(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第2送信部は、前記複数のユーザデバイスのうち前記動作条件が満たされたか否か監視する監視デバイスにおける監視結果を示す監視情報を取得するための第3制御情報を前記監視デバイス又は前記監視デバイスを制御する前記デバイスサーバに送信し、
前記取得部は、前記監視デバイスから出力される前記監視情報を取得し、
前記第2送信部は、前記動作条件を前記監視情報が満たしている場合に前記第2制御情報を送信する、
請求項1から4のいずれか1項に記載のデバイス制御装置。
前記取得部が前記動作条件を取得したことに応じて、前記第1送信部は、前記複数のユーザデバイスから、動作させる対象となるユーザデバイスを選択するための画面を表示するための情報を前記通信端末に送信する、
請求項1から6のいずれか1項に記載のデバイス制御装置。
通信端末及びデバイスとネットワークを介して接続されるデバイス制御装置が、前記ネットワークを介して動作させる前記デバイスの動作内容及び動作条件を取得するデバイス動作内容取得方法であって、
前記通信端末からユーザの識別情報を取得したことに応じて、前記ユーザの識別情報に対応する前記デバイスの前記動作内容を指定するための操作画面のデータを前記通信端末に送信し、
前記通信端末から、前記操作画面において指定された前記動作内容を取得し、
前記取得した前記動作内容に基づいて決定された前記動作条件を指定するための前記操作画面のデータを前記通信端末に送信し、
前記通信端末から、前記操作画面において指定された前記動作条件を取得する、
デバイス動作内容取得方法。
取得した前記動作内容に基づいて決定された前記動作条件が満たされたと判定された場合に、取得した前記動作内容に対応する動作を前記デバイスにさせるための制御情報を送信する、
請求項12に記載のデバイス動作内容取得方法。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来、電子機器を制御するためには、制御する対象となる電子機器専用のアプリケーションソフトが通信端末にインストールされていなければならなかった。例えば、ユーザが、家の外からA社製の照明機器を制御したい場合、ユーザは、A社から提供されるA社製の照明機器用のアプリケーションソフトがインストールされた通信端末を用いてA社製の照明機器を制御しなければならなかった。
【0005】
したがって、ユーザは、電子機器が設置された環境(温度、湿度、明るさ等)をどのように変えることができるかを考えた上で、環境を変えるために必要な電子機器を特定し、特定した電子機器を制御するためのアプリケーションソフトを起動する必要があったので、操作が煩雑であった。
【0006】
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、ユーザのニーズに合った電子機器を制御しやすくするためのデバイス制御装置、制御方法及びデバイス制御システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の態様においては、通信端末及び複数のデバイスとネットワークを介して接続されたデバイス制御装置であって、前記通信端末のユーザの識別情報に関連付けて、前記複数のデバイスのうち前記ユーザが所有するユーザデバイスの識別情報を記憶する記憶部と、前記通信端末から前記ユーザの識別情報を取得したことに応じて、取得した前記ユーザの識別情報に対応する前記ユーザデバイスの動作内容を指定するための操作画面のデータを、前記通信端末に送信する第1送信部と、前記通信端末から、前記操作画面において指定された前記動作内容を示す第1制御情報を取得する取得部と、前記第1制御情報に対応する動作を前記ユーザデバイスにさせるための第2制御情報を生成する生成部と、前記第2制御情報を、前記ユーザデバイス又は前記ユーザデバイスを制御するデバイスサーバに送信する第2送信部と、を有するデバイス制御装置を提供する。
【0008】
前記第1送信部は、例えば、前記ユーザデバイスの種別に基づいて選択された前記動作内容を含む前記操作画面のデータを送信する。
【0009】
前記記憶部は、前記ユーザの識別情報に関連付けて複数の前記ユーザデバイスを記憶し、前記第1送信部は、前記複数のユーザデバイスのうち少なくともいずれかのユーザデバイスの動作内容と、前記動作内容に対応する動作を前記ユーザデバイスに実行させる動作条件と、を指定するための前記操作画面のデータを送信し、前記取得部は、前記動作条件及び前記動作内容を含む前記第1制御情報を取得し、前記生成部は、前記ユーザデバイスに前記第1制御情報が示す動作内容を実行させるための前記第2制御情報を生成する生成部と、前記動作条件が満たされた場合に、前記第2制御情報を送信する第2送信部と、を有してもよい。
【0010】
前記第1送信部は、前記複数のユーザデバイスの種別に基づいて選択された前記動作条件を指定するための前記操作画面のデータを送信してもよい。また、前記第1送信部は、前記取得部が取得した前記動作内容に基づいて決定された前記動作条件を指定するための前記操作画面のデータを送信してもよい。
