(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0010】
悪臭中和剤製品は、布地、並びに家及び車などの消費者が占有する閉空間に存在する悪臭を除去するために使用されてきた。本発明は、悪臭中和剤製品の有効性を可視化する方法、及びその方法を実証するためのキットを対象とする。
【0011】
本明細書で使用するとき、用語「閉空間」は、家庭環境、商用環境、又は車両環境内の実質的に密閉された空間容積を含む。
【0012】
本明細書で使用するとき、用語「悪臭中和剤製品」は、悪臭を吸収する又は中和することによって、布地物品から及び/又は閉空間内の空気から悪臭を除去するための悪臭中和剤成分を含む製品を含む。好適な悪臭中和剤製品の非限定的な例は、Febreze(登録商標)及びFebreze Fabric Refresher(商標)の商品名で市販されている臭気制御組成物を含む。
【0013】
図1は、本発明による悪臭中和剤製品の有効性を実証する方法100を実証するための携帯用キット10の概略図であり、
図3Aは、方法100のフローチャートである。キット10は、方法100を実証するための店内の固定ディスプレイ又は携帯用ディスプレイとして使用される、販売促進用品(point of sale material、POSM)であってもよい。
図1に示すように、キット10は、第1の布地物品20、第2の布地物品21、第1及び第2の布地物品20、21を受容するための第1のチャンバ30、第3の布地物品22を含む第2のチャンバ31、及び第4の布地物品23を含む第3のチャンバ32を含む。チャンバ30、31、32は、異なる場所間に携帯でき、かつ容易に輸送できるように寸法決めされ、構成された別個のユニットとして構成されてもよく、又は店内のPOSMとして使用される場合には別個のチャンバを有する単一ユニットを形成するように統合されたものとして構成されてもよい。
【0014】
チャンバ30、31、32のそれぞれは、少なくとも2つの布地物品を受容するための閉空間をそれぞれ画定する。それぞれのチャンバ30、31、32は、長さL、幅W、高さHを有してもよく、閉空間の容積は、閉空間内に置かれる布地物品の寸法によって変化してもよい。
【0015】
チャンバ30、31、32は、閉空間の外部から変色を見ることができるように、透明又は半透明の材料で構成されてもよい。
【0016】
第1、第2、第3及び第4の布地物品20、21、22、23は、悪臭化合物に曝露されたときに変色を呈することができる変色指示薬で予め処理されてもよい。悪臭化合物は酸性又は塩基性悪臭のいずれかに属してもよく、変色指示薬は、悪臭化合物の視覚的検出を可能にするために、それに応じて選択されてもよいことが理解されよう。例えば、悪臭化合物は、アンモニア、細菌、チオール類、アルデヒド類、アミン類、硫化物類、脂肪酸類、アルコール類、及びこれらの混合物からなる群から選択される悪臭物質を含み得る。
【0017】
変色指示薬は、ブロモクレゾールグリーン、ブロモクレゾールパープル、メチルオレンジ、メチルレッド、ブロモチモールブルー、チモールブルー、フェノールレッド、ニュートラルレッド、クレゾールレッド、クレゾールフタレイン、ナフトールフタレイン、フェノールフタレイン、チモールフタレインからなる群から選択されるpH感受性染料を含んでもよい。
図2は、変色指示薬と、変色指示薬が変色する近似のpH範囲及びその色の変化との関係を示すグラフである。
【0018】
具体的には、悪臭化合物が布地物品に存在する変色指示薬と相互作用すると、変色指示薬は、低pH色から高pH色に変色して、悪臭化合物に起因するpHレベルの上昇を示す。
【0019】
第3及び第4の布地物品22、23は、それぞれ第2及び第3のチャンバ31、32内に着脱自在に取り付けられてもよい。方法100を実施する前に、第1、第2、第3及び第4の布地物品20、21、22及び23は、実質的に悪臭を含まず(「無臭」)、白色などの第1の色を含んでもよい。
