特許第6688653号(P6688653)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6688653
(24)【登録日】2020年4月8日
(45)【発行日】2020年4月28日
(54)【発明の名称】半導体装置および半導体装置の製造方法
(51)【国際特許分類】
   H01L 27/06 20060101AFI20200421BHJP
   H01L 21/336 20060101ALI20200421BHJP
   H01L 29/78 20060101ALI20200421BHJP
   H01L 21/822 20060101ALI20200421BHJP
   H01L 27/04 20060101ALI20200421BHJP
【FI】
   H01L27/06 311C
   H01L29/78 301D
   H01L29/78 301S
   H01L29/78 301K
   H01L27/04 H
【請求項の数】3
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2016-69165(P2016-69165)
(22)【出願日】2016年3月30日
(65)【公開番号】特開2017-183544(P2017-183544A)
(43)【公開日】2017年10月5日
【審査請求日】2019年2月7日
(73)【特許権者】
【識別番号】715010864
【氏名又は名称】エイブリック株式会社
(72)【発明者】
【氏名】森田 健士
(72)【発明者】
【氏名】津村 和宏
【審査官】 市川 武宜
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許第06198131(US,B1)
【文献】 特開2015−204307(JP,A)
【文献】 特開2006−019508(JP,A)
【文献】 特開平04−356965(JP,A)
【文献】 特開2010−045216(JP,A)
【文献】 特開2015−162581(JP,A)
【文献】 特開2010−258226(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 27/06
H01L 21/336
H01L 21/822
H01L 27/04
H01L 29/78
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
半導体基板上に設けられたフィールド酸化膜およびゲート酸化膜と、
前記ゲート酸化膜を介して設けられ、一端が前記フィールド酸化膜上に延在するゲート電極と、
前記ゲート電極の他端に設けられたN型高濃度ソース領域と、
前記N型高濃度ソース領域と前記フィールド酸化膜の一方の端部に挟まれ、前記ゲート酸化膜下に設けられたチャネル領域と、
前記チャネル領域を含むP型ウェル領域と、
前記フィールド酸化膜の前記一方の端部の反対側となる他方の端部に設けられたN型高濃度ドレイン領域と、
前記フィールド酸化膜の下方であって、前記N型高濃度ドレイン領域の周囲に設けられた複数の電界緩和領域と、
からなるNチャネル型MOSトランジスタを有する半導体装置であって、
前記複数の電界緩和領域は、
前記P型ウェル領域に隣接した第1のN型ウェル領域と
前記P型ウェル領域および前記第1のN型ウェル領域に重畳し、かつ、前記第1のN型ウェル領域より浅く形成された第2のN型ウェル領域と、
前記P型ウェル領域と前記第1のN型ウェル領域および前記第2のN型ウェル領域に重畳し、かつ、前記第2のN型ウェル領域より浅く前記フィールド酸化膜の直下に形成されたN型中濃度領域と、を有することを特徴とする半導体装置。
【請求項2】
前記第2のN型ウェル領域は、前記第1のN型ウェル領域より高濃度であることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
【請求項3】
前記第2のN型ウェル領域が前記フィールド酸化膜上に延在した前記ゲート電極と重畳しないことを特徴とする請求項またはに記載の半導体装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、Nチャネル型MOSトランジスタを静電気保護素子として用いる半導体装置に関する。
【背景技術】
【0002】
MOS型トランジスタを静電気保護素子として用いる半導体装置においては、Nチャネル型MOSトランジスタのドレインを外部端子につなぎ、ゲート電位およびソース電位を接地し、オフ状態で使用するいわゆるオフトランジスタがよく利用されている。
【0003】
