特許第6691942号(P6691942)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6691942広告配信プログラム、広告配信方法、ユーザ端末、及び広告配信システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6691942
(24)【登録日】2020年4月15日
(45)【発行日】2020年5月13日
(54)【発明の名称】広告配信プログラム、広告配信方法、ユーザ端末、及び広告配信システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/02 20120101AFI20200427BHJP
   G06F 13/00 20060101ALI20200427BHJP
【FI】
   G06Q30/02 398
   G06F13/00 540P
【請求項の数】8
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2018-160098(P2018-160098)
(22)【出願日】2018年8月29日
(62)【分割の表示】特願2017-55462(P2017-55462)の分割
【原出願日】2012年10月23日
(65)【公開番号】特開2019-8811(P2019-8811A)
(43)【公開日】2019年1月17日
【審査請求日】2018年8月29日
(73)【特許権者】
【識別番号】504437801
【氏名又は名称】グリー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(72)【発明者】
【氏名】田中 聡
【審査官】 関 博文
(56)【参考文献】
【文献】 特表2005−506637(JP,A)
【文献】 特開2011−227922(JP,A)
【文献】 特開2008−293211(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2002/0091568(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00−99/00
G06F 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザが用いる端末にWebページとともに配信される広告配信プログラムであって、
前記端末が有するコンピュータに、
前記Webページにアクセスする度に、前記Webページに関連し且つ前記端末を利用するユーザ個人に関する情報であるメディア属性情報を格納したサーバシステムから、当該メディア属性情報を取得するステップと、
前記取得したメディア属性情報に基づき前記端末のローカルストレージに記憶されているメディア属性情報を更新、又は前記取得したメディア属性情報を前記ローカルストレージに追加するステップと、
広告配信要求と、前記ローカルストレージに記憶されたメディア属性情報とを前記サーバシステムに送信するステップと、
前記広告配信要求に応じた広告の識別情報を受信するステップと、を実行させる広告配信プログラム。
【請求項2】
前記メディア属性情報は、ユーザ個人の性別、生年月日、住所及び趣味の少なくとも一つを含む、請求項1に記載の広告配信プログラム。
【請求項3】
前記メディア属性情報を送信するステップは、前記ローカルストレージに属性情報が記憶されている場合に、当該属性情報を、前記メディア属性情報及び前記広告配信要求とともに前記サーバシステムに送信する、請求項1又は2に記載の広告配信プログラム。
【請求項4】
前記属性情報及び前記メディア属性情報がマージされた新たな属性情報を取得し、当該取得された属性情報に基づき前記ローカルストレージに記憶された属性情報を更新する、請求項に記載の広告配信プログラム。
【請求項5】
前記メディア属性情報は、前記Webページの識別情報毎に前記ローカルストレージに記憶される、請求項1〜のいずれか1項に記載の広告配信プログラム。
【請求項6】
ユーザが用いる端末に広告を配信する広告配信方法であって、
前記端末が有するコンピュータが、
Webページにアクセスする度に、前記Webページに関連し且つ前記端末を利用するユーザ個人に関する情報であるメディア属性情報を格納したサーバシステムから、当該メディア属性情報を取得するステップと、
前記取得したメディア属性情報に基づき前記端末のローカルストレージに記憶されているメディア属性情報を更新、又は前記取得したメディア属性情報を前記ローカルストレージに追加するステップと、
広告配信要求と、前記ローカルストレージに記憶されたメディア属性情報とを前記サーバシステムに送信するステップと、
前記広告配信要求に応じた広告の識別情報を受信するステップと、を実行する広告配信方法。
【請求項7】
Webページとともに配信される広告配信プログラムを実行するユーザ端末であって、
前記Webページにアクセスする度に、前記Webページに関連し且つ前記ユーザ端末を利用するユーザ個人に関する情報であるメディア属性情報を格納したサーバシステムから、当該メディア属性情報を取得し、
