特許第6693742号(P6693742)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6693742
(24)【登録日】2020年4月20日
(45)【発行日】2020年5月13日
(54)【発明の名称】椎体の整合
(51)【国際特許分類】
   A61B 17/58 20060101AFI20200427BHJP
【FI】
   A61B17/58
【請求項の数】13
【全頁数】37
(21)【出願番号】特願2015-515171(P2015-515171)
(86)(22)【出願日】2013年5月30日
(65)【公表番号】特表2015-519144(P2015-519144A)
(43)【公表日】2015年7月9日
(86)【国際出願番号】US2013043246
(87)【国際公開番号】WO2013181329
(87)【国際公開日】20131205
【審査請求日】2015年12月9日
【審判番号】不服2017-15005(P2017-15005/J1)
【審判請求日】2017年10月6日
(31)【優先権主張番号】13/483,558
(32)【優先日】2012年5月30日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】507400686
【氏名又は名称】グローバス メディカル インコーポレイティッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000338
【氏名又は名称】特許業務法人HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
(72)【発明者】
【氏名】ニエミエク,マルシン
(72)【発明者】
【氏名】シブソン,ダンキャン
(72)【発明者】
【氏名】ハンセル,ノア
(72)【発明者】
【氏名】グレラム,チャド
(72)【発明者】
【氏名】マクラーリン,コルム
(72)【発明者】
【氏名】デイヴンポート,ダニエル
(72)【発明者】
【氏名】ウェイマン,マーク
(72)【発明者】
【氏名】グレイ,ジェイソン
(72)【発明者】
【氏名】ファム,キエム
(72)【発明者】
【氏名】ブラック,マイケル
(72)【発明者】
【氏名】シルバー,ベン
(72)【発明者】
【氏名】フロムホルド,マーク
(72)【発明者】
【氏名】イオット,アンドリュー
(72)【発明者】
【氏名】ヒル,キャスリーン
(72)【発明者】
【氏名】ギルバート,ジョン
(72)【発明者】
【氏名】キャッスル,リチャード
【合議体】
【審判長】 高木 彰
【審判官】 内藤 真徳
【審判官】 莊司 英史
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2008/0015694(US,A1)
【文献】 特表2009−512520(JP,A)
【文献】 特表2011−502618(JP,A)
【文献】 国際公開第2011/037484(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 17/56 - 17/92
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
関節の対向する側面の2本の正しく整合していない骨を治療的に整合するための装置であって、
左側方接近法、右側方接近法、前方接近法、および後方接近法から成るグループから選択される単一の接近法を使用して、前記正しく整合していない骨の内の第1の骨に固定可能な第1の剛性伸長部と、
前記第1の剛性伸長部を固定するために選択された前記接近法から前記2本の正しく整合していない骨の内の第2の骨と接して位置決め可能な接触面を有する第2の剛性伸長部であって、前記第1の剛性伸長部が前記正しく整合していない骨の内の前記第1の骨に固定され、前記第2の剛性伸長部が前記2本の正しく整合していない骨の内の前記第2の骨と接して配置されるときに、前記第1の剛性伸長部に対して可動である、前記第2の剛性伸長部と、
2つのセグメントに形成された椎間スペーサであって、各セグメントが互いに対して摺動自在に係合しており、前記第1の剛性伸長部および前記第2の剛性伸長部が前記椎間スペーサから伸長している椎間スペーサと、
前記第2の剛性伸長部に対して前記第1の剛性伸長部を移動し、それによって前記2本の正しく整合していない骨の内の前記第1の骨に対する引っ張る力、および、前記2本の正しく整合していない骨の内の前記第2の骨に対する押す力の少なくとも1つをかけて、正しく整合していない第1の骨および正しく整合していない第2の骨を整合するように構成されたレバーと
を備え、
前記レバーが第1の端部で前記正しく整合していない第1の骨に係合するように構成されたねじ山、および第2の対向する端部でナットに係合するように構成されたねじ山を有するネジであって、第2の端部の回りで回転される前記ナットが前記第2の剛性伸長部を移動させ、それによって前記正しく整合していない第1の骨および前記正しく整合していない第2の骨を動かして整合させる装置。
【請求項2】
前記正しく整合していない第1の骨および前記正しく整合していない第2の骨が椎骨である、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記椎間スペーサが前記正しく整合していない骨の内の前記第1の骨に接続される、請求項2に記載の装置。
【請求項4】
各セグメントが前記正しく整合していない第1の骨または前記正しく整合していない第2の骨の内の1本に取り付け可能であり、前記セグメントが、それぞれの正しく整合していない骨に取り付けられるときに互いに対して可動である、請求項3に記載の装置。
【請求項5】
前記セグメントが互いに対してラチェット係合で可動である、請求項4に記載の装置。
【請求項6】
前記レバーが回転可能なネジを使用して梃の作用を適用する、請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記第1の剛性伸長部が螺合固締具を使用して前記正しく整合していない骨に固定可能である、請求項1に記載の装置。
【請求項8】
前記第1の剛性伸長部がプレートである、請求項1に記載の装置。
【請求項9】
前記第1の剛性伸長部が前記正しく整合していない第1の骨の回りで拡張して、選択された接近法とは異なる接近方向に面する前記正しく整合していない第1の骨の一部に接する、請求項1に記載の装置。
【請求項10】
前記正しく整合していない第1の骨または前記正しく整合していない第2の骨の内の1本が仙骨である、請求項1に記載の装置。
【請求項11】
椎間スペーサをさらに含む、請求項1に記載の装置。
【請求項12】
前記椎間スペーサが、前記正しく整合していない第1の骨と前記正しく整合していない第2の骨との間の隔たりを大きくするために拡張可能である、請求項11に記載の装置。
【請求項13】
2本の椎骨を治療的に整合するための装置であって、
左側方接近法、右側方接近法、前方接近法、および後方接近法から成るグループから選択される単一の接近法を使用して前記椎骨の内の第1の椎骨に固定可能な第1の剛性伸長部と、
前記第1の剛性伸長部を固定するために選択された前記接近法から前記2本の椎骨の内の第2の椎骨と接して位置決め可能な接触面を有する第2の剛性伸長部であって、前記第1の剛性伸長部が前記椎骨の内の前記第1の椎骨に固定され、前記第2の剛性伸長部が前記2本の椎骨の内の前記第2の椎骨と接して配置されるときに、前記第1の剛性伸長部に対して可動である、前記第2の剛性伸長部と、
2つのセグメントに形成された椎間スペーサであって、各セグメントが互いに対して摺動自在に係合しており、前記第1の剛性伸長部および前記第2の剛性伸長部が前記椎間スペーサから伸長している椎間スペーサと、
前記第2の剛性伸長部に対して前記第1の剛性伸長部を移動し、それによって前記2本の椎骨の内の前記第1の椎骨に対する引っ張る力、および、前記2本の椎骨の内の前記第2の椎骨に対する押す力の少なくとも1つをかけて、前記第1の椎骨および前記第2の椎骨を整合するように構成されたレバーと
前記第1の椎骨および前記第2の椎骨を相対的に整合して維持するように構成された固締具と
を備え、
前記第1の剛性伸長部が正しく整合していない第1の骨の回りで拡張して、選択された接近法とは異なる接近方向に面する前記正しく整合していない第1の骨の一部に接する装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は体の骨の整合に関し、さらに詳細には、たとえば脊椎すべり症を補正するために隣接する椎骨を縮小し、脊柱を整合し直すことに関する。
【背景技術】
【0002】
骨、骨構造および骨組織は、支持および構造を提供するその能力に影響を及ぼすことがあるさまざまな弱点の影響を受けやすい。骨構造の弱点は、変性疾患、腫瘍、骨折、および脱臼を含む多くの原因を有することがある。医学および工学の進展は、医師にこれらの弱点を緩和するまたは治療するための複数の装置および技法を与えてきた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
いくつかの場合、隣接する椎骨に対する椎骨の前方変位または後方変位が起こり、脊椎すべり症と呼ばれる疾患を引き起こす。結果として生じる神経に対してかかる圧力が、たとえば、痛み、背中の硬直、歩行の変化、および筋委縮を生じさせることがある。
【0004】
保守的な取り組みは、理学療法およびアセトアミノフェン等の非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)による治療を含むことがある。たとえば、椎弓切除術または非外科的方法による脊髄除圧術が利用されてよい。さらに、たとえば、隣接する椎骨の後側方固定術等の固定術が実施されてもよい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示に従って、関節の反対側にある2本の正しく整合していない椎体を治療的に整合するための装置は、左側方接近法、右側方接近法、前方接近法、および後方接近法から成るグループから選択される単一の接近法を使用して正しく整合していない骨の内の第1の骨に固定可能な第1の剛性伸長部と、第1の剛性伸長部を固定するために選択された接近法から、2本の正しく整合していない骨の内の第2の骨と接して位置決め可能な接触面を有する第2の剛性伸長部であって、第1の剛性伸長部が正しく整合していない骨の内の第1の骨に固定され、第2の剛性伸長部が2本の正しく整合していない骨の内の第2の骨と接して配置されるときに、第1の剛性伸長部に対して可動である、第2の剛性伸長部と、第2の剛性伸長部に対して第1の剛性伸長部をレバーで動かして、第1の剛性伸長部を第2の剛性伸長部に対して移動し、それによって2本の正しく整合していない骨の内の第1の骨に対して引っ張る力、および2本の正しく整合していない骨の内の第2の骨に対して押す力をかけ、正しく整合していない第1の骨および正しく整合していない第2の骨を整合するように構成されるレバーとを備える。
