特許第6689833号(P6689833)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6689833物のインターネットのセルラ通信における開ループタイミングおよびサイクリックプレフィクス
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6689833
(24)【登録日】2020年4月10日
(45)【発行日】2020年4月28日
(54)【発明の名称】物のインターネットのセルラ通信における開ループタイミングおよびサイクリックプレフィクス
(51)【国際特許分類】
   H04L 27/26 20060101AFI20200421BHJP
   H04W 52/02 20090101ALI20200421BHJP
   H04W 56/00 20090101ALI20200421BHJP
   H04W 72/12 20090101ALI20200421BHJP
   H04J 1/00 20060101ALI20200421BHJP
【FI】
   H04L27/26 112
   H04W52/02 110
   H04W56/00 130
   H04W72/12 150
   H04L27/26 100
   H04J1/00ZIT
   H04L27/26 113
   H04L27/26 313
【請求項の数】15
【全頁数】30
(21)【出願番号】特願2017-518937(P2017-518937)
(86)(22)【出願日】2015年9月21日
(65)【公表番号】特表2017-536738(P2017-536738A)
(43)【公表日】2017年12月7日
(86)【国際出願番号】US2015051178
(87)【国際公開番号】WO2016057195
(87)【国際公開日】20160414
【審査請求日】2018年8月27日
(31)【優先権主張番号】14/510,910
(32)【優先日】2014年10月9日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】595020643
【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100109830
【弁理士】
【氏名又は名称】福原 淑弘
(74)【代理人】
【識別番号】100158805
【弁理士】
【氏名又は名称】井関 守三
(74)【代理人】
【識別番号】100112807
【弁理士】
【氏名又は名称】岡田 貴志
(72)【発明者】
【氏名】リ、ジュンイ
(72)【発明者】
【氏名】レーン、フランク・アントン
【審査官】 大野 友輝
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2014/112907(WO,A1)
【文献】 米国特許第08265183(US,B1)
【文献】 特開2007−195022(JP,A)
【文献】 特開2010−081446(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2012/0281551(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2011/0164698(US,A1)
【文献】 特表2006−505230(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 27/26
H04J 1/00
H04W 52/02
H04W 56/00
H04W 72/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信の方法であって、
初期アクセス手順に基づいてセルとの接続を確立することと、
前記セルからダウンリンク信号を受信することと、前記ダウンリンク信号は、直交周波数分割多元接続(OFDMA)信号またはシングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)信号を備え、前記ダウンリンク信号はさらに、第1のサイクリックプレフィクスを備え、
前記ダウンリンク信号を受信したことに応答して、前記セルへのアップリンク信号のための送信シンボル時間を決定することと、
前記セルへ前記アップリンク信号を送信することと、ここにおいて、前記アップリンク信号は、第2のサイクリックプレフィクスを有するOFDMA信号またはSC−FDMA信号のうちの1つであり、前記第2のサイクリックプレフィクスは、前記第1のサイクリックプレフィクスとは異なる長さを有し、
を備える、方法。
【請求項2】
前記ダウンリンク信号のサブキャリア間隔は、前記アップリンク信号のサブキャリア間隔とは異なる、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記アップリンク信号は、ペイロードデータトラフィックを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第2のサイクリックプレフィクスの長さは、前記第1のサイクリックプレフィクスの長さよりも長い、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第2のサイクリックプレフィクスの前記長さは、前記第1のサイクリックプレフィクスの前記長さの少なくとも2倍の長さである、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記ダウンリンク信号のサブキャリア間隔は、前記アップリンク信号のサブキャリア間隔よりも大きい、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記ダウンリンク信号の前記サブキャリア間隔は、前記アップリンク信号の前記サブキャリア間隔の少なくとも2倍の大きさである、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記セルへの前記アップリンク信号の前記送信のためのリソースの割当を受信することをさらに備え、
ここにおいて、前記アップリンク信号の前記送信は、前記アップリンク信号の前記送信のために割り当てられた前記リソースの少なくとも半分を備える拡張サイクリックプレフィクスを含むアップリンクシンボル上で、第1のデータの送信を送信すること、を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記UEと前記セルとの間の通信のための往復遅延を考慮するために、前記アップリンク信号を同期させること、をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
マシンタイプ通信(MTC)手順に基づいてネットワークとデータを交換すること、をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
初期アクセス手順に基づいてセルとの接続を確立するための手段と、
前記セルからダウンリンク信号を受信するための手段と、前記ダウンリンク信号は、直交周波数分割多元接続(OFDMA)信号またはシングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)信号を備え、前記ダウンリンク信号はさらに、第1のサイクリックプレフィクスを備え、
前記ダウンリンク信号を受信したことに応答して、前記セルへのアップリンク信号のための送信シンボル時間を決定するための手段と、
前記セルへ前記アップリンク信号を送信するための手段と、ここにおいて、前記アップリンク信号は、第2のサイクリックプレフィクスを有するOFDMA信号またはSC−FDMA信号のうちの1つであり、前記第2のサイクリックプレフィクスは、前記第1のサイクリックプレフィクスとは異なる長さを有し、
を備える、装置。
【請求項12】
前記ダウンリンク信号のサブキャリア間隔は、前記アップリンク信号のサブキャリア間隔とは異なる、請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記アップリンク信号は、ペイロードデータトラフィックを含む、請求項11に記載の装置。
【請求項14】
前記第2のサイクリックプレフィクスの長さは、前記第1のサイクリックプレフィクスの長さよりも長い、請求項11に記載の装置。
【請求項15】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的なコンピュータ読取可能な媒体であって、前記コードは、請求項1乃至10のうちのいずれか一項に記載の方法の全てのステップを行うために実行可能な命令を備える、非一時的なコンピュータ読取可能な媒体。
【発明の詳細な説明】
【相互参照】
【0001】
[0001]本特許出願は、2014年10月9日に出願され、「Open-Loop Timing and Cyclic Prefixes in Cellular Internet of Things Communication」と題され、本願の譲受人に譲渡された、Liらによる米国特許出願第14/510,910号に対する優先権を主張する。
【背景技術】
【0002】
開示の分野
[0002]以下は、一般に、ワイヤレス通信に関し、さらに詳しくは、物のインターネット(IoT)のセルラ通信(cellular internet of things (IoT) communication)における開ループタイミング(open-loop timing)およびサイクリックプレフィクスに関する。
【0003】
関連技術の説明
[0003]ワイヤレス通信システムは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャスト等のような様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、時間、周波数、および電力)を共有することにより、複数のユーザとの通信をサポートすることができる多元接続システムであり得る。このような多元接続システムの例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、および直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム(たとえば、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))システム)を含む。
【0004】
[0004]例によれば、ワイヤレス多元接続通信システムは、複数の通信デバイスのための通信を各々が同時にサポートする多くの基地局を含み得、それは、他にユーザ機器(UE)としても知られ得る。基地局は、(たとえば、基地局からUEへの送信のために)ダウンリンクチャネル上で、(たとえば、UEから基地局への送信のために)アップリンクチャネル上で、UEsと通信し得る。
【0005】
[0005]いくつかのUEsは、自動化された通信を提供し(provide for)得る。自動化されたUEsは、マシンツーマシン(M2M)通信またはマシンタイプ通信(MTC)をインプリメントする(implementing)ものを含み得る。M2MまたはMTCは、デバイスが、人間の介在なしに、互いに、または、基地局と通信することを可能にするデータ通信技術を称し得る。M2MまたはMTCデバイスはUEsを含み得、物のインターネット(IoT)の一部として使用され得る。IoTにおけるいくつかのM2MまたはMTCデバイスは、少量のデータを低頻度で通信し得るパーキングメータ、水およびガスメータ、および他のセンサを含み得る。
【0006】
[0006]いくつかのケースでは、IoTに含まれるUEは、電力制限されたデバイスであり得、閉ループ同期(closed loop synchronization)は、デバイスの利用可能な電力リソース(すなわち、バッテリ)における著しい消耗(drain)であり得る。UEが少量のデータを低頻度で送信するケースでは、閉ループタイミングを維持するコストは、許容されないことがある(may not be justified)。たとえば、閉ループタイミングスキームでは、UEは、データ送信を同期させるタイミングアドバンスを受信するために、基地局へアップリンク信号を送信し得る。このようなシナリオでは、閉ループタイミングアップリンク送信のオーバヘッドコストは、著しい電力消費という結果になり得る。
【発明の概要】
【0007】