【0020】
図3Aに示すように方法100を実施する前に、第1及び第2の布地物品20、21を悪臭化合物に曝露して、2つの臭いのある布地物品20、21を形成してもよい。悪臭化合物は、悪臭化合物が肉眼に見える色を呈するように、pH感受性染料などの変色指示薬を含んでもよい。第3及び第4の布地物品22、23は、無臭の布地物品のままである。
【0021】
図3Aを参照すると、方法100は、臭いのある布地物品20、21のうちの1つを悪臭中和剤製品13で処理し(
図3Dに表示)、臭いのある物品20、21のうちの他方を未処理とすることを含む。悪臭化合物の色は、消費者が悪臭化合物を可視化できるように、第1、第2、第3及び第4の布地物品20、21、22、23の第1の色と異なる。2つの無臭の布地物品22、23のうちの1つを含む第1の密閉環境に、2つの臭いのある布地物品20、21のうちの処理された1つが提供される(102)。2つの無臭の布地物品22、23のうちの他方を含む第2の密閉環境に、2つの臭いのある布地物品20、21のうちの他方が提供される(103)。臭いのある布地物品20、21及び無臭の布地物品22、23は、第1の密閉環境内の2つの無臭の布地物品のうちの1つと、第2の密閉環境内の2つの無臭の布地物品のうちの他方との間に色差を生じさせる(104)のに十分な所定の時間、それぞれの環境でインキュベートされる。
【0022】
本発明では、無臭の布地物品22、23のいずれも、悪臭に直接曝露されないが、これらの無臭の布地物品22、23のうちの1つは変色することが予想される。具体的には、未処理の臭いのある布地物品20、21からの悪臭が無臭の布地物品22、23に接触するとすぐに、無臭の布地物品22、23の色が、第1の色から第2の色に変化する。方法100は、悪臭中和剤製品で臭いのある布地を処理することにより、布地から布地への悪臭の移行を止める利益を例示する。具体的には、工程101において、悪臭中和剤製品は、存在する悪臭化合物のpHレベルを中和し、処理された臭いのある布地物品から悪臭が蒸発して無臭の布地物品に移行することを制御する。
【0023】
図3Bは、
図3Aの方法100の変更例のフローチャートを示しており、方法100の工程101、102、103、104に加えて、方法100’は、変色指示薬を含む無臭の布地物品を悪臭化合物に曝露して、臭いのある布地物品を形成すること(201)と、臭いのある布地物品のうちの1つを悪臭中和剤製品で処理することとを含む。
【0024】
この方法100は、工程数が方法100’の工程数より少ないため、TVコピーとして示される実証の録画に使用するのに好適であり得る。これにより、撮影されるフレーム数及び放送時間が減少し、したがって、広告費が減少するという利点がある。方法100’は、現地での製品のデモにおける消費者の啓発に使用するのに好適であり得る。
【0025】
本発明による悪臭中和剤製品の有効性を実証する方法100は、後述のように実行することができる。具体的には、
図4A〜
図4Gは、悪臭中和剤製品の有効性の視覚的な実証を例示するプロセスフロー図を示す。
【0026】
図4Aに示すように、第1及び第2のチャンバ30、31は、互いに隣接し、第3のチャンバ32は、第2のチャンバ31に隣接している。第2のチャンバ31は、第3の布地物品22を含み、第3のチャンバ32は、第4の布地物品23を含む。第1及び第2の布地物品20、21は、第1のチャンバ30内に置かれる。第1、第2、第3及び第4の布地物品20、21、22、23は、
図2に示すようにpH色範囲40を有するフェノールフタレインなどの変色指示薬で処理され、pH色範囲40内の第1の色Aを含む。
【0027】
図4Bに示すように、悪臭化合物12のビーカー11は、第1及び第2の布地物品20、21を収容する第1のチャンバ30に、約3分間置かれる。悪臭化合物は、布地物品20、21、22、23の第1の色Aが白色であるのに対し、明るいピンク色Bを呈するように構成されてもよい。これにより、第1及び第2の臭いのある布地物品20、21を形成する、第1及び第2の布地物品20、21への悪臭化合物のあらゆる移行を明瞭に視覚化することができる。
