【文献】
A Cloud Service for Adaptive Digital Music Streaming,2012 Eighth International Conference on Signal Image Technology and Internet Based Systems,米国,IEEE,2013年 1月11日,p910-917
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記オーディオ再生デバイスにより報告されたロード速度の変更イベントに基づいて、前記オーディオ再生デバイスにより現在実現可能な目標明瞭度を決定する第4の決定モジュールをさらに含む、
ことを特徴とする請求項12に記載のオーディオ再生装置。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、本発明の実施形態を詳細に説明する。前記実施形態の例が図面に示されるが、同一又は類似する符号は、常に、同一又は類似の部品、又は、同一又は類似の機能を有する部品を表す。以下に、図面を参照しながら説明される実施形態は例示的なものであり、本発明を解釈するためだけに用いられ、本発明を限定するものと理解されてはならない。
【0028】
本発明の各実施例は、従来技術に存在しているオーディオ再生デバイスが音楽を再生するとき、音楽が途切れ途切れになってユーザに提示し、複数回途切れ途切れになるとユーザに対して頻繁に提示することにより、ユーザに迷惑を掛けてオーディオ再生デバイスの使用效果が劣る問題を鑑みて、オーディオ再生方法を提出する。
【0029】
本発明の実施例に係るオーディオ再生方法によれば、オーディオファイルを再生するとき、現在のオーディオファイルのロード速度が変更されたと決定された場合、オーディオファイルの目標明瞭度を決定し、予め設定された対策に基づいて、サーバにオーディオファイルの取得要求を報告するか否かを決定し、「はい」の場合、サーバにオーディオファイルの取得要求を報告することで、サーバにより送信されたオーディオ再生指令を取得した後、目標明瞭度に対応する目標オーディオファイルを再生する。これによって、オーディオ再生デバイスの現在のネットワーク状況及び予め設定された対策に基づいて、オーディオファイルの明瞭度を適応制御することで、オーディオ再生デバイスの使用効果を向上でき、ユーザの体験性を改善することができる。
【0030】
以下、図面を参照しながら本発明の実施例に係るオーディオ再生方法、オーディオ再生装置、オーディオ再生デバイス、及びサーバを説明する。
【0031】
以下、オーディオ再生デバイス側を例として、本発明の実施例に係るオーディオ再生方法に対して具体的に説明する。
【0032】
図1は、本発明の一実施例に係るオーディオ再生方法のフローチャートである。
【0033】
図1に示すように、前記オーディオ再生方法は、以下のようなステップ101乃至105を含む。
【0034】
ステップ101、 オーディオファイルを再生するとき、現在のオーディオファイルのロード速度が変更されたと決定された場合、オーディオファイルの目標明瞭度を決定する。
【0035】
具体的に、本発明の実施例に係るオーディオ再生方法は、本発明の実施例により提供されるオーディオ再生デバイスに設置して実行されてもよい。前記オーディオ再生デバイスは、スピーカー、携帯電話、コンピュータなどのオーディオを再生するいずれの端末機器あってもよい。
【0036】
なお、ロード速度の変更とは、ロード速度の低下でもよく、ロード速度の向上であってもよいが、ここで限定しない。
【0037】
目標明瞭度とは、現在のオーディオファイルのロード速度が変更してから、オーディオファイルを順調に再生可能な最高明瞭度である。
【0038】
具体的に、オーディオファイルのサンプリング精度の高さ程度によって、オーディオファイルの明瞭度をハイ明瞭度、一般的明瞭度、順調的明瞭度などのレベルに分ける。例えば、オーディオファイルのサンプリング精度が32ビット(bit)/192KHZ以上に設定されると、明瞭度がハイ清明瞭度になり、オーディオファイルのサンプリング精度が24bit/96KHZ乃至32bit/192KHZに設定されると、明瞭度が一般的明瞭度になり、オーディオファイルのサンプリング精度が16bit/44.1KHZ乃至24bit/96KHZに設定されると、明瞭度が順調的明瞭度になる。
【0039】
具体的に実現する場合、ロード速度とオーディオファイルの明瞭度との対応関係を予め設定してもよい。これによって、現在のオーディオファイルのロード速度が変更する場合、変更されたロード速度に基づいて、オーディオファイルの目標明瞭度を決定することができる。
【0040】
例えば、オーディオファイルのロード速度が256キロビット(Kb)/秒(s)よりも小さくなるように予め設定されたとすると、対応する明瞭度が順調的明瞭度になり、ロード速度が256Kb/s乃至512Kb/sであると、対応する明瞭度が一般的明瞭度になり、ロード速度が512Kb/sよりも高くなると、対応する明瞭度がハイ明瞭度になる。また、現在のオーディオファイルのロード速度が300Kb/sから200Kb/sに下げる場合、オーディオファイルの目標明瞭度が順調的明瞭度であると決定することができる。
【0041】
ステップ102、予め設定された対策に基づいて、サーバにオーディオファイルの取得要求を報告するか否かを決定する。
【0042】
ここで、予め設定された対策はニーズに基づいて設定されてもよい。例えば、ユーザの指令、又は他のトリガー条件などであってもよいが、本実施例はこれに対して限定しない。
【0043】
例えば、オーディオの再生過程で、オーディオファイルのロード速度が下げる場合、途切れ途切れになる状況が発生される。このとき、オーディオ再生デバイスは、ユーザからのオーディオファイル明瞭度を切り替える指令を受信すると、サーバにオーディオファイルの取得要求を直接に報告することができる。
【0044】
又は、現在のオーディオファイルのロード速度に変更が発生した場合、オーディオ再生デバイスは先にユーザに音声問い合わせメッセージを再生してもよく、ユーザにオーディオファイルの明瞭度を切り替えるか否かを問い合わせる。ユーザが「はい」を選んだ場合、サーバにオーディオファイルの取得要求を報告する。
【0045】
又は、オーディオ再生デバイスは、現在のネットワーク状況のみに基づいて、サーバにオーディオファイルの取得要求を報告するか否かを決定してもよい。例えば、オーディオの再生過程で、現在のオーディオファイルのロード速度に変更が複数回発生する場合、オーディオ再生デバイスが現在のネットワーク状況が不安定であると決定し、サーバにオーディオファイルの取得要求を報告する。又は、再生デバイスは、現在のオーディオファイルのロード速度が変更されたと決定された場合、オーディオ再生デバイスはユーザに音声問い合わせメッセージを再生し、ユーザにオーディオファイルの明瞭度を選択して切り替えるか否かを問い合わせし、長い時間の間、ユーザにより返信された確認指令が取得されていない場合、サーバにオーディオファイルの取得要求を報告してもよい。
【0046】
なお、上述のサーバにオーディオファイルの取得要求を報告するか否かを決定する形態は、単に例示的な説明であり、本発明に対して限定する説明ではない。当業者が上記説明のうえに、ニーズに基づいて、サーバにオーディオファイルの取得要求を報告する否かかを決定するように、予め設定された対策をいずれに設定することが可能である。ここで、これに対して限定しない。
【0047】
ステップ103、「はい」の場合、サーバにオーディオファイルの取得要求を報告し、前記取得要求は目標オーディオファイルの識別子及び目標明瞭度を含む取得要求を報告する。
【0048】
ここで、目標オーディオファイルは現在のオーディオファイルのオーディオ内容と同じであるが、明瞭度はそれぞれ異なる。
【0049】
目標オーディオファイルの識別子は、目標オーディオファイルを唯一に識別するものである。
【0050】
ステップ104、サーバにより送信されたオーディオ再生指令を取得し、オーディオ再生指令は目標オーディオファイルの識別子及び目標明瞭度に対応する目標オーディオファイルを含む。