[0007]本開示は、一般に、ワイヤレス通信システムに関し、特に、セルラIoT通信において開ループタイミングおよびサイクリックプレフィクスを使用するための改善されたシステム、方法、および/または装置に関し得る。UEは、初期アクセス手順に基づいて、セルとの接続を確立し得る。UEは、セルからダウンリンク信号を受信し得る。ダウンリンク信号は、OFDMA信号またはシングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)信号を含み、ダウンリンク信号はさらに、第1のサイクリックプレフィクスを含む。UEは、セルへアップリンク信号を送信し得、ここにおいて、アップリンク信号は、第2のサイクリックプレフィクスを有するOFDMA信号またはSC−FDMA信号のうちの1つであり得、第2のサイクリックプレフィクスは、第1のサイクリックプレフィクスとは異なる長さを有する。UEは、受信されるダウンリンク信号の到着時間(a time of arrival)を推定し得る。UEは、受信されるダウンリンク信号の推定された到着時間に基づいて、セルへのアップリンク信号のための送信シンボル時間(a transmit symbol time)を決定し得る。UEは、セルへのアップリンク信号の送信のためのリソースの割当を受信し得る。いくつかの例において、アップリンク信号を送信することは、アップリンク信号の送信のために割り当てられた(allocated)リソースの少なくとも半分を含む拡張サイクリックプレフィクスを含むアップリンクシンボル上で、第1のデータの送信(a first transmission of data)を送信することを含む。
【0008】
[0008]UEにおけるワイヤレス通信の方法が説明される。この方法は、初期アクセス手順に基づいてセルとの接続を確立することと、セルからダウンリンク信号を受信することと、ダウンリンク信号は、OFDMA信号またはSC−FDMA信号を備え、ダウンリンク信号はさらに、第1のサイクリックプレフィクスを備え、セルへアップリンク信号を送信することと、ここにおいて、アップリンク信号は、第2のサイクリックプレフィクスを有するOFDMA信号またはSC−FDMA信号のうちの1つであり、第2のサイクリックプレフィクスは、第1のサイクリックプレフィクスとは異なる長さを有し、を含み得る。
【0009】
[0009]UEにおけるワイヤレス通信のための装置が説明される。この装置は、初期アクセス手順に基づいてセルとの接続を確立するための手段と、セルからダウンリンク信号を受信するための手段と、ダウンリンク信号は、OFDMA信号またはSC−FDMA信号を備え、ダウンリンク信号はさらに、第1のサイクリックプレフィクスを備え、セルへアップリンク信号を送信するための手段と、ここにおいて、アップリンク信号は、第2のサイクリックプレフィクスを有するOFDMA信号またはSC−FDMA信号のうちの1つであり、第2のサイクリックプレフィクスは、第1のサイクリックプレフィクスとは異なる長さを有し、を含み得る。
【0010】
[0010]UEにおけるワイヤレス通信のためのさらなる装置が説明される。この装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信するメモリと、メモリに記憶された命令と、を含み得、ここにおいて、命令は、初期アクセス手順に基づいてセルとの接続を確立することと、セルからダウンリンク信号を受信することと、ダウンリンク信号は、OFDMA信号またはSC−FDMA信号を備え、ダウンリンク信号はさらに、第1のサイクリックプレフィクスを備え、セルへアップリンク信号を送信することと、ここにおいて、アップリンク信号は、第2のサイクリックプレフィクスを有するOFDMA信号またはSC−FDMA信号のうちの1つであり、第2のサイクリックプレフィクスは、第1のサイクリックプレフィクスとは異なる長さを有し、を行うためにプロセッサによって実行可能である。
【0011】
[0011]UEにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的なコンピュータ読取可能な媒体が説明される。このコードは、初期アクセス手順に基づいてセルとの接続を確立することと、セルからダウンリンク信号を受信することと、ダウンリンク信号は、OFDMA信号またはSC−FDMA信号を備え、ダウンリンク信号はさらに、第1のサイクリックプレフィクスを備え、セルへアップリンク信号を送信することと、ここにおいて、アップリンク信号は、第2のサイクリックプレフィクスを有するOFDMA信号またはSC−FDMA信号のうちの1つであり、第2のサイクリックプレフィクスは、第1のサイクリックプレフィクスとは異なる長さを有し、を行うために実行可能な命令を含み得る。
【0012】
[0012]上述した方法、装置、および/または、非一時的なコンピュータ読取可能な媒体のいくつかの例では、ダウンリンク信号のサブキャリア間隔(a subcarrier spacing)は、アップリンク信号のサブキャリア間隔とは異なる。これに加えて、または、この代わりに、いくつかの例では、アップリンク信号は、ペイロードデータトラフィックを含む。
【0013】
[0013]上述した方法、装置、および/または、非一時的なコンピュータ読取可能な媒体のいくつかの例はさらに、受信されるダウンリンク信号の到着時間を推定することと、受信されるダウンリンク信号の推定された到着時間に基づいて、セルへのアップリンク信号のための送信シンボル時間を決定することと、を含み得る。これに加えて、または、この代わりに、いくつかの例では、第2のサイクリックプレフィクスの長さは、第1のサイクリックプレフィクスの長さよりも長い。
【0014】
[0014]上述した方法、装置、および/または、非一時的なコンピュータ読取可能な媒体のいくつかの例では、第2のサイクリックプレフィクスの長さは、第1のサイクリックプレフィクスの少なくとも2倍の長さである。これに加えて、または、この代わりに、いくつかの例では、ダウンリンク信号のサブキャリア間隔は、アップリンク信号のサブキャリア間隔よりも大きい。
【0015】
[0015]上述した方法、装置、および/または、非一時的なコンピュータ読取可能な媒体のいくつかの例では、ダウンリンク信号のサブキャリア間隔は、アップリンク信号のサブキャリア間隔の少なくとも2倍の大きさである。これに加えて、または、この代わりに、いくつかの例は、セルへのアップリンク信号の送信のためのリソースの割当を受信することを含み得、アップリンク信号を送信することは、アップリンク信号の送信のために割り当てられたリソースの少なくとも半分を備える拡張サイクリックプレフィクスを含むアップリンクシンボル上で、第1のデータの送信を送信すること、を備える。
【0016】
[0016]上述した方法、装置、および/または、非一時的なコンピュータ読取可能な媒体のいくつかの例はさらに、UEとセルとの間の通信のための往復遅延を考慮する(account for a round trip delay)ために、アップリンク信号を同期させることを含み得る。これに加えて、または、この代わりに、いくつかの例は、マシンタイプ通信(MTC)手順に基づいてネットワークとデータを交換することを含み得る。
【0017】
[0017]前述は、以下に続く詳細な説明がより良く理解され得るために、本開示に従った例の特徴および技術的利点をかなり広く概説した。追加の特徴および利点が、以下に説明されるであろう。開示された概念および特定の例は、本開示の同じ目的を実行するための他の構成を修正または設計するための基礎として容易に理解され得る。このような等価な構成(constructions)は、添付された特許請求の範囲の範囲から逸脱しない。本明細書に開示された概念の特性は、添付図面と関連して考慮されたとき、それらの体系(organization)および動作の方法の両方とも、関連付けられた利点とともに、以下の説明からより良好に理解されるであろう。図面の各々は、例示および説明の目的のみのためにであって、特許請求の範囲の限定の定義としてではなく、提供される。
【図面の簡単な説明】
【0018】
[0018]本開示の性質および利点のさらなる理解は、以下の図面に対する参照によって実現され得る。添付図面では、同様のコンポーネントまたは特徴が、同じ参照ラベルを有し得る。さらに、同じタイプの様々なコンポーネントが、ダッシュによる参照ラベルや、同様のコンポーネント間で区別する第2のラベルにしたがって区別され得る。明細書において、単に第1の参照ラベルが使用されている場合、この説明は、第2の参照ラベルに関わらず、同じ第1の参照ラベルを有する同様のコンポーネントのうちのいずれか1つに適用可能である。
【0019】
図1】[0019]図1は、本開示の様々な態様に従う、物のインターネット(IoT)のセルラ通信において、開ループタイミングおよびサイクリックプレフィクスを使用するワイヤレス通信システムの例を例示する。
図2】[0020]図2は、本開示の様々な態様に従う、セルラIoT通信において、開ループタイミングおよびサイクリックプレフィクスを使用するワイヤレス通信サブシステムの例を例示する。
図3A】[0021]図3Aおよび図3Bは、本開示の様々な態様に従う、異なる長さのサイクリックプレフィクスを使用するアップリンク送信およびダウンリンク送信それぞれの例を例示する。
図3B図3Aおよび図3Bは、本開示の様々な態様に従う、異なる長さのサイクリックプレフィクスを使用するアップリンク送信およびダウンリンク送信それぞれの例を例示する。
図4】[0022]図4は、本開示の様々な態様に従う、セルラIoT通信において、開ループタイミングおよびサイクリックプレフィクスを使用するためのプロセスフロー図の例を例示する。
図5】[0023]図5は、本開示の様々な態様に従う、セルラIoT通信において、開ループタイミングおよびサイクリックプレフィクスを使用するように構成されたユーザ機器(UE)のブロック図を示す。
図6】[0024]図6は、本開示の様々な態様に従う、セルラIoT通信において、開ループタイミングおよびサイクリックプレフィクスを使用するように構成されたUEのブロック図を示す。
図7】[0025]図7は、本開示の様々な態様に従う、セルラIoT通信における開ループタイミングおよびサイクリックプレフィクスの使用のために構成された通信管理モジュールのブロック図を示す。
図8】[0026]図8は、本開示の様々な態様に従う、セルラIoT通信において、開ループタイミングおよびサイクリックプレフィクスを使用するように構成されたUEを含むシステムのブロック図を例示する。
図9】[0027]図9は、本開示の様々な態様に従う、セルラIoT通信において、開ループタイミングおよびサイクリックプレフィクスを使用するための方法を例示するフローチャートを示す。
図10】[0028]図10は、本開示の様々な態様に従う、セルラIoT通信において、開ループタイミングおよびサイクリックプレフィクスを使用するための方法を例示するフローチャートを示す。
図11】[0029]図11は、本開示の様々な態様に従う、セルラIoT通信において、開ループタイミングおよびサイクリックプレフィクスを使用するための方法を例示するフローチャートを示す。
【詳細な説明】
【0020】
[0030]いくつかのケースにおいて、ワイヤレスで通信する自動化されたデバイスのネットワークは、物のインターネット(IoT)と称され得る。IoTネットワークを介して通信するデバイス(たとえば、マシンタイプ通信(MTC)デバイス)は、自動化されたメータ(meters)、センサ等を含み得る。いくつかの事例では、自動化されたデバイスは、比較的低いスループットアプリケーション(たとえば、基地局へアップデートを送る水位センサ(a water level sensor))を有し得る。ライセンスされたスペクトルにおいて動作するセルラシステムを含む、自動化されたデバイスによる使用のために利用可能な多くのワイヤレス通信システムが存在し得る。しかしながら、セルラシステムは、高スループットアプリケーションを使用するデバイスのために最適化され得る。低スループット条件(たとえば、低頻度で少量のデータ伝送)に従って動作するデバイスは、より高いスループットデバイスに関連付けられたものとは異なる設計考慮(design considerations)を表し得る。たとえば、自動化されたデバイスは、バッテリ交換(replacement)なしで、長い時間期間動作するように設計され得る。
【0021】
[0031]いくつかのケースでは、セルラシステムは、タイミング同期オーバヘッドを低減することによって、個々のIOTデバイスにおける電力使用を最適化し得る。たとえば、(UEのような)IOTデバイスは、開ループタイミングを支持して(in favor of)、閉ループタイミングを見合わせ(forego)得る。そのようなものとして、IOTデバイスは、不必要なタイミングおよび同期通信に参加しないことによって電力を節約することができ得る。しかしながら、開ループタイミングの使用は、より長いアップリンクサイクリックプレフィクスが使用されないのであれば、非同期となる基地局の地理的カバレッジエリア内の異なるIOTデバイスからの通信という結果となり得る。よって、開ループタイミングスキームでは、IOTデバイスから基地局へのアップリンク送信は、往復遅延がカバーされるように、ダウンリンクサイクリックプレフィクス長さとは異なるサイクリックプレフィクス長さを備え得る。いくつかの事例では、アップリンクのサイクリックプレフィクス長さは、ダウンリンクのサイクリックプレフィクス長さよりも長くなり得る。この例または他の例において、アップリンクのサブキャリア間隔は、ダウンリンクのサブキャリア間隔とは異なり得る(たとえば、ダウンリンクのサブキャリア間隔は、アップリンクのサブキャリア間隔よりも大きくなり得る)。
