(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記インジケータを受信することが、前記ダウンリンク周波数帯域上で前記セルによって送信された、物理レイヤ制御チャネル中のビットインジケータ、信号のメディアアクセスチャネル(MAC)制御要素(CE)中の、または無線リソース制御(RRC)信号中ののうちの少なくとも1つにおいて、前記セルから前記インジケータを受信することを備える、請求項1に記載の方法。
前記アップリンク周波数帯域において前記セルに肯定応答(ACK)/否定ACK(NACK)を送信するための前記複数のアップリンクサブフレームのうちの少なくとも1つを示す基準TDD構成を前記セルから受信することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
前記基準TDD構成を受信することが、システム情報ブロック(SIB)において、または無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して前記基準TDD構成を受信することを備える、請求項3に記載の方法。
前記セルにチャネル状態情報(CSI)フィードバックを送信するための前記複数のアップリンクサブフレームのうちの少なくとも1つを示す構成を前記セルから受信することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
前記セルにチャネル状態情報(CSI)フィードバックを送信するための前記アップリンク周波数帯域における複数のサブフレームのうちの少なくとも1つを示す構成を前記セルから受信することと、
前記複数のサブフレームのうちの前記少なくとも1つが前記アップリンク周波数帯域における前記複数のダウンリンクサブフレームのうちの少なくとも1つである場合、前記CSIフィードバックを送信することを控えることと
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
前記複数のダウンリンクサブフレームを使用して通信することと、前記複数のアップリンクサブフレームを使用して通信することとの間で切り替えるための切替えガード期間の構成を前記セルから受信することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
前記インジケータを受信するための前記手段が、前記ダウンリンク周波数帯域上で前記セルによって送信された、物理レイヤ制御チャネル中のビットインジケータ、信号のメディアアクセスチャネル(MAC)制御要素(CE)、または無線リソース制御(RRC)信号中ののうちの少なくとも1つにおいて、前記セルから前記インジケータを受信する、請求項11に記載の装置。
【発明を実施するための形態】
【0017】
[0026]添付の図面に関して以下に記載される発明を実施するための形態は、様々な構成を説明するものであり、本明細書で説明される概念が実施され得る構成のみを表すものではない。発明を実施するための形態は、様々な概念の完全な理解を与えるための具体的な詳細を含む。ただし、これらの概念はこれらの具体的な詳細なしに実施され得ることが当業者には明らかであろう。いくつかの事例では、そのような概念を不明瞭にしないように、よく知られている構成要素がブロック図の形式で示される。その上、一態様では、構成要素は、概して、システムを構成する部分のうちの1つであることが理解され得、ハードウェアまたはソフトウェアであり得、および/または他の構成要素に分割され得る。
【0018】
[0027]多元接続技術は、1つまたは複数のキャリア上でアップリンク通信とダウンリンク通信とを提供するために、周波数分割複信(FDD)または時分割複信(TDD)を使用し得る。TDD動作は、対スペクトルリソース(paired spectrum resource)を必要としない比較的フレキシブルな展開を提供し得る。TDDフォーマット(または構成)はデータのフレームの送信を含み、各フレームは、異なるサブフレームがアップリンクサブフレームまたはダウンリンクサブフレームであり得る、いくつかの異なるサブフレームを含む。TDDを使用して動作するシステムでは、アップリンク通信とダウンリンク通信とが非対称であり得る、異なるフォーマット(または構成)が使用され得る。FDD動作は、同時のアップリンク通信およびダウンリンク通信について異なる(キャリアとも呼ばれる)周波数帯域を利用する。
【0019】
[0028]フレキシブル複信は、たとえば、アップリンク周波数帯域がTDDにおけるアップリンクサブフレームとダウンリンクサブフレームの両方を含むことを可能にするために、FDDにおいて実装され得る。これは、基地局におけるトラフィックパターンにより良く一致するように、基地局におけるさらなるダウンリンク帯域幅を与えることを可能にする。しかしながら、フレキシブル複信は、(たとえば、さらなるアップリンク帯域幅が基地局において必要とされる場合)ダウンリンク周波数帯域がTDDにおけるダウンリンクサブフレームとアップリンクサブフレームの両方を含むことを可能にすることをも含み得るが、それは、本明細書ではアップリンク周波数帯域を分割することに関して一層説明されることを諒解されたい。しかしながら、この点についてアップリンク周波数帯域を割り振ることは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))ロングタームエボリューション(LTE)など、いくつかの無線アクセス技術におけるいくつかのアップリンク送信に影響を及ぼし得る。
【0020】
[0029]たとえば、LTE−FDDでは、ユーザ機器(UE)は、関連するダウンリンク送信の後に生じる固定アップリンクサブフレーム(たとえば、ダウンリンク送信の4サブフレーム後)中で基地局にダウンリンクハイブリッド自動再送/要求(HARQ)フィードバックを送信する。しかしながら、フレキシブル複信が基地局において可能にされたとき、ダウンリンクHARQフィードバックがその間に送信されるべきであるアップリンクサブフレームが、TDDにおけるダウンリンク通信のために割り振られ、したがって、UEは、ダウンリンクHARQ通信を送信することが可能でないことがある(または基地局がダウンリンクHARQ通信を受信しないことがある)可能性がある。同様に、UEにおける周期チャネル局情報(CSI:channel station information)送信は、特に、フレキシブル複信が、ダウンリンク通信需要の増加を扱うことが望まれるときにアクティブにされるように動的に構成され得るので、フレキシブル複信によって同様に影響を及ぼされ得る。フレキシブル複信をサポートするUEの場合、HARQおよびCSIはフレキシブル複信構成に基づいて構成され得る。しかしながら、(本明細書ではレガシーUEとも呼ばれる)フレキシブル複信をサポートしないUEの場合、フレキシブル複信は、そのようなUEに対する影響を最小限に抑えるように構成され得、および/またはUEは、フレキシブル複信をサポートする基地局から離れてステアリングされ得る。