【0051】
ステップ105、目標オーディオファイルを再生する。
【0052】
具体的に、現在のオーディオファイルのロード速度が変更されたと決定された場合、予め設定された対策に基づいて、サーバにオーディオファイルの取得要求を報告すると決定し、オーディオ再生デバイスは、サーバが目標オーディオファイルの識別子及び目標明瞭度に対応する目標オーディオファイルをオーディオ再生デバイスに報告するように、サーバにオーディオファイルの取得要求を報告する。オーディオ再生デバイスは、サーバにより送信されたオーディオ再生指令を取得した後、オーディオ再生指令に基づいて、オーディオ再生指令に含まれている目標オーディオファイルとの識別子及び目標明瞭度に対応する目標オーディオファイルを再生し、オーディオファイルの明瞭度を切り替えることができる。
【0053】
一可能な実現形態において、現在のオーディオファイルのロード速度に変更が発生した後、短時間内にすぐ前のロード速度に回復することができる。又は、オーディオファイルのロード速度がある時間帯内に頻繁に変更される可能性がある。そうすると、オーディオファイルの明瞭度を変更するように、サーバにオーディオファイルの取得要求を頻繁に報告することを抑制するために、本発明の実施例において、現在のオーディオファイルのロード速度が変更される具体的状況に基づいて、サーバにオーディオファイルの取得要求を報告するか否かを決定する。即ち、ステップ102は、具体的に以下のようなステップを含む。
第1の時間閾値内に、ロード速度に変更が発生したか否か、及び/又は、第2の時間閾値内に、前記ロード速度の変更された回数が第1の回数閾値を超えているか否かに基づいて、サーバにオーディオファイルの取得要求を報告するか否かを決定する。
【0054】
ここで、第1の時間閾値と、第2の時間閾値と、第1の回数閾値とはニーズに基づいて設定可能である。例えば、経験値に基づいて決定したり、又はネットワーク環境の履歴記憶などに基づいて決定したりしてもよいが、ここでこれに対して限定しない。
【0055】
具体的に、第1の時間閾値内に、ロード速度に変更が発生しない場合、即ち、現在のオーディオファイルのロード速度が変更された後、ずっと高いロード速度又は低いロード速度の状態を維持することは、ネットワーク環境に変更が発生したことを示し、現在の明瞭度のオーディオファイルを継続してロードする場合、音楽がずっと途切途切れになる可能性がある。又は第2の時間閾値内に、ロード速度の変更された回数が第1の回数閾値を越えることは、現在のネットワークが不安定になったことを示し、現在の明瞭度のオーディオファイルを継続してロードする場合、音楽が極めて容易に途切れ途切れになる。また、上述の2つの状況中のいずれか1つ又は2つの状況が同時に発生する場合、オーディオ再生デバイスは、サーバがオーディオ再生デバイスにオーディオ再生指令を送信し、オーディオ再生デバイスがオーディオ再生指令を取得した後、オーディオ再生指令に基づいて、目標オーディオファイルの識別子及び目標明瞭度に対応する目標オーディオファイルを再生するように、サーバにオーディオファイルの取得要求を報告する。
【0056】
なお、オーディオ再生デバイスは、現在のオーディオファイルのロード速度に変更が発生した後、ユーザに音声問い合わせメッセージを再生してもよい。ユーザの選択に基づいて、サーバにオーディオファイルの取得要求を報告するか否かを決定し、オーディオファイルの明瞭度を切り替える。即ち、ステップ102は、
ユーザに音声問い合わせメッセージを再生するステップと、
取得された前記ユーザにより返信された指令に基づいて、サーバにオーディオファイルの取得要求を報告するか否かを決定するステップと、を含む。
ここで、音声問い合わせメッセージは、ユーザにオーディオファイルの明瞭度を切り替えるか否かを問い合わせるものである。
【0057】
具体的に、現在のオーディオファイルのロード速度に変更が発生した後、オーディオ再生デバイスは、ユーザに「現在のネットワーク状態が安定ではないので、順調モードに切り替えて音楽を聴くことを進めますが、決定しますか」などの音声問い合わせメッセージを再生して、オーディオファイルの明瞭度を切り替えるか否かを問い合わせる。ユーザは音声問い合わせメッセージの再生を聞いて、音声を介して「決定する」、「OK」、又は他の同一の意味を表す指令を報告する。オーディオ再生デバイスは、ユーザにより返信された指令を受信した後、音声識別を介して、取得されたユーザにより返信された指令がオーディオファイルの明瞭度を切り替える指令であると決定する場合、サーバにオーディオファイルの取得要求を報告し、サーバがオーディオ再生デバイスにオーディオ再生指令を送信するようにさせる。オーディオ再生デバイスはオーディオ再生指令を取得した後、オーディオ再生指令に基づいて、目標オーディオファイルの識別子及び目標明瞭度に対応する目標オーディオファイルを再生する。
【0058】
なお、オーディオ再生デバイスは、第1の時間閾値内にロード速度が変更されていないと決定し、又は第2の時間閾値内にロード速度の変更された回数が第1の回数閾値を越えていると決定してから、ユーザに再生音声問い合わせメッセージを再生してもよい。これによって、ユーザに音声問い合わせメッセージを頻繁に再生してユーザが反感されることを抑制せきる。このような形態によって、オーディオ再生デバイスの使用效果を向上でき、ユーザ体験性を改善することができる。
【0059】
また、オーディオ再生デバイスは、現在のオーディオファイルのロード速度が変更されていると決定し、サーバにロード速度の変更イベントを報告してもよい。これによって、サーバは、オーディオ再生デバイスがユーザに再生音声問い合わせメッセージを再生するかを判定し、又はオーディオファイルの明瞭度を切り替えるように、サーバにオーディオファイルの取得要求を報告するかを判定する。即ち、ステップ103の前に、
予め設定された時間間隔で、サーバにロード速度の変更イベントを報告するステップをさらに含む。
【0060】
相応的に、ユーザに音声問い合わせメッセージを再生する前に、
サーバにより送信された音声問い合わせメッセージの再生指令を取得するステップをさらに含む。
【0061】
ここで、予め設定された時間間隔はニーズに基づいて設定されてもよい。例えば、経験値に基づいて決定されてもよく、又は、ネットワーク環境の履歴記憶などに基づいて決定されてもよいが、ここでこれに対して限定しない。
【0062】
具体的に、オーディオ再生デバイスは、サーバがロード速度変更の具体的状況に基づいて、オーディオ再生デバイスに音声問い合わせメッセージの再生指令を送信するように、予め設定された時間間隔でサーバにロード速度の変更イベントを報告する。オーディオ再生デバイスは、サーバにより送信された音声問い合わせメッセージの再生指令を取得した後、ユーザがオーディオファイル明瞭度の切り替えを選択するように、ユーザに再生音声問い合わせメッセージを再生する。
【0063】
なお、オーディオ再生デバイスは、サーバにより送信されたオーディオ再生指令を取得した後、初めから目標オーディオファイルを再生してもよく、ロード速度に変更があるときオーディオファイルが再生を停止した時刻から目標オーディオファイルを再生してもよい。
即ち、オーディオ再生指令には再生開始時刻がさらに含んでもよい。
【0064】
相応的に、ステップ104は、
再生開始時刻に基づいて、目標オーディオファイルを再生するステップを含むことができる。
【0065】
ここで、再生開始時刻は、サーバ又はオーディオ再生デバイスがロード速度変更するとき現在のオーディオファイルの再生進度に基づいて決定されてもよいが、ここでこれに対して限定しない。
【0066】
具体的に、オーディオ再生デバイスは、サーバにより送信されたオーディオ再生指令を取得した後、ユーザが既に再生したオーディオファイルをもう一度聞く必要がないように、再生開始時刻から目標オーディオファイルを再生することにより、オーディオ再生の效果を向上でき、ユーザ体験性を改善することができる。
【0067】
