【文献】
JUMAT SALIMON ET AL,Synthesis and Physical Properties of Estolide Ester Using Saturated Fatty Acid and Ricinoleic Acid,Journal of Automated Methods and Management in Chemistry,2011年12月31日,vol.2011,p.1-4
【文献】
Dermofarm,Hair Loss Adjuvant Treatment Advance Shampoo,Mintel GNPD,2012年12月,ID#:1938833
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
ヘアシャンプー組成物として使用するための、(組成物の全重量を基準にして)5〜20重量%の少なくとも一種の成分B及び(組成物の全重量を基準にして)0.01〜5重量%の少なくとも一種の成分Cを含む、請求項1〜4のいずれか一つに記載の化粧料組成物。
ヘアコンディショニング組成物として使用するための、(組成物の全重量を基準にして)0.1〜10重量%の少なくとも一種の成分Dを含むが、成分Cは含まない、請求項1〜4のいずれか一つに記載の化粧料組成物。
ヘアシャンプー/コンディショニング組成物としての複合製品として使用するための、少なくとも一種の成分B及び少なくとも一種の成分Dを含む、請求項1〜4のいずれか一つに記載の化粧料組成物。
リーブオン型コンディショニング組成物として使用するための、少なくとも一種の成分B及び/または少なくとも一種の成分Dを含む、請求項1〜4のいずれか一つに記載の化粧料組成物。
ヘアシャンプー及び/またはコンディショング組成物を濡れた毛髪に施用し、このシャンプー及び/またはコンディショニング組成物を泡立てそして毛髪から除去するステップを含む毛髪の処理方法であって、上記ヘアシャンプー及び/またはコンディショニング組成物が、請求項1〜4のいずれか一つに記載の式(3)の少なくとも一種のエストリド化合物、任意選択的に界面活性剤成分B、任意選択的に、増粘剤成分C、任意選択的にヘアコンディショニング成分D、及び任意選択的に成分A〜Dとは異なる更なる成分Eを含み、但し、上記シャンプー及び/またはコンディショニング組成物は少なくとも一種の成分Bまたは少なくとも一種の成分Dを含むことを特徴とする方法。
シャンプー及び/またはコンディショニング組成物が、アニオン性界面活性剤、非ポリマー型カチオン性第四級アンモニウム化合物から選択される少なくとも一種の界面活性剤成分Bを含む、請求項10または11に記載の方法。
上記シャンプー及び/またはコンディショニング組成物が、シャンプー組成物で毛髪を最初に処理した後に続いて、週一乃至週二で毛髪に施用される、請求項10〜13のいずれか一つに記載の方法。
ヘアリーブオン型ヘアコンディショニング組成物を乾燥もしくは濡れた毛髪に施用するステップを含む毛髪の処理方法であって、該リーブオン型コンディショニング組成物が、請求項1〜4のいずれか一つに記載の式(3)の少なくとも一種のエストリドエステル化合物、任意選択的に界面活性剤成分B、任意選択的に増粘剤成分C、少なくとも一種のヘアコンディショニング成分D、及び任意選択的に、成分A〜Dとは異なる更なる成分Eを含むことを特徴とし、次のステップ、
a)リーブオン型コンディショニング組成物を乾燥または濡れた髪に施用するステップ、b)必要に応じて、毛髪を乾燥するステップ、
を含み、
上記リーブオン型コンディショニング組成物が、毎日乃至週一で毛髪に施用される、方法。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明によれば、該化粧料組成物は、成分A、水及び少なくとも一種の成分Bまたは少なくとも一種の成分Dを含む。好ましくは、該組成物は、成分A、B、C及びEをまたは成分A、C、D及びEを含む。これらの成分を、より詳しく説明する。
成分A
成分A(エストリドエステル)は、該組成物の全重量を基準にして、0.1〜10重量%、好ましくは0.1〜8重量%、更により好ましくは0.2〜5重量%、特に0.2〜3重量%の量で該組成物中に存在してよい。
【0018】
本願で使用する場合、「エストリドエステル」という用語は、モノマーがエステル結合によって結合しているオリゴマー性脂肪酸エステルを意味する。「エストリドエステル」という用語は、当技術分野で既知の用語である。例えばWO2013/009471(特許文献3)参照。
【0019】
式(3)において、Rは、分岐状または線状C
3〜20アルキルから選択される。少なくとも一つの態様において、該組成物は、Rが分岐状もしくは線状C
3〜20アルキルである成分A化合物の混合物を含む。言い換えれば、この炭素鎖長範囲内のアルキル鎖を持つ化合物の混合物である。
【0020】
少なくとも一つの態様において、Rは、分岐状もしくは線状C
6〜12アルキルから、または分岐状もしくは線状C
6〜11アルキルから、または分岐状もしくは線状C
6〜10アルキルから選択される。少なくとも一つの好ましい態様において、Rは、分岐状もしくは線状C
6〜18アルキル、より好ましくは分岐状もしくは線状C
8〜16アルキル、更により好ましくは分岐状もしくは線状C
10〜16アルキル、最も好ましくは分岐状もしくは線状C
12〜14アルキルから選択される。少なくとも一つの態様において、該組成物は、Rが線状もしくは分岐状C
10〜16アルキルである成分A化合物の混合物を含み、例えば該組成物は、Rが線状もしくは分岐状C
10アルキルの成分A化合物、及びRが線状もしくは分岐状C
12アルキルである成分A化合物、及びRが線状もしくは分岐状C
14アルキルである成分A化合物、及びRが線状もしくは分岐状C
16アルキルである成分A化合物を含んでよい。特に好ましい態様の一つでは、該組成物は、Rが分岐状もしくは線状C
12〜14アルキルである成分A化合物の混合物を含む。
【0021】
成分Aは、式(3)を有する少なくとも一種のエストリドエステル化合物であって、式中、nは1〜20、好ましくは1〜15、更により好ましくは1〜10、更により好ましくは2〜8、特に3〜7であり;そしてRは分岐状もしくは線状C
8〜16アルキルから選択されるエストリドエステル化合物である。
【0022】
好ましい態様の一つでは、式(3)を有する化合物中のnの値は、1〜10、好ましくは1〜9、更により好ましくは2〜9、特に2〜8、最も好ましくは3〜7から選択してよい。好ましくは、成分Aは、トリマー(n=2)、テトラマー(n=3)、ペンタマー(n=4)、ヘキサマー(n=5)、ペンタマー(n=6)、オクタマー(n=7)、ノナマー(n=8)またはこれらの混合物である(または、を含む)。特に、成分Aはテトラマー(n=3)、ペンタマー(n=4)、ヘキサマー(n=5)、ヘプタマー(n=6)またはこれらの混合物である。
【0023】
好ましい態様の一つでは、式(3)の化合物中の残基Rは、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デカニル、ウンデカニル、ドデカニル、イソプロピル、イソヘキシル、2−メチルヘキシル、2−エチルヘキシル、2−エチルヘプチル、及び2−メチルオクチルからなる群から選択される。Rは、特に、2−エチルヘキシルまたはデカニルである。
【0024】