【0021】
[0030]一例では、レガシーUEをサポートするために、ダウンリンク通信のために構成されたアップリンク周波数帯域のサブフレームは、ガード帯域によってダウンリンク周波数サブバンドから分離された(たとえば、アップリンク周波数帯域のエッジにある)1つまたは複数のアップリンク周波数サブバンドを含むことができる。したがって、レガシーUEは、サブフレームが、フレキシブル複信におけるアップリンク通信のために構成されたのか、ダウンリンク通信のために構成されたのかにかかわらず、アップリンクサブバンドにおいてHARQフィードバックを送信することができる。
【0022】
[0031]本明細書で説明される様々な態様は、TDDを使用してFDDにおけるアップリンク周波数帯域におけるサブフレームの一部分をアップリンク通信とダウンリンク通信とに割り振ることによって、ワイヤレス通信におけるフレキシブル複信を与えることに関する。フレキシブル複信を与えることの指示が、フレキシブル複信によって影響を及ぼされるユーザ機器(UE)に与えられ得る。さらに、ハイブリッド自動再送/要求(HARQ)通信、チャネル状態情報(CSI)送信などが、(たとえば、フレキシブル複信をサポートするUEによって、および/またはフレキシブル複信をサポートしないUEのために)フレキシブル複信構成において通信するために構成され得る。その上、一例では、フレキシブル複信をサポートしないUEは、基地局と通信する際のUEの動作不可能性を緩和するために、フレキシブル複信を実装する基地局から離れてステアリングされ得る。
【0023】
[0032]特定の例では、物理レイヤにおける第1のサブスクリプションのための送信機アクティビティを決定する送信機使用予測構成要素が、UEにおいて設けられる。送信機使用予測構成要素は、第2のサブスクリプションに関係するTTI長さ、タイムスロットの数およびロケーションなどを含むクエリ入力を受け付けることができ、TTI長さ、タイムスロットの数およびロケーションなどについての第1のサブスクリプションとの重複に関するクエリ出力を与えることができる。したがって、たとえば、送信機使用予測構成要素は、送信機を使用するための高優先度を有し得る、第1のサブスクリプションの予測された送信機使用を決定するために使用され得、UEは、第2のサブスクリプションのための送信機使用のスケジューリングを決定する際に第1のサブスクリプションの予測された送信機使用を利用し得る。
【0024】
[0033]
図1は、本明細書で説明される様々な態様による、干渉管理を協調させるためのワイヤレス通信システム100の一例を示す。ワイヤレス通信システム100は、基地局105と、アクセスポイント(AP)120と、モバイルデバイス115と、コアネットワーク130とを含む。1つまたは複数の基地局105(またはAP120)は、1つまたは複数のモバイルデバイス115と通信する際にフレキシブル複信を実装するための、本明細書でさらに説明される通信構成要素330を含み得る。同様に、モバイルデバイス115のうちの1つまたは複数は、1つまたは複数の基地局105(またはAP120)と通信する際にフレキシブル複信を実装するための、本明細書でさらに説明される通信構成要素310を含み得る。コアネットワーク130は、ユーザ認証と、アクセス許可と、トラッキングと、インターネットプロトコル(IP)接続性と、他のアクセス、ルーティング、またはモビリティ機能とを与え得る。基地局105は、バックホールリンク132(たとえば、S1など)を通してコアネットワーク130とインターフェースする。基地局105およびAP120は、モバイルデバイス115との通信のための無線構成およびスケジューリングを実行し得るか、または基地局コントローラ(図示せず)の制御下で動作し得る。様々な例では、基地局105およびAP120は、ワイヤードまたはワイヤレス通信リンクであり得るバックホールリンク134(たとえば、X2、オーバージエア(OTA)など)を介して、直接または間接的(たとえば、コアネットワーク130を通して)のいずれかで、互いと通信し得る。
【0025】
[0034]基地局105およびAP120は、1つまたは複数のアンテナを介してモバイルデバイス115とワイヤレス通信し得る。基地局105およびAP120の各々は、それぞれの地理的カバレージエリア110に通信カバレージを提供し得る。いくつかの例では、基地局105は、基地トランシーバ局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、ノードB、eノードB(eNB)、ホームノードB、ホームeノードB、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることがある。基地局105のための地理的カバレージエリア110−a、およびAP120のためのカバレージエリア110−bは、カバレージエリアの一部分のみを構成するセクタに分割され得る(図示せず)。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプの基地局105およびAP120(たとえば、マクロセル基地局またはスモールセル基地局)を含み得る。異なる技術のための重複する地理的カバレージエリア110があり得る。
【0026】
[0035]モバイルデバイス115は、通信リンク125を使用して基地局105およびAP120を通して互いと通信し得るが、各モバイルデバイス115はまた、直接ワイヤレスリンク135を介して1つまたは複数の他のモバイルデバイス115と直接通信し得る。2つまたはそれ以上のモバイルデバイス115は、両方のモバイルデバイス115が地理的カバレージエリア110中にあるとき、あるいは一方のモバイルデバイス115がAP地理的カバレージエリア110内にあるか、またはいずれのモバイルデバイス115も地理的カバレージエリア110内にないとき、直接ワイヤレスリンク135を介して通信し得る。直接ワイヤレスリンク135の例としては、Wi−Fi Direct(登録商標)接続、Wi−Fi(登録商標)トンネルドダイレクトリンクセットアップ(TDLS:Tunneled Direct Link Setup)リンクを使用して確立される接続、および他のP2Pグループ接続があり得る。他の実装形態では、他のピアツーピア接続またはアドホックネットワークがワイヤレス通信システム100内に実装され得る。
【0027】
