【文献】
Huawei, HiSilicon,DCI design for short TTI,3GPP TSG-RAN WG1#85 R1-164060,フランス,3GPP,2016年 5月14日,Section 4
【文献】
Spreadtrum Communications,Discussions on DL control channel design for short TTI,3GPP TSG-RAN WG1#84b R1-162545,フランス,3GPP,2016年 4月 1日,Section 3
【文献】
ETRI,Overview on frame structure and downlink design for TTI shortening,3GPP TSG-RAN WG1#84 R1-161011,フランス,3GPP,2016年 2月 5日,Section 3
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
ダウンリンク制御チャネルによって占有される前記時間−周波数ドメインリソースは、送信時間においてDCIを伝達する前記ダウンリンク制御チャネルによって占有されるCCEを備え、前記送信時間は、0.5ms以下である、請求項1に記載の方法。
前記第1の時間−周波数ドメインリソースは、前記PDCCH領域内の時間−周波数ドメインリソース、前記ダウンリンクサブフレーム内の前記最初の2つのシンボルが属する前記時間領域内の時間−周波数ドメインリソース、および前記ダウンリンクサブフレーム内の前記最初の3つのシンボルが属する前記時間領域内の時間−周波数ドメインリソースの3つのうちの少なくとも1つを含む、請求項1または2に記載の方法。
ダウンリンク制御チャネルによって占有される前記時間−周波数ドメインリソースは、送信時間においてDCIを伝達する前記ダウンリンク制御チャネルによって占有されるCCEを備え、前記送信時間は、0.5ms以下である、請求項5に記載の方法。
前記第1の時間−周波数ドメインリソースは、前記PDCCH領域内の時間−周波数ドメインリソース、前記ダウンリンクサブフレーム内の前記最初の2つのシンボルが属する前記時間領域内の時間−周波数ドメインリソース、および前記ダウンリンクサブフレーム内の前記最初の3つのシンボルが属する前記時間領域内の時間−周波数ドメインリソースの3つのうちの少なくとも1つを含む、請求項5または6に記載の方法。
ダウンリンク制御チャネルによって占有される前記時間−周波数ドメインリソースは、送信時間においてDCIを伝達する前記ダウンリンク制御チャネルによって占有されるCCEを備え、前記送信時間は、0.5ms以下である、請求項9に記載のネットワークデバイス。
前記第1の時間−周波数ドメインリソースは、前記PDCCH領域内の時間−周波数ドメインリソース、前記ダウンリンクサブフレーム内の前記最初の2つのシンボルが属する前記時間領域内の時間−周波数ドメインリソース、および前記ダウンリンクサブフレーム内の前記最初の3つのシンボルが属する前記時間領域内の時間−周波数ドメインリソースの3つのうちの少なくとも1つを含む、請求項9または10に記載のネットワークデバイス。
ダウンリンク制御チャネルによって占有される前記時間−周波数ドメインリソースは、送信時間においてDCIを伝達する前記ダウンリンク制御チャネルによって占有されるCCEを備え、前記送信時間は、0.5ms以下である、請求項13に記載のユーザ端末。
前記第1の時間−周波数ドメインリソースは、前記PDCCH領域内の時間−周波数ドメインリソース、前記ダウンリンクサブフレーム内の前記最初の2つのシンボルが属する前記時間領域内の時間−周波数ドメインリソース、および前記ダウンリンクサブフレーム内の前記最初の3つのシンボルが属する前記時間領域内の時間−周波数ドメインリソースの3つのうちの少なくとも1つを含む、請求項13または14に記載のユーザ端末。
【発明の概要】
【0005】
従来技術における問題を解決するために、本発明の実施形態は、制御情報を送信するための方法、装置、およびシステムを提供する。次のように技術的解決手段が与えられる。
【0006】
第1の態様によれば、制御情報を送信するための方法が提供される。この方法では、ネットワークデバイスが、第1の制御情報を送信するための第1の時間−周波数ドメインリソースに基づいて、第1の制御情報に含められる少なくとも1つの情報フィールドを決定し、ネットワークデバイスは、少なくとも1つの情報フィールドに基づいて第1の制御情報のビットの量を決定し、次いで、ネットワークデバイスは、第1の制御情報のビットの量に基づいて第1の時間−周波数ドメインリソース上で第1の制御情報をユーザ端末に送信する。
【0007】
ネットワークデバイスによってユーザ端末に送信されるビットの総量は、第1の制御情報のビットの量以上であってもよい。
【0008】
考えられる設計では、第1の時間−周波数ドメインリソースが第1の時間領域内の時間−周波数ドメインリソースであるとき、少なくとも1つの情報フィールドは、第1の情報フィールドを含み、第1の情報フィールドにおいて伝達される情報は、少なくとも2つの制御情報フォーマットのうちの一方を示すために使用されるかまたは少なくとも2つの時間長のうちの一方を示すために使用され、第1の時間領域は、ダウンリンクサブフレーム内の最初の1つ、2つ、3つ、もしくは4つのシンボルが属する時間領域であるか、または物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH領域である。
【0009】
第1の情報フィールドにおいて伝達される情報は、フォーマット識別指示情報またはTTI期間指示情報を含む。少なくとも2つの制御情報フォーマットは、1msのTTIを示す制御情報フォーマットと1msよりも短いTTIのフォーマットとを含んでもよく、または少なくとも2つの制御情報フォーマットは、第1の制御情報フォーマットと第2の制御情報フォーマットとを含んでもよい。少なくとも2つの時間長は、1msの期間と1msよりも短い期間とを含んでもよい。ここで、期間は、ユーザ端末がこの期間内で情報を受信するかまたは情報を送信することを示してもよい。
【0010】
第1の時間−周波数ドメインリソースが第1の時間領域内にないとき、たとえば、第1の時間−周波数ドメインリソースが、0.5ms以下の送信時間内の時間−周波数ドメインリソースであるとき、第1の制御情報の情報フィールドは、第1の情報フィールドにおいて伝達される情報を含まないことがある。
【0011】
別の考えられる設計では、第1の時間−周波数ドメインリソースが第1の時間領域を超える時間−周波数ドメインリソースであるとき、少なくとも1つの情報フィールドは第2の情報フィールドを含み、第2の情報フィールドにおいて伝達される情報は、ダウンリンク制御チャネルによって占有されない時間−周波数ドメインリソースを示すために使用されるかまたはダウンリンクデータチャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソースを示すために使用され、第1の時間領域は、ダウンリンクサブフレーム内の最初の1つ、2つ、3つ、もしくは4つのシンボルが属する時間領域であるか、または物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH領域である。
【0012】
第2の情報フィールドにおいて伝達される情報は、ダウンリンクデータチャネルのリソース使用状況を示す情報である。ダウンリンク制御チャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソースは、送信時間内にDCIを伝達するためにダウンリンク制御チャネルによって占有される制御チャネル要素(Control Channel Element、CCE)、または送信時間においてダウンリンク制御チャネルによって占有されるリソースブロックRB、または送信時間においてダウンリンク制御チャネルによって占有されるリソース要素REを含んでもよい。ダウンリンク制御チャネルによって占有されない時間−周波数ドメインリソースは、送信時間内にDCIを伝達するためにダウンリンク制御チャネルによって占有されないCCE、または送信時間においてダウンリンク制御チャネルによって占有されないリソースブロックRB、または送信時間においてダウンリンク制御チャネルによって占有されないリソース要素REを含んでもよい。ダウンリンクデータチャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソースは、送信時間内にダウンリンクデータチャネルによって占有されるリソースブロックRB、または送信時間においてダウンリンクデータチャネルによって占有されるリソース要素REを含んでもよい。送信時間は、2シンボル送信時間、0.5ms以下の送信時間、または1msの送信時間であってもよい。
【0013】
第1の時間−周波数ドメインリソースが第1の時間領域を超える時間−周波数ドメインリソースであることは、第1の時間−周波数ドメインリソースが、0.5ms以下の送信時間内の時間−周波数ドメインリソースであることを含む。第1の時間−周波数ドメインリソースが第1の時間領域内であるとき、第1の制御情報の情報フィールドは、第2の情報フィールドにおいて伝達される情報を含まなくてもよい。
【0014】
別の考えられる設計では、第1の時間−周波数ドメインリソースは、第2の時間領域内の時間−周波数ドメインリソースであり、少なくとも1つの情報フィールドは第3の情報フィールドを含み、第3の情報フィールドにおいて伝達される情報は、サウンディング参照信号SRSを送信するようにユーザ端末をトリガするために使用され、第2の時間領域は、ネットワークデバイスによって構成されるかまたは事前に定義される。
【0015】
第3の情報フィールドにおいて伝達される情報は、SRS要求情報を含む。
【0016】
ネットワークデバイスは、第1の制御情報の情報フィールドが第3の情報フィールドを含むことがあることを決定した後、ユーザ端末がサウンディング参照信号SRSを送信するようにトリガされるかどうかに応じて第3の情報フィールドのビットのステータスを設定してもよい。第1の時間−周波数ドメインリソースが第2の時間領域内ではないとき、第1の制御情報の情報フィールドは、第3の情報フィールドにおいて伝達される情報を含まなくてもよい。
【0017】
別の考えられる設計では、第1の時間−周波数ドメインリソースは、第3の時間領域内の時間−周波数ドメインリソースであり、少なくとも1つの情報フィールドは第4の情報フィールドを含み、第4の情報フィールドにおいて伝達される情報は、チャネル品質情報CSIを送信するようにユーザ端末をトリガするために使用され、第3の時間領域は、ネットワークデバイスによって構成されるかまたは事前に定義される。
【0018】
第4の情報フィールドにおいて伝達される情報は、チャネル状態CSI指示情報を含む。
【0019】
ネットワークデバイスは、第1の制御情報の情報フィールドが第4の情報フィールドを含むことがあることを決定した後、ユーザ端末がチャネル品質情報CSIを送信するようにトリガされるかどうかに応じて第4の情報フィールドのビットのステータスを設定してもよい。第1の時間−周波数ドメインリソースが第3の時間領域内ではないとき、第1の制御情報の情報フィールドは、第4の情報フィールドにおいて伝達される情報を含まなくてもよい。
【0020】
第3の時間領域は、PDCCH領域などの、固定された時間領域または事前に定義された時間領域である。このことはこの実施形態では限定されない。
【0021】
代替として、第3の時間領域は、ネットワークデバイスによってユーザ端末のCSI指示情報を受信した以前の時間に基づいて決定されてもよい。
【0022】
別の考えられる設計では、第1の時間−周波数ドメインリソースは、PDCCH領域内の時間−周波数ドメインリソース、ダウンリンクサブフレーム内の最初の1つ、2つ、3つ、または4つのシンボルが属する時間領域内の時間−周波数ドメインリソース、および0.5ms以下の送信時間内の時間−周波数ドメインリソースの3つのうちの少なくとも1つを含む。
【0023】
第2の態様によれば、制御情報を送信するための方法が提供される。この方法では、ネットワークデバイスが、第1の制御情報に含まれる少なくとも1つの情報フィールドを決定し、少なくとも1つの情報フィールドにおいて伝達される情報は、
少なくとも1つの送信時間内に受信および/または送信される情報に対応する冗長バージョン情報、
N個の送信時間を示し、第1の制御情報が、ユーザ端末にN個の送信時間内に情報を受信するように指示するために使用され、および/またはN個の送信時間内に情報を送信するようにユーザ端末をトリガするために使用される、1以上の正の整数であるN、ならびに
少なくとも1つの送信時間内にアップリンクチャネル上でアップリンクデータが送信されるべきであるかどうかを示す情報のうちの少なくとも1つまたはそれらの任意の組合せを含み、
ネットワークデバイスは、第1の制御情報をユーザ端末に送信する。
【0024】
ネットワークデバイスは、従来技術における解決手段を使用して、第1の制御情報に含まれる情報フィールドを決定してもよく、または本発明において提供される解決手段を使用して、第1の制御情報に含まれる情報フィールドを決定してもよい。
【0025】
別の考えられる設計では、少なくとも1つの情報フィールドは第1の情報フィールドを含み、第1の情報フィールドにおいて伝達される情報は、少なくとも1つの送信時間内に受信および/または送信される情報に対応する冗長バージョン情報を含み、
この方法は、ネットワークデバイスが、第1の制御情報をユーザ端末に送信する前に、
ネットワークデバイスが、Mを決定することであって、少なくとも1つの送信時間がM個の送信時間であり、Mが1以上の正の整数である、Mを決定することと、
ネットワークデバイスが、M、第1の情報フィールドのビットの量、ならびにM個の送信時間内に受信および/または送信される情報に対応する冗長バージョン情報に基づいて第1の情報フィールドの少なくとも1つのビットのステータスを決定することとをさらに含む。
【0026】
Mは、第1の制御情報または他の制御情報に基づいてネットワークデバイスによって決定されてもよく、またはネットワークデバイスによってユーザ端末に送信される上位層シグナリングに基づいて決定されてもよく、ユーザ機器のトラフィック量に基づいてネットワークデバイスによってユーザ機器に割り振られてもよく、またはネットワークデバイス自体によって決定されてもよい。第1の情報フィールドのビットの量は、第1の情報フィールドに含まれる情報のビットの量または第1の情報フィールドに含まれるビットの量である。
【0027】
ネットワークデバイスは、送信時間の数と、第1の情報フィールドのビットの量と、第1の情報フィールドのビットのステータスと、少なくとも1つの送信時間内に受信および/または送信される情報に対応する冗長バージョン情報との対応を事前に記憶してもよい。ネットワークデバイスは、対応、M、第1の情報フィールドのビットの量、ならびにM個の送信時間内に受信および/または送信される情報に対応する冗長バージョン情報に基づいて第1の情報フィールドの少なくとも1つのビットのステータスを決定してもよい。M個の送信時間は、連続していてもまたは不連続であってもよい。
【0028】
対応は、具体的には次のように定められてもよい。第1の情報フィールドのビットの量がXであるとき、Xの値が上位層シグナリングに基づいて構成されるか、固定されるか、または事前に定義されることがある場合、ネットワークデバイスは、Xの値とMの値との関係に基づいて冗長バージョンを示すビットの量を決定し、M個の送信時間内に受信および/または送信される情報に対応する冗長バージョン情報に基づいて第1の情報フィールドの少なくとも1つのビットのステータスをさらに決定してもよい。次のように3つのケースが含められる。
【0029】
(1)MがXよりも大きいとき、Xにおける1つのビットが、冗長バージョンの種類を示すために使用され、少なくとも1つのビットの1つの状態が、少なくとも2つの送信時間内の1つの冗長バージョンに対応する。
【0030】
(2)MがXよりも小さく、Mが事前に設定された第1のしきい値よりも大きいとき、Xにおける各ビットの1つの状態が、最大で1TTIの冗長バージョンに対応する。事前に設定された第1のしきい値は、正の整数であり、X/2またはX/3を切り捨てることによって得られてもよい。このことはこの実施形態では限定されない。
【0031】
(3)Mが事前に設定された第1のしきい値以下であるとき、iビットごとの1つの状態が、最大で1TTIの冗長バージョンに対応する。事前に設定された第1のしきい値は、正の整数であり、X/iを切り捨てることによって得られてもよく、ここで、iは1以上の正の整数である。
【0032】
別の考えられる設計では、少なくとも1つの情報フィールドは、第2の情報フィールドを含み、第2の情報フィールドにおいて伝達される情報はNを含み、
この方法は、ネットワークデバイスが第1の制御情報をユーザ端末に送信する前に、
ネットワークデバイスが、Nおよび第1の対応に基づいて第2の情報フィールドの少なくとも1つのビットのステータスを決定することであって、第1の対応が、少なくとも1つのビットのステータスとNとの対応であり、第1の対応が、ネットワークデバイスによって構成されるかまたは事前に定義される、ステータスを決定することをさらに含む。
【0033】
第2の情報フィールドのビットの量は固定されてもよくまたは事前に定義されてもよい。これに応じて、第2の情報フィールドによって示されることがある送信時間の量セットにおける要素の数は、第2の情報フィールドのビットの量によって決定される。たとえば、ビットの量がnである場合、量セット内の要素の最大数は2
nである。量セット内の各要素によって表される値は、上位層シグナリングに基づいてユーザ端末によって構成されるかまたは事前に定義される。
【0034】
代替として、第2の情報フィールドのビットの量は可変である。ネットワークデバイスは、スケジュールされた送信時間の期間に基づいて第2の情報フィールドのビットの量を決定し、次いで、Nおよび第1の対応に基づいて第2の情報フィールドの少なくとも1つのビットのステータスを決定してもよい。
【0035】
別の考えられる設計では、少なくとも1つの情報フィールドは第3の情報フィールドを含み、第3の情報フィールドにおいて伝達される情報は、アップリンクデータが少なくとも1つの送信時間内にアップリンクチャネル上で送信されるべきかどうかを示す情報を含み、
この方法は、ネットワークデバイスが第1の制御情報をユーザ端末に送信する前に、
ネットワークデバイスが、Pを決定することであって、Pが、ユーザ端末がP個の送信時間内に情報を受信すべきであることを示し、および/もしくはユーザ端末が、P個の送信時間内に情報を送信すべきであることを示し、Pが1以上の正の整数である、Pを決定すること、
Pが1よりも大きいとき、ネットワークデバイスが、第3の情報フィールドがKビットの情報フィールドであることを決定することであって、第3の情報フィールドが、アップリンクデータがP個の送信時間内のK個の送信時間内にアップリンクチャネル上で送信されるべきであることを示すために使用され、Kが、1以上でP以下の正の整数であり、すなわち、第3の情報フィールドが、アップリンクデータがK個の送信時間の一部においてアップリンクチャネル上で送信されるべきであり、かつK個の送信時間の他の部分ではアップリンクチャネル上でアップリンクデータが送信されるべきではないことを示すために使用されることがある、Pが1よりも大きいときの決定を行うこと、ならびに/または
Pが1に等しいとき、ネットワークデバイスが、第3の情報フィールドが変調および符号化方式MCS情報フィールドであり、第3の情報フィールドが、アップリンクデータが1つの送信時間内にアップリンクチャネル上で送信されるべきであることを示すために使用されることを決定することであって、MCS情報フィールドのビットの状態29が、送信時間内のアップリンクチャネル上ではアップリンクデータが送信されるべきではないことを示すために使用されることがある、Pが1に等しいときの決定を行うことをさらに含む。
【0036】
ネットワークデバイスはPと1を比較する。
【0037】
別の考えられる設計では、少なくとも1つの送信時間のうちの1つまたは複数は、0.5ms以下の期間である。
【0038】
さらに、この実施形態は、制御情報を送信するための方法を提供する。この方法のための処理手順は次のように行われてもよい。ネットワークデバイスが、第1の制御情報を送信する。ここで、第1の制御情報は、第1の期間を有する少なくとも1つの送信時間におけるユーザ端末のスケジューリング情報の指示を含み、スケジューリング情報は、送信時間内に情報を受信するようにユーザ端末をトリガし、および/またはユーザ端末がP個の送信時間内に情報を送信すべきであることを示すために使用され、第1の期間は、0.5ms以下の期間である。ネットワークデバイスが、第2の制御情報を送信する。ここで、第2の制御情報は、少なくとも1つの送信時間のうちの1つにおいてアップリンクチャネル上でアップリンクデータが送信されるべきであるかどうかを示すために使用される。
【0039】
この方法では、第1の制御情報を送信した後で、ネットワークデバイスは、1つの制御情報(すなわち、第2の制御情報)を別個に送信し、ユーザ端末がアップリンクデータを少なくとも1つの送信時間内にアップリンクチャネル上で送信すべきであるかどうかを示す。
【0040】
第3の態様によれば、制御情報を検出するための方法が提供される。この方法では、ユーザ端末が、第1の制御情報を検出するための第1の時間−周波数ドメインリソースに基づいて、第1の制御情報に含められる少なくとも1つの情報フィールドを決定し、ユーザ端末が、少なくとも1つの情報フィールドに基づいて第1の制御情報のビットの量を決定し、次いで、第1の制御情報のビットの量に基づいて第1の時間−周波数ドメインリソース上で第1の制御情報を検出し、ユーザ端末が、第1の検出情報を検出した後に第1の制御情報を受信する。
【0041】
ネットワークデバイスによってユーザ端末に送信されるビットの総量は、第1の制御情報のビットの量以上であってもよい。
【0042】
考えられる設計では、第1の時間−周波数ドメインリソースが第1の時間領域内の時間−周波数ドメインリソースであるとき、少なくとも1つの情報フィールドは、第1の情報フィールドを含み、第1の情報フィールドにおいて伝達される情報は、少なくとも2つの制御情報フォーマットのうちの一方を示すために使用されるかまたは少なくとも2つの時間長のうちの一方を示すために使用され、第1の時間領域は、ダウンリンクサブフレーム内の最初の1つ、2つ、3つ、もしくは4つのシンボルが属する時間領域であるか、または物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH領域である。
【0043】
第1の情報フィールドにおいて伝達される情報は、フォーマット識別指示情報またはTTI期間指示情報を含む。少なくとも2つの制御情報フォーマットは、1msのTTIを示す制御情報フォーマットと1msよりも短いTTIのフォーマットとを含んでもよく、または少なくとも2つの制御情報フォーマットは、第1の制御情報フォーマットと第2の制御情報フォーマットとを含んでもよい。少なくとも2つの時間長は、1msの期間と1msよりも短い期間とを含んでもよい。ここで、期間は、ユーザ端末がこの期間内で情報を受信するかまたは情報を送信することを示してもよい。
【0044】
第1の時間−周波数ドメインリソースが第1の時間領域内にないとき、たとえば、第1の時間−周波数ドメインリソースが、0.5ms以下の送信時間内の時間−周波数ドメインリソースであるとき、第1の制御情報の情報フィールドは、第1の情報フィールドにおいて伝達される情報を含まないことがある。
【0045】
別の考えられる設計では、第1の時間−周波数ドメインリソースが第1の時間領域を超える時間−周波数ドメインリソースであるとき、少なくとも1つの情報フィールドは第2の情報フィールドを含み、第2の情報フィールドにおいて伝達される情報は、ダウンリンク制御チャネルによって占有されない時間−周波数ドメインリソースを示すために使用されるか、またはダウンリンク制御チャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソースを示すために使用されるか、またはダウンリンクデータチャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソースを示すために使用され、第1の時間領域は、ダウンリンクサブフレーム内の最初の1つ、2つ、3つ、もしくは4つのシンボルが属する時間領域であるか、または物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH領域である。
【0046】
第2の情報フィールドにおいて伝達される情報は、ダウンリンクデータチャネルのリソース使用状況を示す情報である。ダウンリンク制御チャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソースは、送信時間内にDCIを伝達するためにダウンリンク制御チャネルによって占有されるCCE、または送信時間においてダウンリンク制御チャネルによって占有されるリソースブロックRB、または送信時間においてダウンリンク制御チャネルによって占有されるリソース要素REを含んでもよい。ダウンリンク制御チャネルによって占有されない時間−周波数ドメインリソースは、送信時間内にDCIを伝達するためにダウンリンク制御チャネルによって占有されないCCE、または送信時間においてダウンリンク制御チャネルによって占有されないリソースブロックRB、または送信時間においてダウンリンク制御チャネルによって占有されないリソース要素REを含んでもよい。ダウンリンクデータチャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソースは、送信時間内にダウンリンクデータチャネルによって占有されるリソースブロックRB、または送信時間においてダウンリンクデータチャネルによって占有されるリソース要素REを含んでもよい。
【0047】
第1の時間−周波数ドメインリソースが第1の時間領域を超える時間−周波数ドメインリソースであることは、第1の時間−周波数ドメインリソースが、0.5ms以下の送信時間内の時間−周波数ドメインリソースであることを含む。第1の時間−周波数ドメインリソースが第1の時間領域内であるとき、第1の制御情報の情報フィールドは、第2の情報フィールドにおいて伝達される情報を含まなくてもよい。
【0048】
別の考えられる設計では、第1の時間−周波数ドメインリソースが、第2の時間領域内の時間−周波数ドメインリソースであるとき、少なくとも1つの情報フィールドは第3の情報フィールドを含み、第3の情報フィールドにおいて伝達される情報は、サウンディング参照信号SRSを送信するようにユーザ端末をトリガするために使用され、第2の時間領域は、受信される上位層シグナリングに基づいてユーザ端末によって決定されるかまたは事前に定義される。
【0049】
第3の情報フィールドにおいて伝達される情報は、SRS要求情報を含む。
【0050】
ユーザ端末は、第1の制御情報の情報フィールドが第3の情報フィールドにおいて伝達される情報を含むことがあると決定した後、第3の情報フィールドのビットのステータスに基づいて、サウンディング参照情報SRSを送信すべきかどうかを決定してもよい。第1の時間−周波数ドメインリソースが第2の時間領域内ではないとき、ユーザ端末は、第1の制御情報の情報フィールドが、第3の情報フィールドにおいて伝達される情報を含まないと決定してもよい。
【0051】
別の考えられる設計では、第1の時間−周波数ドメインリソースが、第3の時間領域内の時間−周波数ドメインリソースであるとき、少なくとも1つの情報フィールドは第4の情報フィールドを含み、第4の情報フィールドにおいて伝達される情報は、チャネル品質情報CSIを送信するようにユーザ端末をトリガするために使用され、第3の時間領域は、受信される上位層シグナリングに基づいてユーザ端末によって決定されるかまたは事前に定義される。
【0052】
第4の情報フィールドにおいて伝達される情報は、周期的チャネル状態CSI指示情報を含む。
【0053】
ユーザ端末は、第1の制御情報の情報フィールドが第4の情報フィールドを含むことがあると決定した後、第4の情報フィールドのビットのステータスに基づいて、チャネル品質情報CSIを送信すべきかどうかを決定してもよい。第1の時間−周波数ドメインリソースが第3の時間領域内ではないとき、ユーザ端末は、第1の制御情報の情報フィールドが、第4の情報フィールドにおいて伝達される情報を含まないと決定してもよい。具体的には、第1の制御情報の情報フィールドは、第4の情報フィールドを含まなくてもよく、または第1の制御情報の情報フィールドは、第4の情報フィールドを含むが、第4の情報フィールドは、チャネル品質情報CSIを送信するようにユーザ端末をトリガするために使用される情報を伝達せず、または第1の制御情報の情報フィールドは、第4の情報フィールドを含むが、ユーザ端末は、第4の情報フィールドにおいて伝達され、チャネル品質情報CSIを送信するようにユーザ端末をトリガするために使用される情報を受信しない。第4の情報フィールドのビットの量は、ユーザ端末によって決定されてもよく、または事前に定義されてもよい。
