特許第6687707号(P6687707)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6687707物理的な物品のユーザにデジタルコンテンツを提供する方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6687707
(24)【登録日】2020年4月6日
(45)【発行日】2020年4月28日
(54)【発明の名称】物理的な物品のユーザにデジタルコンテンツを提供する方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/06 20120101AFI20200421BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20200421BHJP
【FI】
   G06Q30/06
   G06Q50/10
【請求項の数】54
【全頁数】85
(21)【出願番号】特願2018-212644(P2018-212644)
(22)【出願日】2018年11月13日
(62)【分割の表示】特願2014-20093(P2014-20093)の分割
【原出願日】2014年2月5日
(65)【公開番号】特開2019-50021(P2019-50021A)
(43)【公開日】2019年3月28日
【審査請求日】2018年12月6日
(31)【優先権主張番号】13/765,678
(32)【優先日】2013年2月12日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】510204998
【氏名又は名称】アディダス アーゲー
(74)【代理人】
【識別番号】100092783
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 浩
(74)【代理人】
【識別番号】100114409
【弁理士】
【氏名又は名称】古橋 伸茂
(74)【代理人】
【識別番号】100120134
【弁理士】
【氏名又は名称】大森 規雄
(74)【代理人】
【識別番号】100187964
【弁理士】
【氏名又は名称】新井 剛
(74)【代理人】
【識別番号】100104282
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 康仁
(72)【発明者】
【氏名】ジョン エイチ.ウェルナー
(72)【発明者】
【氏名】クリスチャン ディベネデット
(72)【発明者】
【氏名】エイミー ジョーンズ ファタラス
(72)【発明者】
【氏名】スティーブン エム.ヴィンセント
【審査官】 山崎 誠也
(56)【参考文献】
【文献】 特開2008−020991(JP,A)
【文献】 特表2009−534099(JP,A)
【文献】 特開2010−238257(JP,A)
【文献】 特開2009−198286(JP,A)
【文献】 特開2003−058664(JP,A)
【文献】 特開2008−065363(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2011/0221568(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00−99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
物品に関連するデジタルコンテンツをユーザに提供する方法であって、前記物品が、前記物品を識別する物品識別子で符号化されたスマートタグに関連付けられ、前記スマートタグが、前記スマートタグに近接して配置されたデバイスに前記物品識別子を送信するように構成され、
サーバで、前記物品に関連するデジタルコンテンツを提供する要求を前記ユーザの電子デバイス上で実行するアプリケーションから受信するステップであって、前記要求が、前記ユーザのユーザ識別子と、前記ユーザが前記電子デバイスを前記スマートタグに近接して配置したとき前記スマートタグから前記電子デバイスに送信された前記物品識別子とを含む、ステップと、
前記サーバによって、前記物品が前記ユーザに登録されているかどうかを決定するステップであって、前記物品識別子がデータストアにおいて前記ユーザ識別子に関連付けられる場合、前記物品は前記ユーザに登録されていると決定される、ステップと、
前記物品が前記ユーザに登録されていないと決定される場合、前記ユーザの前記電子デバイス上で実行する前記アプリケーションに、前記物品を前記ユーザに登録し、登録されていないユーザのために指定されたデジタルコンテンツを前記ユーザに表示するオプションを前記ユーザに提供させるステップと、
前記物品が前記ユーザに登録されるべきであると決定される場合、前記ユーザの前記電子デバイス上で実行する前記アプリケーションに、登録ユーザのために指定された登録ユーザデジタルコンテンツを表示させるステップであって、前記登録ユーザデジタルコンテンツが、ある位置に前記物品をチェックインするオプションを含む、ステップと、
チェックインする前記オプションのユーザ選択に応答して、前記位置の前記物品のチェックインを示すチェックインメッセージを前記電子デバイスから前記サーバで受信するステップであって、前記チェックインメッセージが前記位置の位置情報を含む、ステップと、
前記サーバによって、前記データストアに、前記物品に関連付けられるチェックインデータを配置するステップであって、前記物品識別子が、前記チェックインデータを突き止めるために使用されるステップと、
便益のロックを解除するかどうかを決定するために、前記サーバによって、前記チェックインデータを見直すステップと
を備える、方法。
【請求項2】
所定のスケジュールまたは所定の順序のうちの少なくとも1つに従って、1つまたは複数の位置で前記物品がチェックインされる場合、前記便益がロック解除される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記物品が前記ユーザのユーザアカウントに登録される、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記チェックインデータが前記ユーザアカウント内に位置する、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記便益のロックが解除されたことを前記ユーザのユーザアカウント内に表示するステップをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
たとえ前記ユーザが前記物品を所持していなくても、前記便益を前記ユーザに提供するステップをさらに備える、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記便益を、前記物品の前記ユーザの前記電子デバイスに送信するステップをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記便益が販売促進用価格である、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記便益が前記位置での優先アクセスである、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記優先アクセスが、前記位置でのファストレーンへのアクセスであり、したがって前記物品の前記ユーザが列に並んで待つことを回避することができる、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記便益が前記位置での優先サービスである、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記位置での前記優先サービスが、前記位置の1人または複数の雇用者からのVIP待遇である、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
物品に関連するデジタルコンテンツをユーザに提供するシステムであって、物品が1つまたは複数の位置でチェックインされた場合に便益のロックを解除し、前記物品が、前記物品を識別する物品識別子で符号化されたスマートタグに関連付けられ、前記スマートタグが、前記スマートタグに近接して配置されたデバイスに前記物品識別子を送信するように構成され、
前記システム
プロセッサと、
命令を含むメモリデバイスと
を備え、
前記命令、前記プロセッサによって実行されたとき、前記プロセッサに、
前記物品に関連するデジタルコンテンツを提供する要求を前記ユーザの電子デバイス上で実行するアプリケーションから受信するステップであって、前記要求が、前記ユーザのユーザ識別子と、前記ユーザが前記電子デバイスを前記スマートタグに近接して配置したとき前記スマートタグから前記電子デバイスに送信された前記物品識別子とを含む、ステップと、
前記物品が前記ユーザに登録されているかどうかを決定するステップであって、前記物品識別子がデータストアにおいて前記ユーザ識別子に関連付けられる場合、前記物品は前記ユーザに登録されていると決定される、ステップと、
前記物品が前記ユーザに登録されていないと決定される場合、前記ユーザの前記電子デバイス上で実行する前記アプリケーションに、前記物品を前記ユーザに登録し、登録されていないユーザのために指定されたデジタルコンテンツを前記ユーザに表示するオプションを前記ユーザに提供させるステップと、
前記物品が前記ユーザに登録されるべきであると決定される場合、前記ユーザの前記電子デバイス上で実行する前記アプリケーションに、登録ユーザのために指定された登録ユーザデジタルコンテンツを表示させるステップであって、前記登録ユーザデジタルコンテンツが、ある位置に前記物品をチェックインするオプションを含む、ステップと、
チェックインする前記オプションのユーザ選択に応答して、前記電子デバイスから、前記位置の前記物品のチェックインを示すチェックインメッセージを受信するステップであって、前記チェックインメッセージが前記位置の位置情報を含む、ステップと、
前記データストアに、前記物品に関連付けられるチェックインデータを配置するステップであって、前記物品識別子が、前記チェックインデータを突き止めるために使用される、ステップと、
便益のロックを解除するかどうかを決定するために、前記チェックインデータを見直すステップ
を行わせる、システム。
【請求項14】
所定のスケジュールまたは所定の順序のうちの少なくとも1つに従って、1つまたは複数の位置で前記物品がチェックインされる場合、前記便益がロック解除される、請求項13に記載のシステム。
【請求項15】
前記物品が前記ユーザのユーザアカウントに登録される、請求項13に記載のシステム。
【請求項16】
前記チェックインデータが前記ユーザアカウント内に位置する、請求項15に記載のシステム。
【請求項17】
前記命令が、前記プロセッサによって実行されたとき、さらに前記プロセッサに、前記便益のロックが解除されたことを前記ユーザアカウント内に表示させる、請求項16に記載のシステム。
【請求項18】
前記命令が、前記プロセッサによって実行されたとき、さらに前記プロセッサに、たとえ前記ユーザが前記物品を所持していなくても、前記便益を前記ユーザに提供させる、請求項16に記載のシステム。
【請求項19】
前記命令が、前記プロセッサによって実行されたとき、さらに前記プロセッサに、前記便益を、前記物品の前記ユーザの前記電子デバイスに送信させる、請求項13に記載のシステム。
【請求項20】
前記便益が販売促進用価格である、請求項13に記載のシステム。
【請求項21】
前記便益が前記位置での優先アクセスである、請求項13に記載のシステム。
【請求項22】
前記優先アクセスが、前記位置でのファストレーンへのアクセスであり、したがって前記物品の前記ユーザが列に並んで待つことを回避することができる、請求項21に記載のシステム。
【請求項23】
前記便益が前記位置での優先サービスである、請求項21に記載のシステム。
【請求項24】
前記位置での前記優先サービスが、前記位置の1人または複数の雇用者からのVIP待遇である、請求項23に記載のシステム。
【請求項25】
サーバで、物品に関連するデジタルコンテンツを提供する要求をユーザの電子デバイスから受信するステップであって、前記要求が、前記ユーザのユーザ識別子と、前記物品を識別する物品識別子とを含み、前記物品識別子が、前記ユーザが前記電子デバイスを前記物品に関連付けられたスマートタグに近接して配置したとき、前記スマートタグから前記電子デバイスに送信される、ステップと、
前記サーバによって、前記物品が前記ユーザに登録されているかどうかを決定するステップであって、前記物品識別子がデータストアにおいて前記ユーザ識別子に関連付けられる場合、前記物品は前記ユーザに登録されていると決定される、ステップと、
前記物品が前記ユーザに登録されていないと決定される場合、前記ユーザの前記電子デバイスに、前記物品を前記ユーザに登録し、登録されていないユーザのために指定されたデジタルコンテンツを前記ユーザに表示するオプションを前記ユーザに提供させるステップと、
前記物品が前記ユーザに登録されるべきであると決定される場合、前記ユーザの前記電子デバイスに、登録ユーザのために指定された登録ユーザデジタルコンテンツを表示させるステップであって、前記登録ユーザデジタルコンテンツが、便益のロックを解除するオプションを含む、ステップと、
前記便益のロックを解除する前記オプションのユーザ選択に応答して、前記物品が前記電子デバイスに近接して配置されたとき前記スマートタグから前記電子デバイスに送信されたチェックインデータを前記電子デバイスから前記サーバで受信するステップであって、前記チェックインデータが、前記物品が以前にチェックインされている1つまたは複数の位置についての位置情報を含む、ステップと、
前記サーバによって、前記スマートタグから取得された前記チェックインデータが、チェックインの所定のスケジュール、またはチェックインの所定の順序を満たすと、前記便益のロックを解除するステップと
を備える、方法。
【請求項26】
前記スマートタグが書込み可能NFCタグである、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記スマートタグから送信された前記チェックインデータを受信する前記電子デバイスがモバイルデバイスである、請求項25に記載の方法。
【請求項28】
前記物品がシューズである、請求項25に記載の方法。
【請求項29】
前記物品が前記便益に関連付けられる位置に運ばれるたびに、位置識別子および対応する時間が前記スマートタグに記憶された前記チェックインデータに書き込まれる、請求項25に記載の方法。
【請求項30】
前記便益がロック解除されたことを表示するメッセージを前記電子デバイスに送信するステップをさらに備える、請求項25に記載の方法。
【請求項31】
前記物品に関連付けられるユーザが前記便益を受け取る資格があることを表示するメッセージを前記電子デバイスに送信するステップをさらに備える、請求項25に記載の方法。
【請求項32】
前記物品が前記ユーザのユーザアカウントに登録される、請求項25に記載の方法。
【請求項33】
前記便益のロックが解除されたことを前記ユーザアカウント内に表示するステップをさらに備える、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
前記便益を、前記物品の前記ユーザの前記電子デバイスに送信するステップをさらに備える、請求項25に記載の方法。
【請求項35】
前記便益が販売促進用価格である、請求項25に記載の方法。
【請求項36】
前記便益がある位置での優先アクセスである、請求項25に記載の方法。
【請求項37】
前記優先アクセスが、前記位置でのファストレーンへのアクセスであり、したがって前記物品のユーザが列に並んで待つことを回避することができる、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記便益がある位置での優先サービスである、請求項25に記載の方法。
【請求項39】
前記位置での前記優先サービスが、前記位置の1人または複数の雇用者からのVIP待遇である、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
プロセッサと、
命令を含むメモリデバイスと
を備えたシステムであって
前記命令、前記プロセッサによって実行されたとき、前記プロセッサに、
サーバで、物品に関連するデジタルコンテンツを提供する要求をユーザの電子デバイスから受信するステップであって、前記要求が、前記ユーザのユーザ識別子と、前記物品を識別する物品識別子とを含み、前記物品識別子が、前記ユーザが前記電子デバイスを前記物品に関連付けられたスマートタグに近接して配置したとき、前記スマートタグから前記電子デバイスに送信される、ステップと、
前記物品が前記ユーザに登録されているかどうかを決定するステップであって、前記物品識別子がデータストアにおいて前記ユーザ識別子に関連付けられる場合、前記物品は前記ユーザに登録されていると決定される、ステップと、
前記物品が前記ユーザに登録されていないと決定される場合、前記ユーザの前記電子デバイスに、前記物品を前記ユーザに登録し、登録されていないユーザのために指定されたデジタルコンテンツを前記ユーザに表示するオプションを前記ユーザに提供させるステップと、
前記物品が前記ユーザに登録されるべきであると決定される場合、前記ユーザの前記電子デバイスに、登録ユーザのために指定された登録ユーザデジタルコンテンツを表示させるステップであって、前記登録ユーザデジタルコンテンツが、便益のロックを解除するオプションを含む、ステップと、
前記便益のロックを解除する前記オプションのユーザ選択に応答して、前記物品が前記電子デバイスに近接して配置されたとき前記スマートタグから前記電子デバイスに送信されたチェックインデータを前記電子デバイスから受信するステップであって、前記チェックインデータが、前記物品がチェックインされている1つまたは複数の位置についての位置情報を含む、ステップと、
前記スマートタグから取得された前記チェックインデータが、チェックインの所定のスケジュール、またはチェックインの所定の順序を満たすと、前記便益のロックを解除するステップと、
を行わせる、システム。
【請求項41】
前記スマートタグが書込み可能NFCタグである、請求項40に記載のシステム。
【請求項42】
前記スマートタグから送信された前記チェックインデータを受信する前記電子デバイスがモバイルデバイスである、請求項40に記載のシステム。
【請求項43】
前記物品がシューズである、請求項40に記載のシステム。
【請求項44】
前記物品が前記便益に関連付けられる位置に運ばれるたびに、位置識別子および対応する時間が前記スマートタグに記憶された前記チェックインデータに書き込まれる、請求項40に記載のシステム。
【請求項45】
前記命令が、前記プロセッサによって実行されたとき、さらに前記プロセッサに、
前記便益がロック解除されたことを表示するメッセージを前記電子デバイスに送信させる、請求項40に記載のシステム。
【請求項46】
前記命令が、前記プロセッサによって実行されたとき、さらに前記プロセッサに、
前記物品に関連付けられるユーザが前記便益を受け取る資格があることを表示するメッセージを前記電子デバイスに送信させる、請求項40に記載のシステム。
【請求項47】
前記物品が前記ユーザのユーザアカウントに登録される、請求項40に記載のシステム。
【請求項48】
前記命令が、前記プロセッサによって実行されたとき、さらに前記プロセッサに、
前記便益のロックが解除されたことを前記ユーザアカウント内に表示させる、請求項47に記載のシステム。
【請求項49】
前記命令が、前記プロセッサによって実行されたとき、さらに前記プロセッサに、
前記便益を、前記物品の前記ユーザの前記電子デバイスに送信させる、請求項40に記載のシステム。
【請求項50】
前記便益が販売促進用価格である、請求項40に記載のシステム。
【請求項51】
前記便益がある位置での優先アクセスである、請求項40に記載のシステム。
【請求項52】
前記優先アクセスが、前記位置でのファストレーンへのアクセスであり、したがって前記物品のユーザが列に並んで待つことを回避することができる、請求項51に記載のシステム。
【請求項53】
前記便益がある位置での優先サービスである、請求項40に記載のシステム。
【請求項54】
前記位置での前記優先サービスが、前記位置の1人または複数の雇用者からのVIP待遇である、請求項53に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、物理的な体験をデジタル体験で補完することによって、物理的な物品のユーザの全体的な体験を向上することに関し、より詳細には、ユーザが物理的な物品に関連付けられるスマートタグをスキャンして、関連するデジタルコンテンツを取得できるようにすることに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、物理的な物品を製造する企業は、優れた製品を作り、それらの製品を競争力のある価格で提供することによって差別化してきた。今日でもそれは変わらない。しかし、モバイルコンピューティングデバイスがますます遍在することにより、高品質なデジタル体験への消費者の需要が駆り立てられ、物理的な体験とデジタル体験との境界があやふやになりつつある。したがって、コスト効率よく高品質の製品を作ることに加えて、今日の企業は、差別化を図り、潜在的な消費者の関心を引くために、物理的な製品を中心に意味のあるデジタル体験を構築しなければならない。
【0003】
今日では、事実上あらゆる製品に、多かれ少なかれ処理機能および通信機能を有する電子回路が装備されているが、物理的、法的、経済的な境界条件があり、それらは順守されなければならない。たとえば、小型で軽量な製品は、大型で重い電子回路を装備することができない。一方、たとえばある製品を監視および制御するために、その製品を無線ネットワークに参加させるためには、最小限の処理、送信、およびバッテリ電力がなければならない。他の態様では、製品によって順守されなければならない、利用可能な周波数スペクトルおよび送信電力に関する規制が重要である。したがって、製品は任意に無線モジュールを装備することができない。最後に、複雑なエレクトロニクスによって、製品がより高価になってしまう。このように、追加された「知能」と、潜在的な消費者が喜んで支払う価格との間にはトレードオフが存在する。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】IEEE 802.11x
【非特許文献2】IEEE 802.15.4
【非特許文献3】ISO/IEC 18092
【非特許文献4】ISO/IEC 14443
【非特許文献5】ISO/IEC 21481
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
物理的な体験をデジタル体験で補完することによって、物理的な物品のユーザの全体的な体験を向上するための、システム、装置、および方法を提供する。ある実施形態によれば、ユーザは、物品の物品識別子を取得するために、電子デバイスを使用して、物品に関連付けられるスマートタグをスキャンする。電子デバイスは、物品識別子をサーバに送信し、サーバが物品に関連するデジタルコンテンツを選択して、選択されたデジタルコンテンツを表示するためにユーザの電子デバイスに送信する。
【0006】
ある実施形態によれば、物品に関連するデジタルコンテンツを電子デバイスに送信するための方法であって、物品が、物品を識別する物品識別子で符号化されたスマートタグに関連付けられ、スマートタグが、電子デバイスがスマートタグに近接して配置されたとき物品識別子を電子デバイスに送信するように構成される方法が提供される。本方法は、サーバで、物品に関連するデジタルコンテンツを提供する要求を電子デバイスから受信するステップであって、要求が、電子デバイスをスマートタグに近接して配置したときスマートタグから電子デバイスに送信された物品識別子を含む、ステップと、サーバによって、物品識別子に関連付けられ、物品に関連するデジタルコンテンツを識別するために、デジタルコンテンツを有するデータベースを検索するステップと、サーバによって、電子デバイスに送信するべき識別されたデジタルコンテンツのサブセットを選択するステップと、識別されたデジタルコンテンツのサブセットをサーバから電子デバイスに送信するステップとを含む。
【0007】
他の実施形態によれば、販売のために提供されている物品についての仮想値札をユーザに送信するための方法であって、物品が、物品を識別する物品識別子で符号化されたスマートタグに関連付けられ、スマートタグが、電子デバイスがスマートタグに近接して配置されたとき物品識別子をユーザの電子デバイスに送信するように構成される方法が提供される。本方法は、サーバで、物品についての仮想値札を提供する要求をユーザの電子デバイスから受信するステップであって、要求が、ユーザが電子デバイスをスマートタグに近接して配置したときスマートタグから電子デバイスに送信された物品識別子を含む、ステップと、物品がユーザによって購入された場合に、サーバによって、物品の価格を識別するためにデータベースを検索するステップと、サーバからユーザの電子デバイスに物品の価格を送信するステップであって、モバイルデバイスが価格をユーザに表示する、ステップとを含む。
【0008】
他の実施形態によれば、物品をユーザのユーザアカウントに登録するための方法であって、物品が、物品を識別する物品識別子で符号化されたスマートタグに関連付けられる方法が提供される。本方法は、サーバで、物品についての購入表示メッセージをデバイスから受信するステップであって、購入表示メッセージが、物品が購入されており、もはや販売のために提供されていないことを表示し、物品を識別する物品識別子を含む、ステップと、サーバによって、物品データのデータベース内で、物品識別子に関連付けられ、物品に関連する物品データのサブセットを突き止める(locate)ステップと、サーバによって、物品データのサブセット内に登録フラグを設定するステップであって、サーバによって処理されたとき、登録フラグが、物品をユーザアカウントに登録するようにサーバにユーザを促させる、ステップと、サーバで、物品に関連するデジタルコンテンツを提供する要求をユーザの電子デバイスから受信するステップであって、要求が、ユーザが電子デバイスをスマートタグに近接して配置したときスマートタグからユーザの電子デバイスに送信された物品識別子を含む、ステップと、サーバによって、物品に関連する物品データのサブセットを物品データのデータベース内で突き止めるステップと、登録フラグを処理するステップに応答して、ユーザが物品をユーザアカウントに登録するようサーバによって促すステップとを含む。
【0009】
他の実施形態によれば、物品に関連するデジタルコンテンツを電子デバイスに送信するための方法であって、物品が、物品を識別する物品識別子で符号化されたスマートタグに関連付けられ、スマートタグが、電子デバイスがスマートタグに近接して配置されたとき物品識別子を電子デバイスに送信するように構成される方法が提供される。本方法は、サーバで、物品に関連するデジタルコンテンツを提供する要求を電子デバイスから受信するステップであって、要求が、電子デバイスのユーザのユーザ識別子、および電子デバイスを前記スマートタグに近接して配置したときスマートタグから電子デバイスに送信された物品識別子を含む、ステップと、サーバによって、物品がユーザに登録されているかどうかを決定するステップであって、物品がユーザに登録されているかどうかを決定するために、ユーザ識別子および物品識別子のうちの少なくとも1つが使用される、ステップと、物品がユーザに登録されている場合に、登録ユーザのために指定されたデジタルコンテンツを電子デバイスに提供するステップと、物品がユーザに登録されていない場合に、未登録ユーザのために指定されたデジタルコンテンツをユーザの電子デバイスに提供するステップとを含む。
【0010】
他の実施形態によれば、物品が1つまたは複数の位置でチェックインされた場合に便益のロックを解除するための方法であって、物品が、物品を識別する物品識別子で符号化されたスマートタグに関連付けられ、スマートタグが、スマートタグに近接して配置されたデバイスに物品識別子を送信するように構成される方法が提供される。本方法は、サーバで、ある位置に配置されたデバイスから、その位置での物品のチェックインを表示するチェックインメッセージを受信するステップであって、チェックインメッセージが、物品を識別する物品識別子、および位置を識別する位置識別子を含み、物品がデバイスに近接して配置されたとき物品識別子がスマートタグからデバイスに送信される、ステップと、サーバによって、物品に関連するチェックインデータのサブセットをデータベース内で突き止めるステップであって、物品識別子がチェックインデータのサブセットを突き止めるために使用される、ステップと、サーバによって、物品が1つまたは複数の位置でチェックインされたかどうかを決定するために、チェックインデータのサブセットを見直すステップと、物品が1つまたは複数の位置でチェックインされた場合に、サーバによって、便益のロックを解除するステップとを含む。
【0011】
他の実施形態によれば、物品が1つまたは複数の位置でチェックインされた場合にデバイスに情報へのアクセスを許可するための方法であって、物品が、物品を識別する物品識別子で符号化されたスマートタグに関連付けられ、スマートタグが、スマートタグに近接して配置されたデバイスに物品識別子を送信するように構成される方法が提供される。本方法は、サーバで、ある位置に配置されたデバイスから、その位置での物品のチェックインを表示するチェックインメッセージを受信するステップであって、チェックインメッセージが、物品を識別する物品識別子、および位置を識別する位置識別子を含み、物品がデバイスに近接して配置されたとき物品識別子がスマートタグからデバイスに送信される、ステップと、サーバによって、物品に関連するチェックインデータのサブセットをデータベース内で突き止めるステップであって、物品識別子がチェックインデータのサブセットを突き止めるために使用される、ステップと、サーバによって、物品が1つまたは複数の位置でチェックインされたかどうかを決定するために、チェックインデータのサブセットを見直すステップと、サーバによって、物品が1つまたは複数の位置でチェックインされた場合に、デバイスに情報へのアクセスを許可するステップとを含む。
【0012】
他の実施形態によれば、所定のチェックインスケジュール、および所定のチェックイン順序のうちの少なくとも1つに従って物品が1つまたは複数の位置でチェックインされた場合に便益のロックを解除するための方法であって、物品がスマートタグに関連付けられている方法が提供される。本方法は、サーバで、物品がデバイスに近接して配置されたとき物品に関連付けられるスマートタグからデバイスに送信されたチェックインデータをデバイスから受信するステップであって、チェックインデータが、物品が以前にチェックインされている1つまたは複数の位置についての位置識別子および対応する時間を含む、ステップと、サーバによって、スマートタグから取得されたチェックインデータが、所定のチェックインスケジュール、および所定のチェックイン順序のうちの少なくとも1つを満たす場合に、便益のロックを解除するステップとを含む。
【0013】
他の実施形態によれば、所定のチェックインスケジュール、および所定のチェックイン順序のうちの少なくとも1つに従って物品が1つまたは複数の位置でチェックインされた場合にデバイスに情報へのアクセスを許可するための方法であって、物品がスマートタグに関連付けられている方法が提供される。本方法は、サーバで、物品がデバイスに近接して配置されたとき物品に関連付けられるスマートタグからデバイスに送信されたチェックインデータをデバイスから受信するステップであって、チェックインデータが、物品が以前にチェックインされている1つまたは複数の位置についての位置識別子および対応する時間を含む、ステップと、サーバによって、スマートタグから取得されたチェックインデータが、所定のチェックインスケジュール、および所定のチェックイン順序のうちの少なくとも1つを満たす場合に、デバイスに情報へのアクセスを許可するステップとを備える。
【0014】
他の実施形態によれば、1つまたは複数の物品に関連する情報のタイムラインを作成するための方法であって、それぞれの物品が、物品を識別する物品識別子で符号化されたスマートタグに関連付けられており、スマートタグが、デバイスがスマートタグに近接して配置されたとき物品識別子をデバイスに送信するように構成される方法が提供される。本方法は、サーバで、物品のうちの1つまたは複数に関連する登録情報をデバイスから受信するステップであって、登録情報が、物品のうちの少なくともいくつかについて、ユーザのユーザ識別子、物品を識別する物品識別子、および取得日を含み、デバイスがスマートタグに近接して配置されたとき物品識別子が、スマートタグからデバイスに送信される、ステップと、サーバによって、物品のうちの少なくとも1つまたは複数についての物品説明を取得するステップと、ユーザについての物品タイムラインであって、物品のうちの少なくともいくつかについての物品説明および取得日をリストアップする物品タイムラインを生成するステップと、グラフィカルユーザインターフェースに物品タイムラインを表示するステップとを備える。
