特許第6686031号(P6686031)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6686031
(24)【登録日】2020年4月3日
(45)【発行日】2020年4月22日
(54)【発明の名称】グループチャット方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 13/00 20060101AFI20200413BHJP
   G06F 3/0484 20130101ALI20200413BHJP
   G06F 3/0481 20130101ALI20200413BHJP
   G06Q 50/00 20120101ALI20200413BHJP
【FI】
   G06F13/00 650B
   G06F3/0484 120
   G06F3/0481
   G06Q50/00 300
【請求項の数】13
【全頁数】19
(21)【出願番号】特願2017-539443(P2017-539443)
(86)(22)【出願日】2016年1月21日
(65)【公表番号】特表2018-505484(P2018-505484A)
(43)【公表日】2018年2月22日
(86)【国際出願番号】CN2016071548
(87)【国際公開番号】WO2016119622
(87)【国際公開日】20160804
【審査請求日】2018年10月26日
(31)【優先権主張番号】201510044129.7
(32)【優先日】2015年1月28日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】511050697
【氏名又は名称】アリババ グループ ホウルディング リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(72)【発明者】
【氏名】チャン,レイ
【審査官】 安藤 一道
(56)【参考文献】
【文献】 特表2017−510893(JP,A)
【文献】 米国特許第6515681(US,B1)
【文献】 米国特許出願公開第2015/0046838(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2010/083135(US,A1)
【文献】 国際公開第2014/176748(WO,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2013/298006(US,A1)
【文献】 米国特許第8676913(US,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 13/00
G06F 3/0481
G06F 3/0484
G06Q 50/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
グループチャット方法であって、
グループチャットインターフェイスを通じて選択インターフェイスをユーザーに出力することであって、前記選択インターフェイスは、前記グループチャットインターフェイス内において、フォローするべきグループメンバのグループチャットメッセージを選択するように前記ユーザーに対して促すために使用される、ことと、
前記選択インターフェイスを通じて前記ユーザーによって選択された前記グループチャットメッセージのグループメンバIDを取得することと、
前記グループメンバIDに対応したグループチャットメッセージを表示することと
を含み、
前記グループメンバIDに対応したグループチャットメッセージを表示することは、
前記グループチャットインターフェイス内において前記グループメンバIDに対応した前記グループチャットメッセージを強調表示し、且つ、前記グループメンバIDに対応した前記グループメンバ以外のグループメンバのユーザーアバターを隠蔽すること
を含み、
前記グループチャットインターフェイス内において前記グループメンバIDに対応した前記グループチャットメッセージを強調表示することは、
前記グループチャットインターフェイス内において、ローカルに読み込まれたグループチャットメッセージのうちの1つを強調表示することと、
前記グループチャットインターフェイス内において、サーバーから受信されたグループチャットメッセージのうちの1つを強調表示することと
を含む方法。
【請求項2】
前記グループメンバIDに対応した前記グループチャットメッセージが前記グループチャットインターフェイス内において強調表示された後に、前記フォローオプションに対する前記ユーザーの前記動作指示が受信された場合に、前記グループチャットインターフェイス内において前記強調表示されたグループチャットメッセージを順番にセンタリングすること
を更に含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
グループチャット方法であって、
グループチャットインターフェイスを通じて選択インターフェイスをユーザーに出力することであって、前記選択インターフェイスは、前記グループチャットインターフェイス内において、フォローするべきグループメンバのグループチャットメッセージを選択するように前記ユーザーに対して促すために使用される、ことと、
前記選択インターフェイスを通じて前記ユーザーによって選択された前記グループチャットメッセージのグループメンバIDを取得することと、
前記グループメンバIDに対応したグループチャットメッセージを表示することと
を含み、
前記グループメンバIDに対応したグループチャットメッセージを表示することは、
前記グループチャットインターフェイス内において前記グループメンバIDに対応した前記グループチャットメッセージを強調表示し、且つ、前記グループメンバIDに対応した前記グループメンバ以外のグループメンバのユーザーアバターを隠蔽すること
を含み、前記方法は、
前記グループメンバIDに対応した前記グループチャットメッセージが前記グループチャットインターフェイス内において強調表示された後に、前記グループチャットインターフェイスを通じて回復オプションを前記ユーザーに出力することであって、前記回復オプションは、前記グループチャットインターフェイス内の前記グループチャットメッセージを回復するようにユーザーに対して促すために使用される、ことと、
前記回復オプションに対する前記ユーザーの動作指示が受信された場合に、前記グループチャットインターフェイス内の前記強調表示されたグループチャットメッセージを前記既定の表示方式に回復し、且つ、その他のグループメンバの前記ユーザーアバターを再表示することと
を更に含む、方法。
【請求項4】
グループチャットインターフェイスを通じて選択インターフェイスをユーザーに出力することは、