【0006】
本開示の実施形態では、正しく整合していない第1の骨および正しく整合していない第2の骨は椎骨である。装置はさらに椎間スペーサを含み、第1の剛性伸長部は椎間スペーサに固定可能であり、椎間スペーサは正しく整合していない骨の内の第1の骨に接続され、椎間スペーサは2つのセグメントで形成され、各セグメントは、正しく整合していない第1の骨または正しく整合していない第2の骨の内の1本に取り付け可能であり、セグメントは、それぞれの正しく整合していない骨に取り付けられるときに互いに対して可動である。
【0007】
本開示の他の実施形態では、互いに対してラチェット係合する際に可動であるセグメント、レバーは回転自在なねじ山を使用して梃の作用を適用し、第1の剛性伸長部は螺合固締具を使用して正しく整合していない骨に固定可能であり、第1の剛性伸長部はプレートであり、プレートは正しく整合していない第1の骨と正しく整合していない第2の骨との間でレバーで動かされる接続部を形成し、第1の剛性伸長部は、正しく整合していない第1の骨の回りで伸長して、選択された接近法とは異なる接近法に面する正しく整合していない第1の骨の一部に接触し、正しく整合していない第1の骨または正しく整合していない第2の骨の内の1本が仙骨である。
【0008】
さらに追加の本開示の実施形態では、レバーは第1の端部で骨に係合するように構成されたねじ山および第2の反対の端部でナットに係合するように構成されたねじ山を有するネジであり、第2の端部の回りで回転されるナットは第2の剛性伸長部を移動し、それによって正しく整合していない第1の骨および正しく整合していない第2の骨をレバーで動かして整合させ、装置は椎間スペーサをさらに含み、椎間スペーサは正しく整合していない第1の骨と正しく整合していない第2の骨との間の距離を大きくするように拡張可能である。
【0009】
本開示の別の実施形態では、2本の椎骨を治療的に整合するための装置は、左側方接近法、右側方接近法、前方接近法、および後方接近法から成るグループから選択される単一の接近法を使用して椎骨の内の第1の椎骨に固定可能な第1の剛性伸長部と、第1の剛性伸長部を固定するために選択された接近法から2本の椎骨の内の第2の椎骨と接して位置決め可能な接触面を有する第2の剛性伸長部であって、第1の剛性伸長部が椎骨の内の第1の椎骨に固定され、第2の剛性伸長部が2本の椎骨の内の第2の椎骨と接して配置されるときに第1の剛性伸長部に対して可動である、第2の剛性伸長部と、第2の剛性伸長部に対して第1の剛性伸長部をレバーで動かして、第2の剛性伸長部に対して第1の剛性伸長部を移動し、それによって2本の椎骨の内の第1の椎骨に対して引っ張る力、および2本の椎骨の内の第2の椎骨に対して押す力をかけ、第1の椎骨および第2の椎骨を整合するように構成されたレバーと、第1の椎骨および第2の椎骨を相対的に整合して維持するように構成された固締具を含む。
【0010】
本開示の実施形態では、装置はさらに、椎骨の整合中に第1の剛性伸長部および第2の剛性伸長部の内の少なくとも1つに接続可能、かつ相対的に整合して椎骨を維持するために両方の椎骨に接続可能な椎間スペーサを含み、第1の剛性伸長部は椎間スペーサの第1の部分を形成し、第2の剛性伸長部は椎間スペーサの第2の部分を形成し、第1の部分および第2の部分は接合可能に係合可能、かつラチェットを使用して相対的に相互に係合した状態で維持可能である。
【0011】
本開示の追加の実施形態では、関節の対向する側面で2本の正しく整合していない骨を治療的に整合するための方法は、左側方接近法、右側方接近法、前方接近法、および後方接近法から成るグループから選択された単一の接近法を使用して正しく整合していない骨の内の第1の骨に第1の剛性伸長部を固定することと、正しく整合していない骨の内の第2の骨を第2の剛性伸長部に接触させることであって、第2の剛性伸長部が、第1の剛性伸長部を固定するために選択された接近法から、正しく整合していない2本の骨の内の第2の骨と接して位置決め可能な接触面を有し、第2の剛性伸長部が、第1の剛性伸長部が正しく整合していない骨の内の第1の骨に固定され、第2の剛性伸長部が2本の正しく整合していない骨の内の第2の骨と接して配置されるときに第1の剛性伸長部に対して可動である、正しく整合していない骨の内の第2の骨を第2の剛性伸長部に接触させることと、第2の剛性伸長部に対して第1の剛性伸長部を移動し、それによって2本の正しく整合していない骨の内の第1の骨に対して引っ張る力および2本の正しく整合していない骨の内の第2の骨に対して押す力をかけ、正しく整合していない第1の骨および正しく整合していない第2の骨を整合するように構成されたレバーを使用して第2の剛性伸長部に対して第1の剛性伸長部をレバーで動かすことを含む。
【0012】
本開示の実施形態では、方法はさらに、2本の正しく整合していない骨の間に椎間スペーサを挿入することを含み、さらに正しく整合していない骨の内の第1の骨に椎間スペーサを接続することと、椎間スペーサと正しく整合していない骨の内の第2の骨との間にレバーを適用することを含む。
【0013】
本発明ならびに本発明の付随する優位点および特長のより完全な理解は、添付図面と併せて考慮されるときに、以下の発明を実施するための形態を参照することでより容易に理解される。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】体の関節の図である。
図2】正しく整合していない図1の関節の図である。
図3図1の関節の図、ならびに本開示の接続プレートおよびスペーサの断面の図である。
図4図3のプレートおよびスペーサを使用して整合された、図1の関節を示す図である。
図5A図1の関節、ならびに本開示のスペーサ、プレート、およびツールの断面を示す図である。
図5B図1の関節であって、図5Aのスペーサ、プレート、およびツールを使用して整合されている関節の図である。
図6図1の関節、ならびに断面から、固締具を使用して関節に固定された図5Bのスペーサおよびプレートの図である。
図7図1の関節の図、ならびに本開示の到達ツールおよびプレートの上面図である。
図8】断面で図7の関節および装置を示す図である。
図9図8の関節および装置であって、図8の装置を使用して整合されている関節を示す図である。
図10図1の関節の図、および2つのラチェットセグメントを有する本開示のスペーサの断面の図である。
図11図10の関節および装置であって、図10の装置によって整合されている関節を示す図である。
図12】本開示のセグメント化されたスペーサの断面の図である。
図13図12のスペーサ、固締具によって相互に固定されたセグメントを示す図である。
図14図1の関節の図、本開示のラチェットスペーサの断面、および関節を整合するための力の適用の表示の図である。
図15図1の関節、および本開示のスペーサ、および関節を整合するための力の適用の表示の図である。
図16図1の関節の図、ならびに本開示に係るスペーサおよびツールの断面の図である。
図17図16の関節および装置であって、関節を整合した装置を示す図である。
図18図17の関節およびスペーサであって、整合された関節に固定されているスペーサを示す図である。
図19図1の関節の図、ならびに本開示のスペーサおよびツールの断面の図である。
図20図1の関節、および本開示のラチェットプレートの図である。
図21図1の関節、ならびに本開示のヒンジ付きプレートおよびレバーの図である。
図22図1の関節、ならびに本開示のセグメント化されたスペーサおよびレバーの図である。
図23図22の関節および装置であって、装置にレバーを適用することで整合されている関節の図である。
図24図23の関節および装置であって、レバーをセグメントに、および関節に適用することによって整合されている関節を示す図である。
図25図24の関節および装置、固締具によって接合されたセグメントを示す図である。
図26図1の関節、ならびに本開示のスペーサおよびプレートの断面の図である。
図27図26の関節およびスペーサであって、プレートによって整合された関節、固締具を使用して関節の両側に固定されているスペーサを示す図である。
図28図1の関節、および本開示のスペーサの図である。
図29図28のスペーサおよび関節であって、スペーサによって整合されている関節を示す図である。
図30図28の関節およびスペーサの図、ならびに本開示のプレートの断面、関節を整合するために協調するスペーサおよびプレートの図である。
図31】体の関節、この例ではL5およびS1の椎骨、ならびに両方の椎骨に接続された本開示のプレートの断面を示す図である。
図32】プレートによって整合された図31の関節であって、関節にさらに固定されるプレートを示す図である。
図33図31の関節の図、ならびに本開示のプレートおよび固締具の断面の図である。
図34図33の関節および装置であって、装置によって整合された関節、使用後に短くされた固締具を示す図である。
図35図1の関節、および本開示の固締具の図である。
図36図35の関節および固締具であって、固締具によって整合された関節を示す図である。
図37図1の関節、および関節の各側に接続された本開示のラチェット装置の図である。
図38図37の関節および装置であって、装置によって整合された関節を示す図である。
図39図1の関節、および本開示のセグメント化されたスペーサの断面の図である。
図40図39の関節およびスペーサであって、図39の装置を使用して整合して固定され、伸延された関節を示す図である。
図41図1の関節の図、ならびに対向するセグメントおよび楔形のスペーサを含む、3つの接合可能な部分を有するセグメント化されたスペーサの断面の図である。
