特許第6694946号(P6694946)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6694946スケールを有するコンテナに関連する物流情報を管理するための方法、装置及びシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6694946
(24)【登録日】2020年4月22日
(45)【発行日】2020年5月20日
(54)【発明の名称】スケールを有するコンテナに関連する物流情報を管理するための方法、装置及びシステム
(51)【国際特許分類】
   B65G 61/00 20060101AFI20200511BHJP
   G06Q 10/08 20120101ALI20200511BHJP
【FI】
   B65G61/00 520
   B65G61/00 524
   G06Q10/08
【請求項の数】43
【外国語出願】
【全頁数】65
(21)【出願番号】特願2018-237892(P2018-237892)
(22)【出願日】2018年12月20日
(62)【分割の表示】特願2017-541942(P2017-541942)の分割
【原出願日】2016年1月12日
(65)【公開番号】特開2019-108228(P2019-108228A)
(43)【公開日】2019年7月4日
【審査請求日】2019年1月15日
(31)【優先権主張番号】62/117,602
(32)【優先日】2015年2月18日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】513210390
【氏名又は名称】フェデックス コーポレイト サービシズ,インコーポレイティド
(74)【代理人】
【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
(74)【代理人】
【識別番号】100095500
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 正和
(74)【代理人】
【識別番号】100111235
【弁理士】
【氏名又は名称】原 裕子
(72)【発明者】
【氏名】スコット、 マーク イー.
(72)【発明者】
【氏名】バーチ ザ フィフス、 ルーベン エフ.
【審査官】 土田 嘉一
(56)【参考文献】
【文献】 特開平09−115096(JP,A)
【文献】 特開2003−081437(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2013/0342353(US,A1)
【文献】 特開2003−054751(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2007/0143188(US,A1)
【文献】 特開2003−089427(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65G 61/00
G06Q 10/08
G06Q 50/28
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
出荷可能な物品の積み込み作業に関連する物流情報を管理するための改良型システムであって、
前記出荷可能な物品を輸送するために使用されるコンテナであって、
前記コンテナ内の収納空間、及び
前記コンテナ内に積み込まれると前記出荷可能な物品を支持するために前記収納空間内に配置される統合型スケールであって、前記統合型スケール上に支持される物の重量を反映する信号を生成する統合型スケール
を更に備えるコンテナと、
前記コンテナの外壁に取り外し可能に配置されるコンテナインターフェースディスプレイ装置であって、
前記コンテナの前記外壁に取り外し可能に取り付けられる筐体、
前記筐体内に配置される処理装置、
前記筐体内に少なくとも部分的に配置されるスキャナであって、前記処理装置に動作可能に結合され、前記コンテナの積み込み中に前記出荷可能な物品を識別する識別信号を受信するように動作可能であるスキャナ、
前記処理装置に結合され且つ前記筐体を通じてアクセス可能なインターフェース回路との接続によって前記筐体内に配置されるインターフェース回路であって、前記インターフェース回路の前記接続は前記コンテナの前記統合型スケールに動作可能に結合され、前記統合型スケール上に積み込まれると前記出荷可能な物品の検出された重量を示す生成信号を前記統合型スケールから受信するように動作可能であるインターフェース回路、
前記処理装置に結合されるメモリであって、前記処理装置によって実行される物流情報管理プログラムコード部分を少なくとも保持し、(a)前記コンテナと前記出荷可能な物品との関連性及び(b)前記出荷可能な物品の検出された重量を少なくとも含む前記積み込み作業に関連する管理物流情報を保持するように更に動作可能であるメモリ、
前記処理装置に結合されるディスプレイスクリーンであって、前記コンテナを積み込む物流職員と相互作用するように前記コンテナの外壁から離れた方に向けられる構成で前記筐体に配置されるディスプレイスクリーン、及び
前記処理装置に動作可能に結合される無線通信インターフェースであって、前記処理装置に無線通信路へのアクセスを提供する無線通信インターフェース
を更に備える前記コンテナインターフェースディスプレイ装置と、
前記無線通信路を介して前記コンテナインターフェースディスプレイ装置の前記無線通信インターフェースと動作可能に通信する管理ノード装置であって、前記積み込み作業に関連する情報を保持するための物流データストア装置を更に備える管理ノード装置と
を備え、
前記コンテナインターフェースディスプレイ装置の前記処理装置は、前記物流情報管理プログラムコード部分を実行するときに、
前記スキャナによって受信される前記識別信号に基づいて前記出荷可能な物品を識別し、
前記出荷可能な物品を識別した後に前記管理物流情報の一部としてメモリに前記関連性を記録し、
前記統合型スケールから受信した前記信号に基づいて前記管理物流情報の一部としてメモリに前記検出された重量を記録し、
前記ディスプレイスクリーンによって、電子物流監視情報を前記ディスプレイスクリーン上に提示させ、前記電子物流監視情報は前記メモリに保持される前記管理物流情報の少なくとも一部を含み、
前記無線通信インターフェースによって、前記管理ノード装置にメッセージを送信させ、前記メッセージは前記コンテナに関連する前記管理物流情報に関連するように動作可能であり、
前記管理ノード装置は、
前記コンテナインターフェースディスプレイ装置から前記メッセージを受信し、且つ
前記メッセージで伝達される前記管理物流情報によって前記物流データストア装置を更新するように動作可能である、システム。
【請求項2】
前記ディスプレイスクリーンにおいて提供される前記管理物流情報の一部は、前記コンテナ内に現在積み込まれているコンテンツに関する物品レベル情報を示す、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記ディスプレイスクリーンにおいて提供される前記管理物流情報の一部は、前記収納空間内に積み込まれているコンテンツに関するコンテナレベル情報を示す、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記コンテナレベル情報は、少なくとも前記コンテナ内に積み込まれている物の現在の重量を更に含む、請求項3に記載のシステム。
【請求項5】
前記スキャナは、前記出荷可能な物品を識別する識別信号として、反射されたバーコードスキャン信号又は発信された識別装置信号の少なくとも1つをキャプチャするように動作可能である、請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記収納空間の上に配置され且つ前記インターフェース回路を介して前記コンテナインターフェースディスプレイ装置と通信するように動作可能である深度感知装置を更に備え、
前記深度感知装置は、
前記収納空間の占有状態を反映する寸法データを生成するために、前記出荷可能な物品が前記収納空間内に積み込まれると前記収納空間をマッピングし、且つ
生成された寸法データに基づいて前記収納空間の前記占有状態を前記コンテナインターフェースディスプレイ装置に通知するように更に動作可能であり、
前記インターフェース回路は、前記深度感知装置から前記通知を受信して、前記通知を前記処理装置に伝達し、且つ
前記処理装置は、
前記通知に関する通信を前記インターフェース回路から受信し、
前記通信に基づいて前記収納空間の前記占有状態を決定し、
前記コンテナに関連する前記管理物流情報に対する更新の一部として前記メモリに前記収納空間の前記占有状態を記録し、且つ
前記無線通信インターフェースによって、前記管理ノード装置に占有状態メッセージを送信させ、前記占有状態メッセージは前記コンテナに関連する前記管理物流情報に対する更新に関連するように更に動作可能である、請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
前記管理物流情報は、コンテナ出荷情報を更に含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
前記コンテナ出荷情報は、前記コンテナに積み込まれることが意図される物の目録を含む、請求項7に記載のシステム。
【請求項9】
前記コンテナ出荷情報は、前記物品が前記コンテナ内のどこに積み込まれるべきかについての場所指定情報を含む、請求項8に記載のシステム。
【請求項10】
前記場所指定情報は、前記物品の重量に関連する、請求項9に記載のシステム。
【請求項11】
前記コンテナインターフェースディスプレイ装置の前記処理装置に結合される少なくとも1つのユーザ入力装置を更に備え、前記少なくとも1つのユーザ入力装置は、前記物流職員によって、前記管理物流情報の一部として前記ディスプレイスクリーンにどの管理物流情報が示されるかを警告する入力を選択的に提供することを可能にする、請求項1に記載のシステム。
【請求項12】
前記出荷可能な物品を輸送するために使用される前記コンテナは、航空機で輸送するためのユニット・ロード・コンテナ(ULD)、車両の一部として統合される収納コンテナエリア、トラックで引っ張られるトラクタトレーラ、インターモーダル輸送のためのインターモーダルコンテナから成るグループの中の1つを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項13】
前記電子物流監視情報は、バーコードデータを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項14】
出荷可能な物品の積み込み作業に関連する物流情報を管理するための改良型システムであって、
前記出荷可能な物品を輸送するために使用されるコンテナであって、
前記コンテナ内に積み込まれると前記出荷可能な物品を保持するための前記コンテナ内の収納空間、
前記コンテナに積み込むことの一部として前記収納空間にアクセスするための入口、及び
前記コンテナ内に積み込まれると前記出荷可能な物品を支持するために前記コンテナの前記収納空間内に配置されるスケール
を更に備えるコンテナと、
前記入口の近くの前記コンテナの壁に配置されるコンテナインターフェースディスプレイ装置であって、
処理装置、
前記処理装置に動作可能に結合されるスキャナであって、前記コンテナの積み込み中に前記出荷可能な物品を識別する識別信号を受信するように動作可能であるスキャナ、
前記処理装置に結合され且つ前記コンテナの前記スケールに動作可能に結合されるスケールインターフェース回路であって、前記スケールから信号を受信するように動作可能であり、前記信号は前記コンテナ内に積み込まれると前記出荷可能な物品の検出された重量を示すスケールインターフェース回路、
前記処理装置に結合されるメモリであって、前記処理装置によって実行される物流情報管理プログラムコード部分を少なくとも保持し、(a)前記コンテナと前記出荷可能な物品との関連性及び(b)前記出荷可能な物品の検出された重量を少なくとも含む前記積み込み作業に関連する管理物流情報を保持するように更に動作可能であるメモリ、及び
前記処理装置に結合されるディスプレイスクリーンであって、前記コンテナを積み込む物流職員と相互作用するように前記コンテナの壁において方向付けられるディスプレイスクリーン
を更に備えるコンテナインターフェースディスプレイ装置と
を備え、前記コンテナインターフェースディスプレイ装置の前記処理装置は、前記物流情報管理プログラムコード部分を実行するときに、
前記スキャナによって受信される前記識別信号に基づいて前記出荷可能な物品を識別し、
前記出荷可能な物品を識別した後に前記管理物流情報の一部として前記メモリに前記関連性を記録し、
前記スケールから受信した前記信号に基づいて前記管理物流情報の一部として前記メモリに前記検出された重量を記録し、
前記ディスプレイスクリーンによって、電子物流監視情報を前記ディスプレイスクリーン上に提示させ、前記電子物流監視情報は前記メモリに保持される前記管理物流情報の少なくとも一部を含むように動作可能である、システム。
【請求項15】
前記ディスプレイスクリーンにおいて提供される前記管理物流情報の一部は、前記コンテナ内に現在積み込まれているコンテンツに関する物品レベル情報を示す、請求項14に記載のシステム。
【請求項16】
前記ディスプレイスクリーンにおいて提供される前記管理物流情報の一部は、前記コンテナ内に現在積み込まれているコンテンツに関するコンテナレベル情報を示す、請求項14に記載のシステム。
【請求項17】
前記コンテナレベル情報は、少なくとも前記コンテナ内に現在積み込まれているコンテンツの現在の重量を更に含む、請求項16に記載のシステム。
【請求項18】
前記コンテナインターフェースディスプレイ装置は、前記コンテナの積み込み作業の間に前記出荷可能な物品をスキャナが識別可能な方向で前記コンテナの壁に取り外し可能に取り付けられる、請求項14に記載のシステム。
【請求項19】
前記収納空間の上に配置され且つ前記コンテナインターフェースディスプレイ装置と通信するように動作可能である深度感知装置を更に備え、
前記深度感知装置は、
前記収納空間の占有状態を反映する寸法データを生成するために、前記物品が前記コンテナ内に積み込まれると前記収納空間をマッピングし、且つ
前記コンテナインターフェースディスプレイ装置にメッセージを送信し、前記メッセージは前記収納空間の占有構成を反映するように更に動作可能であり、
前記コンテナインターフェースディスプレイ装置の前記処理装置は、
前記深度感知装置から前記メッセージを受信し、
前記メッセージに基づいて前記収納空間の前記占有状態を決定し、且つ
前記コンテナに関連する前記管理物流情報の一部として前記収納空間の前記占有構成を記録するように更に動作可能である、請求項14に記載のシステム。
【請求項20】
前記管理物流情報は、コンテナ出荷情報を更に含む、請求項14に記載のシステム。
【請求項21】
前記コンテナ出荷情報は、前記コンテナに積み込まれることが意図される物の目録を含む、請求項20に記載のシステム。
【請求項22】
前記コンテナ出荷情報は、前記物品が前記コンテナ内のどこに積み込まれるべきかについての場所指定情報を含む、請求項21に記載のシステム。
【請求項23】
前記場所指定情報は、前記物品の重量に関連する、請求項22に記載のシステム。
【請求項24】
前記コンテナインターフェースディスプレイ装置の前記処理装置に結合される少なくとも1つのユーザ入力装置を更に備え、前記少なくとも1つのユーザ入力装置は、前記コンテナインターフェースディスプレイ装置との相互作用によって、前記管理物流情報の一部として前記ディスプレイスクリーンにどの管理物流情報が示されるかを選択的に変更することを可能にする、請求項14に記載のシステム。
【請求項25】
前記出荷可能な物品を輸送するために使用される前記コンテナは、航空機で輸送するためのユニット・ロード・コンテナ(ULD)、車両の一部として統合される収納コンテナエリア、トラックで引っ張られるトラクタトレーラ、インターモーダル輸送のためのインターモーダルコンテナから成るグループの中の1つを含む、請求項14に記載のシステム。
【請求項26】
前記電子物流監視情報は、バーコードデータを含む、請求項14に記載のシステム。
【請求項27】
コンテナの一部に取り付けられるコンテナインターフェースディスプレイ装置を使用して前記コンテナに関連する物流情報を管理するための方法であって、
前記コンテナインターフェースディスプレイ装置のスキャナによって、前記コンテナの積み込み中に出荷可能な物品を識別するステップと、
前記出荷可能な物品を識別した後に、前記コンテナインターフェースディスプレイ装置のメモリに、積み込まれるコンテナと出荷可能な物品との間の関連性を記録するステップであって、前記関連性は前記コンテナに関連する管理物流情報の一部であるステップと、
前記コンテナ内に配置されるスケールによって、前記スケール上に積み込まれると前記コンテナ内に積み込まれている出荷可能な物品の重量を検出するステップであって、前記スケールは前記コンテナ内に配置され且つ前記出荷可能な物品の重量を支持している間に前記コンテナインターフェースディスプレイ装置に動作可能に結合されているステップと、
前記コンテナインターフェースディスプレイ装置によって、前記スケールから信号を受信するステップであって、前記信号は前記出荷可能な物品の検出された重量を示すステップと、
前記コンテナインターフェースディスプレイ装置の前記メモリに、出荷可能な物品の検出された重量を記録するステップであって、前記検出された重量は前記コンテナに関連する前記管理物流情報の一部であるステップと、
前記コンテナインターフェースディスプレイ装置のディスプレイスクリーンにおいて電子物流監視情報を提示するステップであって、前記電子物流監視情報は前記管理物流情報の少なくとも一部を含むステップと
を含む、方法。
【請求項28】
前記スキャナによって、複数の追加物品が前記コンテナ内に積み込まれると前記追加物品を増分的に識別するステップと、
前記メモリに複数の追加の関連付けを増分的に記録するステップであって、前記追加の関連付けの各々は前記コンテナと前記コンテナ内に積み込まれた追加の物品の各々との関係をそれぞれ表し、前記追加の関連付けは前記コンテナに関連する前記管理物流情報の一部であるステップと、
前記スケールによって、前記コンテナ内に積み込まれた追加の物品の各々に関する各重量を増分的に検出するステップであって、前記追加物品の各々に関する各重量は前記コンテナに関連する前記管理物流情報の一部であるステップと、
前記管理物流情報に関連する前記ディスプレイスクリーンに前記電子物流監視情報の更新を周期的に生成するステップであって、前記更新は積み込み中の前記コンテナの物流状態を反映するステップと
を更に含む、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記コンテナの前記物流状態は、前記コンテナ内に現在積み込まれているコンテンツに関する物品レベル情報を示す、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記コンテナの前記物流状態は、前記コンテナ内に現在積み込まれているコンテンツに関するコンテナレベル情報を示す、請求項28に記載の方法。
【請求項31】
前記コンテナレベル情報は、少なくとも前記コンテナ内に現在積み込まれているコンテンツの現在の重量を更に含む、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記物品が前記コンテナ内に積み込まれているときに前記スキャナが前記コンテナ内で出荷される物品を識別することを可能にする方向で前記コンテナの一部に前記コンテナインターフェースディスプレイ装置を取り付けるステップを更に含む、請求項27に記載の方法。
【請求項33】
前記コンテナの一部は、前記コンテナの外壁、前記コンテナの内壁、前記コンテナ内の構造支持部材、又は前記コンテナへのアクセス入口に関係付けられるドアの少なくとも1つを含む、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
前記コンテナインターフェースディスプレイ装置を前記コンテナ内の前記スケールに結合するステップを更に含む、請求項27に記載の方法。
【請求項35】
前記コンテナインターフェースディスプレイ装置を前記コンテナ内の前記スケールに結合するステップは、前記コンテナインターフェースディスプレイ装置によって、前記コンテナインターフェースディスプレイ装置と前記コンテナに関係付けられるノード装置との間の無線接続を確立することを更に含み、前記ノード装置は前記コンテナ内の前記スケールに接続され且つ前記無線接続を介して前記コンテナインターフェースディスプレイ装置に前記物品の検出された重量を提供するように動作可能である、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
前記コンテナ内の収納空間の上に配置される深度感知装置に前記コンテナインターフェースディスプレイ装置を動作可能に結合するステップと、
前記物品が前記収納空間の占有構成を反映する寸法データを生成するために前記物品が前記コンテナ内に積み込まれると、前記コンテナインターフェースディスプレイ装置に結合される前記深度感知装置によって、前記収納空間をマッピングするステップと、
前記深度感知装置によって前記コンテナインターフェースディスプレイ装置にメッセージを送信するステップであって、前記メッセージは前記収納空間の占有構成を反映するステップと、
前記コンテナインターフェースディスプレイ装置の前記メモリに、前記コンテナに関連する前記管理物流情報の一部として前記収納空間の前記占有構成を記録するステップと
を更に含む、請求項27に記載の方法。
【請求項37】
前記管理物流情報は、コンテナ出荷情報を更に含む、請求項27に記載の方法。
【請求項38】
前記コンテナ出荷情報は、前記コンテナに積み込まれることが意図される物の目録を含む、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
前記コンテナ出荷情報は、前記物品が前記コンテナ内のどこに積み込まれるべきかについての場所指定情報を含む、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
前記場所指定情報は、前記物品の重量に関連する、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
前記コンテナインターフェースディスプレイ装置の前記ディスプレイスクリーンにおいて前記電子物流監視情報を生成するステップは、前記コンテナに積み込むことに関与する物流職員からの入力に基づいて表示する前記管理物流情報の一部を選択すること、及び積み込み中の前記コンテナの物流状態として前記ディスプレイスクリーンにおいて前記物流職員に対して前記管理物流情報の選択部分を生成することを更に含む、請求項27に記載の方法。
【請求項42】
前記コンテナは、航空機で輸送するためのユニット・ロード・コンテナ(ULD)、車両の一部として統合される収納コンテナエリア、トラックで引っ張られるトラクタトレーラ、インターモーダル輸送のためのインターモーダルコンテナから成るグループの中の1つを含む、請求項27に記載の方法。
【請求項43】
前記電子物流監視情報は、バーコードデータを含む、請求項27に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、一般には、出荷管理及び物流の分野におけるシステム、装置、コンピュータ可読媒体及び方法に関し、より詳細には、向上したコンテナに関連する管理された物流情報の向上したキャプチャ、管理及び電子通知のためのコンテナインターフェースディスプレイ装置を使用する様々な改善した物流作業のためのシステム、装置、コンピュータ可読媒体及び方法を含む様々な態様に関する。
【0002】
[優先権及び関連出願]
本願は、“Enhancing Logistics Operations Methods, Apparatus, and Systems Using a Container Interface Display Apparatus”と題された、関連する米国仮特許出願第62/117,602号への優先権をここに主張する。
【0003】
また、本願は、上記で参照された同じ仮特許出願への優先権の利益を主張する以下の正規の特許出願、即ち、(1)“Methods, Apparatus, and Systems for Managing Logistics Information
Related to a Container Having a Scale”と題された正規の特許出願、及び(2)“Methods, Apparatus, and Systems for Generating a Content−Related Notification Using a Container Interface Display Apparatus”と題された正規の特許出願にも主題が関連している。
【背景技術】
【0004】
1つ以上の物品を出荷することに関する物流作業は、物品をコンテナに積み込むこと、起点から目的地にコンテナを輸送すること、及び目的地においてコンテナ内に保存されているもののコンテンツを積み降ろすことを含む。このようなコンテナは、限定されないが、典型的には航空機で輸送される出荷に配備されるユニット・ロード・デバイス(ULD)、典型的には単一モード及び/又はインターモーダル貨物輸送に配備される出荷用コンテナ、貨物列車、トラックによって引っ張られるセミトレーラ、又は(配達用トラック等)運搬車両内の指定収納空間でさえも含んでもよい。出荷される物品は、輸送のモード(例えば、航空機、列車、及び自動車等)を介して異なる場所にコンテナと共に安全に出荷され得るように、コンテナの中に積み込まれる。
【0005】
このような物流作業の効率的な管理が、例えば、コンテナで物品を出荷するときの経費管理の手段として必要とされる。コンテナを適切且つ安全に積み込む又は積み降ろすのに要する時間は、物流作業の費用効果的な処理能力と共に物流作業に伴うその安全性に影響を有する。確かに、コンテナが積み込まれる/積み降ろされるやり方も、物流作業の費用効果に影響を有し得る。
【0006】
更に、コンテナを用いる従来の物流作業は、様々なコンテナの外側に見えるタグ又は印刷ラベルに依存する場合が有る。このようなタグ又はラベルは、例えば、事前積み込み検査又は閉鎖状態イベントの一部としてコンテナに印刷され且つ取り付けられる場合が有る。典型的には、このようなタグ又はラベルは、コンテナを識別して、コンテナをどのように処理、出荷、積み込み又は積み降ろすかについての関連ノード情報を取得するためにスキャンされ得るスキャン可能オブジェクト(バーコードラベル等)であり得る。しかしながら、印刷タグ及びラベルの使用は、典型的には、タブ及びラベルを作成するために使用される多数の携帯型プリンタに関連する相当なコストを発生させる。更に、コンテナの積み込み、分類、出荷、及び/又は積み降ろしを含む従来の物流作業又は作業のサイクルは、大量の数の異なるタグ又はラベルを必要とし得る。このようなタグ又はラベルは、このような物流作業又は作業のサイクルの異なる地点で除去される必要があり、タグ又はラベルが適切に除去されない場合はコンテナを処理する際に問題になり得る。従って、印刷タグ又はラベルに依存する場合に必要なコスト及び物流作業時間は問題となり得る。
【0007】
1つ以上のこうした問題に対処するために、コンテナに関する物流作業(例えば、積み込み、処理、出荷、積み降ろし)又は作業のサイクルを監視及び管理するのに役立つと共に、費用効果的にそれを行うためにこのような設備を使用するより汎用的、知的なタイプの設備に対する必要性が有る。
【発明の概要】
【0008】
以下の記述では、特定の態様及び実施形態が明らかになるであろう。態様及び実施形態は、これらの最も広範な意味で、これらの態様及び実施形態の1つ又は複数の特徴を有さずに実施することができることを理解するべきである。これらの態様及び実施形態は、単なる例示であることを理解するべきである。
【0009】
一般に、本開示の態様は、例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置、装置として及び/又はシステムの一部としてそれがどのように配備されるか、及びコンテナに関連する物量情報を管理し且つ電子的に提供するために及びコンテナに関する物流作業を向上及び改善するコンテンツ関連通知を有利に提供するための様々な実施形態で及び様々なやり方で使用されるかに関する。
【0010】