【0054】
第3の時間領域は、PDCCH領域などの、固定された時間領域または事前に定義された時間領域である。このことはこの実施形態では限定されない。
【0055】
代替として、第3の時間領域は、ネットワークデバイスによってユーザ端末のCSI指示情報を受信した以前の時間に基づいて決定されてもよい。
【0056】
別の考えられる設計では、第1の時間−周波数ドメインリソースは、PDCCH領域内の時間−周波数ドメインリソース、ダウンリンクサブフレーム内の最初の1つ、2つ、3つ、または4つのシンボルが属する時間領域内の時間−周波数ドメインリソース、および0.5ms以下の送信時間内の時間−周波数ドメインリソースの3つのうちの少なくとも1つを含む。
【0057】
第4の態様によれば、制御情報を検出するための方法が提供される。この方法では、ユーザ端末が、第1の制御情報を受信し、第1の制御情報は少なくとも1つの情報フィールドを含み、少なくとも1つの情報フィールドにおいて伝達される情報は、
少なくとも1つの送信時間内に受信および/または送信される情報に対応する冗長バージョン情報、
N個の送信時間を示し、第1の制御情報が、ユーザ端末にN個の送信時間内に情報を受信するように指示するために使用され、および/またはN個の送信時間内に情報を送信するようにユーザ端末をトリガするために使用される、1以上の正の整数であるN、ならびに
少なくとも1つの送信時間内にアップリンクチャネル上でアップリンクデータが送信されるべきであるかどうかを示す情報のうちの少なくとも1つまたはそれらの任意の組合せを含み、
ユーザ端末は、少なくとも1つの情報フィールドにおいて伝達される情報を取得する。
【0058】
ユーザ端末は、従来技術における解決手段を使用して、第1の制御情報に含まれる情報フィールドを決定してもよく、または本発明において提供される解決手段を使用して、第1の制御情報に含まれる情報フィールドを決定してもよい。
【0059】
考えられる設計では、少なくとも1つの情報フィールド内の第1の情報フィールドにおいて伝達される情報は、少なくとも1つの送信時間内に受信および/または送信される情報に対応する冗長バージョン情報を含み、ユーザ端末が少なくとも1つの情報フィールドにおいて伝達される情報を取得することは、
ユーザ端末が第1の情報フィールドの少なくとも1つのビットのステータスを決定することと、
ユーザ端末が、Mを決定することであって、少なくとも1つの送信時間がM個の送信時間であり、Mが1以上の正の整数である、Mを決定することと、
ユーザ端末が、第1の情報フィールドのビットの量、第1の情報フィールドの少なくとも1つのビットのステータス、およびMに基づいて、M個の送信時間内に受信および/または送信される情報に対応する冗長バージョン情報を決定することとを含む。
【0060】
Mは、ユーザ端末がM個の送信時間内に情報を受信すべきであることを示し、および/またはM個の送信時間内に情報を送信するようにユーザ端末をトリガするために使用される。Mは、第1の制御情報または他の制御情報に基づいてユーザ端末によって決定されてもよく、またはネットワークデバイスによってユーザ端末に送信される上位層シグナリングに基づいて決定されてもよく、またはユーザ端末のトラフィック量に基づいてネットワークデバイスによってユーザ機器に割り振られてもよい。M個の送信時間は、連続していてもまたは不連続であってもよい。このことはこの実施形態では限定されない。
【0061】
ユーザ端末は、送信時間の数と、第1の情報フィールドのビットの量と、第1の情報フィールドのビットのステータスと、少なくとも1つの送信時間内に受信および/または送信される情報に対応する冗長バージョン情報との対応を事前に記憶してもよい。ユーザ端末は、対応、M、第1の情報フィールドのビットの量、および少なくとも1つのビットのステータスに基づいて、M個の送信時間内に受信および/または送信される情報に対応する冗長バージョン情報を決定してもよい。
【0062】
対応は、具体的には次のように定められてもよい。第1の情報フィールドのビットの量がXであるとき、Xの値が上位層シグナリングに基づいて構成されるか、固定されるか、または事前に定義されることがある場合、ユーザ端末は、Xの値とMの値との関係に基づいて冗長バージョンを示すビットの量を決定し、M個の送信時間内に受信および/または送信される情報に対応する冗長バージョン情報に基づいて第1の情報フィールドの少なくとも1つのビットのステータスをさらに決定してもよい。次のように3つのケースが含められる。
【0063】
(1)MがXよりも大きいとき、Xにおける1つのビットが、冗長バージョンの種類を示すために使用され、少なくとも1つのビットの1つの状態が、少なくとも2つの送信時間内の1つの冗長バージョンに対応する。
【0064】
(2)MがXよりも小さく、Mが事前に設定された第1のしきい値よりも大きいとき、Xにおける各ビットの1つの状態は、最大で1TTIの冗長バージョンに対応する。事前に設定された第1のしきい値は、正の整数であり、X/2またはX/3を切り捨てることによって得られてもよい。このことはこの実施形態では限定されない。
【0065】
(3)Mが事前に設定された第1のしきい値以下であるとき、iビットごとの1つの状態が、最大で1TTIの冗長バージョンに対応する。事前に設定された第1のしきい値は、正の整数であり、X/iを切り捨てることによって得られてもよく、ここで、iは1以上の正の整数である。
【0066】
別の考えられる設計では、少なくとも1つの情報フィールド内の第2の情報フィールドにおいて伝達される情報はNを含み、ユーザ端末が少なくとも1つの情報フィールドにおいて伝達される情報を取得することは、
ユーザ端末が、第2の情報フィールドの少なくとも1つのビットのステータスを決定することと、
ユーザ端末が、第1の対応および第2の情報フィールドの少なくとも1つのビットのステータスに基づいて、Nを決定することであって、第1の対応が、少なくとも1つのビットのステータスとNとの間の対応であり、第1の対応が、ユーザ端末によって、受信される上位層シグナリングに基づいて決定されるか、または事前に定義される、Nを決定することとを含む。
【0067】
第2の情報フィールドのビットの量は固定されてもよくまたは事前に定義されてもよい。これに応じて、第2の情報フィールドによって示されることがある送信時間の量セットにおける要素の数は、第2の情報フィールドのビットの量によって決定される。たとえば、ビットの量がnである場合、量セット内の要素の最大数は2
nである。量セット内の各要素によって表される値は、上位層シグナリングに基づいてユーザ端末によって構成されるかまたは事前に定義される。
【0068】
代替として、第2の情報フィールドのビットの量は可変である。ユーザ端末は、スケジュールされた送信時間の期間に基づいて第2の情報フィールドのビットの量を決定し、次いで、Nおよび第1の対応に基づいて第2の情報フィールドの少なくとも1つのビットのステータスを決定してもよい。
【0069】
別の考えられる設計では、少なくとも1つの情報フィールド内の第3の情報フィールドにおいて伝達される情報は、アップリンクデータが少なくとも1つの送信時間内にアップリンクチャネル上で送信されるべきであるかどうかを示す情報を含み、ユーザ端末が少なくとも1つの情報フィールドにおいて伝達される情報を取得することは、
ユーザ端末が、Pを決定することであって、Pが、ユーザ端末がP個の送信時間内に情報を受信すべきであることを示し、および/もしくはユーザ端末が、P個の送信時間内に情報を送信すべきであることを示し、Pが1以上の正の整数である、Pを決定すること、
Pが1よりも大きいとき、ユーザ端末が、第3の情報フィールドがKビットの情報フィールドであると決定することであって、第3の情報フィールドにおいて伝達される情報が、アップリンクデータがP個の送信時間内のK個の送信時間内にアップリンクチャネル上で送信されるべきであるかどうかを示し、すなわち、第3の情報フィールドが、アップリンクデータがK個の送信時間の一部においてアップリンクチャネル上で送信されるべきであり、かつK個の送信時間の他の部分ではアップリンクチャネル上でアップリンクデータが送信されるべきではないことを示すために使用されることがある、Pが1よりも大きいときの決定を行うこと、ならびに/または
Pが1に等しいとき、ユーザ端末が、第3の情報フィールドが変調および符号化方式MCS情報フィールドであり、第3の情報フィールドにおいて伝達される情報が、アップリンクデータがP個の送信時間内にアップリンクチャネル上で送信されるべきであるかどうかを示し、MCS情報フィールドのビットの状態29が、送信時間内のアップリンクチャネル上ではアップリンクデータが送信されるべきではないことを示すために使用されることがある、Pが1に等しいときの決定を行うことを含む。
【0070】
ユーザ端末は、Pと1を比較し、Pは、Nと同じであってもよく、またはNと異なってもよい。
【0071】
別の考えられる設計では、少なくとも1つの送信時間のうちの1つまたは複数は、0.5ms以下の期間である。
【0072】
第5の態様によれば、制御情報を検出するための方法が提供される。この方法では、ユーザ端末が、第1の制御情報を受信し、この場合、第1の制御情報は、少なくとも1つの送信時間においてアップリンクチャネルによって占有される時間−周波数リソースを示すために使用される。ユーザ端末は、アップリンクチャネル上でアップリンク制御情報によって占有される必要がある時間−周波数リソースを決定し、および/または少なくとも1つの送信時間内に送信されるべきアップリンクデータによって占有される必要がある時間−周波数リソースを決定し、ユーザ端末は、比情報を決定し、この場合、比情報は、アップリンクチャネルによって占有される時間−周波数リソースに対する、アップリンクチャネル上でアップリンク制御情報によって占有される必要がある時間−周波数リソースの比、またはアップリンクチャネルによって占有される時間−周波数リソースに対する、少なくとも1つの送信時間内に送信されるべきアップリンクデータによって占有される必要がある時間−周波数リソースの比、または少なくとも1つの送信時間内に送信されるべきアップリンクデータによって占有される必要がある時間−周波数リソースに対する、アップリンクチャネル上でアップリンク制御情報によって占有される必要がある時間−周波数リソースの比であり、ユーザ端末は、比情報に基づいて、アップリンクデータをアップリンクチャネル上で送信すべきかどうかを決定する。
【0073】
アップリンク制御情報によって占有される必要がある時間−周波数リソースは、アップリンク制御情報のビットの量またはアップリンク制御情報に対応する期間であってもよい。少なくとも1つの送信時間内に送信されるべきアップリンクデータによって占有される必要がある時間−周波数リソースは、アップリンクデータのビットの量またはアップリンクデータに対応する期間であってもよい。代替として、アップリンク制御情報によって占有される必要がある時間−周波数リソースは、アップリンク制御情報のビットの量またはアップリンク制御情報の変調および符号化方式に基づいて決定されてもよい。代替として、アップリンクデータによって占有される必要がある時間−周波数リソースは、アップリンクデータのビットの量またはアップリンクデータの変調および符号化方式に基づいて決定されてもよい。
【0074】
比が、アップリンクチャネルによって占有される時間−周波数リソースに対する、アップリンクチャネル上でアップリンク制御情報によって占有される必要がある時間−周波数リソースの比、または少なくとも1つの送信時間内に送信されるべきアップリンクデータによって占有される必要がある時間−周波数リソースに対する、アップリンクチャネル上でアップリンク制御情報によって占有される必要がある時間−周波数リソースの比であるとき、比情報が、事前に設定された第2のしきい値よりも大きい場合、アップリンクチャネル上でアップリンクデータが送信されるべきではないと決定されてもよく、または比情報が事前に設定された第2のしきい値以下である場合、アップリンクデータがアップリンクチャネル上で送信されるべきであると決定されてもよい。比が、アップリンクチャネルによって占有される時間−周波数リソースに対する、少なくとも1つの送信時間内に送信されるべきアップリンクデータによって占有される必要がある時間−周波数リソースの比であるとき、に対する、アップリンクチャネルによって占有される必要がある時間−周波数リソースの比であるとき、比情報が、事前に設定された第2のしきい値よりも小さい場合、アップリンクチャネル上でアップリンクデータが送信されるべきではないと決定されてもよく、または比情報が事前に設定された第2のしきい値以上である場合、アップリンクデータがアップリンクチャネル上で送信されるべきであると決定されてもよい。事前に設定された第2のしきい値は、シグナリングを使用することによってネットワークによって通知されてもよくまたは事前に定義されてもよい。
【0075】
第6の態様によれば、ネットワークデバイスが提供され、ネットワークデバイスは、
ネットワークデバイスによって、第1の制御情報を送信するための第1の時間−周波数ドメインリソースに基づいて、第1の制御情報に含められる少なくとも1つの情報フィールドを決定するように構成された決定モジュールであって、
少なくとも1つの情報フィールドに基づいて第1の制御情報のビットの量を決定するようにさらに構成された決定モジュールと、
第1の制御情報のビットの量に基づいて第1の時間−周波数ドメインリソース上で第1の制御情報をユーザ端末に送信するように構成された送信モジュールとを含む。
【0076】
考えられる設計では、時間−周波数ドメインリソースが第1の時間領域内の時間−周波数ドメインリソースであるとき、少なくとも1つの情報フィールドは、第1の情報フィールドを含み、第1の情報フィールドにおいて伝達される情報は、少なくとも2つの制御情報フォーマットのうちの一方を示すために使用されるかまたは少なくとも2つの時間長のうちの一方を示すために使用され、第1の時間領域は、ダウンリンクサブフレーム内の最初の1つ、2つ、3つ、もしくは4つのシンボルが属する時間領域であるか、または物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH領域である。
【0077】
別の考えられる設計では、第1の時間−周波数ドメインリソースが第1の時間領域を超える時間−周波数ドメインリソースであるとき、少なくとも1つの情報フィールドは第2の情報フィールドを含み、第2の情報フィールドにおいて伝達される情報は、ダウンリンク制御チャネルによって占有されない時間−周波数ドメインリソースを示すために使用されるか、またはダウンリンク制御チャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソースを示すために使用されるか、またはダウンリンクデータチャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソースを示すために使用され、第1の時間領域は、ダウンリンクサブフレーム内の最初の1つ、2つ、3つ、もしくは4つのシンボルが属する時間領域であるか、または物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH領域である。
【0078】
別の考えられる設計では、第1の時間−周波数ドメインリソースは、第2の時間領域内の時間−周波数ドメインリソースであり、少なくとも1つの情報フィールドは第3の情報フィールドを含み、第3の情報フィールドにおいて伝達される情報は、サウンディング参照信号SRSを送信するようにユーザ端末をトリガするために使用され、第2の時間領域は、事前に定義されるかまたは構成される。
【0079】
別の考えられる設計では、第1の時間−周波数ドメインリソースが、第3の時間領域内の時間−周波数ドメインリソースであるとき、少なくとも1つの情報フィールドは第4の情報フィールドを含み、第4の情報フィールドにおいて伝達される情報は、チャネル品質情報CSIを送信するようにユーザ端末をトリガするために使用され、第3の時間領域は、事前に定義されるかまたは構成される。
【0080】
別の考えられる設計では、第1の時間−周波数ドメインリソースは、PDCCH領域内の時間−周波数ドメインリソース、ダウンリンクサブフレーム内の最初の1つ、2つ、3つ、または4つのシンボルが属する時間領域内の時間−周波数ドメインリソース、および0.5ms以下の送信時間内の時間−周波数ドメインリソースの3つのうちの少なくとも1つを含む。
【0081】
第7の態様によれば、ネットワークデバイスが提供され、ネットワークデバイスは、
第1の制御情報に含まれる少なくとも1つの情報フィールドを決定するように構成された決定モジュールであって、少なくとも1つの情報フィールドにおいて伝達される情報が、
少なくとも1つの送信時間内に受信および/または送信される情報に対応する冗長バージョン情報、
N個の送信時間を示し、第1の制御情報が、ユーザ端末にN個の送信時間内に情報を受信するように指示するために使用され、および/またはN個の送信時間内に情報を送信するようにユーザ端末をトリガするために使用される、1以上の正の整数であるN、ならびに
少なくとも1つの送信時間内にアップリンクチャネル上でアップリンクデータが送信されるべきであるかどうかを示す情報のうちの少なくとも1つまたはそれらの任意の組合せを含む決定モジュールと、
第1の制御情報をユーザ端末に送信するように構成された送信モジュールとを含む。
【0082】
別の考えられる設計では、少なくとも1つの情報フィールドは第1の情報フィールドを含み、第1の情報フィールドにおいて伝達される情報は、少なくとも1つの送信時間内に受信および/または送信される情報に対応する冗長バージョン情報を含み、
決定モジュールは、
Mを決定することであって、少なくとも1つの送信時間がM個の送信時間であり、Mが1以上の正の整数である、Mを決定することと、
M、第1の情報フィールドのビットの量、およびM個の送信時間内に受信および/または送信される情報に対応する冗長バージョン情報に基づいて第1の情報フィールドの少なくとも1つのビットのステータスを決定することとを行うようにさらに構成される。
【0083】
別の考えられる設計では、少なくとも1つの情報フィールドは、第2の情報フィールドを含み、第2の情報フィールドにおいて伝達される情報はNを含み、
決定モジュールは、
Nおよび第1の対応に基づいて第2の情報フィールドの少なくとも1つのビットのステータスを決定することであって、第1の対応が、少なくとも1つのビットのステータスとNとの対応であり、第1の対応が、ネットワークデバイスによって構成されるかまたは事前に定義される、決定することを行うようにさらに構成される。
【0084】
別の考えられる設計では、少なくとも1つの情報フィールドは第3の情報フィールドを含み、第3の情報フィールドにおいて伝達される情報は、アップリンクデータが少なくとも1つの送信時間内にアップリンクチャネル上で送信されるべきかどうかを示す情報を含み、
決定モジュールは、
Pを決定することであって、Pが、ユーザ端末がP個の送信時間内に情報を受信すべきであることを示し、および/もしくはユーザ端末が、P個の送信時間内に情報を送信すべきであることを示し、Pが1以上の正の整数である、Pを決定すること、
Pが1よりも大きいときに、第3の情報フィールドがKビットの情報フィールドであることを決定し、かつ第3の情報フィールドが、アップリンクデータがP個の送信時間内のK個の送信時間内にアップリンクチャネル上で送信されるべきであるかどうかを示すために使用されることを決定することであって、Kが、1以上でP以下の正の整数である、Pが1よりも大きいときの決定を行うこと、ならびに/または
Pが1に等しいとき、第3の情報フィールドが変調および符号化方式MCS情報であることを決定し、かつ第3の情報フィールドが、アップリンクデータが1つの送信時間内にアップリンクチャネル上で送信されるべきであるかどうかを示すために使用されることを決定することを行うようにさらに構成される。
【0085】
別の考えられる設計では、少なくとも1つの送信時間のうちの1つまたは複数は、0.5ms以下の期間である。
【0086】
第8の態様によれば、ユーザ端末が提供され、ユーザ端末は、
第1の制御情報を検出するための第1の時間−周波数ドメインリソースに基づいて、第1の制御情報に含められる少なくとも1つの情報フィールドを決定するように構成された決定モジュールであって、
少なくとも1つの情報フィールドに基づいて第1の制御情報のビットの量を決定するようにさらに構成された決定モジュールと、
第1の制御情報のビットの量に基づいて第1の時間−周波数ドメインリソース上で第1の制御情報を検出するように構成された検出モジュールと、
検出モジュールが第1の制御情報を検出した後に第1の制御情報を受信するように構成された受信モジュールとを含む。
【0087】
考えられる設計では、第1の時間−周波数ドメインリソースが第1の時間領域内の時間−周波数ドメインリソースであるとき、少なくとも1つの情報フィールドは、第1の情報フィールドを含み、第1の情報フィールドにおいて伝達される情報は、少なくとも2つの制御情報フォーマットのうちの一方を示すために使用されるかまたは少なくとも2つの時間長のうちの一方を示すために使用され、第1の時間領域は、ダウンリンクサブフレーム内の最初の1つ、2つ、3つ、もしくは4つのシンボルが属する時間領域であるか、または物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH領域である。
【0088】
別の考えられる設計では、第1の時間−周波数ドメインリソースが第1の時間領域を超える時間−周波数ドメインリソースであるとき、少なくとも1つの情報フィールドは第2の情報フィールドを含み、第2の情報フィールドにおいて伝達される情報は、ダウンリンク制御チャネルによって占有されない時間−周波数ドメインリソースを示すために使用されるか、ダウンリンク制御チャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソースを示すために使用されるか、またはダウンリンクデータチャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソースを示すために使用され、第1の時間領域は、ダウンリンクサブフレーム内の最初の1つ、2つ、3つ、もしくは4つのシンボルが属する時間領域であるか、または物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH領域である。
【0089】
別の考えられる設計では、第1の時間−周波数ドメインリソースが、第2の時間領域内の時間−周波数ドメインリソースであるとき、少なくとも1つの情報フィールドは第3の情報フィールドを含み、第3の情報フィールドにおいて伝達される情報は、サウンディング参照信号SRSを送信するようにユーザ端末をトリガするために使用され、第2の時間領域は、受信される上位層シグナリングに基づいてユーザ端末によって決定されるかまたは事前に定義される。
【0090】
別の考えられる設計では、第1の時間−周波数ドメインリソースが、第3の時間領域内の時間−周波数ドメインリソースであるとき、少なくとも1つの情報フィールドは第4の情報フィールドを含み、第4の情報フィールドにおいて伝達される情報は、チャネル品質情報CSIを送信するように
ユーザ端末をトリガするために使用され、第3の時間領域は、受信される上位層シグナリングに基づいて
ユーザ端末により決定されるかまたは事前に定義される。
【0091】
別の考えられる設計では、第1の時間−周波数ドメインリソースは、PDCCH領域内の時間−周波数ドメインリソース、ダウンリンクサブフレーム内の最初の1つ、2つ、3つ、または4つのシンボルが属する時間領域内の時間−周波数ドメインリソース、および0.5ms以下の送信時間内の時間−周波数ドメインリソースの3つのうちの少なくとも1つを含む。
【0092】
第9の態様によれば、ユーザ端末が提供され、ユーザ端末は、
第1の制御情報を受信するように構成された受信モジュールであって、第1の制御情報が少なくとも1つの情報フィールドを含み、少なくとも1つの情報フィールドにおいて伝達される情報が、
少なくとも1つの送信時間内に受信および/または送信される情報に対応する冗長バージョン情報、
N個の送信時間を示し、第1の制御情報が、N個の送信時間内に情報を受信するように
ユーザ端末に指示するために使用され、および/またはN個の送信時間内に情報を送信するように
ユーザ端末をトリガするために使用される、1以上の正の整数であるN、ならびに
少なくとも1つの送信時間内にアップリンクチャネル上でアップリンクデータが送信されるべきであるかどうかを示す情報のうちの少なくとも1つまたはそれらの任意の組合せを含む受信モジュールと、
少なくとも1つの情報フィールドにおいて伝達される情報を取得するように構成された取得モジュールとを含む。
【0093】
考えられる設計では、少なくとも1つの情報フィールド内の第1の情報フィールドにおいて伝達される情報は、少なくとも1つの送信時間内に受信および/または送信される情報に対応する冗長バージョン情報を含み、取得モジュールは、
第1の情報フィールドの少なくとも1つのビットのステータスを決定することと、
Mを決定することであって、少なくとも1つの送信時間がM個の送信時間であり、Mが1以上の正の整数である、Mを決定することと、
第1の情報フィールドのビットの量、第1の情報フィールドの少なくとも1つのビットのステータス、およびMに基づいて、M個の送信時間内に受信および/または送信される情報に対応する冗長バージョン情報を決定することとを行うようにさらに構成される。
【0094】
別の考えられる設計では、少なくとも1つの情報フィールド内の第2の情報フィールドにおいて伝達される情報はNを含み、取得モジュールは、
第2の情報フィールドの少なくとも1つのビットのステータスを決定することと、
第1の対応および第2の情報フィールドの少なくとも1つのビットのステータスに基づいて、Nを決定することであって、第1の対応が、少なくとも1つのビットのステータスとNとの間の対応であり、第1の対応が、受信される上位層シグナリングに基づいて
ユーザ端末により決定されるか、または事前に定義される、Nを決定することとを行うようにさらに構成される。
【0095】
別の考えられる設計では、少なくとも1つの情報フィールド内の第3の情報フィールドにおいて伝達される情報は、アップリンクデータが少なくとも1つの送信時間内にアップリンクチャネル上で送信されるべきであるかどうかを示す情報を含み、取得モジュールは、
Pを決定することであって、Pが、ユーザ端末がP個の送信時間内に情報を受信すべきであることを示し、および/もしくはユーザ端末が、P個の送信時間内に情報を送信すべきであることを示し、Pが1以上の正の整数である、Pを決定すること、
Pが1よりも大きいときに、第3の情報フィールドがKビットの情報フィールドであると決定し、かつ第3の情報フィールドにおいて伝達される情報が、アップリンクデータがP個の送信時間内のK個の送信時間内にアップリンクチャネル上で送信されるべきであるかどうかを示すと決定すること、ならびに/または
Pが1に等しいとき、第3の情報フィールドが変調および符号化方式MCS情報であると決定し、かつ第3の情報フィールドにおいて伝達される情報が、アップリンクデータがP個の送信時間内にアップリンクチャネル上で送信されるべきであるかどうかを示すと決定することを行うようにさらに構成される。
【0096】
別の考えられる設計では、少なくとも1つの送信時間のうちの1つまたは複数は、0.5ms以下の期間である。
【0097】
第10の態様によれば、ユーザ端末が提供され、ユーザ端末は、
第1の制御情報を受信するように構成された受信モジュールであって、第1の制御情報が、少なくとも1つの送信時間内にアップリンクチャネルによって占有される時間−周波数リソースを示すために使用される受信モジュールと、
アップリンクチャネル上でアップリンク制御情報によって占有される必要がある時間−周波数リソースを決定し、および/または少なくとも1つの送信時間内に送信されるべきアップリンクデータによって占有される必要がある時間−周波数リソースを決定するように構成された決定モジュールとを備え、