高耐圧動作を行う素子を保護する場合、このNチャネル型MOSトランジスタのドレイン構造はチャネル領域とドレイン領域の間にフィールド酸化膜を備えた高耐圧構造が利用される。また、耐圧の向上及びオン抵抗を小さくするため、N型高濃度ドレイン領域周辺に不純物濃度の異なるN型低濃度拡散領域を備えた高耐圧構造が利用される(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−266473号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、静電気保護素子として用いられるNチャネル型MOSトランジスタにおいては、理想的には半導体装置の定格電圧以上のファーストブレークダウン電圧及びセカンドブレークダウン電圧を有するとともに、内部素子のファーストブレークダウン電圧及びセカンドブレークダウン電圧よりも低いファーストブレークダウン電圧及びセカンドブレークダウン電圧となっている電気特性を備えた構造が要求される。一般に耐圧を上げるとオン抵抗は高くなるので、オン抵抗を低くするために低濃度拡散領域を高濃度にした場合、ファーストブレークダウン電圧が下がって半導体装置の定格電圧や動作電圧を下回り、所望の特性を満たせないことがある。一方でオン抵抗を無視して耐圧を上げるために低濃度側にした場合にはセカンドブレークダウンが上がり内部素子を保護できないことがある。なお、ファーストブレークダウン電圧およびセカンドブレークダウン電圧はMOSトランジスタのIDS−VDS特性において定義される。図5に模式的なIDS−VDS特性を示している。ファーストブレークダウン電圧はゲート電圧を0Vとしたまま、ドレイン−ソース間の電圧VDSを上げていったときに、ドレイン電流IDSが立ち上がり始める電圧である。セカンドブレークダウン電圧は、さらにドレイン−ソース間の電圧VDSを上げていった場合にドレイン−ソース間の抵抗が急激に小さくなり、大電流が流れ始める電圧である。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、濃度変更を行わず拡散間の距離によって半導体装置の静電気保護素子の耐圧を容易に調整できる構造を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題解決のために本発明では以下の手段を用いた。
【0008】
まず、半導体基板上に設けられたフィールド酸化膜、およびゲート酸化膜と、前記ゲート酸化膜を介して設けられ、一部が前記フィールド酸化膜上に延在するゲート電極と、前記ゲート電極の一端に設けられたN型高濃度ソース領域と、前記N型高濃度ソース領域と前記フィールド酸化膜の一方の端部に挟まれ、前記ゲート酸化膜下に設けられたチャネル領域と、前記フィールド酸化膜の一方の端部の反対側の端部に設けられたN型高濃度ドレイン領域と、前記N型高濃度ドレイン領域の周囲に設けた電界緩和領域と、からなるNチャネル型MOSトランジスタを有する半導体装置であって、前記フィールド酸化膜の下に設けられたN型中濃度拡散領域が前記高濃度ドレイン領域から前記チャネル領域にかけて複数の不純物濃度を有する領域からなることを特徴とする半導体装置とした。
【0009】
また、半導体基板上に設けられたフィールド酸化膜、およびゲート酸化膜と、前記ゲート酸化膜を介して設けられ、一部が前記フィールド酸化膜上に延在するゲート電極と、前記ゲート電極の一端に設けられたN型高濃度ソース領域と、前記N型高濃度ソース領域と前記フィールド酸化膜の一方の端部に挟まれ、前記ゲート酸化膜下に設けられたチャネル領域と、前記フィールド酸化膜の一方の端部の反対側の端部に設けられたN型高濃度ドレイン領域と、前記N型高濃度ドレイン領域の周囲に設けた電界緩和領域と、からなるNチャネル型MOSトランジスタを有する半導体装置の製造方法であって、
前記半導体基板も表面にP型ウェル領域および第1のN型ウェル領域を形成する工程と、第2のN型ウェル領域を前記第1のウェル領域よりも浅く形成する工程と、前記フィールド酸化膜形成領域下にN型不純物をイオン注入し、酸化拡散してフィールド酸化膜とN型中濃度拡散領域を同時に形成する工程と、前記フィールド酸化膜の無い領域にチャネル領域を形成する工程と、前記チャネル領域上にゲート酸化膜を介してゲート電極を形成する工程と、ゲート電極およびフィールド酸化膜をマスクとして高濃度のN型不純物をイオン注入してN型高濃度ソース領域およびN型高濃度ドレイン領域を形成する工程と、層間絶縁膜形成工程と、コンタクトビア形成工程と、配線工程と、保護膜形成工程と、からなることを特徴とする半導体装置の製造方法とした。
【発明の効果】
【0010】
上記手段を用いることにより、静電気保護素子の電圧特性を所望の値に調整することが容易になる。
【0011】
