特許第6685613号(P6685613)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6685613
(24)【登録日】2020年4月3日
(45)【発行日】2020年4月22日
(54)【発明の名称】電気コネクタ
(51)【国際特許分類】
   H01R 13/652 20060101AFI20200413BHJP
   H01R 12/71 20110101ALI20200413BHJP
   H01R 24/64 20110101ALI20200413BHJP
   H01R 13/6581 20110101ALI20200413BHJP
   H01R 24/60 20110101ALN20200413BHJP
【FI】
   H01R13/652
   H01R12/71
   H01R24/64
   H01R13/6581
   !H01R24/60
【請求項の数】14
【全頁数】23
(21)【出願番号】特願2018-160953(P2018-160953)
(22)【出願日】2018年8月30日
(62)【分割の表示】特願2016-567655(P2016-567655)の分割
【原出願日】2015年5月29日
(65)【公開番号】特開2019-3945(P2019-3945A)
(43)【公開日】2019年1月10日
【審査請求日】2018年8月30日
(31)【優先権主張番号】201420287956.X
(32)【優先日】2014年5月30日
(33)【優先権主張国】CN
(31)【優先権主張番号】201420289307.3
(32)【優先日】2014年5月30日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】591043064
【氏名又は名称】モレックス エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100116207
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 俊明
(74)【代理人】
【識別番号】100096426
【弁理士】
【氏名又は名称】川合 誠
(72)【発明者】
【氏名】シュウ ハイ チャン
【審査官】 山下 寿信
(56)【参考文献】
【文献】 中国実用新案第203445352(CN,U)
【文献】 特開平09−199231(JP,A)
【文献】 特開2014−032816(JP,A)
【文献】 特開2010−067459(JP,A)
【文献】 特開2009−301930(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2013/0316581(US,A1)
【文献】 特開2005−327695(JP,A)
【文献】 中国実用新案第204720605(CN,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01R 12/71−12/75
H01R 13/648−13/6599
H01R 24/60−24/64
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気コネクタであって、
本体部および該本体部から前方へ延在するタング部を備える、絶縁本体であって、前記タング部が、上下方向に沿って向かい合う第1の表面および第2の表面を有する、絶縁本体と、
第1の導電端子の群および第2の導電端子の群に分割される、複数の導電端子であって、各導電端子が、前記タング部上へと前方に延在する嵌合部および前記本体部から延在するはんだ付け部を備え、各第1の導電端子の嵌合部が、前記タング部の第1の表面上に露出し、各第2の導電端子の嵌合部が、前記タング部の第2の表面上に露出した、複数の導電端子と、
前記絶縁本体上に固定され、接地はんだ付け脚部を有し、かつ前記タング部の外部空間を取り囲んで嵌合キャビティを形成する、外部遮蔽シェルと、
主板および該主板から延在する延在部を備える、接地金属板であって、前記主板が、前記タング部内に埋め込まれて前記第1の導電端子を前記第2の導電端子から離間し、前記主板が、前記タング部の前面上で部分的に露出し、前記延在部が、前記絶縁本体の側部から少なくとも延出して前記外部遮蔽シェルに電気的に接触する、接地金属板と、を備え、
該接地金属板が、前記主板の後縁部から後方へ延在する2つの接続部、横方向に延在して該2つの接続部に接続される梁をさらに備え、該梁が、前記絶縁本体の本体部内に埋め込まれ、前記接地金属板の2つの延在部は、前記梁と同一平面内にあって、それぞれ前記梁の2つの側部から外部へさらに延在する、電気コネクタ。
【請求項2】
電気コネクタであって、
本体部および該本体部から前方へ延在するタング部を備える、絶縁本体であって、前記タング部が、上下方向に沿って向かい合う第1の表面および第2の表面を有する、絶縁本体と、
第1の導電端子の群および第2の導電端子の群に分割される、複数の導電端子であって、各導電端子が、前記タング部上へと前方に延在する嵌合部および前記本体部から延在するはんだ付け部を備え、各第1の導電端子の嵌合部が、前記タング部の第1の表面上に露出し、各第2の導電端子の嵌合部が、前記タング部の第2の表面上に露出した、複数の導電端子と、
前記絶縁本体上に固定され、接地はんだ付け脚部を有し、かつ前記タング部の外部空間を取り囲んで嵌合キャビティを形成する、外部遮蔽シェルと、
主板および該主板から延在する延在部を備える、接地金属板であって、前記主板が、前記タング部内に埋め込まれて前記第1の導電端子を前記第2の導電端子から離間し、前記主板が、前記タング部の前面上で部分的に露出し、前記延在部が、前記絶縁本体の側部から少なくとも延出して前記外部遮蔽シェルに電気的に接触する、接地金属板と、を備え、
前記延在部の遠位端が、接触部として形成され、
前記外部遮蔽シェルには、前記接触部を固定溝に挿入させることができるように、前記延在部に対応する固定溝が提供される、電気コネクタ。
【請求項3】
前記固定溝が、水平に延在する底縁部および傾斜して延在する傾斜縁部を有し、前記接触部が、前記底縁部と前記傾斜縁部とが接合される前記固定溝の位置で係止される、請求項2に記載の電気コネクタ。
【請求項4】
前記固定溝が、円弧形状を有し、前記接触部が、前記円弧形状を有する前記固定溝内に係止される、請求項2に記載の電気コネクタ。
【請求項5】
前記固定溝が、複数の円弧縁部を有し、該円弧縁部が、前記固定溝に、幅広区分ならびに前記幅広区分の前部側および後部側にそれぞれ位置付けられる2つの幅狭区分を形成させ、
前記接触部には、その上にノッチが提供され、該ノッチが、前記固定溝の幅広区分で対応して係止され、前記接触部の他の部分が、前記固定溝の幅狭区分で係止される、請求項4に記載の電気コネクタ。
【請求項6】
前記外部遮蔽シェルが、上部壁、底部壁、2つの側壁および2つの固定溝を備え、前記底部壁は上部壁の反対側にあり、前記2つの側壁は前記上部壁と前記底部壁との間で接続され、前記外部遮蔽シェルの2つの側壁の各々には、前記2つの固定溝の1つがそれぞれ提供され、
前記接地金属板が、前記2つの延在部を備え、各延在部が、前記絶縁本体の本体部の側部から外部に突出して前記外部遮蔽シェルの固定溝上に対応して掛止する、請求項2に記載の電気コネクタ。
【請求項7】
前記接地金属板が、前記主板の後縁部から後方へ延在する2つの接続部、横方向に延在して該2つの接続部に接続される梁をさらに備え、該梁が、前記絶縁本体の本体部内に埋め込まれ、前記接地金属板の2つの延在部が、それぞれ前記梁の2つの側部から外部へさらに延在する、請求項2に記載の電気コネクタ。