決定モジュールは、比情報を決定するようにさらに構成され、比情報は、アップリンクチャネルによって占有される時間−周波数リソースに対する、アップリンクチャネル上でアップリンク制御情報によって占有される必要がある時間−周波数リソースの比、またはアップリンクチャネルによって占有される時間−周波数リソースに対する、少なくとも1つの送信時間内に送信されるべきアップリンクデータによって占有される必要がある時間−周波数リソースの比、または少なくとも1つの送信時間内に送信されるべきアップリンクデータによって占有される必要がある時間−周波数リソースに対する、アップリンクチャネル上でアップリンク制御情報によって占有される必要がある時間−周波数リソースの比であり、
決定モジュールは、比情報に基づいて、アップリンクチャネル上でアップリンクデータを送信すべきかどうかを決定するようにさらに構成される。
【0098】
第11の態様によれば、ネットワークデバイスが提供され、ネットワークデバイスは、
第1の制御情報を送信するための第1の時間−周波数ドメインリソースに基づいて、第1の制御情報に含められる少なくとも1つの情報フィールドを決定するように構成されたプロセッサであって、
少なくとも1つの情報フィールドに基づいて第1の制御情報のビットの量を決定するようにさらに構成されたプロセッサと、
第1の制御情報のビットの量に基づいて第1の時間−周波数ドメインリソース上で第1の制御情報をユーザ端末に送信するように構成されたトランシーバとを含む。
【0099】
考えられる設計では、時間−周波数ドメインリソースが第1の時間領域内の時間−周波数ドメインリソースであるとき、少なくとも1つの情報フィールドは、第1の情報フィールドを含み、第1の情報フィールドにおいて伝達される情報は、少なくとも2つの制御情報フォーマットのうちの一方を示すために使用されるかまたは少なくとも2つの時間長のうちの一方を示すために使用され、第1の時間領域は、ダウンリンクサブフレーム内の最初の1つ、2つ、3つ、もしくは4つのシンボルが属する時間領域であるか、または物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH領域である。
【0100】
別の考えられる設計では、第1の時間−周波数ドメインリソースが第1の時間領域を超える時間−周波数ドメインリソースであるとき、少なくとも1つの情報フィールドは第2の情報フィールドを含み、第2の情報フィールドにおいて伝達される情報は、ダウンリンク制御チャネルによって占有されない時間−周波数ドメインリソースを示すために使用されるか、またはダウンリンク制御チャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソースを示すために使用されるか、またはダウンリンクデータチャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソースを示すために使用され、第1の時間領域は、ダウンリンクサブフレーム内の最初の1つ、2つ、3つ、もしくは4つのシンボルが属する時間領域であるか、または物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH領域である。
【0101】
別の考えられる設計では、第1の時間−周波数ドメインリソースは、第2の時間領域内の時間−周波数ドメインリソースであり、少なくとも1つの情報フィールドは第3の情報フィールドを含み、第3の情報フィールドにおいて伝達される情報は、サウンディング参照信号SRSを送信するようにユーザ端末をトリガするために使用され、第2の時間領域は、事前に定義されるかまたは構成される。
【0102】
別の考えられる設計では、第1の時間−周波数ドメインリソースが、第3の時間領域内の時間−周波数ドメインリソースであるとき、少なくとも1つの情報フィールドは第4の情報フィールドを含み、第4の情報フィールドにおいて伝達される情報は、チャネル品質情報CSIを送信するように前記ユーザ端末をトリガするために使用され、第3の時間領域は、事前に定義されるかまたは構成される。
【0103】
別の考えられる設計では、第1の時間−周波数ドメインリソースは、PDCCH領域内の時間−周波数ドメインリソース、ダウンリンクサブフレーム内の最初の1つ、2つ、3つ、または4つのシンボルが属する時間領域内の時間−周波数ドメインリソース、および0.5ms以下の送信時間内の時間−周波数ドメインリソースの3つのうちの少なくとも1つを含む。
【0104】
第12の態様によれば、ネットワークデバイスが提供され、ネットワークデバイスは、
第1の制御情報に含まれる少なくとも1つの情報フィールドを決定するように構成されたプロセッサであって、少なくとも1つの情報フィールドにおいて伝達される情報が、
少なくとも1つの送信時間内に受信および/または送信される情報に対応する冗長バージョン情報、
N個の送信時間を示し、第1の制御情報が、ユーザ端末にN個の送信時間内に情報を受信するように指示するために使用され、および/またはN個の送信時間内に情報を送信するようにユーザ端末をトリガするために使用される、1以上の正の整数であるN、ならびに
少なくとも1つの送信時間内にアップリンクチャネル上でアップリンクデータが送信されるべきであるかどうかを示す情報のうちの少なくとも1つまたはそれらの任意の組合せを含むプロセッサと、
第1の制御情報をユーザ端末に送信するように構成されたトランシーバとを含む。
【0105】
別の考えられる設計では、少なくとも1つの情報フィールドは第1の情報フィールドを含み、第1の情報フィールドにおいて伝達される情報は、少なくとも1つの送信時間内に受信および/または送信される情報に対応する冗長バージョン情報を含み、
プロセッサは、
Mを決定することであって、少なくとも1つの送信時間がM個の送信時間であり、Mが1以上の正の整数である、Mを決定することと、
M、第1の情報フィールドのビットの量、およびM個の送信時間内に受信および/または送信される情報に対応する冗長バージョン情報に基づいて第1の情報フィールドの少なくとも1つのビットのステータスを決定することとを行うようにさらに構成される。
【0106】
別の考えられる設計では、少なくとも1つの情報フィールドは、第2の情報フィールドを含み、第2の情報フィールドにおいて伝達される情報はNを含み、
プロセッサは、
Nおよび第1の対応に基づいて第2の情報フィールドの少なくとも1つのビットのステータスを決定することであって、第1の対応が、少なくとも1つのビットのステータスとNとの対応であり、第1の対応が、ネットワークデバイスによって構成されるかまたは事前に定義される、決定することを行うようにさらに構成される。
【0107】
別の考えられる設計では、少なくとも1つの情報フィールドは第3の情報フィールドを含み、第3の情報フィールドにおいて伝達される情報は、アップリンクデータが少なくとも1つの送信時間内にアップリンクチャネル上で送信されるべきかどうかを示す情報を含み、
プロセッサは、
Pを決定することであって、Pが、ユーザ端末がP個の送信時間内に情報を受信すべきであることを示し、および/もしくはユーザ端末が、P個の送信時間内に情報を送信すべきであることを示し、Pが1以上の正の整数である、Pを決定すること、
Pが1よりも大きいときに、第3の情報フィールドがKビットの情報フィールドであることを決定し、かつ第3の情報フィールドが、アップリンクデータがP個の送信時間内のK個の送信時間内にアップリンクチャネル上で送信されるべきであるかどうかを示すために使用されることを決定することであって、Kが、1以上でP以下の正の整数である、Pが1よりも大きいときの決定を行うこと、ならびに/または
Pが1に等しいとき、第3の情報フィールドが変調および符号化方式MCS情報であることを決定し、かつ第3の情報フィールドが、アップリンクデータが1つの送信時間内にアップリンクチャネル上で送信されるべきであるかどうかを示すために使用されることを決定することを行うようにさらに構成される。
【0108】
別の考えられる設計では、少なくとも1つの送信時間のうちの1つまたは複数は、0.5ms以下の期間である。
【0109】
第13の態様によれば、ユーザ端末が提供され、ユーザ端末は、
第1の制御情報を検出するための第1の時間−周波数ドメインリソースに基づいて、第1の制御情報に含められる少なくとも1つの情報フィールドを決定するように構成されたプロセッサであって、
少なくとも1つの情報フィールドに基づいて第1の制御情報のビットの量を決定するようにさらに構成され、
第1の制御情報のビットの量に基づいて第1の時間−周波数ドメインリソース上で第1の制御情報を検出するようにさらに構成されたプロセッサと、
プロセッサが第1の制御情報を検出した後に第1の制御情報を受信するように構成されたトランシーバとを含む。
【0110】
考えられる設計では、第1の時間−周波数ドメインリソースが第1の時間領域内の時間−周波数ドメインリソースであるとき、少なくとも1つの情報フィールドは、第1の情報フィールドを含み、第1の情報フィールドにおいて伝達される情報は、少なくとも2つの制御情報フォーマットのうちの一方を示すために使用されるかまたは少なくとも2つの時間長のうちの一方を示すために使用され、第1の時間領域は、ダウンリンクサブフレーム内の最初の1つ、2つ、3つ、もしくは4つのシンボルが属する時間領域であるか、または物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH領域である。
【0111】
別の考えられる設計では、第1の時間−周波数ドメインリソースが第1の時間領域を超える時間−周波数ドメインリソースであるとき、少なくとも1つの情報フィールドは第2の情報フィールドを含み、第2の情報フィールドにおいて伝達される情報は、ダウンリンク制御チャネルによって占有されない時間−周波数ドメインリソースを示すために使用されるか、またはダウンリンク制御チャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソースを示すために使用されるか、またはダウンリンクデータチャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソースを示すために使用され、第1の時間領域は、ダウンリンクサブフレーム内の最初の1つ、2つ、3つ、もしくは4つのシンボルが属する時間領域であるか、または物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH領域である。
【0112】
別の考えられる設計では、第1の時間−周波数ドメインリソースが、第2の時間領域内の時間−周波数ドメインリソースであるとき、少なくとも1つの情報フィールドは第3の情報フィールドを含み、第3の情報フィールドにおいて伝達される情報は、サウンディング参照信号SRSを送信するようにユーザ端末をトリガするために使用され、第2の時間領域は、受信される上位層シグナリングに基づいてユーザ端末によって決定されるかまたは事前に定義される。
【0113】
別の考えられる設計では、第1の時間−周波数ドメインリソースが、第3の時間領域内の時間−周波数ドメインリソースであるとき、少なくとも1つの情報フィールドは第4の情報フィールドを含み、第4の情報フィールドにおいて伝達される情報は、チャネル品質情報CSIを送信するように
ユーザ端末をトリガするために使用され、第3の時間領域は、受信される上位層シグナリングに基づいて
ユーザ端末により決定されるかまたは事前に定義される。
【0114】
別の考えられる設計では、第1の時間−周波数ドメインリソースは、PDCCH領域内の時間−周波数ドメインリソース、ダウンリンクサブフレーム内の最初の1つ、2つ、3つ、または4つのシンボルが属する時間領域内の時間−周波数ドメインリソース、および0.5ms以下の送信時間内の時間−周波数ドメインリソースの3つのうちの少なくとも1つを含む。
【0115】
第14の態様によれば、ユーザ端末が提供され、ユーザ端末は、
第1の制御情報を受信するように構成されたプロセッサであって、第1の制御情報が少なくとも1つの情報フィールドを含み、少なくとも1つの情報フィールドにおいて伝達される情報が、
少なくとも1つの送信時間内に受信および/または送信される情報に対応する冗長バージョン情報、
N個の送信時間を示し、第1の制御情報が、N個の送信時間内に情報を受信するように
ユーザ端末に指示するために使用され、および/またはN個の送信時間内に情報を送信するように
ユーザ端末をトリガするために使用される、1以上の正の整数であるN、ならびに
少なくとも1つの送信時間内にアップリンクチャネル上でアップリンクデータが送信されるべきであるかどうかを示す情報のうちの少なくとも1つまたはそれらの任意の組合せを含むプロセッサを含み、
プロセッサは、少なくとも1つの情報フィールドにおいて伝達される情報を取得するようにさらに構成される。
【0116】
考えられる設計では、少なくとも1つの情報フィールド内の第1の情報フィールドにおいて伝達される情報は、少なくとも1つの送信時間内に受信および/または送信される情報に対応する冗長バージョン情報を含み、プロセッサは、
第1の情報フィールドの少なくとも1つのビットのステータスを決定することと、
Mを決定することであって、少なくとも1つの送信時間がM個の送信時間であり、Mが1以上の正の整数である、Mを決定することと、
第1の情報フィールドのビットの量、第1の情報フィールドの少なくとも1つのビットのステータス、およびMに基づいて、M個の送信時間内に受信および/または送信される情報に対応する冗長バージョン情報を決定することとを行うようにさらに構成される。
【0117】
別の考えられる設計では、少なくとも1つの情報フィールド内の第2の情報フィールドにおいて伝達される情報はNを含み、プロセッサは、
第2の情報フィールドの少なくとも1つのビットのステータスを決定することと、
第1の対応および第2の情報フィールドの少なくとも1つのビットのステータスに基づいて、Nを決定することであって、第1の対応が、少なくとも1つのビットのステータスとNとの間の対応であり、第1の対応が、受信される上位層シグナリングに基づいて
ユーザ端末により決定されるか、または事前に定義される、Nを決定することとを行うようにさらに構成される。
【0118】
別の考えられる設計では、少なくとも1つの情報フィールド内の第3の情報フィールドにおいて伝達される情報は、アップリンクデータが少なくとも1つの送信時間内にアップリンクチャネル上で送信されるべきであるかどうかを示す情報を含み、プロセッサは、
Pを決定することであって、Pが、ユーザ端末がP個の送信時間内に情報を受信すべきであることを示し、および/もしくはユーザ端末が、P個の送信時間内に情報を送信すべきであることを示し、Pが1以上の正の整数である、Pを決定すること、
Pが1よりも大きいときに、第3の情報フィールドがKビットの情報フィールドであると決定し、かつ第3の情報フィールドにおいて伝達される情報が、アップリンクデータがP個の送信時間内のK個の送信時間内にアップリンクチャネル上で送信されるべきであるかどうかを示すために使用されると決定すること、ならびに/または
Pが1に等しいとき、第3の情報フィールドが変調および符号化方式MCS情報フィールドであると決定し、かつ第3の情報フィールドにおいて伝達される情報が、アップリンクデータがP個の送信時間内にアップリンクチャネル上で送信されるべきであるかどうかを示すと決定することを行うようにさらに構成される。
【0119】
別の考えられる設計では、少なくとも1つの送信時間のうちの1つまたは複数は、0.5ms以下の期間である。
【0120】
第15の態様によれば、ユーザ端末が提供され、ユーザ端末は、
第1の制御情報を受信するように構成されたトランシーバであって、第1の制御情報が、少なくとも1つの送信時間内にアップリンクチャネルによって占有される時間−周波数リソースを示すために使用されるトランシーバと、
アップリンクチャネル上でアップリンク制御情報によって占有される必要がある時間−周波数リソースを決定し、および/または少なくとも1つの送信時間内に送信されるべきアップリンクデータによって占有される必要がある時間−周波数リソースを決定するように構成されたプロセッサとを含み、
プロセッサは、比情報を決定するようにさらに構成され、比情報は、アップリンクチャネルによって占有される時間−周波数リソースに対する、アップリンクチャネル上でアップリンク制御情報によって占有される必要がある時間−周波数リソースの比、またはアップリンクチャネルによって占有される時間−周波数リソースに対する、少なくとも1つの送信時間内に送信されるべきアップリンクデータによって占有される必要がある時間−周波数リソースの比、または少なくとも1つの送信時間内に送信されるべきアップリンクデータによって占有される必要がある時間−周波数リソースに対する、アップリンクチャネル上でアップリンク制御情報によって占有される必要がある時間−周波数リソースの比であり、
プロセッサは、比情報に基づいて、アップリンクチャネル上でアップリンクデータを送信すべきかどうかを決定するようにさらに構成される。
【0121】
本発明の実施形態において提示された技術的解決手段の有利な効果は次のように得られる。
【0122】
本発明の実施形態では、ネットワークデバイスは、第1の制御情報を送信するための第1の時間−周波数ドメインリソースに基づいて、第1の制御情報に含められる少なくとも1つの情報フィールドを決定し、少なくとも1つの情報フィールドに基づいて第1の制御情報のビットの量を決定し、第1の制御情報のビットの量に基づいて第1の時間−周波数ドメインリソース上で第1の制御情報をユーザ端末に送信する。前述の処理に基づいて、制御情報中の冗長情報が低減されることができ、データ送信効率が改善されることができる。
【発明を実施するための形態】
【0125】
本発明の目的、技術的解決策、および利点をより明らかにするために、以下で、添付の図面を参照しながら詳細に本発明の実装形態についてさらに説明する。
【0126】
実際に、ネットワークデバイスおよびユーザ端末は、LTEシステムを使用することによって制御情報およびサービスデータなどのデータを送信し得る。ネットワークデバイスによってユーザ端末に送信されるデータはダウンリンクデータと呼ばれることがあり、ユーザ端末によってネットワークデバイスに送信されるデータはアップリンクデータと呼ばれることがある。ネットワークデバイスは基地局であり得、ユーザ端末はモバイル端末またはPC(personal computer、パーソナルコンピュータ)端末であり得る。
図1は、本発明の一実施形態によるシステムアーキテクチャ図である。
【0127】
図1のネットワークデバイスは、
図2のコンピューティングデバイスを使用することによって実装され得る。コンピューティングデバイスの概略組織構造図が
図2に示されている。コンピューティングデバイスは、プロセッサ210、トランシーバ220、およびメモリ230を含むことがあり、トランシーバ220とメモリ230の両方がプロセッサ210に接続され得る。トランシーバ220は、メッセージまたはデータを受信するように構成され得る。トランシーバ220は、限定されないが、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、チューナー、1つまたは複数の発振器、カプラ、LNA(Low Noise Amplifier、低雑音増幅器)、デュプレクサなどを含み得る。トランシーバ220は、アナログ信号またはデジタル信号を受信および送信し得、受信されたデジタル信号をプロセッサ210に送信し得、それにより、プロセッサ210は、受信されたデータを処理することができる。プロセッサ210は、コンピューティングデバイスの制御センターであり、様々なインターフェースおよびラインを使用することによってトランシーバ220およびメモリ230などのコンピューティングデバイスの各部分を接続し得る。任意選択で、プロセッサ210は1つまたは複数の処理ユニットを含み得る。好ましくは、プロセッサ210はアプリケーションプロセッサおよびモデムプロセッサを組み込み得る。アプリケーションプロセッサは、オペレーティングシステムを主に処理する。モデムプロセッサは、ワイヤレス通信を主に処理する。プロセッサ210は、代替としてデジタル信号プロセッサ、専用集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、別のプログラマブル論理デバイスなどであり得る。コンピューティングデバイスはメモリ230をさらに含み得る。メモリ230は、揮発性メモリ
(volatile memory)、たとえば、ランダムアクセスメモリ
(random access memory、略してRAM)を含み得る。メモリは、代替として、不揮発性メモリ
(non−volatile memory)、たとえば、読取り専用メモリ
(read−only memory、略してROM)、フラッシュメモリ
(flash memory)、ハードディスクドライブ
(hard disk drive、略してHDD)、またはソリッドステートドライブ
(solid−state drive、略してSSD)を含み得る。メモリ230は、代替として、メモリの上記のタイプの組合せを含み得る。本出願において提供される技術的解決策がソフトウェアによって実装されるとき、本出願の
図4および
図5において提供される制御情報を送信するための方法を実装するために使用されるプログラムコードは、メモリ230に記憶され、プロセッサ210およびトランシーバ220によって実行される。
【0128】
加えて、
図2は、本発明の一実施形態によるユーザ端末の概略構造図であり得る。ユーザ端末は、プロセッサ210、トランシーバ220、およびメモリ230を含み得る。メモリ230は、コンピュータ実行可能プログラムコードを記憶するように構成される。プロセッサ210は、メモリ230およびトランシーバ220に結合される。
【0129】
プログラムコードはインストラクションを含む。プロセッサ210がインストラクションを実行するとき、インストラクションは、ユーザ端末が、
図6から
図8における関係するステップを実行することを可能にする。
【0130】
LTEシステムは、通常、データを送信するためにフレーム構造を使用する。フレーム構造は、無線フレーム(radio frame)と、サブフレーム(subframe)と、シンボルとの3つの層を含み得る。無線フレームは10個のサブフレームを含むことがあり、各サブフレームの期間は1ミリ秒(ms)であり得、各サブフレームは2つのスロット(slot)を含むことがあり、各スロットは0.5msであり得る。各スロットは複数のシンボルを含み得る。各スロットに含まれるシンボルの数は、サブフレーム内のCP(cyclic prefix、サイクリックプレフィックス)の長さに関係する。たとえば、サブフレーム内のCPがNCP(norma
l CP)ノーマルサイクリックプレフィックスである場合、各スロットは7つのシンボルを含み、対応して、各サブフレームは14個のシンボルを含む。具体的には、各サブフレームは、シーケンス番号がそれぞれ#0、#1、#2、#3、#4、#5、#6、#0、#1、#2、#3、#4、#5、および#6であるシンボルを含む。サブフレームにおいて、物理チャネルは異なることがあり、
図3に示されているように、サブフレームは14個のシンボルを含む。
【0131】
本明細書では、「複数の」は、少なくとも2つを指す。「および/または」という用語は、関連する対象を記述するための関連付け関係を記述し、3つの関係が存在し得ることを表す。たとえば、Aおよび/またはBは、Aのみが存在すると、AとBの両方が存在すると、Bのみが存在するとの3つの場合を表し得る。文字「/」は、概して、関連する対象間の「または」関係を示す。
【0132】
本発明について説明される前に、まず、本発明の実施形態において使用される技術用語について手短に説明される。
【0133】
ダウンリンク制御チャネルは、ショート物理ダウンリンク制御チャネル(Short Physical Downlink Control Channel、sPDCCH)、物理ダウンリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel、PDCCH)、またはダウンリンク制御情報を送信するための別の物理チャネルのうちの少なくとも1つと置き換えられ得る。sPDCCHは、送信時間内に制御情報を送信するための時間−周波数ドメインリソースであり得、送信時間は、0.5ms以下である送信時間であり得る。
【0134】
ダウンリンクデータチャネルは、ショート物理ダウンリンク共有チャネル(Short Physical Downlink Shared Channel、sPDSCH)、物理ダウンリンク共有チャネル(Physical Downlink Shared Channel、PDSCH)、またはダウンリンクデータ情報を送信するための別の物理チャネルのうちの少なくとも1つと置き換えられ得る。sPDSCHは、送信時間内にデータを送信するための時間−周波数ドメインリソースであり得、送信時間は、0.5ms以下である送信時間であり得る。
【0135】
シンボルは、OFDMシンボルまたはSC−FDMAシンボルを意味する。シンボルは、15kHzサブキャリア間隔をもつLTEシステムの直交周波数分割多元接続OFDMAシンボル、シングルキャリア周波数分割多元接続SC−FDMAシンボル、またはより大きいサブキャリア占有周波数をもつ通信システムのシンボルである。これは、この実施形態では限定されない。
【0136】
送信時間の期間は、情報送信のための時間単位、たとえば、TTI(Transmission Time Interval、送信時間間隔)、時間ドメインリソースのセグメント、送信時間単位、または時間領域を示し得る。たとえば、送信時間はTTIであることがあり、TTIの期間は1msであるか、または送信時間は短いTTIであることがあり、短いTTIの期間は、1つのサブフレームまたは1msよりも短く、たとえば、0.5ms、7シンボル期間、6シンボル期間、5シンボル期間、4シンボル期間、3シンボル期間、2シンボル期間、または1シンボル期間である。LTEシステムでは、特定の期間の送信時間内に様々な物理チャネルが送信され得る。さらに、物理チャネルは、送信時間内に全部または一部の時間−周波数ドメインリソース上で送信され得る。
【0137】
各TTI内に、ネットワークデバイスによってUE(User Equipment、ユーザ端末)に送信される制御情報が含められ得る。制御情報はDCI(Downlink Control Information、ダウンリンク制御情報)であり得、制御情報は少なくとも1つの情報フィールドを含み得る。異なる情報フィールドは、異なる処理を実行するようにユーザ端末に指示するために使用される、異なる制御コンテンツを含み得る。たとえば、制御コンテンツは、制御情報フォーマット指示情報またはSRS(Sounding Reference
Signal、サウンディング参照信号)要求情報であり得る。
【0138】
TTI内に制御情報によって占有される送信リソース(すなわち、時間−周波数ドメインリソース)を最小限に抑え、TTI送信効率を改善するために、この実施形態は、制御情報を送信するための方法を提供し、本方法はネットワークデバイスによって実行され得る。
図4に示されているように、本方法の処理手順は以下の通りであり得る。
【0139】
ステップ401:ネットワークデバイスが、第1の制御情報を送信するための第1の時間−周波数ドメインリソースに基づいて、第1の制御情報に含められる少なくとも1つの情報フィールドを決定する。
【0140】
第1の時間−周波数ドメインリソースは、第1の制御情報を送信するための時間−周波数ドメインリソースであり、第1の時間−周波数ドメインリソースは、PDCCH領域内の時間−周波数ドメインリソース、ダウンリンクサブフレーム内の最初の1つ、2つ、3つ、または4つのシンボルが属する時間領域内の時間−周波数ドメインリソース、および0.5ms以下の送信時間内の時間−周波数ドメインリソースの3つのうちの少なくとも1つを含む。第1の時間−周波数ドメインリソースは、第1の制御領域または第1のダウンリンク制御チャネル領域と呼ばれることもある。たとえば、第1の時間−周波数ドメインリソースが、ダウンリンクサブフレーム内の最初の3つのシンボルが属する時間領域内の時間−周波数ドメインリソースであり、ダウンリンクサブフレームが、NCPをもつサブフレームであるとき、第1の時間−周波数ドメインリソースは、シーケンス番号がダウンリンクサブフレームの第1のスロット内で#0、#1、および#2であるシンボルを含む。
【0141】
一実装形態では、ユーザ端末に第1の制御情報を送信する前に、ネットワークデバイスは、第1の制御情報を送信するための1つまたは複数の時間−周波数ドメインリソース(すなわち、第1の時間−周波数ドメインリソース)を割り振ることがあり、次いで、第1の制御情報を送信するための第1の時間−周波数ドメインリソースに基づいて、第1の制御情報に含められる少なくとも1つの情報フィールドを決定し得る。
【0142】