前記グループチャットインターフェイス内において提供されるフォローオプションに対する前記ユーザーの動作指示が受信された場合に、前記グループチャットインターフェイスを通じて前記選択インターフェイスを前記ユーザーに出力すること
を含む請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
グループチャット装置であって、
グループチャットインターフェイスを通じて選択インターフェイスをユーザーに出力するように構成された出力モジュールであって、前記選択インターフェイスは、前記グループチャットインターフェイス内において、フォローするべきグループメンバのグループチャットメッセージを選択するようにユーザーに対して促すために使用される、出力モジュールと、
前記選択インターフェイスを通じて前記ユーザーによって選択された前記グループチャットメッセージのグループメンバIDを取得するように構成された取得モジュールと、
前記グループメンバIDに対応したグループチャットメッセージの表示を提供するように構成された表示モジュールと
を含み、
前記表示モジュールは、
前記グループチャットインターフェイス内において前記グループメンバIDに対応した前記グループチャットメッセージを強調表示し、且つ、前記グループメンバIDに対応した前記グループメンバ以外のグループメンバのユーザーアバターを隠蔽する
ように更に構成され、
前記表示モジュールは、
前記グループチャットインターフェイス内において、ローカルに読み込まれたグループチャットメッセージのうちの1つを強調表示し、且つ、
前記グループチャットインターフェイス内において、サーバーから受信されたグループチャットメッセージのうちの1つを強調表示する
ように更に構成される、装置。
【請求項6】
前記表示モジュールは、
前記グループメンバIDに対応した前記グループチャットメッセージが前記グループチャットインターフェイス内において強調表示された後に、前記フォローオプションに対する前記ユーザーの前記動作指示が受信された場合に、前記グループチャットインターフェイス内において前記強調表示されたグループチャットメッセージを順番にセンタリングする
ように更に構成される請求項5に記載の装置。
【請求項7】
グループチャット装置であって、
グループチャットインターフェイスを通じて選択インターフェイスをユーザーに出力するように構成された出力モジュールであって、前記選択インターフェイスは、前記グループチャットインターフェイス内において、フォローするべきグループメンバのグループチャットメッセージを選択するようにユーザーに対して促すために使用される、出力モジュールと、
前記選択インターフェイスを通じて前記ユーザーによって選択された前記グループチャットメッセージのグループメンバIDを取得するように構成された取得モジュールと、
前記グループメンバIDに対応したグループチャットメッセージの表示を提供するように構成された表示モジュールと
を含み、
前記表示モジュールは、
前記グループチャットインターフェイス内において前記グループメンバIDに対応した前記グループチャットメッセージを強調表示し、且つ、前記グループメンバIDに対応した前記グループメンバ以外のグループメンバのユーザーアバターを隠蔽する
ように更に構成され、
前記出力モジュールは、
前記グループメンバIDに対応した前記グループチャットメッセージが前記グループチャットインターフェイス内において強調表示された後に、前記グループチャットインターフェイスを通じて回復オプションを前記ユーザーに出力し、前記回復オプションは、前記グループチャットインターフェイス内の前記グループチャットメッセージを回復するように前記ユーザーに対して促すために使用される
ように更に構成され、且つ、
前記装置は、
前記回復オプションに対する前記ユーザーの動作指示が受信された場合に、前記グループチャットインターフェイス内の前記強調表示されたグループチャットメッセージを前記既定の表示方式に回復し、且つ、その他のグループメンバの前記ユーザーアバターを再表示するように構成された回復モジュール
を更に含む、装置。
【請求項8】
前記出力モジュールは、
前記グループチャットインターフェイス内において提供されるフォローオプションに対する前記ユーザーの動作指示が受信された場合に、前記グループチャットインターフェイスを通じて前記選択インターフェイスを前記ユーザーに出力する
ように更に構成される請求項5〜7のいずれか1項に記載の装置。
【請求項9】
グループチャット装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサによって実行可能である命令を保存するように構成されたメモリと
を含み、
前記プロセッサは、前記グループチャット装置が、
グループチャットインターフェイスを通じて選択インターフェイスをユーザーに出力し、前記選択インターフェイスは、前記グループチャットインターフェイス内において、フォローするべきグループメンバのグループチャットメッセージを選択するように前記ユーザーに対して促すために使用され、
前記選択インターフェイスを通じて前記ユーザーによって選択された前記グループチャットメッセージのグループメンバIDを取得し、
前記グループメンバIDに対応したグループチャットメッセージを表示する
ように構成され
前記グループメンバIDに対応したグループチャットメッセージを表示することは、
前記グループチャットインターフェイス内において前記グループメンバIDに対応した前記グループチャットメッセージを強調表示し、且つ、前記グループメンバIDに対応した前記グループメンバ以外のグループメンバのユーザーアバターを隠蔽すること
を含み、
前記グループチャットインターフェイス内において前記グループメンバIDに対応した前記グループチャットメッセージを強調表示することは、
前記グループチャットインターフェイス内において、ローカルに読み込まれたグループチャットメッセージのうちの1つを強調表示することと、
前記グループチャットインターフェイス内において、サーバーから受信されたグループチャットメッセージのうちの1つを強調表示することと
を含む、装置。
【請求項10】
命令のセットを格納する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記命令のセットは、グループチャット装置にグループチャット方法を行わせるように、前記装置の少なくとも一つのプロセッサによって実行可能であり、前記方法が、
グループチャットインターフェイスを通じて選択インターフェイスをユーザーに出力することであって、前記選択インターフェイスは、前記グループチャットインターフェイス内において、フォローするべきグループメンバのグループチャットメッセージを選択するように前記ユーザーに対して促すために使用される、ことと、
