特許第6687609号(P6687609)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特許6687609-交換ユニット取り付けマニホールド 図000002
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6687609
(24)【登録日】2020年4月6日
(45)【発行日】2020年4月22日
(54)【発明の名称】交換ユニット取り付けマニホールド
(51)【国際特許分類】
   B01D 27/08 20060101AFI20200413BHJP
   C02F 1/28 20060101ALI20200413BHJP
【FI】
   B01D27/08
   C02F1/28 G
【請求項の数】4
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2017-518619(P2017-518619)
(86)(22)【出願日】2015年5月18日
(86)【国際出願番号】JP2015002496
(87)【国際公開番号】WO2016185505
(87)【国際公開日】20161124
【審査請求日】2018年5月7日
(73)【特許権者】
【識別番号】000232885
【氏名又は名称】株式会社ロキテクノ
(74)【代理人】
【識別番号】100094112
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 讓
(74)【代理人】
【識別番号】100101498
【弁理士】
【氏名又は名称】越智 隆夫
(74)【代理人】
【識別番号】100120064
【弁理士】
【氏名又は名称】松井 孝夫
(72)【発明者】
【氏名】内田 哲也
(72)【発明者】
【氏名】川越 敬史
【審査官】 増田 健司
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2013/0228509(US,A1)
【文献】 特開2012−55873(JP,A)
【文献】 特表2007−532303(JP,A)
【文献】 米国特許第5397462(US,A)
【文献】 特開平3−123689(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2008/0164220(US,A1)
【文献】 米国特許第4416775(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B01D 27/08
B01D 27/00
B01D 35/00
B01D 35/30
C02F 1/28
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一流路端部と、第二流路端部と、前記第一流路端部および前記第二流路端部との間に配置される本体部と、を有し内部に流路が形成された交換ユニットと、その交換ユニットが脱着可能に取り付けられ、前記交換ユニットが取り付けられた際に流れ回路が形成されるマニホールドとを備えるマニホールドシステムであって、そのマニホールドシステムは、
前記第一流路端部が挿入可能な窪み部を有し、その窪み部に前記第一流路端部を受容して前記第一流路端部接合可能な第一管路端部と、
前記第一管路端部に近づく方向と、前記第一管路端部から離れる方向とに可動であって、前記第二流路端部が接続可能な可動接続部を有する第二管路端部と、
前記第一管路端部と前記第二管路端部との間に配置されるストッパであって、そのストッパと前記第一管路端部との間に前記交換ユニットが位置するようになっている前記ストッパとを備え、
前記第一流路端部が前記第一管路端部に接続され、前記可動接続部が前記第一管路端部に近づく方向に移動して、前記可動接続部が前記第二流路端部と接続されて前記交換ユニットが前記マニホールドに取り付け可能であって、
前記可動接続部が前記第二流路端部と接続されている状態で前記可動接続部が前記第一管路端部から遠ざかる方向に移動すると、前記ストッパが前記交換ユニットの移動規制を行って前記可動接続部と前記第二流路端部との接続を解除するようになっていて、
前記窪み部の深さは、前記交換ユニットが前記ストッパにより前記交換ユニットの移動規制を行う状態において前記交換ユニットの前記第一流路端部の先端が前記窪み部の外に出た状態となる深さであるマニホールドシステム
【請求項2】
請求項1に記載のマニホールドシステムであって、
前記交換ユニットの前記第一流路端部が前記窪み部内の予定された位置に挿入された状態から前記交換ユニットの移動の前記規制がされた状態にあるときの位置までの距離は、前記交換ユニットの前記第一流路端部が前記窪み部内の予定された位置に挿入された状態から前記交換ユニットの前記第一流路端部の先端が前記窪み部の開口部まで上昇して前記交換ユニットを前記マニホールドから取り出せる状態になるまでの距離よりも大きいマニホールドシステム
【請求項3】
請求項1または2に記載のマニホールドシステムであって、
前記ストッパによる前記交換ユニットの前記移動の規制がされた状態では、前記第一流路端部と前記第一管路端部との接続が解除されているマニホールドシステム
【請求項4】
請求項1から3のいずれか一項に記載のマニホールドシステムであって、