【請求項8】
前記タング部が、前面および前記第1の表面と前記第2の表面との間に位置付けられる2つの側面をさらに備え、前記接地金属板が、前記主板の前端部の2つの側部からそれぞれ延在する2つの保護部をさらに備え、各保護部が、前記タング部の前面と側面との間の移行位置上に露出したガイド面を少なくとも備える、請求項2に記載の電気コネクタ。
【請求項9】
前記電気コネクタが、内部遮蔽シェルをさらに備え、該内部遮蔽シェルが、前記外部遮蔽シェルと前記絶縁本体との間に位置付けられて該絶縁本体のタング部の後部および前記タング部に隣接する前記本体部の一部を取り囲む、請求項2に記載の電気コネクタ。
【請求項10】
前記接地金属板が、前記主板の後端部から屈曲されて延在する、接地はんだ付け脚部を少なくともさらに備える、請求項2に記載の電気コネクタ。
【請求項11】
前記第1の導電端子、前記第2の導電端子、および前記接地金属板が、それぞれ第1の絶縁部材、第2の絶縁部材、および第3の絶縁部材内に埋め込まれ、前記第1の絶縁部材が、前記第3の絶縁部材上に提供され、前記第1の絶縁部材および前記第2の絶縁部材が、それらの間に前記第3の絶縁部材を介在させる、請求項2に記載の電気コネクタ。
【請求項12】
前記第3の絶縁部材には、その上に前記タング部が提供され、該タング部の第1の表面が、その上に第1の端子受容溝の群を伴って形成され、前記タング部の第2の表面が、その上に第2の端子受容溝の群を伴って形成され、前記第1の導電端子の嵌合部が、前記第1の端子受容溝内に対応して受容され、前記第2の導電端子の嵌合部が、前記第2の端子受容溝内に対応して受容される、請求項11に記載の電気コネクタ。
【請求項13】
前記第3の絶縁部材の後部には、前記第2の導電端子を対応して受容するための複数の端子受容溝が提供される、請求項12に記載の電気コネクタ。
【請求項14】
電気コネクタであって、
本体部および該本体部から前方へ延在するタング部を備える、絶縁本体であって、前記タング部が、上下方向に沿って向かい合う第1の表面および第2の表面を有する、絶縁本体と、
第1の導電端子の群および第2の導電端子の群に分割される、複数の導電端子であって、各導電端子が、前記タング部上へと前方に延在する嵌合部および前記本体部から延在するはんだ付け部を備え、各第1の導電端子の嵌合部が、前記タング部の第1の表面上に露出し、各第2の導電端子の嵌合部が、前記タング部の第2の表面上に露出した、複数の導電端子と、
前記絶縁本体上に固定され、接地はんだ付け脚部を有し、かつ前記タング部の外部空間を取り囲んで嵌合キャビティを形成する、外部遮蔽シェルと、
主板および該主板から延在する延在部を備える、接地金属板であって、前記主板が、前記タング部内に埋め込まれて前記第1の導電端子を前記第2の導電端子から離間し、前記延在部が、前記絶縁本体の側部から少なくとも延出して前記外部遮蔽シェルに電気的に接触する、接地金属板と、を備え、
前記タング部が、前面および前記第1の表面と前記第2の表面との間に位置付けられる2つの側面をさらに備え、前記接地金属板が、前記主板の前端部の2つの側部からそれぞれ延在する2つの保護部をさらに備え、各保護部が、前記タング部の前面と側面との間の移行位置上に露出したガイド面を少なくとも備え、
各保護部が、屈曲して前記主板に対して垂直に延在し、
前記タング部の2つの側面の各々には、内部にくぼんだ掛止溝が提供され、前記保護部が、前記掛止溝上に露出した掛止面をさらに備える、電気コネクタ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、電気コネクタに関し、詳細には、接地回路を接地金属板に確実に提供することができる電気コネクタに関する。
【背景技術】
【0002】
中国特許出願第201320378153.0号には、絶縁本体、絶縁本体に固定される第1の端子の群、遮蔽部材、および絶縁本体の外側に提供される金属シェルを備える、電気コネクタが開示されており、絶縁本体は、基部および前方へ延在するタングを備え、タングは、反対側に提供される第1の表面および第2の表面を有し、第1の端子は、第1の表面上に露出し、遮蔽部材は、タングに提供されて第1の表面と第2の表面との間に位置付けられ、第1の端子は、接地端子を備え、接地端子には、遮蔽部材の方へ突出して遮蔽部材に接触する、接触部が提供される。
【0003】
このような構造により、遮蔽部材に対して屈曲して尖頭アーチ形状に形成される接地端子の接触部に、遮蔽部材が接触することによって、接地回路がさらに確立される。弾性不足のために、尖頭アーチ形状を有する接触部は、安定した接触を容易に提供することも、良好な接地効果を有することもなく、接地端子はまた、アセンブル中の接地端子のわずかなオフセットまたは変形に起因して、尖頭アーチ形状を有する接触部と遮蔽部材との間の接触を維持することができないという結果にもなりやすく、このような構造によって提供される接地回路は、十分に信頼できるものではない。しかしながら、遮蔽部材のはんだ付け脚部を介して確立される接地は、はんだ付けパッドを、はんだ付け脚部の回路基板上に特別に提供する必要があり、これは回路基板上のはんだ付けパッドの数および接地回路の複雑性を増加させる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示によって解決される技術的問題は、従来技術において既存の欠陥を克服するために回路基板上に接地はんだ付けパッドをさらに提供することなく、接地金属板に接地回路を確実に提供することができる電気コネクタを提供することである。
【0005】
上記の技術的問題の観点から、本開示は、本体部および本体部から前方へ延在するタング部を備える、絶縁本体であって、タング部が、上下方向に沿って反対側にある第1の表面および第2の表面を有する、絶縁本体と、第1の導電端子の群および第2の導電端子の群に分割される、複数の導電端子であって、各導電端子が、タング部上へと前方に延在する嵌合部および本体部から延在するはんだ付け部を備え、各第1の導電端子の嵌合部が、タング部の第1の表面上に露出し、各第2の導電端子の嵌合部が、タング部の第2の表面上に露出する、複数の導電端子と、絶縁本体上に固定され、接地はんだ付け脚部を少なくとも有し、かつタング部の外部空間を囲んで嵌合キャビティを形成する、外部遮蔽シェルと、主板および主板から延在する延在部を少なくとも備える、接地金属板であって、主板がタング部内に埋め込まれて第1の導電端子を第2の導電端子から離間し、延在部が絶縁本体の側部から少なくとも延出して外部遮蔽シェルに電気的に接触する、接地金属板と、を備える、電気コネクタを提供する。
【0006】
実施形態において、延在部の遠位端は、接触部として形成され、外部遮蔽シェルには、接触部を固定溝内に挿入させることができるように、延在部に対応する固定溝が少なくとも提供される。
【0007】
実施形態において、固定溝は、水平に延在する底縁部および傾斜して延在する傾斜縁部を有し、接触部は、底縁部と傾斜縁部とが接合される固定溝の位置に係止される。
【0008】
実施形態において、固定溝は円弧形状を有し、接触部は、円弧形状を有する固定溝内に係止される。
【0009】
実施形態において、固定溝は、複数の円弧縁部を有し、円弧縁部は、固定溝に、幅広区分ならびに幅広区分の前部側および後部側にそれぞれ位置付けられる2つの幅狭区分を形成させ、接触部には、その上にノッチが提供され、ノッチは、固定溝の幅広区分で対応して係止され、接触部の他の部分は、固定溝の幅狭区分で係止される。
【0010】
