特許第6685775号(P6685775)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ オークラ輸送機株式会社の特許一覧

<>
  • 特許6685775-仕分装置および案内ユニット 図000002
  • 特許6685775-仕分装置および案内ユニット 図000003
  • 特許6685775-仕分装置および案内ユニット 図000004
  • 特許6685775-仕分装置および案内ユニット 図000005
  • 特許6685775-仕分装置および案内ユニット 図000006
  • 特許6685775-仕分装置および案内ユニット 図000007
  • 特許6685775-仕分装置および案内ユニット 図000008
  • 特許6685775-仕分装置および案内ユニット 図000009
  • 特許6685775-仕分装置および案内ユニット 図000010
  • 特許6685775-仕分装置および案内ユニット 図000011
  • 特許6685775-仕分装置および案内ユニット 図000012
  • 特許6685775-仕分装置および案内ユニット 図000013
  • 特許6685775-仕分装置および案内ユニット 図000014
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6685775
(24)【登録日】2020年4月3日
(45)【発行日】2020年4月22日
(54)【発明の名称】仕分装置および案内ユニット
(51)【国際特許分類】
   B65G 47/68 20060101AFI20200413BHJP
   B65G 47/46 20060101ALI20200413BHJP
   B65G 17/06 20060101ALI20200413BHJP
【FI】
   B65G47/68 C
   B65G47/46 B
   B65G17/06 C
【請求項の数】7
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2016-44496(P2016-44496)
(22)【出願日】2016年3月8日
(65)【公開番号】特開2017-159987(P2017-159987A)
(43)【公開日】2017年9月14日
【審査請求日】2019年1月18日
(73)【特許権者】
【識別番号】000103426
【氏名又は名称】オークラ輸送機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100062764
【弁理士】
【氏名又は名称】樺澤 襄
(74)【代理人】
【識別番号】100092565
【弁理士】
【氏名又は名称】樺澤 聡
(74)【代理人】
【識別番号】100112449
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 哲也
(72)【発明者】
【氏名】▲高▼橋 亘平
(72)【発明者】
【氏名】澤田 広樹
【審査官】 土田 嘉一
(56)【参考文献】
【文献】 特開2007−126250(JP,A)
【文献】 特開2009−208883(JP,A)
【文献】 米国特許第05333715(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65G 47/68
B65G 17/06
B65G 47/46
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
物品を搬送する搬送手段と、この搬送手段の搬送方向に対する左右移動により物品を左右に仕分ける部材と、物品を左右に仕分ける前記部材の被案内部を案内する案内手段とを備えた仕分装置に用いられ、前記案内手段が有する交差状をなす案内レールの交差位置に配置される案内ユニットであって、
前記被案内部を案内する案内ベース体と、
この案内ベース体に対して回動可能に設けられ、前記被案内部を案内する上流側案内体と、
前記案内ベース体に対して回動可能に設けられ、前記被案内部を案内する下流側案内体とを備え、
前記上流側案内体は、前記被案内部の一部と接触する接触部を有し、
前記案内ベース体は、前記上流側案内体の前記接触部と上下方向に重なるように位置して前記被案内部の他部と接触可能な接触部を有し、
前記案内ベース体の前記接触部は、前記被案内部の下流側への移動によって前記上流側案内体が回動し終えるまで前記被案内部の他部が接触可能な長さを前記被案内部の移動方向に有する
ことを特徴とする案内ユニット。
【請求項2】
前記被案内部は、軸状のピンであり、
前記被案内部の一部および他部は、前記ピンの軸方向に位置する
ことを特徴とする請求項1記載の案内ユニット。
【請求項3】
物品を搬送する搬送手段と、
前記被案内部を案内する案内手段とを備え、
前記案内手段は、交差状をなす案内レールと、この案内レールの交差位置に配置された請求項1または2記載の案内ユニットとを有する
ことを特徴とする仕分装置。
【請求項4】
物品支持体に支持された物品を搬送する搬送手段と、前記物品支持体に対する摺動移動により物品を左右に仕分ける部材と、物品を左右に仕分ける前記部材の被案内部を案内する案内手段とを備えた仕分装置であって、
前記被案内部を案内する案内ユニットを備え、
前記案内ユニットは、
下流側ほど内側方向に位置する一対の外側上流案内部と、
前記外側上流案内部の終端の下流に配置され、下流側ほど外側方向に位置する一対の外側下流案内部と、
