(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6691738
(24)【登録日】2020年4月15日
(45)【発行日】2020年5月13日
(54)【発明の名称】アルカリ電池
(51)【国際特許分類】
H01M 4/06 20060101AFI20200427BHJP
H01M 4/42 20060101ALI20200427BHJP
H01M 4/62 20060101ALI20200427BHJP
【FI】
H01M4/06 U
H01M4/42
H01M4/62 C
【請求項の数】1
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2015-53399(P2015-53399)
(22)【出願日】2015年3月17日
(65)【公開番号】特開2016-173936(P2016-173936A)
(43)【公開日】2016年9月29日
【審査請求日】2018年2月20日
(73)【特許権者】
【識別番号】000237721
【氏名又は名称】FDK株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000176
【氏名又は名称】一色国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】夏目 祐紀
(72)【発明者】
【氏名】遠藤 賢大
(72)【発明者】
【氏名】野上 武男
(72)【発明者】
【氏名】安西 晋吾
【審査官】
青木 千歌子
(56)【参考文献】
【文献】
特開平10−083811(JP,A)
【文献】
特開2006−108078(JP,A)
【文献】
特開平07−296804(JP,A)
【文献】
特開2003−151539(JP,A)
【文献】
特開昭53−041741(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01M 4/06− 4/08
H01M 4/42
H01M 4/62
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
アルカリ電解液、ゲル化剤、及び亜鉛を主成分とする粉末を含むゲル状の負極を備えたアルカリ電池であって、
前記ゲル状の負極は、前記亜鉛を主成分とする粉末に対して0.10〜0.20wt%の割合で吸水樹脂を含み、
前記吸水樹脂は、アルカリ電解液で分解する吸水樹脂とアルカリ電解液で分解しない吸水樹脂とを含むとともに、前記アルカリ電解液で分解する吸水樹脂を、前記アルカリ電解液で分解する吸水樹脂と前記アルカリ電解液で分解しない吸水樹脂との全体に対して40〜80wt%の割合で含み、
前記亜鉛を主成分とする粉末は、粒径が75μm以下の粒子を30〜40wt%の割合で含み、
前記吸水樹脂の膨潤前の平均粒径が20〜200μmである
ことを特徴とするアルカリ電池。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゲル状の負極を備えたアルカリ電池に関する。
【背景技術】
【0002】
昨今、デジタルカメラやビデオカメラ、携帯電話機、スマートフォンなどの電子機器の高性能化及び小型化が進んでおり、こうした電子機器の電源として用いられるアルカリ電池の放電性能の向上に対する要求が高まっている。
【0003】
アルカリ電池の放電性能を向上するには、ゲル状の負極中に含まれる細かい亜鉛合金粉末の比率を増やすことが有効であるが、ゲル状の負極に粒子の細かい亜鉛合金粉末を多く含有させると、ゲル状の負極の粘度が高くなって流動性が悪化し、ゲル状の負極の充填性が低下し、生産性が低下してしまう。またゲル状の負極の充填量がばらついてしまうため、製品の重量ばらつきも大きくなる。
【0004】
そこで例えば、特許文献1に開示された技術では、ゲル状の負極に、亜鉛合金粉末を主体とする一次粒子が凝集して造粒された二次粒子を負極活物質として含ませることにより、重負荷パルス放電性能を向上させるとともに、ゲル状の負極の流動性及び充填性の向上を図っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2009−123439号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、重負荷放電条件下においては、亜鉛の粒径が大きいと利用率が低下してしまう。一方、小粒径の亜鉛の量を増やせば負極ゲルの流動性が悪化し、生産性が低下してしまう。また亜鉛粉以外に、吸水ポリマーの量を増やすことで負極ゲルの流動性を改善することも可能であるが、その場合は重負荷放電性能が低下してしまう。
【0007】