【0011】
前記第2送信部は、前記複数のユーザデバイスのうち前記動作条件が満たされたか否か監視する監視デバイスにおける監視結果を示す監視情報を取得するための第3制御情報を前記監視デバイス又は前記監視デバイスを制御する前記デバイスサーバに送信し、前記取得部は、前記監視デバイスから出力される前記監視情報を取得し、前記第2送信部は、前記動作条件を前記監視情報が満たしている場合に前記第2制御情報を送信してもよい。
【0012】
前記第2送信部は、前記動作条件を前記監視情報が満たしていない場合に、前記第3制御情報を再び送信してもよい。また、前記第2送信部は、前記動作条件を前記監視情報が満たしている場合に、前記第3制御情報の送信を停止してもよい。
【0013】
前記取得部が前記動作条件を取得したことに応じて、前記第1送信部は、前記複数のユーザデバイスから、動作させる対象となるユーザデバイスを選択するための画面を表示するための情報を前記通信端末に送信してもよい。
【0014】
本発明の第2の態様においては、複数のデバイスを制御するデバイス制御装置とネットワークを介して接続された通信端末であって、前記通信端末のユーザの識別情報の入力操作を受け付ける操作受付部と、前記操作受付部が受け付けた前記識別情報を前記デバイス制御装置に送信する送信部と、前記複数のデバイスのうち前記識別情報に関連付けられたユーザデバイスの動作内容を指定するための操作画面を表示部に表示させる表示制御部と、を有し、前記送信部が、前記操作画面において指定された前記動作内容を示す第1制御情報を前記デバイス制御装置に送信する通信端末を提供する。
【0015】
本発明の第3の態様においては、通信端末により、ネットワークを介して接続された複数のデバイスをデバイス制御装置が制御する方法であって、前記通信端末に、前記複数のデバイスのうち前記通信端末のユーザが所有するユーザデバイスの動作内容を指定するための操作画面のデータを表示するステップと、前記通信端末が、前記操作画面において指定された前記動作内容を示す第1制御情報を前記デバイス制御装置に送信するステップと、前記デバイス制御装置が、前記第1制御情報に対応する動作を前記ユーザデバイスにさせるための第2制御情報を生成するステップと、前記第2制御情報に基づいて前記ユーザデバイスが動作するステップと、を有するデバイス制御方法を提供する。
【0016】
本発明の第4の態様においては、通信端末と、前記通信端末及び複数のデバイスとネットワークを介して接続されたデバイス制御装置と、を有するデバイス制御システムであって、前記デバイス制御装置は、前記通信端末のユーザの識別情報に関連付けて、前記複数のデバイスのうち前記ユーザが所有するユーザデバイスの識別情報を記憶する記憶部と、前記通信端末から前記ユーザの識別情報を取得したことに応じて、取得した前記ユーザの識別情報に対応する前記ユーザデバイスの動作内容を指定するための操作画面のデータを、前記通信端末に送信する第1送信部と、前記通信端末から、前記操作画面において指定された前記動作内容を示す第1制御情報を取得する取得部と、前記第1制御情報に対応する動作を前記ユーザデバイスにさせるための第2制御情報を生成する生成部と、前記第2制御情報を、前記ユーザデバイス又は前記ユーザデバイスを制御するデバイスサーバに送信する第2送信部と、を有するデバイス制御システムを提供する。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、ユーザのニーズに合った電子機器を制御しやすくすることができるという効果を奏する。
【発明を実施するための形態】
【0019】
<第1の実施形態>
[デバイス制御システムSの概要]
図1は、第1の実施形態のデバイス制御システムSの概要について説明するための図である。デバイス制御システムSは、デバイス制御装置1と、通信端末2(2a,2b)と、デバイス3(3a,3b,3c,3d)と、ルータ4と、を有する。デバイス制御装置1、通信端末2及びルータ4は、有線通信回線又は無線通信回線を介してネットワークNに接続されている。
【0020】
ネットワークNには、インターネット、携帯電話網及びWi−Fi(登録商標)回線等が含まれる。
図1には、2台の通信端末2が示され、4台のデバイス3が示されているが、デバイス制御装置1は、より多くの通信端末2及びデバイス3との間でデータを送受信することができる。
【0021】
デバイス制御装置1は、例えば、CPU(Central Processing Unit)及び記憶媒体を有するコンピュータである。デバイス制御装置1は、ネットワークNを介して、通信端末2及びデバイス3との間で通信することができる。
【0022】
通信端末2は、例えば、無線通信機能を有する携帯端末である。通信端末2は、例えばスマートフォン、タブレット、ファブレット、ノートPC(Personal Computer)、又はデスクトップPC等である。通信端末2は、アプリケーションソフトを実行することにより、デバイス3を制御するための第1制御情報をデバイス制御装置1に対して送信する。
