(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
加熱クランバを有する筐体、および形成に備えて水平面において搬送方向に沿って加熱チャンバ内で熱いガラス板を搬送するためにローラを含む、ローラコンベヤを含むガラス板形成システム内で、前記搬送方向に沿って前記ガラス板の先端部の場所を検知するための位置検知アセンブリにおいて、
それに沿って前記ガラス板が搬送される前記水平面の下の場所で前記加熱チャンバ内の前記搬送方向に対して横方向に延在するために前記筐体によって支持されるフレームと、
前記搬送方向に対して横方向に動くために前記フレームに搭載されたキャリッジと、
前記キャリッジに搭載され、ガラス位置検知信号を提供するために前記搬送されたガラス板によって作動される流体スイッチと、
前記加熱チャンバ内で前記キャリッジへの内部連結、および前記形成中にガラス板を位置決めするための前記ガラス位置検知信号を提供する前記作動のために、前記流体スイッチを前記搬送されたガラス板の前記先端部と横方向に位置合わせするために、前記搬送方向に対して前記キャリッジを横方向に動かす作動のために前記筐体の外側に配置された外部動作部を有する、横方向位置決め装置とを含み、
前記横方向位置決め装置は、前記キャリッジに連結された内端、ならびに前記キャリッジおよびその上に搭載された前記流体スイッチを前記ガラス板の前記先端部と位置合わせするために、前記搬送方向に対して横方向に動かすためのハンドルを有する外端を有するシャフトを含むものであり、
前記シャフトの前記内端は、前記流体スイッチが前記ガラス板の前記先端部と横方向に位置合わせされた後、前記搬送方向に対して前記キャリッジが横方向に動かないように前記キャリッジを係止するための係止部を有し、前記シャフトの前記外端上の前記ハンドルは前記係止部を動作させることを特徴とする、位置検知アセンブリ。
請求項1に記載の位置検知アセンブリにおいて、前記流体スイッチは、その中に真空が引き込まれる真空チャンバを含み、前記流体スイッチは、前記真空チャンバの大気ポートを閉じる閉位置を有する弁部材において、前記弁部材は作動部を有し、前記作動部は、前記弁部材を前記大気ポートに対して前記閉位置から開位置に動かすために、前記搬送されたガラス板の前記先端部によって接触されるので、空気が前記真空チャンバの中に流入してその圧力が増加する、弁部材と、前記加熱チャンバの外部から配置され、前記形成を制御するために電気ガラス位置検知信号を提供するために前記真空チャンバ内の前記圧力増加を検知する変換器をさらに含むことを特徴とする、位置検知アセンブリ。
加熱クランバを有する筐体、および形成に備えて水平面において搬送方向に沿って加熱チャンバ内で熱いガラス板を搬送するためにローラを含む、ローラコンベヤを含むガラス板形成システム内で、前記搬送方向に沿って前記ガラス板の先端部の場所を検知するための位置検知アセンブリにおいて、
それに沿って前記ガラス板が搬送される前記水平面の下の場所で前記加熱チャンバ内の前記搬送方向に対して横方向に延在するために前記筐体によって支持されるフレームと、
前記搬送方向に対して横方向に動くために前記フレームに搭載されたキャリッジと、
前記キャリッジに搭載され、ガラス位置検知信号を提供するために前記搬送されたガラス板によって作動される流体スイッチと、
前記加熱チャンバ内で前記キャリッジへの内部連結、および前記形成中にガラス板を位置決めするための前記ガラス位置検知信号を提供する前記作動のために、前記流体スイッチを前記搬送されたガラス板の前記先端部と横方向に位置合わせするために、前記搬送方向に対して前記キャリッジを横方向に動かすために前記筐体の外側に配置され、ハンドルを有する外部動作端部を含むシャフトを有する横方向位置決め装置において、前記シャフトの前記内端は、前記流体スイッチが前記ガラス板の前記先端部に横方向に位置合わせされた後、前記搬送方向に対して前記キャリッジがその横方向に動かないように前記キャリッジを係止するための係止部も有する、横方向位置決め装置を含むことを特徴とする、位置検知アセンブリ。
加熱クランバを有する筐体、および形成に備えて水平面において搬送方向に沿って加熱チャンバ内で熱いガラス板を搬送するためにローラを含む、ローラコンベヤを含むガラス板形成システム内で、前記搬送方向に沿って前記ガラス板の先端部の場所を検知するための位置検知アセンブリにおいて、