【0015】
他の実施形態によれば、物品に関連付けられるイベントのタイムラインを作成するための方法であって、物品が、物品を識別する物品識別子で符号化されたスマートタグに関連付けられており、スマートタグが、デバイスがスマートタグに近接して配置されたとき物品識別子をデバイスに送信するように構成される方法が提供される。本方法は、サーバで、デバイスから、物品のユーザのユーザ識別子、および物品を識別する物品識別子のうちの少なくとも1つを受信するステップであって、デバイスがスマートタグに近接して配置されたとき物品識別子がスマートタグからデバイスに送信される、ステップと、サーバによって、物品についての物品説明を取得するステップと、サーバによって、物品の複数のチェックインを取得するステップと、物品についてのイベントのタイムラインを生成するステップであって、イベントのタイムラインが、チェックインのうちの少なくともいくつかをリストアップする、ステップと、グラフィカルユーザインターフェースにイベントのタイムラインを表示するステップとを備える。
また、本発明は、以下の態様の発明を含む
[1]
販売のために提供されている物品に関連するデジタルコンテンツをユーザに提供する方法であって、前記物品が、前記物品を識別する物品識別子で符号化されたスマートタグに関連付けられ、前記スマートタグが、前記電子デバイスが前記スマートタグに近接して配置されたとき前記物品識別子を前記ユーザの電子デバイスに送信するように構成され、
サーバで、前記物品に関連するデジタルコンテンツを提供する要求を前記ユーザの前記電子デバイスから受信するステップであって、前記要求が、前記ユーザが前記電子デバイスを前記スマートタグに近接して配置したとき前記スマートタグから前記電子デバイスに送信された前記物品識別子を含む、ステップと、
前記サーバによって、前記物品識別子に関連付けられ、前記物品に関連するデジタルコンテンツを識別するために、デジタルコンテンツを有するデータベースを検索するステップと、
前記サーバによって、前記ユーザに提供するべき前記識別されたデジタルコンテンツのサブセットを選択するステップと、
前記識別されたデジタルコンテンツの前記サブセットを前記サーバから前記ユーザの前記電子デバイスに送信するステップとを備える、方法。
[2]
前記識別されたデジタルコンテンツの前記サブセットを選択するステップが、
前記ユーザの地理的位置を決定するステップと、
前記識別されたデジタルコンテンツと前記ユーザの前記地理的位置との関連性を評価するステップとを備える、[1]に記載の方法。
[3]
前記識別されたデジタルコンテンツと前記地理的位置との関連性を評価するステップが、前記ユーザの前記地理的位置において話されている言語が、前記デジタルコンテンツが提示される言語と一致するかどうかを決定するステップを含む、[2]に記載の方法。
[4]
前記識別されたデジタルコンテンツと前記地理的位置との関連性を評価するステップが、前記識別されたデジタルコンテンツの主題の前記地理的位置における人気を評価するステップを含む、[2]に記載の方法。
[5]
前記識別されたデジタルコンテンツの前記主題が、スポーツ、スポーツイベント、チーム、会場、衣類、衣料品のタイプ、衣料品のスタイル、および衣料品のブランドのうちの少なくとも1つに関連する、[4]に記載の方法。
[6]
前記ユーザの前記地理的位置が、前記電子デバイスの言語設定、前記電子デバイスの国設定、前記電子デバイスのタイムゾーン設定、前記電子デバイスのGPS受信機によって提供される位置データ、前記電子デバイスから取得されるセルタワー情報、前記電子デバイスから取得されるWiFi位置のうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて決定される、[2]に記載の方法。
[7]
前記識別されたデジタルコンテンツの前記サブセットを選択するステップが、
前記物品が販売のために提供されている店舗内の前記ユーザの位置を決定するステップと、
前記識別されたデジタルコンテンツと前記ユーザの前記位置との関連性を評価するステップとを備える、[1]に記載の方法。
[8]
前記店舗内の前記ユーザの前記位置が、前記物品が属する製品カテゴリ、前記店舗のフロアプラン、前記電子デバイスのGPS受信機によって提供される位置データ、および前記電子デバイスによって取得されるWiFi位置情報のうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて決定される、[7]に記載の方法。
[9]
前記識別されたデジタルコンテンツの前記サブセットを選択するステップが、
前記要求が、前記ユーザの前記電子デバイスから前記サーバで受信された時間を決定するステップと、
前記識別されたデジタルコンテンツのいずれが前記要求の前記時間と関連するかを識別するステップとを備える、[1]に記載の方法。
[10]
前記要求の前記時間が、時刻、週の時間、月の時間、年の時間、スポーツイベントと一致する時間、およびカレンダの季節のうちの少なくとも1つである、[9]に記載の方法。
[11]
デジタルコンテンツを提供する前記要求が、前記ユーザを識別するユーザ識別子を含む、[1]に記載の方法。
[12]
前記ユーザの前記ユーザ識別子に関連付けられるユーザプロファイルデータを識別するために、ユーザプロファイルデータを有するデータベースを検索するステップと、
前記識別されたユーザプロファイルデータに少なくとも部分的に基づいて、前記ユーザの前記電子デバイスに送信するために、前記サーバによって、前記識別されたデジタルコンテンツの前記サブセットを選択するステップとをさらに備える、[11]に記載の方法。
[13]
前記識別されたユーザプロファイルデータが、居住地、購入回数、製品推薦回数、およびコンバージョンされた製品推薦の数のうちの少なくとも1つを備える、[12]に記載の方法。
[14]
前記識別されたデジタルコンテンツの前記サブセットが、前記電子デバイスから送信された前記要求に含まれる言語設定に少なくとも部分的に基づいて選択される、[1]に記載の方法。
[15]
前記識別されたデジタルコンテンツの前記サブセットを選択する前記ステップが、
前記ユーザの前記電子デバイスから受信された前記要求からウェブクッキーかブラウザキャッシュのうちの少なくとも1つを取得するステップと、
前記識別されたデジタルコンテンツのうちのいずれが、前記クッキーおよび前記ブラウザキャッシュのうちの少なくとも1つに関連するかを識別するステップとを備える、[1]に記載の方法。
[16]
前記スマートタグが、近距離通信(NFC)を介して前記物品識別子を前記ユーザの前記電子デバイスに送信するNFCタグである、[1]に記載の方法。
[17]
販売のために提供されている物品に関連するデジタルコンテンツをユーザに提供するシステムであって、前記物品が、前記物品を識別する物品識別子で符号化されたスマートタグに関連付けられ、前記スマートタグが、前記電子デバイスが前記スマートタグに近接して配置されたとき前記物品識別子を前記ユーザの電子デバイスに送信するように構成され、前記システムが、
プロセッサと、
命令を含むメモリデバイスとを備え、前記命令が、前記プロセッサによって実行されたとき、前記プロセッサに、
前記物品に関連するデジタルコンテンツを提供する要求を前記ユーザの前記電子デバイスから受信させ、前記要求が、前記ユーザが前記電子デバイスを前記スマートタグに近接して配置したとき前記スマートタグから前記電子デバイスに送信された前記物品識別子を含み、
前記物品識別子に関連付けられ、前記物品に関連するデジタルコンテンツを識別するために、デジタルコンテンツを有するデータベースを検索させ、
前記ユーザに提供するべき前記識別されたデジタルコンテンツのサブセットを選択させ、
前記識別されたデジタルコンテンツの前記サブセットを前記ユーザの前記電子デバイスに送信させる、システム。
[18]
前記命令が、前記プロセッサによって実行されたとき、
前記ユーザの地理的位置を決定するステップと、
前記識別されたデジタルコンテンツと前記ユーザの前記地理的位置との関連性を評価するステップとによって、前記プロセッサに、前記識別されたデジタルコンテンツの前記サブセットをさらに選択させる、[17]に記載のシステム。
[19]
前記識別されたデジタルコンテンツと前記地理的位置との関連性を評価するステップが、前記ユーザの前記地理的位置において話されている言語が、前記デジタルコンテンツが提示される言語と一致するかどうかを決定するステップを含む、[18]に記載のシステム。
[20]
前記識別されたデジタルコンテンツと前記地理的位置との関連性を評価するステップが、前記識別されたデジタルコンテンツの主題の前記地理的位置における人気を評価するステップを含む、[18]に記載のシステム。
[21]
前記識別されたデジタルコンテンツの前記主題が、スポーツ、スポーツイベント、チーム、会場、衣類、衣料品のタイプ、衣料品のスタイル、および衣料品のブランドのうちの少なくとも1つに関連する、[20]に記載のシステム。
[22]
前記ユーザの前記地理的位置が、前記電子デバイスの言語設定、前記電子デバイスの国設定、前記電子デバイスのタイムゾーン設定、前記電子デバイスのGPS受信機によって提供される位置データ、前記電子デバイスから取得されるセルタワー情報、前記電子デバイスから取得されるWiFi位置のうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて決定される、[18]に記載のシステム。
[23]
前記命令が、前記プロセッサによって実行されたとき、
前記物品が販売のために提供されている店舗内の前記ユーザの位置を決定するステップと、
前記識別されたデジタルコンテンツと前記ユーザの前記位置との関連性を評価するステップとによって、前記プロセッサに前記識別されたデジタルコンテンツの前記サブセットをさらに選択させる、[17]に記載のシステム。
[24]
前記店舗内の前記ユーザの前記位置が、前記物品が属する製品カテゴリ、前記店舗のフロアプラン、前記電子デバイスのGPS受信機によって提供される位置データ、および前記電子デバイスによって取得されるWiFi位置情報のうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて決定される、[12]に記載のシステム。
[25]
前記命令が、前記プロセッサによって実行されたとき、
前記要求が、前記ユーザの前記電子デバイスから前記サーバで受信された時間を決定するステップと、
前記識別されたデジタルコンテンツのいずれが前記要求の前記時間と関連するかを識別するステップとによって、前記プロセッサに前記識別されたデジタルコンテンツの前記サブセットをさらに選択させる、[17]に記載のシステム。
[26]
前記要求の前記時間が、時刻、週の時間、月の時間、年の時間、スポーツイベントと一致する時間、およびカレンダの季節のうちの少なくとも1つである、[25]に記載のシステム。
[27]
デジタルコンテンツを提供する前記要求が、前記ユーザを識別するユーザ識別子を含む、[17]に記載のシステム。
[28]
前記命令が、前記プロセッサによって実行されたとき、さらに前記プロセッサに、
前記ユーザの前記ユーザ識別子に関連付けられるユーザプロファイルデータを識別するために、ユーザプロファイルを有するデータベースを検索させ、
前記識別されたユーザプロファイルデータに少なくとも部分的に基づいて、前記ユーザの前記電子デバイスに送信するために、前記識別されたデジタルコンテンツの前記サブセットを選択させる、[27]に記載のシステム。
[29]
前記識別されたユーザプロファイルデータが、居住地、購入回数、製品推薦回数、およびコンバージョンされた製品推薦の数のうちの少なくとも1つを備える、[28]に記載のシステム。
[30]
前記識別されたデジタルコンテンツの前記サブセットが、前記電子デバイスから送信された前記要求に含まれる言語設定に少なくとも部分的に基づいて選択される、[17]に記載のシステム。
[31]
前記命令が、前記プロセッサによって実行されたとき、
前記ユーザの前記電子デバイスから受信された前記要求からウェブクッキーかブラウザキャッシュのうちの少なくとも1つを取得するステップと、
前記識別されたデジタルコンテンツのうちのいずれが、前記クッキーおよび前記ブラウザキャッシュのうちの少なくとも1つに関連するかを識別するステップとによって、前記プロセッサに前記識別されたデジタルコンテンツの前記サブセットをさらに選択させる、[17]に記載のシステム。
[32]
前記スマートタグが、近距離通信(NFC)を介して前記物品識別子を前記ユーザの前記電子デバイスに送信するNFCタグである、[17]に記載のシステム。
[33]
物品に関連するデジタルコンテンツを電子デバイスに送信する方法であって、前記物品が、前記物品を識別する物品識別子で符号化されたスマートタグに関連付けられ、前記スマートタグが、前記電子デバイスが前記スマートタグに近接して配置されたとき前記物品識別子を前記電子デバイスに送信するように構成されており、
サーバで、前記物品に関連するデジタルコンテンツを提供する要求を前記電子デバイスから受信するステップであって、前記要求が、前記電子デバイスを前記スマートタグに近接して配置したとき前記スマートタグから前記電子デバイスに送信された前記物品識別子を含む、ステップと、
前記サーバによって、前記物品識別子に関連付けられ、前記物品に関連するデジタルコンテンツを識別するために、デジタルコンテンツを有するデータベースを検索するステップと、
前記サーバによって、前記電子デバイスに送信するべき前記識別されたデジタルコンテンツのサブセットを選択するステップと、
前記識別されたデジタルコンテンツの前記サブセットを前記サーバから前記電子デバイスに送信するステップとを備える、方法。
[34]
前記識別されたデジタルコンテンツの前記サブセットを選択するステップが、
前記電子デバイスの地理的位置を決定するステップと、
前記識別されたデジタルコンテンツと前記電子デバイスの前記地理的位置との関連性を評価するステップとを備える、[33]に記載の方法。
[35]
前記識別されたデジタルコンテンツと前記地理的位置との関連性を評価するステップが、前記電子デバイスの前記地理的位置において話されている言語が、前記デジタルコンテンツが提示される言語と一致するかどうかを決定するステップを含む、[34]に記載の方法。
[36]
前記識別されたデジタルコンテンツと前記地理的位置との関連性を評価するステップが、前記識別されたデジタルコンテンツの主題の前記地理的位置における人気を評価するステップを含む、[34]に記載の方法。
[37]
前記識別されたデジタルコンテンツの前記主題が、スポーツ、スポーツイベント、チーム、会場、衣類、衣料品のタイプ、衣料品のスタイル、および衣料品のブランドのうちの少なくとも1つに関連する、[36]に記載の方法。
[38]
前記電子デバイスの前記地理的位置が、前記電子デバイスの言語設定、前記電子デバイスの国設定、前記電子デバイスのタイムゾーン設定、前記電子デバイスのGPS受信機によって提供される位置データ、前記電子デバイスから取得されるセルタワー情報、前記電子デバイスから取得されるWiFi位置のうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて決定される、[34]に記載の方法。
[39]
前記識別されたデジタルコンテンツの前記サブセットを選択するステップが、
前記物品が販売のために提供されている店舗内の前記電子デバイスの位置を決定するステップと、
前記識別されたデジタルコンテンツと前記電子デバイスの前記位置との関連性を評価するステップとを備える、[33]に記載の方法。
[40]
前記店舗内の前記電子デバイスの前記位置が、前記物品が属する製品カテゴリ、前記店舗のフロアプラン、前記電子デバイスのGPS受信機によって提供される位置データ、および前記電子デバイスによって取得されるWiFi位置情報のうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて決定される、[39]に記載の方法。
[41]
前記識別されたデジタルコンテンツの前記サブセットを選択するステップが、
前記要求が、前記電子デバイスから前記サーバで受信された時間を決定するステップと
前記識別されたデジタルコンテンツのいずれが前記要求の前記時間と関連するかを識別するステップとを備える、[33]に記載の方法。
[42]
前記要求の前記時間が、時刻、週の時間、月の時間、年の時間、スポーツイベントと一致する時間、およびカレンダの季節のうちの少なくとも1つである、[41]に記載の方法。
[43]
デジタルコンテンツを提供する前記要求が、前記電子デバイスのユーザを識別するユーザ識別子を含む、[33]に記載の方法。
[44]
前記ユーザの前記ユーザ識別子に関連付けられるユーザプロファイルデータを識別するために、ユーザプロファイルを有するデータベースを検索するステップと、
前記識別されたユーザプロファイルデータに少なくとも部分的に基づいて、前記ユーザの前記電子デバイスに送信するために、前記サーバによって、前記識別されたデジタルコンテンツの前記サブセットを選択するステップとをさらに備える、[43]に記載の方法。
[45]
前記識別されたユーザプロファイルデータが、居住地、購入回数、製品推薦回数、およびコンバージョンされた製品推薦の数のうちの少なくとも1つを備える、[44]に記載の方法。
[46]
前記識別されたデジタルコンテンツの前記サブセットが、前記電子デバイスから送信された前記要求に含まれる言語設定に少なくとも部分的に基づいて選択される、[33]に記載の方法。
[47]
前記識別されたデジタルコンテンツの前記サブセットを選択するステップが、
前記ユーザの前記電子デバイスから受信された前記要求からウェブクッキーかブラウザキャッシュのうちの少なくとも1つを取得するステップと、
前記識別されたデジタルコンテンツのうちのいずれが、前記クッキーおよび前記ブラウザキャッシュのうちの少なくとも1つに関連するかを識別するステップとを備える、[33]に記載の方法。
[48]
前記スマートタグが、近距離通信(NFC)を介して前記物品識別子を前記ユーザの前記電子デバイスに送信するNFCタグである、[33]に記載の方法。
[49]
販売のために提供されている物品についての仮想値札をユーザに提供する方法であって、前記物品が、前記物品を識別する物品識別子で符号化されたスマートタグに関連付けられ、前記スマートタグが、前記電子デバイスが前記スマートタグに近接して配置されたとき前記物品識別子を前記ユーザの電子デバイスに送信するように構成される方法であって、
サーバで、前記物品についての前記仮想値札を提供する要求を前記ユーザの前記電子デバイスから受信するステップであって、前記要求が、前記ユーザが前記電子デバイスを前記スマートタグに近接して配置したとき前記スマートタグから前記電子デバイスに送信された前記物品識別子を含む、ステップと、
前記サーバによって、前記物品が前記ユーザによって購入された場合、前記物品の価格を識別するためにデータベースを検索するステップと、
前記サーバから前記ユーザの前記電子デバイスに前記物品の前記価格を送信するステップであって、モバイルデバイスが前記価格を前記ユーザに表示する、ステップとを備える、方法。
[50]
前記仮想値札を提供する前記要求が、前記ユーザを識別するユーザ識別子を含む、[1]に記載の方法。
[51]
前記ユーザの前記ユーザ識別子に関連付けられるユーザプロファイルデータを識別するために、ユーザプロファイルを有するデータベースを検索するステップと、
前記ユーザに関連付けられる前記ユーザプロファイルデータに少なくとも部分的に基づいて、前記物品の前記価格を調整するステップとを備える、[50]に記載の方法。
[52]
前記識別されたユーザプロファイルデータが、前記ユーザに以前に購入された物品の数を表す購入回数、別のユーザによって購入されるように前記ユーザが物品を推薦した回数を表す推薦の数、前記ユーザの推薦によって別のユーザが前記推薦された購入を行うことになった回数を表すコンバージョンされた推薦の数、のうちの少なくとも1つを備える、[51]に記載の方法。
[53]
識別されたユーザプロファイルデータが前記ユーザの居住地を備え、前記物品の前記価格が前記ユーザの前記居住地と前記物品が販売のために提供されている位置と間の距離に基づいて調整される、[52]に記載の方法。
[54]
前記仮想値札を求める前記要求の時間に基づいて前記価格を調整するステップをさらに備える、[49]に記載の方法。
[55]
前記要求の前記時間が、時刻、週の時間、月の時間、年の時間、スポーツイベントと一致する時間、およびカレンダの季節のうちの少なくとも1つである、[54]に記載の方法。
[56]
前記物品が販売のために提供されている店舗についての在庫データを有するデータベースを検索するステップと、
前記物品の現在の在庫を決定するために前記在庫データを見直すステップと、
前記物品の前記現在の在庫に少なくとも部分的に基づいて、前記物品の前記価格を調整するステップとをさらに備える、[49]に記載の方法。
[57]
前記ユーザに関連付けられるワークアウトデータを識別するために、ユーザのワークアウトデータを有するデータベースを検索するステップと、
前記ユーザに関連付けられる前記ワークアウトデータに少なくとも部分的に基づいて、前記物品の前記価格を調整するステップとをさらに備える、[50]に記載の方法。
[58]
前記識別されたワークアウトデータが、走行距離、登録済み物品を使用または着用した走行距離、ワークアウトの時間数、および登録済み物品の数のうちの少なくとも1つを備える、[57]に記載の方法。
[59]
前記物品が一足のシューズであり、前記ユーザの前記ワークアウトプロファイル内の走行距離がしきい値を超えていると前記一足のシューズの前記価格が調整して下げられる、[58]に記載の方法。
[60]
前記スマートタグが、近距離通信(NFC)を介して前記物品識別子を前記ユーザの前記電子デバイスに送信するNFCタグである、[49]に記載の方法。
[61]
前記ユーザに関連付けられるワークアウトデータを識別するために、ユーザプロファイルデータを有するデータベースを検索するステップと、
前記ユーザに関連付けられるすでに登録済み物品に少なくとも部分的に基づいて、前記物品の前記価格を調整するステップとをさらに備える、[50]に記載の方法。
[62]
前記識別されたワークアウトデータが、登録済み物品を使用または着用した実績のうちの少なくとも1つを備える、[57]に記載の方法。
[63]
前記実績が、ワークアウト数、距離、バッチ、トロフィまたはポイントのうちの少なくとも1つを備える、[62]に記載の方法。
[64]
販売のために提供されている物品についての仮想値札をユーザに提供するシステムであって、前記物品が、前記物品を識別する物品識別子で符号化されたスマートタグに関連付けられ、前記スマートタグが、前記電子デバイスが前記スマートタグに近接して配置されたとき前記物品識別子を前記ユーザの電子デバイスに送信するように構成されるシステムであって、
プロセッサと、
命令を含むメモリデバイスとを備え、前記命令が、前記プロセッサによって実行されたとき、前記プロセッサに、
前記物品についての仮想値札を提供する要求を前記ユーザの前記電子デバイスから受信させ、前記要求が、前記ユーザが前記電子デバイスを前記スマートタグに近接して配置したとき前記スマートタグから前記電子デバイスに送信された前記物品識別子を含み、
前記物品が前記ユーザによって購入された場合、前記物品の価格を識別するためにデータベースを検索させ、
前記物品の前記価格を前記ユーザの前記電子デバイスに送信させ、前記モバイルデバイスが前記価格を前記ユーザに表示する、システム。
[65]
前記仮想値札を提供する前記要求が、前記ユーザを識別するユーザ識別子を含む、[64]に記載のシステム。
[66]
前記命令が、前記プロセッサによって実行されたとき、さらに前記プロセッサに、
前記ユーザの前記ユーザ識別子に関連付けられるユーザプロファイルデータを識別するために、ユーザプロファイルを有するデータベースを検索させ、
前記ユーザに関連付けられる前記ユーザプロファイルデータに少なくとも部分的に基づいて、前記物品の前記価格を調整させる、[65]に記載のシステム。
[67]
前記識別されたユーザプロファイルデータが、前記ユーザに以前に購入された物品の数を表す購入回数、別のユーザによって購入されるように前記ユーザが物品を推薦した回数を表す推薦の数、前記ユーザの推薦によって別のユーザが前記推薦された購入を行うことになった回数を表すコンバージョンされた推薦の数、のうちの少なくとも1つを備える、[66]に記載のシステム。
[68]
識別されたユーザプロファイルデータが前記ユーザの居住地を備え、前記物品の前記価格が前記ユーザの前記居住地と前記物品が販売のために提供されている位置と間の距離に基づいて調整される、[67]に記載のシステム。
[69]
前記命令が、前記プロセッサによって実行されたとき、前記プロセッサに、
前記仮想値札を求める前記要求の時間に基づいて前記価格をさらに調整させる、[64]に記載のシステム。
[70]
前記要求の前記時間が、時刻、週の時間、月の時間、年の時間、スポーツイベントと一致する時間、およびカレンダの季節のうちの少なくとも1つである、[69]に記載のシステム。
[71]
前記命令が、前記プロセッサによって実行されたとき、さらに前記プロセッサに、
前記物品が販売のために提供されている店舗についての在庫データを有するデータベースを検索させ、
前記物品の現在の在庫を決定するために前記在庫データを見直させ、
前記物品の前記現在の在庫に少なくとも部分的に基づいて、前記物品の前記価格を調整させる、[64]に記載のシステム。
[72]
前記命令が、前記プロセッサによって実行されたとき、さらに前記プロセッサに
前記ユーザに関連付けられるワークアウトデータを識別するために、ユーザのワークアウトデータを有するデータベースを検索させ、
前記ユーザに関連付けられる前記ワークアウトデータに少なくとも部分的に基づいて、前記物品の前記価格を調整させる、[65]に記載のシステム。
[73]
前記識別されたワークアウトデータが、走行距離、登録済み物品を使用または着用した走行距離、ワークアウトの時間数、および登録済み物品の数のうちの少なくとも1つを備える、[72]に記載のシステム。
[74]
前記物品が一足のシューズであり、前記ユーザの前記ワークアウトプロファイル内の走行距離がしきい値を超えていると前記一足のシューズの前記価格が調整して下げられる、[73]に記載のシステム。
[75]
前記スマートタグが、近距離通信(NFC)を介して前記物品識別子を前記ユーザの前記電子デバイスに送信するNFCタグである、[67]に記載のシステム。
[76]
前記命令が、前記プロセッサによって実行されたとき、さらに前記プロセッサに、
前記ユーザに関連付けられるワークアウトデータを識別するために、ユーザプロファイルデータを有するデータベースを検索させ、
前記ユーザに関連付けられるすでに登録済み物品に少なくとも部分的に基づいて、前記物品の前記価格を調整させる、[68]に記載のシステム。
[77]
前記識別されたワークアウトデータが、登録済み物品を使用または着用した実績のうちの少なくとも1つを備える、[68]に記載のシステム。
[78]
前記実績が、ワークアウト数、距離、バッチ、トロフィまたはポイントのうちの少なくとも1つを備える、[77]に記載のシステム。
[79]
物品をユーザのユーザアカウントに登録する方法であって、前記物品が、前記物品を識別する物品識別子で符号化されたスマートタグに関連付けられ、
サーバで、前記物品についての購入表示メッセージをデバイスから受信するステップであって、前記購入表示メッセージが、前記物品が購入されており、もはや販売のために提供されていないことを表示し、前記物品を識別する前記物品識別子を含む、ステップと、
前記サーバによって、物品データのデータベース内で、前記物品識別子に関連付けられ、前記物品に関連する物品データのサブセットを突き止めるステップと、
前記サーバによって、物品データの前記サブセット内に登録フラグを設定するステップであって、前記サーバによって処理されたとき、前記登録フラグが、前記物品を前記ユーザアカウントに登録するように前記サーバに前記ユーザを促させる、ステップと、
前記サーバで、前記物品に関連するデジタルコンテンツを提供する要求を前記ユーザの電子デバイスから受信するステップであって、前記要求が、前記ユーザが前記電子デバイスを前記スマートタグに近接して配置したとき前記スマートタグから前記ユーザの前記電子デバイスに送信された前記物品識別子を含む、ステップと、
前記サーバによって、前記物品に関連する物品データの前記サブセットを物品データの前記データベース内で突き止めるステップと、
前記登録フラグを処理するステップに応答して、前記ユーザが前記物品を前記ユーザアカウントに登録するよう前記サーバによって促すステップとを備える、方法。
[80]
前記ユーザが前記物品を前記ユーザアカウントに登録するように促すステップが、
前記ユーザの前記電子デバイスを物品登録ウェブページに向けさせるステップを備える、[79]に記載の方法。
[81]
前記ユーザが前記物品を登録するように促すステップに応答して、前記ユーザの前記電子デバイスから登録情報を受信するステップであって、前記登録情報が前記ユーザの前記ユーザ識別子を含む、ステップと、
前記ユーザの前記ユーザアカウントを識別するために、ユーザアカウントデータのデータベースを検索するステップであって、前記ユーザの前記ユーザアカウントが前記ユーザ識別子に関連付けられる、ステップと、
前記物品識別子、または前記物品識別子への参照を、前記ユーザの前記ユーザアカウントに含めるステップとをさらに備える、[79]に記載の方法。
[82]
前記ユーザが前記物品を登録するように促すステップに応答して、前記ユーザの前記電子デバイスから登録情報を受信するステップであって、前記登録情報が前記ユーザの前記ユーザ識別子を含む、ステップと、
前記ユーザ識別子、または前記ユーザ識別子への参照を、前記物品識別子に関連付けられ、前記物品に関連する物品データの前記サブセットに含めるステップとをさらに備える、[79]に記載の方法。
[83]
前記購入表示メッセージを前記サーバに送信する前記デバイスが商店主のPOSデバイスである、[79]に記載の方法。
[84]
前記購入表示メッセージを前記サーバに送信する前記デバイスが前記ユーザの前記電子デバイスである、[79]に記載の方法。
[85]
物品をユーザのユーザアカウントに登録するためのシステムであって、前記物品が、前記物品を識別する物品識別子で符号化されたスマートタグに関連付けられ、
プロセッサと、
命令を含むメモリデバイスとを備え、前記命令が、前記プロセッサによって実行されたとき、前記プロセッサに、
前記物品についての購入表示メッセージであって、前記物品が購入されており、もはや販売のために提供されていないことを表示し、前記物品を識別する前記物品識別子を含む購入表示メッセージを受信させ、
物品データのデータベース内で、前記物品識別子に関連付けられ、前記物品に関連する物品データのサブセットを突き止めさせ、
物品データの前記サブセット内に登録フラグを設定させ、前記サーバによって処理されたとき、前記登録フラグが、前記ユーザが前記物品を前記ユーザアカウントに登録するよう前記サーバに促して、
前記物品に関連するデジタルコンテンツを提供する要求を前記ユーザの電子デバイスから受信させ、前記要求が、前記ユーザが前記電子デバイスを前記スマートタグに近接して配置したとき前記スマートタグから前記ユーザの前記電子デバイスに送信された前記物品識別子を含み、
前記物品に関連する物品データの前記サブセットを物品データの前記データベース内で突き止めさせ、
前記登録フラグを処理するステップに応答して、前記ユーザが前記物品を前記ユーザアカウントに登録するように促させる、システム。
[86]
前記ユーザが前記物品を前記ユーザアカウントに登録するように促すステップが、
前記ユーザの前記電子デバイスを物品登録ウェブページに向けさせるステップを備える、[85]に記載の方法。
[87]
前記ユーザが前記物品を登録するように促すステップに応答して、前記ユーザの前記電子デバイスから登録情報を受信するステップであって、前記登録情報が前記ユーザの前記ユーザ識別子を含む、ステップと、
前記ユーザの前記ユーザアカウントを識別するために、ユーザアカウントデータのデータベースを検索するステップであって、前記ユーザの前記ユーザアカウントが前記ユーザ識別子に関連付けられる、ステップと、
