(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1及び
図1Aは、複数の管状セルホールキャビティ4(tubular cell−hole cavity)を有する固定角遠心機ローター2で使用するための一の例示的な実施形態の遠心機用サンプル容器10を示す。図示されないけれども、固定角遠心機ローター2が遠心分離器に装着されるように構成され、遠心分離器の動作中に所望された回転速度で回転することは、当業者に容易に理解されるであろう。サンプル容器10はまた、他の遠心分離器の固定角遠心機ローター、様々な構成のスイングバケット型の遠心機ローター、又は、様々な他の種類及び他の構成の遠心機ローター内に装填されることができ、他の遠心分離器の固定角遠心機ローター、様々な構成のスイングバケット型の遠心機ローター、又は、様々な他の種類及び他の構成の遠心機ローターによって回転されることができる。
【0013】
遠心分離器用ボトルの形態で示されたサンプル容器10は、容器本体12と、容器本体12に取り外し可能に取り付けられた蓋14とを含む。図示されるように、蓋14は、ハンドル16を含み、前記ハンドル16は、容器本体12に対する取付のために、又は容器本体12からの取り外しのために容器本体12に対して蓋14を回転させるために、使用者の手によって把持されるように構成される。さらに、
図1Aに示されるように、ハンドル16は、遠心機ローター2への装填中、遠心機ローター2からの取り外し中、又は、サンプル容器10の輸送中に、サンプル容器10を持ち上げ、降下させ、又は運ぶために、垂直方向おいてサンプル容器10を容易に支持することを可能にする。
【0014】
図2〜
図5を参照すると、容器本体12は、内側キャビティ20を規定する本体壁18と、内側キャビティ20と連通する開口部24を規定する口部22と、を含む。図示された実施形態において示されるように、容器本体12の上端は、ネック部26と、口部22を規定する縁28とを含むことができる。容器本体壁18の外面30は、使用中に、例えば、蓋14の取付及び取り外し中に、容器本体12を把持する使用者の能力を高めるように構成された1つ又は複数の把持特徴32を含む場合がある。図示されるように、容器本体12及び蓋14は、略円形状の断面形状で形成されてもよい。しかしながら、当業者は、容器本体12及び蓋14が任意の適切な断面形状で形成されてもよいことを認識するであろう。さらに、容器本体12及び蓋14は、例えば、ポリカーボネート又は高密度ポリエチレンなどの、所望された遠心分離器用途のための適切な材料から形成されてもよい。
【0015】
容器本体12は、任意の適切な容積の内側キャビティ20を規定するように、任意の適切な寸法で形成されてもよい。例えば、容器本体12は、
図5に示され波線13によって表示されるように、任意の適切な軸方向の長さで形成されてもよい。一の実施形態において、容器本体12は、内側キャビティ20が750ml以上のサンプル、例として2000ml等のサンプルを受容するように構成されるように寸法決めされてもよい。以下に記載されるように、蓋14の特徴は、1、000ml以上のサンプルを受容するために設計されたサンプル容器などの、大直径の口部及び対応する大直径の蓋を有する大容量のサンプル容器に関連して使用するための特別な利点を示すことができるが、小直径の蓋を有する少容量のサンプル容器であっても同じように可能である。
【0016】
図1〜5の図示された実施形態の蓋14は、上部壁34と、上部壁34に接続され、且つ上部壁34から下向きに垂れ下がる環状のスカート状の壁36と、を含む。スカート状の壁36は、蓋14の最大外周を規定し、
図4において参照符号Dによって示される、蓋14の対応する最大外径を規定する。図示されるように、スカート状の壁36は、円筒状部分38及びテーパー部分40を含むことができる。
図4に示されるように、スカート状の壁36の半径方向内面は、容器本体12のネック部26に設けられた対応するねじ山部分44と螺合的に係合するように構成された第1のねじ山部分42を含むことができる。
【0017】