この実施形態では、第1の制御情報を送信するための時間−周波数ドメインリソースが異なるとき、第1の制御情報に含められる情報フィールドは、異なることもあるかまたは同じであることもある。一実装方法では、第1の制御情報を送信するための第1の時間−周波数ドメインリソースが時間ドメインリソースBであるとき、第1の制御情報は第1の情報フィールドを含むか、または第1の制御情報を送信するための第1の時間−周波数ドメインリソースが時間ドメインリソースCであるとき、第1の制御情報は第1の情報フィールドを含まない。別の実装方法では、第1の制御情報を送信するための第1の時間−周波数ドメインリソースが時間ドメインリソースBであるとき、第1の制御情報は第1の情報フィールドを含み、第1の情報フィールドは第1のサブ情報を示すために使用されるか、または第1の制御情報を送信するための第1の時間−周波数ドメインリソースが時間ドメインリソースCであるとき、第1の制御情報は第1の情報フィールドを含むが、第1の情報フィールドは、第1のサブ情報を示すために使用されないかもしくは予約済みで使用されない。
【0143】
この実施形態では、1つまたは複数の第1の制御情報があり得る。複数の第1の制御情報がある場合、対応して、本発明に従って制御情報を送信するための方法は、各制御情報について実行され得る。
【0144】
ステップ402:ネットワークデバイスが、少なくとも1つの情報フィールドに基づいて第1の制御情報のビットの量を決定する。
【0145】
一実装形態では、ネットワークデバイスは、第1の制御情報のビットの量を取得するために、第1の制御情報に含められる各情報フィールドのビットの量に基づいて、すべての情報フィールドのビットの量の和を計算し得る。
【0146】
ステップ403:ネットワークデバイスが、第1の制御情報のビットの量に基づいて第1の時間−周波数ドメインリソース上で第1の制御情報をユーザ端末に送信する。
【0147】
一実装形態では、ネットワークデバイスによってユーザ端末に送信されるビットの総量は、第1の制御情報のビットの量以上であり得る。たとえば、受信エラー確率を低減するためにサイクリックプレフィックスチェックコードCRCが第1の制御情報に追加されるか、またはユーザ端末によるブラインド検出の回数を低減するために、ビットの総量が別のフォーマットにおける制御情報のビットの総量と同じになるように設定される(たとえば、ビットの総量が別のフォーマットにおける制御情報のビットの総量と同じになるまで、0が追加される)。
【0148】
任意選択で、この実施形態の実装シナリオでは、ネットワークデバイスは、第1の制御情報が、第1の情報フィールドにおいて伝達される情報を含むかどうかを決定し得る。対応する処理手順は以下の通りであり得る。第1の時間−周波数ドメインリソースが第1の時間領域内の時間−周波数ドメインリソースであるとき、少なくとも1つの情報フィールドは第1の情報フィールドを含む。
【0149】
第1の情報フィールドにおいて伝達される情報は、少なくとも2つの制御情報フォーマットのうちの一方を示すために使用されるかまたは少なくとも2つの時間長のうちの一方を示すために使用され、第1の時間領域は、ダウンリンクサブフレーム内の最初の1つ、2つ、3つ、もしくは4つのシンボルが属する時間領域であるか、または物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH領域である。
【0150】
物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH領域はサブフレームのいくつかの開始シンボル内にあり、基地局は、PCFICHチャネルを使用することによってPDCCH領域について、セルによってサービスされるすべてのユーザ端末に通知し、PDCCH領域はサブフレーム内で異なり得ることに留意されたい。しかしながら、ダウンリンクサブフレーム内の最初の1つ、2つ、3つ、または4つのシンボルは、ダウンリンクサブフレームのPDCCH領域よりも大きいか、それよりも小さいか、またはそれに等しくなり得る。
【0151】
第1の情報フィールドにおいて伝達される情報は、フォーマット識別指示情報またはTTI期間指示情報を含む。
【0152】
一実装形態では、少なくとも2つの制御情報フォーマットは、DCIフォーマット0、DCIフォーマット1、DCIフォーマット2、もしくはDCIフォーマット4など、1msのTTIを示す制御情報フォーマット、およびDCIフォーマット7AもしくはDCIフォーマット7Bなど、1msよりも短いTTIのフォーマットを含み得るか、または少なくとも2つの制御情報フォーマットは、DCIフォーマット0およびDCIフォーマット7Aなど、第1の制御情報フォーマットおよび第2の制御情報フォーマットを含み得る。上記の特定のフォーマットの数は限定されない。少なくとも2つの時間長は、1msの期間および1msよりも短い期間を含み得る。ここで、期間は、ユーザ端末がその期間内に情報を受信するかまたは情報を送信すべきことを示し得る。
【0153】
ネットワークデバイスは、第1の時間−周波数ドメインリソースが第1の時間領域内にあるかどうかを決定し得る。第1の時間−周波数ドメインリソースが第1の時間領域内にある場合、第1の制御情報の情報フィールドは、第1の情報フィールドにおいて伝達される情報を含むことがあり、第1の情報フィールドのビットのステータスは、第1の制御情報の制御情報フォーマットまたは期間に基づいて設定される。特に、ネットワークデバイスは、第1の制御情報の情報フィールドに第1の情報フィールドを追加することがあるか、または第1の制御情報に第1の情報フィールドのビットを直接追加し、第1の制御情報の制御情報フォーマットもしくは期間に基づいて第1の情報フィールドのビットのステータスを設定し得る。第1の情報フィールドが第1の制御情報の情報フィールド内にすでに存在するか、または第1の情報フィールドのビットがすでに追加されている場合、ネットワークデバイスは、第1の情報フィールドのビットのステータスを有効として設定し得るか、または第1の制御情報の制御情報フォーマットもしくは期間に基づいて第1の情報フィールドのビットのステータスを直接設定し得る。
【0154】
第1の時間−周波数ドメインリソースが第1の時間領域内にない場合、たとえば、第1の時間−周波数ドメインリソースが、0.5ms以下である送信時間内の時間−周波数ドメインリソースである場合、第1の制御情報の情報フィールドは、第1の情報フィールドにおいて伝達される情報を含まないことがある。特に、ネットワークデバイスは、第1の制御情報の情報フィールドに第1の情報フィールドを追加しないことがあり、すなわち、第1の制御情報のビットの量は、第1の情報フィールドのビットを含まない。第1の情報フィールドが第1の制御情報の情報フィールド内にすでに存在する場合、ネットワークデバイスは、第1の情報フィールドが予約済み状態にあることを決定し、第1の制御情報から第1の情報フィールドを削除するか、または第1の制御情報から第1の情報フィールドのビットを削除することがあり、予約済み状態は、第1の情報フィールドのビットが依然として第1の制御情報内にあるが、第1の情報フィールドのビットのステータスがもはや有効でないかまたは指示情報の意味をもはや有しないことを意味する。第1の情報フィールドのビットの量は、ネットワークデバイスによって決定されるかまたは事前に定義され得る。第1の時間−周波数ドメインリソースは、0.5ms以下である送信時間内に存在しないことがあるか、または第1の時間−周波数ドメインリソースは、0.5ms以下である送信時間内の時間−周波数ドメインリソースの一部であり得ることに留意されたい。
【0155】
たとえば、第1の制御情報を送信するための時間−周波数ドメインリソースがPDCCH領域内にある場合、第1の制御情報の情報フィールドは、第1の情報フィールドにおいて伝達される情報を含むか、または第1の制御情報を送信するための時間−周波数ドメインリソースがsPDCCH領域内にある場合、第1の制御情報の情報フィールドは、第1の情報フィールドにおいて伝達される情報を含まず、sPDCCH領域は、0.5ms以下である送信時間内のダウンリンク制御情報の時間領域であり得るか、または0.5ms以下である送信時間であり得る。たとえば、送信時間は2シンボルTTIであり、sPDCCH領域は、2シンボルTTIの1つのシンボルであり得るかまたは2シンボルTTIであり得る。別の例では、第1の制御情報を送信するための時間−周波数ドメインリソースが、ダウンリンクサブフレーム内の最初の1つ、2つ、3つ、もしくは4つのシンボルが属する時間領域内にある場合、第1の制御情報の情報フィールドは、第1の情報フィールドにおいて伝達される情報を含むか、または第1の制御情報を送信するための時間−周波数ドメインリソースが、ダウンリンクサブフレーム内の最初の1つ、2つ、3つ、もしくは4つのシンボルが属する時間領域内にない場合、第1の制御情報の情報フィールドは、第1の情報フィールドにおいて伝達される情報を含まない。
【0156】
この解決策の有益な効果は以下の通りである。PDCCH領域において、またはダウンリンクサブフレーム内の最初の1つ、2つ、3つ、または4つのシンボルが属する時間領域において、基地局によってユーザ端末に送信される制御情報は、1msのTTIを示すために使用される制御情報であり得るか、または、1msよりも短い、短いTTIを示すために使用される制御情報であり得る。したがって、ユーザ端末によって制御情報をブラインド検出する回数を低減するために、基地局は、2つのタイプの制御情報におけるビットの量が同じになるように設定し、この時に使用されるべき特定の制御情報を示すために第1の制御情報の第1の情報フィールドを使用し得る。しかしながら、第1の時間−周波数ドメインリソースがダウンリンクサブフレーム内の時間領域以外の時間領域内にあるとき、基地局によってユーザ端末に送信される制御情報は、1msよりも短い、短いTTIを示すために使用される制御情報のみであり得る。これに基づいて、この解決策では、第1の情報フィールドにおいて伝達される情報は、第1の時間−周波数ドメインリソースが第1の時間領域内にあるときのみ送信され、第1の情報フィールドにおいて伝達される情報は、他の場合には送信されない。これは、第1の情報フィールドにおいて伝達される情報を送信する頻度を効果的に低減し、制御情報内の冗長情報を低減し、データ転送効率を改善することができる。
【0157】
任意選択で、この実施形態の別の実装シナリオでは、ネットワークデバイスは、第1の制御情報が、第2の情報フィールドにおいて伝達される情報を含むかどうかを決定し得る。対応する処理手順は以下の通りであり得る。第1の時間−周波数ドメインリソースが第1の時間領域を超える時間−周波数ドメインリソースであるとき、少なくとも1つの情報フィールドは第2の情報フィールドを含む。
【0158】
第2の情報フィールドにおいて伝達される情報は、ダウンリンク制御チャネルによって占有されない時間−周波数ドメインリソースを示すために使用されるか、またはダウンリンク制御チャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソースを示すために使用されるか、またはダウンリンクデータチャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソースを示すために使用される。第1の時間領域は、ダウンリンクサブフレーム内の最初の1つ、2つ、3つ、もしくは4つのシンボルが属する時間領域であるか、または物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH領域である。
【0159】
第2の情報フィールドにおいて伝達される情報は、ダウンリンクデータチャネルのリソース使用を示す情報である。
【0160】
一実装形態では、第2の情報フィールドにおいて伝達される情報は、ダウンリンク制御チャネルによって占有されない時間−周波数ドメインリソースを含み得るか、またはダウンリンク制御チャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソースを示すために使用されるか、またはダウンリンクデータチャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソースを示すために使用される。ダウンリンク制御チャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソースは、送信時間内にDCIを伝達するためにダウンリンク制御チャネルによって占有されるCCE、または送信時間内にダウンリンク制御チャネルによって占有されるリソースブロックRB、または送信時間内にダウンリンク制御チャネルによって占有されるリソース要素REを含み得る。ダウンリンク制御チャネルによって占有されない時間−周波数ドメインリソースは、送信時間内にDCIを伝達するためにダウンリンク制御チャネルによって占有されないCCE、または送信時間内にダウンリンク制御チャネルによって占有されないリソースブロックRB、または送信時間内にダウンリンク制御チャネルによって占有されないリソース要素REを含み得る。ダウンリンクデータチャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソースは、送信時間内にダウンリンクデータチャネルによって占有されるリソースブロックRB、または送信時間内にダウンリンクデータチャネルによって占有されるリソース要素REを含み得る。この実施形態では、送信時間は、2シンボル送信時間、0.5ms以下である送信時間、または1msである送信時間であり得ることに留意されたい。
【0161】
ネットワークデバイスは、第1の時間−周波数ドメインリソースが第1の時間領域内の時間−周波数ドメインリソースであるかどうかを決定し得る。第1の時間−周波数ドメインリソースが第1の時間領域を超える時間−周波数ドメインリソースである場合、たとえば、第1の時間−周波数ドメインリソースが、0.5ms以下である送信時間内の時間−周波数ドメインリソースである場合、第1の制御情報の情報フィールドは、第2の情報フィールドにおいて伝達される情報を含むことがあり、第2の情報フィールドのビットのステータスは、ダウンリンク制御チャネルによって占有されない時間−周波数ドメインリソースまたはダウンリンク制御チャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソースまたはダウンリンクデータチャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソースのステータスに基づいて設定される。特に、ネットワークデバイスは、第1の制御情報の情報フィールドに第2の情報フィールドを追加し得るか、または第1の制御情報に第2の情報フィールドのビットを追加し、ダウンリンク制御チャネルによって占有されない時間−周波数ドメインリソースもしくはダウンリンク制御チャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソースもしくはダウンリンクデータチャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソースのステータスに基づいて第2の情報フィールドのビットのステータスを設定し得るか、または第2の情報フィールドが第1の制御情報の情報フィールド内にすでに存在するか、もしくは第2の情報フィールドのビットがすでに追加されている場合、ネットワークデバイスは、ダウンリンク制御チャネルによって占有されない時間−周波数ドメインリソースもしくはダウンリンク制御チャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソースもしくはダウンリンクデータチャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソースのステータスに基づいて第2の情報フィールドのビットのステータスを設定し得るか、または第2の情報フィールドのビットのステータスを有効としてマークし得る。
【0162】
第1の時間−周波数ドメインリソースが第1の時間領域内にある場合、第1の制御情報の情報フィールドは、第2の情報フィールドにおいて伝達される情報を含まないことがある。特に、ネットワークデバイスは、第1の制御情報の情報フィールドに第2の情報フィールドを追加しないことがあり、すなわち、第1の制御情報のビットの量は、第2の情報フィールドのビットを含まないか、または第2の情報フィールドが第1の制御情報の情報フィールド内にすでに存在する場合、ネットワークデバイスは、第2の情報フィールドが予約済み状態にあることを決定し、第1の制御情報から第2の情報フィールドを削除するか、もしくは第1の制御情報から第2の情報フィールドのビットを削除することがあり、予約済み状態は、第2の情報フィールドのビットが依然として第1の制御情報内にあるが、第2の情報フィールドのビットのステータスがもはや有効でないかもしくは指示情報の意味をもはや有しないことを意味する。第2の情報フィールドのビットの量は、ネットワークデバイスによって決定されるかまたは事前に定義され得る。第1の時間−周波数ドメインリソースは、0.5ms以下である送信時間内に存在しないことがあるか、または第1の時間−周波数ドメインリソースは、0.5ms以下である送信時間内のすべての時間−周波数ドメインリソースではないことに留意されたい。
【0163】
たとえば、第1の制御情報を送信するための時間−周波数ドメインリソースがsPDCCH領域内にある場合、第1の制御情報の情報フィールドは、第2の情報フィールドにおいて伝達される情報を含むか、または第1の制御情報を送信するための時間−周波数ドメインリソースが、PDCCH領域、もしくはダウンリンクサブフレーム内の最初の1つ、2つ、3つ、もしくは4つのシンボルが属する時間領域内にある場合、第1の制御情報の情報フィールドは、第2の情報フィールドにおいて伝達される情報を含まない。
【0164】
この解決策の有益な効果は以下の通りである。レガシーユーザ端末のPDCCHがPDCCH領域内に存在するので、PDCCH領域が第1の時間領域内に存在するとき、「ダウンリンク制御チャネルによって占有されない時間−周波数ドメインリソースまたはダウンリンク制御チャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソースまたはダウンリンクデータチャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソース」内の時間ドメインリソースが、PDCCH領域内の使用のためにアイドルである場合でも、時間ドメインリソースは、データ情報を送信するために使用され得ない。この場合、第1の制御情報は、第1の時間領域内の「ダウンリンク制御チャネルによって占有されない時間−周波数ドメインリソースまたはダウンリンクデータチャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソース」を示す必要がない。しかしながら、第1の制御領域を超えて、データを送信するためにアイドルリソースが使用され得ない上記の場合は存在しない。したがって、第1の時間−周波数ドメインリソースが第1の時間領域を超える時間−周波数ドメインリソースであるとき、「ダウンリンク制御チャネルによって占有されない時間−周波数ドメインリソースもしくはダウンリンク制御チャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソースもしくはダウンリンクデータチャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソース」を示す情報が送信され、リソースのこの部分はデータ送信のために使用されて、リソース利用が改善される。第1の時間−周波数ドメインリソースが第1の時間領域内の時間−周波数ドメインリソースであるとき、第2の情報フィールドにおいて伝達される情報は送信されない。これは、第2の情報フィールドにおいて伝達される情報を送信する頻度を低減し、制御情報内の冗長情報を低減し、それにより、制御情報によって占有される時間−周波数ドメインリソースを低減し、システムリソース利用を改善する。
【0165】
任意選択で、この実施形態の別の実装シナリオでは、ネットワークデバイスは、第1の制御情報が、第3の情報フィールドにおいて伝達される情報を含むかどうかを決定し得る。対応する処理手順は以下の通りであり得る。第1の時間−周波数ドメインリソースが第2の時間領域内の時間−周波数ドメインリソースであるとき、少なくとも1つの情報フィールドは第3の情報フィールドを含む。
【0166】
第3の情報フィールドにおいて伝達される情報は、サウンディング参照信号SRSを送信するようにユーザ端末をトリガするために使用され、第2の時間領域は、ネットワークデバイスによって構成されるかまたは事前に定義される。
【0167】
第3の情報フィールドにおいて伝達される情報はSRS要求情報を含む。
【0168】
一実装形態では、ネットワークデバイスは、第1の時間−周波数ドメインリソースが第2の時間領域内にあるかどうかを決定し得る。第1の時間−周波数ドメインリソースが第2の時間領域内にある場合、第1の制御情報の情報フィールドは、第3の情報フィールドにおいて伝達される情報を含むことがあり、第3の情報フィールドのビットのステータスは、ユーザ端末がサウンディング参照信号SRSを送信するようにトリガされるかどうかに従って設定される。特に、ネットワークデバイスは、第1の制御情報の情報フィールドに第3の情報フィールドを追加し得るか、または第1の制御情報に第2の情報フィールドのビットを追加し、ユーザ端末がサウンディング参照信号SRSを送信するようにトリガされるかどうかに従って第3の情報フィールドのビットのステータスを設定し得るか、または第3の情報フィールドが第1の制御情報の情報フィールド内にすでに存在するか、もしくは第3の情報フィールドのビットがすでに追加されている場合、ネットワークデバイスは、ユーザ端末がサウンディング参照信号SRSを送信するようにトリガされるかどうかに従って第3の情報フィールドのビットのステータスを設定し得るか、もしくは第3の情報フィールドのビットのステータスを有効としてマークし得る。
【0169】
第1の時間−周波数ドメインリソースが第2の時間領域内にない場合、第1の制御情報の情報フィールドは、第3の情報フィールドにおいて伝達される情報を含まないことがある。特に、ネットワークデバイスは、第1の制御情報の情報フィールドに第3の情報フィールドを追加しないことがあり、すなわち、第1の制御情報のビットの量は、第3の情報フィールドのビットを含まないか、または第3の情報フィールドが第1の制御情報の情報フィールド内にすでに存在する場合、ネットワークデバイスは、第3の情報フィールドのステータスが予約済み状態であることを決定し、第1の制御情報から第3の情報フィールドを削除するか、もしくは第1の制御情報から第3の情報フィールドのビットを削除し、予約済み状態は、第3の情報フィールドのビットが依然として第1の制御情報内にあるが、第3の情報フィールドのビットのステータスがもはや有効でないかまたは指示情報の意味をもはや有しないことを意味する。第3の情報フィールドのビットの量は、ネットワークデバイスによって決定されるかまたは事前に定義され得る。
【0170】
たとえば、第2の時間領域は、事前に定義されたsPDCCH領域であり得る。第1の制御情報を送信するための時間−周波数ドメインリソースがsPDCCH領域内にある場合、第1の制御情報の情報フィールドは、第3の情報フィールドにおいて伝達される情報を含む。第1の制御情報を送信するための時間−周波数ドメインリソースがsPDCCH領域内にない(たとえば、PDCCH領域または別のsPDCCH領域にある)場合、第1の制御情報の情報フィールドは、第3の情報フィールドにおいて伝達される情報を含まない。
【0171】
この解決策の有益な効果は以下の通りである。SRSを送信するためのリソースはセルレベルで構成され、最も集約的なSRSリソースに現在関して、制御情報が頻繁に送信されるとき、SRSは2msごとに1回送信されるので、複数の制御情報内のSRS要求情報は、同じSRSを送信するようにユーザ端末に指示し得る。この解決策における処理に基づいて、ネットワークデバイスは、第1の時間−周波数ドメインリソースが指定の時間領域内にあるときのみ、ユーザ端末にSRS要求情報を送信する。これは、SRS要求情報を送信する頻度を低減し、制御情報内の冗長情報を低減し、それにより、制御情報によって占有される時間−周波数ドメインリソースを低減し、システムリソース利用を改善することができる。
【0172】
任意選択で、この実施形態の別の実装シナリオでは、ネットワークデバイスは、第1の制御情報が、第4の情報フィールドにおいて伝達される情報を含むかどうかを決定し得る。対応する処理手順は以下の通りであり得る。第1の時間−周波数ドメインリソースが第3の時間領域内の時間−周波数ドメインリソースであるとき、少なくとも1つの情報フィールドは第4の情報フィールドを含む。
【0173】
第4の情報フィールドにおいて伝達される情報は、チャネル品質情報CSIを送信するようにユーザ端末をトリガするために使用され、第3の時間領域は、ネットワークデバイスによって構成されるかまたは事前に定義される。異なる構成または事前定義に基づいて、第3の時間領域は、第2の時間領域と同じであり得るか、または第2の時間領域とは異なり得る。
【0174】
任意選択で、第4の情報フィールドにおいて伝達される情報はチャネル状態情報CSI指示情報を含む。
【0175】
一実装形態では、ネットワークデバイスは、第1の時間−周波数ドメインリソースが第3の時間領域内にあるかどうかを決定し得る。第1の時間−周波数ドメインリソースが第3の時間領域内にある場合、第1の制御情報の情報フィールドは、第4の情報フィールドにおいて伝達される情報を含むことがあり、第4の情報フィールドのビットのステータスは、ユーザ端末がチャネル品質情報CSIを送信するようにトリガされるかどうかに従って設定される。特に、ネットワークデバイスは、第1の制御情報の情報フィールドに第4の情報フィールドを追加し得るか、または第1の制御情報に第4の情報フィールドのビットを追加し、ユーザ端末がチャネル品質情報CSIを送信するようにトリガされるかどうかに従って第4の情報フィールドのビットのステータスを設定し得るか、または第4の情報フィールドが第1の制御情報の情報フィールド内にすでに存在するか、もしくは第4の情報フィールドのビットがすでに追加されている場合、ネットワークデバイスは、ユーザ端末がチャネル品質情報CSIを送信するようにトリガされるかどうかに従って第
4の情報フィールドのビットのステータスを設定し得るか、もしくは第4の情報フィールドのビットのステータスを有効としてマークし得る。
【0176】
第1の時間−周波数ドメインリソースが第3の時間領域内にない場合、第1の制御情報の情報フィールドは、第4の情報フィールドにおいて伝達される情報を含まないことがある。特に、ネットワークデバイスは、第1の制御情報の情報フィールドに第4の情報フィールドを追加しないことがあり、すなわち、第1の制御情報のビットの量は、第4の情報フィールドのビットを含まないか、または第4の情報フィールドが第1の制御情報の情報フィールド内にすでに存在する場合、ネットワークデバイスは、第4の情報フィールドが予約済み状態にあることを決定し、第1の制御情報から第4の情報フィールドを削除するか、もしくは第1の制御情報から第4の情報フィールドのビットを削除し、予約済み状態は、第4の情報フィールドのビットが依然として第1の制御情報内にあるが、第4の情報フィールドのビットのステータスがもはや有効でないかまたは指示情報の意味をもはや有しないことを意味する。第4の情報フィールドのビットの量は、ネットワークデバイスによって決定されるかまたは事前に定義され得る。
【0177】
この解決策では、第3の時間領域は、様々な方法を使用することによって定義され得る。この実施形態は2つの実現可能な様式を提供する。
【0178】
様式1:第3の時間領域は、PDCCH領域など、固定のまたは事前に定義された時間領域である。これは、この実施形態では限定されない。
【0179】
様式2:第3の時間領域は、ネットワークデバイスによってユーザ端末のCSI指示情報を受信する、以前の時間に基づいて決定される。
【0180】
一実装形態では、ネットワークデバイスは、ユーザ端末にCSI指示情報を含めた制御情報を送信することがあり、CSI指示情報を正常に受信した後に、ユーザ端末は、ネットワークデバイスに受信成功応答メッセージを送信し得、次いで、ネットワークデバイスはタイマーをトリガし、タイマーにおいてプリセット期間が満了した後に、ユーザ端末にCSI指示情報を含めた制御情報を送信し得る。しかしながら、タイマーにおけるプリセット期間が満了する前に、ネットワークデバイスはユーザ端末にCSI指示情報を送信せず、すなわち、制御情報は第4の情報フィールドを含まない。除外の特定の様式は上記の様式と同じであり、ここで再び説明されない。