一対の前記外側上流案内部の間に設けられ、前記外側上流案内部と上流側通路を形成して前記被案内部を内側方向へ案内する内側上流案内部と、
一対の前記外側下流案内部の間に設けられ、前記外側下流案内部と下流側通路を形成して前記被案内部を外側方向へ案内する内側下流案内部とを備え、
前記内側上流案内部は、上流側の長側面部およびこの長側面部よりも上下方向長さが短い下流側の短側面部を有する上流側案内部と、前記被案内部の移動力を受けて鉛直軸回りに回動可能な上流側案内体とを有し、
前記上流側案内体は、前記上流側案内部の前記短側面部と上下方向に重なるように配置され
前記上流側案内部の前記短側面部は、前記上流側案内体が前記被案内部の一部によって回動し終えるまで前記被案内部の他部を案内可能な長さを前記被案内部の移動方向に有する
ことを特徴とする仕分装置。
【請求項5】
前記内側下流案内部は、下流側の長側面部およびこの長側面部よりも上下方向長さが短い上流側の短側面部を有する下流側案内部と、前記被案内部の移動力を受けて鉛直軸回りに回動可能な下流側案内体とを有し、
前記下流側案内体は、前記下流側案内部の前記短側面部と上下方向に重なるように配置され、前記上流側案内体の回動に連動する
ことを特徴とする請求項4記載の仕分装置。
【請求項6】
前記上流側案内部の前記短側面部は、前記被案内部の移動によって前記上流側案内体に対して独立して回動可能な回動部材によって形成され、
前記回動部材は、前記上流側通路のうちの一方を閉じる
ことを特徴とする請求項4または5記載の仕分装置。
【請求項7】
物品を搬送する搬送手段と、この搬送手段の搬送方向に対する左右移動により物品を左右に仕分ける部材と、物品を左右に仕分ける前記部材の被案内部を案内する案内手段とを備えた仕分装置に用いられ、前記案内手段が有する交差状をなす案内レールの交差位置に配置される案内ユニットであって、
前記被案内部を案内する案内ベース体と、
この案内ベース体に対して回動可能に設けられ、前記被案内部を案内する上流側案内体と、
前記案内ベース体に対して回動可能に設けられ、前記被案内部を案内する下流側案内体とを備え、
前記上流側案内体は、前記被案内部の一部と接触する接触部を有し、
前記案内ベース体は、前記上流側案内体の前記接触部と重なるように位置して前記被案内部の他部と接触可能な接触部を有し、
前記被案内部は、軸状のピンのみで構成されており、
前記上流側案内体の前記接触部は、前記ピンの一部と接触し、
前記案内ベース体の前記接触部は、前記ピンのうち前記上流側案内体の前記接触部と接触する前記一部とは軸方向の位置が異なる他部と接触可能である
ことを特徴とする案内ユニット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、物品を適切に仕分けることができる仕分装置およびこの仕分装置に用いられる案内ユニットに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば下記の特許文献1に記載された仕分装置が知られている。
【0003】
この従来の仕分装置は、物品を搬送する搬送手段と、この搬送手段に対する摺動により物品を押し出して仕分ける複数の押出体と、この押出体の被案内部を案内する案内ユニット(ガイド切換装置)とを備えている。
【0004】
また、案内ユニットは、押出体(移動シュー)の被案内部(張出部材)を異なった方向に案内するガイドレールの交差位置に配置されている。そして、案内ユニットは、回転カム、インレットガイド、切換ガイドおよびストッパが支持板上に配置され、この支持板の下側は三個のギヤが噛み合った構造となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平4−223921号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そして、このような物品を搬送しながら仕分ける仕分装置においては、仕分対象の物品が適切に仕分けられなければならない。
【0007】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、物品を適切に仕分けることができる仕分装置および案内ユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1記載の案内ユニットは、物品を搬送する搬送手段と、この搬送手段の搬送方向に対する左右移動により物品を左右に仕分ける部材と、物品を左右に仕分ける前記部材の被案内部を案内する案内手段とを備えた仕分装置に用いられ、前記案内手段が有する交差状をなす案内レールの交差位置に配置される案内ユニットであって、前記被案内部を案内する案内ベース体と、この案内ベース体に対して回動可能に設けられ、前記被案内部を案内する上流側案内体と、前記案内ベース体に対して回動可能に設けられ、前記被案内部を案内する下流側案内体とを備え、前記上流側案内体は、前記被案内部の一部と接触する接触部を有し、前記案内ベース体は、前記上流側案内体の前記接触部と上下方向に重なるように位置して前記被案内部の他部と接触可能な接触部を有し、前記案内ベース体の前記接触部は、前記被案内部の下流側への移動によって前記上流側案内体が回動し終えるまで前記被案内部の他部が接触可能な長さを前記被案内部の移動方向に有するものである。
【0009】
求項記載の案内ユニットは、請求項1記載の案内ユニットにおいて、前記被案内部は、軸状のピンであり、前記被案内部の一部および他部は、前記ピンの軸方向に位置するものである。