図42図41の関節および装置であって、対向するセグメントの間に挿入されたスペーサ、関節、対向セグメント、および固締具および対向セグメントとスペーサとの間の接合係合によって整合して維持されるスペーサを示す図である。
図43図40の関節および装置、関節の骨の間に形成される角度を削減するように成形された対向セグメントを示す図である。
図44図40の関節および装置、関節の骨の間に形成される角度を増加するように成形された対向セグメントを示す図である。
図45図1の関節、ならびに本開示の拡張可能なスペーサ、プレート、および到達ツールを示す図である。
図46】関節の骨を伸延する、拡張された構成での図45のスペーサおよび装置、スペーサ、プレート、および到達ツールによって整合された関節を示す図である。
図47図1の関節、ならびに本開示のスペーサ、斜めのプレート、および固締具の図である。
図48図47の関節および装置、装置を使用して整合された関節、使用後に短くされた固締具を示す図である。
図49図1の関節の図、ならびに本開示のスペーサ、統合されたプレートおよび固締具の断面の図である。
図50図49の関節および装置、装置によって整合された関節、使用後に短くされた固締具を示す図である。
図51図1の関節の図、傾斜したセグメント付きの本開示のスペーサの断面、および関節を整合するための力の適用の表示の図である。
図52図51の関節、およびスペーサ、スペーサを使用して整合された関節、整合後にともに固締されたスペーサセグメントを示す図である。
図53図1の関節、および本開示の調整可能なセグメント化されたスペーサの断面、セグメントを整合するために動作可能な回転式ネジを含むスペーサの図である。
図54図53の関節およびスペーサ、スペーサを使用して整合された関節、固締具によって固定されたスペーサのセグメントを示す図である。
図55】本開示の結合されたプレート、スペーサ、および固締具の側面図である。
図56図55の装置の上部からの斜視図である。
図57】本開示の代替の結合されたプレート、スペーサ、および固締具の側面図である。
図58図57の装置の上部からの上部斜視図である。
図59図57の装置の上部からの代替上部斜視図である。
図60】本開示の接合可能なプレートおよびスペーサの側面図である。
図61図60の装置の斜視図である。
図62図60の装置、適合する関係で相互に組み立てられたプレートおよびスペーサの側面図である。
図63】本開示の結合されたプレートおよびスペーサの前面斜視図である。
図64】本開示の結合されたプレートおよびスペーサであって、成形された突起を備えたプレートの前部斜視図である。
図65】接合可能なセグメントから形成される本開示のスペーサの斜視図である。
図66図65のスペーサ、接合されたセグメントの斜視図である。
図67図65の装置の上面図である。
図68図66の装置の上面図である。
図69】2つのセグメントの結合されたスペーサおよびプレート、A−P軸に沿って摺動係合可能なセグメントの背面図である。
図70図69の装置、部分的に摺動係合されたセグメントの側面図である。
図71図70の装置の斜視図である。
図72】2つのセグメントの結合されたスペーサおよびプレートであって、側面方向軸に沿って摺動係合可能であるセグメントの側面図である。
図73図72の装置の斜視図である。
図74】本開示の結合可能なスペーサ、プレート、および固締具であって、成形された突起を備えたプレート、斜めに配置された固締具の側面図である。
図75】本開示の結合可能なスペーサ、プレート、および固締具であって、図74に示される成形された突起なしで設けられたプレート、斜めに配置された固締具の側面図である。
図76】本開示の結合可能なスペーサ、プレートおよび固締具であって、成形された突起を備えたプレート、が集光角で配置された固締具の底部斜視図である。
図77図76の装置の上部斜視図である。
図78】ロックピンを示す、図74の装置の前面図である。
図79】脊椎の中に移植された、図74の装置の側面図である。
図80】本開示に係る挿入および整合ツールの図である。
図81図74の装置を把持する図80のツールの側面図である。
図82図81のツールおよび装置であって、脊椎の中に装置を挿入したツール、S1椎骨に固締された装置を示す図である。
図83】脊椎の椎骨を整合した図81のツールおよび装置を示す図である。
図84図83のツールおよび装置であって、L5椎骨に固締された装置を示す図である。
図85A】‐
図85C】本開示に従ってスペーサを挿入する方法を示す図である。
図86】本開示の結合可能なスペーサ、プレートおよび固締具であって、上部リップを備えたプレートを示す図である。
図87】体の関節、この例では、L5およびS1椎骨、ならびに両方の椎骨に接続された本開示の代替プレートの断面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
必要に応じて、詳細な実施形態が本書に開示される。ただし、開示される実施形態が例にすぎないこと、ならびに以下に説明されるシステムおよび方法が多様な形で具現化できることが理解されるべきである。したがって、本書に開示される特定の構造上の詳細および機能上の詳細は制限的として解釈されるのではなく、単に特許請求の範囲の基礎として、および実質的に任意の適切に詳説される構造および機能において本主題を多様に利用するために当業者に教示するための代表的な基礎として解釈されるべきである。さらに、本書に使用される用語および句は制限的となることを目的とするのではなく、むしろ概念の理解可能な説明を提供することを目的とする。
【0016】
本書に使用される用語「ある」または「1つの」は、1つまたは複数として定義される。本書に使用される用語、複数は、2つまたは2つ以上として定義される。本書で使用される用語、別のは、少なくとも第2のまたは第2以上のとして定義される。本書で使用される用語「含む」および「有する」は、含む(つまり、オープン言語)として定義される。
【0017】
図1に関して、健康な1組の椎骨300、302が図式的に示されている。隣接する椎骨は体内で同一ではないが、本開示の装置および方法の動作の理解を簡略化するために、中心に配置された点線304は、骨の自然の重複を表す。髄核を取り囲む椎間板輪は、両方の椎骨と整合して位置する椎間板306として図式的に示されている。図2では、椎骨300、302は相対的に変位し、たとえば、変性繊維軟骨、悪性病変、ヘルニア、突出症、脊椎分離症、脊椎すべり症、脊髄の狭窄、または変性円盤疾患等の本開示によって扱われる患者の状態を表している。1本の椎骨300は他方の椎骨302に対して上部、つまり上側の場所で配向されているように見えるが、体内では、上側の骨、下側の骨、または両方の骨が変位することがあること、隣接する骨の上側位置または下側位置が本開示の中で仮定されるべきではないことが理解されるべきである。さらに、変位は、前方、後方、または側方であってよい。
【0018】
本書に説明される多様な実施形態では、脊椎および椎骨は、整合される骨として説明されている。ただし、本開示の方法および装置が、たとえば大きさおよび形状において体の他の骨とともに使用されるために容易に適用または適応されることが理解されるべきである。係る他の骨は、指、手、手首、ひじ、肩、股関節、膝、足首、足、または足指の関節を含む。たとえば外傷後に正しく整合していない、骨板等の関節がない組織も本書に説明されるように整合され得る。したがって、本開示は全体を通じて他の骨および組織に鑑みて検討されるべきである。
【0019】
多様な実施形態では、本開示の装置および方法は、有利なことに前方接近法等の単一の接近法から、たとえば峠部の脊椎すべり症等の脊椎の病気を治療するための解決策を提供する。これは、たとえばまた後方接近法等の体の2つの別々の向きを通る接近法の必要性を回避する。これは、患者に対する外傷、回復時間、外科的処置を完了するための時間、リスクおよびコストを削減する。前方接近法が可能である一方、左側方接近法、右側方接近法、前方接近法、または後方接近法の内のただ1つを含む単一の接近法から関節の骨を整合する優位点を保持しつつ、側方接近法または後方接近法も同様に可能であることが理解されるべきである。
【0020】
図3では、椎間スペーサ5000は、たとえば開口、不図示に、または技術の中で理解されるなんらかの他の構成に多軸ネジを通すことによって、たとえば骨ネジ200等の1つまたは複数の固締具に係合する。このようにして、スペーサ5000の位置は、たとえば骨内部成長を通して等、少なくとも治癒およびまたは体とスペーサとの間の固定が起こるほど十分な期間、1本または複数の椎骨に対して固定されてよい。スペーサ5000は、空間、チャネル、組織構造、または骨内部成長を促す他の構造を備えてよく、さらに骨の成長を促す治療剤を備えてよい。
【0021】
図3をさらに参照すると、本開示に係る組立品は、プレート400、固締具つまりネジ200、202、および椎間スペーサ5000を含む。スペーサ5000は、1本または複数の骨ネジ200または他の固締具を使用して椎骨300に固定されている。明確にするために、図面中に骨ネジ200が示されているが、当業者によって理解されるように、接着剤を含む、インプラントを骨に接続するために適した任意の固締具が使用されてよいことが理解されるべきである。この構成では、椎骨300は椎骨302よりも外科的接近法に近い。たとえば、前方接近法では、椎骨300は椎骨302に対して前方にシフトされる。側方接近法または後方接近法では、プレート400はそれぞれより側方の椎骨またはより後方の椎骨に適用されるだろう。
【0022】
本開示の本実施形態および他の実施形態に係るプレート400は、明確にするために、図面中に示されるように平坦な形状、矩形形状、もしくは棒形状を有してよいか、またはプレート400の取付け先の体内組織に密接に適合するように輪郭を付けられ、およびまたは曲げられ、もしくは成形されてよい。いくつかの実施形態では、プレート400は剛性である。一方、他の実施形態ではプレート400は可撓または曲げ可能である場合がある。いくつかの実施形態では、プレート400は、応力がけられていない状態で、プレート400が平坦であり、一方応力がかけられた状態で、プレート400が曲線状となるように構成される。
【0023】