本開示の一態様において、コンテナインターフェースディスプレイ装置は、ULD、トラクタトレーラ又は異なる場所間で物品を輸送するために使用される他の出荷コンテナ等のコンテナに関連する物流情報を管理することに関して記載されている。一般に、コンテナインターフェースディスプレイ装置は、処理装置、メモリ、スキャナ、無線通信インターフェース及びディスプレイスクリーンを備える。メモリ、スキャナ、無線通信インターフェース及びディスプレイスクリーンの各々は、コンテナインターフェースディスプレイ装置の処理装置に動作可能に結合される。スキャナは、物品がコンテナ内に積み込まれているときにコンテナによって出荷される物品をスキャンして識別するように動作する。無線通信インターフェースは、無線通信路を介して(物流作業を監視するために使用されるサーバ又は他の処理ベースネットワーク等の)ノード装置との通信を容易にする。ディスプレイスクリーンは、コンテナに積み込む物流職員と相互作用するためにコンテナの外壁の近くに配置される。コンテナインターフェースディスプレイ装置内のメモリは、少なくとも処理装置によって実行される物流情報管理プログラムコード部分、パッケージ数情報及び関連付け情報を保持する。装置の処理装置が物流情報管理プログラムコード部分を実行するとき、処理装置は、スキャナによって処理装置に送信されるスキャン結果信号に基づいてコンテナの積み込み中に物品を識別し、積み込まれているコンテナと識別された物品との間の関連付けを少なくとも反映するようにメモリに保持される関連付け情報(コンテナに関連する管理物流情報の一部)を更新し、コンテナ内で出荷される物品がコンテナ内に積み込まれていることを反映するためにメモリに保持されるパッケージ数情報(コンテナに関連する管理物流情報の別の部分)をインクリメントし、ディスプレイスクリーン上に電子物流監視情報をディスプレイスクリーンに提示させるように非在来型で動作可能になるようにプログラムで変換し、ここで電子物流監視情報はコンテナに関連する管理物流情報の少なくとも一部を含む。
【0011】
本開示の別の態様は、コンテナの一部として統合されるコンテナインターフェースディスプレイ装置を使用してコンテナに関連する物流情報を管理するための方法が記載される。一般に、このような統合型コンテナインターフェースディスプレイ装置は、コンテナの外壁に配置されるディスプレイスクリーン、メモリ、物品がコンテナ内に積み込まれるときにコンテナ内で出荷される物品を識別することを可能にするように指向されるスキャナ、及びノード装置と通信するように動作可能である無線通信インターフェース(サーバ又はコンテナに積み込む物流職員によって使用される処理ベースタブレット又は移動装置等)を含む。このような一般のコンテキストにおいて、方法は、統合型コンテナインターフェースディスプレイ装置のスキャナがコンテナの積み込み中に物品を識別し、統合型コンテナインターフェースディスプレイ装置のメモリにおいて、積み込まれるコンテナ積み込まれるコンテナと識別された物品との間の関連付けを記録し、関連付けはコンテナに関連する管理物流情報の一部であり、統合型コンテナインターフェースディスプレイ装置のメモリにおいて、識別された物品がコンテナ内に積み込まれていることを片影するようにパッケージ数情報を更新し、パッケージ数情報もコンテナに関連する管理物流情報の一部であり、統合型コンテナインターフェースディスプレイ装置のディスプレイスクリーンに電子物流監視情報を生成することで開始する。生成された電子物流監視情報は、コンテナに関連する管理物流情報の少なくとも一部を含む。
【0012】
本開示の更に別の態様は、コンテナインターフェースディスプレイ装置を使用してコンテナに関連する物流情報を管理するための別の方法が記載される。このような装置は、設置可能な筐体、ディスプレイスクリーン、メモリ、スキャナ及び無線通信インターフェースを含んでもよい。一般に、方法は、物品がコンテナ内に積み込まれているときにスキャナがコンテナ内で出荷される物品を識別することを可能にする方向で設置可能な筐体を使用してコンテナの壁にコンテナインターフェースディスプレイ装置を結合することにより開始する。方法は、コンテナインターフェースディスプレイ装置のスキャナによって、コンテナの積み込み中に物品を識別させ、積み込まれているコンテナと識別された物品との間の関連付けをコンテナインターフェースディスプレイ装置のメモリに記録させるように続く。このような関連付けは、コンテナに関連する管理物流情報の一部である。方法は、コンテナインターフェースディスプレイ装置のメモリにおいて、コンテナ内で出荷される物品がコンテナ内に積み込まれていることを反映するためにパッケージ数情報をインクリメントすることで進み、パッケージ数情報もコンテナに関連する管理物流情報の一部である。次に、方法は、コンテナインターフェースディスプレイ装置のディスプレイスクリーン上に電子物流監視情報を生成する。このような生成された電子物流監視情報は、コンテナに関連する管理物流情報の少なくとも一部を含む。
【0013】
こうした態様の各々は、コンテナに関連する物流情報を監視及び管理することに関する物流作業の技術の改善をもたらす。開示される実施形態及び例示のこの態様及び他の態様の更なる利点は、以下の説明において部分的に記載され、一部は説明から明らかであり、又は本発明の実施によって知ることができる。上記の一般的な説明及び以下の詳細な説明の両方が、単に例示及び説明のためのものであり、本発明を制限するものではないことが理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【0014】
添付図面は、本明細書の一部に組み込まれ、及び本明細書の一部を構成し、本発明の1つ又は複数の原理に従って、説明と共に幾つかの実施形態を示し、本発明の1つ又は複数の原理を説明する役目を担う
図1】本発明の一実施形態による例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置を含む、相互接続された例示的なコンピュータシステム及び物流ノード装置の例示的なネットワークシステムのダイアグラムである。
図2】本発明の一実施形態によるコンテナに結合されて示される例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置のより詳細なダイアグラムである。
図3A】本発明の1つ以上の実施形態に従って、物品がコンテナ内に積み込まれるときにスケールを有するコンテナにおいて配備される例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置に関与する例示的なシステム及び様々な例示的な動作を示す一連のダイアグラムである。
図3B】本発明の1つ以上の実施形態に従って、物品がコンテナ内に積み込まれるときにスケールを有するコンテナにおいて配備される例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置に関与する例示的なシステム及び様々な例示的な動作を示す一連のダイアグラムである。
図3C】本発明の1つ以上の実施形態に従って、物品がコンテナ内に積み込まれるときにスケールを有するコンテナにおいて配備される例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置に関与する例示的なシステム及び様々な例示的な動作を示す一連のダイアグラムである。
図4A】本発明の一実施形態による、例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置がコンテナ内に保存されている物に関連する通知イベントのタイプを検出するために使用され得る、及びコンテンツ関連情報を積極的に表示し及び/又は他のノード装置に通知メッセージを伝達する様々な例示的な構成の要素を示すダイアグラムである。
図4B】本発明の一実施形態による、例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置がコンテナ内に保存されている物に関連する通知イベントのタイプを検出するために使用され得る、及びコンテンツ関連情報を積極的に表示し及び/又は他のノード装置に通知メッセージを伝達する様々な例示的な構成の要素を示すダイアグラムである。
図5】本発明の一実施形態による、コンテナインターフェースディスプレイ装置を使用してコンテナに関連する物流情報を管理するための例示的な方法を示すフローダイアグラムである。
図6A】本発明の一実施形態による、コンテナがスケールを有する場合にコンテナインターフェースディスプレイ装置を使用してコンテナに関連する物流情報を管理するための例示的な方法を示すフローダイアグラムである。
図6B】本発明の一実施形態による、コンテナがスケールを有する場合にコンテナインターフェースディスプレイ装置を使用してコンテナに関連する物流情報を管理するための例示的な方法を示すフローダイアグラムである。
図7】本発明の一実施形態による、コンテナインターフェースディスプレイ装置を使用してコンテナに関連する管理された物流情報に基づいてコンテンツ関連通知を生成するための例示的な方法を示すフローダイアグラムである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
次に様々な例示的な実施形態を詳細に参照する。可能な限り、図面では同じ参照番号を使用し、同じ参照番号は、同じか又は同様の部分に関して説明するために使用される。しかしながら、当業者であれば、異なる実施形態が、各実施形態に関して意図した配置及び動作環境の必要に応じて異なるやり方で特定の部分を実装し得ることを理解するであろう。
【0016】
一般に、以下は、コンテナに関連する物流情報を収集、管理及び表示すると共にコンテナに保存されているものに関連する通知のアラートタイプ及びコンテナに関連する状態を生成することを容易にするための例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置を利用するシステム、装置、コンピュータ可読媒体及び方法の様々な実施形態について記載している。一般に、システムレベルの実施形態は、別の装置又はノード(例えば、外部管理ノード、内部感知装置)と通信し得る1つ以上の装置又はノード(例えば、コンテナインターフェースディスプレイ装置)を含んでもよい。一部の実施形態では、他の装置又はノードはネットワーク上でサーバと通信するように動作可能であってもよいが、低レベルノードは一部の例では、ネットワーク上でサーバと直接通信できなくてもよい。また、このようなシステムレベルの実施形態は、作業員又は他の物流職員が相互作用し得る1つ以上のユーザアクセス装置を含んでもよい。当業者であれば、異なる機能の通信ネットワークコンポーネント(一般に、ネットワークシステムデバイスと呼ばれる)のそのような階層構造が、ノードのネットワークとして特徴付けることができることを理解するであろう。当業者であれば、コンテナの積み込み/処理/積み降ろし等の物流作業を支援するこのようなノードのネットワークが、サーバが専用の無線コンポーネントではないにもかかわらず、サーバ及び異なる有線又は無線ノードを含み得ることを理解するであろう。他の実施形態では、ノードのネットワークは、物流作業を向上させるために非在来型のやり方で同時に使用される似たタイプの無線ノード又は異なるタイプの無線ノードを含んでもよい。
【0017】
また、当業者であれば、本明細書に記載の各実施形態が、コンテナに関連する物流作業を支援及び監視するのに役立つシステム等の特定の技術に対する改善をもたらすことを理解するであろう。各実施形態は、コンテナインターフェースディスプレイ装置の特定の実施形態を利用し且つ応用する特定の技術的応用を記載している。特定の技術的応用は、以下の本開示によって説明され且つサポートされているような技術分野を改善し又は向上させる。
【0018】
図1は、本発明の一実施形態による例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置を含む、相互接続された例示的なコンピュータシステム及び物流ノード装置の例示的なネットワークシステムのダイアグラムである。次に図1を参照すると、一般にネットワーク105に接続されるサーバ100を備える例示的なネットワークシステムが示されており、これはコンテナの外部に有って、一般に外部管理ノード110とも呼ばれるアクセスポイントにも動作可能に接続される。また、サーバ100は、コンテナインターフェースディスプレイ装置150から出入りする(コンテナの積み込み、積み降ろし又はその他の処理等の)物流作業に関連するデータ及び通信を管理するのに役立つアクセスポイント又は中間装置として動作する外部管理ノード110を介してコンテナインターフェースディスプレイ装置150に間接的に接続される。外部管理ノード110は、典型的には無線通信を介して(コンテナ115の外壁に配備されて示される)コンテナインターフェースディスプレイ装置150に接続される。しかしながら、当業者であれば、外部管理ノード110及びコンテナインターフェースディスプレイ装置150は、一部の他の実施形態では、各装置間の有線接続を介して通信するように実装され得ることを理解するであろう。
【0019】
図1等に示されている一部の実施形態では、コンテナインターフェースディスプレイ装置150は、内部感知装置120と接続され又は他のやり方で通信してもよい。以下でより詳細に記載されるように、内部感知装置120は、コンテナ内の状態を検出又は感知するように動作可能である。一部の実施形態では、内部感知装置120は、コンテナ内に配備され且つ有線及び/又は無線接続を介してコンテナインターフェースディスプレイ装置150に接続される1つ以上のセンサ(例えば、コンテナ内の収納空間を監視するように構成され且つ指向されるセンサ)によって実装されてもよい。しかしながら、他の実施形態では、内部感知装置120は、一式の異なるタイプのスキャナ及び/又はセンサを搭載したデータ収集及び処理機能を有する及び無線通信可能なプロセッサベースのノード装置のタイプとして外部管理ノード110と(又は一部の実施形態では、以下でより詳細に説明されるユーザアクセス装置140aと)直接通信するのに十分に複雑であってもよい。
【0020】
より詳細には、内部感知装置120の実施形態は、(複数の)深度感知素子の場所に対してコンテナ115内の収納空間の深度測定値等の(複数の)感知要素に露出される空間をスキャン又はマッピングするための1つ以上の寸法深度センサを含んでもよい。装置120は、距離及び動作を感知するカメラ又はセンサタイプの装置として動作してもよい。装置120は、センサが収納空間の上に設置されるときにコンテナの天井の下の空間等のコンテナの収納空間の異なる部分にそれぞれ向けられる複数の走査素子を有する装置/アレイ又は単次元スキャン装置(深度感知カメラ)として実装されてもよい。例えば、装置120は、物理的に互いに近い複数の走査素子を有するアレイであってもよく、各々が出荷される物品が保存されるコンテナの天井の下の空間の異なる部分における寸法及び深度に関する情報をマッピング及びキャプチャするために指向され且つ向けられる。別の例では、装置120のセンサ要素の各々がコンテナの天井の下の収納空間の異なる部分における、より一般には、コンテナの収納空間の上から寸法及び深度に関する情報をマッピング及びキャプチャするように、装置120は、コンテナの異なる部分(例えば、天井、壁、床)に沿って取り付けられ得る走査素子の物理的に分離した構成でコンテナの側部及び/又は天井に沿ってそれぞれ配備される別個のセンサ要素によって実装されてもよい。
【0021】
以下でより詳細に記載されるように、内部感知装置120の更なる実施形態は、コンテナ内の環境状態(例えば、温度、湿度、光、音)、コンテナ内に保存されている物の変化の検出(例えば、コンテナ内の動きの検出、コンテナ内に保存されている物の構成の変化の検出)等、コンテナ内の状態を検出するのを支援するためにコンテナ内の1つ以上の他のタイプのセンサを配備してもよい。
【0022】
例示的な内部感知装置120は、本願と同日に出願され且つ本願と共通の発明者による“Enhancing Logistics Operations When Loading a Container Using a Scanning Sensor
Node”と題された米国仮特許出願に記載されたスキャンセンサノードによって実装されてもよい。“Enhancing Logistics Operations When Loading a Container Using a Scanning
Sensor Node”と題された米国仮特許出願の詳細及び支持する記載は、参照により本明細書に援用される。
【0023】
一部の実施形態では、外部管理ノード110及びコンテナインターフェースディスプレイ装置150は、1つ以上のユーザアクセス装置140に接続されてもよく、これはコンテナ関連の物流作業に関与する物流職員(作業員又はオペレータとも呼ばれる)によって使用されてもよい。以下でより詳細に記載されるように、このようなユーザアクセス装置140は、物流職員がメッセージ(コンテナ115で出荷される物品130aに関連するアラート通知等)を受信し及び/又はユーザ入力を提供することを可能にするディスプレイ使用可能装置であってもよい。他の実施形態では、当業者であれば、外部管理ノード110が(ユーザアクセス装置140に適切なものとして本明細書に記載したものと同様の)携帯型のディスプレイ使用可能装置として実装されてもよいが、他の実施形態は固定装置及び/又は物流職員と相互作用するためのグラフィック若しくはディスプレイ可能ユーザインターフェースを持たない装置として外部管理ノード110を実装し得ることを理解するであろう。
【0024】
更なる実施形態では、コンテナインターフェースディスプレイ装置150は、内部感知装置120の例示的な実施形態による動作及び相互作用に関する管理タイプのノードとして動作してもよい。従って、内部感知装置120は、コンテナインターフェースディスプレイ装置150にセンサデータを直接伝達してもよく、媒介として装置150を使用して他の装置(例えば、ユーザアクセス装置140c、外部管理ノード110及び/又はサーバ100)と間接的に通信してもよい。
【0025】
一般に、(コンテナ115等の)例示的なコンテナは、出荷される又は少なくともコンテナ115内に一時的に保存される(物品130a−130e等の)1つ以上の物品を保持するために使用されてもよい。当業者であれば、例示的なコンテナは、限定されないが、ユニット・ロード・デバイス(ULD)、インターモーダル出荷用コンテナ、トラックによって引っ張られるセミトレーラ、貨物列車内の収納エリア、配達用トラック内の画定エリア、航空機のばら荷エリア又はその一部を含み得ることを理解するであろう。このようなコンテナは、それが積み込まれ又は積み降ろされ得る少なくとも1つの開口又はエントリを有する。
【0026】
コンテナに物品を積み込む際に、積み込まれる物品を識別して、向上した積み込み作業の一部としてコンテナに関連する物流情報を電気的に表示するために、装置150等のコンテナインターフェースディスプレイ装置がコンテナ115等の特定のコンテナに配備されてもよい。装置150等の例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置は、一般に、コンテナ及び/又はそのコンテンツに関連する物流情報の管理をキャプチャし、アクセスし、管理し、表示し、及び/又はそれに関して他者に通知することが可能な装置である。一般の実施形態では、例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置150は、コンテナの壁に取り外し可能に取り付けられるか、代替的に、コンテナに組み込まれ得るトランシーバベースの処理又は論理装置である。より詳細には、例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置は、高耐久化筐体、無線通信用の(複数の)無線機、プログラミング命令及びデータを保持するために処理装置によってアクセス可能な搭載メモリ、コンテナに積み込まれる又はコンテナから積み降ろされる物品を識別するためのスキャナ、追加センサ、管理される物流情報へのアクセスを提供し及び/又は更なるセンサが接続されることを可能にし得るインターフェース回路、及びコンテナインターフェースディスプレイ装置の回路に電力を提供する電源(例えば、バッテリ)によって実装されてもよい。図2は、装置150a等の例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置の更なる詳細を提供する。
【0027】
例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置150がインターフェース回路との間の物理的接続を介して搭載データ及びプログラミング命令へのアクセスを提供し得る一方で、コンテナインターフェースディスプレイ装置150は、コンテナインターフェースディスプレイ装置上の無線機を介して無線接続を使用して外部管理ノード110(又はユーザアクセス装置140c)と動作可能に通信してもよい。一実施形態では、例示的な外部管理ノード110は、典型的には、コンテナ115の外部に配備され、インテリジェント中間アクセスポイント又はバックエンドサーバ100とコンテナインターフェースディスプレイ装置150との間のブリッジのタイプとして動作する。一実施形態では、外部管理ノード110は、(所望の配備に応じて、コンテナインターフェースディスプレイ装置と外部管理ノードとの間の無線通信と同じ又は異なるフォーマットであり得る)他の無線通信を介するネットワークを通じてサーバ100に接続されてもよい。しかしながら、当業者であれば、別の実施形態では、外部管理ノード110が、(イーサネット(登録商標)接続又は何らかの他の有線データ通信接続等の)ケーブル接続を介してネットワーク105を介してサーバ100に接続され得ることを理解するであろう。
【0028】
より詳細には、例示的な外部管理ノード110は、処理又は論理演算装置、他のノード(コンテナインターフェースディスプレイ装置、他の外部管理ノード及び/又はユーザアクセス装置)と通信するために使用される近距離無線機、サーバ100又は他の装置と通信するための中間及び/又は長距離無線機、処理装置によってアクセス可能なメモリ、並びに外部管理ノード110の回路に対して電力を供給する電源(例えば、バッテリ又は有線電力供給接続)を有するデバイスである。外部管理ノード110等の例示的な外部管理ノードは、既知の固定場所に配置されてもよく、代替的に、外部管理ノードの範囲に入ると1つ以上のコンテナインターフェースディスプレイ装置と柔軟に相互作用する移動装置であってもよい。
【0029】
当業者であれば、外部管理ノード110の処理装置110が、一般に、データについて計算を実行し、運用及びアプリケーションプログラムコード並びに外部管理ノード110内の他のプログラムモジュールを実行する、マイクロプロセッサ又はマイクロコントローラ等の論理機能回路を含み得ることを理解するであろう。また、当業者であれば、例示的なマスタノード110aが、所望の実装態様に応じて、単一プロセッサ又は論理演算装置、よりパワフルなマルチコアプロセッサ、又は複数プロセッサによる処理装置で実現することができるハードウェアコンポーネントであることを理解するであろう。一実施形態では、外部管理ノード110の処理装置は、ネットワーク105を介する及び例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置150等の他の装置への無線での異なる通信経路における有線及び無線通信を可能にする低電力マイクロプロセッサ及び関連周辺回路により実装されてもよい。より単純なマイクロコントローラ又は離散的回路を使用して、外部管理ノード110の処理装置及びより複雑で精巧な汎用又は専用プロセッサを実現することができる。しかしながら、このようなハードウェアは汎用又は専用のプロセッサで実装され得るが、実施形態を全体として見て積み込み、輸送、出荷処理及び積み降ろし作業等の物流及び物流作業のサイクルの分野内で適用される場合、実施形態の中の本明細書に記載の外部管理ノード110の機能は単に従来のものではない。
【0030】
更に別の実施形態では、外部管理ノード110の例示的な処理装置は、そのコアで動作するシステムオンチップ(SoC)装置を有するシングルボード・コンピュータの一部として低電力組み込みプロセッサで実装されてもよい。この実施形態では、SoC装置は、リムーバブルメモリとしてのリムーバブルメモリカードスロット(例えば、セキュア・デジタル(SD)カードスロット)、搭載不揮発性メモリ記憶装置として動作するフラッシュメモリ、搭載揮発性メモリとして動作するRAMメモリ、不揮発性メモリ記憶装置に保存され且つ揮発性RAMメモリで実行される(Linux(登録商標)等の)オペレーティングシステム、及びネットワーク105との及びコンテナインターフェースディスプレイ装置150又はユーザアクセス装置140若しくは140b等の他の装置との通信インターフェースを実装し得る周辺機器を含んでもよい。
【0031】
このような通信インターフェースの例は、外部管理ノード110を、コンテナインターフェースディスプレイ装置との無線通信に使用され得る特定の近距離通信経路(例えば、2.4GHzで通信するBLE(ブルートゥース(登録商標) Low Energy)接続経路)に動作可能に結合するための特定の通信回路を含んでもよい。一実施形態において、BLEが短距離通信プロトコルを可能にするために使用され得るが、他の実施形態は、他の低電力、短距離通信プロトコルを用いて実現することができ、そのようなプロトコルには、超広帯域インパルス無線通信で使用される超低電力通信プロトコル、ZigBee(登録商標)プロトコル、及びIEEE802.15.4規格通信プロトコル、NFC、Ant+等が有る。
【0032】
例示的な外部管理ノード110は、ネットワーク105を介してサーバ100に通信路を提供するために、中距離及び/又は長距離通信インターフェース部分を提供する他の通信回路との通信インターフェースを更に実装してもよい。一実施形態において、このような長距離通信インターフェース部分は、IEEE802.11g準拠WiFiトランシーバ又はセルラ無線機の形態で、中距離無線機によって実装することができる。更に別の実施形態において、Wi−Fiトランシーバ及びセルラ無線機は、最良に利用可能である場合に又は優先度に従って使用することができる(例えば、まず、利用可能である場合、より低コストが可能であるならWi−Fiトランシーバの使用を試み、そうでない場合、セルラ無線機に依存する)。言い換えると、一実施形態は、中距離Wi−Fiトランシーバ無線機の代替として、又は中距離無線機がネットワーク105内の接続インフラ無線機からの到達範囲外である場合、このような通信インターフェースの一部として長距離セルラ無線機に依存する。
【0033】
更に、外部管理ノード110の実施形態は、状態を示し且つデータをレビューするための基本的な相互作用及びコンテナインターフェースディスプレイ装置150、ユーザアクセス装置140a及び140b等の任意の他の装置並びにサーバ100との関連相互作用を可能にするためにユーザインターフェースを提供してもよい。一実施形態において、このようなユーザインターフェースは、ディスプレイ、相互作用ボタン若しくはソフトキー、及び/又はポインティングデバイスを提供し、ディスプレイとの相互作用を容易にすることができる。更なる実施形態において、データ入力装置はまた、ユーザインターフェースの一部として使用することができる。他の実施形態において、ユーザインターフェースは、1つ又は複数のライト(例えば、ステータスライト)、音声入出力デバイス(例えば、マイクロフォン及びスピーカ)、又は積み込み作業に関与する物流職員にフィードバックを提供し得るタッチスクリーンの形態を取ることができる。更に別の実施形態では、ユーザインターフェースは、コンテナのコンテンツ又はコンテナ内の状態の特徴を反映する1つ以上の画像が示されるディスプレイを含んでもよい(例えば、コンテナの内側の画像、コンテナ内を満たすために残されている物の密度/容積を示す深度マップ、コンテナ内の熱変化を示す熱ディスプレイ、微光状態の下でコンテナの内側を示す暗視又は赤外線画像、コンテナの最も重い側が有る場所を示す床からの圧力マップ等)。
【0034】
図1に示す実施形態では、単一の外部管理ノード110のみを示しているが、当業者であれば、本発明の一実施形態と一致するネットワークシステムが、広範な同様の、又は異なる外部管理ノード110を含んでもよく、それぞれが、サーバ100及び/又は他の外部管理ノード、並びに広範な同様の、若しくは異なるスキャンセンサノード及び一部の実施形態では1つ以上のユーザアクセス装置と通信することを理解するであろう。従って、図1に示された例示的なネットワークシステムは基本的な実施形態であり、当業者であれば、システムが更なる実施形態においてこのような追加のノード及び装置を含み得ることを理解するであろう。
【0035】
システムにおける例示的なネットワーク105は、相互接続のタイプを提供し、且つ様々な通信ネットワーク又は経路を含む一般的なデータ通信ネットワークとすることができる。当業者であれば、サーバ100と図1に示され且つ1つ以上の実施形態において先に記載された他のコンポ―ネントとを相互接続するネットワークの所望の実装態様に応じて、そのような例示的なネットワーク又は経路が、有線構造(例えば、LAN、WAN、電気通信線、電気通信サポート構造、及び電気通信処理機器、グラフェン又はコンテナの材料に組み込まれる他の同様の材料から成るネットワークバックボーン等)、無線構造(例えば、アンテナ、受信器、モデム、ルータ、リピータ等)、及び/又は両方の組み合わせで実現することができることを理解するであろう。