Rは水素であることができないため、成分Aはカルボン酸ではない。酸は、経時的な自己縮合などの不安定性の問題を起こし易いという欠点を持つために、望ましくない。本成分Aは、これに対して、優れた経時的安定性を例えば貯蔵中に供する。更に、カルボン酸は、硬水中でカルシウムと錯体を形成することができ、そうしてこれらを溶液から析出させてしまう。本成分Aはエステルであり、硬水エリア中で優れた性能を供する。更に、COO
−基のために、カルボン酸は、ケラチン繊維などの負に荷電した他の材料と反発する。本成分Aはエステルであり、負に荷電しない。その結果、本発明によるRの選択は、毛髪に施用するのに適した化粧料組成物中で優れた性能を供するという結果となる、というのも、成分Aは、ケラチン繊維上の負の荷電と反発しないからである。
【0025】
式(3)は、成分Aが不飽和であることを要求する。不飽和化合物は、これらが典型的には比較的低い融点、比較的高い可溶性及び比較的高い生分解性を有するという利点を持つ。
【0026】
少なくとも一つの態様において、成分Aは、同じnを有する式(3)の一種または複数種の化合物を含む。成分Aは、例えば、nが3の式(3)の化合物であってよい。
【0027】
他の好ましい態様の一つでは、成分Aは、nが1〜10の範囲で様々な式(3)の化合物の混合物である。これらの混合物の数平均分子量(Mn)は、GPC(ゲル透過クロマトグラフィ)によって決定してよい。GPCは、例えばnが1〜10の時の式(3)の化合物の混合物中に存在するエストリドエステルのモル質量分布を測定する助けとなり得る。
【0028】
成分Aは、リシノール酸からまたは商業的に入手可能な自己縮合生成物、例えばHostagliss(登録商標)L2、L4及びL6(Clariant社、DE)から出発してエステル化によって製造し得る。Hostagliss(登録商標)の番号は、平均オリゴマー化度を表している。L2は、ダイマーの平均分子量を持つ生成物混合物であり;L4は、テトラマーの平均分子量を持つ生成物混合物であり;そしてL6は、ヘキサマーの平均分子量を持つ生成物混合物である。
【0029】
好ましくは、2〜6当量のリシノール酸を、0.5〜2当量の一種もしくは複数種の分岐状もしくは線状C
3〜20アルキルアルコールでエステル化する。このエステル化は、酸で触媒してよい。適当な酸触媒は、例えば、次亜リン酸、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、リン酸または硫酸である。
【0030】
成分Aは、好ましくは、顕著な耐酸性を有することができる。室温(20℃)及び50℃で、酸性条件下に(ラウレス硫酸ナトリウム溶液中、及びpH3の調合したヘアコンディショナー中)、式(3)の化合物の99.99重量%が一週間の期間にわたって安定していた。リシノール酸を、分解生成物として分析試験したところ、50℃で一週間後のその濃度が、0.01%未満(該方法の検出限界が0.01%)でその初期値と同じであることが分かった。
【0031】
該組成物は、少なくとも一種の成分Aを含む。好ましくは、該組成物は、式(3)を有する化合物を一種超含む。
【0032】
式(3)の化合物は、R−リシノール酸、S−リシノール酸、またはこれらの混合物から誘導し得る。好ましい態様の一つでは、式(3)を有する化合物は、R−リシノール酸立体異性体を70重量%超の割合で含む。他の好ましい態様の一つでは、式(3)を有する化合物は、S−リシノール酸立体異性体を70重量%超の割合で含む。
【0033】
少なくとも一つの態様では、式(3)の成分Aは、1〜60、好ましくは5〜55、しばしば5〜46、場合により10〜46mgKOH/gのヒドロキシル価(OH価)を有する。ここでこのOH価は、ASTM D5558−95(2011)に従い測定される。OH価は、他の既知の方法、例えばASTM D94−07(2012)またはDIN51559−1(2009−04)などを用いても分析できる。ヒドロキシル価は、当技術分野で使用される周知のパラメータである。例えばEP2739147(特許文献4)、EP2739149(特許文献5)、EP2739146(特許文献6)、EP2739152(特許文献7)、EP2739148(特許文献8)、EP2739136(特許文献9)、EP2739151(特許文献10)を参照されたい。
【0034】
増加したヒドロキシル価は、混合物中の未反応アルコールの結果としても生じ得、そのためこのパラメータは、もし反応生成物が未反応アルコールをなおも含む場合には反応生成物を完全に特徴づけるものではない。酸価も使用することができ:低い酸価は、残留非エステル化エストリドの量が少ないこと、それ故、エストリドエステル含有率が高いことを示す。ここに記載のエストリドエステルの酸価は20よりも低い(好ましい態様の一つでは10未満)。酸価は、DIN EN ISO2114などの方法を用いて分析できる。
【0035】
少なくとも一つの態様では、成分Aは、600〜6000g/モル、好ましくは900〜5000g/モル、更により好ましくは1000〜3500g/モル、更により好ましくは1100〜3000g/モル、特に1200〜2200g/モルの数平均分子量(Mn)を有する。分子量は、高性能液体クロマトグラフィ(HPLC)、例えばサイズ排除クロマトグラフィ(SEC)、特にゲル透過クロマトグラフィ(GPC)を用いて測定し得る。
【0036】
リシノール酸は、天然に存在する脂肪酸であり、それ故、再生可能材料である。少なくとも一つの態様では、成分Aは、100%の天然及び再生可能材料から誘導される。更に、本発明による対応するエステルは、通常は、窒素部分またはアンモニウム部分を含まない。それ故、成分Aは、特に野外活動のための毛髪処理に必要な環境に優しいシャンプー及びコンディショナーの用途にとって、並びに環境意識の高い消費者のためのエコフレンドリーラベルを持つ製品の用途にとって理想的である。
成分B
該組成物は、任意選択的に、少なくとも一種の界面活性剤成分Bを含む。ここで使用する場合、「界面活性剤」とは、表面活性剤を意味する。少なくとも一つの態様において、界面活性剤は、少なくとも一つの疎水性部分と少なくとも一つの親水性部分とを持つ有機両親媒性化合物である。
【0037】
(洗浄性)界面活性剤としての成分Bは、アニオン性、非イオン性、ベタイン及び両性界面活性剤からなる群から選択してよい。成分Bは、該組成物の全重量を基準にして、0〜80重量%、好ましくは1〜50重量%、より好ましくは5〜20重量%の量で該組成物中に存在してよい。
【0038】
シャンプー組成物のための好ましい態様の一つでは、界面活性剤成分Bは、該組成物の全重量を基準にして、0〜80重量%、好ましくは1〜50重量%、更により好ましくは2〜25重量%、特に5〜25重量%の量で該組成物中に存在してよい。
【0039】
コンディショニング組成物及びリーブオン型コンディショニング組成物の好ましい態様の一つでは、界面活性剤成分Bは、該組成物の全重量を基準にして、0〜20重量%、好ましくは0〜10重量%、更により好ましくは0.01〜5重量%、特に0.1〜1重量%の量で該組成物中に存在してよい。
【0040】
他の好ましい態様の一つでは、界面活性剤成分Bはアニオン性界面活性剤である。ラウリルエーテル硫酸アンモニウム及びラウリルエーテル硫酸ナトリウム(SLES)は、本発明のヘアケア組成物中に使用するのに特に好ましい界面活性剤である。他の好適なアニオン性界面活性剤の具体例には、ポリオキシエチレンアルキルエーテルスルフェート、例えばラウレス硫酸ナトリウム(EMAL(登録商標)227E、Kao Chemicals)、イセチオネート、タウレート、C
14〜16オレフィンスルホン酸ナトリウム、C