それに沿って前記ガラス板が搬送される前記水平面の下の場所で前記加熱チャンバ内の前記搬送方向に対して横方向に延在するために前記筐体によって支持されるフレームと、
前記搬送方向に対して横方向に動くために前記フレームに搭載されたキャリッジと、
前記キャリッジに搭載され、ガラス位置検知信号を提供するために前記搬送されたガラス板によって作動される流体スイッチと、
前記加熱チャンバ内で前記キャリッジへの内部連結、および前記形成中にガラス板を位置決めするための前記ガラス位置検知信号を提供する前記作動のために、前記流体スイッチを前記搬送されたガラス板の前記先端部と横方向に位置合わせするために、前記搬送方向に対して前記キャリッジを横方向に動かすために前記筐体の外側に配置され、ハンドルを有する外部動作端部を含むシャフトを有する横方向位置決め装置において、前記シャフトの前記内端は、前記流体スイッチが前記ガラス板の前記先端部に横方向に位置合わせされた後、前記搬送方向に対して前記キャリッジおよび前記流体スイッチが横方向に動かないように、前記シャフトのハンドルの回転により前記キャリッジを係止するための偏心部を含む係止部も有する、横方向位置決め装置と、
前記流体スイッチを垂直方向に位置決めするために前記フレームの横端を垂直方向に動かす楔を含むことを特徴とする、位置検知アセンブリ。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】
図1は、本発明を具現化するガラス板形成システムの概略上面図である。
【
図2】
図2は、
図1の2−2線の方向に沿って切り取られた形成システムの概略側立面図である。
【
図3】
図3は、
図1の3−3線の方向に沿って切り取られた形成システムの概略立面端面図であり、システムの加熱された環境内でガラス板を形成させるために利用された形成金型を備えた、第1および第2の形成部を有する形成ステーションを示す。
【
図3a】
図3aは、
図3の形成ステーションの右第2の形成部を示す部分立面図であり、初めに形成されたガラス板がそこに動かされた後、第1の上金型上で左第1の形成ステーションから、送達金型上の前のサイクルから形成されたガラス板を解放した下金型の上および第2の上金型の下の位置に移動され、送達金型はその後送達のために形成ステーションから出る。
【
図3b】
図3bは、下金型と第2の上金型との間でプレス成形中のガラス板を示す、
図3の形成ステーションの右第2の形成部の別の部分図である。
【
図4】
図4は、流体スイッチを支持し、その後ガラス板の形成サイクルを作動する制御信号を発生するために搬送されたガラス板の先端部を検知するように、搬送方向に対して横方向に調節可能なフレームを含むガラス位置検知アセンブリを示すために、その上部が取り除かれたシステムの筐体を示す斜視図である。
【
図5】
図5は、システムをさらに示すために、
図4の5−5線の方向に沿って切り取られた立面図である。
【
図6】
図6は、ガラス板形成サイクルを作動するために、流体スイッチを支持する位置検知アセンブリの構成をさらに示すために、
図4の6−6線の方向に沿って切り取られた立面図である。
【
図7】
図7は、流体スイッチが配置された、
図6の位置検知アセンブリの横方向中心部の拡大図である。
【
図8】
図8は、キャリッジ、および搬送方向に対して流体スイッチを横方向に位置決めするためにキャリッジを選択的に移動させる横方向位置決め装置の係止部を示すために、概して
図7の8−8線の方向に沿って切り取られた断面図である。
【
図9】
図9は、
図8と反対方向に切り取られた流体スイッチを通る拡大側面図であり、搬送されたガラス板が形成サイクルに備えて検知される流体スイッチに近づく際を示す。
【
図10】
図10は、搬送されたガラス板によって作動された後の流体スイッチを示す。
【
図11】
図11は、その上でガラス板が加熱され、形成ステーションの中に搬送される、ローラコンベヤを駆動するポジティブ駆動機構を示すために、
図3の11−11図の方向に沿って切り取られた立面図である。
【
図12】
図12は、ローラコンベヤをポジティブ駆動させる、歯付きベルトおよび歯付きギアとして示された
図11の一部の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