実施形態において、外部遮蔽シェルは、上部壁、上部壁と反対側にある底部壁、および上部壁と底部壁との間で接続される2つの側壁を備え、外部遮蔽シェルの2つの側壁の各々には、1つの固定溝が提供され、接地金属板は、2つの延在部を備え、各延在部が、絶縁本体の本体部の側部から外部に突出して外部遮蔽シェルの1つの固定溝上に対応して掛止する。
【0011】
実施形態において、タング部は、前面および第1の表面と第2の表面との間に位置付けられる2つの側面をさらに備え、接地金属板は、主板の前端部の2つの側部からそれぞれ延在する2つの保護部をさらに備え、各保護部が、タング部の前面と側面との間の移行位置上に露出する平滑なガイド面を少なくとも備える。
【0012】
実施形態において、各保護部は、屈曲して主板に対して垂直に延在し、タング部の2つの側面の各々には、内部にくぼんだ掛止溝が提供され、保護部は掛止溝上に露出した掛止面をさらに備える。
【0013】
実施形態において、電気コネクタは、内部遮蔽シェルをさらに備え、内部遮蔽シェルは外部遮蔽シェルと絶縁本体との間に位置付けられ、絶縁本体のタング部の後部区分およびタング部に隣接する本体部の一部を取り囲む。
【0014】
実施形態において、接地金属板は、主板から延在する接地はんだ付け脚部を少なくともさらに備える。
【0015】
実施形態において、接地金属板の延在部は、接地はんだ付け脚部であり、接地金属板の接地はんだ付け脚部は、外部遮蔽シェルの接地はんだ付け脚部上に付着する。
【0016】
実施形態において、外部遮蔽シェルは、外部遮蔽シェルの2つの側部からそれぞれ下方へ延在する2つの接地はんだ付け脚部を有し、接地金属板は、主板の2つの側部からそれぞれ延在する2つの接地はんだ付け脚部を備える。
【0017】
実施形態において、外部遮蔽シェルは、外部遮蔽シェルの2つの接地はんだ付け脚部の上にそれぞれ2つの受容溝で開放され、接地金属板の接地はんだ付け脚部は、受容溝を対応して通過して、外部遮蔽シェルの接地はんだ付け脚部の外部から外部遮蔽シェルの接地はんだ付け脚部上に付着して、下方に延在する。
【0018】
実施形態において、受容溝は、後方に開放され、接地金属板の接地はんだ付け脚部は、後部から前部へと受容溝内に水平に挿入されて受容溝内に固定される。
【0019】
実施形態において、接地金属板の接地はんだ付け脚部および外部遮蔽シェルの接地はんだ付け脚部は、ビアはんだ付けの形態であり、回路基板の同じ接地はんだ付けビアに対応してはんだ付けすることができる。
【0020】
実施形態において、外部遮蔽シェルの接地はんだ付け脚部および/または接地金属板の接地はんだ付け脚部には各々、グラビング(grabbing)はんだ孔が提供される。
【0021】
実施形態において、接地金属板は、主板の後縁部から後方に延在する2つの接続部、横方向に延在して2つの接続部に接続される梁をさらに備え、梁は、絶縁本体の本体部分内に埋め込まれ、本体部分の2つの側部から外部に延在し、接地金属板の2つの接地はんだ付け脚部は、梁の2つの端部から下方へ屈曲してそれぞれ延在する。
【0022】
実施形態において、第1の導電端子、第2の導電端子、および接地金属板は、それぞれ、第1の絶縁部材、第2の絶縁部材、および第3の絶縁部材内に埋め込まれ、第1の絶縁部材は、第3の絶縁部材上に提供され、第1の絶縁部材および第2の絶縁部材は、それらの間に第3の絶縁部材を介在させる。
【0023】
実施形態において、第3の絶縁部材には、その上にタング部が提供され、タング部の第1の表面は、その上に第1の端子受容溝の群を伴って形成され、タング部の第2の表面は、その上に第2の端子受容溝の群を伴って形成され、第1の導電端子の嵌合部は、第1の端子受容溝内に対応して受容され、第2の導電端子の嵌合部は、第2の端子受容溝内に対応して受容される。
【0024】
実施形態において、第3の絶縁部材の後部には、第2の導電端子を対応して受容するための複数の端子受容溝が提供される。
【0025】
従来技術と比較すると、本開示の電気コネクタは、接地金属板の延在部を外部遮蔽シェルに接触させて、その後、外部遮蔽シェルの接地はんだ付け脚部を介して接地させることによって、接地回路を接地金属板に確実に提供することができ、これによって、高周波信号の伝送を促進し、その結果、導電端子の2つの群の高周波信号間の干渉を低減することができ、また、このような構造は、接地はんだ付けパッドを回路基板上にさらに提供することを必要としない。
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1】本開示の第1の実施形態の電気コネクタおよび回路基板を示す図である。
図2図1の電気コネクタおよび回路基板の側面図である。
図3図2の線B−Bに沿って見た断面図である。
図4】回路基板が電気コネクタから分離された図1の図である。
図5】外部遮蔽シェルが電気コネクタから分離された、本開示の第1の実施形態の電気コネクタを示す図である。
図6図5の電気コネクタの側面図である。
図7】第1のモジュール、第2のモジュール、および第3のモジュールが互いに分離された、図5の図である。
図8】導電端子、接地金属板、および絶縁本体が互いに分離された、図7の図である。
図9】本開示の第2の実施形態の電気コネクタおよび回路基板を示す図である。
図10図9の電気コネクタおよび回路基板の側面図である。
図11】外部遮蔽シェルが電気コネクタから分離された、本開示の第2の実施形態の電気コネクタを示す図である。
図12】第1のモジュール、第2のモジュール、および第3のモジュールが互いに分離された、図11の電気コネクタの図である。
図13】導電端子、接地金属板、および絶縁本体が互いに分離された、図12の図である。
図14】本開示の第3の実施形態の電気コネクタの接地金属板を示す図である。
図15】本開示の第4の実施形態の電気コネクタおよび回路基板を示す図である。
図16図15の電気コネクタおよび回路基板の側面図である。
図17図16の線A−Aに沿って見た断面図である。
図18】回路基板が分離された図15の図である。
図19】外部遮蔽シェルが電気コネクタから分離された、本開示の電気コネクタの図である。
図20】内部遮蔽シェルが電気コネクタから分離された、図19の電気コネクタの図である。
図21】第1のモジュール、第2のモジュール、および第3のモジュールが互いに分離された、図20の図である。
図22】導電端子、接地金属板、および絶縁本体が互いに分離された、図21の図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
本開示は、様々な形態の実施形態を許容し得るが、本開示は、本開示の原理の例示と見なされるべきであり、本開示を例証されるものに限定する意図はないことを理解の上で、特定の実施形態を図に示し、本明細書において詳細に記載する。
【0028】
したがって、特徴に対する言及は、本開示の実施形態の特徴を説明することを意図し、そのすべての実施形態が説明された特徴を有する必要があることを示唆するものではない。さらに、説明がいくつかの特徴を例証することに留意するべきである。潜在的なシステム設計を例証するためにある特徴がともに組み合わされている一方で、明確に開示されない他の組み合わせにおいて、それらの特徴を使用することもできる。よって、示す組み合わせは、別段の記載のない限り、限定することを意図したものではない。
【0029】
例証される実施形態において、本開示の種々の要素の構造および動きを説明するために使用される、方向表現(上下、左右、前後など)は、絶対的ではなく相対的なものである。これらの表現は、要素が図で示される位置にある場合に適切である。しかしながら、要素の位置の説明が変わる場合、これらの表現はそれに応じて変えられるべきであると推測される。