【0036】
サーバ100は、ネットワーク105を通じて接続されるように示されているが、当業者は、サーバ100が、実装の詳細及び所望の通信路に応じて、外部管理ノード110等の、図1に示した他のコンポ―ネントへのより直接的な接続、又は専用接続を有し得ることを理解するであろう。更に、当業者であれば、サーバ100等の例示的なサーバが、1つ以上のデータベース(図1には図示せず)内の情報の集合を含むことができ、一方、他の実施形態において、複数のサーバプラットフォームで維持される複数のデータベース又は個別のネットワーク・ストレージ・サーバを使用して、情報のそのような集合を維持することができることを理解するであろう。更に、当業者は、データベースが、物流作業を支援するインフラストラクチャの一部として、外部管理ノード110等の、デバイスに直接アクセス可能とすることができる情報の集合のネットワークストレージを本質的に提供するクラウド技術で実現することができることを理解するであろう。
【0037】
一般に、例示的なサーバ100の実施形態は、ノード装置(例えば、外部管理ノード110、コンテナインターフェースディスプレイ装置150)を管理するのに役立ち、ノードから情報(例えば、コンテナ内に保存される物に関する重量及びパッケージ数情報)を収集し、ノードから収集された情報又は物流作業においてノードに役立つ他の情報(例えば、コンテナ出荷情報)を保存し、要求側エンティティにノードに関する情報(例えば、ノード状態、コンテナ状態、コンテナタイプ情報、センサ情報、目録等)を提供し得るバックエンドタイプのプラットフォームとして動作する。例示的なサーバを配備し且つこの機能を利用する様々な実施形態に関する更なる詳細が、以下でより詳細に説明される。
【0038】
当業者であれば、例示的なサーバ100が、多種多様な方法で実現することができるハードウェアベースのコンポ―ネントであることを理解するであろう。例えば、サーバ100は、単一のプロセッサを使用することができ、又はデバイス(ユーザアクセス装置140等)及び無線ノード(外部管理ノード110等)と通信するマルチプロセッサコンポ―ネントの1つ又は複数の部分として実現することができる。サーバ100の実施形態は、単一のコンピューティングシステム、分散型サーバ(例えば、別個のサーバ関連タスクのための別個のサーバ)、階層型サーバ(例えば、実装態様に応じて情報が異なるレベルで保持され、タスクが異なるレベルで実行される複数のレベルで実装されたサーバ)、又は複数の別個のコンポ―ネントがクライアントデバイス(例えば、外部管理ノード110)の観点から1つのサーバ・コンピューティング・プラットフォーム・デバイスとして論理的に機能することを可能にするサーバファームとして実装することができる。例示的なサーバ100は1つより多くのメモリ記憶媒体を配備してもよく、異なる非一時的な形態(例えば、従来のハード・ディスク・ドライブ、フラッシュメモリ等の固体メモリ、光ドライブ、RAIDシステム、クラウドメモリで構成されたメモリ、ネットワーク記憶装置等)のメモリ記憶媒体を含んでもよい。
【0039】
そのコアで、例示的なサーバ100は、ネットワークインターフェースに結合される処理又は論理演算装置を備え、ネットワークインターフェースは、少なくとも1つ以上の外部管理ノード並びに、幾つかの実施形態において、装置140b等のユーザアクセス装置と、ネットワーク105を通じて動作接続及び通信することを容易にし且つ可能にする。一実施形態において、サーバ100は、ノード110等の1つ以上の外部管理ノードとより直接的に通信するための、中距離及び/又は長距離通信インターフェースを含んでもよい。上記の非在来型の機能を集合的に提供するために、サーバのメモリに記憶され且つサーバの処理装置によって実行されるプログラミング命令と共にこうした通信路を使用して、サーバ100は、一般に、コンテナに関する物流情報の収集、管理及び提供を容易にする、コンテナインターフェースディスプレイ装置150に結合されるコンテナに対する物流作業に関連する情報を調整し且つ管理するように動作する。
【0040】
一部の実施形態では、サーバ100は、コンテナレベル情報(コンテナタイプ登録情報、コンテナ寸法情報、コンテナ出荷情報等)を提供し且つ記憶し、コンテナ内に保存される物に関する物品レベル情報(関連付けデータ、重量データ、物品出荷情報等)を保持するデータベース又は他のデータ記憶装置を含んでもよい。特定のコンテナに関連するコンテナレベル情報及び物品レベル情報は、典型的には、サーバ100にアクセス可能であり、サーバ100によって更新されると共に特定のコンテナに関するこのような更新情報を収集してサーバ100に通知する他の装置によって更新されてもよい。より詳細に記載されるように、サーバ100へのこのような更新の例は、(コンテナの特定の状態等の)通知イベントのタイプをサーバ100に積極的に知らせるタイプのアラートメッセージとしてコンテナインターフェースディスプレイ装置150から発し得るコンテナ関連通知の形態を取ってもよい。
【0041】
以下でより詳細に記載される一部の実施形態では、外部管理ノード110は、データベースに保持されるコンテナ115に関連する物流情報を更新するように、サーバ100にメッセージを送信することにより、コンテナインターフェースディスプレイ装置150からの通知メッセージに応答してもよい。次に、サーバ100は、外部管理ノード110からのメッセージに応答して物流作業メッセージのタイプを送信するか又は他のやり方で発行するために図1に示されたネットワークシステムにおいて装置と通信してもよい。このような物流作業メッセージは、コンテナ115に関連する積み込み、処理、出荷、積み降ろし又は他の物流作業への変更を実装してもよい。例えば、このような物流作業メッセージは、このようなコンテンツに関するより効果的な物流作業を容易にするために、コンテナ115に保存されている物の一部又は全ての予想される保管に責任を有する配達エンティティをサーバ100に更新させもよい。当業者であれば、配達エンティティを更新する場合、サーバ100は、明確のために図1に明示されていない他の装置と通信してもよく、このような装置は配達サービスエンティティ管理ノード装置(例えば、外部管理ノード110に類似の装置)、配達サービスエンティティのバックエンドサーバ(例えば、サーバ100に類似の装置)、及び配達サービスエンティティに関係付けられる物流職員によって使用される配達サービスエンティティのユーザアクセス装置(例えば、ユーザアクセス装置140a−140cに類似の装置)を含んでもよい。
【0042】
先に記載され且つ図1の実施形態に示されたように、ユーザアクセス装置140a−cは、コンテナインターフェースディスプレイ装置150又はサーバ100と相互作用するために外部管理ノード110と及び/又はそれを介して接続してもよい。一部の実施形態では、装置140b等のユーザアクセス装置は、ネットワーク105を介してサーバ100と接続及び通信してもよい。更に他の実施形態では、装置140c等のユーザアクセス装置は、コンテナインターフェースディスプレイ装置150と接続して直接通信してもよい。一般に、装置140a−140c等の例示的なユーザアクセス装置は、(物流作業員又は物流作業に参加しているオペレータ等の)ユーザが図1のネットワークシステムの1つ以上のコンポーネントと相互作用することを可能にする。より詳細には、例示的なユーザアクセス装置140a−140cは、図1のネットワークシステム内のノード要素のタイプとして動作してもよく、コンテナ115及びそのコンテンツに関与する作業に対して物流職員から入力を受信し及び/又は物流情報を提供するために物流作業に関与する物流職員によって使用されてもよい(例えば、コンテナの状態、コンテナ内のパッケージ数、コンテナ内に保存されている物に関する重量データ、コンテナ内に保存されている物に関する出荷情報等に関連する情報を表示すること)。
【0043】
様々な実施形態において、例示的なユーザアクセス装置140は、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレット(Apple iPad(登録商標)タッチスクリーンタブレット等)、パーソナル・エリア・ネットワーク・デバイス(ブルートゥースデバイス等)、スマートフォン(Apple iPhone(登録商標)等)、スマート・ウェアラブル・デバイス(Samsung Galaxy Gear(商標)スマートウォッチデバイス、又はGoogle Glass(商標)ウェアラブル・スマート・オプティクス等)、又はこのようなネットワークシステム要素への有線又は無線通信経路を介して、コンテナインターフェースディスプレイ装置150、外部管理ノード110と及び/又はネットワーク105上でサーバ100と通信することが可能な他の装置を使用して実装されてもよい。装置140等の例示的なユーザアクセス装置は、十分なハードウェア及びプログラムコード(例えば、アプリケーション又は1つ若しくは複数の他のプログラム・コード・セクション)を含み、以下でより詳細に説明するような様々な実施形態において、ノード要素として動作することができる。例えば、装置140bは、特定の配達サービスエンティティ(例えば、FedEx(登録商標) Express、FedEx Ground等)によって使用されるモバイルスマートフォン又は高耐久化タブレット装置として実装されてもよく、コンテナ115に対する作業処理及び出荷サイクルに関連する物流作業メッセージ及び通知及び情報を受信するように機能的に動作してもよい。一実施形態では、例示的なユーザアクセス装置140として動作し得るこのような高耐久化設備は、濡れた指、手袋又はスタイラスに適応し又はAndroid KitKatオペレーティングシステム上で実行されるタッチスクリーンを有する(以前はMotorola Solutionsによって提供されていた)Zebra TechnologiesによるSymbol TC70耐久ハンドヘルドコンピュータによって実装されてもよい。ユーザアクセス装置のタイプとして動作し得る装置の他の例は、ハンドヘルド装置(例えば、Zebra TechnologiesによるModel TC75ハンドヘルド端末、PanasonicによるModel FZ−X1耐久テーブル、IntermecによるModel CN70e超耐久モバイルコンピュータ、Model CV61車両搭載コンピュータ)、Toshiba Corporationによる携帯型印刷機、Zebra Technologiesによる固定印刷機、並びにZebra
Technologies及びIntermecによるスキャン装置を含んでもよい。
【0044】
従って、図1に示されるように、装置150等の例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置は、コンテナ115a等のコンテナに関与する物流作業の効率を改善及び向上させるように動作するネットワークシステム内のノード要素として動作してもよい。そして、図1はコンテナに結合されるコンテナインターフェースディスプレイ装置を示しているが、当業者であれば、このような例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置の利用はより広い応用及び異なるタイプのコンテナに拡張可能であることを理解するであろう。例えば、更なる実施形態は、コンテナの収納空間に積み込まれる物品を適切に識別し且つコンテナ上の(例えば、(トレーラコンテナの側方入口及び後方入口等の)コンテナへの複数のアクセスポイントの各々に近い壁の上又は特定の画定されたコンテナ内の収納空間の近くでコンテナ内に配備される)異なる位置においてコンテナに関連する管理物流情報の適切な部分を提示するために必要とされる同じ大きなコンテナ上の異なる位置に配備される複数のコンテナインターフェースディスプレイ装置を使用し得る物理的に大きなコンテナに関与してもよい。
【0045】
例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置のアーキテクチャ及びコンポーネントの更なる詳細が以下でより詳細に記載される。特に、図2は、本発明の一実施形態によるコンテナに結合されて示される例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置のより詳細なダイアグラムである。図2を次に参照すると、例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置150は、一般に、コンテナに関連する物流情報及びコンテナ内に保存されている物を管理すると共に、コンテナに関与する物流作業(例えば、コンテナの積み込み、処理、出荷、積み降ろし)を有利に促進するためのこのような情報の関連又は選択部分の電子的表示を生成するように動作可能である装置である。コンテナインターフェースディスプレイ装置150は、所定の管理物流情報をキャプチャするのを支援し、一部の実施形態では、コンテナに関連する物流作業の効率を向上させるためにコンテナ及び/又はそのコンテンツに関するアラートタイプの通知を提供するために使用されてもよい。
【0046】
図2に示されるように、例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置120は筐体200を有する装置として実装されてもよく、これはコンテナに取り付けられる、例えば、コンテナの外壁等に取り付けられるように構成される。例示の実施形態では、筐体200は、取り外し可能な連結部205によってコンテナ115の壁に取り付けられる。筐体200は、例えば、コンテナインターフェースディスプレイ装置150が埃、水分、温度、及び/又はコンテナ115に関連する物流作業の間に装置150が意図せずコンテナ115から外れるか又は他のやり方で落とされる場合の装置150の物理的落下に対して耐久性が有る又は保護される等、厳しい環境に動作可能に耐えることを可能にする侵入保護耐久性の構造及び材料によって実装されてもよい。
【0047】
図2の例示の実施形態では、筐体200及びコンテナ115の壁の例示的な連結部205は、例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置150がコンテナ115上に容易に設置されるが必要に応じて容易に取り外すことも可能にするための一時的なものである。連結部205は、例えば、筐体200の配置及び後での取り外しを可能にする磁気的結合又は圧力密閉接着によってコンテナの壁115に取り外し可能に又は一時的に取り付けられてもよい。そのため、実施形態は、一時的な取り付け構造(例えば、1つ以上の磁石、接着剤、Velcro(登録商標) 面ファスナー材料、1つ以上の物理的クリップ、1つ以上の急速接続蝶ネジ及びネジ式嵌め合い穴)によって例示的な連結部205を実装してもよい。このような一時的な取り付け構造は、筐体200及びコンテナ115の壁の急速接続及び切断を可能にするように係合され及び解除されてもよい。例えば、一実施形態では、連結部205の接続基部(図示せず)はコンテナ115の壁又は他の部分における所望の場所に一時的に又は恒久的に取り付けられ又は形成されてもよいが、連結部205の第2の部分は、接続基部と嵌め合うように筐体200に取り付けられ又は形成されてもよい。
【0048】
より詳細には、取り外し可能な連結部205は、(連結部205のキーシート(keyseated)嵌め合い部分等の)嵌め合い又は噛み合い構造を使用してもよい。このようにして、連結部の嵌め合い部分が互いに据え付けられるときにコンテナインターフェースディスプレイ装置150が所望の物理的姿勢及び方向で配置され且つ方向付けられることを確実にするように、一方の部分が筐体200に固定され又は取り付けられてもよく、他方の部分がコンテナ115の壁に固定されるか他のやり方で取り付けられてもよい。
【0049】
そして、取り外し可能な連結部として図2に示されているが、代替的な実施形態は、必ずしも取り外し可能な連結部205を有していなくてもよく、代わりに、より恒久的な接続又は取り付け機構の一部として連結部205を有してもよい。例えば、連結部205は、組み込み電子ラベルタイプの装置としてコンテナインターフェースディスプレイ装置150がその上でコンテナ115に固定されたままであるように、コンテナ115に筐体200を固定してもよい。そのため、コンテナインターフェースディスプレイ装置150は、コンテナ115aが(例えば、航空機又は他のモードの輸送を介して)意図したように積み込まれ/積み降ろされ、処理され、移動され、輸送され且つ出荷されるとき、コンテナインターフェースディスプレイ装置150がコンテナ115と関連付けられる構成にも関わらず、本明細書に記載のようにコンテナ115の一部として動作してもよい。
【0050】
図2に示されるように、例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置150の実施形態は、搭載メモリ215に結合される処理装置210等のプロセッサ又は論理装置によって実装されるハードウェアベースのコンポーネントである。例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置150は、一般に、1つ以上の無線インターフェース240及び245、インターフェース回路220、識別スキャナ225、ユーザ入力装置230、ディスプレイスクリーン235、及び電源250を含む。当業者であれば、例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置150の更なる実施形態は(上記の内部感知装置120に含まれている物と類似の)追加の搭載センサを含み得ることを理解するであろう。
【0051】
より詳細には、例示的な無線インターフェース240及び245は、各々が処理装置210に結合され、(インターフェース240を介する)長距離無線通信及び(インターフェース245を介する)短距離無線通信を可能にする。こうした無線インターフェースの各々は、一般に、無線機が他の装置(図1に示されたもの等)とアンテナを介して通信する処理装置210に結合される全方向性アンテナ及びプログラム可能無線機として実装されてもよい。一実施形態では、インターフェース240及び245は、指向性が要求されるか又は特定の通信周波数が異なるアンテナ構成を要求する場合に異なるアンテナプロファイルによってアンテナを使用してもよい。例示的な無線インターフェース240及び245は、短/近距離無線通信インターフェース245用のブルートゥースインターフェース又は無線ネットワークインターフェース(Wi−Fi)又は長距離無線通信インターフェース240用のセルラインターフェース等の異なるタイプの通信に対して様々な異なるタイプの無線トランシーバを使用して通信してもよい。当業者であれば、更なる実施形態において、インターフェース240及び245は、RFIDリーダ及び/又はNFC通信又は無線通信を可能にする他のデータ通信インターフェースを実装し得ることを理解するであろう。例えば、カリフォルニア州カマリロのSemtech社によるLoRaTM無線製品が、低コストなやり方でこのような有線又は無線通信を可能にするために使用されてもよい。他の実施形態では、所望の通信が単一のインターフェースの範囲で達成され得る場合には、単一のインターフェースがインターフェース240、245の双方として使用されてもよい。
【0052】
上記のように、位置実施形態は、物品が積み込まれ且つ積み降ろされると共に物流職員が移動することが予想され得る複数の入口をコンテナが有するような場合、単一のコンテナに対して取り付けられる複数のコンテナインターフェースディスプレイ装置を有してもよい。当業者であれば、コンテナインターフェースディスプレイ装置の各々の中に配備される無線インターフェース240及び245が2つのコンテナインターフェースディスプレイ装置間のノード・ツー・ノード通信を可能にし得ることを理解するであろう。例えば、1つのコンテナインターフェースディスプレイ装置が、別のコンテナインターフェースディスプレイ装置からのメッセージ及び/又はデータを受信して、及び外部管理ノード110等の外部管理ノードに受信したメッセージ及び/又はデータを伝え得るという点で管理ノードとして動作してもよい。これは、コンテナインターフェースディスプレイ装置の1つのみが外部管理ノードの通信範囲内に有るが、他のスキャンセンサノードは外部管理ノードと直接通信できない場合に役立ち得る。更に、単一のコンテナに関与するこのような複数のコンテナインターフェースディスプレイ装置の実施形態において、異なるコンテナインターフェースディスプレイ装置が、特定のコンテナに関連する物流情報を管理することに対して同様に動作し、各装置の各ディスプレイスクリーン235上の表示された電子物流監視情報として管理された物流情報の各関連部分を提供してもよい。
【0053】
インターフェース回路220は、一般に、装置150を装置150の外部の1つ以上の装置に動作可能に結合するためにコンテナインターフェースディスプレイ装置150上に配備されてもよい。一実施形態では、インターフェース回路220は、装置150の機能を更に拡張し得る筐体200の外部のモジュール式コンポーネントと動作可能に相互作用するために利用可能な接続を筐体200上に提供してもよい。例えば、インターフェース回路220によって実装される接続は、コンテナ内に配置されるスケールが装置150の処理装置210と通信することを可能にしてもよい。同様に、インターフェース回路200は、コンテナ115の中及びコンテナ115に関連する環境状態についての情報を他のセンサ(例えば、内部感知装置120の感知要素)から装置150が受信すること可能にしてもよい。このような他のセンサは、例えば、環境条件としてコンテナ内の動きを検出する運動センサ、環境条件としてコンテナ内の光の閾値レベルを検出する光センサ、環境条件としてコンテナ内の温度の閾値レベルを検出する温度センサ、環境条件としてコンテナ内の湿度の閾値レベルを検出する湿度センサ、環境条件としてコンテナに関連する衝撃力を検出する運動力センサ、環境変化としてコンテナ内の大気化学成分変化を検出する化学センサ、グローバルポジショニングシステム(GPS)座標等の場所座標を検出する場所センサ、環境変化としてコンテナに関連する聴覚レベル変化を検出するマイクロフォン、環境変化としてコンテナ内の気圧を検出する圧力センサ、及び環境変化としてコンテナ内の煙粒子濃度を検出する煙センサを含んでもよい。更なる例示的なセンサは、環境状態のタイプとして通信環境における障害(例えば、Wi−Fi接続の紛失、RF信号強度検出器/指示器等)を検出してもよい。
【0054】
更なる実施形態では、例示的なセンサは、コンテナの内部の又は内部の部分を反映する1つ以上の画像をキャプチャするように動作可能である画像センサ又はカメラセンサのタイプによって実装されてもよい。このようなセンサは、期間静止画、熱画像、映像、又はコンテナのコンテンツを反映し且つコンテナ及びそのコンテンツの状態に関する情報を提供する他のタイプのフィルタリングされた又は向上させた画像を生成してもよい。例えば、例示的なカメラ又は画像センサは、コンテナの内側の画像、コンテナ内で満たされるために残されている物の密度/容積、コンテナ内の熱変化を示す熱表示、微光状態の下でコンテナの内側を示す暗視又は赤外線画像、コンテナの最も重い側が有る場所を示す床からの圧力マップを生成してもよい。従って、インターフェース回路200の実施形態は、コンテナ115を開かなくても、コンテナ115の中及びコンテナ115に関連する状態についての情報をセンサ(例えば、内部感知装置120の感知要素)から装置150が受信すること可能にしてもよい。
【0055】
また、インターフェース回路は、検出されたバーコード又は検出されたコンテナに関係付けられる寸法情報等のコンテナ情報に基づいてコンテナのタイプを識別する1つ以上のセンサに結合されてもよい。例えば、内部感知装置120内の深度センサ又は他のセンサは、特定のコンテナを識別する情報(例えば、コンテナ115内の利用可能収納エリアについての基準寸法情報等のコンテナタイプ登録情報、及びコンテナ115に関係付けられるバーコード情報等)又は収納空間に関連する状態若しくはそのコンテナ内の状態及びこのような空間に保持される物品を検出するように動作可能である別のタイプの識別センサ又はスキャナとして装置150に動作可能に結合されてもよい。
【0056】
より詳細には、インターフェース回路220の実施形態は、一般に、コンテナインターフェースディスプレイ装置150に搭載の要素に外部インターフェースを提供するために処理装置210に接続してもよい。このようなインターフェース回路220は、例えば、異なる外部センサ又はコンテナインターフェースディスプレイ装置150の外部の他の回路/装置とのインターフェース(例えば、筐体200におけるプラグタイプ又はコネクタ型インターフェース)を実装する様々な周辺機器(例えば、タイマ回路、USB、USART、汎用I/Oピン、IRインターフェース回路、DMA回路)を含んでもよい。別の実施形態では、インターフェース回路220は、外部装置にメモリ215に保持されているデータ及びコードへのアクセスを与え又は外部装置がコンテナインターフェースディスプレイ装置150のメモリ215内に保存される他のデータ及び/又はコードを提供することを可能にするデータインターフェース(マイクロUSBインターフェース等)を提供するように動作してもよい。別の実施形態では、インターフェース回路220はマイクロセキュアデジタル(SDTM)メモリカードスロット及び支援回路等のメモリカードインターフェースを含むように実装されてもよく、それによりメモリカードの形態の非一時的なリムーバブルメモリ媒体記憶装置が処理装置210にアクセス可能であってもよい。
【0057】
例示的な装置150における識別スキャナ225は、一般に、コンテナ115内に積み込まれる物品を識別する又はコンテナ自体を識別する1つ以上のセンサ又は走査素子である。より詳細には、スキャナ225は、識別要素に関連する識別情報を読み取るか又は受信するように動作してもよい。このような感知又は走査素子は、例えば、電気信号(例えば、電波)、レーザ、及び他の光学、電気光学、磁気若しくは電磁信号によってスキャンを行ってもよい。このような感知又は走査素子は、限定されないが、バーコードスキャナ、無線自動識別(RFID)リーダ、近距離無線通信(NFC)インターフェース、ブルートゥース無線機、又は他の無線ネットワークデータ通信装置、及び識別要素に関連する識別情報を読み取る又は受信するように動作し得る同類のものを含んでもよい。スキャナ225のこのような例示的な感知又は走査素子は、超広帯域インパルス無線通信によって使用される超低電力通信プロトコル、ジグビープロトコル、IEEE802.15.4標準通信プロトコル等の通信プロトコルを使用し得る他の低電力、近距離通信装置によって実装されてもよい。例示的な識別要素は、バーコードスキャナによって読み取られ得るバーコードラベルを含んでもよい。他のタイプの無線識別要素は、例えば、RFIDタグ、NFC装置、Ant+装置、別のブルートゥース装置、ジグビー装置、又は走査素子として類似の通信フォーマットで動作する別の無線ネットワークデータ通信装置として実装されてもよい。従って、識別スキャナ225の実施形態は、物品を識別するやり方として出荷される物品に関連する情報を受信するためにスキャンを行う(例えば、信号若しくはビームを送信する、又は信号若しくは反射されたビームをリッスンする)識別スキャン又はリッスン装置のタイプとして実装されてもよい。
【0058】
コンテナインターフェースディスプレイ装置150の実施形態についてのユーザ入力装置230は、ユーザ、作業員又は物流職員が装置150に関連の又は促された入力を入力することを可能にしてもよい。例えば、このような入力は、コンテナ115に関連する管理物流情報(例えば、パッケージ数データ、重量データ、出荷データ、センサデータ、配達関連データ、アラート通知情報、並びにコンテナ115及びそれが現在保管している物に関連する電気スキャン可能な(複数の)バーコードオブジェクト)として装置150によって提示され、表示され又は送信されるものを選択的に変化させてもよい。一実施形態において、ユーザ入力装置230は、装置150の操作を容易にするために、相互作用ボタン、スイッチ、又はソフトキー、及び/又はポインティングデバイスを提供してもよい。このような操作の例は、限定されないが、装置150のアクティブ化/非アクティブ化、ディスプレイスクリーン235に対する輝度又は睡眠モード等のスクリーン特性の制御、コンテナに関連する管理物流情報の修正、又はコンテナ内に保存されている物に対して入力を提供する他のやり方を含んでもよい。更なる実施形態において、データ入力装置はまた、ユーザ入力装置230の一部として使用することができる。更に他の実施形態では、ユーザ入力装置230は、コンテナ物流作業に関与する物流職員への及び物流職員からの関連フィードバック(例えば、関連物流職員の注意を引くのに役立ち得るビープ音又は警報ブザー)を提供又は収集する可聴入力及び出力装置(例えば、マイクロフォン及びスピーカ)の形態を取ってもよい。
【0059】
