(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6688558
(24)【登録日】2020年4月8日
(45)【発行日】2020年4月28日
(54)【発明の名称】他物固定具
(51)【国際特許分類】
E04D 13/00 20060101AFI20200421BHJP
【FI】
E04D13/00 L
【請求項の数】3
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2015-14528(P2015-14528)
(22)【出願日】2015年1月28日
(65)【公開番号】特開2016-138413(P2016-138413A)
(43)【公開日】2016年8月4日
【審査請求日】2018年1月11日
(73)【特許権者】
【識別番号】510153113
【氏名又は名称】株式会社ベルテック
(74)【代理人】
【識別番号】100102048
【弁理士】
【氏名又は名称】北村 光司
(72)【発明者】
【氏名】澤西 良三
(72)【発明者】
【氏名】速水 睦裕
【審査官】
兼丸 弘道
(56)【参考文献】
【文献】
特開2012−007339(JP,A)
【文献】
特開2013−112933(JP,A)
【文献】
特開2013−112932(JP,A)
【文献】
米国特許出願公開第2009/0026338(US,A1)
【文献】
米国特許出願公開第2004/0045241(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04D 13/00,13/18
H02S 20/10−20/32
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
下端部に取付下地への固定部を備えた下側支持部と、上端部に他物固定部を備えた上側支持部とを夫々別部材で構成し、
前記下側支持部を縦筒形状に形成すると共にその筒内の上部を覆う天蓋部を設け、
前記上側支持部を縦軸心に沿った角筒形状に形成し、
縦筒形状の前記下側支持部には、その筒延長上に前記天蓋部より上方に突出した連結用面部を有し、
前記上側支持部には、角筒形状の周側壁に、下方に突出する連結用面部を有し、
前記連結用面部どうしを相互にボルトを介して連結自在な連結部に形成してあり、
前記上側支持部の上端部に他物を載置可能な天板を設けると共に、その天板に、前記他物固定部を設け、
前記天板に他物を連結固定するボルトに対するボルト取付部を、複数設けて前記天板の下方から前記ボルトを貫通させて他物を固定可能に前記他物固定部に形成し、
前記上側支持部における角筒形状の前記周側壁の隅角部にのみ、下辺から上方に入り込んだ切欠き部を設けて、その切欠き部の上側で上下方向に小幅の小幅周側壁部を形成し、前記小幅周側壁部とその小幅周側壁部に繋がる上下方向に同一幅で連続する大幅の大幅周側壁部とで一連の前記周側壁を構成し、
前記下側支持部に設けた前記連結部は、平面視で前記切欠き部に対応する箇所で、隣接する前記下側支持部の連結用面部間に縦長のスリットを形成し、
前記天板から下方に伸びた平板状の補強リブを、前記天板の下面で前記天板の対角線に沿わせて互いに対向する隅角部間、又は、互いに対向する隅角近傍部間に亘る状態で一体に取り付け、
前記補強リブの端部は、前記ボルト取付部よりも前記天板の隅角部寄りに延設して前記小幅周側壁部の横方向の中間部に一体連設してある他物固定具。
【請求項2】
前記補強リブは、夫々の前記ボルト取付部の両側に配置してある請求項1に記載の他物固定具。
【請求項3】
