特許第6688494号(P6688494)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6688494
(24)【登録日】2020年4月8日
(45)【発行日】2020年4月28日
(54)【発明の名称】ライトシェルフ
(51)【国際特許分類】
   F21S 11/00 20060101AFI20200421BHJP
   E06B 5/00 20060101ALI20200421BHJP
【FI】
   F21S11/00 300
   E06B5/00 D
【請求項の数】4
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2019-141625(P2019-141625)
(22)【出願日】2019年7月31日
【審査請求日】2019年9月3日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】506245877
【氏名又は名称】株式会社ベクタークラフト
(74)【代理人】
【識別番号】100082072
【弁理士】
【氏名又は名称】清原 義博
(72)【発明者】
【氏名】磯野 和広
(72)【発明者】
【氏名】磯野 和義
【審査官】 下原 浩嗣
(56)【参考文献】
【文献】 特開2011−006848(JP,A)
【文献】 特開2015−204277(JP,A)
【文献】 特開2018−021436(JP,A)
【文献】 特開2008−031696(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21S 11/00
E06B 5/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つの型材と、
前記型材の端部を被覆する端部カバーとを備えたライトシェルフであって、
前記型材は、窓部を挟んで対向する柱に取り付けられた左右一対の支持具により前記窓部に沿って設置されており、
前記型材は、xy軸方向に広がりを持ち、互いに対向する2枚の矩形を呈したアルミニウムの板状体と、前記2枚の板状体をz軸方向に離間する、y軸方向に延設された複数のアルミニウムのリブとからなる中空の型材であり、
前記支持具は、前記柱に固定された下地と、
前記下地に固定されたスペーサーと、
前記スペーサーおよび前記型材に固定されるアングル材とから構成されており、
前記支持具は、前記アングル材と前記型材の間に配置された変位追従スペーサーをさらに備え、
前記下地が前記柱と、前記柱と平行に設けられる仕上げ材の間の空間に設置されていることを特徴とする、ライトシェルフ。
【請求項2】
前記型材は、x軸方向の両端部に、型材同士を連結する連結部材を嵌合するための結合部を備え、
前記結合部は、略C型チャンネル状であり、前記結合部の上部と下部の内壁に前記連結部材を嵌合する複数の凸条がy軸方向に設けられ、
前記連結部材は平面視矩形状で、x軸方向に幅を有し、y軸方向に延伸する中空の部材であり、上面中央部にy軸方向に沿って延設された凹部と、パッキン取り付け溝を備え、前記結合部の上下の凸条間に狭着されて、前記型材をx軸方向に連結し、
前記パッキン取り付け溝には前記連結部材と嵌合するパッキンが取り付けられている
ことを特徴とする、請求項に記載のライトシェルフ。
【請求項3】
請求項1に記載のライトシェルフの取り付け方法であって、前記方法は、
(1)少なくとも1つの型材の端部に、前記型材の端部を被覆する端部カバーを取り付ける工程と、
(2)前記型材と前記アングル材との間に、変位追従スペーサーを取り付ける工程を含んで、前記型材にアングル材を取り付ける工程と、
(3)窓部を挟んで対向する柱に下地を固定し、スペーサーを前記下地に固定し、前記型材に取り付けられた前記アングル材を前記スペーサーに固定する工程と、
(4)前記工程(3)の後に、前記下地が前記柱と、前記柱と平行に設けられる仕上げ材の間の空間に配置されるように、前記仕上げ材を取り付ける工程と、からなる方法。
【請求項4】
前記型材は、x軸方向の両端部に、複数の前記型材を連結する連結部材を嵌合するための結合部を備え、
前記結合部は、略C型チャンネル状であり、前記結合部の上部と下部の内壁に前記連結部材を嵌合する複数の凸条がy軸方向に設けれ、
前記連結部材は平面視矩形状で、x軸方向に幅を有し、y軸方向に延伸する中空の部材であり、上面中央部にy軸方向に沿って延設された凹部と、パッキン取り付け溝を備え、前記パッキン取り付け溝には前記連結部材と嵌合するパッキンが取り付けられており、
前記工程(1)の前に、前記結合部の上下の凸条間に前記連結部材を狭着して、前記複数の型材をx軸方向に連結する工程を含むことを特徴とする、請求項に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はライトシェルフに関し、より詳しくは、容易且つ強固に建造物に取り付けることができ、風雨等により劣化し難いライトシェルフに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、建造物の窓部にライトシェルフを設置する採光システムが数多く提案され、実際に設置されている。