図1において、通信端末2aは、デバイス3が設置されたユーザの自宅の外にあり、通信端末2bは、デバイス3が設置された自宅内にある。通信端末2は、場所によらず、ネットワークNを介してデバイス制御装置1との間で通信をすることができる。
【0023】
デバイス3は、通信機能を有する装置であり、例えば、通信端末2のユーザの自宅に設置されている電気機器である。
図1に示す例において、デバイス3aは照明器具(以下、ライトという)、デバイス3bはエアコン、デバイス3cは監視カメラ、デバイス3dは温度及び湿度を計測する温湿度計であるが、デバイス3には、デバイス制御装置1からデータを受信できる任意の装置が含まれる。
【0024】
デバイス3は、大きく分けて、所定の条件が満たされた場合に動作を実行する動作実行デバイス(例えばデバイス3a,3b,3c)と、所定の条件が満たされたかどうかを判定するための情報を出力する監視用デバイス(例えばデバイス3c,3d)とに分類される。監視用デバイスは、例えば、温度、湿度、照度、人の有無、振動、空気の質のように、監視用デバイスが設置されている周辺の状況を示す情報を出力する。なお、監視カメラであるデバイス3cは、動作実行デバイスとしての機能と監視用デバイスとしての機能の両方を備えている。
【0025】
ルータ4は、ネットワークNに接続されており、デバイス制御装置1から受信したデータをデバイス3a、デバイス3b、デバイス3c又はデバイス3dのいずれかに転送する。
【0026】
デバイス制御装置1は、アプリケーションソフトを実行した通信端末2から送信された、デバイス3を制御するための第1制御情報を受信すると、受信した第1制御情報の内容に基づいて、複数のデバイス3から、制御する対象となるデバイス3を選択し、選択したデバイス3を制御するための第2制御情報を生成する。第1制御情報は、デバイス3に依存しない汎用的な形式のAPI(Application Programming Interface)に基づいて作成されたアプリケーションソフトにより生成される情報である。第2制御情報は、特定のデバイス3を制御するためのデバイス専用の形式であるAPIに則って記述された情報である。第2制御情報は、例えば、デバイス3のメーカー及び型名ごとに異なる形式の情報である。
【0027】
アプリケーションソフトは、特定の種別のデバイス3(例えば、ライト)を制御するための汎用的なソフトウェアであり、メーカーや型名を問わず、同じ種別のデバイス3を制御するための第1制御情報をデバイス制御装置1に送信することができる。アプリケーションソフトを実行した通信端末2が出力する第1制御情報は、第2制御情報と形式が異なるので、通信端末2は、デバイス3を直接制御することができない。しかし、デバイス制御システムSにおいては、デバイス制御装置1が、第1制御情報に基づいて第2制御情報を生成し、通信端末2のユーザが制御する対象のデバイス3に対して第2制御情報を送信する。したがって、ユーザは、汎用的なアプリケーションソフトがインストールされた通信端末2を用いて、各種のデバイス3を制御することができる。
【0028】
本実施形態におけるデバイス制御装置1は、アプリケーションソフトを用いてユーザにより設定された動作内容を含む第1制御情報を受信したことに応じて、ユーザが所有するデバイス3のうち、設定された動作内容を実現するために適切したデバイス3を動作させるように第2制御情報を送信する。
【0029】
図2は、通信端末2の画面の一例である。通信端末2には、動作内容を設定するためのアプリケーションソフトがインストールされている。アプリケーションソフトが起動されると、
図2(a)に示すように、ログイン画面が表示される。ユーザがログイン情報(例えば、ユーザの識別情報)を入力すると、ログイン情報がデバイス制御装置1に送信される。デバイス制御装置1は、ログイン情報を受信すると、ログイン情報に基づいて特定したユーザが所有するデバイス3(ユーザデバイス)の種類に応じて選択された、ユーザのデバイス3の動作内容を選択するための画面を通信端末2に表示させる。
【0030】
本実施形態では、ユーザが、デバイス3としてライト、エアコン、監視カメラ、温湿度計を有している。そこで、デバイス制御装置1は、予め記憶している多数の動作内容の候補のうち、ライトが実行可能な部屋の明るさの調整、エアコンが実行可能な温度・湿度の調整、監視カメラが実行可能な家の様子の監視に関連する動作内容の候補を選択して、通信端末2に表示させる。
【0031】
ユーザが、動作内容候補のうち、いずれかの動作内容候補を選択した場合、通信端末2は、選択された動作内容候補を特定する情報を含む第1制御情報をデバイス制御装置1に送信する。デバイス制御装置1は、受信した第1制御情報が示す、ユーザが選択した動作内容候補に係る動作を実行することができるデバイス3に対して第2制御情報を送信する。このようにすることで、ユーザは、自身が所有するデバイス3を用いて実行できる動作を選択して、希望する動作を適切なデバイス3に実行させることができる。