一方、オーディオ再生デバイスがサーバにオーディオファイルの取得要求を報告するか、又はロード速度の変更イベントの報告が失敗する場合、現在のネットワーク環境が極めて悪いことを決定し、最低明瞭度のオーディオファイルで再生しても、途切れ途切れが発生してしまう。このとき、オーディオ再生デバイスは、ユーザに「現在ネットワークが使用不可になったので、ネットワークを調べてください」などの提示メッセージを再生して、ユーザにネットワークが使用可能かを調べるように提示する。
【0068】
本発明の実施例に係るオーディオ再生方法によれば、オーディオファイルを再生するとき、現在のオーディオファイルのロード速度が変更されたと決定された場合、オーディオファイルの目標明瞭度を決定し、そして、予め設定された対策に基づいて、サーバにオーディオファイルの取得要求を報告するか否かを決定する。「はい」の場合、サーバにオーディオファイルの取得要求を報告して、サーバにより送信されたオーディオ再生指令を取得した後、オーディオ再生指令に含まれる目標オーディオファイルの識別子及び目標明瞭度に対応する目標オーディオファイルを再生する。これによって、オーディオ再生デバイスの現在のネットワーク状況及び予め設定された対策に基づいて、オーディオファイルの明瞭度を適応制御することで、オーディオ再生デバイスの使用效果を向上でき、ユーザの体験性を改善することができる。
【0069】
上述から分かるように、オーディオファイルを再生するとき、現在のオーディオファイルのロード速度が変更されたと決定された場合、オーディオファイルの目標明瞭度を決定することができ、ユーザに音声問い合わせメッセージを再生した後、ユーザにより返信された確認指令に基づいて、オーディオファイルの明瞭度の切り替えを行う。実際の運用において、オーディオ再生デバイスがユーザに音声問い合わせメッセージを再生した後、ユーザにより返信された確認指令が取得されていない場合がある。以下、
図2を併せて、このような状況に対して具体的に説明する。
【0070】
図2は、本発明の他の実施例に係るオーディオ再生方法のフローチャートである。
【0071】
図2に示すように、前記方法は、以下のようなステップ201乃至ステップ207を含む。
【0072】
ステップ201、オーディオファイルを再生するとき、現在のオーディオファイルのロード速度が変更されたと決定された場合、オーディオファイルの目標明瞭度を決定する。
【0073】
ステップ202、第2の時間閾値内に、ロード速度の変更された回数が第1の回数閾値を越えていると決定する。
【0074】
ステップ203、ユーザに音声問い合わせメッセージを再生する。
【0075】
ここで、音声問い合わせメッセージは、ユーザにオーディオファイルの明瞭度を切り替えるか否かを問い合わせるものである。
【0076】
ステップ204、ユーザに問い合わせメッセージを再生した時間が第3の時間閾値よりも大きく、且つ、ユーザにより返信された確認指令が取得されていないと決定する。
【0077】
ここで、第3の時間閾値はニーズに基づいて設定されてもよい。例えば、経験値に基づいて決定したり、又は、ユーザにより返信された指令の履歴時間記録などに決定されてもよいが、ここで、これに対して限定しない。
【0078】
ステップ205、サーバにオーディオファイルの取得要求を報告する。ここで、取得要求には、目標オーディオファイルの識別子及び目標明瞭度を含む。
【0079】
ステップ206、サーバにより送信されたオーディオ再生指令を取得する。ここで、オーディオ再生指令には、目標オーディオファイルの識別子及び目標明瞭度に対応する目標オーディオファイルを含む。
【0080】
ステップ207、目標オーディオファイルを再生する。
【0081】
ここで、前記ステップ201乃至ステップ203、ステップ205乃至ステップ207の具体的実現過程及び原理に対して、上述の実施例中のステップ101乃至ステップ104の詳しい説明を参照すればよいので、ここで贅言して説明しない。
【0082】
具体的に、オーディオ再生デバイスがユーザに音声問い合わせメッセージを再生して、ユーザにオーディオファイルの明瞭度を切り替えるか否かを問い合わせし、ユーザに問い合わせメッセージを再生した時間が、既に第3の時間閾値より大きく、且つユーザにより返信された確認指令が取得されていない場合、ユーザがオーディオ再生デバイスまでの距離が長すぎて、オーディオ再生デバイスが再生した問い合わせメッセージを聞かなかったと判定し、又はオーディオ再生デバイスがユーザの指令を識別しなかったと判定する。このとき、オーディオ再生デバイスがサーバにオーディオファイルの取得要求を報告し、サーバにより送信されたオーディオ再生指令に基づいて、オーディオファイルの明瞭度の切り替えを行ってもよい。
【0083】
一方、オーディオ再生デバイスは、ユーザに対してオーディオファイルの明瞭度の切り替え要否の問い合わせメッセージを複数回再生しても、ユーザにより返信された確認指令を受信しない場合がある。このとき、サーバにオーディオファイルの取得要求を報告して、サーバにより送信されたオーディオ再生指令に基づいて、オーディオファイルの明瞭度の切り替えを行ってもよい。即ち、ステップ204は、
ユーザに問い合わせメッセージを再生した回数が第2の回数閾値よりも大きく、且つ、ユーザにより返信された確認指令が取得されていない場合、サーバにオーディオファイルの取得要求を報告すると決定するステップであってもよい。
【0084】
具体的に、オーディオ再生デバイスがユーザにオーディオファイルの明瞭度の切り替え要否の問い合わせメッセージを再生した後、ユーザに問い合わせメッセージを再生した回数が複数回になり、且つ、ユーザにより返信された確認指令が取得されていない場合、ユーザがオーディオ再生デバイスまでの距離が長すぎて、オーディオ再生デバイスが再生した問い合わせメッセージを聞かなかったと判定し、又はオーディオ再生デバイスがユーザの指令を識別しなかったと判定する。このとき、サーバにオーディオファイルの取得要求を報告し、サーバにより送信されたオーディオ再生指令に基づいて、オーディオファイルの明瞭度の切り替えを行ってもよい。
【0085】
上述した形態によって、ユーザがオーディオ再生デバイスまでの距離が長すぎて、オーディオ再生デバイスとインタラクションができない場合でも、オーディオファイルの明瞭度を適用制御して、オーディオ再生デバイスの使用效果を向上でき、ユーザ体験性を改善することができる。
【0086】
本発明の実施例に係るオーディオ再生方法によれば、オーディオファイルを再生するとき、現在のオーディオファイルのロード速度が変更されたと決定された場合、オーディオファイルの目標明瞭度を決定し、且つ、第2の時間閾値内に、ロード速度の変更された回数が第1の回数閾値を越えていると決定すると、ユーザにオーディオファイルの明瞭度の切り替え要否の問い合わせメッセージを再生し、ユーザに問い合わせメッセージを再生した時間が第3の時間閾値よりも大きく、且つ、ユーザにより返信された確認指令が取得されていないと決定すると、サーバにオーディオファイルの取得要求を報告するとともに、サーバにより送信されたオーディオ再生指令を取得した後、目標オーディオファイルを再生する。これによって、オーディオ再生デバイスの現在のネットワーク状況及び予め設定された対策に基づいて、オーディオファイルの明瞭度を適用制御して、オーディオ再生デバイスの使用效果を向上でき、ユーザ体験性を改善することができる。
【0087】
以下、サーバ側を例として、本発明の実施例に係るオーディオ再生方法に対して具体的に説明する。
【0088】
図3は、本発明の他の実施例に係るオーディオ再生方法のフローチャートである。
【0089】
図3に示すように、前記オーディオ再生方法は、以下のようなステップ301乃至ステップ302を含む。
【0090】
ステップ301、オーディオ再生デバイスにより報告されたオーディオファイルの取得要求を取得する。ここで、取得要求には、目標オーディオファイルの識別子及び目標明瞭度を含む。
【0091】
具体的に、本発明の実施例に係るオーディオ再生方法は、本発明の実施例に係るサーバに配置されて実行される。
【0092】