前記取得したメディア属性情報に基づき自身のローカルストレージに記憶されているメディア属性情報を更新、又は前記取得したメディア属性情報を前記ローカルストレージに追加し、
広告配信要求と、前記ローカルストレージに記憶されたメディア属性情報を前記サーバシステムに送信し、
前記広告配信要求に応じた広告の識別情報を受信する、ユーザ端末。
【請求項8】
Webページとともに配信される広告配信プログラムを実行する端末と、当該端末に接続されたサーバシステムとを用いる広告配信システムであって、
前記端末が、
前記Webページにアクセスする度に、前記Webページに関連し且つ前記端末を利用するユーザ個人に関する情報であるメディア属性情報を格納したサーバシステムから、当該メディア属性情報を取得し、
前記取得したメディア属性情報に基づき前記端末のローカルストレージに記憶されているメディア属性情報を更新、又は前記取得したメディア属性情報を前記ローカルストレージに追加し、
広告配信要求と、前記ローカルストレージに記憶されたメディア属性情報とをサーバシステムに送信し、
前記広告配信要求に応じた広告の識別情報を受信し、
前記サーバシステムが、
前記メディア属性情報を前記端末に送信し、
前記広告配信要求とともに受信したメディア属性情報に基づき広告の識別情報を決定し、
前記決定した広告の識別情報を、前記端末に送信する、広告配信システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、広告配信プログラム、広告配信方法、ユーザ端末、及び広告配信システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年のインターネット技術の進展に伴ない、インターネットのWeb画面上で広告を行なう技術、いわゆるアドテクノロジーが開発されている。このようなアドテクノロジーの一例として、あるドメイン内でのユーザの属性情報や振る舞いに応じて、Web画面上に広告配信サーバからユーザに効果的なターゲット広告を提供するシステムが開示されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−44303号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のターゲット広告配信システムは、あるドメインにおけるユーザの属性情報や振る舞いに応じて、ターゲット広告を配信するものであるが、クライアント端末に保存されているユーザ属性情報を利用してターゲット広告を配信するものではない。
【0005】
ユーザ属性情報をクライアント端末に保存する場合、Webストレージという手法がある。このWebストレージは、シンプルなKey−Value型のストレージであり、「ローカルストレージ」と「セッションストレージ」とがある。
【0006】
「セッションストレージ」は、ウインドウごとのセッションで有効なストレージである。ウインドウやタブが開いている間、Webアプリケーション利用に関するデータをそれぞれの単位で保存し、ウインドウ/タブが閉じられると、データは失われる。ウインドウ/タブ間では異なるセッションストレージとなり、共有はできない。
【0007】
「ローカルストレージ」は、Webアプリケーション利用者のブラウザ内に永続的にデータを保存するストレージである。保存は、「http:///www.abcdefg.co.jp:80/」のように、「ドメイン:ポート番号」の組み合わせの「オリジン」単位で実施される。オリジンが同じであれば、ウインドウやタブ間でデータを共有でき、また、一度、ブラウザを閉じて、再度アクセスしたときでもデータを共有できる。
【0008】
従来の広告配信システムでは、「ローカルストレージ」を有効に活用して、特定のドメインに特化したユーザ属性情報のみに依存せずに種々のドメインにおけるユーザ属性情報を活用して有効なターゲティング広告を行うことができなかった。
【0009】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、「ローカルストレージ」に格納されたユーザ属性情報を有効に活用して広告配信を行うことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決する広告配信プログラムは、ユーザが用いる端末にWebページとともに配信される広告配信用プログラムであって、前記端末が有するコンピュータに、前記Webページにアクセスする度に、前記Webページに関連し且つメディア属性情報を格納したサーバから、当該メディア属性情報を取得するステップと、前記取得したメディア属性情報に基づき前記端末のローカルストレージに記憶されているメディア属性情報を更新、又は前記取得したメディア属性情報を前記ローカルストレージに追加するステップと、広告配信要求と、前記ローカルストレージに記憶されたメディア属性情報とをサーバに送信するステップと、前記広告配信要求に応じた広告の識別情報を受信するステップと、を実行させる。