前記選択インターフェイスを通じて前記ユーザーによって選択された前記グループチャットメッセージのグループメンバIDを取得することと、
前記グループメンバIDに対応したグループチャットメッセージの表示を提供することと、
を含み、
前記グループメンバIDに対応したグループチャットメッセージを表示することは、
前記グループチャットインターフェイス内において前記グループメンバIDに対応した前記グループチャットメッセージを強調表示し、且つ、前記グループメンバIDに対応した前記グループメンバ以外のグループメンバのユーザーアバターを隠蔽すること
を含み、
前記グループメンバIDに対応した前記グループチャットメッセージは、
ローカルに読み込まれたグループチャットメッセージのうちの1つと、
サーバーから受信されたグループチャットメッセージのうちの1つと
を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項11】
前記命令のセットは、
前記グループメンバIDに対応した前記グループチャットメッセージが前記グループチャットインターフェイス内において強調表示された後に、前記フォローオプションに対する前記ユーザーの前記動作指示が受信された場合に、前記グループチャットインターフェイス内において前記強調表示されたグループチャットメッセージを順番にセンタリングすること
を、前記装置に行わせるように、前記装置の前記少なくとも一つのプロセッサによって実行可能である、請求項10に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項12】
命令のセットを格納する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記命令のセットは、グループチャット装置にグループチャット方法を行わせるように、前記装置の少なくとも一つのプロセッサによって実行可能であり、前記方法が、
グループチャットインターフェイスを通じて選択インターフェイスをユーザーに出力することであって、前記選択インターフェイスは、前記グループチャットインターフェイス内において、フォローするべきグループメンバのグループチャットメッセージを選択するように前記ユーザーに対して促すために使用される、ことと、
前記選択インターフェイスを通じて前記ユーザーによって選択された前記グループチャットメッセージのグループメンバIDを取得することと、
前記グループメンバIDに対応したグループチャットメッセージの表示を提供することと、
を含み、
前記グループメンバIDに対応したグループチャットメッセージを表示することは、
前記グループチャットインターフェイス内において前記グループメンバIDに対応した前記グループチャットメッセージを強調表示し、且つ、前記グループメンバIDに対応した前記グループメンバ以外のグループメンバのユーザーアバターを隠蔽すること
を含み、
前記命令のセットは、
前記グループメンバIDに対応した前記グループチャットメッセージが前記グループチャットインターフェイス内において強調表示された後に、前記グループチャットインターフェイスを通じて回復オプションを前記ユーザーに出力することであって、前記回復オプションは、前記グループチャットインターフェイス内の前記グループチャットメッセージを回復するようにユーザーに対して促すために使用される、ことと、
前記回復オプションに対する前記ユーザーの動作指示が受信された場合に、前記グループチャットインターフェイス内の前記強調表示されたグループチャットメッセージを前記既定の表示方式に回復し、且つ、その他のグループメンバの前記ユーザーアバターを再表示することと
を、前記装置に行わせるように、前記装置の前記少なくとも一つのプロセッサによって実行可能である、非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項13】
グループチャットインターフェイスを通じて選択インターフェイスをユーザーに出力することは、
前記グループチャットインターフェイス内において提供されるフォローオプションに対する前記ユーザーの動作指示が受信された場合に、前記グループチャットインターフェイスを通じて前記選択インターフェイスを前記ユーザーに出力すること
を含む請求項10〜12のいずれか1項に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
技術分野
本出願は、通信の分野に関し、且つ、更に詳しくは、グループチャット方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
背景
インターネット技術の進化に伴って、インスタントメッセージング技術の普及が、様々な利便を一般ユーザーの仕事及び生活にもたらしている。現時点においては、大部分のインスタントメッセージングソフトウェア(Alitalk及びMiTalkなど)がグループチャット機能をサポートしている。グループチャットによれば、共通のトピックに関心を持つ複数のユーザーが、情報を交換及び共有するべく、一堂に会することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
但し、グループチャットアプリケーションの1つの特徴は、多数のユーザーが共通のトピック及びイベントに参加することを要するという点にある。従って、多数のグループメンバを有するユーザーグループ又は多数の活発なグループメンバを有するユーザーグループにおいては、大量のグループチャットメッセージが生成されうる。この結果、ユーザー間のグループチャットにおいて、グループチャットメッセージの迅速な更新により、ユーザーによるメッセージの閲覧が不便になる場合がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
概要
従って、本出願は、端末に適用されるグループチャット方法を提供しており、方法は、
グループチャットインターフェイスを通じて選択インターフェイスをユーザーに出力することであって、選択インターフェイスは、グループチャットインターフェイスにおいて、フォローするべきグループメンバのグループチャットメッセージを選択するようにユーザーに対して促すために使用される、ことと、
選択インターフェイスを通じてユーザーによって選択されたグループチャットメッセージのグループメンバIDを取得することと、
グループチャットインターフェイス内において、予め設定された方式により、グループメンバIDに対応したグループチャットメッセージを表示することと
を含む。
【0005】
任意選択により、グループチャットインターフェイスを通じて選択インターフェイスをユーザーに出力することは、
事前にグループチャットインターフェイス内において提供されるフォローオプションに対するユーザーの動作指示が受信された場合に、グループチャットインターフェイスを通じて選択インターフェイスをユーザーに出力すること