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、生産性を損なうことなくアルカリ電池の性能向上を図ることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するための本発明の一つは、アルカリ電解液、ゲル化剤、及び亜鉛を主成分とする粉末を含むゲル状の負極を備えたアルカリ電池であって、前記ゲル状の負極は、吸水樹脂を含み、前記吸水樹脂は、アルカリ電解液で分解する吸水樹脂とアルカリ電解液で分解しない吸水樹脂とを含むこととする。
【0009】
また本発明の他の一つは、上記アルカリ電池であって、前記亜鉛を主成分とする粉末は、粒径が75μm以下の粒子を30〜40wt%の割合で含むこととする。
【0010】
また本発明の他の一つは、上記アルカリ電池であって、前記ゲル状の負極は、前記亜鉛を主成分とする粉末に対して0.10〜0.20
wt%の割合で前記吸水樹脂を含むこととする。
【0011】
また本発明の他の一つは、上記アルカリ電池であって、前記吸水樹脂は、前記アルカリ電解液で分解する吸水樹脂を、前記アルカリ電解液で分解する吸水樹脂と前記アルカリ電解液で分解しない吸水樹脂との全体に対して40〜80
wt%の割合で含むこととする。
【0012】
また本発明の他の一つは、上記アルカリ電池であって、前記吸水樹脂の膨潤前の平均粒径が20〜200μmであることとする。
【0013】
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明を実施するための形態の欄、及び図面により明らかにされる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、生産性を損なうことなくアルカリ電池の性能向上を図ることができる。
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1に本発明の適用対象となる一般的な円筒形アルカリ電池(LR6型(単三形)アルカリ電池)の構成(以下、アルカリ電池1と称する。)を示している。同図ではアルカリ電池1を縦断面図(円筒軸の延長方向を上下(縦)方向としたときの断面図)として示している。
【0017】
同図に示すように、アルカリ電池1は、有底筒状の金属製の電池缶(以下、正極缶11と称する。)、正極缶11に挿入される正極合剤21、正極合剤21の内周側に設けられる有底円筒状のセパレータ22、セパレータ22の内周側に充填される負極合剤23、正極缶11の開口部に樹脂製の封口ガスケット35を介して嵌着される負極端子板32、及び負極端子板32の内側にスポット溶接等によって固設される、真鍮等の素材からなる棒状の負極集電子31を備えている。正極合剤21、セパレータ22、及び負極合剤23は、アルカリ電池1の発電要素20を構成している。
【0018】
正極缶11は導電性であり、例えば、ニッケルメッキ鋼板等の金属材をプレス加工することにより形成したものである。正極缶11は、正極集電体と正極端子の機能を兼ねており、その底部に凸状の正極端子部12が一体形成されている。
【0019】
正極合剤21は、正極活物質としての電解二酸化マンガン(EMD)、導電材としての黒鉛、及び水酸化カリウム(KOH)を主成分とするアルカリ電解液を、ポリアクリル酸などのバインダーとともに混合し、その混合物を圧延、解砕、造粒、分級等の工程にて処理した後、圧縮して中空円筒状(環状)に成形したものである。同図に示すように、正極缶11内には、中空円筒状のペレットからなる複数の正極合剤21が、正極缶11の円筒軸と同軸になるように、上下方向に積層されて圧入されている。
図1のアルカリ電池1では、正極缶11内に3つの正極合剤21を圧入している。
【0020】
負極合剤23は、水酸化カリウム(KOH)を主成分とするアルカリ電解液とゲル化剤とを含むゲル状の電解液に、負極活物質としての亜鉛合金粉末を分散させたものである。負極合剤23(以下、「ゲル状の負極」とも称する。)は、高吸水性高分子からなる吸水樹脂を含む。また上記吸水樹脂は、アルカリ電解液によって分解しない吸水樹脂(橋かけポリアクリル酸塩系重合体)とアルカリ電解液によって分解する吸水樹脂(PVA/ポリアクリル酸塩系重合体)とを含む。亜鉛合金粉末は、ガスアトマイズ法や遠心噴霧法によって造粉されたものであり、亜鉛、ガスの発生の抑制(漏液防止)等を目的として添加される合金成分(ビスマス、アルミニウム、インジウム等)を含む。負極集電子31は負極合剤23の中心部に貫入されている。
【0021】
=検証=
以上の構成からなるアルカリ電池1について、ゲル粘度、放電性能(重負荷放電性能)、及び耐衝撃性を検証すべく、以下の試験1〜4を行った。