12〜15パレス硫酸アンモニウム、ミリスチルエーテル硫酸ナトリウム、またはポリオキシエチレンアルキルスルフェート、例えばラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウリル硫酸ナトリウム、モノオレアミドスルホコハク酸二ナトリウム、ラウリルスルホコハク酸アンモニウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、及びN−ラウロイルサルコシン酸ナトリウムなどが挙げられる。
【0041】
他の好ましい態様の一つでは、界面活性剤成分Bは、非イオン性界面活性剤であり、これは、C
16〜C
40の範囲であってかつ約1〜約110個のアルコキシ基を有する、脂肪アルコール、アルキルフェノール、脂肪酸、脂肪酸エステル及び脂肪酸アミドのアルコキシル化された誘導体から選択してよい。これらのアルコキシ基は、C
2〜6オキシド及びそれらの混合物からなる群から選択され、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、及びそれらの混合物が典型的なアルコキシドである。そのアルキル鎖は、線状、分岐状、飽和または不飽和であってよい。これらのアルコキシル化非イオン性界面活性剤のうち、エトキシル化アルコール及びプロポキシル化アルコールが好ましい。アルコキシル化アルコールは、単独でまたは混合物として使用してよい。
【0042】
商業的に入手可能な非イオン性界面活性剤は、例示的には、Uniqema(Willmington USA在)社のBrij(登録商標)である。典型的には、Brij(登録商標)は、脂肪族アルコールとエチレンオキシドとの縮合生成物である。そのアルコールのアルキル鎖は、典型的には線状鎖であり、約8〜約22個の炭素原子を有する。エチレンオキシドは典型的には約1〜約54モルの範囲で使用される。例は、Brij(登録商標)72(すなわち、ステアレス−2)及びBrij(登録商標)76(すなわち、ステアレス−10)である。
【0043】
本発明での使用に適した他の非イオン性界面活性剤は、アルキルグリコシドであり、これは、長鎖アルコール、例えばC
8〜30アルコールと糖またはデンプンポリマーとの縮合生成物である。これらの界面活性剤の商業的に入手可能な例には、Cognis社(Ambler在)から入手できる、デシルポリグルコシド(APG(登録商標)325 CSとして入手可能)及びラウリルポリグルコシド(APG(登録商標)600CS及び625CSとして入手可能)などが挙げられる。グルカミド系界面活性剤(Clariant社、Germany在)も適しており、例えばGluco Tain(登録商標)またはGlucoPureのブランド名のものなどがある。また、ソルビタンエステル、例えばソルビタンモノパルミテート、Polysorbat 20またはPolysorbat 80も本発明において非イオン性界面活性剤として有用である。ソルビタンエステルは、モノエステル、ジエステル、トリエステル等々などの混合物を含んでよい。適当なソルビタンエステルの代表的な例には、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンステアレート、ソルビタンモノイソステアレート、及びソルビタンセスキオレエートなどが挙げられる。
【0044】
他の好ましい態様の一つでは、非イオン性界面活性剤はグリセリルエステル及びポリグリセリルエステルであり、これには、グリセリルモノエステル、典型的にはC
16〜22飽和、不飽和、線状及び分岐鎖脂肪酸のグリセリルモノエステル、例えばグリセリルオレエート、グリセリルモノステアレート、グリセリルモノイソステアレート、グリセリルモノパルミテート、グリセリルモノベヘネート、及びこれらの混合物などが挙げられる。
【0045】
脂肪酸ジエタノールアミド(DEA)を含む群から選択し得る非イオン性界面活性剤も本発明において有用である。典型的な例は、イソステアリン酸DEA、ラウリン酸DEA、カプリン酸DEA、リノール酸DEA、ミリスチン酸DEA、オレイン酸DEA、及びステアリン酸DEAである。
【0046】
他の非イオン性界面活性剤は、脂肪酸モノエタノールアミド、例えばココナッツ脂肪酸モノエタノールアミド、脂肪酸モノイソプロパノールアミド、例えばオレイン酸モノイソプロパノールアミド、ラウリン酸モノイソプロパノールアミド、アルキルアミンオキシド、例えばN−ココジメチルアミンオキシド、N−ラウリルジメチルアミンオキシド、N−ミリスチルジメチルアミンオキシド、及びN−ステアリルジメチルアミンオキシド、N−アシルアミンオキシド、例えばN−ココアミドプロピルジメチルアミンオキシド及びN−タローアミドプロピルジメチルアミンオキシド、及びN−アルコキシアルキルアミンオキシド、例えばビス(2−ヒドロキシエチル)C
12〜15アルコキシ−プロピルアミンオキシドを含む群から選択される。
【0047】
他の好ましい態様の一つでは、界面活性剤成分Bは、両性界面活性剤であり、これは、アルカリ性溶液中ではアニオン性界面活性剤として、または酸性溶液中ではカチオン性界面活性剤として作用することができる。例は、ココアンフォカルボキシグリシネート、ココアンフォカルボキシプロピオネート、ココベタイン、コカミドプロピルベタイン、N−コカミドプロピルジメチルグリシン、N−ラウリル−N−カルボキシメチル−N−(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミンである。
【0048】
アルファ−(テトラデシルジメチルアンモニオ)アセテート、ベータ−(ヘキサデシルジエチルアンモニオ)プロピオネート、及びガンマ−(ドデシルジメチルアンモニオ)ブチレートなどのベタイン類、及び3−(ドデシルジメチルアンモニオ)−プロパン−1−スルホネート及び3−(テトラデシルジメチルアンモニオ)エタン−1−スルホネートなどのスルタイン類が挙げられる。
【0049】
上記の界面活性剤は、単独でもまたは組み合わせとしても、本発明による組成物中に使用できる。
【0050】
この成分Bは、成分A、C、D及びEとは異なるべきである。
成分C
該組成物は、任意選択的に、少なくとも一種の増粘剤成分Cを含む。ここで使用する場合、「増粘剤(thickener)」という用語とは、増稠剤(thickening agent)を意味する。少なくとも一つの態様では、増粘剤は、このような化合物を含まない組成物と対比して組成物の粘度を高めることができる化合物である。少なくとも一つの態様では、増粘剤はレオロジー改質剤である。
【0051】
本発明の化粧料組成物は、該組成物の全重量を基準にして0〜10重量%、好ましくは0〜5重量%、更により好ましくは0.01〜5重量%、特に0.05〜2重量%の量で少なくとも一種のレオロジー改質剤、特に増粘剤成分Cを含むことができる。
【0052】
ここで適当な例は、セルロース系増粘剤、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、及びカルボキシメチルセルロース、グアーガム、例えばヒドロキシプロピルグアー、微生物起源のガム、例えばキサンタンガム及びスクレログルカン、及び合成増粘剤、例えばカルボマー等のアクリル酸の架橋ホモ−もしくはコポリマー及び/またはアクリルアミドプロパンスルホン酸の架橋ホモ−もしくはコポリマーである。
【0053】
この成分Cは、成分A、B、D及びEとは異なるべきである。
成分D