[0036]いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、LTE/LTEアドバンスト(LTE−A)ネットワークなど、ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)を含む。LTE/LTE−Aネットワークでは、発展型ノードB(eNB)という用語は、概して、基地局105を表すために使用され得、ユーザ機器(UE)という用語は、概して、モバイルデバイス115を表すために使用され得る。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプのeNBが様々な地理的領域にカバレージを与える、異種LTE/LTE−Aネットワークを含み得る。ワイヤレス通信システム100は、いくつかの例では、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)をもサポートし得る。WLANは、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11規格ファミリー(「Wi−Fi」)に基づく技法を採用するネットワークであり得る。いくつかの例では、各eNBまたは基地局105およびAP120は、マクロセル、スモールセル、または他のタイプのセルに通信カバレージを与え得る。「セル」という用語は、コンテキストに応じて、基地局、基地局に関連するキャリアまたはコンポーネントキャリア、あるいはキャリアまたは基地局のカバレージエリア(たとえば、セクタなど)を表すために使用され得る3GPP用語である。
【0028】
[0037]マクロセルは、概して、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているモバイルデバイス115による無制限アクセスを可能にし得る。スモールセルは、マクロセルと比較して、マクロセルと同じまたは異なる(たとえば、認可、無認可などの)周波数帯域内で動作し得る、低電力基地局である。スモールセルは、様々な例によれば、ピコセル、フェムトセル、およびマイクロセルを含み得る。ピコセルは、たとえば、小さい地理的エリアをカバーし得、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているモバイルデバイス115による無制限アクセスを可能にし得る。フェムトセルは、小さい地理的エリア(たとえば、自宅)を同じくカバーし得、フェムトセルとの関連を有するモバイルデバイス115(たとえば、限定加入者グループ(CSG:closed subscriber group)中のモバイルデバイス115、自宅内のユーザのためのモバイルデバイス115など)による制限付きアクセスを与え得る。マクロセルのためのeNBはマクロeNBと呼ばれることがある。スモールセルのためのeNBは、スモールセルeNB、ピコeNB、フェムトeNB、またはホームeNBと呼ばれることがある。eNBは、1つまたは複数の(たとえば、2つ、3つ、4つなどの)セル(たとえば、コンポーネントキャリア)をサポートし得る。本開示のいくつかの態様では、基地局105はマクロeNBと呼ばれることがあり、AP120はスモールセル基地局と呼ばれることがある。
【0029】
[0038]ワイヤレス通信システム100は、同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、基地局105は同様のフレームタイミングを有し得、異なる基地局105からの送信は時間的に近似的に整合され得る。非同期動作の場合、基地局105は異なるフレームタイミングを有し得、異なる基地局105からの送信は時間的に整合されないことがある。本明細書で説明される技法は、同期動作または非同期動作のいずれかのために使用され得る。
【0030】
[0039]様々な開示される例のうちのいくつかに適応し得る通信ネットワークは、階層化プロトコルスタックに従って動作するパケットベースネットワークであり得る。ユーザプレーンでは、ベアラまたはパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP:packet data convergence protocol)レイヤにおける通信はIPベースであり得る。無線リンク制御(RLC)レイヤが、論理チャネルを介して通信するためにパケットセグメンテーションおよびリアセンブリを実行し得る。媒体アクセス制御(MAC)レイヤが、優先度処理と、トランスポートチャネルへの論理チャネルの多重化とを実行し得る。MACレイヤはまた、リンク効率を改善するためにMACレイヤにおいて再送信を行うためにハイブリッド自動再送要求(HARQ)を使用し得る。制御プレーンでは、無線リソース制御(RRC)プロトコルレイヤは、モバイルデバイス115と基地局105との間のRRC接続の確立と構成と維持とを行い得る。RRCプロトコルレイヤはまた、ユーザプレーンデータのための無線ベアラのコアネットワーク130サポートのために使用され得る。物理(PHY)レイヤにおいて、トランスポートチャネルは物理チャネルにマッピングされ得る。
【0031】
[0040]モバイルデバイス115は、ワイヤレス通信システム100全体にわたって分散され得、各モバイルデバイス115は固定または移動であり得る。モバイルデバイス115は、ユーザ機器(UE)、移動局、加入者局、STA、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の好適な用語を含むか、またはそのように当業者によって呼ばれることもある。モバイルデバイス115は、セルラーフォン、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、ワイヤレスローカルループ(WLL)局などであり得る。モバイルデバイスは、マクロeNB、スモールセルeNB、リレー基地局などを含む、様々なタイプの基地局およびネットワーク機器と通信することが可能であり得る。モバイルデバイス115は、適応走査技法を採用するマルチ無線デバイスであり得る。たとえば、モバイルデバイス115は、それの無線機のうちの1つの走査動作を、それの無線機のうちの別のものの信号品質に基づいて動的に適応させ得る。いくつかの例では、デュアル無線モバイルデバイス115−aは、(WWAN無線機を使用して)基地局105と、および(WLAN無線機を使用して)AP120と同時に通信するように構成され得るWLAN無線機(図示せず)とWWAN無線機(図示せず)とを含み得る。
【0032】
