特許第6695435号(P6695435)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6695435無線ローカルエリアネットワークにおいてチャネルを示すための方法および装置
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6695435
(24)【登録日】2020年4月23日
(45)【発行日】2020年5月20日
(54)【発明の名称】無線ローカルエリアネットワークにおいてチャネルを示すための方法および装置
(51)【国際特許分類】
   H04L 27/26 20060101AFI20200511BHJP
   H04W 84/12 20090101ALI20200511BHJP
   H04W 28/06 20090101ALI20200511BHJP
【FI】
   H04L27/26 110
   H04W84/12
   H04W28/06 110
【請求項の数】20
【全頁数】54
(21)【出願番号】特願2018-540870(P2018-540870)
(86)(22)【出願日】2016年12月21日
(65)【公表番号】特表2019-510400(P2019-510400A)
(43)【公表日】2019年4月11日
(86)【国際出願番号】CN2016111325
(87)【国際公開番号】WO2017133338
(87)【国際公開日】20170810
【審査請求日】2018年9月13日
(31)【優先権主張番号】201610084191.3
(32)【優先日】2016年2月6日
(33)【優先権主張国】CN
(31)【優先権主張番号】201610128055.X
(32)【優先日】2016年3月7日
(33)【優先権主張国】CN
(31)【優先権主張番号】201610353330.8
(32)【優先日】2016年5月24日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100140534
【弁理士】
【氏名又は名称】木内 敬二
(72)【発明者】
【氏名】李 云波
(72)【発明者】
【氏名】李 彦淳
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼ ▲楽▼
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼ 佳胤
(72)【発明者】
【氏名】淦 明
【審査官】 北村 智彦
(56)【参考文献】
【文献】 特表2015−524638(JP,A)
【文献】 国際公開第2015/088116(WO,A1)
【文献】 特表2019−503151(JP,A)
【文献】 John(Ju-Hyung) Son et al.,Flexible Wider Bandwidth Transmission[online],IEEE 802.11-16/0045r1,2016年 1月19日,slides 1-15,[検索日:2017.09.12],インターネット<URL:https://mentor.ieee.org/802.11/dcn/16/11-16-0045-01-00ax-flexible-wider-bandwidth-transmission.pptx>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 27/26
H04W 28/06
H04W 84/12
IEEE Xplore
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−2
CT WG1
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)においてチャネルを示す方法であって、
物理プロトコルデータユニット(PPDU)を生成するステップであって、前記PPDUがプリアンブルフィールドおよびデータフィールドを含み、前記プリアンブルフィールドの高効率信号フィールド(HE-SIG-A)が帯域幅識別子を含み、前記帯域幅識別子が80MHz以上の帯域幅を有するチャネルにおける前記PPDUのデータ送信チャネルを示すために使用され、前記帯域幅識別子が3ビットからなる、ステップと、
前記PPDUを送信するステップと
を含み、
前記帯域幅識別子が第1の値であり、前記第1の値は前記データ送信チャネルの第1のモードを示し、
前記第1のモードでは、少なくとも1次20MHzチャネルおよび2次40MHzチャネルの20MHzチャネルが前記データ送信チャネルに含まれ、前記2次40MHzチャネルの前記20MHzチャネルの位置は、前記1次20MHzチャネルの位置と比較して反対のパリティであり、2次80MHzチャネルの20MHzチャネルは前記データ送信チャネルに含まれない、方法。
【請求項2】
前記第1のモードでは、前記1次20MHzチャネルおよび前記2次40MHzチャネルのみが前記データ送信チャネルに含まれ、前記2次80MHzチャネルの20MHzチャネルは前記データ送信チャネルに含まれない、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1の値が100である、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)においてチャネルを示す方法であって、
物理プロトコルデータユニット(PPDU)を生成するステップであって、前記PPDUがプリアンブルフィールドおよびデータフィールドを含み、前記プリアンブルフィールドの高効率信号フィールド(HE-SIG-A)が帯域幅識別子を含み、前記帯域幅識別子が80MHz以上の帯域幅を有するチャネルにおける前記PPDUのデータ送信チャネルを示すために使用され、前記帯域幅識別子が3ビットからなる、ステップと、
前記PPDUを送信するステップと
を含み、
前記帯域幅識別子が第2の値であり、前記第2の値は前記データ送信チャネルの第2のモードを示し、
前記第2のモードでは、1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネルの少なくとも1つの20MHzチャネルのみが前記データ送信チャネルに含まれる、方法。
【請求項5】
前記第2のモードでは、前記1次20MHzチャネル、前記2次20MHzチャネル、および前記2次40MHzチャネルの1つの20MHzチャネルのみが前記データ送信チャネルに含まれる、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記第2の値が101である、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)においてチャネルを示す方法であって、
物理プロトコルデータユニット(PPDU)を生成するステップであって、前記PPDUがプリアンブルフィールドおよびデータフィールドを含み、前記プリアンブルフィールドの高効率信号フィールド(HE-SIG-A)が帯域幅識別子を含み、前記帯域幅識別子が80MHz以上の帯域幅を有するチャネルにおける前記PPDUのデータ送信チャネルを示すために使用され、前記帯域幅識別子が3ビットからなる、ステップと、
前記PPDUを送信するステップと
を含み、
前記帯域幅識別子が第3の値であり、前記第3の値は前記データ送信チャネルの第3のモードを示し、
前記第3のモードでは、少なくとも1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの少なくとも1つの20MHzチャネルが前記データ送信チャネルに含まれ、前記2次40MHzチャネルの前記20MHzチャネルの位置は、前記1次20MHzチャネルの位置と比較して反対のパリティである、方法。
【請求項8】
前記第3のモードでは、前記1次20MHzチャネル、前記2次40MHzチャネル、および前記2次80MHzチャネルの少なくとも1つの20MHzチャネルのみが前記データ送信チャネルに含まれる、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)においてチャネルを示す方法であって、
物理プロトコルデータユニット(PPDU)を生成するステップであって、前記PPDUがプリアンブルフィールドおよびデータフィールドを含み、前記プリアンブルフィールドの高効率信号フィールド(HE-SIG-A)が帯域幅識別子を含み、前記帯域幅識別子が80MHz以上の帯域幅を有するチャネルにおける前記PPDUのデータ送信チャネルを示すために使用され、前記帯域幅識別子が3ビットからなる、ステップと、
前記PPDUを送信するステップと
を含み、
前記帯域幅識別子が第4の値であり、前記第4の値は前記データ送信チャネルの第4のモードを示し、
前記第4のモードでは、少なくとも1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの少なくとも1つの20MHzチャネルが前記データ送信チャネルに含まれる、方法。
【請求項10】
無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)においてチャネルを示す装置であって、
物理プロトコルデータユニット(PPDU)を生成するように構成されたベースバンド回路であって、前記PPDUがプリアンブルフィールドおよびデータフィールドを含み、前記プリアンブルフィールドの高効率信号フィールド(HE-SIG-A)が帯域幅識別子を含み、前記帯域幅識別子が80MHz以上の帯域幅を有するチャネルにおける前記PPDUのデータ送信チャネルを示すために使用され、前記帯域幅識別子が3ビットからなる、ベースバンド回路と、
前記PPDUを送信するように構成された無線周波数回路と
を含み、
前記帯域幅識別子が第1の値であり、前記第1の値は前記データ送信チャネルの第1のモードを示し、
前記第1のモードでは、少なくとも1次20MHzチャネルおよび2次40MHzチャネルの20MHzチャネルが前記データ送信チャネルに含まれ、前記2次40MHzチャネルの前記20MHzチャネルの位置は、前記1次20MHzチャネルの位置と比較して反対のパリティであり、2次80MHzチャネルの20MHzチャネルは前記データ送信チャネルに含まれない、装置。
【請求項11】
前記第1のモードでは、前記1次20MHzチャネルおよび前記2次40MHzチャネルのみが前記データ送信チャネルに含まれ、前記2次80MHzチャネルの20MHzチャネルは前記データ送信チャネルに含まれない、請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記第1の値が100である、請求項11に記載の装置。
【請求項13】
無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)においてチャネルを示す装置であって、
物理プロトコルデータユニット(PPDU)を生成するように構成されたベースバンド回路であって、前記PPDUがプリアンブルフィールドおよびデータフィールドを含み、前記プリアンブルフィールドの高効率信号フィールド(HE-SIG-A)が帯域幅識別子を含み、前記帯域幅識別子が80MHz以上の帯域幅を有するチャネルにおける前記PPDUのデータ送信チャネルを示すために使用され、前記帯域幅識別子が3ビットからなる、ベースバンド回路と、
前記PPDUを送信するように構成された無線周波数回路と
を含み、
前記帯域幅識別子が第2の値であり、前記第2の値は前記データ送信チャネルの第2のモードを示し、
前記第2のモードでは、1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネルの少なくとも1つの20MHzチャネルのみが前記データ送信チャネルに含まれる、装置。
【請求項14】
前記第2のモードでは、前記1次20MHzチャネル、前記2次20MHzチャネル、および前記2次40MHzチャネルの1つの20MHzチャネルのみが前記データ送信チャネルに含まれる、請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記第2の値が101である、請求項14に記載の装置。
【請求項16】
無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)においてチャネルを示す装置であって、
物理プロトコルデータユニット(PPDU)を生成するように構成されたベースバンド回路であって、前記PPDUがプリアンブルフィールドおよびデータフィールドを含み、前記プリアンブルフィールドの高効率信号フィールド(HE-SIG-A)が帯域幅識別子を含み、前記帯域幅識別子が80MHz以上の帯域幅を有するチャネルにおける前記PPDUのデータ送信チャネルを示すために使用され、前記帯域幅識別子が3ビットからなる、ベースバンド回路と、
前記PPDUを送信するように構成された無線周波数回路と
を含み、
前記帯域幅識別子が第3の値であり、前記第3の値は前記データ送信チャネルの第3のモードを示し、
前記第3のモードでは、少なくとも1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの少なくとも1つの20MHzチャネルが前記データ送信チャネルに含まれ、前記2次40MHzチャネルの前記20MHzチャネルの位置は、前記1次20MHzチャネルの位置と比較して反対のパリティである、装置。
【請求項17】
前記第3のモードでは、前記1次20MHzチャネル、前記2次40MHzチャネル、および前記2次80MHzチャネルの少なくとも1つの20MHzチャネルのみが前記データ送信チャネルに含まれる、請求項16に記載の装置。
【請求項18】
無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)においてチャネルを示す装置であって、
物理プロトコルデータユニット(PPDU)を生成するように構成されたベースバンド回路であって、前記PPDUがプリアンブルフィールドおよびデータフィールドを含み、前記プリアンブルフィールドの高効率信号フィールド(HE-SIG-A)が帯域幅識別子を含み、前記帯域幅識別子が80MHz以上の帯域幅を有するチャネルにおける前記PPDUのデータ送信チャネルを示すために使用され、前記帯域幅識別子が3ビットからなる、ベースバンド回路と、
前記PPDUを送信するように構成された無線周波数回路と
を含み、
前記帯域幅識別子が第4の値であり、前記第4の値は前記データ送信チャネルの第4のモードを示し、
前記第4のモードでは、少なくとも1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの少なくとも1つの20MHzチャネルが前記データ送信チャネルに含まれる、装置。
【請求項19】
プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記プログラムは、実行されたとき、コンピュータに請求項1から9のいずれか一項に記載の方法を実行させる、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項20】
無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)においてチャネルを示す装置であって、
プロセッサと、
命令を格納したメモリと
を含み、
前記命令は、前記プロセッサによって実行されたとき、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法を実行するように前記装置に命令する、装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2016年2月6日に中国特許庁に提出された「METHOD AND APPARATUS FOR INDICATING CHANNEL IN WIRELESS LOCAL AREA NETWORK」と題する中国特許出願第201610084191.3号、2016年3月7日に中国特許庁に提出された「METHOD AND APPARATUS FOR INDICATING CHANNEL IN WIRELESS LOCAL AREA NETWORK」と題する中国特許出願第201610128055.X号、および2016年5月24日に中国特許庁に提出された「METHOD AND APPARATUS FOR INDICATING CHANNEL IN WIRELESS LOCAL AREA NETWORK」と題する中国特許出願第201610353330.8号の優先権を主張するものであり、これらは参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【0002】
本発明は、通信技術の分野に関し、特に、無線ローカルエリアネットワークにおいてチャネルを示す方法および装置に関する。
【背景技術】
【0003】
無線ローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Network、略してWLAN)標準が進化するにつれて、WLANシステムは、より高い帯域幅を使用することによってより高速となる。標準では、通常20MHzが基本帯域幅単位として使用される。802.11aでは20MHzの帯域幅が使用される。帯域幅は802.11nでは40MHzに広がり、802.11acでは80MHzおよび160MHzに広がる。帯域幅が20MHzより大きい場合、1つの20MHzチャネルは1次20MHzチャネルであり、残りの20MHzチャネルは2次チャネルである。現行の標準では、局がチャネルにアクセスするときには、1次20MHzチャネルを含める必要がある。つまり、1次20MHzチャネルが占有されている場合、他のチャネルがアイドル状態であってもそのチャネルは使用できない。現行の標準で定義されているチャネル帯域幅には、20MHz、40MHz、80MHz、および160(80+80)MHzの4つのモードがある。
【0004】
次世代のWLAN標準802.11axでは、集中的な導入シナリオが主に検討されており、検討の重点は、ピークスループットの上昇からスペクトル効率の向上に変わっている。例えば、図1に示すように、802.11nをサポートする局と802.11axをサポートする局が集中的に配置されるシナリオのように、異なるWLAN標準をサポートする局が集中的に共存するシナリオの場合、図1の各チャネルは20MHzの帯域幅を有し、802.11n局は20MHzの帯域幅を使用して送信を行い、802.11n局によって行われる狭帯域送信中にスペクトルが切断され、それにより802.11ax局が利用可能なチャネルが不連続になる。
【0005】
しかし、既存のWLAN標準は、周波数領域における不連続なチャネルの表示には不十分である。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
そこで、本発明は、周波数領域において不連続なチャネルを示すために、無線ローカルエリアネットワークにおいてチャネルを示す方法および装置を提供する。
【0007】
一態様によれば、本発明は、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)においてチャネルを示す方法を提供する。チャネルを示す方法は、アクセスポイントと局との間のダウンリンクに適用される。チャネルを示す方法は、アクセスポイントによって実行され、アクセスポイントと複数の局との間のダウンリンクマルチユーザ送信シナリオに適用される。チャネルを示す方法では、まず、物理プロトコルデータユニット(PPDU)が生成される。PPDUは、プリアンブルフィールドおよびデータフィールドを含み、プリアンブルフィールドの高効率信号フィールド(HE-SIG-A)は、帯域幅識別子およびチャネル結合識別子を含み、チャネル結合識別子は、データ送信チャネルが周波数領域において連続的であるかどうかを示すために使用される。その後、PPDUが送信される。
【0008】