蓋14のハンドル16は、上部壁34から軸方向外側に延在し、上部壁34に連結される。特に、ハンドル16は、蓋14の軸方向中心線に沿って上部壁34から外向きに延在する中央突起46と、中央突起46の上部分50から半径方向外側に延在する複数のフィンガーグリップ48と、を含む。一の実施形態において、図示されるように、ハンドル16は、2つのフィンガーグリップ48を含んでもよく、当該フィンガーグリップ48は、蓋14の軸方向中心線に関して正反対の向きであり、軸方向中心線に対して略垂直に延在し、蓋14の上部壁34に対して略平行に延在する。
【0018】
中央突起46は、上部壁34から離れる方向において直径が次第に減少する、略円形状の断面を規定するように略円錐台状に形成されてもよく、又は略円錐台状にテーパー付けされてもよい。この点において、中央突起46は、
図5に示された波線17によって示されるように、上部壁34に対して任意の適切なテーパー角度で任意の適切な軸方向の長さで軸方向に延在してもよい。さらに、中央突起46は、上部壁34及びスカート状の壁36とともにワンピースとして一体的に形成されてもよく、各フィンガーグリップ48は、中央突起46とともにワンピースとして一体的に形成されてもよい。
【0019】
各フィンガーグリップ48は、実質的に丸みを帯びてもよい自由終端52に向けて中央突起46の上部分50から半径方向外側に向けて延在する。
図4に示されるように、フィンガーグリップ48の自由終端52は、ハンドル16の最大外径D1を一緒に規定しており、この最大外径D1は、以下により詳細に記載されるように、環状のスカート状の壁36によって規定された最大外径Dより小さくてもよい。この点において、各フィンガーグリップ48は、各自由終端52が環状のスカート状の壁36によって規定された最大外径Dを超えて延在しないような半径方向の長さで形成される。さらに、各フィンガーグリップ48は、軸方向の間隙が上部壁34と各フィンガーグリップ48の下側54との間に規定されるように、蓋14の上部壁34から軸方向にオフセットされる。それ故に、且つ有利に、特にスカート状の壁36が大きすぎて使用者の片手によって適切に把持されることができない最大外径Dを規定する場合に、ハンドル16のフィンガーグリップ48は、蓋14を回転させるために(
図1)、及び/又は、組み立てられたサンプル容器10をローター2内へ降下させる又はローター2から持ち上げるために(
図1A)、使用者によって容易且つしっかりと把持されることができる。
【0020】
一の実施形態において、フィンガーグリップ48の自由終端52によって規定された最大外径D1は、環状のスカート状の壁36によって規定された最大外径Dの約40%〜約60%とされてもよい。他の実施形態において、
図6と関連して以下に記載されるように、蓋は、フィンガーグリップの自由終端が蓋の環状スカート状の壁36によって規定された、最大外径Dの60%より大きいが100%より小さい、又は最大外径Dに等しい最大外径D1を規定するように半径方向外側に延在するフィンガーグリップを含んでもよい。さらに、フィンガーグリップは、使用者が1つ以上のフィンガーを有するフィンガーグリップを把持することができるのに十分である少なくとも最大長さで半径方向外側に延在してもよい。
【0021】
図2及び3に最も良く示されるように、各フィンガーグリップ48は、フィンガーグリップ48が中央突起46に連結する位置で融合領域56をさらに含んでもよい。図示されるように、融合領域56におけるフィンガーグリップ48の軸方向の厚さは、自由終端52に隣接するフィンガーグリップ48の軸方向の厚さより大きくてもよい。それ故に、融合領域56は、使用中に、例えばハンドル16による蓋14の回転及び持ち上げ中に、フィンガーグリップ48に作用された軸方向の力及び回転力に抵抗するために改善された構造剛性(structural rigidity)をフィンガーグリップ48に提供してもよい。
【0022】
図1〜