【0022】
[0032]いくつかの例において、デバイスは、ダウンリンクメッセージを復調するために、直交周波数分割多元接続(OFDMA)を、アップリンク変調のために、ガウシアンミニマムシフトキーイング(GMSK)とシングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)との組合せを利用し得る。アップリンク変調プロセスは、Mポイント離散フーリエ変換(DFT)を用いてシンボルベクトルを生成することと、周波数領域ガウシアンフィルタを用いてシンボルベクトルをフィルタリングすること(filtering)と、逆DFTを利用して、フィルタリングされたシンボルベクトルから、サンプルベクトルを生成することと、GMSKを利用してサンプルベクトルを変調することと、を含み得る。いくつかのケースでは、アップリンク変調は、基地局から受信された狭帯域リソース割当に基づき得る。
【0023】
[0033]いくつかの例において、デバイスは、UEに事前に知られ、ローカル領域におけるセルのグループに共通である波形を使用してセルと同期し得る。デバイスは、次いで、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)時間を決定し得る。デバイスは、PBCHを受信し得、セルのための物理レイヤIDと、アップリンク送信のための周波数とを決定するためにそれを使用し得る。PBCHはまた、チャネルコンフィギュレーション(a channel configuration)を示し得、それは、デバイスが、ランダムアクセス手順を実行することを可能にし得る。チャネルコンフィギュレーションは、共有されるトラフィックチャネルの時間および周波数リソースコンフィギュレーションを含み得る。いくつかのケースでは、デバイスは、制御チャネル送信のインデクス(an index)に基づいて、データ送信のためのリソースを決定し得る。いくつかのケースでは、制御チャネル送信とデータチャネル送信との間にあらかじめ決定された遅延が存在し得る。デバイスは、次いで、この遅延中に、低電力状態に入り得る。
【0024】
[0034]別の例において、基地局は、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)信号を送信するための時間および/または周波数リソース(time and/or frequency resources)をデバイスへ割り当て得る。このような事例では、リソース割当は、PRACH信号のタイプおよびクラスに基づいて配分され(be apportioned)得る。たとえば、UEは、規則的にスケジュールされたトラフィックを送信するために、第1のリソースのサブセット(a first subset of resources)を、オンデマンドトラフィック(on-demand traffic)を送信するために、第2のリソースのサブセットを、割り当てられ得る。規則的にスケジュールされたトラフィックは、たとえば、あらかじめ決定された時間インターバル(たとえば、24時間の時間インターバル)で基地局へレポートされるセンサ測定結果(measurements)を含み得る。対照的に、オンデマンドトラフィックは、少なくとも1つのレポーティングトリガの検出(たとえば、デバイスにおける異常(an abnormality)の検知)に基づいて開始された即興的な(impromptu)送信を含み得る。
【0025】
[0035]いくつかの例において、デバイスは、サービングセルとの接続を確立するために初期アクセス手順を実行し得る。デバイスは、次いで、不連続送信(DTX)サイクルおよびアクノレッジメントスケジュールを含む規則的な送信スケジュールを、サービングセルと調整し(arrange)得る。デバイスは、低電力モードに入り得、DTXサイクルのスリープインターバル中、あらゆる送信を控え得る。デバイスは、次いで、ウェイクアップし(wake up)得、スリープインターバル後、別のアクセス手順を実行することなく、サービングセルへメッセージを送信し得る。デバイスは、規則的な送信スケジュールによってカバーされていない時間において送信するために別のアクセス手順を実行し得る。たとえば、メッセージに対するアクノレッジメント(ACK)が受信されない場合、デバイスは、再送信のために、別のアクセス手順を実行し得る。
【0026】
[0036]また別の例において、IoTデバイスは、後続する第2の通信セッションのための電力およびタイミング制御情報を決定するために、基地局との第1の通信セッションから、記憶された制御情報を使用し得る。具体的には、この例において、デバイスは、基地局との第1の通信セッションを確立し得、送信信号シンボルタイミング、および/または、アップリンク送信に関連付けられた電力制御レベルを調節する際にデバイスを支援するために、第1の通信セッション中、基地局から、閉ループ制御情報を受信し得る。このような事例では、デバイスは、第1の通信セッション中、閉ループ制御情報から導出された送信電力およびシンボルタイミング情報をそのメモリに記憶し得る。続いて、デバイスは、基地局との第2の通信セッションを確立するため、送信信号電力および/またはシンボルタイミングを決定するために、第1の通信セッションからの、記憶された閉ループ制御情報を利用し得る。
【0027】
[0037]以下の説明は、例を提供し、特許請求の範囲に記述された範囲、適用可能性、または例を限定しない。本開示の範囲から逸脱することなく、議論された要素の機能および構成(arrangement)における変更がなされ得る。様々な例は、様々な手順またはコンポーネントを、必要に応じて、省略、代用、または追加し得る。たとえば、説明された方法は、説明されたものとは異なる順序で実行され得、様々なステップが、追加、省略、または組み合わされ得る。さらに、いくつかの例に関して説明された特徴が、他の例においても組み合わされ得る。
【0028】
[0038]図1は、本開示の様々な態様に従う、物のインターネット(IoT)のセルラ通信における開ループタイミングおよびサイクリックプレフィクスを使用するワイヤレス通信システム100の例を例示する。システム100は、基地局105、少なくとも1つのUE115、およびコアネットワーク130を含む。コアネットワーク130は、ユーザ認証、アクセス認証、トラッキング、インターネットプロトコル(IP)接続(connectivity)、および他のアクセス、ルーティング、またはモビリティ機能を提供し得る。基地局105は、バックホールリンク132(たとえば、S1等)を通してコアネットワーク130とインターフェースする。基地局105は、UEs115との通信のために無線コンフィギュレーションおよびスケジューリングを実行し得るか、または、基地局コントローラ(図示せず)の制御下で動作し得る。様々な例において、基地局105は、バックホールリンク134(たとえば、X1等)を介して互いに、直接的または間接的に(たとえば、コアネットワーク130を通して)のいずれかで通信し得、それは、ワイヤードまたはワイヤレス通信リンクであり得る。
【0029】
[0039]基地局105は、1つまたは複数の基地局アンテナを介してUEs115とワイヤレスに通信し得る。基地局105の各々は、各々の地理的カバレッジエリア110のための通信カバレッジを提供し得る。いくつかの例では、基地局105は、基地トランシーバ局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、ノードB、eノードB(eNB)、ホームノードB、ホームeノードB、または他のいくつかの適切な用語として称され得る。基地局105のための地理的カバレッジエリア110は、カバレッジエリアの一部のみを構築するセクタに分割され得る(図示せず)。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプの基地局105(たとえば、マクロおよび/またはスモールセル基地局)を含み得る。異なる技術のために、オーバラップする地理的カバレッジエリア110が存在し得る。
【0030】
[0040]いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、ロングタームエボリューション(LTE)/LTEアドバンスト(LTE−A)ネットワークである。LTE/LTE−Aネットワークでは、エボルブドノードB(eNB)という用語は、一般に、基地局105を説明するために使用され得る一方、UEという用語は、一般に、UEs115を説明するために使用され得る。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプのeNBsが、様々な地理的領域のためのカバレッジを提供するヘテロジニアスな(heterogeneous)LTE/LTE−Aネットワークであり得る。たとえば、各eNBまたは基地局105は、マクロセル、スモールセル、および/または、他のタイプのセルのための通信カバレッジを提供し得る。「セル」という用語は、コンテキストに依存して、基地局、基地局に関連付けられたキャリアまたはコンポーネントキャリア、あるいは、キャリアまたは基地局のカバレッジエリア(たとえば、セクタ等)を説明するために使用され得る3GPP(登録商標)用語である。
【0031】
[0041]マクロセルは一般に、比較的大きな地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし、ネットワークプロバイダとのサービス加入を有するUEs115による無制限のアクセスを許可し得る。スモールセルは、マクロセルと比較して低電力の基地局(a lower-powered base station)であり、マクロセルと同じまたは異なる(たとえば、ライセンスされた、ライセンスされていない(unlicensed)、等といった)周波数帯域において動作し得る。スモールセルは、様々な例に従って、ピコセル、フェムトセル、およびマイクロセルを含み得る。ピコセルは、たとえば、小さな地理的エリアをカバーし得、ネットワークプロバイダとのサービス加入を有するUEs115による無制限のアクセスを許可し得る。フェムトセルもまた、小さな地理的エリア(たとえば、自宅)をカバーし得、フェムトセルとの関係を有するUEs115(たとえば、クローズされた加入者グループ(CSG)におけるUEs115、自宅にいるユーザのためのUEs115等)による制限されたアクセスを提供し得る。マクロセルのためのeNBは、マクロeNBと称され得る。スモールセルのためのeNBは、スモールセルeNB、ピコeNB、フェムトeNB、またはホームeNBと称され得る。eNBは、1つまたは複数(たとえば2、3、4等)のセル(たとえば、コンポーネントキャリア)をサポートし得る。
【0032】
[0042]ワイヤレス通信システム100は、同期または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、基地局105は、同様のフレームタイミングを有し得、異なる基地局105からの送信は、時間においてほぼアラインされ(aligned)得る。非同期動作の場合、基地局105は、異なるフレームタイミングを有し得、異なる基地局105からの送信は、時間においてアラインされないことがある。本明細書において説明された技法は、同期または非同期動作のいずれかのために使用され得る。
【0033】
[0043]開示された様々な例のうちのいくつかを適応させ得る通信ネットワークは、階層状の(layered)プロトコルスタックに従って動作するパケットベースのネットワークであり得る。ユーザプレーンでは、ベアラまたはパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP:packet data convergence protocol)レイヤにおける通信は、IPベースであり得る。無線リンク制御(RLC)レイヤは、論理チャネルを介して通信するために、パケットセグメント化および再アセンブリを実行し得る。媒体アクセス制御(MAC)レイヤは、優先度ハンドリング(priority handling)と、論理チャネルのトランスポートチャネルへの多重化とを実行し得る。MACレイヤはまた、リンク効率を向上させるため、MACレイヤにおける再送信を提供するために、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)を使用し得る。制御プレーンでは、無線リソース制御(RRC)プロトコルレイヤは、UE115と基地局105との間のRRC接続の確立、設定(configuration)、および維持を提供し得る。RRCプロトコルレイヤはまた、ユーザプレーンデータのための無線ベアラのコアネットワーク130サポートのために使用され得る。物理(PHY)レイヤでは、トランスポートチャネルが、物理チャネルにマッピングされ得る。
【0034】
