特許第6692907号(P6692907)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6692907リンク要求を処理する方法、リンクを生成する方法、リンク生成装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6692907
(24)【登録日】2020年4月17日
(45)【発行日】2020年5月13日
(54)【発明の名称】リンク要求を処理する方法、リンクを生成する方法、リンク生成装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 13/00 20060101AFI20200427BHJP
   G06F 40/134 20200101ALI20200427BHJP
【FI】
   G06F13/00 540F
   G06F17/22 635
【請求項の数】11
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2018-534042(P2018-534042)
(86)(22)【出願日】2016年12月15日
(65)【公表番号】特表2019-508783(P2019-508783A)
(43)【公表日】2019年3月28日
(86)【国際出願番号】CN2016110098
(87)【国際公開番号】WO2017114169
(87)【国際公開日】20170706
【審査請求日】2018年8月28日
(31)【優先権主張番号】201511001035.8
(32)【優先日】2015年12月28日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】505032849
【氏名又は名称】アリババ グループ ホウルディング リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100097320
【弁理士】
【氏名又は名称】宮川 貞二
(74)【代理人】
【識別番号】100155192
【弁理士】
【氏名又は名称】金子 美代子
(74)【代理人】
【識別番号】100131820
【弁理士】
【氏名又は名称】金井 俊幸
(74)【代理人】
【識別番号】100215049
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 貴志
(74)【代理人】
【識別番号】100100398
【弁理士】
【氏名又は名称】柴田 茂夫
(72)【発明者】
【氏名】シャオ,シンポン
【審査官】 木村 雅也
(56)【参考文献】
【文献】 特表2010−510757(JP,A)
【文献】 kikaineko,気楽に深く学ぼう JavaScriptの奇妙な冒険,日経ソフトウエア 第17巻 第14号 NIKKEI SOFTWARE,日本,日経BP社,2014年 7月24日,第17巻,第132頁-第137頁
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 13/00
G06F 40/134
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
リンク要求を受信するステップであって、前記リンク要求がサービスモジュールパラメータと動作パラメータとを含む、受信するステップ(S1)と;
前記サービスモジュールパラメータに基づいて、前記リンク要求に対応するリンクハンドラを生成するステップ(S2)と;
前記動作パラメータに基づいて目標ページへのページジャンプを実行するように、前記リンクハンドラを制御するステップ(S3)と;を備え、
前記動作パラメータは、前記目標ページに対応し、
前記サービスモジュールパラメータに基づいて、前記対応するリンクハンドラを生成するステップは:
前記リンクハンドラを生成するために、前記サービスモジュールパラメータに基づいて、クライアント端末によって提供されるリフレクションインタフェースを呼び出すステップ;を備える、
リンク要求を処理する方法。
【請求項2】
リンク要求を受信するステップであって、前記リンク要求がサービスモジュールパラメータと動作パラメータとを含む、受信するステップ(S1)と;
前記サービスモジュールパラメータに基づいて、前記リンク要求に対応するリンクハンドラを生成するステップ(S2)と;
前記動作パラメータに基づいて目標ページへのページジャンプを実行するように、前記リンクハンドラを制御するステップ(S3)と;を備え、
前記動作パラメータは、前記目標ページに対応し、
前記サービスモジュールパラメータに基づいて、前記対応するリンクハンドラを生成するステップは:
前記対応するリンクハンドラを決定するために、前記サービスモジュールパラメータに基づいて、所定の構成ファイル又は構成表を照会するステップ;を備える、
リンク要求を処理する方法。
【請求項3】