上記課題を解決する広告配信方法は、ユーザが用いる端末にWebページとともに広告配信用プログラムを配信する広告配信方法であって、前記端末が有するコンピュータが、前記Webページにアクセスする度に、前記Webページに関連し且つメディア属性情報を格納したサーバから、当該メディア属性情報を取得するステップと、前記取得したメディア属性情報に基づき前記端末のローカルストレージに記憶されているメディア属性情報を更新、又は前記取得したメディア属性情報を前記ローカルストレージに追加するステップと、広告配信要求と、前記ローカルストレージに記憶されたメディア属性情報とをサーバに送信するステップと、前記広告配信要求に応じた広告の識別情報を受信するステップと、を実行する。
【0011】
上記課題を解決するユーザ端末は、Webページに埋め込まれた広告配信用プログラムを実行するユーザ端末であって、前記Webページにアクセスする度に、前記Webページに関連し且つメディア属性情報を格納したサーバから、当該メディア属性情報を取得し、前記取得したメディア属性情報に基づき前記端末のローカルストレージに記憶されているメディア属性情報を更新、又は前記取得したメディア属性情報を前記ローカルストレージに追加し、広告配信要求と、前記ローカルストレージに記憶されたメディア属性情報とをサーバに送信し、前記広告配信要求に応じた広告の識別情報を受信する。
上記課題を解決する広告配信システムは、Webページに埋め込まれた広告配信用プログラムを実行するユーザ端末と、当該ユーザ端末に接続されたサーバシステムとを用いる広告配信システムであって、前記ユーザ端末が、前記Webページにアクセスする度に、前記Webページに関連し且つメディア属性情報を格納したサーバシステムから、当該メディア属性情報を取得し、前記取得したメディア属性情報に基づき前記端末のローカルストレージに記憶されているメディア属性情報を更新、又は前記取得したメディア属性情報を前記ローカルストレージに追加し、広告配信要求と、前記ローカルストレージに記憶されたメディア属性情報とをサーバシステムに送信し、前記広告配信要求に応じた広告の識別情報を受信し、前記サーバシステムが、前記メディア属性情報を前記ユーザ端末に送信し、前記広告配信要求とともに受信したメディア属性情報に基づき広告の識別情報を決定し、前記決定した広告の識別情報を、前記ユーザ端末に送信する。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、「ローカルストレージ」に格納されたユーザ属性情報を有効に活用して広告配信を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の実施の形態に係るターゲット広告配信システムを説明するための図である。
図2】ドメインBのWebページ3a(属性情報あり)にアクセスする場合の動作について説明するためのフローチャートを示す図である。
図3】ドメインBのWebページ3a(属性情報あり)にアクセスする場合の動作について説明するためのタイミングチャートを示す図である。
図4】ドメインAのWebページ2a(属性情報なし)にアクセスする場合の動作について説明するためのフローチャートを示す図である。
図5】ドメインAのWebページ2a(属性情報なし)にアクセスする場合の動作について説明するためのタイミングチャートを示す図である。
図6】携帯電話4の動作について説明するためのフローチャートである。
図7】処理サーバ21に送信される広告配信要求を示す図である。
図8】携帯電話4のローカルストレージ34を示す図である。
図9】サーバ群3の動作について説明するためのフローチャートである。
図10】属性情報のマージ処理を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態に係るターゲット広告配信システムについて、図面を参照して説明する。
【0015】
図1は、本発明の実施の形態に係るターゲット広告配信システムを説明するための図である。
【0016】
同図に示すように、インターネットなどのネットワーク1にはサーバ群2、3、携帯電話4及び広告サーバ5が接続されている。
【0017】
サーバ群2、3は、1つのコンピュータで実現されても良いし、その機能毎に、例えば、Webサーバ、処理サーバ、データベースサーバなどの複数のコンピュータで構成されてもよく、本発明の実施の形態においては、その構成は問わない。サーバ群は、例えば、フロントサーバ群、データベースサーバ群及びバッチサーバ群で構成される。
【0018】
フロントサーバ群は、クライアントとの通信リクエストを受けて即実行が可能な各種処理の実行出力の整形を担当する。例えば、Webサーバなどである。データベースサーバ群は、例えば、当該サーバ群によって提供されるサービスの中核的な処理や、必要なデータを記録する処理サーバ及びデータベースである。バッチサーバ群は、定期的にデータをデータベースから取得して、定期処理を施し、その結果をデータベースに記録する。
【0019】
本実施の形態では、サーバ群2は、ドメインAのWebページ2aを管理するサーバ群である。Webページ2aには、ターゲット広告11が表示される。より具体的には、携帯電話4がドメインAのWebページ2aにアクセスすると、Webページ2aに埋め込まれた本実施の形態に係るターゲット広告配信処理の一部を実現する広告配信用Java(登録商標)スクリプトプログラムが携帯電話4上で実行(起動)される。本実施の形態においては、サーバ群2は、携帯電話4のユーザの属性情報を有しないものとする。