【0030】
以下、本開示の実施形態を図と組み合わせて詳細に説明する。図1図8を参照すると、本開示の第1の実施形態の電気コネクタが示される。
【0031】
図1図4を参照すると、電気コネクタ10は、高いデータ伝送速度を支持する電気接続レセプタクルであり、電気コネクタ10は回路基板20上に実装することができる。回路基板20は、横方向に沿って互いに交互であり、かつ回路基板20の後部上に前後方向に沿って配置される、第1のはんだ付けパッド201の群および第2のはんだ付けパッド202の群を提供される。回路基板20は、2つの前部接地はんだ付けパッド205および2つの後部接地はんだ付けパッド207をさらに提供される。ここで、第1のはんだ付けパッド201および第2のはんだ付けパッド202は、表面実装技術の形態であり、接地はんだ付けパッド205、207は、ビアの形態である。
【0032】
電気コネクタ10は一般に、絶縁本体1、絶縁本体1に提供される複数の導電端子2、絶縁本体1の外周周辺で外装されて固定される外部遮蔽シェル3、外部遮蔽シェル3と絶縁本体1との間に固定される内部遮蔽シェル4、および絶縁本体1内に埋め込まれる接地金属板5を備える。180度の対称として提供される嵌合キャビティ109を形成するように、外部遮蔽シェル3が取り囲まれる。導電端子2は、表面実装技術によって回路基板20のはんだ付けパッド201、202の2つの群上にはんだ付けすることができる。外部遮蔽シェル3は、複数の接地はんだ付け脚部35、37を有し、接地はんだ付け脚部35、37は、それぞれ、回路基板20の接地はんだ付けパッド205、207にはんだ付けすることができる。
【0033】
図5図8を参照すると、絶縁本体1は、本体部14、および本体部14から前方へ延在するタング部16を備える。本体部14は、比較的幅広くかつ大きく、タング部16は比較的狭くかつ長い。具体的には、絶縁本体1は、第1の絶縁部材11、第2の絶縁部材12、および第3の絶縁部材13をアセンブリすることによって形成される。
【0034】
第1の絶縁部材11は主に、直方体形状を有する基部111、基部111の両側上にそれぞれ提供されて垂直に延在する2つの固定部112、基部111の上側部上に提供される2つの受容チャネル113、および基部111上に提供される2つの固定溝を備える。具体的には、各固定部112は、垂直に延在する突出レールである。
【0035】
第2の絶縁部材12は主に、直方体形状を有する基部121、基部121の両側上にそれぞれ提供されて垂直に延在する2つの固定部122、基部121の底側部に提供される2つの受容チャネル、および基部121上に提供される2つの固定溝124を備える。具体的には、各固定部122は、垂直に延在する突出レールである。
【0036】
第3の絶縁部材13は主に、主要部15および主要部15の前側部から前方へ延在するタング部16を備える。主要部15は一般に、2つの反対側に延在する側部152および2つの延在側部152間に横方向に接続される補強リブ155を備える。主要部15は、上下方向に沿って貫通する受容空間153を伴って形成される。第1の絶縁部材11および第2の絶縁部材12は、受容空間153の下部および上部でそれぞれ固定されて互いに当接する。タング部16は、2つの延在側部152の前端部から前方へさらに延在する。2つの延在側部152の下部の2つの反対側の内側部には各々、第1の実装部が提供される。2つの延在側部152の上部の2つの反対側の内側部には各々、第2の実装部1522が提供される。具体的には、第1の実装部は、垂直に延在して延在側部152の下部の内側部にくぼんだ第1のチャネルであり、第1のチャネルは延在側部152の下端部で開放される。第2の実装部1522は、垂直に延在して延在側部152の上部の内側部にくぼんだ第2のチャネルであり、第2のチャネルは延在側部152の上端部で開放される。延在側部152は、延在側部152の上面の後端部で上方へ突出する位置制限ブロック1526を伴ってさらに形成される。
【0037】
タング部16は、比較的幅広くかつ大きく、上下方向に沿って反対側である、第1の表面(下側面)168および第2の表面(上側面)169、ならびに前面1671および第1の表面168と第2の表面169との間に接続される2つの側面1672を有する。タング部16の第1の表面168は、その上に第1の端子受容溝161の群を伴って形成される。タング部16の第2の表面169は、その上に第2の端子受容溝162の群を伴って形成される。タング部16は、本体部14に近接する後部区分165および後部区分165から前方へ延在する前部区分166を備える。複数の突出リブ1651および複数の突出リブ1652は、タング部16の延在方向に対して垂直方向に沿った後部区分165で第1の表面168の一部および第2の表面169の一部からそれぞれ突出し、端子受容溝161の区分は、2つの突出リブ1651の間に形成され、端子受容溝162の区分は、2つの突出リブ1652の間に形成される。突出リブ1651の上面は、互いに実質的に面一であり、突出リブ1652の上面は、互いに実質的に面一であり、タング部16の上側部および下側部でそれぞれ位置付けられる、タング部16の側部突出リブ1651の上面とタング部16の側部突出リブ1652の上面との間の距離は、後部区分165の厚みを画定する。後部区分165の厚みは、前部区分166の厚みより大きい。このような構造によって、タング部16が嵌合コネクタからの損傷を回避するための良好な強度を有することができる。タング部16の後部区分165の2つの側部は、各々、受容溝164を伴ってさらに形成される。
【0038】
具体的には、第1の絶縁部材11の2つの固定部112および第3の絶縁部材13の2つの第1の実装部は、対応して係合され、その結果、第1の絶縁部材11は受容空間153の下部に下から上へと挿入され、実装され、かつ固定される。第2の絶縁部材12の2つの固定部122および第3の絶縁部材13の2つの第2の実装部1522は、対応して係合され、その結果、第2の絶縁部材12は受容空間153の上部に上から下へと挿入され、実装され、かつ固定されて、第2の絶縁部材12の基部121の底面および第1の絶縁部材11の基部111の上面は、互いに当接する。このような係合構造によって、第1の絶縁部材11、第2の絶縁部材12、および第3の絶縁部材13を絶縁本体1の本体部14を構成するようにともに密集して係合させることができる(図3参照)。
【0039】
図5図8を参照すると、導電端子2は、金属板をパンチングおよびベンディングすることによって一体的に形成される。導電端子2は、第1の導電端子21の群および第2の導電端子22の群に分割される。各第1の導電端子21は、嵌合部211、はんだ付け部212、および嵌合部211とはんだ付け部212との間に接続される接続部213を備える。嵌合部211は、第1の端子受容溝161内に対応して受容されて、タング部16の第1の表面168上に露出する。はんだ付け部212は、絶縁本体1の本体部14から後方へ延在する。接続部213は、本体部14内に埋め込まれる。同様に、各第2の導電端子22は、嵌合部221、はんだ付け部222、および嵌合部221とはんだ付け部222との間に接続される接続部223を備える。嵌合部221は、第2の端子受容溝162内に対応して受容されて、タング部16の第2の表面169上に露出する。はんだ付け部222は、絶縁本体1の本体部14から後方へ延在する。接続部223は、本体部14内に埋め込まれる。図1図8を参照すると、第1の導電端子21の嵌合部211および第2の導電端子22の嵌合部221は、嵌合キャビティ109内に180度の対称として配置され、その結果、嵌合コネクタが二重配向で電気コネクタ10内に挿入される場合、適切な接続を得ることができる。
