらに他の実施例によって、商品供給会社システムの出力部に送る送り状出力情報には顧客の実際人的情報を含んでいない状態で伝送した後、宅配技師端末の要請によって保安送り状発給システムが顧客の実際人的情報を宅配技師端末に伝送するようにすることもできる。
【0218】
より安全性を高めるために、送り状出力情報を伝送するとき、顧客の実際人的情報を暗号化するか伝送区間を暗号化することによってハッキングなどの危険を予防することもできる。
【0219】
また、保安送り状発給システム200は、送り状出力情報を用いて配送要請情報を生成する(S1017)。前記生成された配送要請情報は該当宅配会社システムに提供される(S1018)。
【0220】
ここで、該当宅配会社システムとは注文された商品を配送するための宅配会社を意味し、該当宅配会社システムは送り状出力情報に含まれている宅配会社情報から分かる。具体的に説明すれば、送り状出力情報は、配送情報、宅配運送情報、顧客の実際人的情報を組み合わせることによって生成される。前記配送情報には宅配会社情報が含まれているので、送り状出力情報から該当宅配会社システム情報を得ることができる。
【0221】
また、配送要請情報を該当宅配会社システムに提供するというのは注文された商品の配送要請を意味する。
【0222】
配送要請情報を受けた宅配会社システム600は集荷情報を保安送り状発給システム200に提供する(S1019)。集荷情報とは注文された商品が集荷されたかを示す情報である。
【0223】
その後、宅配会社は集荷された注文商品を配送処理する。
【0224】
以上で説明した本発明の実施例である仮想個人情報を用いた保安送り状発給管理方法はプログラム化してコンピュータなどの電子機器などで実行することもできる。
【0225】
図4は発明の一実施例による仮想個人情報を用いた保安送り状発給システム200を示した図である。
図4を参照して本発明の一実施例による保安送り状発給システム200を詳細に説明する。
【0226】
図4に示したように、本発明による仮想個人情報を用いた保安送り状発給システム200は、
顧客の実際人的情報の入力を受ける入力部210と、
オンラインショッピングモールシステムから1次上品供給会社システム接続アカウント情報と顧客注文情報と注文状態情報を、商品供給会社システムから接続アカウント情報と配送情報を、宅配会社システムから宅配運送情報を受信する受信部220と、
顧客端末機が提供した顧客の実際人的情報、仮想個人情報生成部が生成した仮想個人情報、商品供給会社システムが提供した接続アカウント情報と配送情報、オンラインショッピングモールシステムが提供した1次上品供給会社システム接続アカウント情報と顧客注文情報と注文状態情報、宅配会社システムが提供した宅配運送情報を保存する保存部230と、
顧客の実際人的情報に対応する仮想個人情報を生成する仮想個人情報生成部240と、
オンラインショッピングモールシステムが提供した1次商品供給会社システムのオンラインショッピングモール接続アカウント情報が前記保存部230に存在するかと商品供給会社システムから受けた配送情報に含まれた顧客注文番号が前記保存部230に存在するかと注文状態情報が取消し注文であるかを確認し、同一である1次商品供給会社のオンラインショッピングモール接続アカウント情報と顧客注文番号の存在が確認され、注文状態情報が取消し注文ではないことが確認されれば、顧客注文情報に含まれた仮想個人情報に対応する顧客の実際人的情報を抽出し、抽出された顧客の実際人的情報と商品供給会社システムから獲得した配送情報と宅配会社システムから受信した宅配運送情報を組み合わせて送り状出力情報を生成する中央処理部250と、
前記送り状出力情報を、送り状出力を要請した商品供給会社システムの出力部に伝送する伝送部260とを含むことを特徴とする。
【0227】
入力部210は顧客端末機100又は保安送り状発給システム端末機270を介して顧客の名前、電話番号及び住所の少なくとも一つを含む顧客の実際人的情報の入力を受ける。
【0228】
受信部220はオンラインショッピングモールシステムから1次上品供給会社システム接続アカウント情報と顧客注文情報と注文状態情報を受信し、商品供給会社システムから接続アカウント情報と配送情報を、宅配会社システムから宅配運送情報を受信する。
【0229】
前記宅配運送情報は、集荷店コード、集荷店所名、集荷日、到着地ターミナルコード、到着地ターミナル名などを含む。
【0230】
前記配送情報は当然顧客の実際人的情報だけでなく仮想個人情報も含まれていない。また、前記配送情報にはオンラインショッピングモールシステムが提供した顧客注文番号を含み、その他にも宅配会社情報、オンラインショッピングモール名称、商品供給会社が登録した商品供給会社システムのアカウント、注文商品の集荷予定日、注文商品の品名、注文商品の数量、注文商品の価格、注文商品を包装するための包装ボックスの数量、包装ボックスの種類、配送運賃、配送メッセージなどを含むことができる。
【0231】
前記受信部220は宅配会社システムから集荷情報をもっと受信することができる。
【0232】