【0020】
サーバ群3は、ドメインBのWebページ3aを管理するサーバ群であって、本発明の実施の形態に係るターゲット広告配信処理の一部を司る。サーバ群3は、例えば、本発明の実施の形態に係るターゲット広告配信処理の一部を司るとともに、ソーシャルネットワーキングゲームを管理するサーバである。
【0021】
サーバ群3は処理サーバ21及びデータベースサーバ23を具備する。
【0022】
処理サーバ21は、本実施の形態に係るターゲット広告配信プログラム22に基づいて、ターゲット広告配信システムのサーバ側の処理を司るものであり、データベースサーバ23は、ターゲット広告配信システムの広告配信処理に必要な属性情報などを格納する。
【0023】
同図に示すように、データベースサーバ23には、ユーザの識別情報(ID)に関連付けて属性情報(性別、生年月日、住所、ドメインBのWebページによって提供されるソーシャルネットワーキングゲームのユーザレベル、ゲームポイントなど)が格納される。
【0024】
携帯電話4は、スマートフォン、フィーチャー・フォン(feature phone)などを含み、例えば、アンドロイド(R)、iOS(R)などのOS上で動作する携帯電話である。なお、本実施の形態においては、携帯電話4について示したが、端末はコンピュータであっても良い。コンピュータには、一般的なデスクトップコンピュータの他、モバイルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレット型端末などを含む。
【0025】
携帯電話4は、アンドロイド(R)、iOS(R)などのOS31上で動作する本実施の形態に係るターゲット広告配信処理のクライアント(端末)側の処理を司るプログラム32、Webブラウザプログラム33、Webブラウザプログラム33のローカルストレージ34を有する。ローカルストレージ34は、同図に示すように、携帯電話4のユーザの属性情報、例えば、メールアドレス、電話番号などの属性情報が格納される。
【0026】
広告サーバ5は、URLと広告内容を示す広告HTMLとが関連付けて記憶されている。
【0027】
次に、本発明の実施の形態に係るターゲット広告配信システムの動作について説明する。まず、ドメインBのWebページ3a(属性情報あり)にアクセスする場合の動作について、図2のフローチャート及び図3のタイミングチャートを参照して説明する。
【0028】
ユーザが携帯電話4より、ドメインBのWebページ3a(属性情報あり)にアクセスする(S1、T1)。ドメインBのWebページ3aには、広告配信用プログラム(Javaスクリプト)が埋め込まれており、このWebページ3aの広告配信用プログラムが、携帯電話4のWebブラウザプログラム33上で実行(起動)される(S2)。
【0029】
Webページ3aの広告配信用プログラムは、ユーザの識別情報(ID)に関連する属性情報(性別、生年月日、住所・・)をWebページ3a(データベースサーバ23)から取得する(S3)。次に、Webページ3aの広告配信用プログラムは、取得したユーザの識別情報(ID)に関連する属性情報及び広告配信要求を処理サーバ21に送信する(S4、T3)。
【0030】
処理サーバ21のターゲット広告配信プログラム22は、広告配信要求を受信すると、携帯電話4のローカルストレージ34から属性情報を取得し(S5、T4)、受信したユーザの識別情報に関連する属性情報及び取得したローカルストレージ34の属性情報をデータベースサーバ23に送信する(広告ID取得リクエスト:T5)。
【0031】
データベースサーバ23は、受信したユーザの識別情報に関連する属性情報及びローカルストレージ34の属性情報(暗号化されている場合には、復号を行ない)を基に、配信する広告の識別情報を決定し(S6、T6)、受信したユーザの識別情報に関連する属性情報及びローカルストレージ34の属性情報をマージして暗号化する(S7、T7、T8)。
【0032】
その後、データベースサーバ23は、決定した広告の識別情報及び暗号化されたユーザの識別情報に関連する属性情報及びローカルストレージ34の属性情報を処理サーバ21に戻す(S8、T9)。
【0033】
処理サーバ21は、暗号化されたユーザの識別情報に関連する属性情報及びローカルストレージ34の属性情報をローカルストレージ34に保存し(S9、T10)、決定された広告の識別情報を携帯電話4に送信する(S10、T11)。
【0034】
携帯電話4のWebページ3aの広告配信用プログラムは、送信された広告の識別情報を基に、実際の広告HTMLがあるURLを作成し(S11、T12)、この作成したURLに基づいて、広告サーバ5から広告情報(HTML)を取得して、Webページ3aに広告情報を表示する(S12、T13,T14)。
【0035】
したがって、本実施の形態によれば、ユーザの識別情報に関連した属性情報及びローカルストレージの識別情報に基づいて、ターゲット広告を決定するので、より効率的なターゲット広告を提供することができる。
【0036】
次に、ドメインAのWebページ2a(属性情報なし)にアクセスする場合の広告配信システムの動作について、図4のフローチャート及び図5のタイミングチャートを参照して説明する。