を含む。
【0006】
任意選択により、グループチャットインターフェイス内において、予め設定された方式により、グループメンバIDに対応したグループチャットメッセージを表示することは、
グループチャットインターフェイス内においてグループメンバIDに対応したグループチャットメッセージを強調表示し、且つ、グループメンバIDに対応したグループメンバ以外のグループメンバのユーザーアバターを隠蔽すること
を含む。
【0007】
任意選択により、グループチャットインターフェイス内においてグループメンバIDに対応したグループチャットメッセージを強調表示することは、
グループチャットインターフェイス内において、ローカルに読み込まれたグループチャットメッセージのうちの1つであると共にグループメンバIDに対応しているグループチャットメッセージを強調表示することと、
グループチャットインターフェイス内において、サーバーから受信されたグループチャットメッセージのうちの1つであると共にグループメンバIDに対応しているグループチャットメッセージを強調表示することと
を含む。
【0008】
任意選択により、方法は、
グループメンバIDに対応したグループチャットメッセージがグループチャットインターフェイス内において強調表示された後に、フォローオプションに対するユーザーの動作指示が再度受信された場合に、グループチャットインターフェイス内において、強調表示されたグループチャットメッセージを順番にセンタリングすること
を更に含む。
【0009】
任意選択により、方法は、
グループメンバIDに対応したグループチャットメッセージがグループチャットインターフェイス内において強調表示された後に、グループチャットインターフェイスを通じてユーザーに回復オプションを出力することであって、回復オプションは、グループチャットインターフェイス内のグループチャットメッセージを既定の表示方式に回復するようにユーザーに対して促すために使用される、ことと、
回復オプションに対するユーザーの動作指示が受信された場合に、グループチャットインターフェイス内の強調表示されたグループチャットメッセージを既定の表示方式に回復し、且つ、その他のグループメンバのユーザーアバターを再表示することと
を更に含む。
【0010】
本出願は、端末に適用されるグループチャット装置を更に提供しており、装置は、
グループチャットインターフェイスを通じて選択インターフェイスをユーザーに出力するように構成された出力モジュールであって、選択インターフェイスは、グループチャットインターフェイス内において、フォローするべきグループメンバのグループチャットメッセージを選択するようにユーザーに対して促すために使用される、出力モジュールと、
選択インターフェイスを通じてユーザーによって選択されたグループチャットメッセージのグループメンバIDを取得するように構成された取得モジュールと、
グループチャットインターフェイス内において、予め設定された方式により、グループメンバIDに対応したグループチャットメッセージを表示するように構成された表示モジュールと
を含む。
【0011】
任意選択により、出力モジュールは、具体的には、
事前にグループチャットインターフェイス内において提供されるフォローオプションに対するユーザーの動作指示が受信された場合に、グループチャットインターフェイスを通じて選択インターフェイスをユーザーに出力する
ように構成される。
【0012】
任意選択により、表示モジュールは、具体的には、
グループチャットインターフェイス内において、グループメンバIDに対応したグループチャットメッセージを強調表示し、且つ、グループメンバIDに対応したグループメンバ以外のグループメンバのユーザーアバターを隠蔽する
ように構成される。
【0013】
任意選択により、表示モジュールは、
グループチャットインターフェイス内において、ローカルに読み込まれたグループチャットメッセージのうちの1つであると共にグループメンバIDに対応しているグループチャットメッセージを強調表示し、
グループチャットインターフェイス内において、サーバーから受信されたグループチャットメッセージのうちの1つであると共にグループメンバIDに対応しているグループチャットメッセージを強調表示する
ように更に構成される。
【0014】
任意選択により、表示モジュールは、
グループメンバIDに対応したグループチャットメッセージがグループチャットインターフェイス内において強調表示された後に、フォローオプションに対するユーザーの動作指示が再度受信された場合に、グループチャットインターフェイス内において、強調表示されたグループチャットを順番にセンタリングする
ように更に構成される。
【0015】
任意選択により、出力モジュールは、
グループメンバIDに対応したグループチャットメッセージがグループチャットインターフェイス内において強調表示された後に、グループチャットインターフェイスを通じて回復オプションをユーザーに出力し、回復オプションは、グループチャットインターフェイス内のグループチャットメッセージを既定の表示方式に回復するようにユーザーに対して促すために使用される、
ように更に構成され、
装置は、
回復オプションに対するユーザーの動作指示が受信された場合に、グループチャットインターフェイス内の強調表示されたグループチャットメッセージを既定の表示方式に回復し、且つ、その他のグループメンバのユーザーアバターを再表示するように構成された回復モジュール
を更に含む。
【0016】
本出願は、プロセッサと、プロセッサによって実行可能である命令を保存するように構成されたメモリとを含むグループチャット装置を更に提供しており、
プロセッサは、
グループチャットインターフェイスを通じて選択インターフェイスをユーザーに出力し、選択インターフェイスは、グループチャットインターフェイス内において、フォローするべきグループメンバのグループチャットメッセージを選択するようにユーザーに対して促すために使用され、
選択インターフェイスを通じてユーザーによって選択されたグループチャットメッセージのグループメンバIDを取得し、
グループチャットインターフェイス内において、予め設定された方式により、グループメンバIDに対応したグループチャットメッセージを表示する
ように構成される。
【0017】
グループチャットインターフェイス内において、フォローするべきグループメンバのグループチャットメッセージを選択するようにユーザーに対して促すために、グループチャットインターフェイスを通じて選択インターフェイスをユーザーに出力し、選択インターフェイスを通じてユーザーによって選択されたグループチャットメッセージのグループメンバIDを取得し、次いで、グループチャットインターフェイス内において、予め設定された方式により、グループメンバIDに対応するグループチャットメッセージを表示することにより、本出願は、グループチャットの際に、グループチャットインターフェイス内において、ユーザーによって選択されたフォローするべきグループメンバのグループチャットメッセージを強調表示することが可能であり、これにより、ユーザーのグループチャット経験を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図面の簡単な説明