前記動作パラメータに基づいて前記目標ページへのページジャンプを実行するように、前記リンクハンドラを制御するステップは:
前記目標ページを取得するために、前記サービスモジュールパラメータと前記動作パラメータとに基づいて、クライアント端末によって提供されるリフレクションインタフェースを呼び出すステップと;
前記目標ページへジャンプするように前記リンクハンドラを制御するステップと;をえる、
請求項1又は請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記リンクハンドラは、プログラムコードの1つのセグメントである、
請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記リンク要求は、内部サービスモジュールの使用又はプッシュ型情報配信によって生成される、
請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記動作パラメータは、動作タイプ(action type)を含む、
請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記動作パラメータは、前記目標ページに対応するリンクを生成するために使用されるフォーマットのaction={ActionType}におけるActionTypeに置き換えられる、
請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
前記サービスモジュールパラメータは、前記目標ページに対応するリンクを生成するために使用されるフォーマットのmodule={ModuleName}におけるmoduleNameに置き換えられる、
請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
目標ページを含むサービスモジュールのサービスモジュール名と、前記目標ページに対応する動作パラメータとを取得するステップ(S301)と;
前記サービスモジュール名と前記動作パラメータとに基づいて、前記目標ページに対応するリンクを生成するステップ(S302)と;を備え、
前記動作パラメータは、前記リンクを生成するために使用されるフォーマットのaction={ActionType}におけるActionTypeに置き換えられ、
前記サービスモジュール名は、前記フォーマットのmodule={ModuleName}におけるmoduleNameに置き換えられる、
リンクを生成する方法。
【請求項10】
異なるサービスモジュールは、異なるサービスモジュール名を有する、
請求項に記載の方法。
【請求項11】
リンク生成装置であって:
請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載の方法を実行するように構成された複数のモジュールを備える、
リンク生成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、モバイルネットワーク技術の分野に関し、特に、リンク要求の処理方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
技術の絶え間ない進歩により、スマートフォンは人々の生活の不可欠な一部になっている。スマートフォンを使って、音楽を聴いたり、インターネットを閲覧したり、ビデオを見たりすることができる。ブラウザを通してウェブページを閲覧する場合、ユーザは、タイトルをクリックして、リンクを用いて対応するウェブページにジャンプして、これを読むことができる。
【0003】
現在、リンクは主にハードコーディングを通して処理される。すなわち、いくつかのフィールドがハードコーディングによって(を手段として)リンクに書き込まれ、リンク要求がこれらのフィールドに基づいて関連するサービスモジュールに導入され、対応するウェブページが開く。具体的には、既存の技術におけるリンク要求の処理手順は以下を含むことができる。すなわち、S101では、リンク分配モジュール(link distributing module)が、処理すべきリンク要求を受信する。S102では、リンク分配モジュールは、所定の結合ファイル(coupling file)に照会を行い、リンク要求中のハードコードされたコンテンツ及び結合ファイルに基づいてリンク要求に対応するサービスモジュールを決定し、サービスモジュールに対応するヘッダファイルを取得する。S103では、リンク分配モジュールが、サービスモジュールのヘッダファイルに基づいて、対応するリンクハンドラ(link handler)を生成する。S104では、リンク分配モジュールが、リンクハンドラを呼び出してリンクを処理する。例えば、ニュースアプリからニュース詳細ページを開くためのリンク要求を受信したと仮定する。リンク形式はnewsapp://newsapp/?page=newsdetail&newsid=news1と指定され、ニュース詳細ページに対応するページ表示モジュール(page presentation module)はnewsdetailである。NewsDetail.hに記載されているように、ページの値がnewsdetailである場合、サービスモジュールNewsDetailがリンクを処理するために用いられるということを、リンク処理モジュール(link handling module)が決定する必要がある。