[0041]ワイヤレス通信システム100中に示されている通信リンク125は、モバイルデバイス115から基地局105またはAP120へのアップリンク(UL)送信、あるいは基地局105またはAP120からモバイルデバイス115へのダウンリンク(DL)送信を含み得る。ダウンリンク送信は順方向リンク送信と呼ばれることもあり、アップリンク送信は逆方向リンク送信と呼ばれることもある。各通信リンク125は1つまたは複数のキャリアを含み得、ここで、各キャリアは、上記で説明された様々な無線技術に従って変調された複数のサブキャリア(たとえば、異なる周波数の波形信号)からなる信号であり得る。各被変調信号は、異なるサブキャリア上で送られ得、制御情報(たとえば、基準信号、制御チャネルなど)、オーバーヘッド情報、ユーザデータなどを搬送し得る。通信リンク125は、周波数分割複信(FDD)動作を使用して(たとえば、対スペクトルリソースを使用して)または時分割複信(TDD)動作を使用して(たとえば、不対スペクトルリソースを使用して)双方向通信を送信し得る。FDD(たとえば、フレーム構造タイプ1)およびTDD(たとえば、フレーム構造タイプ2)のためのフレーム構造が定義され得る。
【0033】
[0042]通信リンク125は、認可スペクトルのリソースまたは無認可スペクトルのリソースあるいはその両方を利用し得る。概して、いくつかの管轄における無認可スペクトルは、600メガヘルツ(MHz)から6ギガヘルツ(GHz)にわたり得るが、その範囲に限定される必要はない。したがって、本明細書で使用される「無認可スペクトル」または「共有スペクトル」という用語は、それらの帯域の周波数にかかわらず、工業、科学および医療(ISM)無線帯域を指し得る。「無認可スペクトル」または「共有スペクトル」は、競合ベース通信システムにおいて使用されるスペクトルを指すことがある。いくつかの例では、無認可スペクトルは、5GHzまたは5G帯域と呼ばれることもあるU−NII無線帯域である。対照的に、「認可スペクトル」または「セルラースペクトル」という用語は、本明細書では、管理機関からの管理認可の下でワイヤレスネットワーク事業者によって利用されるワイヤレススペクトルを指すために使用され得る。
【0034】
[0043]ワイヤレス通信システム100は、複数のセルまたはキャリア上での動作、すなわち、キャリアアグリゲーション(CA)またはマルチキャリア動作と呼ばれることがある特徴をサポートし得る。キャリアは、コンポーネントキャリア(CC)、レイヤ、チャネルなどと呼ばれることもある。「キャリア」、「コンポーネントキャリア」、「セル」、および「チャネル」という用語は、本明細書では互換的に使用され得る。モバイルデバイス115は、キャリアアグリゲーションのために、複数のダウンリンクCCと1つまたは複数のアップリンクCCとで構成され得る。キャリアアグリゲーションは、FDDコンポーネントキャリアとTDDコンポーネントキャリアの両方とともに使用され得る。
【0035】
[0044]ワイヤレス通信システム100におけるデータは、論理チャネルと、トランスポートチャネルと、物理レイヤチャネルとに分割され得る。チャネルはまた、制御チャネルとトラフィックチャネルとに分類され得る。論理制御チャネルは、ページング情報のためのページング制御チャネル(PCCH)と、ブロードキャストシステム制御情報のためのブロードキャスト制御チャネル(BCCH)と、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)スケジューリングおよび制御情報を送信するためのマルチキャスト制御チャネル(MCCH)と、専用制御情報を送信するための専用制御チャネル(DCCH)と、ランダムアクセス情報のための共通制御チャネル(CCCH)と、専用UEデータのためのDTCHと、マルチキャストデータのためのマルチキャストトラフィックチャネル(MTCH)とを含み得る。DLトランスポートチャネルは、ブロードキャスト情報のためのブロードキャストチャネル(BCH)と、データ転送のためのDL共有チャネル(DL−SCH)と、ページング情報のためのページングチャネル(PCH)と、マルチキャスト送信のためのマルチキャストチャネル(MCH)とを含み得る。
【0036】
[0045]
図2は、ワイヤレスネットワークのノード間で通信するための例示的なFDD構成200を示す。たとえば、FDD構成は、FDDダウンリンク(DL)202とFDDアップリンク(UL)204とを含むことができる。FDD DL202およびFDD UL204は、周波数スペクトルにおける連続帯域または不連続帯域であり得る、ダウンリンク周波数帯域およびアップリンク周波数帯域を含むように周波数において分離され得る。LTEでは、たとえば、基地局は、それと通信する1つまたは複数のUEに、FDD DL202周波数リソースとFDD UL204周波数リソースとを割り振ることができ、ここで、FDD DL202は基地局からUEへの通信を可能にし、FDD UL204はUEから基地局への通信をスケジュールすることを可能にする。一般に、FDD DL202は、それぞれダウンリンク通信のために構成された複数のサブフレームを備え、FDD UL204は、それぞれアップリンク通信のために構成された複数のサブフレームを備える。FDD UL204のフレーム206が、アップリンク通信のために構成された複数のサブフレームを含むように示されている。たとえば、FDD DL202およびFDD UL204は、実質的に、時間的に整合させられ得、各「D」または「U」ブロックはサブフレームを表すことができ、ここで、10個のサブフレームがフレームを形成することができる。特定の例では、LTEにおいて、各サブフレームは長さが1msであり得、したがって、フレームは長さが10msであり得る。
【0037】
[0046]フレキシブル複信では、FDD UL204におけるアップリンク周波数帯域は、(たとえば、ダウンリンクトラフィック需要が増加する場合)基地局において追加のダウンリンクリソースを与えるために、1つまたは複数のダウンリンクサブフレームを含むように割り振られ得る。したがって、所与のフレーム208について、一例では、FDD UL204は、フレーム208中でTDDにおいて構成された、「D」と示されている1つまたは複数のダウンリンクサブフレームと、「U」と示されている1つまたは複数のアップリンクサブフレームとを含むように構成される。「S」と示されている1つまたは複数のスペシャルサブフレームも、ダウンリンク通信からアップリンク通信への切替えのためにフレーム中で構成され得ることを諒解されたい。フレーム210などの後続のフレームでは、FDD UL204は、(たとえば、ダウンリンクトラフィック需要が減少する場合)各サブフレーム中のアップリンク通信のために構成された1つまたは複数のフレームを有するように構成され得る。特定の一例では、基地局に、次のフレーム中でフレキシブル複信に切り替えることを決定させるイベントが、ダウンリンクサブフレーム212の周りで起こり得る。たとえば、大量のダウンリンクパケットがサブフレーム212に到着し得る、または送信のためのダウンリンクパケットを記憶する基地局におけるバッファがしきい値レベルに達したことを決定され得る、などである。