プレート400が椎骨300に固定された後、ネジ202または同様の機能を実行するように構成された他の固締具がプレート400とスペーサ5000との間で接続される。ネジ202はプレート400に回転自在に接続され、それによってネジが回転されるにつれ、スペーサ5000はプレート400のより近くに引き出される。本書で、ネジはレバーと考えられるべきである。したがって、ネジ200は一方の椎骨の別の椎骨に対する移動を容易にするレバーとして機能する。スペーサ5000に接続されている椎骨302は、同様に、ネジ202が回転されるにつれ、プレート400により近く引き出され、その組立品は最終的に、図4に示される椎骨300、302の治療的に正しい配置を生じさせる。本開示の本実施形態および他の実施形態と同様に、補正後、組立品は恒久的に体内に残されることもあれば、治療期間の後に取り除かれることもある。
【0024】
ここで図5A図5B、および図6を参照すると、結び付けられている靭帯308だけではなく、椎骨300および302も相対的に変位している。本実施形態では、拡張するスペーサ5002が、たとえば椎間組織、つまり椎間板306Aのすべてまたは一部を除去した後に、椎骨300、302の間に配置される。この図では、椎骨300Aを含む追加の椎骨のレベルが示されている。本書のすべての実施形態で、複数のレベルが本開示の方法および装置を使用して補正され得ることが理解されるべきである。たとえば、複数のプレートが使用されてよい、または複数のレベルに渡るより長いプレートが使用されてよい。
【0025】
図5A図5B、および図6では、スペーサ5002は、たとえば機械的な拡張機構または液圧の拡張機構を有するスペーサを含む、任意の既知のタイプまたはこれ以降発明されるタイプであってよい。椎骨302は、骨ネジ200でプレート400に接続される。一実施形態では、これがすべてのケースで必要とされているわけではないが、スペーサ5002はプレート400に接続されて、スペーサ5002が椎骨302に対して適所に留まることを保証する。たとえば、スペーサ5002は、椎骨302と別々に係合されてよい。ツール6000は、副木6002、および副木6000に可動で接続されるドライバ6004を含む。副木6000は、コネクタ6006でプレート400に解放自在に係合可能である。
【0026】
脊椎の整合を補正するため、ドライバ6004は、たとえば螺合油圧モータ、またはドライバ6004と副木6002との間の他の可動アタッチメントを通して副木6002に対して移動される。本書では、図面は必ずしも縮尺通りではないこと、およびスペーサ、プレート、その組立品、または挿入ツールおよび縮小ツールの部分が、たとえば内視鏡またはカニューレを使用して、低侵襲性切開を通して、または1つまたは複数の経皮的穿刺を通して、その全体でまたは組み立てられる部分として挿入される大きさに作られてよいことが理解されるべきである。副木6002はプレート400と接続されるので、図5Aの矢印「A」の方向での移動によって、椎骨300および結び付けられた靭帯308の方向「A」の変位が生じる。椎骨300の移動の前、移動の間、または移動の後、スペーサ5002は拡張されて、椎骨300、302を正しい相対距離で配置し、脊椎にさらなる安定性を与える。図6では、ツール6000は切り離され、必要な場合、追加の骨ネジ200がプレート400および椎骨300を接続してよい。1本または複数のネジ200は、代わりにプレート400、スペーサ5002、およびまたは椎骨を通過してよい。代替実施形態では、プレート400は使用されず、副木6002は拡張スペーサ5002に解放自在に接続可能である。
【0027】
図7から図9を参照すると、本開示の組立品は、ネジ200によって椎骨300に取り付けられた、プレート400と協調するツール6010を含む。ツール6010は、椎骨の回りで伸縮可能、かつプレート400に可動で取り付けられたシャシ6012を含む。いくつかの実施形態では、シャシ6012は、複数の部品から形成されることもあれば、単一の部品から形成されることもある。さらに詳細には、プレート400は第1の椎骨300に付着し、第2の椎骨302に近接して伸長し、第1の椎骨300との整合の中に縮小されることが所望される。シャシ6012は、プレート400に取り付けられ、プレート400の位置と反対に椎骨302の側面の回りで椎骨302に係合するように伸長し、それによって少なくとも部分的に椎骨302を取り囲んで、正の係合を達成する1つまたは複数の伸長部を含む。ただし、シャシ6012が椎骨302の側面に沿って椎骨302を摩擦で係合してよい、または1つもしくは複数の固締具で椎骨302に接続されてよいことも理解されるべきである。
【0028】
図示されている実施形態では、ネジ202は螺合自在にシャシ6012に係合し、回転自在にプレート400に接し、それによってネジ202が回されるにつれ、シャシ6012はプレート400から押しやられ、それによって椎骨302を椎骨300との整合に引き込む。所望される整合が達成されると、椎骨302はプレート400に取り付けられて整合を維持してよい、または椎骨302は、必要な場合、任意の他の既知の手段またはこれ以降発明される手段によってスペーサにもしくは椎骨300に固締されてよい。いったん椎骨302がその新しい配置で十分に安定すると、ツール6010は取り外されてよい。
【0029】
図10および図11では、本開示の組立品は2つの接合部分5012および5014から形成されるスペーサ5010を含み、示されている実施形態では、隣接する椎骨300、302の所望される配置に対応する角ばった外部外形を形成する。示されている概念が角ばっていない外形または他の外部外形に等しく当てはまることが理解されるべきである。接合部分5012、5014には、セレーション、歯、または他のインターロック係合部5016、5018が備えられ、それによって接合部分5012、5014が完全にまたは所望される程度まで重複するとき、特に接合部分5012、5014が、自然な圧縮および結び付けられた靭帯308(不図示)によって、たとえば椎骨300と302の間でともに押されるとき、接合部分5012、5014の相対的な位置が助長される。接合部分5012、5014は、ネジまたは接着剤を含む固締具によってともに固定されてもよい。
【0030】
図10から図11では、インターロック係合部5016、5018が傾斜した歯の形を有し、それによって有利なことに椎骨300、302の治療的な整合の方向で相互に摺動する係合が助長されるが、図10から図11に見られることがあるように、治療的な整合から離れた方向で阻止される。図10に図式的に示されるツール6018は、矢印「A」で示される所望される方向で椎骨300を動かす、並進させる、または押す。ツール6018は、たとえば本開示の中に説明されるような機械的な装置であることもあれば、医師の手であることもある。
【0031】
図12から図13に示される一実施形態では、接合部分5012、5014は、図示されるインターロック係合部を有することもあれば、有さないこともあるが、有利なことに図10で接合セグメント5014を操作するために使用されるのと同じネジであるネジ202等の固締具によって相互に係合して固定される。ネジ202は、有利なことに第1の椎骨300を通過し、第2の椎骨302に螺合自在に固締されてよい。
【0032】
図14に図式で示されるツール6018は、スペーサ5000と椎骨300の両方に係合するように構成され、およびまたは使用されてよく、治療による整合が達成されるまで両方をともに前進させる。縮小後、椎骨300、302、およびスペーサ5000は、本開示の中の他の場所で説明されるように固定されてよい。
【0033】
図15では、椎骨300はスペーサ5000との摺動係合で縮小される。縮小後、たとえば体重に起因する圧縮によってまたは骨ネジとの係合によって自然の圧縮または誘導圧縮が、骨または体内組織でざらつきのある表面または突起の挿入を促進し、スペーサ5000の位置、および椎骨300、302の相対整合を確実にする。
【0034】
図16では、本開示の組立品は、スペーサ5030と協調して椎骨300を縮小するために使用される計器またはツール6020を含む。副木6022は、縮小中に副木6022にしっかりと係合するように適応されてよいスペーサ5030に当接または接続する。図16から図18の例では、他のタイプの解放可能な機械的な当接部またはインターロックが使用されてよいが、螺合された接続部6024が使用される。いったん副木6022がスペーサ5030と接続されると、副木6022は、ガイド6028、つまり本実施形態では、プッシュロッド6026が摺動自在に通過する副木6022に取り付けられたガイドリングによって副木6022に摺動自在に接続されるプッシュロッド6026を整合し、案内する役割を果たしてよい。係合面6030は、体の内部で移動し、体内組織にしっかりと接し、プッシュロッド6026が体内組織に向かって押されるときに骨を動かして整合させるような大きさに作られ、成形される。いったん椎骨300、302が整合されると、ツール6020はスペーサ500から切断され、体から取り除かれてよい。一実施形態では、ツール6020は、皮膚の低侵襲性経皮開口部を通して、または内視鏡技法を使用して使用されるような大きさおよび寸法にされる。
【0035】
図16から図18の実施形態と同様に、図19の組立品はツールをスペーサに係合して、骨を変位させ、整合し直すためのツールを固定し、配向する。図19の実施形態では、ツール6032は、本実施形態ではネジ202を用いてスペーサ5000に解放自在に接続され、隣接する椎骨302に変位力を伝達するレバー6034を含む。螺合された調整器6036は、ガイド6040に回転自在に取り付けられたネジ6038を含み、ネジ6038は係合面6042を前進させて椎骨300に接触し、椎骨300を移動するように動作可能である。抵抗がツール6032に与えられるにつれ、力がネジ202に伝達され、ツール6032の回転モーメントがレバー6034に伝達される。このようにして、相対的に整合される椎骨300、302は負荷力を共有し、それぞれ反対方向である程度変位する。これは少なくとも、ツールが安定化され、ツール6032によって与えられる変位力がスペーサ5000と椎骨302との間で共有されるという理由からさらに有利である。いくつかの実施形態では、有利なことに、たとえば任意選択のバネ6044等の偏向部材が含まれて、係合面6042を椎骨300の方向で偏向してよい。さらに、または代わりに、バネ6044は、椎骨300に対してかけられる力に反対方向でネジ6038を移動できるようにすることによって、ネジ202および係合面6042によって椎骨300に与えられる力の範囲を制限してよい。他の実施形態では、ネジ6038は、バネ6044等の偏向部材の支援を受けずに独自に機能する。