例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置150のディスプレイスクリーン235は、一般に、コンテナ物流作業に関与する物流職員に電子物流監視情報を提供する。一般に、このような電子物流監視情報は、装置150に取り付けられるコンテナに関連する管理物流情報の一部又は全てを含んでもよく、コンテナインターフェースディスプレイ装置150の状態又は装置150に対する動作制御を示してもよい。より詳細な実施形態では、ディスプレイスクリーン235は、作業員又は物流職員がディスプレイスクリーン235に示された情報を読むことができ、且つディスプレイスクリーン235上に示され得るオブジェクトを電子スキャンできるように(例えば、別個のバーコードリーダ又はスキャナによってスキャン又は読み取るのに適した電子的に生成されたバーコード)、垂直又は水平方向に9x6アスペクト比で3.5から7インチ等の所望のサイズを有してもよい。従って、ディスプレイスクリーン235は、ラベル情報に加えてコンテナ及び/又は1つ以上のスキャン可能オブジェクト(バーコード等)の形態であり得るそのコンテンツに関連する追加情報を提示してもよい。
【0060】
ディスプレイスクリーン235の実施形態は、明るく照らされた及び薄暗く照らされたエリアの両方において読取可能なタッチスクリーン装置であってもよく、埃及び降水耐性のための定格の侵入保護によって実装されてもよく、容量性及び/又は抵抗入力の組み合わせを利用してもよい。ディスプレイスクリーン235の実施形態は、ユーザ入力装置230について先に記載されたものと同様の機能に使用され得るディスプレイスクリーン235のフレームの周辺及び/又はスクリーンベゼルにおける物理及び/又は仮想ボタンを含んでもよい。言い換えれば、ディスプレイスクリーン235の実施形態は、(タッチスクリーン等の)組み合わされた要素が両方を実装するために使用され得るように、ユーザ入力装置230の要素を組み込んでもよい。ディスプレイスクリーン235の実施形態は、様々な環境状態におけるバッテリ寿命を延ばすのに役立ち且つ許容できる読取性を促進する、(E Ink Corporation等によって提供される電子インクマイクロカプセルを使用する電子ペーパーディスプレイ(EPD)モジュール等の)低級なモノクロソリューション又は高解像画素数等の様々な技術をサポートしてもよい。
【0061】
従って、当業者であれば、ディスプレイスクリーン235、ユーザ入力装置230及びインターフェース回路220は、例えば、視覚出力、聴覚出力、触覚(振動)フィードバックを介してユーザに対する様々なフィードバックを実装するために配備され得ることを理解するであろう。このようなフィードバックは、ユーザ又は他の人物がコンテナに関連する顕著なイベント、コンテナ内の状態、及び/又はコンテナ内に保存されている物のコンテンツを知らされ得るように、このような要素を介して(及び生成され及び/又は他の装置に送信された通知を介して)提供されてもよい。
【0062】
例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置150は、電源250を更に含む。図2に示されるように、電源250は、コンテナインターフェースディスプレイ装置150内に配備される様々なアクティブ回路に電力を提供するコンテナインターフェースディスプレイ装置150のコンポーネントである。電源250の実施形態は、再充電可能であるか又は交換電力素子であってもよい(例えば、交換可能バッテリ装置又はセル、充電可能バッテリ装置又はセル、又はバッテリを動作可能に充電し得る太陽電池に結合される充電可能バッテリ)。一部の実施形態では、太陽電池は、コンテナインターフェースディスプレイ装置150が太陽光によって再充電され得るように、筐体200の外部に配置されてもよい。
【0063】
別の実施形態では、電源250は、インターフェース回路220に接続され又は電源250の一部として統合される充電装置(図示せず)に電力を提供し得る充電パッド等の充電ステーションへの近接を介して無線で充電されてもよい。より詳細には、電源250は、インターフェース回路220(又は電源250の一部として統合される無線充電受信回路)に接続される充電受信装置に目標RF信号をブロードキャストする充電送信装置を使用して無線で充電されてもよい。このような例示的な充電送信装置は、電源250のコード付きの充電に依存せずに無線で効率的且つタイムリーに電源250を充電するのを容易にするために、コンテナ、一時的に又は恒久的にコンテナを含み得る車両(例えば、航空機、トラック、配達用トラック)、又はコンテナを処理する物流施設の一部として配備されてもよい。更に別の実施形態では、装置150の電力需要がこのような無線充電受信装置によって十分に供給され得る場合、電源250は、例示的な無線充電受信装置として実装されてもよい。電源250を充電するのに役立つように配備され得るこのような無線充電回路及びシステムは、San Jose、CaliforniaのEnergous CorporationによるWattUpTM電力ルータ及び対応受信機、Redmond、WashingtonのOssia, Inc.によるCotaTM無線電力ソリューション、及びNeve Ilan、IsrealのPowermat Technologies Ltd.によるPowermatTM無線充電技術を含む。
【0064】
処理装置210に関連して、当業者であれば、例示的な処理装置210は、基本的には、コンテナインターフェースディスプレイ装置150内で、一般にデータ(例示的なデータ270−290等)に対する計算を行い、オペレーション及びアプリケーションプログラムコード(オペレーティングシステム255及びアプリケーションプログラムコードモジュール260等)を実行する論理であることを理解するであろう。そのため、例示的な処理装置210は、コンテナインターフェースディスプレイ装置150の処理コアとして動作する。一実施形態では、処理装置210は、低電力消費マイクロコントローラ等、特定の応用実施形態の必要によって決められる処理及び関連周辺回路によって実装されてもよい。また、より単純なマイクロコントローラ又は離散的回路を使用して、処理装置210及びより複雑で精巧なマイクロプロセッサを実現することができる。
【0065】
当業者であれば、例示的な処理装置210は、コンテナインターフェースディスプレイ装置150のコアとして使用される単一チップトランシーバ又はSoCに組み込まれ得ることを理解するであろう。また、当業者であれば、コンテナインターフェースディスプレイ装置150は、電力、処理速度、スキャンされるコンテナ空間のサイズ等のコンテナインターフェースディスプレイ装置150の要件に応じて、専用に最適化されたハードウェア(例えば、以下に記載されるアプリケーションプログラムコードモジュール260と同じ動作制御及び機能を有する特定用途向け集積回路(ASIC))、個別論理、又はハードウェアとファームウェアの組み合わせによって実装され得ることを理解するであろう。
【0066】
ディスプレイスクリーン235をサポートするために、処理装置210の実施形態は、信号を生成して、ディスプレイスクリーン235内の回路を適切に駆動するように動作可能である。更なる実施形態では、当業者であれば、汎用処理チップセットと共に、装置150の実施形態の所望のグラフィックス機能を適切に処理するために別個のグラフィックス処理装置(GPU)及びビデオメモリによって実装され得ることを理解するであろう。
【0067】
更なる詳細な実施形態において、例示的な処理装置210は、Raspberry Pi Computer Model B+又はA+等の、シングル・ボード、低コスト、省スペースのコンピュータの一部として使用される低電力ARM1176JZ−Fアプリケーションプロセッサによって実現することができる。一実施形態では、ARMアプリケーションプロセッサは、Raspberry Pi Computerに配備されたBroadcom(登録商標)BCM2835 system−on−chip(SoC)内に埋め込まれている。この実施形態において、Raspberry Pi Computerデバイスは、例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置150のコアとして動作し、記憶装置215として動作するセキュア・デジタル・メモリ・カードスロット及びフラッシュメモリカード、揮発性メモリとして動作する512Mbyte RAM記憶装置、オペレーティングシステム(Linux等)、少なくともインターフェース回路220を実装し且つディスプレイスクリーン235を駆動し得る周辺機器を含む。装置150内の処理装置210の及び回路の他の例示的な実装は、センサからの入力を受信し且つ他の装置を制御するように動作可能である特定のモデルのArduinoTMシングルボード・コンピュータを使用してもよい。
【0068】
一般の実施形態では、コンテナインターフェースディスプレイ装置150上の搭載メモリ215は、プログラムコード及びデータを維持するために処理装置210によってアクセス可能である。メモリ215の一部は、情報(例えば、実行可能コード/モジュール及びデータ)を不揮発性及び非一時的なやり方で保持することができる有形の、非一時的なコンピュータ可読媒体として実装されてもよい。記憶装置の例には、ハード・ディスク・ドライブ、ロム、フラッシュメモリ、又は情報の長期間の不揮発性の記憶を可能にする他の媒体構造を含むことができる。このようなメモリ記憶装置は、プログラムコード(例えば、オペレーティングシステム255、物流情報管理プログラムコード260)及び他のデータ要素(例えば、(コンテナデータ275、コンテンツデータ280及びセンサデータ285等の)管理物流情報270、通知/アラートデータ290等)を保持する。
【0069】
メモリ215の別の部分は、コンテナインターフェースディスプレイ装置150の動作の間に処理装置210によって使用されるランダム・アクセス・メモリ(RAM)構造として実装されてもよい。装置150の電源が投入されると、メモリ215の揮発性メモリ部分は、オペレーティングシステム255を、次に1つ以上の動作プログラム(物流情報管理プログラムコード260等)又はコンテナインターフェースディスプレイ装置150の特別に適合された非在来型の動作を促進するのに役立つ特定のプログラムモジュールを追加されてもよい。コンテナインターフェースディスプレイ装置150の動作の間、揮発性メモリはまた、コンテナインターフェースディスプレイ装置150がメモリ215の不揮発性メモリ記憶装置部分からプログラム又はロードされた命令を実行する場合に生成される所定のデータ(例えば、管理物流情報270(コンテナデータ275、コンテンツデータ280、及びセンサデータ285等)、通知/アラートデータ290等)を含んでもよい。しかしながら、当業者であれば、図2に示された全てのデータ要素が、同時にメモリ215に現れる必要は無いことを理解するであろう。
【0070】
一実施形態では、例示的なプログラムコード(例えば、物流情報管理プログラムコード260)が、1つ以上の機械可読プログラムコードモジュール又はアプリケーションの形態に有る一連の実行可能命令である。(複数の)プログラムコードモジュールは、処理装置210を特別に適応され且つ構成されたコンピュータベース装置へと適応させるさめに処理装置210によってロードされ且つ実行されてもよい。実施形態の一部として本明細書により詳細に記載された装置150の特別に構成された処理装置210は、動作処理ステップを実装し、特に処理ステップが集合的に全体として見なされる場合に、非在来型の機能を提供する。このような特別に適応され且つ構成された処理装置210は、実施形態の一部として、以下でより詳細に記載されるコンテナに関連する物流作業において直面する対象とされる技術的な課題に対処して改善するのに役立つ。
【0071】
特に、例示的な物流情報管理プログラムコード260は、図5に関して以下でより詳細に記載されるように、コンテナインターフェースディスプレイ装置150がコンテナに関連する物流情報を管理することを一般に可能にする実行可能命令を提供する。物流情報管理プログラムコード260の別の実施形態は、図6A及び6Bに関して以下でより詳細に記載されるように、装置105がスケールを有するコンテナに関連する物流情報を有利に管理することを可能にする実行可能命令を提供してもよい。物流情報管理プログラムコード260の更に別の実施形態は、図1に関して以下でより詳細に記載されるように、コンテナの管理物流情報に基づいてコンテンツ関連通知を生成する実行可能命令を提供してもよい。
【0072】
上記のように、プログラムコード260及びオペレーティングシステム255に加えて、メモリ215は、例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置150の動作中に、異なるタイプのデータ及びデータ構造を保持し且つそれらに依存してもよい。メモリ215内のデータは、コンテナインターフェースディスプレイ装置150によって生成されてもよく、又は(外部管理ノード110、ユーザアクセス装置140、又はインターフェース回路220を介してアクセスされるメモリカード等の)他の装置から受信してもよい。より詳細には、生成され及び/又はメモリ215に保持されるこのような例示的なデータは、少なくとも管理物流情報270(コンテナデータ275、コンテンツデータ280、及びセンサデータ285等)及び通知/アラートデータ290を含んでもよい。このようなデータは、メモリ215に保持されて、利用可能な及び望ましい場合に、このようなデータをバックエンドサーバ100に更に提供し得る外部管理ノード110等の他の装置に送信されてもよい。一部の実施形態では、バックエンドサーバ100は、特定の出荷される物品に関連するエンドカスタマへの個別の実質的にリアルタイムの物品レベル情報としてこのようなデータの部分を共有してもよい。実施形態は、図1に示された装置140c等のユーザアクセス装置とこのようなデータを共有するために近/短距離無線通信インターフェース245を装置150に使用させてもよい。
【0073】
一般に、管理物流情報270は、特定のコンテナに関連するコンテナレベル情報及びコンテナ内に記憶された各物品に特別に関連する物品レベル情報を含んでもよい。管理物流情報270の実施形態は、装置150によって生成される情報、他の装置(外部管理ノード110、ユーザアクセス装置140及び/又はサーバ100等)から受信される情報、及びこれらの組み合わせを含んでもよい。
【0074】
一実施形態では、コンテナデータ275は、管理物流情報270のコンテナレベル情報のタイプである。コンテナデータ275は、例えば、一般にコンテナを識別する情報を含んでもよい。例えば、コンテナデータ275は、コンテナのタイプを識別するコンテナタイプ登録情報又は他のコンテナ識別情報を含んでもよく、コンテナタイプを識別するのに役立つコンテナ内の空間に関連する関連基準寸法情報を提供してもよい。コンテナデータ275は、装置150の実施形態が処理装置210に結合される(図1に示された実施形態には図示されていない)GPSチップセットを含む場合にコンテナの場所座標(例えば、GPS座標)を反映するコンテナ場所情報を含んでもよい。コンテナデータ275は、現在コンテナ内に保存されている物の目録を含んでもよく、合計で何個の物品がコンテナ内に現在保管されているかについてのパッケージ数を含んでもよい。また、コンテナデータ275は、例えば、どのようにコンテナが出荷されるか、どこにコンテナが出荷されるかに関連する出荷情報、及びコンテナに対する他の配達関連パラメータ(例えば、コンテナの配達日、コンテナの配達時間、コンテナの配達出荷分類、コンテナの配達サービスエンティティ識別子、及びコンテナの配達モード識別子)も含んでもよい。
【0075】
コンテンツデータ280は、管理物流情報270の物品レベル情報のタイプである。コンテンツデータ280は、例えば、一般にコンテナ内に保存されている物を識別する情報を含んでもよい。例えば、コンテンツデータ280は、コンテナとコンテナ内に積み込まれた各物品との間の記録された且つ管理された関連付け関係を反映する関連付けデータ、コンテナ内に積み込まれた各物品の重量に関する重量データ、及びコンテナ内に積み込まれた物品の一部又は全てをどこで見つけるか又はコンテナの収納空間内の特定エリアに特定の物品をどのように積み込むかに関する場所データ(これは配送業者がユーザアクセス装置140を操作し且つカスタマに積み降ろして配達するためにコンテナ115内の特定の物品を見つける必要がある際に非常に便利であり得る)を含んでもよい。
【0076】
また、例示的なコンテンツデータ280は、コンテナ内の各物品に関係付けられる物品出荷情報も含んでもよい。このような物品固有の情報は、物品の配達日(例えば、土曜配達)、物品の配達時間(例えば、午前配達、午前10時より前等)、物品の配達出荷分類(例えば、翌日配達、優先、同日等等)、物品の配達サービス識別子(例えば、FedEx Express、FedEx Groundによる配達)、物品の配達モード識別子(例えば、配送業者、自律走行車等)、物品の特別取り扱い識別情報(例えば、物品が何であるかを考慮して特別指示がコンテナに適用される指示又は識別子)等の特定の物品の配達関連パラメータを含んでもよい。より詳細には、特別取り扱い情報は、例えば、物品を有するコンテナが輸送手段について所定の位置に配置されなければならない危険な物又は危険物質のタイプとして物品を識別してもよい。例えば、このような例示的な特別取り扱い情報は、物品が生きた動物であり、コンテナ内に動物が保持されているコンテナは、輸送中に動物が生き続けて十分に取り扱われるように、温度及び大気状態が調整された輸送手段の特別な部分に居ることが要求され得ることを示してもよい。
【0077】
センサデータ285は、例えば、一般に装置150(装置150に接続される別個の感知装置を含む)によって検出され又は感知される物に関連する情報を含み得る管理物流情報270内の別のタイプの情報である。例えば、センサデータ285は、コンテナの収納空間についての寸法情報を反映するデータ、コンテナに関連する又はコンテナ内の検出された環境状態(コンテナ内の光、コンテナ内の温度、コンテナ内の湿度、コンテナに関連する衝撃力、コンテナ内の大気化学成分変化、コンテナに関連する聴覚レベル変化、コンテナ内の気圧、及び/又はコンテナ内の煙粒子濃度のセンサ検出レベル)、コンテナ内のスケールによる生重量データ、及びコンテナ内に積み込まれる物品に関係付けられるバーコード又は無線識別要素に対して識別スキャナによって検出され又は感知されるデータを含んでもよい。
【0078】
一実施形態では、通知/アラートデータ290は、一般に、コンテナインターフェースディスプレイ装置が通知又は他のアラート関連タイプのメッセージを生成し及び/又は外部管理ノード110又はユーザアクセス装置140c等の別の装置に送信する場合に使用されるデータのタイプである。例えば、通知/アラートデータ290は、ネットワーク物流システム内の上位に記憶され且つ保持される(例えば、外部管理ノード100及び/又はサーバ100に記憶される)管理物流情報を更新するために他の装置に送信されるメッセージデータを含んでもよい。別の例では、通知/アラートデータ290は、装置150によって生成されたコンテンツ関連通知と共にコンテナ内に保存された物品に関連する通知イベントについての情報を含んでもよい。コンテンツ関連情報に関する情報は、ディスプレイ235上に示され及び/又は通知メッセージのタイプとして他の装置に送信されてもよく、それは特定の物品に関連する更新通知等の更なる物流作業メッセージを生成し且つ送信することにより応答してもよい。
【0079】
当業者であれば、特定のプログラムコード260及びデータ270−290の上記識別が、網羅的ではなく、実施形態が、更なる実行可能プログラムコード若しくはモジュール並びに例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置150等の特別にプログラムされたプロセッサベースの装置の動作に関連した他のデータを含むことができることを理解するであろう。
【0080】
図2に示された)例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置150の例示的なアーキテクチャ及びコンポーネント部分並びに(図1に示された)このような例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置150を使用し得るネットワークシステムの他の要素の先の記述に照らして、図3A−3C、4A及び4Bは、例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置150の有利な使用を通じて向上され且つ改善される1つ以上の例示的な物流作業の特定の態様を示す。特に、図3A−3Cは、例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置150に関与する例示的な積み込み作業を示しており、図4A及び4Bは、例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置150がコンテナに対する及びコンテナ内の電子リレー状態又は変化した状態に関する状態情報を検出するために使用され得る態様を示している。
【0081】
より詳細には、図3A−3Cは、本発明の1つ以上の実施形態に従って、物品がコンテナ内に積み込まれるときにその中に配置されるスケールを有するコンテナにおいて配備される例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置に関与する例示的なシステム及び様々な例示的な動作を示す一連のダイアグラムである。図3Aを次に参照すると、コンテナ115の側部又は壁に取り付けられる例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置150を有する例示的なコンテナ115が示されている。コンテナ115は、天井305、コンテナ115内で輸送するために物品130aが保管され得る収納空間310、及び収納空間310に置かれる物を支持し且つ量るために収納空間310の下に配置されるスケール315を有するように示されている。一実施形態では、例示的なスケール315は、スケール315の1つ以上の部分がコンテナ115から分離できないように組み込まれたコンテナ115の一部として形成されてもよい。しかしながら、他の実施形態では、例示的なスケール315は、収納空間310に置かれる物を支持し且つ量るようにコンテナ115内に配置され且つ取り付けられる別個の計量装置であってもよい。コンテナ115は、積み込み作業の間に開けられており、コンテナ115及びそのコンテンツを移動するか又は他のやり方で出荷するときに閉じられている少なくとも1つの入口(図示せず)を含む。
【0082】
一実施形態では、コンテナ115を積み込む前に、内部感知装置120が、空間310の感覚視野を有するように空間310の上で天井305又はコンテナ115の何らかの他の部分に設置されてもよい。内部感知装置120の実施形態は、恒久的であり得る又はコンテナ115から取り外されることを意図しないやり方で設置されてもよく、又はリムーバブルな、コンテナ115内で容易に取り外し可能な感知装置として取り付けられてもよい。一部の応用では、物流職員は、一旦コンテナ115が積み込まれるとコンテナ115の天井305から内部感知装置120を取り外すことを望む場合が有る。他の実施形態では、コンテナ115の一部として統合される1つ以上のセンサの内部感知装置120によって実装されてもよい。
【0083】
ディスプレイスクリーン235がコンテナ115の外側で可視になるように、コンテナインターフェースディスプレイ装置150をコンテナ115の壁に設置するときに、装置150は、有線又は無線接続を介して内部感知装置120に動作可能に接続されてもよい。少なくとも図3A−3Cに示されるように、装置150は、作業の間に内部感知装置120から信号を無線で受信する。同様に、装置150は、有線又は無線接続を介してコンテナ115内のスケール315に動作可能に接続され得るが、図3A−3Cには少なくとも有線接続320が示されている。
【0084】
所定の管理物流情報270が、ユーザ入力装置230又はディスプレイスクリーン235上のタッチスクリーン入力を介して手動で入力されてもよく、又は識別スキャナ225を介してスキャンされてもよく、又は例えば、外部管理ノード110によってコンテナインターフェースディスプレイ装置150に事前ロードされてもよい。例えば、外部管理ノード110は、コンテナ115の積み込み前の事前ロードメッセージにおいてコンテナインターフェースディスプレイ装置150に管理物流情報270としてメモリ215に記憶されているもののサブセットを送信してもよい。そのため、実施形態は、例えば、そのコンテナに対する現在の物流サイクルの間にコンテナ115内に積み込まれるためにどの物品が残されているかを決定するために現在保管されている物の目録に対して比較され得る)コンテナ115内に積み込まれる物の予想目録と共に装置150に結合されるコンテナ115を識別する情報をコンテナインターフェースディスプレイ装置150に既に認識させてもよい。
【0085】
物流職員が観察するために都合の良い位置においてコンテナ115に設置されるので、コンテナインターフェースディスプレイ装置150は、コンテナ115に関連する物流作業を促進するように動作可能である。一般に、コンテナインターフェースディスプレイ装置150は、コンテナ115の積み込みの間に物品がコンテナ115の空間310内に持ち込まれ且つ置かれるときに物品(物品130a等)を識別するために装置150における識別スキャナ225を使用してもよい。より詳細な実施形態において、物品130aが空間310内に積み込まれると、装置150は、物品130aを識別し、コンテナ115と新しく積み込まれた物品130aとの関連付けを記録し、新しく積み込まれた物品130aを反映するためにメモリ215内のパッケージ数情報をインクリメントし、スケール315を使用して新しく積み込まれた物品130aの重量を検出及び記録してもよく、且つコンテナ115に関連する管理物流情報270の少なくとも一部を反映する情報をディスプレイスクリーン235上に生成してもよい。管理物流情報270の一部は、何が積み込まれたか、コンテナに関連する出荷情報、及びコンテナの状態(例えば、積み込み状態、コンテナ及びそのコンテンツの環境条件状態等)を示してもよい。そのため、コンテナインターフェースディスプレイ装置150は、コンテナ115に関与する物流作業に関係付けられる関連情報を監視及び管理するのを支援するように動作する。
【0086】
図3Bにおいて、更なる物品が積み込まれて、コンテナインターフェースディスプレイ装置150は、積み込みが進むにつれて関連管理物流情報270を更新してもよい。更新は、外部管理ノード110等の他の装置に提供され、更にサーバ100と共有されてもよい。以下でより詳細に記載されるように、実施形態は、コンテナインターフェースディスプレイ装置150によって、検出された状態に関連するイベント(異常温度の検出又は衝撃力の検出等)又は配達関連パラメータ(コンテナ115に積み込まれた1つ以上の物品がコンテナの特別取り扱いを保証する優先配達出荷分類を有することを検出すること等)を検出させてもよい。次に、コンテナインターフェースディスプレイ装置150は、コンテンツ関連通知を生成して、コンテナインターフェースディスプレイ装置150のディスプレイスクリーン235にこのような通知に関連する情報を提供してもよい。これは、コンテナ115に関連するコンテナ作業に関与する物流職員への迅速且つより効果的な通知を可能にしてもよい。
【0087】
図3Cにおいて、コンテナ115で出荷される全ての物品130a‐130nが収納空間310内に積み込まれている。コンテナ115及びコンテナ115内の保管された物品130a‐130nに関連する収集及び更新された管理物流情報270は、コンテナインターフェースディスプレイ装置150によって、外部管理ノード110等の他の装置に提供され、更にサーバ100と共有されてもよい。ディスプレイスクリーン235に示された管理物流情報270の部分は、例えば、コンテナ115の積み込み状態、コンテナ115内に積み込まれた物、コンテナ115に関連するコンテナ出荷情報、及び/又はコンテナ115及び/又はコンテンツに関連する1つ以上のスキャン可能なオブジェクト(例えば、コンテナ115の外部に取り付けて後でそこから取り外すために新しい又は追加のラベルを印刷せずに、コンテナインターフェースディスプレイ装置150によって動的に変化され得る管理物流情報270の1つ以上の部分を効果的に表すディスプレイスクリーン235上のバーコードスキャン可能な画像の電子的に生成された表示)を反映してもよい。
【0088】