【0037】
ユーザが携帯電話4より、ドメインAのWebページ2a(属性情報なし)にアクセスする(S21、T21)。ドメインAのWebページ2aには、広告配信用プログラム(Javaスクリプト)が埋め込まれており、このWebページ2aの広告配信用プログラムが、携帯電話4のWebブラウザプログラム33上で実行(起動)される(S22)。
【0038】
次に、Webページ2aの広告配信用プログラムは、広告配信要求を処理サーバ21に送信する(S23、T22)。
【0039】
処理サーバ21のターゲット広告配信プログラム22は、広告配信要求を受信すると、携帯電話4のローカルストレージ34から属性情報を取得し(S24、T23)、取得したローカルストレージ34の属性情報をデータベースサーバ23に送信する(広告ID取得リクエスト:T24)。
【0040】
データベースサーバ23は、ローカルストレージ34の属性情報(暗号化されている場合には、復号を行ない)を基に、配信する広告の識別情報を決定し(S25、T25)、決定した広告の識別情報を処理サーバ21に戻す(S26、T26)。処理サーバ21は、広告の識別情報を携帯電話4に送信する(S27、T27)。
【0041】
携帯電話4のWebページ2aの広告配信用プログラムは、送信された広告の識別情報を基に、実際の広告HTMLがあるURLを作成し(S28、T28)、この作成したURLに基づいて、広告サーバ5から広告情報(HTML)を取得して、Webページ2aに広告情報を表示する(S29、T29、T30)。
【0042】
したがって、本実施の形態によれば、属性情報の存在しないドメインのページにアクセスをした場合でも、ローカルストレージの属性情報を利用することにより、有効なターゲット広告を提供することができる。
【0043】
なお、上述の実施の形態では、属性情報が存在するドメインのページにアクセスする場合と、属性情報が存在するドメインのページにアクセスする場合とで分けて処理の流れを説明したが、属性情報の存否を判断する手段を設けることにより、処理の共通化を図ってもよい。
【0044】
すなわち、端末が、アクセスした所定のドメインのWebページに関連するサーバに、端末のユーザの識別情報に関連する第1の属性情報が存在するか否かを判断し、第1の属性情報が存在すると判断した場合に、第1の属性情報とともに広告配信要求を広告配信用サーバに送信し、第1の属性情報が存在しないと判断した場合に、広告配信要求のみを広告配信用サーバに送信する。
【0045】
広告配信用サーバは、端末から送信された第1の属性情報及び広告配信要求、又は端末から送信された広告配信要求のみを受信した場合に、端末のローカルストレージに格納された第2の属性情報を取得し、端末から第1の属性情報及び広告配信要求を受信した場合には、受信した第1の属性情報及び取得した第2の属性情報に基づいて広告の識別情報を決定し、端末から広告配信要求のみを受信した場合には、取得した第2の属性情報に基づいて広告の識別情報を決定し、決定した広告の識別情報を端末に送信する。
【0046】
<他の実施の形態>
上述の実施の形態では、携帯電話4上で実行されるプログラムがWebページ3aにアクセスした場合、ユーザの識別情報に関連する属性情報を広告配信要求とともに処理サーバ21に送り、処理サーバ21のターゲット広告配信プログラム22が携帯電話4のローカルストレージ34から属性情報を取得する場合について説明した。
【0047】
本実施の形態は、処理サーバ21に送られる携帯電話4のローカルストレージ34に最新の複数のWebページの属性情報を格納することができ、この最新の属性情報に基づいてターゲッティング広告を行なうものである。
【0048】
また、本実施の形態では、ローカルストレージに格納されるデータはキーバリューストア(Key-ValueStore;以下「KVS」という。)形式で暗号化された状態で格納される。なお、上述の実施の形態もKVS格納形式でデータを格納することを妨げるものではない。
【0049】
ここで、KVS形式は、任意の保存したいデータ(値:value)に対し、対応する一意の標識(key)を設定し、これらをペアで保存する方式をいう。本実施の形態では、KVSのデータ(値:value)が暗号化される。
【0050】
KVSでは保存したいデータに他のデータと識別するための文字列や数値(キーと呼ばれる)を割り当て、データとセットで記憶装置などに保管する。データの読み出し時には、予め設定したキーを指定すると、対応したデータを取り出すことができる。
【0051】
まず、携帯電話4の動作について、図6のフローチャートを参照して説明する。
【0052】
ユーザが携帯電話4より、ドメインAのWebページ2a(属性情報なし)或いはドメインBのWebページ3a(属性情報あり)にアクセスする(S31)。ドメインAのWebページ2a又はドメインBのWebページ3aには、広告配信用プログラム(Javaスクリプト)が埋め込まれており、このWebページ2a、3aの広告配信用プログラムが、携帯電話4のWebブラウザプログラム33上で実行(起動)される(S32)。
【0053】
広告配信用プログラムは、次に、属性情報が携帯電話4のローカルストレージ34に格納されているか否かの判断を行なう(S33)。