【0181】
この解決策の有益な効果は以下の通りである。ユーザ端末の処理速度は限定されており、たとえば、測定時間からCSIフィードバックの時間まで少なくともいくつかのミリ秒が必要とされるので、制御情報を送信するための間隔が測定時間よりもはるかに短いとき、複数の制御情報におけるCSI指示情報によってトリガされるようにユーザ端末によって送信されることになるCSIは、同じ測定時間に対応することがあり、すなわち、ユーザ端末によってフィードバックされるCSIコンテンツは同じである。ネットワークデバイスは、第1の時間−周波数ドメインリソースが指定の時間領域内にあるときのみ、ユーザ端末にCSI指示情報を送信する。これは、CSI指示情報を送信する頻度を低減し、制御情報内の冗長情報を低減し、それにより、制御情報によって占有される時間−周波数ドメインリソースを低減し、システムリソース利用を改善することができる。
【0182】
一実施形態は、制御情報を送信するための方法をさらに提供する。本方法はネットワークデバイスによって実行され得る。
図5に示されているように、本方法の処理手順は以下の通りであり得る。
【0183】
ステップ501:ネットワークデバイスが、第1の制御情報に含められる少なくとも1つの情報フィールドを決定する。
【0184】
少なくとも1つの情報フィールドにおいて伝達される情報は、
(1)少なくとも1つの送信時間内に受信および/または送信される情報に対応する冗長バージョン情報、
(2)N個の送信時間を示し、第1の制御情報が、ユーザ端末にN個の送信時間内に情報を受信するように指示するために使用され、および/またはN個の送信時間内に情報を送信するようにユーザ端末をトリガするために使用される、1以上の正の整数であるN、ならびに
(3)少なくとも1つの送信時間内にアップリンクチャネル上でアップリンクデータが送信されるべきであるかどうかを示す情報
のうちの少なくとも1つまたはそれらの任意の組合せを含み得る。
【0185】
一実装形態では、少なくとも1つの送信時間のうちの1つまたは複数は、0.5ms以下の期間であり得る。ユーザ端末に第1の制御情報を送信する前に、ネットワークデバイスは、第1の制御情報に含められる情報フィールドを最初に決定する必要がある。ネットワークデバイス末は、第1の制御情報に含められる情報フィールドを決定するために従来技術における解決策を使用し得るか、または第1の制御情報に含められる情報フィールドを決定するためにステップ401から403における解決策を使用し得る。この実施形態では、1つまたは複数の第1の制御情報があり得る。複数の第1の制御情報がある場合、対応して、本発明に従って制御情報を送信するための方法は、各制御情報について実行され得る。このステップにおける少なくとも1つの送信時間は、ステップ401から403における少なくとも1つの送信時間と同じであるかまたはそれとは異なり得ることに留意されたい。これは、この実施形態では限定されない。
【0186】
ステップ502:ネットワークデバイスが、ユーザ端末に第1の制御情報を送信する。
【0187】
一実装形態では、ネットワークデバイスによってユーザ端末に送信されるビットの総量は、第1の制御情報のビットの量以上であり得る。たとえば、受信エラー確率を低減するためにサイクリックプレフィックスチェックコードCRCが第1の制御情報に追加されるか、またはユーザ端末によるブラインド検出の回数を低減するために、ビットの総量が別のフォーマットにおける制御情報のビットの総量と同じになるように設定される(たとえば、ビットの総量が別のフォーマットにおける制御情報のビットの総量と同じになるまで、0が追加される)。
【0188】
任意選択で、この実施形態の実装シナリオでは、少なくとも1つの情報フィールドは第1の情報フィールドを含むことがあり、第1の情報フィールドにおいて伝達される情報は、少なくとも1つの送信時間内に受信および/または送信される情報に対応する冗長バージョン情報を含み、ユーザ端末に第1の制御情報を送信する前に、ネットワークデバイスは以下の処理をさらに実行し得る。ネットワークデバイスがMを決定し、少なくとも1つの送信時間はM個の送信時間であり、Mは1以上の正の整数であり、ネットワークデバイスは、M、第1の情報フィールドのビットの量、ならびにM個の送信時間内に受信および/または送信される情報に対応する冗長バージョン情報(RVリビジョン)に基づいて、第1の情報フィールドの少なくとも1つのビットのステータスを決定する。
【0189】
ネットワークデバイスは、第1の情報フィールドのビットの量を決定する。特に、第1の情報フィールドのビットの量は、固定であるかもしくは事前に定義され得るか、またはビットの量は、ステップ401から403を実行することによってもしくは別の様式で決定される。これは、この実施形態では限定されない。第1の情報フィールドのビットの量は、第1の情報フィールドに含められた情報のビットの量または第1の情報フィールドに含められたビットの量である。
【0190】
Mは、ユーザ端末がM個の送信時間内に情報を受信すべきことを示し、および/またはM個の送信時間内に情報を送信するようにユーザ端末をトリガするために使用される。
【0191】
一実装形態では、ネットワークデバイスは、ユーザ端末によって情報を受信するための送信時間の数および/またはユーザ端末によって情報を送信するための送信時間の数(M)を決定することがあり、Mは、第1の制御情報もしくは他の制御情報に基づいてネットワークデバイスによって決定され得るか、またはネットワークデバイスによってユーザ端末に送信される上位層シグナリングに基づいて決定され得るか、またはユーザ端末のトラフィックボリュームに基づいてネットワークデバイスによってユーザ端末に割り振られ得るか、またはネットワークデバイスによってそれ自体によって決定され得る。ネットワークデバイスは、送信時間の数と、第1の情報フィールドのビットの量と、第1の情報フィールドのビットのステータスと、少なくとも1つの送信時間内に受信および/または送信される情報に対応する冗長バージョン情報との間の対応を事前に記憶し得る。ネットワークデバイスは、この対応、M、第1の情報フィールドのビットの量、ならびにM個の送信時間内に受信および/または送信される情報に対応する冗長バージョン情報に基づいて、第1の情報フィールドの少なくとも1つのビットのステータスを決定し得る。M個の送信時間は連続または不連続であり得る。これは、この実施形態では限定されない。
【0192】
対応は特に以下の通りであり得る。第1の情報フィールドのビットの量がXであり、Xの値が、上位層シグナリングに基づいて構成されるか、固定であるか、または事前に定義され得るとき、ネットワークデバイスは、Xの値とMの値との間の関係に基づいて、冗長バージョンを示すビットの量を決定し、M個の送信時間内に受信および/または送信される情報に対応する冗長バージョンに基づいて第1の情報フィールドの少なくとも1つのビットのステータスをさらに決定し得る。3つの場合が、以下のように含まれる。
【0193】
(1)MがXよりも大きいとき、Xにおける1つのビットは、冗長バージョンに関する情報を示すために使用され、少なくとも1つのビットの1つの状態は、少なくとも2つの送信時間内の1つの冗長バージョンに対応する。ビットの状態0は冗長バージョン0に対応し、ビットの状態1は冗長バージョン2に対応するか、またはその逆である。ここで、ビットのステータスおよび冗長バージョンの値は特に限定されない。
【0194】
たとえば、Mが5に等しく、Xが4に等しい場合、Xにおける少なくとも1つのビットは、2つの送信時間内に同じ冗長バージョン情報が使用されることを示し、冗長バージョン情報は(0,2)である。Mは、{第1の送信時間,…,第5の送信時間}を含めた、5つの送信時間がスケジュールされることを意味する。第1の情報フィールドは、4ビット、{a,b,c,d}を含む。たとえば、ビットaは第1の送信時間および第2の送信時間内の冗長バージョンに対応し得、ビットbは第3の送信時間内の冗長バージョンに対応し得、ビットcは第4の送信時間内の冗長バージョンに対応し得、ビットdは第5の送信時間内の冗長バージョンに対応し得るか、またはビットaは第1の送信時間内の冗長バージョンに対応し得、ビットbは第2の送信時間内の冗長バージョンに対応し得、ビットcは第3の送信時間内の冗長バージョンに対応し得、ビットdは第4の送信時間および第5の送信時間内の冗長バージョンに対応し得る。
【0195】
たとえば、Mが6に等しく、Xが4に等しい場合、Xにおける1つのビットは、2つまたは3つの送信時間内に同じ冗長バージョン情報が使用されることを示し、冗長バージョン情報は(0,2)である。特に、2つまたは3つの送信時間は事前に定義され得る。Mは、{第1の送信時間,…,第6の送信時間}を含めた、6つの送信時間がスケジュールされることを意味する。第1の情報フィールドは、4ビット、{a,b,c,d}を含む。たとえば、ビットaは第1の送信時間内の冗長バージョンに対応し得、ビットbは第2の送信時間内の冗長バージョンに対応し得、ビットcは第3の送信時間内の冗長バージョンに対応し得、ビットdは第4の送信時間、第5の送信時間、および第6の送信時間内の冗長バージョンに対応し得るか、またはビットaは第1の送信時間内の冗長バージョンに対応し得、ビットbは第2の送信時間内の冗長バージョンに対応し得、ビットcは第3の送信時間および第4の送信時間内の冗長バージョンに対応し得、ビットdは第5の送信時間および第6の送信時間内の冗長バージョンに対応し得る。
【0196】
(2)MがXよりも小さく、Mが第1のプリセットしきい値よりも大きいとき、Xにおける各ビットの1つの状態は、最大1つのTTI内の冗長バージョンに対応する。第1のプリセットしきい値は正の整数であり、X/2またはX/3を切り捨てることによって取得され得る。これは、この実施形態では限定されない。
【0197】
たとえば、Mが3に等しく、Xが4に等しく、第1のプリセットしきい値が2である場合、少なくとも1つのビットの1つの状態は、1つの送信時間内の冗長バージョン情報に対応することがあり、冗長バージョン情報は(0,2)である。たとえば、Mは、{第1の送信時間,…,第3の送信時間}を含めた、3つの送信時間がスケジュールされることを意味する。第1の情報フィールドは、4ビット、{a,b,c,d}を含む。たとえば、ビットaは第1の送信時間内の冗長バージョンに対応し得、ビットbは第2の送信時間内の冗長バージョンに対応し得、ビットcは第3の送信時間内の冗長バージョンに対応し得るか、またはビットbは第1の送信時間内の冗長バージョンに対応し得、ビットcは第2の送信時間内の冗長バージョンに対応し得、ビットdは第3の送信時間内の冗長バージョンに対応し得る。
【0198】
(3)Mが第1のプリセットしきい値以下であるとき、iビットごとの1つの状態は、最大1つのTTI内の冗長バージョンに対応する。第1のプリセットしきい値は正の整数であり、X/iを切り捨てることによって取得され得、iは1以上の正の整数である。
【0199】
たとえば、Mが2に等しく、Xが4に等しく、iが2に等しいかまたは第1のプリセットしきい値が2である場合、少なくとも2つのビットの1つの状態は、1つのTTI内の冗長バージョンに対応し、冗長バージョンは(0,1,2,3)である。たとえば、Mは、{第1の送信時間,第2の送信時間}を含めた、2つの送信時間がスケジュールされることを意味する。第1の情報フィールドは、4ビット、{a,b,c,d}を含む。たとえば、ビットaおよびビットbは第1の送信時間内の冗長バージョンに対応し得、ビットcおよびビットdは第2の送信時間内の冗長バージョンに対応し得るか、またはビットaおよびビットbは第2の送信時間内の冗長バージョンに対応し得、ビットcおよびビットdは第1の送信時間内の冗長バージョンに対応し得る。
【0200】
この解決策では、MはNと同じであり得るか、またはNとは異なり得ることに留意されたい。
【0201】
この解決策の有益な効果は以下の通りである。従来技術では、各TTIは、1つまたは2つのビット内の冗長バージョンに対応する。N個のsTTIがスケジュールされた場合、各制御情報は、Nビットから2Nビット内の冗長バージョン情報を含む。しかしながら、この解決策に基づいて、冗長バージョンを示すために固定ビットが使用され得る。これは、情報フィールド内の情報のビットの量を低減し、制御情報によって占有される時間−周波数ドメインリソースを低減し、システムリソース利用を改善することができる。
【0202】
任意選択で、この実施形態の別の実装シナリオでは、少なくとも1つの情報フィールドは第2の情報フィールドを含み、第2の情報フィールドにおいて伝達される情報はNを含み、ユーザ端末に第1の制御情報を送信する前に、ネットワークデバイスは以下の処理をさらに実行し得る。ネットワークデバイスが、Nおよび第1の対応に基づいて第2の情報フィールドの少なくとも1つのビットのステータスを決定し、第1の対応は、少なくとも1つのビットのステータスとNとの対応であり、第1の対応は、ネットワークデバイスによって構成されるかまたは事前に定義される。
【0203】
Nは、N個の送信時間を示し、第1の制御情報は、ユーザ端末にN個の送信時間内に情報を受信するように指示するために使用され、および/またはN個の送信時間内に情報を送信するようにユーザ端末をトリガするために使用され、Nは1以上の正の整数である。
【0204】
一実装形態では、第2の情報フィールドのビットの量は、固定であるかもしくは事前に定義され得るか、または送信時間の期間に基づいて決定され得る。
【0205】
場合1:第2の情報フィールドのビットの量は固定であるかもしくは事前に定義される。
【0206】
場合1は、0.5ms以下である複数の送信時間のスケジューリングに適用可能であり得るか、または1msの複数の送信時間のスケジューリングに適用可能であり得る。対応して、第2の情報フィールドによって示され得る送信時間の量セット内の要素の数が、第2の情報フィールドのビットの量によって決定される。たとえば、ビットの量がnである場合、量セット内の要素の最大数は2
nである。量セット内の各要素によって表される値は、上位層シグナリングに基づいてユーザ端末によって構成され得るかまたは事前に定義され得る。
【0207】
たとえば、第2の情報フィールドのビットの量が2である場合、第2の情報フィールドによって示される送信時間の量セットは(1,alt1,alt2,alt3)として定義され得、alt1からalt3は、連続的にスケジュールされたsTTIの数に対応し、alt1からalt3は、上位層シグナリングに基づいてユーザ端末によって構成され、上位層シグナリングはRRC構成情報であり得る。alt1からalt3は、代替として、事前に定義された値であり得る。以下では、第2の情報フィールドのビットの量が2である例を使用する。本明細書における対応は限定されない。具体的には、別の対応では、00は、代替として、alt3に対応するかまたは数3に対応し得る。
【0210】
場合2:第2の情報フィールドのビットの量は可変である。
【0211】
場合2は、0.5ms以下である複数の送信時間のスケジューリングに適用可能であり得る。ネットワークデバイスは、スケジュールされた送信時間の期間に基づいて第2の情報フィールドのビットの量を決定し、次いで、Nおよび第1の対応に基づいて第2の情報フィールドの少なくとも1つのビットのステータスを決定し得る。
【0212】
たとえば、送信時間の期間が7つのシンボルである場合、第2の情報フィールドのビットの量は1であるか、送信時間の期間が4つのシンボルである場合、第2の情報フィールドのビットの量は2であるか、または送信時間の期間が2つのシンボルである場合、第2の情報フィールドのビットの量は3である。以下では、送信時間の期間が2つのシンボルである例を使用し、第2の情報フィールドのビットの量は3である。本明細書における対応は限定されない。具体的には、別の対応では、000は、代替として4に対応し得る。
【0214】
場合1における第1の対応のコンテンツは、場合2における第1の対応のコンテンツとは異なり得ることに留意されたい。
【0215】
この解決策の有益な効果は以下の通りである。従来技術では、制御情報は、スケジュールされたTTIの最大数を満たし得る固定のビットの量、たとえば、3ビットを含む。この解決策では、情報フィールド内の情報のビットの量が低減され得、連続的にスケジュールされたTTIの最大数を示すビットの量は含まれる必要がない。これは、制御情報によって占有される時間−周波数ドメインリソースを低減し、システムリソース利用を改善することができる。
【0216】
任意選択で、この実施形態の別の実装シナリオでは、少なくとも1つの情報フィールドは第3の情報フィールドを含み、第3の情報フィールドにおいて伝達される情報は、アップリンクデータが少なくとも1つの送信時間内にアップリンクチャネル上で送信されるべきであるかどうかを示す情報を含み、ユーザ端末に第1の制御情報を送信する前に、ネットワークデバイスは以下の処理をさらに実行し得る。ネットワークデバイスがPを決定し、Pが、ユーザ端末がP個の送信時間内に情報を受信すべきであることを示し、および/もしくはユーザ端末が、P個の送信時間内に情報を送信すべきであることを示し、Pが1以上の正の整数である。
【0217】
ネットワークデバイスはPを1と比較し得る。
【0218】
一実装形態では、Pが1よりも大きいとき、ネットワークデバイスは、第3の情報フィールドがKビットの情報フィールドであることを決定し、かつ第3の情報フィールドにおいて伝達される情報が、アップリンクデータがP個の送信時間内のK個の送信時間内にアップリンクチャネル上で送信されるべきであるかどうかを示すことを決定し得、Kは、1以上でP以下である正の整数である。具体的には、第3の情報フィールドは、アップリンクデータがK個の送信時間の一部分内にアップリンクチャネル上で送信されるべきであることと、アップリンクデータがK個の送信時間の他の部分内にアップリンクチャネル上で送信されるべきでないこととを示すために使用され得る。たとえば、スケジュールされた送信時間の数が1よりも大きいとき、Kビットのうちの1つのステータスは、アップリンクデータが、1ビットに対応する送信時間内にアップリンクチャネル上で送信されるべきであること、またはアップリンクデータが、1ビットに対応する送信時間内にアップリンクチャネル上で送信されるべきでないことを示すために使用され得る。別の例では、スケジュールされた送信時間の数が1よりも大きいとき、1ビットのデータは、アップリンクデータが、事前に定義されたsTTI内に送信されるべきであることを示すために使用され得るか、または1ビットのデータは、アップリンクデータが、事前に定義されたsTTI内に送信されるべきでないことを示すために使用され得る。
【0219】
Pが1に等しいとき、ネットワークデバイスは、第3の情報フィールドが変調および符号化方式MCS情報フィールドであることを決定し、かつ第3の情報フィールドが、アップリンクデータが1つの送信時間内にアップリンクチャネル上で送信されるべきであるかどうかを示すために使用されることを決定し、MCS情報フィールド内のビットの状態29は、アップリンクデータが送信時間内にアップリンクチャネル上で送信されるべきでないことを示すために使用され得る。
【0220】
この解決策では、PはNと同じであり得るか、またはNとは異なり得ることに留意されたい。PおよびKは、第1の制御情報もしくは他の制御情報に基づいてネットワークデバイスによって決定され得るか、またはネットワークデバイスによってユーザ端末に送信される上位層シグナリングに基づいて決定され得るか、またはユーザ端末のトラフィックボリュームに基づいてネットワークデバイスによってユーザ端末に割り振られ得るか、またはネットワークデバイスによってそれ自体によって決定され得る。詳細について、ここで再び説明されない。
【0221】
第3の情報フィールドを決定した後に、ネットワークデバイスは、アップリンクデータがK個の送信時間内にアップリンクチャネル上で送信されるべきであるかどうかに従って第3の時間ドメイン情報フィールドのビットのステータスを決定するか、またはアップリンクデータが1つの送信時間内にアップリンクチャネル上で送信されるべきであるかどうかに従って第3の時間ドメイン情報フィールドのビットのステータスを決定する。
【0222】
この解決策の有益な効果は以下の通りである。従来技術では、複数のTTIがスケジュールされたとき、オーバーヘッドを低減するために、制御情報はただ1つのMCS情報フィールドを含み、すなわち、複数のTTI内の情報は、同じMCSを使用することによって送信される。MCS情報フィールド内のビットの状態29が、アップリンクデータがTTI内に送信されるべきであるかどうかに関する指示情報を示すために依然として使用される場合、それは、アップリンクデータがすべてのTTI内に送信されるべきであること、またはアップリンクデータがどんなTTI内でも送信されるべきでないことのみを示すことができる。しかしながら、実際には、アップリンクデータを送信するためにただ1つのTTIが使用されず、結果的にリソースが浪費される。この解決策では、指示情報は、アップリンクデータがTTI内に送信されるべきであるかどうかを示すために1つの制御メッセージ内で送信され得、したがってシステムリソース利用が改善される。
【0223】
加えて、この実施形態は、アップリンクデータが、少なくとも1つの送信時間内にアップリンクチャネル上で送信されるべきであるかどうかを示すための方法をさらに提供する。本方法の処理手順は以下の通りであり得る。ネットワークデバイスが第1の制御情報を送信し、第1の制御情報は、第1の期間を有する少なくとも1つの送信時間内のユーザ端末のスケジューリング情報の指示を含み、スケジューリング情報は、送信時間内に情報を受信するようにユーザ端末をトリガしおよび/またはユーザ端末がP個の送信時間内に情報を送信すべきことを示すために使用され、第1の期間は0.5ms以下の期間であり、ネットワークデバイスは第2の制御情報を送信し、第2の制御情報は、アップリンクデータが、少なくとも1つの送信時間のうちの1つ内にアップリンクチャネル上で送信されるべきであるかどうかを示すために使用される。
【0224】
本方法では、第1の制御情報を送信した後に、ネットワークデバイスは、ユーザ端末が少なくとも1つの送信時間のうちの1つ内にアップリンクチャネル上でアップリンクデータを送信すべきであるかどうかを示すために、1つの制御情報(すなわち、第2の制御情報)を別々に送信し得る。
【0225】
一実施形態は、制御情報を検出するための方法を提供する。本方法はユーザ端末によって実行され得る。
図6に示されているように、本方法の処理手順は以下の通りであり得る。
【0226】
ステップ601:ユーザ端末が、第1の制御情報を検出するための第1の時間−周波数ドメインリソースに基づいて、第1の制御情報に含められる少なくとも1つの情報フィールドを決定する。
【0227】
第1の時間−周波数ドメインリソースは、第1の制御情報を送信するための時間−周波数ドメインリソースであり、第1の時間−周波数ドメインリソースは、PDCCH領域内の時間−周波数ドメインリソース、ダウンリンクサブフレーム内の最初の1つ、2つ、3つ、または4つのシンボルが属する時間領域内の時間−周波数ドメインリソース、および0.5ms以下の送信時間内の時間−周波数ドメインリソースの3つのうちの少なくとも1つを含む。第1の時間−周波数ドメインリソースは、第1の制御領域または第1のダウンリンク制御チャネル領域と呼ばれることもある。たとえば、第1の時間−周波数ドメインリソースが、ダウンリンクサブフレーム内の最初の3つのシンボルが属する時間領域内の時間−周波数ドメインリソースであり、ダウンリンクサブフレームが、NCPをもつサブフレームであるとき、第1の時間−周波数ドメインリソースは、シーケンス番号がダウンリンクサブフレームの第1のスロット内で#0、#1、および#2であるシンボルを含む。
【0228】
一実装形態では、ユーザ端末は、1つまたは複数の時間−周波数ドメインリソース(第1の時間−周波数ドメインリソース)内に制御情報を検出することがある。第1の制御情報を検出した後に、ユーザ端末は、第1の制御情報を送信するための第1の時間−周波数ドメインリソースを決定し、第1の時間−周波数ドメインリソースに基づいて、第1の制御情報に含められる少なくとも1つの情報フィールドをさらに決定し得る。
【0229】
この実施形態では、第1の制御情報を送信するための時間−周波数ドメインリソースが異なるとき、第1の制御情報に含められる情報フィールドは、異なることもあるかまたは同じであることもある。一実装方法では、第1の制御情報を送信するための第1の時間−周波数ドメインリソースが時間ドメインリソースBであるとき、第1の制御情報は第1の情報フィールドを含むか、または第1の制御情報を送信するための第1の時間−周波数ドメインリソースが時間ドメインリソースCであるとき、第1の制御情報は第1の情報フィールドを含まない。別の実装方法では、第1の制御情報を送信するための第1の時間−周波数ドメインリソースが時間ドメインリソースBであるとき、第1の制御情報は第1の情報フィールドを含み、第1の情報フィールドは第1のサブ情報を示すために使用されるか、または第1の制御情報を送信するための第1の時間−周波数ドメインリソースが時間ドメインリソースCであるとき、第1の制御情報は第1の情報フィールドを含むが、第1の情報フィールドは、第1のサブ情報を示すために使用されないかもしくは予約済みで使用されない。
【0230】
この実施形態では、1つまたは複数の第1の制御情報があり得る。複数の第1の制御情報がある場合、対応して、本発明に従って制御情報を送信するための方法は、各制御情報について実行され得る。
【0231】
ステップ602:ユーザ端末が、少なくとも1つの情報フィールドに基づいて第1の制御情報のビットの量を決定する。
【0232】
一実装形態では、第1の制御情報に含められる情報フィールドを決定した後に、ユーザ端末は、各情報フィールドのビットの量を決定し、すべての情報フィールドのビットの量の和をさらに決定して第1の制御情報のビットの量を取得し得る。
【0233】
ステップ603:ユーザ端末が、第1の制御情報のビットの量に基づいて第1の時間−周波数ドメインリソース上で第1の制御情報を検出する。
【0234】
一実装形態では、ネットワークデバイスによってユーザ端末に送信されるビットの総量は、第1の制御情報のビットの量以上であり得る。たとえば、受信エラー確率を低減するためにサイクリックプレフィックスチェックコードCRCが第1の制御情報に追加されるか、またはユーザ端末によるブラインド検出の回数を低減するために、ビットの総量が別のフォーマットにおける制御情報のビットの総量と同じになるように設定される(たとえば、ビットの総量が別のフォーマットにおける制御情報のビットの総量と同じになるまで、0が追加される)。ユーザ端末は、第1の制御情報のビットの量に基づいてビットの総量を決定し、次いで、ビットの総量に基づいて第1の時間−周波数ドメインリソース上で第1の制御情報を検出し得る。
【0235】
ステップ604:ユーザ端末が、第1の制御情報を検出した後に第1の制御情報を受信する。
【0236】
任意選択で、この実施形態の実装シナリオでは、ユーザ端末は、第1の制御情報が、第1の情報フィールドにおいて伝達される情報を含むかどうかを決定し得る。対応する処理手順は以下の通りであり得る。第1の時間−周波数ドメインリソースが第1の時間領域内の時間−周波数ドメインリソースであるとき、少なくとも1つの情報フィールドは第1の情報フィールドを含む。
【0237】
第1の情報フィールドにおいて伝達される情報は、少なくとも2つの制御情報フォーマットのうちの一方を示すために使用されるかまたは少なくとも2つの時間長のうちの一方を示すために使用され、第1の時間領域は、ダウンリンクサブフレーム内の最初の1つ、2つ、3つ、もしくは4つのシンボルが属する時間領域であるか、または物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH領域である。物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH領域はサブフレームのいくつかの開始シンボル内にあり、基地局は、PCFICHチャネルを使用することによってPDCCH領域について、セルによってサービスされるすべてのユーザ端末に通知し、PDCCH領域はサブフレーム内で異なり得ることに留意されたい。しかしながら、ダウンリンクサブフレーム内の最初の1つ、2つ、3つ、または4つのシンボルは、ダウンリンクサブフレームのPDCCH領域よりも大きいか、それよりも小さいか、またはそれに等しくなり得る。
【0238】