【0038】
[0047]フレキシブル複信は、多大なダウンリンクトラフィック需要および限られた利用可能な周波数スペクトルを考慮して、ダウンリンク送信のための予備アップリンクリソースの利用を考慮することを可能にする。たとえば、ダウンリンクとアップリンクとの間のトラフィックは約4:1であり得、モバイルトラフィックのためのビデオデータの部分が増加した場合、比は著しく増加し得る。フレキシブル複信は、上記で説明されたように、動的トラフィック適応リソース割振りのフレキシビリティをサポートすることが可能である。たとえば、所与の基地局は、デフォルトでFDDとして動作し得るが、上記で説明されたように、何らかのダウンリンクトラフィックをオフロードするためにTDDを使用するようにアップリンクを再構成することが可能であり得る。しかしながら、フレキシブル複信を使用することは、フレキシブル複信を使用するための再構成を示すための制御シグナリング、ダウンリンクHARQフォーマットを示すための制御シグナリング、CSIフィードバックを示す(たとえば、それぞれ、FDD UL送信およびオフローディングDL送信のための2つのCSIプロセスをサポートする)ための制御シグナリング、フレキシブル複信を使用するときにACK/NACKリソースを失い得るレガシーUEとの後方互換性のための制御シグナリング、DLからULへの切替えのためのガード期間を示すための制御シグナリングなど、何らかの特定の制御シグナリングを利用することになり得る。
【0039】
[0048]
図3〜
図7を参照すると、態様は、本明細書で説明されるアクションまたは機能を実行し得る1つまたは複数の構成要素および1つまたは複数の方法に関して示される。一態様では、本明細書で使用される「構成要素」という用語は、システムを構成する部分のうちの1つであり得、ハードウェアまたはソフトウェアまたはそれらの何らかの組合せであり得、他の構成要素に分割され得る。
図4〜
図7において以下で説明される動作は、特定の順序でおよび/または例示的な構成要素によって実行されるものとして提示されるが、アクションの順序およびアクションを実行する構成要素は、実装形態に応じて変更され得ることを理解されたい。その上、以下のアクションまたは機能は、特別にプログラムされたプロセッサ、特別にプログラムされたソフトウェアまたはコンピュータ可読媒体を実行するプロセッサによって、あるいは説明されるアクションまたは機能を実行することが可能なハードウェア構成要素および/またはソフトウェア構成要素の任意の他の組合せによって実行され得ることを理解されたい。
【0040】
[0049]次に
図3を参照すると、一態様では、ワイヤレス通信システム300は、基地局304と通信する際の少なくとも1つのUE302を含む。いくつかの例では、UE302はモバイルデバイス115の一例であり得、および/または基地局304は、
図1を参照しながら説明された基地局105、AP120などであり得る。たとえば、基地局304は、少なくとも1つのダウンリンク周波数帯域(またはキャリア)と、少なくとも1つのアップリンク周波数帯域(またはキャリア)とを与えるために、FDDを使用して(たとえば、UE302を含む)1つまたは複数のUEとの通信を構成し得る。さらに、いくつかの例では、基地局304は、(たとえば、ダウンリンクトラフィック需要が増加する場合)少なくともアップリンク周波数帯域上でフレキシブル複信をアクティブおよび/または非アクティブにすることができる。
【0041】
[0050]たとえば、基地局304およびUE302は、ダウンリンク信号をそれの上で通信するための1つまたは複数のダウンリンクチャネルを確立していることがあり、ダウンリンク信号は、構成された通信リソース上で基地局304からUE302に(たとえば、シグナリングにおいて)制御および/またはデータメッセージを通信するために、(たとえば、トランシーバ359を介して)基地局304によって送信され、(たとえば、トランシーバ309を介して)UE302によって受信され得る。その上、たとえば、基地局304およびUE302は、アップリンク信号を介してそれの上で通信するための1つまたは複数のアップリンクチャネルを確立していることがあり、アップリンク信号は、構成された通信リソース上でUE302から基地局304に(たとえば、シグナリングにおいて)制御および/またはデータメッセージを通信するために、(たとえば、トランシーバ309を介して)UE302によって送信され、(たとえば、トランシーバ359を介して)基地局304によって受信され得る。
【0042】
[0051]一態様では、UE302は、1つまたは複数のプロセッサ303および/またはメモリ305を含み得、1つまたは複数のプロセッサ303および/またはメモリ305は、たとえば、1つまたは複数のバス307を介して通信可能に結合され得、フレキシブル複信、および/またはアップリンク制御データ送信への関係する変更を実装するために通信リソースおよび/または関係する構成情報を受信するための通信構成要素310とともに動作するか、またはさもなければ通信構成要素310を実装し得る。たとえば、本明細書で説明される通信構成要素310に関係する様々な動作は、1つまたは複数のプロセッサ303によって実装されるか、またはさもなければ実行され得、一態様では、単一のプロセッサによって実行され得、他の態様では、動作のうちの異なるものは2つまたはそれ以上の異なるプロセッサの組合せによって実行され得る。たとえば、一態様では、1つまたは複数のプロセッサ303は、モデムプロセッサ、またはベースバンドプロセッサ、またはデジタル信号プロセッサ、または特定用途向け集積回路(ASIC)、または送信プロセッサ、受信プロセッサ、またはトランシーバ309に関連するトランシーバプロセッサのうちのいずれか1つまたは任意の組合せを含み得る。さらに、たとえば、メモリ305は、限定はしないが、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能PROM(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM(登録商標))、磁気ストレージデバイス(たとえば、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ)、光ディスク(たとえば、コンパクトディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD))、スマートカード、フラッシュメモリデバイス(たとえば、カード、スティック、キードライブ)、レジスタ、リムーバブルディスク、ならびにコンピュータまたは1つまたは複数のプロセッサ303によってアクセスされ、読み取られ得るソフトウェアおよび/またはコンピュータ可読コードまたは命令を記憶するための任意の他の好適な媒体を含む非一時的コンピュータ可読媒体であり得る。その上、メモリ305またはコンピュータ可読記憶媒体は、1つまたは複数のプロセッサ303中に存在する、1つまたは複数のプロセッサ303の外部にある、1つまたは複数のプロセッサ303を含む複数のエンティティにわたって分散される、などであり得る。
