特許第6687987号(P6687987)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 田中鉄筋工業株式会社の特許一覧

<>
  • 特許6687987-河川敷の立設構造 図000002
  • 特許6687987-河川敷の立設構造 図000003
  • 特許6687987-河川敷の立設構造 図000004
  • 特許6687987-河川敷の立設構造 図000005
  • 特許6687987-河川敷の立設構造 図000006
  • 特許6687987-河川敷の立設構造 図000007
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6687987
(24)【登録日】2020年4月7日
(45)【発行日】2020年4月28日
(54)【発明の名称】河川敷の立設構造
(51)【国際特許分類】
   E02B 3/10 20060101AFI20200421BHJP
【FI】
   E02B3/10
【請求項の数】4
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2018-43667(P2018-43667)
(22)【出願日】2018年3月10日
(65)【公開番号】特開2019-7331(P2019-7331A)
(43)【公開日】2019年1月17日
【審査請求日】2019年4月10日
(31)【優先権主張番号】特願2017-124071(P2017-124071)
(32)【優先日】2017年6月26日
(33)【優先権主張国】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】594026251
【氏名又は名称】田中鉄筋工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100111349
【弁理士】
【氏名又は名称】久留 徹
(72)【発明者】
【氏名】田中 進
【審査官】 神尾 寧
(56)【参考文献】
【文献】 特開2011−047150(JP,A)
【文献】 特開2011−047160(JP,A)
【文献】 特開2006−283505(JP,A)
【文献】 国際公開第97/004177(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E02B 3/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
河川敷に間欠的に設けられ、上面を平面状にするとともに、側面方向に向かってテーパー状に広がる縦長状のスリットを側面に有する柱状体と、
当該柱状体の側面に設けられ、隣接する柱状体との間に挿入可能に設けられる板状体と、
を備えて構成された河川敷の立設構造。
【請求項2】
さらに、前記柱状体と別に、前記板状体を挿入するためのスリット体を独立して設け、
柱状体の側面に、当該スリット体を挿入するための第二スリット部を設けるようにした請求項1に記載の河川敷の立設構造。
【請求項3】
前記スリット体が、柱状体の側面方向に向かってテーパー状に設けられるものである請求項に記載の河川敷の立設構造。
【請求項4】
前記柱状体の底面に、地面に突刺して柱状体の移動を規制する突刺体を設けるようにした請求項1に記載の河川敷の立設構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、河川敷に設けられる氾濫防止用の立設構造に関するものであり、より詳しくは、ベンチなどとしても利用できるようにした河川敷の立設構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、一級河川や二級河川などのような大きな河川では、図6に示すように、低水路91の両側の法面を介して高水敷92が設けられており、さらに、その両側に法面93を介して水平な天端94が設けられている。そして、この法面93や天端94などによって堤防を築くようにすることで、増水時における河川の氾濫を防止するようにしている。
【0003】
ところで、近年では地球温暖化に伴い、集中豪雨が頻繁に発生するようになってきており、これに伴って、河川の氾濫も多く報告されるようになってきている。このため、両岸の堤防を高く築いておく必要があるが、このように堤防を高くしたとしても、想定外の増水によって堤防を越えて水が氾濫してしまう。このように、堤防を越えて水が氾濫すると、そこから水によって堤防を削り取られ、堤防が低くなって一気に大災害を起こしてしまう。
【0004】
そこで、このような増水時における河川の氾濫を防止するために、図5に示すような堤防装置が提案されている(特許文献1)。
【0005】
この堤防装置は、堤防内に浮上可能な浮上体95を設けておき、増水時に穴部96の横方向から水が流れ込むことによって浮上体95を浮かび上がらせ、これによって河川敷に沿った壁面を高くして河川の氾濫を防止できるようにしたものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平10−280357号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、このような堤防装置は、河川全体にわたって堤防を掘削して壁面を埋設させておかなければならず、その工事に膨大なコストがかかるとともに、掘削された空間内に土砂や雑草などが入り込む可能性が高く、緊急時に浮力を生じない可能性もある。