【0036】
図20を参照すると、本開示の組立品は、椎骨300が縮小されるにつれ、プレート410および椎骨302の相対的な整合を維持するように動作可能な1つまたは複数の案内伸長部12を有するプレート410を含む。さらに詳細には、プレート412との適合する係合部に向かって椎骨302を引き寄せるために1本または複数のネジ412が使用されてよい。付随して、プレート410の上部414が椎骨300に接触し、それは図19に示されるように表示される。ネジ412が十分に据え付けられているとき、プレート410は椎骨300および302と適合係合しており、上部414は図示されるように椎骨300を動かして椎骨302との整合させている。たとえば椎骨302の対向する側で伸長する案内伸長部412は椎骨302に固定されて、椎骨302に対するプレート410の側方整合を維持してよい。上部414は椎骨300に固定されることもあれば、図示されるように椎骨300に可動自在に接触し、椎骨300,302間の自然な移動の範囲を可能にしてもよい。
【0037】
図21では、本開示の組立品はヒンジ6054でプレート418に枢着されたレバー6052を有するツール6050を含む。プレート418は、1本または複数のネジ200等の固締具によって椎骨302に接続される。レバーネジ6056はレバー6052に可動で接続され、椎骨300に接続される。たとえば手の力または機械的な力をかけることによってレバー6052が枢動するにつれ、椎骨300は相応して移動される。椎骨300の所望される整合が達成されると、ツール6050およびプレート418は取り除かれてよい。代わりに、ヒンジ6054が分解されてよく、ツール418が体内に残ってもよい。係る実施形態では、プレート418は、たとえば図示されるよりも高いことによって、椎骨300、302を融合するように構成されてよく、ネジ200はプレート418を通って椎骨300の中に入ってよい。別の代替策では、ネジ6056は椎骨300に対してレバー6052を固定するように据え付けられてよい。存在する場合、レバー6052の伸長部分6058は、たとえば分解によってまたは弱められた部分6060でレバー6052の残りから分離されることによって取り除かれてよい。この構成では、ヒンジ6054で椎骨300と302との間で関節接合が保たれる、または提供される。
【0038】
図22から図23を参照すると、本開示の組立品はスペーサ5040の別々の部分5042、5044上の突出するピンとして示されるレバーポイント5046、5048に係合するレバー6064を含む。有利なことに、レバー6064は、レバーポイント5046、5048に対抗する力をかけることによって、椎骨300、302をレバーで正しい相対的な整合に動かすような大きさおよび形に作られている。治療的な整合が実行された後、スペーサ5040の部分5042、5044は、図23に示されるように、たとえばネジ202等の固締具によって互いを基準にして固着されてよい。突起5046、5046は、使用後取り除かれてよい。代わりに、レバーポイント5046、5048が部分5042、5044に形成された凹部または切り出しであってよく、それによってスペーサ5040の全体的な外形を縮小することが理解されるべきである。
【0039】
図24および図25は、図22から図23に類似しているが、レバー6070は、スペーサ5040Aの別々の部分5042A、5044A、および対向する椎骨と結び付けられた体内組織の内の1つに係合する。レバー6070は、それによって椎骨300の体内組織を直接的に押し、隣接する椎骨302に取り付けられたレバーポイント5048によって提供される梃の作用を得る。図22から図3、および図24から図25はスペーサの追加の有利な実施形態を明示するために、スペーサ5040および5040Aの異なる形を示す。当業者によって理解されるように、本明細書全体を通して示されるスペーサは互いと置換されてよいことが理解されるべきである。
【0040】
図26から図27では、本開示の組立品は、椎骨300に固締されるプレート420を含み、ネジ200はプレート420に回転自在に接続され、椎骨302と螺合自在に係合され、それによってネジ200の前進する回転が椎骨300、302をプレート420との相互適合接触に引き入れる。本書のすべての実施形態と同様に、ネジ200は、Grubergerまたはラグスクリューを含む患者の体内組織および適用の力に最もよく適応された任意の形の骨ネジであってよい。たとえば重合体のワッシャまたは金属のワッシャ等の1つまたは複数のワッシャ220が、移植された構成要素に対する損傷を回避するために、または破片の生成を回避するために追加で使用されてよい。骨が縮小された後、プレート420が図27に示されるように取り除かれることもあれば、たとえば椎骨300、302が相対的な関係で安定するまでまたは固定が所望される場合は融合するまでの一定期間体内に残ることもある。図27では、ネジ200等の固締具が示され、スペーサ5000との係合を通して相対位置に椎骨300、302を維持する。多様な実施形態では、スペーサ5000は簡略にかつ明確にするために示されている。ただし、椎骨300、302の位置は、たとえば、ロッド、動的固着、関節接合プレート、またはケーブルを含む、他の既知の方法またはこれ以降開発される方法によって維持されてよいことが理解されるべきである。実施形態では、レバー6064またはレバー6070は細長いバーの形を有する。
【0041】
図28から図29は、楔形状を形成する平行ではない骨係合面5052、5054を有するスペーサ5050を示す。本開示の方法および装置のいずれかが、スペーサ5050等の楔形スペーサとともに椎骨300、302を整合するために使用されてよい。図28から図29は、さらに、治療的な整合が、自然であり予想されるのか、それとも個々の患者にとって固有であるのかに関わりなく、患者にとって有益である任意の整合であることを示している。
【0042】
医師によって理解されるように、本書に説明される他の方法および装置が使用され得るが、図30は、楔形スペーサ5050を含み、図28から図29に関して上述された装置および方法を使用する、本開示の組立品を用いた骨300、302の縮小を示す。
【0043】
図31から図32は、L5からS1レベルで利用される図26から図27の装置および方法に類似する装置および方法を示す。特に仙骨310がここで示されているが、椎骨300、302、310は任意の椎骨または体の関節がある面であってよいことが理解されるべきである。
【0044】
また、図33から図34は、図26の装置および方法に類似した装置および方法も示すが、本実施形態では、ネジ204には、一方の端部でナット208に係合し、反対の端部で体内組織に係合するねじ山206を備える。ネジ204は、プレート420を通される、またはそれ以外の場合たとえば切欠き(不図示)でプレート420に係合し、体内組織に固締される。ともに固定されている2本のナットは、駆動ツールに係合するためのネジ204の端部で利用されてよい、または代わりにネジ204は、たとえば六角係合、スロット付き係合、またはプラス係合(不図示)等のツール係合面を備えてよい。係る係合がネジ204へのナット208の通過と干渉する場合、ナット208は、最初にネジ204の骨係合端部に沿って通されてよい。ネジ204が体内組織、この例では仙骨310、およびプレート310と係合した後、ナット208はネジ204の上で、およびプレート420と係合して動かされ、図34に示されるように、整合が達成されるまで仙骨310、椎骨310、または両方の組合せを変位することによってプレート420および仙骨310をともに移動してよい。整合後、ネジ204は、特に体内の開口部が閉じられた後、長さを縮小され、体内組織との干渉を回避してよい。ネジ204はたとえば鋸または剪刀等のツールで切断できるが、1つまたは複数の弱められた部位210がネジ204の長さに沿って設けられて、ネジ204を中断するまたはそれ以外の場合ネジ204の過剰な長さを取り除くのを容易にしてよい。
【0045】
図35から図36は、椎間孔を通過し、2本の隣接する骨を接続する細長いネジ212を使用する椎骨300、302の縮小を示す。ねじ山214はネジ212の末端に形成され、それによって椎骨300を通過し、椎骨300の中での据え付け後、ネジ212はその後椎骨300と接続して自由に回転し得る。ネジ頭216は、椎骨300の皮質骨を通るネジの移動を遮断する大きさに作られる。いったんネジ212が椎骨300の中に据え付けられると、ねじ山214は椎骨302の組織と係合し続け、それによって椎骨302を椎骨300に向かって、治療的な整合に引き込む。整合の後、ネジ212は体内に残されることもあれば、取り除かれ、任意選択で椎骨300、302の整合を維持するための代替手段によって置換されることもある。
【0046】
図37から図38を参照すると、組立品128は、歯付きのラックに取り付けられたレバー682を有するラチェットツール6080、歯止め、または1つまたは複数の接合ラック6086と係合したギヤ6084を含む。ドローバー6088は、たとえば角のある歯6090と等、椎骨300と解放自在に係合される。さらに詳細には、歯6090は、第1の方向で椎骨300に対して摺動位置決め可能であって、第2の方向で椎骨300と結び付けられた組織と係合可能であってよく、それによって椎骨300は、ドローバー6088が係合され、変位されるとき、第2の方向で縮小され得る。ドローバー6088はラック6086に接続され、それによってラック6086の移動がドローバー6088の対応する移動を引き起こし、それによって医師は第2の方向で係合した椎骨を移動してよい。一実施形態では、ギヤ6084は椎骨300に対して固定点6092の回りで回転自在であり、それによってレバー6082の移動が、固定点6092に対して椎骨300の縮小を引き起こす。
【0047】