【0004】
しかしながら、リンクがハードコーディングで処理される場合、技術的な以下の課題がある。1.リンク分配モジュールは、対応するサービスモジュールを決定する前に所定の結合ファイルに照会を行い、対応するリンクハンドラを生成する前にサービスモジュールのヘッダファイルを読み取る必要がある。そのため、処理手順が複雑になる可能性がある。2.ハードコーディングでは構文解析ロジックが固定化する(fix parsing logic)ため、新しく追加されたサービスに対して結合ファイルを再調整する必要があり、そのため新しく追加されたサービスには自動的に適応することができない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、関連技術における技術的課題の少なくとも1つを、ある程度まで解決することである。したがって、本開示の1つの目的は、リンク要求の処理方法を提案することである。この方法は、ハードコーディングではリンク要求の処理手順が複雑になる可能性がある、という課題を解決でき、新しく追加されたサービスに対して結合ファイルを再調整する必要がない。操作は簡素化され、便利になる。
【0006】
本開示の第2の目的は、リンク要求の処理装置を提案することである。本開示の第3の目的は、リンクの生成方法を提案することである。本開示の第4の目的は、リンクの生成装置を提案することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本開示の第1の態様における実施は、リンク要求の処理方法を提案し、リンク要求の処理方法は:リンク要求を受信するステップであって、前記リンク要求がサービスモジュールパラメータと動作パラメータとを含む、受信するステップと;前記サービスモジュールパラメータに基づいて、対応するリンクハンドラを生成するステップと;前記動作パラメータに基づいて目標ページへのページジャンプを実行するように前記リンクハンドラを制御するステップと;を含む。
【0008】
本開示の実施におけるリンク要求の処理方法によれば、リンク要求を受信し、リンク要求内のサービスモジュールパラメータに基づいて対応するリンクハンドラを生成し、目標ページへジャンプするべく、動作パラメータ(action parameter)に基づいて、ページジャンプを実行するようにリンクハンドラを制御する。したがって、ハードコーディングではリンク要求の処理手順が複雑になる可能性がある、という問題を解決でき、新しく追加されたサービスに対して結合ファイルを再調整する必要がない。操作は簡素化され、より便利になる。
【0009】
本開示の第2の態様における実施はリンク要求の処理装置の提案であって、このリンク要求の処理装置は:リンク要求を受信するように構成されたリンク要求の受信モジュール(link request receiving module)であって、リンク要求がサービスモジュールパラメータ及び動作パラメータを含む、リンク要求の受信モジュールと;サービスモジュールパラメータに基づいて対応するリンクハンドラを生成するように構成された生成モジュール(generation module)と;動作パラメータに基づいて目標ページ(target page)へのページジャンプを実行するべく、リンクハンドラを制御するように構成された実行モジュール(execution module)と;を含む。本開示の実施におけるリンク要求の処理装置は、リンク要求を受信し、リンク要求の中のサービスモジュールパラメータに基づいて対応するリンクハンドラを生成し、目標ページへジャンプするべく、動作パラメータに基づいて、ページジャンプを実行するようにリンクハンドラを制御する。したがって、ハードコーディングではリンク要求の処理手順が複雑になる可能性がある、という課題を解決でき、新しく追加されたサービスに対して結合ファイルを再調整する必要がない。操作が簡素化され、より便利になる。
【0010】
本開示の第3の態様における実施は、リンクの生成方法の提案であって、このリンク生成方法は:目標ページを含むサービスモジュールのサービスモジュール名と、目標ページに対応する動作パラメータとを取得するステップと;サービスモジュール名と動作パラメータとに基づいて目標ページに対応するリンクを生成するステップと;を含む。
【0011】
本開示の実施におけるリンクの生成方法に基づいて、目標ページを含むサービスモジュールのサービスモジュール名と、目標ページに対応する動作パラメータとを取得し、サービスモジュール名と動作パラメータとに基づいて目標ページに対応するリンクを生成し、その結果、対応するリンクを目標ページに対して自動的に生成できる。操作は便利になり、簡素化される。