具体的には、チャネル結合識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは周波数領域において連続的であり、またはチャネル結合識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは周波数領域に複数の不連続チャネルを含む。
【0009】
可能な実施例では、チャネル結合識別子が第1の値であり、帯域幅識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルを含み、チャネル結合識別子が第1の値であり、帯域幅識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルおよび2次20MHzチャネルを含み、チャネル結合識別子が第1の値であり、帯域幅識別子が第3の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネルを含み、チャネル結合識別子が第1の値であり、帯域幅識別子が第4の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネルを含み、チャネル結合識別子が第2の値であり、帯域幅識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzおよび2次40MHzチャネルを含み、チャネル結合識別子が第2の値であり、帯域幅識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルおよび2次80MHzチャネルを含み、チャネル結合識別子が第2の値であり、帯域幅識別子が第3の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルを含み、またはチャネル結合識別子が第2の値であり、帯域幅識別子が第4の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルおよび2次80MHzチャネルを含む。
【0010】
可能な実施例では、帯域幅識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルを含み、帯域幅識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルおよび2次20MHzチャネルを含み、帯域幅識別子が第3の値であり、チャネル結合識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネルを含み、帯域幅識別子が第3の値であり、チャネル結合識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルおよび2次40MHzチャネルを含み、帯域幅識別子が第4の値であり、チャネル結合識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは、1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネルを含み、または帯域幅識別子が第4の値であり、チャネル結合識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルおよび2次80MHzチャネルを含む。
【0011】
可能な実施例では、帯域幅識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルを含み、帯域幅識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルおよび2次20MHzチャネルを含み、帯域幅識別子が第3の値であり、チャネル結合識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネルを含み、帯域幅識別子が第3の値であり、チャネル結合識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルおよび2次40MHzチャネルを含み、帯域幅識別子が第4の値であり、チャネル結合識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは、1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネルを含み、または帯域幅識別子が第4の値であり、チャネル結合識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルおよび2次80MHzチャネルを含む。
【0012】
可能な実施例では、帯域幅識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルを含み、帯域幅識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルおよび2次20MHzチャネルを含み、帯域幅識別子が第3の値であり、チャネル結合識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネルを含み、帯域幅識別子が第3の値であり、チャネル結合識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルおよび2次40MHzチャネルを含み、帯域幅識別子が第4の値であり、チャネル結合識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは、1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネルを含み、または帯域幅識別子が第4の値であり、チャネル結合識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネルおよび2次80MHzチャネルを含む。
【0013】
可能な実施例では、帯域幅識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルを含み、帯域幅識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルおよび2次20MHzチャネルを含み、帯域幅識別子が第3の値であり、チャネル結合識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネルを含み、帯域幅識別子が第3の値であり、チャネル結合識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルおよび2次40MHzチャネルを含み、または帯域幅識別子が第4の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルおよび2次80MHzチャネルを含む。
【0014】
別の態様によれば、本発明は、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)においてチャネルを示す装置を提供する。チャネルを示す装置はアクセスポイントであり、アクセスポイントと複数の局との間のダウンリンクマルチユーザ送信シナリオに適用される。チャネルを示すための装置は、ベースバンド回路と無線周波数回路とを含む。ベースバンド回路は、物理プロトコルデータユニット(PPDU)を生成するように構成される。PPDUはプリアンブルフィールドおよびデータフィールドを含み、プリアンブルフィールドの高効率信号フィールド(HE-SIG-A)は、帯域幅識別子およびチャネル結合識別子を含み、チャネル結合識別子は、データ送信チャネルが周波数領域において連続的であるかどうかを示すために使用される。無線周波数回路は、PPDUを送信するように構成される。
【0015】
具体的には、チャネル結合識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは周波数領域において連続的であり、またはチャネル結合識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは周波数領域に複数の不連続チャネルを含む。
【0016】
可能な実施例では、チャネル結合識別子が第1の値であり、帯域幅識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルを含み、チャネル結合識別子が第1の値であり、帯域幅識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルおよび2次20MHzチャネルを含み、チャネル結合識別子が第1の値であり、帯域幅識別子が第3の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネルを含み、チャネル結合識別子が第1の値であり、帯域幅識別子が第4の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネルを含み、チャネル結合識別子が第2の値であり、帯域幅識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzおよび2次40MHzチャネルを含み、チャネル結合識別子が第2の値であり、帯域幅識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルおよび2次80MHzチャネルを含み、チャネル結合識別子が第2の値であり、帯域幅識別子が第3の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルを含み、またはチャネル結合識別子が第2の値であり、帯域幅識別子が第4の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルおよび2次80MHzチャネルを含む。
【0017】
可能な実施例では、帯域幅識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルを含み、帯域幅識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルおよび2次20MHzチャネルを含み、帯域幅識別子が第3の値であり、チャネル結合識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネルを含み、帯域幅識別子が第3の値であり、チャネル結合識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルおよび2次40MHzチャネルを含み、帯域幅識別子が第4の値であり、チャネル結合識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは、1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネルを含み、または帯域幅識別子が第4の値であり、チャネル結合識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルおよび2次80MHzチャネルを含む。
【0018】
可能な実施例では、帯域幅識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルを含み、帯域幅識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルおよび2次20MHzチャネルを含み、帯域幅識別子が第3の値であり、チャネル結合識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネルを含み、帯域幅識別子が第3の値であり、チャネル結合識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルおよび2次40MHzチャネルを含み、帯域幅識別子が第4の値であり、チャネル結合識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは、1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネルを含み、または帯域幅識別子が第4の値であり、チャネル結合識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルおよび2次80MHzチャネルを含む。
【0019】
可能な実施例では、帯域幅識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルを含み、帯域幅識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルおよび2次20MHzチャネルを含み、帯域幅識別子が第3の値であり、チャネル結合識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネルを含み、帯域幅識別子が第3の値であり、チャネル結合識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルおよび2次40MHzチャネルを含み、帯域幅識別子が第4の値であり、チャネル結合識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは、1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネルを含み、または帯域幅識別子が第4の値であり、チャネル結合識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネルおよび2次80MHzチャネルを含む。
【0020】
可能な実施例では、帯域幅識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルを含み、帯域幅識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルおよび2次20MHzチャネルを含み、帯域幅識別子が第3の値であり、チャネル結合識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネルを含み、帯域幅識別子が第3の値であり、チャネル結合識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルおよび2次40MHzチャネルを含み、または帯域幅識別子が第4の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルおよび2次80MHzチャネルを含む。
【0021】
上述の解決策から、本発明の実施形態は、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)においてチャネルを示すための方法および装置を提供することが分かる。送信局は物理プロトコルデータユニット(PPDU)を生成および送信し、PPDUはプリアンブルフィールドおよびデータフィールドを含み、プリアンブルフィールドの高効率信号フィールド(HE-SIG-A)は、帯域幅識別子およびチャネル結合識別子を含み、チャネル結合識別子は、データ送信チャネルが周波数領域において連続的であるかどうかを示すために使用される。このように、無線ローカルエリアネットワークにおける周波数領域の不連続チャネルが示され、利用可能なデータ送信チャネルが改善され、システムスループットが向上する。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】802.11n局と802.11ax局とが混在するチャネル割り当て図である。
図2】本発明によるシステムの適用シナリオ図である。
図3a】本発明によるシステムのチャネル割り当て図である。
図3b】本発明によるシステムの別のチャネル割り当て図である。
図4】本発明によるシステムの物理プロトコルデータユニットのフレーム構造を示す図である。
図5】本発明によるシステムの物理プロトコルデータユニットのHE-SIG-Bのフレーム構造を示す図である。
図6】物理プロトコルデータユニットのHE-SIG-Bのリソースユニットを20MHzの帯域幅に割り当てる図である。
図7】物理プロトコルデータユニットのHE-SIG-Bのリソースユニットを40MHzの帯域幅に割り当てる図である。
図8】物理プロトコルデータユニットのHE-SIG-Bのリソースユニットを80MHzの帯域幅に割り当てる図である。
図9】物理プロトコルデータユニットのHE-SIG-Bのリソースユニットを160MHzの帯域幅に割り当てる図である。
図10】本発明の実施形態1による方法のフローチャートである。
図11】本発明の実施形態1による実施例1のチャネル表示図である。
図12】本発明の実施形態1による実施例2のチャネル表示図である。
図13】本発明の実施形態1による実施例3のチャネル表示図である。
図14】本発明の実施形態1による実施例4のチャネル表示図である。
図15】本発明の実施形態1による実施例5のチャネル表示図である。
図16】本発明の実施形態1による実施例6のチャネル表示図である。
図17a】本発明の実施形態1による実施例7の第1のチャネル表示図である。
図17b】本発明の実施形態1による実施例7の第2のチャネル表示図である。
図18a】本発明の実施形態1による実施例8の第1のチャネル表示図である。
図18b】本発明の実施形態1による実施例8の第2のチャネル表示図である。
図18c】本発明の実施形態1による実施例8の第3のチャネル表示図である。
図18d】本発明の実施形態1による実施例8の第4のチャネル表示図である。
図19】本発明の実施形態1による実施例9のチャネル表示図である。
図20a】本発明の実施形態1による実施例10の第1のチャネル表示図である。
図20b】本発明の実施形態1による実施例10の第2のチャネル表示図である。
図20c】本発明の実施形態1による実施例10の第3のチャネル表示図である。
図20d】本発明の実施形態1による実施例10の第4のチャネル表示図である。
図21】本発明の実施形態2による方法のフローチャートである。
図22】本発明の実施形態2によるチャネル表示図である。
図23】本発明の実施形態3によるチャネル表示図である。
図24】本発明の実施形態4による装置を示す図である。
図25】本発明の実施形態7によるチャネル表示図である。
図26】本発明の実施形態8によるチャネル表示図1である。
図27】本発明の実施形態8によるチャネル表示図2である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
本発明の実施形態は、WLAN(Wireless Local Area Network、無線ローカルエリアネットワーク)に適用することができる。無線ローカルエリアネットワークは、複数の基本サービスセット(Basic Service Set、略してBSS)を含むことができる。基本サービスセット内のネットワークノードは、局(Station、略してSTA)であり、局はアクセスポイント(Access Point、略してAP)および非アクセスポイント局(None Access Point Station、略して非AP STA)を含む。各基本サービスセットは、1つのAPおよびAPに関連する複数の非AP STAを含むことができる。
【0024】
アクセスポイント(Access Point、略してAP)は、無線アクセスポイント、ホットスポットなどとも呼ばれる。APは、モバイルユーザが有線ネットワークにアクセスするアクセスポイントであり、主に自宅や建物およびキャンパス内に配置される。一般的なカバレッジ半径は、数十または数百メートルである。もちろん、APは屋外に配置されてもよい。APは、有線ネットワークおよび無線ネットワークを接続するブリッジに相当し、主に、さまざまな無線ネットワーククライアントどうしを接続し、無線ネットワークをイーサネット(登録商標)に接続するように構成されている。現在、APが主に使用している標準は、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers、米国電気電子学会)802.11シリーズである。具体的には、APは、Wi-Fi(Wireless Fidelity、ワイヤレスフィデリティ)チップを有する端末装置またはネットワーク装置であってもよい。任意選択的に、APは、802.11ax標準をサポートする装置であってもよい。
