【実施例】
【0025】
以下に、本発明の撮像レンズLAについて、実施例を用いて説明する。各実施例に記載されている記号は以下のことを示す。なお、距離、半径及び中心厚の単位は、mmである。
f :撮像レンズLA全体の焦点距離
f1 :第1レンズL1の焦点距離
f2 :第2レンズL2の焦点距離
f3 :第3レンズL3の焦点距離
f4 :第4レンズL4の焦点距離
f5 :第5レンズL5の焦点距離
f6 :第6レンズL6の焦点距離
Fno :F値
2ω :全画角
DMI :最大像高の歪曲収差
Stop:開口絞り
R :光学面の曲率半径、レンズの場合は中心曲率半径
R1 :第1レンズL1の物体側面の曲率半径
R2 :第1レンズL1の像面側面の曲率半径
R3 :第2レンズL2の物体側面の曲率半径
R4 :第2レンズL2の像面側面の曲率半径
R5 :第3レンズL3の物体側面の曲率半径
R6 :第3レンズL3の像面側面の曲率半径
R7 :第4レンズL4の物体側面の曲率半径
R8 :第4レンズL4の像面側面の曲率半径
R9 :第5レンズL5の物体側面の曲率半径
R10 :第5レンズL5の像面側面の曲率半径
R11 :第6レンズL6の物体側面の曲率半径
R12 :第6レンズL6の像面側面の曲率半径
R13 : ガラス平板GFの物体側面の曲率半径
R14 :ガラス平板GFの像面側面の曲率半径
d :レンズの中心厚、又は、レンズ間距離
d0 :開口絞りS1から第1レンズL1の物体側面までの軸上距離
d1 :第1レンズL1の中心厚
d2 :第1レンズL1の像面側面から第2レンズL2の物体側面までの軸上距離
d3 :第2レンズL2の中心厚
d4 :第2レンズL2の像面側面から第3レンズL3の物体側面までの軸上距離
d5 :第3レンズL3の中心厚
d6 :第3レンズL3の像面側面から第4レンズL4の物体側面までの軸上距離
d7 :第4レンズL4の中心厚
d8 :第4レンズL4の像面側面から第5レンズL5の物体側面までの軸上距離
d9 :第5レンズL5の中心厚
d10 :第5レンズL5の像面側面から第6レンズL6の物体側面までの軸上距離
d11 :第6レンズL6の中心厚
d12 :第6レンズL6の像面側面からガラス平板GFの物体側面までの軸上距離
d13 :ガラス平板GFの中心厚
d14 :ガラス平板GFの像面側面から像面までの軸上距離
nd :d線の屈折率
nd1 :第1レンズL1のd線の屈折率
nd2 :第2レンズL2のd線の屈折率
nd3 :第3レンズL3のd線の屈折率
nd4 :第4レンズL4のd線の屈折率
nd5 :第5レンズL5のd線の屈折率
nd6 :第6レンズL6のd線の屈折率
ndg :ガラス平板GFのd線の屈折率
ν :アッベ数
ν1 :第1レンズL1のアッベ数
ν2 :第2レンズL2のアッベ数
ν3 :第3レンズL3のアッベ数
ν4 :第4レンズL4のアッベ数
ν5 :第5レンズL5のアッベ数
ν6 :第6レンズL6のアッベ数
νg :ガラス平板GFのアッベ数
TTL :光学長(第1レンズL1の物体側面から像面までの軸上距離)
LB :第6レンズL6の像面側面から像面までの軸上距離(ガラス平板GFの厚みを含む)
【0026】
y=(x
2/R)/[1+{1−(k+1)(x
2/R
2)}
1/2]
+A4x
4+A6x
6+A8x
8+A10x
10+A12x
12+A14x
14
+A16x
16+A18x
18+A20x
20 (7)
各レンズ面の非球面は、便宜上、式(7)で表される非球面を使用している。しかし、ながら、特に、この式(7)の非球面多項式に限定するものではない。
【0027】
(実施例1)
図1は、実施例1の撮像レンズLAの配置を示す構成図である。実施例1の撮像レンズLAを構成する第1レンズL1〜第6レンズL6のそれぞれの物体側及び像面側の曲率半径R、レンズ中心厚又はレンズ間距離d、屈折率nd、アッベ数νを表1に、円錐係数k、非球面係数を表2に、2ω、Fno、f、f1、f2、f3、f4、f5、f6、TTL、IHを表3に示す。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】
【表3】
【0031】