該組成物は、任意選択的に、少なくとも一種のヘアコンディショニング成分Dを含む。ここで使用する場合、「ヘアコンディショング成分」という用語は、ヒトの毛髪などのケラチン繊維をコンディショニングできる化合物を意味する。本発明の化粧料組成物は、該組成物の全重量を基準にして0〜25重量%、好ましくは0〜15重量%、更により好ましくは0.1〜10重量%、特に0.1〜5重量%の量でヘアコンディショニング成分Dを含むことができる。この成分Dは、成分A、B、C及びEとは異なるべきである。
【0054】
コンディショニング成分Dは、当技術分野で既知の任意のコンディショニング剤であってよいが、好ましくは、カチオン性界面活性剤、シリコーン、第四級アンモニウム化合物、及び天然もしくは合成カチオン性ポリマーからなる群から選択してよい。
【0055】
完全には洗い流されないカチオン性成分が、本発明による組成物に好適であり得る。カチオン性成分の親水性端部は、負に荷電したアミノ酸を含むケラチンと結合でき、他方、その分子の疎水性端部は毛髪表面を保護する。
【0056】
好ましくは、カチオン性界面活性剤は、カチオン性第四級アンモニウム化合物、アミドまたはアミン系コンディショニング剤及びカチオン性ポリマーである。適当な従来からのカチオン性コンディショニング剤には、カチオン性第四級アンモニウム塩などが挙げられる。このような塩の例には、次式(4)を有するものなどが挙げられる:
【0057】
【化4】
[式中、
N
+は、正に荷電した窒素原子であり、
R1は、C
1〜22アルキルの脂肪族基、またはアリール(例えばフェニル)、または12〜22個の炭素原子を有するアルキル−アリール基であり;
R2及びR3は、それぞれ独立して、C
1〜22アルキルを有する脂肪族基であり;及び
R4は、C
1〜3アルキル基であり、そして
X
−は、ハロゲン(例えばCl
−)、アセテート、ホスフェート、ニトレート及びメチルスルフェート残基から選択されるアニオンである。]
【0058】
前記脂肪族基は、炭素原子の他に、エーテル結合並びにアミド基を含んでいてもよい。適当な第四級アンモニウム化合物は、モノ長鎖アルキル、ジ長鎖アルキル、トリ長鎖アルキルなどであってよい。
【0059】
式(4)のこのような第四級アンモニウム塩の例には、ベンズアルコニウムクロライド、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド、セチルトリメチルアンモニウムクロライド(CTAC)、ベヘントリモニウムクロライド(BTAC)及びセチルピリジニウムクロライドなどが挙げられる。
【0060】
脂肪酸と多官能性アミンとの縮合生成物であるアミドアミン塩も適している。例示的には、式R’CONH(CH
2)
nNR
1R
2を有するものであり、式中、R’COは、脂肪アシル基、例えばステアロイルであり、R
1及びR
2はメチルまたはエチルであり、そしてnは2または3である。このような化合物の例には、ステアラミドプロピルジメチルアミンなどが挙げられる。Alco,Inc.社の製品NECON(登録商標)を参照されたい。第一級、第二級または第三級脂肪アミンの塩も適切であり、この際、置換した基は、12〜22個の炭素原子を有する。このようなアミンの例には、ジメチルステアラミン、ジメチルソイアミン、ステアリルアミン、ミリスチルアミン、トリデシルアミン及びトリエチルステアラミンなどが挙げられる。
【0061】
カチオン成分としては、様々な合成カチオン性ポリマーが適しており、これには、第四級化されたセルロースエーテル、ビニルピロリドンのコポリマー、アクリルポリマー、例えばジメチルジアリルアンモニウムクロライド及びアクリルアミドのホモポリマーもしくはコポリマーなどが挙げられる。このような化合物は、MERQUAT(登録商標)(Merck社)として販売されている。アクリル酸もしくはメタクリル酸、アクリルアミド、メチルアクリルアミド、ジアセトンアクリルアミドから誘導される様々なタイプのホモポリマーもしくはコポリマーも適している。
【0062】
ジメチコーンまたはシクロメチコーンなどのシリコーン類は典型的な光沢剤である。シリコーン類として好適なものは、揮発性または非揮発性非イオン性シリコーン液、シリコーンエマルション、シリコーン樹脂、及びシリコーン半固形物または固形物である。揮発性シリコーン類は、20℃で水銀の少なくとも2mmの蒸気圧として定義される測定可能な蒸気圧を有する線状もしくは環状シリコーン類である。また、水不溶性非揮発性シリコーン液も好適であり、これには、ポリアルキルシリコーン類、例えばポリジメチルシロキサン類;ポリアリールシロキサン類;ポリアルキルアリールシロキサン類、例えばポリメチルフェニルシロキサン類;ポリエーテルシロキサンコポリマー、例えばポリプロピレンオキシドで変性したジメチルポリシロキサン;アミン官能性シリコーン類;及びこれらの混合物などが挙げられる。
成分E
本発明の化粧料組成物は、該組成物の全重量を基準にして0〜80重量%、好ましくは0〜50重量%、更により好ましくは0.01〜10重量%、特に0.1〜8重量%の量で更なる成分Eを含むことができる。成分Eは、成分A〜Dとは異なるものである。
【0063】
成分Eは例示的には、色変更剤成分、顕色剤成分、前処理成分及び/または後処理成分である。
【0064】
このような成分には、毛髪処理組成物に典型的に使用される周知慣用の添加剤、例えば着色剤、塩基性化及び酸性化剤(例えば、クエン酸または水酸化ナトリウム)、緩衝剤、ゲル化剤、成分Cとは異なるレオロジー改質剤、例えば塩化ナトリウム、乳化剤、酸化防止剤、当技術分野で既知の全てのフレグランス、例えば線状及び環状テルペン類、及びキレート化剤などが挙げられる。
【0065】
更に、成分Eは、酸性度調節剤(ヘアケア組成物のpHを約3〜6に維持するためのもの)、成分B及びDとは異なる帯電防止剤、潤滑剤、例えばセテアリールアルコールなどの脂肪アルコールまたはプロビタミン、例えばパンテノール、保湿剤、例えばヒューメクタント、グリセリン及びエチレングリコール、オイル、例えば天然オイル及び有機オイル、防腐剤、例えば安息香酸、クオタニウム−15、及びDMDMヒダントイン、金属イオン封鎖剤、補強剤、例えば加水分解したタンパク質を含むもの、植物エキス、ビタミン類、例えばビタミンC、サンプロテクター、例えばベンゾフェノン及び二酸化チタン、及びサーマルプロテクター、例えば吸熱性成分からなる群から選択してよい。
【0066】
成分Eは、適当なオイルであってもよく、これには、式R’CO−OR’’のエステルなどが挙げられ、式中、R’及びR’’は、それぞれ独立して、C
4〜20直鎖状もしくは分岐鎖状アルキル、アルケニルまたはアルコキシ−カルボニルアルキルもしくはアルキルカルボニル−オキシアルキルである。このようなエステルの例には、イソトリデシルイソノナノエート、PEG−4ジヘプタノエート(PEG=ポリエチレングリコール)、イソステアリルネオペンタノート、トリデシルネオペンタノート、セチルオクタノエート、セチルパルミテート、セチルリシノレエート、セチルステアレート、セチルミリステート、イソプロピルミリステート、ココ−ジカプリレート/カプレート、デシルイソステアレート、イソデシルオレエート、イソデシルネオペンタノエート、イソヘキシルネオペンタノエート、オクチルパルミテート、ジオクチルマラート、トリデシルオクタノエート、ミリスチルミリステート、オクトドデカノール、及び脂肪アルコール、例えばオレイルアルコール、イソセチルアルコールなどが挙げられる。
【0067】
オイルは、脂肪酸のグリセリルエステル、またはトリグリセリド、例えばヒマシ油、ラノリン油、トリイソセチルシトレート、C