【0008】
一方、このような河川敷の天端は、通常時は付近の住民の散歩やジョギング、サイクリングコースなどとして利用されるため、大きな堤防を築くことは、利用者の利便性を損なうばかりでなく、景観も損ねてしまう可能性がある。
【0009】
そこで、本発明は、上記課題に着目してなされたもので、増水時における河川の氾濫を防止できるようにするとともに、平常時において近隣住民などの利便性を損なうことなく、景観も維持できるようにした河川敷の立設構造を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
すなわち、本発明の河川敷の立設構造は、上記課題を解決するために、河川敷に間欠的に設けられ、上面を平面状にするとともに、側面方向に向かってテーパー状に広がる縦長状のスリットを側面に有する柱状体と、当該柱状体の側面に設けられ、隣接する柱状体との間に挿入可能に設けられる板状体とを備えるようにしたものである。
【0011】
このように構成すれば、柱状体の上面が平面状となっているため、その上面を座面として使用することができ、ジョギングやサイクリング、散歩時における休憩場所として使用することができるようになる。また、隣接する柱状体との間に板状体を挿入することによって壁面を形成することができ、緊急時における河川の氾濫を防止することができるようになるとともに、曲がった河川に沿って立設された柱状体に板状体を挿入する場合であっても、その方向に沿って板状体を傾斜させて挿入することができるようになる。
【0012】
また、前記柱状体と別に、前記板状体を挿入するためのスリット体を独立して設け、柱状体の側面に、当該スリット体を挿入するための第二スリット部を設けるようにする。
【0013】
このように構成すれば、厚み寸法の異なる板状体を挿入する場合であっても、スリット体を別のスリット体に付け替えることで、厚い板状体を挿入して壁面を形成することができるようになる。
【0014】
また、当該スリット体を、柱状体の側面方向に向かってテーパー状に設けるようにする。
【0015】
このように構成すれば、スリット体を柱状体の上から挿入することで、側面方向に抜けるようなことがなくなり、スリット体を固定することができるようになる。
【0016】
また、前記柱状体の底面に、地面に突き刺して柱状体の移動を規制する突刺体を設けるようにする。
【0017】
このように構成すれば、水圧によって柱状体のずれを防止することができ、越水の被害を極力防止することができるようになる。特に、このような突刺体をL字状の鉄筋で構成するようにすれば、柱状体を地面に埋設させるための工事などが不要になり、短時間のうちに大量の柱状体などを設置して固定することができるようになる。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、河川敷に間欠的に設けられ、上面を平面状にするとともに、側面方向に向かってテーパー状に広がる縦長状のスリットを側面に有する柱状体と、当該柱状体の側面に設けられ、隣接する柱状体との間に挿入可能に設けられる板状体とを備えるようにしたので、柱状体の上面を座面として使用することができ、ジョギングやサイクリング、散歩時における休憩場所として使用することができるようになる。また、隣接する柱状体との間に板状体を挿入することによって壁面を形成することができ、緊急時における河川の氾濫を防止することができるようになるとともに、曲がった河川に沿って立設された柱状体に板状体を挿入する場合であっても、その方向に沿って板状体を傾斜させて挿入することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本発明の一実施の形態における河川敷の立設構造を示す図
図2】同形態における柱状体を示す概略図
図3】同形態における非直線方向に柱状体を配置した状態を示す図
図4】他の実施の形態における柱状体を示す図
図5】従来例における氾濫防止構造を示す図
図6】大きな河川における各部を示す図
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0021】
この実施の形態における河川敷の立設構造1は、図1に示すように、河川敷の天端94などの平面状をなす部分に設けられるものであって、間欠的に立設される柱状体2や、この柱状体2の間に挿入される板状体4、および、この柱状体2などの移動を規制する突刺体6(図2参照)などを設けて構成される。そして、このように柱状体2の間に設けられる板状体4によって、堤防の高さを確保し、増水時における河川の氾濫を防止できるようにするとともに、その間欠的に設けられた柱状体2の上面22Uを平面状とすることで、座面としても利用できるようにして、散歩やジョギングなどを行っている者に対して、休憩場所として利用できるようにしたものである。以下、本実施の形態について詳細に説明する。
【0022】
まず、柱状体2は、河川敷の高水敷や天端などのような比較的平面状の部分に設けられ、コンクリートや金属などで構成されるものであって、平均的な大きさの人間が着座できるようにした約35cm〜60cm程度の高さを有し、また、その人間が着座できるように一辺40cm〜60cmの大きさに設けられている。このとき、この柱状体2を数十メートルにわたって構成すると、その壁面によって大きな壁を形成することができるが、景観が悪くなるとともに、工事のためのコストも高くなる。そのため、ここでは平均的な大きさの人間が着座できるような大きさの柱状体2で構成するようにしている。