【0043】
[0052]特に、1つまたは複数のプロセッサ303および/またはメモリ305は、通信構成要素310またはそれの副構成要素によって定義されたアクションまたは動作を実行し得る。たとえば、1つまたは複数のプロセッサ303および/またはメモリ305は、基地局と通信するために構成されたアップリンク周波数帯域上でフレキシブル複信を構成するためのフレキシブル複信構成構成要素312によって定義されたアクションまたは動作を実行し得る。一態様では、たとえば、フレキシブル複信構成構成要素312は、ハードウェア(たとえば、1つまたは複数のプロセッサ303の1つまたは複数のプロセッサモジュール)、および/あるいはメモリ305に記憶され、本明細書で説明される特別に構成されたフレキシブル複信構成動作を実行するために1つまたは複数のプロセッサ303のうちの少なくとも1つによって実行可能なコンピュータ可読コードまたは命令を含み得る。さらに、たとえば、1つまたは複数のプロセッサ303および/またはメモリ305は、フレキシブル複信をアクティブにするようにとの(たとえば、基地局からの)指示を受信するためのインジケータ受信構成要素314によって定義されたアクションまたは動作を随意に実行し得る。一態様では、たとえば、インジケータ受信構成要素314は、ハードウェア(たとえば、1つまたは複数のプロセッサ303の1つまたは複数のプロセッサモジュール)、および/あるいはメモリ305に記憶され、本明細書で説明される特別に構成されたインジケータ受信動作を実行するために1つまたは複数のプロセッサ303のうちの少なくとも1つによって実行可能なコンピュータ可読コードまたは命令を含み得る。
【0044】
[0053]さらに、たとえば、1つまたは複数のプロセッサ303および/またはメモリ305は、フレキシブル複信のために構成されたアップリンク周波数帯域上でアップリンク制御データを送信することに関係する構成情報を受信するための構成受信構成要素316によって定義されたアクションまたは動作を随意に実行し得る。一態様では、たとえば、構成受信構成要素316は、ハードウェア(たとえば、1つまたは複数のプロセッサ303の1つまたは複数のプロセッサモジュール)、および/あるいはメモリ305に記憶され、本明細書で説明される特別に構成された構成受信動作を実行するために1つまたは複数のプロセッサ303のうちの少なくとも1つによって実行可能なコンピュータ可読コードまたは命令を含み得る。さらに、たとえば、1つまたは複数のプロセッサ303および/またはメモリ305は、フレキシブル複信のために構成されたアップリンク周波数帯域上で制御データを送信するための制御データ送信構成要素318によって定義されたアクションまたは動作を随意に実行し得る。一態様では、たとえば、制御データ送信構成要素318は、ハードウェア(たとえば、1つまたは複数のプロセッサ303の1つまたは複数のプロセッサモジュール)、および/あるいはメモリ305に記憶され、本明細書で説明される特別に構成された制御データ送信動作を実行するために1つまたは複数のプロセッサ303のうちの少なくとも1つによって実行可能なコンピュータ可読コードまたは命令を含み得る。
【0045】
[0054]同様に、一態様では、基地局304は、1つまたは複数のプロセッサ353および/またはメモリ355を含み得、1つまたは複数のプロセッサ353および/またはメモリ355は、たとえば、1つまたは複数のバス357を介して通信可能に結合され得、本明細書でさらに説明されるように、フレキシブル複信、および/またはアップリンク制御データ送信への関係する変更のためにUE302(および/または1つまたは複数追加のUE)を構成するためのとともに動作するか、またはさもなければ実装し得る。たとえば、通信構成要素330に関係する様々な機能は、1つまたは複数のプロセッサ353によって実装されるか、またはさもなければ実行され得、一態様では、単一のプロセッサによって実行され得、他の態様では、上記で説明したように、機能のうちの異なるものは2つまたはそれ以上の異なるプロセッサの組合せによって実行され得る。一例では、1つまたは複数のプロセッサ353および/またはメモリ355は、UE302の1つまたは複数のプロセッサ303および/またはメモリ305に関して上記の例に記載されているように構成され得ることを諒解されたい。
【0046】
[0055]一例では、1つまたは複数のプロセッサ353および/またはメモリ355は、通信構成要素330またはそれの副構成要素によって定義されたアクションまたは動作を実行し得る。たとえば、1つまたは複数のプロセッサ353および/またはメモリ355は、UEから通信を受信するために構成されたアップリンク周波数帯域上でフレキシブル複信を構成するためのフレキシブル複信構成構成要素332によって定義されたアクションまたは動作を実行し得る。一態様では、たとえば、フレキシブル複信構成構成要素332は、ハードウェア(たとえば、1つまたは複数のプロセッサ353の1つまたは複数のプロセッサモジュール)、および/あるいはメモリ355に記憶され、本明細書で説明される特別に構成されたフレキシブル複信構成動作を実行するために1つまたは複数のプロセッサ353のうちの少なくとも1つによって実行可能なコンピュータ可読コードまたは命令を含み得る。さらに、たとえば、1つまたは複数のプロセッサ353および/またはメモリ355は、フレキシブル複信をアクティブにするようにとの(たとえば、1つまたは複数のUEへの)指示を送信するためのインジケータ送信構成要素334によって定義されたアクションまたは動作を随意に実行し得る。一態様では、たとえば、インジケータ送信構成要素334は、ハードウェア(たとえば、1つまたは複数のプロセッサ353の1つまたは複数のプロセッサモジュール)、および/あるいはメモリ355に記憶され、本明細書で説明される特別に構成されたインジケータ送信動作を実行するために1つまたは複数のプロセッサ353のうちの少なくとも1つによって実行可能なコンピュータ可読コードまたは命令を含み得る。
【0047】