前記物品識別子、または前記物品識別子への参照を、前記ユーザの前記ユーザアカウントに含めるステップとをさらに備える、[85]に記載の方法。
[88]
前記ユーザが前記物品を登録するように促すステップに応答して、前記ユーザの前記電子デバイスから登録情報を受信するステップであって、前記登録情報が前記ユーザの前記ユーザ識別子を含む、ステップと、
前記ユーザ識別子、または前記ユーザ識別子への参照を、前記物品識別子に関連付けられ、前記物品に関連する物品データの前記サブセットに含めるステップとをさらに備える、[85]に記載の方法。
[89]
前記購入表示メッセージを前記サーバに送信する前記デバイスが商店主のPOSデバイスである、[85]に記載の方法。
[90]
前記購入表示メッセージを前記サーバに送信する前記デバイスが前記ユーザの前記電子デバイスである、[85]に記載の方法。
[91]
物品に関連するデジタルコンテンツをユーザに提供する方法であって、前記物品が、前記物品を識別する物品識別子で符号化されたスマートタグに関連付けられ、前記スマートタグが、前記電子デバイスが前記スマートタグに近接して配置されたとき前記物品識別子を前記ユーザの電子デバイスに送信するように構成され、
サーバで、前記物品に関連するデジタルコンテンツを提供する要求を前記ユーザの前記電子デバイスから受信するステップであって、前記要求が、前記電子デバイスの前記ユーザのユーザ識別子、および前記ユーザが前記電子デバイスを前記スマートタグに近接して配置したとき前記スマートタグから前記電子デバイスに送信された前記物品識別子を含む、ステップと、
前記サーバによって、前記物品が前記ユーザに登録されているかどうかを決定するステップであって、前記物品が前記ユーザに登録されているかどうかを決定するために、前記ユーザ識別子および前記物品識別子のうちの少なくとも1つが使用される、ステップと、
前記物品が前記ユーザに登録されている場合、登録ユーザのために指定されたデジタルコンテンツを前記電子デバイスに提供するステップと、
前記物品が前記ユーザに登録されていない場合、未登録ユーザのために指定されたデジタルコンテンツを前記ユーザの前記電子デバイスに提供するステップとを備える、方法。
[92]
デジタルコンテンツを提供する前記要求が、前記ユーザが前記電子デバイスを前記スマートタグに近接して配置する時に前記電子デバイス上で起動されたアプリケーションによって作成される、[91]に記載の方法。
[93]
複数のアプリケーションが前記電子デバイスにインストールされ、前記スマートタグによって前記電子デバイスに提供される前記物品識別子が、前記電子デバイスに前記アプリケーションのうちの適切なアプリケーションを起動させる、[92]に記載の方法。
[94]
前記物品がスポーツ用器材またはスポーツ衣料品の場合、前記物品識別子が前記電子デバイスにスポーツトレーニングアプリケーションを起動させる、[93]に記載の方法。
[95]
前記物品が前記ユーザに登録されているかどうかを決定するステップが、
複数の物品についての登録データを有するデータベースを評価するステップと、
前記データベースで、前記物品の前記物品識別子に関連付けられる登録データを突き止めるステップと、
前記物品識別子に関連付けられる前記登録データが前記ユーザの前記ユーザ識別子を含むか、それを参照する場合、前記物品が前記ユーザに登録されていると決定するステップとを備える、[91]に記載の方法。
[96]
前記物品が前記ユーザに登録されているかどうかを決定するステップが、
複数のユーザについてのアカウントデータを有するデータベースを評価するステップと、
前記データベースに、前記ユーザの前記ユーザ識別子に関連付けられる前記アカウントデータを配置するステップと、
前記ユーザに関連付けられる前記アカウントデータが前記物品の前記物品識別子を含むか、それを参照する場合、前記物品が前記ユーザに登録されていると決定するステップとを備える、[91]に記載の方法。
[97]
前記物品が前記ユーザに登録されていない場合、前記物品を前記ユーザのユーザアカウントに登録するオプションを前記ユーザに提供するステップと、
前記物品を登録する前記ユーザからの表示に応答して、前記物品識別子、または前記物品識別子への参照を前記ユーザの前記ユーザアカウントに含めるステップとをさらに備える、[91]に記載の方法。
[98]
登録ユーザのために指定されたデジタルコンテンツが、前記物品の製造を説明するビデオ、前記物品の主な特徴を説明するビデオ、前記物品に関する指導ビデオ、前記物品の仕様の詳細、前記物品に関するニュース、他の物品の1つまたは複数の割引、ウェブサイトの制限された部分へのアクセス、前記物品を使用する有名スポーツ選手についての情報、有名なスポーツ選手の前記物品の使用についての情報、プロの試合における前記物品の使用についての情報、およびマーケティング情報のうちの少なくとも1つを含む、[91]に記載の方法。
[99]
未登録のユーザのために指定された前記デジタルコンテンツが、マーケティングウェブサイトへのリンク、広告ビデオ、前記物品の主な特徴を説明するビデオ、および前記物品の仕様の詳細、のうちの少なくとも1つを含む、[91]に記載の方法。
[100]
前記ユーザの前記電子デバイスによって提供されたデジタルコンテンツを提供する前記要求が位置情報を含む、[91]に記載の方法。
[101]
前記位置情報および対応する時間を含めるために、物品プロファイル、またはユーザアカウントのうちの1つを更新することによって、前記物品を位置にチェックインするステップをさらに備える、[100]に記載の方法。
[102]
前記位置情報が、地理的位置、イベント、および会場のうちの少なくとも1つを含む、[101]に記載の方法。
[103]
前記物品が前記ユーザに登録されている場合、前記物品の使用に関するコンテストに参加するオプションを前記ユーザに提供するステップをさらに備える、[1]に記載の方法。
[104]
前記コンテストが、指定された時間枠内に、1つまたは複数の位置で前記物品をチェックインするステップを含む、[103]に記載の方法。
[105]
物品に関連するデジタルコンテンツをユーザに提供するシステムであって、前記物品が、前記物品を識別する物品識別子で符号化されたスマートタグに関連付けられ、前記スマートタグが、前記電子デバイスが前記スマートタグに近接して配置されたとき前記物品識別子を前記ユーザの電子デバイスに送信するように構成され、前記システムが、
プロセッサと、
命令を含むメモリデバイスとを備え、前記命令が、前記プロセッサによって実行されたとき、前記プロセッサに、
前記物品に関連するデジタルコンテンツを提供する要求を前記ユーザの前記電子デバイスから受信させ、前記要求が、前記電子デバイスの前記ユーザのユーザ識別子、および前記ユーザが前記電子デバイスを前記スマートタグに近接して配置したとき前記スマートタグから前記電子デバイスに送信された前記物品識別子を含み、
前記物品が前記ユーザに登録されているかどうかを決定させ、前記物品が前記ユーザに登録されているかどうかを決定するために、前記ユーザ識別子および前記物品識別子のうちの少なくとも1つが使用され、
前記物品が前記ユーザに登録されている場合、登録ユーザのために指定されたデジタルコンテンツを前記ユーザの前記電子デバイスに提供させ、
前記物品が前記ユーザに登録されていない場合、未登録ユーザのために指定されたデジタルコンテンツを前記ユーザの前記電子デバイスに提供させる、システム。
[106]
デジタルコンテンツを提供する前記要求が、前記ユーザが前記電子デバイスを前記スマートタグに近接して配置する時に前記電子デバイス上で起動されたアプリケーションによって作成される、[105]に記載のシステム。
[107]
複数のアプリケーションが前記電子デバイスにインストールされ、前記スマートタグによって前記電子デバイスに提供される前記物品識別子が、前記電子デバイスに前記アプリケーションのうちの適切なアプリケーションを起動させる、[106]に記載のシステム。
[108]
前記物品がスポーツ用器材またはスポーツ衣料品の場合、前記物品識別子が前記電子デバイスにスポーツトレーニングアプリケーションを起動させる、[107]に記載のシステム。
[109]
前記命令が、前記プロセッサによって実行されたとき、前記プロセッサに、
複数の物品についての登録データを有するデータベースを評価するステップと、
前記データベースで、前記物品の前記物品識別子に関連付けられる登録データを突き止めるステップと、
前記物品識別子に関連付けられる前記登録データが前記ユーザの前記ユーザ識別子を含むか、それを参照する場合、前記物品が前記ユーザに登録されていると決定するステップとによって、前記物品が前記ユーザに登録されているかどうかをさらに決定させる[105]に記載のシステム。
[110]
前記命令が、前記プロセッサによって実行されたとき、前記プロセッサに、前記物品が前記ユーザに登録されているかどうかを決定するステップが、
複数のユーザについてのアカウントデータを有するデータベースを評価するステップと、
前記データベースに、前記ユーザの前記ユーザ識別子に関連付けられる前記アカウントデータを配置するステップと、
前記ユーザに関連付けられる前記アカウントデータが前記物品の前記物品識別子を含むか、それを参照する場合、前記物品が前記ユーザに登録されていると決定するステップとによって、前記物品が前記ユーザに登録されているかどうかをさらに決定させる[105]に記載のシステム。
[111]
前記命令が、前記プロセッサによって実行されたとき、さらに前記プロセッサに、
前記物品が前記ユーザに登録されていない場合、前記物品を前記ユーザのユーザアカウントに登録するオプションを前記ユーザに提供させ、
前記物品を登録する前記ユーザからの表示に応答して、前記物品識別子、または前記物品識別子への参照を前記ユーザの前記ユーザアカウントに含めさせる、[105]に記載のシステム。
[112]
登録ユーザのために指定されたデジタルコンテンツが、前記物品の製造を説明するビデオ、前記物品の主な特徴を説明するビデオ、前記物品に関する指導ビデオ、前記物品の仕様の詳細、前記物品に関するニュース、他の物品の1つまたは複数の割引、ウェブサイトの制限された部分へのアクセス、前記物品を使用する有名スポーツ選手についての情報、有名なスポーツ選手の前記物品の使用についての情報、プロの試合における前記物品の使用についての情報、およびマーケティング情報のうちの少なくとも1つを含む、[111]に記載のシステム。
[113]
未登録のユーザのために指定された前記デジタルコンテンツが、マーケティングウェブサイトへのリンク、広告ビデオ、前記物品の主な特徴を説明するビデオ、および前記物品の仕様の詳細、のうちの少なくとも1つを含む、[111]に記載のシステム。
[114]
前記ユーザの前記電子デバイスによって提供されたデジタルコンテンツを提供する前記要求が位置情報を含む、[111]に記載のシステム。
[115]
前記命令が、前記プロセッサによって実行されたとき、さらに前記プロセッサに、
前記位置情報および対応する時間を含めるために、物品プロファイル、またはユーザアカウントのうちの1つを更新することによって、前記物品を位置にチェックインさせる、[114]に記載のシステム。
[116]
前記位置情報が、地理的位置、イベント、および会場のうちの少なくとも1つを含む、[115]に記載のシステム。
[117]
前記命令が、前記プロセッサによって実行されたとき、さらに前記プロセッサに、
前記物品が前記ユーザに登録されている場合、前記物品の使用に関するコンテストに参加するオプションを前記ユーザに提供させる、[105]に記載のシステム。
[118]
前記コンテストが、指定された時間枠内に、1つまたは複数の位置で前記物品をチェックインするステップを含む、[117]に記載のシステム。
[119]
物品に関連するデジタルコンテンツを電子デバイスに送信する方法であって、前記物品が、前記物品を識別する物品識別子で符号化されたスマートタグに関連付けられ、前記スマートタグが、前記電子デバイスが前記スマートタグに近接して配置されたとき前記物品識別子を前記電子デバイスに送信するように構成され、
サーバで、前記物品に関連するデジタルコンテンツを提供する要求を前記電子デバイスから受信するステップであって、前記要求が、前記電子デバイスのユーザのユーザ識別子、および前記電子デバイスを前記スマートタグに近接して配置したとき前記スマートタグから前記電子デバイスに送信された前記物品識別子を含む、ステップと、
前記サーバによって、前記物品が前記ユーザに登録されているかどうかを決定するステップであって、前記物品が前記ユーザに登録されているかどうかを決定するために、前記ユーザ識別子および前記物品識別子のうちの少なくとも1つが使用される、ステップと、
前記物品が前記ユーザに登録されている場合、登録ユーザのために指定されたデジタルコンテンツを前記電子デバイスに提供するステップと、
前記物品が前記ユーザに登録されていない場合、未登録ユーザのために指定されたデジタルコンテンツを前記ユーザの前記電子デバイスに提供するステップとを備える、方法。
[120]
デジタルコンテンツを提供する前記要求が、前記ユーザが前記電子デバイスを前記スマートタグに近接して配置する時に前記電子デバイス上で起動されたアプリケーションによって作成される、[119]に記載の方法。
[121]
複数のアプリケーションが前記電子デバイスにインストールされ、前記スマートタグによって前記電子デバイスに提供される前記物品識別子が、前記電子デバイスに前記アプリケーションのうちの適切なアプリケーションを起動させる、[120]に記載の方法。
[122]
前記物品がスポーツ用器材またはスポーツ衣料品の場合、前記物品識別子が前記電子デバイスにスポーツトレーニングアプリケーションを起動させる、[121]に記載の方法。
[123]
前記物品が前記ユーザに登録されているかどうかを決定するステップが、
複数の物品についての登録データを有するデータベースを評価するステップと、
前記データベースで、前記物品の前記物品識別子に関連付けられる登録データを突き止めるステップと、
前記物品識別子に関連付けられる前記登録データが前記ユーザの前記ユーザ識別子を含むか、それを参照する場合、前記物品が前記ユーザに登録されていると決定するステップとを備える、[119]に記載の方法。
[124]
前記物品が前記ユーザに登録されているかどうかを決定するステップが、
複数の物品についてのアカウントデータを有するデータベースを評価するステップと、
前記データベースに、前記ユーザの前記ユーザ識別子に関連付けられる前記アカウントデータを配置するステップと、
前記ユーザ識別子に関連付けられる前記アカウントデータが前記物品の前記物品識別子を含むか、それを参照する場合、前記物品が前記ユーザに登録されていると決定するステップとを備える、[119]に記載の方法。
[125]
前記物品が前記ユーザに登録されていない場合、前記物品を前記ユーザのユーザアカウントに登録するオプションを前記ユーザに提供するステップと、
前記物品を登録する前記ユーザからの表示に応答して、前記物品識別子、または前記物品識別子への参照を前記ユーザの前記ユーザアカウントに含めるステップとをさらに備える、[119]に記載の方法。
[126]
登録ユーザのために指定されたデジタルコンテンツが、前記物品の製造を説明するビデオ、前記物品の主な特徴を説明するビデオ、前記物品に関する指導ビデオ、前記物品の仕様の詳細、前記物品に関するニュース、他の物品の1つまたは複数の割引、ウェブサイトの制限された部分へのアクセス、前記物品を使用する有名スポーツ選手についての情報、有名なスポーツ選手の前記物品の使用についての情報、プロの試合における前記物品の使用についての情報、およびマーケティング情報のうちの少なくとも1つを含む、[119]に記載の方法。
[127]
未登録のユーザのために指定された前記デジタルコンテンツが、マーケティングウェブサイトへのリンク、広告ビデオ、前記物品の主な特徴を説明するビデオ、および前記物品の仕様の詳細、のうちの少なくとも1つを含む、[1]に記載の方法。
[128]
前記ユーザの前記電子デバイスによって提供されたデジタルコンテンツを提供する前記要求が位置情報を含む、[1]に記載の方法。
[129]
前記位置情報および対応する時間を含めるために、物品プロファイル、またはユーザアカウントのうちの1つを更新することによって、前記物品を位置にチェックインするステップをさらに備える、[128]に記載の方法。
[130]
前記位置情報が、地理的位置、イベント、および会場のうちの少なくとも1つを含む、[129]に記載の方法。
[131]
前記物品が前記ユーザに登録されている場合、前記物品の使用に関するコンテストに参加するオプションを前記ユーザに提供するステップをさらに備える、[119]に記載の方法。
[132]
前記コンテストが、指定された時間枠内に、1つまたは複数の位置で前記物品をチェックインするステップを含む、[131]に記載の方法。
[133]
物品が1つまたは複数の位置でチェックインされた場合に便益のロックを解除する方法であって、前記物品が、前記物品を識別する物品識別子で符号化されたスマートタグに関連付けられ、前記スマートタグが、前記スマートタグに近接して配置されたデバイスに前記物品識別子を送信するように構成される方法であって、
サーバで、ある位置に配置されたデバイスから、前記位置での前記物品のチェックインを表示するチェックインメッセージを受信するステップであって、前記チェックインメッセージが、前記物品を識別する前記物品識別子、および前記位置を識別する位置識別子を含み、前記物品が前記デバイスに近接して配置されたとき前記物品識別子が前記スマートタグから前記デバイスに送信される、ステップと、
前記サーバによって、前記物品に関連するチェックインデータのサブセットをデータベース内で突き止めるステップであって、前記物品識別子がチェックインデータの前記サブセットを突き止めるために使用される、ステップと、
前記サーバによって、前記物品が前記1つまたは複数の位置でチェックインされたかどうかを決定するために、チェックインデータの前記サブセットを見直すステップと、
前記サーバによって、前記物品が前記1つまたは複数の位置でチェックインされた場合、前記便益のロックを解除するステップとを備える、方法。
[134]
所定のスケジュールおよび所定の順序のうちの1つに従って、前記1つまたは複数の位置で前記物品がチェックインされる場合、前記便益がロック解除される、[133]に記載の方法。
[135]
前記物品がユーザのユーザアカウントに登録される、[133]に記載の方法。
[136]
前記チェックインデータが前記ユーザアカウント内に位置する、[135]に記載の方法。
[137]
前記便益のロックが解除されたことを前記ユーザアカウント内に表示するステップをさらに備える、[133]に記載の方法。
[138]
たとえ前記ユーザが前記物品を所持していなくても、前記便益を前記ユーザに提供するステップをさらに備える、[137]に記載の方法。
[139]
前記便益を、前記物品のユーザの電子デバイスに送信するステップをさらに備える、[133]に記載の方法。
[140]
前記便益が販売促進用価格である、[133]に記載の方法。
[141]
前記便益が前記位置での優先アクセスである、[133]に記載の方法。
[142]
前記優先アクセスが、前記位置でのファストレーンへのアクセスであり、したがって前記物品のユーザが列に並んで待つことを回避することができる、[141]に記載の方法。
[143]
前記便益が前記位置での優先サービスである、[133]に記載の方法。
[144]
前記位置での前記優先サービスが、前記位置の1人または複数の雇用者からのVIP待遇である、[142]に記載の方法。
[145]
物品が1つまたは複数の位置でチェックインされた場合に便益のロックを解除するシステムであって、前記物品が、前記物品を識別する物品識別子で符号化されたスマートタグに関連付けられ、前記スマートタグが、前記スマートタグに近接して配置されたデバイスに前記物品識別子を送信するように構成されるシステムであって、
プロセッサと、
命令を含むメモリデバイスとを備え、前記命令が、前記プロセッサによって実行されたとき、前記プロセッサに、
ある位置に配置されたデバイスから、前記位置での前記物品のチェックインを表示するチェックインメッセージを受信させ、前記チェックインメッセージが、前記物品を識別する前記物品識別子、および前記位置を識別する位置識別子を含み、前記物品が前記デバイスに近接して配置されたとき前記物品識別子が前記スマートタグから前記デバイスに送信され、
前記物品に関連するチェックインデータのサブセットをデータベース内で突き止めさせ、前記物品識別子がチェックインデータの前記サブセットを突き止めるために使用され、
前記物品が前記1つまたは複数の位置でチェックインされたかどうかを決定するために、チェックインデータの前記サブセットを見直しさせ、
前記物品が前記1つまたは複数の位置でチェックインされた場合、前記便益のロックを解除させる、システム。
[146]
所定のスケジュールおよび所定の順序のうちの1つに従って、前記1つまたは複数の位置で前記物品がチェックインされる場合、前記便益がロック解除される、[144]に記載のシステム。
[147]
前記物品がユーザのユーザアカウントに登録される、[144]に記載のシステム。
[148]
前記チェックインデータが前記ユーザアカウント内に位置する、[146]に記載のシステム。
[149]
前記命令が、前記プロセッサによって実行されたとき、さらに前記プロセッサに、
前記便益のロックが解除されたことを前記ユーザアカウント内に表示させる、[144]に記載のシステム。
[150]
前記命令が、前記プロセッサによって実行されたとき、さらに前記プロセッサに、たとえ前記ユーザが前記物品を所持していなくても、前記便益を前記ユーザに提供させる、[148]に記載のシステム。
[151]
前記命令が、前記プロセッサによって実行されたとき、さらに前記プロセッサに、
前記便益を、前記物品のユーザの電子デバイスに送信させる、[144]に記載のシステム。
[152]
前記便益が販売促進用価格である、[144]に記載のシステム。
[153]
前記便益が前記場所での優先アクセスである、[144]に記載のシステム。
[154]
前記優先アクセスが、前記位置でのファストレーンへのアクセスであり、したがって前記物品のユーザが列に並んで待つことを回避することができる、[152]に記載のシステム。
[155]
前記便益が前記位置での優先サービスである、[144]に記載のシステム。
[156]
前記位置での前記優先サービスが、前記位置の1人または複数の雇用者からのVIP待遇である、[154]に記載のシステム。
[157]
他の実施形態によれば、物品が1つまたは複数の位置でチェックインされた場合に、デバイスに情報へのアクセスを許可する方法であって、前記物品が、前記物品を識別する物品識別子で符号化されたスマートタグに関連付けられ、前記スマートタグが、前記スマートタグに近接して配置されたデバイスに前記物品識別子を送信するように構成され、
サーバで、ある位置に配置された前記デバイスから、前記位置での前記物品のチェックインを表示するチェックインメッセージを受信するステップであって、前記チェックインメッセージが、前記物品を識別する前記物品識別子、および前記位置を識別する位置識別子を含み、前記物品が前記デバイスに近接して配置されたとき前記物品識別子が前記スマートタグから前記デバイスに送信される、ステップと、
前記サーバによって、前記物品に関連するチェックインデータのサブセットをデータベース内で突き止めるステップであって、前記物品識別子がチェックインデータの前記サブセットを突き止めるために使用される、ステップと、
前記サーバによって、前記物品が前記1つまたは複数の位置でチェックインされたかどうかを決定するために、チェックインデータの前記サブセットを見直すステップと、
前記サーバによって、前記物品が前記1つまたは複数の位置でチェックインされた場合に、前記デバイスに情報へのアクセスを許可するステップとを備える、方法。
[158]
前記情報が便益である、[156]に記載の方法。
[159]
前記便益へのアクセスを許可するステップが、前記便益のロックを解除するステップを備える、[157]に記載の方法。
[160]
情報へのアクセスを許可するステップが、前記サーバから前記デバイスに前記情報を送信するステップを備える、[156]から[157]のいずれか一項に記載の方法。
[161]
所定のスケジュールおよび所定の順序のうちの1つに従って、前記1つまたは複数の位置で前記物品がチェックインされる場合、前記便益がロック解除される、[158]に記載の方法。
[162]
前記物品がユーザのユーザアカウントに登録される、[156]から[159]のいずれか一項に記載の方法。
[163]
前記チェックインデータが前記ユーザアカウント内に位置する、[161]に記載の方法。
[164]
前記便益のロックが解除されたことを前記ユーザアカウント内に表示するステップをさらに備える、[158]に記載の方法。
[165]
たとえ前記ユーザが前記物品を所持していなくても、前記便益を前記ユーザに提供するステップをさらに備える、[163]に記載の方法。
[166]
前記便益を、前記物品のユーザの電子デバイスに送信するステップをさらに備える、[158]に記載の方法。
[167]
前記便益が販売促進用価格である、[156]に記載の方法。
[168]
前記便益が前記位置での優先アクセスである、[158]に記載の方法。
[169]
前記優先アクセスが、前記位置でのファストレーンへのアクセスであり、それによって前記物品のユーザが列に並んで待つことを回避することができる、[167]に記載の方法。
[170]
前記便益が前記位置での優先サービスである、[158]に記載の方法。
[171]
前記位置での前記優先サービスが、前記位置の1人または複数の雇用者からのVIP待遇である、[169]に記載の方法。
[172]
所定のチェックインスケジュール、および所定のチェックイン順序のうちの少なくとも1つに従って物品が1つまたは複数の位置でチェックインされた場合に便益のロックを解除する方法であって、前記物品がスマートタグに関連付けられ、
サーバで、前記物品が前記デバイスに近接して配置されたとき前記物品に関連付けられる前記スマートタグから前記デバイスに送信されたチェックインデータをデバイスから受信するステップであって、前記チェックインデータが、前記物品が以前にチェックインされている1つまたは複数の位置についての位置識別子および対応する時間を含む、ステップと、
前記サーバによって、前記スマートタグから取得された前記チェックインデータが、チェックインの前記所定のスケジュール、およびチェックインの前記所定の順序のうちの少なくとも1つを満たすと、前記便益のロックを解除するステップとを備える、方法。
[173]
前記スマートタグが書込み可能NFCタグである、[171]に記載の方法。
[174]
前記スマートタグから送信されたチェックインデータを受信する前記デバイスが、位置の入口に位置する、[171]に記載の方法。
[175]
前記物品がシューズであり、前記物品の前記スマートタグから送信されたチェックインデータを受信する前記デバイスがマットである、[171]に記載の方法。
[176]
前記物品が位置にチェックインされるたびに、位置識別子および対応する時間が前記物品の前記スマートタグに書き込まれる、[172]に記載の方法。
[177]
前記便益のロックを解除するステップが、
前記便益がロック解除されたことを表示するメッセージを前記デバイスに送信するステップを備える、[171]に記載の方法。
[178]
前記便益を解除するステップが、
前記物品に関連付けられるユーザが前記便益を受け取る資格があることを表示するメッセージを前記デバイスに送信するステップを備える、[171]に記載の方法。
[179]
前記物品がユーザのユーザアカウントに登録される、[171]に記載の方法。
[180]
前記便益のロックが解除されたことを前記ユーザアカウント内に表示するステップをさらに備える、[178]に記載の方法。
[181]
前記便益を、前記物品のユーザの電子デバイスに送信するステップをさらに備える、[171]に記載の方法。
[182]
前記便益が販売促進用価格である、[171]に記載の方法。
[183]
前記便益が前記位置での優先アクセスである、[171]に記載の方法。
[184]
前記優先アクセスが、前記位置でのファストレーンへのアクセスであり、それによって前記物品のユーザが列に並んで待つことを回避することができる、[182]に記載の方法。
[185]
前記便益が前記位置での優先サービスである、[171]に記載の方法。
[186]
前記位置での前記優先サービスが、前記位置の1人または複数の雇用者からのVIP待遇である、[184]に記載の方法。
[187]
所定のチェックインスケジュール、および所定のチェックイン順序のうちの少なくとも1つに従って物品が1つまたは複数の位置でチェックインされた場合に便益のロックを解除するシステムであって、前記物品がスマートタグに関連付けられ、
プロセッサと、
命令を含むメモリデバイスとを備え、前記命令が、前記プロセッサによって実行されたとき、前記プロセッサに、
前記物品が前記デバイスに近接して配置されたとき前記物品に関連付けられる前記スマートタグから前記デバイスに送信されたチェックインデータをデバイスから受信させ、前記チェックインデータが、1つまたは複数の位置についての位置識別子および対応する時間を含み、前記物品が以前にチェックインされ、
前記スマートタグから取得された前記チェックインデータが、チェックインの前記所定のスケジュール、およびチェックインの前記所定の順序のうちの少なくとも1つを満たすと、前記便益のロックを解除させる、システム。
[188]
前記スマートタグが書込み可能NFCタグである、[186]に記載のシステム。
[189]
前記スマートタグから送信されたチェックインデータを受信する前記デバイスが、位置の入口に位置する、[186]に記載のシステム。
[190]
前記物品がシューズであり、前記物品の前記スマートタグから送信されたチェックインデータを受信する前記デバイスがマットである、[186]に記載のシステム。
[191]
前記物品が位置にチェックインされるたびに、位置識別子および対応する時間が前記物品の前記スマートタグに書き込まれる、[187]に記載のシステム。
[192]
前記命令が、前記プロセッサによって実行されたとき、さらに前記プロセッサに、
前記便益がロック解除されたことを表示するメッセージを前記デバイスに送信することによって、前記便益のロックを解除させる、[186]に記載のシステム。
[193]
前記命令が、前記プロセッサによって実行されたとき、さらに前記プロセッサに、
前記物品に関連付けられるユーザが前記便益を受け取る資格があることを表示するメッセージを前記デバイスに送信することによって、前記便益を介助させる、[186]に記載のシステム。
[194]
前記物品がユーザのユーザアカウントに登録される、[186]に記載のシステム。
[195]
前記命令が、前記プロセッサによって実行されたとき、さらに前記プロセッサに、
前記便益のロックが解除されたことを前記ユーザアカウント内に表示させる、[193]に記載のシステム。
[196]
前記命令が、前記プロセッサによって実行されたとき、さらに前記プロセッサに、
前記便益を、前記物品のユーザの電子デバイスに送信させる、[186]に記載のシステム。
[197]
前記便益が販売促進用価格である、[186]に記載のシステム。
[198]
前記便益が前記位置での優先アクセスである、[186]に記載のシステム。
[199]
前記優先アクセスが、前記位置でのファストレーンへのアクセスであり、それによって前記物品のユーザが列に並んで待つことを回避することができる、[197]に記載のシステム。
[200]
前記便益が前記位置での優先サービスである、[186]に記載のシステム。
[201]
前記位置での前記優先サービスが、前記位置の1人または複数の雇用者からのVIP待遇である、[199]に記載のシステム。
[202]
所定のチェックインスケジュール、および所定のチェックイン順序のうちの少なくとも1つに従って物品が1つまたは複数の位置でチェックインされた場合にデバイスに情報へのアクセスを許可する方法であって、前記物品がスマートタグに関連付けられ、
サーバで、前記物品が前記デバイスに近接して配置されたとき前記物品に関連付けられる前記スマートタグから前記デバイスに送信されたチェックインデータを前記デバイスから受信するステップであって、前記チェックインデータが、前記物品が以前にチェックインされている1つまたは複数の位置についての位置識別子および対応する時間を含む、ステップと、
前記サーバによって、前記スマートタグから取得された前記チェックインデータが、チェックインの前記所定のスケジュール、およびチェックインの前記所定の順序のうちの少なくとも1つを満たすと、前記デバイスに情報へのアクセスを許可するステップとを備える、方法。