前記ボルト取付部は、前記対角線上に配置されると共に、前記対角線に沿った長孔に形成してある請求項2に記載の他物固定具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、下端部に取付下地への固定部を備えた下側支持部と、上端部に他物固定部を備えた上側支持部とを設け、前記上側支持部を縦軸心に沿った角筒形状に形成し、上側支持部の上端部に他物を載置可能な天板を設けると共に、その天板に、前記他物固定部を設けてある他物固定具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、前記天板は一枚の金属製の板で形成され、前記他物固定部には、他物を連結固定するボルトに対するボルト取付部が複数設けてあるだけであった(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2012−7339号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来の天板に他物を載置して、ボルト取付部においてボルトで他物を連結固定した場合に、他物から受ける荷重や風や振動等によって他物を介して作用する外力に耐えるためには、一般的に、天板を厚くして強度を維持しなければならなかった。
しかし、他物固定具全体の重量が大きくなり、取付下地に固定したり搬送したりする際の作業性が低下するという問題がある。
【0005】
従って、本発明の目的は、上記問題点を解消し、他物固定具の軽量化を図りながら固定する他物に対する支持強度を上げられるようにするところにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の特徴構成は、下端部に取付下地への固定部を備えた下側支持部と、上端部に他物固定部を備えた上側支持部とを夫々別部材で構成し、前記下側支持部を縦筒形状に形成すると共にその筒内の上部を覆う天蓋部を設け、前記上側支持部を縦軸心に沿った角筒形状に形成し、縦筒形状の前記下側支持部には、その筒延長上に前記天蓋部より上方に突出した連結用面部を有し、前記上側支持部には、角筒形状の周側壁に、下方に突出する連結用面部を有し、前記連結用面部どうしを相互にボルトを介して連結自在な連結部に形成してあり、前記上側支持部の上端部に他物を載置可能な天板を設けると共に、その天板に、前記他物固定部を設け、前記天板に他物を連結固定するボルトに対するボルト取付部を、複数設けて前記天板の下方から前記ボルトを貫通させて他物を固定可能に前記他物固定部に形成し、前記上側支持部における角筒形状の前記周側壁の隅角部にのみ、下辺から上方に入り込んだ切欠き部を設けて、その切欠き部の上側で上下方向に小幅の小幅周側壁部を形成し、前記小幅周側壁部とその小幅周側壁部に繋がる上下方向に同一幅で連続する大幅の大幅周側壁部とで一連の前記周側壁を構成し、前記下側支持部に設けた前記連結部は、平面視で前記切欠き部に対応する箇所で、隣接する前記下側支持部の連結用面部間に縦長のスリットを形成し、前記天板から下方に伸びた平板状の補強リブを、前記天板の下面で前記天板の対角線に沿わせて互いに対向する隅角部間、又は、互いに対向する隅角近傍部間に亘る状態で一体に取り付け、前記補強リブの端部は、前記ボルト取付部よりも前記天板の隅角部寄りに延設して前記小幅周側壁部の横方向の中間部に一体連設したところにある。
【0007】
本発明の第1の特徴構成によれば、天板に複数設けたボルト取付部を介してボルトで他物を固定した場合に、他物から受ける荷重により天板を変形させる力が作用することがあり、前記天板から下方に伸びた平板状の補強リブを、前記天板の下面で、且つ、互いに対向する隅角部間、又は、互いに対向する隅角近傍部間に亘る状態で一体に取り付けてあるために、天板全体が補強され、その天板の変形を防止できる。
また、天板の補強のために、例えば、補強リブを天板の下面で、角筒形状の上側支持部の周側壁に平行に、且つ、格子状に配置して一体に設けることも考えられるが、この場合には、風や振動などにより他物を介して作用する外力により、天板及び上側支持部全体に対して、天板の対角線に沿った方向の曲げ力や押圧力が作用すると、弱くて変形しやすくなるのに対し、本発明の天板から下方に伸びた平板状の補強リブを設けた構造の場合には、縦軸心に沿った角筒形状の上側支持部の周側壁と、互いに対向する隅角部間、又は、互いに対向する隅角近傍部間に亘る補強リブにより、天板及び上側支持部全体に働くあらゆる方向の外力に対抗して補強できる。