【0054】
S33において、ローカルストレージ34に格納されていると判断された場合には、広告配信要求に属性情報を追加する(S34)。
【0055】
S33において、属性情報が携帯電話4のローカルストレージ34に格納されていないと判断された場合、又はS4において広告配信要求にローカルストレージ34を追加した後、携帯電話4がアクセスしたWebページのサーバから属性情報(以下、ローカルストレージ34に格納されている属性情報と区別するために、「メディア属性情報」という。)を取得できるか否かの判断が行なわれる(S35)。
【0056】
具体的には、携帯電話4がドメインAのWebページ2aにアクセスした場合には、ドメインAのサーバ群2は属性情報を有しないので、メディア属性情報を有しないと判断され、ドメインBのWebページ3aにアクセスした場合には、ドメインBのサーバ群3は属性情報を有するので、メディア属性情報を有すると判断される。
【0057】
S35においてメディア属性情報を取得できると判断された場合には、サーバからメディア属性情報を取得し、取得したメディア属性情報をWebページのURLと関連付けて、携帯電話4のローカルストレージ34に格納する(S36)。
【0058】
次に、広告配信要求に取得したメディア属性情報を追加し(S37)、S38の処理に移る。
【0059】
S35においてWebページのサーバからメディア属性情報を取得できないと判断された場合、或いはS7において広告配信要求に取得したメディア属性情報を追加した後、広告配信要求を処理サーバ21に送信する(S38)。
【0060】
その後、携帯電話4は、広告配信要求に対する応答(属性情報+広告の識別情報)を受信したか否かの判断を行なう(S39)。S39において、応答を受信したと判断された場合には、受信した属性情報をローカルストレージ34に格納する(S40)。
【0061】
携帯電話4の広告配信用プログラムは、送信された広告の識別情報を基に、実際の広告HTMLがあるURLを作成し(S41)、この作成したURLに基づいて、広告サーバ5から広告情報(HTML)を取得して、Webページに広告情報を表示する(S42)。
【0062】
図7は、処理サーバ21に送信される広告配信要求を示す図である。
【0063】
同図において、図7(a)はS33においてローカルストレージ34に属性情報が格納されていないと判断され、かつS35においてアクセスしたWebページのサーバからメディア属性情報が取得できないと判断された場合に送信される広告配信要求を示している。すなわち、ローカルストレージ34及びアクセスしたWebページのサーバから属性情報が取得できない場合、広告配信要求のみが送信される。
【0064】
(b)は、S33においてローカルストレージ34に属性情報が格納されていると判断され、かつS35においてアクセスしたWebページのサーバからメディア属性情報が取得できないと判断された場合に送信される広告配信要求を示している。
【0065】
(c)は、S33においてローカルストレージ34に属性情報が格納されていないと判断され、かつS35においてアクセスしたWebページのサーバからメディア属性情報が取得できると判断された場合に送信される広告配信要求を示している。
【0066】
(d)は、S33においてローカルストレージ34に属性情報が格納されていると判断され、かつS35においてアクセスしたWebページのサーバからメディア属性情報が取得できると判断された場合に送信される広告配信要求を示している。
【0067】
図8は、携帯電話4のローカルストレージ34を示す図である。
【0068】
同図に示すように、ローカルストレージ34にはメディア属性情報41及び属性情報42が格納される。
【0069】
メディア属性情報41は、S35において説明したように、携帯電話4がアクセスしたWebページのサーバから取得される属性情報であって、アクセスしたWebページのURLに関連付けて記憶される。取得できない場合には、メディア属性情報は保存されない。同図においては、一例として、URL(https)に関連付けられたID、性別、生年月日、住所などを示している。
【0070】
属性情報は42は、後述するように、データベースサーバ23において属性情報とメディア属性情報とのデータマージ処理などが行なわれた属性情報を格納する。同図においては、一例として、IDに関連付けられたメールアドレス、電話番号、生年月日、住所などを示している。属性情報のデータはKVS形式で、暗号化された状態で格納される。
【0071】
なお、メディア属性情報41のKVS形式で格納されたデータを暗号化するように、使用の際には、サーバサイドにおいて復号する構成としてもよい。
【0072】
次に、サーバ群3の動作について図9のフローチャートを参照して説明する。
【0073】
処理サーバ21が携帯電話4からの広告配信要求を受信すると(S51)、当該広告配信要求をデータベースサーバ23に引き渡す。データベースサーバ23は、広告配信要求に暗号化された属性情報が追加されているか否かを判断する(S52)。
【0074】