【0025】
非アクセスポイント局(None Access Point Station、略してNon-AP STA)は、無線通信チップ、無線センサ、または無線通信端末であってもよく、無線通信端末にはWi-Fi通信機能をサポートする携帯電話、Wi-Fi通信機能をサポートするタブレットコンピュータ、Wi-Fi通信機能をサポートするセットトップボックス、Wi-Fi通信機能をサポートするスマートテレビ、Wi-Fi通信機能をサポートするスマートウェアラブル装置、またはWi-Fi通信機能をサポートするコンピュータなどが含まれる。任意選択的に、局は802.11ax標準をサポートすることができる。
【0026】
図2は、一般的なWLAN配置シナリオのシステムの概略図である。このシステムには、1つのAPと3つのSTAとが含まれる。APは、STA1、STA2、STA3と別個に通信する。APおよびSTA1〜3の各々は、第1の局または第2の局として使用されてもよい。
【0027】
WLANにおけるチャネル分割が図3aに示され、チャネルに番号が付けられ、番号0〜7の各々が1つの20MHzチャネルを表すことに留意されたい。0チャネルは、1次20MHzチャネルを表す。1チャネルは、2次20MHzチャネルを表す。0チャネルおよび1チャネルは、1次40MHzチャネルを形成する。2チャネルおよび3チャネルは、第2の40MHzチャネルを形成する。0チャネル、1チャネル、2チャネル、および3チャネルは、1次80MHzチャネルを形成する。4チャネル、5チャネル、6チャネル、および7チャネルは、2次80MHzチャネルを形成する。4チャネルは5チャネルに隣接する。5チャネルは6チャネルに隣接する。6チャネルは7チャネルに隣接する。
【0028】
現行のWLAN標準では、マルチチャネル合成ルールにおいて、1つの一意な20MHzチャネルは1次20MHzチャネルであり、1次20MHzチャネルの左または右の隣接20MHzチャネルは2次20MHzチャネルであることに留意されたい(左または右の20MHzチャネルがランダムに選択されてもよいが、一方のみが選択され得る。さらに、左のものは下にあるように記述されてもよく、右のものは上にあるように記述されてもよい。左または下にあるということは、周波数が1次20MHzチャネルの周波数よりも低く、右または上にあるということは、周波数が1次20MHzチャネルの周波数より高いことを示す)。1次20MHzチャネルおよび2次20MHzチャネルは、1次40MHzチャネルを形成する。1次40MHzチャネルの左または右に隣接する40MHzチャネルは、2次40MHzチャネルであり(左または右の40MHzがランダムに選択されてもよいが、一方のみが選択され得る)、1次40MHzチャネルおよび2次40MHzチャネルは、1次80MHzチャネルを形成する。1次80MHzチャネルの左または右の80MHzチャネルは、2次80MHzチャネルである(左または右の80MHzチャネルがランダムに選択されてもよいが、一方のみが選択され得る)。1次80MHzチャネルが2次80MHzチャネルに隣接する場合、1次80MHzチャネルおよび2次80MHzチャネルは160MHzチャネルを形成する。1次80MHzチャネルが2次80MHzチャネルに隣接しない場合、1次80MHzチャネルおよび2次80MHzチャネルは(80+80)MHzチャネルを形成する。
【0029】
前述の規則に基づいて、チャネル0〜7は、図3bに示す複数の方法で配置されてもよい。さらに、2次40MHzの2つの20MHzチャネルおよび2次80MHzの4つの20MHzチャネルは、左から右に、または右から左に番号を付けることができる。これは、本発明において限定的でない。説明の便宜上、本発明のすべての実施形態において、WLANにおけるチャネル分割のために、0チャネルが1次20MHzチャネルとして使用される。
【0030】
本発明の実施形態におけるデータフレームは可能な802.11axデータフレームであり、WLAN内のデータフレームは一般にPPDU(Physical Protocol Data Unit、物理プロトコルデータユニット)である。図4に示すように、PPDUは、プリアンブルフィールドおよびデータフィールドを含み、プリアンブルフィールドは、レガシープリアンブルフィールドおよび高効率プリアンブルフィールドを含む。レガシープリアンブル(Legacy Preamble)フィールドは、既存のWLAN標準装置と互換性があり、L-STF(Legacy Short Training Field、レガシーショートトレーニングフィールド)、L-LTF(Legacy Long Training Field、レガシーロングトレーニングフィールド)、L-SIG(Legacy Signaling Field、レガシーシグナリングフィールド)、RL-SIG(Repeated Legacy Signaling Field、リピーテッドレガシーシグナリングフィールド)を含む。レガシープリアンブルフィールドの後に高効率信号フィールドA(High Efficiency Signal Field A、略してHE-SIG-A)、高効率信号フィールドB(High Efficiency Signal Field B、略してHE-SIG-B)、およびOther HE Preambleが続く。なお、Other HE Preambleは、1つのフィールドまたは複数のフィールドの組み合わせであり、特に特定のフィールドに限定されない。Other HE Preambleフィールドの後に、データフィールド(Data)が続く。さらに可能なWLAN標準では、標準名やフィールド名などは他の名称に置き換えられてもよく、本発明の保護範囲を限定するものではない。さらに、データフレームの説明は、後続の実施形態にも適用可能である。
【0031】
HE-SIG-Bフィールドは、各20MHzチャネルで別々に符号化されることに留意されたい。符号化構造は図5に示されており、共通ブロックフィールドとユーザ固有フィールドとを含む。
【0032】
共通ブロックフィールドは、周波数領域RU割り当て情報、MU-MIMOに割り当てられたRU、およびMU-MIMOに含まれるユーザ数など、リソース割り当てに関する情報を含む。ユーザ固有フィールドは、複数のユーザブロックフィールドを含む。各ユーザブロックフィールドは、2つの局のデータを分析するために必要な情報を含む。共通ブロックフィールドのRU割り当てシグナリングによって示されるユーザフィールドの量が奇数である場合、最後のユーザブロックフィールドは、1つの局のみに関する情報を含むことができる。
【0033】
20MHzのPPDUについては、図6を参照されたい。図7に示すように、40MHzのPPDUの場合、同一の局データを有する20MHzで、局の共通ブロックフィールドおよびユーザ固有フィールドが送信される。
【0034】
80MHzのPPDUについて、共通ブロックフィールドおよびユーザ固有フィールドの周波数マッピングを図8に示す。周波数によって上から下に配置される第1の20MHzチャネルおよび第3の20MHzチャネル上のHE-SIG-Bの内容は同じである。これらのチャネルで搬送される情報はHE-SIG-B1であり、HE-SIG-B1は、A242またはC242の少なくとも一部のサブキャリアを占有するすべての局のシグナリング情報を含む。同様に、周波数によって上から下に配置される第2の20MHzチャネルおよび第4の20MHzチャネル上のHE-SIG-Bの内容は同じである。これらのチャネルで搬送される情報はHE-SIG-B2であり、HE-SIG-B2は、B242またはD242の少なくとも一部のサブキャリアを占有するすべての局のシグナリング情報を含む。
【0035】
160MHzのPPDUについて、共通ブロックフィールドおよびユーザ固有フィールドの周波数マッピングを図9に示す。周波数によって上から下に配置される第1の20MHzチャネルおよび第3の20MHzチャネル、第5の20MHzチャネル、および第7の20MHzチャネル上のHE-SIG-Bの内容は同じである。これらのチャネルで搬送される情報は、HE-SIG-B1であり、HE-SIG-B1は、A1-242、C1-242、A2-242、またはC2-242の少なくとも一部のサブキャリアを占めるすべての局のシグナリング情報を含む。同様に、周波数によって上から下に配置される第2の20MHzチャネル、第4の20MHzチャネル、第6の20MHzチャネル、および第8の20MHzチャネル上のHE-SIG-Bの内容は同じである。これらのチャネル上で搬送される情報は、HE-SIG-B2であり、HE-SIG-B2は、B1-242、D1-242、B2-242、またはD2-242の少なくとも一部のサブキャリアを占有するすべての局のシグナリング情報を含む。
【0036】
説明の便宜上、PPDUの記述はすべての実施形態に適用可能である。
【0037】
実施形態1
本発明の実施形態1は、WLANに適用され、チャネルを示す方法を提供する。この方法は、例えば図2のAPおよびSTA1〜STA3のような局に適用することができる。局は、例えば802.11ax標準のような次世代WLAN標準をサポートすることができる。図10は、チャネルを示す方法の例示的なブロック図である。具体的な手順は次のとおりである。
【0038】
ステップ101:物理プロトコルデータユニット(PPDU)を生成し、ここでPPDUはプリアンブルフィールドおよびデータフィールドを含み、プリアンブルフィールドの高効率信号フィールド(HE-SIG-A)は、帯域幅識別子およびチャネル結合識別子を含み、チャネル結合識別子は、データ送信チャネルが周波数領域において連続的であるかどうかを示すために使用される。
【0039】
ステップ102:PPDUを送信する。
【0040】
具体的には、チャネル結合(Channel Bonding、略してCB)識別子は少なくとも1ビットを含み、以下では例として1ビットを使用して説明する。チャネル結合識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは周波数領域において連続的であり、またはチャネル結合識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは周波数領域に複数の不連続チャネルを含む。
【0041】
なお、チャネル結合識別子の第1の値および第2の値は、本発明において限定されていない。第1の値は「0」であり、第2の値は「1」である。第1の値は「1」であり、第2の値は「0」である。上記の2つの場合は、どちらも本発明の保護範囲にある。説明の便宜上、第1の値が「0」で第2の値が「1」の場合を以下で説明のために具体的に使用する。
【0042】
任意選択的に、本発明では、帯域幅識別子およびチャネル結合識別子の両方を使用してデータ送信チャネルを示すことは、少なくとも10個の実施例を含む。
【0043】
実施例1:チャネル結合識別子が第1の値であり、帯域幅識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルを含み、
チャネル結合識別子が第1の値であり、帯域幅識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルおよび2次20MHzチャネルを含み、
チャネル結合識別子が第1の値であり、帯域幅識別子が第3の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネルを含み、
チャネル結合識別子が第1の値であり、帯域幅識別子が第4の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネルを含み、
チャネル結合識別子が第2の値であり、帯域幅識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzおよび2次40MHzチャネルを含み、
チャネル結合識別子が第2の値であり、帯域幅識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルおよび2次80MHzチャネルを含み、
チャネル結合識別子が第2の値であり、帯域幅識別子が第3の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルを含み、または、
チャネル結合識別子が第2の値であり、帯域幅識別子が第4の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルおよび2次80MHzチャネルを含む。
【0044】
なお、帯域幅(Bandwidth、BW)識別子は、少なくとも2ビットを含み、以下では例として2ビットを使用して説明する。また、帯域幅識別子の第1の値、第2の値、第3の値、および第4の値の範囲は[00,01,10,11]である。本発明では、帯域幅識別子の値の具体的なマッピング関係は限定されていない。説明の便宜上、第1の値が「00」であり、第2の値が「01」であり、第3の値が「10」であり、および第4の値が「11」である場合について説明する。
【0045】
具体的には、図11を使用して実施例1を具体的に説明する。
【0046】
周波数領域の連続チャネルの場合:
【0047】
CB=0、BW=00の場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネル、すなわちチャネル0である。
【0048】
CB=0、BW=01の場合、データ送信チャネルは、1次20MHzチャネルおよび2次20MHzチャネル、すなわちチャネル0および1を含む
【0049】
CB=0、BW=10の場合、データ送信チャネルは、1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネル、すなわちチャネル0〜3を含む
【0050】
CB=0、BW=11の場合、データ送信チャネルは、1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、すなわちチャネル0〜7を含む
【0051】
周波数領域の不連続チャネルの場合:
【0052】
CB=1、BW=00の場合、データ送信チャネルは、1次20MHzおよび2次40MHzチャネル、すなわちチャネル0、2、3を含む
【0053】
CB=1、BW=01の場合、データ送信チャネルは、1次20MHzチャネルおよび2次80MHzチャネル、すなわちチャネル0および4〜7を含む
【0054】
CB=1、BW=10の場合、データ送信チャネルは、1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次80MHzチャネル、すなわちチャネル0、1、および4〜7を含む
【0055】
CB=1、BW=11の場合、データ送信チャネルは、1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネル、すなわちチャネル0および2〜7を含む
【0056】
実施例2:
【0057】
帯域幅識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルを含み、
帯域幅識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルおよび2次20MHzチャネルを含み、
帯域幅識別子が第3の値であり、チャネル結合識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネルを含み、
帯域幅識別子が第3の値であり、チャネル結合識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルおよび2次40MHzチャネルを含み、
帯域幅識別子が第4の値であり、チャネル結合識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは160MHzまたは(80+80)MHzであり、この場合、データ送信チャネルは、1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネルを含み、または、
帯域幅識別子が第4の値であり、チャネル結合識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは160MHzまたは(80+80)MHzであり、この場合、データ送信チャネルは、1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネルおよび2次80MHzチャネルを含む。
【0058】
図12を参照して、実施例2におけるチャネル結合識別子と帯域幅識別子とのマッピング関係およびチャネルについて説明する。
【0059】
BW=00の場合、データ送信帯域幅は1次20MHzチャネル、すなわちチャネル0である。チャネル結合識別子の値は、0、1、または予約されていてもよい。
【0060】
BW=01の場合、データ送信帯域幅は、1次20MHzチャネルおよび2次20MHzチャネル、すなわちチャネル0および1である。チャネル結合識別子の値は、0、1、または予約されていてもよい。
【0061】
BW=10、CB=0の場合、データ送信帯域幅は、1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネル、すなわちチャネル0〜3である。
【0062】
BW=10、CB=1の場合、データ送信帯域幅は、1次20MHzチャネルおよび2次40MHzチャネル、すなわちチャネル0、2、3である。
【0063】
BW=11、CB=0の場合、データ送信帯域幅は、1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネル、すなわちチャネル0〜7である。
【0064】
BW=11、CB=1の場合、データ送信帯域幅は、1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次80MHzチャネル、すなわちチャネル0、1、および4〜7である。
【0065】
実施例3:
【0066】
帯域幅識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルを含み、
帯域幅識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルおよび2次20MHzチャネルを含み、
帯域幅識別子が第3の値であり、チャネル結合識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネルを含み、
帯域幅識別子が第3の値であり、チャネル結合識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルおよび2次40MHzチャネルを含み、
帯域幅識別子が第4の値であり、チャネル結合識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは160MHzまたは(80+80)MHzであり、この場合、データ送信チャネルは、1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネルを含み、または、
帯域幅識別子が第4の値であり、チャネル結合識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは160MHzまたは(80+80)MHzであり、この場合、データ送信チャネルは、1次20MHzチャネルおよび2次80MHzチャネルを含む。
【0067】
図13を参照して、実施例3におけるチャネル結合識別子と帯域幅識別子とのマッピング関係およびチャネルについて説明する。
【0068】
BW=00の場合、データ送信帯域幅は1次20MHzチャネル、すなわちチャネル0である。データ送信帯域幅が40MHz以下である場合、チャネル結合識別子の値は、0、1、または予約されていてもよい。