図1】本出願の一実施形態によるグループチャット方法のフローチャートである。
図2】本出願の一実施形態によるグループチャットインターフェイスの概略図である。
図3】本出願の一実施形態による選択インターフェイスの概略図である。
図4】本出願の一実施形態によるグループチャットインターフェイス内におけるグループチャットメッセージの強調表示の概略図である。
図5】本出願の一実施形態によるグループチャット装置の論理ブロックダイアグラムである。
図6】本出願の一実施形態によるグループチャット装置を有する端末のハードウェア構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
詳細な説明
本明細書においては、例示用の実施形態について詳細に説明することとするが、実施形態の例は、添付図面において示されている。以下の説明が添付図面を伴う際には、異なる添付図面内の同一の符号は、そうではない旨が規定されていない限り、同一又は類似の要素を表記している。以下の例示用の実施形態において記述されている実装形態は、本出願と一貫性を有するすべての実装形態を表すものではない。逆に、それらの実装形態は、添付の請求項において詳細に記述されている本出願のいくつかの態様と一貫性を有する装置及び方法の例であるに過ぎない。
【0020】
本出願において使用されている用語は、本出願を限定するものではなく、特定の実施形態の説明を目的としたものに過ぎない。又、本出願及び添付の請求項において使用されている単数形の「1つの(a(n))」、「前記(said)」、及び「その(the)」は、その他の意味が文脈において明瞭に規定されていない限り、複数形をも含むものと意図される。このテキストにおいて使用されている「及び/又は」という用語は、列挙されている1つ又は複数の関連した項目の任意の又はすべての可能な組合せを意味すると共に含むものと理解されたい。
【0021】
「第1の」、「第2の」、及び「第3の」などの用語が、本出願における様々な種類の情報を記述するべく使用されている場合があるが、これらの種類の情報は、これらの用語に限定されるものではないことを理解されたい。これらの用語は、単に、同一のタイプの情報を互いに弁別するべく使用されるものに過ぎない。例えば、本出願の範囲を逸脱することなしに、第1情報は、第2情報と呼称されてもよく、且つ、同様に、第2情報も、第1情報と呼称されてもよい。文脈に応じて、例えば、本明細書において使用されている「もし〜であれば(if)」という用語は、「〜である場合に(when...)」、「〜であることに伴って(as...)」、或いは、「判定に応答して(in response to the determination)」であるものとして解釈されてもよい。
【0022】
以下、特定の適用シナリオとの組合せにおいて、特定の実施形態により、本出願について説明する。
【0023】
図1を参照すれば、図1は、本出願の一実施形態によるグループチャット方法である。方法は、端末によって実行されてもよく、端末は、グループチャット機能をサポートしているインスタントチャットクライアント(これは、以下、略して、クライアントと呼称される)がインストールされたスマートフォン、タブレットコンピュータ、PC、或いは、これらに類似したものであってもよい。方法は、以下のステップを含む。
【0024】
ステップ101:グループチャットインターフェイスを通じて選択インターフェイスをユーザーに出力し、この場合に、選択インターフェイスは、グループチャットインターフェイス内において、フォローするべきグループメンバのグループチャットメッセージを選択するようにユーザーに対して促すために使用される。
【0025】
この実施形態においては、端末のグループチャットインターフェイスを通じたユーザーに対する選択インターフェイスの出力を実装するべく、事前に、グループチャットインターフェイス内において、機能スイッチが、ユーザーのために提供されてもよい。
【0026】
図2を参照すれば、図2は、この実施形態において表示されるグループチャットインターフェイスの概略図である。
【0027】
実装においては、フォローするべきグループメンバを設定するようにユーザーに対して促すためのフォローオプションが、事前に、グループチャットインターフェイス内において、ユーザーのために提供されてもよく、ユーザーは、フォローするべきグループメンバを設定するべく、フォローオプションをクリックしてもよく、或いは、これに接触してもよい。図2に示されている眼のアイコンが、フォローオプションである。ユーザーがフォローオプションをクリックするか又はこれに接触した後に、フォローオプションのアイコンは、弁別のために、変形されてもよい。例えば、フォローオプションのアイコンは、図3に示されているチェックアイコンに変更されてもよい。
【0028】
例えば、タッチスクリーン携帯電話機が、端末の一例として使用された場合に、ユーザーは、フォローするべきグループメンバを設定する機能を有効にするべく、フォローオプションが配置されている領域に指で接触してもよい。クライアントが、バックエンドにおいて、フォローオプションが配置されている領域におけるユーザーの接触イベントを監視している場合、この領域は、グループチャットインターフェイスを通じて選択インターフェイスをユーザーに出力するための命令を供給するべく、バックエンドにおいてトリガされる。その結果、命令を受信した後に、クライアントは、グループチャットインターフェイス内において選択インターフェイスを出力する。
【0029】
グループチャットインターフェイス内における選択インターフェイスの出力のために、ユーザーは、選択インターフェイスを動作させることにより、選択インターフェイスの促しに従って、フォローするべきグループメンバのグループチャットメッセージを選択してもよく、且つ、選択を完了した後に、選択結果を確認するべく、再度、フォローオプションをクリックしてもよく、或いは、これに接触してもよい。
【0030】
図3を参照すれば、図3は、この実施形態において表示される選択インターフェイスの概略図である。
【0031】
実装において、選択インターフェイスは、いくつかのグループチャットメッセージを含んでいてもよい。それぞれのグループチャットメッセージの前には、選択領域が存在している。フォローするべきグループメンバを選択する際に、ユーザーは、1つ又は複数のグループチャットメッセージを選択するべく、選択インターフェイス内の選択領域をクリックしてもよく、或いは、これに接触してもよい。