図5におけるハンドル16の中央突起46及びフィンガーグリップ48は、本願発明の一の実施形態による特定の構造で配置され、特定の形状及び相対的な寸法を有するように示される。当業者は、中央突起46及びフィンガーグリップ48が、各フィンガーグリップの各自由終端がスカート状の壁36によって規定された最大外径Dを超えて延在しないように位置される様々な代替的な形状、相対的な寸法、および構造で形成されると認識されるであろう。例えば、一の代替実施形態(示されていない)において、蓋は、蓋14の軸方向中心線に関して周囲に離隔して配置された3つ以上の半径方向に延在するフィンガーグリップ48であって、スカート状の壁36によって規定された最大外径Dを超えて延在しないように位置する各自由終端52を有するフィンガーグリップ48を含んでもよい。
【0023】
考えられた代替的な実施形態の間で、蓋は、例えば
図6及び
図7の実施形態に示されるように、中央突起から半径方向外側に延在する4つのフィンガーグリップであって、90度の間隔で周囲に配置される4つのフィンガーグリップを有する。
図6及び
図7において、類似の参照符号が上述されるように類似の特徴を指し示す。
【0024】
図6を参照すると、蓋80は、一対の正反対向きの長いフィンガーグリップ48bの間に配置された一対の正反対向きの短いフィンガーグリップ48aを含む。短いフィンガーグリップ48aは、それらの自由終端52aが環状のスカート状の壁36によって規定された最大外径Dの約40%より小さい又は約40%に等しい最大外径Daを規定するように半径方向外側に延在することができる。長いフィンガーグリップ48bは、それらの自由終端52bが最大外径Daより大きい最大外径Dbを規定するように半径方向外側に延在することができる。より具体的には、最大外径Dbは、環状のスカート状の壁36、によって規定された最大外径Dの約60%より大きい又は約60%に等しい場合があり、且つ同時に最大外径Dより小さい又は外径Dに等しい場合がある。
図6に示された構成は、それぞれが潜在的に独特な寸法の手を有する幅広い使用者がフィンガーグリップ48a、48bのいずれか又は両方を選択的に把持することを可能にするとの利点を提供する。例えば、使用者は、長いフィンガーグリップ48bの一方を把持するために2つの指を使用し、長いフィンガーグリップ48bのうちの他方を同時に把持するために同じ手の2つの指を使用することができる。
【0025】
図7を参照すると、本願発明のさらなる他の実施形態において、蓋90は、2対の正反対向きのフィンガーグリップ48cを含む。フィンガーグリップ48cのそれぞれは、共通の長さで半径方向外側に延在する。そのようなものとして、各対の正反対向きのフィンガーグリップ48cの自由終端52cは、最大外径Dcを規定する。この最大外径Dcは、環状のスカート状の壁36によって規定された最大外径Dより小さい、又は最大外径Dに等しい。例えば、最大外径Dcは、最大外径Dの約40%より小さく又は約40%に等しくてもよく、最大外径Dの約40%より大きく且つ最大外径Dの約60%より小さくてもよく、又は、最大外径Dの約60%より大きく且つ最大外径Dより小さくてもよく、或いは、最大外径Dに等しくてもよい。
【0026】
図3及び
図4に戻って参照すると、蓋14は、上部壁34及びスカート状の壁36によって規定された内側ポケット61内に位置する密封プラグ60をさらに含んでもよい。密封プラグ60は、蓋14が容器本体12に取り付けられた場合に、容器本体12の口部22を塞ぐように構成される。特に、密封プラグ60は下側プラグ部分62を含んでもよく、当該下側プラグ部分62は、容器本体12の半径方向内面64を係合するように、口部22によって受容されるように寸法決めされ、且つ形成される。Oリングの形態で示されたシール66は、蓋14が容器本体12と螺合的に係合される場合に、口部22の液密シールを達成するために、密封プラグ60と併せて使用されることができる。特に、図示されるように、シール66は、密封プラグ60の外側縁部68と容器本体12の縁28との間に位置付けられてもよい。蓋14が容器本体12と完全に螺合的に係合された場合に、シール66は、密封プラグ60と縁28との間で圧縮され、それによって液密シールを形成する。
【0027】