【0069】
BW=01の場合、データ送信帯域幅は、1次20MHzチャネルおよび2次20MHzチャネル、すなわちチャネル0および1である。データ送信帯域幅が40MHz以下である場合、チャネル結合識別子の値は、0、1、または予約されていてもよい。
【0070】
BW=10、CB=0の場合、データ送信帯域幅は、1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネル、すなわちチャネル0〜3である。
【0071】
BW=10、CB=1の場合、データ送信帯域幅は、1次20MHzチャネルおよび2次40MHzチャネル、すなわちチャネル0、2、3である。
【0072】
BW=11、CB=0の場合、データ送信帯域幅は、1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネル、すなわちチャネル0〜7である。
【0073】
BW=11、CB=1の場合、データ送信帯域幅は、1次20MHzチャネルおよび2次80MHzチャネル、すなわちチャネル0および4〜7である。
【0074】
実施例4:
【0075】
帯域幅識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルを含み、
帯域幅識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルおよび2次20MHzチャネルを含み、
帯域幅識別子が第3の値であり、チャネル結合識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネルを含み、
帯域幅識別子が第3の値であり、チャネル結合識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルおよび2次40MHzチャネルを含み、
帯域幅識別子が第4の値であり、チャネル結合識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは160MHzまたは(80+80)MHzであり、この場合、データ送信チャネルは、1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネルを含み、または、
帯域幅識別子が第4の値であり、チャネル結合識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは160MHzまたは(80+80)MHzであり、この場合、データ送信チャネルは、1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルおよび2次80MHzチャネルを含む。
【0076】
図14を参照して、方法4におけるチャネル結合識別子と帯域幅識別子とのマッピング関係およびチャネルについて説明する。
【0077】
BW=00の場合、データ送信帯域幅は1次20MHzチャネル、すなわちチャネル0である。チャネル結合識別子の値は、0、1、または予約されていてもよい。
【0078】
BW=01の場合、データ送信帯域幅は、1次20MHzチャネルおよび2次20MHzチャネル、すなわちチャネル0および1である。チャネル結合識別子の値は、0、1、または予約されていてもよい。
【0079】
BW=10、CB=0の場合、データ送信帯域幅は、1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネル、すなわちチャネル0〜3である。
【0080】
BW=10、CB=1の場合、データ送信帯域幅は、1次20MHzチャネルおよび2次40MHzチャネル、すなわちチャネル0、2、3である。
【0081】
BW=11、CB=0の場合、データ送信帯域幅は、1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネル、すなわちチャネル0〜7である。
【0082】
BW=11、CB=1の場合、データ送信帯域幅は、1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、2次80MHzチャネル、すなわちチャネル0および2〜7である。
【0083】
実施例5:
【0084】
帯域幅識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルを含み、
帯域幅識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルおよび2次20MHzチャネルを含み、
帯域幅識別子が第3の値であり、チャネル結合識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネルを含み、
帯域幅識別子が第3の値であり、チャネル結合識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルおよび2次40MHzチャネルを含み、または、
帯域幅識別子が第4の値である場合、データ送信チャネルは、1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルおよび2次80MHzチャネルを含む。
【0085】
図15を参照して、方法5におけるチャネル結合識別子と帯域幅識別子とのマッピング関係およびチャネルについて説明する。
【0086】
BW=00の場合、データ送信帯域幅は1次20MHzチャネル、すなわちチャネル0である。チャネル結合識別子の値は、0、1、または予約されていてもよい。
【0087】
BW=01の場合、データ送信帯域幅は、1次20MHzチャネルおよび2次20MHzチャネル、すなわちチャネル0および1である。チャネル結合識別子の値は、0、1、または予約されていてもよい。
【0088】
BW=10、CB=0の場合、データ送信帯域幅は、1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネル、すなわちチャネル0〜3である。
【0089】
BW=10、CB=1の場合、データ送信帯域幅は、1次20MHzチャネルおよび2次40MHzチャネル、すなわちチャネル0、2、3である。
【0090】
BW=11の場合、データ送信帯域幅は、1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネル、すなわちチャネル0〜7である。チャネル結合識別子の値は、0、1、または予約されていてもよい。
【0091】
実施例6:
【0092】
帯域幅識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルを含み、
帯域幅識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルおよび2次20MHzチャネルを含み、
帯域幅識別子が第3の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネルを含み、
帯域幅識別子が第4の値であり、チャネル結合識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは、1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネルを含み、または、
帯域幅識別子が第4の値であり、チャネル結合識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは、1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネルおよび2次80MHzチャネルを含む。
【0093】
図16を参照して、方法6におけるチャネル結合識別子と帯域幅識別子とのマッピング関係およびチャネルについて説明する。
【0094】
BW=00の場合、データ送信帯域幅は1次20MHzチャネル、すなわちチャネル0である。チャネル結合識別子の値は、0、1、または予約されていてもよい。
【0095】
BW=01の場合、データ送信帯域幅は、1次20MHzチャネルおよび2次20MHzチャネル、すなわちチャネル0および1である。チャネル結合識別子の値は、0、1、または予約されていてもよい。
【0096】
BW=10の場合、データ送信帯域幅は、1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネル、すなわちチャネル0〜3である。チャネル結合識別子の値は、0、1、または予約されていてもよい。
【0097】
BW=11、CB=0の場合、データ送信帯域幅は、1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネル、すなわちチャネル0〜7である。
【0098】
BW=11、CB=1の場合、データ送信帯域幅は、1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次80MHzチャネル、すなわちチャネル0、1、および4〜7である。
【0099】
実施例7:
【0100】
実施例7では、以下に示す6つの帯域幅モードがある。
【0101】
モード1:1次20MHzチャネル。
【0102】
モード2:1次20MHzチャネルおよび2次20MHzチャネル。
【0103】
モード3:1次20MHzチャネルおよび2次40MHzチャネル。
【0104】
モード4:1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネル。
【0105】
モード5:1次20MHzチャネルおよび2次80MHzチャネル、または、
1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネル。
【0106】
モード6:1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次80MHzチャネル、または、
1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネルを含む。
【0107】
6つのモードの表示方法については、BWフィールド(2ビット)およびCBフィールド(1ビット)の両方を使用して表示が行われる。表1に示すように、{BW,CB}は{0,0}、{0,1}、{1,0}、{1,1}、{2,0}、{2,1}、{3,0}、および{3,1}の計8種類の表示方法がある。原理的には、各チャネルモードについて、8つの表示方法から重複なく1つ以上の表示方法がランダムに選択されてもよい。この実施形態では、表1に示す対応する方法が推奨される。表示方法とチャネルモードとの間で対応する他の方法も、この実施形態に適用可能である。
【0108】
【表1】
【0109】
図17aおよび図17bから、各表示方法について、受信局は、固定位置からHE-SIG-B 1およびHE-SIG-B 2を取得できることが分かる(20MHzチャネルモードの場合、HE-SIG-B 1のみ存在し、HE-SIG-B 2は存在しない)。1つの表示方法が複数の帯域幅モードに対応する場合でも、HE-SIG-B 1およびHE-SIG-B 2の取得は影響を受けない。{BW,CB}={2,0}の場合、HE-SIG-B 1およびHE-SIG-B 2のいずれかを1次20MHzチャネルを使用して取得し、HE-SIG-Bの他の部分を2次40MHzの20MHzチャネルを使用して取得できる。特定の周波数が降順に配置されている場合、1次20MHzチャネルが奇数を使用して番号付けされた20MHzチャネル上にある場合(図17aに示す)、HE-SIG-Bの他の部分は、2次40MHzチャネルの偶数を使用して番号付けされた20MHzチャネルを使用して取得される。対照的に、1次20MHzチャネルが偶数を使用して番号付けされた20MHzチャネル上にある場合(図17bに示す)、HE-SIG-Bの他の部分は、2次40MHzチャネルの奇数を使用して番号付けされた20MHzチャネルを使用して取得される。
【0110】
{BW,CB}={2,1}の場合、1次20MHzチャネルおよび2次20MHzチャネルはHE-SIG-B 1およびHE-SIG-B 2を含み、2次40MHzチャネルもHE-SIG-B 1およびHE-SIG-B 2を含み、HE-SIG-B 1およびHE-SIG-B 2をどちらから取得するかは受信局が自ら決定することができる。
【0111】
この実施例におけるHE-SIG-B 1およびHE-SIG-B 2の説明は、本発明の他の実施形態にも適用可能であることに留意されたい。
【0112】
実施例8:
【0113】
この実施形態では、2次80MHzチャネルは2つの連続する40MHzチャネルに分割され、2つの40MHzチャネルは異なるルールに従って分類されてもよい。例えば、2つの40MHzチャネルは、周波数に応じて、上位40MHzチャネル(周波数がより高い40MHzチャネル)と下位40MHzチャネル(周波数がより低い40MHzチャネル)とに分類される。別の例では、2つの40MHzチャネルは、1次20MHzチャネルまでの距離に応じて、近い40MHzチャネルと遠い40MHzチャネルとに分類される。分類規則はこの特許解決策に限定されず、その表示原則は類似している。便宜上、上位40MHzチャネルおよび下位40MHzチャネルの例は、説明のための後続の実施形態の説明で使用される。
【0114】
実施例8では、図18aに示す以下の6つの帯域幅モードがある。
【0115】
モード1:1次20MHzチャネル。
【0116】
モード2:1次20MHzチャネルおよび2次20MHzチャネル。
【0117】
モード3:1次20MHzチャネルおよび2次40MHzチャネル。
【0118】
モード4:1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネル。
【0119】
モード5:1次20MHzチャネルおよび2次80MHzチャネルの下位40MHzチャネル、または、
1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの下位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネルおよび2次80MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネル。
【0120】
モード6:1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および第2の80MHzチャネルの下位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの上位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次80MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの下位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの上位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネル。
【0121】
6つのモードの表示方法については、BWフィールド(2ビット)およびCBフィールド(1ビット)の両方を使用して表示が行われる。表2に示すように、{BW,CB}は{0,0}、{0,1}、{1,0}、{1,1}、{2,0}、{2,1}、{3,0}、および{3,1}の計8種類の表示方法がある。原理的には、各チャネルモードについて、8つの表示方法から重複なく1つ以上の表示方法がランダムに選択されてもよい。この実施形態では、表2に示す対応する方法が推奨される。表示方法とチャネルモードとの間で対応する他の方法も、この実施形態に適用可能である。
【0122】
【表2】
【0123】
図18bは、別の実施例を示し、実施例は、以下の6つのチャネルモードを含む。
【0124】
モード1:1次20MHzチャネル。
【0125】
モード2:1次20MHzチャネルおよび2次20MHzチャネル。
【0126】
モード3:1次20MHzチャネルおよび2次40MHzチャネル。
【0127】
モード4:1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネル。
【0128】
モード5:1次20MHzチャネルおよび2次80MHzチャネルの上位40MHzチャネル、または、
1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの上位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネルおよび2次80MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネル。
【0129】
モード6:1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および第2の80MHzチャネルの下位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの上位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次80MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの下位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの上位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネル。
【0130】
6つのモードの表示方法については、BWフィールド(2ビット)およびCBフィールド(1ビット)の両方を使用して表示が行われる。表3に示すように、{BW,CB}は{0,0}、{0,1}、{1,0}、{1,1}、{2,0}、{2,1}、{3,0}、および{3,1}の計8種類の表示方法がある。原理的には、各チャネルモードについて、8つの表示方法から重複なく1つ以上の表示方法がランダムに選択されてもよい。この実施形態では、表3に示す対応する方法が推奨される。表示方法とチャネルモードとの間で対応する他の方法も、この実施形態に適用可能である。
【0131】
【表3】
【0132】
図18cは、別の実施例を示し、実施例は、以下の7つのチャネルモードを含む。
【0133】
モード1:1次20MHzチャネル。
【0134】
モード2:1次20MHzチャネルおよび2次20MHzチャネル。
【0135】
モード3:1次20MHzチャネルおよび2次40MHzチャネル。
【0136】
モード4:1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネル。
【0137】
モード5:1次20MHzチャネルおよび2次80MHzチャネルの下位40MHzチャネル、または、
1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの下位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネルおよび2次80MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネル。
【0138】
モード6:1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および第2の80MHzチャネルの下位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの上位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次80MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの下位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの上位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネル。