[203]
前記情報が便益である、[201]に記載の方法。
[204]
前記便益へのアクセスを許可するステップが、前記便益のロックを解除するステップを備える、[202]に記載の方法。
[205]
前記サーバから前記デバイスに前記情報を送信するステップを備える、[201]から[203]のいずれか一項に記載の方法。
[206]
前記スマートタグが書込み可能NFCタグである、[201]から[204]のいずれか一項に記載の方法。
[207]
前記スマートタグから送信されたチェックインデータを受信する前記デバイスが、位置の入口に位置する、[205]に記載の方法。
[208]
前記物品がシューズであり、前記物品の前記スマートタグから送信されたチェックインデータを受信する前記デバイスがマットである、[205]に記載の方法。
[209]
前記物品が位置にチェックインされるたびに、位置識別子および対応する時間が前記物品の前記スマートタグに書き込まれる、[205]に記載の方法。
[210]
前記便益のロックを解除するステップが、
前記便益がロック解除されたことを表示するメッセージを前記デバイスに送信するステップを備える、[203]に記載の方法。
[211]
前記便益を解除するステップが、
前記物品に関連付けられるユーザが前記便益を受け取る資格があることを表示するメッセージを前記デバイスに送信するステップを備える、[203]に記載の方法。
[212]
前記物品がユーザのユーザアカウントに登録される、[201]から[204]のいずれか一項に記載の方法。
[213]
前記便益のロックが解除されたことを前記ユーザアカウント内に表示するステップをさらに備える、[211]に記載の方法。
[214]
前記便益を、前記物品のユーザの電子デバイスに送信するステップをさらに備える、[203]に記載の方法。
[215]
前記便益が販売促進用価格である、[201]に記載の方法。
[216]
前記便益が前記位置での優先アクセスである、[203]に記載の方法。
[217]
前記優先アクセスが、前記位置でのファストレーンへのアクセスであり、したがって前記物品のユーザが列に並んで待つことを回避することができる、[215]に記載の方法。
[218]
前記便益が前記位置での優先サービスである、[203]に記載の方法。
[219]
前記位置での前記優先サービスが、前記位置の1人または複数の雇用者からのVIP待遇である、[217]に記載の方法。
[220]
1つまたは複数の物品に関連する情報のタイムラインを作成する方法であって、それぞれの前記物品が、前記物品を識別する物品識別子で符号化されたスマートタグに関連付けられており、前記スマートタグが、前記デバイスが前記スマートタグに近接して配置されたとき前記物品識別子をデバイスに送信するように構成され、
サーバで、前記物品のうちの1つまたは複数に関連する登録情報をデバイスから受信するステップであって、前記登録情報が、前記物品のうちの少なくともいくつかについて、前記ユーザのユーザ識別子、前記物品を識別する物品識別子、および取得日を含み、前記物品識別子が、前記デバイスが前記スマートタグに近接して配置されたとき前記スマートタグから前記デバイスに送信される、ステップと、
前記サーバによって、前記物品のうちの少なくとも1つまたは複数についての物品説明を取得するステップと、
前記ユーザについての物品タイムラインであって、前記物品のうちの少なくともいくつかについての物品説明および取得日をリストアップする物品タイムラインを生成するステップと、
グラフィカルユーザインターフェースに前記物品タイムラインを表示するステップとを備える、方法。
[221]
前記スマートタグから前記物品識別子を受信して、前記物品識別子を前記サーバに送信する前記デバイスが、ユーザの電子デバイスである、[219]に記載の方法。
[222]
前記物品についての物品説明を取得するステップが、
物品説明情報のデータベースにアクセスするステップと、
前記物品のうちの少なくともいくつかのために、前記物品識別子を使用して、前記データベース内に前記物品についての物品説明を突き止めるステップとを備える、[219]に記載の方法。
[223]
前記物品タイムラインが、前記物品のうちの少なくともいくつかについての画像をさらに含む、[219]に記載の方法。
[224]
前記物品タイムラインが、前記物品の使用に関するコメントをさらに含む、[219]に記載の方法。
[225]
前記物品タイムラインが、前記物品の使用に関する個人的実績をさらに含む、[219]に記載の方法。
[226]
前記物品が購入された地理的位置をさらに備える、[219]に記載の方法。
[227]
前記物品に関連する使用法情報を受信するステップであって、前記使用法情報が、前記物品のユーザユーザ識別子、前記物品を識別する物品識別子、前記利用の位置を識別する位置情報、前記デバイスが前記スマートタグに近接して配置されたとき前記スマートタグから前記デバイスに送信される物品識別子のうちの少なくとも1つを含む、ステップをさらに備える、[219]に記載の方法。
[228]
前記タイムライン上に前記使用法情報のうちの少なくともいくつかをリストアップするステップをさらに備える、[219]に記載の方法。
[229]
1つまたは複数の物品に関連する情報のタイムラインを作成するシステムであって、前記物品のそれぞれが、前記物品を識別する物品識別子で符号化されたスマートタグに関連付けられており、前記スマートタグが、前記デバイスが前記スマートタグに近接して配置されたとき前記物品識別子をデバイスに送信するように構成されており、前記システムが

プロセッサと、
命令を含むメモリデバイスとを備え、前記命令が、前記プロセッサによって実行されたとき、前記プロセッサに、
前記物品のうちの1つまたは複数に関連する登録情報をデバイスから受信させ、前記登録情報が、前記物品のうちの少なくともいくつかについて、前記ユーザのユーザ識別子、前記物品を識別する物品識別子、および取得日を含み、前記デバイスが前記スマートタグに近接して配置されたとき前記物品識別子が前記スマートタグから前記デバイスに送信され、
前記物品のうちの少なくとも1つまたは複数についての物品説明を取得させ、
前記ユーザについての物品タイムラインであって、前記物品のうちの少なくともいくつかについての物品説明および取得日をリストアップする物品タイムラインを生成させ、
グラフィカルユーザインターフェースに前記物品タイムラインを表示させる、システム。
[230]
前記スマートタグから前記物品識別子を受信して、前記物品識別子を前記サーバに送信する前記デバイスが、ユーザの電子デバイスである、[228]に記載のシステム。
[231]
前記命令が、前記プロセッサによって実行されたとき、さらに前記プロセッサに、
前記物品についての物品説明を取得するステップが、
物品説明情報のデータベースにアクセスするステップと、
前記物品のうちの少なくともいくつかのために、前記物品識別子を使用して、前記データベース内に前記物品についての物品説明を突き止めるステップとによって、前記物品についての物品識別子を取得させる、[228]に記載のシステム。
[232]
前記物品タイムラインが、前記物品のうちの少なくともいくつかについての画像をさらに含む、[228]に記載のシステム。
[233]
前記物品タイムラインが、前記物品の使用に関するコメントをさらに含む、[228]に記載の方法。
[234]
前記物品タイムラインが、前記物品の使用に関する個人的実績をさらに含む、[228]に記載のシステム。
[235]
前記物品が購入された地理的位置をさらに備える、[228]に記載のシステム。
[236]
前記命令が、前記プロセッサによって実行されたとき、さらに前記プロセッサに、
前記物品に関連する使用法情報を受信させ、前記使用法情報が、前記物品のユーザユーザ識別子、前記物品を識別する物品識別子、前記利用の位置を識別する位置情報、前記デバイスが前記スマートタグに近接して配置されたとき前記スマートタグから前記デバイスに送信される物品識別子のうちの少なくとも1つを含む、[228]に記載のシステム。
[237]
前記命令が、前記プロセッサによって実行されたとき、さらに前記プロセッサに、
前記タイムライン上に前記使用法情報のうちの少なくともいくつかをリストアップさせる、[228]に記載のシステム。
[238]
物品に関連付けられるイベントのタイムラインを作成するための方法であって、前記物品が、前記物品を識別する物品識別子で符号化されたスマートタグに関連付けられており、前記スマートタグが、前記デバイスが前記スマートタグに近接して配置されたとき前記物品識別子をデバイスに送信するように構成され、サーバで、デバイスから、前記物品のユーザのユーザ識別子、および前記物品を識別する物品識別子のうちの少なくとも1つを受信するステップであって、前記デバイスが前記スマートタグに近接して配置されたとき前記物品識別子が前記スマートタグから前記デバイスに送信される、ステップと、
前記サーバによって、前記物品についての物品説明を取得するステップと、
前記サーバによって、前記物品の複数のチェックインを取得するステップと、
前記物品についてのイベントのタイムラインを生成するステップであって、イベントの前記タイムラインが、前記チェックインのうちの少なくともいくつかをリストアップする、ステップと、
グラフィカルユーザインターフェースにイベントの前記タイムラインを表示するステップとを備える、方法。
[239]
前記スマートタグから前記物品識別子を受信して、前記物品識別子を前記サーバに送信する前記デバイスが、ユーザの電子デバイスである、[237]に記載の方法。
[240]
複数の物品に関連する使用法情報を受信するステップをさらに備える、[237]に記載の方法。
[241]
前記物品についての物品説明を取得するステップが、
物品説明情報のデータベースにアクセスするステップと、
前記物品のうちの少なくともいくつかのために、前記物品識別子を使用して、前記データベース内に前記物品についての物品説明を突き止めるステップとを備える、[237]に記載の方法。
[242]
前記物品説明が前記物品の名称である、[237]に記載の方法。
[243]
前記物品タイムラインが、前記物品の画像をさらに含む、[237]に記載の方法。
[244]
前記物品タイムラインが、前記物品の前記使用に関するコメントをさらに含む、[237]に記載の方法。
[245]
物品に関連付けられるイベントのタイムラインを作成するシステムであって、前記物品が、前記物品を識別する物品識別子で符号化されたスマートタグに関連付けられており、前記スマートタグが、前記デバイスが前記スマートタグに近接して配置されたとき前記物品識別子をデバイスに送信するように構成されており、前記システムが、
プロセッサと、
命令を含むメモリデバイスとを備え、前記命令が、前記プロセッサによって実行されたとき、前記プロセッサに、
デバイスから、前記物品のユーザのユーザ識別子、および前記物品を識別する物品識別子のうちの少なくとも1つを受信させ、前記デバイスが前記スマートタグに近接して配置されたとき前記物品識別子が前記スマートタグから前記デバイスに送信され、
前記物品についての物品説明を取得させ、
前記物品の複数のチェックインを取得させ、
前記物品についてのイベントのタイムラインを生成させ、イベントの前記タイムラインが、前記チェックインのうちの少なくともいくつかをリストアップし、
グラフィカルユーザインターフェースにイベントの前記タイムラインを表示させる、システム。
[246]
前記スマートタグから前記物品識別子を受信して、前記物品識別子を前記サーバに送信する前記デバイスが、ユーザの電子デバイスである、[244]に記載のシステム。
[247]
前記命令が、前記プロセッサによって実行されたとき、さらに前記プロセッサに、
複数の物品に関連する使用情報を受信させる、[244]に記載のシステム。
[248]
前記命令が、前記プロセッサによって実行されたとき、さらに前記プロセッサに、
物品説明情報のデータベースにアクセスするステップと、
前記物品のうちの少なくともいくつかのために、前記物品識別子を使用して、前記データベース内に前記物品についての物品説明を突き止めるステップとによって、前記物品についての物品説明を取得させる、[244]に記載のシステム。
[249]
前記物品説明が前記物品の名称である、[244]に記載のシステム。
[250]
前記物品タイムラインが、前記物品の画像をさらに含む、[244]に記載のシステム。
[251]
前記物品タイムラインが、前記物品の前記使用に関するコメントをさらに含む、[244]に記載のシステム。
【0016】
本発明の実施形態の性質および利点をより完全に理解するために、次の発明を実施するための形態および添付の図面を参照するべきである。本発明の他の態様、目的、および利点は、以下の図面および発明を実施するための形態から明らかになるであろう。しかしながら、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載から十分に明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本明細書に開示された実施形態の態様を実装するための例示的環境のブロック図である。
図2】少なくとも1つの実施形態による、例示的電子デバイスのブロック図である。
図3】少なくとも1つの実施形態による、様々な例示的物品に関連付けられる例示的スマートタグを示す概略図である。
図4】少なくとも1つの実施形態による、例示的電子デバイスおよび例示的スマートタグ、ならびにそれらの間の通信を示す概略図である。
図5】少なくとも1つの実施形態による、例示的システムの態様を表すブロック図である。
図6】ある実施形態による、デジタルコンテンツを要求して表示するためにどのアプリケーションを使用するべきかを決定して、そのアプリケーションがまだインストールされていない場合、そのアプリケーションを電子デバイスにダウンロードおよびインストールする例示的処理を示す図である。
図7】少なくとも1つの実施形態による、物品が販売のために提供される小売店の概略図である。
図8】少なくとも1つの実施形態による、販売のために提供されている物品に関連するデジタルコンテンツを取得する要求を送信する例示的処理を示す流れ図である。
図9A】少なくとも1つの実施形態による、物品についてのより多くの情報を取得するためのオプションをユーザに与えるメニューの例示的スクリーンショットの概略図である。
図9B】少なくとも1つの実施形態による、物品についてのより多くの情報を取得するためのオプションをユーザに与えるメニューの例示的スクリーンショットの概略図である。
図9C】少なくとも1つの実施形態による、物品についてのより多くの情報を取得するためのオプションをユーザに与えるメニューの例示的スクリーンショットの概略図である。
図9D】少なくとも1つの実施形態による、物品についてのより多くの情報を取得するためのオプションをユーザに与えるメニューの例示的スクリーンショットの概略図である。
図10】少なくとも1つの実施形態による、販売のために提供されている物品に関連するデジタルコンテンツを配信する例示的処理を示す流れ図である。
図11】少なくとも1つの実施形態による、物品に関連するデジタルコンテンツのサブセットを選択する例示的処理を示す流れ図である。
図12A】少なくとも1つの実施形態による、販売のために提供されている物品についての仮想値札を取得する要求を送信する例示的処理を示す流れ図である。
図12B】少なくとも1つの実施形態による、販売のために提供されている物品についての仮想値札を取得する要求を送信する例示的処理を示す流れ図である。
図13】少なくとも1つの実施形態による、物品についての仮想値札、ならびに例示的仮想値札を取得するためのオプションをユーザに与えるメニューの例示的スクリーンショットの概略図である。
図14】少なくとも1つの実施形態による、物品についての仮想値札をユーザの電子デバイスに配信する例示的処理を示す流れ図である。
図15】少なくとも1つの実施形態による、物品の価格を調整する例示的処理を示す流れ図である。
図16】少なくとも1つの実施形態による、物品が購入されたか、他の方法で入手されたという通知を受信して、その物品を取得したユーザに登録する例示的処理を示す流れ図である。
図17】少なくとも1つの実施形態による、電子デバイスを使用して物品を登録する例示的処理を示す流れ図である。
図18】少なくとも1つの実施形態による、物品に関連するデジタルコンテンツを提供するユーザ要求を受信して、要求しているユーザが登録済み所有者か未登録のユーザかを決定して、要求されたコンテンツを提供する例示的処理を示す流れ図である。
図19】少なくとも1つの実施形態による、物品に関するコンテンツを要求しているユーザが、物品の登録済み所有者か未登録のユーザかを決定する例示的処理を示す流れ図である。
図20A】少なくとも1つの実施形態による、登録済み所有者および未登録のユーザに提供されるメニューオプションの例示的スクリーンショットの概略図である。
図20B】少なくとも1つの実施形態による、登録済み所有者および未登録のユーザに提供されるメニューオプションの例示的スクリーンショットの概略図である。
図20C】少なくとも1つの実施形態による、登録済み所有者および未登録のユーザに提供されるメニューオプションの例示的スクリーンショットの概略図である。
図20D】少なくとも1つの実施形態による、登録済み所有者および未登録のユーザに提供されるメニューオプションの例示的スクリーンショットの概略図である。
図20E】少なくとも1つの実施形態による、登録済み所有者および未登録のユーザに提供されるメニューオプションの例示的スクリーンショットの概略図である。
図21】少なくとも1つの実施形態による、ある位置に「チェックイン」して、物品に関連付けられるスマートタグにチェックインデータを格納する例示的処理を示す流れ図である。
図22】少なくとも1つの実施形態による、スマートタグに格納されたチェックインデータを使用して、便益のロックを解除する例示的処理を示す流れ図である。
図23】少なくとも1つの実施形態による、ある位置に「チェックイン」して、チェックインデータをサーバ上に格納して、受ける資格のある(qualifying)便益のロックを解除する例示的処理を示す流れ図である。
図24】1つまたは複数の物品に関連する情報のタイムラインを作成する処理を示す流れ図である。
図25】少なくとも1つの実施形態による、図24の処理に従って作成された例示的タイムラインのスクリーンショットの概略図である。
図26】少なくとも1つの実施形態による、既存のタイムラインに物品を追加する、および/または既存のタイムラインを更新する処理を示す流れ図である。
図27】少なくとも1つの実施形態による、物品に関連付けられるイベントのタイムラインを作成する処理を示す流れ図である。
図28】少なくとも1つの実施形態による、図27の処理に従って作成されたイベントの例示的タイムラインのスクリーンショットの概略図である。
図29】少なくとも1つの実施形態による、実施形態を実装することができる例示的環境を示す図である。
図30】少なくとも1つの実施形態による、専用コンピュータのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下の説明では、様々な実施形態について説明する。説明の目的で、実施形態の完全な理解を提供するために、特定の構成および詳細を説明する。しかし、実施形態は特定の詳細なしに実施することができ、本明細書に明示的に開示されていない変形および他の態様は様々な実施形態の範囲内であると想定されることも、当業者には明らかであろう。さらに、よく知られている特徴は、記述されている実施形態を不明瞭にしないために省略または簡略化されうる。
【0019】
図1は、様々な実施形態による態様を実装するための環境100の例を示している。理解されるように、環境100は説明の目的で提供されているが、様々な実施形態を実装するために、必要に応じて異なる環境が利用されてよい。図示された環境100は電子デバイス102を含み、電子デバイス102は適切なネットワーク116を介して要求、メッセージ、または情報を送受信して、デバイス102のユーザ110に情報を返送するように動作可能な任意の適切なデバイスを含みうる。このような電子デバイスの例には、モバイル電話、電子デバイス、モバイルデバイス、ハンドヘルドメッセージングデバイス、ラップトップコンピュータ、携帯情報端末、電子書籍リーダー、腕時計、手首装着型デバイス、および同等物がある。
【0020】
実施形態によれば、電子デバイス102は、セルラー電話、メディアプレイヤー、パーソナルコンピュータなどの、1つまたは複数のポータブルデバイスの機能を組み込む。ユーザは、たとえ電子デバイス102がポータブルであっても、電子デバイス102を使用して、写真およびビデオの閲覧、インターネットサーフィン等をすることが可能である。また、電子デバイス102によって、ユーザは、インターネット、あるいはローカルエリアネットワークまたはワイドエリアネットワークなどのネットワーク116に接続して、それを通じて通信することができる。また、たとえば電子デバイス102によって、ユーザは、電子メール、テキストメッセージング、インスタントメッセージング、または他の形式の電子通信を使用して通信することができる。
【0021】
実施形態によれば、電子デバイス102は、ブルートゥース(登録商標)、無線周波数識別(RFID)、および/または近距離通信(NFC)などの短距離無線接続を使用して他のデバイスと通信する。NFCやRFIDが、NFCが有効な電子デバイスがRFIDチップを有するスマートタグからデータを読み出す方法で、またはその逆の方法で、連携することが可能である。図1に示されるように、電子デバイス102は、短距離無線接続118を使用して、物品124に取り付けられたスマートタグ120と通信する。たとえば、電子デバイス102は、物品124のスマートタグ120から情報を取得して、取得した情報を使用してネットワーク116から物品124に関連するデジタルコンテンツを取り出す。物品124はユーザ110によって購入された、または他の方法で入手された、任意の消費者製品または品物でよい。たとえば、物品124は、シューズ、靴下、シャツ、パンツ、帽子等の衣料品でよい。また、たとえば物品124は、フットボール、サッカーボール、テニスボールおよびラケット、心拍数モニタ、腕時計などのスポーツ用器材でよい。
【0022】
図2は、様々な実施形態による例示的電子デバイス102のブロック図を示している。図示されるように、デバイス102は、内部コンポーネントを損傷から保護する外部ケーシング202に囲まれている。外部ケーシングは、プラスチック、金属等の任意の適切な材料製とすることができる。電子デバイス102は、スイッチ、キー、ボタン、タッチセンサ式ボタン等を含む、任意の数の触覚入力コントロールを含みうる。また、デバイス102は、デバイスによって生成された様々な画像を表示することができるディスプレイ208を含む。ディスプレイ208は、発光ダイオード(LED)ベースのディスプレイ、Retinaディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD)などの任意のタイプのディスプレイでよい。デバイス102は、選択した要素をタッチすることによって、ユーザがディスプレイ208の要素を選択することができるタッチスクリーン212を含みうる。
【0023】
ディスプレイ208は、ユーザがデバイスと対話できるようにするグラフィカルユーザインターフェース(GUI)を表示するために使用されうる。触覚入力コントロールまたはタッチスクリーンは、GUIをナビゲートするために使用されうる。たとえば、タッチスクリーン212の適切な位置をタッチすることによって、アイコンを選択することができる。アイコンが選択されると、デバイス102は、そのアイコンに関連付けられるアプリケーションを開いて、対応するスクリーンを表示するように構成されうる。たとえば、スポーツトレーニングアイコンが選択されると、デバイス102はスポーツトレーニングプログラムを開いて、スポーツトレーニングプログラムで利用可能な様々なツールおよび機能を提示するトレーニングメニューを表示することができる。電子デバイス102は、オーディオ入力を受信するマイクや、サウンドを出力するスピーカなどのオーディオ入力および出力要素を含みうる。
【0024】
電子デバイス102は、オペレーティングシステム、アプリケーション、およびデバイス102の他の機能を実行するために必要な処理機能を提供する1つまたは複数のプロセッサ204を含みうる。1つまたは複数のプロセッサ204は、汎用マイクロプロセッサおよび専用マイクロプロセッサ、ならびに/またはそれらの組合せを含みうる。また、プロセッサ204は、目的をキャッシュするためのオンボードメモリを含むことができ、データバス210に接続された他のデバイスに命令を提供することができるようにデータバス210に接続されうる。
【0025】
また、電子デバイス102は、プロセッサ204の操作に必要なデータ、ならびに電子デバイス102によって必要な他のデータを格納するための記憶装置218を含みうる。たとえば、記憶装置218は、オペレーティングシステムなどの、1つまたは複数のプロセッサ204によって使用可能な電子デバイス102のファームウェア、電子デバイス102の様々な機能を有効にする他のプログラム、GUI機能、および/またはプロセッサ機能を格納することができる。また、記憶装置218は、ソフトウェアアプリケーションなどのデータファイルを格納することができる。
【0026】
また、電子デバイス102は、1つまたは複数の通信チャネルを介して情報を送受信するための1つまたは複数のネットワークデバイス232を含みうる。したがって、ネットワークデバイス232は、1つまたは複数のネットワークインターフェースカード(NIC)またはネットワークコントローラを含みうる。いくつかの実施形態では、ネットワークデバイス232は、有線イーサネット(登録商標)ベースネットワーク、および/または、IEEE 802.11x無線ネットワーク(すなわち、WiFi)などの無線LANに接続するためのローカルエリアネットワーク(LAN)インターフェースを含みうる。特定の実施形態では、LANインターフェースは、LANに接続するために使用される、サービスセット識別子(SSID)、チャネル、および暗号化キーなどの情報を受信するために使用されうる。
【0027】
また、ネットワークデバイス232は、セルラー通信ネットワークを介してインターネットに接続できるようにするワイドエリアネットワーク(WAN)インターフェースを含みうる。また、ネットワークデバイス232は、ブルートゥース(登録商標)ネットワーク、IEEE 802.15.4(ZigBee)ネットワーク、またはウルトラワイドバンド(UWB)ネットワークなどの、パーソナルエリアネットワーク(PAN)に接続するためのPANインターフェースを含みうる。ネットワークデバイス232はアンテナと相互作用して、ネットワークの無線周波数信号を送受信することができる。ネットワークデバイス232は、任意の数および組合せのネットワークインターフェースを含みうる。
【0028】
また、電子デバイス102は、地理的位置を決定するために使用される位置決定デバイス236を含みうる。位置決定デバイス236は、全地球測位システム(GPS)、あるいは、たとえばセルタワー測位技術またはWiFi技術を使用する、地域またはサイト全体の測位システムを利用することができる。
【0029】
いくつかの実施形態によれば、デバイス102は、物品124に関連付けられるタグまたはラベルから物品識別情報を取得するために使用されうるバーコードスキャナなどのスキャナ220を含み、それらの情報はデバイス102にインストールされたアプリケーションによって使用されうる。当業者は、スキャナ220を実装するための様々なデバイスおよび技法を理解できるであろう。また、デバイス102はカメラ224を含みうる。スキャナ220と同様に、カメラ224は、消費者製品などの物品124を識別するために、全体的なシステムの一部として使用されうる。たとえば、カメラ224は、バーコードまたはQRコード(登録商標)の画像を取り込むために使用することができ、それらの画像は、符号化された製品識別情報を抽出するためにデバイス102によって処理されうる。符号化された情報を抽出するためにビデオ画像を処理するための技法も、当業者には知られているであろう。
【0030】
デバイス102は、近距離通信を可能にして、ISO/IEC 18092、ISO/IEC 14443、ISO/IEC 21481などの標準、ならびに当業者によって知られている他の標準に準拠する、近距離通信(NFC)インターフェース228をさらに含む。NFCインターフェース228は、たとえば、約2〜4センチメートルの範囲を有することができる。NFCインターフェース228との近距離通信は、NFCインタ−フェース228がNFCと連携するスマートタグと通信できるように、磁界誘導を経由して行うことができる。スマートタグは、たとえばNFCタグおよび無線周波数識別(RFID)タグを含む。このように、NFCインターフェース228は、スマートタグ120を含む消費者製品などの、物品124を識別するために使用されうる。
【0031】
次に図3を参照すると、いくつかの物品124に取り付けられた、埋め込まれた、または他の方法で関連付けられた例示的スマートタグ120が示されている。実施形態によれば、「情報タグ」または「タグ」としても知られるスマートタグ120は、記憶装置、およびアンテナに取り付けられた無線チップを有する。NFCおよびRFIDタグなどのスマートタグは、小型かつ安価で、異なる物品124に容易に組み入れられる。図示されるように、スマートタグ102は、ジャージ124a、シューズ124b、靴ひも124c、ショートパンツ124d、およびフットボール124eなどの物品124の適切な位置に、織り込まれるか、縫い付けられるか、糊付けされるか、編み込まれるか、貼り付けられるか、または他の方法で取り付けられる。シューズの場合、スマートタグ102は、舌革、中敷き、外底、ヒールカウンタ、および/または他の任意の適切な位置に組み入れることができる。さらに、たとえば、スマートタグ120は、物品124に取り付けられた、または他の方法で関連付けられた品質表示表に組み入れるか、取り付けることができる。これらは単なる例に過ぎず、スマートタグは、当業者によって知られている任意の方法によって、任意のタイプの物品124に取り付けることができることが理解されよう。
【0032】
実施形態によれば、スマートタグ120は受動的であり、電源を有さず、また必要としない。この場合、スマートタグ120は、スマートタグを読み取るデバイスから電力を取る。たとえば、図4に示されるように、ユーザは、電子デバイス102上のNFCアプリケーション400をアクティブ化する。いくつかの例では、電子デバイスのNFC機能をアクティブ化するために、ユーザは電子デバイス102の設定セクション内のNFC通信をアクティブ化する(たとえば、ブルートゥース(登録商標)機能と同様)。NFC通信および/またはNFCアプリケーション400をアクティブ化すると、デバイス102の内部のNFCチップ402に信号が送信される。電流がNFCチップ402を通過し、それによって電子デバイス102のNFCインターフェース228から磁場406が放出される。ユーザが電子デバイス102をスマートタグ120に近接して配置したときNFCインターフェース228から放出される磁場406が、スマートタグ120の内部の電流を誘導し、それによってスマートタグ120の内部の記憶装置および無線チップ416に電力を供給する。たとえば、スマートタグ120のコイル410(アンテナとして知られる)が磁場406を電流に変換し、チップ416に電力を供給して、スマートタグ120からデータを送信する電波420を放出させる。たとえば、スマートタグ120から放出された電波420は、電子デバイス102から放出された磁場406と相互作用して、電子デバイス102内のNFCチップ402が、チップ416から送信されているデータを電波420から取得する。実施形態によれば、スマートタグ120はNFCリベットなどのリベットでよい。たとえば、リベットは、シューズおよび衣料品などの既存の物品にリベット留めすることができるNFC受動ICおよびアンテナを有することができる。本明細書に記載されるように、いくつかの例では、ユーザは、その物品の特定のコンテンツを駆動するために、リベットが付いた物品の写真を撮ることができる。
【0033】
いくつかの実施形態では、記憶装置および無線チップ416から送信されたデータは、電子デバイス102に、特定のアプリケーションの起動、または特定のウェブページの取込みなどの特定の動作を実行させる命令を含む。他の実施形態では、記憶装置および無線チップ416が、物品識別子430を格納して電子デバイス102に送信し、電子デバイス102上で独自に実行しているアプリケーションが物品識別子430の処理方法を決定する。他の実施形態では、記憶装置および無線チップ416が、ウェブサイトアドレス、電子メールアドレス等を格納および送信する。いくつかの実施形態によれば、スマートタグは書込み可能である。たとえば、空白のスマートタグまたは既存のデータに、カスタマイズされたデータを書き込むことができる。さらに、実施形態によれば、タグ上のデータを操作できないように、スマートタグをロックまたは暗号化することができる。