ライトシェルフは、窓部の建造物外側に設置され、建造物外側に向けて張り出された庇状の部材であり、ライトシェルフの上面には、太陽光を室内の天井面側に向けて反射する反射面が形成されている。
ライトシェルフの上面において太陽光が反射し、反射光が室内の天井面を照らすことで、ライトシェルフが設置されていない場合と比較して、室内の奥側まで太陽光を導入することができる。
【0003】
例えば、特許文献1には、側窓の幅方向部分に対応した基部の上面に、上面への入射自然光を当該側窓から続く屋内空間に導くための光反射部が設けられたライトシェルフが開示されている。
特許文献1に開示されているライトシェルフは、光反射部が、上面から、異なる角度で、基部の長手方向の端部の方に立ち上がる複数の反射法面を有し、複数の反射法面へ入射する自然光が反射法面で別々の角度方向に反射されるように構成されることを特徴としている。
上記構成を備えることによって、特許文献1に開示されているライトシェルフは、屋内入射自然光の拡散範囲を広げる、屋内入射自然光を奥深くまで到達させる、および朝陽や夕陽などのように側窓への入射方向が異なる自然光全体についての屋内広拡散化を実現するといった効果を奏することができるとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2013−038013号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述の通り、従来から、より多くの光を室内に取り入れるためにライトシェルフが用いられている。
しかしながら、特許文献1のライトシェルフを含む従来のライトシェルフは、寸法が大きく、且つ重量があるため、取り扱い難く、建造物に設置する作業が大掛かりになり、容易且つ強固に建造物に設置することができないという問題があった。
また、ライトシェルフは、建造物の外側に設置され、建造物外側に向けて張り出された庇状の部材であるため、風雨に晒されることにより、錆等が発生して劣化する虞があり、ライトシェルフまたはその部品が落下してしまう虞もあった。
【0006】
本発明は、上記したような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、容易に建造物に取り付けることができ、且つ風雨等により劣化し難いライトシェルフを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に係る発明は、少なくとも1つの型材と、
前記型材の端部を被覆する端部カバーとを備えたライトシェルフであって、
前記型材は、窓部を挟んで対向する柱に取り付けられた左右一対の支持具により前記窓部に沿って設置されており、
前記型材は、xy軸方向に広がりを持ち、互いに対向する2枚の矩形を呈したアルミニウムの板状体と、前記2枚の板状体をz軸方向に離間する、y軸方向に延設された複数のアルミニウムのリブとからなる中空の型材であり、
前記支持具は、前記柱に固定された下地と、
前記下地に固定されたスペーサーと、
前記スペーサーおよび前記型材に固定されるアングル材とから構成されていることを特徴とする、ライトシェルフに関する。
【0008】
請求項2に係る発明は、前記支持具は、前記アングル材と前記型材の間に配置された変位追従スペーサーをさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載のライトシェルフに関する。
【0009】
請求項3に係る発明は、前記型材は、x軸方向の両端部に、型材同士を連結する連結部材を嵌合するための結合部を備え、
前記結合部は、略C型チャンネル状であり、前記結合部の上部と下部の内壁に前記連結部材を嵌合する複数の凸条がy軸方向に設けられ、
前記連結部材は平面視矩形状で、x軸方向に幅を有し、y軸方向に延伸する中空の部材であり、上面中央部にy軸方向に沿って延設された凹部と、パッキン取り付け溝を備え、前記結合部の上下の凸条間に狭着されて、前記型材をx軸方向に連結し、
前記パッキン取り付け溝には前記連結部材と嵌合するパッキンが取り付けられている
ことを特徴とする、請求項1または2に記載のライトシェルフに関する。
【0010】
請求項4に係る発明は、前記下地は、前記柱と仕上げ材との間の空間に設置されていることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のライトシェルフに関する。
【0011】
請求項5に係る発明は、請求項1に記載のライトシェルフの取り付け方法であって、前記方法は、
(1)少なくとも1つの型材の端部に、型材の端部を被覆する端部カバーを取り付ける工程と、