その上、補強リブの端部が、ボルト取付部よりも前記天板の隅角部寄りに延設してあることにより、ボルトを介して天板のボルト取付部周辺部に作用する下方向の圧力や上方向の引き抜き力に対して、天板を補強してボルトによる他物の固定強度を上げることができる。
前記下側支持部と前記上側支持部とを夫々別部材で構成し、前記下側支持部の上端部と、前記上側支持部の下端部とに、相互にボルトを介して連結自在な連結部を設けることにより、他物固定具全体を分割して、固定する取付下地への移送を軽くして作業負担を少なくできる。
その上、前記上側支持部における角筒形状の前記周側壁の隅角部で、下辺から上方に入り込んだ切欠き部を設けて、その切欠き部の上側で上下方向に小幅の小幅周側壁部を形成し、且つ、前記下側支持部に設けた前記連結部は、平面視で前記切欠き部に対応する箇所で、隣接する前記下側支持部の連結用面部間に縦長のスリットを形成してあることにより、切欠き部を通して、他物を連結固定するボルト等の連結具を、天板の下面側から挿入できたり、またそれらの連結具に対し、連結操作用工具を使用しての上側支持部と下側支持部との連結をよりしやすくできる。
また、前記小幅周側壁部とその小幅周側壁部に繋がる上下方向に大幅の大幅周側壁部とで一連の前記周側壁を構成し、前記小幅周側壁部に前記補強リブの端部を一体連設することにより、切欠き部の形成により強度の低下する虞のある小幅周側壁部を、補強リブにより補強して、上側支持部を全体として強度を落とさずに施工性を向上させることができる。
【0008】
本発明の第2の特徴構成は、前記補強リブは、夫々の前記ボルト取付部の両側に配置してある。
【0009】
本発明の第2の特徴構成によれば、ボルトを介して天板におけるボルト取付部の周辺部に作用する外力は、天板を変形しようとするが、補強リブがボルト挿通孔の両側に配置されることにより、天板を重量化せずに、その変形を防止することができる。
【0010】
本発明の第3の特徴構成は、前記ボルト取付部は、前記対角線上に配置されると共に、前記対角線に沿った長孔に形成したところにある。
【0011】
本発明の第3の特徴構成によれば、対角線に沿った長孔にボルト挿通孔を形成してあるために、ボルトによる固定位置を長孔に沿って変位させて調整することにより、固定すべき他物の大きさが変化しても、容易に固定しやすくなる。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図11】(a)、(b)、(c)、(d)は、夫々別実施形態の上部支持部の底面図である。
【
図13】別実施形態の上側支持部における下方からの斜視図である。
【
図14】本発明の実施形態における要部拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜
図5に示すように、本発明の他物固定具の一実施形態品(以後、単に固定台1という)を使用して、屋上のコンクリート床やベランダ等の建築物(取付下地2の一例)の上に、ソーラーパネルやその取付フランジ部、あるいは、アンテナの支柱等の固定対象部材(他物の一例)3を固定してある状況を示している。
【0020】
前記コンクリート床2の上には、防水シート6が敷設してある。
当該実施形態においては、コンクリート床2の全域に防水シート6が敷設してある状態で、その上に、当該固定台1を設置して、固定対象部材3を固定台1に固定してある例を示している。従って、固定台1を設置した後、その周囲に、防水シート6と固定台1の外周部にわたる状態に立上り防水層7を設置し、その上端部をバンド29で縛ると共に、シール剤30を塗布して雨水の浸入を防止して、固定台設置部分から下方への漏水防止を図っている。
コンクリート床2における固定台設置箇所には、予め、アンカーボルト8が設置してあり、このアンカーボルト8に固定台1が固定されている。
【0021】
前記固定台1は、
図2〜
図5に示すように構成してある。