【0034】
再び図1を参照すると、ネットワーク116は、イントラネット、インターネット、セルラーネットワーク、無線ローカルエリアネットワーク、ローカルエリアネットワーク、ワイドエリアネットワーク、無線データネットワーク、あるいは他の任意のこのようなネットワークまたはそれらの組合せを含めた任意の適切なネットワークを含みうる。このようなシステムに利用されるコンポーネントは、選択されたネットワークおよび/または環境のタイプに少なくとも部分的に依存しうる。このようなネットワークを介して通信するためのプロトコルおよびコンポーネントはよく知られており、本明細書では詳細に説明しない。ネットワークを介した通信は、有線または無線接続、およびそれらの組合せによって有効にされうる。
【0035】
図示された環境100は、少なくとも1つのサーバ122およびデータストア130を含む。連鎖されうる、または他の方法で構成されうる、および適切なデータストアからのデータの取得などのタスクを実行するために相互作用しうる、いくつかのサーバ(たとえば、アプリケーションサーバ、ウェブサーバ等)、レイヤ、あるいは他の要素、処理、またはコンポーネントがありうることが理解されよう。本明細書で使用されるように、「データストア」という用語は、データの格納、アクセス、および/または取込みができる、任意のデバイスまたはデバイスの組合せを指し、任意の標準的、分散型、またはクラスタ環境における、任意の組合せおよび数のデータサーバ、データベース、データ記憶装置、ならびにデータ記憶媒体を含みうる。
【0036】
実施形態によれば、サーバ122は、クライアントデバイス102の1つまたは複数のアプリケーションの態様を実行するために必要に応じてデータストアを組み入れるための任意の適切なハードウェアおよびソフトウェアを含むアプリケーションサーバであり、アプリケーションのデータアクセスおよびビジネスロジックの大部分を処理することもできる。たとえば、サーバ122は、データストア130と協働するアクセス制御サービスを提供し、ユーザに転送されるべきテキスト、グラフィック、オーディオ、および/またはビデオなどのコンテンツを生成することができるアプリケーションサーバでよく、HTML、XML、または他の適切な構造化言語の形式で、ウェブサーバによってクライアントデバイス102上のネイティブアプリケーションによりユーザに配信されてもよい。
【0037】
データストア130は、それに関連付けられるロジックを通じて、サーバ122から命令を受信して、それに応答してデータを取得、更新、または他の方法で処理するように動作可能である。一例では、ユーザは、特定の物品124に関連するデジタルコンテンツを求める要求を提出することができる。この場合、データストア130は、格納されたユーザ情報にアクセスしてユーザのアイデンティティを確認することができ、また、データストア130は、格納された情報にアクセスして物品124についての情報を取得することができる。次いで、情報がユーザに表示されうる。ユーザは、ユーザデバイス102上のネイティブアプリケーションを介して、またはユーザデバイス102上でブラウザを介してユーザが閲覧できるウェブページを介して、結果を見直すことができる。
【0038】
実施形態によれば、モバイルデバイスなどの電子デバイス102上のモバイルブラウザがコンテンツを求める要求をする時はいつでも、ブラウザはネイティブデバイスによって提供される情報を評価することができる。たとえば、モバイルブラウザおよび他のアプリケーション(デジタルコンテンツマネージャ510と通信するための、本明細書に記載のアプリケーションなど)は、ネイティブモバイルデバイスにプログラミングインターフェースを提供することができる。実施形態によれば、ブラウザクッキーおよびキャッシュなどの、電子デバイスにローカルに格納された情報は、ユーザに適用されるべきコンテンツを選択するために使用される。たとえば、ユーザの電子デバイスにローカルに格納された情報は、ユーザのタップ行動を反映することができる。この情報はウェブブラウザによって問い合わせることができ、問合せの結果は、所定のウェブアドレスURLをフェッチしている、および/または所定のHTMLコードをレンダリングしている。たとえば、ユーザが電子デバイスで物品をタップして、デバイスがローカル情報を提供しない場合(たとえば、これが第1タップである可能性がある)、電子デバイスのブラウザがデフォルトのモバイルウェブサイトをフェッチする。このウェブサイトは、今後のタップに使用されるために電子デバイスに格納される。
【0039】
次の物品をユーザがタップすると、ネットワークからデータがフェッチされる間、モバイルブラウザおよびユーザに何かをローカルに提示するために、格納されたウェブサイトがスプラッシュページとしてレンダリングされる。これにより、物品をタップすると消費者にフィードバックをすぐに与えることができ、消費者の体験が向上する。さらに、それぞれの位置で実現した電子デバイスに格納するべきローカルデータを使用して、宝探しや他のキャンペーンを実装することができる。したがって、ネットワークの接続性が良くないエリアの場合、情報がネイティブデバイスにローカルに格納されているので、ユーザは位置にチェックインできるようになる。場合によっては、ネットワーク接続が回復した場合、チェックインデータは後で遠隔サーバに送信されうる。
【0040】
サーバ122は、サーバの一般的な管理および運用のための実行可能プログラム命令を提供するオペレーティングシステムを含むことができ、また、サーバのプロセッサによって実行されたとき、サーバが意図する機能を実行できるようにする命令を格納するコンピュータ可読媒体をさらに含むことができる。オペレーティングシステム、およびサーバの一般的な機能にとって適切な実装形態は、知られているか市販されており、特に本明細書の開示に照らして、当業者によって容易に実装される。
【0041】
一実施形態における環境100は、1つまたは複数のコンピュータネットワークまたは直接接続を使用して、通信リンクを介して相互接続されるいくつかのコンピュータシステムおよびコンポーネントを利用する、分散コンピューティング環境である。しかし、当業者には、このようなシステムは、図1に示されるコンポーネントよりも少数またはより多数のコンポーネントを有するシステムにおいても等しく良好に動作できることが理解されよう。したがって、図1における環境100の描写は本質的に例示的なものと見なされるべきであり、本開示の範囲を限定するものと見なされるべきではない。
【0042】
図1の環境100は、図5のシステム500に示されるように、さらなるコンポーネントおよび/または他の構成を含みうる。この例では、システム500は、電子デバイスに特定の物品124に関連するデジタルコンテンツを提供するために、電子デバイスからの要求に応答するデジタル体験マネージャ510を含む。いくつかの実施形態では、デジタル体験マネージャ510は、サーバ122上で実行されるアプリケーションである。デジタル体験マネージャ510は、ウェブブラウザウインドウを介するなど、電子デバイス102を使用して起動、閲覧、および/または制御されうる。
【0043】
図1に示されるように、ユーザ110は、たとえば、電子デバイス102を使用して物品124のスマートタグ120をスキャンして、電子デバイス102に物品124に関連するデジタルコンテンツを提供するために、デジタル体験マネージャ510に要求を送信する。図示された実施形態によれば、デジタル体験マネージャ510は、アプリケーションダウンロードモジュール514、インストアコンテンツモジュール518、仮想値札モジュール522、登録モジュール526、登録済み所有者モジュール530、未登録ユーザモジュール534、チェックインモジュール532、ロック&キーモジュール538、およびタイムラインモジュール542を含む。デジタル体験マネージャ510は、アプリケーションデータストア554、物品情報データストア560、ユーザ情報データストア564、登録データストア568、デジタルコンテンツデータストア572、チェックイン情報データストア576、および便益情報データストア580に、データを読み出す、および/または書き込む。データストア554、560、564、568、572、576、および580は、本発明の実施形態に応じて、デジタル体験マネージャ510の一部として実装されてもよく、デジタル体験マネージャ510とは別に実装されてもよい。
【0044】
アプリケーション情報554は、たとえば、ユーザの電子デバイスにダウンロードするために利用可能な、またユーザがデジタル体験マネージャ510と対話できるようにする、アプリケーションを含みうる。たとえば、アプリケーション情報554は、インストアコンテンツモジュール518と相互作用して、買い物の間にユーザによって識別された物品に関するデジタルコンテンツをユーザに提供するアプリケーションを含みうる。また、たとえば、アプリケーション情報554は、仮想値札モジュール522と対話して、ユーザが実店舗で買い物をしている間にユーザの電子デバイスに物品の価格を送信するアプリケーションを含みうる。これらは、アプリケーション情報554内にあってよいアプリケーションの例示的な実例に過ぎず、他のアプリケーションが提供されうることが理解されよう。このようなアプリケーションは、とりわけ登録モジュール526、登録済み所有者モジュール530、未登録ユーザモジュール534、ロック&キーモジュール538、タイムラインモジュール542と相互作用することができる。モジュール514、518、522、526、530、534、532、538、および542のうちのいくつかまたは全てと相互作用するために、1つまたは複数のアプリケーションが提供されうることが理解されよう。
【0045】
物品情報560は、たとえば、物品識別子の表および対応する物品説明、価格、型番/型名、サイズ、色、デジタルコンテンツ572内の関連するデジタルコンテンツへのリンク/参照、登録済み所有者の識別子、およびユーザ情報564内の登録済み所有者のユーザアカウントへのリンク/参照を含みうる。また、物品情報560は、物品のデザイン、製造、および配送についての情報を含みうる。また、物品情報560は、前記物品を使用するスポーツ選手、スポーツクラブやチームの名前、統計値、および他の情報、ならびにスポーツイベントにおける前記物品の使用についての情報(たとえば、フットボールが有名な試合で使用された)を含みうる。
【0046】
ユーザ情報564は、たとえば、(1)年齢、性別、収入、現在の位置情報(たとえば、都市、地域、住所)、電話番号、電子メールアドレス、関心、ソーシャルネットワークメンバーシップ、好きな大学および職業スポーツクラブやチーム、および同等物などの、ユーザについての個人情報、(2)ユーザによって以前に購入された物品124を識別するユーザ購入履歴、物品124に支払われた価格、およびどの商店主からその物品を購入したか、(3)推薦を行った相手のアイデンティティ、推薦された物品124、推薦の日付、および推薦が実際の購入にコンバージョンされたかどうかを含む、ユーザによって行われた推薦履歴を含みうる。いくつかの例では、推薦は、ソーシャルネットワークおよび/またはソーシャルメディア、ブログコメントおよびエントリ、ならびに他の電子通信を介してユーザによって行われる。また、たとえば、製品の推薦は、ユーザは電子デバイス102を使用して物品124のスマートタグ120を「タップ」して、それによって電子デバイス上のアプリケーションに物品124を推薦させることができる。
【0047】
また、ユーザ情報564は、さらなる例として、(4)ユーザの電子デバイス上で実行しているスポーツトレーニングアプリケーションによって生成および使用されるデータなどのスポーツトレーニングデータを含みうる。前記スポーツトレーニングデータは、たとえば、ジョギングルートおよびタイム、特定のエクササイズおよびユーザがそれらのエクササイズを実行する時間の表示、メモ、フィットネスの目標、フィットネスの達成度、ならびに心拍数、消費カロリー、最大酸素摂取量などの生理学的データを含みうる。特に、いくつかの実施形態によれば、スポーツトレーニングデータ(ワークアウトデータとして知られる)は、登録済み物品を使用または着用した走行距離、ワークアウトの時間数、スポーツ衣料品またはスポーツ用器材に分類されるユーザが登録した物品124の数、トロフィ、バッジ、賞、証明書などを含む実績の種類および数を含みうる。
【0048】
ユーザ情報564は、様々なメカニズムを通じて取得することができる。ユーザは、ウェブサイトアプリケーションを通じてユーザ情報を明確に入力および提供することができる。たとえば、ウェブサイトまたはアプリケーションによって、ユーザが、ユーザ情報データストア564に組み込まれるユーザプロファイルまたはアカウントを作成および管理できるようになる。ユーザ情報は、記録された履歴購入(オンラインおよびオフライン)のデータベース、ユーザのインターネット検索履歴、ユーザのデモグラフィック情報、ソーシャルグラフ(たとえば、友人、親族、同僚などのネットワーク)、および同等物から取得することができる。
【0049】
登録情報568は、どの物品がどのユーザに登録されたかを表示することができる。たとえば、登録情報は、物品識別子の表、および物品の登録済み所有者の対応するユーザ識別子を含みうる。登録情報は、物品情報および/またはユーザ情報に含まれうることが理解されよう。
【0050】
デジタルコンテンツ572は、たとえば、テキスト、画像、ビデオコンテンツ、アニメーションコンテンツ、ゲーム、およびウェブサイトへのリンクを含むことができ、それらのいずれも物品124についての情報を含みうる。いくつかの実施形態によれば、物品124に関連付けられるエンティティ(たとえば、メーカー、商店主、小売業者、ベンダー、広告主など)は、デジタルコンテンツの一部として、物品についての情報、ならびにブランドイメージ、ロゴ、広告コンテンツ、および販売促進用コンテンツを提供することができる。たとえば、エンティティは、関連する製品、最もよく売れている物品、最新の物品、特定の価格範囲内の物品、特定の地理的位置または市場で人気のある物品についての情報、ならびに物品124を補完する製品についての情報を提供することができる。たとえば、ユーザが特定のバスケットボールシューズに興味がある場合、エンティティは、バスケットボールショートパンツ、ジャージ、汗止めバンド、バスケットボール、および同等物などの、バスケットボールシューズを補完する製品についてのデジタルコンテンツを提供することができる。
【0051】
チェックイン情報576は、たとえば、ユーザが物品124を使用したと決定された位置、ならびに時間および正確な使用位置などの対応する情報を含みうる。たとえば、使用位置はGPS位置、住所、都市、州、地域、および/または国でよい。また、使用位置は、レストラン、スポーツイベント、会場などの、物品がチェックインされた企業の名前または他の識別情報でよい。チェックイン情報は、物品がチェックインされたインスタンスの物品識別子の表および対応する時間、位置、ならびに/またはユーザデータを含みうる。チェックイン情報は、物品情報560および/またはユーザ情報564に含まれうることが理解されよう。
【0052】
便益情報580は、たとえば、受ける資格のあるユーザにとって利用可能な便益についての情報を含みうる。たとえば、便益は、テキストメッセージ、電子メール、またはプッシュメッセージを介して電子デバイスに直接配信されるサービスおよび/またはデジタルコンテンツでよい。便益は、小売店に入店したときの販売員への迅速なアクセス、スポーツイベント、コンサート、または他のイベントへのアクセス、イベントでのエクスプレスラインまたは別の入場口へのアクセス、製品割引等の販売促進用価格などを含みうる。また、便益は専用デジタルコンテンツへのアクセスを含みうる。
【0053】
ある実施形態によれば、アプリケーションダウンロードモジュール514は、アプリケーション情報554から電子デバイス102にアプリケーションをダウンロードして、ユーザ110が電子デバイス102を使用してデジタル体験マネージャ510と相互作用できるようにする。たとえば、アプリケーションダウンロードモジュール514はアプリケーション情報554から、セール中の物品についての情報を提供するインストアショッピングアプリケーションをダウンロードして、ユーザが製品についての情報を取得して閲覧できるようにすることができる。他の例示的アプリケーションは、本明細書に記載されている。
【0054】
図6は、ある実施形態による、デジタルコンテンツを要求して表示するためにどのアプリケーションを使用するべきかを決定して、そのアプリケーションがまだインストールされていない場合、そのアプリケーションを電子デバイスにダウンロードおよびインストールする例示的処理600を示している。処理600のうちのいくつかまたは全て(あるいは、本明細書に記載の他の任意の処理、または変形形態、および/またはそれらの組合せ)は、実行可能命令で構成される1つまたは複数のコンピュータシステムの制御下で実行されて、ハードウェアによって、またはそれらの組合せによって、1つまたは複数のプロセッサ上で集合的に実行するコード(たとえば、実行可能命令、1つまたは複数のコンピュータプログラム、あるいは1つまたは複数のアプリケーション)として実装されうる。コードは、たとえば、1つまたは複数のプロセッサによって実行可能な複数の命令を備えるコンピュータプログラムの形式で、コンピュータ可読記憶媒体に格納することができる。コンピュータ可読記憶媒体は、非一時的記憶媒体でよい。1つまたは複数のコンピュータシステムは、例として、図5に関連して上述したデジタル体験マネージャ510を集合的に実装する、図1の環境100における1つまたは複数のコンピュータシステムでよい。
【0055】
ブロック604に示されるように、処理600は、一般的に、誰かが、一般的にはユーザ110が、一般的にユーザ110が買い物をしている店舗内で販売されている物品124に関連付けられるスマートタグをスキャンすると開始する。ブロック608で、電子デバイス102が、スマートタグ120から受信したデータを処理する。
【0056】
いくつかの実施形態では、スマートタグ120からのデータは、電子デバイス102によって処理されたとき、電子デバイス102に物品124に関連するデジタルコンテンツを表示するアプリケーションを実行させる。たとえば、スマートタグ120から受信されたデータの処理は、電子デバイス102に、スマートタグ120からのデータ内で指定されたウェブページをウェブサーバから取り込むウェブブラウザを実行させる。この例では、スマートタグ120からのデータが、電子デバイスのウェブブラウザを特定のウェブページに導いて、物品に関連するデジタルコンテンツを提供する。いくつかの例では、ウェブブラウザは、多くの電子デバイスにプリインストールされている標準のウェブブラウザである。例示的な実例によれば、動作中、ユーザ110は、電子デバイス102を使用して、シューズなどの物品124のスマートタグ120を「タップ」または「スキャン」する。スマートタグ120に保存された命令が、電子デバイス102にウェブブラウザを開かせて、物品についての情報(価格、名称、画像、テキスト、ビデオなど)があるウェブサイトにアクセスさせる。場合によっては、たとえば、スマートタグ120がスキャンされるたびに、電子デバイスに、たとえばウェブブラウザなどに保存されたクッキーが、異なる特定のコンテンツを表示する特定のウェブページをウェブブラウザに開かせる。いくつかの例によれば、表示されるウェブページまたはウェブサイトは、タップの位置、時間、曜日、実行されるマーケティングキャンペーン、以前のタップ位置、友人による他のタップによって影響を受ける場合がある。
【0057】
スマートタグをスキャンして、物品に関連するデジタルコンテンツを表示すると、電子デバイスによって、ウェブブラウザ以外のアプリケーションを起動する、開く、および/または実行することができることが理解されよう。たとえば、物品のメーカーまたは小売業者は、電子デバイス102にダウンロードするために、スキャンされた物品についてのデジタルコンテンツをユーザ110が閲覧することを可能にするアプリケーションを利用可能にすることができる。このようなアプリケーションの例示的スクリーンショットは、図9A図9Dおよび図13に示されており、対応する説明はそれらの図を参照して提供される。
【0058】
他の実施形態では、スマートタグ120からのデータは、電子デバイス102によって処理されたとき、電子デバイス102に、物品のユーザの体験を向上させるために物品124とともに使用されうるアプリケーションを実行させる。たとえば、物品124がジョギングシューズの場合、アプリケーションは、ユーザの距離、ジョギングルート、心拍数、消費カロリーなどを追跡するジョギングアプリケーションでよい。このようなアプリケーションの例には、adidas(登録商標)によって提供されるmiCoach(登録商標)アプリケーションがある。このようなアプリケーションの例示的スクリーンショットは図20A図20E図25、および図28に示されており、対応する説明はそれらの図を参照して提供される。
【0059】
ブロック612で、スマートタグのデータによって指定されたアプリケーションがすでに電子デバイス102にインストールされている場合、処理600はブロック616に進み、電子デバイスが、アプリケーションを起動する、開く、切り替える、または他の方法で実行する(たとえば、アプリケーションはデバイス上ですでに開いているウェブブラウザでよく、スマートタグからのデータがウェブブラウザに特定のウェブページまたはウェブサイトにアクセスさせる)。しかし、ブロック612で、スマートタグからのデータによって指定されたアプリケーションがまだ電子デバイスにインストールされていない場合、処理600はブロック620に進み、スマートタグ120からのデータが電子デバイス102に、デジタル体験マネージャ510のアプリケーションダウンロードモジュール514へダウンロード要求を送信させる。ダウンロード要求は、適切なアプリケーションを識別するスマートタグから取得した情報を含む(たとえば、アプリケーションは物品の小売業者またはメーカーによって提供されてよい)。
【0060】
ブロック624で、ダウンロード要求に応答して、デジタル体験マネージャ510のアプリケーションダウンロードモジュール514が電子デバイス102に、アプリケーションをダウンロードするためのリンクを送信する。ブロック630で、ユーザ110がアプリケーションのダウンロードを望んでいるかどうかを確認するために、電子デバイス102がユーザ110に尋ねる。ブロック630で、アプリケーションはユーザからの承認を要求せずに自動的にダウンロードされることが理解されよう。ユーザが確認しない場合、決定ブロック634で処理600は終了する。しかし、ユーザが確認すると、ブロック640でアプリケーションが電子デバイスにダウンロードされて、ブロック616で電子デバイス102がアプリケーションを起動する。
【0061】
再び図5を参照すると、インストアコンテンツモジュール518が、ユーザ110のユーザデバイス102から、販売のために提供されている1つまたは複数の物品124に関連するデジタルコンテンツを提供する要求を受信して、ユーザ110に送信するべきデジタルコンテンツを選択して、選択されたデジタルコンテンツを送信する。図7は、少なくとも1つの実施形態による、ユーザがインストアコンテンツモジュール518に販売のために提供されている物品についての情報を照会すると、ユーザが買い物をすることができる、例示的小売店700の概略図を提供する。本明細書では、小売店700は、インストアコンテンツモジュール518、およびデジタル体験マネージャ510の他のコンポーネントの動作を説明するために記述されていることが理解されよう。したがって、小売店700の記述は、本明細書に記載の様々な発明の実施形態を限定することを意図するものではない。
【0062】
物品124は、小売店700で販売のために提供されているスポーツ衣料品およびスポーツ用器材の様々な物品を表し、ランニングセクション712、テニスセクション716、フットボールセクション720、野球セクション724、およびバスケットボールセクション730を含むいくつかのセクションに分類される。ランニングに関連する物品124はランニングセクションに提示され、テニスに関連する物品124はテニスセクション716に提示され、以下同様である。例を挙げると、フットボールセクション720に提示される物品124は、図3のジャージ124a、シューズ124b、靴ひも124c、ショートパンツ124d、およびフットボール124eを含みうる。スマートタグ120はそれぞれの物品124に関連付けられており、たとえばそれぞれの物品に特有の物品識別子430を格納する。デジタル体験マネージャ510と通信できるスマートタグリーダー756は、販売時点情報管理(POS)端末746および出入口750で提供される。たとえば、出入口750で提供されるスマートタグリーダー756は、小売店700に出入りする際にユーザが踏むフロアマット760に埋め込まれるか、他の方法でフロアマット760に関連付けられる。スマートタグリーダー756は、ユーザがフロアマット760を歩いて渡ると、シューズなどのユーザ物品に関連付けられるスマートタグを読み取ることができる。この場合、以下でより詳細に説明するように、ユーザが物品を着用する、持ち運ぶ、またはその他の方法で出入口750を介して小売店700の中および/または外に移動させると、フロアマット760のスマートタグリーダー756が、「チェックイン」情報とともに物品識別子430をデジタル体験マネージャ510に送信する。また、たとえば、物品124が購入された場合、たとえば物品がユーザによって購入されたという表示とともに、物品124の物品識別子430をデジタル体験デバイス510に送信することによって、POS端末746で提供されたスマートタグリーダー756がデジタル体験デバイス510に通知する。実施形態によれば、スマートタグライター764は、出入口750の近くに配置されうる。また、いくつかの例では、スマートタグライター764はフロアマット760に埋め込まれるか、他の方法でフロアマットに関連付けられる。スマートタグライター764は、スマートタグに情報を書き込むことができる。たとえば、スマートタグ120を埋め込んだシューズ124を履いたユーザ110がフロアマット760のうちの1つを踏むと、スマートタグライター764は、スマートタグ120に、時間および位置、たとえば地理的位置(geo-location)、店舗識別子、会場識別子等を示す情報を書き込む。この情報は、たとえば、チェックイン情報としてスマートタグ120に格納され、後に便益のロックを解除するために使用されうる(図21図22参照)。この情報は、スマートタグ120に関連付けられる情報を格納するサーバに書き込むことができる(たとえば、情報が、スマートタグ120の物品識別子に関連付けられるサーバまたはクライアントコンピュータによって保存される)ことが理解されよう。また、スマートタグライター764およびスマートタグリーダー756は同じデバイスでよいことが理解されよう。
【0063】
図8は、物品に関連するデジタルコンテンツを取得する要求を作成して送信する、例示的処理800を示す流れ図を提供する。804で示されるように、処理800は一般的に、ユーザが電子デバイスに、ユーザがデジタルコンテンツを受信したい物品のスマートタグを「スキャン」させると開始する。たとえば、スマートタグをスキャンするために、ユーザ110は、NFCインターフェースがまだアクティブではない場合、電子デバイス102のNFCインターフェース228をアクティブ化して、NFCインターフェース228を物品124のスマートタグ120に近接して配置する。スキャンの間、電子デバイス102は、スマートタグ120から物品124に関連付けられる物品識別子430を取得する。電子デバイス102は、どのアプリケーションを起動するべきかに関連する命令などの、さらなる情報を取得することができる。アプリケーションは、ウェブブラウザでもよく、スマートタグをスキャンして物品に関連するデジタルコンテンツを取得するために特別に設計されたアプリケーションでもよく、NFCインターフェースを操作するための汎用アプリケーションなどでもよいことが理解されよう。808で、電子デバイスが適切なアプリケーションを起動するか、適切なアプリケーションをダウンロードするようにユーザを促す(図6参照)。上述のように、電子デバイス102は、スマートタグから命令コードを受信すると、適切なアプリケーションを自動的に起動するか、デジタル体験マネージャ510のアプリケーションダウンロードモジュール514に適切なダウンロード要求を送信する。
【0064】
810で、一旦電子デバイス上でアプリケーションが起動されると、アプリケーションがオプションのメニューをユーザに表示する。図示されるように、808でアプリケーションが起動すると、処理800は822に直接進み、価格、ビデオ、画像などの、物品に関連するデジタルコンテンツを自動的に取得する要求が送信されることが理解されよう。814で、ユーザが、物品に関連するデジタルコンテンツを取得するオプションをメニューから選択する。図9Aは、「情報取得(get info)」オプション908を含む、オプションのメニューの例示的スクリーンショット904を提供する。818で、ユーザの選択に応答して、電子デバイス102が、物品に関連するデジタルコンテンツを提供する要求を作成する。要求は、物品に関連付けられるスマートタグ120から取得された物品識別子を含む。また、暗黙的または明示的な要求は、ユーザのユーザ識別子を含みうることが理解されよう。822で、電子デバイスが要求をデジタル体験マネージャ510に送信する。
【0065】
図10は、デジタル体験マネージャ510がユーザの要求に応答してデジタルコンテンツをユーザの電子デバイスに配信する、例示的処理1000を示す流れ図を提供する。ブロック1004で、デジタルコンテンツを提供する要求が受信される。要求はユーザによって明示的に要求されてもよく、ユーザによる明示的な要求なしに自動的に要求されてもよい。1008で、インストアコンテンツモジュール518が、物品情報およびデジタルコンテンツデータストア560、572を検索して、物品に関連するデジタルコンテンツを識別する。それを行うために、たとえば、インストアコンテンツモジュール518は、要求に含まれる物品識別子に関連付けられる全てのデジタルコンテンツを識別する。1012で、インストアコンテンツモジュール518が、識別されたデジタルコンテンツのサブセットを選択して、ユーザに提供する。
【0066】
図11は、デジタル体験マネージャ510が識別された情報のサブセットを選択してユーザに提供する、例示的処理1100を示す流れ図を提供する。処理1100は、一般的に、ユーザの地理的位置が決定される1104から開始される。実施形態によれば、地理的位置は、電子デバイスから受信した要求内で提供される。たとえば、要求を作成したアプリケーションが、電子デバイスのGPS受信機から地理的位置データを取得して、地理的位置データを要求に含める。他の例では、電子デバイスから受信した要求は、電子デバイスの言語、国、地域、都市、タイムゾーン設定を含み(たとえば、要求のヘッダに)、ユーザの地理的位置はその情報から推測される。他の例では、ユーザの地理的位置は、電子デバイスからの要求に含まれるセルタワーおよびWiFi位置データに基づいて決定される。インストアコンテンツモジュール518が、識別されたデジタルコンテンツとユーザの地理的位置との関連性を評価することによって、識別されたデジタルコンテンツのうちのいずれがユーザの地理的位置に関連するかを決定する。たとえば、インストアコンテンツモジュール518が、ユーザの地理的位置において話されている言語が、デジタルコンテンツが提示される言語と一致するかどうかを評価する。また、たとえば、インストアコンテンツモジュール518が、識別されたデジタルコンテンツの主題の地理的位置における人気を評価する。識別されたデジタルコンテンツの主題はスポーツ、スポーツイベント、チーム、会場、衣類、衣料品のタイプ、衣料品のスタイル、および衣料品のブランドでよい。
【0067】