ステップ302、オーディオ再生デバイスにオーディオ再生指令を送信する。オーディオ再生指令には、目標オーディオファイルの識別子及び目標明瞭度に対応する目標オーディオファイルを含む。
【0093】
ここで、目標オーディオファイルの識別子及び目標明瞭度に対する具体的説明について、上述の実施例中の対応説明を参照すればよいので、ここで贅言しない。
【0094】
具体的に実現する場合、オーディオ再生デバイスは、オーディオファイルを再生するとき、現在のオーディオファイルのロード速度が変更されたと決定された場合、目標明瞭度を決定し、そして、サーバに目標オーディオファイルの識別子及び目標明瞭度を含むオーディオファイルの取得要求を報告する。サーバは、オーディオ再生デバイスにより報告されたオーディオファイルの取得要求を受信した後、オーディオ再生デバイスがオーディオ再生指令に基づいて、目標オーディオファイルの識別子及び目標明瞭度に対応する目標オーディオファイルを再生するように、オーディオ再生デバイスにオーディオ再生指令を送信する。
【0095】
理解できるのは、現在のオーディオファイルのロード速度に変更が発生した後、オーディオ再生デバイスは、ユーザがオーディオファイルの明瞭度の切り替えを選択して行うように、ユーザに音声問い合わせメッセージを再生する。本発明の一可能な実現形態において、オーディオ再生デバイスはロード速度の変更イベントをサーバに報告し、サーバがロード速度の変更イベントに基づいて、オーディオ再生デバイスがユーザに音声問い合わせメッセージを再生するかを決定する。即ち、ステップ301の前に、
オーディオ再生デバイスにより報告されたロード速度の変更イベントを取得するステップと、
第2の時間閾値内に、オーディオ再生デバイスにより報告されたロード速度の変更イベントの回数が第1の回数閾値を越えているか否かを判定するステップと、
「はい」の場合、オーディオ再生デバイスに音声問い合わせメッセージの再生指令を送信するステップと、を含む。
ここで、再生指令は、再生デバイスがユーザに対して音声問い合わせメッセージを再生するように指示するものであり、音声問い合わせメッセージは、ユーザにオーディオファイルの明瞭度を切り替えるか否かを問い合わせるものである。
【0096】
ここで、第2の時間閾値及び第1の回数閾値はニーズに基づいて設定されてもよい。例えば、経験値に基づいて決定したり、又は、ネットワーク環境の履歴記録などに決定されてもよいが、ここで、これに対して限定しない。
【0097】
具体的に、第2の時間閾値内に、オーディオ再生デバイスにより報告されたロード速度の変更イベントの回数が第1の回数閾値を越えているとのことは、オーディオ再生デバイスの現在のネットワークが安定ではないことを意味する。現在明瞭度のオーディオファイルを継続してロードすると、音楽が途切れ途切れになる状況が極めて容易に発生される。このとき、サーバは、オーディオ再生デバイスがユーザに再生音声問い合わせメッセージを再生するように、オーディオ再生デバイスに音声問い合わせメッセージの再生指令を送信し、これによって、ユーザがオーディオファイルの明瞭度の切り替えを選択するようにする。
【0098】
ユーザにより確認指令を返信する場合、オーディオ再生デバイスがサーバにオーディオファイルの取得要求を報告して、サーバは、オーディオ再生デバイスが目標オーディオファイルを再生するように、オーディオ再生デバイスにオーディオ再生指令を送信する。これによって、オーディオファイルの明瞭度の切り替えが実現される。
【0099】
上述した形態によって、ネットワーク状況が変えた後、オーディオ再生デバイスがユーザに音声問い合わせメッセージを頻繁に再生して、ユーザが反感されることを抑制でき、オーディオ再生デバイスの使用效果を向上でき、ユーザ体験性を改善することができる。
【0100】
なお、サーバがオーディオ再生デバイスに報告したオーディオ再生指令には、オーディオの再生開始時刻が含まれてもよく、オーディオ再生デバイスが再生開始時刻に基づいて目標オーディオファイルを再生することができる。
【0101】
即ち、ステップ302の前に、
オーディオ再生デバイスにおいて現在再生しているオーディオファイルの再生進度を決定するステップと、
再生進度に基づいて、目標オーディオファイルの再生開始時刻を決定するステップとをさらに含む。
【0102】
相応的に、ステップ302は、
オーディオ再生デバイスに再生開始時刻を含むオーディオ再生指令を送信するステップを含むことができる。
【0103】
具体的に、サーバは、オーディオ再生デバイスの現在のオーディオファイルのロード速度が変更する場合の、現在のオーディオファイルの再生進度に基づいて、目標オーディオファイルの再生開始時刻を決定するとともに、オーディオ再生デバイスに再生開始時刻を含むオーディオ再生指令を報告して、オーディオ再生デバイスがサーバにより送信されたオーディオ再生指令を取得した後、再生開始時刻から目標オーディオファイルを再生するようにさせる。このような形態によって、ユーザが既に再生したオーディオファイルをもう一度聞く必要がなくなり、オーディオ再生の效果を向上でき、ユーザ体験性を改善することができる。
【0104】
例えば、オーディオ再生デバイスが現在のオーディオファイルを再生するとき、03:00まで再生したとき、ロード速度に変更があったとする。このとき、オーディオ再生デバイスは、サーバにオーディオファイルの取得要求を報告し、サーバは現在のオーディオファイルの再生進度に基づいて、目標オーディオファイルの再生開始時刻が03:00であることを決定する。サーバはオーディオ再生デバイスに03:00を含むオーディオ再生指令を報告すると、オーディオ再生デバイスが03:00時刻から目標オーディオファイルの再生を開始する。
【0105】
本発明の実施例に係るオーディオ再生方法は、オーディオ再生デバイスにより報告されたオーディオファイルの取得要求を取得した後、オーディオ再生デバイスにオーディオ再生指令を送信することができる。これによって、オーディオ再生デバイスの現在のネットワーク状況及び予め設定された対策に基づいて、オーディオファイルの明瞭度を適用制御して、オーディオ再生デバイスの使用效果を向上でき、ユーザ体験性を改善することができる。
【0106】
上述から分かるように、サーバはオーディオ再生デバイスにより報告されたロード速度の変更イベントに基づいて、オーディオ再生デバイスに音声問い合わせメッセージの再生指令を送信して、オーディオ再生デバイスが音声切り替え要否問い合わせメッセージを再生するようにし、ユーザがオーディオ再生デバイスに確認指令を報告した後、オーディオ再生デバイスにより報告されたオーディオファイルの取得要求に基づいて、オーディオ再生デバイスにオーディオ再生指令を送信する。これによって、オーディオ再生デバイスが明瞭度切り替え後の目標オーディオファイルを再生することができる。実際の運用において、オーディオ再生デバイスが音声問い合わせメッセージを再生した後、ユーザにより返信された確認指令が取得されていない場合があり、サーバはオーディオ再生デバイスにより報告されたオーディオファイルの取得要求を受信しなかった場合がある。以下、
図4を併せて、このような状況に対して具体的に説明する。
【0107】
図4は、本発明の他の実施例に係るオーディオ再生方法のフローチャートである。
【0108】
図4に示すように、前記方法は、以下のようなステップ401乃至ステップ404を含む。
【0109】
ステップ401、オーディオ再生デバイスにより報告されたロード速度の変更イベントを取得する。
【0110】
ステップ402、第2の時間閾値内に、オーディオ再生デバイスにより報告されたロード速度の変更イベントの回数が第1の回数閾値を越えているか否かを判定する。
【0111】
ステップ403、「はい」の場合、オーディオ再生デバイスに音声問い合わせメッセージの再生指令を送信する。
【0112】
ここで、再生指令は、再生デバイスがユーザに対して音声問い合わせメッセージを再生するように指示するものであり、音声問い合わせメッセージは、ユーザにオーディオファイルの明瞭度を切り替えるか否かを問い合わせるものである。
【0113】