別の実施形態では、第2のドローバー6088Aは第2の椎骨302に係合するが、本実施形態では、角のある歯6090Aが第2の方向で椎骨302に摺動係合し、第1の方向で椎骨302に結び付けられた組織に係合する。ラック6086Aは、さらにギヤ6084と係合し、それによってレバー6082の移動が反対方向でのドローバー6088、6088Aの移動を引き起こし、それによって両方の椎骨300、302に移動する力をかけるが、対向する方向では、椎骨300、302の相対的な整合を促進する。
【0048】
図39から図40では、本開示の組立品は2つの接合部分5060、5062を有するスペーサ5058を含み、それぞれが骨係合面5064、5066で椎骨に解放自在にまたは固定して係合可能である。接合面5070、5072は、互いを基準にして移動するように接続され、摺動固締部5074によって継合される。調整装置5076は摺動固締具5074と結び付けられて、いったん摺動整合が実施されると、接合部分5060、5062の相対位置を係合された椎骨300、302とともに保持する。示されている実施形態では、調整装置5076は、接合面5070、5072のそれぞれに配置されるチャネル5080、5082の中で係合可能な螺合ロッド5078を含むが、当業者によって理解されるように、たとえばリベットで留められた継手または成形継手を含む他の機械的な継手が本開示の中で考慮されることが理解されるべきである。有利なことに、螺合ロッド5078は接合面5070、5072内で螺合して受け取られ、それによってたとえば伸延等の椎骨300、302間の隔たりも、縮小に加えて実施されることがある。追加の螺合ナット、または他の固締具、不図示が螺合ロッド5078に沿って使用されて、チャネル5080、5082に沿った所望される位置で調整装置5076を固定してよい。
【0049】
ここで図41から図44を参照すると、楔形のスペーサ5090は、凹んだまたは突出する係合面5092を含む。スペーサセグメント5096、5098は、椎骨300、302の対面部分と接続可能となるような大きさおよび寸法に作られ、係合面5092に補完的、かつ係合面5092と接合可能な突出するまたは凹んだ係合面5100を備えている。スペーサ5090は椎骨300、302の間に差し込まれるにつれ、椎骨300、302の伸延が、楔の形状およびスペーサ5090が差し込まれる力のために起こる。スペーサ5090が十分に差し込まれるとき、係合面5092および5100は、当初セグメント5096、5098の内の1つと接続して係合する。その後、医師は、椎骨300、302が治療的に整合されるまで椎骨300、302の一方または両方を縮小する。椎骨300、302の整復は、セグメント5096、5098を手作業で、またはたとえばネジ218もしくは他の係合可能な面を使用して等ツールを用いて係合することによって実施されてよい。代わりに、またはさらに、椎骨300、302は直接的に手を使って整復されてもよい。
【0050】
係合面5092および5100は、セグメント5096、5098およびスペーサ5090の治療的な整合が達成されるときに、補完的な係合が起こるように配置される。したがって、整合後、係合は、セグメント5098の係合面5100とスペーサ5090の係合面5092とセグメント5096の係合面とスペーサ5090との間で行われ、それによって椎骨300、セグメント5096、スペーサ5090、セグメント5098、および椎骨302のすべてを整合する。
【0051】
整合後、靭帯308等の椎骨300、302と結び付けられた体内組織は、セグメント5096、5098およびスペーサ5090の係合を維持する。さらに、スペーサ5090は、接着剤または螺合固締具を含む固締具によってセグメント5096、5098のどちらかまたは両方にさらに固定されてよい。同様に、セグメント5096、5098は体内組織に固定されてよい。
【0052】
図43から図44は、セグメント5096Aまたは5098Aが、スペーサ5090の楔形状を補完するように適応された傾斜形状を有する、図41から図42の実施形態の代替構成を示す。本実施形態では、椎骨300、302の相対的な角のある整合は変更されないが、前方-後方の変位は補正され得る。代わりに、図44に示されるように、セグメント5096Bおよびまたはセグメント5098Bの代替の角のある外形を使用することによって、増大した角の整合が達成され得る。
【0053】
図45から図46を参照すると、本開示のいずれかの工具が、椎骨300、302の変位に対応して、椎骨300、302の間に形成される関節を伸延するために使用される動的なスペーサ5110を含む組立品を形成するために使用されてよい。本実施形態では、図8から図10に関して説明されるような例示的なツール6010が、椎骨300、302を縮小するために使用される。椎骨300、302の変位の縮小中または縮小後、弾性であってよい、またはたとえば精製された空気およびまたは無菌食塩水等の気体または流体を導入することによって拡張されてよいスペーサ5110を使用して、伸延が達成される。伸延後、たとえばプレート、ロッド、またはケーブルを含む任意の既知の形の安定化が利用されてよい。本開示の任意のスペーサと同様に、スペーサ5110は、表面組織およびまたはたとえば骨の成長を促進する放出可能な治療剤を備えてよい。
【0054】
図47から図48では、図33から図34に関して説明された組立品および方法に類似しているが、スペーサ5120と協調するように構成される本開示の組立品が示されている。より詳細には、本開示の任意のスペーサの形を有することがあるスペーサ5120は、示されているように、ネジ202を含む任意の既知の手段によってプレート420に固定される。これは、さらに椎骨300、302を安定化させ、スペーサの治療的な位置を維持する。追加の実施形態では、スペーサ5120とプレート420との間の接続部は部分的にまたは実質的に剛性であり、自然の運動の範囲の少なくとも一部を保つ。
【0055】
図49から図50の組立品はプレート420およびネジ204に類似し、同様に機能する。ただし、プレート420は、スペーサ5124に接続される、またはスペーサ5124とともに形成される。このようにして、椎骨300、302の上側-下側の配置はスペーサ5124の挿入中に達成されてよく、ナット208の締付け中に前方-後方の方向での縮小が後に続く。本実施形態は、さらに隣接する椎骨の固着も実現する。伸長部5126、5128のどちらか、または両方とも、自然の運動の範囲の少なくとも一部を保つために可撓であってよい。
【0056】
図51から図52では、スペーサ5130は、それぞれが椎骨300または302に接続可能な2つのセグメント5132、5134を含む。各セグメント5132、5134は、他方に対して補完的な傾斜面5136、5138を有し、それによってセグメント5132、5134が互いを基準にして移動し、重なり合って一致するにつれ、スペーサ5130の高さが増す。このようにして、セグメント5132、5134は椎間孔の中に組み入れられ、隣接する椎骨の体内組織と係合され、次いで傾斜面5136、5138に沿って摺動して、重なり合って一致し、それによって縮小と伸延の両方とも同時に達成できる。十分な係合がセグメント5132、5134と、セグメント5132、5134が突起5140または接着剤によって取り付けられるそれぞれの椎骨300、302との間で達成され得る。係合は、さらに1本または複数の骨ネジ200を使用することによって固定されてよい。
【0057】
図51から図52の実施形態では、縮小は、本開示の装置および方法によって実施されてよい。一実施形態では、たとえば図51のネジ202等の固締具がツールに付着するために使用されてよい。図52では、椎骨300、302は整合され、セグメント5132、5134は、たとえば接着剤または図示されているネジ202等の他の固締具を使用して互いに固定されている。別の実施形態では、ネジ202はセグメント5134の長穴(不図示)の中で自由に回転し、セグメント5132の中で螺合して受け取られてよく、それによって縮小および伸延が、ネジ202を回転することによって少なくとも部分的に実施され得る。
【0058】
図53から図54を参照すると、一実施形態は、それぞれ椎骨300または302に接続可能なセグメント5152、5154を有するスペーサを含む。螺合シャフト5156がセグメント5152と5154との間に配置され、セグメント5152の螺合面5158を螺合係合し、セグメント5154の係合面5160を摺動係合する。シャフト5156が回転されるにつれ、シャフト5156は螺合面5158と係合し、セグメント5152を動かし、セグメント5154と整合させ、それによって取り付けられた椎骨300、302を整合する。1本または複数のシャフトカラー5162が、シャフト5156がセグメント5154との係合を抜けて移動するのを妨げる。セグメント5152および5154の整合は、たとえばネジ202等の固締具で維持され、それによって椎骨300、302の整合を維持してよい。
【0059】
いくつかの実施形態では、螺合シャフト5162は、可動上部部材(たとえば、可動セグメント5152等)が静止した下部部材(たとえば、静止セグメント5154等)を基準にして移動できるように構成できる。可動上部部材は、上側椎体に取り付けることができる。一方、静止下部部材は下側椎体に取り付けることができる。
【0060】
図55から図56では、プレート430は、単独で、または本開示の他の装置と組み合わせて治療的に使用されて、たとえば椎骨300、302等の隣接する骨に安定性を与えてよい。プレート430は、外部プレート432、および外部プレートが隣接する骨に固締されているときに、関節の関節接合部位の中に突出するような大きさおよび寸法で作られたプレート伸長部434を含む。プレート伸長部434は、関節接合空間内部の隣接する骨の体内組織を貫通し、それによって隣接する骨、プレート伸長部434、および外部プレート432の位置を互いに対して固定するように構成された1つまたは複数の突起436を含む。このようにして、たとえば骨300、302等の隣接した骨が本開示に従って整合された後、プレート430が挿入され、椎間孔の中で固定されて、突起436の係合によって椎骨300、302が整合から外れて遊走または移動するのを妨げてよい。椎骨300、302およびプレート430を互いを基準にしてさらに固定するために、骨ネジ200が開口438を通されてよい。ロックネジまたはピン442(例は図78に示される)は、ロック場所440で取り付けられて、設置後のネジ200の逆転を妨げてよい。