【0032】
例えば、依然として、タッチスクリーン携帯電話機を端末の例として使用する。フォローするべきグループメンバを選択する際に、ユーザーは、選択インターフェイス内のグループメンバのグループメッセージの前の選択領域に手で接触してもよく、クライアントが、バックエンドにおいて、領域上のユーザーのタッチインベントを監視している場合、選択領域は、選択領域内においてグループチャットメッセージ用の選択されたタグを追加する(例えば、グループチャットメッセージの前においてチェックマークを追加する)ための命令を供給するべく、バックエンドにおいてトリガされる。命令を受信した後に、クライアントは、グループチャットメッセージ用の選択されたタグを追加する。選択を完了した後に、ユーザーは、選択結果を確認するべく、フォローオプションを再度クリックしてもよい。選択されたタグが追加されたグループチャットメッセージは、既に、この時点において、選択された状態にあり、且つ、選択されたグループチャットメッセージに対応したグループメンバは、ユーザーによってフォローされるべきグループメンバである。
【0033】
ステップ102:選択インターフェイスを通じてユーザーによって選択されたグループチャットメッセージのグループメンバIDを取得する。
【0034】
この実施形態においては、ユーザーが選択インターフェイスを通じてフォローするべきグループメンバのグループチャットメッセージを選択した後に、クライアントは、バックエンドにおいて、選択されたグループメッセージに対応したグループIDを識別してもよく、この場合に、グループメンバIDは、クライアントを使用する際のグループメンバのアカウント情報であってもよい。
【0035】
実装においては、この時点において選択インターフェイスを通じてユーザーによって選択されるすべてのグループチャットメッセージは、クライアントによってローカルに読み込まれたメッセージである。グループチャットメッセージは、一般に、クライアントと協働するサーバーにより、プッシュされていることから、グループチャットメッセージは、一般に、メッセージの送信者のグループメンバIDを有している。サーバーによってプッシュされたグループメッセージを受信した場合に、クライアントは、受信されたグループチャットメッセージが、ユーザーグループチャットの際に便利な方式により、グループチャットインターフェイス内に正しくレンダリングされるように、通常、グループメッセージとメッセージの送信者のグループメンバIDの間における対応関係をローカルに保存してもよい。従って、クライアントは、保存されている対応関係を直接的にサーチしてもよく、次いで、バックエンドにおいて、選択されたグループメッセージに対応したグループメンバIDを識別することができる。
【0036】
ステップ103:グループチャットインターフェイス内において、グループメンバIDに対応したグループチャットメッセージを強調表示する。
【0037】
この実施形態においては、クライアントが、選択されたグループチャットメッセージに対応したグループメンバIDを正常に取得した後には、グループメンバIDに対応したグループメンバは、グループチャットにおいてユーザーによってフォローされるべきグループメンバである。ユーザーによってフォローされるべきグループメンバのために、後続のグループチャットにおいて、グループメンバによって送信されたグループチャットメッセージは、グループチャットインターフェイス内において、予め設定された方式により、表示されてもよい。例えば、好適な一実装形態において、グループチャットメッセージは、ユーザーにわかるようにするという目的を実現するべく、グループチャットインターフェイス内において強調表示されてもよい。
【0038】
以下、一例として、グループチャットインターフェイス内におけるグループチャットメッセージの強調表示を使用することにより、詳細な説明を提供する。
【0039】
実装において、グループチャットにおけるグループチャットメッセージは、通常、クライアントによってローカルに読み込まれたグループチャットメッセージと、サーバーによってプッシュされた受信された最新のグループチャットメッセージとを含む。従って、ユーザーによってフォローされるべきグループメンバのグループチャットメッセージがグループチャットインターフェイス内において強調表示される際に、最終的に強調表示されたグループチャットメッセージは、クライアントによってローカルに読み込まれたフォローされるべきグループメンバのグループチャットメッセージと、フォローされるべきグループメンバの、サーバーによってプッシュされた、受信された最新のグループチャットメッセージとを含む。
【0040】
クライアントによってローカルに読み込まれたグループチャットメッセージのために、サーバーによってプッシュされたグループメッセージを受信した場合に、クライアントは、通常、グループメッセージとメッセージの送信者のグループメンバIDの間における対応関係をローカルに保存してもよい。従って、クライアントは、保存されている対応関係について直接的に問い合わせてもよく、選択されたグループチャットメッセージに対応する、取得されたグループメンバIDに従って、ローカルに読み込まれたグループチャットメッセージから、フォローするべきグループメンバのグループチャットメッセージをスクリーニングすることが可能であり、次いで、そのグループチャットメッセージを強調表示することができる。
【0041】
クライアントによって受信された、サーバーによってプッシュされた、最新のグループチャットメッセージの場合には、クライアントは、サーバーによってプッシュされたグループチャットメッセージを受信した後に、グループチャットメッセージ内のグループメンバIDを、フォローするべきグループメンバのグループメンバIDとマッチングさせてもよい。グループチャットメッセージ内のグループメンバIDが、フォローするべきグループメンバのグループメンバIDとマッチングしている場合には、クライアントは、グループチャットインターフェイス内において、グループチャットメッセージを直接的に強調表示してもよい。
【0042】
この実施形態においては、グループチャットの際に、グループメンバのグループチャットメッセージ及びグループメンバのアバターは、通常、グループチャットインターフェイス内において、関連付けられた方式により、表示される。従って、相対的に良好なわかりやすさという効果を実現するべく、フォローするべきグループメンバのグループチャットメッセージがグループチャットインターフェイス内において強調表示された場合に、フォローするべきグループメンバ以外のグループメンバのアバターは、現時点のグループチャットインターフェイス内において隠蔽されてもよい。