本発明によれば、ファーストブレークダウン及びセカンドブレークダウンに影響する構造は、チャネル領域とN型低濃度拡散領域間の距離、N型低濃度拡散領域とN型ウェル領域間の距離であり、セカンドブレークダウンに影響する構造はN型低濃度拡散領域とN型高濃度拡散領域間の距離の距離であり、この構造のうちどれかひとつの距離を他二つの距離を保った状態で変えることで所望のファーストブレークダウン電圧及びセカンドブレークダウン電圧に調整することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の実施例である半導体装置の静電気保護素子の模式断面図である。
図2】本発明の実施例である半導体装置の静電気保護素子の特性図である。
図3】本発明の実施例である半導体装置の静電気保護素子の特性図である。
図4】本発明の実施例である半導体装置の静電気保護素子の特性図である。
図5】Nチャネル型MOSトランジスタのIDS−VDS特性図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下では図を用いて、本発明における半導体装置の静電気保護素子について説明する。
【0014】
図1は本発明の実施例であるNチャネル型MOSトランジスタを利用した静電気保護素子の模式断面図を表したものである。
【0015】
Nチャネル型MOSトランジスタは高耐圧に利用されるLDMOS構造であり、導電型がP型またはN型の半導体基板100にP型ウェル領域101とN型ウェル領域102が設けられている。P型ウェル領域101の基板表面に形成されたゲート酸化膜106を介してゲート電極108が設けられ、ゲート電極108の一部は基板上にLOCOS(Local Oxidation of Silicon)法によって形成されたフィールド酸化膜104上に延在している。ゲート電極の一方の端部にはN型高濃度ソース領域109が設けられ、このN型高濃度ソース領域109とフィールド酸化膜104に挟まれたゲート酸化膜106下にはチャネル領域107が形成される。一端にゲート電極の一部が載っているフィールド酸化膜104の他端のN型ウェル領域の基板表面にはN型高濃度ドレイン領域110が基板表面から0.4μmの深さで設けられ、フィールド酸化膜104の下にはN型中濃度拡散領域105が形成される。ここで、N型中濃度拡散領域105の不純物濃度は4〜10e16/cm3で、フィールド酸化膜底部から0.5μmの深さに設けられる。また、N型ウェル領域102にはN型中濃度拡散領域105よりも拡散深さの深いN型低濃度拡散領域103が設けられている。このN型低濃度拡散領域103はN型ウェル領域からP型ウェル領域101の一部まで及ぶが、その端部はゲート電極108と重畳しないように拡散形成されている。
【0016】
その結果、横方向では、チャネル領域107からN型高濃度ドレイン領域110に向かってe→d→cの順に次第に不純物濃度が高くなり、縦方向では、N型ウェル領域102からN型高濃度ドレイン領域に向かってa→b→cの順に次第に不純物濃度が高くなる電界緩和領域が形成されることになる。さらに、領域fには最も不純物濃度の低いN型拡散領域が電界緩和領域として設けられている。ファーストブレークダウン電圧やセカンドブレークダウン電圧はこれら6つの不純物濃度が異なる電界緩和領域であるN型拡散領域の配置によって変化することになる。
【0017】
図2は、N型低濃度拡散領域103とN型ウェル領域102の間の距離及びN型低濃度拡散領域103とN型高濃度拡散領域であるN型高濃度ドレイン領域110およびN型高濃度ソース領域109との間の距離を固定したまま、チャネル領域107とN型低濃度拡散領域103の間の距離X1を変化させた場合の保護素子の特性変化を示した図である。ファーストブレークダウン電圧及びセカンドブレークダウン電圧の二つの特性が変化する。すなわち、距離X1が大きくなると、ファーストブレークダウン電圧およびセカンドブレークダウン電圧が高くなる傾向を示す。
【0018】
図3はN型低濃度拡散領域103とN型高濃度拡散領であるN型高濃度ドレイン領域110およびN型高濃度ソース領域109との間の距離及びチャネル領域107とN型低濃度拡散領域103の間の距離を固定したまま、N型低濃度拡散領域103とN型ウェル領域102の間の距離X2を変化させた場合の保護素子の特性変化を示した図である。ファーストブレークダウン電圧及びセカンドブレークダウン電圧の二つの特性が変化する。すなわち、距離X2が大きくなると、ファーストブレークダウン電圧が高く、セカンドブレークダウン電圧が低くなる傾向を示す。
【0019】