【0028】
具体的には、
図4Cは、第1及び第2の布地物品20、21に存在する変色指示薬に反応する悪臭粒子により、第1及び第2の布地物品20、21が第1の色Aから第2の色Cへと変色したところを示す。第2の色Cは、悪臭化合物12の色Bに対応し得る。具体的には、第1及び第2の布地物品20、21は、悪臭化合物12を収容するビーカー11から第1のチャンバ30内の空気中に放出される悪臭を吸収している。
【0029】
図4Dを参照すると、第1の臭いのある布地物品20は、第1のチャンバ30から取り出され、第4の布地物品23を含む第3のチャンバ32に置かれる。臭いのある第2の布地物品21は、第1のチャンバ30から取り出され、悪臭中和剤製品13で処理されてから、
図4Eに示すように、第3の布地物品22を含む第2のチャンバ31に置かれる。悪臭中和剤製品13は、スプレーボトルで提供されてもよい。例えば、悪臭を中和するのに十分な量の悪臭中和剤製品を確保するため、臭いのある第2の布地物品21に、悪臭中和剤製品13を5回吹き付けてもよい。
【0030】
図4Fを参照すると、第3及び第4の布地物品22、23は、3〜5分間インキュベートされた。第2の布地物品21における第2の色Cから第3の色Dへの変色は、悪臭のpHを中和し、それによって変色指示薬の変色をもたらす、悪臭中和剤製品13で処理したことによって生じる。
【0031】
図4Gを参照すると、未処理の臭いのある第1の布地物品20は、第3のチャンバ32の中で再蒸発し、第4の布地製品23に移行する悪臭を含んでいるため、第4の布地物品23において第1の色Aから第2の色Eへの変色が発生する。第3の布地物品22には変色が発生しておらず、臭いのある第2の布地物品21に適用された悪臭中和剤製品が、第2の布地物品21上に存在する悪臭化合物が空気中に放出されることを防止し、したがって、悪臭は第3の布地物品22に移行しないことを実証している。変色はまた、悪臭化合物に反応して悪臭化合物を中和する悪臭中和剤製品内の悪臭中和剤により、臭いのある第2の布地物品21でも発生し得る。色C、D、Eは、
図2に示すように、色範囲40の色A及びBの範囲内であってもよい。
【0032】
無臭の布地物品を肉眼で見えるように構成された悪臭化合物に曝露する効果は、布地が悪臭を吸収して再放出し、それゆえ、屋内などの閉空間に臭気のサイクルを生む原因となることを、変色を介して視覚的に実証することにある。悪臭のある布地を悪臭のない布地に曝露する更なる効果は、悪臭のある布地が他の清潔な布地に対して悪臭を放出し、閉空間内の悪臭に寄与することを実証することにある。
【0033】
具体的には、
図4Gに示すように、悪臭のある布地を他の清潔な布地に近接させると、悪臭はそれらの清潔な布地に移行し、それによって清潔な布地を汚染する。
【0034】
本発明の利点は、悪臭を帯びた布地が他の清潔な布地を汚染し、それゆえに臭気のサイクルを生じさせ得る様子と、悪臭を帯びた布地に悪臭中和剤製品を吹き付けると、悪臭は放出されず、他の清潔な布地を汚染し得ないことと、を容易に可視化し、実証することである。結果として、臭気のサイクルは大幅に軽減されるか、又は完全に停止される。
【0035】
更に、本発明は、メディアプラットフォーム上で利用可能な携帯用のオンサイトディスプレイ又はビデオの形式で構成された製品の実証に使用することで、悪臭を帯びた布地が他の清潔な布地を汚染し、それゆえに臭気のサイクルを生じさせることと、そのような悪臭を中和して、消費者が占有する空間内の衛生を改善するために、消費者が行う必要があることと、についての消費者の意識を高めることができる。
【実施例】
【0036】
以下の実施例は、本発明の範囲内にある実施形態を更に説明及び実証する。これらの実施例は、例示目的のためにのみ提供され、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなくそれらの多くの変更が可能であることから、本発明を限定するものとして解釈されるべきではない。適用可能な場合には、成分を化学名で特定し、そうでない場合は、以下で定義する。