【0022】
<試験1>
試験1では、負極合剤23(ゲル状の負極)の亜鉛合金粉末の粒径の違いによる影響を検証すべく、負極合剤23の亜鉛合金粉末の粒径を変えた(粒径が75μm以下の粒子の含有率を20〜50質量%の範囲で変化させた)複数種のアルカリ電池1(サンプル(1)〜(7))を作製し、夫々について、ゲル状の負極の粘度(以下、「ゲル粘度」とも称する。)、放電性能(重負荷放電性能)、及び耐衝撃性(耐落下衝撃性)を測定した。
【0023】
ゲル粘度はゲル状の負極を作成してから24時間経過後に測定した。放電性能は、デジタルカメラの使用時等における重負荷放電を想定したサイクル放電試験(1500mWで2秒放電、650mWで28秒放電のサイクルを1時間当たり10回(1時間当たりの休止時間55分))を室温(20℃)下で行い、終止電圧(1.05V)に至るまでのサイクル数を計数することにより測定した。尚、アルカリ電池1はサンプルごとに9個ずつ作成し、サイクル数の比較は各サンプルについて計数したサイクル数の平均値を比較することにより行った。耐衝撃性は、電池の胴部を25cmの高さから3回落下させ、OCV(Open Circuit Voltage)が低下しているか否かにより判断した。ゲル粘度、放電性能、及び耐衝撃性の判断基準については表1のように設定した。
【0024】
表1
吸水樹脂は、いずれのアルカリ電池1についても、膨潤前の平均粒径が20μmのものを用いた。またいずれのアルカリ電池1についても、亜鉛合金粉末に対する吸水樹脂の合計量は0.10wt%とした。また吸水樹脂は、アルカリ電解液によって分解しない吸水樹脂(橋かけポリアクリル酸塩系重合体)とアルカリ電解液によって分解する吸水樹脂(PVA/ポリアクリル酸塩系重合体)とが同じ割合(50%)で含まれるように調整した。表2に試験1の結果を示す。
【0025】
表2
表2に示すように、亜鉛合金粉末における粒径が75μm以下の粒子の含有率を30〜40wt%とした場合(サンプル(3)〜(5))は、ゲル粘度、放電性能、及び耐衝撃性のいずれについても良好な結果が得られた。一方、亜鉛合金粉末における粒径が75μm以下の粒子の含有率を20〜25wt%とした場合(サンプル(1),(2))は、放電性能が低下した。また亜鉛合金粉末における粒径が75μm以下の粒子の含有率を45〜50wt%とした場合(サンプル(6),(7))は、ゲル粘度の上昇が見られた。
【0026】
<試験2>
試験2では、吸水樹脂における、アルカリ電解液によって分解しない吸水樹脂(橋かけポリアクリル酸塩系重合体)とアルカリ電解液によって分解する吸水樹脂(PVA/ポリアクリル酸塩系重合体)の混合比率を変えた複数種のアルカリ電池1(サンプル(8)〜(14))を作製し、夫々について、試験1と同様の方法でゲル粘度、放電性能、及び耐衝撃性を測定した。ゲル粘度、放電性能、及び耐衝撃性の判断基準は試験1と同じである。表3に試験2の結果を示す。
【0027】
表3
表3に示すように、アルカリ電解液によって分解しない吸水樹脂(橋かけポリアクリル酸塩系重合体)の割合を60〜20%とした場合(アルカリ電解液によって分解する吸水樹脂(PVA/ポリアクリル酸塩系重合体)の割合を40〜80%とした場合)(サンプル(11)〜(13))は、ゲル粘度、放電性能、及び耐衝撃性のいずれについても良好な結果が得られた。一方、アルカリ電解液によって分解しない吸水樹脂(橋かけポリアクリル酸塩系重合体)の割合を100〜80%とした場合(アルカリ電解液によって分解する吸水樹脂(PVA/ポリアクリル酸塩系重合体)の割合を0〜20%とした場合)(サンプル(8)〜(10))は、放電性能が低下した。またアルカリ電解液によって分解する吸水樹脂(橋かけポリアクリル酸塩系重合体)の割合を0%とした場合(アルカリ電解液によって分解する吸水樹脂(PVA/ポリアクリル酸塩系重合体)の割合を100%とした場合)(サンプル(14))には、耐衝撃性が低下した。これはアルカリ電解液により吸水樹脂が分解し、衝撃吸収力が低下したことによるものと考えられる。
【0028】
<試験3>
試験3では、吸水樹脂の混合比率を試験2で良好な結果が得られた範囲(アルカリ電解液によって分解しない吸水樹脂(橋かけポリアクリル酸塩系重合体)の割合が60〜20%の範囲(アルカリ電解液によって分解する吸水樹脂(PVA/ポリアクリル酸塩系重合体)の割合が40〜80%の範囲)で変えるとともに、亜鉛合金粉末に対する吸水樹脂の合計量を0.05〜0.50wt%の範囲で変えた複数種のアルカリ電池1(サンプル(15)〜(26))を作製し、夫々について、試験1と同様の方法でゲル粘度、放電性能、及び耐衝撃性を測定した。ゲル粘度、放電性能、及び耐衝撃性の判断基準は試験1と同じである。表4に試験3の結果を示す。