(2)前記型材にアングル材を取り付ける工程と、
(3)窓部を挟んで対向する柱に下地を固定し、前記スペーサーを前記下地に固定し、前記型材に取り付けられた前記アングル材を前記スペーサーに固定する工程と、からなる方法に関する。
【0012】
請求項6に係る発明は、前記工程(2)は、前記型材と前記アングル材との間に、変位追従スペーサーを取り付ける工程を含むことを特徴とする、請求項5に記載の方法に関する。
【0013】
請求項7に係る発明は、前記型材は、x軸方向の両端部に、複数の前記型材を連結する連結部材を嵌合するための結合部を備え、
前記結合部は、略C型チャンネル状であり、前記結合部の上部と下部の内壁に前記連結部材を嵌合する複数の凸条がy軸方向に設けれ、
前記連結部材は平面視矩形状で、x軸方向に幅を有し、y軸方向に延伸する中空の部材であり、上面中央部にy軸方向に沿って延設された凹部と、パッキン取り付け溝を備え、前記パッキン取り付け溝には前記連結部材と嵌合するパッキンが取り付けられており、
前記工程(1)の前に、前記結合部の上下の凸条間に前記連結部材を狭着して、前記複数の型材をx軸方向に連結する工程を含むことを特徴とする、請求項5または6に記載の方法に関する。
【0014】
請求項8に係る発明は、前記工程(3)の後に、前記下地が前記柱と仕上げ材の間の空間に配置されるように、仕上げ材を取り付ける工程を含むことを特徴とする、請求項5乃至7のいずれか1項に記載の方法に関する。
【発明の効果】
【0015】
請求項1に係る発明によれば、ライトシェルフが、少なくとも1つの型材と、型材の端部を被覆する端部カバーとを備え、型材は、窓部を挟んで対向する柱に取り付けられた左右一対の支持具により窓部に沿って設置されており、型材は、xy軸方向に広がりを持ち、互いに対向する2枚の矩形を呈したアルミニウムの板状体と、2枚の板状体をz軸方向に離間する、y軸方向に延設された複数のアルミニウムのリブとからなる中空の型材であり、支持具は、柱に固定された下地と、下地に固定されたスペーサーと、スペーサーおよび型材に固定されるアングル材とから構成されているため、以下の効果を奏する。
【0016】
型材が、xy軸方向に広がりを持ち、互いに対向する2枚の矩形を呈したアルミニウムの板状体と、2枚の板状体をz軸方向に離間する、y軸方向に延設された複数のアルミニウムのリブとからなる中空の型材であるため、ライトシェルフを軽量化でき、同時に強度も維持できることから、取り扱い性に優れ、且つ破損し難い頑丈なライトシェルフを提供できる。
【0017】
また、型材の端部を被覆する端部カバーを備えるため、中空の型材の内部に風雨が侵入することを防止でき、錆等の劣化を防止することができる。
そのため、劣化によってライトシェルフやその部品が意図せず建造物から外れて落下してしまう虞が少なく、長期間に亘って安全にライトシェルフを使用することができる。
【0018】
加えて、支持具が、柱に固定された下地と、下地に固定されたスペーサーと、スペーサーおよび型材に固定されるアングル材とから構成されているため、ライトシェルフを建造物に容易且つ強固に取り付けることができる。
さらに、支持具がこれらから構成されることにより、地震や風等による揺れや振動にも強いライトシェルフとすることができる。
【0019】
請求項2に係る発明によれば、支持具は、アングル材と型材の間に配置された変位追従スペーサーをさらに備えるため、地震や風等による振動や揺れにより強いライトシェルフとすることができる。
【0020】
請求項3に係る発明によれば、型材は、x軸方向の両端部に、型材同士を連結する連結部材を嵌合するための結合部を備え、結合部は、略C型チャンネル状であり、結合部の上部と下部の内壁に連結部材を嵌合する複数の凸条がy軸方向に設けられ、連結部材は平面視矩形状で、x軸方向に幅を有し、y軸方向に延伸する中空の部材であり、上面中央部にy軸方向に沿って延設された凹部と、パッキン取り付け溝を備え、結合部の上下の凸条間に狭着されて、型材をx軸方向に連結し、パッキン取り付け溝には連結部材と嵌合するパッキンが取り付けられているため、複数の型材を容易且つ強固に連結して所望の幅のライトシェルフを形成することができる。
また、型材の連結部分にパッキンが取り付けられているため、型材の連結部分から風雨が侵入することを防止することができ、錆等の劣化を防止することができ、長期間に亘って安全に所望の幅を有するライトシェルフを使用することができる。
【0021】
請求項4に係る発明によれば、下地は、柱と仕上げ材との間の空間に設置されているため、建造物により強固にライトシェルフを取り付けることができる。
また、仕上げ材により、ライトシェルフと建造物との結合部分が風雨に晒されることを防止できるため、結合部分の錆等の劣化を防止することができ、長期間に亘って安全にライトシェルフを使用することができる。
【0022】