【0139】
モード7:1次20MHzチャネルおよび2次80MHzチャネルの上位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの上位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネルおよび2次80MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネル。
【0140】
7つのモードの表示方法については、BWフィールド(2ビット)およびCBフィールド(1ビット)の両方を使用して表示が行われる。表4に示すように、{BW,CB}は{0,0}、{0,1}、{1,0}、{1,1}、{2,0}、{2,1}、{3,0}、および{3,1}の計8種類の表示方法がある。原理的には、各チャネルモードについて、8つの表示方法から重複なく1つ以上の表示方法がランダムに選択されてもよい。この実施形態では、表4に示す対応する方法が記載されている。表示方法とチャネルモードとの間で対応する他の方法も、この実施形態に適用可能である。
【0141】
【表4】
【0142】
図18dは、別の実施例を示し、実施例は、以下の8つのチャネルモードを含む。
【0143】
モード1:1次20MHzチャネル。
【0144】
モード2:1次20MHzチャネルおよび2次20MHzチャネル。
【0145】
モード3:1次20MHzチャネルおよび2次40MHzチャネル。
【0146】
モード4:1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネル。
【0147】
モード5:1次20MHzチャネルおよび2次80MHzチャネルの下位40MHzチャネル、または、
1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの下位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネルおよび2次80MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネル。
【0148】
モード6:1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および第2の80MHzチャネルの下位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの上位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次80MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの下位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの上位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネル。
【0149】
モード7:1次20MHzチャネルおよび2次80MHzチャネルの上位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの上位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネルおよび2次80MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネル。
【0150】
モード8:1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの下位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの上位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネル。
【0151】
8つのモードの表示方法については、BWフィールド(2ビット)およびCBフィールド(1ビット)の両方を使用して表示が行われる。表5に示すように、{BW,CB}は{0,0}、{0,1}、{1,0}、{1,1}、{2,0}、{2,1}、{3,0}、および{3,1}の計8種類の表示方法がある。原理的には、各チャネルモードについて、8つの表示方法から重複なく1つ以上の表示方法がランダムに選択されてもよい。この実施形態では、表5に示す対応する方法が記載されている。表示方法とチャネルモードとの間で対応する他の方法も、この実施形態に適用可能である。
【0152】
【表5】
【0153】
実施例9:
【0154】
この実施形態では、2次40MHzチャネルは2つの20MHzチャネルに分割される。2つの20MHzチャネルは、異なる規則に従って分類されてもよい。例えば、2つの20MHzチャネルは、周波数に応じて、上位20MHzチャネル(周波数がより高い20MHzチャネル)と下位20MHzチャネル(周波数がより低い20MHzチャネル)とに分類される。別の例では、2つの20MHzチャネルは、1次20MHzチャネルまでの距離に応じて、近い20MHzチャネルと遠い20MHzチャネルとに分類される。分類規則はこの特許解決策に限定されず、その表示原則は類似している。便宜上、上位20MHzチャネルおよび下位20MHzチャネルの例は、説明のための後続の実施形態の説明で使用される。実施例9では、図19に示す以下の6つの帯域幅モードがある。
【0155】
モード1:1次20MHzチャネル。
【0156】
モード2:1次20MHzチャネルおよび2次20MHzチャネル。
【0157】
モード3:1次20MHzチャネルおよび2次40MHzチャネル、または1次20MHzチャネルおよび2次40MHzチャネルの20MHzチャネル。
【0158】
具体的には、1次20MHzチャネルが、奇数を使用して番号付けされたチャネル上に周波数の降順にある場合、20MHzチャネルは、2次40MHzチャネルの偶数を使用して番号付けされた20MHzチャネルである。1次20MHzチャネルが、偶数を使用して番号付けされたチャネル上に周波数の降順にある場合、20MHzチャネルは、2次40MHzチャネルの奇数を使用して番号付けされた20MHzチャネルである。
【0159】
モード4:1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネルの下位20MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネルの上位20MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネル。
【0160】
モード5:1次20MHzチャネルおよび2次80MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの下位20MHzチャネル、および2次80MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの上位20MHzチャネル、および2次80MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネル。
【0161】
モード6:1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次80MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの下位20MHzチャネル、および2次80MHz、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの上位20MHzチャネル、および2次80MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネル。
【0162】
6つのモードの表示方法については、BWフィールド(2ビット)およびCBフィールド(1ビット)の両方を使用して表示が行われる。表6に示すように、{BW,CB}は{0,0}、{0,1}、{1,0}、{1,1}、{2,0}、{2,1}、{3,0}、および{3,1}の計8種類の表示方法がある。原理的には、各チャネルモードについて、8つの表示方法から重複なく1つ以上の表示方法がランダムに選択されてもよい。この実施形態では、表6に示す対応する方法が記載されている。表示方法とチャネルモードとの間で対応する他の方法も、この実施形態に適用可能である。
【0163】
【表6】
【0164】
実施例10:
【0165】
この実施形態では、2次40MHzチャネルは2つの20MHzチャネルに分割され、2次80MHzチャネルは2つの連続する40MHzチャネルに分割される。便宜上、分割された2つの20MHzチャネルおよび2つの40MHzチャネルを、それぞれ上位20MHzチャネル、下位20MHzチャネル、上位40MHzチャネル、および下位40MHzチャネルとする例が、説明のための後続の実施形態の説明で使用される。
【0166】
実施例10では、図20aに示す以下の6つの帯域幅モードがある。
【0167】
モード1:1次20MHzチャネル。
【0168】
モード2:1次20MHzチャネルおよび2次20MHzチャネル。
【0169】
モード3:1次20MHzチャネルおよび2次40MHzチャネル、または1次20MHzチャネルおよび2次40MHzチャネルの20MHzチャネル。具体的には、1次20MHzチャネルが、奇数を使用して番号付けされたチャネル上に周波数の降順にある場合、20MHzチャネルは、2次40MHzチャネルの偶数を使用して番号付けされた20MHzチャネルである。1次20MHzチャネルが、偶数を使用して番号付けされたチャネル上に周波数の降順にある場合、20MHzチャネルは、2次40MHzチャネルの奇数を使用して番号付けされた20MHzチャネルである。
【0170】
モード4:1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネルの下位20MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネルの上位20MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネル。
【0171】
モード5:1次20MHzチャネルおよび2次80MHzチャネルの下位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの上位20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの下位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの下位20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの下位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネルおよび2次80MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの下位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの上位20MHzチャネル、および2次80MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの下位20MHzチャネル、および2次80MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネル。
【0172】
モード6:1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの下位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの上位20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの下位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの下位20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの下位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次80MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの下位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの上位20MHzチャネル、および2次80MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの下位20MHzチャネル、および2次80MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの上位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの上位20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの上位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの下位20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの上位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの上位40MHzチャネル。
【0173】
6つのモードの表示方法については、BWフィールド(2ビット)およびCBフィールド(1ビット)の両方を使用して表示が行われる。表7に示すように、{BW,CB}は{0,0}、{0,1}、{1,0}、{1,1}、{2,0}、{2,1}、{3,0}、および{3,1}の計8種類の表示方法がある。原理的には、各チャネルモードについて、8つの表示方法から重複なく1つ以上の表示方法がランダムに選択されてもよい。この実施形態では、表7に示す対応する方法が記載されている。表示方法とチャネルモードとの間で対応する他の方法も、この実施形態に適用可能である。
【0174】
【表7】
【0175】
図20bは、別の実施例を示し、実施例は、以下の6つのチャネルモードを含む。
【0176】
モード1:1次20MHzチャネル。
【0177】
モード2:1次20MHzチャネルおよび2次20MHzチャネル。
【0178】
モード3:1次20MHzチャネルおよび2次40MHzチャネル、または、
1次20MHzチャネルおよび2次40MHzチャネルの20MHzチャネル。
【0179】
具体的には、1次20MHzチャネルが、奇数を使用して番号付けされたチャネル上に周波数の降順にある場合、20MHzチャネルは、2次40MHzチャネルの偶数を使用して番号付けされた20MHzチャネルである。1次20MHzチャネルが、偶数を使用して番号付けされたチャネル上に周波数の降順にある場合、20MHzチャネルは、2次40MHzチャネルの奇数を使用して番号付けされた20MHzチャネルである。
【0180】
モード4:1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネルの下位20MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネルの上位20MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネル。
【0181】
モード5:1次20MHzチャネルおよび2次80MHzチャネルの上位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの上位20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの上位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの下位20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの上位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネルおよび2次80MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの上位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの上位20MHzチャネル、および2次80MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの下位20MHzチャネル、および2次80MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネル。
【0182】
モード6:1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの下位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの上位20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの下位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの下位20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの下位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次80MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの下位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの上位20MHzチャネル、および2次80MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの下位20MHzチャネル、および2次80MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの上位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの上位20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの上位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの下位20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの上位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの上位40MHzチャネル。
【0183】
6つのモードの表示方法については、BWフィールド(2ビット)およびCBフィールド(1ビット)の両方を使用して表示が行われる。表8に示すように、{BW,CB}は{0,0}、{0,1}、{1,0}、{1,1}、{2,0}、{2,1}、{3,0}、および{3,1}の計8種類の表示方法がある。原理的には、各チャネルモードについて、8つの表示方法から重複なく1つ以上の表示方法がランダムに選択されてもよい。この実施形態では、表8に示す対応する方法が記載されている。表示方法とチャネルモードとの間で対応する他の方法も、この実施形態に適用可能である。
【0184】
【表8】
【0185】
図20cは、別の実施例を示し、実施例は、以下の7つのチャネルモードを含む。
【0186】
モード1:1次20MHzチャネル。
【0187】
モード2:1次20MHzチャネルおよび2次20MHzチャネル。