図4に最も良く示されるように、ハンドル16は、中央突起46の内側へ軸方向に延在する中央凹部70を規定するように窪んでいてもよい。中央凹部70は、密封プラグ60の上部壁74から軸方向に延在する中央突起72を受容するために寸法決めされ、且つ形成されることができる。図示されるように、中央凹部70及び中央突起72はそれぞれ、蓋14の軸方向中心線に関して円筒状であり、且つ同軸上に位置合わせされる。
【0028】
図8〜
図15を一般的に参照すると、さらなる代替的なサンプル容器が示されており、それらのサンプル容器のそれぞれは、本願発明のさらなる例示的な実施形態による蓋及び容器本体を含んでいる。類似の参照符号が
図1〜7に示され、且つ
図1〜7と関連して記載された類似の特徴について言及していることは理解されるであろう。
【0029】
以下により詳細に記載されるように、
図8〜15の例示の蓋のそれぞれは、蓋の環状のスカート状の壁に設けられた又はスカート状の壁に隣接して設けられた、周囲に配置された複数の把持要素を含む。有利には、それらの把持要素は、容器本体への蓋の回転取付及び容器本体からの蓋の回転取り外しを容易にするために、
図8に図示されるように使用者の手によって把持されるように構成されてもよい。
【0030】
図8〜10を続いて参照すると、蓋102及び容器本体104を含む例示的なサンプル容器100が示される。蓋102は一般的に、上部壁106と、上部壁106に接続され、且つ上部壁106から下向きに垂れ下がっている環状のスカート状の壁108と、上部壁106から上向きに突出しているハンドル110と、を含む。ハンドル110は、以下に記載された点を除いて上記のハンドル16の構成及び機能と実質的に類似である。
【0031】
ハンドル110は、蓋102の軸方向中央線に沿って上部壁106から外側に延在する中央突起112と、中央突起112の上部分から半径方向外側に延在する複数のフィンガーグリップ114とを含む。図示された実施形態において、フィンガーグリップ114の任意の適切な数量及び構成が設けられる場合があるにもかかわらず2つの正反対向きのフィンガーグリップ114が示される。フィンガーグリップ114は、自由終端116を含み、これらの自由終端116は、ハンドル110の最大外径D1を規定する。例示的な実施形態において、フィンガーグリップ114は、スカート状の壁108によって規定された最大外径Dの約30%〜約60%である最大外径D1を規定するように寸法決めされてもよい。上記のハンドル16と同様に、ハンドル110は、各フィンガーグリップ114の下側と中央突起112の側面との間に延在する融合領域118をさらに含んでもよい。融合領域56と同様に、融合領域118は、ガゼットと同様に機能し、使用中に作用する軸方向の力及び回転力に対抗するためのフィンガーグリップ114の構造剛性を高める。各融合領域118は、例えばその対応するフィンガーグリップ114の部分的な幅のみに亘って延在してもよい。
【0032】
ハンドル110は、各フィンガーグリップ114の下側と中央突起112の側面との間に延在するリブ118の形態で融合領域をさらに含んでよい。融合領域56と同様に、リブ118は、ガゼットと同様に機能し、使用中に作用する軸方向の力及び回転力に対抗するためのフィンガーグリップ114の構造剛性を高める。各リブ118は例えばその対応するフィンガーグリップ114の断面幅に亘って部分的にのみ延在する断面幅によって形成されてもよい。
【0033】
蓋102は、容器本体104への蓋102の回転取付及び容器本体104からの回転取り外しを容易にするために構成された、周囲に配置された複数の把持要素120を含む。図示された例示的な実施形態において、把持要素120のそれぞれは、内側に窪んだスカラップ(scallop)の形態である。各把持要素120は、下部ベース面122と、環状のスカート状の壁108に形成された中間スカラップ状部分124であって、下部ベース面122から上向きに延在する中間スカラップ状部分124と、上部壁106に形成された上部スカラップ状部分126であって、ハンドル110に向けた方向において中間スカラップ状部分124から傾斜して延在する上部スカラップ状部分126と、を含む。
