(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、近年、製品の小型化の要求に伴い、液晶パネルの厚さを薄くすること(薄厚化)や半導体素子の微細化が望まれている。しかし、従来の塗布装置で使用されているエアベアリング装置で得られる浮上精度では、製品に対する更なる薄厚化や、エアベアリング装置を備える測定装置が実現できる測定精度の高精度化の要請に応えられない恐れがある。
【0006】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものである。すなわち、浮上精度を高め、製品のさらなる薄厚化や、測定精度の高精度化の要請に応えうる浮上精度を実現できるエアベアリング装置及び当該エアベアリング装置を備える測定装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明のエアベアリング装置の第1の態様は、気体を吐出することによる浮上力により浮上可能なパッド部を備え、前記パッド部は、気体が吐出される吐出領域と、吸引力を付与する吸引領域とを有するベアリング面を有する第1のパッド部を備える。
【0008】
また、本発明のエアベアリング装置の第2の態様によれば、第1の態様のエアベアリング装置であって、前記吐出領域には、多孔質体が配置され、前記吸引領域には、吸気溝が設けられている。
【0009】
さらに、本発明のエアベアリング装置の第3の態様によれば、第1又は第2の態様のエアベアリング装置であって、前記吐出領域は、前記吸引領域を取り囲むように配置されている。
【0010】
さらに、本発明のエアベアリング装置の第4の態様によれば、第1乃至第3のいずれかの態様のエアベアリング装置であって、前記パッド部は、気体が吐出される吐出領域を具備するが、吸引力を付与する吸引領域を具備しないベアリング面を有する第2のパッド部を備える。
【0011】
さらに、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の測定装置の第1の態様は、被測定物の平坦度、反り若しくは平面度を測定するための測定手段と、前記被測定物が配置される載置手段と、前記測定手段が装着され、前記載置手段に対して相対移動可能な支持部材と、前記支持部材を前記載置手段から所定距離離間し浮上させるための、前記支持部材に装着されるエアベアリング装置と、を備え、前記エアベアリング装置は、気体を吐出することによる浮上力により浮上可能なパッド部を備え、前記パッド部が、気体が吐出される吐出領域と、吸引力を付与する吸引領域とを有するベアリング面を有する第1のパッド部を備える。
【0012】
また、本発明の測定装置の第2の態様によれば、第1の態様の測定装置であって、前記吐出領域には、多孔質体が配置され、前記吸引領域には、吸気溝が設けられている。
【0013】
本発明の測定装置の第3の態様によれば、第1又は第2の態様の測定装置であって、前記吐出領域は、前記吸引領域を取り囲むように配置されている。
【0014】
本発明の測定装置の第4の態様によれば、第1乃至第3のいずれかの態様の測定装置であって、前記第1のパッド部は、その前記ベアリング面が前記上面及び前記第1の側面に対向するように複数配置されている。
【0015】
本発明の測定装置の第5の態様によれば、第4の態様の測定装置であって、前記載置手段は、前記第1の側面に対向する第2の側面を備え、前記パッド部は、気体が吐出される吐出領域を具備するが、吸引力を付与する吸引領域を具備しない、前記第2の側面に対向するベアリング面を有する第2のパッド部を有する。
【発明の効果】
【0016】
本発明にかかるエアベアリング装置及び測定装置は、エアベアリング装置のパッド部に吸引力を付与する吸引領域を設けることで、エアベアリング装置の浮上量の制御をより高精度で行うことができる。よって、エアベアリング装置を備える種々の加工装置により、被加工物の平坦度、反り、若しくは平面度や厚さ等をより高精度に加工できる。特に、本発明のエアベアリング装置を備える測定装置によれば、被測定物の平坦度、反り、若しくは平面度や厚さ等をより高精度で測定できるため、後工程において、当該被測定物を用いて加工する製品の薄厚化を実現できる。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下に、本発明に係るエアベアリング装置を備える測定装置の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。