【0188】
モード3:1次20MHzチャネルおよび2次40MHzチャネル、または、
1次20MHzチャネルおよび2次40MHzチャネルの20MHzチャネル。具体的には、1次20MHzチャネルが、奇数を使用して番号付けされたチャネル上に周波数の降順にある場合、20MHzチャネルは、2次40MHzチャネルの偶数を使用して番号付けされた20MHzチャネルである。1次20MHzチャネルが、偶数を使用して番号付けされたチャネル上に周波数の降順にある場合、20MHzチャネルは、2次40MHzチャネルの奇数を使用して番号付けされた20MHzチャネルである。
【0189】
モード4:1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネルの下位20MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネルの上位20MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネル。
【0190】
モード5:1次20MHzチャネルおよび2次80MHzチャネルの下位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの上位20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの下位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの下位20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの下位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネルおよび2次80MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの下位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの上位20MHzチャネル、および2次80MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの下位20MHzチャネル、および2次80MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネル。
【0191】
モード6:1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの下位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの上位20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの下位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの下位20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの下位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次80MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの下位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの上位20MHzチャネル、および2次80MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの下位20MHzチャネル、および2次80MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの上位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの上位20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの上位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの下位20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの上位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの上位40MHzチャネル。
【0192】
モード7:1次20MHzチャネルおよび2次80MHzチャネルの上位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの上位20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの上位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの下位20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの上位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの下位20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの上位40MHzチャネル。
【0193】
7つのモードの表示方法については、BWフィールド(2ビット)およびCBフィールド(1ビット)の両方を使用して表示が行われる。表9に示すように、{BW,CB}は{0,0}、{0,1}、{1,0}、{1,1}、{2,0}、{2,1}、{3,0}、および{3,1}の計8種類の表示方法がある。原理的には、各チャネルモードについて、8つの表示方法から重複なく1つ以上の表示方法がランダムに選択されてもよい。この実施形態では、表9に示す対応する方法が記載されている。表示方法とチャネルモードとの間で対応する他の方法も、この実施形態に適用可能である。
【0194】
【表9】
【0195】
図20dは、別の実施例を示し、実施例は、以下の8つのチャネルモードを含む。
【0196】
モード1:1次20MHzチャネル。
【0197】
モード2:1次20MHzチャネルおよび2次20MHzチャネル。
【0198】
モード3:1次20MHzチャネルおよび2次40MHzチャネル、または、
1次20MHzチャネルおよび2次40MHzチャネルの20MHzチャネル。
【0199】
具体的には、1次20MHzチャネルが、奇数を使用して番号付けされたチャネル上に周波数の降順にある場合、20MHzチャネルは、2次40MHzチャネルの偶数を使用して番号付けされた20MHzチャネルである。1次20MHzチャネルが、偶数を使用して番号付けされたチャネル上に周波数の降順にある場合、20MHzチャネルは、2次40MHzチャネルの奇数を使用して番号付けされた20MHzチャネルである。
【0200】
モード4:1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネルの下位20MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネルの上位20MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネル。
【0201】
モード5:1次20MHzチャネルおよび2次80MHzチャネルの下位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの上位20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの下位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの下位20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの下位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネルおよび2次80MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの下位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの上位20MHzチャネル、および2次80MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの下位20MHzチャネル、および2次80MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネル。
【0202】
モード6:1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの下位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの上位20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの下位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの下位20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの下位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次80MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの下位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの上位20MHzチャネル、および2次80MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの下位20MHzチャネル、および2次80MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの上位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの上位20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの上位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの下位20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの上位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの上位40MHzチャネル。
【0203】
モード7:1次20MHzチャネルおよび2次80MHzチャネルの上位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの上位20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの上位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの下位20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの上位40MHzチャネル、または1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの下位20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの上位40MHzチャネル。
【0204】
モード8:1次20MHzチャネルおよび2次40MHzチャネルの20MHzチャネル。具体的には、1次20MHzチャネルが、奇数を使用して番号付けされたチャネル上に周波数の降順にある場合、20MHzチャネルは、2次40MHzチャネルの奇数を使用して番号付けされた20MHzチャネルである。1次20MHzチャネルが、偶数を使用して番号付けされたチャネル上に周波数の降順にある場合、20MHzチャネルは、2次40MHzチャネルの偶数を使用して番号付けされた20MHzチャネルである。
【0205】
8つのモードの表示方法については、BWフィールド(2ビット)およびCBフィールド(1ビット)の両方を使用して表示が行われる。表10に示すように、{BW,CB}は{0,0}、{0,1}、{1,0}、{1,1}、{2,0}、{2,1}、{3,0}、および{3,1}の計8種類の表示方法がある。原理的には、各チャネルモードについて、8つの表示方法から重複なく1つ以上の表示方法がランダムに選択されてもよい。この実施形態では、表10に示す対応する方法が記載されている。表示方法とチャネルモードとの間で対応する他の方法も、この実施形態に適用可能である。
【0206】
【表10】
【0207】
本発明のこの実施形態は、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)においてチャネルを示すための方法を提供する。送信局は物理プロトコルデータユニット(PPDU)を生成および送信し、PPDUはプリアンブルフィールドおよびデータフィールドを含み、プリアンブルフィールドの高効率信号フィールド(HE-SIG-A)は、帯域幅識別子およびチャネル結合識別子を含み、チャネル結合識別子は、データ送信チャネルが周波数領域において連続的であるかどうかを示すために使用される。このように、無線ローカルエリアネットワークにおける周波数領域の不連続チャネルが示され、利用可能なデータ送信チャネルが改善され、システムスループットが向上する。
【0208】
実施形態2
本発明の実施形態2は、WLANに適用され、チャネルを示す方法を提供する。この方法は、例えば図2のAPおよびSTA1〜STA3のような局に適用することができる。局は、例えば802.11ax標準のような次世代WLAN標準をサポートすることができる。図21は、チャネルを示す方法の例示的なブロック図である。具体的な手順は次のとおりである。
【0209】
ステップ201:物理プロトコルデータユニット(PPDU)を生成し、ここでPPDUはプリアンブルフィールドおよびデータフィールドを含み、プリアンブルフィールドの高効率信号フィールド(HE-SIG-A)は、帯域幅識別子および2次20MHzチャネル識別子を含み、帯域幅識別子が、データ送信チャネルの帯域幅が40MHzよりも大きいことを示す場合、2次20MHzチャネル識別子は、2次20MHzチャネルが利用可能であるかどうかを示すために使用される。
【0210】
ステップ202:PPDUを送信する。
【0211】
具体的には、2次20MHzチャネル識別子は少なくとも1ビットを含み、以下では例として1ビットを使用して説明する。2次20MHzチャネル識別子が第1の値である場合、2次20MHzチャネルは利用不可能であり、または2次20MHzチャネル識別子が第2の値である場合、2次20MHzチャネルは利用可能である。
【0212】
なお、2次20MHzチャネル識別子の第1の値および第2の値は、本発明においては限定されない。第1の値は「0」であり、第2の値は「1」である。第1の値は「1」であり、第2の値は「0」である。上記の2つの場合は、どちらも本発明の保護範囲にある。説明の便宜上、第1の値が「0」で第2の値が「1」の場合を以下で説明のために具体的に使用する。
【0213】
具体的には、送信局は、帯域幅識別子と2次20MHzチャネル識別子とを使用してデータ送信チャネルを示す。
【0214】
帯域幅識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルを含み、
帯域幅識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは、1次20MHzチャネルおよび2次20MHzチャネルを含み、
帯域幅識別子が第3の値であり、2次20MHzチャネル識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは、1次20MHzチャネルおよび2次40MHzチャネルを含み、
帯域幅識別子が第3の値であり、2次20MHzチャネル識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは、1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネルを含み、
帯域幅識別子が第4の値であり、2次20MHzチャネル識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは160MHzまたは(80+80)MHzであり、データ送信チャネルは2次20MHzチャネルを含まない、すなわち1次20MHzチャネルおよび2次80MHzチャネルを含むか、または1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネルを含み、または、
帯域幅識別子が第4の値であり、2次20MHzチャネル識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルの帯域幅は160MHzまたは(80+80)MHzであり、データ送信チャネルは2次20MHzチャネルを含む、すなわち、1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルを含み、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネルを含む。
【0215】
帯域幅識別子は少なくとも2ビットを含み、2次20MHzチャネル識別子は少なくとも1ビットを含むことに留意されたい。説明の便宜上、本実施形態では、帯域幅識別子が2ビットを含み、2次20MHzチャネル識別子が1ビットを含む例を使用して説明する。
【0216】
なお、帯域幅識別子の第1の値から第4の値の定義は、実施形態1において既に説明したとおりであり、その定義は以降の実施例にも適用可能であることに留意されたい。
【0217】
図22を参照して、2次20MHzチャネル識別子と帯域幅識別子とのマッピング関係およびチャネルについて説明する。
【0218】
BW=00の場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネル、すなわちチャネル0である。データ送信帯域幅が40MHz以下である場合、チャネル結合識別子の値は、0、1、または予約されていてもよい。
【0219】
BW=01の場合、データ送信チャネルは、1次20MHzチャネルおよび2次20MHzチャネル、すなわちチャネル0およびチャネル1を含む。データ送信帯域幅が40MHz以下である場合、チャネル結合識別子の値は、0、1、または予約されていてもよい。
【0220】
BW=10、2次20MHzチャネル識別子=0の場合、データ送信チャネルは、1次20MHzチャネルおよび2次40MHzチャネル、すなわちチャネル0、チャネル2、チャネル3を含む
【0221】
BW=10、2次20MHzチャネル識別子=1の場合、データ送信チャネルは、1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、すなわちチャネル0〜3を含む
【0222】
BW=11、2次20MHzチャネル識別子=0の場合、データ送信チャネルは、1次20MHzチャネルおよび2次80MHzチャネル、すなわちチャネル0およびチャネル4〜7を含む。あるいは、データ送信チャネルは、1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネル、すなわち、チャネル0および2〜7を含む
【0223】
BW=11、2次20MHzチャネル識別子=1の場合、データ送信チャネルは、1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、2次80MHzチャネル、すなわちチャネル0〜7を含む。あるいは、データ送信チャネルは、1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次80MHzチャネル、すなわち、チャネル0、1、4〜7を含む