図10に示されるように、上部スカラップ状部分126は、付与された一対の隣接する把持要素120のために、把持要素120の上部スカラップ状部分126の間の間隙が把持要素120の中間スカラップ状部分124の間の間隙より小さくなるように中間スカラップ状部分124から外向きに周囲に広がってもよい。各把持要素120の形状は、例えば、上部スカラップ状部分126に沿ってアーチ状であってもよく、且つ中間スカラップ状部分124及び下部ベース面122の側面に沿って略直線状であってもよい外周128によって規定される。
【0034】
図9に最も良く示されるように、蓋102は、上部壁106及びスカート状の壁108の内面によって規定された内側ポケット132内で受容された密封プラグ130をさらに含み、当該内側ポケット132は、中央凹部133を含む。密封プラグ130は以下に記載された部分を除いて密封プラグ60の構成及び機能に実質的に類似である。
【0035】
密封プラグ130は、プラグ上部壁134と、プラグ上部壁134から下向きに垂れ下がっている環状プラグ側壁136の形態における下部プラグ部分とを含む。上側ボス138は、プラグ上部壁134の上面の中央部分から突出しており、下側ボス140は、プラグ上部壁134の下面の中央部分から反対方向に突出している。上側ボス138及び下側ボス140のそれぞれは、プラグ上部壁134に向けて軸方向に延在する、対応する中央に位置した凹部142、144を含んでもよい。有利には、凹部142、144は、蓋102の重量を最小化させるのを容易にし、それによって、遠心分離器によって回転された場合に、サンプル容器100の回転慣性モーメントを減少させる。図示されるように、上側ボス138及び下側ボス140のそれぞれが対応する環状溝をさらに含んでもよく、これらの対応する環状溝は、使用者による上側ボス138及び下側ボス140の把持を容易にする。この観点において、上側ボス138及び下側ボス140は、例えば蓋102の容器本体104に対する取付又は取り外し中に、密封プラグ130が把持され、且つ操作されることができる部分として機能する場合がある。
【0036】
密封プラグ130の外側縁部146は、シール66が受容されるシール溝148を含む。シール溝148は、サンプル容器100が蓋102によって閉鎖される場合に、シール66を受容するために、且つ容器本体104の縁150と係合してシール66を維持するために適切な深さで形成されてもよい。例示的な実施形態において、シール溝148は、外側縁部146がシール66の断面直径の一部のみを取り囲むような深さで形成されてもよい。シール66が円形状の断面で示されるけれども、シール66は、例えば、正方形状の断面等の様々な代替的な形状の断面で形成されてもよい。
【0037】
密封プラグ130は蓋102の内側ポケット132内に受容されており、密封プラグ130は上側ボス138を含み、その上側ボス138はスリップフィット摩擦係合で中央凹部133内に受容されている。それ故に、密封プラグ130は、環状のスカート状の壁108が蓋102を容器本体104に螺合的に係合するように回転させる間に容器本体104に対して静止状態を維持することができる。この方法において、シール66は、蓋102をしっかりと締めるにつれて外側縁部146によって圧縮されるとともに、容器本体104の縁150に対して静止して保持され、それによって液密シールが形成される。有利には、閉鎖及び開封中にボトルの縁150に対するシール66のすり減りによって引き起こされたシール66の劣化は実質的に阻止される。本願明細書に開示された他の例示的な実施形態の密封プラグが類似の方法において動作する場合があることは認識されるであろう。
【0038】
容器本体104は、任意の適切な容積の内側キャビティ152を規定するように、任意の適切な寸法で形成されてもよい。同様に、蓋102は、容器本体104の対応する寸法で使用するために適切な最大外径Dで形成されることができる。フィンガーグリップ114の自由終端116及び任意選択的に中央突起112の直径によって規定された最大外径D1が蓋102の最大外径Dと共に増加してもよい又は減少してもよいことは認識されるであろう。例示的な実施形態において、