コンテナの入口が閉じられた後で例示的な内部感知装置120がコンテナ115内に取り付けられたままである1つ以上の実施形態において、例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置150は、コンテナ内の進行中の状態及びイベント(例えば、物品の動き、移動)を検出するように動作することにより、物流作業(例えば、監視された積み込み及び出荷管理)の技術分野を更に向上させ得る。図4A及び4Bは、本発明の一実施形態による、例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置がコンテナ内に保存されている物に関連する通知イベントのタイプを検出するために使用され得る、及びコンテンツ関連情報を積極的に表示し及び/又は他のノード装置に通知メッセージを伝達する様々な例示的な構成の要素を示すダイアグラムである。
【0089】
図4Aを次に参照すると、コンテナ115は、積み込まれた後で、コンテナインターフェースディスプレイ装置150に接続された内部感知装置120が収納空間310をマッピングしてマッピングされた収納空間31の変化を検出するために深度センサとして動作する場合を示している。より詳細には、センサ120は、過去に空間310をスキャンしており、空間400が過去に占有されていたが現在は非占有になっていることを決定してもよい。一実施形態では、これは空間310内の1つ以上の物品に関する場所の変化を反映してもよく、これはコンテナ115内に保存されている物の構成の意図しない/望まない変化を反映している。このような構成の変化は、一部の物品405が破砕され、一部の例では、コンテナ115内にコンテンツをこぼした場合等に、コンテナ115内に保管されている物の潜在的な被害を反映してもよい。別の例では、図4Bに示されるように、物品410が、マッピングされた空間構成の変化により検出される初期位置415から移動しているかもしれない。物品410が出荷中に移動した場合、一部の物品はもはや支持されず、コンテナの入口のドアに対して危険に位置し、コンテナ115を積み降ろさなければならない物流職員に安全性の脅威を与える場合が有る。そのため、コンテナインターフェースディスプレイ装置150は、応答通知又はアラートを生成し、装置150のディスプレイスクリーン235に通知又はアラートに関する情報を積極的に提供し、このような作業安全状態を報告するために外部管理ノード110等の管理ノードに通知又はアラートに関する情報を送信してもよい。一部の実施形態では、外部管理ノード110は、次に、サーバ100がコンテナ115内で検出された特定の作業安全状態を関連する物流職員に通知し、応答措置を要求及び/又は指示し得るように(例えば、コンテナ115を再び開けるための指示をスクリーン235上に表示するために装置150に通知を発行し、コンテナ115内で出荷されている物に基づいてコンテナ115内の潜在的な危険状態の警告をスクリーン235に提供し、温度、湿度の増加、非占有空間の他の変化、コンテナ内で検出された又はコンテナへの衝撃力、煙粒子の存在、関連化学物質の存在等の更なる変化を検出するためにコンテナ115内の環境条件をスキャンセンサノード120に監視させるために外部管理ノード110と通信する等)、バックエンドサーバ100にこの状態を更に報告してもよい。
【0090】
[コンテナに関連する物流情報の管理]
コンテナに関する物流作業を向上及び改善するためにコンテナ内で配備され且つ使用される装置150等の例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置に関連する上記の文脈において、更なる実施形態が以下でより詳細に記載されている。先に一般的に検討されたように、装置150等のコンテナインターフェースディスプレイ装置の実施形態は、電子ディスプレイスクリーン装置(例えば、装置15上のスクリーン235)上にコンテナ115及びそのコンテンツに関連する管理物流情報270である物の一部として)関連電子物流情報を有利に収集し、管理し、且つ動的に提示してもよい。このような関連電子物流情報は、コンテナに関与する物流作業のタイプ(コンテナを積み込む/積み降ろすランプ(ramp)又は貯蔵作業、出荷施設における中間出荷処理等)、コンテナに対する管理物流情報のどの特定の部分が電子ディスプレイスクリーンに示されることが望まれるか(コンテナ及び/又はそのコンテンツを識別するスキャン可能なバーコード画像、コンテナに積み込まれるために何が残されているかについての要約情報、コンテナ内に何の集合重量が既に積み込まれているかについての情報、コンテナ内に保存されているコンテナ又は物品に関する通知又はアラート関連情報等)に依存して選択的に示されてもよい。従って、コンテナインターフェースディスプレイ装置の実施形態は、コンテナに関連する物流作業を改善するためにコンテナ及びその保管された任意のコンテンツについての関連物流情報を動的に管理及び提示するために向上及び改善したやり方を可能にする。
【0091】
図5は、本発明の一実施形態による、コンテナインターフェースディスプレイ装置を使用してコンテナに関連する物流情報を管理するための例示的な方法を示すフローダイアグラムである。この実施形態では、方法500で言及される例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置は、少なくとも1つの設置可能な筐体、ディスプレイスクリーン、メモリ、スキャナ及び無線通信インターフェースを備える。この文脈において図5を次に参照すると、方法500は、コンテナインターフェースディスプレイ装置上の識別センサがコンテナのタイプを識別するステップ505で開始し、ここでコンテナのタイプはコンテナに関連する管理物流情報の一部である。識別センサの実施形態が装置150のスキャナ225として実装されてもよく、ここでスキャナ220はコンテナ自体に関係付けられる信号(反射バーコードスキャン信号又はブロードキャスト識別信号等)をスキャン又は受信するように動作する。例えば、スキャナ225は、コンテナに関係付けられるコンテナタイプ登録情報を検出し、且つ検出されたコンテナタイプ登録情報に基づいてコンテナのタイプを識別する識別スキャナとして動作してもよい。このような特定の登録情報(例えば、特定のサイズのトラクタトレーラ、特定の構成のULDコンテナ、又は特定のサイズのインターモーダル出荷用コンテナに関係付けられる登録情報)によって異なるタイプのコンテナが識別されてもよい このような登録情報は、バーコード画像等のスキャン可能な形態で、又は特定のコンテナに関係付けられる無線識別要素又はノードからブロードキャストされるブルートゥース・ロー・エネルギ等のブロードキャストされる電子的形態で表されてもよい。 更に、コンテナに関係付けられる寸法情報(例えば、コンテナの外部サイズ、コンテナの収納空間の寸法等)の形態を取ってもよい。
【0092】
代替的に、コンテナタイプを識別するステップは、コンテナインターフェースディスプレイ装置がコンテナのタイプを決定するためにメモリ内の管理物流情報の事前ロード部分にアクセスすることにより達成されてもよい。より一般には、更なる実施形態は、コンテナの積み込みが開始する前に管理物流情報の少なくともサブセットをメモリに事前ロードするコンテナインターフェースディスプレイ装置を有してもよい(例えば、ここでサブセットは外部管理ノード110又はユーザアクセス装置140等の別の装置によって提供され得るコンテナタイプ情報又は他の関連物流情報を含む)。
【0093】
コンテナインターフェースディスプレイ装置がコンテナの一部として統合されない場合、方法500は、コンテナの壁に装置を結合するためにコンテナディスプレイ装置の設置可能な筐体を使用するステップ510に進む。これは、物品がコンテナ内に積み込まれているときにスキャナがコンテナ内で出荷される物品を識別することを可能にする方向にコンテナインターフェースディスプレイ装置を配置することで行われる。例えば、コンテナインターフェースディスプレイ装置は、ディスプレイスクリーンがコンテナを積み込むことに関与する職員に可視であるように、コンテナの入口の近く又はコンテナの外壁に設置されてもよい。
【0094】
ステップ510はコンテナに別個に設置可能であって、所望の時点でコンテナから取り外し可能な例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置を考慮しているが、方法500の別の実施形態は、コンテナインターフェースディスプレイ装置がコンテナの一部として統合されている場合にステップ510をスキップしてもよい。例えば、トラクタトレーラタイプのコンテナは、別個の筐体の必要性を回避するこのような例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置を統合してもよい。より詳細には、方法500のこの代替的な実施形態において便利な統合型コンテナインターフェースディスプレイ装置は、コンテナの壁に配置される統合型装置のディスプレイスクリーン、メモリ、物品がコンテナ内に積み込まれるときにコンテナ内で出荷される物品を識別することを可能にするように指向されるスキャナ、及びノード装置(外部管理ノード110等)と通信するように動作可能である無線通信インターフェースを有してもよい。
【0095】
ステップ510からステップ515に進んで、方法500は、コンテナの積み込み中に物品を識別するコンテナインターフェースディスプレイ装置のスキャナを有する。例えば、図2に関して記載されたスキャナ225は、物品を識別するやり方として出荷される物品に関連する情報を受信するために、問い合わせ信号又はビームを創出して応答をリッスンするか、又は単にブロードキャスト信号をリッスンすることによりスキャンを行うセンサとして実装されてもよい。そのため、コンテナインターフェースディスプレイ装置の実施形態は、例えば、バーコードスキャナ、無線自動識別(RFID)リーダ、近距離無線通信(NFC)インターフェース、ブルートゥース無線機、Ant+インターフェース無線機、又は他の無線ネットワークデータ通信装置、及びコンテナの積み込み中に物品を識別するためのスキャナとして動作する同類に依存してもよい。
【0096】
ステップ520において、方法500は、コンテナインターフェースディスプレイ装置がメモリ内の関連付けを記録することで進み、関連付けは積み込まれるコンテナと識別された物品との追跡され且つ管理された関係であり、関連付けはコンテナに関連する管理物流情報の一部である。例えば、図2及び図3Aに示された実施形態において、例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置150は、物品130aがコンテナ115に積み込まれ且つ装置150によって識別されるときに、コンテナ115と物品130aとの間の確立された関連付けの関係を反映するためにコンテンツデータ280の更新の一部として関連付け情報を記録してもよい。
【0097】
ステップ525では、方法500は、コンテナインターフェースディスプレイ装置が、コンテナ内で出荷される物品がコンテナ内に積み込まれていることを反映するためにコンテナインターフェースディスプレイ装置のメモリにおいてパッケージ数情報(コンテナに関連する管理物流情報のタイプ)をインクリメントすることで進む。図3Aに示されるように、コンテナデータ275の一部としてメモリ215に記憶されたパッケージ数情報は、物品130aがコンテナ115の空間310内に積み込まれたことを反映するためにインクリメントされてもよい。
【0098】
ステップ530において、方法500は、コンテナインターフェースディスプレイ装置のディスプレイスクリーン上の電子物流監視情報を生成することで進む。装置のディスプレイスクリーン上に現れる電子物流監視情報は、コンテナに関連する管理物流情報の少なくとも一部を含む。例えば、実施形態は、電子物流監視情報としてどの物品がコンテナに関係付けられているかの要約又はパッケージ数情報の更新を生成してもよい。更なる実施形態では、ステップ530のコンテナインターフェースディスプレイ装置のディスプレイスクリーン上に生成される電子物流監視情報は、コンテナに関連する管理物流情報の1つ以上の部分を表す1つ以上のスキャン可能なオブジェクト(光学的にスキャンされることができる1つ以上のグラフィックス電子スキャン可能なバーコード画像等)を含んでもよい。更に別の実施形態では、方法500は、(例えば、ユーザ入力装置230を介して受信される入力及び/又はディスプレイスクリーン235を介して受信されるタッチスクリーン入力に基づいて)コンテナに積み込むことに関与する物流職員からの入力に基づいて表示する管理物流情報の部分を選択すること、及びディスプレイスクリーンにおいて物流職員に対して管理物流情報の選択部分を生成することにより、コンテナインターフェースディスプレイ装置のディスプレイスクリーン上に電子物流監視情報を生成してもよい。例えば、ユーザ入力に基づいて、コンテナインターフェースディスプレイ装置は、管理物流情報の関連部分(例えば、コンテナの識別、コンテナの目録、コンテナに保存されている物の重量、コンテナ内に保存されている物の現在のパッケージ数)を表す特定のスキャン可能なオブジェクトを選択的に表示してもよい。
【0099】
方法500の更なる実施形態では、管理物流情報は、過去に積み込まれた物品に関する情報を含んでもよい。より詳細には、コンテナインターフェースディスプレイ装置のメモリ内の管理物流情報は、積み込まれるコンテナと過去に識別された第2の物品との間の第2の関連付けを含んでもよい。更に、更新されたパッケージ数情報は、何が過去にコンテナ内に積み込まれたかを反映する情報も含んでもよい。従って、管理物流情報は、コンテナに関連する情報の動的セットであってもよく、一部又は全ての情報は、コンテナに関する特定の物流作業に関連する電子物流監視情報をディスプレイスクリーンに提示する場合に使用されてもよい。
【0100】
更に、実施形態は、特定のコンテナに対する識別情報を更に含む管理物流情報を有してもよい。コンテナのタイプを識別することに関して先に記載されたように、コンテナインターフェースディスプレイ装置は、(単にコンテナタイプ又はその関連する収納空間の寸法とは対照的に)特定のコンテナを指定するこのような識別情報を検出するか又はこのような識別情報を受信してもよい。
【0101】
更に別の実施形態は、コンテナに積み込まれることが意図される物の目録等のコンテナ出荷情報及び/又は目録内の物品がコンテナ内に積み込まれる又は積み込まれるべき場所についての場所指定情報を含む管理物流情報を有してもよい。このようなコンテナ出荷情報は、出荷するコンテナの一部又は全てが(ランプ(ramp)職員、配送業者、倉庫業者等の)物流職員によって使用されるディスプレイスクリーン上の電子物流監視情報の一部として提示される場合に積み込み/積み降ろし作業を向上させてもよい。
【0102】
当業者であれば、様々な実施形態で先に開示され且つ説明された方法500は、物流情報管理プログラムコード260の実施形態を実行する、例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置150等の装置で実装され得ることを理解するであろう。このようなコードは、コンテナインターフェースディスプレイ装置150におけるメモリ215記憶装置215等の非一時的なコンピュータ可読媒体に格納することができる。従って、コード260を実行する場合に、コンテナインターフェースディスプレイ装置150の処理装置210は、方法500及びその方法の変形例を含む、先に開示した例示的な方法の動作又はステップを実行するように動作することができる。
【0103】
より詳細には、コンテナに関連する物流情報を管理するためのこのような例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置は、処理、メモリ、スキャナ、無線通信インターフェース及びディスプレイスクリーンを含んでもよい。メモリ、スキャナ、無線通信インターフェース及びディスプレイスクリーンは、それぞれ処理装置に動作可能に結合される。メモリは、処理装置によって実行される少なくとも物流情報管理プログラムコード部分(コード260等)並びにコンテナ内に保存されている物に関連する関連付け情報及びパッケージ数情報を保持する。スキャナは、物品がコンテナ内に積み込まれているときにコンテナによって出荷される物品をスキャンして識別するように機能する。無線通信インターフェースは、(ユーザアクセス装置140c又は外部管理ノード110等の)ノード装置と通信するために無線通信路へのアクセスを提供する。ディスプレイスクリーンは、コンテナを積み込む物流職員と相互作用するために実質的にコンテナの外壁上に又はその近くに配置される。
【0104】
物流情報管理プログラムコード部分を実行すると、装置の処理装置は、汎用コンピュータのそれを超えてコンテナインターフェースディスプレイ装置を特別に適合させて、上記の構造及び本明細書に記載の集合的機能の非在来型の性質を与えられる。そのため、この実施形態における処理装置は、スキャナによって処理装置に送信されるスキャン結果信号に基づいてコンテナの積み込みの間に識別すること、メモリに保持されている関連付け情報を更新することであって、更新された関連付け情報は積み込まれているコンテナと識別された物品との少なくとも関連付けを反映し、且つ関連付け情報はコンテナに関連する管理物流情報の一部であること、メモリに保持されているパッケージ数情報をインクリメントすることであって、インクリメントされたパッケージ数情報はコンテナ内で出荷される物品がコンテナ内に積み込まれることを少なくとも反映し且つコンテナに関連する管理物流情報の一部であること、及びディスプレイスクリーン上に電子物流監視情報をディスプレイスクリーンに提示させることであって、電子物流監視情報はコンテナに関連する管理物流情報の少なくとも一部を含むことを少なくとも行うように動作可能である。ディスプレイスクリーンに提示されるこのような電子物流監視情報は、例えば、コンテナに関連する管理物流情報の1つ以上の部分を表す1つ以上のスキャン可能なオブジェクトを含んでもよい(コンテナの識別を表すスキャン可能なバーコード画像、どのような出荷可能な物品が追跡関係に有るコンテナと現在関連付けられているかについての関連付け情報、及びコンテナに保管される物のパッケージ数等)。
【0105】
更なる実施形態では、コンテンツインターフェースディスプレイ装置は、例えば、装置を外壁に接続する磁性部品又は本明細書に記載の他の迅速な接続/解除タイプの機構を介して、装置がコンテナの外壁に取り外し可能に取り付けられることを可能にする取り外し可能な連結部を含んでもよい。代替的な実施形態では、装置は、装置がコンテナの外壁に固定されることを可能にする固定連結部によって外壁に対して配置されてもよい。更に別の実施形態では、装置の要素は、物流職員がコンテナの積み込み/積み降ろしの間にディスプレイスクリーンを観察できるように、コンテナの外壁の一部に統合される等、集合的にコンテナの一部であってもよい。
【0106】
コンテンツインターフェースディスプレイ装置の別の実施形態では、管理物流情報は、コンテナに関する識別情報、コンテナ出荷情報(コンテナの中に積み込まれることが意図される物の目録及び/又は物品がコンテナ内に積み込まれるべき場所についての場所指定情報等)を含んでもよい。
【0107】
更に別の実施形態では、コンテンツインターフェースディスプレイ装置は、処理装置に動作可能に結合される識別センサを含んでもよい。識別センサは、コンテナに関連する管理物流情報の一部であるコンテナのタイプを識別するように構成されてもよい。より詳細には、識別センサは、コンテナに関係付けられるコンテナタイプ登録情報(コンテナに関係付けられるバーコード情報及び/又はコンテナに関係付けられる寸法情報等)を検出し、コンテナタイプ信号を処理装置に提供し、これは次に識別センサによって提供されるコンテナタイプ信号に基づいてコンテナのタイプを識別する。
【0108】
一部の実施形態では、識別センサは、上記と同じスキャナとして実装されてもよい。例えば、積み込まれている物品からブロードキャストされる同じタイプのフォーマット済み信号であるコンテナのタイプを識別する情報を有する信号をコンテナが提供し得る場合(例えば、両方ともブルートゥース信号である)、同じタイプの感知/スキャン装置が使用されてもよい。しかしながら、他の実施形態では、コンテナのタイプを識別するセンサは、コンテナ内に積み込まれるときに物品を識別するスキャナとは異なってもよい。例えば、コンテナのタイプはバーコード情報によって示されてもよいが、積み込まれている物品の識別はRFIDタグシグネチャによって検出されてもよい。
【0109】
更なる実施形態では、コンテナインターフェースディスプレイ装置のディスプレイスクリーンは、電子物流監視情報として相互作用可能コンテンツを表示するように動作可能であってもよい。より詳細には、ディスプレイスクリーンは、降水耐性である一方で入力としてタッチジェスチャを受信することが可能な侵入保護定格ディスプレイインターフェース等の高耐久化タッチスクリーンによって実装されてもよい。
【0110】
更に、コンテナインターフェースディスプレイ装置は処理装置に結合される(複数の)他のユーザ入力装置を含んでもよく、ここで図2で説明されたユーザ入力装置230等の装置が、管理物流情報自体を修正するため及び/又はディスプレイスクリーン上に示される管理物流情報の一部を選択することの一部としてユーザから入力を受信するために装置との相互作用を可能にする。
【0111】
要約すれば、コンテナに関連する物流情報をどのように管理するかを改善し且つ向上させるのを支援するために例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置の使用を利用する例示的な方法及び装置システムの様々な実施形態が先に記載されている。
【0112】
[物流情報及びコンテナスケールの管理]
図3A−3Cに関して先に一般に及びより詳細に説明されたように、例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置が、コンテナ内に少なくとも配置されるスケールに関し得る更なる実施形態において配備されてもよい。このようなスケールは、別個の装置であってもよく、又はコンテナ自体の一部として統合されてもよい。そして、コンテナ内に配置されるスケールによって、コンテナインターフェースディスプレイ装置の実施形態は、コンテナに関連する物流作業を更に向上させ且つ改善し、このような例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置及びスケール対応コンテナを配備し得る例示的なシステムも同様である。図6A及び6Bは、集合的に、本発明の一実施形態による、少なくともコンテナ内に配置され且つコンテナインターフェースディスプレイ装置に結合されるスケールを有する場合にコンテナインターフェースディスプレイ装置を使用してコンテナに関連する物流情報を管理するための例示的な方法を示すフローダイアグラムである。
【0113】
図6Aを次に参照すると、方法600は、コンテナインターフェースディスプレイ装置がコンテナの一部に取り付けられるステップ605で開始してもよい。例えば、コンテナインターフェースディスプレイ装置は、コンテナの外壁、コンテナの内壁、コンテナ内の構造支持部材(例えば、梁、柱)、又はコンテナへのアクセス入口に関係付けられるドアに取り付けられてもよい。このような取り付け構成において、コンテナインターフェースディスプレイ装置は、物品がコンテナ内に積み込まれているときにスキャナがコンテナ内で出荷される物品を識別することを可能にする方向に配置されてもよい。例示的なコンテナは、1つ以上の入口点又は開口を有してもよく、航空機での輸送のためのユニット・ロード・コンテナ(ULD)、車両の一部と統合される収納コンテナエリア(例えば、配達用トラック又は他の車両の中で又はその上に配置されるパッケージ保管コンポーネント)、セミトラックによって引かれるトラクタトレーラ、又はインターモーダル出荷のためのインターモーダルコンテナ等の様々なタイプのコンテナの1つであってもよい。
【0114】
ステップ610において、方法600は、コンテナインターフェースディスプレイ装置をコンテナ内のスケールに結合することによって進んでもよい。一実施形態では、コンテナインターフェースディスプレイ装置とスケールとの連結は、コンテナインターフェース装置とコンテナ内に配置されるスケールとの間で有線又は無線接続を確立することに関してもよい。例えば、図3Aに示された実施形態では、コンテナインターフェースディスプレイ装置150は、コンテナインターフェースディスプレイ装置150におけるインターフェース回路220に結合される有線接続320によってコンテナ115内に配置されるスケール315に結合されてもよい。しかしながら、代替的な実施形態は、無線接続を介してコンテナインターフェースディスプレイ装置150と通信し得る統合型スケールを有するコンテナ115を有してもよい。例えば、コンテナ115の別の実施形態は、コンテナ115の一部であるノード(図示せず)が装置150と類似したアーキテクチャを有するが、少なくとも無線インターフェース、及びノード装置がスケール315を使用して重量測定値を収集してコンテナインターフェースディスプレイ装置150等の他のノードに測定値を無線で送り返すように、コンテナ115内のスケール315に結合される回路を有するトランシーバベースの処理装置であるノード対応タイプのコンテナであってもよい。
【0115】
ステップ615において、方法600は、コンテナ内の収納空間の上に配置される深度感知装置にコンテナインターフェースディスプレイ装置を動作可能に結合することを含んでもよい。例えば、コンテナインターフェースディスプレイ装置は、図3Aに示されるようにコンテナ115内に配置される内部感知装置120等の深度感知装置との有線又は無線接続を確立してもよい。深度感知装置は、一実施形態では、1つ以上の深度感知素子、センサ又はカメラに露出される空間をスキャン又はマッピングする1つ以上の深度感知素子、センサ、カメラであってもよく、コンテナ内の収納空間を占有する物の構成に関する寸法情報を提供してもよい。
【0116】
ステップ620において、方法600は、コンテナインターフェースディスプレイ装置のスキャナがコンテナの積み込み中に物品を識別することで進む。例えば、物品130aは図3Aに示されるように積み込まれ、装置150上のスキャナ225は、物品130aに関係付けられる無線識別要素/ノードにおけるロー・エネルギ・ブルートゥース無線機からブロードキャストされたブルートゥース信号、物品130a上のバーコード情報から反射して戻ったバーコードスキャン信号等の物品130aを識別する信号を検出してもよい。
【0117】
ステップ625において、方法600は、コンテナインターフェースディスプレイ装置が積み込まれているコンテナと識別された物品との間のメモリ内の関連付けを記録することで進む。記録された関連付けは、コンテナに関連する管理物流情報の一部である。より詳細には、記録された関連付けは、管理物流情報270におけるコンテンツデータ280の一部として記憶されてもよく、記録された関連付けに対応するデータは、コンテナと、例えば、図3Aに示されるようにコンテナ内に積み込まれる物品130aとの間でアクティブに確立された記録及び管理された関連付けの関連性を反映する。
【0118】
ステップ630において、方法600は、コンテナ内のスケールがコンテナ内に積み込まれた物品の重量を検出し、ステップ635で、コンテナインターフェースディスプレイ装置に物品の検出された重量を示す信号をスケールから受信させることで進む。そして、ステップ640において、方法600は、コンテナインターフェースディスプレイ装置が、コンテナに関連する管理物流情報の一部である識別された物品の検出された重量をそのメモリに記憶することで進む。
【0119】
ステップ640の後で、方法600は、図6Aに示された移行点Aを通じて図6Bに示された移行点Aに進む。図6Bを次に参照すると、方法600はステップ645に進み、コンテナインターフェースディスプレイ装置に結合される深度感知装置は、収納空間の占有構成を反映する寸法データを生成するためにコンテナ内の収納空間をマッピングしてもよい。例えば、(図3Aに示された)物品130aがコンテナ115の収納空間310内に積み込まれると、(内部感知装置120によって実装され得る)深度センサは、空間310内に置かれた物品130aを含む収納空間315の現在の占有構成を反映する寸法データを生成するために収納空間310のマッピングスキャンを行ってもよい。
【0120】
ステップ650において、方法600は、深度感知装置がコンテナインターフェースディスプレイ装置にメッセージを送信することで進み、メッセージは収納空間の占有構成を反映する。一実施形態では、これは、メッセージとして生成される寸法データを単にコンテナインターフェースディスプレイ装置に提供することにより達成され得る。他の実施形態では、占有構成に関する情報を含む別のメッセージが深度感知装置によって作成されてもよい。当業者であれば、これが、どのように深度感知装置が実装され得るか及び収納空間構成に関するそのマッピングアクティビティをどのようにそれが行ってそれを報告するように動作し得るかの複雑さに依存することを理解するであろう。
【0121】