【0043】
例えば、図4を参照すれば、図4に示されているグループチャットインターフェイスは、5つのグループチャットメッセージを含み、この場合に、第3グループチャットメッセージは、ユーザーによってフォローされるべきグループメンバのグループチャットメッセージである。従って、相対的に良好なわかりやすさという効果を実現するべく、第3グループチャットメッセージは、強調表示されてもよく、且つ、その他のグループチャットメッセージと関連付けられた方式によって表示されているユーザーアバターは、隠蔽され、これにより、強力なコントラスト効果が実現され、その結果、グループチャットインターフェイス内において、フォローするべきグループメンバのグループチャットメッセージが強調される。
【0044】
当然のことではあるが、実装において、フォローされているグループメンバのグループチャットメッセージが、グループチャットインターフェイス内において強調表示されている場合の、フォローするべきグループメンバ以外のグループメンバのアバターの隠蔽は、必須のものではなく、この実施形態においては、そのように限定されているわけではない。
【0045】
ユーザーによってフォローされるべきグループメンバのグループチャットメッセージが、グループチャットインターフェイス内において強調表示された後に、ユーザーは、グループメンバによって送信された過去のグループチャットメッセージを閲覧するべく、現時点のグループチャットインターフェイスをスクロールしてもよい。これに加えて、ユーザーがフォローするべきグループメンバの過去のグループチャットメッセージの閲覧を更に便利なものにするべく、現時点のグループチャットインターフェイスのスクロールに加えて、ユーザーは、ジャンプを利用することにより、過去のグループチャットメッセージを閲覧してもよい。
【0046】
実装において、グループチャットインターフェイス内においてユーザーのために提供されるフォローオプションは、以前の強調表示された過去のメッセージにジャンプするための機能オプションとして、使用されてもよい。例えば、依然として、タッチスクリーン携帯電話機を端末の一例として使用する。ユーザーは、以前の強調表示された過去のメッセージにジャンプするための機能を有効にするべく、フォローオプションが配置されている領域に指で接触してもよい。クライアントが、バックエンドにおいて、フォローオプションが配置されている領域におけるユーザーの接触ベントを監視している場合、この領域は、以前の強調表示された過去のメッセージに対するジャンプのための命令を供給するべく、バックエンドにおいてトリガされる。命令を受信した後に、クライアントは、現時点のグループチャットインターフェイス内の中心位置の座標を取得してもよく、ジャンプを利用することにより、グループチャットインターフェイスの中心位置において、以前の強調表示された過去のメッセージを表示してもよい。同様に、クライアントが、再度、バックエンドにおいて、フォローオプションが配置されている領域におけるユーザーの接触イベントを監視している場合に、ジャンプが、再度、上述の方式により、実行されてもよく、最終的に、ユーザーは、ジャンプを利用することにより、グループチャットインターフェイスの中心位置において、強調表示された過去のメッセージを順番に表示するべく、フォローオプションに接触してもよい。この結果、ユーザーは、強調表示された過去のメッセージを1つずつ閲覧するべく、フォローオプションが配置されている領域に連続的に接触してもよい。
【0047】
又、当然のことであるが、特定の実装においては、以前の強調表示された過去のメッセージに対するジャンプを可能にするための機能オプションとして、フォローオプションを使用する代わりに、新しい機能オプションを追加することもできる。本実施形態においては、この点は特に限定されているわけではない。
【0048】
ユーザーによってフォローされるべきグループメンバのグループチャットメッセージがグループチャットインターフェイス内において強調表示された後に、グループチャットインターフェイス内のグループチャットメッセージを既定の表示方式に回復するようにユーザーに対して促すための回復オプションが、グループチャットインターフェイス内において、ユーザーのために、更に提供されてもよい。ユーザーは、回復オプションを動作させることにより、強調表示されたグループチャットメッセージを既定の表示方式に回復してもよく、グループチャットインターフェイス内において、グループメンバのアバターを再表示してもよい。
【0049】
例えば、図4を更に参照されたい。依然として、端末の一例として、タッチスクリーン携帯電話機を使用する。ユーザーによってフォローされるべきグループメンバのグループチャットメッセージが、グループチャットインターフェイス内において強調表示された後に、「すべての情報を通常どおりに表示するには、ここをクリックしてください」という回復オプションが、グループチャットインターフェイスの上部において出力されてもよい。ユーザーは、強調表示されたグループチャットメッセージを既定の表示方式に回復し、グループチャットインターフェイス内において、その他のグループメンバのアバターを再表示するべく、回復オプションが配置されている領域に指で接触してもよい。クライアントが、バックエンドにおいて、回復グループチャットインターフェイス内において、その他のグループメンバのアバターを再表示が配置されている領域におけるユーザーの接触イベントを監視している場合、この領域は、強調表示されたグループチャットメッセージを既定の表示方式に回復し、グループチャットインターフェイス内において、グループメンバのアバターを再表示するための命令を供給するべく、バックエンドにおいてトリガされる。命令を受信した後に、クライアントは、強調表示されたグループチャットメッセージを既定の表示方式に回復し、グループチャットインターフェイス内において、その他のグループメンバのアバターを再表示する。この時点において、グループチャットインターフェイス内のグループチャットメッセージは、既定の表示方式に回復される。
【0050】
上述の実施形態においては、グループチャットインターフェイス内において、フォローするべきグループメンバのグループチャットメッセージを選択するように、ユーザーに対して促すための選択インターフェイスをグループチャットインターフェイスを通じてユーザーに出力し、選択インターフェイスを通じてユーザーによって選択されたグループチャットメッセージのグループメンバIDを取得し、次いで、グループチャットインターフェイス内において、グループメンバIDに対応したグループチャットメッセージを強調表示することにより、グループチャットの際に、グループチャットインターフェイス内において、ユーザーによって選択されたフォローするべきグループメンバのグループチャットメッセージを強調表示することが可能であり、これにより、ユーザーのグループチャット経験を改善することができる。