請求項5に係る発明によれば、請求項1に記載のライトシェルフの取り付け方法が、(1)少なくとも1つの型材の端部に、型材の端部を被覆する端部カバーを取り付ける工程と、(2)型材にアングル材を取り付ける工程と、(3)窓部を挟んで対向する柱に下地を固定し、スペーサーを下地に固定し、型材に取り付けられたアングル材をスペーサーに固定する工程とからなるため、ライトシェルフを事前に組み立てた状態で支持具により強固に建造物へ取り付けることができるので、ライトシェルフを容易且つ強固に建造物に取り付けることができる。
【0023】
請求項6に係る発明によれば、工程(2)は、型材とアングル材との間に、変位追従スペーサーを取り付ける工程を含むため、地震等の振動により強いライトシェルフを建造物に取り付けることができる。
【0024】
請求項7に係る発明によれば、型材は、x軸方向の両端部に、複数の型材を連結する連結部材を嵌合するための結合部を備え、結合部は、略C型チャンネル状であり、結合部の上部と下部の内壁に連結部材を嵌合する複数の凸条がy軸方向に設けれ、連結部材は平面視矩形状で、x軸方向に幅を有し、y軸方向に延伸する中空の部材であり、上面中央部にy軸方向に沿って延設された凹部と、パッキン取り付け溝を備え、パッキン取り付け溝には連結部材と嵌合するパッキンが取り付けられており、工程(1)の前に、結合部の上下の凸条間に前記連結部材を狭着して、複数の型材をx軸方向に連結する工程を含むため、複数の型材を容易且つ強固に連結して所望の幅のライトシェルフを建造物に取り付けることができる。
また、型材の連結部分から風雨が侵入することを防止することができ、錆等の劣化を防止することができ、長期間に亘って安全に所望の幅を有するライトシェルフを建造物に取り付けることができる。
【0025】
請求項8に係る発明によれば、工程(3)の後に、下地が柱と仕上げ材の間の空間に配置されるように、仕上げ材を取り付ける工程を含むため、建造物により強固にライトシェルフを取り付けることができる。
また、仕上げ材により、ライトシェルフと建造物との結合部分が風雨に晒されることを防止できるため、結合部分の錆等の劣化を防止することができ、長期間に亘って安全にライトシェルフを建造物に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1】本発明に係るライトシェルフを建造物に取り付けた状態を示す概略正面図である。
図2】本発明に係るライトシェルフを建造物に取り付けた状態を示す概略平面図である。
図3】本発明に係るライトシェルフの部分正面図であって、支持具の構造を説明する図である。
図4】本発明に係るライトシェルフの2枚の型材を連結部材で連結した状態を示す概略斜視図である。
図5】本発明に係るライトシェルフの型材と連結部材の概略斜視図である。
図6】本発明に係るライトシェルフの型材の概略側面図である。
図7】本発明に係るライトシェルフの連結部材の概略側面図である。
図8】本発明に係るライトシェルフを取り付けた建造物の外観図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、本発明に係るライトシェルフの好適な実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係るライトシェルフを建造物に取り付けた状態を示す概略正面図である。図2は、本発明に係るライトシェルフを建造物に取り付けた状態を示す概略平面図である。図3は、本発明に係るライトシェルフの部分正面図であって、支持具の構造を説明する図である。図4は、本発明に係るライトシェルフの2枚の型材を連結部材で連結した状態を示す概略斜視図である。図5は、本発明に係るライトシェルフの型材と連結部材の概略斜視図である。図6は、本発明に係るライトシェルフの型材の概略側面図である。図7は、本発明に係るライトシェルフの連結部材の概略側面図である。図8は、本発明に係るライトシェルフを取り付けた建造物の外観図である。
【0028】
図1に示す如く、本発明に係るライトシェルフ(1)は、少なくとも1つの型材(2)と、型材(2)の端部(21)を被覆する端部カバー(3)とを備えている。
【0029】
型材(2)は、窓部(W)を挟んで対向する柱(P)に取り付けられた左右一対の支持具(4)により窓部(W)に沿って設置されている。
型材(2)は、xy軸方向に広がりを持ち、互いに対向する2枚の矩形を呈した板状体(22)と、2枚の板状体(22)をz軸方向(Z)に離間する、y軸方向(Y)に延設された複数のリブ(23)とからなる中空の型材である。
尚、板状体(22)の平面視の形状は、y軸方向(Y)よりもx軸方向(X)の方が長い矩形状あるいはx軸方向(X)よりもy軸方向(Y)の方が長い矩形状であってもよく、正方形状でもよい。
【0030】
リブ(23)を設けることにより、型材(2)を中空の型材とすることができ、且つ高い強度を有するものとすることができる。
リブ(23)は、y軸方向(Y)に沿って上下2枚の板状体(22)をz軸方向(Z)に結合するように設けることが望ましいが、例えば、x軸方向(X)に沿って上下2枚の板状体(22)をz軸方向(Z)に結合するように設けてもよい。