ステップ404、オーディオ再生デバイスに音声問い合わせメッセージの再生指令を送信した時間が第3の時間閾値よりも大きく、且つオーディオ再生デバイスにより報告されたオーディオファイルの取得要求を受信していないと決定された場合、オーディオ再生デバイスにオーディオ再生指令を送信する。
【0114】
ここで、前記ステップ401乃至ステップ403の具体的実現過程及び原理は、上述の実施例におけるステップ301乃至ステップ302の詳しい説明を参照すればよいので、ここで贅言しない。
【0115】
具体的に、サーバがオーディオ再生デバイスに音声問い合わせメッセージの再生指令を送信した後、オーディオ再生デバイスに問い合わせメッセージ再生指令を送信した時間が第3の時間閾値よりも大きく、且つ、オーディオ再生デバイスにより報告されたオーディオファイルの取得要求を受信していない場合、ユーザがオーディオ再生デバイスまでの距離が長すぎて、オーディオ再生デバイスが再生した問い合わせメッセージを聞かなかったと判定し、又はオーディオ再生デバイスがユーザの指令を識別しなかったと判定する。このとき、サーバがオーディオ再生デバイスにオーディオ再生指令を送信して、オーディオ再生デバイスが明瞭度切り替え後のオーディオファイルを再生することができる。
【0116】
また、サーバがオーディオ再生デバイスに音声問い合わせメッセージの再生指令を複数回送信した後、オーディオ再生デバイスにより報告されたオーディオファイルの取得要求をいずれも受信していない場合、このとき、オーディオ再生デバイスが明瞭度切り替え後の目標オーディオファイルを再生するように、サーバもオーディオ再生デバイスにオーディオ再生指令を送信してもよい。即ち、ステップ404は、
オーディオ再生デバイスに音声問い合わせメッセージの再生指令を送信した回数が第2の回数閾値よりも大きく、且つ、オーディオ再生デバイスにより報告されたオーディオファイルの取得要求を受信していないと決定した場合、オーディオ再生デバイスにオーディオ再生指令を送信するステップであってもよい。
【0117】
具体的に、サーバがオーディオ再生デバイスに音声問い合わせメッセージの再生指令を送信した後、オーディオ再生デバイスに音声問い合わせメッセージの再生指令を送信した回数が第2の回数閾値よりも大きく、且つ、オーディオ再生デバイスにより報告されたオーディオファイルの取得要求を受信していないと決定した場合、ユーザがオーディオ再生デバイスまでの距離が長すぎて、オーディオ再生デバイスが再生した問い合わせメッセージを聞かなかったと判定し、又はオーディオ再生デバイスがユーザの指令を識別しなかったと判定する。このとき、サーバがオーディオ再生デバイスにオーディオ再生指令を送信して、オーディオ再生デバイスが明瞭度切り替え後の目標オーディオファイルを再生することができる。
【0118】
上述した形態によって、ユーザがオーディオ再生デバイスまでの距離が長すぎて、オーディオ再生デバイスとインタラクションができない場合でも、オーディオファイルの明瞭度を適用制御して、オーディオ再生デバイスの使用效果を向上でき、ユーザ体験性を改善することができる。
【0119】
なお、サーバがオーディオ再生デバイスにより報告された目標オーディオファイルの識別子及び目標明瞭度を含むオーディオファイルの取得要求を受信していない場合、オーディオデバイスにより報告されたロード速度の変更イベントに基づいて、オーディオ再生デバイスの現在実現可能な目標明瞭度を決定することができる。即ち、ステップ404において、オーディオ再生デバイスにオーディオ再生指令を送信する前に、
オーディオ再生デバイスにより報告されたロード速度の変更イベントに基づいて、オーディオ再生デバイスの現在実現可能な目標明瞭度を決定するステップをさらに含む。
【0120】
具体的に、サーバは、オーディオ再生デバイスにより報告されたロード速度の変更イベントに基づいて、オーディオ再生デバイスの現在のネットワーク状況を決定でき、オーディオ再生デバイスが実現可能な目標明瞭度を決定でき、また、オーディオ再生デバイスの現在再生のオーディオファイルに基づいて、目標オーディオファイルの識別子を決定することができる。これによって、オーディオ再生デバイスにオーディオ再生指令を送信するとき、目標オーディオファイル識別子及び目標明瞭度に対応する目標オーディオファイルをオーディオ再生デバイスに送信して、オーディオ再生デバイスがオーディオファイル明瞭度を切り替えるようにする。
【0121】
本発明の実施例に係るオーディオ再生方法は、まず、オーディオ再生デバイスにより報告されたロード速度の変更イベントを取得し、そして、第2の時間閾値内に、オーディオ再生デバイスがロード速度の変更イベントを報告した回数が第1の回数閾値を越えているか否かを判定し、「はい」の場合、オーディオ再生デバイスに音声問い合わせメッセージの再生指令を送信し、オーディオ再生デバイスが音声問い合わせメッセージの再生指令を報告した時間が第3の時間閾値よりも大きく、且つ、オーディオ再生デバイスにより報告されたオーディオファイルの取得要求を受信していないと決定された場合、オーディオ再生デバイスにオーディオ再生指令を送信する。これによって、オーディオ再生デバイスの現在のネットワーク状況及び予め設定された対策に基づいて、オーディオファイルの明瞭度を適用制御して、オーディオ再生デバイスの使用效果を向上でき、ユーザ体験性を改善することができる。
【0122】
図5は、本発明の一実施例に係るオーディオ再生方法の信号交互図である。
【0123】
図5に示すように、前記オーディオ再生方法は、以下のようなステップ501乃至ステップ507を含む。
【0124】
ステップ501、オーディオ再生デバイスは、オーディオファイルを再生するとき、現在のオーディオファイルのロード速度が変更されたと決定された場合、オーディオファイルの目標明瞭度を決定する。
【0125】
ステップ502、オーディオ再生デバイスは、第2の時間閾値内に、ロード速度の変更された回数が第1の回数閾値を越えていると決定する。
【0126】
ステップ503、オーディオ再生デバイスは、ユーザに音声問い合わせメッセージを再生する。
【0127】
ここで、音声問い合わせメッセージは、ユーザにオーディオファイルの明瞭度を切り替えるか否かを問い合わせるものである。
【0128】
ステップ504、オーディオ再生デバイスは、ユーザにより返信された確認指令を取得する。
【0129】
ステップ505、オーディオ再生デバイスは、サーバにオーディオファイルの取得要求を報告する。
【0130】
ここで、取得要求には、目標オーディオファイルの識別子及び目標明瞭度を含む。
【0131】
ステップ506、サーバは、オーディオ再生デバイスにオーディオ再生指令を送信する。
【0132】
ここで、オーディオ再生指令には、目標オーディオファイルの識別子及び目標明瞭度に対応する目標オーディオファイルを含む。
【0133】
ステップ507、オーディオ再生デバイスは目標オーディオファイルを再生する。
【0134】
具体的に、オーディオ再生デバイスは、ロード速度の変更情况に基づいて、ユーザに音声問い合わせメッセージを再生し、ユーザにより返信された確認指令を取得した後、サーバから目標オーディオファイルの識別子及び目標明瞭度に対応する目標オーディオファイルを取得して、オーディオファイル明瞭度の切り替えを行う。
【0135】
上述した過程を介して、オーディオ再生デバイスの現在のネットワーク状況及び予め設定された対策に基づいて、オーディオファイルの明瞭度を適用制御して、オーディオ再生デバイスの使用效果を向上でき、ユーザ体験性を改善することができる。
【0136】
図6は、本発明の一実施例に係るオーディオ再生方法の信号交互図である。
【0137】
図6に示すように、前記オーディオ再生方法は、以下のようなステップ601乃至ステップ607を含む。
【0138】
ステップ601、オーディオ再生デバイスは、オーディオファイルを再生するとき、現在のオーディオファイルのロード速度が変更されたと決定された場合、オーディオファイルの目標明瞭度を決定する。
【0139】
ステップ602、オーディオ再生デバイスは、第2の時間閾値内に、ロード速度の変更された回数が第1の回数閾値を越えていると決定する。
【0140】