[0044]UEs115は、ワイヤレス通信システム100の全体にわたって分布され得、各UE115は、固定式またはモバイルであり得る。UE115はまた、モバイル局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、遠隔ユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、遠隔デバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、遠隔端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または他のいくつかの適切な用語を含み得るか、または、当業者によってこのように称され得る。UE115は、セルラ電話、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、コードレス電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局等であり得る。UEは、マクロeNBs、スモールセルeNBs、リレー基地局等を含む様々なタイプの基地局およびネットワーク機器と通信することができ得る。
【0035】
[0045]ワイヤレス通信システム100では、いくつかのUEsは、自動化された通信を提供し得る。自動化されたワイヤレスデバイスは、マシンツーマシン(M2M)通信またはマシンタイプ通信(MTC)をインプリメントするものを含み得る。M2Mおよび/またはMTCは、デバイスが、人間の介在なしに、互いにまたは基地局と通信することを可能にするデータ通信技術を称し得る。たとえば、M2Mおよび/またはMTCは、情報を測定またはキャプチャし、この情報を活用、または、プログラムまたはアプリケーションとインタラクトする人間へこの情報を提示することができる中央サーバまたはアプリケーションプログラムへこの情報を中継するための、センサまたはメータを統合するデバイスからの通信を称し得る。いくつかのUEs115は、情報を収集、または、自動化されたマシンの挙動(behavior)を可能にするように設計されたようなMTCデバイスであり得る。MTCデバイスのためのアプリケーションの例は、スマートメータリング(smart metering)、インベントリモニタリング(inventory monitoring)、水位モニタリング、機器モニタリング、ヘルスケアモニタリング、野生生物モニタリング、天候および地質学イベントモニタリング、フリート管理およびトラッキング(fleet management and tracking)、遠隔セキュリティセンシング、物理アクセス制御、および、トランザクションベースのビジネス課金(charging)を含む。MTCデバイスは、低減されたピークレートで、半複信(half-duplex)(1方向)の通信を使用して動作し得る。MTCデバイスはまた、アクティブな通信に従事していないとき、節電「ディープスリープ」モードに入るように構成され得る。M2MまたはMTCデバイスであるワイヤレス通信システム100におけるUEs115はまた、IoTの一部でもあり得る。よって、ワイヤレス通信システム100はまた、IoTシステムを含み得るか、またはIoTシステムの一部であり得る。
【0036】
[0046]ワイヤレス通信システム100に示される通信リンク125は、UE115から基地局105へのアップリンク(UL)送信、および/または、基地局105からUE115へのダウンリンク(DL)送信を含み得る。ダウンリンク送信はまた、順方向リンク送信とも呼ばれ得る一方、アップリンク送信はまた、逆方向リンク送信とも呼ばれ得る。各通信リンク125は、1つまたは複数のキャリアを含み得、ここで、各キャリアは、上述した様々な無線技術に従って変調された複数のサブキャリアから構成される信号(たとえば、異なる周波数の波形信号)であり得る。変調された各信号は、異なるサブキャリア上で送信され得、制御情報(たとえば、基準信号、制御チャネル等)、オーバヘッド情報、ユーザデータ等を搬送し得る。通信リンク125は、(たとえば、ペアスペクトルリソースを使用する)周波数分割複信(FDD)、または(たとえば、非ペアスペクトルリソースを使用する)時分割複信(TDD)動作を使用して双方向通信を送信し得る。フレーム構造は、FDD(たとえば、フレーム構造タイプ1)およびTDD(たとえば、フレーム構造タイプ2)のために定義され得る。
【0037】
[0047]システム100のいくつかの実施形態では、基地局105および/またはUEs115は、基地局105とUEs115との間の通信品質および信頼性を向上させるために、アンテナダイバーシティスキームを適用するための複数のアンテナを含み得る。これに加えて、または、この代わりに、基地局105および/またはUEs115は、同じまたは異なるコード化されたデータを搬送する複数の空間レイヤ(spatial layers)を送信するために、マルチパス環境を活用し得る多入力多出力(MIMO)技法を採用し得る。
【0038】
[0048]ワイヤレス通信システム100は、複数のセルまたはキャリアにおける動作、キャリアアグリゲーション(CA)またはマルチキャリア動作と称され得る特徴をサポートし得る。キャリアはまた、コンポーネントキャリア(CC)、レイヤ、チャネル等とも称され得る。「キャリア」、「コンポーネントキャリア」、「セル」、および「チャネル」という用語は、本明細書において相互置換可能に使用され得る。UE115は、キャリアアグリゲーションのために、複数のダウンリンクCCsと、1つまたは複数のアップリンクCCsとを用いて構成され得る。キャリアアグリゲーションは、FDDおよびTDDコンポーネントキャリアの両方と共に使用され得る。
【0039】
[0049]いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、ダウンリンク送信において直交周波数分割多元接続(OFDMA)を、アップリンク送信においてシングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)を利用し得る。OFDMAおよびSC−FDMAは、複数(K個)の直交サブキャリアへシステム帯域幅を区分し、それは、トーンまたはビン(bins)とも一般に称される。各サブキャリアは、データを用いて変調され得る。隣接するサブキャリア間の間隔は固定され得、サブキャリアの総数(K個)は、システム帯域幅に依存し得る。たとえば、Kは、1.4、3、5、10、15、または20メガヘルツ(MHz)の対応するシステム帯域幅(ガード帯域を備えた)各々のために、15キロヘルツ(KHz)のサブキャリア間隔を有する72、180、300、600、900、または1200に等しくなり得る。システム帯域幅はまた、サブ帯域へ区分され得る。たとえば、サブ帯域は、1.08MHzをカバーし得、1、2、4、8、または16のサブ帯域が存在し得る。
【0040】
[0050]いくつかのケースでは、UE115は、開ループタイミング同期を採用し得、それは、電力を節約し得る。たとえば、UE115は、初期アクセス手順に基づいて、基地局105との接続を確立し得る。この後、初期アクセス手順中、閉ループタイミング同期を確立する代わりに、UE115は、開ループタイミング同期を使用して基地局105との通信を続けることを可能とされ得る。たとえば、初期アクセス手順後、UE115は、基地局105からダウンリンク信号を受信し得る。ダウンリンク信号は、OFDMA信号またはSC−FDMA信号を含み得、さらに、第1のサイクリックプレフィクスを含み得る。それに加えて、UE115は、アップリンク信号を基地局105へ送信し得、ここにおいて、アップリンク信号は、第2のサイクリックプレフィクスを有するOFDMA信号またはSC−FDMA信号のうちの1つであり得る。アップリンク信号が基地局に到着する間の時間のウィンドウは、開ループタイミング同期の使用によって著しく変動し得るので、第2のサイクリックプレフィクスは、第1のサイクリックプレフィクスとは異なる長さを有し得る。特に、第2のサイクリックプレフィクスは、以下により詳細に説明されるように、第1のサイクリックプレフィクスよりも長くなり得る。
【0041】
[0051]図2は、本開示の様々な態様に従う、セルラIoT通信において開ループタイミングおよびサイクリックプレフィクスを使用するワイヤレス通信サブシステム200の例を例示する。ワイヤレス通信サブシステム200は、UE115−a−1およびUE115−a−2を含み得、それらは、図1を参照して上述したUEs115の例であり得る。ワイヤレス通信サブシステム200はまた、基地局105−a−1を含み得、それは、図1を参照して上述した基地局105の例であり得る。UE115−a−1およびUE115−a−2は、通信リンク125−a−1および通信リンク125−a−2を各々経由して基地局105−a−1と通信し得る。図1を参照して上述したように、通信リンク125−a−1および通信リンク125−a−2は、アップリンクおよびダウンリンク通信を備え得る。
【0042】
[0052]閉ループタイミングスキームでは、基地局105は、ある時間のウィンドウ内でアップリンクが到着するように、UE115からのアップリンク送信を同期させ得る。たとえば、基地局105は、往復遅延(たとえば、基地局105とUE115との間を信号が伝搬するのに要する時間)をカバーするために、UE115へタイミングアドバンス(a timing advance)を送り得る。タイミングアドバンスは、UE115から送られた信号に基づいて決定され得る。この追加の信号およびタイミングアドバンスの確立は、低頻度で少量のデータ送信になる傾向のあるIoTデバイスのための不必要かつ費用さえもかさむオーバヘッド(unnecessary and even costly overhead)を表し得る。
【0043】
[0053]それに加えて、いくつかの事例では、異なるUEs115は、異なる往復遅延を経験し得る。たとえば、UE115−a−2と基地局105−a−1との間の距離は、UE115−a−1と基地局105−a−1との間の距離よりもより遠方であり得る。このようなシナリオでは、通信リンク125−a−2は、通信リンク125−a−1と比較して、より長い送信経路を有し得る。したがって、通信リンク125−a−2は、通信リンク125−a−1よりも長い往復遅延を経験し得る。よって、UE115−a−1からのアップリンクは、UE115−a−2からのアップリンクとは異なる時間において基地局105−a−1において受信され得、それは、低減された信号受信という結果になり得る。したがって、通信サブシステム200は、信号受信を改善し得、電力リソースを節約し得る開ループタイミングをインプリメントし得る。
【0044】
[0054]たとえば、UE115−a−1は、初期アクセス手順に基づいて、基地局105−a−1との接続を確立し得る。初期アクセス手順は、UE115−a−1が、システム情報ブロック(SIB)を復号することと、SIBに基づいて、基地局105−a−1へランダムアクセスチャネル(RACH)プリアンブルを送信することと、を含み得る。たとえば、RACHプリアンブルは、64のあらかじめ決定されたシーケンスのセットからランダムに選択され得る。これは、基地局105−a−1が、システムへのアクセスを同時に試みている複数のUEs115を区別することを可能にし得る。基地局105−a−1は、ULリソース許可(grant)およびテンポラリセル無線ネットワークテンポラリ識別情報(a temporary cell radio network temporary identity)(C−RNTI)を提供するランダムアクセス応答で応答し得る。閉ループシステムでは、ランダムアクセス応答は、タイミングアドバンスをも含み得る。しかしながら、タイミングアドバンスは、開ループタイミングシステムにおいて使用されない。
【0045】
[0055]初期ランダムアクセス手順後、UE115−a−1は、基地局105−a−1からダウンリンク信号を受信し得る。いくつかの例では、ダウンリンク信号は、OFDMA信号またはSC−FDMA信号を含み得る。それに加えて、ダウンリンク信号はさらに、第1のサイクリックプレフィクスを含み得る。UE115−a−1は、受信されるダウンリンク信号の到着時間を推定し得る。UE115−a−1は、受信されるダウンリンク信号の推定された到着時間に基づいて、基地局105−a−1へのアップリンク信号のための送信シンボル時間を決定し得る。送信シンボル時間を使用して、UE115−a−1は、基地局105−a−1へのアップリンク信号の送信中に使用される第2のサイクリックプレフィクスを調節し得る。アップリンク信号は、OFDMA信号またはSC−FDMA信号のうちの1つであり得、第2のサイクリックプレフィクスは、第1のサイクリックプレフィクスとは異なる長さを有し得る。
【0046】
[0056]図3Aは、本開示の様々な態様に従う、開ループタイミングシステムにおいて使用され得るアップリンク信号送信300の例を例示する。図1または図2を参照して上述されるように、アップリンク信号送信300は、UE115によって通信リンク125を介してなされ得る基地局105への送信の例であり得る。いくつかの実施形態では、アップリンク信号送信300は、データペイロードトラフィックを含み得る。