10〜18トリグリセリド、カプリル酸/カプリン酸/トリグリセリド、ココナッツ油、鉱油、アーモンド油、アプリコットカーネル油、アボカド油、ババス油、イブニングプリムローズ油、アマナズナ種子油、グレープシード、マカデミア種子油、コーン油、メドウフォーム種子油、ミンク油、オリーブ油、パーム核油、ベニバナ油、ゴマ油、ダイズ油、ヒマワリ油、小麦胚芽油、及びトウツバキ種子油を含んでいてよい。
【0068】
また、主として他のアルコールとの反応によって変性された脂肪酸モノ−、ジ−及びトリグリセリドであるグリセリルエステル(脂肪酸のグリセリルエステルである油脂は除く)、例えばアセチル化ヒマシ油、グリセリルステアレート、グリセリルジオレエート、グリセリルジステアレート、グリセリルトリオクタノエート、グリセリルジステアレート、グリセリルリノレエート、グリセリルミリステート、グリセリルイソステアレート、PEGヒマシ油、PEGグリセリルオレエート、PEGグリセリルステアレート、及びPEGグリセリルタローワートもオイルとして適している。非揮発性炭化水素、例えばイソパラフィン、水素化ポリイソブテン、鉱油及びスクアレンも有機油として適している。種々のラノリン誘導体、例えばアセチル化ラノリン、アセチル化ラノリンアルコール、及び種々のフッ素化油、例えばフルオロゲルベエステルまたはパーフルオロポリエーテルもオイルとして適している。他の好適なオイルには、ソルビタン誘導体、例えばPEGソルビタン蜜蝋、PEGソルビタンイソステアレート、PEGソルビタンラノラート、PEGソルビタンラウレート、PEGソルビタンオレエート、PEGソルビタンパルミテート、PEGソルビタンステアレート、ポリソルベート、ソルビタントリオレエート、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタンステアレート、及びソルビタントリステアレートなどが挙げられる。
【0069】
該化粧料組成物は、少なくとも一種の成分Aを水及び少なくとも一種の成分B及び/またはDと混合することによって調製し得る。任意選択的に、少なくとも一種の成分C及び/または少なくとも一種の成分Eを組成物に加えてもよい。
【0070】
本発明によるシャンプー組成物は、該組成物の全重量を基準にして、
0.5〜20重量%、好ましくは0.5〜5重量%の成分A、
1〜80重量%、好ましくは5〜20重量%の成分B、
0〜30重量%、好ましくは0.05〜5重量%の成分C、
0〜20重量%、好ましくは0.1〜5重量%の成分D、
0〜30重量%、好ましくは0.1〜10重量%の成分E、
及び水、
を含んでよい。
【0071】
本発明によるコンディショニング組成物は、該組成物の全重量を基準にして、
0.1〜20重量%、好ましくは0.2〜5重量%の成分A、
0〜30重量%、好ましくは0〜5重量%の成分B、
0〜20重量%、好ましくは0〜5重量%の成分C、
0〜30重量%、好ましくは0.1〜15重量%の成分D、
0〜80重量%、好ましくは0.1〜8重量%の成分E、
及び水、
を含んでよい。好ましい態様の一つでは、コンディショニング組成物は、成分Cを含まない。
【0072】
少なくとも一つの態様では、該コンディショニング組成物は、67〜99.6重量%の水、及び
0.2〜5重量%の成分A、
0〜5重量%の成分B、
0.1〜15重量%の成分D、
0.1〜8重量%の成分E、
を含む。
【0073】
少なくとも一つの態様では、該リーブオン型コンディショニング組成物は、55〜99.4重量%の水、及び
0.01〜5重量%の成分A、
0〜5重量%の成分B、
0.01〜5重量%の成分C、
0.5〜20重量%の成分D、
0.01〜10重量%の成分E、
を含む。
【0074】
本発明の方法では、本発明による化粧料組成物を含む組成物を毛髪に施用する。好ましくは、該化粧料組成物を含む組成物は濡れた毛髪に施用される。少なくとも一つの態様では、本発明による方法は、本発明による化粧料組成物を毛髪に施用することを含む。
【0075】
好ましい態様の一つでは、先ず、本発明による化粧料組成物を含むシャンプー組成物を、約10秒間〜5分間の範囲の期間、毛髪に施用する。次いで、このシャンプー組成物を、水を用いて毛髪からすすぎ落とす。第二のステップでは、本発明による化粧料組成物を含むコンディショニング組成物を毛髪に施用する。このコンディショニング組成物は約1〜10分間毛髪上に残してもよいし、または直ぐにすすぎ落としてもよいし、またはキットに規定の指示に推奨される通りでもよい。指定の時間が経過した後、この混合物を水で毛髪からすすぎ落とす。
【0076】
任意選択的に、式(3)を有する化合物を含んでいてよい後処理組成物を毛髪に施用することができ、そしてすすぎ落としても、落とさなくてもよい。後処理組成物の施与に続いて、毛髪を望むようにスタイリングしてよい。
【0077】
他の好ましい態様の一つでは、本発明による化粧料組成物を含むリーブオン型組成物を乾いたもしくは濡れた毛髪に施用する。本発明によるリーブオン型コンディショニング組成物を濡れた毛髪に施用した後、毛髪を、ドライヤー、フラットアイロン、カール用アイロン、乾燥フードまたは空気によって乾燥してよい。次いで、毛髪を、望むようにスタイリングしてよい。本発明によるリーブオン型組成物を乾燥した毛髪に施与した後は、追加の処理は必要ではないが、望み通りにスタイリングし得る。
【0078】
シャンプー組成物、及び/またはコンディショニング組成物、及び/または後処理組成物、及び/またはリーブオン型コンディショニング組成物は、これらを、消費者のニーズに応じて、毎日、一週間に二度または一週間に一度使用し得るように、キットとして提供することができる。好ましくは、シャンプー及びコンディショニング組成物は、一週間に一度から一週間に二度使用される。
【0079】
他の好ましい態様の一つでは、式(3)を有する少なくとも一種の化合物を含むシャンプーとコンディショナーとの兼用組成物を含む組成物を、約10秒間〜5分間の範囲の期間、(濡れた)毛髪に施与する。
【0080】
この組成物は約1〜10分間毛髪上に残してもよいし、または直ぐにすすぎ落としてもよいし、またはキットに規定の指示に推奨される通りでもよい。指定の時間が経過した後、この混合物を水で毛髪からすすぎ落とす。
【実施例】
【0081】
式(3)を有する化合物を含む化粧料組成物は、ヒト及び動物の毛髪のケアに適している。本発明を、更に以下の例及び請求の範囲によって説明する。
使用した方法
分子量は、カラム材料として変性スチレンジビニルベンゼンコポリマーを用いたゲル透過クロマトグラフィ(GPC)を使用して測定する。以下のカラムを使用する:1×ガードカラム、10μm、50mm×8mmID、及び2×GPCカラム 100Å、5μm、300mm×8mmID(PSS SDV)。
【0082】
キャリブレーションは、682〜28000g/モルの範囲のポリスチレンを用いて行い、そして検出は、蒸発光散乱検出器(ELSD)を用いて行う。溶離液としてテトラヒドロフランを使用し、注入体積は2μLであり、そして実験は、40℃で、1.0mL/分の流速で行う。
【0083】
Hostagliss(登録商標)L4(Clariant社、Frankfurt在)は、テトラマーの平均分子量(おおよそ1300g/モル)を持つ自己縮合生成物混合物である。粘度(20℃)は約1100mPa s(DIN ISO53015、2001−02)である。
【0084】
例3、5及び6の化合物を得るために反応に使用するHostagliss(登録商標)L4及びリシノール酸の質量の計算のためには、酸(工業グレード材料)の有効成分濃度は、実験的に決定した酸価から計算する。
例1:
Hostagliss(登録商標)L4(Clariant社、Germany在)及び2−エチルヘキサノールからのエストリドエステルの製造