隣り合うリブ(23)間の距離は、型材(2)の強度を十分に高めるために30mm〜60mmとすることが好ましいが、これに限定されず、30mm未満であっても、60mmを超えてもよい。
リブ(23)の厚みは、型材(2)の高い強度と軽量化を両立するという観点から、1.0mmから3.0mmが好ましいが、これに限定されず、1.0mm未満であっても、3.0mmを超えてもよい。
【0031】
リブ(23)には、ビス止め穴(26)が設けられていても良い。ビス止め穴(26)は、端部カバー(3)を、直接型材(2)に取り付ける際、あるいは下地材を介して取り付ける際に、これらを型材(2)に固定するために使用されるビスのビス止めとして設けられている。
ビス止め穴(26)は、型材(2)の全てのリブ(23)に設けてもよく、実際にビスが打ち込まれる位置にあるリブ(23)にだけ設けてもよい。
また、ビス止め穴(26)の穴径に規定はなく、打ち込むビスの外径に合わせて適宜変更することが望ましい。
【0032】
型材(2)は、端部(21)に、型材(2)同士を連結する連結部材(5)を嵌合するための結合部(24)を備えていても良い。
型材(2)の結合部(24)は、略C型チャンネル状であり、結合部(24)の上部と下部の内壁に連結部材(5)を挟持(嵌合)するための複数の凸条(25)がy軸方向(Y)に設けられている。
凸条(25)は、結合部(24)の構造を簡素化し、型材(2)を軽量化し、且つ連結部材(5)を強固に嵌め合わせるために、図6に示すような正面視略矩形状が望ましいが、これに限定されず、凸条(25)にアールを設ける、あるいは凸条(25)を設けずに結合部(24)の上下方向の内壁全体を厚くしてもよい。
また、連結部材(5)と結合部(24)をより強固に嵌め合わせるために、結合部(24)にパッキンを設けてもよい。パッキンの材質は、天然ゴム、人造ゴム、皮革、プラスチック、木綿、ガラス繊維、木材等の単独あるいはそれらを二種以上組み合わせたものなど、パッキンとして通常使用されるものであればいかなるものでもよい。
【0033】
凸条(25)の寸法は、連結部材(5)を狭持することができる寸法であることが望ましい。
より具体的には、結合部(24)の上部と下部の内壁に設けられた凸条(25)間のz軸(Z)方向の間隙の幅が、連結部材(5)のz軸方向(Z)の幅よりも0.1mm〜0.5mm程度大きいことが望ましいが、これに限定されず、連結部材(5)を狭持することができるものであればいかなる幅であってもよい。
連結部材(5)と型材(2)の結合部(24)が強固に嵌め合わされることにより、型材(2)をx軸方向(X)に強固に連結することができる。
【0034】
連結部材(5)は、平面視矩形状で、x軸方向(X)に幅を有し、y軸方向(Y)に延伸する中空の部材であり、y軸方向(Y)に沿ったリブ(51)と、上面中央部にy軸方向(Y)に沿って延設された凹部(52)と、パッキン取り付け溝(53)と、パッキン取り付け溝(53)に取り付けられたパッキン(54)を備えている(図7参照)。
連結部材(5)のx軸方向(X)の幅は、連結部材(5)を用いて型材(2)をx軸方向(X)に連結した際に、型材(2)の結合部(24)間に隙間ができない幅であることが好ましい。
連結部材(5)のy軸方向(Y)の長さは、型材(2)の連結強度の観点から、連結する型材(2)のy軸方向(Y)の長さと同一であることが好ましいが、これに限定されず、型材(2)の連結強度を高く保てる長さであれば、連結する型材(2)のy軸方向(Y)の長さより短くてもよい。
【0035】
リブ(51)は、連結部材(5)の強度を高めるために、図7に示すように、y軸方向(Y)に沿って、x軸方向(X)の幅中央に設けられることが好ましいが、これに限定されず、リブ(51)を複数個設けてもよく、x軸方向(X)に沿って設けてもよい。
リブ(51)の厚みは、連結部材(5)の強度と軽量化を両立するという観点から、1.0mmから3.0mmが好ましいが、これに限定されず、1.0mm未満であっても、3.0mmを超えてもよい。
【0036】
凹部(52)は、x軸方向(X)の幅中央部にパッキン取り付け溝(53)を備えている。パッキン取り付け溝(53)は、y軸方向(Y)に沿って延設されており、溝にパッキン(54)を取り付けることができる。パッキン取り付け溝(53)にパッキン(54)を取り付けた連結部材(5)を用いて型材(2)を連結することで、型材(2)の結合部(24)と連結部材(5)の嵌め合いがより強固になり、風雨やその他の液体等が型材(2)の内部に侵入することを防止できる。
これにより、ライトシェルフを連結した2以上の型材から構成した場合であっても、連結部分から風雨が型材(2)の内部に侵入することを防止できるため、ライトシェルフを長期間に亘って安全に使用することができる。