実施形態によれば、電子デバイス102のユーザ110に提示されるコンテンツの言語は、電子デバイス102の言語設定と一致する。したがって、ユーザがどの国にいるかに関わらず、ユーザが物品124を「タップ」すると、ユーザの電子デバイス102の言語設定と一致する言語でコンテンツが提示される。たとえば、たとえスペインでの休暇中にデジタルコンテンツを要求するためにドイツ人ユーザが物品を「タップ」しても、電子デバイスの言語設定がドイツ語であるドイツ人ユーザにはドイツ語のコンテンツが提示される。したがって、物品124に関連するデジタルコンテンツを取得するためにユーザが電子デバイス102を使用する時にどこにいるかに関わらず、ドイツ人ユーザはドイツ語のコンテンツを提示される。ある実施形態によれば、ドイツ人ユーザが物品124をタップして、彼の電子デバイス102がデジタルコンテンツを求める要求をサーバ122に送信する時、その要求は電子デバイスの言語設定を含む。要求に応答して、サーバ122は、電子デバイスの言語設定と一致する言語で提示されるコンテンツを選択する。母国設定、居住都市設定、ウェブブラウザバージョン、デバイス識別子などの、言語設定以外のデータを使用することができることが理解されよう。
【0068】
1108で、店舗内のユーザおよび/または物品124の位置が決定される。たとえば、図7の小売店700を参照すると、インストアコンテンツモジュール518が、ユーザおよび/または物品がセクション712、716、720、724、または730に配置されているかどうかを決定する。いくつかの例によれば、インストアコンテンツモジュール518は、図7の概略図と類似した店舗内地図にアクセスすることができ、地図は物品識別子に基づいて店舗内の物品の位置を詳細に説明する。たとえば、物品識別子の範囲が、店舗の異なる位置にグループ化される。したがって、地図および物品識別子を使用して、店舗内のユーザの位置を決定することができる。さらに、ユーザの位置を決定するために、ユーザの地理的位置を地図に照らして相互参照することができる。上述のように、地理的位置は、電子デバイスのGPS受信機から、あるいはセルタワーまたはWiFi位置データから取得した情報に基づいて決定することができる。他の例によれば、店舗内のユーザの位置は、物品が属する製品カテゴリに基づいて決定される。たとえば、物品がバスケットボールの場合、ユーザは店舗のバスケットボールセクションにいると決定される。インストアコンテンツモジュール518は、識別されたデジタルコンテンツとユーザの位置との関連性を評価することによって、識別されたデジタルコンテンツのうちのいずれが、店舗内のユーザの位置に関連するかを決定する。たとえば、ユーザが店舗のテニスセクションにいる場合、インストアコンテンツモジュール518は、識別されたデジタルコンテンツのうちのいずれがテニスに関連するかを識別する。
【0069】
たとえば、サッカー製品を見ている店舗内のユーザがサッカーブーツ上の電子デバイスをタップすると、彼は、サッカーのディスプレイバックグラウンド、おそらく特定のサッカーコマーシャル、および有名なサッカー選手からの製品についてのメッセージとともに、所望のサッカーブーツについての情報を受信する。この体験によって、ユーザは、ある種の疑似サッカー世界にいるような気持ちになるに違いない。ユーザが店舗内のバスケットボールエリアやランニングエリアにいるときにも同じことが当てはまる。店舗内のそれぞれのエリア内で、およびタップしたスポーツ製品ごとに、ユーザは製品についての要求に合った情報を受信する。
【0070】
1112で、ユーザが要求を送信した時間が決定される。たとえば、時間は要求が受信された時間に基づいて決定することができる。他の例では、要求の時間は、要求のヘッダ内などの要求自体に含まれる。時間は、時刻、週の時間、月の時間、年の時間、および/またはカレンダの季節でもよい。たとえば、時間がユーザの地理的位置で人気のあるスポーツイベントと一致する場合、インストアコンテンツモジュール518は、識別されたデジタルコンテンツのうちのいずれがそのスポーツイベントに関連するかを識別する。他の例では、小売店は、物品が特別価格で販売のために提供される「ハッピーアワー」を有することができる。この例では、時間がこれらの「ハッピーアワー」のうちの1つと一致する場合、インストアコンテンツモジュール518は、デジタルコンテンツのうちのいずれがそのハッピーアワーにふさわしいかを識別して、任意で、デジタルコンテンツに含まれる任意の物品に割引価格を提供する。
【0071】
1116で、ユーザプロファイルデータなどのユーザについてのユーザ情報が、ユーザ情報データストア564から取得される。たとえば、ユーザ情報は、ユーザの住所、過去にユーザによって行われた関連購入の数、ユーザが行った関連製品の推薦の数、およびそれらの製品推薦がユーザまたは他の人による製品購入にコンバージョンされた回数を含む。他の任意の有益なユーザデータを、ユーザ情報データベース564から取得することができる。インストアコンテンツモジュール518は、識別されたデジタルコンテンツのうちのいずれがユーザプロファイルデータに関連するかを決定する。たとえば、インストアコンテンツモジュール518は、ユーザの居住地で人気のあるプロスポーツチーム、ユーザの以前の購入、ユーザが以前推薦した物品、および/またはユーザの推薦で他の人によって購入された物品に関連するデジタルコンテンツを識別する。
【0072】
1120で、ユーザによる設定および承認に応じて、電子デバイスから受信された要求から、ユーザのオンライン閲覧履歴についての情報を含むウェブクッキーおよび/またはブラウザキャッシュが取得される。インストアコンテンツモジュール518は、識別されたデジタルコンテンツのうちのいずれがユーザの閲覧履歴に関連するかを識別する。
【0073】
1124で、ユーザに送信するべきデジタルコンテンツのサブセットを選択するために、1008で物品124に関連すると識別されたデジタルコンテンツが、1104、1108、1112、1116、1120、および/または1124で決定および/または取得された情報に対して評価される。上述のように、デジタルコンテンツは、たとえば、テキスト、画像、ビデオコンテンツ、アニメーションコンテンツ、ゲーム、およびウェブサイトへのリンクを含むことができ、それらのいずれも物品124についての情報を含みうる。実施形態によれば、ユーザからの設定および許可に応じて、1008で識別されたデジタルコンテンツから、インストアコンテンツモジュール518は、ユーザに地理的位置および店舗内の位置、要求の時間、ユーザのプロファイルデータ、ならびに/またはユーザのオンライン閲覧履歴に関連するデジタルコンテンツのサブセットを識別する。
【0074】
再び図10を参照すると、1016で、識別されたデジタルコンテンツのサブセットを選択した後、インストアコンテンツモジュール518が、そのサブセットをユーザの電子デバイスに送信または提示する。図9B図9Cは、電子デバイス上に提示されるような、識別されたデジタルコンテンツのサブセットの例示的スクリーンショットを提供する。図9Bのスクリーンショット912に示されるように、デジタルコンテンツは、物品の説明、ユーザが関心を持っていると思われる推奨物品、物品が製造された方法のビデオを閲覧するためのリンク、ならびに物品に関連する最新のニュースおよびイベントを含む。また、スクリーンショット912は、「次のページ」ボタン920を含む。ユーザはボタン920を選択して、物品に関連するさらなるコンテンツを受信することができる。たとえば、ユーザがスクリーンショット912のボタン920を選択すると、図9Cのスクリーンショット913が提供される。スクリーンショット913に示されるように、デジタルコンテンツは、物品の価格、物品についての友人および他人の意見をユーザが見ることができるソーシャルネットワーク/ソーシャルメディアへのリンク、ならびに物品のバックストーリーについてのビデオへのリンクも含むことができる。図9Dのスクリーンショット914に示されるように、デジタルコンテンツは、在庫されている物品の数、および入手可能な色、サイズ、注釈などを見るためのリンクも含むことができる。リンクを提供するよりも、実際の在庫、ならびに入手可能な色、サイズ、および注釈をユーザに直接提供できることが理解されよう。
【0075】
図9Dに示されるように、ユーザは「購入」ボタン924も提示されうる。これによって、ユーザは電子デバイスを使用して物品を購入することができるようになり、販売時点情報管理端末に並んで待つ必要がなくなる。いくつかの実施形態では、ユーザ情報564は、ユーザのクレジットカード情報、ならびに/または他の支払いおよび請求情報を含む。「購入」ボタン924を選択すると、電子デバイスは、購入要求を作成して、デジタル体験マネージャ510に送信する。購入要求は、物品識別子およびユーザ識別子を含む。デジタル体験マネージャ510は、物品識別子を使用して物品情報560から価格情報を取得して、ユーザ識別子を使用してユーザのクレジットカード情報、ならびに/または他の支払いおよび請求情報形式ユーザ情報564を取得する。次いで、デジタル体験マネージャ510は、取得した情報を使用して、購入取引を処理する。ユーザは、ユーザが店舗を出るために使用することができる確認コードを提供されうる。たとえば、確認コードは、ユーザが店舗を出る際に店舗が「スキャン」することができる、ユーザのモバイルデバイスに表示されたバーコードでよい。また、たとえば、デジタル体験マネージャ510は、物品情報560を更新して、物品が購入されたことを示す。したがって、店舗を出ると、店舗が物品のスマートタグをスキャンして、その物品が購入されたという通知を受信することができる。
【0076】
図12図15を参照すると、デジタル体験マネージャ510の仮想値札モジュール522によって提供される「仮想値札」機能が説明される。実施形態によれば、ユーザは販売のために提供されている物品をスキャンして、手動または自動で、物品の価格がユーザの電子デバイス上に表示されるように要求することができ、価格はユーザについての情報に基づいて調整される。
【0077】
図12Aは、物品の仮想価格を取得する要求を作成して送信する例示的処理1200を示す流れ図を提供する。1204に示されるように、処理1200は、一般的に、ユーザが電子デバイス102に、ユーザが仮想価格を受信したい物品124のスマートタグ120を「スキャン」させると開始する。スキャンの間、電子デバイス102は、スマートタグ120から物品124に関連付けられる物品識別子430を取得する。電子デバイス102は、どのアプリケーションを起動するかに関する命令(たとえば、アプリケーションは、電子デバイスにすでにインストールされたウェブブラウザでよい)などの、さらなる情報を取得することができる。1208で、電子デバイスが、適切なアプリケーションを起動する、開く、切り替える、または他の方法でアクティブ化するか、アプリケーションがまだインストールされていない場合、適切なアプリケーションをダウンロードするようにユーザを促す(図6参照)。上述のように、電子デバイス102は、スマートタグから命令コードを受信すると、適切なアプリケーションを自動的に起動するか、デジタル体験マネージャ510のアプリケーションダウンロードモジュール514に適切なダウンロード要求を送信する。
【0078】
1212で、一旦電子デバイス上でアプリケーションが起動されると、アプリケーションがオプションのメニューをユーザに表示する。1216で、ユーザが、物品の仮想値札を取得するオプションをメニューから選択する。図13は、「価格を取得する(get price)」オプション1308を含む、オプションのメニューの例示的スクリーンショット1304を提供する。1220で、ユーザの選択に応答して、電子デバイス102が、物品の価格を提供する要求を作成する。要求は、物品に関連付けられるスマートタグ120から取得された物品識別子を含む。また、要求は、ユーザのユーザ識別子を含むことができることが理解されよう。1224で、電子デバイスは要求をデジタル体験マネージャ510に送信する。
【0079】
図12Bは、物品の仮想価格を取得する要求を作成して送信する他の例示的処理1228を示す流れ図を提供する。1204に示されるように、処理1200は、一般的に、ユーザが電子デバイス102に、ユーザが仮想価格を受信したい物品124のスマートタグ120を「スキャン」させると開始する。スキャンの間、電子デバイス102が、スマートタグ120から物品124に関連付けられる物品識別子430を取得する。1230で、スマートタグ120のスキャンに応答して、電子デバイス102が、物品の仮想値札を取得する要求(たとえば、http要求)を送信するウェブブラウザまたはアプリケーションを起動する。たとえば、ウェブブラウザは、物品124の仮想値札を提供するウェブページをウェブサーバから要求する。1234で、取得された仮想値札が、ウェブブラウザまたはアプリケーションを介して自動的に表示される。たとえば、仮想値札を有する要求ウェブページがウェブブラウザに表示される。
【0080】
図14は、デジタル体験マネージャ510が、ユーザの要求に応答して、物品の価格をユーザの電子デバイスに配信する、例示的処理1400を示す流れ図を提供する。ブロック1404で、物品の価格を提供する要求が受信される。1408で、仮想値札モジュール522が物品情報データストア560を検索して、物品の価格情報を識別する。それを行うために、たとえば、仮想値札モジュール522が物品の表示された小売価格を識別する。1412で、仮想値札モジュール522が、ユーザについての情報に少なくとも部分的に基づいて、表示された小売価格をユーザのために調整する。
【0081】
図15は、デジタル体験マネージャ510が物品の価格を調整する、例示的処理1500を示す流れ図を提供する。たとえば、そのユーザが、関連物品を購入したり、他のユーザが関連物品を購入するように推薦したりする上顧客である場合、価格を下げることができる。実施形態によれば、仮想値札モジュール522は、物品の価格を調整する際に、ユーザ情報データストア564内のユーザについての情報を見直す。たとえば、ユーザ情報データストア564は、ユーザの購入履歴、ユーザが他のユーザに購入推薦を行った履歴、およびユーザの購入推薦が実際の購入にコンバージョンされた頻度に関する情報を含む、ユーザのユーザプロファイルを含む。
【0082】
1504で、処理1500は、一般的に、ユーザの購入履歴を見直すことから開始される。それを行うために、たとえば、仮想値札モジュール522は、ユーザ情報データストア564内のユーザのユーザプロファイルデータにアクセスして、ユーザによって以前に購入された関連物品の数を決定する。また、たとえば、仮想値札モジュール522は、仮想値札を要求するために使用されたユーザのウェブブラウザおよび/または電子デバイス102に関連付けられるクッキーまたはブラウザキャッシュ等からユーザの購入履歴を取得する。さらに、たとえば、ユーザは、値札を求める要求内に購入履歴を含めることなどによって、ユーザの購入履歴を手動でデジタルコンテンツマネージャ510に提供することができる。たとえば、ユーザが特定のメーカー、ブランド、小売業者等に関連付けられる物品を頻繁に購入している場合、仮想値札モジュール522は、それにしたがって物品の表示された小売価格を下げる。また、たとえば、ユーザが、特定のメーカー、ブランド、小売業者等に関連付けられる物品を購入したことがない、または最近購入していない場合、ユーザが購入する気になるようにするために価格を下げることができる。さらに、たとえば、ユーザが以前に競合物品を購入したことがある場合、価格を下げることができる。
【0083】
1508で、仮想値札モジュール522は、ユーザの推薦履歴を見直す。たとえば、仮想値札モジュール522は、ユーザ情報データストア564内のユーザのユーザプロファイルデータにアクセスして、ユーザが他のユーザに物品の推薦を行った履歴を見直す。場合によっては、ユーザが特定のメーカー、ブランド、小売業者などに関連付けられる物品の購入を他のユーザに頻繁に推薦している場合、仮想値札モジュール522は、それにしたがって物品の表示された小売価格を下げる。1512で、仮想値札モジュール522は、ユーザの推薦が実際の購入にコンバージョンされた頻度を見直す。たとえば、仮想値札モジュール522は、ユーザのユーザプロファイルデータにアクセスして、推薦の数とコンバージョンの数とを比較する。当該物品に関連する物品の推薦、ならびに全ての物品にわたる推薦を考慮することができる。たとえば、ユーザのコンバージョン率が高い場合、仮想値札モジュール522は、ユーザが物品を推薦する気になるようにするために、物品の価格を下げることができる。同様に、たとえば、ユーザのコンバージョン数が多い場合、たとえユーザのコンバージョン率がより低くても、仮想値札モジュール522は物品の価格を下げることができる。
【0084】
1516で、仮想値札モジュール522は、ユーザの居住地と、ユーザが仮想値札を求める要求を送信した位置との間の距離を決定する。ある実施形態によれば、ユーザの居住地はユーザ情報データストア564内で提供される。ユーザの居住地は、ユーザの電子デバイスから受信した要求メッセージに含まれうることが理解されよう。たとえば、要求メッセージを作成して送信した電子デバイス上で実行しているアプリケーションは、電子デバイスからユーザの居住都市、国、郵便番号などを取得して、その情報を要求メッセージに含めることができる。ユーザが要求を送信した位置は、図11の1104に関連して上述した例のうちのいずれかによって決定されうる。一旦仮想値札モジュール522がユーザの居住地および要求が送信された位置を取得すると、仮想値札モジュール522はそれらの間の距離を決定する。距離がかなり長い場合、価格はほんのわずかに下げられるか、全く下げられない。これは、ユーザが休暇またはビジネスで旅行をしていると考えられ、したがってより多く支払うことができそうであると考えられるからである。一方、距離が短い場合、ユーザが自宅付近で買い物をしていることを示し、ユーザが頻繁にその位置で買い物をする気になるようにするために、価格を下げることができる。他の実施形態では、距離がかなり長い場合に割引がより大きく、距離が短い場合に割引が少ない。
【0085】
1520で、仮想値札モジュール522が、要求が送信された時間を決定する。これは、図11の1112に関して上述した例のうちのいずれかによって決定されうる。上述のように、時間は、時刻、週の時間、月の時間、年の時間、および/またはカレンダの季節でもよい。たとえば、物品がすぐに季節外れになる冬のコートなどの衣類の場合、価格を下げることができる。また、たとえば、要求の時間が要求の位置付近のスポーツイベントと一致し、物品がそのイベントに関連する場合、たとえその物品がすぐに季節外れになる衣類であっても価格を調整することができる。
【0086】
1524で、仮想値札モジュール522が、物品の現在の在庫を決定する。実施形態によれば、在庫データは物品情報データストア560に含まれうる。したがって、仮想価格を提供する要求を受信すると、仮想値札モジュール522が、物品情報データストア560にアクセスして物品の在庫データを見直して、ユーザが要求を送信した店舗の物品の在庫を決定する。在庫データは、店舗、物品、および/またはその両方ごとに整理されうる。一例では、在庫が十分にある場合は物品の価格を下げることができ、または在庫が限られている場合は(定期的に)価格が上がる。
【0087】
1528で、仮想値札モジュール522が、ユーザに関連付けられるスポーツデータを見直す。実施形態によれば、スポーツデータはユーザ情報データストア564に含まれうる。したがって、仮想値札を提供する要求を受信すると、仮想値札モジュール522が、ユーザ情報データストア564にアクセスして、ユーザのスポーツ/ワークアウトデータを見直す。スポーツデータは、たとえば、ジョギングルートおよびタイム、特定のエクササイズおよびユーザがそれらのエクササイズを実行した時の表示、メモ、目標、達成度、心拍数、消費カロリー、最大酸素摂取量などの生理学的データなどの、ユーザの電子デバイス上で動作しているスポーツトレーニングアプリケーションによって生成および使用されるデータを含みうる。また、スポーツデータは、走行マイル数、登録済み物品124を使用または着用した走行マイル数、ワークアウトの時間数、およびスポーツ衣料品またはスポーツ用器材に分類されるユーザが登録した物品の数を含みうる。いくつかの例では、仮想値札モジュール522は、ユーザのワークアウト達成度に基づいて、物品の価格を下方に調整することができる。たとえば、ユーザが、ユーザが登録したランニングシューズを履いて200キロメートルを走行した場合、仮想値札モジュール522は、ユーザが特定のモデル、ブランド、スタイル等のランニングシューズを購入する気になるようにするために、適格なランニングシューズの価格を下方に調整することができる。スポーツ/ワークアウトデータは、データストア130、および/または電子デバイス102にローカルに格納することができることが理解されよう。
【0088】
いくつかの実施形態によれば、物品の価格は将来のシェア(たとえば、ユーザが物品を他のユーザに推薦する)に基づくことができる。たとえば、ユーザは、特定の時間内に物品について指定された数の推薦を提供することに同意するためのオプションを提示されうる。たとえば、ユーザは、物品購入の一週間で、製品をソーシャルネットワークまたはソーシャルメディア上で100人の友人に推薦することに同意することができる。期限が切れても推薦の数が到達しなかった場合、ユーザは、支払うべき差額をカバーするために案文額を課金される。また、ユーザは、物品の割引を得るための特典として推薦を行うことができることが理解されよう。
【0089】
1532で、物品の価格は、1504、1508、1512、1516、1520、1524、および/または1528で取得された情報を使用して行われた評価に少なくとも部分的に基づいて調整される。たとえば、物品形成データストア560から物品の表示された小売価格を取得した後、仮想値札モジュール522は、前記情報に基づいて、表示された小売価格を上方または下方に調整する。
【0090】
再び図14を参照すると、物品の表示された小売価格を上方または下方に調整した後、1416で、仮想値札モジュール522が調整された価格をユーザの電子デバイスに送信する。実施形態によれば、仮想値札モジュール522は、価格が調整された理由についての情報も送信する。たとえば、仮想値札モジュール522は、ユーザが、登録済みシューズを履いて200キロメートルを走行し、シューズを買うようにという推薦を20回行い、およびそれらの推薦のうちの8回が実際の購入にコンバージョンされたために価格が調整されたという表示を送信することができる。図13は、電子デバイス上に提示されるような、仮想値札の例示的スクリーンショット1312を提供する。
【0091】
いくつかの実施形態によれば、小売店内で買い物をしている間のユーザの「タップ活動」は、ユーザへの開示およびユーザからの許可を条件として、小売店および他のエンティティでシェアすることができる。このデータは、買い物をする、製品を見る、および製品を購入する間の店舗内の消費者行動を追跡できるようにすることによって、企業に利益をもたらす。これによって、ユーザの買い物習慣に基づいて、企業がユーザを販売促進の対象にすることができるようになる。
【0092】
実施形態によれば、物品が購入されたか、他の方法で入手された後、購入または取得したユーザは、物品のスマートタグ上で自分の電子デバイス102を「タップ」して、ユーザの電話に配信されるプレミアムな登録所有者コンテンツを受信することができる。しかし、いくつかの実施形態では、ユーザはまず新たに購入または入手した物品を登録しなければならない。図16〜17を参照すると、物品をユーザのユーザアカウントに登録するための処理が記載されている。図16はデジタル体験マネージャ510の観点から登録処理を説明し、図17はユーザ110の観点から登録処理を説明する。
【0093】
図16は、物品を登録する例示的処理1600を示す流れ図を提供する。1604で、処理1600は、一般的に、登録モジュール526が、物品がユーザによって購入された、または他の方法で入手されたという通知を受信する時から開始される。通知は、物品についての物品識別子を含む、購入表示メッセージを介して送信される。
【0094】
以下に、登録モジュール526がデバイスから購入表示メッセージを受信する方法の3つの例示的な実例を示す。第1の例では、図7を参照すると、物品に関連付けられる物品識別子430を取得するために、POS端末745でスマートタグリーダー756を使用して、物品124に関連付けられるスマートタグ120をスキャンして、次いで購入表示メッセージ内で物品識別子を登録モジュール526に送信する。第2の例では、やはり図7を参照すると、物品が店舗外に持ち出される際に、小売店700の出口750に配置されたフロアマット760などのスマートタグリーダー756がスマートタグをスキャンして物品識別子を取得し、次いで購入表示メッセージ内で物品識別子を登録モジュール526に送信する。第3の例では、ユーザ販売者が、物品をユーザ購入者に与えるか販売すると(ユーザが店舗から購入するのではなく)、ユーザ販売者は自分の電子デバイス102を使用してスマートタグ120をスキャンして、購入表示メッセージを登録モジュール526に送信することができる(たとえば、以下で図20Aのオプション2056を参照して、物品を別のユーザに再譲渡する例を記述する)。
【0095】
この第3の例の他の実施形態では、ユーザ販売者は、コード/PINをユーザ購入者に与えることができ、ユーザ購入者は、そのコード/PINを提出して物品を登録することができる。たとえば、物品を購入した後、購入者(すなわち、ユーザ販売者)は、物品を事前登録せずにその物品を別のユーザに与えることができる。この場合、購入された物品は新しい所有者に登録され、購入者には登録されない。いくつかの例では、製品を購入する人は、レシート上、モバイルデバイス上、または電子メールを介してPIN/コードを取得する。このPIN/コードは新しい所有者に提供され、新しい所有者はそのPIN/コードを使用して物品を登録することができる。たとえば、PIN/コードは、1604で登録モジュール526に送信される購入表示メッセージ内に含まれうる。この登録処理の結果は、新しい所有者が自分で製品を購入したのと同じである。
【0096】
1612で、登録モジュール526が物品識別子を使用して、物品についての登録データを突き止める。それを行うために、ある実施形態によれば、登録モジュール526が物品識別子を使用して、物品に関連付けられる登録データのサブセットを登録情報568内で突き止める。たとえば、登録データのサブセットは、物品に関連付けられる登録テーブルまたは他の何らかの登録データ内の記録でよい。物品の登録データは、物品情報560およびユーザ情報564内に含まれうることが理解されよう。
【0097】
1616で、登録モジュール526が、物品の登録データ内に登録フラグを設定する。登録フラグは、物品が最近購入されたか他の方法で入手されたため、登録される必要があることを示す。たとえば、フラグを設定するために、登録モジュール526は、物品の登録データ内の「数字をフリップする(flip)」。
【0098】
1620で、物品に関連するデジタルコンテンツを取得するために、ユーザがデジタル体験マネージャ510に要求を送信する。たとえば、この要求は、自分の新しい物品についてのビデオを見ようとしてその物品(たとえば、バスケットボール)を「タップ」した新しい所有者によって送信されうる。この要求は、ユーザの電子デバイス102から送信され、物品に取り付けられたスマートタグ120から取得された物品識別子を含む。要求に応答して、登録モジュール526が登録データを検索して、要求が物品の登録済み所有者から送信されたことを確認する。そうする際に、サーバは、登録フラグを「見る」。これは、物品が登録される必要があることを登録モジュール526に伝える。したがって、要求されたデジタルコンテンツ(たとえば、ビデオ)を配信する前に、登録モジュールは物品を登録するようにユーザを促す。
【0099】
1624で、ユーザが自分の登録情報を登録モジュール526に送信する。登録情報は、ユーザのユーザ識別子を含む。1628で、サーバがユーザ識別子を使用して、ユーザ情報654内のユーザのアカウントを検索する。1632で、物品識別子または物品識別子への参照をユーザアカウントに含めることによって、物品がユーザに登録される。
【0100】
図17は、ユーザが電子デバイスを使用して物品を登録する例示的処理1700を示す流れ図を提供する。ユーザは、購入した物品を登録して、ユーザがデジタル体験マネージャ510によって提供される便益の資格を得られるようにしたい場合がある。1704に示されるように、処理1700は一般的に、たとえば電子デバイス102のNFCインターフェース228をアクティブ化して、NFCインターフェース228を物品のスマートタグ120に近接して配置することによって、ユーザが電子デバイスに物品のスマートタグを「スキャン」させる時に開始する。スキャンの間、電子デバイス102は、スマートタグ120から物品124に関連付けられる物品識別子430を取得する。電子デバイス102は、起動するべきアプリケーションに関する命令(たとえば、アプリケーションは、電子デバイスにすでにインストールされたウェブブラウザでよい)などの、さらなる情報を取得することができる。電子デバイスは、適切なアプリケーションを起動する、開く、切り替える、または他の方法でアクティブ化するか、アプリケーションがまだインストールされていない場合、適切なアプリケーションをダウンロードするようにユーザを促す(図6参照)。決定ブロック1708によれば、アプリケーションをダウンロードするように促されると、1712で、ユーザは指示に従ってダウンロードして、次いでそのアプリケーションを起動する。
【0101】
実施形態によれば、起動すると、アプリケーションが物品識別子をデジタル体験マネージャ510に送信する。登録モジュール526は、物品識別子を使用して、物品の登録情報を検索する。それを行う際、登録モジュール526が処理1600の1616によって設定された登録フラグを「見る」と、登録モジュール526は自分のユーザアカウントに物品を登録するようにユーザを促す。しかし、1716で、ユーザがユーザアカウントを持っていない場合、1720で、ユーザは命令に従ってユーザアカウントを作成する。たとえば、ユーザは、ユーザ名およびパスワード、ならびに/または電子メールアドレス、もしくは/あるいは基本的なデモグラフィック情報を入力するように求められる場合がある。次いで、ユーザアカウントがユーザ情報564内に作成されて、ユーザアカウント内にユーザ情報が格納される。
【0102】
決定ブロック1724で、ユーザがまだアカウントにログインされていない場合、1728で、ユーザがユーザアカウントにログインする。たとえば、ユーザが自分のユーザ名およびパスワードを入力して、ログイン要求をデジタル体験マネージャ510に提出する。この時点で、ある実施形態によれば、登録モジュールは、登録フラグを発見した結果、電子デバイス上で実行しているアプリケーションに、物品を登録したいかどうかをユーザに自動的に尋ねさせる。しかし、1732で、アプリケーションが自動的に尋ねない場合、1736で、ユーザがオプションメニューから物品を登録するオプションを選択する。1740で、物品を登録したいかかどうかの質問に応答して、ユーザが「はい」を選択する。これによって、図16を参照して上述したように、登録モジュール530に、物品をユーザに登録させる。物品は、ユーザに許可を求めずに、またユーザが手動で登録を要求せずに、自動的に登録されうることが理解されよう。たとえば、ユーザがスマートタグを「タップ」すると、電子デバイス102が、物品がユーザのアカウントに登録されるように要求を自動的に送信する。
【0103】
実施形態によれば、ユーザは物品のスマートタグ上で自分の電話を「タップ」して、その物品に関連するデジタルコンテンツを取得することができる。図18図20は、これを実現させるための例示的処理を提供する。これらの例では、登録済み所有者が、登録済み所有者ごとに指定されたデジタルコンテンツを受信する。これは、たとえば魅力的なデジタル体験を提供する、専用のプレミアムなコンテンツである。一方、未登録のユーザは、未登録のユーザのために指定されたコンテンツを受信する。このコンテンツは、時々、たとえばマーケティングコンテンツにより似ている。例によれば、登録済み所有者は、物品124を購入したか、他の方法で入手して、処理1600および処理1700などによって物品を登録した、物品のユーザである。未登録のユーザは、所有者として登録していない、物品のユーザである。このようなユーザは、物品を購入または入手したが、物品を登録していない。また、このようなユーザは物品を借りているか、物品を「タップ」した登録済み所有者の友人または知り合いである場合がある。ユーザは、アカウントが友人でリンクされている、ソーシャルメディア上での友人である場合がある。
【0104】