[0056]さらに、たとえば、1つまたは複数のプロセッサ353および/またはメモリ355は、フレキシブル複信のために構成されたアップリンク周波数帯域上でアップリンク制御データを送信するようにUEを構成するための構成構成要素336によって定義されたアクションまたは動作を随意に実行し得る。一態様では、たとえば、構成構成要素336は、ハードウェア(たとえば、1つまたは複数のプロセッサ353の1つまたは複数のプロセッサモジュール)、および/あるいはメモリ355に記憶され、本明細書で説明される特別に構成された構成動作を実行するために1つまたは複数のプロセッサ353のうちの少なくとも1つによって実行可能なコンピュータ可読コードまたは命令を含み得る。さらに、たとえば、1つまたは複数のプロセッサ353および/またはメモリ355は、レガシーUE(たとえば、フレキシブル複信をサポートしないUE)からの接続要求を拒否するためのレガシーUE拒否構成要素338によって定義されたアクションまたは動作を随意に実行し得る。一態様では、たとえば、レガシーUE拒否構成要素338は、ハードウェア(たとえば、1つまたは複数のプロセッサ353の1つまたは複数のプロセッサモジュール)、および/あるいはメモリ355に記憶され、本明細書で説明される特別に構成されたレガシーUE拒否動作を実行するために1つまたは複数のプロセッサ353のうちの少なくとも1つによって実行可能なコンピュータ可読コードまたは命令を含み得る。
【0048】
[0057]トランシーバ309、359は、1つまたは複数のアンテナ、RFフロントエンド、1つまたは複数の送信機、および1つまたは複数の受信機を通してワイヤレス信号を送信および受信するように構成され得ることを諒解されたい。一態様では、トランシーバ309、359は、UE302および/または基地局304がある周波数において通信することができるように、指定された周波数において動作するように同調させられ得る。一態様では、1つまたは複数のCCにわたる関係するアップリンク通信チャネルまたはダウンリンク通信チャネル上で、アップリンク信号および/またはダウンリンク信号を通信するために、構成、通信プロトコルなどに基づいて指定された周波数および電力レベルにおいて動作するように、1つまたは複数のプロセッサ303がトランシーバ309を構成し得、および/または1つまたは複数のプロセッサ353がトランシーバ359を構成し得る。
【0049】
[0058]一態様では、トランシーバ309、359は、トランシーバ309、359を使用して送信および受信されるデジタルデータを処理するように(たとえば、図示されていないマルチバンドマルチモードモデムを使用して)複数の帯域中で動作することができる。一態様では、トランシーバ309、359は、マルチバンドであり、特定の通信プロトコルのための複数の周波数帯域をサポートするように構成され得る。一態様では、トランシーバ309、359は、複数の動作ネットワークおよび通信プロトコルをサポートするように構成され得る。したがって、たとえば、トランシーバ309、359は、指定されたモデム構成に基づいて信号の送信および/または受信を可能にし得る。
【0050】
[0059]
図4は、フレキシブル複信を使用して(たとえば、基地局によって)UEと通信するための例示的な方法400を示す。
図5は、フレキシブル複信を使用して(たとえば、UEによって)セルと通信するための例示的な方法500を示す。
【0051】
[0060]方法400は、ブロック402において、UEとのアップリンク周波数帯域とダウンリンク周波数帯域とを分離するために、FDDを使用してUEと通信することを含むことができる。一態様では、たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ353、メモリ355、および/またはトランシーバ359とともに、通信構成要素330は、アップリンク周波数帯域とダウンリンク周波数帯域とを分離するために、FDDを使用してUE(たとえば、UE302)と通信することができる。一例では、たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ353、メモリ355、および/またはトランシーバ359とともに、構成構成要素336は、周波数において分離されたダウンリンク周波数帯域とアップリンク周波数帯域とを使用して通信するようにUE302を構成することができる。特定の例では、構成構成要素336は、LTE−FDDを使用して通信するようにUE302を構成することができる。
【0052】
[0061]方法500は、ブロック502において、アップリンク周波数帯域とダウンリンク周波数帯域とを分離するために、FDDを使用してセルと通信することを含む。一態様では、たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ303、メモリ305、および/またはトランシーバ309とともに、通信構成要素310は、アップリンク周波数帯域とダウンリンク周波数帯域とを分離するために、FDDを使用してセル(たとえば、基地局304によって与えられるセル)と通信することができる。一例では、構成受信構成要素316は、アップリンク周波数帯域上でアップリンク通信を送信するためにセル中の基地局304から構成を受信し、ダウンリンク周波数帯域上でダウンリンク通信を受信することを予想することができる。特定の例では、構成受信構成要素316は、たとえば、
図2に示されている少なくともFDD DL202とFDD UL204とに従って通信することを含み得る、LTE−FDDを使用して通信するための構成を受信することができる。
【0053】
[0062]方法400は、ブロック404において、アップリンク周波数帯域を、UEにダウンリンク通信を送信するための複数のダウンリンクサブフレームと、UEからアップリンク通信を受信するための複数のアップリンクサブフレームとに分離するために、TDDを使用してUEと通信することをも含むことができる。一態様では、たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ353、メモリ355、および/またはトランシーバ359とともに、通信構成要素330は、アップリンク周波数帯域を、UEにダウンリンク通信を送信するための複数のダウンリンクサブフレームと、UEからアップリンク通信を受信するための複数のアップリンクサブフレームとに分離するために、TDDを使用してUE(たとえば、UE302)と通信することができる。たとえば、これは、たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ353、メモリ355、および/またはトランシーバ359とともに、フレキシブル複信構成構成要素332が、1つまたは複数のイベントを検出することに基づき得る、フレキシブル複信をアクティブにすることを決定することに基づき得る。1つまたは複数のイベントは、ダウンリンク帯域幅需要の増加(たとえば、ダウンリンク要求の増加、送信されるべきダウンリンクパケットの増加、ダウンリンクバッファ利用の増加など)を決定することに関係するイベントを含み得る。いずれの場合も、フレキシブル複信構成構成要素332はフレキシブル複信を構成することができ、その結果、通信構成要素330は、TDDを使用してアップリンク周波数帯域をアップリンクサブフレームとダウンリンクサブフレームとに分離することになる。