【0010】
請求項記載の仕分装置は、物品を搬送する搬送手段と、前記被案内部を案内する案内手段とを備え、前記案内手段は、交差状をなす案内レールと、この案内レールの交差位置に配置された請求項1または2記載の案内ユニットとを有するものである。
【0011】
請求項記載の仕分装置は、物品支持体に支持された物品を搬送する搬送手段と、前記物品支持体に対する摺動移動により物品を左右に仕分ける部材と、物品を左右に仕分ける前記部材の被案内部を案内する案内手段とを備えた仕分装置であって、前記被案内部を案内する案内ユニットを備え、前記案内ユニットは、下流側ほど内側方向に位置する一対の外側上流案内部と、前記外側上流案内部の終端の下流に配置され、下流側ほど外側方向に位置する一対の外側下流案内部と、一対の前記外側上流案内部の間に設けられ、前記外側上流案内部と上流側通路を形成して前記被案内部を内側方向へ案内する内側上流案内部と、一対の前記外側下流案内部の間に設けられ、前記外側下流案内部と下流側通路を形成して前記被案内部を外側方向へ案内する内側下流案内部とを備え、前記内側上流案内部は、上流側の長側面部およびこの長側面部よりも上下方向長さが短い下流側の短側面部を有する上流側案内部と、前記被案内部の移動力を受けて鉛直軸回りに回動可能な上流側案内体とを有し、前記上流側案内体は、前記上流側案内部の前記短側面部と上下方向に重なるように配置され、前記上流側案内部の前記短側面部は、前記上流側案内体が前記被案内部の一部によって回動し終えるまで前記被案内部の他部を案内可能な長さを前記被案内部の移動方向に有するものである。
【0012】
請求項5記載の仕分装置は、請求項4記載の仕分装置において、前記内側下流案内部は、下流側の長側面部およびこの長側面部よりも上下方向長さが短い上流側の短側面部を有する下流側案内部と、前記被案内部の移動力を受けて鉛直軸回りに回動可能な下流側案内体とを有し、前記下流側案内体は、前記下流側案内部の前記短側面部と上下方向に重なるように配置され、前記上流側案内体の回動に連動するものである。
【0013】
請求項6記載の仕分装置は、請求項4または5記載の仕分装置において、前記上流側案内部の前記短側面部は、前記被案内部の移動によって前記上流側案内体に対して独立して回動可能な回動部材によって形成され、前記回動部材は、前記上流側通路のうちの一方を閉じるものである。
【0014】
請求項7記載の案内ユニットは、物品を搬送する搬送手段と、この搬送手段の搬送方向に対する左右移動により物品を左右に仕分ける部材と、物品を左右に仕分ける前記部材の被案内部を案内する案内手段とを備えた仕分装置に用いられ、前記案内手段が有する交差状をなす案内レールの交差位置に配置される案内ユニットであって、前記被案内部を案内する案内ベース体と、この案内ベース体に対して回動可能に設けられ、前記被案内部を案内する上流側案内体と、前記案内ベース体に対して回動可能に設けられ、前記被案内部を案内する下流側案内体とを備え、前記上流側案内体は、前記被案内部の一部と接触する接触部を有し、前記案内ベース体は、前記上流側案内体の前記接触部と重なるように位置して前記被案内部の他部と接触可能な接触部を有し、前記被案内部は、軸状のピンのみで構成されており、前記上流側案内体の前記接触部は、前記ピンの一部と接触し、前記案内ベース体の前記接触部は、前記ピンのうち前記上流側案内体の前記接触部と接触する前記一部とは軸方向の位置が異なる他部と接触可能であるものである。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、物品を適切に仕分けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の一実施の形態に係る仕分装置の概略平面図である。
図2】同上仕分装置の案内ユニットおよび押出体を示す斜視図である。
図3】同上案内ユニットを示す斜視図である。
図4】同上案内ユニットの平面図である。
図5】同上案内ユニットの側方視断面図である。
図6】同上案内ユニットの上流側からみた図である。
図7】同上案内ユニットの部分底面図である。
図8】同上案内ユニットの溝幅寸法の説明図である。
図9】同上案内ユニットの動作説明図で、(a)が平面図、(b)が側面図である。
図10図9に続く動作説明図で、(a)が平面図、(b)が側面図である。
図11図10に続く動作説明図で、(a)が平面図、(b)が側面図である。
図12】本発明の他の実施の形態に係る仕分装置の案内ユニットの平面図である。
図13】同上案内ユニットの側方視断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明の一実施の形態について図1ないし図11を参照して説明する。
【0018】
図1において、1は仕分装置で、この仕分装置1は、例えば比較的小さな物品Wを搬送しながら、搬送途中で仕分情報に基づいてその物品Wを左右両側方へ仕分けを行うことが可能な搬送仕分装置である。なお、仕分装置1の搬送方向からみて、コンベヤフレーム側である左右側を外側とする。
【0019】
仕分装置1は、物品Wを搬送方向に搬送する搬送手段2と、この搬送手段2に対する側方への摺動(移動)により物品Wを搬送手段2上から分岐搬送手段3上に搬送方向に対して左右に押し出して仕分ける複数の押出体(移動シュー)4と、この押出体4の被案内部である上下方向の軸状のピン7を案内する案内ユニット5とを備えている。
【0020】