【0061】
図57から図59では、スペーサ5170は、たとえば1本または複数のネジ202(不図示)等の1つまたは複数の固締具によってプレート444に接続可能である。1本または複数の骨ネジ200、または本開示の他の固締方法が、プレート444を接続する前に、たとえば椎骨300、302間の椎間孔等の関節腔にスペーサ5170を固定するために使用されてよい。このようにして関節腔にアクセスするための追加の空間が与えられる。プレート444は、その後スペーサ5170に接続されてよい。スペーサ5170に直接的にプレート444を接続することの代替策として、1本または複数の骨ネジ200がプレート444内の開口446、スペーサ5170の開口5176を通って体内組織の中に通されてよい。スペーサ5170への接続後、プレート444は、たとえば椎骨300、302の皮質骨に等、関節の対向する側面に接続されてよい。このようにして、椎骨300、302が、少なくともプレート444への相互接続部を通して、およびさらにスペーサ5170を介して、ネジ200を通しておよびまたは突起5172を介して、またはたとえばスペーサ5170の開口5174を通して等骨の内部成長によってのどちらかで互いに接続されるにつれ、椎骨300、302の整合は保たれてよい。最後に、追加のサポートは、説明されるようにスペーサ5170およびプレート444を接続することによって達成される。
【0062】
図60では、図57から図59に関して説明されるようにスペーサ5170が活用されるが、プレート448には、接合可能にスペーサ5170に係合する1つまたは複数の突起またはポスト450が備えられる。このようにして、スペーサ5170は関節腔の中で所望の深さに挿入されてよく、ポスト450はスペーサ5170と係合して、プレート448とスペーサ5170との間の角のある配置の変更を妨げる。図示されている実施形態では、プレートは、たとえば椎骨300等の関節の骨の内の1本とさらに接続可能であるが、プレート448は、たとえば椎骨302等の関節の反対側の骨とより容易に接続可能となるために反対方向で伸長できるだろう。1つまたは複数の骨ネジ開口446およびロック場所440が本明細書に説明されるように設けられてよい。たとえばネジ202等の固締具が、プレート444およびスペーサ5170をさらに係合し、関節腔の中でのスペーサ5170の移動を妨げるために使用されてよい。プレート448およびスペーサ5170上のツール係合面452、5178は、それぞれ、整復を容易にするために本開示の移植された装置への外科的なツールの解放可能な取付けを助長するように構成される。
【0063】
図63に示される本開示の別の実施形態では、プレート456は、本書に開示される固締具によって、または鳩尾形の接続部または他の形をした接続部によってスペーサ5180に接続する。スペーサ5180には、(たとえば、図58および62に示されるような)開口5176は備えられていない、または開口が存在する場合、開口は使用される必要はない。さらに詳細には、プレート456は、たとえば椎骨300、302等、関節の骨と接続するために骨ネジまたは他の固締具が通されてよい角張った開口458を使用して、プレート456とスペーサ5180の両方を関節に固定することを実現する。椎骨300、302の縮小は、本書の他の場所に開示されるように達成されてよい、またはプレート456は第1の1本の椎骨300に固締され、次いで骨ネジがその後椎骨302の骨の中に回転されるにつれ、プレート456および椎骨302がともに引き寄せられ、椎骨300、302を整合するように配置する。
【0064】
図64の実施形態は、図63の実施形態に類似している。ただし、プレート460は、仙骨等の突起が係合される骨の特定の形に適合するために機能して、よりよく、より安定した嵌合を形成し、より小さな移植外形を生じさせる1つまたは複数の成形された突起464を含む。有利なことに、ロック場所440は、骨ネジ開口446を通って差し込まれた固締具の逆転を妨げるために提供される。
【0065】
図65から図68では、スペーサ5200は、ラチェット界面5206を使用してともに固締する2つの接合可能なセグメント5202、5204を含む。セグメント5202は、有利なことに関節腔内の体内組織に係合して、セグメント5202に対する関節の骨の移動の尤度を削減する突起5210を含む椎間スペーサ部分5208を形成する。1つまたは複数の取付け伸長部5212が椎間スペーサ部分5208から伸長し、たとえば、取付け伸長部5212を通して椎骨300、302の内の1本の皮質骨の中に骨ネジ200を通すことによって、たとえば1つまたは複数の開口5236とともに、固締具に係合してセグメント5202を体内組織に固定するように構成される。
【0066】
セグメント5204は、椎間スペーサ部分5208の内面5216上の溝214の中に突起し、入れ子となるように形成されたセグメント5202と摺動自在に係合する。セグメント5204がセグメント5202と摺動係合し、セグメント5202の内部通路5222の中に入るにつれて互いを通り越す通過を認め、セグメント5202、5204の固の係合の逆転を妨げる傾斜係合面5218および5220は、溝5214およびセグメント5204の接合部分に隣接する、または溝5214およびセグメント5204の接合部分の中に組み込まれている。係合面5218、5220は、互いに対して締まりばめを形成し、連続する相互に対面する傾斜面にセグメント5202、5204の材料の弾性曲げによって係合できる。溝5214が、セグメント5204の内部に形成されてよく、セグメント5202がそこまで伸長するように形成できるだろうことが理解されるべきである。
【0067】
セグメント5204は、内部通路5224を同様に備え、それによって接合されたセグメントが椎骨300、302の間にさらなる安定化のためにおよび組織の健康を促進するために骨の成長が治療的に起こってよい開口部を形成する。長手方向突起5228は、有利なことに椎間スペーサ部分5230の上面および下面に形成され、セグメント5202と、セグメント5204の接合可能な摺動の方向に沿って整合され、同様にセグメント5204と突起5228が突起する体内組織との間に安定した係合を提供する役割を果たしてよい。
【0068】
セグメント5204は、椎間スペーサ部分5230から伸長する1つまたは複数の取付け伸長部5226をさらに有する。取付け伸長部5212と同様に、取付け伸長部5226は、固締具に係合して、たとえば取付け伸長部5212を通って椎骨300、302の内の1本の皮質骨の中へ骨ネジ200を通過させることによってセグメント5202を体内組織に固定するように構成される。
【0069】
関節の骨のずれを補正するために、セグメント5202は、最初に、たとえば椎骨300等の関節の骨に、取付け伸長部5212を使用してしっかりと接続される。次に、セグメント5204は、取付け伸長部5226がたとえば椎骨302等の正しく整合していない骨の組織に接するまで、溝5214の長さに沿って部分的にセグメント5204を摺動させることによってセグメント5202に取り付けられる。次に、手作業で椎骨302を押すことを含む、本書に説明される方法のいずれかを使用して、セグメント5204はさらにセグメント5202との接合可能な係合の中に動かされ、それによって係合面5218、5220は係合の反転を妨げ、セグメント5202、5204を相互に重複する係合の所望される範囲に維持するために協調する。セグメント5202、5204との係合を通して、関節の骨は相対的に整合して維持される。このように固定されるので、追加のプレートまたは安定化インプラントは患者にとって治療的に有益として使用されてよいが、追加のプレートまたは安定化インプラントは必要とされない。
【0070】
セグメント5202、5204は、本書に説明される方法または装置を使用してセグメント5202、5204の間にレバーを取り付けることによって互いに対して移動されてよい。
【0071】
たとえばネジまたは接着剤を含む固締具が、互いに調和したセグメント5202、5204をさらに固定する、またはセグメント5202、5204を体内組織に固定するために使用されてよい。骨成長材料、治療薬剤、または他の有益な物質が内部通路5224の中に置かれてよい。
【0072】
図69から図73のスペーサ5240は、本書に説明される一定の違いはあるが、図65から図68に類似している。したがって、類似した機能を有する要素は同様に番号を付けられ、要素の構造および機能の説明のために前記説明に対する参照が有されてよい。
【0073】
セグメント5242、5244は、突起5246および凹部5248をインターロックすることによってセグメント5242、5244の間に摺動接続部を形成する。突起5246および凹部5248をインターロックすることによって、たとえばほぞ穴とほぞ、蟻継ぎ、および半蟻継ぎタイプの滑り継手を含む、さまざまなインターロック形式が生じてよい。1組のインターロック突起5246、5248が、図示されるように設けられる場合、1組のインターロック突起5246、5248は安全な摺動接続部を形成するために協調するように構成されてよい。たとえば、各突起は2つの突起5246のそれぞれの相対的に対向する側面に単一の角のある面を備えてよい。
【0074】
図72から図73で見られるように、スペーサ5240Aでは、セグメント5242A、5244Aの突起5246および凹部5248は、伸長部212が椎骨300、302の前方面に固定されるときに体の前方-後方の軸に対して横断方向である軸に沿って摺動可能となるように配向される。このようにして、椎骨の整合は、それぞれのスペーサが移植され、体に付着されるときに、スペーサ5200および5240について示されるように矢状面に沿ってと対照的に冠状面に沿って実施され得る。突起5246および凹部5248は、このようにして体のいずれかの軸に沿って整合されて、特定の病状に対応してよい。
【0075】