そして、ステップ655において、方法600は、コンテナインターフェースディスプレイ装置が、コンテナに関連する管理物流情報の一部としてメモリ内の収納空間の占有構成を記録することで進む。以下でより詳細に説明されるように、更なる実施形態は、空間310内に記憶される1つ以上の物品の移動を示すイベントを検出するためにこのやり方で占有構成を周期的に監視し、コンテナ及びそのコンテンツに関連する物流作業を改善するプロアクティブな且つ修正のための通知が生成されることを可能にする。
【0122】
ステップ660において、方法600は、コンテナインターフェースディスプレイ装置のディスプレイスクリーン上の電子物流監視情報を生成するために進む。ディスプレイスクリーンに示された情報(一般に、電子物流監視情報と呼ばれる)は、上記のように管理物流情報の少なくとも一部である。更なる実施形態では、ステップ660においてディスプレイスクリーン上でこのタイプの情報を生成することは、コンテナに積み込むことに関与する物流職員からの入力に基づいて表示される管理物流情報の一部を選択すること、及び、コンテナ内に現在積み込まれているコンテンツについての物品レベル情報及び/又はコンテナ内に現在積み込まれているコンテンツについてのコンテナレベル情報を含む情報等、積み込み中のコンテナの物流状態としてディスプレイスクリーン上に物流職員に対して管理物流情報の選択部分を生成することを含んでもよい。より詳細には、実施形態は、コンテナ内に現在積み込まれているコンテンツの現在の重量、コンテナ出荷情報(コンテナに積み込まれることが意図されている物の目録、積み込まれることが意図されている1つ以上の物品が、例えば、物品の重量又は物品の梱包のためにコンテナ内のどこに置かれるべきかの場所指定情報等)を少なくとも含むこのようなコンテナレベル情報を有してもよい。更なる実施形態は、コンテナ内に現在積み込まれている物に関する他の状態情報を含むこのようなコンテナレベル情報を有してもよい。例えば、コンテナレベル情報は、コンテナ内に積み込まれている物についての容積情報(例えば、コンテナ内に積み込まれている物品の数、コンテナの収納エリアの占有状態又はコンテナの残りの収容容量の容積測定値)を含んでもよい。このような容積情報は、内部感知装置120の一部として配備されるセンサ(例えば、深度センサ)から来てもよい。
【0123】
1つ以上の実施形態において、ディスプレイスクリーンに示された管理物流情報の一部は、コンテナ115及び/又はコンテンツに関連する1つ以上のスキャン可能なオブジェクト(例えば、コンテナ115の外部に取り付けて後でそこから取り外すために新しい又は追加のラベルを印刷せずに、コンテナインターフェースディスプレイ装置150によって動的に変化され得る管理物流情報270の1つ以上の部分を効果的に表すディスプレイスクリーン235上のバーコードスキャン可能な画像の電子的に生成された表示)によって表されてもよい。ディスプレイスクリーンに示された管理物流情報の一部は、ディスプレイスクリーンに示される管理物流情報の所望の部分を要約する及び/又はその部分に対応するテキスト、グラフィックス、数字及び/又は他の記号画像及び情報を含んでもよい。コンテナインターフェースディスプレイ装置によって収集及び管理されるこのような表示情報は、コンテナに関連する物流作業の一部として物流職員に通知し、又は物流作業中にコンテナを処理し得る他の物流装置(バーコードスキャナ、機械視覚システム等)に情報を提供するのを支援してもよい。
【0124】
ステップ665において、方法600は、追加物品がまだコンテナに積み込まれていない場合に、ステップ620に戻る。従って、追加物品が更に積み込まれる実施形態では、方法600は、(ステップ620で記載されたのと同様に)追加物品がコンテナ内に積み込まれるときに追加物品の各々を増分的に識別するためにコンテナインターフェースディスプレイ装置におけるスキャナを使用すること、メモリに追加の関連付けを増分的に記録することであって、(ステップ625で記載されたのと同様に)追加の関連付けの各々がコンテナとコンテナ内に積み込まれる追加物品の各々との関係をそれぞれ表し、追加の関連付けがコンテナに関連する管理物流情報の一部であること、コンテナ内に積み込まれる追加物品の各々に関する重量をそれぞれ増分的に検出することであって、(ステップ630−640で記載されたのと同様に)追加物品の各々に関する重量、容積及び/又は積荷密度のそれぞれがコンテナに関連する管理物流情報の一部であること、及び管理物流情報に関連するディスプレイスクリーン上に電子物流電子情報の更新を周期的に生成することであって、更新はコンテナに対する積み込み作業の間にコンテナの現在の物流状態を反映することを含んでもよい。しかしながら、積み込むべき追加物品がなければ、方法600はステップ665の後で終了する。
【0125】
当業者であれば、様々な実施形態で先に開示され且つ説明された方法600の所定のステップは、コンテナの積み込み作業に関連する物流情報の管理を改善するシステムの一部として、物流情報管理プログラムコード260の実施形態を実行する、例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置150等の装置で実装され得ることを理解するであろう。このようなコードは、コンテナインターフェースディスプレイ装置150におけるメモリ215記憶装置215等の非一時的なコンピュータ可読媒体に格納することができる。従って、コード260を実行する場合に、コンテナインターフェースディスプレイ装置150の処理装置210は、方法600及びその方法の変形例を含む、先に開示した例示的な方法の所定の動作又はステップを実行するように動作することができる。
【0126】
出荷可能な物品に関する積み込み作業に関連する物流情報を管理するためのこのような例示的な改善されたシステムは、スケール対応コンテナ及びコンテナの壁に配置されたコンテナインターフェースディスプレイ装置を含んでもよい。より詳細には、コンテナインターフェースディスプレイ装置は、コンテナの積み込み作業の間に出荷可能な物品をスキャナが識別可能な方向でコンテナの壁に取り外し可能に取り付けられてもよい。例えば、コンテナインターフェースディスプレイ装置は、コンテナの外壁等の壁に一時的に固定されてもよい。
【0127】
コンテナは、出荷可能な物品を輸送するために使用され(例えば、コンテナ115)、少なくとも収納空間、少なくとも1つの入口、及びスケールを備える。収納空間は、コンテナ内に積み込まれた時点で出荷可能な物品を保持するためのコンテナ内の空間である。1つ以上の入口は、コンテナに積み込むことの一部として収納空間に出入りするためのアクセスを提供する。スケールは、コンテナ内に積み込まれた時点で出荷可能な物品を支持するためにコンテナの収納空間内に少なくとも配置される。一部の実施形態では、スケールは、コンテナに固定されてもよく、より詳細には、コンテナの統合部分であってもよい。スケールは、収納空間内に置かれた物品を支持し、更にこうした物品の制限された移動を可能にするベースを有してもよい(例えば、収納空間内において所望の構成で物品をキャプチャ及び保持するために束縛又は固定構造を提供する)。例示的なシステムにおいて出荷可能な物品を輸送するために使用されるコンテナは、例えば、航空機で輸送するためのユニット・ロード・コンテナ(ULD)、車両の一部として統合される収納コンテナエリア、トラクタトレーラ、又はインターモーダル輸送のためのインターモーダルコンテナによって実装されてもよい。
【0128】
例示的なシステムにおけるコンテナインターフェースディスプレイ装置は、少なくとも処理装置、スキャナ、スケールインターフェース回路、メモリ及びディスプレイスクリーンを更に含んでもよい。スキャナ、スケールインターフェース回路、メモリ及びディスプレイスクリーンは、それぞれ処理装置に動作可能に結合される。スキャナは、このシステムにおいて、コンテナの積み込み中に出荷可能な物品を識別する識別信号(反射されたバーコードスキャン信号又はブロードキャストされたブルートゥース信号等)を受信するように動作する。スケールインターフェース回路は、このシステムにおいて、スケールから信号を受信するように動作し、ここで信号はコンテナ内に積み込まれた出荷可能な物品の検出された重量を示す。メモリは、処理装置によって実行される少なくとも物流情報管理プログラムコード部分(コード260等)と共に以下を含む積み込み作業に関連する管理物流情報を保持する。このような管理物流情報は、少なくともコンテナと出荷可能な物品と出荷可能な物品の検出された重量との関連付けを含む。ディスプレイスクリーンは、コンテナの壁に対して、コンテナを積み込む物流職員と相互作用するように方向付けられる(例えば、壁から外側を向いて、物流職員がディスプレイスクリーンにタッチスクリーン入力を提供し得るように露出される)。
【0129】
システムの一部として、コンテナインターフェースディスプレイ装置の処理装置は、物流情報管理プログラムコード部分を実行するときに、それがシステムの一部として機能するようにコンテナインターフェースディスプレイ装置を特別に適合させるように動作可能である。より詳細には、コンテナインターフェースディスプレイ装置の処理装置は、少なくとも、物流情報管理プログラムコード部分を実行する際に、スキャナによって受信された識別信号に基づいて出荷可能な物品を識別し、出荷可能な物品を識別した後で管理物流情報の一部としてメモリに関連付けを記録し、スケールから受信した信号に基づいて管理物流情報の一部としてメモリに検出された重量を記録し、且つディスプレイスクリーン上に電子物流監視情報をディスプレイスクリーンに提示させるように動作可能であり、電子物流監視情報はメモリに保持された管理物流情報の少なくとも一部を含む。
【0130】
システムの更なる実施形態では、ディスプレイスクリーンに提供される管理物流情報の一部は、コンテナ内に現在積み込まれているコンテンツに関する物品レベル情報及び/又はコンテナ内に現在積み込まれているコンテンツに関するコンテナレベル情報を示してもよい。このようなコンテナレベル情報は、コンテナ内に現在積み込まれているコンテンツの現在の重量、コンテナ内に現在積み込まれているコンテンツについての容積情報、及び/又はコンテナの収容容量に関するコンテンツの関連する占有状態を少なくとも含んでもよい。更に、管理物流情報は、コンテナに積み込まれることが意図される物の目録を識別し得る出荷情報、又は一部の実施形態では、1つ以上の物品がコンテナ内のどこに積み込まれるべきかの場所指定情報(重い物品を良好に支持し得る特定の場所又はコンテナ内に置かれ得る物品の数を増加若しくは最大化するのを支援し得る場所等)を含んでもよい。
【0131】
別の実施形態では、システムは、収納空間の上に配置され且つコンテナインターフェースディスプレイ装置と通信し且つコンテナの収納空間をマッピングするのを容易にするように動作可能である深度感知装置を更に含んでもよい。特に、システムの要素として使用される場合に、深度感知装置は、収納空間の占有状態を反映する寸法データを生成するために物品がコンテナ内に積み込まれると収納空間をマッピングして、収納空間の占有状態を反映するメッセージをコンテナインターフェースディスプレイ装置に送信するように動作してもよい。その後、コンテナインターフェースディスプレイ装置の処理装置は、深度感知装置からメッセージを受信し、メッセージに基づいて収納空間の占有状態を決定し、コンテナに関連する管理物流情報の一部として収納空間の占有状態を記録してもよい。
【0132】
更に別の実施形態では、システムは、コンテナインターフェースディスプレイ装置の処理装置に結合される少なくとも1つのユーザ入力装置を更に含んでもよい。ユーザ入力装置(ディスプレイスクリーンと統合され得るタッチスクリーン要素、別個のボタン、又はディスプレイスクリーンのベゼル上のソフトキー)は、コンテナインターフェースディスプレイ装置との相互作用によって、管理物流情報の一部としてディスプレイスクリーンにどの管理物流情報が示されるかを選択的に変更することを可能にする。
【0133】
出荷可能な物品に対する積み込み作業に関連する物流情報を管理するための改善されたシステムの更なる実施形態は、コンテナ、コンテナインターフェースディスプレイ装置、及び管理ノード装置を含んでもよい。この実施形態では、コンテナは、出荷可能な物品を輸送するために使用される物である。コンテナは、コンテナ内の収納空間と、コンテナ内に積み込まれると出荷可能な物品を支持するためにコンテナの一部として収納空間内に配置される統合型スケールとを有する。動作時に、統合型スケールは、収納空間内のスケール上に指示される物の重量を反映する信号を生成する。出荷可能な物品を輸送するために使用されるコンテナは、例えば、航空機で輸送するためのユニット・ロード・コンテナ(ULD)、車両の一部として統合される収納コンテナエリア、1つ以上の入口点を有するトラクタトレーラ、又はインターモーダル輸送のためのインターモーダルコンテナであってもよい。
【0134】
このシステムの実施形態において、コンテナは、コンテナインターフェースディスプレイ装置に接続される。より詳細には、コンテナインターフェースディスプレイ装置は、コンテナの外壁に取り外し可能に配置される。コンテナインターフェースディスプレイ装置は、筐体、処理装置、スキャナ、インターフェース回路、メモリ、ディスプレイスクリーン及び通信インターフェースを備える。
【0135】
筐体は、コンテナの外壁に取り外し可能に取り付けられるコンテナインターフェースディスプレイ装置の一部であり、コンテナの壁に筐体を一時的に取り付けることを可能にする取り外し可能な又は他の結合構造(例えば、磁石、クリップ等)を含んでもよい。処理装置、スキャナ、インターフェース回路、メモリ、ディスプレイスクリーン及び通信インターフェースは、それぞれ筐体内に少なくとも部分的に配置される。例えば、スキャナは、通信インターフェースとして筐体を超えて露出される部分又は要素を有してもよい(例えば、通信インターフェース用のアンテナが筐体自体の外側に露出されてもよい)。
【0136】
スキャナは、システムにおいて、コンテナの積み込み中に出荷可能な物品を識別する識別信号を受信するように動作する。上記のように、このような識別信号は、出荷可能な物品に関係付けられる識別要素から反射されたバーコードスキャン信号又は検出されたブルートゥース信号等、スキャナによって受信される信号であってもよい。より詳細には、スキャナは、出荷可能な物品を識別する識別信号として、反射されたバーコードスキャン信号又は発信された識別装置信号をキャプチャするように動作可能であってもよい。
【0137】
インターフェース回路は、コンテナの統合型スケールとのインターフェース回路の接続を可能にするために筐体を通じてアクセス可能な、嵌め合いプラグ接続のプラグコネクタ等の接続を提供してもよい。そのため、インターフェース回路は、統合型スケール上に積み込まれると出荷可能な物品の検出された重量を示す生成信号を統合型スケールから受信してもよい。
【0138】
コンテナインターフェースディスプレイ装置におけるメモリは、(図2のメモリ215に示されたものと同様の)動作コード及びデータを保持する。特に、このシステムの実施形態におけるメモリは、少なくとも処理装置によって実行される物流情報管理プログラムコード部分と、コンテナと出荷可能な物品との間の関係付けを反映するデータ及び統合型スケールによって検出される出荷可能な物品の重量を反映するデータとを保持する。
【0139】
装置のディスプレイスクリーンは、コンテナに積み込む物流職員と相互作用するためにコンテナの外壁から離れた方を向く構成において筐体上に配置される。より詳細には、ディスプレイスクリーンは、筐体上の開口内に配置されるが、コンテナインターフェースディスプレイ装置が少なくとも埃、水分及び他の沈殿物に耐性を有するように、高耐久化、侵入保護状態で筐体が構成されたままであってもよい。
【0140】
管理ノード装置(外部管理ノード110等)は、積み込み作業に関連する情報を保持するための物流データストア装置(ローカルデータベース又はメモリ記憶装置等)を含む。管理ノード装置は、コンテナインターフェースディスプレイ装置から情報及びメッセージを受信し且つ情報、メッセージ及び/又は新しいプログラミングをコンテナインターフェースディスプレイ装置に提供するやり方として無線通信路を介してコンテナインターフェースディスプレイ装置の無線通信インターフェースと通信し且つ相互作用するように動作可能である。
【0141】
このシステムの実施形態における、コンテナインターフェースディスプレイ装置の処理装置は、物流情報管理プログラムコード部分を実行する際に、スキャナによって受信された識別信号に基づいて出荷可能な物品を識別し、出荷可能な物品を識別した後で管理物流情報の一部としてメモリに関連付けを記録し、統合型スケールから受信した信号に基づいて管理物流情報の一部としてメモリに検出された重量を記録し、且つディスプレイスクリーン上に電子物流監視情報をディスプレイスクリーンに提示させ、電子物流監視情報はメモリに保持された管理物流情報を少なくとも含み、無線通信インターフェースによってメッセージを管理ノード装置に送信させ、メッセージはコンテナに関連する管理物流情報に関連するように動作可能である。
【0142】
それに応じて、このシステムの実施形態における管理ノード装置は、コンテナインターフェースディスプレイ装置からメッセージを受信し、且つメッセージにおいて伝達される管理物流情報で物流データストア装置を更新するように動作可能である。
【0143】
このシステムのより詳細な実施形態では、コンテナインターフェースディスプレイ装置のディスプレイスクリーンに提供される管理物流情報の一部は、コンテナ内に現在積み込まれているコンテンツに関する物品レベル情報及び/又は収納空間内に積み込まれている物に関するコンテナレベル情報を示してもよい。このようなコンテナレベル情報は、少なくとも収納空間内に積み込まれている物の現在の重量を含んでもよい。
【0144】
同様に、管理物流情報は、コンテナ積み込まれることが意図されている物の目録等のコンテナ出荷情報、及び/又は1つ以上の物品がコンテナ内のどこに積み込まれるべきかの場所指定情報(例えば、このような場所情報は物品の重量に関連している)を含んでもよい。
【0145】
更なる実施形態では、システムは、収納空間の上に配置され且つインターフェース回路を介してコンテナインターフェースディスプレイ装置と通信するように動作可能である深度感知装置を更に含んでもよい。そのため、深度感知装置は、収納空間の占有状態を反映する寸法データを生成するために出荷可能な物品が収納空間内に積み込まれると収納空間をマッピングし、且つ生成された寸法データに基づいて収納空間の占有状態をコンテナインターフェースディスプレイ装置に通知するように動作可能であってもよい。更に、この更なる実施形態では、インターフェース回路は、深度感知装置から通知を受信して、通知を処理装置に伝達してもよい。次に、処理装置は、通知に関する通信をインターフェース回路から受信し、通信に基づいて収納空間の占有状態を決定し、コンテナに関連する管理物流情報に対する更新の一部としてメモリに収納空間の占有状態を記録し、且つ無線通信インターフェースによって管理ノード装置に占有状態メッセージを送信させてもよく、ここで占有状態メッセージはコンテナに関連する管理物流情報に対する更新に関連するか又はそれを反映する。このようにして、占有状態情報は、コンテナに関連する物流情報の一部として管理されてもよく、このような情報は、積み込み作業に関与する他の装置(管理ノード装置等)に迅速且つ効率的に発信されてもよい。
【0146】
更に別の実施形態では、システムは、コンテナインターフェースディスプレイ装置の処理装置に結合される少なくとも1つのユーザ入力装置も含んでもよい。ユーザ入力装置は、どの管理物流情報が管理物流情報の一部としてディスプレイスクリーンに示されるかを変更するための選択的な入力の受信を容易にする。
【0147】
[更新された物流情報及びコンテンツ関連通知]
先に一般的に説明されたように、図4A及び4Bに関してより詳細には、例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置は、コンテナに関連し且つコンテナインターフェースディスプレイ装置によって管理される物流情報が変化すると、コンテンツ関連通知を生成し得る更なる実施形態において配備されてもよい。コンテナインターフェースディスプレイ装置が一実施形態において配備されると、装置は、積み込み又は積み降ろし作業を常に念頭に置いて、コンテナに関連して又はより具体的にはコンテナ内に保存されている物に関連して受信した又は検出された追加情報等の更なる関連コンテナ情報を収集するように動作してもよい。この関連コンテナ情報に基づいて、コンテナインターフェースディスプレイ装置は、装置がそのメモリに保持する管理物流情報の一部又は全てを更新し、更新された管理物流情報に反映された重要な通知イベントをディスプレイスクリーンを介して物流職員に警告及び通知すると共に、このようなノードに時間効率アラート又は通知メッセージを介して他のノード(例えば、外部管理ノード、ユーザアクセス装置及びバックエンドサーバ100)に通知することもできる。
【0148】
一般に、通知イベントは、コンテナインターフェースディスプレイ装置によって事前ロードされ、感知され、又は他のやり方で取得された管理物流情報の1つに基づいて検出されてもよい。通知イベントは、コンテナの状態又はコンテナ内に保存される(複数の)物品に関連してもよい。以下でより詳細に説明されるように、コンテナに関係付けられる状態情報に関連する通知イベントは、例えば、コンテナ内の収納空間に関する1つ以上の検出された状態又はコンテナ内に置かれている物の構成の予想外の変化の形態を取ってもよい。更に、コンテナ内に保存されている特定の物品又は物品のグループに関連する通知イベントは、コンテナの積み込み又は積み降ろしに関与する者に対する特定の注意に値すると共に積極的に他者に通知することに値する配達関連パラメータであってもよい。以下に記載の特定の実施形態は、例示的なコンテンツインターフェースディスプレイ装置を使用してコンテンツ関連通知を生成するための方法、システムにおける他の装置が積極的に通知され、且つ更なる物流メッセージングがコンテナに関連する物流作業を向上及び改善するように動作するときにこのような装置を利用する装置の実施形態、及びシステムの実施形態に焦点を合わせている。
【0149】
図7は、本発明の一実施形態による、コンテナインターフェースディスプレイ装置を使用してコンテナに関連する管理された物流情報に基づいてコンテンツ関連通知を生成するための例示的な方法を示すフローダイアグラムである。図7を次に参照すると、方法700はステップ705で開始してもよく、ここでコンテナインターフェースディスプレイ装置は、コンテナから外側にコンテナインターフェースディスプレイ装置のディスプレイスクリーンを露出させる方向でコンテナに(例えば、コンテナの外壁に)固定されてもよい。この方向は、例えば、コンテナの積み込み又は積み降ろしを行うランプ物流職員が、作業中にディスプレイスクリーンに示される任意の通知又はアラートメッセージを容易に観察し且つ見ることができるようにする。上記のように、例示的なコンテナは、航空機で輸送するためのユニット・ロード・コンテナ(ULD)、車両の一部として統合される収納コンテナエリア、トラックで引っ張られるトラクタトレーラ、又はインターモーダル輸送のためのインターモーダルコンテナとして実装されてもよい。
【0150】
ステップ710において、新しい又は更新された管理物流情報がコンテナインターフェースディスプレイ装置によって受信されたか又は検出された場合、ステップ710はステップ715に進む。より詳細には、コンテナ上に固定され且つ動作可能であるようにアクティブ化されるコンテナインターフェースディスプレイ装置は、ステップ710において更なる関連コンテナ情報を収集するために待機する。このような更なる関連コンテナ情報は、他の装置(外部管理ノード110等)から受信した情報又は(スキャナ/センサを使用してコンテナディスプレイ装置によって取得される検出情報(コンテナに関連する追加の検出情報、コンテナ及びその収納エリアの検出状態、及び/又はコンテナ内に保存された特定の物品に関連する検出情報等)を含んでもよい。コンテナインターフェースディスプレイ装置がこのような関連コンテナ情報(管理物流情報のタイプ)を収集すると、方法700はステップ715に進む。そうでない場合、方法700は、追加関連コンテナ情報として新しい管理物流情報のために待機してステップ710に留まってもよい。
【0151】
ステップ715において、方法700は、コンテナインターフェースディスプレイ装置のメモリに保持される管理物流情報に対する更新をコンテナインターフェースディスプレイ装置に記録させる。より詳細には、メモリに保持された管理物流情報に対する更新は、新たに収集された関連コンテナ情報(コンテナ内の検出温度又はコンテナ内に保存されている物の構成の検出された変化又はコンテナインターフェースディスプレイ装置による更なるアクションの価値を有する検出された配達関連パラメータ)に関係付けられる。
【0152】
ステップ720において、方法700は、更新を記録した後でメモリに保持された管理物流情報の少なくとも一部をコンテナインターフェースディスプレイ装置にアクセスさせる。言い換えれば、コンテナインターフェースディスプレイ装置は、情報が更新される場合等、所定の時点で管理物流情報の少なくとも一部を見直すように動作する。他の実施形態では、このような見直しは、別の装置(外部管理ノード110等)から受信した指示メッセージに応答して又は周期的に行われてもよい。
【0153】
ステップ725において、方法700は、コンテナインターフェースディスプレイ装置が管理物流情報のアクセスされた部分に基づいて通知イベントを検出することで進む。方法700のこの実施形態では、通知イベントは、コンテナ又はコンテナ内に保持された物品に関係付けられる状態情報に関連する。より詳細には、状態情報は、コンテナ内に配置され且つコンテナインターフェースディスプレイ装置に結合される内部感知装置(センサ等)によって検出された状態を反映してもよい。
【0154】
方法700の更なる実施形態では、検出された状態は、検出又は感知されたコンテナ内の温度、コンテナ内の水分レベル又はコンテナ内の検出光等の検出されたコンテナ内環境状態であってもよい。別の実施形態では、検出された状態は、コンテナ内に保存されている物の検出された動きであってもよく、ここで検出された動きは、内部感知装置として効果的に動作する運動センサにより感知される(例えば、運動センサは内部感知装置であるか又は運動センサは内部感知装置のより大きく、より複雑な実施形態の一部である)。更に別の実施形態では、検出された状態は、コンテナ内に保存されている物の過去のマッピングスキャンとコンテナ内に保存されている物の現在のマッピングスキャンを比較して反映されたコンテナ内に保存されている物の検出された構成の変化であってもよい。このようなマッピングスキャンは、内部感知装置として効果的に動作する深度センサによって生成されてもよい。
【0155】
別の実施形態では、物品に基づく通知イベントは、物品に関係付けられる配達関連パラメータであってもよい。この状況において、コンテンツ関連通知は、物品の識別及びその識別された物品に関する配達関連パラメータに関連する情報を含んでもよい。例示的なコンテンツデータ280に関して先に説明されたように、物品に関する例示的な配達関連パラメータは、配達日、配達時間、配達出荷カテゴリ、配達サービス識別子、及び配達モード識別子を含んでもよい。このような電子パラメータは、スケジュールされた物品の配達に関連し、コンテナインターフェースディスプレイ装置の積極的な通知機能を利用することにより改善された配達のために物品をどのように処理するべきかを識別するのに良く役立つ。
【0156】
同様の実施形態において、状態情報に基づく通知イベントは、コンテナ内の収納空間に関連するコンテンツ状態関連パラメータを含んでもよい。例示的なコンテンツ状態関連パラメータは、コンテナ内の検出された環境変化、コンテナ内の検出された動き、コンテナ内に保存されている物の構成の検出された変化を含んでもよい。
【0157】
ステップ730において、方法700は、コンテナインターフェースディスプレイ装置が通知イベントに関連するコンテンツ関連通知を生成し、ステップ735において、コンテナインターフェースディスプレイ装置のディスプレイスクリーンにコンテンツ関連通知に関連する情報を動的に表示することで進む。より詳細には、ディスプレイスクリーンに提供されるコンテンツ関連通知に関連する情報は、物品の識別及びコンテナ内の物品の場所を含んでもよい。コンテナインターフェースディスプレイ装置のディスプレイスクリーンに提供されるこのような関連ノード情報は、積み込まれた物の構成が積み込み中にコンテナ内で予想外に移動した場合又は特定の物品が優先度の高い配達又は特別な保管指示を有する場合等に(例えば、特別な束縛、物品の重量のためにコンテナ内の収納空間の特定部分への配置等)、物流職員がこのようなコンテンツ関連通知をどのように常に認識しておけるかを改善する。更に、コンテナインターフェースディスプレイ装置のディスプレイスクリーンに提供されるこのような情報は、特定のタイプのコンテナを積み込むことに関する重量/バランス要件を改善及び向上させるために積み込み位置情報を含んでもよい。
【0158】