ステップ603、オーディオ再生デバイスは、ユーザに音声問い合わせメッセージを再生する。
【0141】
ステップ604、オーディオ再生デバイスは、ユーザに問い合わせメッセージを再生した回数が第2の回数閾値よりも大きく、且つユーザにより返信された確認指令が取得されていないと決定する。
【0142】
ステップ605、オーディオ再生デバイスは、サーバにオーディオファイルの取得要求を報告する。
【0143】
ここで、取得要求には、目標オーディオファイルの識別子及び目標明瞭度を含む。
【0144】
ステップ606、サーバは、オーディオ再生デバイスにオーディオ再生指令を送信する。
【0145】
ここで、オーディオ再生指令には、目標オーディオファイルの識別子及び目標明瞭度に対応する目標オーディオファイルを含む。
【0146】
ステップ607、オーディオ再生デバイスは、目標オーディオファイルを再生する。
【0147】
具体的に、オーディオ再生デバイスは、ロード速度の変更情况に基づいて、ユーザに音声問い合わせメッセージを再生し、ユーザに問い合わせメッセージを再生した回数が第2の回数閾値よりも大きく、且つユーザにより返信された確認指令を受信していないと決定した場合、サーバから目標オーディオファイルの識別子及び目標明瞭度に対応する目標オーディオファイルを取得して、オーディオファイル明瞭度の切り替えを行う。
【0148】
上述した過程を介して、オーディオ再生デバイスの現在のネットワーク状況及び予め設定された対策に基づいて、オーディオファイルの明瞭度を適用制御して、オーディオ再生デバイスの使用效果を向上でき、ユーザ体験性を改善することができる。
【0149】
図7は、本発明の一実施例に係るオーディオ再生方法の信号交互図である。
【0150】
図7に示すように、前記オーディオ再生方法は、以下のようなステップ701乃至ステップ709を含む。
【0151】
ステップ701、オーディオ再生デバイスは、オーディオファイルを再生するとき、現在のオーディオファイルのロード速度が変更されたと決定された場合、オーディオファイルの目標明瞭度を決定する。
【0152】
ステップ702、オーディオ再生デバイスは、予め設定された時間間隔で、サーバにロード速度の変更イベントを報告する。
【0153】
ステップ703、サーバは、第2の時間閾値内に、オーディオ再生デバイスがロード速度の変更イベントを報告した回数が第1の回数閾値を越えていると決定する。
【0154】
ステップ704、サーバは、オーディオ再生デバイスに音声問い合わせメッセージの再生指令を送信する。
【0155】
ここで、再生指令は、再生デバイスがユーザに対して音声問い合わせメッセージを再生するように指示するものであり、音声問い合わせメッセージは、ユーザにオーディオファイルの明瞭度を切り替えるか否かを問い合わせるものである。
【0156】
ステップ705、オーディオ再生デバイスは、ユーザに音声問い合わせメッセージを再生する。
【0157】
ステップ706、オーディオ再生デバイスは、ユーザにより返信された確認指令を取得する。
【0158】
ステップ707、オーディオ再生デバイスは、サーバにオーディオファイルの取得要求を報告する。
【0159】
ここで、取得要求には、目標オーディオファイルの識別子及び目標明瞭度を含む。
【0160】
ステップ708、サーバは、オーディオ再生デバイスにオーディオ再生指令を送信する。
【0161】
ここで、オーディオ再生指令には、目標オーディオファイルの識別子及び目標明瞭度に対応する目標オーディオファイルを含む。
【0162】
ステップ709、オーディオ再生デバイスは、目標オーディオファイルを再生する。
【0163】
具体的に、サーバは、オーディオ再生デバイスにより報告されたロード速度の変更イベントに基づいて、オーディオ再生デバイスに音声問い合わせメッセージの再生指令を送信する。オーディオ再生デバイスは、音声問い合わせメッセージの再生指令を取得した後、ユーザに音声問い合わせメッセージを再生し、ユーザにより返信された確認指令を取得した後、サーバから目標オーディオファイルの識別子及び目標明瞭度に対応する目標オーディオファイルを取得して、オーディオファイル明瞭度の切り替えを行う。
【0164】
上述した過程を介して、オーディオ再生デバイスの現在のネットワーク状況及び予め設定された対策に基づいて、オーディオファイルの明瞭度を適用制御して、オーディオ再生デバイスの使用效果を向上でき、ユーザ体験性を改善することができる。
【0165】
図8は、本発明の一実施例に係るオーディオ再生方法の信号交互図である。
【0166】
図8に示すように、前記オーディオ再生方法は、以下のようなステップ801乃至ステップ801を含む。
【0167】
ステップ801、オーディオ再生デバイスは、オーディオファイルを再生するとき、現在のオーディオファイルのロード速度が変更されたと決定された場合、オーディオファイルの目標明瞭度を決定する。
【0168】
ステップ802、オーディオ再生デバイスは、予め設定された時間間隔で、サーバにロード速度の変更イベントを報告する。
【0169】
ステップ803、サーバは、第2の時間閾値内に、オーディオ再生デバイスがロード速度の変更イベントを報告した回数が第1の回数閾値を越えていると決定する。
【0170】
ステップ804、サーバは、オーディオ再生デバイスに音声問い合わせメッセージの再生指令を送信する。
【0171】
ここで、再生指令は、再生デバイスがユーザに対して音声問い合わせメッセージを再生するように指示するものであり、音声問い合わせメッセージは、ユーザにオーディオファイルの明瞭度を切り替えるか否かを問い合わせるためのものである。
【0172】
ステップ805、オーディオ再生デバイスは、ユーザに音声問い合わせメッセージを再生する。
【0173】
ステップ806、サーバは、オーディオ再生デバイスに音声問い合わせメッセージの再生指令を送信した時間が第3の時間閾値よりも大きく、且つ、オーディオ再生デバイスにより報告されたオーディオファイルの取得要求が取得されていないと決定する。
【0174】
ステップ807、サーバは、オーディオ再生デバイスにより報告されたロード速度の変更イベントに基づいて、オーディオ再生デバイスの現在実現可能な目標明瞭度を決定する。
【0175】
ステップ808、サーバは、オーディオ再生デバイスにオーディオ再生指令を送信する。
【0176】
ここで、オーディオ再生指令には、目標オーディオファイルの識別子及び目標明瞭度に対応する目標オーディオファイルを含む。
【0177】
なお、サーバは、オーディオ再生デバイスにより報告されたオーディオファイルの取得要求が取得されていない場合、オーディオ再生デバイスの現在再生のオーディオファイルに基づいて、目標オーディオファイルの識別子を決定するとともに、オーディオ再生デバイスにより報告されたロード速度の変更イベントに基づいて、オーディオ再生デバイスの現在実現可能な目標明瞭度を決定する。これによって、オーディオ再生デバイスからのオーディオ再生指令には、目標オーディオファイルの識別子及び目標明瞭度に対応する目標オーディオファイルを含む。
【0178】
ステップ809、オーディオ再生デバイスは、目標オーディオファイルを再生する。
【0179】
具体的に、サーバは、オーディオ再生デバイスにより報告されたロード速度の変更イベントに基づいて、オーディオ再生デバイスに音声問い合わせメッセージの再生指令を送信する。オーディオ再生デバイスは音声問い合わせメッセージの再生指令を取得した後、ユーザに音声問い合わせメッセージを再生する。また、サーバは、オーディオ再生デバイスに音声問い合わせメッセージ指令を報告する時間が第3の閾値よりも大きく、且つオーディオ再生デバイスにより報告されたオーディオファイルの取得要求を受信していないと決定された場合、オーディオ再生デバイスにオーディオ再生指令を送信して、オーディオ再生デバイスがオーディオファイル明瞭度の切り替えを行うようにする。
【0180】
上述した過程を介して、オーディオ再生デバイスの現在のネットワーク状況及び予め設定された対策に基づいて、オーディオファイルの明瞭度を適用制御して、オーディオ再生デバイスの使用効果を向上でき、ユーザ体験性を改善することができる。