【0029】
表4
表4に示すように、亜鉛合金粉末に対する吸水樹脂の合計量を0.10〜0.20wt%の範囲とした場合(サンプル(16),(17),(20),(21),(24),(25)) は、試験2で良好な結果が得られた吸水樹脂の混合比率の範囲において、ゲル粘度、放電性能、及び耐衝撃性のいずれについても良好な結果が得られた。また亜鉛合金粉末に対する吸水樹脂の合計量を0.05wt%とした場合(サンプル(15),(19),(23))は、ゲル粘土の上昇が見られ、とくにアルカリ電解液によって分解しない吸水樹脂(橋かけポリアクリル酸塩系重合体)の割合を20%としたサンプル(23)については、耐衝撃性も低下した。また亜鉛合金粉末に対する吸水樹脂の合計量を0.50wt%とし、アルカリ電解液によって分解しない吸水樹脂(橋かけポリアクリル酸塩系重合体)の割合を60〜40%とした場合(サンプル(18),(22))には、放電性能が低下した。
【0030】
<試験4>
試験4では、吸水樹脂の膨潤前の平均粒径を10〜500μmの範囲で変えるとともに、吸水樹脂の混合比率を試験2で良好な結果が得られた範囲(アルカリ電解液によって分解しない吸水樹脂(橋かけポリアクリル酸塩系重合体)の割合が60〜20%の範囲(アルカリ電解液によって分解する吸水樹脂(PVA/ポリアクリル酸塩系重合体)の割合が40〜80%の範囲)で変えるとともに、亜鉛合金粉末に対する吸水樹脂の合計量を試験3で良好な結果が得られた0.10〜0.20wt%の範囲で変えた複数種のアルカリ電池1(サンプル(27)〜(50))を作製し、夫々について、試験1と同様の方法でゲル粘度、放電性能、及び耐衝撃性を測定した。ゲル粘度、放電性能、及び耐衝撃性の判断基準は試験1と同じである。表5に試験4の結果を示す。
【0031】
表5
表5に示すように、吸水樹脂の膨潤前の平均粒径を20〜200μmの範囲とした場合(サンプル(28),(29),(32),(33),(36),(37),(40),(41),(44),(45),(48),(49))は、試験2で良好な結果が得られた吸水樹脂の混合比率の範囲、かつ、試験3で良好な結果が得られた亜鉛合金粉末に対する吸水樹脂の合計量の範囲において、ゲル粘度、放電性能、及び耐衝撃性のいずれについても良好な結果が得られた。また吸水樹脂の膨潤前の平均粒径を500μmとすると(サンプル(30),(34),(38),(42),(46),(50))放電性能が低下した。また吸水樹脂の膨潤前の平均粒径を10μmとすると耐衝撃性が低下する場合があった(サンプル(35),(43))。
【0032】
<総評>
試験1より、負極合剤23の亜鉛合金粉末の粒径が75μm以下の粒子の含有率を30〜40wt%の範囲とした場合に、ゲル粘度、放電性能、及び耐衝撃性のいずれについても良好な結果が得られることが確認された。
【0033】
また試験2より、アルカリ電解液によって分解しない吸水樹脂(橋かけポリアクリル酸塩系重合体)の割合を60〜20%とした場合(アルカリ電解液によって分解する吸水樹脂(PVA/ポリアクリル酸塩系重合体)の割合を40〜80%とした場合)に、ゲル粘度、放電性能、及び耐衝撃性のいずれについても良好な結果が得られることが確認された。
【0034】
また試験3より、亜鉛合金粉末に対する吸水樹脂の合計量を0.10〜0.20wt%の範囲とした場合に、ゲル粘度、放電性能、及び耐衝撃性のいずれについても良好な結果が得られることが確認された。
【0035】
また試験4より、吸水樹脂の膨潤前の平均粒径を20〜200μmの範囲とした場合に、ゲル粘度、放電性能、及び耐衝撃性のいずれについても良好な結果が得られることが確認された。
【0036】
以上より、負極合剤23の亜鉛合金粉末の粒径が75μm以下の粒子の含有率を30〜40wt%の範囲とし、アルカリ電解液によって分解しない吸水樹脂(橋かけポリアクリル酸塩系重合体)の割合を60〜20%(アルカリ電解液によって分解する吸水樹脂(PVA/ポリアクリル酸塩系重合体)の割合を40〜80%とした場合)とし、亜鉛合金粉末に対する吸水樹脂の合計量を0.10〜0.20wt%の範囲とし、吸水樹脂の膨潤前の平均粒径を20〜200μmの範囲とした場合に、ゲル粘度、放電性能、及び耐衝撃性のいずれについても優れた特性を有するアルカリ電池1を実現できることが確認された。
【0037】
ところで、以上の説明は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
【符号の説明】
【0038】
1 アルカリ電池、11 正極缶、12 正極端子部、20 発電要素、21 正極合剤、22 セパレータ、23 負極合剤、31 負極集電子、32 負極端子板、35 封口ガスケット