なお、仕分装置1は、物品Wを搬送手段2の左右両側方へ仕分け可能なものであるから、搬送手段2の左右両側に分岐搬送手段3がそれぞれ連設されている。
【0021】
搬送手段2は、互いに離間対向する左右1対の無端体であるチェーン11を有している。チェーン11は、複数の回転体であるスプロケット12に掛け渡され、駆動源であるモータ13からの動力で所定方向に回行する。
【0022】
両チェーン11間には、チェーン11の回行に基づいて移動しながら物品Wを搬送方向に載置搬送する複数の搬送体である物品支持体14が架設されている。なお、物品支持体14の形状は例えば円筒状であり、チェーン11は、搬送方向長手状のカバー15によって覆われている。
【0023】
押出体4は、搬送手段2の物品支持体14に沿ってこの物品支持体14の長手方向(搬送手段2の搬送方向と交差する方向)へ摺動(スライド)することにより、物品Wを物品支持体14上から分岐搬送手段3上に押し出して仕分けるものである。そして、押出体4は、図2に示すように、搬送方向前後に互いに隣り合う両物品支持体14間に挟持された被挟持部である被保持部21を有している。
【0024】
被保持部21の上部には、物品支持体14上の物品Wに当接してこの物品Wを分岐搬送手段3上に押し出す押出部22が設けられている。なお、押出部22の形状は、平面視で三角状、台形状、円形状等、適宜選択可能である。被保持部21の下部には、案内ユニット5を有する案内手段25によって案内される被案内部であるピン7が下方に向かって突出状に固設されている。このピン7の形状は、本実施例では、上下方向に長手方向を有する丸軸状である。なお、押出体4の被案内部は、ベアリングを有さず、1本の軸部材であるピン7のみによって構成されている。
【0025】
案内手段25は、押出体4のピン7を搬送方向に沿って案内する左右両側の直進案内レール26と、押出体4のピン7を搬送方向に対して傾斜する傾斜方向に沿って案内して押出体4を物品支持体14に対して摺動させる交差状、すなわち例えばX字状をなす2つの案内レール(傾斜案内レール)である分岐案内レール27と、これら両分岐案内レール27の交差位置(両分岐案内レール27によって案内されるピン7の移動経路が交差する交差位置)に配置された案内ユニット5とを有している。
【0026】
なお、各分岐案内レール27の案内始端部の上流側には、直進案内レール26を移動する押出体4のピン7の移動方向を直進方向と分岐案内レール27側への傾斜方向とに選択的に切換可能な切換手段(図示せず)が配設されている。この切換手段は、例えばピン7を案内する回動案内体およびこの回動案内体を仕分情報に基づいて回動させる駆動体等にて構成されている。
【0027】
案内ユニット5は、図2ないし図8に示すように、押出体4のピン7を案内する案内ベース体31と、この案内ベース体31の上流側部分に上下方向の回動中心軸線Aを中心として回動可能に設けられ押出体4のピン7を案内する上流側案内体(第1切換レバー)32と、案内ベース体31の下流側部分に上下方向の回動中心軸線Bを中心として回動可能に設けられ押出体4のピン7を案内する下流側案内体(第2切換レバー)33とを有している。ここで、回動中心軸線Aと回動中心軸線Bとは搬送方向に離間している。なお、案内ベース体31、上流側案内体32および下流側案内体33は、いずれも合成樹脂によって一体に形成されている。
【0028】
また、案内ユニット5は、上流側案内体32と下流側案内体33とを連結して上流側案内体32の回動に応じて下流側案内体33を回動させる連結手段(案内体連動手段)35を有している。
【0029】
このため、上流側案内体32は、押出体4のピン7との当接によって一側方(例えば右側方)へ回動して第1状態となり、押出体4のピン7との当接によって他側方(例えば左側方)へ回動して第2状態となるが、下流側案内体33は、上流側案内体32の一側方への回動に応じて他側方へ回動して第1状態となり、上流側案内体32の他側方への回動に応じて一側方へ回動して第2状態となる。
【0030】
連結手段35は、上流側案内体32に固着された第1ピン36と、この第1ピン36の下端部に固着された第1固定板37と、下流側案内体33に固着された第2ピン38と、この第2ピン38の下端部に固着され第1固定板37と平行に位置する第2固定板39と、一端部が第1固定板37に回動可能に連結されかつ他端部が第2固定板39に回動可能に連結された連結板40とを有している。第1ピン36および第2ピン38は、ベアリングホルダ41にて保持された複数のベアリング42によって回動可能に支持されている。なお、ベアリングホルダ41の素材は金属製、樹脂製等、適宜選択でき、ベアリング42の数は1個でも複数でもよく、さらに、第1ピン36および第2ピン38をベアリングを使用せずに例えばブッシュで保持してもよい。また、第1ピン36の上部に上流側案内体32がボルト48で固定され、第2ピン38の上部に下流側案内体33がボルト49で固定されている。
【0031】
また、図7に示されるように、第2固定板39には、位置決め用の第1孔部43および第2孔部44が形成されている。これら孔部43,44と係合可能なボール45およびこのボール45を付勢するスプリング(図示せず)を有するボールプランジャ(案内体位置決め手段)46が案内ベース体31内に組み込まれている。
【0032】
そして、ボール45と第1孔部43との係合によって案内ベース体31に対する下流側案内体33の回動が規制されることで、両案内体32,33が第1状態に位置決めされる(図7中、実線で示す状態)。また、ボール45と第2孔部44との係合によって案内ベース体31に対する下流側案内体33の回動が規制されることで、両案内体32,33が第2状態に位置決めされる(図7中、二点鎖線で示す状態)。
