特許第6688324号(P6688324)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6688324
(24)【登録日】2020年4月7日
(45)【発行日】2020年4月28日
(54)【発明の名称】駐車スペース用保護分離装置
(51)【国際特許分類】
   E04H 6/42 20060101AFI20200421BHJP
   E01F 15/00 20060101ALI20200421BHJP
【FI】
   E04H6/42 C
   E04H6/42 B
   E01F15/00
【請求項の数】8
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2017-567549(P2017-567549)
(86)(22)【出願日】2015年12月30日
(65)【公表番号】特表2018-513293(P2018-513293A)
(43)【公表日】2018年5月24日
(86)【国際出願番号】ES2015070965
(87)【国際公開番号】WO2016151157
(87)【国際公開日】20160929
【審査請求日】2018年9月20日
(31)【優先権主張番号】U201530330
(32)【優先日】2015年3月20日
(33)【優先権主張国】ES
(31)【優先権主張番号】U201530631
(32)【優先日】2015年5月29日
(33)【優先権主張国】ES
(31)【優先権主張番号】U201531260
(32)【優先日】2015年11月16日
(33)【優先権主張国】ES
(73)【特許権者】
【識別番号】517330379
【氏名又は名称】クルプノフ,セルゲイ
(74)【代理人】
【識別番号】110000338
【氏名又は名称】特許業務法人HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
(72)【発明者】
【氏名】クルプノフ,セルゲイ
【審査官】 佐藤 美紗子
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2004/0083659(US,A1)
【文献】 特開2006−336310(JP,A)
【文献】 特開平09−041704(JP,A)
【文献】 仏国特許出願公開第02724967(FR,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E01F 1/00
E01F 13/00−15/14
E04H 6/42
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
隣接する駐車スペースが、地面に塗装された線によって区切られて規定されている公共の駐車場および地域の駐車場等のいずれにも適用することを目的とした駐車スペース用保護分離装置であって、上記駐車スペースを区切る線に対応して、水平部品は、両側に吊り下げられて備えられており、管状部品(4)または他の形状の同一の役割を果たす部品で構成されており、粘性ゴム、発泡体、弾性ゴム等の可撓性かつ吸収性の素材の被覆(5)を有しており、吊り下げ部品(6)は、天井に固定されており、これらはケーブル、チェーン、コード、ワイヤー等として実現されており、その視認性を高めるための反射器が備えらえており、上記吊り下げ部品の下部には、管状部(7)および上記の吊り下げられた水平部品と同一の特性を有する保護被覆が備えられており、
上記吊り下げ部品は、車体に対する押出分離手段(9)を含み、
上記駐車スペース用保護分離装置は、異なる幅のスペースを規定するために選択的に使用される引き上げ/引き下げ手段を備え、
複数の駐車スペース用保護分離装置は、第1の幅の駐車スペースを規定するための第1の駐車スペース用保護分離装置と、第1の幅と異なる第2の幅の駐車スペースを規定するための第2の駐車スペース用保護分離装置とを含み、
上記第1の幅の駐車スペースを規定する場合、上記第1の駐車スペース用保護分離装置は、上記引き上げ/引き下げ手段によって引き下げられ、上記第2の駐車スペース用保護分離装置は上記引き上げ/引き下げ手段によって引き上げられ、
上記第2の幅の駐車スペースを規定する場合、上記第1の駐車スペース用保護分離装置は、上記引き上げ/引き下げ手段によって引き上げられ、上記第2の駐車スペース用保護分離装置は上記引き上げ/引き下げ手段によって引き下げられることを特徴とする駐車スペース用保護分離装置。
【請求項2】
上記吊り下げ部品(6)は、3つであることを特徴とする請求項1に記載の駐車スペース用保護分離装置。