S52において、広告配信要求に暗号化された属性情報が追加されていないと判断された場合には、属性情報基礎データは「空」であるとし(S53)、S55の処理に移る。また、属性情報が追加されていると判断された場合には、当該属性情報を復号化し、当該復号化された属性情報を「属性情報基礎データ」とし(S54)、S55の処理に移る。
【0075】
S55においては、データベースサーバ23が、広告配信要求にメディア属性情報が追加されているか否かを判断する(S55)。
【0076】
S55において、広告配信要求にメディア属性情報が追加されていると判断された場合には、基礎属性情報にメディア属性情報をマージし(S56)、S57の処理に移る。また、S55において、広告配信要求にメディア属性情報が追加されていないと判断された場合にも、S57の処理に移る。
【0077】
図10は、S56における属性情報のマージ処理を説明するための図である。
【0078】
同図においては、復号された属性情報基礎データ51とメディア属性情報52とをマージして、新たな属性情報53を生成する場合を示している。
【0079】
同図において、「属性情報基礎データ」は、キーとして「Gender」、データとして「male」を有している。同様に、「Birth=1980-05-04」、「Tel=090-5449-****」、「Address=yokohama」、「Hobby=tennis」、「Pet=cat」、「Interest=economy,newspaper」、「Game A level=5」を有している。
【0080】
「メディア属性情報」は、「Gender=male」、「Birth=2980-05-04」、「Hobby=dance」、「Pet=dog」、「Interest=economy,newspaper」、「Game B level=87」、「Game C level=41」を有している。
【0081】
データマージ処理は、属性情報基礎データ51に存在しないキーがメディア属性情報52に存在する場合には、当該キー及びそのデータが追加される。また、属性情報基礎データ51のキーと同一のキーがメディア属性情報52に存在する場合には、当該キーのデータが、メディア属性情報のデータに書き換えられる。なお、本実施の形態では、メディア属性情報52のデータを優先する場合について説明するが、属性情報基礎データ51のデータを優先しても良い。また、データの作成時間を参照して、新しいデータを優先してもよい。
【0082】
このような規則で、データマージを行なうと新たな属性情報53は、「Gender=male」、「Birth=1980-05-04」、「Tel=090-5449 -****」、「Address=yokohama」、「Hobby=dance」、「Pet=dog」、「Interest=economy,newspaper」、「Game A level=5」、「Game B level=87」、「Game C level=41」を有する。
【0083】
次に、データベースサーバ23により、属性情報に基づいて広告の識別情報を決定し(S57)、属性情報のデータの暗号化が行なわれ(S58)、決定された広告の識別情報及びデータが暗号化された属性情報が処理サーバ21に引き渡される。
【0084】
なお、S56においてマージされた属性情報のデータが、S58において暗号化された後に、当該暗号化された属性情報をデータベースサーバ23に保存しても良い。これにより、サーバ管理会社は多くの顧客ローカルデータを含めた顧客情報を得ることが出来る。
【0085】
処理サーバ21は、データベースサーバ23から引き渡された広告の識別情報及びデータが暗号化された属性情報をレスポンスとして携帯電話4のブラウザ33に送信する(S59)
したがって、本発明の他の実施の形態によれば、複数のサーバからユーザの属性情報を集めることができ、集められたユーザの属性情報を使用してターゲット広告を選定するので、より有効にターゲット広告を表示させることができる。
【0086】
また、集められた複数のサーバからの識別情報は、サーバに保存されずに、携帯電話4のローカルストレージ34にのみ保存することも可能なため、サーバ台数を減らすことができる。
【0087】
さらに、Webページのアクセスごとに属性情報が更新されるので、常に、最新の属性情報を保つことができる。
【0088】
さらに、属性情報を有しないWebページにアクセスした場合であっても、携帯電話4のローカルストレージ34に格納された属性情報を利用してターゲット広告を表示するので、携帯電話4により有効なターゲット広告を表示することができる。
【0089】
さらに、保存URLをhttpsにすることにより、セキュアサイトでの広告配信にも利用することができる。
【0090】
なお、上述の実施の形態においては、処理サーバ21及びデータベースサーバ23の処理を分けて説明したが、これらは1つのサーバによって行なわれても良い。
【0091】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【0092】