【0012】
本開示の第4の態様における実施はリンクの生成装置の提案であって、このリンクの生成装置は:目標ページを含むサービスモジュールのサービスモジュール名と、目標ページに対応する動作パラメータとを取得するように構成された取得モジュールと;サービスモジュール名と動作パラメータとに基づいて目標ページに対応するリンクを生成するように構成された生成モジュールと;を含む。
【0013】
本開示の実施におけるリンクの生成装置は、目標ページを含むサービスモジュールのサービスモジュール名と、目標ページに対応する動作パラメータとを取得し、サービスモジュール名と動作パラメータとに基づいて、目標ページに対応するリンクを生成し、その結果、対応するリンクを目標ページに対して自動的に生成できる。操作は便利になり、簡素化される。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1図1は、本開示の実施による、リンク要求の処理方法を示すフローチャートである。
【0015】
図2図2は、本開示の実施による、リンク要求の処理装置を示す概略構成図である。
【0016】
図3図3は、本開示の実施による、リンクの生成方法を示すフローチャートである。
【0017】
図4図4は、本開示の実施による、リンクの生成装置を示す概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本開示の実施を以下に詳細に説明する。実施の例は、添付の図面に示されている。 同一または類似のものを先頭から末尾まで保持する参照符号は、同一または類似の要素または同一または類似の機能を有する要素を表す。添付図面を参照して以下に説明する実施は例示であり、本開示を説明することを意図しているが、本開示を限定するものと解釈すべきではない。
【0019】
本開示の実施による、リンク要求の処理方法及び装置は、添付図面を参照して以下説明する。図1は、本開示の実施による、リンク要求の処理方法を示すフローチャートである。
【0020】
図1に示すように、リンク要求の処理方法は、以下のステップを含むことができる。すなわち、S1では、リンク要求を受信する。リンク要求は、サービスモジュールパラメータと動作パラメータとを含むことができる。
【0021】
本開示の実施では、ブラウザなどの外部アプリ(APP)の使用、内部サービスモジュールの使用、又はプッシュ型情報配信によってリンク要求を生成できる。S2では、サービスモジュールパラメータに基づいて、対応するリンクハンドラを生成する。具体的には、サービスモジュールパラメータに基づいて、クライアント端末によって提供されるリフレクションインタフェース(reflection interface)を呼び出して、リンクハンドラを生成できる。例えば、リンクがscheme://domain/model=module1A&action=action1の場合、対応するリンクハンドラModuleALinkHandlerは、サービスモジュールパラメータmodule1Aに基づいて生成できる。さらに、対応するリンクハンドラを決定するために、所定の構成ファイル(configuration file、コンフィギュレーションファイル)又は構成表(configuration table、コンフィギュレーションテーブル)をサービスモジュールパラメータに基づいて照会することができる。サービスモジュールパラメータは、所定の構成ファイル又は構成表に格納される。例えば、JSON形式の構成ファイルLinkRule.jsonの一部のコンテンツを、{moduleA:ModuleALinkHandler}とすることができる。受信したリンク要求内のサービスモジュールパラメータがmodule1Aである場合、構成ファイルLinkRule.jsonを照会して、対応するリンクハンドラがModuleALinkHandlerであることを決定できる。
【0022】
S3では、動作パラメータに基づいて目標ページへのページジャンプを実行するようにリンクハンドラを制御する。
【0023】
具体的には、サービスモジュールパラメータと動作パラメータとに基づいて、目標ページを取得するために、クライアント端末から提供されるリフレクションインタフェースを呼び出すことができ、目標ページへジャンプするようにリンクハンドラを制御する。例えば、対応するリンクハンドラModuleALinkHandlerがサービスモジュールパラメータmodule1Aに基づいて生成された後、目標ページ、すなわちscheme://domain/model=module1A&action=action1に対応するページへジャンプするべく、動作パラメータaction1に基づいて、リンクハンドラModuleALinkHandlerを制御することができる。module1Aに対応するリンクハンドラModuleALinkHandlerを決定するためにリフレクションメソッド(reflection method)を用いること、及び動作パラメータaction1に基づいて対応するリンク要求を処理するためにリンクハンドラModuleALinkHandlerを用いること、によりリンクを構文解析する上述のプロセスは、ルーティングアルゴリズムを形成する。本開示の実施では、関連するサービスモジュールを導入することなく、リンクルーティングアルゴリズム及びページ命名規則用いることによって、結合を削除できる。