【0047】
[0057]たとえば、アップリンク信号送信300は、2つの部分、すなわち、サイクリックプレフィクス305およびペイロード310を含む複数のシンボルを備え得る。サイクリックプレフィクス305は、マルチパスの影響(effects)を緩和するために使用され得る。たとえば、マルチパスシナリオでは、UE115からのアップリンクは、いくつかの異なる送信経路から、基地局105において受信され得る。このような事例では、アップリンクは、遅延広がり(delay spread)を経験し得、指定された受信時間内で基地局105によって完全に受信されないこともあり得る。この遅延を補償するために、遅延広がりに関わらず、信号の全体が復元され得るように、各シンボルの一部が、その各々のシンボルの先頭(beginning)(たとえば、サイクリックプレフィクス)へ追加され得る。開ループタイミングでは、アップリンク信号送信300は、往復遅延のみならず、遅延広がりをもカバーするためにサイクリックプレフィクス305が十分長くなるように構成され得る。
【0048】
[0058]図3Bは、本開示の様々な態様に従う、開ループタイミングシステムにおいて使用され得るダウンリンク信号送信302の例を例示する。ダウンリンク信号送信302は、図1または図2を参照して上述したように、基地局105によって、通信リンク125を介してなされ得るUE115への送信の例であり得る。
【0049】
[0059]ダウンリンク信号送信302は、2つの部分、すなわち、サイクリックプレフィクス315およびペイロード320を含む複数のシンボルを備え得る。開ループタイミングでは、UE115は、任意の時間においてダウンリンク送信を受信し得る。よって、サイクリックプレフィクス315の長さは、往復遅延をカバーする必要がないことがあり、比較的短くなり得る。言い換えれば、開ループタイミングは、UE115が、任意の時間においてダウンリンク送信を受信することを可能にし得、基地局105は、ある受信時間に従って、アップリンク送信を受信し得る。よって、(図3Aの)アップリンクサイクリックプレフィクス305の長さは、ダウンリンクサイクリックプレフィクス315の長さとは異なり得る。いくつかの事例では、アップリンクサイクリックプレフィクス305の長さは、ダウンリンクサイクリックプレフィクス315の長さよりも長くなり得る。たとえば、アップリンクサイクリックプレフィクス305の長さは、ダウンリンクサイクリックプレフィクス315の少なくとも2倍の長さであり得る。
【0050】
[0060]いくつかの事例では、アップリンク信号のサブキャリア間隔は、ダウンリンク信号のサブキャリア間隔とは異なり得る。送信シンボル時間は、サブキャリア間隔の関数であり、よって、アップリンクのサブキャリア間隔を変化させることは、アップリンクシンボルの送信シンボル時間を変化させ得る。たとえば、サブキャリア間隔と送信シンボル時間との間の逆の関係により、より大きなサブキャリア間隔は、より短い送信シンボル時間という結果になり得る。したがって、より短いダウンリンクサイクリックプレフィクス315(送信シンボル時間もまた、より小さくなり得ることを意味する)を利用するダウンリンク信号送信302では、より大きなサブキャリア間隔が使用され得る。逆に、より長いアップリンクサイクリックプレフィクス305(送信シンボル時間もまた、より長くなり得ることを意味する)を利用するアップリンク信号送信300では、より小さなサブキャリア間隔が使用され得る。したがって、いくつかの実施形態では、ダウンリンク信号のサブキャリア間隔は、アップリンク信号のサブキャリア間隔よりも、大きくなり得る。この例、または、他の例において、ダウンリンク信号のサブキャリア間隔は、アップリンク信号のサブキャリア間隔の少なくとも2倍の大きさであり得る。
【0051】
[0061]図4は、本開示の様々な態様に従う、セルラIoT通信において開ループタイミングおよびサイクリックプレフィクスを使用するためのプロセスフロー図400の例を例示する。プロセスフロー図400は、UE115−bを含み得、それは、図1または図2を参照して上述したUE115の例であり得る。プロセスフロー図400はまた、基地局105−bを含み得、それは、図1または図2を参照して上述した基地局105の例であり得る。
【0052】
[0062]UE115−bは、初期アクセス手順405に基づいて、基地局105−bとの接続を確立し得る。上記で説明したように、初期アクセス手順405は、UE115−bから基地局105−bへのRACH信号の送信を含み得る。初期アクセス手順405が完了した後、UE115−bは、基地局105−bからダウンリンク信号410を受信し得る。ダウンリンク信号410は、OFDMA信号またはSC−FDMA信号を含み得、第1のサイクリックプレフィクス315−aをも含み得る。ダウンリンク信号410およびダウンリンクサイクリックプレフィクス315−aは、図3Bを参照して説明されるように、ダウンリンク信号送信302およびダウンリンクサイクリックプレフィクス315各々の態様であり得る。図3Aおよび図3Bに関して上述したように、ダウンリンクサイクリックプレフィクス315−aは、ペイロード320−aと比較して相対的に短くなり得る。
【0053】
[0063]UE115−bはまた、アップリンク信号415を基地局105−bへ送信し得、ここにおいて、アップリンク信号415は、第2のサイクリックプレフィクス305−aを有するOFDMA信号またはSC−FDMA信号のうちの1つであり得、第2のサイクリックプレフィクス305−aは、第1のサイクリックプレフィクス315−aとは異なる長さを有する。アップリンク信号415およびサイクリックプレフィクス305−aは、図3Aを参照して上述したように、アップリンク信号送信300およびアップリンクサイクリックプレフィクス305の態様であり得る。いくつかの例では、ダウンリンク信号410のサブキャリア間隔は、アップリンク信号415のサブキャリア間隔と異なる。いくつかの例では、アップリンク信号は、ペイロード310−aのようなペイロードデータトラフィックを含む。
【0054】
[0064]いくつかの例において、UE115−bは、受信されるダウンリンク信号410の到着時間を推定し得る。UE115−bは、受信されるダウンリンク信号410の推定された到着時間に基づいて、基地局105−bへのアップリンク信号415のための送信シンボル時間を決定し得る。いくつかの例では、第2のサイクリックプレフィクス305−aの長さは、第1のサイクリックプレフィクス315−aの長さよりも長い(たとえば、第2のサイクリックプレフィクス305−aの長さは、第1のサイクリックプレフィクス315−aの少なくとも2倍の長さであり得る)。この例、または、他の例では、ダウンリンク信号410のサブキャリア間隔は、アップリンク信号415のサブキャリア間隔よりも大きくなり得る。いくつかの実施形態では、ダウンリンク信号410のサブキャリア間隔は、アップリンク信号415のサブキャリア間隔の少なくとも2倍の大きさである。
【0055】
[0065]いくつかの事例では、UE115−bは、基地局105−bへのアップリンク信号415の送信のためのリソースの割当を受信し得る。これらの事例では、アップリンク信号415の送信は、拡張サイクリックプレフィクス305−aを含むアップリンクシンボル上で第1のデータの送信を送信することを含み得、ここで、サイクリックプレフィクス305−aは、アップリンク信号415を送信するために割り当てられたリソースの少なくとも半分を含み得る。UE115は、UE115−bと基地局105−bとの間の通信のための往復遅延を考慮するためにアップリンク信号415を同期させ得る。いくつかの実施形態では、UE115−bは、マシンタイプ通信(MTC)手順に基づいてネットワークとデータを交換し得る。
【0056】
[0066]図5は、本開示の様々な態様に従う、セルラIoT通信において開ループタイミングおよびサイクリックプレフィクスを使用するように構成されたUE115−cのブロック図500を示す。UE115−cは、図1図4を参照して説明されたUE115の態様の例であり得る。UE115−cは、受信機505、通信管理モジュール510、および/または、送信機515を含み得る。UE115−cはまた、プロセッサを含み得る。これらのコンポーネントの各々は、互いに通信し得る。
【0057】
[0067]受信機505は、パケット、ユーザデータ、および/または、様々な情報チャネルに関連付けられた制御情報(たとえば、制御チャネル、データチャネル、セルラIoT通信における開ループタイミングおよびサイクリックプレフィクスに関する情報等)のような情報を受信し得る。情報は、通信管理モジュール510、およびUE115−cの他のコンポーネントへ渡され得る。
【0058】
[0068]通信管理モジュール510は、初期アクセス手順に基づいてセルとの接続の確立を容易にし得る。それに加えて、通信管理モジュール510は、受信機505と組み合わされて、セルからのダウンリンク信号の受信を容易にし得、ここで、ダウンリンク信号は、OFDMA信号またはSC−FDMA信号を含む。ダウンリンク信号はさらに、第1のサイクリックプレフィクスを含み得る。さらに、通信管理モジュール510は、送信機515と組み合わされて、セルへのアップリンク信号の送信を容易にし得る。アップリンク信号は、OFDMA信号またはSC−FDMA信号のうちの1つであり得、第2のサイクリックプレフィクスを含み得る。第2のサイクリックプレフィクスは、第1のサイクリックプレフィクスとは異なる長さを有し得る。
【0059】
[0069]送信機515は、UE115−cの他のコンポーネントから受信された信号を送信し得る。いくつかの実施形態では、送信機515は、トランシーバモジュールにおける受信機505とコロケートされ(be collocated)得る。送信機515は、単一のアンテナを含み得るか、または、それは複数のアンテナを含み得る。
【0060】
[0070]図6は、本開示の様々な態様に従う、セルラIoT通信において開ループタイミングおよびサイクリックプレフィクスを使用するように構成されたUE115−dのブロック図600を示す。UE115−dは、図1図5を参照して説明されたUE115の態様の例であり得る。UE115−dは、受信機505−a、通信管理モジュール510−a、または送信機515−aを含み得る。UE115−dはまた、プロセッサを含み得る。これらのコンポーネントの各々は、互いに通信し得る。通信管理モジュール510−aはまた、初期アクセスモジュール605、ダウンリンクサイクリックプレフィクスモジュール610、およびアップリンクサイクリックプレフィクスモジュール615をも含み得る。
【0061】
[0071]受信機505−aは、通信管理モジュール510−aへ、および、UE115−dの他のコンポーネントへ渡され得る情報を受信し得る。受信機505−aは、図5の受信機505の例であり得る。通信管理モジュール510−aは、図5を参照して上述され、以下にさらに説明される動作を実行し得る。送信機515−aは、通信管理モジュール510−aを含む、UE115−dの他のコンポーネントから受信した信号を送信し得る。送信機515−aは、図5の送信機515の例であり得る。
【0062】
[0072]通信管理モジュール510−aの初期アクセスモジュール605は、図2図4を参照して上述したような初期アクセス手順に基づいて、セルとの接続の確立を容易にし得る。たとえば、初期アクセスモジュール605は、セルへのRACHの送信を生成し調整し(coordinate)得る。RACHに応じて、初期アクセスモジュール605は、セルへのアップリンク信号の送信のためのリソースの割当を、セルから受信し得る。UE115−dは、セルとのそれの通信において開ループタイミングを使用し得るので、セルは、UE115−dへタイミングアドバンスを送信しないことがある。よって、セルとのこの初期アクセスにおいて、初期アクセスモジュール605はまた、セルとの開ループタイミングの使用を調整し得る。
【0063】
[0073]ダウンリンクサイクリックプレフィクスモジュール610は、セルからダウンリンク信号を受信するか、または、この受信を調整し得る。ダウンリンク信号は、OFDMA信号またはSC−FDMA信号を含み得る。ダウンリンク信号はさらに、図2図4を参照して上述したように、第1のサイクリックプレフィクスを含み得る。
【0064】