前記可動接続部と前記第二流路端部とのいずれか一方にはシール材が配置され、そのシール材がその他方の内面との間で密着することで、前記可動接続部と前記第二流路端部とが接続されるマニホールドシステム
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は、例えば、内部にフィルタ等が内蔵され、既設管路の一部として、脱着して交換が可能に取り付けられることで管路を形成可能な交換ユニットを保持するマニホールドに関する。
【背景技術】
【0002】
流体の濾過を目的とした管路では、その管路の一部に、フィルタが内蔵され、脱着して交換が可能な交換ユニットを配置される。たとえば、所定量の濾過が終了した際などに、古い交換ユニットは取り外されて新しい交換ユニットに交換される。このような管路は、上流側の管路の端部と下流側の管路の端部との間に、管路の一部を欠いている。交換ユニットは、この上流側の管路の端部と下流側の管路の端部との間に、脱着可能に取り付けることが可能な構造を有している。交換ユニットには、内部に流路が形成され、その流路の両端に流路入口と流路出口を有している。流路には、フィルタ等が配置される。一般に、上流側の管路の端部と下流側の管路の端部は、マニホールドの一部として構成されていて、交換ユニットがマニホールドに取り付けられると、交換ユニットの流路入口が上流側管路の端部と接合し、流路出口が下流側管路の端部と接合する。これで、一部を欠いている管路に交換ユニットの流路が結合され、流れ回路の管路が完成する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平3−123689号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1には、流し台で使用される浄水器カートリッジが開示されている。ここでは、スライド可能なスリーブ管を具備するマニホールドと、浄水器カートリッジが開示され、マニホールド側において、上流側の管路の端部と下流側の管路の端部との間の距離は、変動しない。特許文献1に開示される浄水器カートリッジでは、浄水器カートリッジの流路の一端がマニホールドの管路の一端に螺嵌され、マニホールドの管路の他端に、マニホールドのスリーブ管が延出して結合する浄水器カートリッジが開示されている。しかし、螺嵌による結合は作業者にとっては煩雑であるとともに、圧力が高い流体に対しては、単にスライド可能なスリーブ管がマニホールドの管路の他端に対して延出して結合する形式は、採用できない。また、濾過対象が固化しやすい工業用の濾過装置には、可動部をマニホールドに配置すると、可動部が固着し、交換ユニットの取り外しが困難になる欠点がある。そこで、交換ユニットを容易に取り外すことができるマニホールドが求められる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第一流路端部と、第二流路端部とを有し、内部に流路が形成された交換ユニットが脱着可能に取り付けられ、前記交換ユニットが取り付けられた際に流れ回路が形成されるマニホールドであって、そのマニホールドは、前記第一流路端部が接合可能な第一管路端部と、前記第一管路端部に近づく方向と、前記第一管路端部から離れる方向とに可動であって、前記第二流路端部が接続可能な可動接続部を有する第二管路端部と、前記第一管路端部と前記第二管路端部との間に配置されるストッパであって、そのストッパと前記第一管路端部との間に前記交換ユニットが位置するようになっている前記ストッパとを備え、前記第一流路端部が前記第一管路端部に接続され、前記可動接続部が前記第一管路端部に近づく方向に移動して、前記可動接続部が前記第二流路端部と接続されて前記交換ユニットが前記マニホールドに取り付け可能であって、前記可動接続部が前記第一管路端部から遠ざかる方向に移動すると、前記ストッパが前記交換ユニットの移動を規制して、前記可動接続部と前記第二流路端部との接続を解除するマニホールドにより解決する。
【発明の効果】
【0006】
このマニホールドにより、交換ユニットを容易に取り外すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明が適用される交換ユニットと流れ回路の一部であるマニホールドを示している。
図2】交換ユニットをマニホールドに取り付けた際の状態を示している。
図3】交換ユニットをマニホールドから取り外す途中の過程の状態を示している。
図4】交換ユニットがマニホールドから取り外すことが可能となった状態を示している。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1から図4を参照して、本願発明について説明する。図1は、流れ回路の一部である本発明のマニホールド1と、取り付け前の交換ユニット3とを示している。図2は、交換ユニット3を取り付けた状態のマニホールド1を示している。図3は、交換ユニット3を取り外す途中の過程の状態のマニホールド1と交換ユニット3とを示している。図4は、交換ユニット3を取り外すことが可能となった状態のマニホールド1と交換ユニット3とを示している。マニホールド1は、第一管路端部11と、第二管路端部12とを備えている。第一管路端部11と第二管路端部12とは、互いに向かい合って配置され、それぞれはたとえばブロック状の部材とすることができる。
【0009】