必要に応じて、本発明の詳しい実施形態が本明細書に開示されているが、開示された実施形態は本発明の例に過ぎず、本発明は様々な代替の形で具現化されてもよいことを理解されたい。図面は必ずしも一定の縮尺ではなく、一部の特徴は特定の構成要素の詳細を示すために誇張または縮小されることがある。したがって本明細書に開示された特定の構造および機能の詳細は、限定ではなく、当業者が本発明を様々に利用するための教示の代表的な基礎に過ぎないと解釈されるべきである。
【0012】
図1〜
図3を参照すると、概ね10で示されたガラス板形成システムは、本発明を具現化し、加熱炉12、第1および第2の形成場所16および18を含む形成ステーション14、ならびに焼鈍しのための徐冷、加熱強度のためのより速い冷却、または焼き戻しのためのより急速な冷却によって形成されたガラス板Gを冷却するための冷却ステーション20を含む。炉および形成ステーション14は、集合的に
図3、
図3Aおよび
図3Bにおいて14aによって同定され、加熱チャンバ14bを画定する筐体を含む。さらに炉12および形成ステーション14の第1の形成部16は、加熱のために搬送方向Cに沿ってガラス板Gを搬送するためのコンベヤローラ24を有するローラコンベヤ22を含む。ローラ24は、加熱および冷却中に熱反りに耐性を有し、したがって搬送中にガラス板の平面性を提供するように、焼結接合した溶融シリカ粒子から作成される。形成システム10のすべての構成要素は、
図2に概略的に示されたように、ワイヤ、光ファイバ、管、その他の制御バンドル25aを通して制御装置25によって制御される。
【0013】
図3に示されたように、各ローラ24は、概略的に示されたポジティブ駆動機構28によって回転駆動される炉の外方に延在できる一端26を有し、ポジティブ駆動機構28は回転ローラ駆動を提供するために摩擦に依存するだけでなく、各ローラの別の端部30は形成ステーション14の第1の部分16と第2の部分18との間の接合部32に隣接して加熱される場所に配置され、
図3に概略的に示されたローラ支持構造34によって受領される。より具体的には
図4および
図5に示されたように、支持構造34は、搬送方向Cに沿った細長い形状を有し、位置合わせされた組のローラ端部30を回転支持する軸受を受領し有する、冷却チャンバを画定する筐体を含む、細長い冷却装置を含む。
図5に示されたように、冷却装置は、システムの作動中に位置合わせされた組のローラ端部30を冷却し、軸受を冷却するために、それを通って冷却流体が冷却チャンバに供給される入口44および出口46を含む。
【0014】
図3に示されたような特定の形成システム10では、ガラス板の形成は、支持構造34内で冷却されたコンベヤロール端部30で行われる。より具体的には、このシステムは、搬送方向Cに沿って湾曲しているが、搬送方向に直角である直線要素を有する、下方に向いた形成面50を含む第1の上金型48を有する、その第1の形成部16を備えた形成ステーション14を有し、第2の形成部18は、搬送方向Cに沿って湾曲し、かつ搬送方向Cに直角である下方に向いた形成面54を有する第2の上金型52を有する。アクチュエータ55はローラ55aを有し、ローラ55aはビーム56(1つのみが示されている)を支持し、ビーム56の上で第1の上金型48は支持され、形成動作中にアクチュエータ55の動作によりわずかに垂直方向に動かされ、アクチュエータ57は、形成動作中にビーム56および第1の上金型48を形成ステーション14の第1の形成部16と第2の形成部18との間をビーム上で水平に動かす。また横方向ローラ55bも、
図3におけるそのピックアップ位置と
図3aにおけるその送達位置との間で第1の上金型38が動いている間に横方向に位置決めするためにビーム56に接触する。
【0015】
さらにアクチュエータ58は、形成ステーション14の形成サイクルの間に第2の上金型52を垂直方向に動かし、圧縮空気源60は第1および第2の気体ポンプ61および62に圧縮空気を供給して真空を提供し、またある時は形成されるガラス板Gをまず支持し、その後解放するために、第1および第2の上金型48および52の形成面50および54内の穴の配列を通って圧縮空気を提供する。また形成ステーションの第2の形成部14内の下金型64は、形成中にジャック66により垂直運動を支持される。この垂直運動が下方に動くことができることにより、第1の上金型38が下金型64の上に動き、次いで上方に動くことができるので、ガラス板は、位置決めを制御するために下金型により接近して離間した関係で解放される。加えて下金型64の垂直運動により、プレス曲げを行うために第2の上金型52の垂直運動と協働して使用することもできる。また