[0074]アップリンクサイクリックプレフィクスモジュール615は、セルへアップリンク信号を送信するか、または、この送信を調整し得る。アップリンク信号は、OFDMA信号またはSC−FDMA信号のうちの1つであり得、第2のサイクリックプレフィクスを有し得る。第2のサイクリックプレフィクスは、図2図4を参照して上述したように、第1のサイクリックプレフィクスとは異なる長さを有し得る。いくつかの例では、第2のサイクリックプレフィクスの長さは、第1のサイクリックプレフィクスの長さよりも長くなり得る。いくつかの例では、第2のサイクリックプレフィクスの長さは、第1のサイクリックプレフィクスの少なくとも2倍の長さであり得る。さらに、いくつかの例では、アップリンクサイクリックプレフィクスモジュール615によって調整されたアップリンク信号は、ペイロードデータトラフィックを含み得る。いくつかの例では、アップリンクサイクリックプレフィクスモジュール615は、アップリンク信号の送信のために割り当てられたリソースの少なくとも半分を備える拡張サイクリックプレフィクスを含むアップリンクシンボル上での第1のデータの送信を調整し得る。
【0065】
[0075]図7は、本開示の様々な態様に従う、セルラIoT通信における開ループタイミングおよびサイクリックプレフィクスの使用のために構成された通信管理モジュール510−bのブロック図700を示す。通信管理モジュール510−bは、図5または図6を参照して説明された通信管理モジュール510の態様の例であり得る。通信管理モジュール510−bは、初期アクセスモジュール605−a、ダウンリンクサイクリックプレフィクスモジュール610−a、およびアップリンクサイクリックプレフィクスモジュール615−aを含み得る。これらのモジュールの各々は、図6を参照して上述した機能を実行し得る。通信管理モジュール510−bはまた、開ループタイミング制御モジュール705、およびサブキャリア間隔モジュール710を含み得る。
【0066】
[0076]開ループタイミング制御モジュール705は、図2図4を参照して上述されるような受信されるダウンリンク信号の到着時間を推定し得る。開ループタイミング制御モジュール705はまた、受信されるダウンリンク信号の推定された到着時間に基づいて、セルへのアップリンク信号のための送信シンボル時間を決定し得る。開ループタイミング制御モジュール705はまた、UE115とセルとの間の通信のための往復遅延を考慮するために、アップリンク信号を同期させ得る。
【0067】
[0077]サブキャリア間隔モジュール710は、図2図4を参照して上述したように、ダウンリンク信号のサブキャリア間隔が、アップリンク信号のサブキャリア間隔よりも大きくなり得るように構成され得る。いくつかの例では、ダウンリンク信号のサブキャリア間隔は、アップリンク信号のサブキャリア間隔の少なくとも2倍の大きさであり得る。
【0068】
[0078]図8は、本開示の様々な態様に従って、セルラIoT通信において、開ループタイミングおよびサイクリックプレフィクスを使用するように構成されたUE115−eを含むシステム800の図を示す。システム800は、UE115−eを含み得、それは、図1図7を参照して上述したUE115の例であり得る。UE115−eは、通信管理モジュール810を含み得、それは、図5図7を参照して上述した通信管理モジュール510の例であり得る。UE115−eはまた、MTCモジュール825を含み得る。MTCモジュール825は、以下により詳細に説明されるように、MTC手順に基づいてネットワークとデータを交換し得る。UE115−eはまた、通信を送信するためのコンポーネントと、通信を受信するためのコンポーネントとを含む双方向音声およびデータ通信のためのコンポーネントを含み得る。たとえば、UE115−eは、UE115−fおよび/または基地局105−cと双方向で通信し得る。
【0069】
[0079]MTCモジュール825は、図2図4を参照して上述したように、MTC手順に基づいてネットワークとデータを交換し得る。それに加えて、MTCモジュール825は、UE115−eが、ダウンリンクメッセージを復調するために、直交周波数分割多元接続(OFDMA)を、アップリンク変調のために、ガウシアンミニマムシフトキーイング(GMSK)とシングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)との組合せを、利用することを支援し得る。アップリンク変調プロセスは、Mポイント離散フーリエ変換(DFT)を用いてシンボルベクトルを生成することと、周波数領域ガウシアンフィルタを用いてシンボルベクトルをフィルタリングすることと、逆DFTを利用して、フィルタリングされたシンボルベクトルから、サンプルベクトルを生成することと、GMSKを利用してサンプルベクトルを変調することと、を含み得る。いくつかのケースでは、アップリンク変調は、基地局から受信された狭帯域リソース割当に基づき得る。
【0070】
[0080]MTC手順の他の例では、UE115−eは、UEへ事前に知られ、ローカル領域内のセルのグループに共通である波形を使用して、セルと同期し得る。UEは、次いで、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)時間を決定し得る。UE115−eは、PBCHを受信し得、セルのための物理レイヤIDと、アップリンク送信のための周波数とを決定するためにそれを使用し得る。PBCHはまた、チャネルコンフィギュレーションをも示し得、それは、UE115−eが、ランダムアクセス手順を実行することを可能にし得る。チャネルコンフィギュレーションは、共有されるトラフィックチャネルの時間および周波数リソースコンフィギュレーションを含み得る。いくつかのケースでは、UE115−eは、制御チャネル送信のインデクスに基づいて、データ送信のためのリソースを決定し得る。いくつかのケースでは、制御チャネル送信とデータチャネル送信との間にあらかじめ決定された遅延が存在し得る。UE115−eは次いで、遅延の間、低電力状態に入り得る。
【0071】
[0081]MTC手順の他の例では、MTCモジュール825は、基地局105−cによってUE115−eへ割り当てられた時間および/または周波数リソースを識別するように構成され得る。この例では、リソース割当は、送信のためにスケジュールされたPRACH信号のタイプおよびクラスに基づいて配分され得る。たとえば、MTCモジュール825は、UE115−eが、規則的にスケジュールされたトラフィックを送信するための第1のリソースのサブセットと、オンデマンドでトラフィックを送信するための第2のリソースのサブセットとを割り当てられることを決定し得る。規則的にスケジュールされたトラフィックは、たとえば、あらかじめ決定された時間インターバル(たとえば、24時間の時間インターバル)で基地局へレポートされるセンサ測定結果を含み得る。対照的に、オンデマンドトラフィックは、少なくとも1つのレポーティングトリガの検出(たとえば、UE115−eにおける異常の検知)に基づいて開始される即興的な送信を含み得る。
【0072】
[0082]MTC手順の他の例では、UE115−eは、サービングセルとの接続を確立するために初期アクセス手順を実行し得る。UE115−eは、次いで、不連続送信(DTX)サイクルおよびアクノレッジメントスケジュールを含む規則的な送信スケジュールを、サービングセルと調整し得る。UE115−eは、低電力モードに入り得、DTXサイクルのスリープインターバル中、いずれの送信をも控え得る。UE115−eは次いで、ウェイクアップし得、別のアクセス手順を実行することなく、スリープインターバル後、サービングセルへメッセージを送信し得る。UE115−eは、規則的な送信スケジュールによってカバーされていない時間において送信するための別のアクセス手順を実行し得る。たとえば、メッセージに対するアクノレッジメント(ACK)が、受信されていない場合、UE115−eは、再送信のための別のアクセス手順を実行し得る。
【0073】
[0083]MTC手順の他の例では、MTCモジュール825は、後続する第2の通信セッションのための電力およびタイミング制御情報を決定するために、基地局との第1の通信セッションから、記憶された制御情報を使用することを容易にし得る。具体的には、この例において、MTCモジュール825は、基地局105−cとの第1の通信セッションを確立し得、アップリンク送信に関連付けられた送信信号シンボルタイミングおよび/または電力制御レベルを調節する際にUE115−eを支援するために、第1の通信セッション中、基地局105−cから閉ループ制御情報を受信し得る。このような事例では、MTCモジュール825は、第1の通信セッション中、閉ループ制御情報から導出された送信電力およびシンボルタイミング情報をメモリ815に記憶することを容易にし得る。続いて、MTCモジュール825は、基地局105−cとの第2の通信セッションを確立するための送信信号電力および/またはシンボルタイミングを決定するために、第1の通信セッションからの、記憶された閉ループ制御情報を利用し得る。
【0074】
[0084]UE115−eはまた、プロセッサモジュール805、(ソフトウェア(SW)820を含む)メモリ815、トランシーバモジュール835、および(1つまたは複数の)アンテナ840を含み得る。これらの各々は、(たとえば、バス845を介して)互いに、直接的または間接的に通信し得る。トランシーバモジュール835は、上述したように、1つまたは複数のネットワークと、(1つまたは複数の)アンテナ840および/またはワイヤードまたはワイヤレスリンクを介して、双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバモジュール835は、基地局105および/または別のUE115と双方向に通信し得る。トランシーバモジュール835は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のために(1つまたは複数の)アンテナ840へ提供し、(1つまたは複数の)アンテナ840から受信されたパケットを復調するためのモデムを含み得る。UE115−eは、単一のアンテナ840を含み得る一方、UE115−eはまた、複数のワイヤレス送信を同時に送信および/または受信することができる複数のアンテナ840を有し得る。
【0075】
[0085]メモリ815は、ランダムアクセスメモリ(RAM)および読取専用(ROM)を含み得る。メモリ815は、実行されるとき、プロセッサモジュール805に、本明細書において説明された様々な機能(たとえば、セルラIoT通信における開ループタイミング、および、サイクリックプレフィクスの使用等)を実行させる命令を含むコンピュータ読取可能な、コンピュータ実行可能なソフトウェア/ファームウェアコード820を記憶し得る。あるいは、ソフトウェア/ファームウェアコード820は、プロセッサモジュール805によって直接的に実行可能ではないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ実行されるとき)コンピュータに、本明細書において説明された機能を実行させ得る。プロセッサモジュール805は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、ARM(登録商標)ベースのプロセッサ、または、インテル社(登録商標)によって製造されたもの、またはAMD(登録商標)、マイクロコントローラ、ASIC等のような中央処理装置(CPU))を含み得る。
【0076】
[0086]図9は、本開示の様々な態様に従う、セルラIoT通信において、開ループタイミングおよびサイクリックプレフィクスを使用するための方法900を例示するフローチャートを示す。方法900の動作は、UE115、または、図1図8を参照して説明されたようなそれのコンポーネントによってインプリメントされ得る。たとえば、方法900の動作は、図5図9を参照して説明されたように通信管理モジュール510によって実行され得る。いくつかの例では、UE115は、以下に説明された機能を実行するために、UE115の機能的要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。これに加えて、または、この代わりに、UE115は、特別目的ハードウェアを使用して、以下に説明された機能の態様を実行し得る。
【0077】
[0087]ブロック905では、UE115は、図2図4を参照して上述した初期アクセス手順に基づいて、セルとの接続を確立し得る。いくつかの例では、ブロック905の動作は、図6を参照して上述したような初期アクセスモジュール605によって実行され得る。
【0078】
[0088]ブロック910では、UE115は、セルからダウンリンク信号を受信し得、ダウンリンク信号は、OFDMA信号またはSC−FDMA信号を備え、ダウンリンク信号はさらに、図2図4を参照して上述したように、第1のサイクリックプレフィクスを備える。いくつかの例では、ブロック910の動作は、図6を参照して上述したように、ダウンリンクサイクリックプレフィクスモジュール610によって実行され得る。
【0079】
[0089]ブロック915では、UE115は、セルへアップリンク信号を送信し得、ここにおいて、アップリンク信号は、第2のサイクリックプレフィクスを有するOFDMA信号またはSC−FDMA信号のうちの1つであり、第2のサイクリックプレフィクスは、図2図4を参照して上述したように、第1のサイクリックプレフィクスとは異なる長さを有する。いくつかの例において、ブロック915の動作は、図6を参照して上述したように、アップリンクサイクリックプレフィクスモジュール615によって実行され得る。