【0024】
さらに、対応するリンクを新しく追加されたサービスへ自動的に割り当てることもできる。上述の方法を用いて、対応するリンクハンドラを決定でき、対応するページへジャンプできる。
【0025】
リンクハンドラはプログラムコードのセグメントであり、ページジャンプを処理するために用いられることを理解されたい。もちろん、リンクハンドラは、ハードウェア実装に基づいて実装してもよい。
【0026】
さらに、サービスモジュールパラメータと動作パラメータとに基づいて、目標ページを取得するために、所定の構成ファイル又は構成表を照会することができ、リンクハンドラは、目標ページへジャンプするように制御される。例えば、構成ファイルLinkRule.jsonを照会し、対応するリンクハンドラがModuleALinkHandlerとして決定された後、{action1:ModelAAction1ViewController}のような構成ファイルをさらに照会することができ、リンクハンドラは、動作パラメータaction1に基づいて、目標ページへジャンプするように制御される。
【0027】
本開示の実施におけるリンク要求の処理方法によれば、リンク要求を受信し、リンク要求内のサービスモジュールパラメータに基づいて対応するリンクハンドラを生成し、目標ページにジャンプするべく、動作パラメータに基づいて、ページジャンプを実行するようにリンクハンドラを制御する。したがって、ハードコーディングではリンク要求の処理手順が複雑になる可能性がある、という課題を解決でき、新しく追加されたサービスに対して結合ファイルを再調整する必要がない。操作は簡素化され、より便利になる。
【0028】
上述の目的を達成するために、本開示は、リンク要求の処理装置をさらに開示する。
【0029】
図2は、本開示の実施による、リンク要求の処理装置を示す概略構成図である。図2に示すように、リンク要求の処理装置は、リンク要求の受信モジュール110と、生成モジュール120と、実行モジュール130とを含むことができる。
【0030】
具体的には、リンク要求の受信モジュール110は、リンク要求を受信するように構成することができる。リンク要求は、サービスモジュールパラメータ及び動作パラメータを含むことができる。本開示の実施では、ブラウザなどの外部アプリの使用、内部サービスモジュールの使用、又はプッシュ型情報配信によって、リンク要求を生成できる。
【0031】
生成モジュール120は、サービスモジュールパラメータに基づいて対応するリンクハンドラを生成するように構成することができる。
【0032】
具体的には、生成モジュール120は、サービスモジュールパラメータに基づいて、クライアント端末によって提供されるリフレクションインタフェースを呼び出して、リンクハンドラを生成できる。例えば、リンクがscheme://domain/model=module1A&action=action1の場合、対応するリンクハンドラModuleALinkHandlerを、サービスモジュールパラメータmodule1Aに基づいて生成できる。
【0033】
さらに、生成モジュール120は、対応するリンクハンドラを決定するために、サービスモジュールパラメータに基づいて所定の構成ファイル又は構成表を照会することができる。サービスモジュールパラメータは、所定の構成ファイル又は構成表に格納される。例えば、JSON形式の構成ファイルLinkRule.jsonの一部のコンテンツを、{moduleA:ModuleALinkHandler}とすることができる。受信したリンク要求内のサービスモジュールパラメータがmodule1Aである場合、構成ファイルLinkRule.jsonを照会して、対応するリンクハンドラがModuleALinkHandlerであることを決定できる。
【0034】
実行モジュール130は、動作パラメータに基づいて目標ページへのページジャンプを実行するべく、リンクハンドラを制御するように構成することができる。
【0035】