【0040】
図4図8を参照すると、外部遮蔽シェル3は、上部壁31、2つの側壁32、および底部壁33を備える。前部接地はんだ付け脚部35は、各側壁32の中央位置から下方に延在する。上部壁31は、いくつかの係合部311によってはめ込まれる。底部壁33も、いくつかの係合部によってはめ込まれる。各側壁32の後部は、そこから下方へ延在する後部接地はんだ付け脚部37を伴って形成される。各側壁32の後部は、掛止片36を伴ってさらに形成される。各側壁32の後部は、対応する後部接地はんだ付け脚部37の上の固定溝321によって開放され、固定溝321は後方へ開放された開口を有する。具体的には、図6を参照すると、固定溝321は後部から前部へと徐々に狭くなり、具体的には、本実施形態において、固定溝321は水平に延在する底縁部3211および前部から後部へと上方に傾斜して延在する傾斜縁部3212を備える。他の例証されない実施形態において、底縁部3211および/または傾斜縁部3212は、各々、必ずしも真っ直ぐな縁部というわけではなく、後部から前部へと徐々に狭くなるプロファイルが得られる限り、特定のラジアンを有する円弧縁部として変化してもよい。外部遮蔽シェル3が絶縁本体1上に外装される場合、側壁32の後端部は、絶縁本体1の位置制限ブロック1526に当接し、その結果、位置制限ブロック1526は固定溝321の開口を閉塞することができる。掛止片36の屈曲後、掛止片36を絶縁本体1の後側部上に掛止し、外部遮蔽シェル3を絶縁本体1上に固定させることができる。
【0041】
図5図8を参照すると、内部遮蔽シェル4は、本体部14の外周部周辺で固定され、タング部16の後部区分165上に付着してそれを取り囲み、かつ距離を伴って延在する。具体的には、内部遮蔽シェル4は、その後部に位置付けられ、かつ本体部14の前部区分上に付着する固定区分45、その前部に位置付けられ、かつタング部16の後部区分165上に付着する延在区分46、および固定区分45と延在区分46との間に垂直に接続される接続区分47を備える。内部遮蔽シェル4は、固定区分45が外部遮蔽シェル3に接触することにより接地することができる。延在区分46は、突出リブ1651および突出リブ1652上に支持されるため、1つの延在区分46と第1の導電端子21との間の間隔、ならびに延在区分46と第2の導電端子22との間の間隔を維持することができる。
【0042】
具体的には、内部遮蔽シェル4は、上下方向に沿って2つの金属シェル部材41を係合することによって形成される。各金属シェル部材41は、ステッププロファイルを有し、かつ本体部14上に固定される水平固定板417、タング部16の後部区分165上に付着する水平延在板418、および水平固定板417と水平延在板418との間に垂直に接続される垂直接続板413を備える。2つの固定突出片415は、水平固定板417の後縁部から垂直に延在し、固定突出片415は、好ましくはさかとげである。2つの掛止フック414、416は、水平延在板418の2つの側部からそれぞれ垂直に延在し、掛止フック414の掛止ノッチ4141は、掛止フック416の掛止ノッチ4161の反対側にある。
【0043】
下に位置付けられる金属シェル部材41の固定突出片415は、第1の絶縁部材11の固定溝内に対応して挿入される。上に位置付けられる金属シェル部材41の固定突出片415は、第2の絶縁部材12の固定溝124内に対応して挿入される。加えて、1つの金属シェル部材41の掛止フック414は、他の金属シェル部材41の掛止フック416上に掛止され、その結果、2つの金属シェル部材41を互いに係止することができる。具体的には、掛止フック414、416は、絶縁本体1の受容溝164内で互いに掛止され、その結果その中のタング部16の後部区分165を取り囲む。
【0044】
内部遮蔽シェル4がレーザー溶接または弾性接触により外部遮蔽シェル3の係合部311、331と係合されることによって、内部遮蔽シェル4は接地することができる。
【0045】
図3及び図8を参照すると、接地金属板5は、主板51および主板51の後縁部から後方へ延在する2つの接続部53、横方向へ延在して2つの接続部53を接続する梁54、梁54の2つの側部から外部にさらに延在する2つの延在部55、ならびに主板51の前端部の2つの側部からそれぞれ延在する2つの保護部56を備える。
【0046】
梁54は、I形断面形状を有し、その2つの端部において、それぞれに2つの側部ウイング部57を伴って形成される。主板51のプロファイルは、タング部16の前部区分のプロファイルと同様である。主板51は、タング部16内に埋め込まれて、第1の導電端子21を第2の導電端子22から離間する。主板51は、タング部16の前面1671および2つの側面1672上で部分的に露出する。主板51の2つの側端部は、掛止溝163上でそれぞれ露出し、嵌合プラグ(図示せず)の側面上の板ばねに接触して、それにより接地回路を接地金属板5に提供することに留意すべきである。梁54は、第3の絶縁部材13の主要部15内に埋め込まれる。具体的には、梁54の主要部は、主要部15の補強リブ155内に埋め込まれ、2つの側部ウイング部57は、主要部15の2つの延在側部152内にそれぞれ埋め込まれて、主要部15の構造強度を増加させる。
【0047】
図3に示すように、2つの延在部55は、主要部15の2つの側部から外部へ延在し、各延在部55の遠位端は、接触部555として形成され、接触部555は、外部遮蔽シェル3の固定溝321内に対応して挿入されて、底縁部3211および傾斜縁部3212が接合される、固定溝321の位置で係止され、外部遮蔽シェル3に密接に接触して、それにより接地金属板5および外部遮蔽シェル3を電気的に接続させて、その結果、各接触部555は、外部遮蔽シェル3の接地はんだ付け脚部35、37を介して接地回路を接地金属板5に提供することができる。本実施形態において、具体的には、接触部555は、外部へ突出する長方形の片である。従来技術と比較すると、このような接地構造は、接触部555と外部遮蔽シェル3の固定溝321とがクリッピングの様式において密接に係合され、接触はより信頼でき、それにより良好な接地効果を容易に得ることができ、接触部555および固定溝321の接触状態の改質を促進するために、接触部555および固定溝321の接触状態を確認するのは容易であると認識される。加えて、このような接地構造は、接地はんだ付け脚部(図示せず)を接地金属板5上にさらに提供する必要はなく、かつ対応する接地はんだ付けパッドを回路基板20上にさらに提供する必要もなく、これは実装に対して単純かつ便利である。
【0048】
各保護部56は、屈曲して主板51に対して垂直に延在する。具体的には、各保護部56は、固定溝17上に露出する掛止面562、タング部16の前面1671と2つの側面1672との間の移行位置上に露出するガイド面564、および掛止面562とガイド面564との間に接続される接続面563を備える。本実施形態において、掛止面562、接続面563、およびガイド面564は、主板51の側端部に接続されるカンチレバー561の外側部に位置付けられる。タング部16が嵌合コネクタと繰り返して嵌合する場合、2つの保護部56は、タング部16の前縁部が損傷するのを防止することができる。加えて、掛止面562は、絶縁本体1の掛止溝163上に対応して露出することから、別の接地回路が接地金属板5に提供されるように、掛止面562は嵌合コネクタの側面上の板ばね(図示せず)に当接することができる。
【0049】