図4はチャネル領域107とN型低濃度拡散領域103の間の距離およびN型低濃度拡散領域103とN型ウェル領域102の間の距離を固定したまま、N型低濃度拡散領域103とN型高濃度ドレイン領域110の間の距離X3を変化させた場合の保護素子の特性変化を示した図である。ファーストブレークダウン電圧は固定されたままセカンドブレークダウン電圧のみが変化する。すなわち、距離X3が大きくなると、セカンドブレークダウン電圧が高くなるが、ファーストブレークダウンはほぼ一定である。
【0020】
所望のファーストブレークダウン電圧及びセカンドブレークダウン電圧のNチャネル型MOSトランジスタの静電気保護素子を得る場合、たとえば、図2に示すようにチャネル領域とN型低濃度拡散領域間の距離X1のみを変更する、または、図3に示すようにN型低濃度拡散領域とN型ウェル領域間の距離X2のみを変更することでファーストブレークダウン電圧及びセカンドブレークダウン電圧を変え、所望のファーストブレークダウン電圧に調整し、次に、図4に示すようにN型低濃度拡散領域とN型高濃度拡散領域間の距離X3のみを変更することでファーストブレークダウン電圧を保ったまま所望のセカンドブレークダウン電圧に調整することで所望のファーストブレークダウン電圧とセカンドブレークダウン電圧を有するNチャネル型MOSトランジスタの静電気保護素子を得ることができる。
【0021】
以上のように、静電気保護素子として用いられるNチャネル型MOSトランジスタを用いる半導体装置においては、内部素子のファーストブレークダウン電圧以下のファーストブレークダウン電圧及びセカンドブレークダウン電圧を備えた静電気保護素子構造が要求されるが、上記手法を用いれば、容易に所望のブレークダウン電圧を有するNチャネル型MOSトランジスタの静電気保護素子を得ることが可能となる。
【0022】
次に、本発明の半導体装置の静電気保護素子の製造方法について図1を用いて簡単に説明する。
【0023】
まず、半導体基板100も表面にP型ウェル領域101およびN型ウェル領域102を5μm程度の深さに形成する。次いで、第2のN型ウェル領域であるN型低濃度拡散領域103をN型ウェル領域よりも浅い1〜2μm程度の深さになるように形成する。このN型低濃度拡散領域103はN型ウェル領域102だけでなくP型ウェル領域101の一部にもかけて形成され、図の領域b、c、d、fに示すN型拡散領域全域にN型低濃度拡散領域103を形成することになる。
【0024】
フィールド酸化膜104形成領域下にN型不純物であるリン(P)をイオン注入した後に酸化拡散してフィールド酸化膜104とN型中濃度拡散領域105を同時に形成する。形成されたN型中濃度拡散領域105は単体で5e16/cm3程度の濃度であるが、図の領域eではPウェル領域のためにN型不純物濃度は減じられ、領域dではN型低濃度拡散領域のためにN型不純物濃度は単体濃度よりも高くなり、領域cでのN型不純物濃度はさらに高くなる。
【0025】
次いで、フィールド酸化膜の無い領域にチャネル領域のための不純部イオン注入し、その後、チャネル領域上の半導体基板表面にゲート酸化膜106を形成し、さらにその上にゲート電極108を形成する。そして、ゲート電極108およびフィールド酸化膜104をマスクとして高濃度のN型不純物をイオン注入してN型高濃度ソース領域109およびN型高濃度ドレイン領域110を形成する。図示していないが、さらに、層間絶縁膜形成工程、コンタクトビア形成工程、配線工程、保護膜形成工程などを経ることで本発明の半導体装置を形成することができる。
【0026】
ここで、図2に示すようにチャネル領域とN型低濃度拡散領域間の距離X1のみを変更する、または、図3に示すようにN型低濃度拡散領域とN型ウェル領域間の距離X2のみを変更することでファーストブレークダウン電圧及びセカンドブレークダウン電圧を変え、所望のファーストブレークダウン電圧に調整し、次に、図4に示すようにN型低濃度拡散領域とN型高濃度拡散領域間の距離X3のみを変更することでファーストブレークダウン電圧を保ったまま所望のセカンドブレークダウン電圧に調整することで所望のファーストブレークダウン電圧とセカンドブレークダウン電圧を有するNチャネル型MOSトランジスタの静電気保護素子を有する半導体装置を製造することができる。
【符号の説明】
【0027】
100 半導体基板
101 P型ウェル領域
102 N型ウェル領域
103 N型低濃度拡散領域(第2のN型ウェル領域)
104 フィールド酸化膜
105 N型中濃度拡散領域
106 ゲート酸化膜
107 チャネル領域
108 ゲート電極
109 N型高濃度ソース領域
110 N型高濃度ドレイン領域
X1 チャネル領域〜N型低濃度拡散領域間距離
X2 N型低濃度拡散領域〜N型ウェル領域間距離
X3 N型低濃度拡散領域〜N型高濃度ドレイン領域間距離
a、b、c、d、e、f N型拡散領域(電界緩和領域)
図1
図2
図3
図4
図5