【0019】
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る測定装置101を模式的に示す正面図であり、
図2は、
図1に示す測定装置101の平面図であり、
図3は、
図1に示す上面支持エアベアリング装置109の第1のパッド部110の下面図であり、
図4は、
図3の線IV−IV(第1のパッド部110の直径)に沿った第1のパッド部110の断面図であり、
図5は、左側側面支持エアベアリング装置118の第2のパッド部134の直径に沿った断面図であり、
図6は、
図1の測定装置の第1のパッド部110、133、第2のパッド部134の配置を模式的に示す模式平面図である。
【0020】
実施形態の測定装置101は、主として、被測定物であるエアレール103の平坦度(JISC2504:1999)、反り(JISB0415:1975)、若しくは平面度(JISB0182:1993)を測定するための測定手段であるレーザ変位計105と、レーザ変位計105により測定されるエアレール103が配置される処理領域108aを有する載置手段である定盤107と、レーザ変位計105が装着され、定盤107に対して相対移動可能な支持部材であるガントリ115と、ガントリ115を定盤107から所定距離離間し浮上させるための、ガントリ115に装着されるエアベアリング装置である上面支持エアベアリング装置109とを備える。なお、エアレール103は、気体を吐出することにより薄厚ガラス基板等の被処理物を非接触に支持するエア浮上搬送装置を構成する部材である。
【0021】
さらに、上面支持エアベアリング装置109は、パッド部である第1のパッド部110を具備し、第1のパッド部110には気体を吐出することによる浮上力を付与するための吐出領域104と、吸引力を付与するための吸気溝部113が設けられている吸引領域106とを有するベアリング面114が設けられている。第1のパッド部110から付与される浮上力と吸引力により、レーザ変位計105が装着されているガントリ115を定盤107から所定距離離間し浮上させることができる。なお、本実施形態の測定装置101は、上面支持エアベアリング装置109に加え、後述する左右側面支持エアベアリング装置117、118を備える。
【0022】
定盤107は直方体形状であり、その平坦な上面108は、平面視で矩形状の処理領域108aと、上面108の矢印L方向に直交する方向に関し処理領域108aを挟んで配置される支持領域108bと、を有する。処理領域108aは、載置されるエアレール103までの距離を計測する領域であり、支持領域108bは、上面支持エアベアリング装置105の第1のパッド部110が
図2の矢印L方向に従来から知られる不図示の駆動手段により移動する領域である。
【0023】
ガントリ115は、レーザ変位計105が装着されている水平保持部115aと、水平保持部115aに交差する方向に延在し、上面支持エアベアリング装置109が装着されている2つの第1の支持部115bと、右側面支持エアベアリング装置117が装着される第2の支持部115cと、左側面支持エアベアリング装置118が装着される第3の支持部115dとを備える。ガントリ115は、上面支持エアベアリング装置109、右側面支持エアベアリング装置117及び左側面支持エアベアリング装置118により定盤107に接触せずに支持される。
【0024】
水平保持部115aは、定盤107の幅方向(
図1及び
図2の左右方向)に横切るように延在し、定盤107の右側の側面119を越えて終端している。その終端部には、正面視において右側に配置される第2の支持部115cが水平保持部115aに対して垂直に延在する。当該第2の支持部115cの先端部には、右側面支持エアベアリング装置117のパッド部である第1のパッド部133が装着されている。
【0025】
また、正面視において左側に配置される第3の支持部115dは、逆L字形状の部材であり、その一端部が、正面視左側に配置される第1の支持部115bの先端部に連結され、第3の支持部115dの他端部には、左側面支持エアベアリング装置118のパッド部である第2のパッド部134が装着されている。
【0026】
さらに、定盤107の上面108の支持領域108bに対応する位置に、上面支持エアベアリング装置109の第1のパッド部110が配置できるように一対の第1の支持部115bが、水平保持部115aから延びている。一対の第1の支持部115bのそれぞれの先端部には、従来より知られるボールジョイント131を介して上面支持エアベアリング装置109の第1のパッド部110が装着されている。