第一管路端部11は、第一管路端部11から第二管路端部12に向かう方向に延在するように穿設された窪み部11bを有している。窪み部11bは、代表的には円筒形であるが、必ずしも形状は円筒形には限られない。第二管路端部12は、可動接部13を有している。可動接部13は、第二管路端部12に対して、第一管路端部11の方向に可動である。たとえば、図1に示すように、第二管路端部12は螺刻を有し、可動接部13は、第二管路端部12に螺嵌されている。可動接部13は、回転しながら、第一管路端部11の方向に近づくように、または離れるように、移動可能となっている。さらには、可動接続部13に第一管路端部11から第二管路端部12に向かう方向に延在するレールを配置し、歯車などにより、可動接続部13を、第一管路端部11が第二管路端部12に向かう方向に近づけ、または第一管路端部11が第二管路端部12から離れるように、移動させることもできる。その際に可動接続部13は手動により移動させる構造にすることもでき、またはモータなどの電気的な駆動力およびエアシリンダなどの機械的駆動力によることもできる。
【0010】
たとえば、第一管路端部11には流体源(不図示)に接続されている管路11aが接続されて流れ回路の上流側を形成し、一方、第二管路端部12の可動接部13には流体の排出先(不図示)に接続されている管路13aが接続されて流れ回路の下流側を形成するようにできる。ただし、マニホールド1における上流および下流の関係は、一例であり、逆に設定できる。以下、本明細書では、一例として、第一管路端部11側を上流側と、第二管路端部12を下流側として説明する。
【0011】
交換ユニット3は、第一流路端部31と、第二流路端部32と、本体部33とを備えている。本体部33は、内部が中空であって、その中空部にはたとえばフィルタ等34が配置され、フィルタ等34とは、フィルタ部材イオン交換樹脂、ゼオライトまたは珪藻土などの吸着剤、またはその吸着剤とフィルタ部材の組み合せた部材などである。交換ユニット3の内部には第一流路端部31からフィルタ34を通って第二流路端部32へと至る流路が形成されている。第一流路端部31は、たとえば第一の幅を有している。第一流路端部31と第二流路端部32は、代表的には、円筒形状とすることができる。本体部33は、第二流路端部32よりも大きな幅を有している。好ましくは、この幅を直径とする円筒形状とする。第一流路端部31は、マニホールド1に取り付けられる際には、マニホールド1の第一管路端部11に配置される窪み部11b内に挿入されるようになっている。第一流路端部31の先端側の外側には、第一流路端部31の外表面と窪み部11bの内表面との間を密閉するОリングなどのシール材31aが配置されている。
【0012】
交換ユニット3の第二流路端部32には、第二流路端部32よりも大きな径を有するフランジ32aを取り付けるとよい。フランジ32aには、Оリングなどのシール材32b配置することができる。交換ユニット3の第二流路端部32は、マニホールド1の可動接続部13に接続されるようになっていて、マニホールド1の可動接続部13は、接続受容面13bを有している。交換ユニット3の第二流路端部32と、マニホールド1の可動接続部13とが接続するときは、フランジ32aがマニホールド1の可動接続部13の接続受容面13bに当接する。フランジ32aにはОリングなどのシール材32bが配置されていて、フランジ32aとマニホールド1の可動接続部13の接続受容面13bとの間を密閉可能となっている。接続受容面13bは、たとえば、フランジ32aのフランジ面とフランジの側面との両方を内包する円筒形状とする。フランジ32aのシール材32bをフランジの側面に配置すると、フランジ32aの側面のシール材32bと円筒形状の接続受容面13bの側面との間で密着し、その摩擦力により重力に抗して、可動接続部13とフランジとを脱着可能に結合することができる。また、フランジ32aは必ずしも必須ではなく、たとえば、第二流路端部32は太さが変わらない管とすることもできる。この場合にも、第二流路端部32の側面にシール材32bを配置し、接続受容面13bは、その径とほぼ同じ径の円筒形状とすればよい。そして、接続受容面13bの内面が、第二流路端部32の側面にシール材32bを押圧できる限り、接続受容面13bの内面と第二流路端部32の側面との間の摩擦力で、接続受容面13bと第二流路端部32とが脱着可能に結合できる。シール材32bは、第二流路端部32またはフランジ32aではなく、接続受容面13b側に配置することもできる。また、第一流路端部31と第二流路端部32とは、第一流路端部31が先に窪み部11bから抜けるように設定することが好ましい。すなわち、第一流路端部31が窪み部11bから抜けた状態では、第二流路端部32と可動接続部13とが依然として接続しているように、第一流路端部31と窪み部11bとの間の摩擦力と、第二流路端部32と可動接続部13との間の摩擦力とを設定すると良い。
【0013】