図8〜
図10の容器本体104は例えば約250ml又は500mlのサンプルを受容するために寸法決めされてもよく、蓋102の特徴がそれにしたがって寸法決めされてもよい。
【0039】
本願明細書に開示された他の例示的な実施形態の容器本体及び蓋が適切な内容量及び対応する寸法で同様に設けられてもよいことは認識されるであろう。さらに、容器本体104を含む本願明細書に開示された例示的な容器本体には、
図1〜
図5における容器本体12に示された把持特徴32に類似の把持特徴が設けられてもよい。
【0040】
図1〜
図7の蓋及び容器本体と同様に、蓋102及び容器本体104を含む
図8〜
図15の蓋及び容器本体は、高速遠心分離及び様々な化学薬品に対する露出に適した任意の材料から形成されてもよい。例示の実施形態において、容器本体及び上部壁、環状のスカート状の壁、及びハンドルを含む蓋の外側キャップ部分は例えば、20%のガラス強化ポリプロピレンなどの強化ポリプロピレンから形成されてもよい。さらに、密封プラグ130を含む本願明細書に開示された様々な実施形態の密封プラグは、例えば、純粋なポリプロピレンから形成されてもよい。
【0041】
図11〜
図13を参照すると、他の例示的な実施形態による蓋162及び容器本体164を含むサンプル容器160が示される。蓋162は一般的に、上部壁166と、上部壁166に接続された環状のスカート状の壁168であって、上部壁166から下向きに垂れ下がっている環状のスカート状の壁168と、上部壁166から上向きに突出しているハンドル110と、を含む。図示されるように、環状のスカート状の壁168は、上部壁166から延在する円筒状部分170及びテーパー部分172を含んでもよい。
【0042】
蓋162は、周囲に配置された把持要素174を含み、当該把持要素174は、蓋102の把持要素120と機能が似ている。示された例示的な実施形態において、把持要素174のそれぞれは、スカート状の壁168のテーパー部分172に係止絵された内側に窪んだスカラップの形態である。各把持要素174は、スカート状の壁168の円筒状部分170に隣接して位置付けられた下部ベース面176と、下部ベース面176から上向きに延在している中間スカラップ状部分178と、ハンドル110に向けた方向において中間スカラップ状部分178から傾斜して延在する上部スカラップ状部分180と、を含む。上部スカラップ状部分180は、付与された一対の隣接する把持要素174にとって、把持要素174の上部スカラップ状部分180の間の間隙が把持要素174の中間スカラップ状部分178の間の間隙より小さくなるように、中間スカラップ状部分178から外向きに周囲に広がってもよい。各把持要素174の外周182は、上部スカラップ状部分180と、中間スカラップ状部分178と、下部ベース面176との側面に沿って略直線状であってもよい。
【0043】
蓋162はさらに、内側ポケット186内に受容された密封プラグ184を含み、その構成及び機能が蓋102の密封プラグ130と実施的に似ている。密封プラグ184は、プラグ上部壁186と、プラグ上部壁186から下向きに垂れ下がっている環状のプラグ側壁188の形態である下部プラグ部分と、を含む。蓋102の密封プラグ130と同様に、密封プラグ184は、上部凹部192を有する上側ボス190と、下部凹部196を有する下側ボス194と、を含む。密封プラグ130の上側ボス138及び下側ボス140が略類似の外径を有するように示されるけれども、密封プラグ184の上側ボス190は、下側ボス194の外径より大きな外径で形成されてもよい。上側ボス190及び下側ボス194の相対的な寸法決めが、容器本体164の寸法に依存していてもよい蓋162の最大外径D及びハンドル110の対応する寸法の関数であってもよいことは認識されるであろう。
【0044】
密封プラグ184の外側縁部200に形成されたシール溝198は、外側縁部200がシール66の略完全な断面直径を取り囲むような深さで形成されてもよい。そのような深さのシール溝198は、シール溝198内にシール66を維持すること及び密封プラグ184と容器本体164の縁202との間に形成された液密シールを高めることにとって有益である。