図3に同定された移送装置69は、気体ジェットポンプアレイ70を有する圧縮空気供給部を含み、気体ジェットポンプアレイ70は加熱されたガラス板Gをローラコンベヤ22から第1の上金型48まで挙上させ、また圧縮空気供給部および気体ジェットポンプ61によって提供される真空源72も含み、気体ジェットポンプ61は、以下に記載されるように形成サイクルを開始するために上金型48の形成面50において選択的に真空を提供する。
【0016】
形成ステーション14に加えて、
図3に示されたようなシステム10は冷却ステーション20を含み、冷却ステーション20に移動される形成されたガラス板Gは、第2の形成部18から冷却のための下急冷ヘッド78と上急冷ヘッド78との間の冷却ステーションにアクチュエータ76によって送達金型74上に動かされる。また前にも述べたように、この冷却は焼鈍しのための徐冷、加熱強度のためのより速い冷却、または焼き戻しのための急速な冷却であることが可能である。
【0017】
図3、
図3a、および
図3bに示された形成ステーション14は、3段階の動作を有し、ガラス板は、第1の方向に湾曲し第1の方向に直角である第2の方向に直線要素を備えた第1の上金型48上に形成され、開口中心リング形状を有する下金型64上に直角方向の重力により、それによって
図3aに示されたその送達位置の第1の上金型48から受領後、最後に
図3bに示されたように第2の上金型52と下金型64との間のプレス形成によって形成される。
【0018】
図3を参照とする形成ステーション14の動作のサイクルは、ガラス板Gを第1の上金型48の面50に加えられた真空、および気体ジェットポンプアレイ70から上方への気体流により、ローラコンベヤ22から持ち上げることができるように、左の第1の形成部16内で第1の上金型48の下方運動から始まる。より具体的には、第1の上金型48をアクチュエータ55によりガラス板の最初のピックアップのためにコンベヤ22から約半インチ(12〜15mm)下方に動かすことができ、次いで上方に動かすことができるので、第1の上金型は支持構造34の上に移動できる。次いでアクチュエータ57はビーム56および第1の上金型48を右に動かし、形成ステーションの第2の形成部18の中に入り、
図3aに示された場所、下金型64の上および送達金型74の上に示されている上昇した上金型52の下に移動し、送達金型74はその後依然として前のサイクルの動作をしている。第1の上金型48および送達金型74を同時に第2の形成部18内で異なる上昇で位置決めすることにより、システムサイクル時間を低減する重複サイクルを提供し、したがって最終的に形成されたガラス板製品の費用を有利に下げる、より大きな生産力を提供する。
【0019】
下金型64がガラス板を受領した後、第1の上金型48は、次のサイクルに備えて
図3に示されたように第1の形成部16に動いて戻り、ガラス板Gは、
図3bに示されたように第2の上金型52と下金型64との間でプレス形成される。その後第2の上金型52は、
図3aの位置に上方に移動され、それによってプレス形成されたガラス板は支持され、送達金型74は、その後
図3に示された急冷20に移動するためにプレス形成されたガラス板を受領するように、示されたように第2の形成部14の中に移動される。
【0020】
形成ステーション14は他の構造を有してもよいことを認識されたい。例えば形成ステーションは、別法として参照により開示全体が本明細書に組み込まれた、米国特許出願公開第2015/0218029A1号明細書によって開示されたように、垂直方向のみに動く第1の上金型、および第1の上金型の下から送達金型の挙上より低い挙上で第2の上金型の下に水平に動く下金型を有してもよく、送達金型は下金型と第2の上金型との間でプレス形成後に形成されたガラス板を送達する。
【0021】
図4および
図6〜
図8に示されたように、ガラス板形成システム10は流体スイッチ82を有するガラス位置検知アセンブリ80を含み、流体スイッチ82の構造はより具体的に
図9および
図10に示されている。この流体スイッチ82は、ガラス位置制御信号を提供するために搬送されたガラス板によって作動され、ガラス位置制御信号は、ガラス板の搬送と連携して、その後ガラス板を
図3に示されたローラコンベヤ24から第1の上金型48の形成面50に移送するために、先に記載された移送装置69を作動させる。