保存部230は、顧客端末機が提供した顧客の実際人的情報、仮想個人情報生成部が生成した仮想個人情報、商品供給会社システムが登録要請した接続アカウント情報と配送情報、オンラインショッピングモールシステムが提供した1次上品供給会社システム接続アカウント情報と顧客注文番号と注文状態情報、宅配会社システムが提供した宅配運送情報を保存し、特に顧客の実際人的情報と仮想個人情報はマッチングテーブルの形式で保存管理する。
【0233】
また、前記保存部230は宅配会社システムから受信した集荷情報をもっと保存管理することができる。
【0234】
仮想個人情報生成部240は、顧客端末機から入力された顧客の実際人的情報に対応する仮想個人情報を生成し、前記仮想個人情報は仮想個人情報生成部が任意に生成した値であり、顧客の実際人的情報ではない数字、文字又は数字と文字が結合された形態であってもよい。
【0235】
また、顧客端末機が顧客の実際人的情報の入力とともに仮想個人情報として使う特定値を入力する場合には、顧客端末機が入力した前記特定値を仮想個人情報として生成するようになる。
【0236】
例えば、顧客の実際人的情報のうち実際住所情報が“ソウル特別市鍾路区青瓦台1番地”であり、これに対応して使う仮想個人情報として青瓦台を使うために、実際人的情報の提供時に前記青瓦台という特定値を入力すれば、保安送り状発給システムは前記顧客の実際住所情報に対応する仮想個人情報として青瓦台を生成するようになる。
【0237】
中央処理部250は、オンラインショッピングモールシステムが提供した1次商品供給会社システムのオンラインショッピングモール接続アカウント情報が前記保存部230に存在するかと商品供給会社システムから受けた配送情報に含まれた顧客注文番号が前記保存部230に存在するかと注文状態情報が取消し注文であるかを確認し、同一である1次商品供給会社システムのオンラインショッピングモール接続アカウント情報と顧客注文番号の存在が確認され、注文状態情報が取消し注文ではないことが確認されれば、顧客注文情報に含まれた仮想個人情報に対応する顧客の実際人的情報を抽出し、抽出された顧客の実際人的情報と商品供給会社システムから獲得した配送情報と宅配会社システムから受信した宅配運送情報を組み合わせて送り状出力情報を生成する。
【0238】
ここで、顧客(受取人)の実際人的情報を抽出して生成する過程は次のようである。
【0239】
保安送り状発給システムの保存部には顧客の実際人的情報と仮想個人情報が互いにマッチングしたマッチングテーブル情報が保存されているから、オンラインショッピングモールシステムから受信した顧客注文情報に含まれている仮想個人情報にマッチングしている顧客の実際人的情報を保存部から抽出して生成する。
【0240】
例えば、保存部には青瓦台−ソウル特別市鍾路区青瓦台1番地というマッチングテーブル情報が保存管理されており、顧客注文情報に含まれた仮想個人情報が青瓦台の場合、保安送り状発給システムは青瓦台にマッチングしている実際人的情報であるソウル特別市鍾路区青瓦台1番地を抽出して送り状出力情報の生成に用いる。
【0241】
したがって、中央処理部は、保存部に保存されたマッチングテーブル情報から抽出した顧客の実際人的情報、商品供給会社システムが入力した配送情報、宅配会社システムから受信した宅配運送情報を組み合わせて、受取人の実際人的情報が含まれた送り状出力情報を生成するようになる。
【0242】
前記中央処理部250は集荷情報の存在をもっと確認することができる。この場合、同一である1次商品供給会社システムのオンラインショッピングモール接続アカウント情報と顧客注文番号の存在が確認され、注文状態情報が取消し注文ではないことが確認され、集荷情報がないことが確認されれば、配送情報に含まれた仮想個人情報に対応する顧客の実際人的情報を抽出する。
【0243】
伝送部260は、中央処理部で生成した送り状出力情報を送り状出力を要請した商品供給会社システムの出力部に伝送する。
【0244】
ここで留意しなければならない点は、伝送部が伝送する送り状出力情報は商品供給会社システムの出力部に直接伝送処理することである。
【0245】
この場合、商品供給会社システムには人的情報が含まれた送り状出力情報はシステム上に保存されて管理されられるものではなく、単純に文書又はモニターに出力処理されるだけであるので、システム上に保存管理する場合に発生し得るハッキングなどによる受取人の実際人的情報流出の危険がなくなる。
【0246】
その後、出力された文書形態の送り状を商品供給会社が注文商品に付着処理した後、宅配会社によって配送処理される。
【0247】
前述した本発明の実施例はシステム及び方法によって具現されることができるだけでなく、本発明の実施例の構成に対応する機能を実現するコンピュータプログラム又はそのコンピュータプログラムが記録された記録媒体によって具現されることもできる。
【0248】
たとえ本発明のいくつかの実施例を図示して説明したが、本発明が属する技術分野の通常の知識を有する者であれば本発明の原則及び精神から逸脱しない範疇内で本実施例を改良及び/又は変形することができることが分かる。発明の範囲は添付の請求範囲とその均等物によって決定される。