加えて、主板51は、その上に複数のスルーホール58を伴って形成される。梁54と接続部53との間の接合位置も、2つのスルーホール59を伴って形成される。これらのスルーホール58、59は、第3の絶縁部材13と接地金属板5との間の係合強度を増加させることができる。
【0050】
図7および図8を参照すると、第1の導電端子21および第1の絶縁部材11は、第1のモジュール7として係合される。第2の導電端子22および第2の絶縁部材12は、第2のモジュール8として係合される。接地金属板5および第3の絶縁部材13は、第3のモジュール9として係合される。ここで、第1のモジュール7は、下から上へと第3のモジュール9上に積み重ねられ、その結果、第1の導電端子21の嵌合部211は、タング部16の第1の端子受容溝161内に対応して挿入されて、そこに受容され、第2のモジュール8は、上から下へと第3のモジュール9上に積み重ねられ、その結果、第2の導電端子22の嵌合部221は、タング部16の第2の端子受容溝162内に対応して挿入されて、そこに受容される。
【0051】
本開示の第1の実施形態の電気コネクタのアセンブリプロセスは一般に、パンチングおよびベンディングによって、導電端子2、外部遮蔽シェル3、2つの金属シェル部材41、および接地金属板5を形成するステップと、その後、インサート成形によって、第1のモジュール7、第2のモジュール8、および第3のモジュール9を形成するステップと、次に第1のモジュール7を下から上へと第3のモジュール9の受容空間153の下部内に挿入し、その後、第2の絶縁部材12の底面および第1の絶縁部材11の上面が互いに当接するまで、第2のモジュール8を上から下へと第3のモジュール9の受容空間153の上部内に挿入し、その結果、第1のモジュール7は第3のモジュール9上に提供され、第3のモジュール9が第1のモジュール7と第2のモジュール8との間に密接に介在され、複合本体6を形成するステップと、次に、2つの金属シェル部材41を複合本体6上に対応して実装するステップと、最後に、外部遮蔽シェル3を絶縁本体1上に前部から後部へと外装するステップと、を含む。
【0052】
従来技術と比較すると、本開示の第1の実施形態の電気コネクタ10は、接地金属板5の延在部55を外部遮蔽シェル3に接触させて、その後外部遮蔽シェル3の接地はんだ付け脚部35、37を介して接地させることによって、接地回路を接地金属板5に確実に提供することができ、これによって、高周波信号の伝送を促進し、その結果、導電端子21、22の2つの群の高周波信号間の干渉を低減することができ、加えて、接地金属板5の保護部56は嵌合コネクタの板ばねに接触し、接地回路を増加させることができ、また、このような構造は、接地はんだ付けパッドを回路基板20上にさらに提供することを必要としない。
【0053】
図9図13を参照すると、本開示の第2の実施形態の電気コネクタが示される。電気コネクタ10aと前述の実施形態の電気コネクタ10との間の主要な相違は、外部遮蔽シェル3aの固定溝321aが、形状において外部遮蔽シェル3の固定溝321と異なり、接地金属板5aの延在部55aも、形状において接地金属板3の延在部55と異なるという点である。具体的には、本実施形態において、固定溝321aは、複数の円弧縁部を有し、円弧縁部は、固定溝321aに幅広区分3213aおよび幅広区分3213aの前部側および後部側でそれぞれに位置付けられる2つの幅狭区分3214aを形成させ、接触部555aは、接触部555aの中央に位置付けられて外部に開放されるノッチ5551aを有する長方形の片である。接地金属板5aの延在部55aが外部遮蔽シェル3a上に係止される場合、接触部555aのノッチ5551aは、固定溝321aの幅広区分3213aに対応し、接触部555aの他の部分556aは、固定溝321aの幅狭区分3214aで対応して係止される。
【0054】
図14を参照すると、本開示の第3の実施形態の電気コネクタの接地金属板が示され、接地金属板5bと先行の接地金属板5、5aとの相違は、接地金属板5bが主板51bの後端部から屈曲して延在する2つの接地はんだ付け脚部52bをさらに備えることができ、2つの接地はんだ付け脚部52bは、回路基板に対応してはんだ付けすることができ、その結果、さらなる接地回路を接地金属板5bにさらに提供することができるという点である。
【0055】
図15図22を参照すると、本開示の第4の実施形態の電気コネクタが示される。
【0056】
図15図18を参照すると、電気コネクタ10cは、高いデータ伝送速度を支持する電気接続レセプタクルであり、電気コネクタ10cは、陥没型において回路基板20c上に実装することができる。回路基板20cには、その前部にノッチ209cが提供される。回路基板20cは、横方向に沿って互いに交互に配置され、かつ回路基板20cの後部上に前後方向に沿って配置される、第1のはんだ付けパッド201cの群および第2のはんだ付けパッド202cの群を提供される。回路基板20cは、2つの前部接地はんだ付けパッド205cおよび2つの後部接地はんだ付けパッド207cをさらに提供される。ここで、第1のはんだ付けパッド201cおよび第2のはんだ付けパッド202cは、表面実装技術の形態であり、接地はんだ付けパッド205c、207cは、貫通の形態である。電気コネクタ10cは一般に、絶縁本体1c、絶縁本体1cに提供される複数の導電端子2c、絶縁本体1cの外周周辺で外装されて固定される外部遮蔽シェル3c、外部遮蔽シェル3cと絶縁本体1cとの間に固定される内部遮蔽シェル4c、および絶縁本体1内に埋め込まれる接地金属板5cを備える。180度の対称として提供される嵌合キャビティ109cを形成するように、外部遮蔽シェル3cが取り囲まれる。電気コネクタ10cは、陥没の形態において回路基板20cのノッチ209c内に受容される。導電端子2cは、表面実装技術によって回路基板20cのはんだ付けパッド201c、202cの2つの群上にはんだ付けすることができる。外部遮蔽シェル3cは、複数の接地はんだ付け脚部35c、37cを有し、接地はんだ付け脚部35、37は、回路基板20cの接地はんだ付けパッド205c、207cにそれぞれはんだ付けすることができる。
【0057】
図19図22を参照すると、絶縁本体1cは、本体部14c、および本体部14cから前方へ延在するタング部16cを備える。ここで、本体部14cは、比較的幅広くかつ大きく、タング部16cは比較的狭くかつ長い。具体的には、絶縁本体1cは、第1の絶縁部材11c、第2の絶縁部材12c、および第3の絶縁部材13cをアセンブリすることによって形成される。
【0058】
第1の絶縁部材11cは主に、直方体形状を有する基部111c、基部111cの両側上にそれぞれ提供され、かつ垂直に延在する2つの固定部112c、基部111cの上側部上に提供される2つの受容チャネル113c、および基部111c上に提供される2つの固定溝114cを備える。具体的には、各固定部112cは、垂直に延在する突出レールである。
【0059】
第2の絶縁部材12cは主に、直方体形状を有する基部121c、基部121cの両側上にそれぞれ提供され、かつ垂直に延在する2つの固定部122c、基部121cの底側部に提供される2つの受容チャネル(図示せず)、および基部121c上に提供される2つの固定溝124cを備える。具体的には、各固定部122cは、垂直に延在する突出レールである。
【0060】