また、上記連結構造によると、連結部材(5)を用いるだけで、その他の補強部材等を用いずとも強固に型材(2)同士を連結できるため、重量を増加させることなく所望の長さのライトシェルフ(1)を形成することができる。
連結構造部分における部品点数を最小限に留めることができるため、部品の落下の虞も少ない。
【0037】
パッキン(54)は、雨水等の液体が型材(2)の内部に侵入することを防止するために、y軸方向(Y)の長さが、連結する型材(2)のy軸方向(Y)の長さと同一であることが好ましい。
しかしながら、これに限定されず、雨水等の液体が型材(2)の内部に侵入することを防止できる長さであれば、連結する型材(2)のy軸方向(Y)の長さよりも短くてもよい。
なお、パッキン(54)の材質は、天然ゴム、人造ゴム、皮革、プラスチック、木綿、ガラス繊維、木材等の単独あるいはそれらを二種以上組み合わせたものなど、パッキンとして通常使用されるものであればいかなるものでもよい。
【0038】
端部カバー(3)は、型材(2)の端部(21)を被覆するように設けられる。
端部カバー(3)の型材(2)への固定方法は特に限定されず、例えば、ボルト締め等により固定してもよく、溶接等により一体的に固定しても良い。
また、端部カバー(3)は、リブ(23)に設けられたビス止め穴(26)を利用して、ビスにより型材(2)に固定されても良い。
端部カバー(3)が、中空の型材(2)の端部(21)を被覆することにより、風雨が型材(2)の内部に侵入することを防止することができる。
そのため、端部カバー(3)を設けることにより、型材(2)の内部が風雨に晒され劣化することを防止でき、ライトシェルフ(1)の強度および軽量を保ちつつ耐久性を向上させることができる。
【0039】
型材(2)、端部カバー(3)および連結部材(5)の材質は、重量や強度の観点から、アルミニウムあるいはアルミニウム合金が好ましい。
型材(2)および連結部材(5)の材質にアルミニウムあるいはアルミニウム合金を用いることにより、優れた強度を備え、且つ軽量なライトシェルフとすることができる。
しかしながら、型材(2)および連結部材(5)の材質は、アルミニウムあるいはアルミニウム合金に限定されず、ライトシェルフに通常用いられる材質であれば、いかなるものでも用いることができる。
【0040】
支持具(4)は、柱(P)に固定された下地(41)と、下地(41)に固定されたスペーサー(42)と、スペーサー(42)および型材(2)に固定されるアングル材(43)とから構成されている。
【0041】
下地(41)は、柱(P)に固定され、正面視略C型チャネル状の形状を呈している。
下地(41)の材質は特に限定されず、例えば、耐食性に優れた溶融亜鉛メッキを施した鋼材等を用いることができる。
下地(41)と柱(P)の固定方法は特に限定されず、例えば、ボルト締め等により固定してもよく、溶接等により一体的に固定しても良い。
下地(41)は、柱(P)と仕上げ材(6)との間にできた空間に配置されることがより好ましい。
下地(41)が、柱(P)と仕上げ材(6)との間にできた空間に配置されることにより、下地(41)が風雨に晒される虞が低下し、より長期間に亘って安定にライトシェルフ(1)を柱(P)に固定することができる。
また、ライトシェルフ(1)と柱(P)の接合部分が外部から見えないようにすることができるため、見栄えを良くすることができる。
【0042】
スペーサー(42)は、下地(41)とアングル材(43)に固定される。
スペーサー(42)は、筒状あるいは棒状の形状を呈しており、柱(P)に固定された下地(41)とアングル材(43)を連結する役割を担う。
スペーサー(42)を設けることにより、下地(41)とアングル材(43)の間に余地ができ、ライトシェルフ(1)の振動や揺れに対する耐性を向上させることができる。
加えて、スペーサー(42)を設けることにより、下地(41)とアングル材(43)の間に仕上げ材(6)を設置することができる。
アングル材(43)の材質は特に限定されず、例えば、耐食性に優れたアルミニウムや溶融亜鉛メッキを施した鋼材等を用いることができる。
スペーサー(42)の下地(41)とアングル材(43)への固定方法は特に限定されず、例えば、ボルト締め等により固定してもよく、溶接等により一体的に固定しても良い。
【0043】
アングル材(43)は、スペーサー(42)および型材(2)に固定される。
アングル材(43)は、正面視略L字型の形状を呈しており、スペーサー(42)と型材(2)とを連結する役割を担い、ライトシェルフ(1)を柱(P)に固定する。
アングル材(43)の材質は特に限定されず、例えば、耐食性に優れた溶融亜鉛メッキを施した鋼材等を用いることができる。
アングル材(43)のスペーサー(42)と型材(2)への固定方法は特に限定されず、例えば、ボルト締め等により固定してもよく、溶接等により一体的に固定しても良い。
【0044】
支持具(4)は、変位追従スペーサー(44)をさらに備えていても良い。
変位追従スペーサー(44)は、アングル材(43)と型材(2)の間に配置される。