【0033】
さらに、案内ベース体31には、ボール45の抵抗を調整するためにボールプランジャ46の上下位置を変更するための調整用孔47が形成されている。なお、例えば、連結板40に抵抗をつけるまたは接触型のシールベアリングを使用することにより連結手段35の動作に抵抗を付与する等の方法により、連結手段35の動作後の位置を安定させた場合は、ボールプランジャ46を使用しないことも可能である。
【0034】
ここで、案内ベース体31は、金属製の支持板50に取付具によって固定的に取り付けられてこの支持板50の上面上に配設されている。そして、案内ベース体31は、支持板50の上面に沿って位置する底板部51を有し、この底板部51の上面の左右両側には、互いに離間対向する平面視三角状の一側側案内部52および他側側案内部53が上方に向かって一体に突設されている。
【0035】
また、底板部51の上面の上流側部分には左右の両案内部52,53間に位置する上流側案内部54が上方に向かって一体に突設され、底板部51の上面の下流側部分には左右の両案内部52,53間に位置する下流側案内部55が上方に向かって一体に突設されている。
【0036】
なお、案内ベース体31は、一側側案内部52、他側側案内部53、上流側案内部54および下流側案内部55が個別に形成されたものでもよいが、一体形成された場合は案内ユニットの組み立てがより容易になる。
【0037】
そして、上流側案内部54の凹部56には上流側案内体32が回動中心軸線Aを中心として回動可能に設けられ、下流側案内部55の凹部57には下流側案内体33が回動中心軸線Bを中心として回動可能に設けられている。両案内体32,33の上面は、案内ベース体31の上面と同一面(略同一面を含む)上に位置している。
【0038】
なお、上流側案内部54の凹部56および上流側案内体32間の隙間58は小さいため、ピン7が上流側案内部54上に乗り上げた際に、ピン7が隙間58に入り込むことがない。
【0039】
上流側案内体32は、押出体4のピン7の一部である中間部(例えば上下方向中央部)7aと接触する平面視三角状(略三角状を含む)で板状の接触部32aを先端側に有し、この接触部32aの左右の各側面(ピン接触面)は、静音化のために凹状の湾曲面状に形成されている。なおこの接触部32aの先端面は垂直な平面状に形成されている。
【0040】
下流側案内体33は、上流側案内体32の接触部32aと同じ高さ位置にその接触部32aと対向して位置して押出体4のピン7の一部である中間部7aと接触する平面視三角状で板状の接触部33aを先端側に有し、この接触部33aの左右の各側面(ピン接触面)は垂直な平面状に形成され、この接触部33aの先端部が尖った形状となっている。なお、この接触部33aの先端部が尖った形状となっているのは、移動するピン7との引っ掛りを防止するためである。また、下流側案内体33を大きくするためにこの接触部33aの左右の各側面(ピン接触面)を、凹状の湾曲面状に形成してもよい。
【0041】
一方、案内ベース体31の上流側案内部54は、上流側案内体32の接触部32aと平面視で重なるようにこの接触部32aの下方に近接して位置してピン7の他部(中間部7aとは異なる部分)である下部7bと接触する平面視三角状の接触部である上流側接触部61を有している。この上流側接触部61の左右の各側面(ピン接触面)は垂直な平面状に形成され、この上流側接触部61の先端部が尖った形状(なお、丸みを帯びた形状でも可)となっている。
【0042】
また、案内ベース体31は、下流側案内体33の接触部33aと平面視で重なるようにこの接触部33aの下方に近接して位置してピン7の他部(中間部7aとは異なる部分)である下部7bと接触する接触部である下流側接触部62を有している。
【0043】
この下流側接触部62は、一側側案内部52の先端部にこの先端部上側を切欠くようにして形成された平面視三角状の第1接触部分62aと、他側側案内部53の先端部にこの先端部上側を切欠くようにして形成された平面視三角状の第2接触部分62bと、下流側案内部55の先端部にこの先端部上側を切欠くようにして形成された平面視三角状の第3接触部分62cとにて構成されている(図8参照)。これら3つの接触部分62a,62b,62cの各側面(ピン接触面)は垂直な平面状に形成され、その先端部が尖った形状(なお、丸みを帯びた形状でも可)となっている。
【0044】
なお、第1接触部分62aは下流側案内体33の第2状態時に下流側案内体33の接触部33aの下方に位置してピン7の下部7bと接触し、第2接触部分62bは下流側案内体33の第1状態時に下流側案内体33の接触部33aの下方に位置してピン7の下部7bと接触する。
【0045】
また、案内ベース体31は、図8から明らかなように、分岐案内レール27からのピン7を受け入れて案内する交差状、すなわち例えばX字状をなす2つの案内溝部(案内通路)、すなわち第1案内溝部66および第2案内溝部67を有している。
【0046】
第1案内溝部(第1案内通路)66は、両案内体32,33の第1状態時に押出体4のピン7を案内するもので、上流側案内部54と他側側案内部53との両対向面(垂直な壁面)と、下流側案内部55と一側側案内部52との両対向面(垂直な壁面)と、底板部51の上面(水平な溝底面)とにて構成されている。また、第2案内溝部(第2案内通路)67は、両案内体32,33の第2状態時に押出体4のピン7を案内するもので、上流側案内部54と一側側案内部52との両対向面(垂直な壁面)と、下流側案内部55と他側側案内部53との両対向面(垂直な壁面)と、底板部51の上面(水平な溝底面)とにて構成されている。