【0027】
このように、ガントリ115は、上面支持エアベアリング装置109及び側面支持エアベアリング装置117、118により、定盤107の上面108及び側面119から所定距離離間し浮上するともに、定盤107のW方向(ガントリ115の水平保持部115aの長手方向、
図2のL方向に直交する方向)に関する移動は、右側面支持エアベアリング装置117、左側面支持エアベアリング装置118により規制されている。なお、
図1の正面視において、ガントリ115の上方向への移動は、後述するように、上面支持エアベアリング装置109の吸引力により規制される。
【0028】
本実施形態に係る測定装置101に利用されている上面支持エアベアリング装置109について説明する。なお、
図6に示されるように、定盤107の上面108上に正面視で左右にそれぞれ二個ずつ配置される上面支持エアベアリング装置109の両第1のパッド部110は、同一の形状、構成、寸法である。また、右側面支持エアベアリング装置117は、所定圧力で所定流量の気体を供給できるコンプレッサ等の気体供給源(不図示)と、気体供給源から気体を供給される第1のパッド部133と、を備える。左側面支持エアベアリング装置118は、所定圧力で所定流量の気体を供給できるコンプレッサ等の気体供給源(不図示)と、気体供給源から気体を供給される第2のパッド部134と、を備える。従って、操作者が測定装置101を操作すると、制御部135からの駆動信号により、不図示の気体供給源から気体が第1のパッド部110、133及び第2のパッド部134へ供給され、第1のパッド部110、133及び第2のパッド部134から気体を吐出することで浮上力を発生する。
【0029】
上面支持エアベアリング装置109の第1のパッド部110及び右側面支持エアベアリング装置117の第1のパッド部133は、寸法は異なるものの同一の形状、構成であるので、上面支持エアベアリング装置109の第1のパッド部110について説明する。なお、
図6に示されるように、右側面支持エアベアリング装置117は、矢印L方向に互いに離間配置され、互いに同一の形状、寸法、構成の2つの第1のパッド部133を有する。
【0030】
上面支持エアベアリング装置109は、
図6に示されるように矢印L方向に離間する2つの第1のパッド部110を有する。第1のパッド部110は、
図3に示されるように下面視において円形状のベアリング面114を備える。ベアリング面114は、ほぼ中央に位置する吸引領域106と、吸引領域106を取り囲む吐出領域104とを有する。吸引領域106は、所定深さ寸法を有する凹部である吸気溝部113により構成される。吸気溝部113は、下面視において円形状であり、
図4に示されるように吸気溝部113には、第1のパッド部110の厚さ方向に貫通する吸気貫通路121が連通している。従って、真空ポンプ等の不図示の吸引手段からの吸引力が、ベアリング面114に対向する上面である反ベアリング面112側から吸気貫通路121を介し、吸気溝部113へ付与される。
【0031】
また、吐出領域104は、所定厚さを有する多孔質体111により構成されている。多孔質体111は、下面視で円形リング状の部材であり、気体を吐出させる互いに連通する複数の細孔を有する。また、第1のパッド部110は、多孔質体111が装着される固定溝116と、下面視で円形リング状に延在する給気溝123と、給気溝123に連通し、第1のパッド部110の厚さ方向に貫通し反ベアリング面112に至る穴である給気貫通路125と、を有する。さらに、給気貫通路125は、前述の気体供給源に連結されている。
【0032】
なお、
図3に示すように吸気溝部113は、下面視では、円形としているが、楕円形、多角形等の種々の形状とすることができることは言うまでもない。吸気溝部113を設ける代わりに、複数の吸気口を有する部材又は多孔質体により吸引領域を構成することも可能である。また、給気溝123、吸気貫通路121及び給気貫通路125の数、形状、位置は適宜変更可能である。
【0033】
上記構成の上面支持エアベアリング装置109及び右側面支持エアベアリング装置117が、制御部135から駆動信号を受けると、不図示の気体供給源から所定圧力及び所定流量の気体が第1のパッド部110、133に供給される。第1のパッド部110、133に供給された気体は、給気貫通路125及び給気溝123を通り多孔質体111の細孔から吐出され、定盤107の上面108及び側面119に衝突し第1のパッド部110、133に浮上力を付与する。