【0037】
(実施例1)
方法100、100’及び/又は
図4A〜
図4Gに示すプロセスに従って本発明を実施するために設計された実験計画を、本発明で使用される装置及び材料を記載する表1に例示する。
【0038】
【表1】
【0039】
本発明で使用される布地は、家庭用の家具又は車両座席に使用される織物又は布地を含んでもよく、綿ポリエステル混紡、絹、綿、又はそれらの混合物のうちの1つを含んでもよい。
【0040】
更に、本発明での使用に好適な悪臭化合物及び当該悪臭化合物を制御するための対応する悪臭中和剤製品の非限定的な例は、1999年8月24日に公開された米国特許第5,942,217号、1999年9月21日に公開された米国特許第5,955,093号、2000年3月7日に公開された米国特許第6,033,679号、2000年8月22日に公開された米国特許第6,106,738号、2001年9月4日に公開された米国特許第6,284,231号、1999年12月7日に公開された米国特許第5,997,759号、2006年1月17日に公開された米国特許第6,987,099号、2003年12月2日に公開された米国特許第6,656,923号、2003年3月4日に公開された米国特許第6,528,013号、1999年10月19日に公開された米国特許第5,968,404号、2004年7月24日に公開された米国特許第6,767,507号、2005年4月12日に公開された米国特許第6,878,695号、2003年1月7日に公開された米国特許第6,503,413号、及び2004年1月20日に公開された米国特許第6,680,289号に詳細に記述されている。
【0041】
以下に一例を示す。
A.悪臭中和剤製品の有効性を実証する方法であって、
a)2つの臭いのある布地物品のうちの1つを悪臭中和剤製品で処理する工程であって、2つの臭いのある布地物品は、悪臭化合物を含み、変色指示薬で処理され、変色指示薬は、悪臭化合物との相互作用時に変色するように構成されている、工程と、
b)2つの無臭の布地物品のうちの1つを含む第1の密閉環境に、2つの臭いのある布地物品のうちの処理された1つを提供する工程であって、2つの無臭の布地物品は変色指示薬で処理される、工程と、
c)2つの無臭の布地物品のうちの他方を含む第2の密閉環境に、2つの臭いのある布地物品のうちの他方を提供する工程と、
d)第1の密閉環境内の2つの無臭の布地物品のうちの1つと、第2の密閉環境内の2つの無臭の布地物品のうちの他方との間の色差を生じさせるのに十分な時間、無臭の布地物品及び臭いのある布地物品を第1及び第2の密閉環境内に放置したままにする工程と、を含む、方法。
B.工程(a)に先立って、
2つの無臭の布地物品を悪臭化合物に曝露して、2つの臭いのある布地物品を形成することを更に含む、Aに記載の方法。
C.工程(a)が、
2つの臭いのある布地物品のうちの1つに悪臭中和剤製品を吹き付けることを含む、Aに記載の方法。
D.悪臭化合物が変色指示薬を含む、Aに記載の方法。
E.悪臭化合物が、アンモニア、チオール類、アルデヒド類、アミン類、硫化物類、脂肪酸類、アルコール類、及びこれらの混合物からなる群から選択される悪臭物質を含む、Aに記載の方法。
F.2つの臭いのある布地物品が、家庭用、車両用及び/又は個人用物品で使用される少なくとも1つの布地を含む、Aに記載の方法。
G.工程(b)が、処理された臭いのある布地物品を、2つの無臭の布地物品のうちの1つと直接接触させることを含む、Aに記載の方法。
H.工程(c)が、臭いのある布地物品のうちの他方を、2つの無臭の布地物品のうちの他方と直接接触させることを含む、Aに記載の方法。
I.ディスプレイ上に表示するために、工程(a)〜(d)を生じさせることを更に含み、ディスプレイは、第1及び第2の密閉環境のそれぞれにおける透明窓である、Aに記載の方法。