一実装形態では、少なくとも2つの制御情報フォーマットは、DCIフォーマット0、DCIフォーマット1、DCIフォーマット2、もしくはDCIフォーマット4など、1msのTTIを示す制御情報フォーマット、およびDCIフォーマット7AもしくはDCIフォーマット7Bなど、1msよりも短いTTIのフォーマットを含み得るか、または少なくとも2つの制御情報フォーマットは、DCIフォーマット0およびDCIフォーマット7Aなど、第1の制御情報フォーマットおよび第2の制御情報フォーマットを含み得る。上記の特定のフォーマットの数は限定されない。少なくとも2つの時間長は、1msの期間および1msよりも短い期間を含み得る。ここで、期間は、ユーザ端末がその期間内に情報を受信するかまたは情報を送信すべきことを示し得る。
【0239】
第1の情報フィールドにおいて伝達される情報は、フォーマット識別指示情報またはTTI期間指示情報を含む。
【0240】
ユーザ端末は、第1の時間−周波数ドメインリソースが第1の時間領域内にあるかどうかを決定し得る。第1の時間−周波数ドメインリソースが第1の時間領域内にある場合、ユーザ端末は、第1の制御情報の情報フィールドが、第1の情報フィールドにおいて伝達される情報を含み得ることを決定し得る。第1の時間−周波数ドメインリソースが第1の時間領域内にない場合、たとえば、第1の時間−周波数ドメインリソースが、0.5ms以下である送信時間内の時間−周波数ドメインリソースである場合、ユーザ端末は、第1の制御情報が、第1の情報フィールドにおいて伝達される情報を含まないことを決定し得る。特に、第1の制御情報の情報フィールドは第1の情報フィールドを含まないことがあるか、または第1の制御情報の情報フィールドは第1の情報フィールドを含むが第1の情報フィールドは、少なくとも2つの制御情報フォーマットのうちの一方を示すために使用されるかもしくは少なくとも2つの時間長のうちの一方を示すために使用される情報を伝達しないか、または第1の制御情報の情報フィールドは第1の情報フィールドを含むがユーザ端末は、第1の情報フィールドにおいて伝達され、少なくとも2つの制御情報フォーマットのうちの一方を示すために使用されるかもしくは少なくとも2つの時間長のうちの一方を示すために使用される情報を受信しない。第1の情報フィールドのビットの量は、ユーザ端末によって決定されるかまたは事前に定義され得る。第1の時間−周波数ドメインリソースは、0.5ms以下である送信時間内に存在しないことがあるか、または第1の時間−周波数ドメインリソースは、0.5ms以下である送信時間内の時間−周波数ドメインリソースの一部であり得ることに留意されたい。
【0241】
たとえば、第1の制御情報を検出するための時間−周波数ドメインリソースがPDCCH領域内にある場合、第1の制御情報の情報フィールドは、第1の情報フィールドを含むか、または第1の制御情報を検出するための時間−周波数ドメインリソースがsPDCCH領域内にある場合、第1の制御情報の情報フィールドは、第1の情報フィールドを含まず、sPDCCH領域は、0.5ms以下である送信時間内のダウンリンク制御情報の時間領域であり得るか、または0.5ms以下である送信時間であり得る。たとえば、送信時間は2シンボルTTIであり、sPDCCH領域は、2シンボルTTIの1つのシンボルであり得るかまたは2シンボルTTIであり得る。別の例では、第1の制御情報を検出するための時間−周波数ドメインリソースが、ダウンリンクサブフレーム内の最初の1つ、2つ、3つ、もしくは4つのシンボルが属する時間領域内にある場合、第1の制御情報の情報フィールドは、第1の情報フィールドを含むか、または第1の制御情報を検出するための時間−周波数ドメインリソースが、ダウンリンクサブフレーム内の最初の1つ、2つ、3つ、もしくは4つのシンボルが属する時間領域内にない場合、第1の制御情報は、第1の情報フィールドにおいて伝達される情報を含まない。特に、第1の制御情報の情報フィールドは第1の情報フィールドを含まないか、または第1の制御情報の情報フィールドは第1の情報フィールドを含むが第1の情報フィールドは、少なくとも2つの制御情報フォーマットのうちの一方を示すために使用されるかもしくは少なくとも2つの時間長のうちの一方を示すために使用される情報を伝達しないか、または第1の制御情報の情報フィールドは第1の情報フィールドを含むがユーザ端末は、第1の情報フィールドにおいて伝達され、少なくとも2つの制御情報フォーマットのうちの一方を示すために使用されるかもしくは少なくとも2つの時間長のうちの一方を示すために使用される情報を受信しない。
【0242】
第1の制御情報を検出した後に、ユーザ端末は、第1の制御情報を受信し、第1の情報フィールドのビットのステータスに基づいて、制御情報フォーマットまたは期間など、第1の制御情報に含められる第1の情報フィールドにおいて伝達される情報を決定し得る。
【0243】
この解決策の有益な効果は以下の通りである。基地局によってユーザ端末に送信される制御情報は、1msのTTIを示すために使用される制御情報であり得るか、または、1msよりも短い、短いTTIを示すために使用される制御情報であり得る。したがって、ユーザ端末によって制御情報をブラインド検出する回数を低減するために、基地局は、2つのタイプの制御情報におけるビットの量が同じになるように設定し、この時に使用されるべき特定の制御情報を示すために第1の制御情報の第1の情報フィールドを使用し得る。しかしながら、第1の時間−周波数ドメインリソースがダウンリンクサブフレーム内の時間領域以外の時間領域内にあるとき、基地局によってユーザ端末に送信される制御情報は、1msよりも短い、短いTTIを示すために使用される制御情報のみであり得る。これに基づいて、この解決策では、ユーザ端末は、第1の時間−周波数ドメインリソースが第1の時間領域内にあるときのみ、第1の情報フィールドにおいて伝達される情報を含めた第1の制御情報を検出し、他の場合には、ユーザ端末は、第1の情報フィールドにおいて伝達される情報を除いた第1の制御情報を検出する。これは、ユーザ端末と基地局とのアクションが整合することと、制御情報が正しく受信され得ることとを保証しながら、情報フィールドにおける情報のビットの量をさらに低減し、すなわち、制御情報によって占有されるリソースを低減し、リソース利用を改善する。
【0244】
任意選択で、この実施形態の別の実装シナリオでは、ユーザ端末は、第1の制御情報が、第2の情報フィールドにおいて伝達される情報を含むかどうかを決定し得る。対応する処理手順は以下の通りであり得る。第1の時間−周波数ドメインリソースが第1の時間領域を超える時間−周波数ドメインリソースであるとき、少なくとも1つの情報フィールドは第2の情報フィールドを含む。
【0245】
第2の情報フィールドにおいて伝達される情報は、ダウンリンク制御チャネルによって占有されない時間−周波数ドメインリソースを示すために使用されるか、またはダウンリンク制御チャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソースを示すために使用されるか、またはダウンリンクデータチャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソースを示すために使用される。ダウンリンク制御チャネルはPDCCH(Physical Downlink Control Channel、物理ダウンリンク制御チャネル)であり得る。第1の時間領域は、ダウンリンクサブフレーム内の最初の1つ、2つ、3つ、もしくは4つのシンボルが属する時間領域であるか、または物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH領域である。
【0246】
第2の情報フィールドにおいて伝達される情報は、ダウンリンクデータチャネルのリソース使用を示す情報である。
【0247】
一実装形態では、第2の情報フィールドにおいて伝達される情報は、ダウンリンク制御チャネルによって占有されない時間−周波数ドメインリソースを含み得るか、またはダウンリンク制御チャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソースを示すために使用されるか、またはダウンリンクデータチャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソースを示すために使用される。ダウンリンク制御チャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソースは、送信時間内にDCIを伝達するためにダウンリンク制御チャネルによって占有されるCCE、または送信時間内にダウンリンク制御チャネルによって占有されるリソースブロックRB、または送信時間内にダウンリンク制御チャネルによって占有されるリソース要素REを含み得る。ダウンリンク制御チャネルによって占有されない時間−周波数ドメインリソースは、送信時間内にDCIを伝達するためにダウンリンク制御チャネルによって占有されないCCE、または送信時間内にダウンリンク制御チャネルによって占有されないリソースブロックRB、または送信時間内にダウンリンク制御チャネルによって占有されないリソース要素REを含み得る。ダウンリンクデータチャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソースは、送信時間内にダウンリンクデータチャネルによって占有されるリソースブロックRB、または送信時間内にダウンリンクデータチャネルによって占有されるリソース要素REを含み得る。この実施形態では、送信時間は、2シンボル送信時間、0.5ms以下である送信時間、または1msである送信時間であり得ることに留意されたい。
【0248】
ユーザ端末は、第1の時間−周波数ドメインリソースが第1の時間領域内の時間−周波数ドメインリソースであるかどうかを決定し得る。第1の時間−周波数ドメインリソースが第1の時間領域を超える時間−周波数ドメインリソースである場合、たとえば、第1の時間−周波数ドメインリソースが、0.5ms以下である送信時間内の時間−周波数ドメインリソースである場合、ユーザ端末は、第1の制御情報の情報フィールドが、第2の情報フィールドにおいて伝達される情報を含み得ることを決定し得る。第1の時間−周波数ドメインリソースが第1の時間領域内にある場合、ユーザ端末は、第1の制御情報が、第2の情報フィールドにおいて伝達される情報を含まないことを決定し得る。特に、第1の制御情報の情報フィールドは第2の情報フィールドを含まないことがあるか、または第1の制御情報の情報フィールドは第2の情報フィールドを含むが第2の情報フィールドは、ダウンリンク制御チャネルによって占有されない時間−周波数ドメインリソースを示すために使用されるかもしくはダウンリンク制御チャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソースを示すために使用されるかもしくはダウンリンクデータチャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソースを示すために使用される情報を伝達しないか、または第1の制御情報の情報フィールドは第2の情報フィールドを含むがユーザ端末は、第2の情報フィールドにおいて伝達され、ダウンリンク制御チャネルによって占有されない時間−周波数ドメインリソースを示すために使用されるかもしくはダウンリンク制御チャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソースを示すために使用されるかもしくはダウンリンクデータチャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソースを示すために使用される情報を受信しない。第2の情報フィールドのビットの量は、ユーザ端末によって決定されるかまたは事前に定義され得る。第1の時間−周波数ドメインリソースは、0.5ms以下である送信時間内に存在しないことがあるか、または第1の時間−周波数ドメインリソースは、0.5ms以下である送信時間内のすべての時間−周波数ドメインリソースではないことに留意されたい。
【0249】
たとえば、第1の制御情報を検出するための時間−周波数ドメインリソースがsPDCCH領域内にある場合、第1の制御情報の情報フィールドは、第2の情報フィールドにおいて伝達される情報を含むか、または第1の制御情報を検出するための時間−周波数ドメインリソースが、PDCCH領域、もしくはダウンリンクサブフレーム内の最初の1つ、2つ、3つ、もしくは4つのシンボルが属する時間領域内にある場合、第1の制御情報は、第2の情報フィールドにおいて伝達される情報を含まない。特に、第1の制御情報の情報フィールドは第2の情報フィールドを含まないか、または第1の制御情報の情報フィールドは第2の情報フィールドを含むが第2の情報フィールドは、ダウンリンク制御チャネルによって占有されない時間−周波数ドメインリソースを示すために使用されるかもしくはダウンリンク制御チャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソースを示すために使用されるかもしくはダウンリンクデータチャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソースを示すために使用される情報を伝達しないか、または第1の制御情報の情報フィールドは第2の情報フィールドを含むがユーザ端末は、第2の情報フィールドにおいて伝達され、ダウンリンク制御チャネルによって占有されない時間−周波数ドメインリソースを示すために使用されるかもしくはダウンリンク制御チャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソースを示すために使用されるかもしくはダウンリンクデータチャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソースを示すために使用される情報を受信しない。
【0250】
第1の制御情報を検出した後に、ユーザ端末は、第1の制御情報を受信し、第2の情報フィールドのビットのステータスに基づいて、含められた第2の情報フィールドにおいて伝達される情報、またはダウンリンク制御チャネルによって占有されない時間−周波数ドメインリソース、もしくはダウンリンク制御チャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソース、もしくはダウンリンクデータチャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソースを決定し得る。
【0251】
この解決策におけるダウンリンク制御チャネルは、時間内のアップリンクデータチャネルおよびダウンリンクデータチャネルであり得ることに留意されたい。
【0252】
この解決策の有益な効果は以下の通りである。レガシーユーザ端末のPDCCHがPDCCH領域内に存在するので、PDCCH領域が第1の時間領域内に存在するとき、「第2の情報フィールドにおいて伝達される情報によって示される、ダウンリンク制御チャネルによって占有されない時間−周波数ドメインリソースまたはダウンリンク制御チャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソースまたはダウンリンクデータチャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソース」内の時間ドメインリソースが、PDCCH領域内の使用のためにアイドルである場合でも、時間ドメインリソースは、データ情報を送信するために使用され得ない。したがって、第1の制御情報は、第1の時間領域内の「ダウンリンク制御チャネルによって占有されない時間−周波数ドメインリソースまたはダウンリンクデータチャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソース」を示す必要がない。しかしながら、第1の制御領域を超えて、データを送信するためにアイドルリソースが使用され得ない上記の場合は存在しない。この場合、第1の時間−周波数ドメインリソースが第1の時間領域を超える時間−周波数ドメインリソースであるとき、第2の情報フィールドにおいて伝達される情報を含めた第1の制御情報が検出され、リソースのこの部分は、リソース利用を改善するためにデータ送信のために使用される。第1の時間−周波数ドメインリソースが第1の時間領域内の時間−周波数ドメインリソースであるとき、ユーザ端末は、第2の情報フィールドにおいて伝達される情報を含めた第1の制御情報を検出する。これは、ユーザ端末と基地局とのアクションが整合することと、制御情報が正しく受信され得ることとを保証しながら、情報フィールドにおける情報のビットの量をさらに低減し、すなわち、制御情報によって占有されるリソースを低減し、リソース利用を改善する。
【0253】
任意選択で、この実施形態の別の実装シナリオでは、ユーザ端末は、第1の制御情報が、第3の情報フィールドにおいて伝達される情報を含むかどうかを決定し得る。対応する処理手順は以下の通りであり得る。第1の時間−周波数ドメインリソースが第2の時間領域内の時間−周波数ドメインリソースであるとき、少なくとも1つの情報フィールドは第3の情報フィールドを含む。
【0254】
第3の情報フィールドにおいて伝達される情報は、サウンディング参照信号SRSを送信するようにユーザ端末をトリガするために使用され、第2の時間領域は、受信される上位層シグナリングに基づいてユーザ端末によって決定されるかまたは事前に定義される。
【0255】
一実装形態では、ユーザ端末は、第1の時間−周波数ドメインリソースが第2の時間領域内にあるかどうかを決定し得る。第1の時間−周波数ドメインリソースが第2の時間領域内にある場合、ユーザ端末は、第1の制御情報の情報フィールドが、第3の情報フィールドにおいて伝達される情報を含み得ることを決定し得、したがって、第3の情報フィールドのビットのステータスに基づいて、サウンディング参照信号SRSを送信するべきかどうかを決定し得る。第1の時間−周波数ドメインリソースが第2の時間領域内にない場合、ユーザ端末は、第1の制御情報が、第3の情報フィールドにおいて伝達される情報を含まないことを決定し得る。特に、第1の制御情報の情報フィールドは第3の情報フィールドを含まないことがあるか、または第1の制御情報の情報フィールドは第3の情報フィールドを含むが第3の情報フィールドは、サウンディング参照信号SRSを送信するようにユーザ端末をトリガするために使用される情報を伝達しないか、または第1の制御情報の情報フィールドは第3の情報フィールドを含むがユーザ端末は、第3の情報フィールドにおいて伝達され、サウンディング参照信号SRSを送信するようにユーザ端末をトリガするために使用される情報を受信しない。第3の情報フィールドのビットの量は、ユーザ端末によって決定されるかまたは事前に定義され得る。
【0256】
第3の情報フィールドにおいて伝達される情報はSRS要求情報を含む。
【0257】
たとえば、第2の時間領域は、事前に定義されたsPDCCH領域であり得る。第1の制御情報を検出するための時間−周波数ドメインリソースがsPDCCH領域内にある場合、第1の制御情報の情報フィールドは第3の情報フィールドを含むか、または第1の制御情報を検出するための時間−周波数ドメインリソースがsPDCCH領域内にない(たとえば、PDCCH領域または別のsPDCCH領域内にある)場合、第1の制御情報は、第3の情報フィールドにおいて伝達される情報を含まない。特に、第1の制御情報の情報フィールドは第3の情報フィールドを含まないか、または第1の制御情報の情報フィールドは第3の情報フィールドを含むが第3の情報フィールドは、サウンディング参照信号SRSを送信するようにユーザ端末をトリガするために使用される情報を伝達しないか、または第1の制御情報の情報フィールドは第3の情報フィールドを含むがユーザ端末は、第3の情報フィールドにおいて伝達され、サウンディング参照信号SRSを送信するようにユーザ端末をトリガするために使用される情報を受信しない。
【0258】
この解決策の有益な効果は以下の通りである。SRSを送信するためのリソースはセルレベルで構成され、最も集約的なSRSリソースに現在関して、制御情報が頻繁に送信されるとき、SRSは2msごとに1回送信されるので、複数の制御情報内のSRS要求情報は、同じSRSを送信するようにユーザ端末に指示し得る。この解決策における処理に基づいて、第1の時間−周波数ドメインリソースが、事前に定義された時間領域内にあるとき、ユーザ端末は、第2の情報フィールドにおいて伝達される情報を含めた第1の制御情報、たとえば、SRS要求情報を含めた第1の制御情報を検出する。これは、ユーザ端末と基地局とのアクションが整合することと、制御情報が正しく受信され得ることとを保証しながら、情報フィールドにおける情報のビットの量をさらに低減し、すなわち、制御情報によって占有されるリソースを低減し、リソース利用を改善する。
【0259】
任意選択で、この実施形態の別の実装シナリオでは、ユーザ端末は、第1の制御情報が、第4の情報フィールドにおいて伝達される情報を含むかどうかを決定し得る。対応する処理手順は以下の通りであり得る。第1の時間−周波数ドメインリソースが第3の時間領域内の時間−周波数ドメインリソースであるとき、少なくとも1つの情報フィールドは第4の情報フィールドを含む。
【0260】
第4の情報フィールドにおいて伝達される情報は、チャネル品質情報CSIを送信するようにユーザ端末をトリガするために使用され、第3の時間領域は、受信された上位層シグナリングに基づいてユーザ端末によって決定されているかまたは事前に定義される。異なる構成または事前定義に基づいて、第3の時間領域は、第2の時間領域と同じであり得るか、または第2の時間領域とは異なり得る。
【0261】
任意選択で、第4の情報フィールドにおいて伝達される情報は周期的チャネル状態情報CSI指示情報を含む。
【0262】
一実装形態では、ユーザ端末は、第1の時間−周波数ドメインリソースが第3の時間領域内にあるかどうかを決定し得る。第1の時間−周波数ドメインリソースが第3の時間領域内にある場合、ユーザ端末は、第1の制御情報の情報フィールドが、第4の情報フィールドにおいて伝達される情報を含み得ることを決定し得、したがって、第4の情報フィールドのビットのステータスに基づいて、チャネル品質情報CSIを送信するべきかどうかを決定し得る。第1の時間−周波数ドメインリソースが第3の時間領域内にない場合、ユーザ端末は、第1の制御情報が、第4の情報フィールドにおいて伝達される情報を含まないことを決定し得る。特に、第1の制御情報の情報フィールドは第4の情報フィールドを含まないことがあるか、または第1の制御情報の情報フィールドは第4の情報フィールドを含むが第4の情報フィールドは、チャネル品質情報CSIを送信するようにユーザ端末をトリガするために使用される情報を伝達しないか、または第1の制御情報の情報フィールドは第4の情報フィールドを含むがユーザ端末は、第4の情報フィールドにおいて伝達され、チャネル品質情報CSIを送信するようにユーザ端末をトリガするために使用される情報を受信しない。第4の情報フィールドのビットの量は、ユーザ端末によって決定されるかまたは事前に定義され得る。
【0263】
この解決策では、第3の時間領域は、様々な方法を使用することによって定義され得る。この実施形態は2つの実現可能な様式を提供する。
【0264】
様式1:第3の時間領域は、PDCCH領域など、固定のまたは事前に定義された時間領域である。これは、この実施形態では限定されない。
【0265】
様式2:第3の時間領域は、ネットワークデバイスによってユーザ端末のCSI指示情報を受信する、以前の時間に基づいて決定される。
【0266】
一実装形態では、ネットワークデバイスは、ユーザ端末にCSI指示情報を含めた制御情報を送信することがあり、CSI指示情報を正常に受信した後に、ユーザ端末は、ネットワークデバイスに受信成功応答メッセージを送信し得、次いで、ユーザ端末はタイマーをトリガし得、タイマーにおいてプリセット期間が満了した後に、第3の時間領域が到来する。ユーザ端末は、CSI指示情報を含めた制御情報を検出し始め得る。しかしながら、タイマーにおいてプリセット期間が満了する前に、ユーザ端末は、第4の情報フィールドにおいて伝達される情報を含めた制御情報を検出しない。具体的には、第1の制御情報の情報フィールドは第4の情報フィールドを含まないことがあるか、または第1の制御情報の情報フィールドは第4の情報フィールドを含むが第4の情報フィールドは、チャネル品質情報CSIを送信するようにユーザ端末をトリガするために使用される情報を伝達しないか、または第1の制御情報の情報フィールドは第4の情報フィールドを含むがユーザ端末は、第4の情報フィールドにおいて伝達され、チャネル品質情報CSIを送信するようにユーザ端末をトリガするために使用される情報を受信しない。除外の特定の様式は上記の様式と同じであり、ここで再び説明されない。
【0267】
この解決策の有益な効果は以下の通りである。ユーザ端末の処理速度は限定されており、たとえば、測定時間からCSIフィードバックの時間まで少なくともいくつかのミリ秒が必要とされるので、制御情報を送信するための間隔が測定時間よりもはるかに短いとき、複数の制御情報におけるCSI指示情報によってトリガされるようにユーザ端末によって送信されることになるCSIは、同じ測定時間に対応することがあり、すなわち、ユーザ端末によってフィードバックされるCSIコンテンツは同じである。第1の時間−周波数ドメインリソースが、事前に定義された時間領域内にあるとき、ユーザ端末は、第
4の情報フィールドにおいて伝達される情報を含めた第1の制御情報、たとえば、CSI指示情報を含めた第1の制御情報を検出する。これは、ユーザ端末と基地局とのアクションが整合することと、制御情報が正しく受信され得ることとを保証しながら、情報フィールドにおける情報のビットの量をさらに低減し、すなわち、制御情報によって占有されるリソースを低減し、リソース利用を改善する。
【0268】
一実施形態は、制御情報を検出するための方法をさらに提供する。本方法はユーザ端末によって実行され得る。
図7に示されているように、本方法の処理手順は以下の通りであり得る。
【0269】
ステップ701:ユーザ端末が第1の制御情報を受信し、第1の制御情報は少なくとも1つの情報フィールドを含む。
【0270】
少なくとも1つの情報フィールドにおいて伝達される情報は、
(1)少なくとも1つの送信時間内に受信および/または送信される情報に対応する冗長バージョン情報、
(2)N個の送信時間を示し、第1の制御情報が、ユーザ端末にN個の送信時間内に情報を受信するように指示するために使用され、および/またはN個の送信時間内に情報を送信するようにユーザ端末をトリガするために使用される、1以上の正の整数であるN、ならびに
(3)少なくとも1つの送信時間内にアップリンクチャネル上でアップリンクデータが送信されるべきであるかどうかを示す情報
のうちの少なくとも1つまたはそれらの任意の組合せを含む。
【0271】
一実装形態では、少なくとも1つの送信時間のうちの1つまたは複数は、0.5ms以下の期間であり得る。ユーザ端末は、第1の制御情報に含められる情報フィールドを決定するために従来技術における解決策を使用し得るか、または第1の制御情報に含められる情報フィールドを決定するためにステップ601から603における解決策を使用し得る。この実施形態では、1つまたは複数の第1の制御情報があり得る。複数の第1の制御情報がある場合、対応して、本発明に従って制御情報を送信するための方法は、各制御情報について実行され得る。このステップにおける少なくとも1つの送信時間は、ステップ601から603における少なくとも1つの送信時間と同じであるかまたはそれとは異なり得ることに留意されたい。これは、この実施形態では限定されない。
【0272】
加えて、ネットワークデバイスによってユーザ端末に送信されるビットの総量は、第1の制御情報のビットの量以上であり得る。たとえば、受信エラー確率を低減するためにサイクリックプレフィックスチェックコードCRCが第1の制御情報に追加されるか、またはユーザ端末によるブラインド検出の回数を低減するために、ビットの総量が別のフォーマットにおける制御情報のビットの総量と同じになるように設定される(たとえば、ビットの総量が別のフォーマットにおける制御情報のビットの総量と同じになるまで、0が追加される)。
【0273】
ステップ702:ユーザ端末が、少なくとも1つの情報フィールドにおいて伝達される情報を取得する。
【0274】
一実装形態では、ユーザ端末は、少なくとも1つの情報フィールドにおいて伝達される情報を取得するために少なくとも1つの情報フィールドを検出し得る。
【0275】
任意選択で、この実施形態の実装シナリオでは、少なくとも1つの情報フィールド内の第1の情報フィールドにおいて伝達される情報は、少なくとも1つの送信時間内に受信および/または送信される情報に対応する冗長バージョン情報を含むことがあり、対応して、ステップ702の処理手順は以下の通りであり得る。ユーザ端末が、第1の情報フィールドの少なくとも1つのビットのステータスを決定し、ユーザ端末がMを決定し、少なくとも1つの送信時間はM個の送信時間であり、Mは1以上の正の整数であり、ユーザ端末は、第1の情報フィールドのビットの量、第1の情報フィールドの少なくとも1つのビットのステータス、およびMに基づいて、M個の送信時間内に受信および/または送信される情報に対応する冗長バージョン情報を決定する。