【0032】
なお、ユーザが選択した動作内容を実行することができるデバイス3が複数ある場合、デバイス制御装置1は、どのデバイス3に動作させるかを選択するための画面データを通信端末2に送信してもよい。デバイス制御装置1は、動作させるデバイス3が選択されると、選択されたデバイス3を動作させるための第2制御情報を、当該デバイス3に送信する。
以下、デバイス制御装置1に構成の詳細について説明する。
【0033】
[デバイス制御装置1の構成]
図3は、デバイス制御装置1の構成を示す図である。デバイス制御装置1は、通信部11と、記憶部12と、制御部13とを有する。
【0034】
通信部11は、例えばLAN(Local Area Network)コントローラを有する。通信部11は、ネットワークNを介して通信端末2及びデバイス3との間でデータを送受信する。
【0035】
記憶部12は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、及びハードディスク等の記憶媒体を含んでいる。記憶部12は、制御部13が実行するプログラムを記憶する。また、記憶部12は、制御部13が動作する際に使用するデータ及び制御部13が生成するデータを記憶する。
【0036】
記憶部12は、制御部13が使用するデータを記憶する領域として、ユーザ記憶部121、API記憶部122及び動作内容記憶部123を有する。ユーザ記憶部121は、通信端末2のユーザの識別情報(以下、ユーザIDという)に関連付けて、ユーザが制御する対象として予め登録されたデバイス3の識別情報(以下、デバイスIDという)を記憶している。また、API記憶部122は、通信端末2から送信された第1制御情報の内容に基づいて制御部13が第2制御情報を生成するために用いる情報を記憶している。第2制御情報を生成するために用いられる情報は、例えば、メーカー又はデバイスの型名ごとに定められたAPIである。
【0037】
図4は、ユーザ記憶部121が記憶しているユーザ情報データベース(以下、ユーザ情報DBという)の一例を示す図である。ユーザ情報DBにおいては、ユーザIDと、ユーザが制御可能なデバイス3の種別、デバイスID、メーカー名及びアドレスとが関連付けられている。
【0038】
ユーザIDは、ユーザに固有の識別情報であり、例えば、ユーザの通信端末2が使用する通信回線を提供する通信会社との契約情報に関連付けられている。
デバイス種別は、デバイス3が有する機能の種別を示す情報であり、ライト、エアコン、監視カメラ又は温湿度計等の種別を特定するために用いられる。通信端末2にインストールされている、デバイス3を制御するためのアプリケーションソフトは、デバイス種別ごとに作成されている。
【0039】
デバイスIDは、ユーザが制御可能なデバイス3に割り当てられた識別情報であり、例えば、商品の型名を含んでいる。
図4に示す例においては、ユーザID0001のユーザが所有するB社のライトのように、ユーザが複数の同一の型名のデバイス3を有している場合、型名にシリアル番号を付加した情報をデバイスIDとしている。
メーカー名は、各デバイス3の製造者名であり、デバイスIDとメーカー名との組み合わせにより、デバイス3が特定される。
【0040】
アドレスは、デバイス3に第2制御情報を送信する宛先を示す情報であり、例えばグローバルIPアドレス又はMACアドレスのようにデバイス3に固有の情報である。ルータ4にグローバルIPアドレスが割り当てられており、デバイス制御装置1が、ユーザに関連付けてルータ4のアドレスを記憶している場合、第1制御情報に含まれるアドレスは、ローカルIPアドレスであってもよい。
【0041】
図5は、動作内容記憶部123が記憶している動作内容データベース(以下、動作内容DBという)の一例を示す図である。動作内容DBにおいては、デバイス種別と、デバイスIDと、動作内容候補とが関連付けられている。動作内容記憶部123は、一つのデバイス3に対して、複数の動作内容候補を記憶している。また、同じデバイス種別であっても、デバイス3の型名によって動作可能な範囲が異なるので、動作内容記憶部123は、デバイスIDごとに異なる動作内容候補を記憶している。
【0042】
図3に戻って、制御部13の詳細について説明する。制御部13は、例えばCPUである。制御部13は、記憶部12に記憶されたプログラムを実行することにより、第1送信部131、取得部132、デバイス特定部133、情報生成部134及び第2送信部135として機能する。
【0043】
第1送信部131は、通信端末2から、ログインしたユーザの識別情報を取得したことに応じて、取得したユーザの識別情報に対応するユーザのデバイス3の動作内容を指定するための操作画面のデータを、通信端末2に送信する。第1送信部131は、例えば、ユーザが所有しているデバイス3の種別に基づいて複数の動作内容候補から選択された一以上の動作内容候補を含む操作画面のデータを、通信端末2に送信する。第1送信部131は、例えば、ユーザ記憶部121に記憶されたユーザが所有しているデバイス3の種別を特定し、特定したデバイス3の種別に関連付けられて動作内容記憶部123に記憶されている動作内容候補を選択して、選択した動作内容候補を含む操作画面のデータを送信する。