【請求項3】
上記押出分離手段(9)は、半径がバックミラーの長さよりも長い回転円板として実現されており、軟質素材の被覆を有していることを特徴とする請求項に記載の駐車スペース用保護分離装置。
【請求項4】
上記回転円板は、上記回転円板が傾くことができるように吊り下げ手段またはケーブルに取り付けられていることを特徴とする請求項に記載の駐車スペース用保護分離装置。
【請求項5】
上記回転円板は、弾性ゴムまたは発泡スチロール等の変形可能な可撓性の素材でできていることを特徴とする請求項に記載の駐車スペース用保護分離装置。
【請求項6】
上記押出分離手段(9)は、主要保護部品に対して水平かつ垂直に突出し、軟質材でできた車輪を端部に有する小さい棒として実現されていることを特徴とする請求項に記載の駐車スペース用保護分離装置。
【請求項7】
上記吊り下げ部品(6)は、一方を他方に挿入することによって互いに固定されている輪(10)または(10−10’)によって結びつけられている2つ以上の部分(6’、6’’…)で形成されており、上記輪のうち少なくとも1つは弾性的に変形可能であることを特徴とする請求項1に記載の駐車スペース用保護分離装置。
【請求項8】
上記吊り下げ部品(6)からの独立の手段は、端部を含む上記吊り下げ部品(6)から任意の高さで配置され得ることを特徴とする請求項に記載の駐車スペース用保護分離装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、駐車スペース用保護分離装置に関し、さらに詳細には、隣接する2つの駐車スペースの分離線に対応して置かれる部品に関する。これにより、本発明は、機能性および隣接する駐車スペースの両者を区切るまたは分離する手段を構築するという目的のいずれに関する場合においても、地域の駐車場および公共の駐車場等における駐車スペースのいずれにも適用することができ、こうして、車のドアおよび車体を、利用可能スペースの許容距離より遠くへドアを開けると起こり得る衝撃から保護する。
【背景技術】
【0002】
周知のように、車庫、駐車場等における駐車スペースは、地面に塗装された線によって区切られており、車は、各駐車スペースを長手方向に区切る隣接する2本の線の間に駐車されている。
【0003】
上記駐車スペースの幅は、たいていの場合、車のドアを、完全に開けることはできないが、その代わりに隣接する場所に駐車されている車にぶつかることは回避できる程度に部分的にしか開けられないようにするといった方法で、メリットを最大化するために可能な限り小さくする傾向がある。
【0004】
実は、このような動作を行う際に注意を払っていない運転者は多数いるため、隣接するスペースに置かれた車の車体またはドアがさまざまな程度の損傷を受けることがよくあり、これは容認できない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本明細書に開示されている駐車スペース用保護分離装置は、簡単であるが非常に効果的な方法で上述の問題を解決することが意図されている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
さらに詳細には、本発明の装置は、隣接する2つのスペースの分離線に対応して、一定の高さに置かれた縦管状水平部品で構成されており、当該部品は、天井から吊り下げられ、スペースの寸法に応じて許容されている距離より遠くへ車のドアが開けられる際にこの車のドアが接触するまたはぶつかる手段を構築している。こうして、上記装置がドアの衝撃を受け止め、減衰させるため、隣接する車への衝突を避けることができ、これにより、双方の車における損傷およびバンパーにおける衝撃を回避することができる。
【0007】
好ましい実施形態では、上記の吊り下げられている部品は、ドアが開放により衝突する際にドア自体の損傷または擦り傷を回避するために、ポリ塩化ビニルチューブ等において実現され、弾性ゴムまたは発泡体等の、可撓性かつ吸収性の被覆を有している。
【0008】
上記部品は、吊り下げられた部品が垂直かつ水平に移動するだけでなく傾くことを可能にするナイロンひも、ワイヤー、チェーンなどのケーブルによって、論理的に天井から吊り下げられており、他の車に衝突する危険がないとき、および、最大の開放点までドアを開ける、または品物を車の中に持ち込むまたは中から取り出す必要があるときの一定の時間には障害にならない。
【0009】