【0085】
【化5】
Hostagliss(登録商標)L4(300.1g)を、攪拌機、還流冷却器及び温度計を備えた1L四つ首フラスコ中に仕込み、そして窒素雰囲気下にセットする。次亜リン酸(1.7g)をシリンジを介して加え、次いで2−エチルヘキサノール(34.3g)を10分間かけて滴下する。この反応混合物を160℃に加熱し、そして一時間還流する。
【0086】
次いで、還流冷却器を蒸留ブリッジに取り替え、そして揮発物を160℃で19時間、留去する。生成物(276.9g)を、貯蔵用のフラスコに入れ、そして分析する。
例2:
リシノール酸(4当量)及び2−エチルヘキサノールからのエストリドエステルの製造
【0087】
【化6】
攪拌機、温度計及び蒸留ブリッジを備えた500mL容積の四つ首丸底フラスコを窒素雰囲気下にセットし、そしてリシノール酸(298.5g)及び2−エチルヘキサノール(32.6g)を仕込む。この混合物を170℃に加熱し、そして揮発物を4.5時間で留去する。次いで、メタンスルホン酸(0.56g)を加え、そしてこの反応混合物を166〜170℃に9時間加熱し、そして揮発物を留去する。その生成物(258.4g)を貯蔵用のフラスコに入れ、そして分析する。
例3:
リシノール酸(2当量)及び2−エチルヘキサノールからのエストリドエステルの製造
【0088】
【化7】
攪拌機、温度計及び蒸留ブリッジを備えた500mL容積の四つ首丸底フラスコを窒素雰囲気下にセットし、そしてリシノール酸(320.1g)及び2−エチルヘキサノール(63.2g)を仕込む。この反応混合物を170℃に加熱し、そして揮発物を3時間留去する。
【0089】
次いで、p−トルエンスルホン酸(0.95g)を加え、そしてこの反応混合物を166〜170℃に9時間加熱し、そして揮発物を留去する。その生成物(330.0g)を貯蔵用のフラスコに入れ、そして分析する。
例4:
Hostagliss(登録商標)L4及びデカノールからのエストリドの製造
【0090】
【化8】
Hostagliss(登録商標)L4(300.0g)を、攪拌機、還流冷却器及び温度計を備えた500mL容積の四つ首フラスコ中に仕込み、そして窒素雰囲気下にセットする。次亜リン酸(1.7g)をシリンジを介して加え、次いで1−デカノール(41.6g)を10分間かけて滴下する。この反応混合物を155〜165℃に加熱し、そして一時間還流する。
【0091】
次いで、還流冷却器を蒸留ブリッジに取り替え、そして揮発物を165〜178℃で16時間留去する。生成物(285.1g)を、貯蔵用のフラスコに入れ、そして分析する。
例5:
リシノール酸(2当量)及びデカノールからのエストリドエステルの製造
【0092】
【化9】
攪拌機、温度計及び蒸留ブリッジを備えた500mL容積の四つ首丸底フラスコを窒素雰囲気下にセットし、そしてリシノール酸(320.1g)及び1−デカノール(79.2g)を仕込む。この反応混合物を170℃に加熱し、そして揮発物を5時間留去する。
【0093】
次いで、p−トルエンスルホン酸(0.95g)を加え、そしてこの反応混合物を149〜168℃に6時間加熱し、そして揮発物を留去する。その生成物(359.5g)を貯蔵用のフラスコに入れ、そして分析する。
例6:
リシノール酸(4当量)及びデカノールからのエストリドエステルの製造
【0094】
【化10】
攪拌機、温度計及び蒸留ブリッジを備えた500mL容積の四つ首丸底フラスコを窒素雰囲気下にセットし、そしてリシノール酸(320.1g)及び1−デカノール(39.6g)を仕込む。この反応混合物を170℃に加熱し、そして揮発物を4時間留去する。次いで、p−トルエンスルホン酸(0.95g)を加え、そしてこの反応混合物を156〜174℃に33時間加熱し、そして揮発物を留去する。
【0095】
その生成物(289.0g)を貯蔵用のフラスコに入れ、そして分析する。
例6a:
リシノール酸(4当量)及びラウリルアルコール(ドデカノール)からのエストリドエステルの製造。ラウリルアルコールは、Kaoから購入できる(Kalcol 2098)。
【0096】
【化11】
攪拌機、温度計及び蒸留ブリッジを備えた500mL容積の四つ首丸底フラスコを窒素雰囲気下にセットし、そしてリシノール酸(320.1g)、p−トルエンスルホン酸(0.95g)及び1−ドデカノール(45.8g)を仕込む。この反応混合物を170℃に加熱し、そして揮発物を13時間留去する。
【0097】
その生成物(312.3g)を貯蔵用のフラスコに入れ、そして分析する。
例6b:
リシノール酸(4当量)及びラウリル−ミリスチルアルコールからのエストリドエステルの製造。ラウリル−ミリスチルアルコールは、Wilmarから購入できる(Wilfarol 1214)。
【0098】
【化12】
攪拌機、温度計及び蒸留ブリッジを備えた500mL容積の四つ首丸底フラスコを窒素雰囲気下にセットし、そしてリシノール酸(320.1g)、p−トルエンスルホン酸(0.95g)及びラウリル−ミリスチルアルコール(48.5g)を仕込む。この反応混合物を170℃に加熱し、そして揮発物を13時間留去する。
【0099】
その生成物(312.3g)を貯蔵用のフラスコに入れ、そして分析する。
【0100】
【表1】
シャンプー組成物の調製
本発明によるシャンプー組成物は、表2に記載の成分を混合することによって調製する。
【0101】
全ての製品は、市場で入手できる典型的なヘアシャンプー製品と類似の外観及び優れた物性を有するクリーム状の白色の液体である。これらの組成物のpH値は6に調節する。
【0102】
【表2】
例7による組成物は、6週間を超える期間安定しており、そしてベタイン含有例8と比べてより良好な毛髪処理性能を示した。例7及び8は、エストリドエステルは、シャンプー組成物中の副界面活性剤(secondary surfactant)を置き換えることができるが、それらのコンディショング特性の故に、これらは、典型的なコンディショニング成分、例えばクワット類(quats)、シリコーン類またはオイル類の代わりとも考え得ることを例示している。
【0103】
例9、10、11:
表2(例7)と同じ成分量を有するSLESの代わりにイセチオネートを含む表2(例7)と同じ成分量を有するヘアシャンプー組成物(例9)、またはSLESの代わりにグリシネートを含むヘアシャンプー組成物(例10、表2の例7と同じ成分量を有する)、またはSLESの代わりにタウレートを含むヘアシャンプー組成物(例11、表2の例7と同じ成分量を有する)は類似の利益を与える。
【0104】
例12:
表2(例7)と同じ成分量を有するが、0.8重量%のエストリドエステル及び1.5重量%のシリコーンの代わりに2.3重量%のエストリドエステルを含むヘアシャンプー組成物は、毛髪の処理に類似の利益を与える。
【0105】
例13:
表2(例7)と同じ成分量を有するが、カチオン性ポリマーの代わりにコカミドプロピルベタインを含むヘアシャンプー組成物は類似の利益を与える。
【0106】
シャンプー組成物の使用
毛髪見本(Kerling社製の暗褐色のストレートヨーロピアンヘアトレス、それぞれ15cm長、約2.6gの毛髪を使用した)を用いて検証を行う。これらの毛髪見本を前処理し(14重量%ラウリルエーテル硫酸ナトリウム(SLES)溶液を用いたベース洗浄)、次いで次のステップに従い例7からのシャンプー組成物を用いて処理する。
a)毛髪を濡らし;
b)シャンプー組成物を施用し;
c)毛髪中にシャンプーを泡立て及び揉み込み;
d)シャンプー組成物を毛髪から除去する(すすぐ)。
【0107】
櫛通し力の測定