【0047】
そして、案内ベース体31の上流側部分に回動可能に設けられた上流側案内体32は、ピン7が第1案内溝部66を移動する際には一側方へ回動して第1状態となってピン7を案内し、ピン7が第2案内溝部67を移動する際には他側方へ回動して第2状態となってピン7を案内する。
【0048】
また、案内ベース体31の下流側部分に回動可能に設けられた下流側案内体33は、ピン7が第1案内溝部66を移動する際には上流側案内体32の回動に連動して他側方へ回動して第1状態となってピン7を案内し、ピン7が第2案内溝部67を移動する際には上流側案内体32の回動に連動して一側方へ回動して第2状態となってピン7を案内する。
【0049】
なお、第1案内溝部66と第2案内溝部67とがなす角度αは、例えば60度である。また、第1案内溝部66の溝幅寸法は、一定ではなく(例えば4.2mm〜4.5mm)、上流側から順に、「狭い」(図8中、a部分)、「広い」(図8中、b部分)および「普通」(図8中、c部分)となっている。なお、第2案内溝部67の溝幅寸法についても同様である。また、図9に示すように、押出体4のピン7の中間部7aの上下方向長さ寸法aは、ピン7の下部7bの上下方向長さ寸法bと同じ(略同じを含む)である。
【0050】
上述したように、案内ユニット5は、主として、押出体4のピン7を案内するX字状の案内溝部66,67を有する案内ベース体31と、この案内ベース体31の上流側部分に回動可能に設けられた上流側案内体32と、前記案内ベース体31の下流側部分に回動可能に設けられた下流側案内体33ととによって構成されている。
【0051】
換言すると、案内ユニット5は、図9に示すように、主として、下流側ほど内側方向に位置する一対の外側上流案内部81と、この外側上流案内部81の終端の下流に配置され(下流終端に配置され)、下流側ほど外側方向に位置する一対の外側下流案内部82と、一対の前記外側上流案内部81の間に設けられ、前記外側上流案内部81と上流側通路86を形成してピン7を内側方向へ案内する内側上流案内部83と、一対の前記外側下流案内部82の間に設けられ、前記外側下流案内部82と下流側通路87を形成してピン7を外側方向へ案内する内側下流案内部84とによって構成されている。なお、外側上流案内部81と外側下流案内部82とが一体である必要は必ずしもなく、それぞれ別体に形成してもよい。
【0052】
そして、内側上流案内部83は、固定設置された上流側固定体である上流側案内部54と、この上流側案内部54に対して相対的に鉛直軸回り(回動中心軸線A回り)に回動可能な上流側案内体32とを有している。内側下流案内部84は、固定設置された下流側固定体である下流側案内部55と、この下流側案内部55に対して相対的に鉛直軸回り(回動中心軸線B回り)に回動可能な下流側案内体33とを有している。
【0053】
また、上流側案内体32はピン7の移動による力を受けて回動し(ピン7との進行状況に応じて回動角度を変更し)、上流側案内部54と上流側案内体32とは上下方向に重なって配置され、これら上流側案内部54および上流側案内体32のうちいずれか一方の全部およびいずれか他方の一部を併せた上下方向長さが、移動姿勢におけるピン7の上下方向の一部に含まれる。下流側案内体33は上流側案内体32に連動して回動し、下流側案内部55と下流側案内体33とは上下方向に重なって配置され、これら下流側案内部55および下流側案内体33のうちいずれか一方の全部およびいずれか他方の一部を併せた上下方向長さが、移動姿勢におけるピン7の上下方向の一部に含まれる。
【0054】
また、上流側案内部(上流側固定部)54は、上流側部分に上下方向の長さが長い長側面部である長側面91を有し、かつ、下流側部分に長側面91に比べて上下方向の長さが短い短側面部である短側面92を有しており、上流側案内体32は短側面92と上下方向に重なるように配置されている。つまり、上流側案内部54は平面視V字状をなす2つの短側面92を有しており、上流側案内体32は、平面視で両短側面92のうちのいずれかと重なる位置に配置されている。
【0055】
下流側固定部55は、下流側部分に上下方向の長さが長い長側面93を有し、上流側部分に長側面93に比べて上下方向の長さが短い短側面94を有しており、下流側案内体33は短側面94と上下に重なるように配置されている。
【0056】
つまり、図3にも示すように、上流側案内部54のうち、上流側接触部61の側面が短側面(短側面部)92であり、それ以外の部分の側面が長側面(長側面部)91である。下流側案内部55のうち、下流側接触部62の第3接触部分62cの側面が短側面(短側面部)94であり、それ以外の部分の側面が長側面(長側面部)93である。また同様に、一側側案内部52のうち、下流側接触部62の第1接触部分62aの側面が短側面(短側面部)101であり、それ以外の部分の側面が長側面(長側面部)102であり、また、他側側案内部53のうち、下流側接触部62の第2接触部分62bの側面が短側面(短側面部)103であり、それ以外の部分の側面が長側面(長側面部)104である。
【0057】
次に、上記仕分装置1の案内ユニット5の作用等を図9ないし図11を参照して説明する。
【0058】