第3の絶縁部材13cは主に、主要部15cおよび主要部15cの前側部から前方へ延在するタング部16cを備える。主要部15cは一般に、向かい合う2つの延在側部152cおよび2つの延在側部152cの間に横方向に接続される補強リブ155cを備える。主要部15cは、上下方向に沿って貫通する受容空間153cを伴って形成される。第1の絶縁部材11cおよび第2の絶縁部材12cは、受容空間153cの下部および上部でそれぞれ固定されて互いに当接する。タング部16cは、2つの延在側部152cの前端部から前方へさらに延在する。2つの延在側部152cの下部の2つの向かい合う内側部には各々、第1の実装部が提供される。2つの延在側部152cの上部の2つの向かい合う内側部には各々、第2の実装部1522cが提供される。具体的には、第1の実装部は、垂直に延在して延在側部152cの下部の内側部にくぼんだ第1のチャネルであり、第1のチャネルは延在側部152cの下端部で開放される。第2の実装部1522cは、垂直に延在して延在側部152cの上部の内側部にくぼんだ第2のチャネルであり、第2のチャネルは延在側部152cの上端部で開放される。延在側部152cは、延在側部152cの上面の後端部で上方へ突出する、位置制限ブロック1526cを伴ってさらに形成される。補強リブ155cには、第2の導電端子22cが変形するのを防止するように第2の導電端子22cの接続部223cを受容して固定するために、その上面上に端子受容溝1551cの群が提供される。
【0061】
タング部16cは、上下方向に沿って向かい合う、第1の表面(下側面)168cおよび第2の表面(上側面)169c、ならびに前面1671cおよび第1の表面168cと第2の表面169cとの間に接続される2つの側面1672cを有する。タング部16cの第1の表面168cは、その上に第1の端子受容溝161cの群を伴って形成される。タング部16cの第2の表面169cは、その上に第2の端子受容溝162cの群を伴って形成される。タング部16cは、本体部14cに近接する後部区分165cおよび後部区分165cから前方へ延在する前部区分166cを備える。タング部16cの前部区分166cの2つの側部は、各々、くぼんだ掛止溝163cを伴って形成される。タング部16cの後部区分165cの2つの側部は、各々、受容溝164cを伴って形成される。複数の突出リブ1651cおよび複数の突出リブ1652cは、タング部16cの延在方向に対して垂直方向に沿った後部区分165cで第1の表面168cの一部および第2の表面169cの一部からそれぞれ突出し、端子受容溝161cの区分は、2つの突出リブ1651cの間に形成され、端子受容溝162cの区分は、2つの突出リブ1652cの間に形成される。突出リブ1651cの上面は、互いに実質的に面一であり、突出リブ1652cの上面は、互いに実質的に面一であり、タング部16cの上側部および下側部でそれぞれ位置付けられる、タング部16cの側部突出リブ1651cの上面とタング部16cの側部突出リブ1652cの上面との間の距離は、後部区分165cの厚みを画定する。後部区分165cの厚みは、前部区分166cの厚みより大きい。このような構造によって、タング部16cが嵌合コネクタからの損傷を回避するための良好な強度を有することができる。
【0062】
具体的には、第1の絶縁部材11cの2つの固定部112cおよび第3の絶縁部材13cの2つの第1の実装部は、対応して係合され、その結果、第1の絶縁部材11cは受容空間153cの下部に下から上へと挿入され、実装され、かつ固定される。第2の絶縁部材12cの2つの固定部122cおよび第3の絶縁部材13cの2つの第2の実装部1522cは、対応して係合され、その結果、第2の絶縁部材12cは受容空間153cの上部に上から下へと挿入され、実装され、かつ固定されて、第2の絶縁部材12cの基部121cの底面および第1の絶縁部材11cの基部111cの上面は、互いに当接する。このような係合構造によって、第1の絶縁部材11c、第2の絶縁部材12c、および第3の絶縁部材13cを絶縁本体1cの本体部14cを構成するようにともに密集して係合させることができる(図17参照)。
【0063】
図19図22を参照すると、導電端子2cは、金属板からパンチングおよびベンディングすることによって一体的に形成される。導電端子2cは、第1の導電端子21cの群および第2の導電端子22cの群に分割される。各第1の導電端子21cは、嵌合部211c、はんだ付け部212c、および嵌合部211cとはんだ付け部212cとの間に接続される接続部213cを備える。嵌合部211cは、第1の端子受容溝161c内に対応して受容されて、タング部16cの第1の表面168c上に露出する。はんだ付け部212cは、絶縁本体1cの本体部14cから後方へ延在する。接続部213cは、本体部14c内に埋め込まれる。同様に、各第2の導電端子22cは、嵌合部221c、はんだ付け部222c、および嵌合部221cとはんだ付け部222cとの間に接続される接続部223cを備える。嵌合部221cは、第2の端子受容溝162c内に対応して受容されて、タング部16cの第2の表面169c上に露出する。はんだ付け部222cは、絶縁本体1cの本体部14cから後方へ延在する。接続部223cは、本体部14c内に埋め込まれる。接続部223cの末端部は、主要部15cの補強リブ155cの端子受容溝1551c内にそれぞれ受容される。図16を参照すると、第1の導電端子21cの嵌合部211cおよび第2の導電端子22cの嵌合部221cは、嵌合キャビティ109c内に180度の対称として配置され、その結果、嵌合コネクタが適切な配向または上下逆の配向で電気コネクタ10c内に挿入される場合、適切な接続を得ることができる。
【0064】
図18図22を参照すると、外部遮蔽シェル3cは、上部壁31c、2つの側壁32c、および底部壁33cを備える。前部接地はんだ付け脚部35cは、各側壁32cの中央位置から下方へ延在する。各側壁32cの後部は、そこから下方へ延在する後部接地はんだ付け脚部37cを伴って形成される。後部接地はんだ付け脚部37cには、後部接地はんだ付け脚部37cと回路基板20cとの間の係合強度を増加させるように、その上にグラビングはんだ孔371cが提供される。各側壁32cの後部は、掛止片36cを伴ってさらに形成される。各側壁32cは、後部接地はんだ付け脚部37cの上に、細長い受容溝322cによって開放される。受容溝322cは、掛止片36cの下に位置付けられ、後方へ開放される開口を有する。外部遮蔽シェル3cが絶縁本体1c上へ外装される場合、外部遮蔽シェル3cが絶縁本体1c上に固定されるように、側壁32cの後端部は、絶縁本体1cの位置制限ブロック1526cに当接し、掛止片36cの屈曲後、掛止片36cが絶縁本体1cの後側部上に掛止する。
【0065】
図17および図19図22を参照すると、内部遮蔽シェル4cは、本体部14cの外周部周辺で固定され、タング部16cの後部区分165c上に付着してそれを取り囲み、かつ距離を伴って延在する。具体的には、内部遮蔽シェル4cは、その後部に位置付けられ、かつ本体部14cの前部区分上に付着する固定区分45c、その前部に位置付けられ、かつタング部16cの後部区分165c上に付着する延在区分46c、および固定区分45cと延在区分46cとの間に垂直に接続される接続区分47cを備える。内部遮蔽シェル4cは、固定部分45cが外部遮蔽シェル3cに接触することにより接地することができる。延在区分46cは、突出リブ1651cおよび突出リブ1652c上に支持されるため、1つの延在区分46cと第1の導電端子21cとの間の間隔、ならびに延在区分46cと第2の導電端子22cとの間の間隔を維持することができる。
【0066】