図18を参照すると、例示的処理1800は、一般的に、ユーザが電子デバイスに、ユーザがデジタルコンテンツを取得したい物品のスマートタグを「スキャン」させる、1804から開始される。たとえば、スマートタグをスキャンするために、ユーザ110は、電子デバイス102のNFCインターフェース228をアクティブ化して、NFCインターフェース228を物品124のスマートタグ120に近接して配置する。スキャンの間、電子デバイス102は、スマートタグ120から物品124に関連付けられる物品識別子430を取得する。電子デバイス102は、スマートタグから、どのアプリケーションを起動する、開く、切り替える、またはアクティブ化するべきかに関する命令などの、さらなる情報を取得することができる。1808で、電子デバイスが適切なアプリケーションをアクティブ化する。たとえば、スマートタグから受信した命令は、電子デバイスにジョギングアプリケーションなどの特定のアプリケーションをアクティブ化するように命令することができる。また、たとえば、電子デバイスは、物品識別子に基づいて、物品(たとえば、ランニングシューズ)のカテゴリを知ることができ、したがって適切なアプリケーション(たとえば、ジョギングアプリケーション)を自動的にアクティブ化することができる。他の例では、電子デバイスは複数のモードを有するスポーツアプリケーションを起動することができる。この例では、物品がランニングシューズの場合、ユーザがシューズをタップした後ランニングを簡単に開始することができるように、アプリケーションは「ランニングモード」で開始することができる。また、この例では、物品の物品識別子が、物品はサイクリングシューズのカテゴリ内であることを示す場合、スポーツアプリケーションは「サイクリングモード」で開始する。適切なアプリケーションがまだ電子デバイスにインストールされていない場合、図6に記載されるように適切なアプリケーションが電子デバイスにダウンロードされ、次いで起動される。起動すると、アプリケーションが物品に関連するデジタルコンテンツを求める要求を構成して、デジタル体験マネージャ510に送信する。要求は、スマートタグ120から取得した物品識別子430、ならびにユーザのユーザ識別子を含む。たとえば、ユーザ識別子は、ユーザ名、番号、トークン、シリアルナンバー、政府発行の識別番号、ユーザの電子デバイスの国際移動体装置アイデンティティ(IMEI)番号でもよく、ユーザ情報データストア564内のユーザの情報に関連付けられるコードでもよい。ことが理解されよう。
【0105】
1816で、電子デバイス102から要求を受信すると、デジタル体験マネージャ510は、要求しているユーザが登録済み所有者かどうかを決定する。図19は、この決定を行うための例示的処理900を提供する。処理1900は、一般的に、デジタル体験マネージャ510が登録モジュール526を使用して、ユーザの要求から物品識別子およびユーザ識別子を取得する、1904から開始される。1906で、登録モジュール526が、物品識別子を使用して物品の登録情報568を検索する。たとえば、登録モジュール526は、物品についての登録記録(登録データのサブセットとして知られる)を配置することができる。登録記録は、物品情報560、ユーザ情報564、または登録情報568のいずれかまたは全ての中に配置できることが理解されよう。1912で、登録モジュール526は、ユーザ識別子が物品の登録済み所有者としてリストアップされているかどうかを決定する。たとえば、登録モジュール526が、ユーザの識別子が所有者として登録記録内にリストアップされているかどうかを確認する。この場合、記録の所有者欄に、ユーザ識別子、あるいはユーザ識別子への参照またはリンクが含まれうる。
【0106】
決定ブロック1916で、要求しているユーザのユーザ識別子がリストアップされているか、他の方法で物品の登録済み所有者であると示されている場合、1920で、要求しているユーザが物品の登録済み所有者であるという結論が出される。しかし、要求しているユーザのユーザ識別子がリストアップされていないか、他の方法で物品の登録済み所有者であると表示されていない場合、1924で、要求しているユーザは物品の未登録のユーザであるという結論が出される。
【0107】
ある実施形態によれば、要求しているユーザが物品の登録済み所有者としてリストアップされていない場合、そのユーザが、ソーシャルネットワークなどによって、登録済み所有者に関連付けられるかどうかに関する決定が行われる。たとえば、要求しているユーザが、ソーシャルネットワークまたはソーシャルメディア上で登録済み所有者と「友人」である場合、要求しているユーザは登録済み所有者と同様に、または類似して扱われる。
【0108】
再び図18を参照すると、決定ブロック1820で、要求しているユーザに物品が登録されている場合(すなわち、要求しているユーザが登録されている所有者である)、または、任意選択で、要求しているユーザが登録済み所有者と「友人」である場合、処理1800は1824に進み、登録済み所有者のために指定されたオプションのメニューがユーザに提示される。ある実施形態によれば、登録済み所有者のために指定されたオプションのメニューを提供するために、登録済み所有者モジュール530が、デジタルコンテンツ572にアクセスして利用可能なオプションを通じて検索して、物品の登録済み所有者にとって利用可能なものとしてタグ付けされているオプションを識別する。また、たとえば、登録済み所有者モジュール530がユーザ情報564にアクセスして、ユーザのユーザアカウント内で設計されたメニューオプションを識別する。ユーザは、物品の登録時に、これらのオプションを手動で選択している場合もあり、ユーザアカウントにオプションが自動的に入力されている場合もある。さらに、たとえば、登録済み所有者モジュール530が物品情報560にアクセスして、物品の登録済み所有者にとって利用可能なオプションを識別する。次いで、登録モジュール526が利用可能なメニューオプションのリストを編集して、そのリストをユーザの電子デバイスによって表示するために送信する。たとえば、登録モジュール526が、電子デバイス上で動作している適切なアプリケーションにリストを送信して、アプリケーションが、リストアップされたオプションをユーザに表示する。
【0109】
図20A図20Eは、ユーザに提供することができるメニューオプションの例示的スクリーンショットを提供する。図20A図20Eのメニューオプションは例示に過ぎず、他の多くのオプションを提供することができることが理解されよう。図20Aのスクリーンショット2004は、登録済み所有者のために指定された例示的なオプションのメニューを示している。スクリーンショット2004は、物品124の名称を提供するウェルカムメッセージ2008を含む。オプションメニュー2012は、ウェルカムメッセージの下に提示される。オプションメニュー2012は、専用のニュースおよび情報を提供するオプション2016を含む。オプションの選択は、たとえば、物品の製造方法、場所、製造者を説明するビデオ、物品の主な特徴および用途を説明するビデオ、物品を使用する方法、時間、および場所についての有名スポーツ選手などの他のユーザのインタビューのビデオ、物品についての詳細を提供するビデオ、ならびに物品(たとえば、フットボール)が使用された有名なコンペティション(たとえば、フットボールゲーム)、スポーツの画像、スポーツ選手からのメッセージ、VIPメッセージ、レポートなどの物品の偉業を示すビデオなどの、物品に「命」を与える特別なビデオ、レポート、写真、およびニュースから選択するオプションをユーザに与える。オプション2020は、統計値および他の情報、ならびにその物品を使用するスポーツ選手などの有名人のビデオを提供する。たとえば、このオプションは、物品を使用している有名なスポーツ選手のビデオを提供することができる。一例では、物品はバスケットボールシューズでよく、ビデオは、そのシューズを履いてバスケットボールを教えている有名なバスケットボール選手を特集することができる。
【0110】
また、オプション2020は、有名人、およびその有名人の物品の使用についての統計値ならびにニュースを提供することができる。オプション2024によって、ユーザは位置にチェックインできるようになる。たとえば、このオプションは、電子デバイスに位置情報および時間情報をデジタル体験マネージャ510のチェックインモジュール532に送信させる。チェックインモジュール532は、このデータをチェックイン情報データストア576に保存する。チェックインおよび関連便益は、以下でより詳細に説明する。オプション2028は、物品の登録済み所有者にとって利用可能なゲームおよびコンテストを提供する。たとえば、有名なスポーツ選手が物品のスポンサーである場合、利用可能なコンテストは、有名なスポーツ選手が競合して物品を使用する、適格なイベントで物品をチェックインすることを含みうる。コンテストの結果は、ソーシャルメディア上、または電子デバイスの特別なアプリケーション内に掲載することができる。オプション2032は、ユーザのための専用ウェブサイトへのリンクを提供する。このウェブサイトは、登録済み所有者だけに利用可能な、物品についてのより多くのビデオ、ニュース、および他の情報を提供することができる。実施形態によれば、ウェブサイト上に表示されるコンテンツは、スマートタグを「タップ」して、物品に関連するデジタルコンテンツを要求したときの電子デバイスの位置によって影響されうる。また、ウェブサイトのコンテンツは、時刻、曜日、日にち、月、カレンダの季節、以前のタップの位置、ユーザのソーシャルネットワークの友人によって行われたタップの位置等によって影響されうる。
【0111】
オプション2036は、物品の登録済み所有者のための特別オファーを提供する。たとえば、オファーは電子デバイスを使用してユーザがオンラインで、または加盟店で物品と引き換えることができるクーポンでよい。オプション2040は、物品、および/またはユーザが物品をタップしたときのユーザの位置に基づいて、ユーザのためのワークアウトを自動的に開始する、トレーニングアプリケーションまたはワークアウトアプリケーションを起動することができる。たとえば、物品がランニングシューズであり、タップしたときにユーザが屋外にいる場合、ランニングアプリケーションまたはトレーニングアプリケーションは自動的に起動して、ランニング特有の機能を提供することができる。より具体的には、たとえば、要求に含まれる物品識別子が、物品がランニングシューズであることを示す場合、および/または、要求が、要求しているユーザが屋外にいることを示す情報を含む場合(たとえば、要求が、ユーザが屋外にいることを示すGPSデータまたは他の位置データ、WiFi信号が利用不可能であることを示す表示、などを含む)、ユーザがランニングに行こうとしているという推測が行われるので、モバイルデバイス上でトレーニングアプリケーションが自動的に起動される。いくつかの例では、ワークアウトアプリケーションは、最初のタップで開始して2回目のタップで終了し、ワークアウトをデジタルコンテンツマネージャ510上で保存および/または同期することができる。オプション2044は、ユーザのパーソナルトレーニング情報またはワークアウト情報をユーザに提供する。パーソナルトレーニング情報またはワークアウト情報は、ユーザに関連付けることもでき、物品自体に関連付けることもできることが理解されよう。たとえば、ユーザに関連付けられる情報は、ユーザ情報564内のユーザのアカウントに格納されうる。このような情報は、走行中にどのシューズまたは他の物品を着用または使用したかに関わらず、ユーザが走行した全距離を含みうる。一方、たとえば、物品に関連付けられる情報は、特定の物品を着用または使用して行われたワークアウトおよびトレーニングに関連する(たとえば、ユーザに関わらず、シューズを履いて走行した全距離)。どちらの場合も、パーソナルトレーニング情報またはワークアウト情報は、速度、ルート、高度、距離、タイム、消費カロリー、平均/最大心拍数などを含むことができ、静力学は、ユーザおよび/または物品に取り付けられたデバイスから受信したデータに基づいて生成されうる。このようなデバイスは、加速度計、GPS受信機、心拍数モニタなどを含む。
【0112】
オプション2052は、登録済み所有者に、ユーザのプロファイル情報に基づいて、オンラインまたは小売店ではまだ入手可能ではない物品への早期または特別なアクセスを取得するオプションを提供する。たとえば、ユーザは、オプション2052を選択して、自分のプロファイル情報に基づいて、ユーザがユーザデバイス102を使用して学ぶことができる、および任意選択で購入することができる、未発売物品を提示してもらうことができる。次いで、購入した物品はユーザの自宅に配達されてもよく、ピックアップするために地域の小売店で保持されてもよい。
【0113】
オプション2056は登録済み所有者または他のユーザに、物品を別のユーザに再譲渡するオプションを提供する。たとえば、登録済み所有者が物品を別のユーザに販売するか与える場合、登録済み所有者はオプション2056を選択して、物品を新しいユーザに再譲渡することができる。いくつかの実施形態では、オプション2056を選択すると、ユーザは、物品を再譲渡する相手の名前、ユーザ識別子、または他の何らかのユーザの表示を入力するように促される。それを行うと、デジタルコンテンツマネージャ510は登録情報568を更新して、今や物品は新しいユーザに譲渡されたことを反映させる。したがって、登録済み所有者であることの特権が、新しい所有者に移る。
【0114】
図20Cのスクリーンショット2089は、登録済み所有者のために指定されたオプションの別の例示的メニューを示している。図示されるように、物品をスキャンすると、物品の画像ならびに物品説明がユーザに提示される。また、スクリーンショット2089は、ワークアウトアプリケーション(たとえば、adidas(登録商標)によって提供されるmiCoach(登録商標)アプリケーション)を開始する「ワークアウト(workout)」ボタン2090をユーザに提供する。このボタンを選択すると、たとえば、図20Dのスクリーンショット2094がユーザに提示される。この例では、ワークアウトアプリケーションはランニングアプリケーションである。図示されるように、ユーザは保存したルートの検索、新しいルートの作成、友人からのルートの取得(ソーシャルネットワークへのリンク)、ユーザのランニング履歴(たとえば、過去のランニングのログ)の閲覧、およびユーザの統計値の閲覧が可能である。図20Dのランニングアプリケーションは、多数の例示的ワークアウトアプリケーションの1つにすぎない。
【0115】
再び図20Cのスクリーンショット2089を参照すると、ユーザは「コンテンツ取得(get content)」ボタン2092も提示される。このボタンを選択すると、たとえば、図20Eのスクリーンショット2096がユーザに提示され、ユーザは、クリックして専用オファーを見る、物品を使用する有名スポーツ選手からのトレーニングビデオを見る、友人に物品を推薦する(たとえば、ソーシャルメディアを介して)、および物品の手入れ方法についてのビデオを見ることができる。これらはユーザに提示することができるいくつかの例示的オプションにすぎない。物品に関連する他の情報が提供されうることが理解されよう。
【0116】
たとえば、物品は、電子デバイスによってタップされると、ボールについての詳細がデバイス上に現れるようにするために、ボールパネルのうちの1つの内側にスマートタグを有するサッカーボールでよい。たとえば、電子デバイスは「製造までの道のり(road to production)」ビデオ、「ボールのテスト方法(how the ball was tested)」ビデオ、「ボールが製造された場所(where the ball was manufactured)」ビデオ、および「ボールが公表されたとき(when the ball was announced to the public)」ビデオを提供することができる。物品の登録済み所有者は、物品上のスマートタグをタップすることを介して、製造、流通、および店舗在庫を通じて製品を閲覧および追跡することができることが理解されよう。これは事実上のサプライチェーンである。これは、通常の製品ならびにカスタマイズされた製品のために使用されうる。また、有名なサッカートーナメントの間は毎日、電子デバイスを有する所有者およびその友人は、トーナメントにおけるボールの偉業についてのオリジナルおよび専用ビデオが利用可能である。コンテンツは、ボールに直接結びつけることができ、有名なトーナメントが開始した後にボールを購入した者は、それ以前の日々を閲覧することができる。
【0117】
他の例では、物品は、有名なバスケットボール選手がスポンサーである/その選手によって販売促進されるシューズでよい。スマートタグは、毎日有名なバスケットボール選手についての専用統計値およびビデオを取得するために電子デバイスによってタップできるように、シューズの内側に提供される。動的なビジュアルは、コート上のバスケットボール選手のシュート位置を表示することができる。また、加速度計および他のタイプのパフォーマンスセンサを有するシューズについての加速度データおよびパフォーマンスデータを入手可能にすることができる。
【0118】
他の例では、物品を先進技術で作成することができる。物品は、主な特徴のビデオ、テストビデオ、使用されている物質や、他に誰が物品を着用または使用しているかなどの物品についての情報を見るための電子デバイスによるタップを可能にするスマートタグを含みうる。
【0119】
実施形態によれば、未登録の所有者などの誰かが所有者に登録済み物品を「タップ」すると、所有者のプロファイル情報に基づいて、その物品の優先価格設定を得ることができる。場合によっては、物品をタップすると、未登録のユーザは、自分のモバイルデバイスを介して、ユーザが物品を優先価格で購入することができるウェブページにアクセスする。他の実施形態では、シューズをタップすると、バウチャーが作成されて、未登録のユーザのモバイルデバイスに送信される。バウチャーは、タップされた物品または他の物品を優先価格で取得するために、小売店で物品と引き換えることができる。これによって、登録済み所有者は友人の間で人気者になり、他の人が購入およびシェアするための動機を与えることができる。
【0120】
再び図18を参照すると、決定ブロック1820で、物品がユーザに登録されていない場合、1828で、未登録のユーザのために指定されたオプションのメニューが要求しているユーザに提供される。ある実施形態によれば、未登録のユーザのために指定されたオプションのメニューを提供するために、未登録のユーザモジュール534が、デジタルコンテンツ572にアクセスして利用可能なオプションを通じて検索して、物品の未登録のユーザにとって利用可能なものとしてタグ付けされているオプションを識別する。また、たとえば、未登録の所有者モジュール534がユーザ情報564にアクセスして、ユーザのユーザアカウント内で設計されたメニューオプションを識別する。ユーザは、物品の登録時に、これらのオプションを手動で選択している場合がある。さらに、たとえば、未登録ユーザモジュール534が物品情報560にアクセスして、物品の未登録のユーザにとって利用可能なオプションを識別する。次いで、未登録ユーザモジュール534が利用可能なメニューオプションのリストを編集して、そのリストをユーザの電子デバイスによって表示するために送信する。たとえば、未登録ユーザモジュール534は、電子デバイス上で動作している適切なアプリケーションにリストを送信して、アプリケーションはリストアップされたオプションをユーザに表示する。
【0121】
上述のように、図20A図20Eは、ユーザに提供することができるメニューオプションの例示的スクリーンショットを提供する。図20A図20Eのメニューオプションは例示に過ぎず、他の多くのオプションを提供することができることが理解されよう。図20Bのスクリーンショット2060は、未登録のユーザのために指定された例示的なオプションのメニューを示している。スクリーンショット2060は、物品124の名称を提供するウェルカムメッセージ2064を含む。オプションメニュー2068は、ウェルカムメッセージの下に提示される。オプションメニュー2068はオプション2072を含み、同じ物品を購入するオプションを提供する。たとえば、このオプション2072の選択は、電子デバイスのウェブブラウザに、未登録のユーザが物品を購入できるオンライン商店主に関連付けられる統一資源位置指定子(URL)を提供する。実施形態によれば、URLは、物品の正確な構成(たとえば、配色、素材、ロゴ、サイズなど)を表す物品に関連付けられるコードを含むので、ユーザはこの情報を手動で入力する必要がない。実施形態によれば、物品をタップしたユーザがその物品を購入することを決定すると、所有者は紹介についてのクレジットを取得する。オプション2076によって、関連ニュース、情報、およびマーケティングコンテンツをユーザに提供することによって、ユーザは物品についてより多くのことを学ぶことができるようになる。このオプションを選択することによって、たとえば、製品についてのマーケティングおよび情報ビデオ/画像/レポート、ならびに製品の購入方法、または直接購入を選択するオプションをユーザに与える。実施形態によれば、ユーザが物品を購入すると、所有者は紹介についてのクレジット、報酬、バッチ、ポイントなどを取得する。また、このオプションは、オプション2016、2020、およびその他を参照して上述したコンテンツのうちのいずれかをユーザに提供することができる。
【0122】
オプション2080は、所有者のプライバシー設定に応じて、所有者のパーソナルトレーニング情報またはワークアウト情報をユーザに提供する。たとえば、所有者の現在のトレーニング統計値、および/または、距離、ジャンプの高さ、ワークアウト数、ワークアウトの種類、シューズまたは衣料品の古さ、あるいはサーバ122および/またはモバイルデバイス102に保存された他のデータなどの、物品に特有の統計値を提供する。オプション2084は、自分のワークアウト(たとえば、パフォーマンス情報およびルート)を物品のスマートタグに送信する、または所有者がワークアウトを格納したスマートタグからコピーするオプションをユーザに与える。たとえば、ワークアウトはジョギングルート、サイクリングルート、スイミングラップ、クロストレーニングエクササイズなどでよい。また、情報は、バスケットボール統計値などの所有者の統計値でよい。たとえば、所有者は自分の電子デバイスを使用して統計データを物品のスマートタグに書き込むことができ、他の人は自分の電子デバイスを使用してデータをコピーすることができる。タグ付けされた人がアカウントを有していない場合、電子メールアドレスに基づいて彼らのためのアカウントを作成することができる。一旦アカウントを要求すると、彼らを待機しているワークアウト履歴を持つことになる。オプション2088によって、ユーザはソーシャルネットワーク上でユーザとの友人つながりを作成することができるようになる。たとえば、スマートタグをスキャンした後にこのオプションを選択すると、ユーザの電子デバイスに、ソーシャルネットワークに友達リクエストを送信させることになる。いくつかの実施形態によれば、物品の相互タグ付けによって、ソーシャルネットワーク上で友人つながりが自動的に作成される。
【0123】
実施形態によれば、所有者/ユーザは、自分の緊急連絡先情報をデジタルコンテンツマネージャ510に提供することができる。たとえば、緊急連絡先情報は、ユーザ情報564内のユーザのアカウントに格納されうる。緊急の場合、未登録のユーザ(たとえば、病院職員)が、所有者が登録した製品のうちの1つのスマートタグをスキャンして、所有者の緊急連絡先情報(たとえば、緊急の場合に連絡するべき人の電話番号)、ならびに医療情報(たとえば、血液型、ペニシリンアレルギーなど)などの他の緊急情報を取得することができる。たとえば、所有者がジョギング中に負傷した場合、救急隊員が所有者のシューズのスマートタグをスキャンして、彼の緊急連絡先情報および彼の医療情報を取得することができる。
【0124】
再び図18を参照すると、決定ブロック1832で、ユーザのメニューオプションの選択が受信される。たとえば、登録済み所有者が、オプションメニュー2012上に提示されたオプションのうちの1つを選択した後、登録済み所有者の電子デバイスが、選択の表示を登録済み所有者モジュール530に送信する。同様に、たとえば、未登録のユーザが、オプションメニュー2068上に提示されたオプションのうちの1つを選択した後、未登録のユーザの電子デバイスが選択の表示を未登録ユーザモジュール534に送信する。1836で、選択されたオプションがユーザに提供される。たとえば、ユーザが登録済み所有者の場合、登録済み所有者モジュール530がデジタルコンテンツデータストア572にアクセスして、登録済み所有者の電子デバイスに送信するべき適切なデジタルコンテンツを識別する。未登録ユーザモジュール、ロック&キーモジュール、タイムラインモジュールなどの他のモジュールが、デジタルコンテンツを選択してユーザに送信することができることが理解されよう。
【0125】
図21図23を参照すると、便益のロックを解除するための例示的処理が提供されている。たとえば、ユーザは、所定のスケジュールによる特定の位置でジャージまたは一足のシューズなどの物品を「チェックイン」することによって便益のロックを解除することができる。たとえば、所定のスケジュールは、ユーザが1つのシーズンに少なくとも10個のプロバスケットボールの試合を「チェックイン」するように指定することができる。ユーザが所定のチェックインスケジュールを満たすと、便益のロックが解除される。便益はどんなことをも含みうる。上記のバスケットボールの例では、便益はバスケットボールの最終試合への無料入場、今後のバスケットボールの試合に入場する際にエクスプレスレーンを使用するための資格、チケットのアップグレード、特権および他の物品の割引、好みのチームの舞台裏のビデオなどのプレミアムなデジタルコンテンツへのアクセスなどでよい。いくつかの実施形態では、便益は、デジタルチケット、クーポン、トークンなどの形式で、ユーザの電子デバイスに配信される。
【0126】
図21図23を参照すると、便益のロックを解除するための例示的処理が提供されている。たとえば、ユーザは、所定にスケジュールに従って特定の位置にジャージや一足のシューズなどの物品を「チェックイン」することによって、便益のロックを解除することができる。たとえば、所定のスケジュールは、ユーザが1つのシーズンに少なくとも10個のプロバスケットボール試合を「チェックイン」するように指定することができる。ユーザが所定のチェックインスケジュールを満たすと、便益のロックが解除される。便益は、無限と思われるような可能な便益のいずれでもよい。上記のバスケットボールの例では、便益はバスケットボールの最終試合への無料入場、今後のバスケットボールの試合に入場する際にエクスプレスレーンを使用するための資格、チケットのアップグレード、特権および他の物品の割引、プレミアムなデジタルコンテンツでもよく、好みのチームの舞台裏のビデオなどのへのアクセスでもよい。いくつかの実施形態では、便益は、デジタルチケット、クーポン、トークンなどの形式で、ユーザの電子デバイスに配信される。
【0127】
図21および図22を参照すると、例示的処理2100は、一般的に、ユーザが物品に関連付けられるスマートタグをスマートタグライターに近接して配置することによって位置にチェックインする2104から開始する。2108で、スマートタグライターがチェックインデータをスマートタグに書き込み、2112で、スマートタグがチェックインデータを格納する。スマートタグデータは、地理的位置、店舗識別子、および会場識別子などの、時間および位置識別情報を含みうる。
【0128】
図1および図7を参照すると、処理2100の例示的な実例が提供されている。2104で、ユーザ110がシューズ124でスマートタグライター764に近接したフロアマット760を踏むと、ユーザは小売店700にチェックインして、スマートタグライター764がシューズ124に関連付けられるスマートタグ120にチェックイン情報を書き込む。チェックイン情報は、物品の物品識別子、チェックインの時間および位置を含みうる。
【0129】
図22の処理2200は、チェックインデータがスマートタグにローカルに格納される実施形態における、便益のロック解除を示している。2204で、ユーザが物品のスマートタグをスマートタグリーダーに近接して配置し、2208で、スマートタグリーダーがスマートタグから物品についてのチェックインデータを取得する。たとえば、図1、5、および7を参照すると、ユーザ110がシューズ124でスマートタグリーダー756に近接したフロアマット760を踏み、スマートタグリーダー756が、スマートタグ120からチェックインデータを取得する。
【0130】
2212で、スマートタグリーダーがチェックインデータをサーバに送信する。たとえば、図7のスマートタグリーダー756がチェックインデータをデジタル体験マネージャ510に送信する。2216で、サーバが、チェックインの1つまたは複数の所定のスケジュールを備える便益情報を突き止める。たとえば、ロック&キーモジュールが便益情報580にアクセスする。上述のように、所定のチェックインスケジュールが、便益のロックを解除するために必要なチェックイン位置、および対応する時間を指定する。
【0131】
2220で、サーバが、スマートタグから取得したチェックインデータが、便益情報580内に配置された所定のチェックインスケジュールのうちのいずれかを満たすかどうかを決定する。たとえば、ロック&キーモジュール538は、スマートタグ120から取得したチェックインデータと便益情報580とを比較して、チェックインデータが、便益情報580内に配置された所定のチェックインスケジュールのいずれかを満たすかどうかを決定する。決定ブロック2224で、所定のチェックインスケジュールのいずれかが満たされる場合、2228で、ロック&キーモジュール538が対応する便益のロックを解除する。再び決定ブロック2224を参照すると、所定のチェックインスケジュールのいずれも満たされない場合、2232で、サーバはどの便益のロックも解除しない。
【0132】
図23を参照すると、ある位置に「チェックイン」して、チェックインデータをサーバに(図21図22のようにスマートタグにではなく)格納して、受ける資格のある便益のロックを解除する、例示的処理を示す流れ図が提供されている。2304で、ユーザが、物品に関連付けられるスマートタグをスマートタグリーダーに近接して配置し、2308で、スマートタグリーダーがスマートタグから物品識別子を取得する。たとえば、図1、5、および7を参照すると、ユーザ110はシューズ124でスマートタグリーダー756に近接したフロアマット760を踏み、スマートタグリーダー756が、スマートタグ120からシューズ124の物品識別子を取得する。
【0133】
2312で、スマートタグリーダーがチェックインメッセージをサーバに送信して、2316で、サーバがそのチェックインメッセージを格納する。たとえば、スマートタグリーダー756がチェックインメッセージをチェックインモジュール532に送信して、チェックインモジュール532が、チェックインメッセージおよび/またはその中の情報をチェックイン情報576に格納する。チェックインメッセージを格納するために、チェックインモジュール532は、チェックインメッセージに含まれる物品識別子を使用して物品についてのチェックイン情報576のサブセットを突き止め、その中にチェックインメッセージから取得した位置および時間情報を格納する。
【0134】
サーバが、ユーザが任意の便益のロックを解除する資格があるかどうかを確認する。2324で、サーバが、チェックインの1つまたは複数の所定のスケジュールを備える便益情報を突き止める。たとえば、ロック&キーモジュール538が便益情報580にアクセスする。上述のように、所定のチェックインスケジュールが、便益のロックを解除するために必要なチェックイン位置および対応する時間を指定する。2328で、サーバが、スマートタグから取得したチェックインデータが、便益情報580内に配置された所定のチェックインスケジュールのうちのいずれかを満たすかどうかを決定する。たとえば、ロック&キーモジュール538が、スマートタグ120から取得したチェックインデータと便益情報580とを比較して、チェックインデータが、便益情報580内に配置された所定のチェックインスケジュールのいずれかを満たすかどうかを決定する。決定ブロック2332で、所定のチェックインスケジュールのいずれかが満たされる場合、2336で、ロック&キーモジュール538が対応する便益のロックを解除する。再び決定ブロック2332を参照すると、所定のチェックインスケジュールのいずれも満たされない場合、2340で、サーバはどの便益のロックも解除しない。
【0135】
上述のように、便益はユーザの電子デバイスに配信することができ、ある位置またはイベントにおける優先アクセスでよい。たとえば、サービスは、テキストメッセージ、電子メール、またはプッシュメッセージを介して彼らのモバイルデバイスに直接配信されうる。他の例では、所有者は入口にしかれているマットの上を歩くと、店舗内の販売員への直接アクセスを取得する。販売員はすぐに所有者のもとに歩いてきて、彼にプレミアムサービスを与える。また、たとえば、コンサートまたはサッカーの試合で、所有者は別の入口またはファストレーンを使用することができる。このようなアクセスを取得するために、所有者は、特別に登録したシューズを履いてマットの上を歩く。さらに、たとえば、必須である特別シューズまたは他の物品を着用していれば、人気のある場所で、所有者は要求に合ったマーケティングキャンペーンおよび製品割引を取得する。