湿式及び乾式梳き力を、Diastron(UK)MTT175を用いて測定する(乾燥梳きの場合には、少なくとも12時間の乾燥時間の後)。見本は、測定の前に三度前もって櫛を通しておく。
【0108】
表3は、例7からのシャンプーで処理した毛髪について湿式(平均)及び乾式(最大)櫛通し力(グラム力(gmf)を示す。
【0109】
比較として、比較例8によるコカミドプロピルベタイン(CapB))を0.8重量%の等価の有効成分濃度で含む類似のシャンプー(表2中の組成を参照)を使用する。
【0110】
【表3】
表3は、エストリドエステルを含まないシャンプーで処理した毛髪と比較した場合の、式(3)を有する化合物を含む例7からのシャンプーで処理した毛髪の櫛通し力の驚くべき程の改善を実証している。
【0111】
更に、シャンプー組成物(例7)で処理した後の乾燥した毛髪は、毛髪上への脂性効果なく、良好な触感の結果を示し及び良い毛髪の外観をもたらす。
毛髪の輝きの測定
毛髪見本にシャンプー組成物を使用した後、この毛髪プローブを毛髪の輝きについて試験した(Bossa Nova Tech社のSamba Hair System使用)。この測定技術は、半円形配置でドラム上に設置された毛髪見本から反射される光強度の定量的評価を可能にする。この技術は、次の成分を選択的に分析する:
−第一の反射(輝き):繊維表面からの反射、毛髪上に輝きの帯を生成する。
−第二の反射(クロマ):繊維の底面からの透過光の反射 − 繊維に特異的な色情報を持つ帯を生成する。
−拡散光が、内部散乱から生じ、これは「バルクヘア」の輝き及び色強度に相当する。
【0112】
輝きの測定の結果を表4に纏める:(例7の本発明による)組成物で処理した毛髪見本は、CapBを含む比較組成物(例8)で処理した毛髪見本よりも強い輝きを示す。
【0113】
【表4】
表4は、エストリドエステルを含まないシャンプーで処理した毛髪と比較した場合の、式(3)を有する化合物を含む例7からのシャンプーで処理した毛髪の輝きのおおよそ10%の改善を実証している。
ヘアコンディショニング組成物の調製
リンスオフ型ヘアコンディショニング組成物(例14〜55)を、表5に記載の成分を混合することによって調製する。
【0114】
全ての組成物は、市場で入手できる典型的なヘアコンディショナー製品と類似の外観及び優れた物性を有するクリーム状の白色の粘性液体である。これらの組成物のpH値は4に調節する。
【0115】
【表5】
【0116】
【表6】
【0117】
【表7】
【0118】
【表8】
【0119】
【表9】
【0120】
【表10】
【0121】
【表11】
【0122】
【表12】
リンスオフ型コンディショニング組成物の使用
例7及び例8に記載のものと同タイプの毛髪見本を使用する。見本を前処理し(14重量%ラウリルエーテル硫酸ナトリウム(SLES)溶液を用いたベース洗浄)、コンディショニング組成物のうちの一つで処理する。リンスオフ型ヘアコンディショニング組成物(例14〜55)を、次のステップに従い使用する:
a)任意選択に、シャンプー組成物を毛髪に施用する;
b)任意選択に、毛髪を該シャンプー組成物で洗浄する;
c)任意選択に、該シャンプー組成物を毛髪から除去する;
d)ヘアコンディショニング組成物を毛髪に施用する;
e)上記コンディショニング組成物を毛髪から除去する(すすぐ)。
【0123】
比較として、比較例56によるベヘントリモニウムクロライド(BTAC)を2.0重量%の有効成分濃度で含む類似のコンディショング組成物を使用する(表5中の組成を参照)。
【0124】
湿式及び乾式櫛通し力を、Diastron(UK)MTT175を用いて測定する(乾燥櫛通しの場合には、少なくとも12時間の乾燥時間の後)。見本は、測定の前に三度前もって櫛を通しておく。表6は、例28、30、32、48、50、52及び55の本発明によるコンディショナー組成物で処理したバージンヘアについての湿式(平均)櫛通し力の結果を示す(表5の組成を参照)。
【0125】
比較として、例56によるベヘントリモニウムクロライド(BTAC)を2重量%の有効成分濃度で含む類似のコンディショナー組成物を使用する。
【0126】
【表13】
エストリドエステル及び減少させたCTACを含む組成物を使用することによって、市販の標準的なBTAC含有組成物(comp.=比較組成物、すなわち本発明に従うものではない組成物)と比べて湿式櫛通し力が大きく改善できることが明らかに確認される。加えて、表7に示すように、CTACを含むがエストリドエステルは含まない組成物と比べて、ダメージヘア(4時間漂白)の乾式櫛通し力も低下する。
【0127】
【表14】
更に、表8に示すように、エストリドエステル含有ヘアコンディショナーを用いた後、バージンヘア及びダメージヘアの両方の毛髪のツヤが改善される。新規のコンディショナーの性能を、例57のCTAC含有コンディショナーと比較する。
【0128】
【表15】
例58:化粧料製品中でのエストリドエステルの安定性
エストリドエステルは、酸性環境中で加水分解することが期待できた。本発明のシャンプー及びリンスオフ型ヘアコンディショナーは水性系であり、それのpHはそれぞれ約pH6及びpH4であることができる。加水分解の故に、酸性pHで調製されかつエステル化合物を含む化粧用であるが家庭用でもある製品は、しばしば安定性を示す及び/またはエステルの化学的分解の故に性能が経時的に低下する。しかし、組成物中のここで提示されるエストリド分子はこの問題を解消し、そして低pHで優れた安定性を示す。
【0129】
例示的には、SLESを加えた水中の例1の溶液は、新鮮なサンプルでは0.01%[質量/質量、すなわちm/m]のリシノール酸(加水分解性生成物として)を示し、そして50℃で一週間後に上昇は記録されなかった。0.01%[m/m]の値は、液体クロマトグラフィ法の検出限界である。同様に、完成したヘアコンディショナー製品(例26)は、リシノール酸含有率の上昇は示さなかった。
それ故、該化粧料組成物は、安定しており、加水分解生成物としてのリシノール酸の増加は示さないことが確認される。
【0130】
式(1)の化合物は、特に酸性条件下に自己縮合を起こす傾向があり、これはpH<7での完成製品の貯蔵安定性に影響を与える恐れがある。これは、式(3)のエステル化エストリド、例えば例1〜例6bを使用することによって避けることができる。
例59:Hostagliss(登録商標)L4との比較
Hostagliss(登録商標)L4(Clariant社、Germany在)の構造は、例1についての反応スキーム中に上に示した通りである。これはカルボン酸である。湿式及び乾式櫛通し力は、本発明による組成物(59x)及び二つの比較組成物(59y及び59z)で以下の処理を必要とした。ここで、59yと59xは、59yがカルボン酸のHostagliss(登録商標)L4を含み、他方、59xは、本発明による負に荷電してない成分Aである点で異なる。
【0131】
【表16】
それ故、組成物59y及び59zを用いた場合の櫛通しに必要なより高い力から見て、本発明の成分Aを含む組成物59xは、比較組成物59y及び59zに対して、毛髪の絡みのほぐし及びコンディショニングに優れると結論付けることができる。更に、Hostagliss(登録商標)L4は、カチオン性界面活性剤よりもコンディショング有効成分としての働きは悪かった。このことは、カルボン酸基のアニオン荷電が毛髪と反発して、それ故、そのコンディショニング機能を果たすためには毛髪に十分に付着できないことを指し示している。
本願は特許請求の範囲に記載の発明に係るものであるが、本願の開示は以下も包含する:
1.