更なる実施形態では、ディスプレイスクリーンは、積み込み職員がコンテナ内に物品を置いているとき、及びコンテナの床に配置されたセンサ(例えば、内部感知装置120の一部として実装され得るセンサの1つ)が物品が所望の位置に有ることを確認するときに積み込み職員にコンテンツ関連通知を提供してもよい。
【0159】
更に別の実施形態では、コンテナインターフェースディスプレイ装置のディスプレイスクリーンは、コンテナ内に保持されている1つ以上の物品に基づいてコンテナ自体がどこに積み込まれるべきであるかに関する積み込み情報のタイプとしてコンテンツ関連通知を提供してもよい。例えば、ディスプレイスクリーンは、航空機で輸送するためにコンテナを積み込むときにコンテナをどこに置くべきかについてのフィードバックを積み込み職員に知らせるために使用されてもよい。この実施形態におけるコンテナインターフェースディスプレイ装置は、所望の位置に関して登録情報のキャプチャすること又は物理的なコンテナが許容できる設置場所(航空機において生きている動物を輸送しているコンテナの温度が制御される指定場所等)を占有することを検出することを介してコンテナが正しい場所に有ることを自動的に確認し得る航空機の床に有るセンサと無線で通信するように動作可能であってもよい。別の実施形態では、コンテナインターフェースディスプレイ装置は、航空機におけるバーコードプラカードをスキャンし、又はブロードキャストされた関連積み込み情報をキャプチャして、積み込まれているコンテナの適切な配置を確認するためにバーコード又はブロードキャストの受信を介してキャプチャされる情報を使用してもよい。
【0160】
更に、一実施形態は、コンテンツ関連通知及び物品に関係付けられる1つ以上のスキャン可能なオブジェクトを含むディスプレイスクリーンに提供されるコンテンツ関連通知に関連する情報を有してもよい。例えば、コンテンツインターフェースディスプレイ装置は、コンテナが専用貨物を含み得る1つ以上の物品(例えば、生きた動物)、又はそれが目的地の方に移動するときにコンテナの処理と共にコンテナの積み込み及び/又は積み降ろしに関与するランプ職員による専用処置を補償する特定の配達関連規制を有する物品を現在保管していることを反映するスキャン可能なバーコードの専用電子表示を生成してもよい。
【0161】
ステップ740において、方法700は、一部の実施形態では、有線又は無線通信経路を介して1つ以上の外部装置(管理ノード装置(例えば、外部管理ノード110)、バックエンドサーバ(例えば、サーバ100)、及び/又はユーザアクセス装置(例えば、ユーザアクセス装置140)等)に通知メッセージを送信することによりディスプレイスクリーンを超えて届くように通知をコンテナインターフェースディスプレイ装置が拡張することで進んでもよい。このような通知メッセージがコンテンツ関連通知に関係付けられる。
【0162】
当業者であれば、様々な実施形態で先に開示され且つ説明された方法700の所定のステップは、コンテナに関連する管理物流情報に対する更新に基づいてどのように積極的に物流職員及び他の物流エンティティ及びノードに通知するかを改善するシステムの一部として、物流情報管理プログラムコード260の実施形態を実行する、例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置150等の装置で実装され得ることを理解するであろう。このようなコードは、コンテナインターフェースディスプレイ装置150におけるメモリ215記憶装置215等の非一時的なコンピュータ可読媒体に格納することができる。従って、コード260を実行する場合に、コンテナインターフェースディスプレイ装置150の処理装置210は、方法700及びその方法の変形例を含む、先に開示した例示的な方法の所定の動作又はステップを実行するように動作することができる。
【0163】
より詳細には、コンテンツ関連通知を生成するための例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置は、高耐久化筐体、処理装置、メモリ、ディスプレイスクリーン、及び無線通信インターフェースを含んでもよい。高耐久化筐体は、コンテナの壁に取り外し可能に取り付けることが可能である。例えば、筐体は、落下した場合に装置の生存性を高め、且つ悪動作環境における(埃及び水分等の)沈殿物侵入耐性を提供するが、装置が外壁等のコンテナの一部に一時的に取り付けられることを可能にする装置用の保護外郭構造を提供する。
【0164】
処理装置は筐体内に配置される。メモリ、ディスプレイスクリーン及び無線通信インターフェースの各々は、それぞれ処理装置に結合される。メモリは、少なくとも処理装置によって実行される物流情報管理プログラムコード部分並びにコンテナ内に保存されている物についての管理物流情報(例えば、管理物流情報270)を保持する。ディスプレイスクリーンは、筐体の外から観察可能であり、筐体が壁に設置される場合にコンテナの壁から離れた方を向く構成で筐体に対して配置される。無線通信インターフェースは、処理装置に通信路及び他のノード(管理ノード装置、バックエンドサーバ100及びユーザアクセス装置等)へのアクセスを提供する。
【0165】
コンテナインターフェースディスプレイ装置の処理装置は、物流情報管理プログラムコード部分を実行する際に、管理物流情報に対する更新をメモリに記録し、更新を記録した後でメモリに管理物流情報の少なくとも一部にアクセスし、管理物流情報のアクセスされた部分に基づいて通知イベントを検出し、ここで通知イベントはコンテナ又はコンテナ内に保管された物品に関係付けられる状態情報に関連し、通知イベントに関連するコンテンツ関連通知を生成し、且つディスプレイスクリーンによってコンテナインターフェースディスプレイ装置のディスプレイスクリーンにコンテンツ関連通知に関連する情報(コンテンツ関連通知に関係付けられる物品の識別及びコンテナ内の物品の場所等)を提示させるように動作可能であるように特別にプログラミングされる。
【0166】
更なる実施形態では、装置は、コンテナ内に配置されるインターフェース回路及び内部感知装置(センサ、カメラ又は他の検出器等)を更に備えてもよい。インターフェース回路は、処理装置に結合され、筐体を通じてアクセス可能な接続で筐体内に配置される。インターフェース回路の接続(例えば、プラグタイプの接続)は、インターフェース回路が内部感知装置から状態情報を受信し得るように、内部感知装置に動作可能に結合される。そのため、処理装置は、管理物流情報に反映される状態情報の少なくとも一部としてメモリに受信した状態情報を保持するように更に動作可能であってもよい。
【0167】
状態情報は、例えば、コンテナ内の検出された環境状態、コンテナ内に保存されている物の検出された動き、又は保管されている物の検出され構成変化を示してもよい。より詳細には、先に説明されたように、このような検出された環境状態は、例えば、物品が保管されているコンテナ内に関する、温度、光、場所、湿度、運動又は衝突力、圧力、大気成分組成、音、及び煙を検出するためにセンサによって検出されてもよい。構成変化を検出するために、装置は、内部感知装置として少なくとも1つの深度センサを配備してもよい。そのため、構成変化は、コンテナ内に保存されている物の少なくとも2つのマッピングスキャンの間の差分として検出されてもよく、ここでマッピングスキャンは深度センサによって生成される。例えば、図4Bに示されるように、1つのマッピングスキャンが、物品410が過去にマッピングされた構成から移動したことを示すコンテナ115内に保存された物の構成を有してもよく、ここで物品410は場所415に最初に置かれていてもよい。
【0168】
コンテナインターフェースディスプレイ装置の一実施形態では、物品に基づく通知イベントは、配達関連パラメータを含むか又はそれに関連してもよく、ここでコンテンツ関連通知は物品の識別及び配達関連パラメータに関連する情報を含む。より詳細には、このような配達関連パラメータの例は、配達日、配達時間、配達出荷カテゴリ、配達サービス識別子、配達モード識別子、及び特別取り扱い識別子(物品が所定の場所への配置を必要とし、危険であり、有害であり、又は生きている動物であることの識別情報等)を含んでもよい。
【0169】
更なる実施形態では、状態情報に基づく通知イベントは、コンテナ内の収納空間に関連するコンテンツ状態関連パラメータを含むか又はそれに関連してもよい。例えば、コンテンツ状態関連パラメータは、コンテナ内の検出された環境変化、コンテナ内の検出された動き、又はコンテナ内に保存されている物の構成の検出された変化を含んでもよい。
【0170】
更に、装置の一実施形態は、ディスプレイスクリーン上のコンテンツ関連通知に関連する情報として動的に表示され又は他のやり方で提供される物の一部としてコンテナ内の物品の場所及び物品の識別子を含んでもよい。上記のように、コンテナインターフェースディスプレイ装置のディスプレイスクリーンに提供されるこのような関連ノード情報は、積み込まれた物の構成が積み込み中にコンテナ内で予想外に移動した場合又は特定の物品が優先度の高い配達又は特別な積み込み、配置、保管、保存指示を有する場合(例えば、特別な束縛、物品の重量のためにコンテナ内の収納空間の特定部分への配置、収納空間に対して暖房機を稼働すること等)等に、物流職員がこのようなコンテンツ関連通知をどのように常に認識しておけるかを改善する。
【0171】
更に、装置の一実施形態は、物品に関係付けられる1つ以上のスキャン可能なオブジェクト及びコンテンツ関連通知を含むディスプレイスクリーンに提供されるコンテンツ関連通知に関連する情報を有してもよい。例えば、コンテンツインターフェースディスプレイ装置は、コンテナが専用貨物を含み得る1つ以上の物品(例えば、生きた動物)、又はそれが目的地の方に移動するときにコンテナの処理と共にコンテナの積み込み及び/又は積み降ろしに関与するランプ職員による専用処置を補償する特定の配達関連規制を有する物品を現在保管していることを反映するスキャン可能なバーコードの専用電子表示を生成してもよい。
【0172】
装置の更なる実施形態では、処理装置は、コンテンツ関連通知に関係付けられる通知メッセージを生成し、且つ無線通信インターフェースによって無線通信路を介して外部装置通知メッセージを送信させるように更に動作可能であってもよい。上記のように、このような外部装置は、例えば、管理ノード装置、バックエンドサーバ又はユーザアクセス装置を含んでもよい。
【0173】
上記のコンテナインターフェース装置の実施形態は、コンテナインターフェースディスプレイ装置の処理装置に結合される少なくとも1つのユーザ入力装置も含んでもよい。そのため、ユーザ入力装置は、入力を受信して、どの管理物流情報が管理物流情報の一部としてディスプレイスクリーンに示されるかを変更するように処理装置にこのような入力を提供するように動作してもよい。
【0174】
コンテンツ関連通知を生成する方法及びこのような方法で使用される例示的なコンテンツインターフェースディスプレイ装置が先の実施形態において記載されているが、更なるシステムが例示的なインターフェースディスプレイ装置を利用してもよい。より詳細には、このような例示的なシステムは、コンテナ(航空機で輸送するためのユニット・ロード・コンテナ(ULD)、車両の一部として統合される収納コンテナエリア、トラクタトレーラ、又はインターモーダル輸送のためのインターモーダルコンテナ等)に関連する管理物流情報に基づいてコンテンツ関連通知を生成するための向上した物流監視システムとして実装されてもよい。
【0175】
この実施形態では、システムは、少なくともコンテナインターフェースディスプレイ装置及び第2のノード装置(コンテナインターフェースディスプレイ装置と直接又は間接的に通信し得るユーザアクセス装置、管理ノード装置及びバックエンドサーバ等)を含む。コンテナインターフェースディスプレイ装置は、コンテナ(コンテナの外壁等)に配置され、少なくとも筐体、処理装置、メモリ、ディスプレイスクリーン及び無線通信インターフェースを含む。筐体は、高耐久化タイプの筐体であり、上記のように、例えば、図2を参照して説明された筐体200と同様に、コンテナの外壁に設置可能である。処理装置は、筐体内に配置され、メモリ、ディスプレイスクリーン及び無線通信インターフェースの各々にそれぞれ結合される。メモリは、少なくともコンテナ内に保存されている物についての管理物流情報と共に、処理装置によって実行される物流情報管理プログラムコード部分を保持する。ディスプレイスクリーンは、筐体の外で観察可能であり、筐体が外壁に設置される場合にコンテナの外壁から離れた方を向く構成で筐体に対して配置される。無線通信インターフェースは、処理装置に無線通信路へのアクセスを提供する。
【0176】
動作時に、コンテナインターフェースディスプレイ装置の処理装置は、物流情報管理プログラムコード部分を実行する際に、管理物流情報に対する更新をメモリに記録し(例えば、コンテナインターフェースディスプレイ装置が管理物流情報に対する更新として関連コンテナ情報を受信したか又は検出したときに)、更新を記録した後でメモリに管理物流情報の少なくとも一部にアクセスし、管理物流情報のアクセスされた部分に基づいて通知イベントを検出し、ここで通知イベントはコンテナ又はコンテナ内に保管された物品に関係付けられる状態情報に関連し、通知イベントに関連するコンテンツ関連通知を生成し、ディスプレイスクリーンによってディスプレイスクリーンにコンテンツ関連通知に関連する情報を提示させ、コンテンツ関連通知に関係付けられる通知メッセージを生成し、且つ無線通信インターフェースによって無線通信路を介して第2のノード装置に通知メッセージを送信させるように動作可能である。
【0177】
システムにおける第2のノード装置は、無線通信路を介してコンテナインターフェースディスプレイ装置の無線通信インターフェースと動作可能に通信する。第2のノード装置は、コンテナに関する物流作業関連情報を保持するための物流データストア装置(メモリ記憶装置又はデータベース記憶装置等)を更に含む。更に、第2のノード装置は、コンテナインターフェースディスプレイ装置の無線通信インターフェースから通知メッセージを受信し、通知メッセージに基づいて物流データストア装置に保持される物流作業関連情報を更新するように動作可能である。
【0178】
更なる実施形態では、システムのコンテナインターフェースディスプレイ装置は、コンテナ内に配置され且つ処理装置に結合される内部装置を更に備えてもよい。そのため、処理装置は、内部センサから状態情報を受信し、且つ管理物流情報における状態情報の一部としてメモリに状態情報を記憶するように更に動作可能である。このような状態情報は、例えば、(内部センサが、先により詳細に記載された環境センサのタイプ、例えば、温度センサ、光センサ等である場合)コンテナ内の検出された環境状態、(内部センサが運動センサである場合)コンテナ内に保存されている物の検出された動き、又は(内部センサが深度センサである場合)コンテナ内に保存されている物の検出された構成変化)を示してもよい。このような検出された構成変化は、例えば、深度センサによって生成されるこのようなマッピングスキャンの差分を見つけるためにコンテナ内に保存されている物の少なくとも2つのマッピングスキャンを比較して、上記の構成変化を反映するために差分が有意であることの結果であってもよい。当業者であれば、マッピングスキャンのこのような検出された差分は、コンテナのサイズ及びコンテナ及びそのコンテンツの更なる問題を修正し且つ潜在的に防ぐために更なる物流仲介を必要とし且つ望ましくないと見なされるやり方で動く又は移動し得るコンテナ内に保存されている物品の相対サイズに依存し得ることを理解するであろう。
【0179】
より詳細には、システムの実施形態は、配達関連パラメータを更に含む物品に基づく通知イベントを有してもよく、ここでコンテンツ関連通知は、配達日、配達時間、配達出荷カテゴリ、配達サービス識別子及び物品に関する配達モード識別子に関連する情報等、物品を識別し且つ配達関連パラメータに関連する情報を含む。
【0180】
更なる実施形態では、状態情報に基づく通知イベントは、例えば、コンテナ内の収納空間に関連するコンテンツ状態関連パラメータを含んでもよい。このようなコンテンツ状態関連パラメータは、コンテナ内の検出された環境変化、コンテナ内の検出された動き、又はコンテナ内に保存されている物の構成の検出された変化を含んでもよい。
【0181】
更なるシステムの実施形態では、ディスプレイスクリーンに提供されるコンテンツ関連通知に関連する情報は、物品の識別性及びコンテナ内物品の場所等の特定のタイプの情報を含み、一部の例では、物品及びコンテンツ関連通知に関係付けられる1つ以上のスキャン可能なオブジェクトを含んでもよい。
【0182】
上記のシステムの実施形態は、第3のノード装置と相互作用するように動作可能である第2のノード装置を有してもよい。例えば、第2のノード装置が外部管理ノード110である実施形態では、第3のノード装置は、バックエンドサーバ100に対応してもよい。第2のノード装置が外部管理ノード110である別の例では、第3のノードは、別のサードパーティサーバ、又は異なる配達エンティティに別に関係付けられ且つ直接的に又はサーバ100を通じて促進される間接的な通信を介して外部管理ノード110と通信する図1に示されていない他のノード装置であってもよい。このような異なる配達エンティティは、コンテナが積み降ろされると、コンテナ内に現在保管されている1つ以上の物品に責任を有するようになってもよい。
【0183】
より詳細には、第2のノード装置と相互作用するように動作可能である第3のノード装置に関するこのような拡張されたシステムの実施形態との関連で、第2のノード装置は、コンテナインターフェースディスプレイ装置から受信した通知メッセージに基づいて第3のノード装置に物流作業ッセージを送信してもよい。物流作業メッセージは、一般に、通知イベントに関連する情報を提供する。例えば、物流作業メッセージは、通知メッセージに基づいてコンテナに行われる優先積み降ろし作業を示し、又は第3のノード装置に関係付けられる配達エンティティの責任になる特定の物品を識別してもよい。より詳細には、第3のノード装置は、配達サービスエンティティに関連してもよい。そのため、物流作業メッセージは配達エンティティへの更新通知であってもよく、ここで更新通知は(物品、コンテナに関連する状態情報、物品に関連する状態情報を識別し、又はコンテナ及び/又はコンテナ内に保存されている物に関連する状態情報を提供し得る)通知イベントに関連する。このような第3のノード装置の例は、配達サービスエンティティの管理ノード装置(外部管理ノード110と同様の形態であるが、特定の配達サービスエンティティに関係付けられるもの)、配達サービスエンティティのバックエンドサーバ(サーバ100と同様の形態であるが、特定の配達サービスエンティティに関係付けられるもの)、及び配達サービスエンティティのユーザアクセス装置(ユーザアクセスノード140a−140cと同様の形態であるが、特定の配達サービスエンティティに関係付けられ、配達サービスエンティティに関係付けられる物流職員によって使用されるもの)を含んでもよい。
【0184】
[更なる特定の実施形態]
以下に続くものは、上述した様々な実施形態のうちの1つ又は複数の態様に焦点を当てた例示的な特定の実施形態のリストである。異なる組の特定の実施形態の各々が、電子的に監視され且つ管理される向上した物流作業の一部として例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置を利用する物流関連技術の改良をそれぞれもたらす。そのため、更なる実施形態の各々の中で、表題は1つ以上のコンテナインターフェースディスプレイ装置又はこのような装置を使用するシステムの特定の技術応用を記述する番号付きの態様であり、先に説明され且つサポートされているように、こうした技術分野を改善し又は向上させるものである。以下の異なる表題に示される各番号付きの態様は、その特定の表題に下に示される他の番号付きの態様を参照する場合がある。
【0185】
[更なる実施形態1−スケールを有するコンテナに関連する物流情報を管理するための方法、装置及びシステム]
項目1. コンテナインターフェースディスプレイ装置を使用してコンテナに関連する物流情報を管理するための方法であって、前記コンテナインターフェースディスプレイ装置のスキャナによって、前記コンテナの積み込み中に前記物品を識別するステップと、前記コンテナインターフェースディスプレイ装置のメモリに、積み込まれるコンテナと識別された物品との間の関連付けを記録するステップであって、前記関連付けは前記コンテナに関連する前記管理物流情報の一部であるステップと、前記コンテナ内に配置されるスケールによって、前記コンテナ内に積み込まれている物品の重量を検出するステップであって、前記スケールは前記コンテナ内に配置され且つ前記物品の重量を支持している間に前記コンテナインターフェースディスプレイ装置に動作可能に結合されているステップと、前記コンテナインターフェースディスプレイ装置によって、前記スケールから信号を受信するステップであって、前記信号は前記物品の検出された重量を示すステップと、前記コンテナインターフェースディスプレイ装置の前記メモリに、識別された物品の検出された重量を記録するステップであって、前記検出された重量は前記コンテナに関連する前記管理物流情報の一部であるステップと、前記コンテナインターフェースディスプレイ装置の前記ディスプレイスクリーンにおいて電子物流監視情報を生成するステップであって、前記電子物流監視情報は前記管理物流情報の少なくとも一部を含むステップとを含む、方法。
【0186】
項目2. 前記スキャナによって、複数の追加物品が前記コンテナ内に積み込まれると前記追加物品を増分的に識別するステップと、前記メモリに複数の追加の関連付けを増分的に記録するステップであって、前記追加の関連付けの各々は前記コンテナと前記コンテナ内に積み込まれた追加の物品の各々との関係をそれぞれ表し、前記追加の関連付けは前記コンテナに関連する前記管理物流情報の一部であるステップと、前記スケールによって、前記コンテナ内に積み込まれた追加の物品の各々に関する各重量を増分的に検出するステップであって、前記追加物品の各々に関する各重量は前記コンテナに関連する前記管理物流情報の一部であるステップと、前記管理物流情報に関連する前記ディスプレイスクリーンに前記電子物流電子情報の更新を周期的に生成するステップであって、前記更新は積み込み中の前記コンテナの物流状態を反映するステップとを更に含む、項目1に記載の方法。
【0187】
項目3. 前記コンテナの前記物流状態は、前記コンテナ内に現在積み込まれているコンテンツに関する物品レベル情報を示す、項目2に記載の方法。
【0188】
項目4. 前記コンテナの前記物流状態は、前記コンテナ内に現在積み込まれているコンテンツに関するコンテナレベル情報を示す、項目2に記載の方法。
【0189】
項目5. 前記コンテナレベル情報は、少なくとも前記コンテナ内に現在積み込まれているコンテンツの現在の重量を更に含む、項目4に記載の方法。
【0190】
項目6. 前記物品が前記コンテナ内に積み込まれているときに前記スキャナが前記コンテナ内で出荷される物品を識別することを可能にする方向で前記コンテナの一部に前記コンテナインターフェースディスプレイ装置を取り付けるステップを更に含む、項目1に記載の方法。
【0191】
項目7. 前記コンテナの一部は、前記コンテナの外壁、前記コンテナの内壁、前記コンテナ内の構造支持部材、又は前記コンテナへのアクセス入口に関係付けられるドアの少なくとも1つを含む、項目6に記載の方法。
【0192】
項目8. 前記コンテナインターフェースディスプレイ装置を前記コンテナ内の前記スケールに結合するステップを更に含む、項目1に記載の方法。
【0193】
項目9. 前記コンテナインターフェースディスプレイ装置を前記コンテナ内の前記スケールに結合するステップは、前記コンテナインターフェースディスプレイ装置によって、前記コンテナインターフェースディスプレイ装置と前記コンテナに関係付けられるノード装置との間の無線接続を確立することを更に含み、前記ノード装置は前記コンテナ内の前記スケールに接続され且つ前記無線接続を介して前記コンテナインターフェースディスプレイ装置に前記物品の検出された重量を提供するように動作可能である、項目8に記載の方法。
【0194】
項目10. 前記コンテナ内の収納空間の上に配置される深度感知装置に前記コンテナインターフェースディスプレイ装置を動作可能に結合するステップと、前記物品が前記収納空間の占有構成を反映する寸法データを生成するために前記物品が前記コンテナ内に積み込まれると、前記コンテナインターフェースディスプレイ装置に結合される前記深度感知装置によって、前記収納空間をマッピングするステップと、前記深度感知装置によって前記コンテナインターフェースディスプレイ装置にメッセージを送信するステップであって、前記メッセージは前記収納空間の占有構成を反映するステップと、前記コンテナインターフェースディスプレイ装置の前記メモリに、前記コンテナに関連する前記管理物流情報の一部として前記収納空間の前記占有構成を記録するステップとを更に含む、項目1に記載の方法。
【0195】
項目11. 前記管理物流情報は、コンテナ出荷情報を更に含む、項目1に記載の方法。
【0196】
項目12. 前記コンテナ出荷情報は、前記コンテナに積み込まれることが意図される物の目録を含む、項目11に記載の方法。
【0197】
項目13. 前記コンテナ出荷情報は、前記物品が前記コンテナ内のどこに積み込まれるべきかについての場所指定情報を含む、項目12に記載の方法。
【0198】
項目14. 前記場所指定情報は、前記物品の重量に関連する、項目13に記載の方法。
【0199】
項目15. 前記コンテナインターフェースディスプレイ装置の前記ディスプレイスクリーンにおいて前記電子物流監視情報を生成するステップは、前記コンテナに積み込むことに関与する物流職員からの入力に基づいて表示する前記管理物流情報の一部を選択すること、及び積み込み中の前記コンテナの物流状態として前記ディスプレイスクリーンにおいて前記物流職員に対して前記管理物流情報の選択部分を生成することを更に含む、項目1に記載の方法。
【0200】
項目16. 前記コンテナは、航空機で輸送するためのユニット・ロード・コンテナ(ULD)、車両の一部として統合される収納コンテナエリア、トラックで引っ張られるトラクタトレーラ、インターモーダル輸送のためのインターモーダルコンテナから成るグループの中の1つを含む、項目1に記載の方法。
【0201】
項目17. 前記電子物流監視情報は、バーコードデータを含む、項目1に記載の方法。
【0202】
項目18. 出荷可能な物品の積み込み作業に関連する物流情報を管理するための改良型システムであって、
前記出荷可能な物品を輸送するために使用されるコンテナであって、前記コンテナ内に積み込まれると前記出荷可能な物品を保持するための前記コンテナ内の収納空間、前記コンテナに積み込むことの一部として前記収納空間にアクセスするための入口、及び前記コンテナ内に積み込まれると前記出荷可能な物品を支持するために前記コンテナの前記収納空間内に配置されるスケールを備えるコンテナと、
前記入口の近くの前記コンテナの壁に配置されるコンテナインターフェースディスプレイ装置であって、処理装置、前記処理装置に動作可能に結合されるスキャナであって、前記コンテナの積み込み中に前記出荷可能な物品を識別する識別信号を受信するように動作可能であるスキャナ、前記処理装置に結合され且つ前記コンテナの前記スケールに動作可能に結合されるスケールインターフェース回路であって、前記スケールから信号を受信するように動作可能であり、前記信号は前記コンテナ内に積み込まれると前記出荷可能な物品の検出された重量を示すスケールインターフェース回路、 前記処理装置に結合されるメモリであって、前記処理装置によって実行される物流情報管理プログラムコード部分を少なくとも保持し、(a)前記コンテナと前記出荷可能な物品との関連性及び(b)前記出荷可能な物品の検出された重量を少なくとも含む前記積み込み作業に関連する前記管理物流情報を保持するように更に動作可能であるメモリ、及び前記処理装置に結合されるディスプレイスクリーンであって、前記コンテナを積み込む物流職員と相互作用するように前記コンテナの壁において方向付けられるディスプレイスクリーンを更に備えるコンテナインターフェースディスプレイ装置と
を備え、前記コンテナインターフェースディスプレイ装置の前記処理装置は、前記物流情報管理プログラムコード部分を実行するときに、前記スキャナによって受信される前記識別信号に基づいて前記出荷可能な物品を識別し、前記出荷可能な物品を識別した後に前記管理物流情報の一部として前記メモリに前記関連付けを記録し、前記スケールから受信した前記信号に基づいて前記管理物流情報の一部として前記メモリに前記検出された重量を記録し、前記ディスプレイスクリーンによって、電子物流監視情報を前記ディスプレイスクリーン上に提示させ、前記電子物流監視情報は前記メモリに保持される前記管理物流情報の少なくとも一部を含むように動作可能である、システム。
【0203】
項目19. 前記ディスプレイスクリーンにおいて提供される前記管理物流情報の一部は、前記コンテナ内に現在積み込まれているコンテンツに関する物品レベル情報を示す、項目18に記載のシステム。