【0023】
この柱状体2の上面22Uは、人間が着座できるような平面状になっており、これによって散歩やジョギングなどの間に休憩できるようにしている。なお、ここで「平面状」とは、人間の尻部に対応した若干の湾曲形状をなす場合も含むものである。また、この柱状体2の上面22Uには、この柱状体2を設置する際にクレーンで吊り下げるためのリング部材22aを着脱可能に取り付けられるようになっており、このリング部材22aなどを用いて柱状体2を設置した後には、そのリング部材22aを取り外して図示しないキャップで蓋をして平面状にできるようになっている。なお、このリング部材22aや蓋などは、板状体4にも設けられる。
【0024】
このように形成された柱状体2は、地表面に立設させるようになっており、また、その底面に突刺部62を有する突刺体6を設けることによって移動を規制して、増水時における水圧に耐えられるようにしている。
【0025】
このような柱状体2は、間欠的に河川敷に設けられる。間隔としては、例えば、1m〜3m程度としておき、これによって板状体4に掛かる水圧に対する強度を確保できるようにするとともに、着座した際に隣接する者との距離を縮めてカップルなどが利用できるようにしておく。
【0026】
このように設けられた柱状体2の側面22Sには、図2に示すように、上下方向に沿ったスリット部21が設けられている。このスリット部21は、隣接する柱状体2との間に板状体4を挿入して取り付けられるようにしたものであって、板状体4の高さ寸法に対応した長さに設けられる。このとき、このスリット部21の高さ寸法が短いと、板状体4を挿入した際に、板状体4が柱状体2の上面22Uから突出してしまい、その上面22Uを座面として使用することができなくなる。一方、スリット部21の高さ寸法を長くし過ぎると、柱状体2の上面22Uにスリットの凹みが生じてしまい、上面22Uを平面状にしておくことができない。そこで、ここではスリット部21の長さを板状体4の高さ寸法に設定しておき、これによって板状体4によって柱状体2の上面22Uを平面状にできるようにしている。なお、ここでは柱状体2と板状体4との高さを揃えるようにしているが、板状体4の高さが若干相違してもよい。
【0027】
このスリット部21に板状体4を挿入する場合、柱状体2を直線的に配置することができる場合は、スリット部21を板状体4の端部41の形状に合わせて長方形状にしておいてもよいが、河川が蛇行している場合は、これに伴って、柱状体2を蛇行する方向に沿って配置しなければならない。また、柱状体2を設置したい場所に樹木などの障害物が存在している場合は、柱状体2を非直線状に配列しなければならない。このような場合、スリット部21が、長方形状に形成されていると、その板状体4の左右方向の傾きを吸収することができなくなる。一方、そのスリット部21の幅を大きくしておくと、板状体4にガタつきを生じ、その隙間に指を挟む可能性がある。そこで、この実施の形態では、図2図3に示すように、柱状体2の側面22S側の開口部23を板状体4の厚みより広くしておくとともに、その奥方24の幅寸法をほぼ板状体4の厚み程度にテーパー状にしておく。このように構成しておけば、板状体4を挿入した際のガタつきをなくすことができるとともに、図3に示すように、板状体4を左右方向に傾けて設ける場合であっても、開口部23の広い隙間で板状体4を傾けることができるようになる。なお、ここでは柱状体2の側面22S側の開口部23を広くしたテーパー状にしたが、逆に、開口部23側を板状体4の厚み程度としておき、奥方を広くするような逆のテーパー状にしてもよい。このようにした場合であっても、開口部23側で板状体4のガタつきを防止することができるとともに、板状体4の角度を変えて設置することができるようになる。
【0028】
また、このような板状体4を設ける場合、厚みの異なる板状体4を設けて水圧に耐えられるように変更する場合もある。そこで、図4に示すような第二の実施の形態で板状体4を挿入できるようにすることもできる。
【0029】
図4の形態では、柱状体2の側面22Sに、スリット部21を有するスリット体3を挿入するための第二スリット部31を設けるようにしている。この第二スリット部31は、柱状体2の側面22Sに縦長方向に沿って設けられており、一方、ここに挿入されるスリット体3は、柱状体2の上面22Uに対して面一となるように設けられている。
【0030】
ここで、スリット体3を挿入する場合、柱状体2の側面方向あるいは上方向から挿入できるようにし、左右の柱状体2で板状体3を挟み込めるようにしている。また、別の形態では、側面22S方向にスリット体3を抜けないようにするためにテーパー状に形成しておき、同様にテーパー状に形成された第二スリット部31に、上方からスリット体3を挿入して側面22Sの方向に抜けないようにすることもできる。そして、このようにスリット体3を挿入した後、そのスリット体3に設けられたスリット部21に板状体4を挿入し、隣接する柱状体2との間に壁面を設けるようにする。
【0031】