J.ディスプレイ上に表示するために、工程(a)〜(d)を生じさせることを更に含み、ディスプレイは、第1及び第2の密閉環境から遠隔にあり、ディスプレイは、コンピューティングデバイス又はテレビの表示画面である、Aに記載の方法。
K.悪臭中和剤製品が、悪臭化合物を吸収又は中和する悪臭中和剤成分を含む、Aに記載の方法。
L.無臭の布地物品及び臭いのある布地物品が、綿ポリエステル混紡、絹、綿、又はそれらの混合物のうちの1つを含む、Aに記載の方法。
M.悪臭化合物が、塩基性悪臭物質であり、変色指示薬がフェノールフタレインである、Aに記載の方法。
N.悪臭中和剤製品の有効性を実証する方法を実証するためのキットであって、
変色指示薬で処理するための複数の無臭の布地物品と、
複数の無臭の布地物品のうちの2つを悪臭化合物に曝露して、臭いのある布地物品を提供するための第1のチャンバと、
臭いのある布地物品のうちの1つを複数の無臭の布地物品のうちの1つと一緒に置くための第2のチャンバと、
臭いのある布地物品のうちの別の1つを複数の無臭の布地物品のうちの別の1つと一緒に置くための第3のチャンバと、を含み、臭いのある布地物品のうちの1つ又は別の1つのいずれかが、悪臭中和剤製品による処理用である、キット。
O.第1、第2及び第3のチャンバのそれぞれの少なくとも1つの面が、透明又は半透明材料を含む、Nに記載のキット。
P.変色指示薬を含む悪臭化合物を更に含む、Nに記載のキット。
Q.無臭の布地物品が、綿ポリエステル混紡、絹、綿、又はそれらの混合物のうちの1つを含む、Nに記載のキット。
R.悪臭中和剤製品の有効性を可視化する方法を実証するためのキットであって、
変色指示薬で予め処理された複数の無臭の布地物品と、
変色指示薬で予め処理された複数の臭いのある布地物品と、
複数の無臭の布地物品のうちの1つを、悪臭中和剤製品で処理された複数の臭いのある布地物品のうちの1つと一緒に置くための第1のチャンバと、
複数の無臭の布地物品のうちの別の1つを複数の臭いのある布地物品の別の1つと一緒に置くための第2のチャンバと、を含み、第1のチャンバ及び第2のチャンバのそれぞれが、臭いのある布地物品のうちの1つからの悪臭化合物との相互作用時に、変色指示薬の変色を表示するための透明窓を含む、キット。
【0042】
本明細書に開示した寸法及び値は、記載された正確な数値に厳密に限定されるものと理解されるべきではない。むしろ、特に指示がない限り、そのような各寸法は、記載された値及びその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味するものとする。例えば「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味するものとする。
【0043】
相互参照される又は関連する全ての特許又は特許出願、及び本願が優先権又はその利益を主張する任意の特許出願又は特許を含む、本願に引用される全ての文書は、除外又は限定することを明言しない限りにおいて、参照によりその全容が本願に援用される。いかなる文献の引用をも、本明細書中で開示又は特許請求される任意の発明に対する先行技術であるとはみなされず、あるいはそれを単独で又は他の任意の参考文献(1つ又は複数)と組み合わせたときに、そのような任意の発明を教示、示唆、又は開示するとはみなされない。更に、本文書における用語の任意の意味又は定義が、参照することにより本明細書に援用された文書内の同じ用語の意味又は定義と矛盾する場合、本文書におけるその用語に与えられた意味又は定義が適用されるものとする。
【0044】
本発明の特定の実施形態を例示及び説明してきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を行うことができる点は当業者には明白であろう。したがって、本発明の範囲内に含まれるそのような全ての変更及び修正は、添付の特許請求の範囲にて網羅することを意図したものである。