【0136】
図24を参照すると、1つまたは複数の物品に関連する情報のタイムラインを作成する処理2400を示す流れ図が提供されている。図25は、少なくとも1つの実施形態によって、処理2400に従って作成された、例示的タイムライン2500のスクリーンショットの概略図である。図示されたタイムライン2500は、ユーザの物品を取得日の時系列でリストアップしている。タイムラインは、物品ごとに、物品説明2504、写真または画像2508、ユーザメモおよびコメント2512、ならびに友人のメモおよびコメント2514を含みうる。物品を購入することができる、および/または物品についてのより多くの情報を取得することができるウェブページへのリンク、物品のユーザレビューなどの、他の情報が提供されうることが理解されよう。本明細書で作成されるタイムラインは、ソーシャルネットワーク上で、および/またはプライベートクラウドフォルダでシェアすることができる。
【0137】
処理2400は、一般的に、ユーザが電子デバイス上でアプリケーションを起動する2404から開始して、2408で、アプリケーションメニューから物品のタイムラインを作成するオプションを選択する。たとえば、アプリケーションを起動するために、ユーザは電子デバイスにアクセスして、物品に関連付けられるアイコンを選択することができる。また、たとえば、ユーザは、物品に関連付けられるスマートタグをスキャンすることによって、アプリケーションを起動することができる。一旦アプリケーションが起動すると、実施形態によれば、ユーザは、図20のスクリーンショット2004に類似するユーザインターフェースを提示されて、ユーザはメニュー2012からオプション2048(「タイムラインを作成する(Create timeline)」)を選択する。タイムラインは、ユーザが登録した物品の在庫でもよくダッシュボードでもよいことが理解されよう。登録済み物品について、タイムラインは、距離、ワークアウト数、操作の時間数、賞、報酬、バッチ、ポイント、クレジットなどの、さらなる情報へのリンクを表示または提供することができる。タイムラインは、ユーザ情報564、物品情報560などの、データストア130に保存することができる。また、タイムラインは、複数のデバイス上で複数のアプリケーションまたはウェブブラウザで開くことのできるソーシャルネットワークによって、保存および提示することができる。
【0138】
2412で、アプリケーションが、タイムラインを作成する要求をサーバに送信する。要求は、ユーザのユーザ識別子を含む。たとえば、電子デバイス102が、ユーザのユーザ識別子を含む要求をデジタル体験マネージャ510のタイムラインモジュール542に送信する。2416で、サーバが、物品のリストおよび関連物品を編集できるようにするために、1つまたは複数の物品に関連する登録情報を取得する。たとえば、タイムラインモジュール542は、ユーザに関連付けられる物品を識別するために、ユーザ識別子を使用して、物品識別子、取得日、ユーザコメント、ユーザの物品写真などを含むユーザ情報560および/または登録情報568を検索する。物品を識別した後、タイムラインモジュール542が物品識別子を使用して、物品説明、画像、物品を購入することができる、またはより多くの情報を取得することができるウェブページへのリンクを取得するために物品情報560を検索することができる。
【0139】
2420で、サーバが、物品についての情報をユーザから取得する。たとえば、タイムラインモジュールは、電子デバイス102を介して、1つまたは複数の物品についてのコメントを提供するようにユーザを促すことができる。図25に示されるように、ユーザは、「私の初めての中古シューズ(pair of throwbacks)です。今でも時々履いています」などの、物品についてのコメントを提供する。ユーザから取得した情報は、2416で取得した任意の登録情報を含みうることが理解されよう。
【0140】
2424で、サーバがユーザについての物品タイムラインを生成する。たとえば、タイムラインモジュール542は、2416および2420で取得した情報を、取得日によって時系列でリストアップし、物品説明、写真および画像、ユーザメモおよびコメントなどを含む、タイムライン2500などのタイムラインをもたらすテンプレートに編集する。タイムラインは、物品についての他の任意の適切な情報を含みうることが理解されよう。さらに、タイムラインは時系列で構成されなくてもよいことが理解されよう。たとえば、物品カテゴリ、物品人気度などごとに整理されうる。タイムラインは、ユーザによって指定される任意の方法で構成することもできる。2428で、サーバが、グラフィカルユーザインターフェースに物品タイムラインを表示するか、友人がコメント2514などのコメントをすることができるソーシャルネットワークでタイムラインをシェアする。たとえば、タイムラインモジュール542は、ディスプレイ208を介して表示するために、タイムラインを電子デバイス102に送信することができる。
【0141】
図26は、1つまたは複数の物品に関連する情報の既存のタイムラインに物品を追加する、および/またはそのタイムラインを更新する処理2600を示す流れ図を提供する。たとえば、処理2400によってタイムライン2500などのタイムラインを作成した後、ユーザはタイムラインを編集したい、および/またはタイムラインに新しい物品を追加したい場合がある。それを行うために、ユーザは処理2600を実装することができる。処理2600は、一般的に、2604で、ユーザが電子デバイスに、ユーザがタイムラインに追加したい物品のスマートタグを「スキャン」させるか、ユーザが電子デバイスに、ユーザがタイムライン上の出現を編集または削除したい物品のスマートタグを「スキャン」させると開始する。スキャンの間、電子デバイス102は、スマートタグ120から物品124に関連付けられる物品識別子430を取得する。電子デバイス102は、スマートタグから、どのアプリケーションを起動するかに関する命令(たとえば、ウェブブラウザを起動して、指定されたウェブページまたはウェブサイトにアクセスする命令でよい)などのさらなる情報を取得することができる。2608で、電子デバイスが、適切なアプリケーションを起動する、開く、切り替える、または他の方法でアクティブ化するか、アプリケーションがまだインストールされていない場合、適切なアプリケーションをダウンロードするようにユーザを促す(図6参照)。上述のように、電子デバイス102は、スマートタグから命令コードを受信すると、適切なアプリケーションを自動的に起動するか、デジタル体験マネージャ510のアプリケーションダウンロードモジュール514に適切なダウンロード要求を送信する。
【0142】
一旦電子デバイス上でアプリケーションが起動されると、アプリケーションがオプションのメニューをユーザに表示する。2612で、ユーザが、既存のタイムラインを編集する、および/またはそこに物品を追加するオプションをメニューから選択する。図20は、「タイムラインを作成または編集する(Create or edit timeline)」オプション2048を含む、オプションのメニューの例示的スクリーンショット2004を提供している。決定ブロック2618で、アプリケーションは、物品識別子に関連付けられる物品が、タイムラインにすでにリストアップされているかどうかを決定する。まだリストアップされていない場合、2622で、アプリケーションはタイムラインに物品を追加するオプションをユーザに与える。ここで、たとえば、アプリケーションが新しい物品の物品識別子をサーバに送信して、サーバが物品についての情報を取得する。たとえば、アプリケーションから物品識別子を受信すると、デジタル体験マネージャ510のタイムラインモジュール542が物品識別子を使用して、物品説明、画像、物品を購入することができる、またはより多くの情報を取得することができるウェブページへのリンクを取得するために物品情報560を検索することができる。
【0143】
2626で、アプリケーションが、タイムライン上に提示された情報を追加または編集するオプションをユーザに与える。ユーザが既存の物品を編集する場合、ユーザは物品についての情報を追加または削除するオプションを与えられる。ユーザが新しい物品を追加する場合、ユーザは、物品情報560から取得した情報から選択して、ユーザコメントを入力するオプションを与えられる。2630で、アプリケーションが、新しい物品および関連情報を含めるために、ならびに/または既存の物品へのユーザの編集を反映させるために、タイムラインを更新する。
【0144】
図27を参照すると、物品に関連付けられるイベントのタイムラインを作成する処理2700を示す流れ図が提供されている。図28は、処理2700によって作成されたイベントの例示的タイムライン2800のスクリーンショットの概略図である。図示されたタイムライン2800は、単一の物品2802についてのイベントの時系列をリストアップする。タイムラインは、イベントごとに、ユーザメモおよびコメント、写真または画像2808、ならびに友人のメモおよびコメント2812を含むイベント説明2804を含みうる。イベントについてのさらなる写真または情報へのリンクなどの、他の情報が提供されうることが理解されよう。
【0145】
処理2700は、一般的に、ユーザが電子デバイス上でアプリケーションを起動する2704から開始して、2708で、アプリケーションメニューから物品についてのイベントのタイムラインを作成するオプションを選択する。たとえば、アプリケーションを起動するために、ユーザは電子デバイスにアクセスして、物品に関連付けられるアイコンを選択することができる。また、たとえば、ユーザは、イベントのタイムラインを作成したい物品に関連付けられるスマートタグをスキャンすることによって、アプリケーションを起動することができる。一旦アプリケーションが起動すると、実施形態によれば、ユーザは、図20のスクリーンショット2004に類似するユーザインターフェースを提示されて、ユーザがメニュー2012からオプション2048(「タイムラインを作成する」)を選択する。このオプションを選択した後、ユーザは、イベントのタイムライン(製品のタイムラインではなく)を作成したいと指定することができる。
【0146】
2712で、アプリケーションがタイムラインを作成する要求をサーバに送信する。要求は、タイムラインを構築するべき物品の物品識別子、ならびにユーザのユーザ識別子を含む。たとえば、電子デバイス102が、物品識別子およびユーザ識別子を含む要求を、デジタル体験マネージャ510のタイムラインモジュール542に送信する。2716で、サーバが、物品に関連付けられるイベントのリストを編集できるようにするために、物品に関連するイベント情報を取得する。たとえば、タイムラインモジュール542が物品識別子およびユーザ識別子を使用して、関連物品情報560およびチェックイン情報576を取得する。たとえば、関連物品情報は、物品の説明および画像を含むことができ、関連チェックイン情報は物品がチェックインされたイベント(たとえば、時間および場所)を含むことができる。物品を識別した後、タイムラインモジュール542は物品識別子を使用して、物品説明、画像、物品を購入することができる、またはより多くの情報を取得することができるウェブページへのリンクを取得するために物品情報560を検索することができる。
【0147】
2720で、サーバが物品についての情報をユーザから取得する。たとえば、タイムラインモジュールは、電子デバイス102を介して、1つまたは複数のイベントについてのコメントを提供するようにユーザを促すことができる。図28に示されるように、ユーザは、「初めてのマラソンでジャージを着ました」などの、イベントについてのコメントを提供する。
【0148】
2724で、サーバが物品についてのイベントタイムラインを作成する。たとえば、タイムラインモジュール542は、2716および2720で取得した情報を、物品を含むイベントを時系列でリストアップし、イベント説明、写真、ビデオおよび画像、ユーザメモおよびコメントなどを含む、タイムライン2800などのタイムラインをもたらすテンプレートに編集する。タイムラインは、イベントについての他の任意の適切な情報を含みうることが理解されよう。さらに、タイムラインは時系列で構成されなくてもよいことが理解されよう。たとえば、イベントカテゴリ、イベント人気度などごとに整理されうる。タイムラインは、ユーザによって指定される任意の方法で構成することもできる。2728で、サーバが、グラフィカルユーザインターフェースにイベントタイムラインを表示するか、友人がコメント2812などのコメントをすることができるソーシャルネットワークでタイムラインをシェアする。たとえば、タイムラインモジュール542は、ディスプレイ208を介して表示するために、タイムラインを電子デバイス102に送信することができる。また、たとえば、タイムラインは「タップ」してNFCを介してシェアすることによって、別のデバイス102に転送されうる。
【0149】
実施形態によれば、タイムラインは、物品の認定された「歴史」に基づいて、販売/再販売する前に物品124の付加価値を生み出すために使用されうる。たとえば、ボールおよびジャージなどの物品は、小売店に出荷される、または販売される前に、チームのロッカールーム、またはホームピッチ/コート/フィールドを「訪れる」ことができる。これは、その位置で物品を「タップ」して、およびその位置を物品の個々のタイムラインに追加することによって文書化することができる。顧客は、購入する前に、小売店で物品をタップしてタイムラインを見ることができる。たとえば、顧客は自分の電子デバイスを使用して物品のスマートタグをタップして、その物品が特定の場所にあったこと、および/または特定の人々(たとえば、有名なスポーツ選手)によって着用または使用されたことを示す物品のタイムラインを閲覧することができる。いくつかの例では、タイムラインは、重要なバスケットボールの試合で有名なバスケットボール選手によって着用または使用されたことなど、特定の物品が特定のイベントで特定の人々によって着用または使用されたことを示すことができる。マーケティングコールアウトまたは顧客に伝える見えるタグがあってもよく、特別なタイムラインを有する製品を探し求めて皆が異なる製品のタップを開始するようになるサプライズであってもよい。購入履歴もタイムラインの一部になりうるので、製品の有名な所有者を追跡して認証することができる。これには、認証されたソーシャルネットワーキングおよびソーシャルメディアアカウント(たとえば、Twitter(登録商標)、Facebook(登録商標))を使用して、所有者認証情報を登録する必要がある場合がある。最終的にディスプレイ上に表示された製品を、ゲストがタップして、彼らの電子デバイス上でタイムラインを閲覧することができる。
【0150】
アウトラインは、スマートタグをトリガとして使用して、物品に主要なマイルストーンと時系列のイベントを文書化する物品についての「タイムカプセル」でよい。タイムラインは、個人的実績/記録(たとえば、最速の10キロメートル、最長走行など)、完了した競争イベント(たとえば、有名なマラソンなど)、最も高い標高、累積マイル、購入日などを含みうる。不履行については、タイムラインは、スポーツイベント(たとえば、有名なサッカークラブが競合するのを見るために202年12月2日に訪れた有名スタジアムなど)、ナイトクラブ(ニューヨーク市にある有名なクラブなど)を含みうる。これらのイベントは、カスタムアプリケーションを実行している電子デバイスで物品をタップすることを介して添付することができる。ビデオ、写真、音声、およびテキストなどのあらゆるタイプのメディアを、ソーシャルネットワークを介してシェアするオプションとともにタイムラインに添付することができる。
【0151】
実施形態によれば、スマートタグ120は、有益な情報とともに埋め込んで、任意の数の、および様々な物品に取り付けることができ、任意のユーザによって提示された埋込み情報の電子デバイス102をシェアするために利用することができる。たとえば、スマートタグ120をトレイルマーカーとして使用することができる。これらのスマートタグ120はトレイルに沿って配置されて(たとえば、ツリー、ポスト等に取り付けられる)、距離、高度、その位置で、またはその近くで発生した歴史的イベントなどのトレイルについての詳細を含むことができる。また、スマートタグは、電子デバイスに送信することができ、またそこからレンダリングすることができる、マッピング情報を含みうる。たとえば、ユーザはこれらのスマートタグのうちの1つをタップすることができ、スマートタグは、トレイルルートをダウンロードする、および/またはルートに沿ってワークアウトを開始するよう、電子デバイス102に命令する。いくつかの例では、スマートタグは、モバイルデバイス上のワークアウトアプリケーションに、ルートをダウンロードしてワークアウトを開始するように命令する。アプリケーションは、ソーシャルネットワーク上でルートをチェックインおよび/またはシェアすることを可能にすることができる。他の例では、スマートタグ120は体育器材に配置されうる。スマートタグは、器材の名称/タイプなどの情報、およびユーザの器材使用についての情報を電子デバイスに送信することができる。たとえば、スマートタグは、反復および/またはセットの回数、使用される重量または設定、それぞれの反復および/またはセット間の時間、ならびに器材を使用する総ワークアウト時間を送信することができる。さらに、電子デバイスのモバイルアプリケーションは、ロードするべき重量、使用するべき設定、カウントダウンするべき反復回数、および反復間の所定の休憩時間に関して、器材に指示することができる。
【0152】
図29は、実施形態を実装することができる例示的環境2900である。環境2900は、インターネット、ワイドエリアネットワーク、ローカルエリアネットワークなどのネットワーク2918で接続された、コンピュータ2926、ネットワークルータ2912、プリンタ2908、およびサーバ2910を含む。コンピュータ2926は、モニタ2906、プロセッサ2902、およびキーボード2922を含む。コンピュータ2926は、たとえば、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ハンドヘルドコンピュータ、および電子デバイス102などの電子デバイス、メインフレームコンピュータなどでよい。実施形態によれば、ユーザは、タッチスクリーン、マウス、キーボード2922、トラックボールなどの様々な入力デバイスを使用して、コンピュータ2926にコマンドを入力することができる。
【0153】
サーバ2910は、たとえば、さらなるソフトウェアプログラムおよびデータを格納するために使用されうる。一実施形態では、本明細書に記載のシステム、方法、および処理を実装するソフトウェアは、サーバ2910内の記憶媒体に格納されうる。したがって、ソフトウェアはサーバ2910内の記憶媒体から実行されうる。他の実施形態では、本明細書に記載のシステム、方法、および処理を実装するソフトウェアは、コンピュータ2926内の記憶媒体に格納されうる。したがって、ソフトウェアはコンピュータ2926内の記憶媒体から実行されうる。したがって、この実施形態では、ソフトウェアは、コンピュータ2926がネットワークルータ2912に接続されているかどうかに関わらず使用することができる。プリンが2908は、ルータ2912を介してではなく、直接コンピュータ2926に接続されうることが理解されよう。
【0154】
図30に示されるように、専用コンピュータシステム3000の実施形態が示されている。たとえば、デジタル体験マネージャ510およびそのコンポーネントは、専用コンピュータシステム3000でよい。上記の方法は、上述の処理およびコンポーネントの動作を実行するようにコンピュータシステムに指示するコンピュータプログラム製品によって実装されうる。それぞれのこのようなコンピュータプログラム製品は、対応する動作を実行するようにコンピュータシステムのプロセッサに指示するコンピュータ可読媒体に組み入れられた命令(コード)のセットを備えうる。命令は、連続的順序で、またはパラレルに(異なる処理スレッドの下などに)、あるいはそれらの組合せで実行するように構成されうる。コンピュータプログラム製品を汎用コンピュータ2926にロードした後、汎用コンピュータ2926は専用コンピュータシステム3000に変わる。
【0155】
専用コンピュータシステム3000は、ユーザ出力デバイス3006(たとえば、モニタ)、ユーザ入力デバイス3010(たとえば、キーボード、マウス、トラックボール、タッチスクリーン)、通信インターフェース3016、および/または有形コンピュータ可読媒体に格納されたコンピュータプログラム製品3020が接続された、コンピュータ3002を備える。コンピュータプログラム製品3020は、上述の方法および処理を実行するようにコンピュータシステム3000に指示する。コンピュータ3002は、バスサブシステム3030を介していくつかの周辺デバイスと通信する、1つまたは複数のプロセッサ3026を含みうる。これらの周辺デバイスは、ユーザ出力デバイス3006、ユーザ入力デバイス3010、通信インターフェース3016、ならびに有形コンピュータ可読メモリの形式のランダムアクセスメモリ(RAM)3036および不揮発性ストレージドライブ3040(たとえば、ディスクドライブ、光ドライブ、ソリッドステートドライブ)などのストレージサブシステムを含みうる。
【0156】
コンピュータプログラム製品3020は、不揮発性ストレージドライブ3040、またはコンピュータ3002がアクセス可能な他のコンピュータ可読媒体に格納されて、メモリ3036にロードされうる。それぞれのプロセッサ3026は、Intel(登録商標)またはAdvanced Micro Devices,Inc.(登録商標)からのマイクロプロセッサ、および同等物などのマイクロプロセッサを備えうる。コンピュータプログラム製品3005をサポートするために、コンピュータ3002は、製品3020の上述のコンポーネントとの通信、ならびにコンピュータプログラム製品3020をサポートする上述のコンポーネント間の通信を処理するオペレーティングシステムを実行する。例示的オペレーティングシステムには、Microsoft CorporationのWindows(登録商標)または同等物、AppleのOS X(登録商標)、Sun MicrosystemsのSolaris(登録商標)、LINUX(登録商標)、UNIX(登録商標)、および同等物がある。
【0157】
ユーザ入力デバイス3010は、コンピュータ3002に情報を入力するための、全ての可能なタイプのデバイスおよびメカニズムを含む。これらは、キーボード、キーパッド、マウス、スキャナ、デジタル描画パッド、ディスプレイに組み込まれたタッチスクリーン、音声認識システムやマイクなどのオーディオ入力デバイスを含みうる。ユーザ入力デバイス3010によって、一般的に、ユーザは、ボタンのクリックまたは同等のものなどのコマンドを介して、モニタ上に現れるオブジェクト、アイコン、テキストおよび同等物を選択できるようになる。ユーザ出力デバイス3030は、コンピュータ2902から情報を出力するための、全ての可能なタイプのデバイスおよびメカニズムを含む。これらは、ディスプレイ、モニタ、プリンタ、オーディオ出力デバイスなどの非視覚的ディスプレイなどを含みうる。
【0158】
通信インターフェース3016は、他の通信ネットワークおよびデバイスへのインターフェースを提供して、他のシステム、ワイドエリアネットワーク(WAN)、および/またはインターネットからデータを受信して、そこにデータを送信するためのインターフェースとして働くことができる。通信インターフェース3016の実施形態は、イーサネット(登録商標)カード、モデム(電話、衛星、ケーブル、ISDN)、(非同期)デジタル加入者回線(DSL)ユニット、FireWire(登録商標)インターフェース、USB(登録商標)インターフェース、無線ネットワークアダプタ、および同等物を含む。たとえば、通信インターフェース3016は、コンピュータネットワーク、FireWire(登録商標)バス、または同等物に結合されうる。他の実施形態では、通信インターフェース3016は、コンピュータ3002のマザーボードに物理的に組み入れられてもよく、および/あるいはソフトウェアプログラムまたは同等物でもよい。
【0159】
メモリ3036および不揮発性ストレージドライブ303040は、実行可能コンピュータコード、人間が読めるコード、または同等物を含む、本発明のコンピュータプログラム製品実施形態などのデータを格納するように構成された有形コンピュータ可読媒体の例である。他のタイプの有形コンピュータ可読媒体には、フレキシブルディスク、リムーバブルハードディスク、CD−ROMやDVDなどの光記憶媒体、バーコード、フラッシュメモリなどの半導体メモリ、読出し専用メモリ(ROM)、バッテリバックアップ式揮発性メモリ、ネットワーク記憶装置、および同等物がある。メモリ3036および不揮発性ストレージドライブ3040は、上述のように、本発明の様々な実施形態の機能を提供する基本プログラミングおよびデータ構造を格納するように構成されうる。
【0160】
本発明の機能を提供するソフトウェア命令セットは、メモリ3036および不揮発性ストレージドライブ3040に格納されうる。これらの命令セットまたはコードは、プロセッサ3026によって実行されうる。メモリ3036および不揮発性ストレージドライブ3040は、本発明によって使用されるデータおよびデータ構造を格納するためのリポジトリも提供することができる。メモリ3036および不揮発性ストレージドライブ3040は、プログラム実行の間に命令およびデータを格納するための主要RAM、および固定命令が格納されるROMを含む、いくつかのメモリを含みうる。メモリ3036および不揮発性ストレージドライブ3040は、プログラムおよび/またはデータファイルの永続的(不揮発性)ストレージを提供するファイルストレージサブシステムを含みうる。また、メモリ3036および不揮発性ストレージドライブ3040は、リムーバブルフラッシュメモリなどのリムーバブルストレージシステムを含みうる。
【0161】
バスサブシステム3030は、コンピュータ3002の様々なコンポーネントおよびサブシステムが、意図したとおりに相互に通信できるようにするメカニズムを提供する。バスサブシステム3030は単一のバスとして概略的に示されているが、バスサブシステムの代替実施形態は、コンピュータ3002内の複数のバスまたは通信パスを利用することができる。
【0162】
ファームウェアおよび/またはソフトウェア実装形態の場合、方法は本明細書に記載の機能を実行するモジュール(たとえば、手順、機能など)で実装することができる。命令を有形に具現化する任意の機械可読媒体は、本明細書に記載の方法を実装する際に使用することができる。たとえば、ソフトウェアコードはメモリに格納されうる。メモリはプロセッサ内で実装されてもよく、プロセッサの外部で実装されてもよい。本明細書で使用されるように、「メモリ」という用語は、任意のタイプのロングターム、ショートターム、揮発性、不揮発性、または他の記憶媒体を指し、任意の特定のタイプのメモリまたは任意の特定の数のメモリ、またはメモリが格納されるタイプの媒体に限定されるものではない。
【0163】
さらに、本明細書に開示されるように、「記憶媒体」という用語は、情報を格納するためのROM、RAM、磁気RAM、コアメモリ、磁気ディスク記憶媒体、光記憶媒体、フラッシュメモリデバイスおよび/または他の機械可読媒体を含む、データを格納するための1つまたは複数のメモリを表すことができる。「機械可読媒体」という用語は、これに限定されないが、ポータブルまたは固定記憶デバイス、光記憶デバイス、無線チャネル、および/あるいは、命令および/またはデータを含む、または搬送するものを格納することができる、他の様々な記憶媒体を含む。
【符号の説明】
【0164】
100 環境
102 電子デバイス
110 ユーザ
116 ネットワーク
118 短距離無線接続
120 スマートタグ
122 サーバ
124 物品
124a ジャージ
124b シューズ
124c 靴ひも
124d ショートパンツ
124e フットボール
130 データストア
204 プロセッサ
208 ディスプレイ
210 データバス
212 タッチスクリーン
218 記憶装置
220 スキャナ
224 カメラ
228 NFCインタ−フェース
232 ネットワークデバイス
236 位置決定デバイス
400 NFCアプリケーション
402 NFCチップ
406 磁場
420 電波
430 物品識別子
510 デジタル体験マネージャ
514 アプリケーションダウンロードモジュール
518 インストアコンテンツモジュール
522 仮想値札モジュール
526 登録モジュール
530 登録済み所有者モジュール
532 チェックインモジュール
534 未登録ユーザモジュール
538 ロック&キーモジュール
542 タイムラインモジュール
554 アプリケーションデータストア
554 アプリケーション情報
560 物品情報データストア
560 物品情報
564 ユーザ情報データストア
564 ユーザ情報
564 ユーザ情報データベース
568 登録データストア
568 登録情報
572 デジタルコンテンツデータストア
572 デジタルコンテンツ
576 チェックイン情報データストア
576 チェックイン情報
580 便益情報データストア
580 便益情報
600 処理
700 小売店
712 ランニングセクション
716 テニスセクション
720 フットボールセクション
724 野球セクション
730 バスケットボールセクション
746 販売時点情報管理(POS)端末
750 出入口
756 スマートタグリーダー
760 フロアマット
764 スマートタグライター
800 処理
900 処理
908 「情報取得」オプション
904 例示的スクリーンショット
912 スクリーンショット
913 スクリーンショット
914 スクリーンショット
920 「次のページ」ボタン
924 「購入」ボタン
1000 処理
1100 処理
1200 処理
1228 処理
1304 スクリーンショット
1308 「価格取得」オプション
1312 スクリーンショット
1400 処理
1500 処理
1600 処理
1700 処理
1708 決定ブロック
1724 決定ブロック
1800 処理
1820 決定ブロック
1832 決定ブロック
1900 処理
1916 決定ブロック
2004 スクリーンショット
2008 ウェルカムメッセージ
2012 オプションメニュー
2016 オプション
2020 オプション
2024 オプション
2032 オプション
2040 オプション
2044 オプション
2048 「タイムラインを作成または編集する」オプション
2056 オプション
2060 スクリーンショット
2064 ウェルカムメッセージ
2068 オプションメニュー
2072 オプション
2084 オプション
2088 オプション
2089 スクリーンショット
2090 「ワークアウト」ボタン
2092 「コンテンツ取得」ボタン
2094 スクリーンショット
2096 スクリーンショット
2100 処理
2200 処理
2400 処理
2500 タイムライン
2504 物品説明
2508 写真または画像
2512 ユーザメモおよびコメント
2514 友人のメモおよびコメント
2600 処理
2618 決定ブロック
2700 処理
2800 タイムライン
2802 物品
2804 イベント説明
2808 写真または画像
2812 友人のメモおよびコメント
2900 環境
2902 プロセッサ
2906 モニタ
2908 プリンタ
2910 サーバ
2912 ネットワークルータ
2918 ネットワーク
2922 キーボード
2926 コンピュータ
3000 専用コンピュータシステム
3002 コンピュータ
3006 ユーザ出力デバイス
3010 ユーザ入力デバイス
3016 通信インターフェース
3020 コンピュータプログラム製品
3026 プロセッサ
3030 バスサブシステム
3036 ランダムアクセスメモリ(RAM)
3040 不揮発性ストレージドライブ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9A
図9B
図9C
図9D
図10
図11
図12A
図12B
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20A
図20B
図20C
図20D
図20E
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28
図29
図30