【0181】
図9は、本発明一実施例に係るオーディオ再生装置の構成を示す概略図である。
【0182】
図9に示すように、前記オーディオ再生装置は、オーディオ再生デバイスに適用され、
オーディオファイルを再生するとき、現在のオーディオファイルのロード速度が変更されたと決定された場合、オーディオファイルの目標明瞭を決定する第1の決定モジュール901と、
予め設定された対策に基づいて、サーバにオーディオファイルの取得要求を報告するか否かを決定する第2の決定モジュール902と、
サーバにオーディオファイルの取得要求を報告すると決定された場合、サーバにオーディオファイルの取得要求を報告し、取得要求は目標オーディオファイルの識別子及び目標明瞭度を含む第1の送信モジュール903と、
サーバにより送信されたオーディオ再生指令を取得し、オーディオ再生指令は目標オーディオファイルの識別子及び目標明瞭度に対応する目標オーディオファイルを含む第1の取得モジュール904と、
目標オーディオファイルを再生する第1の再生モジュール905と、を含む。
【0183】
具体的に、本実施例に係るオーディオ再生装置は、スマートスピーカー、携帯電話、コンピュータなどのオーディオ再生可能ないずれの端末機器に設定されて、上述のようなオーディオ再生デバイス側が実行するオーディオ再生方法を実行することができる。
【0184】
本発明の実施例の一可能な実現形態において、前記第2の決定モジュール902は、具体的に、
第1の時間閾値内に、ロード速度が変更されたか否か、及び/又は、第2の時間閾値内に、ロード速度の変更された回数が第1の回数閾値を超えているか否かに基づいて、サーバにオーディオファイルの取得要求を報告するか否かを決定する。
【0185】
本発明の実施例のもう一つの可能な実現形態において、前記第2の決定モジュール902は、さらに、
ユーザに音声問い合わせメッセージを再生し、取得されたユーザにより返信された指令に基づいて、サーバにオーディオファイルの取得要求を報告するか否かを決定する。
ここで、音声問い合わせメッセージは、ユーザにオーディオファイルの明瞭度を切り替えるか否かを問い合わせるためのものである。
【0186】
本発明の実施例のもう一つの可能な実現形態において、前記第2の決定モジュールは、さらに、
ユーザに問い合わせメッセージを再生した時間が、既に第3の時間閾値より大きく、且つユーザにより返信された確認指令が取得されていない場合、サーバにオーディオファイルの取得要求を報告すると決定し、
又は、
ユーザに問い合わせメッセージを再生した回数が第2の回数閾値より大きく、またユーザにより返信された確認指令が取得されていない場合、サーバにオーディオファイルの取得要求を報告することを決定する。
【0187】
本発明の実施例のもう一つの可能な実現形態において、前記オーディオ再生装置は、
予め設定された時間間隔で、サーバにロード速度の変更イベントを報告する第2の送信モジュールと、
サーバにより送信された音声問い合わせメッセージの再生指令を取得する第3の取得モジュールと、をさらに含む。
【0188】
本発明の実施例のもう一つの可能な実現形態において、オーディオ再生指令は再生開始時刻をさらに含み、
前記第1の再生モジュール905は、具体的に、
再生開始時刻に基づいて、目標オーディオファイルを再生する。
【0189】
なお、前述したオーディオ再生デバイス側が実行するオーディオ再生方法の実施例に対する説明は、当該実施例のオーディオ再生装置にも適用されるので、ここで贅言しない。
【0190】
本発明の実施例に係るオーディオ再生装置は、オーディオファイルを再生するとき、現在のオーディオファイルのロード速度が変更されたとを決定された場合、オーディオファイルの目標明瞭度を決定し、そして、予め設定された対策に基づいて、サーバにオーディオファイルの取得要求を報告するか否かを決定して、サーバにオーディオファイルの取得要求を報告し、サーバにより送信されたオーディオ再生指令を取得した後、オーディオ再生指令に含まれる目標オーディオファイルの識別子及び目標明瞭度に対応する目標オーディオファイルを再生する。これによって、オーディオ再生デバイスの現在のネットワーク状況及び予め設定された対策に基づいて、オーディオファイルの明瞭度を適用制御して、オーディオ再生デバイスの使用効果を向上でき、ユーザ体験性を改善することができる。
【0191】
図10は、本発明の他の実施例に係るオーディオ再生装置の構成を示す概略図である。
【0192】
図10に示すように、前記オーディオ再生装置は、サーバに適用され、
オーディオ再生デバイスにより報告されたオーディオファイルの取得要求を取得し、取得要求は目標オーディオファイルの識別子及び目標明瞭度を含む第4の取得モジュール1001と、
オーディオ再生デバイスにオーディオ再生指令を送信し、オーディオ再生指令は目標オーディオファイルの識別子及び目標明瞭度に対応する目標オーディオファイルを含む第3の送信モジュール1002と、を含む。
【0193】
具体的に、本発明の実施例に係るオーディオ再生装置は、本発明の実施例に係るサーバに設定されて、上述のようなサーバ側が実行するオーディオ再生方法を実行することができる。
【0194】
本発明の実施例の一可能な実現形態において、前記オーディオ再生装置は、
オーディオ再生デバイスにより報告されたロード速度の変更イベントを取得する第5の取得モジュールと、
第2の時間閾値内に、オーディオ再生デバイスにより報告されたロード速度の変更イベントの回数が第1の回数閾値を超えているか否かを判定する第1の判定モジュールと、
第2の時間閾値内に、オーディオ再生デバイスにより報告されたロード速度の変更イベントの回数が第1の回数閾値を超えている場合、オーディオ再生デバイスに音声問い合わせメッセージの再生指令を送信し、再生指令は再生デバイスがユーザに対して音声問い合わせメッセージを再生するように指示する第4の送信モジュールと、をさらに含み、
ここで、音声問い合わせメッセージは、ユーザにオーディオファイルの明瞭度を切り替えるか否かを問い合わせるためのものである。
【0195】
本発明の実施例のもう一つの可能な実現形態において、前記オーディオ再生装置は、
オーディオ再生デバイスに音声問い合わせメッセージの再生指令を送信した時間が、既に第3の時間閾値より大きく、またオーディオ再生デバイスにより報告されたオーディオファイルの取得要求が取得されていない場合、オーディオ再生デバイスにオーディオ再生指令を送信し、
又は、
オーディオ再生デバイスに音声問い合わせメッセージの再生指令を送信した回数が、既に第2の回数閾値より大きく、またオーディオ再生デバイスにより報告されたオーディオファイルの取得要求が取得されていない場合、オーディオ再生デバイスにオーディオ再生指令を送信する第3の決定モジュールをさらに含む。
【0196】
本発明の実施例のもう一つの可能な実現形態において、前記オーディオ再生装置は、
オーディオ再生デバイスにより報告されたロード速度の変更イベントに基づいて、オーディオ再生デバイスの現在実現可能な目標明瞭度を決定する第4の決定モジュールをさらに含む。
【0197】
本発明の実施例のもう一つの可能な実現形態において、前記オーディオ再生装置は、
オーディオ再生デバイスにおいて現在再生しているオーディオファイルの再生進度を決定する第5の決定モジュールと、
再生進度に基づいて、目標オーディオファイルの再生開始時刻を決定する第6の決定モジュールと、さらに含み、
第3の送信モジュール1002は、さらに、
オーディオ再生デバイスに再生開始時刻を含むオーディオ再生指令を送信する。
【0198】
なお、前述したサーバ側が実行するオーディオ再生方法の実施例に対する説明は、当該実施例のオーディオ再生装置にも適用されるので、ここで贅言しない。
【0199】
本発明の実施例に係るオーディオ再生装置は、オーディオ再生デバイスにより報告されたオーディオファイルの取得要求を取得した後、オーディオ再生デバイスにオーディオ再生指令を送信することができる。これによって、オーディオ再生デバイスの現在のネットワーク状況及び予め設定された対策に基づいて、オーディオファイルの明瞭度を適用制御して、オーディオ再生デバイスの使用效果を向上でき、ユーザ体験性を改善することができる。