図9(a)および(b)に示すように、両案内体32,33の第1状態時に、押出体4のピン7が第1案内溝部66に沿って移動してきた場合には、両案内体32,33は回動せず第1状態のままで、これら第1状態の両案内体32,33間をピン7が移動していく。
【0059】
この移動の際、ピン7は、案内ベース体31および下流側案内体33の少なくとも一方と常に接触しているため、平面視で連続した一直線状の第1案内面71によってピン7がスムーズに案内されることとなり、案内ベース体31の他側側案内部53から下流側案内体33への乗り移り時および下流側案内体33から案内ベース体31の下流側案内部55への乗り移り時に音が発生しない。
【0060】
つまり、図9(b)に示すように、乗り移り時には、ピン7の中間部(ピン上側)7aが下流側案内体33の接触部33aと接触し、かつ、ピン7の下部(ピン下側)7bが案内ベース体31の下流側接触部62の第2、3接触部分62b,62cと接触するため、このようなピン乗り移り位置での2重構造によってピン7による乗り移り音が発生しない。
【0061】
次いで、図10(a)および(b)に示すように、両案内体32,33の第1状態時に、押出体4のピン7が第2案内溝部67に沿って移動してきた場合には、ピン7が上流側案内体32に当接してこの上流側案内体32が回動し、この上流側案内体32の回動に応じて下流側案内体33が連動回動する。
【0062】
その結果、図11(a)および(b)に示すように、両案内体32,33は、第1案内溝部66に対応する第1状態から、第2案内溝部67に対応する第2状態へと切り換わる。
【0063】
そして、この切り換わり時には、ピン7の中間部(ピン上側)7aが上流側案内体32の接触部32aにおける凹状の湾曲面状の側面に接触し、かつ、ピン7の下部(ピン下側)7bが案内ベース体31の上流側接触部61における平面状の側面に接触するため、このようなピン当接位置での2重構造によってピン7の傾動が規制され、ピン7が上流側案内体32に引っ掛かることがない。
【0064】
この切り換わり後、ピン7は、第2案内溝部67に沿って第2状態の両案内体32,33間を移動していく。
【0065】
この移動の際、ピン7は、案内ベース体31および下流側案内体33の少なくとも一方と常に接触しているため、平面視で連続した一直線状の第2案内面72によってピン7がスムーズに案内されることとなり、案内ベース体31の一側側案内部52から下流側案内体33への乗り移り時および下流側案内体33から案内ベース体31の下流側案内部55への乗り移り時に音が発生しない。
【0066】
つまり、上記図9(b)に示す場合と同様、乗り移り時には、ピン7の中間部(ピン上側)7aが下流側案内体33の接触部33aと接触し、かつ、ピン7の下部(ピン下側)7bが案内ベース体31の下流側接触部62の第1、3接触部分62a,62cと接触するため、このようなピン乗り移り位置での2重構造によってピン7による乗り移り音が発生しない。
【0067】
なお図示しないが、この両案内体32,33の第2状態時にピン7が第2案内溝部67に沿って移動してきた場合には、上記と同様、ピン7が上流側案内体32に当接して両案内体32,33が第1状態に切り換わり、その後、ピン7は第1案内溝部6に沿って第1状態の両案内体32,33間を移動していく。
【0068】
そして、上記仕分装置1によれば、案内ユニット5の上流側案内体32はピン7の一部と接触する接触部32aを有し、案内ベース体31は上流側案内体32の接触部32aと上下に重なるように位置してピン7の他部と接触する上流側接触部61を有するため、押出体4のピン7が上流側案内体32に当接した際に、ピン7が傾動せず、ピン7が上流側案内体32に引っ掛かることがなく、押出体4によって物品Wを適切に仕分けることができる。
【0069】
また、上流側案内体32の接触部32aの側面は、凹状の湾曲面状に形成されているため、接触部32aの側面に作用するピン7からの衝撃力が弱まり、その結果、部品の寿命を延ばすこと、および衝撃音の軽減による静音化を図ることができる。衝撃音が軽減され、静音化を図ることができる。
【0070】
さらに、案内ユニット5の下流側案内体33はピン7の一部と接触する接触部33aを有し、案内ベース体31は下流側案内体33の接触部33aと上下に重なるように位置してピン7の他部と接触する下流側接触部62を有するため、案内ベース体31と下流側案内体33との間での乗り移りの際に、ピン7が段差なくスムーズに乗り移ることとなり、よって押出体4で物品Wを適切に仕分けることができるとともに、静音化を図ることができる。
【0071】
また、上流側案内体32において、下流側短壁(短側面92)が存在しない場合は、一外側上流壁(一方の外側上流案内部81)または他外側上流壁(他方の外側上流案内部81)とピン7からの力を受けて動作する上流側案内体32とによりピン7の移動経路の壁が形成されるため、上流側案内体32の動作によっては、ピン7が不規則に移動する場合がある。しかし、一外側上流壁または他外側上流壁に対して、固定状態の下流側短壁(短側面92)が対向することでピン7の一部が固定的に形成された壁の間を案内され、ピン7の移動が安定し、騒音やピン7の不規則動作を防止することができる。
【0072】
また、下流側案内体33において、上流側短壁(短側面94)が存在しない場合は、一外側下流壁(一方の外側下流案内部82)または他端外側下流壁(他方の外側下流案内部82)と可動の下流側案内体33とによりピン7の移動経路の壁が形成されるため、下流側案内体33と下流側長壁(長側面93)との隙間を移動中のピン7が擦る場合がある。しかし、他外側下流壁または一外側下流壁に対して、固定状態の上流側短壁(短側面94)が対向することでピン7の一部が固定的に形成された壁の間を案内されてピン7の移動が安定し、騒音やピン7の不規則動作を防止することができる。