具体的には、実行モジュール130は、目標ページを取得するために、サービスモジュールパラメータと動作パラメータとに基づいてクライアント端末から提供されるリフレクションインタフェースを呼び出すこと、及び目標ページへジャンプするようにリンクハンドラを制御することができる。例えば、サービスモジュールパラメータmodule1Aに基づいて、対応するリンクハンドラModuleALinkHandlerを生成した後、目標ページ、すなわちscheme://domain/model=module1A&action=action1に対応するページへジャンプするべく、動作パラメータaction1に基づいて、リンクハンドラModuleALinkHandlerを制御できる。module1Aに対応するリンクハンドラModuleALinkHandlerを決定するリフレクションメソッドを用いることにより、及び動作パラメータaction1に基づいて対応するリンク要求を処理するためにリンクハンドラModuleALinkHandlerを用いることにより、リンクを構文解析する上述のプロセスは、リンクのルーティングアルゴリズムを形成する。
【0036】
本開示の実施では、関連するサービスモジュールを導入することなく、リンクルーティングアルゴリズム及びページ命名規則を用いることによって、結合を削除できる。
【0037】
さらに、対応するリンクを新しく追加されたサービスへ自動的に割り当てることもできる。上述の方法を用いて、対応するリンクハンドラを決定でき、対応するページへジャンプできる。
【0038】
リンクハンドラはプログラムコードのセグメントであり、ページジャンプを処理するために用いられることを理解されたい。もちろん、リンクハンドラは、ハードウェア実装に基づいて実装してもよい。
【0039】
さらに、実行モジュール130は、サービスモジュールパラメータと動作パラメータとに基づいて、所定の構成ファイル又は構成表を照会し、目標ページを取得でき、目標ページへジャンプするようにリンクハンドラを制御できる。例えば、構成ファイルLinkRule.jsonを照会し、対応するリンクハンドラをModuleALinkHandlerとして決定した後、{action1:ModelAAction1ViewController}のような構成ファイルをさらに照会することができ、動作パラメータAction1に基づいて、リンクハンドラのページを目標ページへジャンプするように制御する。
【0040】
本開示の実施におけるリンク要求の処理装置は、リンク要求を受信し、リンク要求の中のサービスモジュールパラメータに基づいて対応するリンクハンドラを生成し、動作パラメータに基づいて目標ページへのページジャンプを実行するようにリンクハンドラを制御する。したがって、ハードコーディングではリンク要求の処理手順が複雑になる可能性がある、という課題を解決でき、新しく追加されたサービスに対して結合ファイルを再調整する必要がない。操作は簡素化され、より便利になる。
【0041】
上述の目的を達成するために、本開示は、リンク要求の処理方法をさらに開示する。
【0042】
図3は、本開示の実施による、リンクの生成方法を示すフローチャートである。
【0043】
図3に示すように、リンクの生成方法は以下のステップを含むことができる。
【0044】
すなわち、S301では、目標ページを含むサービスモジュールのサービスモジュール名と、目標ページに対応する動作パラメータとを取得する。
【0045】
異なるサービスモジュールは、異なるサービスモジュール名を持つことができる。
【0046】
S302では、サービスモジュール名及び動作パラメータに基づいて、目標ページに対応するリンクを生成する。
【0047】
例えば、目標ページに対応するリンクを生成するために用いられる所定のフォーマットは、scheme://domain/?module={ModuleName}&action={ActionType}である。サービスモジュール名はmodule={ModuleName}、動作パラメータはaction={ActionType}である。目標ページを含むサービスモジュールのサービスモジュール名ModuleA、及び目標ページに対応する動作パラメータaction1を所定のフォーマットに代入できる。目標ページに対応するリンクは、scheme://domain/?module=ModuleA&action=action1である。
【0048】
本開示の実施におけるリンクの生成方法によれば、目標ページを含むサービスモジュールのサービスモジュール名と、目標ページに対応する動作パラメータとが取得され、サービスモジュール名と動作パラメータとに基づいて目標ページに対応するリンクが生成される。このように、対応するリンクを、目標ページに対して自動的に生成できる。操作は便利になり、簡素化される。
【0049】
上述の目的を達成するために、本開示は、リンクの生成装置をさらに提案する。
【0050】
図4は、本開示の実施による、リンクの生成装置を示す概略構成図である。
【0051】
図4に示すように、リンクの生成装置は、取得モジュール210と生成モジュール220とを含むことができる。
【0052】
取得モジュール210は、目標ページを含むサービスモジュールのサービスモジュール名と、目標ページに対応する動作パラメータとを取得するように構成することができる。
【0053】