水と少なくとも以下の成分を含む化粧料組成物であって:
A) 成分Aとしての次式(3)を有する少なくとも一種のエストリドエステル化合物:
【化13】
[式中、
nは1〜10、好ましくは2〜8、特に3〜7であり、そして
Rは、分岐状もしくは線状C3〜20アルキル、好ましくはC6〜18アルキル、より好ましくはC10〜C16アルキル、更により好ましくはC12〜14アルキルから選択される]
B) 任意選択的に、少なくとも一種の界面活性剤成分B、
C) 任意選択的に、少なくとも一種の増粘剤成分C、
D) 任意選択的に、少なくとも一種のヘアコンディショニング成分D、及び
E) 任意選択的に、成分A〜Dとは異なる少なくとも一種の更に別の成分E:
但し、少なくとも一種の成分Bまたは少なくとも一種の成分Dを含む、化粧料組成物。
2.
成分Aが、1〜60mgKOH/g、好ましくは5〜46mgKOH/gのヒドロキシ価(OH価)を有する、上記1に記載の化粧料組成物。
3.
成分Aが、(組成物の全重量を基準にして)0.1〜10重量%の量で使用され、及び成分Aが、1100〜3000g/モル、好ましくは1200〜2200g/モルの数平均分子量(Mn)を有する、上記1または2に記載の化粧料組成物。
4.
式(3)において、nが2〜8であり、かつRが2−エチルヘキシルまたはデカニルを表す、上記1〜3のいずれか一つに記載の化粧料組成物。
5.
ヘアシャンプー組成物として使用するための、(組成物の全重量を基準にして)5〜20重量%の少なくとも一種の成分B及び(組成物の全重量を基準にして)0.01〜5重量%の少なくとも一種の成分Cを含む、上記1〜4のいずれか一つに記載の化粧料組成物。
6.
ヘアコンディショニング組成物として使用するための、(組成物の全重量を基準にして)0.1〜10重量%の少なくとも一種の成分Dを含むが、成分Cは含まない、上記1〜4のいずれか一つに記載の化粧料組成物。
7.
ヘアシャンプー/コンディショニング組成物としての複合製品として使用するための、少なくとも一種の成分B及び少なくとも一種の成分Dを含む、上記1〜4のいずれか一つに記載の化粧料組成物。
8.
リーブオン型コンディショニング組成物として使用するための、少なくとも一種の成分B及び/または少なくとも一種の成分Dを含む、上記1〜4のいずれか一つに記載の化粧料組成物。
9.
化粧料組成物、特にヘアシャンプー及び/またはコンディショニング組成物を製造するための方法であって、上記1〜4のいずれか一つに従う式(3)の少なくとも一種の化合物、及び水、及び少なくとも一種の更なる成分BまたはD、及び任意選択的に更なる成分C及び/またはEを混合するステップを含む、方法。
10.
ヘアシャンプー及び/またはコンディショング組成物を濡れた毛髪に施用し、このシャンプー及び/またはコンディショニング組成物を泡立てそして毛髪から除去するステップを含む毛髪の処理方法であって、上記ヘアシャンプー及び/またはコンディショニング組成物が、上記1〜4のいずれか一つに記載の式(3)の少なくとも一種のエストリド化合物、任意選択的に界面活性剤成分B、任意選択的に、増粘剤成分C、任意選択的にヘアコンディショニング成分D、及び任意選択的に成分A〜Dとは異なる更なる成分Eを含み、但し、上記シャンプー及び/またはコンディショニング組成物は少なくとも一種の成分Bまたは少なくとも一種の成分Dを含むことを特徴とする方法。
11.
次のステップ:
a)ヘアシャンプー組成物を毛髪に施用するステップ;
b)このヘアシャンプー組成物で毛髪を洗浄するステップ;
c)このヘアシャンプー組成物を毛髪から除去するステップ;
d)コンディショニング組成物を濡れた毛髪に施用するステップ;
e)上記コンディショニング組成物を毛髪からすすいで落とすステップ、
を含む、上記10に記載の毛髪の処理方法であって、
上記シャンプー及び/またはコンディショニング組成物が、一つの成分として、式(3)の少なくとも一種の化合物を含む、方法。
12.
シャンプー及び/またはコンディショニング組成物が、アニオン性界面活性剤、非ポリマー型カチオン性第四級アンモニウム化合物から選択される少なくとも一種の界面活性剤成分Bを含む、上記10または11に記載の方法。
13.
シャンプー及び/またはコンディショニング組成物が、少なくとも一種の成分D、特にCTAC(セトリモニウムクロライド)及びBTAC(ベヘントリモニウムクロライド)からなる群から選択される少なくとも一種の成分Dを含む、上記10〜12のいずれか一つに記載の方法。
14.
上記シャンプー及び/またはコンディショニング組成物が、シャンプー組成物で毛髪を最初に処理した後に続いて、週一乃至週二で毛髪に施用される、上記10〜13のいずれか一つに記載の方法。
15.
ヘアリーブオン型ヘアコンディショニング組成物を乾燥もしくは濡れた毛髪に施用するステップを含む毛髪の処理方法であって、該リーブオン型コンディショニング組成物が、上記1〜4のいずれか一つに記載の式(3)の少なくとも一種のエストリドエステル化合物、任意選択的に界面活性剤成分B、任意選択的に増粘剤成分C、少なくとも一種のヘアコンディショニング成分D、及び任意選択的に、成分A〜Dとは異なる更なる成分Eを含むことを特徴とし、次のステップ、
a)リーブオン型コンディショニング組成物を乾燥または濡れた髪に施用するステップ、b)必要に応じて、毛髪を乾燥するステップ、
を含み、
上記リーブオン型コンディショニング組成物が、毎日乃至週一で毛髪に施用される、方法。