【0276】
任意選択で、ユーザ端末は、第1の情報フィールドのビットの量を決定する。特に、第1の情報フィールドのビットの量は、固定であるかもしくは事前に定義され得るか、またはビットの量は、ステップ601から603を実行することによってもしくは別の様式で決定される。これは、この実施形態では限定されない。第1の情報フィールドのビットの量は、第1の情報フィールドに含められた情報のビットの量または第1の情報フィールドに含められたビットの量である。
【0277】
Mは、ユーザ端末がM個の送信時間内に情報を受信すべきことを示し、および/またはM個の送信時間内に情報を送信するようにユーザ端末をトリガするために使用される。
【0278】
一実装形態では、ユーザ端末は、第1の制御情報を受信し、少なくとも1つの情報フィールド、ユーザ端末によって情報を受信するための送信時間の数、および/またはユーザ端末によって情報を送信するための送信時間の数(M)、第1の情報フィールドのビットの量、ならびに少なくとも1つのビットのステータスを決定し得る。Mは、第1の制御情報もしくは他の制御情報に基づいてユーザ端末によって決定され得るか、またはネットワークデバイスによってユーザ端末に送信される上位層シグナリングに基づいて決定され得るか、またはユーザ端末のトラフィックボリュームに基づいてネットワークデバイスによってユーザ端末に割り振られ得る。
【0279】
ユーザ端末は、送信時間の数と、第1の情報フィールドのビットの量と、第1の情報フィールドのビットのステータスと、少なくとも1つの送信時間内に受信および/または送信される情報に対応する冗長バージョン情報との間の対応を事前に記憶し得る。ユーザ端末は、この対応、M、第1の情報フィールドのビットの量、および少なくともビットのステータスに基づいて、M個の送信時間内に受信および/または送信される情報に対応する冗長バージョン情報を決定し得る。M個の送信時間は連続または不連続であり得る。これは、この実施形態では限定されない。
【0280】
対応は特に以下の通りであり得る。第1の情報フィールドのビットの量がXであり、Xの値が、上位層シグナリングに基づいて構成されるか、固定であるか、または事前に定義され得るとき、ユーザ端末は、Xの値とMの値との間の関係に基づいて、冗長バージョンを示すビットの量を決定し、M個の送信時間内に受信および/または送信される情報に対応する冗長バージョンに基づいて第1の情報フィールドの少なくとも1つのビットのステータスをさらに決定し得る。3つの場合が、以下のように含まれる。
【0281】
(1)MがXよりも大きいとき、Xにおける1つのビットは、冗長バージョンに関する情報を示すために使用され、少なくとも1つのビットの1つの状態は、少なくとも2つの送信時間内の1つの冗長バージョンに対応する。ビットの状態0は冗長バージョン0に対応し、ビットの状態1は冗長バージョン2に対応するか、またはその逆である。ここで、ビットのステータスおよび冗長バージョンの値は特に限定されない。
【0282】
たとえば、Mが5に等しく、Xが4に等しい場合、Xにおける少なくとも1つのビットは、2つの送信時間内に同じ冗長バージョン情報が使用されることを示し、冗長バージョン情報は(0,2)である。Mは、{第1の送信時間,…,第5の送信時間}を含めた、5つの送信時間がスケジュールされることを意味する。第1の情報フィールドは、4ビット、{a,b,c,d}を含む。たとえば、ビットaは第1の送信時間および第2の送信時間内の冗長バージョンに対応し得、ビットbは第3の送信時間内の冗長バージョンに対応し得、ビットcは第4の送信時間内の冗長バージョンに対応し得、ビットdは第5の送信時間内の冗長バージョンに対応し得るか、またはビットaは第1の送信時間内の冗長バージョンに対応し得、ビットbは第2の送信時間内の冗長バージョンに対応し得、ビットcは第3の送信時間内の冗長バージョンに対応し得、ビットdは第4の送信時間および第5の送信時間内の冗長バージョンに対応し得る。
【0283】
たとえば、Mが6に等しく、Xが4に等しい場合、Xにおける1つのビットは、2つまたは3つの送信時間内に同じ冗長バージョン情報が使用されることを示し、冗長バージョン情報は(0,2)である。特に、2つまたは3つの送信時間は事前に定義され得る。Mは、{第1の送信時間,…,第6の送信時間}を含めた、6つの送信時間がスケジュールされることを意味する。第1の情報フィールドは、4ビット、{a,b,c,d}を含む。たとえば、ビットaは第1の送信時間内の冗長バージョンに対応し得、ビットbは第2の送信時間内の冗長バージョンに対応し得、ビットcは第3の送信時間内の冗長バージョンに対応し得、ビットdは第4の送信時間、第5の送信時間、および第6の送信時間内の冗長バージョンに対応し得るか、またはビットaは第1の送信時間内の冗長バージョンに対応し得、ビットbは第2の送信時間内の冗長バージョンに対応し得、ビットcは第3の送信時間および第4の送信時間内の冗長バージョンに対応し得、ビットdは第5の送信時間および第6の送信時間内の冗長バージョンに対応し得る。
【0284】
(2)MがXよりも小さく、Mが第1のプリセットしきい値よりも大きいとき、Xにおける各ビットの1つの状態は、最大1つのTTI内の冗長バージョンに対応する。第1のプリセットしきい値は正の整数であり、X/2またはX/3を切り捨てることによって取得され得る。これは、この実施形態では限定されない。
【0285】
たとえば、Mが3に等しく、Xが4に等しく、第1のプリセットしきい値が2である場合、少なくとも1つのビットの1つの状態は、1つの送信時間内の冗長バージョン情報に対応することがあり、冗長バージョン情報は(0,2)である。たとえば、Mは、{第1の送信時間,…,第3の送信時間}を含めた、3つの送信時間がスケジュールされることを意味する。第1の情報フィールドは、4ビット、{a,b,c,d}を含む。たとえば、ビットaは第1の送信時間内の冗長バージョンに対応し得、ビットbは第2の送信時間内の冗長バージョンに対応し得、ビットcは第3の送信時間内の冗長バージョンに対応し得るか、またはビットbは第1の送信時間内の冗長バージョンに対応し得、ビットcは第2の送信時間内の冗長バージョンに対応し得、ビットdは第3の送信時間内の冗長バージョンに対応し得る。
【0286】
(3)Mが第1のプリセットしきい値以下であるとき、iビットごとの1つの状態は、最大1つのTTI内の冗長バージョンに対応する。第1のプリセットしきい値は正の整数であり、X/iを切り捨てることによって取得され得、iは1以上の正の整数である。
【0287】
たとえば、Mが2に等しく、Xが4に等しく、iが2に等しいかまたは第1のプリセットしきい値が2である場合、少なくとも2つのビットの1つの状態は、1つのTTI内の冗長バージョンに対応し、冗長バージョンは(0,1,2,3)である。たとえば、Mは、{第1の送信時間,第2の送信時間}を含めた、2つの送信時間がスケジュールされることを意味する。第1の情報フィールドは、4ビット、{a,b,c,d}を含む。たとえば、ビットaおよびビットbは第1の送信時間内の冗長バージョンに対応し得、ビットcおよびビットdは第2の送信時間内の冗長バージョンに対応し得るか、またはビットaおよびビットbは第2の送信時間内の冗長バージョンに対応し得、ビットcおよびビットdは第1の送信時間内の冗長バージョンに対応し得る。
【0288】
この解決策では、MはNと同じであり得るか、またはNとは異なり得ることに留意されたい。
【0289】
この解決策の有益な効果は以下の通りである。従来技術では、各TTIは、1つまたは2つのビット内の冗長バージョンに対応する。N個のsTTIがスケジュールされた場合、各制御情報は、Nビットから2Nビット内の冗長バージョン情報を含む。しかしながら、この解決策に基づいて、冗長バージョンを示すために固定ビットが使用され得る。これは、ユーザ端末と基地局とのアクションが整合することと、制御情報が正しく受信され得ることとを保証しながら、情報フィールドにおける情報のビットの量をさらに低減し、すなわち、制御情報によって占有されるリソースを低減し、リソース利用を改善する。
【0290】
任意選択で、この実施形態の別の実装シナリオでは、少なくとも1つの情報フィールド内の第2の情報フィールドにおいて伝達される情報はNを含み、対応して、ステップ702の処理手順は以下の通りであり得る。ユーザ端末が、第2の情報フィールドの少なくとも1つのビットのステータスを決定し、ユーザ端末が、第1の対応および第2の情報フィールドの少なくとも1つのビットのステータスに基づいて、Nを決定し、第1の対応が、少なくとも1つのビットのステータスとNとの間の対応であり、第1の対応が、ユーザ端末によって、受信される上位層シグナリングに基づいて決定されるかまたは事前に定義される。
【0291】
Nは、N個の送信時間を示し、第1の制御情報は、ユーザ端末にN個の送信時間内に情報を受信するように指示するために使用され、および/またはN個の送信時間内に情報を送信するようにユーザ端末をトリガするために使用され、Nは1以上の正の整数である。
【0292】
一実装形態では、ユーザ端末は、第1の制御情報を受信し、第2の情報フィールドを決定し、第2の情報フィールドの少なくとも1つのビットのステータスを取得する。第2の情報フィールドのビットの量は、固定であるかもしくは事前に定義され得るか、または送信時間の期間に基づいてユーザ機器によって決定され得るか、または上位層シグナリングに基づいてユーザ機器によって決定され得る。
【0293】
場合1:第2の情報フィールドのビットの量は固定であるかもしくは事前に定義され得る。
【0294】
場合1は、0.5ms以下である複数の送信時間のスケジューリングに適用可能であり得るか、または1msの複数の送信時間のスケジューリングに適用可能であり得る。対応して、第2の情報フィールドによって示され得る送信時間の量セット内の要素の数が、第2の情報フィールドのビットの量によって決定される。たとえば、ビットの量がnである場合、量セット内の要素の最大数は2
nである。量セット内の各要素によって表される値は、上位層シグナリングに基づいてユーザ端末によって構成され得るかまたは事前に定義され得る。
【0295】
たとえば、第2の情報フィールドのビットの量が2である場合、第2の情報フィールドによって示される送信時間の量セットは(1,alt1,alt2,alt3)として定義され得、alt1からalt3は、スケジュールされたsTTIの数に対応し、alt1からalt3は、上位層シグナリングに基づいてユーザ端末によって構成され、上位層シグナリングはRRC構成情報であり得る。alt1からalt3は、代替として、事前に定義された値であり得る。以下では、第2の情報フィールドのビットの量が2である例を使用する。本明細書における対応は限定されない。具体的には、別の対応では、00は、代替として、alt3に対応するかまたは数3に対応し得る。
【0298】
ユーザ端末は、第2の情報フィールドのビットの量を事前に記憶し、第2の情報フィールドの少なくとも1つのビットのステータスおよび上記のポリシーに基づいてNをさらに決定し得る。
【0299】
場合2:第2の情報フィールドのビットの量は可変である。
【0300】
場合2は、0.5ms以下である複数の送信時間のスケジューリングに適用可能であり得る。ユーザ端末は、スケジュールされた送信時間の期間に基づいて第2の情報フィールドのビットの量を決定し、次いで、Nおよび第1の対応に基づいて第2の情報フィールドの少なくとも1つのビットのステータスを決定し得る。
【0301】
たとえば、送信時間の期間が7つのシンボルである場合、第2の情報フィールドのビットの量は1であるか、送信時間の期間が4つのシンボルである場合、第2の情報フィールドのビットの量は2であるか、または送信時間の期間が2つのシンボルである場合、第2の情報フィールドのビットの量は3である。以下では、送信時間の期間が2つのシンボルである例を使用し、第2の情報フィールドのビットの量は3である。本明細書における対応は限定されない。具体的には、別の対応では、000は、代替として4に対応し得る。
【0303】
ユーザ端末は、上位層シグナリングの構成または送信時間の事前定義もしくは期間に基づいて第2の情報フィールドのビットの量を取得し、次いで、第2の情報フィールドの少なくとも1つのビットのステータスおよび上記のポリシーに基づいてNを決定し得る。
【0304】
場合1における第1の対応のコンテンツは、場合2における第1の対応のコンテンツとは異なり得ることに留意されたい。
【0305】
この解決策の有益な効果は以下の通りである。従来技術では、制御情報は、スケジュールされたTTIの最大数を満たし得る固定のビットの量、たとえば、3ビットを含む。この解決策では、情報フィールド内の情報のビットの量が低減され得、スケジュールされたTTIの最大数を示すビットの量は含まれる必要がない。これは、ユーザ端末と基地局とのアクションが整合することと、制御情報が正しく受信され得ることとを保証しながら、情報フィールドにおける情報のビットの量をさらに低減し、すなわち、制御情報によって占有されるリソースを低減し、リソース利用を改善する。
【0306】
任意選択で、この実施形態の別の実装シナリオでは、少なくとも1つの情報フィールド内の第3の情報フィールドにおいて伝達される情報は、アップリンクデータが、少なくとも1つの送信時間内にアップリンクチャネル上で送信されるべきかどうかを示す情報を含み、対応して、ステップ702の処理手順は以下の通りであり得る。ユーザ端末がPを決定し、Pが、ユーザ端末がP個の送信時間内に情報を受信すべきであることを示し、および/もしくはユーザ端末が、P個の送信時間内に情報を送信すべきであることを示し、Pが1以上の正の整数である。
【0308】
一実装形態では、Pが1よりも大きいとき、ユーザ端末は、第3の情報フィールドがKビットの情報フィールドであることを決定し、かつ第3の情報フィールドにおいて伝達される情報が、アップリンクデータがP個の送信時間内のK個の送信時間内にアップリンクチャネル上で送信されるべきであるかどうかを示すことを決定し得、Kは、1以上でP以下である正の整数である。具体的には、第3の情報フィールドは、アップリンクデータがK個の送信時間の一部分内にアップリンクチャネル上で送信されるべきであることと、アップリンクデータがK個の送信時間の他の部分内にアップリンクチャネル上で送信されるべきでないこととを示すために使用され得る。たとえば、スケジュールされた送信時間の数が1よりも大きいとき、Kビットのうちの1つのステータスは、アップリンクデータが、1ビットに対応する送信時間内にアップリンクチャネル上で送信されるべきであること、またはアップリンクデータが、1ビットに対応する送信時間内にアップリンクチャネル上で送信されるべきでないことを示すために使用され得る。別の例では、スケジュールされた送信時間の数が1よりも大きいとき、1ビットのデータは、アップリンクデータが、事前に定義されたsTTI内に送信されるべきであることを示すために使用され得るか、または1ビットのデータは、アップリンクデータが、事前に定義されたsTTI内に送信されるべきでないことを示すために使用され得る。
【0309】
Pが1に等しいとき、ユーザ端末が、第3の情報フィールドが変調および符号化方式MCS情報フィールドであることを決定し、かつ第3の情報フィールドにおいて伝達される情報が、アップリンクデータがP個の送信時間内にアップリンクチャネル上で送信されるべきであるかどうかを示すことを決定し、MCS情報フィールド内のビットの状態29は、アップリンクデータが送信時間内にアップリンクチャネル上で送信されるべきでないことを示すために使用され得る。
【0310】
この解決策では、PはNと同じであり得るか、またはNとは異なり得ることに留意されたい。PおよびKは、第1の制御情報もしくは他の制御情報に基づいてネットワークデバイスによって決定され得るか、またはネットワークデバイスによってユーザ端末に送信される上位層シグナリングに基づいて決定され得るか、またはユーザ端末のトラフィックボリュームに基づいてネットワークデバイスによってユーザ端末に割り振られ得るか、またはネットワークデバイスによってそれ自体によって決定され得る。詳細について、ここで再び説明されない。
【0311】
第3の情報フィールドを決定した後に、ユーザ端末は、第3の情報フィールドにおいて伝達される情報を取得し、アップリンクデータがK個の送信時間内にアップリンクチャネル上で送信されるべきであるかどうかを決定するか、またはアップリンクデータが1つの送信時間内にアップリンクチャネル上で送信されるべきであるかどうかを決定する。
【0312】
この解決策の有益な効果は以下の通りである。従来技術では、複数のTTIがスケジュールされたとき、オーバーヘッドを低減するために、制御情報はただ1つのMCS情報フィールドを含み、すなわち、複数のTTI内の情報は、同じMCSを使用することによって送信される。MCS情報フィールド内のビットの状態29が、アップリンクデータがTTI内に送信されるべきであるかどうかに関する指示情報を示すために依然として使用される場合、それは、アップリンクデータがすべてのTTI内に送信されるべきであること、またはアップリンクデータがどんなTTI内でも送信されるべきでないことのみを示すことができる。しかしながら、実際には、アップリンクデータを送信するためにただ1つのTTIが使用されず、結果的にリソースが浪費される。この解決策では、指示情報は、アップリンクデータがTTI内に送信されるべきであるかどうかを示すために1つの制御メッセージ内で送信され得る。これは、ユーザ端末と基地局とのアクションが整合することと、制御情報が正しく受信され得ることとを保証しながら、情報フィールドにおける情報のビットの量をさらに低減し、すなわち、制御情報によって占有されるリソースを低減し、リソース利用を改善する。
【0313】
加えて、一実施形態は、制御情報を検出するための方法をさらに提供する。本方法はユーザ端末によって実行され得る。
図8に示されているように、本方法の処理手順は以下の通りであり得る。
【0314】
ステップ801:ユーザ端末が、第1の制御情報を受信し、第1の制御情報は、少なくとも1つの送信時間内にアップリンクチャネルによって占有される時間−周波数リソースを示すために使用される。
【0315】
少なくとも1つの送信時間のうちの1つまたは複数は、0.5ms以下の期間である。
【0316】
ステップ802:ユーザ端末が、アップリンクチャネル上でアップリンク制御情報によって占有される必要がある時間−周波数リソースを決定し、および/または少なくとも1つの送信時間内に送信されるべきアップリンクデータによって占有される必要がある時間−周波数リソースを決定する。
【0317】
一実装形態では、アップリンク制御情報によって占有される必要がある時間−周波数リソースは、アップリンク制御情報のビットの量、またはアップリンク制御情報に対応する期間であり得る。少なくとも1つの送信時間内に送信されるためにアップリンクデータによって占有される必要がある時間−周波数リソースは、アップリンクデータのビットの量、またはアップリンクデータに対応する期間であり得る。アップリンク制御情報によって占有される必要がある時間−周波数リソースは、代替として、アップリンク制御情報のビットの量ならびにアップリンク制御情報の変調およびコーディング方式に基づいて決定され得る。アップリンクデータによって占有される必要がある時間−周波数リソースは、代替として、アップリンクデータのビットの量ならびにアップリンクデータの変調およびコーディング方式に基づいて決定され得る。
【0318】
ステップ803:ユーザ端末が比情報を決定し、比情報は、アップリンクチャネルによって占有される時間−周波数リソースに対する、アップリンクチャネル上でアップリンク制御情報によって占有される必要がある時間−周波数リソースの比、またはアップリンクチャネルによって占有される時間−周波数リソースに対する、少なくとも1つの送信時間内に送信されるべきアップリンクデータによって占有される必要がある時間−周波数リソースの比、または少なくとも1つの送信時間内に送信されるべきアップリンクデータによって占有される必要がある時間−周波数リソースに対する、アップリンクチャネル上でアップリンク制御情報によって占有される必要がある時間−周波数リソースの比である。
【0319】
ステップ804:ユーザ端末が、比情報に基づいて、アップリンクチャネル上でアップリンクデータを送信すべきかどうかを決定する。
【0320】
一実装形態では、ユーザ端末は、比情報を第2のプリセットしきい値と比較することがあり、比が、アップリンクチャネルによって占有される時間−周波数リソースに対する、アップリンクチャネル上でアップリンク制御情報によって占有される必要がある時間−周波数リソースの比であるか、または少なくとも1つの送信時間内に送信されるためにアップリンクデータによって占有される必要がある時間−周波数リソースに対する、アップリンクチャネル上でアップリンク制御情報によって占有される必要がある時間−周波数リソースの比であるとき、比情報が第2のプリセットしきい値よりも大きい場合、アップリンクデータがアップリンクチャネル上で送信されるべきでないことを決定され得るか、または比情報が第2のプリセットしきい値以下である場合、アップリンクデータがアップリンクチャネル上で送信されるべきであることを決定され得る。比が、アップリンクチャネルによって占有される時間−周波数リソースに対する、少なくとも1つの送信時間内に送信されるためにアップリンクデータによって占有される必要がある時間−周波数リソースの比であるとき、比情報が第2のプリセットしきい値よりも小さい場合、アップリンクデータがアップリンクチャネル上で送信されるべきでないことを決定され得るか、または比情報が第2のプリセットしきい値以上である場合、アップリンクデータがアップリンクチャネル上で送信されるべきであることを決定され得る。第2のプリセットしきい値は、シグナリングを使用することによってネットワークデバイスによって通知されるかまたは事前に定義され得る。
【0321】
この解決策の有益な効果は以下の通りである。従来技術では、TTIがスケジュールされたとき、各TTIの制御情報は、アップリンクデータが送信されるかどうかに関する指示情報を含む。しかしながら、この解決策では、指示情報は送信される必要がない。これは、ユーザ端末と基地局とのアクションが整合することと、制御情報が正しく受信され得ることとを保証しながら、制御情報によって占有される時間−周波数ドメインリソースを低減し、情報フィールドにおける情報のビットの量をさらに低減し、すなわち、制御情報によって占有されるリソースを低減し、リソース利用を改善することができる。
【0322】
同じ技術概念に基づいて、本発明の一実施形態は、ネットワークデバイスをさらに提供する。
図2に示されているように、ネットワークデバイスは、プロセッサ210、トランシーバ220、およびメモリ230を含み、トランシーバ220およびメモリ230はプロセッサ210に接続され、
プロセッサ210は、第1の制御情報を送信するための第1の時間−周波数ドメインリソースに基づいて、第1の制御情報に含められる少なくとも1つの情報フィールドを決定するように構成され、
プロセッサ210は、少なくとも1つの情報フィールドに基づいて第1の制御情報のビットの量を決定するようにさらに構成され、
トランシーバ220は、第1の制御情報のビットの量に基づいて第1の時間−周波数ドメインリソース上で第1の制御情報をユーザ端末に送信するように構成される。
【0323】
任意選択で、第1の時間−周波数ドメインリソースが第1の時間領域内の時間−周波数ドメインリソースであるとき、少なくとも1つの情報フィールドは、第1の情報フィールドを含み、第1の情報フィールドにおいて伝達される情報は、少なくとも2つの制御情報フォーマットのうちの一方を示すために使用されるかまたは少なくとも2つの時間長のうちの一方を示すために使用され、第1の時間領域は、ダウンリンクサブフレーム内の最初の1つ、2つ、3つ、もしくは4つのシンボルが属する時間領域であるか、または物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH領域である。
【0324】
任意選択で、第1の時間−周波数ドメインリソースが第1の時間領域を超える時間−周波数ドメインリソースであるとき、少なくとも1つの情報フィールドは第2の情報フィールドを含み、第2の情報フィールドにおいて伝達される情報は、ダウンリンク制御チャネルによって占有されない時間−周波数ドメインリソースを示すために使用されるかまたはダウンリンクデータチャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソースを示すために使用され、第1の時間領域は、ダウンリンクサブフレーム内の最初の1つ、2つ、3つ、もしくは4つのシンボルが属する時間領域であるか、または物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH領域である。
【0325】
任意選択で、第1の時間−周波数ドメインリソースは、第2の時間領域内の時間−周波数ドメインリソースであり、少なくとも1つの情報フィールドは第3の情報フィールドを含み、第3の情報フィールドにおいて伝達される情報は、サウンディング参照信号SRSを送信するようにユーザ端末をトリガするために使用され、第2の時間領域は、事前に定義されるかまたは構成される。
【0326】
任意選択で、第1の時間−周波数ドメインリソースは、第3の時間領域内の時間−周波数ドメインリソースであり、少なくとも1つの情報フィールドは第4の情報フィールドを含み、第4の情報フィールドにおいて伝達される情報は、チャネル品質情報CSIを送信するようにユーザ端末をトリガするために使用され、第3の時間領域は、事前に定義されるかまたは構成される。
【0327】
任意選択で、第1の時間−周波数ドメインリソースは、PDCCH領域内の時間−周波数ドメインリソース、ダウンリンクサブフレーム内の最初の1つ、2つ、3つ、または4つのシンボルが属する時間領域内の時間−周波数ドメインリソース、および0.5ms以下の送信時間内の時間−周波数ドメインリソースの3つのうちの少なくとも1つを含む。
【0328】
同じ技術概念に基づいて、本発明の一実施形態は、ネットワークデバイスをさらに提供する。
図2に示されているように、ネットワークデバイスは、プロセッサ210、トランシーバ220、およびメモリ230を含み、トランシーバ220およびメモリ230はプロセッサ210に接続され、
プロセッサ210は、第1の制御情報に含まれる少なくとも1つの情報フィールドを決定するように構成され、少なくとも1つの情報フィールドにおいて伝達される情報は、
少なくとも1つの送信時間内に受信および/または送信される情報に対応する冗長バージョン情報、
N個の送信時間を示し、第1の制御情報が、ユーザ端末にN個の送信時間内に情報を受信するように指示するために使用され、および/またはN個の送信時間内に情報を送信するようにユーザ端末をトリガするために使用される、1以上の正の整数であるN、ならびに
少なくとも1つの送信時間内にアップリンクチャネル上でアップリンクデータが送信されるべきであるかどうかを示す情報
のうちの少なくとも1つまたはそれらの任意の組合せを含み、
トランシーバ220は、第1の制御情報をユーザ端末に送信するように構成される。
【0329】
任意選択で、少なくとも1つの情報フィールドは第1の情報フィールドを含み、第1の情報フィールドにおいて伝達される情報は、少なくとも1つの送信時間内に受信および/または送信される情報に対応する冗長バージョン情報を含み、
プロセッサ210は、
Mを決定することであって、少なくとも1つの送信時間がM個の送信時間であり、Mが1以上の正の整数である、決定することと、
M、第1の情報フィールドのビットの量、ならびにM個の送信時間内に受信および/または送信される情報に対応する冗長バージョン情報に基づいて第1の情報フィールドの少なくとも1つのビットのステータスを決定することと
を行うようにさらに構成される。
【0330】
任意選択で、少なくとも1つの情報フィールドは、第2の情報フィールドを含み、第2の情報フィールドにおいて伝達される情報はNを含み、
プロセッサ210は、
Nおよび第1の対応に基づいて第2の情報フィールドの少なくとも1つのビットのステータスを決定することであって、第1の対応が、少なくとも1つのビットのステータスとNとの対応であり、第1の対応が、ネットワークデバイスによって構成されるかまたは事前に定義される、決定すること
を行うようにさらに構成される。
【0331】