つまり、下端部にコンクリート床2への固定部9を設け、上端部に固定対象部材3の取付フランジ部5を固定する他物固定部10を設け、固定具本体11を鉄系材等の金属製で形成して、固定部9を備えた下側支持部12と、他物固定部10を備えた上側支持部13とに上下に分割構成し、上側支持部13と下側支持部12を夫々略横断面略四角形の縦筒形状に形成すると共に、その下側支持部12の筒内の底板部14に固定部9を形成し、下側支持部12の筒内の上部に固定部9を覆う天蓋部15を設け、下側支持部12の4つの筒周面部に固定部9に対する固定操作用の開口部16を形成してある。
開口部16の上側には、固定部9の固定操作後にその開口部16を閉じることができる閉じ板26を、開口部16の周部に着脱自在に取り付けるビス28により、開口部16の開口状態で仮固定してある。
従って、固定操作後には、ビス28を取り外して閉じ板26で開口部16を閉じた後に、ビス28で閉じ板26を下側支持部12の周側壁に固定する。
【0022】
前記固定部9には、複数の第1ボルト挿通孔17を設けてあり、前記他物固定部10には、ボルト取付部として第2ボルト挿通孔18を4箇所設けてある(
図4参照)。
前記第1ボルト挿通孔17には、コンクリート床2に埋設されたアンカーボルト8が下方から挿通され、そのボルト上端部にナットNを螺合して締め付けることで固定具本体11がコンクリート床2に固定される。
前記第2ボルト挿通孔18には、前記取付フランジ部5を固定するためのボルト19が下方から挿通され、そのボルト上端部にナットNを螺合して締め付けることで取付フランジ部5が固定台1に固定される。
【0023】
下側支持部12の上端部と、上側支持部13の下端部とには、相互にボルト20を介して連結自在な連結部21を設けてある。
【0024】
前記下側支持部12の筒周部で開口部16よりも上方に、水切り庇部23を設けてあり、立上り防水層7及び開口部16への雨水の浸入を防止してある。その水切り庇部23は、前記天蓋部15と一連の金属板から形成して周縁部を下方に折り曲げてあり、その金属板の連結部挿通孔24に下側支持部12の連結部21を挿通させて組付け、溶接により一体にすると共に、雨水が下側支持部12の内側に侵入するのを防止してある(
図3)。
【0025】
前記下側支持部12の連結部21は、夫々平面視で直交する連結用面部21Aを有して各連結用面部21Aにボルト挿通用丸孔22を形成してある。前記直交する連結用面部21A間に縦長のスリット25を形成して、そのスリット25により、天蓋部15の上の隅部に溜まる雨水を、外部に排水し易くなるように形成してある(
図3)。
【0026】
前記上側支持部13の連結部21は、夫々平面視で直交する連結用面部21Aを有して各連結用面部21Aにボルト挿通用長孔27を形成してある。前記直交する連結用面部21A間で、且つ、上側支持部13における角筒形状の周側壁の隅角部夫々に、下辺から上方に入り込んだ縦長の切欠き部35を形成し、その切欠き部35により、下側支持部12に対して上側支持部13を傾斜状態で連結する場合に、鉄系材の良好な靭性を利用して、連結用面部21Aが相手の連結用面部21Aになじむように変形を許容できるようにしてあり、切欠き部35の上側に上下に小幅の小幅周側壁部37を形成し、小幅周側壁部37とその他の上下に大幅の大幅周側壁部38とで、一連の周側壁を形成してある(
図3、
図4、
図6、
図7)。
【0027】
下側支持部12の連結部21において、筒状周側壁の内側面には、ナットNを受けて回り止めをするナット受け箱体31を取付けてあるが、スリット25及び切欠き部35を設けてあるために、前記ナット受け箱体31を設けない場合は、
図8に示すように、下側支持部12の連結部21と、上側支持部13の連結部21とを、ボルト20とナットNで連結する際に、スパナ32を挿通させてボルト20やナットNの回転操作又は回り止め操作用の隙間として利用できる。
また、スリット25及び切欠き部35は、それらを介して、他物を固定するボルト19やナットNに対する回転操作又は回り止め操作用の隙間にもなる。