【0044】
取得部132は、サービスの提供を受けることができるユーザの通信端末2から、デバイス制御装置1に予め登録されたデバイス3を制御するための第1制御情報を取得する。第1制御情報は、通信端末2にインストールされたアプリケーションソフトを用いてユーザが制御可能な種別のデバイス3を制御するための情報であり、ユーザが選択した動作内容候補を含む。
【0045】
図6は、通信端末2aによりデバイス3を制御する際のデータの流れを示す図である。通信端末2aは、デバイス3を制御するための所定のAPIに則った形式で記述された動作内容を含む第1制御情報を送信する。例えば、ユーザが、通信端末2aに表示された
図2(b)に示される動作内容候補のうち、「部屋を明るくする」を選択した場合、通信端末2aは、「部屋を明るくする」という動作内容を特定するための動作内容IDを含む第1制御情報をデバイス制御装置1に送信する。デバイス制御装置1は、第1制御情報を受信すると、第1制御情報に含まれている動作内容を示す情報である動作内容IDに関連付けられて動作内容記憶部123に記憶されているデバイス3aを選択する。そして、デバイス制御装置1は、選択したデバイス3aを制御するためのAPIを用いて記述された第2制御情報を生成し、ネットワークN、ルータ4を介してデバイス3aに送信する。
【0046】
デバイス特定部133は、第1制御情報に基づいて制御対象デバイスを特定する。デバイス特定部133は、第1制御情報に含まれているユーザIDに対応するユーザのユーザ情報DB、及び動作内容記憶部123に記憶されている動作内容DBを参照し、第1制御情報に含まれている動作内容IDに対応するデバイス3を、制御対象デバイスとして特定する。デバイス特定部133は、特定したデバイス3の型名を情報生成部134に通知し、特定したデバイス3のアドレスを第2送信部135に通知する。
【0047】
情報生成部134は、例えば、記憶部12に記憶されている制御対象デバイス用のAPIに基づいて第2制御情報を生成する。具体的には、情報生成部134は、第1制御情報に含まれている動作内容IDに基づいて特定したデバイス3に指示する動作内容を、デバイス特定部133が特定したデバイス3の型名に対応するAPIに入れ込むことにより第2制御情報を生成する。例えば、情報生成部134は、第1制御情報が示す動作内容が「部屋を明るくする」である場合、デバイス3aが制御対象となることを特定し、デバイス3a(ライト)用のAPIを用いて、ライトを点灯するための第2制御情報を生成する。
【0048】
情報生成部134は、第1制御情報を、デバイス3のメーカーや型名ごとに異なる形式の第2制御情報に変換することができる。情報生成部134は、第1制御情報に含まれている動作内容をデバイス3の専用APIの形式で記述することで、第2制御情報を生成する。このようにすることで、アプリケーションソフトの開発者が、デバイス3ごとに異なる専用APIを意識しないでアプリケーションソフトを開発できるとともに、ユーザは、単一のアプリケーションソフトを用いて異なる型名のデバイス3を制御できる。
【0049】
第2送信部135は、デバイス特定部133から通知された制御対象デバイスのアドレスに対して、第1制御情報が示す動作内容を実行させるための第2制御情報を送信する。
【0050】
[デバイス3を制御する際の動作シーケンス]
図7は、デバイス制御装置1がデバイス3を制御する際の動作シーケンスを示す図である。まず、ユーザが、通信端末2において、制御対象デバイスを制御するためのアプリケーションソフトを起動すると(S11)、通信端末2はログイン画面を表示する(S12)。通信端末2は、ユーザにより入力されたユーザの識別情報を含むログイン情報をデバイス制御装置1に送信する。
【0051】
デバイス制御装置1においては、ログイン情報を受信すると、第1送信部131がユーザ情報DBを参照することにより、ログイン情報に含まれているユーザの識別情報に関連付けられたデバイス3を特定する(S13)。第1送信部131は、特定したデバイス3に対応する動作内容候補を選択し、動作内容候補を含む動作内容設定画面データを通信端末2に送信する。
【0052】
通信端末2は、動作内容設定画面データを受信すると、動作内容を設定する画面(例えば
図2(b)に示した画面)を表示する(S14)。動作内容設定画面においてユーザが動作内容を選択すると(S15)、通信端末2は、動作内容候補を含む第1制御情報をデバイス制御装置1に送信する。
【0053】
デバイス制御装置1は、第1制御情報を受信すると、情報生成部134が第2制御情報を生成し、第2送信部135が、動作内容候補に対応するデバイス3に対して第2制御情報を送信する(S16)。デバイス3は、第2制御情報を受信すると、第2制御情報により特定される動作を実行する(S17)。