【0080】
[0090]図10は、本開示の様々な態様に従う、セルラIoT通信において、開ループタイミングおよびサイクリックプレフィクスを使用するための方法1000を例示するフローチャートを示す。方法1000の動作は、図1図8を参照して上述したように、UE115またはそれのコンポーネントによってインプリメントされ得る。たとえば、方法1000の動作は、図5図9を参照して上述したように、通信管理モジュール510によって実行され得る。いくつかの例では、UE115は、以下に説明された機能を実行するために、UE115の機能的要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。これに加えて、または、この代わりに、UE115は、特別目的ハードウェアを使用して、以下に説明された機能の態様を実行し得る。方法1000はまた、図9の方法900の態様を組み込み得る。
【0081】
[0091]ブロック1005では、UE115は、図2図4を参照して上述したように、初期アクセス手順に基づいてセルとの接続を確立し得る。いくつかの例では、ブロック1005の動作は、図6を参照して上述したように、初期アクセスモジュール605によって実行され得る。
【0082】
[0092]ブロック1010では、UE115は、セルからダウンリンク信号を受信し得、ダウンリンク信号は、OFDMA信号またはSC−FDMA信号を備え、ダウンリンク信号はさらに、図2図4を参照して上述したように、第1のサイクリックプレフィクスを備える。いくつかの例では、ブロック1010の動作は、図6を参照して上述したように、ダウンリンクサイクリックプレフィクスモジュール610によって実行され得る。
【0083】
[0093]ブロック1015では、UE115は、図2図4を参照して上述したように、受信されるダウンリンク信号の到着時間を推定し得る。いくつかの例では、ブロック1015の動作は、図7を参照して上述したように、開ループタイミング制御モジュール705によって実行され得る。
【0084】
[0094]ブロック1020では、UE115は、図2図4を参照して上述したように、受信されるダウンリンク信号の推定された到着時間に基づいて、セルへのアップリンク信号のための送信シンボル時間を決定し得る。いくつかの例では、ブロック1020の動作は、図7を参照して上述したように、開ループタイミング制御モジュール705によって実行され得る。
【0085】
[0095]ブロック1025では、UE115は、セルへアップリンク信号を送信し得、ここにおいて、アップリンク信号は、第2のサイクリックプレフィクスを有するOFDMA信号またはSC−FDMA信号のうちの1つであり、第2のサイクリックプレフィクスは、図2図4を参照して上述したように、第1のサイクリックプレフィクスとは異なる長さを有する。いくつかの例において、ブロック1025の動作は、図6を参照して上述したように、アップリンクサイクリックプレフィクスモジュール615によって実行され得る。
【0086】
[0096]図11は、本開示の様々な態様に従う、セルラIoT通信において、開ループタイミングおよびサイクリックプレフィクスを使用するための方法1100を例示するフローチャートを示す。方法1100の動作は、図1図8を参照して上述したように、UE115またはそれのコンポーネントによってインプリメントされ得る。たとえば、方法1100の動作は、図5図9を参照して説明されたような通信管理モジュール510によって実行され得る。いくつかの例では、UE115は、以下に説明された機能を実行するために、UE115の機能的要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。これに加えて、または、この代わりに、UE115は、特別目的ハードウェアを使用して、以下に説明された機能の態様を実行し得る。方法1100はまた、図9および図10の方法900および方法1000の態様を組み込み得る。
【0087】
[0097]ブロック1105では、UE115は、図2図4を参照して上述したように、初期アクセス手順に基づいてセルとの接続を確立し得る。いくつかの例では、ブロック1105の動作は、図6を参照して上述したように、初期アクセスモジュール605によって実行され得る。
【0088】
[0098]ブロック1110では、UE115は、セルからダウンリンク信号を受信し得、ダウンリンク信号は、OFDMA信号またはSC−FDMA信号を備え、ダウンリンク信号はさらに、図2図4を参照して上述したように、第1のサイクリックプレフィクスを備える。いくつかの例では、ブロック1110の動作は、図6を参照して上述したように、ダウンリンクサイクリックプレフィクスモジュール610によって実行され得る。
【0089】
[0099]ブロック1115では、UE115は、図2図4を参照して上述したように、セルへのアップリンク信号の送信のためのリソースの割当を受信し得る。いくつかの例では、ブロック1115の動作は、図6を参照して上述したように、初期アクセスモジュール605によって実行され得る。
【0090】
[0100]ブロック1120では、UE115は、セルへアップリンク信号を送信し得、ここにおいて、アップリンク信号は、第2のサイクリックプレフィクスを有するOFDMA信号またはSC−FDMA信号のうちの1つであり、第2のサイクリックプレフィクスは、図2図4を参照して上述したように、第1のサイクリックプレフィクスとは異なる長さを有する。いくつかの例において、ブロック1120の動作は、図6を参照して上述したように、アップリンクサイクリックプレフィクスモジュール615によって実行され得る。
【0091】
[0101]ブロック1120におけるアップリンク信号を送信することはさらに、図2図4を参照して上述したようなアップリンク信号の送信のために割り当てられたリソースの少なくとも半分を備える拡張サイクリックプレフィクスを含むアップリンクシンボル上で第1のデータの送信を送信することを含み得る。
【0092】
[0102]よって、方法900、1000、および1100は、セルラIoT通信における開ループタイミングおよびサイクリックプレフィクスの使用を提供し得る。方法900、1000、および1100は、可能な実施形態を説明し、これら動作およびステップは、再調整され得るか、またはそうでなければ、他の実施形態が可能になるように修正され得ることが留意されるべきである。いくつかの例において、方法900、1000、および1100のうちの2つ以上からの態様が、組み合わされ得る。
【0093】
[0103]添付図面に関連して上述した詳細な説明は、典型的な実施形態を説明し、特許請求の範囲の範囲内でインプリメントされ得る、または、特許請求の範囲の範囲内であるすべての実施形態を表している訳ではない。この説明にわたって使用される「典型的」という用語は、「例、事例、または例示としてサービングする」ことを意味し、「他の実施形態に対して好適」または「有利」であることを意味しない。詳細な説明は、説明された技法の理解を提供する目的のための具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの技法は、これら具体的な詳細なしで実現され得る。いくつかの事例では、周知の構成およびデバイスが、説明された実施形態の概念を不明瞭にすることを回避するために、ブロック図形式で示される。
【0094】
[0104]情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得る。たとえば、上記説明を通じて参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはこれらの任意の組合せによって表され得る。
【0095】
[0105]本明細書における開示に関連して説明された様々な例示的なブロックおよびモジュールは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、ASIC、FPGAまたは他のプログラマブルロジックデバイス、離散ゲートまたはトランジスタロジック、離散ハードウェアコンポーネント、または、本明細書において説明された機能を実行するために設計されたこれらの任意の組合せを用いてインプリメントまたは実行され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代替例では、このプロセッサは、任意の従来式のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ(たとえば、DSPとマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携した1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または、他の任意のこのようなコンフィギュレーション)としてインプリメントされ得る。
【0096】
[0106]本明細書において説明された機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組合せにおいてインプリメントされ得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアにおいてインプリメントされる場合、これら機能は、1または複数の命令またはコードとして、コンピュータ読取可能な媒体上に記憶されるか、または、コンピュータ読取可能な媒体を介して送信され得る。他の例および実施形態は、本開示および添付された特許請求の範囲の範囲内である。たとえば、ソフトウェアの性質により、上述した機能は、プロセッサ、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング(hardwiring)、または、これらのうちのいずれかの組合せによって実行されるソフトウェアを使用してインプリメントされ得る。機能をインプリメントする特徴はまた、これら機能の一部が異なる物理的なロケーションにおいてインプリメントされるように分散されることを含む様々な位置において物理的に配置され(located)得る。また、本明細書で使用されるように、特許請求の範囲に含まれる、アイテムのリストにおいて使用されるような「または」(たとえば、「〜のうちの少なくとも1つ」または「〜のうちの1つまたは複数)のようなフレーズによって開始される(prefaced)アイテムのリスト)は、たとえば、[A,B,またはCのうちの少なくとも1つ]のリストが、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AとBとC)を意味するように、離接的なリストを示す。
【0097】
[0107]コンピュータ読取可能な媒体は、コンピュータ記憶媒体と、コンピュータプログラムの1つの場所から別の場所への転送を容易にする任意の媒体を含む通信媒体との両方を含む。記憶媒体は、汎用コンピュータまたは特別目的コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。例によれば、限定せず、コンピュータ読取可能な媒体は、RAM、ROM、電子的消去可能なプログラム可能な読取専用メモリ(EEPROM(登録商標))、コンパクトディスク(CD)ROMまたは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶デバイス、または、所望されるプログラムコード手段を、命令またはデータ構造の形式で搬送または記憶するために使用され得、汎用または特別目的のコンピュータ、または、汎用または特別目的のプロセッサによってアクセスされ得る他の任意の媒体を備え得る。さらに、いかなる接続も、コンピュータ読取可能な媒体として適切に称される。たとえば、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者線(DSL)、または、赤外線、無線、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他の遠隔ソースからソフトウェアが送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または、赤外線、無線およびマイクロ波のようなワイヤレス技術が、媒体の定義に含まれる。本明細書において使用されるようなdiskおよびdiscは、CD、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク、および、Blu−ray(登録商標)ディスクを含み、diskは、通常、データを磁気的に再生する一方、discは、レーザを用いてデータを光学的に再生する。上記の組み合わせもまた、コンピュータ読取可能な媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0098】