いったん治療的整合が達成されると、セグメント5242A、5244Aは有利なことに互いに関して固定されて、接続された骨の意図された整合を保つ。図72に見られるように、任意選択の止めネジ5230が、セグメント5242、5244もしくは本書の任意のセグメント化された装置を固定するために使用されてよい、または代わりに本開示の他の固締具が使用されてよく、係る固締具は接着剤を含む。さらに、図65から図68に示される傾斜係合面5218、5220が設けられてよい。さらに、または代替策で、他の骨固着装置がスペーサ5240、5240A、または本開示の任意の他の装置と組み合わせて使用されてよい。
【0076】
セグメント5242または5244のどちらかが突起5246または凹部5248と形成されてよく、接合セグメントは交互の外形を取ることが理解されるべきである。
【0077】
ここで図74から図78を参照すると、スペーサ5260は、プレート466の補完的な突起468が挿入される溝5262によって形成される連結器を含む。溝5262および突起468は、例としてほぞ穴とほぞ、または蟻継ぎを含むさまざまな接合構成のどれかで成形されてよい。上述の連結器が、本開示のスペーサよびプレートの他の組立品に提供されてよいことが留意されるべきである。同様に、スペーサ5260およびプレート466は本開示の代替方法を使用して接続されてよい。
【0078】
一実施形態では、スペーサ5260およびプレート466は、プレート伸長部470がたとえば椎骨302の骨等の関節の骨に接するまでたとえば椎間孔等の関節の骨の間の空間の中に差し込まれる。突起形状472は、たとえば図75のプレート466Aに示されるように、体の異なる面に接するために適応されてよいが、図74の実施形態では、プレート伸長部4470は、図79に図示される仙骨310の方面に接する大きさおよび寸法に作られた突起形状472を有する。
【0079】
図76から図77では、プレート466のプレート開口474を通された骨ネジ200が、相互に合流するその長手方向寸法に沿って角度を形成してよいことが分かる。これは、たとえばネジ200が支持組織で梃作用を得ること、ネジ200が椎体を拡張しないこと、およびまたはネジ200が保護されなければならない体内組織と干渉しないことを保証するために有利である。図74から図75および図78では、ネジ200が発散角度も形成してよいことが分かる。プレート開口474は、意図された角度に沿ってネジ200を案内するために形成されることもあれば、多軸であることもあり、それによって医師はネジまたは他の固締具の治療的に効果的な角のある配置を選んでよい。
【0080】
図74から図79は、さらに本開示の移植された装置が、面取りした縁476と形成されて移植を容易にし、体内組織との干渉を削減してよいことをさらに示している。さらに、ネジまたは他の固締具が本開示の装置を通過する場合、ケガまたは装置の故障につながるだろう固締具が装置または体内組織との係合から後退して出ることがないことを保証することが有利である。図78は、移植後に、設置方向と逆の方向でのネジ200または他の細長い固締具の実質的な移動を妨げるように動作可能なロックネジまたはピン442を示す。ピン442の縮小された外形部分478は、ピン442が、図78の左下方ネジに示されるように、縮小した外形478が開口474に向かうように回転されるときにネジ200の通過を許す。ネジ200の頭部分が縮小した外形478を通過した後、ピン442は、右下方ネジについて示されるように、ピン442の縮小していない部分がネジ200の経路を遮るように回転されてよい。
【0081】
図80から図84は、図74の実施形態とともに使用中に示される、図16から図18のツール6020の変形であるツール6020Aを示す。図80では、ツール6020Aが、ハンドルを所望される配置に維持するために、有利なことに偏向要素6102を含むハンドル、およびロック6104を含むことが分かる。ピボット6106は、ハンドルの移動が、この目的のために、スペーサ5260およびまたはプレート466上に有利なことに形成されるツール係合面5178と協調するような形状および寸法に作られた把持部6108の対応する移動を達成できるようにする。
【0082】
係合面6030、プッシュロッド6026、およびガイド6028の機能は、図16から図18に関して説明されてきた。プッシュロッド6026が、ガイド6028の突起と係合可能であり、それによってプッシュロッド6026および接続されている係合面6030の回転を防止するように動作可能な溝6110とともに形成されることがさらに分かる。さらに、プッシュロッド6026の螺合外部6114と協調する内部螺合カラー6112が目に見え、螺合カラー6112はサポート6116の中で回転自在で固定されて、プッシュロッド6026を前進させる、または引き抜いて、接触している体内組織の移動を達成する。螺合カラー6112の近端ツール係合端部6118は、たとえば動力式ドリルまたはt−ハンドル等のツールによって係合され、動かされて、カラー6112を回転させてよい。回転および縮小が同じ軸に沿って起こるので、縮小の制御が最適化される。
【0083】
図16から図18では、螺合接続部6024がツール6020とスペーサ5030との間に形成される。図80から図84の実施形態では、把持部6108がスペーサ5260の外面に係合する。代わりに、把持部6108と螺合接続部6024の両方が形成されてよい。図81は、ツール6020Aによって把持されるスペーサ5260およびプレート466の組立品を示す。図82では、ツール6020Aは組立品を、椎骨300と仙骨310との間の椎間腔の中に押し込むために使用されている。その後、ネジ200は尾椎または仙骨310の中に差し込まれている。図83では、係合面6030が螺合カラー6112の回転によって前進して、椎骨300に係合し、仙骨310に対して後方に椎骨300を治療的な整合に押しやっている。図84では、1本または複数のネジ200が頭方向の骨、つまり椎骨300の中に差し込まれて、それによって椎骨300および仙骨310の整合を固定する。
【0084】
図85Aから図85Cは、本開示に従ってスペーサを挿入する方法を示す。図85Aでは、隣接する椎骨300、302が伸延されている。いくつかの実施形態では、椎骨は過剰に伸延されて、上記の実施形態に示されるもののいずれかのようなスペーサに空間を提供する。図85Bでは、椎骨を過剰に伸延した後、椎骨302は椎骨300と整合できる。上述された装置、システムおよび方法のいずれも下部椎骨300に上部椎骨302を整合するために使用できる。図85Cでは、椎骨の整合後、表面突起のあるスペーサ5000を過剰に伸延された椎骨の間の椎間腔の中に差し込むことができる。いったんスペーサが椎間腔の中に差し込まれると、椎骨300、302はスペーサ上で圧縮され、それによって外科的処置を完了することができる。
【0085】
図86は、結合できるスペーサ5040、上部リップ5055を有するプレート、および本開示の固締具202の側面図を示す。有利なことに、プレートの上部リップ5055は上部椎骨300に接することができ、したがって、結合されたスペーサおよびプレートが前方に推し進められるとき、上部リップ5055は、上部椎骨300を下部椎骨との整合に押し込むのに役立つことがある。
【0086】
図87は、図34に示された組合せに類似した代替のプレートとスペーサの組合せの側面図を示す。本実施形態では、1本または複数のネジ200がプレート420を通って提供できる。ネジ200は、少なくとも1本が椎体に入り、一方、少なくとも1本の他方が椎間板306の中に入るように整合できる。
【0087】
本開示の装置および方法は、インプラントを実現すること、および他の接近法も可能であるが、前方接近法から脊椎すべり症を削減することを可能にする。より詳細には、本開示は、インプラントを実現し、単一のツールを使用して脊椎すべり症を削減し、それによって体の中への別々の接近法を少なくとも削減し、リスクおよびコストを削減する一方で患者および医師の利益のために処置に必要とされる時間を短縮することを実現する。さらに、単一のインプラントを使用して挿入および縮小を実行することによって、および単一のツールを使用することによって、精度は改善され、体内組織の手作業による整復が最小限に抑えられる。
【0088】
本開示のスペーサ、プレート、および固締具は、たとえばPEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、チタニウム、ステンレス鋼、またはコバルトクロム合金を含む、十分な純度の生体適合性材料で形成されてよい。技術で既知である、またはこれ以降開発される他のポリマー、金属、合金、または複合材料が代わりに使用されてもよい。結像中の可視性を改善するために、放射線乳白剤が本開示の装置に添加されてよい。本発明の装置は、押し出し成形、フライス削り、鍛造、鋳造、成形、または選択された材料および意図されている構造のために有利に使用される任意の他の方法によって形成されてよい。
【0089】
本書に示され、説明されてきた多様な実施形態では、組立品は、スペーサ、プレート、ツール、および固締具のいずれかまたはすべてを含んでよく、係るすべての要素が特定の図に示されてよいが、当業者によって理解されるように、簡略にかつコンパクトにするために、1つまたは複数の係る要素は特定の医学的な適用では排除されてよいことが理解されるべきである。たとえば、スペーサ等のインプラントは別々の固締具を必要としない場合がある。代わりに、椎間板306は健康であり、交換を必要としないこともあれば、スペーサがプレートなしで使用されることもある。
【0090】
本書に引用されるすべての参考資料はその全体として明示的に参照により組み込まれる。本発明に対する多くの異なる特長があり、これらの特長はともにまたは別々に使用され得ることが考えられる。上記に逆に言及されない限り、添付図面のすべてが縮尺通りであるわけではないことが留意されるべきである。したがって、本発明は特長の任意の特定の組み合わせに、または本発明の特定の適用に制限されるべきではない。さらに、本発明の精神および範囲内の変形形態および修正形態を、本発明が関係する当業者が思い浮かべる可能性があることが理解されるべきである。したがって、本発明の範囲および精神の範囲内にある本書に説明される本開示から、当業者によって容易に達成可能であるすべての目的にかなった修正形態は、本発明の追加の実施形態として含まれるべきである。
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