【0224】
本発明のこの実施形態は、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)においてチャネルを示すための方法を提供する。送信局は物理プロトコルデータユニット(PPDU)を生成および送信し、PPDUはプリアンブルフィールドおよびデータフィールドを含み、プリアンブルフィールドの高効率信号フィールド(HE-SIG-A)は、帯域幅識別子および2次20MHzチャネル識別子を含み、帯域幅識別子がデータ送信チャネルが40MHzよりも大きいことを示す場合、2次20MHzチャネル識別子は、2次20MHzチャネルが利用可能であるかどうかを示すために使用される。このように、無線ローカルエリアネットワークにおける周波数領域の不連続チャネルが示され、利用可能なデータ送信チャネルが改善され、システムスループットが向上する。
【0225】
実施形態3
本発明の実施形態3は、WLANに適用され、チャネルを示す方法を提供する。この方法は、例えば図2のAPおよびSTA1〜STA3のような局に適用することができる。局は、例えば802.11ax標準のような次世代WLAN標準をサポートすることができる。
【0226】
この実施形態では、PPDU内の帯域幅識別子を使用してデータ送信チャネルが示され、帯域幅(BW)識別子は少なくとも2ビットを含む。
【0227】
図23を参照して、帯域幅識別子とチャネルとのマッピング関係について説明する。
【0228】
BW=00の場合、現在のデータ送信チャネルが1次20MHzチャネルを含むことを示す。
【0229】
BW=01の場合、現在のデータ送信チャネルが1次20MHzチャネルおよび2次20MHzチャネルを含むことを示す。
【0230】
BW=10の場合、現在のデータ送信チャネルが1次20MHzチャネルおよび2次40MHzチャネルを含む、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネルを含むことを示す。
【0231】
BW=11の場合、現在のデータ送信チャネルが1次20MHzチャネルおよび2次80MHzチャネルを含む、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルを含む、または1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネルを含む、または1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネルを含むことを示す。
【0232】
BW=2の場合、HE-SIG-B 1およびHE-SIG-B 2のいずれかを1次20MHzチャネルを使用して取得し、HE-SIG-Bの他の部分を2次40MHzの20MHzチャネルを使用して取得できる。特定の周波数が降順に配置されている場合、1次20MHzチャネルが奇数を使用して番号付けされた20MHzチャネル上にある場合、HE-SIG-Bの他の部分は、2次40MHzチャネルの偶数を使用して番号付けされた20MHzチャネルを使用して取得される。対照的に、1次20MHzチャネルが偶数を使用して番号付けされた20MHzチャネル上にある場合、HE-SIG-Bの他の部分は、2次40MHzチャネルの奇数を使用して番号付けされた20MHzチャネルを使用して取得される。
【0233】
BW=3の場合、HE-SIG-B 1およびHE-SIG-B 2のいずれかを1次20MHzチャネルを使用して取得し、HE-SIG-Bの他の部分を2次80MHzの20MHzチャネルを使用して取得できる。特定の周波数が降順に配置されている場合、1次20MHzチャネルが奇数を使用して番号付けされた20MHzチャネル上にある場合、HE-SIG-Bの他の部分は、2次80MHzチャネルの偶数を使用して番号付けされたあらゆる20MHzチャネルを使用して取得される。対照的に、1次20MHzチャネルが偶数を使用して番号付けされた20MHzチャネル上にある場合、HE-SIG-Bの他の部分は、2次80MHzチャネルの奇数を使用して番号付けされたあらゆる20MHzチャネルを使用して取得される。
【0234】
本発明のこの実施形態は、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)においてチャネルを示すための方法を提供する。送信局は物理プロトコルデータユニット(PPDU)を生成および送信し、PPDUはプリアンブルフィールドおよびデータフィールドを含み、プリアンブルフィールドの高効率信号フィールド(HE-SIG-A)は、帯域幅識別子を含む。このように、無線ローカルエリアネットワークにおける周波数領域の不連続チャネルが示され、利用可能なデータ送信チャネルが改善され、システムスループットが向上する。
【0235】
実施形態4
図24を参照すると、図24は、本発明の実施形態4による無線ローカルエリアネットワークにおけるチャネルを示す装置の概略ブロック図である。この装置は、例えば、アクセスポイント、または関連機能を実行する専用回路またはチップである。アクセスポイント1000は、プロセッサ1010、メモリ1020、ベースバンド回路1030、無線周波数回路1040、およびアンテナ1050を含む。装置は、図2に示すAPであってもよい。APは、STA1、STA2、およびSTA3と通信する。
【0236】
具体的には、プロセッサ1010は、アクセスポイント1000の動作を制御する。メモリ1020は、読み出し専用メモリおよびランダムアクセスメモリを含んでいてもよく、プロセッサ1010に命令およびデータを提供する。プロセッサは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または別のプログラマブル論理装置であってもよい。メモリ1020の一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)をさらに含むことができる。ベースバンド回路1030は、送信ベースバンド信号を生成するか、または受信ベースバンド信号を復号するように構成される。無線周波数回路1040は、低周波のベースバンド信号を高周波のキャリア信号に変調し、かつアンテナ1050を使用して高周波のキャリア信号を送信するように構成される。無線周波数回路はまた、アンテナ1050によって受信した高周波信号を、低周波のキャリア信号に復調するように構成される。アクセスポイント1000の構成要素は、バスシステム1060を使用して共に連結される。データバスに加えて、バスシステム1060は、電源バス、制御バス、およびステータス信号バスを含む。しかしながら、説明を分かり易くするために、図のさまざまなバスをバスシステム1060として示している。アクセスポイント構造の前述の説明は、後続の実施形態にも適用できることに留意されたい。
【0237】
ベースバンド回路1030は、物理プロトコルデータユニット(PPDU)を生成するように構成され、ここでPPDUはプリアンブルフィールドおよびデータフィールドを含み、プリアンブルフィールドの高効率信号フィールド(HE-SIG-A)は、帯域幅識別子およびチャネル結合識別子を含み、チャネル結合識別子は、データ送信チャネルが周波数領域において連続的であるかどうかを示すために使用される。
【0238】
無線周波数回路1040は、PPDUを送信するように構成される。
【0239】
具体的には、チャネル結合識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは周波数領域において連続的であり、またはチャネル結合識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは周波数領域に複数の不連続チャネルを含む。
【0240】
任意選択的に、チャネルを示す装置は、帯域幅識別子およびチャネル結合識別子の両方を使用してデータ送信チャネルを示し、表示方法は具体的には以下のとおりである。
【0241】
方法1:
【0242】
チャネル結合識別子が第1の値であり、帯域幅識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルを含み、
チャネル結合識別子が第1の値であり、帯域幅識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルおよび2次20MHzチャネルを含み、
チャネル結合識別子が第1の値であり、帯域幅識別子が第3の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネルを含み、
チャネル結合識別子が第1の値であり、帯域幅識別子が第4の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネルを含み、
チャネル結合識別子が第2の値であり、帯域幅識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzおよび2次40MHzチャネルを含み、
チャネル結合識別子が第2の値であり、帯域幅識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルおよび2次80MHzチャネルを含み、
チャネル結合識別子が第2の値であり、帯域幅識別子が第3の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルを含み、または、
チャネル結合識別子が第2の値であり、帯域幅識別子が第4の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルおよび2次80MHzチャネルを含む。
【0243】
方法2:
【0244】
帯域幅識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルを含み、
帯域幅識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルおよび2次20MHzチャネルを含み、
帯域幅識別子が第3の値であり、チャネル結合識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネルを含み、
帯域幅識別子が第3の値であり、チャネル結合識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルおよび2次40MHzチャネルを含み、
帯域幅識別子が第4の値であり、チャネル結合識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは、1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネルを含み、または、
帯域幅識別子が第4の値であり、チャネル結合識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは、1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネルを含む。
【0245】
方法3:
【0246】
帯域幅識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルを含み、
帯域幅識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルおよび2次20MHzチャネルを含み、
帯域幅識別子が第3の値であり、チャネル結合識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネルを含み、
帯域幅識別子が第3の値であり、チャネル結合識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルおよび2次40MHzチャネルを含み、
帯域幅識別子が第4の値であり、チャネル結合識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは、1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネルを含み、または、
帯域幅識別子が第4の値であり、チャネル結合識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは、1次20MHzチャネルおよび2次80MHzチャネルを含む。
【0247】
方法4:
【0248】
帯域幅識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルを含み、
帯域幅識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルおよび2次20MHzチャネルを含み、
帯域幅識別子が第3の値であり、チャネル結合識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネルを含み、
帯域幅識別子が第3の値であり、チャネル結合識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルおよび2次40MHzチャネルを含み、
帯域幅識別子が第4の値であり、チャネル結合識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは、1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネルを含み、または、
帯域幅識別子が第4の値であり、チャネル結合識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは、1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルを含む。
【0249】
方法5:
【0250】
帯域幅識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルを含み、
帯域幅識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルおよび2次20MHzチャネルを含み、
帯域幅識別子が第3の値であり、チャネル結合識別子が第1の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネルを含み、
帯域幅識別子が第3の値であり、チャネル結合識別子が第2の値である場合、データ送信チャネルは1次20MHzチャネルおよび2次40MHzチャネルを含み、または、
帯域幅識別子が第4の値である場合、データ送信チャネルは、1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルおよび2次80MHzチャネルを含む。
【0251】
なお、方法1〜5のチャネルマッピング関係は図6図10に示されており、詳細な説明は実施形態1において既に行われていることに留意されたい。
【0252】
なお、実施形態1から実施形態3における他のチャネル表示方法は、実施形態4のチャネル表示装置にも適用されることに留意されたい。
【0253】
本発明のこの実施形態は、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)においてチャネルを示すための装置を提供する。ベースバンド回路は物理プロトコルデータユニット(PPDU)を生成し、PPDUはプリアンブルフィールドおよびデータフィールドを含み、プリアンブルフィールドの高効率信号フィールド(HE-SIG-A)は、帯域幅識別子および2次20MHzチャネル識別子を含み、帯域幅識別子がデータ送信チャネルが40MHzよりも大きいことを示す場合、2次20MHzチャネル識別子は、2次20MHzチャネルが利用可能であるかどうかを示すために使用される。このように、無線ローカルエリアネットワークにおける周波数領域の不連続チャネルが示され、利用可能なデータ送信チャネルが改善され、システムスループットが向上する。
【0254】
実施形態5
本発明の実施形態5は、WLANに適用され、チャネルを示す方法を提供する。この方法は、例えば図2のAPおよびSTA1〜STA3のような局に適用することができる。局は、例えば802.11ax標準のような次世代WLAN標準をサポートすることができる。
【0255】
この実施形態では、PPDU内の帯域幅識別子を使用してデータ送信チャネルが示され、帯域幅(BW)識別子は少なくとも3ビットを含む。
【0256】
データ送信チャネルは、以下の8つのモードを含む。
【0257】
モード1:1次20MHzチャネル。
【0258】
モード2:1次20MHzチャネルおよび2次20MHzチャネル。
【0259】
モード3:1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネルの少なくとも1つの20MHzチャネル。
【0260】
モード4:少なくとも1次20MHzチャネルおよび2次40MHzのチャネルの20MHzチャネルが含まれ、20MHzのチャネルの位置は、1次20MHzチャネルの位置と比較して反対のパリティであり、2次80MHzチャネルの20MHzチャネルは含まれない。
【0261】
ここで、反対のパリティとは、周波数の降順または昇順に、1つの20MHzチャネルが奇数を使用して番号付けされた20MHzチャネル上にあり、他の20MHzチャネルが偶数番号を使用して番号付けされた20MHzチャネル上にあることを意味する。
【0262】
モード5:少なくとも1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの少なくとも1つの20MHzチャネルが含まれる。
【0263】
モード6:少なくとも1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの20MHzチャネルおよび2次80MHzチャネルの少なくとも1つの20MHzチャネルが含まれ、2次40MHzチャネルの20MHzチャネルの位置は、1次20MHzチャネルの位置と比較して反対のパリティである。
【0264】
モード7:少なくとも1次20MHzチャネルおよび2つの20MHzチャネルの第1の20MHzチャネルが含まれ、2次80MHzチャネルの2つの20MHzチャネルの位置は、1次20MHzチャネルの位置と比較して反対のパリティである。
【0265】
モード8:少なくとも1次20MHzチャネルおよび2つの20MHzチャネルの第2の20MHzチャネルが含まれ、2次80MHzチャネルの2つの20MHzチャネルの位置は、1次20MHzチャネルの位置と比較して反対のパリティである。
【0266】
第1の20MHzチャネルおよび第2の20MHzチャネルは異なる方法を使用して定義することができ、これは本発明において限定的でない。例えば、第1の20MHzチャネルは、2つの20MHzチャネルのうち低い周波数を有する20MHzチャネルであり、2次80MHzチャネルの2つの20MHzチャネルの位置は、1次20MHzチャネルの位置と比較して反対のパリティであり、第2の20MHzチャネルは、2つの20MHzのチャネルのうち高い周波数を有する20MHzチャネルであり、2次80MHzチャネルの2つの20MHzチャネルの位置は、1次20MHzチャネルと比較して反対のパリティである。あるいは、逆の場合も適用可能である。別の例では、第1の20MHzチャネルは、2次80MHzチャネルの2つの20MHzチャネルのうち、1次20MHzチャネルへの周波数分離の割合が小さい20MHzチャネルであり、2つの20MHzチャネルの位置は第1の20MHzチャネルの位置と比較して反対のパリティであり、第2の20MHzチャネルは、2次80MHzの2つの20MHzチャネルのうち、1次20MHzチャネルへの周波数分離の割合が大きい20MHzチャネルであり、2つの20MHzチャネルの位置は、1次20MHzチャネルの位置と比較して反対のパリティである。あるいは、逆の場合も適用可能である。