【0045】
上記のように、サンプル容器160の容器本体164は、任意の適切な容積の内側キャビティ204を規定するように、任意の適切な寸法で形成されてもよい。同様に、蓋162の特徴の寸法(例えば、最大外径D及びD1)は、そこに受容されるべきサンプルの容積に応じた容器本体164の直径における増減に応じて増加又は減少されてもよい。例示的な実施形態において、
図11〜
図13の容器本体164は、約1000ml(1L)のサンプルを受容するように寸法決めされてもよく、例えば、蓋162の特徴は、それに応じて寸法決めされてもよい。
【0046】
図14及び
図15を参照すると、さらなる他の例示的な実施形態によるサンプル容器210が示される。サンプル容器210は一般的に、蓋212及び容器本体164を含む。蓋212は、以下に記載された点以外は、類似の参照符号によって指し示されるように、
図11〜
図13の蓋162の構成と似ている。
【0047】
蓋212は、環状のスカート状の壁168のテーパー部分172に形成された周囲に配置された把持要素214を含む。把持要素214のそれぞれは、内側に窪んだスカロップの形態で示される。各把持要素214は、スカート状の壁168の円筒状部分170に隣接して位置付けられた下部ベース面216と、下部ベース面216から上向きに延在している中間スカラップ状部分218と、ハンドル110に向けた方向において中間スカラップ状部分218から角度をつけて延在している上部スカラップ状部分220と、を含む。上部スカラップ状部分220は、上部スカラップ状部分220の周囲の最も外側のポイントのそれぞれが、隣接する把持要素214の上部スカラップ状部分220の対応する周囲の最も外側のポイントに当接するように中間スカラップ状部分218から外向きに周囲に広がってもよい。
【0048】
さらに、
図15に最も良く示されるように、各把持要素214の外周は、スカート状の壁168から外側に突出している成型リブ222によって少なくとも部分的に規定されてもよい。成型リブ222は、把持要素214の一般的形状を規定しており、中間スカラップ状部分218の側面に沿って実質的に直線状とされてもよく、上部スカラップ状部分220に沿って湾曲してもよい。1つ以上の把持要素214が代替的に、成型リブ222なしで形成されてもよいことは認識されるであろう。さらに、図示されていないが、本願明細書に記載された他の例示的な実施形態の1つ以上の把持要素は、類似の成型リブ222で形成されてもよい。
【0049】
図8〜
図15の例示的な蓋102、162、212の把持要素120、174、214が、特定の蓋で同一の形状であるような内側に窪んだスカラップの形態で開示されているけれども、各蓋の1つ以上把持要素が様々な代替的な形状及び構成で形成されてもよいことは認識されるであろう。さらに、例示的な蓋のそれぞれの把持要素が周囲に均一に間隔をあけて配置されるように示されるけれども、代替的に、把持要素は、例えば、周囲に均一ではない間隔をあけて配置されてもよい。この点に関して、把持要素の周囲の間隔が特定の最大外径Dの蓋に適切な数の把持要素を収容するように選択されてもよいことはあきらかであろう。
図8〜
図11に示された例示的な実施形態によって実演されるように、把持要素は、例えば、10又は12の数で設けられてもよい。
【0050】
本願発明がその具体的な実施形態によって図示されるが、且つ実施形態が非常に詳細に記載されるが、添付した特許請求の範囲をそのような詳細に限定する、又は多少なりとも制限することは意図されていない。本願明細書で議論された様々な特徴は、単独又は組み合わせて使用されてもよい。さらなる利点及び修正は、当業者に容易に明らかであろう。その幅広い態様における発明はそれ故に、示された且つ記載された具体的な詳細、代表的な装置及び方法、及び概略的な例示に制限されない。それ故に、一般的な独創的なコンセプトの範囲又は精神から逸脱することなくそのような詳細の逸脱は行われてもよい。