【0051】
以上の方法実施形態に対応することにより、本出願は、装置の一実施形態を更に提供している。
【0052】
図5を参照すれば、本出願は、端末に適用されるグループチャット装置50を提供している。端末は、グループチャット機能をサポートしているインスタントチャットソフトウェアがインストールされたスマートフォン、タブレットコンピュータ、PC、又はこれらに類似したものであってもよい。グループチャット装置50は、グループチャット機能をサポートしていると共に端末上においてインストールされているインスタントチャットソフトウェアとして解釈されてもよい。図6を参照すれば、グループチャット装置50を有する端末に関係したハードウェアアーキテクチャは、一般に、CPU、メモリ、不揮発性メモリ、ネットワークインターフェイス、内部バス、及びこれらに類似したものを含む。ソフトウェア実装形態を一例として使用することにより、グループチャット装置50は、一般に、メモリに読み込まれたコンピュータプログラムがCPUによって実行された後に形成される、ソフトウェアとハードウェアが組み合わせられた論理装置として、解釈されてもよい。装置50は、
グループチャットインターフェイスを通じて選択インターフェイスをユーザーに出力するべく使用される出力モジュール501であって、選択インターフェイスは、グループチャットインターフェイス内において、フォローするべきグループメンバのグループチャットメッセージを選択するようにユーザーに対して促すために使用される、出力モジュールと、
選択インターフェイスを通じてユーザーによって選択されたグループチャットメッセージのグループメンバIDを取得するべく使用される取得モジュール502と、
グループチャットインターフェイス内において、予め設定された方式により、グループメンバIDに対応したグループチャットメッセージを表示するべく使用される表示モジュール503と
を含む。
【0053】
この実施形態においては、出力モジュール501は、具体的には、
事前にグループチャットインターフェイス内において提供されるフォローオプションに対するユーザーの動作指示が受信された場合に、グループチャットインターフェイスを通じて、選択インターフェイスをユーザーに出力する
ように構成される。
【0054】
この実施形態においては、表示モジュール503は、具体的には、
グループチャットインターフェイス内においてグループメンバIDに対応したグループチャットメッセージを強調表示し、グループメンバIDに対応したグループメンバ以外のグループメンバのユーザーアバターを隠蔽する
ように構成される。
【0055】
この実施形態においては、表示モジュール503は、
グループチャットインターフェイス内において、ローカルに読み込まれたグループチャットメッセージのうちの1つであると共にグループメンバIDに対応しているグループチャットメッセージを強調表示し、
グループチャットインターフェイス内において、サーバーから受信されたグループチャットメッセージのうちの1つであると共にグループメンバIDに対応しているグループチャットメッセージを強調表示する
ように更に構成される。
【0056】
この実施形態においては、表示モジュール503は、
グループメンバIDに対応したグループチャットメッセージがグループチャットインターフェイス内において強調表示された後に、フォローオプションに対するユーザーの動作指示が再度受信された場合に、グループチャットインターフェイス内において、強調表示されたグループチャットメッセージを順番にセンタリングする
ように更に構成される。
【0057】
この実施形態においては、出力モジュール501は、
グループメンバIDに対応したグループチャットメッセージがグループチャットインターフェイス内において強調表示された後に、グループチャットインターフェイスを通じて回復オプションをユーザーに出力し、回復オプションは、グループチャットインターフェイス内のグループチャットメッセージを既定の表示方式に回復するようにユーザーに対して促すために使用される
ように更に構成される。
【0058】
装置は、
回復オプションに対するユーザーの動作指示が受信された場合に、グループチャットインターフェイス内の強調表示されたグループチャットメッセージを既定の表示方式に回復し、且つ、その他のグループメンバのユーザーアバターを再表示するように構成された回復モジュール504
を更に含む。
【0059】
本出願は、グループチャット装置の一実施形態を更に提供している。
【0060】
装置は、
プロセッサと、
プロセッサによって実行可能である命令を保存するように構成されたメモリと
を含む。
【0061】
更に、装置は、入出力インターフェイス、ネットワークインターフェイス、様々な種類のハードウェア、及びこれらに類似したものを更に含んでいてもよい。
【0062】
プロセッサは、
グループチャットインターフェイスを通じて選択インターフェイスをユーザーに出力し、選択インターフェイスは、グループチャットインターフェイス内において、フォローするべきグループメンバのグループチャットメッセージを選択するようにユーザーに対して促すために使用され、
選択インターフェイスを通じてユーザーによって選択されたグループチャットメッセージのグループメンバIDを取得し、
グループチャットインターフェイス内において、予め設定された方式により、グループメンバIDに対応したグループチャットメッセージを表示する
ように構成される。
【0063】
当業者は、説明を検討すると共に本明細書において開示されている本発明を実施した後に、本出願のその他の実装形態を容易に導出することができる。本出願は、本出願のすべての変形、適用、又は適応的変化を含むことが意図されており、且つ、これらの変形、適用、又は適応的変化は、本出願の一般的原理に準拠しており、且つ、本出願において開示されてはいない当技術分野における常識又は従来の技術的手段を含む。説明及び実施形態は、例示を目的としたものに過ぎないものと見なされ、且つ、本出願の真の範囲及び精神は、添付の請求項によって示されている。
【0064】
本出願は、上述の、且つ、添付図面において示されている、構造そのままに限定されるものではなく、且つ、その精神を逸脱することなしに、様々な変更及び変形を有しうることを理解されたい。本出願の範囲は、添付の請求項によってのみ、限定されている。
【0065】
以上の説明は、本出願の好適な実施形態であるに過ぎず、且つ、本出願を限定するものと解釈してはならない。本出願の精神及び原理を逸脱することなしに実施されるすべての変更、均等な置換、及び改善は、本出願の保護範囲に含まれる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6