図4に示されたように、流体スイッチ82は形成ステーション14の上流位置に配置され、そこでは搬送されたガラス板による最初の作動は、ガラス板が
図3に示された第1の上金型48に移送される場所から上流で起こる。ローラコンベヤ22のポジティブ駆動機構および制御装置25によりその回転駆動の調整は、以下により完全に記載されるように移送が適切な場所で起こることを確保する。先に記載されたように、その移送は気体ジェットポンプアレイ70および真空源72を有する圧縮空気供給を含む移送装置69により、真空源72は形成のために形成面50で真空を提供する。
【0022】
以下により完全に記載されるように、位置検知アセンブリ80は、加熱チャンバ14b内の筐体14a上に搭載されたフレーム84を含み、フレームは
図6〜
図8に示されたように、流体スイッチ82を搭載する。フレームの構造および流体スイッチ82のその搭載、ならびに流体スイッチの動作は、流体スイッチの最初の記載の後に以下により完全に記載される。
【0023】
図9に示されたように、流体スイッチ82は、集合的に86で示された筐体および筐体上に枢動連結部90に搭載され、閉位置に示された弁部材88を含む。筐体86は真空チャンバ92を有し、その中に真空が
図6のみに示された真空源96から
図6および
図7に示された真空導管94を通って引き込まれる。この真空は、大気ポート98から真空チャンバ92を隔離することにより弁部材88をその閉位置に維持する。真空チャンバ92は真空検知ポート100と連通し、真空検知ポート100は導管102により流体変換器104と連通され、流体変換器104はシステム加熱チャンバの外側に配置され、
図2に示されたシステム制御装置25に連通するために、流体圧変化を電気制御信号に変換するよう動作可能である。
【0024】
ガラス板Gが
図9に示されているように矢印Cによって示された搬送方向に沿って左に搬送されると、ガラス板の先端部106は弁部材88の作動部108と接触して、その枢動連結部90を中心に筐体86上で反時計回りの回転を開始する。弁部材88の反時計回りに回転を開始すると、大気ポート98が真空チャンバ92との連通を開始するが、その後もその回転が
図10に示された完全な開位置に向かうのを阻止する、弁部材88上で時計回りに作用する部分的な真空が依然として存在する。しかしガラスGの衝撃に起因し、また大きい質量の弁部材88に作用する重力が枢動連結部90の左に掛かることに起因して、弁部材88の反時計回りの枢動の推進力がいくらか存在する。またガラスを引き続き左に搬送することにより、真空ポート100が圧力を増加し、導管102を通って流体制御信号を変換器104に提供し、変換器104は次いで電気制御信号を発生し、電気制御信号は制御装置25(
図2)に送信され、制御装置25はその後ガラス板の搬送と協働して先に記載された上方へのガラス板の移送動作を開始するので、弁部材88を
図10の完全な開位置に回転させ続ける。また
図10に示されたように流体スイッチ82の筐体86は圧力ポート110も含み、圧力ポート110は、制御装置25により動作された弁の制御下で、圧縮空気を圧縮空気源から導管112を通って真空チャンバ92から弁部材88の反対側に選択的に提供する。ガラス板がコンベヤから上方に移送された後、ポート110に送り込まれた圧縮空気の噴出により、弁部材88を
図10の開位置から時計回りに枢動させて次のサイクルに備えて
図9の閉位置に戻す。
【0025】
図6〜
図8を参照すると、位置検知アセンブリ80の筐体に搭載されたフレーム84は、1対の上フレーム部材114を含み、1対の上フレーム部材114はシステム筐体14aの両側面115の間を横方向に延在し、
図8に具体的に示されているように搬送方向に沿って互いから離間される。またフレーム84は、互いに対して横方向に延在し、これも
図8に示されているように搬送方向に沿って離間され、さらにその上端が上フレーム部材114によって支持される傾斜した支持部118の下端によって支持される、1対の下フレーム部材116も含む。水平連結フレーム部材120は、上流フレーム部材と下流フレーム部材との間を連結させる。フレームの1対の支持ロッド122(
図8)は、
図8に示されたように搬送方向に沿って離間されたその方向に対して横方向に延在する。
【0026】
キャリッジ124は、
図7および