異なるサービスモジュールは、異なるサービスモジュール名を持つことができる。
【0054】
生成モジュール220は、サービスモジュール名と動作パラメータとに基づいて、目標ページに対応するリンクを生成するように構成することができる。
【0055】
例えば、目標ページに対応するリンクを生成するために用いられる所定のフォーマットは、scheme://domain/?module={ModuleName}&action={ActionType}である。サービスモジュール名はmodule={ModuleName}、動作パラメータはaction={ActionType}である。生成モジュール220は、目標ページを含むサービスモジュールのサービスモジュール名ModuleAと、目標ページに対応する動作パラメータaction1とを所定のフォーマットに代入できる。目標ページに対応するリンクは、scheme://domain/?module=ModuleA&action=action1である。
【0056】
本開示の実施におけるリンクの生成装置は、目標ページを含むサービスモジュールのサービスモジュール名と、目標ページに対応する動作パラメータとを取得し、サービスモジュール名と動作パラメータとに基づいて目標ページに対応するリンクを生成する。このように、対応するリンクを、目標ページに対して自動的に生成できる。操作便利になり、簡素化される。
【0057】
本開示の記述において、以下の用語によって示される方向又は位置関係、すなわち、「中心」、「縦」、「横」、「長さ」、「幅」、「厚さ」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「垂直」、「水平」、「頂部」、「底部」、「内側」、「外側」、「時計回り」、「反時計回り」、「軸方向」、「半径方向」、「円周方向」等は、添付図面に示されている向き又は位置関係に基づくものであり、専ら本開示の説明及び簡略化のために用いられ、指し示す装置又は要素が特定の方向を向く必要があること、又は特定の方向に構築され作動する必要があること、を明示するものでも暗示するものでもない。したがって、本開示を限定するものではない。
【0058】
さらに、用語「第1の」及び「第2の」は、単に説明を意図した用語であり、相対的重要性を明示するものでも示唆するものでもなく、指し示す技術的特徴の数を黙示するものでもないことを理解すべきである。したがって、「第1の」又は「第2の」によって制限された特徴は、明示的又は暗示的に少なくとも1つのそのような特徴を含むことができる。本開示に関する説明において、「複数の」は、他に指定がない限り、少なくとも2つ、例えば2つ又は3つを意味する。
【0059】
本開示では、用語「搭載する(インストールする)」、「リンクする」、「接続する」、「固定する」等は、明確に定められていない限り、又は限定されていない限り、広義に理解すべきである。例えば、接続は、固定接続でも、取り外し可能接続でも、一体接続であってもよく;機械的接続でも電気的接続であってもよく;2つの構成要素間の、直接接続でも、中間媒体を介したり相互作用を通じたりした間接接続であってもよい。当業者であれば、本開示における上記の用語の特定の意味は、特定の状況に基づいて理解することができよう。
【0060】
本開示では、特に指定がない限り、第2の部位(フィーチャ)の「上」又は「下」の第1の部位(フィーチャ)は、第1の部位と第2の部位との間の直接接触、又は、第1の部位と第2の部位との、中間媒体を介する間接接触を意味する。
【0061】
さらに、第1の部位が第2の部位の「上」にあるということは、第1の部位が第2の部位の直上又は斜め上にあること、又は単に第1の部位が第2の部位よりも高い位置にあることを示す。
【0062】
第1の部位が第2の部位の「下」にあるということは、第1の部位が第2の部位の直下又は斜め下にあること、又は単に第1の部位が第2の部位よりも低い位置にあることを示す。本明細書の記述において、用語「実施」、「いくつかの実施」、「例」、「具体例」及び「いくつかの例」等の参照に関する説明は、実施又は例を参照に説明される具体的な特徴、構造、材料、又は特性が、本開示の少なくとも1つの実施又は例に含まれる。本明細書では、複数現れる実施又は例は、必ずしも先に現れた実施又は例と同一であるとは限らない。さらに、記載された具体的な特徴、構造、材料、又は特性は、いずれか一の又は複数の実施又は例において適切な方法で組み合わせることができる。さらに、当業者は、互いに矛盾しない限り、本明細書に記載された異なる実施又は例を、及び、異なる実施又は例の特性を統合したり組み合わせたりすることができる。
【0063】
本開示の実施を上記に示して説明したが、上述の実施は例であり、本開示を限定するものと解釈することはできず、当業者であれば本開示の範囲内で、上記の実施に対して変更、修正、置換、及び変形を行うことができる。
[第1の局面]
リンク要求の処理方法であって:
リンク要求を受信するステップであって、前記リンク要求がサービスモジュールパラメータと動作パラメータとを含む、受信するステップと;
前記サービスモジュールパラメータに基づいて、対応するリンクハンドラを生成するステップと;
前記動作パラメータに基づいて目標ページへのページジャンプを実行するように、前記リンクハンドラを制御するステップと;を備える、
リンク要求の処理方法。
[第2の局面]
前記サービスモジュールパラメータに基づいて、対応するリンクハンドラを生成する前記ステップは:
前記リンクハンドラを生成するために、前記サービスモジュールパラメータに基づいて、クライアント端末によって提供されるリフレクションインタフェースを呼び出すステップ;を具体的に備える、
第1の局面に記載のリンク要求の処理方法。
[第3の局面]
前記動作パラメータに基づいて目標ページへのページジャンプを実行するように、前記リンクハンドラを制御する前記ステップは:
前記目標ページを取得するために、前記サービスモジュールパラメータと前記動作パラメータとに基づいて、クライアント端末によって提供されるリフレクションインタフェースを呼び出すステップと;
前記目標ページへジャンプするように前記リンクハンドラを制御するステップと;を具体的に備える、
第1の局面に記載のリンク要求の処理方法。
[第4の局面]
前記サービスモジュールパラメータに基づいて、対応するリンクハンドラを生成する前記ステップは:
前記対応するリンクハンドラを決定するために、前記サービスモジュールパラメータに基づいて、所定の構成ファイル又は構成表を照会するステップ;を具体的に備える、
第1の局面に記載のリンク要求の処理方法。
[第5の局面]
前記動作パラメータに基づいて目標ページへのページジャンプを実行するように、前記リンクハンドラを制御する前記ステップは:
前記目標ページを取得するために、前記サービスモジュールパラメータと前記動作パラメータとに基づいて、所定の構成ファイル又は構成表を照会するステップと;
前記目標ページへジャンプするように前記リンクハンドラを制御するステップと;を具体的に備える、
第1の局面に記載のリンク要求の処理方法。
[第6の局面]
リンク要求の処理装置であって:
リンク要求を受信するように構成されたリンク要求の受信モジュールであって、前記リンク要求がサービスモジュールパラメータと動作パラメータとを含む、リンク要求の受信モジュールと;
前記サービスモジュールパラメータに基づいて、対応するリンクハンドラを生成するように構成された生成モジュールと;
前記動作パラメータに基づいて目標ページへのページジャンプを実行するべく、前記リンクハンドラを制御するように構成された実行モジュールと;を備える、
リンク要求の処理装置。
[第7の局面]
前記生成モジュールは、前記リンクハンドラを生成するために、前記サービスモジュールパラメータに基づいて、クライアント端末によって提供されるリフレクションインタフェースを呼び出す、
第6の局面に記載のリンク要求の処理装置。
[第8の局面]
前記実行モジュールは:
前記目標ページを取得するために、前記サービスモジュールパラメータと前記動作パラメータとに基づいて、クライアント端末によって提供されるリフレクションインタフェースを呼び出し;
前記目標ページへジャンプするように前記リンクハンドラを制御する;
第6の局面に記載のリンク要求の処理装置。
[第9の局面]
前記生成モジュールは、前記対応するリンクハンドラを決定するために、前記サービスモジュールパラメータに基づいて、所定の構成ファイル又は構成表を照会する、
第6の局面に記載のリンク要求の処理装置。
[第10の局面]
前記実行モジュールは:
前記目標ページを取得するために、前記サービスモジュールパラメータと前記動作パラメータとに基づいて、所定の構成ファイル又は構成表を照会し;
前記目標ページへジャンプするように前記リンクハンドラを制御する;
第6の局面に記載のリンク要求の処理装置。
[第11の局面]
リンクの生成方法であって:
目標ページを含むサービスモジュールのサービスモジュール名と、前記目標ページに対応する動作パラメータとを取得するステップと;
前記サービスモジュール名と前記動作パラメータとに基づいて、前記目標ページに対応するリンクを生成するステップと;を備える、
リンクの生成方法。
[第12の局面]
異なるサービスモジュールは、異なるサービスモジュール名を有する、
第11の局面に記載のリンクの生成方法。
[第13の局面]
リンクの生成装置であって:
目標ページを含むサービスモジュールのサービスモジュール名と、前記目標ページに対応する動作パラメータを取得するように構成された、取得モジュールと;
前記サービスモジュール名と前記動作パラメータとに基づいて、前記目標ページに対応するリンクを生成するように構成された、生成モジュールと;を備える、
リンクの生成装置。
[第14の局面]
異なるサービスモジュールは、異なるサービスモジュール名を有する、
第13の局面に記載のリンクの生成装置。
図1
図2
図3
図4