また、実施形態に記載した手法は、計算機(コンピュータ)に実行させることができるプログラムとして、例えば磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD、MO等)、半導体メモリ(ROM、RAM、フラッシュメモリ等)等の記録媒体に格納し、また通信媒体により伝送して頒布することもできる。なお、媒体側に格納されるプログラムには、計算機に実行させるソフトウエア手段(実行プログラムのみならずテーブルやデータ構造も含む)を計算機内に構成させる設定プログラムをも含む。本装置を実現する計算機は、記録媒体に記録されたプログラムを読み込み、また場合により設定プログラムによりソフトウエア手段を構築し、このソフトウエア手段によって動作が制御されることにより上述した処理を実行する。なお、本明細書でいう記録媒体は、頒布用に限らず、計算機内部あるいはネットワークを介して接続される機器に設けられた磁気ディスクや半導体メモリ等の記憶媒体を含むものである。
【0093】
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
〔a〕端末のローカルストレージに格納された第1の属性情報が追加された広告配信要求を前記端末から受信し、前記受信した広告配信要求に追加された第1の属性情報に基づいて広告の識別情報を決定し、
前記決定された広告の識別情報を前記端末に送信する、広告配信システムにおけるサーバの広告配信方法。
〔b〕前記広告の識別情報を決定することは、
前記第1の属性情報と、前記広告配信要求に付加されている前記端末がアクセスしたWebページに関連するサーバに格納された第2の属性情報とに基づいて、広告の識別情報を決定する〔a〕記載の広告配信方法。
〔c〕前記第1の属性情報と、前記第2の属性情報とをマージして、新たな第1の属性情報を作成することをさらに具備する〔b〕記載の広告配信方法。
〔d〕前記新たな第1の属性情報を前記サーバに格納することをさらに具備する〔c〕記載の広告配信方法。
〔e〕前記第1の属性情報及び前記第2の属性情報は、キーバリューストア(Key-ValueStore)形式で格納されている〔c〕記載の広告配信方法。
〔f〕前記第1の属性情報と前記第2の属性情報とのマージは、前記第1の属性情報のキーのうち前記第2の属性情報のキーと一致するキーのデータを第2の属性情報のキーのデータで上書きする〔e〕記載の広告配信方法。
〔g〕前記第1の属性情報と前記第2の属性情報とのマージは、前記第2の属性情報のキーのうち、前記第1の属性情報のキーに存在しないキー及びそのデータを前記第1の属性情報に追加する〔e〕記載の広告配信方法。
〔h〕広告配信要求に端末のローカルストレージに格納された第1の属性情報を追加し、前記第1の属性情報が追加された広告配信要求を前記端末がアクセスしたWebページに関連するサーバに送信し、
前記広告配信要求に応答して、前記サーバから前記第1の属性情報に基づいて決定された広告の識別情報を受信する、端末の広告受信方法。
〔i〕前記広告配信要求は、前記サーバから取得したユーザの第2の属性情報を含む〔h〕記載の広告受信方法。
〔j〕前記第1の属性情報と、前記第2の属性情報とがマージされた新たな第1の属性情報を受信し、
前記受信した新たな第1の属性情報を第1の属性情報として前記端末のローカルストレージに格納することをさらに具備する〔i〕記載の広告受信方法。
〔k〕端末のローカルストレージに格納された第1の属性情報が追加された広告配信要求を前記端末から受信する手段と、
前記受信した広告配信要求に追加された第1の属性情報に基づいて広告の識別情報を決定する手段と、前記決定された広告の識別情報を前記端末に送信する手段とを具備する広告配信システムにおけるサーバ。
〔l〕広告配信要求に端末のローカルストレージに格納された第1の属性情報を追加する手段と、
前記第1の属性情報が追加された広告配信要求を前記端末がアクセスしたWebページに関連するサーバに送信する手段と、
前記広告配信要求に応答して、前記サーバから前記第1の属性情報に基づいて決定された広告の識別情報を受信する手段とを具備する端末。
〔m〕サーバに、
端末のローカルストレージに格納された第1の属性情報が追加された広告配信要求を前記端末から受信させ、
前記受信した広告配信要求に追加された第1の属性情報に基づいて広告の識別情報を決定させ、
前記決定された広告の識別情報を前記端末に送信させる、広告配信のためのプログラム。
〔n〕端末に、
広告配信要求に端末のローカルストレージに格納された第1の属性情報を追加させ、
前記第1の属性情報が追加された広告配信要求を前記端末がアクセスしたWebページに関連するサーバに送信させ、
前記広告配信要求に応答して、前記サーバから前記第1の属性情報に基づいて決定された広告の識別情報を受信させる、広告配信のためのプログラム。
〔o〕〔m〕又は〔n〕記載のプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な情報記録媒体。
【符号の説明】
【0094】
1…ネットワーク、2、3…サーバ群、2a…ドメインAのWebページ(属性情報あり)、4…携帯電話、5…広告サーバ、21…処理サーバ、22…ターゲット広告配信プログラム、23…データベースサーバ、31…OS、32…端末側プログラム、33…ブラウザ、34…ローカルストレージ。
図1
図2
図3
図4
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図6
図7
図8
図9
図10