【0054】
[第1の実施形態のデバイス制御システムSによる効果]
第1の実施形態のデバイス制御装置1は、ユーザがログインすると、ユーザが所有しているデバイス3を用いて実現可能な動作内容を選択するための操作画面を通信端末2に送信する。そして、通信端末2は、ユーザが動作内容を選択すると、動作内容IDを含む第1制御情報をデバイス制御装置1に送信し、デバイス制御装置1は、第1制御情報に基づいて、デバイス3を制御するための第2制御情報を生成してデバイス3に送信する。このようにすることで、ユーザは、デバイス3を意識してデバイス3を制御するための専用アプリケーションソフトを起動させることなく、デバイス3が設置された空間の状態を、自身の希望に合わせて変化させることができる。
【0055】
また、デバイス制御装置1は、動作内容を選択するための操作画面を通信端末2に送信する際、多数の動作内容候補から、ユーザが所有するデバイス3に適した動作内容候補を送信するので、通信端末2には、ユーザにとって不要な動作内容候補が表示されない。したがって、ユーザは、動作内容を設定しやすい。
【0056】
<第2の実施形態>
第1の実施形態においては、ユーザが、通信端末2において動作内容候補を選択すると、デバイス制御装置1が、選択された動作内容候補に対応する動作内容をデバイス3に実行させるように第2制御情報を送信したが、第2の実施形態においては、デバイス制御装置1は、ユーザが設定した動作条件が満たされた場合にデバイス3に動作を実行させるという点で、第1の実施形態と異なる。本実施形態に係るデバイス制御装置1は、ユーザにより設定された動作条件が満たされたかどうかを監視するデバイス3から取得した情報に基づいて、動作条件が満たされたと判定した場合に、動作を実行させるデバイス3を動作させるように第2制御情報を送信する。
【0057】
本実施形態の動作内容記憶部123は、動作内容候補に関連付けて、動作内容候補が示す動作内容が実行される条件を示す動作条件候補を記憶している。例えば、動作内容がエアコンの動作に関連する内容である場合、温度や湿度が動作条件になり、動作内容がライトの動作に関連する内容である場合、部屋の明るさが動作条件になる。
【0058】
また、第1送信部131は、ユーザが所有する複数のデバイス3の種別に基づいて選択された動作条件を指定するための操作画面のデータを送信する。例えば、第1送信部131は、通信端末2においてユーザが選択した動作内容候補を取得部132が取得したことに応じて、取得部132が取得した動作内容候補が示す動作内容に基づいて決定された動作条件を指定するための操作画面のデータを送信する。
【0059】
この際、第1送信部131は、動作内容記憶部123を参照し、ユーザが所有する複数のデバイス3のうち少なくともいずれかのデバイス3の動作内容候補と、当該動作内容候補に対応する動作をユーザデバイスに実行させる動作条件と、をユーザが指定するための操作画面のデータを、通信端末2に送信してもよい。操作画面のデータを受信した通信端末2は、例えば、まず、動作内容候補から一以上の動作内容候補を選択するための操作画面を表示する。その後、通信端末2は、ユーザが、動作内容候補を選択すると、選択された動作内容候補に適した動作条件候補を表示する。このようにすることで、ユーザは、通信端末2を用いて、動作内容に適した動作条件を入力しやすくなる。通信端末2は、動作条件が入力されると、動作条件を含む第1制御情報をデバイス制御装置1に送信する。
【0060】
取得部132が、動作条件を含む第1制御情報を受信すると、第2送信部135は、ユーザが所有する複数のデバイス3のうち、取得部132が取得した第1制御情報に含まれている動作条件が満たされたか否か監視する監視デバイスにおける監視結果を示す監視情報を取得するための第3制御情報をデバイス3に送信する。
【0061】
第3制御情報は、監視機能を有する特定のデバイス3を制御するためのデバイス専用の形式であるAPIに則って記述された情報である。例えば、温湿度計であるデバイス3dを制御するための第3制御情報としては、計測した温度を示す情報を出力させるための制御情報、計測した湿度を示す情報を出力させるための制御情報、計測するタイミングを指定する制御情報、及び計測した結果を出力するタイミングを指定する制御情報等がある。デバイス3dは、第3制御情報を受信したことに応じて、計測した温度や湿度の監視結果を含む監視情報をデバイス制御装置1に送信する。
なお、本実施形態の説明においては、監視機能を有するデバイス3を制御するための情報を第3制御情報と称するが、第3制御情報は第2制御情報と本質的に異なるものではなく、デバイス3を動作させるための第2制御情報を用いて監視機能を有するデバイス3から監視情報を取得してもよい。
【0062】
取得部132は、第3制御情報を受信したデバイス3が送信した監視情報を取得する。第2送信部135は、取得部132が取得した監視情報が示す監視結果が、第1制御情報に含まれていた動作条件を満たしているかどうかを判定し、監視結果が動作条件を満たしている場合に、動作を実行させるデバイス3に対して第2制御情報を送信する。