【0073】
また、第1接触部分62aと第2接触部分62bを設けたことにより、下流側案内体33が第1接触部分62aに接近する方向に回動した場合は、一外側上流壁と下流側案内体33の接触部33aの他方側面とが直線の経路を形成し、下流側案内体33の上流の先端部にピン7が差し掛かった際に、ピン7の一部が固定の第1接触部分62aの側面にも案内されるため、下流側案内体33への乗り移りが安定する。
【0074】
さらに、第1接触部分62aに相当する部分を下流側案内体32の先端部と一体に形成した場合などの切欠きを有しない場合は、第1接触部分62a等の分だけピン7の移動経路の壁に凹みができてしまい、その凹みに対して移動中のピン7が嵌ることがあるが、第1接触部分62aと第2接触部分62bの側面が一方外側案内部と他外側案内部の中間地点の壁の一部を延長する役割を果たしていることからピン7の移動が安定し、騒音やピン7の不規則動作を防止することができる。
【0075】
なお、上流側長壁、下流側長壁、一側側案内部52および他側側案内部53の上下方向の長さは等しくし、また、上流側短壁、下流側短壁、第1接触部分62a、第2接触部分62bの上下方向長さも等しくし、さらに、上流側短壁等の上下方向長さに、上流側案内体32の接触部32aまたは下流側案内体33の接触部33aの上下方向長さを加えた長さが、上流側長壁等の長さと等しくすることができる。これにより、案内ユニット5の上面高さが等しくなり、案内ユニット5の設置がより容易となる。
【0076】
さらに、上流側案内部54に対して上流側案内体32を、下流側案内部55に対して下流側案内体33を上方から取り付け可能なため、案内ユニット5の組み立てが容易である。
【0077】
また、案内通路は上下方向に長手状のピン7のみを案内するため、通路の間隔を狭めることができ、案内ユニット5を小型化することができる。
【0078】
また、上記実施の形態では、案内ベース体31の上流側接触部61が上流側案内体32の接触部32aの下方に位置する構成について説明したが、例えば上流側接触部61が上流側案内体32の接触部32aの上方に位置する構成でもよい。同様に例えば下流側接触部62が下流側案内体33の接触部33aの上方に位置する構成でもよい。
【0079】
また、例えば上流側案内体32の接触部32aの側面は、凹状の湾曲面状でなく、垂直な平面状に形成してもよい。
【0080】
さらに、上流側案内体32の回動に応じて下流側案内体33を連動させる案内体連動手段は、平行リンクを用いた連結手段35には限定されず、例えば複数のギヤ等を用いたもの等でもよい。
【0081】
また、案内ベース体31の上流側接触部61は、上流側案内部54に一体に形成されたものには限定されず、例えば図12および図13に示すように、第1ピン(回動中心軸線A)36を中心として回動可能な回動部材96によって構成してもよい。つまり、この構成では、内側上流案内部83は、上流側の固定の部材と下流側の上下方向に重なった2つの回動可能な部材とを有している。そして、固定の部材の上下方向長さは、何れの回動可能な部材の上下方向長さよりも長く形成されている。
【0082】
回動部材96は、第1ピン36の外周側に回動可能に嵌合された環状の嵌合部97と、この嵌合部97に一体に設けられた平面視三角状の接触部である上流側接触部61とにて構成されている。回動部材96は、第1ピン36に対して固定されておらず、フリー状態であるため、上流側案内体32と一体となって回動するものではなく、ピン7からの力を受けて反応良く回動動作が行われ、ピン7の通路の一部を素早く形成する。つまり、回動部材96は、上流側案内体32と同一の回動中心軸線Aを中心として、上流側案内体32に対して相対的に回動可能に第1ピン36に保持されている。
【0083】
そして、回動部材96は、上流側案内体32と同様、ピン7が第1案内溝部66を移動する際にはピン7との当接によって一側方へ回動して第1状態となってピン7を案内し、ピン7が第2案内溝部67を移動する際にはピン7との当接によって他側方へ回動して第2状態となってピン7を案内する。なお、回動部材96の先端部96aは、第1状態時には第1接触部分62aに当接して位置決めされ、第2状態時には第2接触部分62bに当接して位置決めされる。
【0084】
そして、このような構成とすることで、ピン7の移動通路に隙間がなくなり、ピン7の移動が更に安定化する。また、回動部材96の回動動作は上流側案内体32の回動動作の完了よりも先に完了することで、固定的な通路が素早く形成されるため、ピン7の移動が更に安定する。
【0085】
なお、被案内部7は、ピンとベアリングとが組み合わさったものでも良い。
【符号の説明】
【0086】
1 仕分装置
2 搬送手段
4 押出体
5 案内ユニット
7 被案内部であるピン
25 案内手段
27 案内レールである分岐案内レール
31 案内ベース体
32 上流側案内体
32a 上流側案内体の接触部
33 下流側案内体
33a 下流側案内体の接触部
52 一側側案内部
53 他側側案内部
55 下流側案内部
61 接触部である上流側接触部
62 接触部である下流側接触部
W 物品
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13