【0267】
チャネルが、1次20MHzチャネルおよびその位置が1次20MHzチャネルと同じパリティである2次40MHzの20MHzチャネルである場合、モード3またはモード4が示されてもよいことに留意されたい。その結果、受信局は、1次20MHzチャネルでHE-SIG-Bの一部を受信すると、その位置が1次20MHzチャネルとは反対のパリティである2次20MHzチャネルまたは2次40MHzチャネルの20MHzチャネルでHE-SIG-Bの他の部分の受信を試みるが、受信は失敗する。HE-SIG-Bに関連する情報は、その位置が1次20MHzチャネルと比較して反対のパリティである20MHzチャネルまたは2次40MHzチャネルの20MHzでは送信されない。したがって、受信の失敗は情報損失をもたらさない。
【0268】
チャネルが1次20MHzチャネルおよび2次80MHzの少なくとも1つの20MHzチャネルを含み、その位置が1次20MHzチャネルと比較して反対のパリティである20MHzチャネルを含まない場合、モード5、6、7、または8が示されてもよいことに留意されたい。その結果、受信局は、1次20MHzチャネルでHE-SIG-Bの一部を受信すると、その位置が1次20MHzチャネルと比較すると反対のパリティであり、それがモードに示されている20MHzチャネルでHE-SIG-Bの他の部分の受信を試みるが、受信は失敗する。HE-SIG-Bに関する情報は、その位置が1次20MHzチャネルと比較して反対のパリティである20MHzチャネルでは送信されない。したがって、受信の失敗は情報損失をもたらさない。
【0269】
本発明では、帯域幅識別子と8つのモードとの対応関係は限定されず、以下の対応関係を選択することが好ましい。
【0270】
【表11】
【0271】
8つのモードとチャネルとの対応を表11に示す。
【0272】
【表12A】
【表12B】
【表12C】
【表12D】
【0273】
表で使用されるチャネル識別子は、チャネルの論理識別子である。一般に、チャネル識別子0は1次20MHzチャネルを示し、チャネル識別子1は2次20MHzチャネルを示し、チャネル識別子2および3は2次40MHzチャネルを示し、チャネル識別子4〜7は2次80MHzチャネルを示す。チャネル識別子とチャネルとの間で頻繁に使用されるマッピング関係は上述のとおりである。チャネル識別子とチャネルとの間の別のマッピング関係もある。これは、本発明において限定的でない。
【0274】
以下の説明の便宜上、1次チャネル上のHE-SIG-BをHE-SIG-B1と称する。図6図7図8図9に示すように、HE-SIG-B1は、1次チャネルと同じパリティのチャネルにコピーされ、HE-SIG-B1の共通部分は、1次20MHzチャネルと、その位置が1次チャネルのパリティと同じである20MHzチャネルのRU割り当てシグナリングを含む。HE-SIG-B 2の共通部分は、その位置が1次20MHzチャネルと比較すると反対のパリティである20MHzチャネルのRU割り当てシグナリングを含み、複数の20MHzチャネルにコピーされる。以下の説明では、各20MHzチャネルのRU割り当てシグナリングの長さがNビットであり、例として8ビットを使用するものとする。
【0275】
前述の8つのモードのそれぞれは、2つの情報を運ぶ。第1の情報は、HE-SIG-B 1の共通部分の長さおよびHE-SIG-B 2の共通部分の長さを受信ノードに示す(ここでHE-SIG-B 1の共通部分長さは、HE-SIG-B 2の共通部分の長さに等しい)。第2の情報は、受信ノードがHE-SIG-B 2をどの20MHzチャネルで受信するかを示す。ここで、受信ノードは、1次20MHzチャネルでHE-SIG-B1を受信することになっていることに留意されたい。例えば、モード3は、HE-SIG-B 1の共通部分の長さおよびHE-SIG-B 2の共通部分の長さが共に16ビットであることを受信ノードに示し(ここでは20MHzチャネルのみのRU割り当てシグナリングの長さについての統計が収集される)、HE-SIG-B2は、論理識別子が1であるチャネルで受信される。別の例では、モード8は、HE-SIG-B 1の共通部分の長さおよびHE-SIG-B 2の共通部分の長さが共に32ビットであることを受信ノードに示し、HE-SIG-B 2は、論理識別子が7である20MHzチャネルで受信される。したがって、上記8つのモードは、受信ノードがHE-SIG-B1およびHE-SIG-B2を正しく受信できることを示す。
【0276】
さらに、HE-SIG-B 20MHzチャネルのRU割り当てシグナリングには、特別なRU割り当てシグナリング、すなわち242(0)が存在し、これは、情報を送信でき、かつ20MHzチャネルに対応する242個のサブキャリアがどの局のデータも送信しないことを示す。すなわち、20MHzチャネルはデータ送信を行わない。
【0277】
各20MHzのHE-SIG-B 1およびHE-SIG-B2の共通部分に含まれるHE-SIG-AおよびRU割り当てシグナリングの8つのモードを参照すると、受信ノードは、データがどのチャネルで受信されたかを知ることができる。例えば、データ送信チャネルは(0 1 2)であり、送信ノードは物理層プリアンブルのHE-SIG-Aの帯域幅識別子ビットをモード3に設定するものとする。また、HE-SIG-B1は、チャネル0およびチャネル2のRU割り当てシグナリングを含み、HE-SIG-B2は、チャネル1およびチャネル3のRU割り当てシグナリングを含む。チャネル3のRU割り当てシグナリングは242(0)である。HE-SIG-Aを受信した後、受信機は、モード3が使用されることを帯域幅識別子ビットによって知る。すなわち、HE-SIG-B1の共通部分の長さおよびHE-SIG-B2の共通部分の長さは共に16ビットである。HE-SIG-B1は論理識別子が0(1次20MHzチャネル)のチャネルで受信され、HE-SIG-B2は論理識別子が1のチャネルで受信される。論理識別子が3のチャネルのHE-SIG-B2に含まれるRU割り当てシグナリング242(0)を参照すると、データ送信チャネルが(0 1 2)であることが分かる。
【0278】
なお、表11の各モードに示す実際に使用されるチャネルは重複している。しかし、これは、受信ノードがHE-SIG-Bの共通部分の長さを学習すること、およびHE-SIG-B2がどの20MHzチャネルで受信されたかを学習することに影響しない。したがって、前述のモード指示は、どの20MHzチャネルでデータ送信が実行されているかを受信ノードに正確に伝えることができる。実施例では、重複している実際に使用されるチャネルは1つのモードでのみ使用されるため、すべてのモードで示される実際に使用されるチャネルは重複しない。例えば、重複しており、表11のモード3およびモード4で示される実際に使用されるチャネルが(0,1,3)、(0,1,2,3)、(0,2)であるケースについて検討する。重複を避けるために、前述の実際に使用されるチャネルの3つのケースは、モード3のみで使用され、モード4からは除かれる。前述のチャネル重複のケースは、別の実施形態にも適用可能であることに留意されたい。
【0279】
表11のチャネル識別子の異なる順序は、実際に使用されるチャネルに影響しないことに留意されたい。例えば、チャネル識別子(0,7,1,2)で示される実際に使用されるチャネルとチャネル識別子(0,1,2,7)とは同じである。
【0280】
本発明のこの実施形態は、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)においてチャネルを示す方法を提供する。送信局は物理プロトコルデータユニット(PPDU)を生成して送信し、PPDUはプリアンブルフィールドとデータフィールドを含み、プリアンブルフィールドの高効率信号フィールド(HE-SIG-A)は帯域幅識別子を含み、帯域幅識別子はデータ送信チャネルを示す。このように、無線ローカルエリアネットワークにおける周波数領域の不連続チャネルが示され、利用可能なデータ送信チャネルが改善され、システムスループットが向上する。
【0281】
実施形態6
本発明の実施形態6は、WLANに適用され、チャネルを示す方法を提供する。この方法は、例えば図2のAPおよびSTA1〜STA3のような局に適用することができる。局は、例えば802.11ax標準のような次世代WLAN標準をサポートすることができる。
【0282】
この実施形態では、PPDU内の帯域幅識別子を使用してデータ送信チャネルが示され、帯域幅(BW)識別子は少なくとも3ビットを含む。
【0283】
データ送信チャネルは、以下の8つのモードを含む。
【0284】
モード1:1次20MHzチャネル。
【0285】
モード2:1次20MHzチャネルおよび2次20MHzチャネル。
【0286】
モード3:1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネルの少なくとも1つの20MHzチャネル。
【0287】
モード4:少なくとも1次20MHzチャネルおよび2次40MHzのチャネルの20MHzチャネルが含まれ、20MHzのチャネルの位置は、1次20MHzチャネルの位置と比較して反対のパリティであり、2次80MHzチャネルの20MHzチャネルは含まれない。
【0288】
モード5:1次20MHzチャネルおよび2次40MHzチャネルの20MHzチャネルが含まれ、20MHzチャネルの位置は1次20MHzチャネルのパリティと同じである。
【0289】
モード6:少なくとも1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次80MHzチャネルの少なくとも1つの20MHzチャネルが含まれる。
【0290】
モード7:少なくとも1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの20MHzチャネルおよび2次80MHzチャネルの少なくとも1つの20MHzチャネルが含まれ、2次40MHzチャネルの20MHzチャネルの位置は、1次20MHzチャネルの位置と比較して反対のパリティである。
【0291】
モード8:1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネルの20MHzチャネルおよび2次80MHzチャネルの少なくとも1つの20MHzチャネルが含まれ、2次40MHzチャネルの20MHzチャネルの位置は、1次20MHzチャネルの位置と同じパリティである。
【0292】
本発明では、帯域幅識別子と8つのモードとの対応関係は限定されず、以下の対応関係が使用される。
【0293】
【表13】
【0294】
8つのモードとチャネルとの対応を表12に示す。
【0295】
【表14A】
【表14B】
【表14C】
【0296】
表で使用されるチャネル識別子は、チャネルの論理識別子である。一般に、チャネル識別子0は1次20MHzチャネルを示し、チャネル識別子1は2次20MHzチャネルを示し、チャネル識別子2および3は2次40MHzチャネルを示し、チャネル識別子4〜7は2次80MHzチャネルを示す。チャネル識別子とチャネルとの間で頻繁に使用されるマッピング関係は上述のとおりである。チャネル識別子とチャネルとの間の別のマッピング関係もある。これは、本発明において限定的でない。
【0297】
表12のチャネル識別子の異なる順序は、実際に使用されるチャネルに影響しないことに留意されたい。例えば、チャネル識別子(0,7,1,2)で示される実際に使用されるチャネルとチャネル識別子(0,1,2,7)とは同じである。
【0298】
モード5およびモード8にはHE-SIG-Bが1つしかない。この場合、HE-SIG-Bは、すべての20MチャネルのRU割り当てシグナリングを含む。1つの情報、つまりHE-SIG-Bの長さのみが、モード5およびモード8で運ばれる。モード5およびモード8以外のモードでは、HE-SIG-B1およびHE-SIG-B2の共通部分に含まれるRU割り当てシグナリングは、実施形態5の送信方法のものと同様である。表中のモードに示す重複の場合の説明は、実施形態5中のものと同様であり、ここでの説明は省略する。
【0299】
本発明のこの実施形態は、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)においてチャネルを示す方法を提供する。送信局は物理プロトコルデータユニット(PPDU)を生成して送信し、PPDUはプリアンブルフィールドとデータフィールドを含み、プリアンブルフィールドの高効率信号フィールド(HE-SIG-A)は帯域幅識別子を含み、帯域幅識別子はデータ送信チャネルを示す。このように、無線ローカルエリアネットワークにおける周波数領域の不連続チャネルが示され、利用可能なデータ送信チャネルが改善され、システムスループットが向上する。
【0300】
実施形態7
本発明の実施形態7は、WLANに適用され、チャネルを示す方法を提供する。この方法は、例えば図2のAPおよびSTA1〜STA3のような局に適用することができる。局は、例えば802.11ax標準のような次世代WLAN標準をサポートすることができる。
【0301】
この実施形態では、PPDUのプリアンブルフィールドの高効率信号フィールド(HE-SIG-A)内の帯域幅識別子を使用してデータ送信チャネルが示され、帯域幅(BW)識別子は少なくとも3ビットを含む。
【0302】
データ送信チャネルは、以下の8つのモードを含む。
【0303】
モード1:1次20MHzチャネル。
【0304】
モード2:1次20MHzチャネルおよび2次20MHzチャネル。
【0305】
モード3:1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネル。
【0306】
モード4:1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネル。
【0307】
モード5:1次20MHzチャネルおよび2次40MHzチャネルの20MHzチャネル、20MHzチャネルの位置は1次20MHzチャネルと比較すると反対のパリティである。
【0308】
モード6:1次20MHzチャネルおよび2次40MHzチャネル。
【0309】
モード7:1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次80MHzチャネル。
【0310】
モード8:1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネル。
【0311】
本発明では、帯域幅識別子と8つのモードとの対応関係は限定されず、以下の対応関係が使用される。
【0312】
【表15】
【0313】
例えば、8つのモードとチャネルとの対応を図25に示す。
【0314】
本発明のこの実施形態は、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)においてチャネルを示す方法を提供する。送信局は物理プロトコルデータユニット(PPDU)を生成して送信し、PPDUはプリアンブルフィールドとデータフィールドを含み、プリアンブルフィールドの高効率信号フィールド(HE-SIG-A)は帯域幅識別子を含み、帯域幅識別子はデータ送信チャネルを示す。このように、無線ローカルエリアネットワークにおける周波数領域の不連続チャネルが示され、利用可能なデータ送信チャネルが改善され、システムスループットが向上する。
【0315】
実施形態8
本発明の実施形態8は、WLANに適用され、チャネルを示す方法を提供する。この方法は、例えば図2のAPおよびSTA1〜STA3のような局に適用することができる。局は、例えば802.11ax標準のような次世代WLAN標準をサポートすることができる。
【0316】
この実施形態では、PPDUのプリアンブルフィールドの高効率信号フィールド(HE-SIG-A)内の帯域幅識別子を使用してデータ送信チャネルが示され、帯域幅(BW)識別子は少なくとも3ビットを含む。
【0317】
データ送信チャネルは、以下の8つのモードを含む。
【0318】
モード1:1次20MHzチャネル。
【0319】
モード2:1次20MHzチャネルおよび2次20MHzチャネル。
【0320】
モード3:1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネル。
【0321】
モード4:1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネル。
【0322】
モード5:1次20MHzチャネルおよび2次40MHzチャネル。
【0323】
モード6:1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次40MHzチャネルの1つの20MHzチャネル。
【0324】
モード6は2つの実装を含むことに留意されたい。モード6における第1の実装は、1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、およびその位置が2次40MHzチャネルの1次20MHzチャネルと同じパリティであるチャネルである。モード6における第2の実装は、1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、およびその位置が2次40MHzチャネルの1次20MHzチャネルと比較すると反対のパリティであるチャネルである。
【0325】
モード7:1次20MHzチャネル、2次20MHzチャネル、および2次80MHzチャネル。
【0326】
モード8:1次20MHzチャネル、2次40MHzチャネル、および2次80MHzチャネル。
【0327】
本発明では、帯域幅識別子と8つのモードとの対応関係は限定されず、以下の対応関係が使用される。
【0328】
【表16】
【0329】
例えば、8つのモードとチャネルとの対応を図26または図27に示す。
【0330】
本発明のこの実施形態は、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)においてチャネルを示す方法を提供する。送信局は物理プロトコルデータユニット(PPDU)を生成して送信し、PPDUはプリアンブルフィールドとデータフィールドを含み、プリアンブルフィールドの高効率信号フィールド(HE-SIG-A)は帯域幅識別子を含み、帯域幅識別子はデータ送信チャネルを示す。このように、無線ローカルエリアネットワークにおける周波数領域の不連続チャネルが示され、利用可能なデータ送信チャネルが改善され、システムスループットが向上する。
【0331】
上記の実施形態は、本発明の技術的解決策を説明するためのものにすぎず、本発明を限定するものではない。本発明は、上記の実施形態を参照して詳細に説明されているが、当業者であれば、本発明の実施形態の技術的解決策の範囲から逸脱することなく、上記実施形態に記載された技術的解決策をさらに変更することができ、またはその技術的特徴の一部を同等物と置換することができる。
【符号の説明】
【0332】
1000 アクセスポイント、局
1010 プロセッサ
1020 メモリ
1030 ベースバンド回路
1040 無線周波数回路
1050 アンテナ
1060 バス、バスシステム
図1
図2
図3a
図3b
図4
図5
図6
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図8
図9
図10
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図15
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図17a
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図18b
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図20b
図20c
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