【0034】
次に、左側面支持エアベアリング装置118の第2のパッド部134について説明する。左側面支持エアベアリング装置118は単一の第2のパッド部134を備える。第2のパッド部134は、上記の第1のパッド部110と同様に、下面視において円形状のベアリング面214を有し、ベアリング面214は、所定厚さを有する多孔質体211により構成されている。すなわち、第2のパッド部134のベアリング面214は、第1のパッド部110のベアリング面114と異なり、吸引領域を備えず、吐出領域204のみを備える。吐出領域204は、多孔質体211により構成されている。
【0035】
多孔質体211は、下面視で円形状の部材であり、気体を吐出させる互いに連通する複数の細孔を有する。また、第2のパッド部134は、第1のパッド部110と同様に、下面視で円形リング状に延在する給気溝223と、給気溝223に連通し、第2のパッド部134の厚さ方向に貫通し反ベアリング面212に至る穴である給気貫通路225と、を有する。さらに、給気貫通路225は、前述の気体供給源に連結されている。
【0036】
上記構成の第2のパッド部134に供給された気体は、給気貫通路225及び給気溝223を通り多孔質体211の細孔から吐出され、定盤107の側面119に衝突し第2のパッド部134に浮上力を付与する。
【0037】
以上の構成において、測定装置101は、制御部135からの駆動信号により、気体源から所定圧力の気体(すなわち圧縮気体)が、上面支持エアベアリング装置109及び左右側面支持エアベアリング装置117、118に供給されると、圧縮気体が多孔質体111、211から噴出し、ガントリ115が、定盤107の上面108及び側面119から所定距離離れた状態で支持される。
【0038】
さらに、不図示の吸引手段も、制御部135からの駆動信号により駆動され、所定の吸引力が吸気溝部113から定盤107の上面108及び側面119に対して付与される。浮上力と吸引力が適宜制御されることにより、定盤107の上面108及び側面119からベアリング面114が所定距離離れた状態で保持される。このように、吸引力を付与できる機能をベアリング面114に設けることにより、気体を吐出することによる浮上力とそれに対向する方向へ作用する吸引力を付与し、浮上量に関する制御の精度を向上させることができる。
【0039】
測定装置101は、上述の通りガントリ115を定盤107から浮上させた状態で、レーザ変位計105が制御部135の駆動信号により処理領域108aに載置されているエアレール103の平坦度、反り、若しくは平面度を測定する。なお、本実施形態では、レーザ変位計105は、半導体レーザ等の光線を照射する発光素子と、被測定物から反射される光線を受光する受光素子とを備える従来から知られる測定手段を利用している。
【0040】
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係る測定装置について
図7を参照しつつ説明する。
図7は、第2の実施形態に係る測定装置の第1のパッド部110、133、第2のパッド部134の配置を模式的に示す模式平面図である。第2の実施形態に係る測定装置は、左側面支持エアベアリング装置134が2つの第2のパッド部134を備える点で、単一の第2のパッド部134を備える第1の実施形態に係る測定装置101と異なる。第2の実施形態に係る測定装置のその他の構成及び効果は、第1の実施形態に係る測定装置101と同じであるので、詳細は割愛する。
【0041】
なお、制御部135(
図1参照。)が、上面支持エアベアリング装置109の第1のパッド部110、右側面支持エアベアリング装置117の第1のパッド部133、左側面支持エアベアリング装置118の第2のパッド部134とに電気的に接続され、各構成要素の動作が制御されることは言うまでない。
【0042】
本実施形態は、左側面支持エアベアリング装置118に第2のパッド部134を2つ備える構成であるので、第1の実施形態と比べ、気体の吐出量をより精細に調整することができ、ガントリ115(
図1参照。)の浮上量をより高精度で行うことができる。
【0043】
(第3の実施形態)
第3の実施形態に係る測定装置について
図8を参照しつつ説明する。
図8は、第3の実施形態に係る測定装置の第1のパッド部110、133の配置を模式的に示す模式平面図である。第3の実施形態に係る測定装置は、左側面支持エアベアリング装置を備えない点で、左側面支持エアベアリング装置134を備える第1の実施形態に係る測定装置101と異なる。したがって、