任意選択で、少なくとも1つの情報フィールドは第3の情報フィールドを含み、第3の情報フィールドにおいて伝達される情報は、アップリンクデータが少なくとも1つの送信時間内にアップリンクチャネル上で送信されるべきかどうかを示す情報を含み、
プロセッサ210は、
Pを決定することであって、Pが、ユーザ端末がP個の送信時間内に情報を受信すべきであることを示し、および/もしくはユーザ端末が、P個の送信時間内に情報を送信すべきであることを示し、Pが1以上の正の整数である、決定すること、
Pが1よりも大きいときに、第3の情報フィールドがKビットの情報フィールドであることを決定し、かつ第3の情報フィールドが、アップリンクデータがP個の送信時間内のK個の送信時間内にアップリンクチャネル上で送信されるべきであるかどうかを示すために使用されることを決定することであって、Kが、1以上でP以下の正の整数である、決定すること、ならびに/または
Pが1に等しいとき、第3の情報フィールドが変調および符号化方式MCS情報フィールドであることを決定し、かつ第3の情報フィールドが、アップリンクデータが1つの送信時間内にアップリンクチャネル上で送信されるべきであるかどうかを示すために使用されることを決定すること
を行うようにさらに構成される。
【0332】
任意選択で、少なくとも1つの送信時間のうちの1つまたは複数は、0.5ms以下の期間である。
【0333】
同じ技術概念に基づいて、本発明の一実施形態は、ユーザ端末をさらに提供する。
図2に示されているように、
ユーザ端末は、プロセッサ210、トランシーバ220、およびメモリ230を含み、トランシーバ220およびメモリ230はプロセッサ210に接続され、
プロセッサ210は、第1の制御情報を検出するための第1の時間−周波数ドメインリソースに基づいて、第1の制御情報に含められる少なくとも1つの情報フィールドを決定するように構成され、
プロセッサ210は、少なくとも1つの情報フィールドに基づいて第1の制御情報のビットの量を決定するようにさらに構成され、
プロセッサ210は、第1の制御情報のビットの量に基づいて第1の時間−周波数ドメインリソース上で第1の制御情報を検出するようにさらに構成され、
トランシーバ220は、
プロセッサ210が第1の制御情報を検出した後に第1の制御情報を受信するように構成される。
【0334】
任意選択で、第1の時間−周波数ドメインリソースが第1の時間領域内の時間−周波数ドメインリソースであるとき、少なくとも1つの情報フィールドは、第1の情報フィールドを含み、第1の情報フィールドにおいて伝達される情報は、少なくとも2つの制御情報フォーマットのうちの一方を示すために使用されるかまたは少なくとも2つの時間長のうちの一方を示すために使用され、第1の時間領域は、ダウンリンクサブフレーム内の最初の1つ、2つ、3つ、もしくは4つのシンボルが属する時間領域であるか、または物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH領域である。
【0335】
任意選択で、第1の時間−周波数ドメインリソースが第1の時間領域を超える時間−周波数ドメインリソースであるとき、少なくとも1つの情報フィールドは第2の情報フィールドを含み、第2の情報フィールドにおいて伝達される情報は、ダウンリンク制御チャネルによって占有されない時間−周波数ドメインリソースを示すために使用されるかまたはダウンリンクデータチャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソースを示すために使用され、第1の時間領域は、ダウンリンクサブフレーム内の最初の1つ、2つ、3つ、もしくは4つのシンボルが属する時間領域であるか、または物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH領域である。
【0336】
任意選択で、第1の時間−周波数ドメインリソースは、第2の時間領域内の時間−周波数ドメインリソースであり、少なくとも1つの情報フィールドは第3の情報フィールドを含み、第3の情報フィールドにおいて伝達される情報は、サウンディング参照信号SRSを送信するようにユーザ端末をトリガするために使用され、第2の時間領域は、受信された上位層シグナリングに基づいてユーザ端末によって決定されるかまたは事前に定義される。
【0337】
任意選択で、第1の時間−周波数ドメインリソースは、第3の時間領域内の時間−周波数ドメインリソースであり、少なくとも1つの情報フィールドは第4の情報フィールドを含み、第4の情報フィールドにおいて伝達される情報は、チャネル品質情報CSIを送信するように
ユーザ端末をトリガするために使用され、第3の時間領域は、受信される上位層シグナリングに基づいてユーザ端末によって決定されるかまたは事前に定義される。
【0338】
任意選択で、第1の時間−周波数ドメインリソースは、PDCCH領域内の時間−周波数ドメインリソース、ダウンリンクサブフレーム内の最初の1つ、2つ、3つ、または4つのシンボルが属する時間領域内の時間−周波数ドメインリソース、および0.5ms以下の送信時間内の時間−周波数ドメインリソースの3つのうちの少なくとも1つを含む。
【0339】
同じ技術概念に基づいて、本発明の一実施形態は、ユーザ端末をさらに提供する。
図2に示されているように、
ユーザ端末は、プロセッサ210、トランシーバ220、およびメモリ230を含み、トランシーバ220およびメモリ230はプロセッサ210に接続され、
プロセッサ210は、第1の制御情報を受信するように構成され、第1の制御情報は少なくとも1つの情報フィールドを含み、少なくとも1つの情報フィールドにおいて伝達される情報は、
少なくとも1つの送信時間内に受信および/または送信される情報に対応する冗長バージョン情報、
N個の送信時間を示し、第1の制御情報が、N個の送信時間内に情報を受信するように
ユーザ端末に指示するために使用され、および/またはN個の送信時間内に情報を送信するように
ユーザ端末をトリガするために使用される、1以上の正の整数であるN、ならびに
少なくとも1つの送信時間内にアップリンクチャネル上でアップリンクデータが送信されるべきであるかどうかを示す情報
のうちの少なくとも1つまたはそれらの任意の組合せを含み、
プロセッサ210は、少なくとも1つの情報フィールドにおいて伝達される情報を取得するようにさらに構成される。
【0340】
任意選択で、少なくとも1つの情報フィールド内の第1の情報フィールドにおいて伝達される情報は、少なくとも1つの送信時間内に受信および/または送信される情報に対応する冗長バージョン情報を含み、プロセッサ210は、
第1の情報フィールドの少なくとも1つのビットのステータスを決定することと、
Mを決定することであって、少なくとも1つの送信時間がM個の送信時間であり、Mが1以上の正の整数である、決定することと、
第1の情報フィールドのビットの量、第1の情報フィールドの少なくとも1つのビットのステータス、およびMに基づいて、M個の送信時間内に受信および/または送信される情報に対応する冗長バージョン情報を決定することと
を行うようにさらに構成される。
【0341】
任意選択で、少なくとも1つの情報フィールド内の第2の情報フィールドにおいて伝達される情報はNを含み、プロセッサ210は、
第2の情報フィールドの少なくとも1つのビットのステータスを決定することと、
第1の対応および第2の情報フィールドの少なくとも1つのビットのステータスに基づいて、Nを決定することであって、第1の対応が、少なくとも1つのビットのステータスとNとの間の対応であり、第1の対応が、受信される上位層シグナリングに基づいて
ユーザ端末により決定されるかまたは事前に定義される、決定することと
を行うようにさらに構成される。
【0342】
任意選択で、少なくとも1つの情報フィールド内の第3の情報フィールドにおいて伝達される情報は、アップリンクデータが少なくとも1つの送信時間内にアップリンクチャネル上で送信されるべきであるかどうかを示す情報を含み、プロセッサ210は、
Pを決定することであって、Pが、ユーザ端末がP個の送信時間内に情報を受信すべきであることを示し、および/もしくはユーザ端末が、P個の送信時間内に情報を送信すべきであることを示し、Pが1以上の正の整数である、決定すること、
Pが1よりも大きいときに、第3の情報フィールドがKビットの情報フィールドであることを決定し、かつ第3の情報フィールドにおいて伝達される情報が、アップリンクデータがP個の送信時間内のK個の送信時間内にアップリンクチャネル上で送信されるべきであるかどうかを示すことを決定すること、ならびに/または
Pが1に等しいとき、第3の情報フィールドが変調および符号化方式MCS情報フィールドであることを決定し、かつ第3の情報フィールドにおいて伝達される情報が、アップリンクデータがP個の送信時間内にアップリンクチャネル上で送信されるべきであるかどうかを示すことを決定すること
を行うようにさらに構成される。
【0343】
任意選択で、少なくとも1つの送信時間のうちの1つまたは複数は、0.5ms以下の期間である。
【0344】
同じ技術概念に基づいて、本発明の一実施形態は、ユーザ端末をさらに提供する。
図2に示されているように、
ユーザ端末は、プロセッサ210、トランシーバ220、およびメモリ230を含み、トランシーバ220およびメモリ230はプロセッサ210に接続され、
トランシーバ220は、第1の制御情報を受信するように構成され、第1の制御情報は、少なくとも1つの送信時間内にアップリンクチャネルによって占有される時間−周波数リソースを示すために使用され、
プロセッサ210は、アップリンクチャネル上でアップリンク制御情報によって占有される必要がある時間−周波数リソースを決定し、および/または少なくとも1つの送信時間内に送信されるべきアップリンクデータによって占有される必要がある時間−周波数リソースを決定するように構成され、
プロセッサ210は、比情報を決定するようにさらに構成され、比情報は、アップリンクチャネルによって占有される時間−周波数リソースに対する、アップリンクチャネル上でアップリンク制御情報によって占有される必要がある時間−周波数リソースの比、またはアップリンクチャネルによって占有される時間−周波数リソースに対する、少なくとも1つの送信時間内に送信されるべきアップリンクデータによって占有される必要がある時間−周波数リソースの比、または少なくとも1つの送信時間内に送信されるべきアップリンクデータによって占有される必要がある時間−周波数リソースに対する、アップリンクチャネル上でアップリンク制御情報によって占有される必要がある時間−周波数リソースの比であり、
プロセッサ210は、比情報に基づいて、アップリンクチャネル上でアップリンクデータを送信すべきかどうかを決定するようにさらに構成される。
【0345】
同じ技術概念に基づいて、本発明の一実施形態は、ネットワークデバイスをさらに提供する。
図9に示されているように、ネットワークデバイスは、
第1の制御情報を送信するための第1の時間−周波数ドメインリソースに基づいて、第1の制御情報に含められる少なくとも1つの情報フィールドを決定するように構成された決定モジュール910であって、
決定モジュール910は、 少なくとも1つの情報フィールドに基づいて第1の制御情報のビットの量を決定するようにさらに構成された、決定モジュール910と、
第1の制御情報のビットの量に基づいて第1の時間−周波数ドメインリソース上で第1の制御情報をユーザ端末に送信するように構成された送信モジュール920と
を含む。
【0346】
決定モジュール910はプロセッサによって実装され得、送信モジュール920はトランシーバによって実装され得る。加えて、決定モジュール910は特に処理モジュールであり得、送信モジュール920は特にトランシーバモジュールであり得る。
【0347】
任意選択で、第1の時間−周波数ドメインリソースが第1の時間領域内の時間−周波数ドメインリソースであるとき、少なくとも1つの情報フィールドは、第1の情報フィールドを含み、第1の情報フィールドにおいて伝達される情報は、少なくとも2つの制御情報フォーマットのうちの一方を示すために使用されるかまたは少なくとも2つの時間長のうちの一方を示すために使用され、第1の時間領域は、ダウンリンクサブフレーム内の最初の1つ、2つ、3つ、もしくは4つのシンボルが属する時間領域であるか、または物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH領域である。
【0348】
任意選択で、第1の時間−周波数ドメインリソースが第1の時間領域を超える時間−周波数ドメインリソースであるとき、少なくとも1つの情報フィールドは第2の情報フィールドを含み、第2の情報フィールドにおいて伝達される情報は、ダウンリンク制御チャネルによって占有されない時間−周波数ドメインリソースを示すために使用されるかまたはダウンリンクデータチャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソースを示すために使用され、第1の時間領域は、ダウンリンクサブフレーム内の最初の1つ、2つ、3つ、もしくは4つのシンボルが属する時間領域であるか、または物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH領域である。
【0349】
任意選択で、第1の時間−周波数ドメインリソースは、第2の時間領域内の時間−周波数ドメインリソースであり、少なくとも1つの情報フィールドは第3の情報フィールドを含み、第3の情報フィールドにおいて伝達される情報は、サウンディング参照信号SRSを送信するようにユーザ端末をトリガするために使用され、第2の時間領域は、事前に定義されるかまたは構成される。
【0350】
任意選択で、第1の時間−周波数ドメインリソースは、第3の時間領域内の時間−周波数ドメインリソースであり、少なくとも1つの情報フィールドは第4の情報フィールドを含み、第4の情報フィールドにおいて伝達される情報は、チャネル品質情報CSIを送信するようにユーザ端末をトリガするために使用され、第3の時間領域は、事前に定義されるかまたは構成される。
【0351】
任意選択で、第1の時間−周波数ドメインリソースは、PDCCH領域内の時間−周波数ドメインリソース、ダウンリンクサブフレーム内の最初の1つ、2つ、3つ、または4つのシンボルが属する時間領域内の時間−周波数ドメインリソース、および0.5ms以下の送信時間内の時間−周波数ドメインリソースの3つのうちの少なくとも1つを含む。
【0352】
同じ技術概念に基づいて、本発明の一実施形態は、ネットワークデバイスをさらに提供する。
図9に示されているように、ネットワークデバイスは、
第1の制御情報に含まれる少なくとも1つの情報フィールドを決定するように構成された決定モジュール910であって、少なくとも1つの情報フィールドにおいて伝達される情報が、
少なくとも1つの送信時間内に受信および/または送信される情報に対応する冗長バージョン情報、
N個の送信時間を示し、第1の制御情報が、ユーザ端末にN個の送信時間内に情報を受信するように指示するために使用され、および/またはN個の送信時間内に情報を送信するようにユーザ端末をトリガするために使用される、1以上の正の整数であるN、ならびに
少なくとも1つの送信時間内にアップリンクチャネル上でアップリンクデータが送信されるべきであるかどうかを示す情報
のうちの少なくとも1つまたはそれらの任意の組合せを含む、決定モジュール910と、
第1の制御情報をユーザ端末に送信するように構成された送信モジュール920と
を含む。
【0353】
決定モジュール910はプロセッサによって実装され得、送信モジュール920はトランシーバによって実装され得る。加えて、決定モジュール910は特に処理モジュールであり得、送信モジュール920は特にトランシーバモジュールであり得る。
【0354】
任意選択で、少なくとも1つの情報フィールドは第1の情報フィールドを含み、第1の情報フィールドにおいて伝達される情報は、少なくとも1つの送信時間内に受信および/または送信される情報に対応する冗長バージョン情報を含み、
決定モジュール910は、
Mを決定することであって、少なくとも1つの送信時間がM個の送信時間であり、Mが1以上の正の整数である、決定することと、
M、第1の情報フィールドのビットの量、ならびにM個の送信時間内に受信および/または送信される情報に対応する冗長バージョン情報に基づいて第1の情報フィールドの少なくとも1つのビットのステータスを決定することと
を行うようにさらに構成される。
【0355】
任意選択で、少なくとも1つの情報フィールドは、第2の情報フィールドを含み、第2の情報フィールドにおいて伝達される情報はNを含み、
決定モジュール910は、
Nおよび第1の対応に基づいて第2の情報フィールドの少なくとも1つのビットのステータスを決定することであって、第1の対応が、少なくとも1つのビットのステータスとNとの対応であり、第1の対応が、ネットワークデバイスによって構成されるかまたは事前に定義される、決定すること
を行うようにさらに構成される。
【0356】
任意選択で、少なくとも1つの情報フィールドは第3の情報フィールドを含み、第3の情報フィールドにおいて伝達される情報は、アップリンクデータが少なくとも1つの送信時間内にアップリンクチャネル上で送信されるべきかどうかを示す情報を含み、
決定モジュール910は、
Pを決定することであって、Pが、ユーザ端末がP個の送信時間内に情報を受信すべきであることを示し、および/もしくはユーザ端末が、P個の送信時間内に情報を送信すべきであることを示し、Pが1以上の正の整数である、決定すること、
Pが1よりも大きいときに、第3の情報フィールドがKビットの情報フィールドであることを決定し、かつ第3の情報フィールドが、アップリンクデータがP個の送信時間内のK個の送信時間内にアップリンクチャネル上で送信されるべきであるかどうかを示すために使用されることを決定することであって、Kが、1以上でP以下の正の整数である、決定すること、ならびに/または
Pが1に等しいとき、第3の情報フィールドが変調および符号化方式MCS情報フィールドであることを決定し、かつ第3の情報フィールドが、アップリンクデータが1つの送信時間内にアップリンクチャネル上で送信されるべきであるかどうかを示すために使用されることを決定すること
を行うようにさらに構成される。
【0357】
任意選択で、少なくとも1つの送信時間のうちの1つまたは複数は、0.5ms以下の期間である。
【0358】
同じ技術概念に基づいて、本発明の一実施形態は、ユーザ端末をさらに提供する。
図10に示されているように、ユーザ端末は、
第1の制御情報を検出するための第1の時間−周波数ドメインリソースに基づいて、第1の制御情報に含められる少なくとも1つの情報フィールドを決定するように構成された決定モジュール1010であって、
決定モジュール1010は、少なくとも1つの情報フィールドに基づいて第1の制御情報のビットの量を決定するようにさらに構成された、決定モジュール1010と、
第1の制御情報のビットの量に基づいて第1の時間−周波数ドメインリソース上で第1の制御情報を検出するように構成された検出モジュール1020と、
検出モジュールが第1の制御情報を検出した後に第1の制御情報を受信するように構成された受信モジュール1030と
を含む。
【0359】
決定モジュール1010および検出モジュール1020はプロセッサによって実装され得、受信モジュール1030はトランシーバによって実装され得る。加えて、決定モジュール1010および検出モジュール1020は特に処理モジュールであり得、受信モジュール1030は特にトランシーバモジュールであり得る。
【0360】
任意選択で、第1の時間−周波数ドメインリソースが第1の時間領域内の時間−周波数ドメインリソースであるとき、少なくとも1つの情報フィールドは、第1の情報フィールドを含み、第1の情報フィールドにおいて伝達される情報は、少なくとも2つの制御情報フォーマットのうちの一方を示すために使用されるかまたは少なくとも2つの時間長のうちの一方を示すために使用され、第1の時間領域は、ダウンリンクサブフレーム内の最初の1つ、2つ、3つ、もしくは4つのシンボルが属する時間領域であるか、または物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH領域である。
【0361】
任意選択で、第1の時間−周波数ドメインリソースが第1の時間領域を超える時間−周波数ドメインリソースであるとき、少なくとも1つの情報フィールドは第2の情報フィールドを含み、第2の情報フィールドにおいて伝達される情報は、ダウンリンク制御チャネルによって占有されない時間−周波数ドメインリソースを示すために使用されるかまたはダウンリンクデータチャネルによって占有される時間−周波数ドメインリソースを示すために使用され、第1の時間領域は、ダウンリンクサブフレーム内の最初の1つ、2つ、3つ、もしくは4つのシンボルが属する時間領域であるか、または物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH領域である。
【0362】
任意選択で、第1の時間−周波数ドメインリソースは、第2の時間領域内の時間−周波数ドメインリソースであり、少なくとも1つの情報フィールドは第3の情報フィールドを含み、第3の情報フィールドにおいて伝達される情報は、サウンディング参照信号SRSを送信するようにユーザ端末をトリガするために使用され、第2の時間領域は、受信された上位層シグナリングに基づいてユーザ端末によって決定されるかまたは事前に定義される。
【0363】
任意選択で、第1の時間−周波数ドメインリソースは、第3の時間領域内の時間−周波数ドメインリソースであり、少なくとも1つの情報フィールドは第4の情報フィールドを含み、第4の情報フィールドにおいて伝達される情報は、チャネル品質情報CSIを送信するように
ユーザ端末をトリガするために使用され、第3の時間領域は、受信される上位層シグナリングに基づいて
ユーザ端末により決定されるかまたは事前に定義される。
【0364】
任意選択で、第1の時間−周波数ドメインリソースは、PDCCH領域内の時間−周波数ドメインリソース、ダウンリンクサブフレーム内の最初の1つ、2つ、3つ、または4つのシンボルが属する時間領域内の時間−周波数ドメインリソース、および0.5ms以下の送信時間内の時間−周波数ドメインリソースの3つのうちの少なくとも1つを含む。
【0365】
同じ技術概念に基づいて、本発明の一実施形態は、ユーザ端末をさらに提供する。
図11に示されているように、ユーザ端末は、
第1の制御情報を受信するように構成された受信モジュール1110であって、第1の制御情報が少なくとも1つの情報フィールドを含み、少なくとも1つの情報フィールドにおいて伝達される情報が、
少なくとも1つの送信時間内に受信および/または送信される情報に対応する冗長バージョン情報、
N個の送信時間を示し、第1の制御情報が、N個の送信時間内に情報を受信するように
ユーザ端末に指示するために使用され、および/またはN個の送信時間内に情報を送信するように
ユーザ端末をトリガするために使用される、1以上の正の整数であるN、ならびに
少なくとも1つの送信時間内にアップリンクチャネル上でアップリンクデータが送信されるべきであるかどうかを示す情報
のうちの少なくとも1つのまたはそれらの任意の組合せを含む、受信モジュール1110と、
少なくとも1つの情報フィールドにおいて伝達される情報を取得するように構成された取得モジュール1120と
を含む。
【0366】
取得モジュール1120はプロセッサによって実装され得、受信モジュール1110はトランシーバによって実装され得る。加えて、受信モジュール1110は特に
トランシーバモジュールであり得、取得モジュール1120は特に
処理モジュールであり得る。
【0367】
任意選択で、少なくとも1つの情報フィールド内の第1の情報フィールドにおいて伝達される情報は、少なくとも1つの送信時間内に受信および/または送信される情報に対応する冗長バージョン情報を含み、取得モジュール1120は、
第1の情報フィールドの少なくとも1つのビットのステータスを決定することと、
Mを決定することであって、少なくとも1つの送信時間がM個の送信時間であり、Mが1以上の正の整数である、決定することと、
第1の情報フィールドのビットの量、第1の情報フィールドの少なくとも1つのビットのステータス、およびMに基づいて、M個の送信時間内に受信および/または送信される情報に対応する冗長バージョン情報を決定することと
を行うようにさらに構成される。
【0368】
任意選択で、少なくとも1つの情報フィールド内の第2の情報フィールドにおいて伝達される情報はNを含み、取得モジュール1120は、
第2の情報フィールドの少なくとも1つのビットのステータスを決定することと、
第1の対応および第2の情報フィールドの少なくとも1つのビットのステータスに基づいて、Nを決定することであって、第1の対応が、少なくとも1つのビットのステータスとNとの間の対応であり、第1の対応が、受信される上位層シグナリングに基づいて
ユーザ端末により決定されるかまたは事前に定義される、決定することと
を行うようにさらに構成される。
【0369】
任意選択で、少なくとも1つの情報フィールド内の第3の情報フィールドにおいて伝達される情報は、アップリンクデータが少なくとも1つの送信時間内にアップリンクチャネル上で送信されるべきであるかどうかを示す情報を含み、取得モジュール1120は、
Pを決定することであって、Pが、ユーザ端末がP個の送信時間内に情報を受信すべきであることを示し、および/もしくはユーザ端末が、P個の送信時間内に情報を送信すべきであることを示し、Pが1以上の正の整数である、決定すること、
Pが1よりも大きいときに、第3の情報フィールドがKビットの情報フィールドであることを決定し、かつ第3の情報フィールドにおいて伝達される情報が、アップリンクデータがP個の送信時間内のK個の送信時間内にアップリンクチャネル上で送信されるべきであるかどうかを示すことを決定すること、ならびに/または
Pが1に等しいとき、第3の情報フィールドが変調および符号化方式MCS情報フィールドであることを決定し、かつ第3の情報フィールドにおいて伝達される情報が、アップリンクデータがP個の送信時間内にアップリンクチャネル上で送信されるべきであるかどうかを示すことを決定すること
を行うようにさらに構成される。
【0370】
任意選択で、少なくとも1つの送信時間のうちの1つまたは複数は、0.5ms以下の期間である。
【0371】
同じ技術概念に基づいて、本発明の一実施形態は、ユーザ端末をさらに提供する。
図12に示されているように、ユーザ端末は、
第1の制御情報を受信するように構成された受信モジュール1210であって、第1の制御情報が、少なくとも1つの送信時間内にアップリンクチャネルによって占有される時間−周波数リソースを示すために使用される、受信モジュール1210と、
アップリンクチャネル上でアップリンク制御情報によって占有される必要がある時間−周波数リソースを決定し、および/または少なくとも1つの送信時間内に送信されるべきアップリンクデータによって占有される必要がある時間−周波数リソースを決定するように構成された決定モジュール1220と
を含み、
決定モジュール1220は、比情報を決定するようにさらに構成され、比情報は、アップリンクチャネルによって占有される時間−周波数リソースに対する、アップリンクチャネル上でアップリンク制御情報によって占有される必要がある時間−周波数リソースの比、またはアップリンクチャネルによって占有される時間−周波数リソースに対する、少なくとも1つの送信時間内に送信されるべきアップリンクデータによって占有される必要がある時間−周波数リソースの比、または少なくとも1つの送信時間内に送信されるべきアップリンクデータによって占有される必要がある時間−周波数リソースに対する、アップリンクチャネル上でアップリンク制御情報によって占有される必要がある時間−周波数リソースの比であり、
決定モジュール1220は、比情報に基づいて、アップリンクチャネル上でアップリンクデータを送信すべきかどうかを決定するようにさらに構成される。
【0372】
決定モジュール1220はプロセッサによって実装され得、受信モジュール1210はトランシーバによって実装され得る。加えて、決定モジュール1220は特に処理モジュールであり得、受信モジュール1210は特にトランシーバモジュールであり得る。
【0373】
当業者は、本実施形態のステップの全部または一部が、ハードウェアまたは関係するハードウェアに指示するプログラムによって実装され得ることを理解されよう。プログラムはコンピュータ可読記憶媒体に記憶され得る。記憶媒体は、読取り専用メモリ、磁気ディスク、または光ディスクを含み得る。
【0374】
上記の説明は本発明の例示的な実施形態にすぎず、本発明を限定するものではない。本発明の趣旨および原理から逸脱することなく行われるどんな変更、均等な置換、および改善も、本発明の保護範囲内に入るものである。