変位追従スペーサー(44)は、下面(すなわち、型材(2)に接する側の面)が曲線形状(すなわち、下面が湾曲している形状)を呈していることが望ましい。
また、変位追従スペーサー(44)は、図3に示す如く、例えば、正面視略半球形状(すなわち、アングル材(43)に接する側の面が平面であり、型材(2)に接する側の面が球面である形状)を呈していることが望ましい。
変位追従スペーサー(44)の下面が曲線形状あるいは変位追従スペーサー(44)が正面視略半球形状であることにより、下面が平面形状である場合と比較して、変位追従スペーサー(44)と型材(2)の接触面を減少させることができ、且つ上下左右方向に対する揺れや振動が生じた場合でも接触面を確保することができるため、型材(2)にかかる応力を減少させ、且つかかった応力を外部に逃がすことができるという有利な効果を奏する。
さらに、変位追従スペーサー(44)は、外力等により建造物が揺れて歪む際に、ライトシェルフ(1)が建造物の揺れに追従して建造物と共に歪んでしまうことを防止できるという有利な効果も奏する。
加えて、変位追従スペーサー(44)をアングル材(43)と型材(2)の間に配置することにより、上下左右方向に対する揺れや振動による変位に追従し、強い振動や揺れによってライトシェルフ(1)が柱(P)から外れてしまうことを防止できる。
そのため、揺れや振動の影響を受けやすい建造物の高層階にライトシェルフ(1)を設置する場合は、アングル材(43)と型材(2)の間に変位追従スペーサー(44)を設けることが望ましい。
なお、変位追従スペーサー(44)は、上記の効果を奏することができるものであれば、その形状および材質は限定されない。
また、図3には変位追従スペーサー(44)の一実施形態が例証されているが、これに限定されることはなく、当業者に自明な修正、変更、または変形されたものも、本実施形態に含まれることは言うまでもない。
【0045】
本発明に係るライトシェルフ(1)を、窓部(W)を挟んで対向する柱(P)に取り付ける場合、柱(P)に沿って仕上げ材(6)を設けることが好ましい。
仕上げ材(6)の材質は特に限定されず、モルタル、サイディング、タイル、ALC、木材、石材等、外壁の仕上げ材として通常用いられるものであればいかなるものでも用いることができる。
仕上げ材(6)を設けることにより、下地(41)が、柱(P)と仕上げ材(6)との間にできた空間に配置され、下地(41)が風雨に晒される虞が低下し、より長期間に亘って安定にライトシェルフ(1)を柱(P)に固定することができる。
【0046】
本発明に係るライトシェルフ(1)は、左右一対の支持具(4)に加えて、窓部(W)上方の外壁から型材(2)に連結する棒状の上方支持具(図示せず)を備えていても良い。
上方支持具を設けることにより、ライトシェルフ(1)を三点で固定(三点吊り)することができ、より強固に建造物にライトシェルフ(1)を取り付けることができる。
【0047】
本発明に係るライトシェルフ(1)のy軸方向(Y)の幅は特に限定されず、取り付ける窓部(W)の幅に合わせて適宜設定することが望ましい。
本発明に係るライトシェルフ(1)のx軸方向(X)の幅は特に限定されないが、太陽の高度に関係なく室内に太陽光を取り込むことができるという観点から、900mm以上であることが望ましい。
本発明に係るライトシェルフ(1)は、連結部材(5)を用いることで、所望の幅とすることができる(サイズ融通性を有する)ため、取り付ける窓部(W)の形状や大きさ、並びに必要とされる太陽光の取り込み能力に合わせて適切な形状とすることができる。
【0048】
なお、本発明に係るライトシェルフ(1)の型材(2)の表面に、太陽光の反射を調節するコーティングや防水・撥水コーティングを施しても良い。
【0049】
以下に、本発明に係るライトシェルフ(1)の建造物への取り付け方法の一例について詳述する。
なお、以下に詳述する本発明に係るライトシェルフ(1)の建造物への取り付け方法は一例であって、これに限定されるものではない。
【0050】
本発明に係るライトシェルフ(1)の建造物への取り付け方法は、以下の(1)〜(3)の工程を含む。
(1)少なくとも1つの型材(2)の端部(21)に、型材(2)の端部(21)を被覆する端部カバー(3)を取り付ける工程
(2)型材(2)にアングル材(43)を取り付ける工程
(3)窓部(W)を挟んで対向する柱(P)に下地(41)を固定し、スペーサー(42)を下地(41)に固定し、型材(2)に取り付けられたアングル材(43)をスペーサー(42)に固定する工程。
これらの工程により、図8に示す如く、ライトシェルフ(1)が建造物の窓部(W)に取り付けられる。
【0051】
工程(1)〜(2)により、ライトシェルフ(1)を事前に組み立てた後、ゴンドラ等により所望の設置場所に容易にライトシェルフ(1)を移動させることができる。
【0052】