図8に最もよく示されたように流体スイッチ82を支持し、搬送方向に対して横方向に動くために支持ロッド122に搭載されたローラ126を有する。キャリッジ124は、垂直方向に延在するキャリッジ部材128を含み、キャリッジ部材128は、上流上フレーム部材114から隣接した上流下フレーム部材116にわたって下がって延在する。
【0027】
図6に示されたように、位置検知アセンブリ80は、その垂直部材128の下端におけるキャリッジ124への内部連結部132を有する横方向位置決め装置130を含み、先に記載されたように形成中にガラス板の位置決めをするために、ガラス位置検知信号を提供する作動に対して、流体スイッチ82を搬送されたガラス板の先端部と横方向に位置合わせするように、搬送方向に対してキャリッジを横方向に動かす動作のためにシステム筐体の外側に配置された外部動作部134を有する。横方向位置決め装置130は、ジャーナル140により回転可能に支持され、軸方向に配置される内端138を有するシャフト136を含み、ジャーナル140は、内部連結部132を統合し、垂直方向に延在するキャリッジ部材128の下端上に搭載される。シャフト136は、筐体の1側壁115上に搭載された管141を通って延在し、キャリッジ124およびその上の流体スイッチ82をガラス板の先端部と位置合わせさせる押し/引き運動により、搬送方向に対して横方向に動かすために、ハンドル144を含む外端142を有する。
【0028】
シャフト136の内端138は、流体スイッチ82がガラス板の先端部と横方向に位置合わせされた後、搬送方向に対して横方向に動かないようにキャリッジ124を係止するために、偏心部148(
図8)を含む係止部146(
図7)を有する。ハンドル144は、キャリッジが搬送方向に対して横方向に動かないように、偏心部148をフレーム84に対してその隣接した下フレーム部材116において係止するために、シャフト138を回転させるように動作可能である。
図8に示されたようにシャフトが反時計回りに回転することにより、調節のためにキャリッジが横方向に動かないように、偏心部148が隣接した下フレーム部材との接触から外れるように動く。管140上のネジ149は、キャリッジをその横方向に位置決めした後に係止し、またはシャフトをその横方向に位置決めできるためにシャフトの回転により係脱できるように、シャフトの回転を停止するように選択的に動作可能である。
【0029】
図6に示されたように、垂直調節器150は、それに沿ってガラス板が搬送される水平面に対して流体スイッチ82を垂直方向に位置決めするために、フレーム84の一方の横端を垂直方向に調節するための楔152を含む。この調節は、流体スイッチが確実に動作可能な垂直位置にあるように比較的少量のみである。
【0030】
図11を参照すると、ローラコンベヤ22のポジティブ駆動機構28は、歯154を有する連続した駆動ベルト152を含み、歯154は歯156を備えたローラ端部26と噛合して、ガラス板の作動によりガラス位置の検知に続いて搬送の時間間隔の後にコンベヤから移動するように、摩擦に依存するだけでなく依然として場所を作動させるポジティブ駆動を提供する。ローラ端部26と噛合し、歯が付いた入力スプロケット158によって駆動される歯であることに加えて、駆動ベルト152の歯が付いていない側面160は、アイドラーローラ160および調節可能なテンションローラ162に巻き付く。
【0031】
ローラ支持構造34およびその冷却装置のより具体的な開示については、開示全体が参照により本明細書に組み込まれた、本明細書と同時に出願され、「コンベヤローラ端部の冷却を有するガラス板処理システム」の名称を有する、整理番号GLT1996PUSの米国特許出願を参照されたい。
【0032】
同様に移送装置69のより具体的な開示については、これも開示全体が参照により本明細書に組み込まれた、これも本明細書と同時に出願され、「ガラス処理システムのための持ち上げ装置」の名称を有する、整理番号GLT1993PUSの米国特許出願を参照されたい。
【0033】
例示的実施形態が上に記載されているが、これらの実施形態は本発明のすべての可能な形を記載することを意図するものではない。むしろ本明細書に使用された用語は、限定ではなく、説明のための用語であり、様々な変更が本発明の精神および範囲から逸脱することなく行われてもよいことを理解されたい。加えて様々な実装的実施形態の特徴を組み合わせて、本発明のさらなる実施形態を形成することができる。