ケーブルまたは吊り下げ部品は、3つであることが好ましく、これにより、よりバランスよく上記装置を移動、傾斜、上昇させることができる。また、いずれの場合でも、これらの吊り下げ部品はそれぞれ、可撓性かつ吸収性の素材の被覆によって均一に覆われた垂直管の短部によって補完され得る。
【0010】
したがって、吊り下げ縦部品および吊り下げ手段に関連する部分は両方とも堅牢性を実現するために半硬質材でできているが、衝撃を吸収するために可撓性素材の被覆を有していることに注目すべきである。
【0011】
このように、簡単な構造で、製造し易いゆえに安価であり、また設置し易い装置が実現され、これにより、車における全く不要の損傷を回避することができる。
【0012】
本明細書に記載の保護分離装置は、保護装置が具体化されている管状部品を押し出し分離する部材によって補完され、押出は、駐車スペースにおける入出庫操作中にケーブルまたは吊り下げ手段が車のバックミラーにとらわれないように、車体に対して行われる。
【0013】
上記押出手段は、吊り下げワイヤーの吊り下げ部品への取付け点に対応して取り付けられた簡素な回転円板で構成されていてもよく、これにより、傾斜特性があるが水平に作用する位置にあり、すなわち、吊り下げワイヤーまたはケーブルに垂直であり、車体における損傷を回避する軟質素材の被覆によって周縁が保護されている。
【0014】
上記回転円板の特性に関して、これらは、傾斜特性同様、ドアのそばを通るまたはドアを開ける際に障害にならないような、弾性ゴムまたは発泡スチロール等の変形可能な可撓性の素材でできていてもよい。
【0015】
異なる実施形態では、回転円板の代わりに、上記分離保護部品自体に対して垂直に露出する小さい側棒が配置されていてもよく、当該棒は、車体が駐車スペースに入る際に当該車体に接触して載る車輪を端部に有しており、車の後窓が吊り下げケーブルにとらわれない程度に離れて上記保護部品を分離する。
【0016】
一方、上記駐車スペース用保護部品の吊り下げ手段に関して、これらは、中央の保護部品のみ引き下げる場合は相当な大きさの2つのスペースが規定され、駐車スペースに対する需要がより大きい場合は中央の保護部品を引き上げて、両側に位置する他の2つの部品を引き下げるように、選択的に引き上げ引き下げる3本の分離棒を、例えば2本の柱の間の規定されたスペースに配置するために、上記部品が、上記2本の柱の間に規定されたスペースにおいて、大きさは小さめであるが対応する車を収容するには足りる3つの駐車スペースを規定するような方法で、引き上げてもよいと言うべきである。
【0017】
上記吊り下げケーブルまたは部品に関して、これらは、変形可能な輪を通して結びついている2つ以上の部分から構成されていてもよく、上記輪の少なくとも一方が、当該部品に巻き込まれた場合、変形して他方を通過して分離することによって、不必要な損傷を回避することができる。
【0018】
本解決法は、破壊に備えて保護手段を構築するのに等しく有効であり、上記吊り下げ手段の中間域および端部のいずれにおいても適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
本記載内容を実施するために、また、本発明の特徴をよりよく理解してもらうために、図面一式が、限定目的ではなく説明のために、統合する部分として、本明細書に添付されており、以下を示している。
図1】本発明の目的に従って製造された、車庫に設置し易い駐車スペース用保護分離装置の斜視図に対応する描写である。
図2】2つの分離保護部品の間で区切られている駐車場の斜視図に対応する描写であり、当該部品における側押出装置は、当該装置の吊り下げワイヤーに結合しており、これらはすべて本発明の目的に従って実現されたものである。
図3図2に示されている装置の一方の側への実際の適用を示しており、上記回転円板が車の側面に載っており、上記吊り下げケーブルが車のバックミラーにとらわれないようになっている様子を示している。
図4】最終的に、3つの分離部品が車庫における2本の柱の間にどのように配置されているかについての詳細を概略的に示しており、2つの広いスペースまたは3つの小さいスペースを、それぞれの場合における要求に応じて、上記のように選択的に当該分離部品を上昇させることによって、規定している。
図5】最終的に、3つの分離部品が車庫における2本の柱の間にどのように配置されているかについての詳細を概略的に示しており、2つの広いスペースまたは3つの小さいスペースを、それぞれの場合における要求に応じて、上記のように選択的に当該分離部品を上昇させることによって、規定している。