マニホールド1は、ストッパ4を有している。ストッパ4は、マニホールド1の第一管路端部11と第二管路端部12との間に延在するように配置されている。ストッパ4は、交換ユニット3の本体部33がストッパ4に対して可動接続部13と反対側に配置されるように、交換ユニット3が取り付けられる側を画定している。ストッパ4は、マニホールド1の第一管路端部11の側と、マニホールド1の第二管路端部12の側とを貫通するような通過部4aを有している。通過部4aは、たとえば貫通孔でもよいし、一方の側部に開口を有する切欠き形状とすることもできる。交換ユニット3の第二管路端部12が通過部4aに位置するようにストッパ4を配置することができる形状であればよい。交換ユニット3の第一流路端部31が、マニホールド1の第一管路端部11の窪み部11bの中に挿入されて設置された状態において、ストッパ4は、交換ユニット3の第二流路端部32が通過部4aを貫通することで、交換ユニット3の第二流路端部32の箇所が、通過部4aに位置するようになっている。通過部4aは、第二流路端部32を保持する必要はないが、保持するように設定してもよい。この状態で、ストッパ4は、交換ユニット3の本体部33と、第二流路端部32のフランジ32aとの間に位置する。
【0014】
交換ユニット3の第一流路端部31が、マニホールド1の第一管路端部11の窪み部11bの中に挿入されて設置された状態では、ストッパ4と本体部33との間に、一定の距離hが確保されるようにすることができる。ストッパ4と本体部33とが接触する状態(h=0)として、ストッパ4を固定するようにしてもよい。ここで、距離hとは、交換ユニット3の第一流路端部31が窪み部11b内の予定された位置に挿入された状態から、交換ユニット3がストッパ4により移動が規制された状態までの距離である。また、窪み部11bの深さdとは、交換ユニット3の第一流路端部31が窪み部11b内の予定された位置に挿入された状態から交換ユニット3の第一流路端部31の先端が窪み部11bの開口部まで上昇して交換ユニット3をマニホールド1から取り出せる状態になるまでの距離として定義する。距離hと窪み部11bの深さdとの関係において、h>dの関係となるように設定する。この関係となるように設定すれば、交換ユニット3の本体部33が第二流路端部32よりも大きな幅を有しているので、交換ユニット3はストッパ4の肩部4bに接触すると、交換ユニット3の移動は規制される。そして、交換ユニット3がストッパ4により移動が規制された状態まで移動したときには、常に交換ユニット3の第一流路端部31の先端は窪み部11bの外に出ており、交換ユニット3が簡単に取り出せるようになっている。
【0015】
続いて、図1図2を参照して、交換ユニット3をマニホールド1に取り付ける過程について説明する。作業者は、交換ユニット3を、交換ユニット3の第一流路端部31がマニホールド1の第一管路端部11の方向を向き、交換ユニット3の第二流路端部32がマニホールド1の第二管路端部12の方向を向くように、マニホールド1付近に配置する。そして、交換ユニット3の第一流路端部31をマニホールド1の第一管路端部11の窪み部11bの中に挿入し、交換ユニット3の第二流路端部32がストッパ4の通過部4aの箇所に位置するように設置する(図1)。続いて、マニホールド1の可動接続部13を交換ユニット3に近づける方向(本実施例の場合には下降方向)に移動させて、交換ユニット3の第二流路端部32のフランジ32aに当接させ、可動接続部13で第二流路端部32のフランジ32aを押圧し密着させる。この状態では、交換ユニット3の内部の流路が接合されることにより、流れ回路の一部である流路の欠落部を補って流れ回路が完成する。
【0016】
次に、図3図4を参照して、交換ユニット3をマニホールド1から取り外す過程について説明する。マニホールド1の可動接続部13をマニホールド1の第一管路端部11から離す方向(本実施例の場合には、上昇方向)に移動させる。フランジ32aと接続受容部13bとが結合しているので、交換ユニット3は、可動接続部13とともに第一管路端部11から離れる方向に移動し、交換ユニット3の第一流路端部31が窪み部11bから外側に出る。可動接続部13をさらに移動させると、交換ユニット3の本体部33が、ストッパ4に当接し、第一管路端部11から離れる方向への交換ユニット3の移動が規制される。ここから、可動接続部13をさらに移動させると、交換ユニット3と可動接続部13との接続が解放され、交換ユニット3を取り外すことができる。
【0017】
本実施の形態では、マニホールド1の第一管路端部11が窪み部11bを有している例で説明したが、マニホールド1の第一管路端部11が突起であって、交換ユニット3の第一流路端部31が窪み形状であってもよい。マニホールド1の第一管路端部11と交換ユニット3の第一流路端部31とが接続できればよい。この場合、突起の高さが、前記窪み部11bの深さdに対応し、前記h>dの関係とすれば、同様の効果を奏する。
【0018】
本実施の形態では、効率的な一の作業過程で交換ユニット3をマニホールド1から取り外せる形態としてh>dの関係で説明したが、作業過程が多くなるものの、ストッパ4をマニホールド1から退避するように可動な形態とすれば、h<d(h=0を含む)としてもよい。この場合、マニホールド1の可動接続部13をマニホールド1の第一管路端部11から離す方向(本実施例の場合には、上昇方向)に移動させると、可動接続部13と交換ユニット3の第二流路端部32との接続が先に解除され、その後ストッパ4を退避させた後に、交換ユニット3の第一流路端部31とマニホールド1の第一管路端部11との接続を解除するように設定することもできる。
【符号の説明】
【0019】
1 マニホールド
3 交換ユニット
4 ストッパ
11 第一管路端部
12 第二管路端部
31 第一流路端部
32 第二流路端部
33 本体部
34 フィルタ

図1
図2
図3
図4