【0204】
項目20. 前記ディスプレイスクリーンにおいて提供される前記管理物流情報の一部は、前記コンテナ内に現在積み込まれているコンテンツに関するコンテナレベル情報を示す、項目18に記載のシステム。
【0205】
項目21. 前記コンテナレベル情報は、少なくとも前記コンテナ内に現在積み込まれているコンテンツの現在の重量を更に含む、項目20に記載のシステム。
【0206】
項目22. 前記コンテナインターフェースディスプレイ装置は、前記コンテナの積み込み作業の間に前記出荷可能な物品をスキャナが識別可能な方向で前記コンテナの壁に取り外し可能に取り付けられる、項目18に記載のシステム。
【0207】
項目23.前記収納空間の上に配置され且つ前記コンテナインターフェースディスプレイ装置と通信するように動作可能である深度感知装置を更に備え、前記深度感知装置は、前記収納空間の占有状態を反映する寸法データを生成するために、前記物品が前記コンテナ内に積み込まれると前記収納空間をマッピングし、且つ前記コンテナインターフェースディスプレイ装置にメッセージを送信し、前記メッセージは前記収納空間の占有構成を反映するように更に動作可能であり、
前記コンテナインターフェースディスプレイ装置の前記処理装置は、前記深度感知装置から前記メッセージを受信し、前記メッセージに基づいて前記収納空間の前記占有状態を決定し、且つ前記コンテナに関連する前記管理物流情報の一部として前記収納空間の前記占有構成を記録するように更に動作可能である、項目18に記載のシステム。
【0208】
項目24. 前記管理物流情報は、コンテナ出荷情報を更に含む、項目18に記載のシステム。
【0209】
項目25. 前記コンテナ出荷情報は、前記コンテナに積み込まれることが意図される物の目録を含む、項目24に記載のシステム。
【0210】
項目26. 前記コンテナ出荷情報は、前記物品が前記コンテナ内のどこに積み込まれるべきかについての場所指定情報を含む、項目25に記載のシステム。
【0211】
項目27. 前記場所指定情報は、前記物品の重量に関連する、項目26に記載のシステム。
【0212】
項目28. 前記コンテナインターフェースディスプレイ装置の前記処理装置に結合される少なくとも1つのユーザ入力装置を更に備え、前記少なくとも1つのユーザ入力装置は、前記コンテナインターフェースディスプレイ装置との相互作用によって、前記管理物流情報の一部として前記ディスプレイスクリーンにどの管理物流情報が示されるかを選択的に変更することを可能にする、項目18に記載のシステム。
【0213】
項目29. 前記出荷可能な物品を輸送するために使用される前記コンテナは、航空機で輸送するためのユニット・ロード・コンテナ(ULD)、車両の一部として統合される収納コンテナエリア、トラックで引っ張られるトラクタトレーラ、インターモーダル輸送のためのインターモーダルコンテナから成るグループの中の1つを含む、項目18に記載のシステム。
【0214】
項目30. 前記電子物流監視情報は、バーコードデータを含む、項目18に記載のシステム。
【0215】
項目31. 出荷可能な物品の積み込み作業に関連する物流情報を管理するための改良型システムであって、
前記出荷可能な物品を輸送するために使用されるコンテナであって、前記コンテナ内の収納空間、及び前記コンテナ内に積み込まれると前記出荷可能な物品を支持するために前記収納空間内に配置される統合型スケールを有し、前記統合型スケールは前記スケール上に指示される物の重量を反映する信号を生成するコンテナと、
前記コンテナの外壁に取り外し可能に配置されるコンテナインターフェースディスプレイ装置であって、前記コンテナの前記外壁に取り外し可能に取り付けられる筐体、前記筐体内に配置される処理装置、前記筐体内に少なくとも部分的に配置されるスキャナであって、前記処理装置に動作可能に結合され、前記コンテナの積み込み中に前記出荷可能な物品を識別する識別信号を受信するように動作可能であるスキャナ、前記処理装置に結合され且つ前記筐体を通じてアクセス可能なインターフェース回路との接続によって前記筐体内に配置されるインターフェース回路であって、前記インターフェース回路の前記接続は前記コンテナの前記統合型スケールに動作可能に結合され、前記統合型スケール上に積み込まれると前記出荷可能な物品の検出された重量を示す生成信号を前記統合型スケールから受信するように動作可能であるインターフェース回路、前記処理装置に結合されるメモリであって、前記処理装置によって実行される物流情報管理プログラムコード部分を少なくとも保持し、(a)前記コンテナと前記出荷可能な物品との関連性及び(b)前記出荷可能な物品の検出された重量を少なくとも含む前記積み込み作業に関連する前記管理物流情報を保持するように更に動作可能であるメモリ、前記処理装置に結合されるディスプレイスクリーンであって、前記コンテナを積み込む物流職員と相互作用するように前記コンテナの外壁から離れた方に向けられる構成で前記筐体に配置されるディスプレイスクリーン、及び前記処理装置に動作可能に結合される無線通信インターフェースであって、前記処理装置に無線通信路へのアクセスを提供する無線通信インターフェースを更に備える前記コンテナインターフェースディスプレイ装置と、
前記無線通信路を介して前記コンテナインターフェースディスプレイ装置の前記無線通信インターフェースと動作可能に通信する管理ノード装置であって、前記積み込み作業に関連する情報を保持するための物流データストア装置を更に備える管理ノード装置と
を備え、前記コンテナインターフェースディスプレイ装置の前記処理装置は、前記物流情報管理プログラムコード部分を実行するときに、前記スキャナによって受信される前記識別信号に基づいて前記出荷可能な物品を識別し、前記出荷可能な物品を識別した後に前記管理物流情報の一部としてメモリに前記関連付けを記録し、前記統合型スケールから受信した前記信号に基づいて前記管理物流情報の一部としてメモリに前記検出された重量を記録し、前記ディスプレイスクリーンによって、電子物流監視情報を前記ディスプレイスクリーン上に提示させ、前記電子物流監視情報は前記メモリに保持される前記管理物流情報の少なくとも一部を含み、
前記無線通信インターフェースによって、前記管理ノード装置にメッセージを送信させ、前記メッセージは前記コンテナに関連する前記管理物流情報に関連するように動作可能であり、前記管理ノード装置は、前記コンテナインターフェースディスプレイ装置から前記メッセージを受信し、且つ前記メッセージで伝達される前記管理物流情報によって前記物流データストア装置を更新するように動作可能である、システム。
【0216】
項目32. 前記ディスプレイスクリーンにおいて提供される前記管理物流情報の一部は、前記コンテナ内に現在積み込まれているコンテンツに関する物品レベル情報を示す、項目31に記載のシステム。
【0217】
項目33. 前記ディスプレイスクリーンにおいて提供される前記管理物流情報の一部は、前記収納空間内に積み込まれているコンテンツに関するコンテナレベル情報を示す、項目31に記載のシステム。
【0218】
項目34. 前記コンテナレベル情報は、少なくとも前記コンテナ内に積み込まれている物の現在の重量を更に含む、項目33に記載のシステム。
【0219】
項目35. 前記スキャナは、前記出荷可能な物品を識別する識別信号として、反射されたバーコードスキャン信号又は発信された識別装置信号の少なくとも1つをキャプチャするように動作可能である、項目31に記載のシステム。
【0220】
項目36. 前記収納空間の上に配置され且つ前記インターフェース回路を介して前記コンテナインターフェースディスプレイ装置と通信するように動作可能である深度感知装置を更に備え、
前記深度感知装置は、前記収納空間の占有状態を反映する寸法データを生成するために、前記出荷可能な物品が前記収納空間内に積み込まれると前記収納空間をマッピングし、且つ生成された寸法データに基づいて前記収納空間の前記占有状態を前記コンテナインターフェースディスプレイ装置に通知するように更に動作可能であり、
前記インターフェース回路は、前記深度感知装置から前記通知を受信して、前記通知を前記処理装置に伝達し、且つ
前記処理装置は、前記通知に関する通信を前記インターフェース回路から受信し、前記通信に基づいて前記収納空間の前記占有状態を決定し、前記コンテナに関連する前記管理物流情報に対する更新の一部として前記メモリに前記収納空間の前記占有構成を記録し、且つ前記無線通信インターフェースによって、前記管理ノード装置に占有状態メッセージを送信させ、前記占有状態メッセージは前記コンテナに関連する前記管理物流情報に対する更新に関連するように更に動作可能である、項目31に記載のシステム。
【0221】
項目37. 前記管理物流情報は、コンテナ出荷情報を更に含む、項目31に記載のシステム。
【0222】
項目38. 前記コンテナ出荷情報は、前記コンテナに積み込まれることが意図される物の目録を含む、項目37に記載のシステム。
【0223】
項目39. 前記コンテナ出荷情報は、前記物品が前記コンテナ内のどこに積み込まれるべきかについての場所指定情報を含む、項目38に記載のシステム。
【0224】
項目40. 前記場所指定情報は、前記物品の重量に関連する、項目39に記載のシステム。
【0225】
項目41. 前記コンテナインターフェースディスプレイ装置の前記処理装置に結合される少なくとも1つのユーザ入力装置を更に備え、前記少なくとも1つのユーザ入力装置は、前記物流職員によって、前記管理物流情報の一部として前記ディスプレイスクリーンにどの管理物流情報が示されるかを警告する入力を選択的に提供することを可能にする、項目31に記載のシステム。
【0226】
項目42. 前記出荷可能な物品を輸送するために使用される前記コンテナは、航空機で輸送するためのユニット・ロード・コンテナ(ULD)、車両の一部として統合される収納コンテナエリア、トラックで引っ張られるトラクタトレーラ、インターモーダル輸送のためのインターモーダルコンテナから成るグループの中の1つを含む、項目31に記載のシステム。
【0227】
項目43. 前記電子物流監視情報は、バーコードデータを含む、項目31に記載のシステム。
【0228】
[更なる実施形態2−コンテンツ関連通知を生成するための方法、装置及びシステム]
項目1. コンテナインターフェースディスプレイ装置を使用してコンテナに関連する管理物流情報に基づいてコンテンツ関連通知を生成するための方法であって、前記コンテナインターフェースディスプレイ装置によって、前記コンテナインターフェースディスプレイ装置のメモリに保持される前記管理物流情報に対する更新を記録するステップと、前記コンテナインターフェースディスプレイ装置によって、前記更新を記録した後で前記メモリに保持された前記管理物流情報の少なくとも一部にアクセスするステップと、前記コンテナインターフェースディスプレイ装置によって、前記管理物流情報のアクセスされた部分に基づいて通知イベントを決定するステップであって、前記通知イベントは前記コンテナ又は前記コンテナ内に保存される物品に関係付けられる状態情報に関連するステップと、前記コンテナインターフェースディスプレイ装置によって、前記通知イベントに関連する前記コンテンツ関連通知を生成するステップと、前記コンテナインターフェースディスプレイ装置のディスプレイスクリーン上に前記コンテンツ関連通知に関連する情報を動的に表示するステップとを含む、方法。
【0229】
項目2. 前記コンテナの外壁から外側に前記ディスプレイスクリーンを露出させる方向で前記外壁に前記コンテナインターフェースディスプレイ装置を固定するステップを更に含む、項目1に記載の方法。
【0230】
項目3. 前記コンテナインターフェースディスプレイ装置を使用して更なる関連コンテナ情報を収集するステップを更に含み、前記メモリに保持された前記管理物流情報に対する更新は、収集された関連コンテナ情報に関係付けられる、項目1に記載の方法。
【0231】
項目4. 前記状態情報は、前記コンテナ内に配置され且つ前記コンテナインターフェースディスプレイ装置に結合される内部感知装置によって検出された状態を反映する、項目1に記載の方法。
【0232】
項目5. 前記検出された状態は、前記コンテナ内で検出された環境状態を含む、項目4に記載の方法。
【0233】
項目6. 前記検出された状態は、前記コンテナ内に保存されている物の検出された動きを含み、前記検出された動きは前記内部感知装置における運動センサによって感知される、項目4に記載の方法。
【0234】
項目7. 前記検出された状態は、前記コンテナ内に保存されている物の過去のマッピングスキャンと前記コンテナ内に保存されている物の現在のマッピングスキャンを比較して反映された前記コンテナ内に保存されている物の検出された構成の変化を含み、前記マッピングスキャンは前記内部感知装置における前記深度センサによって生成される、項目4に記載の方法。
【0235】
項目8. 前記物品に基づく前記通知イベントは、前記物品に関係付けられる配達関連パラメータを含み、前記コンテンツ関連通知は物品の識別及び前記配達関連パラメータに関連する情報を含む、項目1に記載の方法。
【0236】
項目9. 前記配達関連パラメータは、配達日、配達時間、配達出荷カテゴリ、配達サービス識別子、配達モード識別子、及び特別取り扱い識別子から成るグループの中の少なくとも1つを含む、項目8に記載の方法。
【0237】
項目10. 前記状態情報に基づく前記通知イベントは、前記コンテナ内の収納空間に関連するコンテンツ状態関連パラメータを更に含む、項目1に記載の方法。
【0238】
項目11. 前記コンテンツ状態関連パラメータは、前記コンテナ内の検出された環境変化、前記コンテナ内の検出された動き、前記コンテナ内に保存されている物の構成の検出された変化に関する情報から成るグループの中の少なくとも1つを含む、項目10に記載の方法。
【0239】
項目12. 前記ディスプレイスクリーン上に提示される前記コンテンツ関連通知に関連する情報は、前記物品の識別及び前記コンテナ内の前記物品の場所を更に含む、項目1に記載の方法。
【0240】
項目13. 前記ディスプレイスクリーン上に提示される前記コンテンツ関連通知に関連する情報は、前記物品に関係付けられる1つ以上のスキャン可能なオブジェクト及びコンテンツ関連通知を更に含む、項目1に記載の方法。
【0241】
項目14. 前記コンテナインターフェースディスプレイ装置によって、前記無線通信路を介して外部装置に通知メッセージを送信するステップを更に含み、前記通知メッセージは前記コンテンツ関連通知に関係付けられる、項目1に記載の方法。
【0242】
項目15. 前記外部装置は、管理ノード装置、バックエンドサーバ、及びユーザアクセス装置の1つを含む、項目14に記載の方法。
【0243】
項目16. 前記コンテナは、航空機で輸送するためのユニット・ロード・コンテナ(ULD)、車両の一部として統合される収納コンテナエリア、トラックで引っ張られるトラクタトレーラ、インターモーダル輸送のためのインターモーダルコンテナから成るグループの中の1つを含む、項目1に記載の方法。
【0244】
項目17. コンテナに関連する管理物流情報に基づいてコンテンツ関連通知を生成するためのコンテナインターフェースディスプレイ装置であって、前記コンテナの壁に取り外し可能に設置可能な高耐久化筐体と、前記筐体内に配置される処理装置と、前記処理装置に結合されるメモリであって、少なくとも前記処理装置によって実行される物流情報管理プログラムコード部分を保持し、前記コンテナ内に保存されている物についての前記管理物流情報を更に保持するメモリと、前記処理装置に結合されるディスプレイスクリーンであって、前記筐体の外で観察可能であり、且つ前記筐体が前記壁に設置される場合に前記コンテナの前記壁から離れた方を向く構成で前記筐体に対して配置されるディスプレイスクリーンと、前記処理装置に動作可能に結合される無線通信インターフェースであって、前記処理装置に無線通信路へのアクセスを提供する無線通信インターフェースとを備え、
前記コンテナインターフェースディスプレイ装置の前記処理装置は、前記物流情報管理プログラムコード部分を実行するときに、前記メモリに前記管理物流情報に対する更新を記録し、前記更新を記録した後で前記メモリ内の前記管理物流情報の少なくとも一部にアクセスし、前記管理物流情報のアクセスされた部分に基づいて通知イベントを検出し、前記通知イベントは前記コンテナ又は前記コンテナ内に保存される物品に関係付けられる状態情報に関連し、前記通知イベントに関連する前記コンテンツ関連通知を生成し、且つ前記ディスプレイスクリーンによって、前記コンテンツ関連通知に関連する情報を前記ディスプレイスクリーン上に提示させるように動作可能である、装置。
【0245】
項目18. 前記コンテナ内に配置される内部感知装置と、前記処理装置に結合されるインターフェース回路とを更に備え、前記インターフェース回路は前記筐体を通じてアクセス可能なインターフェース回路への接続を有する前記筐体内に配置され、前記インターフェース回路の前記接続は前記内部感知装置から状態情報を受信するために前記内部感知装置に動作可能に結合され、且つ
処理装置は、前記管理物流情報に反映される前記状態情報の少なくとも一部として前記メモリに受信した状態情報を保持するように更に動作可能である、項目17に記載の装置。
【0246】
項目19. 前記状態情報は、前記コンテナ内で検出された環境状態を示す、項目18に記載の装置。
【0247】
項目20. 前記内部感知装置は、少なくとも運動センサを含み、前記状態情報は、前記コンテナ内に保存されている物の検出された動きを示し、前記検出された動きは前記運動センサによって感知される、項目18に記載の装置。
【0248】
項目21. 前記内部感知装置は、少なくとも前記コンテナ内の収納空間に露出される深度センサを含み、前記状態情報は、前記コンテナ内に保存されている物の少なくとも2つのマッピングスキャンの間の検出された構成変化を示し、前記マッピングスキャンは前記内部感知装置における前記深度センサによって生成される、項目18に記載の装置。
【0249】
項目22. 前記物品に基づく前記通知イベントは、配達関連パラメータを含み、前記コンテンツ関連通知は前記物品の識別及び前記配達関連パラメータに関連する情報を含む、項目17に記載の装置。
【0250】
項目23. 前記配達関連パラメータは、配達日、配達時間、配達出荷カテゴリ、配達サービス識別子、配達モード識別子、及び特別取り扱い識別子から成るグループの中の少なくとも1つを含む、項目22に記載の装置。
【0251】
項目24. 前記状態情報に基づく前記通知イベントは、前記コンテナ内の収納空間に関連するコンテンツ状態関連パラメータを更に含む、項目17に記載の装置。
【0252】
項目25. 前記コンテンツ状態関連パラメータは、前記コンテナ内の検出された環境変化、前記コンテナ内の検出された動き、前記コンテナ内に保存されている物の構成の検出された変化に関する情報から成るグループの中の少なくとも1つを含む、項目24に記載の装置。
【0253】
項目26. 前記ディスプレイスクリーン上に提示される前記コンテンツ関連通知に関連する情報は、前記物品の識別及び前記コンテナ内の前記物品の場所を含む、項目17に記載の装置。
【0254】
項目27. 前記ディスプレイスクリーン上に提示される前記コンテンツ関連通知に関連する情報は、前記物品に関係付けられる1つ以上のスキャン可能なオブジェクト及びコンテンツ関連通知を含む、項目17に記載の装置。
【0255】
項目28.前記処理装置は、前記コンテンツ関連通知に関係付けられる通知メッセージを生成し、且つ前記無線通信インターフェースによって、前記通知メッセージを前記無線通信路を介して外部装置に送信させるように更に動作可能である、項目17に記載の装置。
【0256】
項目29. 前記外部装置は、管理ノード装置、バックエンドサーバ、及びユーザアクセス装置の1つを含む、項目28に記載の装置。
【0257】
項目30. 前記コンテナは、航空機で輸送するためのユニット・ロード・コンテナ(ULD)、車両の一部として統合される収納コンテナエリア、トラクタトレーラ、インターモーダル輸送のためのインターモーダルコンテナから成るグループの中の1つを含む、項目17に記載の装置。
【0258】
項目31. 前記コンテナインターフェースディスプレイ装置の前記処理装置に結合される少なくとも1つのユーザ入力装置を更に備え、前記少なくとも1つのユーザ入力装置は、前記管理物流情報の一部として前記ディスプレイスクリーンにどの管理物流情報が示されるかを警告する入力を受信する、項目17に記載の装置。
【0259】
項目32. コンテナに関連する管理物流情報に基づいてコンテンツ関連通知を生成するための改良型物流監視システムであって、
前記コンテナの外壁に配置されるコンテナインターフェースディスプレイ装置であって、前記コンテナの外壁に設置可能な高耐久化筐体、前記筐体内に配置される処理装置、前記処理装置に結合されるメモリであって、少なくとも前記処理装置によって実行される物流情報管理プログラムコード部分を保持し、前記コンテナ内に保存されている物についての前記管理物流情報を更に保持するメモリ、前記処理装置に結合されるディスプレイスクリーンであって、前記筐体の外で観察可能であり、且つ前記筐体が前記外壁に設置される場合に前記コンテナの前記外壁から離れた方を向く構成で前記筐体に対して配置されるディスプレイスクリーン、及び前記処理装置に動作可能に結合される無線通信インターフェースであって、前記処理装置に無線通信路へのアクセスを提供する無線通信インターフェースを更に備えるコンテナインターフェースディスプレイ装置と、
前記無線通信路を介して前記コンテナインターフェースディスプレイ装置の前記無線通信インターフェースと動作可能に通信する第2のノード装置であって、前記コンテナに関する物流作業関連情報を保持するための物流データストア装置を更に備える第2のノード装置と
を備え、前記コンテナインターフェースディスプレイ装置の前記処理装置は、前記物流情報管理プログラムコード部分を実行するときに、前記メモリに前記管理物流情報に対する更新を記録し、前記更新を記録した後で前記メモリ内の前記管理物流情報の少なくとも一部にアクセスし、前記管理物流情報のアクセスされた部分に基づいて通知イベントを検出し、前記通知イベントは前記コンテナ又は前記コンテナ内に保存される物品に関係付けられる状態情報に関連し、前記通知イベントに関連する前記コンテンツ関連通知を生成し、前記ディスプレイスクリーンによって、前記コンテンツ関連通知に関連する情報を前記ディスプレイスクリーン上に提示させ、前記コンテンツ関連通知に関係付けられる通知メッセージを生成し、且つ前記無線通信インターフェースによって、前記通知メッセージを前記無線通信路を介して前記第2のノード装置に送信させるように更に動作可能であり、
前記第2のノード装置は、前記コンテナインターフェースディスプレイ装置の前記無線通信インターフェースから前記通知メッセージを受信し、且つ前記通知メッセージに基づいて前記物流データストア装置に保持される前記物流作業関連情報を更新するように動作可能である、システム。
【0260】
項目33. 前記システムの前記コンテナインターフェースディスプレイ装置は、前記コンテナ内に配置され且つ前記処理装置に結合される内部センサを更に備え、前記処理装置は、前記内部センサから状態情報を受信し、且つ前記管理物流情報における前記状態情報の一部として前記メモリに前記状態情報を記憶するように更に動作可能である、項目32に記載のシステム。
【0261】
項目34. 前記状態情報は、前記コンテナ内で検出された環境状態を示す、項目33に記載のシステム。
【0262】
項目35. 前記内部センサは運動センサを含み、前記状態情報は、前記コンテナ内に保存されている物の検出された動きを示し、前記検出された動きは前記運動センサによって感知される、項目18に記載のシステム。
【0263】
項目36. 前記内部装置は、少なくとも前記コンテナ内の収納空間に露出される深度センサを含み、前記状態情報は、前記コンテナ内に保存されている物の少なくとも2つのマッピングスキャンの間の検出された構成変化を示し、前記マッピングスキャンは前記深度センサによって生成される、項目33に記載のシステム。
【0264】
項目37. 前記物品に基づく前記通知イベントは、配達関連パラメータを更に含み、前記コンテンツ関連通知は前記物品の識別及び前記配達関連パラメータに関連する情報を含む、項目32に記載のシステム。
【0265】
項目38. 前記配達関連パラメータは、配達日、配達時間、配達出荷カテゴリ、配達サービス識別子、配達モード識別子、及び特別取り扱い識別子から成るグループの中の少なくとも1つを含む、項目37に記載のシステム。
【0266】
項目39. 前記状態情報に基づく前記通知イベントは、前記コンテナ内の収納空間に関連するコンテンツ状態関連パラメータを更に含む、項目32に記載のシステム。
【0267】
項目40. 前記コンテンツ状態関連パラメータは、前記コンテナ内の検出された環境変化、前記コンテナ内の検出された動き、前記コンテナ内に保存されている物の構成の検出された変化に関する情報から成るグループの中の少なくとも1つを含む、項目39に記載のシステム。
【0268】
項目41. 前記ディスプレイスクリーン上に提示される前記コンテンツ関連通知に関連する情報は、前記物品の識別及び前記コンテナ内の前記物品の場所を含む、項目32に記載のシステム。
【0269】
項目42. 前記ディスプレイスクリーン上に提示される前記コンテンツ関連通知に関連する情報は、前記物品に関係付けられる1つ以上のスキャン可能なオブジェクト及びコンテンツ関連通知を含む、項目32に記載のシステム。
【0270】
項目43. 前記コンテナは、航空機で輸送するためのユニット・ロード・コンテナ(ULD)、車両の一部として統合される収納コンテナエリア、トラクタトレーラ、及びインターモーダル輸送のためのインターモーダルコンテナから成るグループの中の1つを含む、項目32に記載のシステム。
【0271】
項目44. 前記第2のノード装置は、管理ノード装置、バックエンドサーバ、及びユーザアクセス装置の1つを含む、項目32に記載のシステム。
【0272】
項目45. 前記第2のノード装置は、前記通知メッセージに基づいて第3のノード装置に物流作業メッセージを送信するように更に動作可能である、項目32に記載のシステム。
【0273】
項目46. 前記物流作業メッセージは、前記通知メッセージに基づいて前記コンテナに対して行われる優先積み降ろし作業を示す、項目45に記載のシステム。
【0274】
項目47. 前記第3のノード装置は、配達サービスエンティティに関連し、前記物流作業メッセージは、前記配達エンティティへの更新通知を含み、前記更新通知は、前記通知イベント及び前記物品に関連する、項目45に記載のシステム。
【0275】
項目48. 前記第3のノード装置は、配達サービスエンティティの管理ノード装置、配達サービスエンティティのバックエンドサーバ、及び前記配達サービスエンティティに関係付けられる物流職員によって使用される配達サービスエンティティのユーザアクセス装置の1つを含む、項目47に記載のシステム。
【0276】
要約すれば、当業者には理解されるように、本明細書の実施形態に記載された方法及び方法の変形のいずれかを実行する動作のシーケンスは、単に例示的なものであり、正当に、且つ本発明の原理にしたがって、様々な動作のシーケンスが追従され得ることが強調される。
【0277】
上記に概略された例示的な実施形態の少なくとも一部は、コンテナを積み込むこと/処理すること/積み降ろすこと、コンテナに積み込まれている物を管理すること、コンテナに積み込まれている物に関して他のエンティティに通知すること、コンテナに関連する物流作業の効率を高めること、及びコンテナに関連する通知イベント及び/又はコンテナに保存されている物を検出すること、並びにこのようなイベントに関するアラート通知を積極的に発行すること等の物流作業を向上及び改良するために他の例示的な実施形態の部分と関連して使用されてもよい。更に、本明細書で開示される例示的な実施形態のうちの少なくとも幾つかは、互いに独立に、及び/又は互いに組み合わせて用いることができ、本明細書に開示されていないデバイス及び方法に応用が可能である。しかしながら、当業者であれば、例示的なコンテナインターフェースディスプレイ装置、このような装置を使用するシステム、このような装置が上記の物流作業の一部としてどのように動作し得るかについての方法が、物流及び出荷作業に使用される技術の向上及び改善をもたらすことを理解するであろう。
【0278】
当業者であれば、実施形態が1つ又は複数の利点を提供することができ、且つ、必ずしも全ての実施形態が本明細書に記載された全ての又は2つ以上の特定の利点を提供するわけではないことを理解するであろう。更に、本明細書に記載された構造及び方法に対して様々な修正及び変形が可能であることは、当業者には明らかであろう。したがって、本発明は、本明細書で述べた内容に限定されるものではないことを理解されたい。そうではなく、以下の請求項に記載されるように、本発明は修正及び変形を包含するものである。
図1
図2
図3A
図3B
図3C
図4A
図4B
図5
図6A
図6B
図7