[0108]本開示の前述した説明は、当業者が、本開示を作成または使用することを可能にするために提供される。この開示に対する様々な変形は、当業者に容易に明らかになるであろう。そして、本明細書で定義された一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく、他のバリエーションに適用され得る。よって、本開示は、本明細書で説明された例および設計に限定されないが、本明細書で開示された原理および新規の特徴と一致する最も広い範囲を与えられるべきである。
【0099】
[0109]本明細書において説明された技法は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、OFDMA、SC−FDMA、および他のシステムのような様々なワイヤレス通信システムのために使用され得る。「システム」および「ネットワーク」という用語は、しばしば置換可能に使用される。CDMAシステムは、CDMA2000、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)等のような無線技術をインプリメントし得る。CDMA2000は、IS−2000規格、IS−95規格、およびIS−856規格をカバーする。IS−2000リリース0およびAは、一般に、CDMA2000 1X、1X等と称される。IS−856(TIA−856)は、一般に、CDMA2000 1xEV−DO、高レートパケットデータ(HRPD)等と称される。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))、およびCDMAの他の変形を含む。TDMAシステムは、たとえばモバイル通信のためのグローバルシステム(GSM(登録商標))のような無線技術をインプリメントし得る。OFDMAシステムは、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、エボルブドUTRA(E−UTRA)、IEEE802.11(Wi−Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、フラッシュ−OFDM等のような無線技術をインプリメントし得る。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)の一部である。3GPPロングタームエボリューション(LTE)およびLTEアドバンスト(LTE−A)は、E−UTRAを使用するユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)の新たなリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、LTE−A、およびモバイル通信のためのグローバルシステム(GSM)は、「第3世代パートナーシップ計画」(3GPP)という名称の団体からの文書に説明されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシップ計画2」(3GPP2)という名称の団体からの文書に説明されている。本明細書において説明された技法は、上述したシステムおよび無線技術のためのみならず、他のシステムおよび無線技術のためにも使用され得る。しかしながら、上記の説明は、例の目的のためにLTEシステムを説明しており、上記の説明の多くでLTE専門用語が使用されるが、この技法は、LTEアプリケーションを超えて適用可能である。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信の方法であって、
初期アクセス手順に基づいてセルとの接続を確立することと、
前記セルからダウンリンク信号を受信することと、前記ダウンリンク信号は、直交周波数分割多元接続(OFDMA)信号またはシングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)信号を備え、前記ダウンリンク信号はさらに、第1のサイクリックプレフィクスを備え、
前記セルへアップリンク信号を送信することと、ここにおいて、前記アップリンク信号は、第2のサイクリックプレフィクスを有するOFDMA信号またはSC−FDMA信号のうちの1つであり、前記第2のサイクリックプレフィクスは、前記第1のサイクリックプレフィクスとは異なる長さを有し、
を備える、方法。
[C2]
前記ダウンリンク信号のサブキャリア間隔は、前記アップリンク信号のサブキャリア間隔とは異なる、C1に記載の方法。
[C3]
前記アップリンク信号は、ペイロードデータトラフィックを含む、C1に記載の方法。
[C4]
前記受信されるダウンリンク信号の到着時間を推定することと、
前記受信されるダウンリンク信号の前記推定された到着時間に基づいて、前記セルへの前記アップリンク信号のための送信シンボル時間を決定することと、
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C5]
前記第2のサイクリックプレフィクスの長さは、前記第1のサイクリックプレフィクスの長さよりも長い、C1に記載の方法。
[C6]
前記第2のサイクリックプレフィクスの前記長さは、前記第1のサイクリックプレフィクスの前記長さの少なくとも2倍の長さである、C5に記載の方法。
[C7]
前記ダウンリンク信号のサブキャリア間隔は、前記アップリンク信号のサブキャリア間隔よりも大きい、C1に記載の方法。
[C8]
前記ダウンリンク信号の前記サブキャリア間隔は、前記アップリンク信号の前記サブキャリア間隔の少なくとも2倍の大きさである、C7に記載の方法。
[C9]
前記セルへの前記アップリンク信号の前記送信のためのリソースの割当を受信することをさらに備え、
ここにおいて、前記アップリンク信号の前記送信は、前記アップリンク信号の前記送信のために割り当てられた前記リソースの少なくとも半分を備える拡張サイクリックプレフィクスを含むアップリンクシンボル上で、第1のデータの送信を送信すること、を備える、C1に記載の方法。
[C10]
前記UEと前記セルとの間の通信のための往復遅延を考慮するために、前記アップリンク信号を同期させること、をさらに備える、C1に記載の方法。
[C11]
マシンタイプ通信(MTC)手順に基づいてネットワークとデータを交換すること、をさらに備える、C1に記載の方法。
[C12]
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
初期アクセス手順に基づいてセルとの接続を確立するための手段と、
前記セルからダウンリンク信号を受信するための手段と、前記ダウンリンク信号は、直交周波数分割多元接続(OFDMA)信号またはシングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)信号を備え、前記ダウンリンク信号はさらに、第1のサイクリックプレフィクスを備え、
前記セルへアップリンク信号を送信するための手段と、ここにおいて、前記アップリンク信号は、第2のサイクリックプレフィクスを有するOFDMA信号またはSC−FDMA信号のうちの1つであり、前記第2のサイクリックプレフィクスは、前記第1のサイクリックプレフィクスとは異なる長さを有し、
を備える、装置。
[C13]
前記ダウンリンク信号のサブキャリア間隔は、前記アップリンク信号のサブキャリア間隔とは異なる、C12に記載の装置。
[C14]
前記アップリンク信号は、ペイロードデータトラフィックを含む、C12に記載の装置。
[C15]
前記受信されるダウンリンク信号の到着時間を推定するための手段と、
前記受信されるダウンリンク信号の前記推定された到着時間に基づいて、前記セルへの前記アップリンク信号のための送信シンボル時間を決定するための手段と、
をさらに備える、C12に記載の装置。
[C16]
前記第2のサイクリックプレフィクスの長さは、前記第1のサイクリックプレフィクスの長さよりも長い、C12に記載の装置。
[C17]
前記第2のサイクリックプレフィクスの前記長さは、前記第1のサイクリックプレフィクスの前記長さの少なくとも2倍の長さである、C16に記載の装置。
[C18]
前記ダウンリンク信号のサブキャリア間隔は、前記アップリンク信号のサブキャリア間隔よりも大きい、C12に記載の装置。
[C19]
前記ダウンリンク信号の前記サブキャリア間隔は、前記アップリンク信号の前記サブキャリア間隔の少なくとも2倍の大きさである、C18に記載の装置。
[C20]
前記セルへの前記アップリンク信号の前記送信のためのリソースの割当を受信するための手段をさらに備え、
ここにおいて、前記アップリンク信号の送信のための前記手段は、前記アップリンク信号の前記送信のために割り当てられた前記リソースの少なくとも半分を備える拡張サイクリックプレフィクスを含むアップリンクシンボル上で、第1のデータの送信を送信するための手段、を備える、C12に記載の装置。
[C21]
前記UEと前記セルとの間の通信のための往復遅延を考慮するために、前記アップリンク信号を同期させるための手段、をさらに備える、C12に記載の装置。
[C22]
マシンタイプ通信(MTC)手順に基づいてネットワークとデータを交換するための手段、をさらに備える、C12に記載の装置。
[C23]
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサと電気通信するメモリと、
前記メモリに記憶された命令と、
を備え、ここにおいて、前記命令は、
初期アクセス手順に基づいてセルとの接続を確立することと、
前記セルからダウンリンク信号を受信することと、前記ダウンリンク信号は、直交周波数分割多元接続(OFDMA)信号またはシングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)信号を備え、前記ダウンリンク信号はさらに、第1のサイクリックプレフィクスを備え、
前記セルへアップリンク信号を送信することと、ここにおいて、前記アップリンク信号は、第2のサイクリックプレフィクスを有するOFDMA信号またはSC−FDMA信号のうちの1つであり、前記第2のサイクリックプレフィクスは、前記第1のサイクリックプレフィクスとは異なる長さを有し、
を行うために前記プロセッサによって実行可能である、装置。
[C24]
前記ダウンリンク信号のサブキャリア間隔は、前記アップリンク信号のサブキャリア間隔とは異なる、C23に記載の装置。
[C25]
前記命令はさらに、
前記セルへの前記アップリンク信号の前記送信のためのリソースの割当を受信するために前記プロセッサによって実行可能であり、
ここにおいて、前記アップリンク信号を送信するための前記命令は、
前記アップリンク信号の前記送信のために割り当てられた前記リソースの少なくとも半分を備える拡張サイクリックプレフィクスを含むアップリンクシンボル上で、第1のデータの送信を送信するための命令、を備える、C23に記載の装置。
[C26]
前記命令はさらに、
前記UEと前記セルとの間の通信のための往復遅延を考慮するために、前記アップリンク信号を同期させるために前記プロセッサによって実行可能である、C23に記載の装置。
[C27]
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的なコンピュータ読取可能な媒体であって、前記コードは、
初期アクセス手順に基づいてセルとの接続を確立することと、
前記セルからダウンリンク信号を受信することと、前記ダウンリンク信号は、直交周波数分割多元接続(OFDMA)信号またはシングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)信号を備え、前記ダウンリンク信号はさらに、第1のサイクリックプレフィクスを備え、
前記セルへアップリンク信号を送信することと、ここにおいて、前記アップリンク信号は、第2のサイクリックプレフィクスを有するOFDMA信号またはSC−FDMA信号のうちの1つであり、前記第2のサイクリックプレフィクスは、前記第1のサイクリックプレフィクスとは異なる長さを有し、
を行うために実行可能な命令を備える、非一時的なコンピュータ読取可能な媒体。
[C28]
前記ダウンリンク信号のサブキャリア間隔は、前記アップリンク信号のサブキャリア間隔とは異なる、C27に記載の非一時的なコンピュータ読取可能な媒体。
[C29]
前記命令はさらに、
前記セルへの前記アップリンク信号の前記送信のためのリソースの割当を受信するために実行可能であり、
ここにおいて、前記アップリンク信号を送信するための前記命令は、
前記アップリンク信号の前記送信のために割り当てられた前記リソースの少なくとも半分を備える拡張サイクリックプレフィクスを含むアップリンクシンボル上で、第1のデータの送信を送信するための命令、を備える、C27に記載の非一時的なコンピュータ読取可能な媒体。
[C30]
前記命令はさらに、
前記UEと前記セルとの間の通信のための往復遅延を考慮するために、前記アップリンク信号を同期させるために実行可能である、C27に記載の非一時的なコンピュータ読取可能な媒体。
図1
図2
図3A
図3B
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11