具体的には、内部遮蔽シェル4cは、上下方向に沿って2つの金属シェル部材41cを係合することによって形成される。各金属シェル部材41cは、ステッププロファイルを有し、かつ本体部14c上に固定される水平固定板417c、タング部16cの後部区分165c上に付着する水平延在板418c、および水平固定板417cと水平延在板418cとの間に垂直に接続される垂直接続板413cを備える。2つの固定突出片415cは、水平固定板417cの後縁部から垂直に延在して、固定突出片415cは、好ましくはさかとげである。2つの掛止フック414c、416cは、水平延在板418cの2つの側部からそれぞれ垂直に延在し、掛止フック414cの掛止ノッチ4141cは、開口方向において掛止フック416cの掛止ノッチ4161cの反対側にある。
【0067】
下に位置付けられる金属シェル部材41cの固定突出片415cは、第1の絶縁部材11cの固定溝114c内に対応して挿入される。上に位置付けられる金属シェル部材41cの固定突出片415cは、第2の絶縁部材12cの固定溝124c内に対応して挿入される。加えて、1つの金属シェル部材41cの掛止フック414cは、他の金属シェル部材41cの掛止フック416c上に掛止され、その結果、2つの金属シェル部材41cを互いに係止することができる。具体的には、掛止フック414c、416cは、絶縁本体1cの受容溝164c内で互いに掛止され、その結果、その中のタング部16cの後部区分165cを取り囲む。
【0068】
内部遮蔽シェル4cがレーザー溶接または弾性接触により外部遮蔽シェル3cの係合部311c、331cと係合されることによって、内部遮蔽シェル4cは接地することができる。
【0069】
図22を参照すると、接地金属板5cは、パンチングおよびベンディングすることによって一体的に形成される。接地金属板5cは、主板51cおよび主板51cの後縁部から後方へ延在する2つの接続部53c、横方向に延在して2つの接続部53cを接続する梁54c、および梁54cの2つの側部から外部へさらに延在する2つの接地はんだ付け脚部52cを備える。
【0070】
具体的には、2つの接続部53cは、互いに離間する2つの延在アームによって構成されて、主板51cの後縁部から後方へ延在する。梁54cは、I形断面形状を有し、その2つの端部において、2つの側部ウイング部57cをそれぞれ伴って形成される。主板51cのプロファイルは、タング部16cの前部区分のプロファイルと実質的に同様である。主板51cは、タング部16c内に埋め込まれて、第1の導電端子21cを第2の導電端子22cから離間する。主板51cは、タング部16cの前面1671cおよび2つの側面1672c上に部分的に露出する。主板51cの2つの側端部は、掛止溝163c上にそれぞれ露出して、嵌合プラグ(図示せず)の側面上の板ばねに接触して、それにより接地回路を接地金属板5cに提供することに留意すべきである。梁54cは、第3の絶縁部材13cの主要部15c内に埋め込まれて、主要部15cの2つの側部から外部へ延在する。具体的には、梁54cの主要部は、主要部15cの補強リブ155c内に埋め込まれ、2つの側部ウイング部57cは、主要部15cの2つの延在側部152c内にそれぞれ埋め込まれ、主要部15cの構造強度を増加させる。
【0071】
2つの接地はんだ付け脚部52cは、梁54cの2つの端部からそれぞれ下方へ屈曲して延在する。2つの接地はんだ付け脚部52cは、絶縁本体1cの本体部14cの2つの側部からそれぞれ外部へ延在して、外部遮蔽シェル3cの接地はんだ付け脚部37c上にそれぞれ付着する。具体的には、各接地はんだ付け脚部52cは、外部遮蔽シェル3cの受容溝322cを水平に通過し、接地はんだ付け脚部37cの外部から接地はんだ付け脚部37c上に付着し、かつ下方へ延在して、その結果、各接地はんだ付け脚部52cは、接地される後部接地はんだ付け脚部37c(図15および図18参照)と伴に回路基板20cの1つの接地はんだ付けパッド207cを共有することができる。接地はんだ付け脚部52cが外部遮蔽シェル3cと接触することは、接地金属板5cに対する接地効果をさらに増加させるのに、さらに有益である。
【0072】
加えて、主板51cは、その上に複数のスルーホール58cを伴って形成される。好ましくは、スルーホール58cは、前後方向に沿って延在する中心軸に対し対称として配置される。梁54cと接続部53cとの間の接合位置も、2つのスルーホール59cを伴って形成される。これらのスルーホール58c、59cは、第3の絶縁部材13cと接地金属板5cとの間の係合強度を増加させることができる。
【0073】
図20図22を参照すると、第1の導電端子21cおよび第1の絶縁部材11cが第1のモジュール7cとして係合されるように、インサート成形プロセスによって、第1の導電端子21cが第1の絶縁部材11c内に埋め込まれる。第2の導電端子22cおよび第2の絶縁部材12cが第2のモジュール8cとして係合されるように、インサート成形プロセスによって、第2の導電端子22cが第2の絶縁部材12c内に埋め込まれる。接地金属板5cおよび第3の絶縁部材13cが第3のモジュール9cとして係合されるように、インサート成形プロセスによって、接地金属板5cが第3の絶縁部材13c内に埋め込まれる。ここで、第1のモジュール7cは、下から上へと第3のモジュール9c上に積み重ねられ、その結果、第1の導電端子21cの嵌合部211cは、タング部16cの第1の端子受容溝161c内に対応して挿入されて、そこに受容され、第2のモジュール8cは、上から下へと第3のモジュール9c上に積み重ねられ、その結果、第2の導電端子22cの嵌合部221cは、タング部16cの第2の端子受容溝162c内に対応して挿入されて、そこに受容される。このような複合構造は、製造およびアセンブルを容易にする。
【0074】
本開示の第4の実施形態の電気コネクタのアセンブリプロセスは一般に、パンチングおよびベンディングすることによって、導電端子2c、外部遮蔽シェル3c、2つの金属シェル部材41c、および接地金属板5cを形成するステップと、その後、インサート成形によって、第1のモジュール7c、第2のモジュール8c、および第3のモジュール9cを形成するステップと、次に、第1のモジュール7cを下から上へと第3のモジュール9cの受容空間153cの下部に挿入し、その後、第2の絶縁部材12cの底面および第1の絶縁部材11cの上面が互いに当接するまで、第2のモジュール8cを上から下へと第3のモジュール9cの受容空間153cの上部に挿入し、その結果、第1のモジュール7cは第3のモジュール9c上に提供され、第3のモジュール9cが第1のモジュール7cと第2のモジュール8cとの間に密接に介在され、複合本体6cを形成するステップと、次に、2つの金属シェル部材41cを複合本体6c上に対応して実装するステップと、最後に、外部遮蔽シェル3cを絶縁本体1c上に前部から後部へと外装するステップと、を含む。
【0075】
従来技術と比較すると、本開示の第4の実施形態の電気コネクタ10cにおいて、接地金属板5cの接地はんだ付け脚部52cは、外部遮蔽シェル3cの後部接地はんだ付け脚部37c上に付着し、その結果、接地はんだ付け脚部52cは、外部遮蔽シェル10cの後部接地はんだ付け脚部37cに提供される回路基板20cの1つの接地はんだ付けパッド207cを共有することができ、接地金属板5cの接地はんだ付け脚部52cは、回路基板20c上にさらに提供される接地はんだ付けパッドを必要とせず、さらに接地金属板5cが信頼性が高い接地効果を得ることを可能にさせる。
【0076】
上記の内容は、本開示の実施形態に過ぎず、本開示を実施する解決策を限定するためには使用されず、当業者は、本開示の主要な概念および趣旨に基づいて、対応する変形または改変を都合よく行うことができ、このため、本開示の保護の範囲は、特許請求の範囲の用語によって決定されるものとする。
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