後に登場する表16は、各実施例1〜5の条件式(1)〜(6)で規定したパラメータに対応する値を示す。
【0032】
実施例1は、表16に示すように、条件式(1)〜(6)を満足する。
【0033】
実施例1の撮像レンズLAの球面収差、像面湾曲、歪曲収差を
図2に示す。なお、図の像面湾曲のSはサジタル像面に対する像面湾曲、Tはタンジェンシャル像面に対する像面湾曲であり、実施例2〜5においても同様である。実施例1の撮像レンズLAは、2ω=84°、TTL/IH=1.28と広角、低背で
図2に示すように、良好な光学特性を有していることがわかる。
【0034】
(実施例2)
図3は、実施例2の撮像レンズLAの配置を示す構成図である。実施例2の撮像レンズLAを構成する第1レンズL1〜第6レンズL6のそれぞれの物体側及び像面側の曲率半径R、レンズ中心厚又はレンズ間距離d、屈折率nd、アッベ数νを表4に、円錐係数k、非球面係数を表5に、2ω、Fno、f、f1、f2、f3、f4、f5、f6、TTL、IHを表6に示す。
【0035】
【表4】
【0036】
【表5】
【0037】
【表6】
【0038】
実施例2は、表16に示すように、条件式(1)〜(6)を満足する。
【0039】
実施例2の撮像レンズLAの球面収差、像面湾曲、歪曲収差を
図4に示す。実施例2の撮像レンズLAは、2ω=83°、TTL/IH=1.17と広角、低背で
図4に示すように、良好な光学特性を有していることがわかる。
【0040】
(実施例3)
図5は、実施例3の撮像レンズLAの配置を示す構成図である。実施例3の撮像レンズLAを構成する第1レンズL1〜第6レンズL6のそれぞれの物体側及び像面側の曲率半径R、レンズ中心厚又はレンズ間距離d、屈折率nd、アッベ数νを表7に、円錐係数k、非球面係数を表8に、2ω、Fno、f、f1、f2、f3、f4、f5、f6、TTL、IHを表9に示す。
【0041】
【表7】
【0042】
【表8】
【0043】
【表9】
【0044】
実施例3は、表16に示すように、条件式(1)〜(6)を満足する。
【0045】
実施例3の撮像レンズLAの球面収差、像面湾曲、歪曲収差を
図6に示す。実施例3の撮像レンズLAは、2ω=85°、TTL/IH=1.17と広角、低背で
図6に示すように、良好な光学特性を有していることがわかる。
【0046】
(実施例4)
図7は、実施例4の撮像レンズLAの配置を示す構成図である。実施例4の撮像レンズLAを構成する第1レンズL1〜第6レンズL6のそれぞれの物体側及び像面側の曲率半径R、レンズ中心厚又はレンズ間距離d、屈折率nd、アッベ数νを表10に、円錐係数k、非球面係数を表11に、2ω、Fno、f、f1、f2、f3、f4、f5、f6、TTL、IHを表12に示す。
【0047】
【表10】
【0048】
【表11】
【0049】
【表12】
【0050】
実施例4は、表16に示すように、条件式(1)〜(6)を満足する。
【0051】
実施例4の撮像レンズLAの球面収差、像面湾曲、歪曲収差を
図8に示す。実施例4の撮像レンズLAは、2ω=86°、TTL/IH=1.20と広角、低背で
図8に示すように、良好な光学特性を有していることがわかる。
【0052】
(実施例5)
図9は、実施例4の撮像レンズLAの配置を示す構成図である。実施例5の撮像レンズLAを構成する第1レンズL1〜第6レンズL6のそれぞれの物体側及び像面側の曲率半径R、レンズ中心厚又はレンズ間距離d、屈折率nd、アッベ数νを表13に、円錐係数k、非球面係数を表14に、2ω、Fno、f、f1、f2、f3、f4、f5、f6、TTL、IHを表15に示す。
【0053】
【表13】
【0054】
【表14】
【0055】
【表15】
【0056】
実施例5は、表16に示すように、条件式(1)〜(6)を満足する。
【0057】
実施例5の撮像レンズLAの球面収差、像面湾曲、歪曲収差を
図10示す。実施例5の撮像レンズLAは、2ω=83°、TTL/IH=1.20と広角、低背で
図8に示すように、良好な光学特性を有していることがわかる。
【0058】
表16に、実施例1〜5の条件式(1)〜(6)で規定したパラメータに対応する値を示す。
【0059】
【表16】