そして、このような柱状体2や板状体4に対して、水圧による柱状体2などの移動を防止するための突刺体6を設けるようにする。この突刺体6は、鉄筋を屈曲させて設けられるものであって、図2に示すように、柱状体2の側面に接する側面接触部61と、そこから柱状体2の底面に沿って屈曲し、地面に突き刺さる突刺部62を設けて構成される。この突刺部62は柱状体2の中央部分に位置するように設けられており、これによって柱状体2の重みによって地面に突き刺さるようになっている。一方、側面接触部61側は、鉄筋を屈曲させて設けるようになっており、仮に、その柱状体2に座った場合であっても、鉄筋の尖った先端端部で人間の脚などを怪我させないようにしている。なお、ここでは、突刺体6を別体の鉄筋で構成するようにしたが、柱状体2や板状体4のコンクリートを成型する際に、中央部分から突刺部62を突出させるように一体的に設けるようにしてもよい。また、ここでは柱状体2に突刺体6を設けるようにしたが、板状体6に同様の突刺体6を設けるようにすることもできる。
【0032】
このように上記実施の形態によれば、河川敷に間欠的に設けられ、上面22Uを平面状にするとともに、側面方向に向かってテーパー状に広がる縦長状のスリット部21を側面に有する柱状体2と、当該柱状体2の側面22Sに設けられ、隣接する柱状体2との間に挿入可能に設けられる板状体4とを備えるようにしたので、柱状体2の上面22Uを座面として使用することができ、ジョギングやサイクリング、散歩時における休憩場所として使用することができるようになる。また、隣接する柱状体2との間に板状体4を挿入することによって壁面を形成することができ、緊急時における河川の氾濫を防止することができるようになるとともに、曲がった河川に沿って立設された柱状体2に板状体4を挿入する場合であっても、その方向に沿って板状体4を傾斜させて挿入することができるようになる。
【0033】
また図4に示すように、前記柱状体2と別に、前記板状体4を挿入するためのスリット体3を独立して設け、柱状体2の側面22Sに、当該スリット体3を挿入するための第二スリット部31を設けるようにすれば、厚みの異なる板状体4を挿入する場合であっても、スリット体3を別のスリット体3に付け替えることで、厚い板状体4に対応することができる。
【0034】
さらに、当該スリット体3を、柱状体2の側面方向に向かってテーパー状に設けるようにすれば、スリット体3を柱状体2の上から挿入することで、側面22Sの方向に抜けるようなことがなくなり、スリット体3を固定することができる。
【0035】
また、柱状体2の底面に、地面に突刺して柱状体2の移動を規制するようにした突刺体6(突刺部62)を設けるようにしたので、水圧による柱状体2のずれを防止することができ、越水による被害を防止することができるようになる。
【0036】
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。
【0037】
例えば、上記実施の形態では、矩形状をなす柱状体2を例に挙げて説明したが、円柱状の柱状体2としてもよい。
【0038】
また、上記実施の形態では、柱状体2と柱状体2の間に板状体4を取り付けるようにしたが、好天時などで板状体4を取り付ける必要がない場合は、板状体4を取り外しておき、または、その板状体4を上下に平行な棒状体を有するガードレールとしても使用することができうる。
【0039】
さらに、上記実施の形態では、高さ35cm〜60cm程度、一辺40cm〜60cm程度の大きさの柱状体2としたが、大きさについてはこれに限定されるものでなく、人間が上面22Uに着座することができ、かつ、増水時の水圧に耐えられるようなものであれば、どのようなものであってもよい。このような柱状体2の他の例として、横長のベンチ状のものであってもよい。
【0040】
また、上記実施の形態では、板状体4を取り付けるようにしているが、この板状体4に傾斜センサーを取り付けておき、傾斜センサーによって傾きが検出された際に、警報を出力するようにしてもよい。このようにすれば、板状体4が水圧で傾斜した際に、河川の氾濫を報知することができ、近隣住民への避難をいち早く促すことができるようになる。このような傾斜センサーを取り付ける場合、板状体4に接するように棒状体を立設させておき、その上端にセンサー部を有する傾斜センサーを取り付けるようにするとよい。このようにすれば、板状体4の傾斜の検出以外に、板状体4を越えて水が氾濫してきた場合に、この棒状体が傾くことによって河川の氾濫をいち早く近隣住民に知らせることができるようになる。
【0041】
また、上記実施の形態では、板状体4を柱状体2の中央部分に挿入して設けるようにしたが、このようにすれば、河川側の壁面に凹凸ができてしまうため、流れ方向に沿った水圧がかかってしまう。このため、河川側の壁面については柱状体2と同一面となるような形状の板状体4を設けるようにしてもよい。この場合、板状体4は、スリットに挿入される部分と、隣接する柱状体2の対向する側面22Sに当接する段差部分と、柱状体2の河川側の壁面と同一面を構成する壁面とを有するような形状となる。
【符号の説明】
【0042】
1・・・立設構造
2・・・柱状体
21・・・スリット部
22U・・・上面
22S・・・側面
22D・・・下方部分
23・・・開口部
24・・・奥方
3・・・スリット体
31・・・第二スリット部
32・・・開口部
33・・・奥方
4・・・板状体
41・・・端部
5・・・突刺体
51・・・側面接触部
52・・・突刺部
図1
図2
図3
図4
図5
図6