【0200】
上述した目的を達成するために、本発明の他の一実施例に係るオーディオ再生デバイスは、
メモリと、プロセッサと、メモリに記憶されるとともにプロセッサにより実行可能なコンピュータプログラムとを含むオーディオ再生デバイスであって、前記プログラムが前記プロセッサにより実行される場合、第1の実施例に係る前記オーディオ再生方法が実現される。
【0201】
上述した目的を達成するために、本発明のまた他の一実施例に係るサーバは、
メモリと、プロセッサと、メモリに記憶されるとともにプロセッサにより実行可能なコンピュータプログラムとを含むサーバであって、前記プログラムが前記プロセッサにより実行される場合、前記第2の実施例に係る前記オーディオ再生方法が実現される。
【0202】
上述した目的を達成するために、本発明のさらに他の実施例によりコンピュータ読み取り可能な記憶媒体が提供され、当該記憶媒体にコンピュータプログラムが記憶され、前記プログラムがプロセッサにより実行される場合、第1の実施例に係るオーディオ再生方法が実現される。
【0203】
上述した目的を達成するために、本発明のまた他の実施例によりコンピュータ読み取り可能な記憶媒体が提供され、当該記憶媒体にコンピュータプログラムが記憶され、前記プログラムがプロセッサにより実行される場合、第2の実施例に係るオーディオ再生方法が実現される。
【0204】
上述した目的を達成するために、本発明のさらに他の実施例によりコンピュータプログラム製品が提供され、当該コンピュータプログラム製品における指令がプロセッサにより実行される場合、前述した第1の実施例に係るオーディオ再生方法が実現される。
【0205】
上述した目的を達成するために、本発明のさらに他の実施例によりコンピュータプログラム製品が提供され、当該コンピュータプログラム製品における指令がプロセッサにより実行される場合、前述した第2の実施例に係るオーディオ再生方法が実現される。
【0206】
本発明の説明において、「一実施形態」、「一部の実施形態」、「例示的な実施形態」、「具体的な実施形態」、又は「一部の実施形態」などの用語を参考した説明とは、該実施形態又は実施形態に結合して説明された具体的な特徴、構成、材料又は特徴が、本発明の少なくとも一実施形態又は実施形態に含まれることを意味する。本明細書において、上記用語に対する例示的な記述は、必ずしも同一の実施形態又は実施形態を示すことではない。又、説明された具体的な特徴、構成、材料又は特徴は、いずれか1つ又は複数の実施形態又は実施形態において適切に組み合わせることができる。さらに、互いに矛盾しない場合、当業者であれば、本明細書に記述した異なる実施形態又は例示、及び異なる実施形態又は例示的特徴に対して結合及び組み合わせを行うことができる。
【0207】
また、「第1」、「第2」は目的を説明するための用語に過ぎず、比較的な重要性を指示又は暗示するか、又は示された技術的特徴の数を黙示的に指示すると理解してはいけない。従って、「第1」、「第2」で限定された特徴は少なくとも1つの当該特徴を含むことを明示又は暗示する。本発明の説明において、別途明確且つ具体的な限定がない限り、「複数」とは、2つ又は2つ以上のことを意味する。
【0208】
フローチャート又はここで他の形態で説明したいずれの過程又は方法は、カスタムロジック機能又は過程中のステップを実現するための1つ又は複数の実行可能な指令を示すコードを含むモジュール、セグメント又は一部であると理解すべきであり、また、本発明の好ましい実施形態の範囲は他の実現を含むことができ、ここで、示された又は論議された順序で実施しなくてもよいが、言及された機能によって基本的に同時の形態又は相反する順序で実施されてもよい。これに対して、本発明の実施例が所属する技術分野の技術者であれば理解すべきものである。
【0209】
フローチャートで示された又はここで他の形態で説明されたロジック及び/又はステップは、例えば、ロジック機能を実現するための実行可能な指令の順序付けリストであると見なされ、何れのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体において具体的に実現されて、指令によるシステム、装置、又はデバイス(例えば、コンピュータによるシステム、プロセッサを含むシステム、又はその他の指令によるシステム、装置又はデバイスから指令を取得するとともに指令を実行するシステム)に使われるとか、又はこれらを組み合わせてシステム、装置又はデバイスを指令して使うようになってもよい。本願明細書において、「コンピュータ読み取り可能な記憶媒体」とは、プログラムを含有、記憶、通信、伝播、又は伝送して、システム、装置又はデバイスを指令したり、又はこれらを組み合わせてシステム、装置又はデバイスを指令して使ういずれの装置であってもよい。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体のもっと具体的な例(全てを含むことはない)として、1つ又は複数の配線を含む電気接続部(電子装置)、携帯コンピュータカセット(磁気装置)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)又はフラッシュメモリ、光ファイバー、及びCD-ROMを含んでもよい。また、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、それに前記プログラムをプリント可能な紙やその他の適当な媒体であってもよい。これは、例えば、紙やその他の媒体に対して光学的にスキャンし、そして編集し、解釈し、又は必要な場合、その他の形態で処理して電子的プログラムを取得し、そしてそれをコンピュータのメモリに記憶可能であるからである。
【0210】
なお、本発明の各部分は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はそれらの組み合わせによって実現されることが可能である。前記実施形態において、複数のステップ又は方法は、メモリに記憶される適当な指令に基づいてシステムを実行させるソフトウェア又はファームウェアによって実現可能である。例えば、ハードウェアで実現される場合、他の一実施形態と同様に、本技術分野において周知である、データ信号に対してロジック機能を実現するロジックゲート回路を含む離散ロジック回路、適当な組み合わせロジックゲート回路を含むASIC、PGA、及びFPGAなどの技術中のいずれか1つ又はそれらの組み合わせによって実現可能である。
【0211】
本技術分野の普通の技術者であれば、前記実施例に係る方法に含まれる全部又は一部のステップは、プログラムを介してハードウェアを指令することで実施可能であることが理解すべきである。前記プログラムは、1つのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶され、当該プログラムが実行されると、方法実施例におけるステップにおける1つ又はそれらの組み合わせが完成される。
【0212】
また、本発明の各実施例における各機能ユニットは、1つの処理モジュールに集積されてもよいが、それぞれが個別の物理的存在であってもよい。また、2つ又は2つ以上が1つのモジュールに集積されてもよい。前記集積モジュールは、ハードウェアの形態で実現されてもよいが、ソフトウェア機能モジュールの形態で実現されてもよい。前記集積モジュールがソフトウェア機能モジュールの形態で実現されるとともに、独立した製品として販売又は使用される場合、1つのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されてもよい。
【0213】
上記の記憶媒体は、読み出し専用メモリ、磁気ディスク、又は光ディスクなどであってもよい。上記において、本発明の実施例に対して示して説明したが、上述した実施例が例示的なものであって、本発明に対して限定するためのものではないことは理解すべきである。本技術分野の普通の技術者であれば、本発明の範囲内で上記実施例に対して変更、修正、差し替え、変形を実施してもよい。