【0063】
第2送信部135は、監視結果が動作条件を満たしている場合、第3制御情報の送信を停止する。また、第2送信部135は、監視結果が動作条件を満たしていない場合であって、第3制御情報を送信したデバイス3から新たな監視情報が送信される予定がない場合、第3制御情報を再び送信する。
【0064】
図8は、第2の実施形態における動作内容設定画面の例を示す図である。
図8(a)は、
図2(b)においてユーザが「部屋を快適にする」という動作内容を選択した後に表示される動作内容設定画面を想定しているが、デバイス制御装置1は、ログイン情報に基づいてユーザが所有するデバイス3がエアコンであることを特定した時点で、
図8(a)に示す動作内容設定画面を通信端末2に表示させてもよい。
【0065】
図8(b)は、
図8(a)において、ユーザが「温度を設定する」という動作内容を選択した場合に表示されるエアコン温度設定画面の例である。ユーザは、エアコン温度設定画面内のユーザインタフェースを用いて、所望の温度に設定する。
【0066】
エアコンの設定温度が入力されると、通信端末2は、エアコンの設定温度を含む第1制御情報をデバイス制御装置1に送信する。取得部132が第1制御情報を取得すると、第1送信部131は、エアコンの温度設定に関連する動作条件候補を選択し、
図8(c)に示す動作条件設定画面のデータを通信端末2に送信する。通信端末2は、動作条件設定画面において温度条件が選択されると、
図8(d)に示すように、室温が何度になったらエアコンの動作を開始するかを設定するための画面を表示する。通信端末2は、動作条件が設定されると、設定された動作条件を含む第1制御情報をデバイス制御装置1に送信する。
【0067】
図9は、第2の実施形態のデバイス制御装置1がデバイス3を制御する際の動作シーケンスを示す図である。
図9に示す動作シーケンス図は、
図7における動作設定画面を表示するステップS14に相当する、通信端末2において
図8(a)に示したような動作設定画面を表示する動作(S21)から開始している。
【0068】
通信端末2において動作内容の設定が完了すると(S22)、通信端末2は、動作内容を含む第1制御情報をデバイス制御装置1に送信する。デバイス制御装置1においては、取得部132が第1制御情報を取得すると、第1送信部131が、動作内容記憶部123に記憶されている複数の動作条件候補から、動作内容に対応する動作条件候補を選択し(S23)、選択した動作条件候補を含む動作条件設定画面のデータを通信端末2に送信する。
【0069】
通信端末2は、動作条件設定画面のデータを受信すると、
図8(c)に示したような動作条件設定画面を表示する(S24)。通信端末2は、ユーザによる動作条件の設定が完了すると(S25)、ユーザが設定した動作条件を含む第1制御情報をデバイス制御装置1に送信する。
【0070】
デバイス制御装置1は、第1制御情報を受信すると、デバイス特定部133が、第1制御情報に含まれている動作条件に対応する監視機能を有するデバイス3を特定し、第2送信部135が、特定したデバイス3を制御するための第3制御情報を送信する(S26)。
図9においては、第2送信部135が、温度計測機能を有するデバイス3dに対して、温度監視を行う指示を含む第2制御情報を送信している。
【0071】
その後、第2送信部135は、デバイス3dから送信された温度計測値を含む監視情報が、デバイス3bを動作させるための条件を満たしている場合(S27においてYES)、デバイス3bを動作させるための指示を含む第2制御情報をデバイス3bに送信する(S28)。デバイス3bは、第2制御情報に基づいて動作を実行する(S29)。
【0072】
なお、第2送信部135は、デバイス3dから送信された温度計測値を含む監視情報が、デバイス3bを動作させるための条件を満たしていない場合(S27においてNO)、監視情報が条件を満たすようになるまで待機する。第2送信部135は、監視情報が、デバイス3bを動作させるための条件を満たしていない場合(S27においてNO)、ステップS26に戻って、第3制御情報を再送してもよい。
【0073】
[変形例]
以上の説明において、第1送信部131は、取得部132が動作内容を含む第1制御情報を取得したことに応じて、動作内容に対応する動作条件を設定するための画面データを通信端末2に送信したが、動作内容及び動作条件を設定する順序は任意である。第1送信部131は、取得部132が動作条件を含む第1制御情報を取得したことに応じて、ユーザが所有する複数のデバイス3から、動作させる対象となるデバイス3を選択するための画面や動作内容を設定するための画面を表示するための情報を通信端末2に送信してもよい。
【0074】
[第2の実施形態のデバイス制御システムSによる効果]