図6】最終的に、3つの分離部品が車庫における2本の柱の間にどのように配置されているかについての詳細を概略的に示しており、2つの広いスペースまたは3つの小さいスペースを、それぞれの場合における要求に応じて、上記のように選択的に当該分離部品を上昇させることによって、規定している。
図7】変形可能な輪によって結びつけられた2つの部分に分離された吊り下げケーブルの詳細を示す。
図8】最終的に、図7において示した手段の異なる実施形態を示すが、上記輪のうちの1つのみ変形可能である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
図1において見られるように、上記駐車スペース用保護分離装置は、車庫(1)に適用され、各駐車スペース(2)は、地面に塗装された線(3)によって区切られて構築されており、上記駐車スペースに駐車される車を対象とした分離保護部品であると解釈され、上記装置は、管状部品(4)または他の任意の多角形状の部品から構成されており、例えば、ポリ塩化ビニル系であり、弾性ゴムまたは粘性ゴム等の可撓性素材の被覆(5)を有している。
【0021】
上記被覆(5)付きの管状部品(4)は、ナイロンひも、コード、チェーン、ケーブル等によって天井から吊り下げられ、いずれの場合でも、3つの吊り下げ部品(6)は、上記装置の組立品の移動がバランスよく行われるように規定されることが好ましい。
【0022】
上記吊り下げ部品(6)は下部に管状部(7)を有しており、吊り下げ垂直管状部品(8)は、上記組立品が、2つの駐車スペース(2)を分離する線に対応して配置される際、隣接するスペースへの影響を回避する手段を構成するよう、ちょうどよい高さに置かれた水平の枝を有する吊り下げ装置を形成するように、上記吊り下げ部品(5)と同一の保護が与えられていることを意味しており、これらは、上記装置に衝撃を与え、当該装置は、変形し、上記衝撃を吸収し、2台の車双方に対する損傷を回避する。
【0023】
上述したように、上記装置は、必要に応じて自由に移動することができ、車を使用する際に行われ得る通常の操作を制限する障害にはならない。
【0024】
図2〜6に示されているものに関して、以下のことが規定されていると言うべきである。具体的には、上記保護部品(4)の上記吊り下げ手段(6)に対応して、図2において半径がバックミラーの長さよりもわずかに大きい一種の回転円板として実現されている押出分離部品(9)が配置されており、その縁(9’)には、例えば図3に示されているように、車が上記回転円板に衝突する際に損傷しないようにする、緩衝または軟質材が設けられている。
【0025】
上記回転円板(9)は、ひとたび車が駐車されると、上記円板が開扉範囲を制限しないように傾くことができるように、上記の開扉操作において斜位を取ることができるように、取り付けられており、これらの部品(4)および(5)は、2台の車双方の車体間の衝突によって起こり得る損傷を回避する役割を果たしている。
【0026】
上記回転円板(9)の特性に関して、上述したように、これらは、傾斜特性同様、ドアのそばを通るまたは開ける際に障害にならないような、弾性ゴムまたは発泡スチロール等の変形可能な可撓性の素材でできていてもよい。
【0027】
上述したように、上記回転円板(9)の代わりに、上記押出分離部材は、部品(4)から垂直および水平に露出し、車体の側面に接触する、軟質材でできた車輪(図示せず)を端部に有し、上記回転円板(9)と同一の役割を果たす棒として実現されてもよい。
【0028】
最終的に、上記吊り下げ部品(4a、4b、および4c)は、上記部品(4b)のみを引き下げて2つの特大の「XL」スペースを規定する、または上記部品(4aおよび4c)を引き下げて3つのより小さい「S」スペースを規定するために選択的に配置できるよう、図4〜6に示すように、引き上げ手段を含んでいてもよいと言うべきである。
【0029】
最後に、本発明の核心に影響を及ぼさない範囲で、上記吊り下げ部品(6)は、図7および8に示すような2つ以上の部分(6’,6’’、…)、すなわち輪によって直接結びつけられ、一方を他方に挿入することによって互いに固定されている部分で形成されていてもよく、輪(10)は両方とも、上記ケーブルが巻き込まれたまたは引っ張られた場合、一方が他方を通過して分離するように、弾性があり、結果として変形可能であってもよく、上記輪の一方(10’)は堅くてもよいと言うべきである。
【0030】
本解決法は、本発明の核心に影響を及ぼさない範囲で、上記吊り下げ部品の中央で、任意の高さで、または当該吊り下げ部品の端部に対応して構成されてもよい。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8