【0028】
図2〜
図7に示すように、上側支持部13の上端部に他物3を載置可能な4角形の天板33を設けると共に、天板33に他物3を連結固定するボルト取付部としてボルト19に対するボルト挿通孔18を複数設けて他物固定部10に形成し、夫々のボルト挿通孔18の両側に配置して天板33の対角線に沿った一対の補強リブ34を、天板33の下面で、且つ、互いに対向する隅角部間に亘る状態で一体に取り付け、一対の補強リブ34の端部は、ボルト挿通孔18よりも天板33の隅角部寄りに延設して、上側支持部13の周側壁における小幅周側壁部37に、溶接等により一体連設してある。
【0029】
〔別実施形態〕
以下に他の実施の形態を説明する。
〈1〉 前記下側支持部12と上側支持部13とは、
図12に示すように、別部材ではなく一体形成された角筒状体であっても良い。この場合、他物3を取り付けるボルト取付部には、ボルト19を他物固定部10の天板33に、下面側から上方に貫通させて予め溶接により上向きに固定しておくか、もしくは、ボルト19を、開口部16及び天板33に形成したボルト挿通孔を下方から貫通させて、他物3を固定しても良い。
〈2〉 前記他物固定部10におけるボルト取付部は、天板33に形成したボルト挿通孔18であって、他物3を取り付ける際にボルト19を挿通させて固定する以外に、予め天板33に、ボルト19を溶接等により固定してあるものでもよい。
〈3〉 前記下側支持部12は、必ずしも角筒形状である必要はなく、例えば、
図9又は
図10に示すような円筒形状であっても良い。
〈4〉 下側支持部12の連結部21と上側支持部13の連結部21の少なくともいずれか一方に、ボルト挿通用丸孔を形成し、他方にボルト挿通用長孔を形成してあってもよく、また、上記ボルト挿通用長孔は、下側支持部12に対する上側支持部13の相対的上下高さ及び相対的傾斜姿勢の調整のために、上下に長い長孔や、相対的に横方向の変位調整のための横に長い長孔、または、その双方が備わっていてもよい。
〈5〉 前記ボルト挿通孔18は、丸孔の代わりに、天板33の対角線に沿った長孔に形成してあってもよく、この場合には、ボルト19による固定位置を長孔に沿って変位させて調整することにより、固定すべき他物の大きさが変化しても、容易に対応させて固定することができる。
〈6〉 前記補強リブ34の夫々の端部は、
図14に示すように、上側支持部13の周側壁に溶接等により一体連設する以外に、
図15に示すように、周側壁と一体連設せずに離間させてあってもよく、周側壁近傍まで延設してあれば他物固定部の天板33の歪防止等の補強機能を有する。
〈7〉 前記補強リブ34は、天板33及び周側壁に対して
図11(a)、(b)、(c)、(d)に示すように、一体に溶接により取り付けてあっても良く、つまり、補強リブ34と周側壁とでトラス構造を形成して補強してあればよい。また、ボルト挿通孔18を、天板33の対角線上に配置する以外に、
図11(a)及び
図11(b) に示す位置に設けてあっても良い。
〈8〉 前記補強リブ34は、ボルト挿通孔18の両側で一対設ける以外に、ボルト挿通孔18の両側に夫々2本以上対角線に沿って設けてあっても良い。
〈9〉 天板33の対角線に沿った補強リブ34に加えて、従来一般に設ける上側支持部13の周側壁に沿った補助補強リブを、複数本設けて天板33に一体取り付けしてあっても良い。
〈10〉前記補強リブには、
図13に示すように、天板33の略中央部をより補強するために、平行する補強リブ同士に跨って一体連設する補強板部39を設けてあっても良い。
【0030】
尚、上述のように、図面との対照を便利にするために符号を記したが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
【符号の説明】
【0031】
10 他物固定部
12 下側支持部
13 上側支持部
18 ボルト挿通孔
19 ボルト
21 連結部
33 天板
34 補強リブ
35 切欠き部
37 小幅周側壁部
38 大幅周側壁部