第2の実施形態のデバイス制御装置1は、ユーザが通信端末2において動作内容を設定したことに応じて、デバイス3を動作させるための動作条件を設定する画面を通信端末2に送信する。このようにすることで、ユーザが、すぐにデバイス3を動作させたくはない場合に、容易な操作によって、ユーザが所望する条件が整った時点でデバイス3を動作させることが可能になる。
【0075】
<第3の実施形態>
図10は、第3の実施形態のデバイス制御システムSについて説明するための図である。第3の実施形態においては、サーバ5a及びサーバ5bのように、他のサービス提供者のサーバを介してデバイス3を制御するという点で、第1の実施形態及び第2の実施形態と異なる。サーバ5a及びサーバ5bは、例えば、デバイス3のメーカーが、自社のデバイス3を制御するサービスを提供するためのデバイスサーバであり、制御対象デバイスに、第2制御情報に基づく制御信号を送信する。この場合、情報生成部134は、通信端末2から第1制御情報を受信すると、第1制御情報に含まれている動作内容に基づいて、サーバ5に制御対象デバイスを動作させたり、監視用デバイスから監視情報を取得したりするための第2制御情報を生成する。そして、第2送信部135は、情報生成部134が生成した第2制御情報を、デバイスサーバとしてのサーバ5に送信する。
【0076】
本実施形態の記憶部12は、デバイス3を制御するサービスの提供者に関連付けて、それぞれのサービス提供者のサーバ5のAPIを記憶している。情報生成部134は、例えば、記憶部12に記憶されているサーバ5のAPIに基づいて第2制御情報を生成する。具体的には、情報生成部134は、第1制御情報に含まれている動作内容を、第1制御情報と異なる形式の第2制御情報に変換する。第2制御情報には、第1制御情報に含まれていたユーザID及びデバイス特定情報等が含まれている。
【0077】
デバイス制御システムSを用いてサービスを提供する企業と、サーバ5a又はサーバ5bを用いてサービスを提供する企業との間では、予めユーザIDが共通化されている。サーバ5a又はサーバ5bは、第2制御情報に含まれているユーザID及びデバイス特定情報等に基づいて、通信端末2における操作に応じたデバイス3を制御することができる。
【0078】
なお、
図10に示すように、デバイス3を制御するサービスを提供するサーバ5が複数ある場合、デバイス制御装置1のユーザ記憶部121は、ユーザが、サーバ5aを用いたサービス又はサーバ5bを用いたサービスのうち、どのサービスを利用しているかを示す利用サービス情報を記憶している。情報生成部134は、利用サービス情報を参照し、ユーザが利用しているサービスに対応するAPIに対応する第2制御情報を生成する。
【0079】
デバイス制御システムSを用いてサービスを提供する企業と、サーバ5aを用いてサービスを提供する企業と、サーバ5bを用いてサービスを提供する企業との間でユーザIDが共通化されていない場合には、デバイス制御装置1がユーザIDを変換してもよい。この場合、デバイス制御システムSのユーザIDとサーバ5a及びサーバ5bを用いたサービスのユーザIDとを関連付けて記憶するユーザDB(不図示)を記憶部12に設ける。情報生成部134が利用サービス情報を用いてユーザDBを参照し、ユーザIDを変換すればよい。
【0080】
サーバ5a、サーバ5b(以下、サーバ5)は、ネットワークを介して接続されたデバイス制御装置1から第2制御情報を受信すると、その内容が制御対象のデバイス3への動作指示を含む場合には、デバイス3への動作指示を示す情報(信号)をデバイス3へ送信する。一方、受信した第2制御情報が、デバイス3が取得したデータの要求を含む場合には、サーバ5は、デバイス3から予め取得していたデバイス3の動作データや収集データ等をデバイス制御装置1に送信する。なお、サーバ5がデバイス3の動作データや収集データ等を予め取得しておらずデバイス3内に蓄積されている場合には、サーバ5は、受信した第2制御情報に基づいて、デバイス3から動作データや収集データ等の要求を行い、取得したデータをサーバ5からデバイス制御装置1に送信してもよい。
【0081】
[第3の実施形態のデバイス制御システムSによる効果]
以上説明したように、第3の実施形態のデバイス制御装置1は、デバイス3を制御する他のサーバ5のAPIに対応する第2制御情報を生成する。このようにすることで、ユーザが、既にサーバ5を介してデバイス3を制御するサービスの提供を受けている場合であっても、通信端末2にインストールされた任意のアプリケーションソフトを用いてデバイス3を制御することができる。
【0082】
以上、本発明をいくつかの実施の形態をもとに説明した。これらの任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を合わせ持つ。
【0083】
また、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。特に、装置の分散・統合の具体的な実施形態は以上に図示するものに限られず、その全部又は一部について、種々の付加等に応じて、又は、機能負荷に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。