工程(2)は、型材(2)とアングル材(43)との間に、変位追従スペーサー(44)を取り付ける工程を含んでいても良い。
型材(2)とアングル材(43)との間に、変位追従スペーサー(44)を取り付ける工程を含むことで、上下左右方向に対する揺れや振動による変位に追従し、強い振動や揺れによってライトシェルフ(1)が柱(P)から意図せず外れてしまうことを防止できる。
【0053】
工程(1)の前に、結合部(24)の上下の凸条(25)間に連結部材(5)を狭着して、複数の型材(2)をx軸方向(X)に連結する工程を含んでいても良い。
結合部(24)の上下の凸条(25)間に連結部材(5)を狭着して、複数の型材(2)をx軸方向(X)に連結することにより、ライトシェルフを連結した2以上の型材から構成した場合であっても、連結部分から風雨が型材(2)の内部に侵入することを防止できるため、ライトシェルフを長期間に亘って安全に使用することができる。
また、上記連結構造によると、連結部材(5)を用いるだけで、その他の補強部材等を用いずとも強固に型材(2)同士を連結できるため、重量を増加させることなく所望の長さのライトシェルフ(1)を形成することができる。
連結構造部分における部品点数を最小限に留めることができるため、部品の落下の虞も少ない。
【0054】
工程(3)の後に、下地(41)が柱(P)と仕上げ材(6)の間の空間(S)に配置されるように、仕上げ材(6)を取り付ける工程を含んでいても良い。
下地(41)が、柱(P)と仕上げ材(6)との間にできた空間に配置されることにより、下地(41)が風雨に晒される虞が低下し、より長期間に亘って安定にライトシェルフ(1)を柱(P)に固定することができる。
【産業上の利用可能性】
【0055】
本発明に係るライトシェルフは、少なくとも1つの型材と、型材の端部を被覆する端部カバーとを備え、型材は、窓部を挟んで対向する柱に取り付けられた左右一対の支持具により窓部に沿って設置されており、型材は、xy軸方向に広がりを持ち、互いに対向する2枚の矩形を呈したアルミニウムの板状体と、2枚の板状体をz軸方向に離間する、y軸方向に延設された複数のアルミニウムのリブとからなる中空の型材であり、支持具は、柱に固定された下地と、下地に固定されたスペーサーと、スペーサーおよび型材に固定されるアングル材とから構成されているため、以下の効果を奏する。
【0056】
型材が、xy軸方向に広がりを持ち、互いに対向する2枚の矩形を呈したアルミニウムの板状体と、2枚の板状体をz軸方向に離間する、y軸方向に延設された複数のアルミニウムのリブとからなる中空の型材であるため、ライトシェルフを軽量化でき、同時に強度も維持できることから、取り扱い性に優れ、且つ破損し難い頑丈なライトシェルフを提供できる。
【0057】
また、型材の端部を被覆する端部カバーを備えるため、中空の型材の内部に風雨が侵入することを防止でき、錆等の劣化を防止することができる。
そのため、劣化によってライトシェルフやその部品が意図せず建造物から外れて落下してしまう虞が少なく、長期間に亘って安全にライトシェルフを使用することができる。
【0058】
加えて、支持具が、柱に固定された下地と、下地に固定されたスペーサーと、スペーサーおよび型材に固定されるアングル材とから構成されているため、ライトシェルフを建造物に容易且つ強固に取り付けることができる。
さらに、支持具がこれらから構成されることにより、地震や風等による揺れや振動にも強いライトシェルフとすることができる。
【0059】
よって、本発明に係るライトシェルフは、様々な建造物の室内に太陽光を多く取り入れるためのライトシェルフ(採光装置)として、広く好適に用いることができる。
【符号の説明】
【0060】
1 ライトシェルフ
2 型材
21 端部
22 板状体
23 リブ(型材)
24 結合部
25 凸条
26 ビス止め穴
3 端部カバー
4 支持具
41 下地
42 スペーサー
43 アングル材
44 変位追従スペーサー
5 連結部材
51 リブ(連結部材)
52 凹部
53 パッキン取り付け溝
54 パッキン
6 仕上げ材
P 柱
W 窓部
X x軸方向
Y y軸方向
Z z軸方向
【要約】
【課題】容易且つ強固に建造物に取り付けることができ、風雨等により劣化し難いライトシェルフを提供すること。
【解決手段】ライトシェルフは、少なくとも1つの型材と、型材の端部を被覆する端部カバーとを備え、型材は、窓部を挟んで対向する柱に取り付けられた左右一対の支持具により窓部に沿って設置されており、型材は、xy軸方向に広がりを持ち、互いに対向する2枚の矩形を呈したアルミニウムの板状体と、2枚の板状体をz軸方向に離間する、y軸方向に延設された複数のアルミニウムのリブとからなる中空の型材であり、支持具は、柱に固定された下地と、下地に固定されたスペーサーと、スペーサーおよび型材に固定されるアングル材とから構成されている。
【選択図】図3
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8