図1に示される第3の支持部115dを備えない構成である。第3の実施形態に係る測定装置のその他の構成及び効果は、第1の実施形態に係る測定装置101と同じであるので、詳細は割愛する。
【0044】
本実施形態の構成は、定盤107の側面119に対向配置される第1のパッド部133が、浮上力のみならず吸引力をも発生させ、定盤107の上面108と、2つの側面119の一方に対して離間距離を制御する構成であるにも拘わらず、ガントリ115(
図1参照。)と定盤107との間を所定距離に維持することができる。このように、ガントリの浮上量の制御を高い精度で要求されない場合には、第3の実施形態の構成により、ガントリ115の定盤107に対する非接触支持を実現することもできる。
【0045】
なお、上記第1〜第3の実施形態では、多孔質体111が吸気溝部113を取り囲むように構成されているが、必ずしも完全に取り囲む必要はなく、多孔質体(若しくは吐出口を構成する細孔)を部分的に取り囲むように延在することも可能である。また、本実施形態では、左側面支持エアベアリング装置118は、吐出領域のみを備える構成としているが、吸引領域を設けることも可能である。
【0046】
上記した第1〜第3の実施形態では、気体を吐出する吐出口を多孔質体111、211の細孔により構成しているが、多孔質体111、211の代わりに、板部材に細孔を設けることにより吐出口を構成することも可能である。
【0047】
本発明のエアベアリング装置は、測定装置のみならず、被支持物を非接触で支持する種々の支持装置に適用でき、その適用された装置は、本発明の効果及び作用を奏することは言うまでもない。
【0048】
上記第1〜第3の実施形態において、処理領域108aを有する定盤107が載置手段として用いられているが、本発明の載置手段は、当該定盤に限定されない。塗布作業、測定作業などで使用するための所定の平坦度(JISC2504:1999)、反り(JISB0415:1975)、若しくは平面度(JISB0182:1993)を有する平面を備え、所定の剛性、硬度、耐摩耗性を有する種々の台が載置手段として利用できる。また、定盤として、鋳鉄製の箱型定盤、JIS定盤、石定盤等が利用できる。
【0049】
第1〜第3の実施形態のガントリは、定盤107の上面108を跨いで設けられる門型支持部材であるが、上面108を横切る方向に延びる保持部材と、保持部材一方の端部に連結され、定盤に支持される支持部材と、を備える片持ち梁状の支持部材とすることも可能である。
【0050】
第1及び第2の実施形態は、定盤107の一方の側面に対向する第1のパッド部133と、他方の側面119に対向する第2のパッド部134を備える測定装置であるが、本発明の測定装置は、上記構成に限定されない。両側面119に対向するように第2のパッド部を設ける構成とすることも可能である。さらに、矢印L方向に関する第1のパッド部110、133の数や位置は、適宜変更できる。例えば、上記実施形態では、矢印L方向に複数の第1のパッド部110、133を備える構成であるが、単一の第1のパッド部を備える構成とすることも可能である。また、第1と第2のパッド部を備える上面支持エアベアリング装置を上面108に対向配置する構成とすることも可能である。
【0051】
第1〜第3の実施形態において、定盤107の上面108に対向配置される第1のパッド部110と、側面119に対向配置される第1のパッド部133は、別体として構成されているが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、パッド部が、上面108及び側面119の両方に対向配置できる正面視でL字形状のベアリング面を備える構成とすることも可能である。
【0052】
第1〜第3の実施形態における定盤107は、水平な上面108と、上面108の両端部に接続する両側面119とが、互いに直交する構成であるが、本発明のエアベアリング装置が利用できる載置手段は、この構成に限定されない。例えば、定盤107の上面108が水平方向に関し傾斜する面であっても、側面119が、
図1の鉛直方向に関し傾斜する面であっても、パッド部が載置手段の面に対して平行に延在できるベアリング面を備える限り、本発明のエアベアリング装置の目的は達成できる。
【0053】
本出願は、2014年2月18日に出願された日本特許出願2014−028034号の利益を主張するものであり、その内容は全体として参照して本明細書に援用される。