【0054】
[0063]方法500は、同様に、ブロック504において、アップリンク周波数帯域を、セルからダウンリンク通信を受信するための複数のダウンリンクサブフレームと、セルにアップリンク通信を送信するための複数のアップリンクサブフレームとに分離するために、TDDを使用してセルと通信することを含むことができる。一態様では、たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ303、メモリ305、および/またはトランシーバ309とともに、通信構成要素310は、アップリンク周波数帯域を、セルからダウンリンク通信を受信するための複数のダウンリンクサブフレームと、セルにアップリンク通信を送信するための複数のアップリンクサブフレームとに分離するために、TDDを使用してセル(たとえば、基地局304によって与えられるセル)と通信することができる。たとえば、通信構成要素310は、この点について、たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ303、メモリ305、および/またはトランシーバ309とともに、フレキシブル複信構成構成要素312が、1つまたは複数のイベントを検出すること、および/または(たとえば、次のフレーム中で、スケジュールまたは周期性に従ってなど)フレキシブル複信をアクティブにするようにとの指示を受信することに基づき得る、フレキシブル複信をアクティブにすることを決定することに基づいて通信し得る。いずれの場合も、フレキシブル複信構成構成要素312はフレキシブル複信を構成することができ、その結果、通信構成要素310は、(たとえば、LTEにおけるあるTDD構成を示すことによって)基地局304によって構成され得る、TDDを使用する、アップリンク周波数帯域のアップリンクサブフレームとダウンリンクサブフレームとへの分離に基づいて基地局304と通信することになる。
【0055】
[0064]方法400は、ブロック406において、アップリンク周波数帯域上でTDDを実装するためのインジケータをUEに送信することを随意に含み得る。一態様では、たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ353、メモリ355、および/またはトランシーバ359とともに、インジケータ送信構成要素334は、アップリンク周波数帯域上でTDDを実装するためのインジケータをUE(たとえば、UE302)に送信することができる。フレキシブル複信は、本明細書では、アップリンク周波数帯域上でTDDを実装することと呼ばれることもある。たとえば、ブロック406においてインジケータを送信することは、ブロック408において、物理レイヤ制御チャネル中のビットインジケータ、メディアアクセス制御(MAC)制御要素(CE)、無線リソース制御(RRC)信号、またはシステム情報ブロック(SIB)のうちの少なくとも1つにおいて、インジケータを送信することを含み得る。たとえば、インジケータは、基地局304とUE302との間の物理レイヤ制御チャネル(たとえば、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)、拡張PDCCH(ePDCCH)など)中のビットインジケータを含み得る。ビットインジケータは、たとえば、フレキシブル複信をアクティブにすべきであるのか非アクティブにすべきであるのかを指定し得る。別の例では、フレキシブル複信をアクティブ/非アクティブにすることに関する追加情報(たとえば、アップリンク周波数帯域のために利用すべきTDDフォーマット、フレキシブル複信をそれの上で実装すべきサブフレームの数など)を示すために、より大きいサイズのインジケータが使用され得る(たとえば、2またはそれ以上のビット)。さらに、一例では、インジケータは、構成信号(たとえば、RRC接続再構成メッセージ)中でUE302に送信され得るMAC CE、RRC信号、SIBなどを含み得る。たとえば、インジケータ送信構成要素334は、約10ミリ秒(ms)間隔でPDCCH/ePDCCH中で、約40ms間隔でMAC CE信号中で、および/または約80ms間隔でRRC信号中でインジケータを送信することができる。とはいえ、いくつかの例では、実質的に任意のシグナリングが、インジケータを通信するために使用され得る。いずれの場合も、インジケータを送信することに基づいて、基地局304は、ブロック406で説明されたようにUE302とのフレキシブル複信を実装することができる。別の例では、基地局304は、基地局304との初期構成中の基地局304へのシグナリングにおいてUE302によって示され得る、フレキシブル複信をサポートするためのUE302の能力にさらに基づいて、フレキシブル複信を実装することができる。
【0056】
[0065]方法500は、同様に、ブロック506において、アップリンク周波数帯域上でTDDを実装するためのインジケータをセルから受信することを随意に含むことができる。一態様では、たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ303、メモリ305、および/またはトランシーバ309とともに、インジケータ受信構成要素314は、アップリンク周波数帯域上でTDDを実装する(たとえば、アップリンク周波数帯域上でフレキシブル複信を実装する)ために、セルから(たとえば、基地局304のセルから)インジケータを受信することができる。これは、ブロック508において、物理レイヤ制御チャネル中のビットインジケータ、MAC CE、RRC信号、またはSIBのうちの少なくとも1つにおいて、インジケータを受信することを含み得る。一態様では、たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ303、メモリ305、および/またはトランシーバ309とともに、インジケータ受信構成要素314は、物理レイヤ制御チャネル(たとえば、PDCCH、ePDCCHなど)、セルからの信号中のMAC CE、セルからのRRC信号(たとえば、RRC接続再構成メッセージ)、セルからブロードキャストされたSIBなどにおいてインジケータを受信することができる。いずれの場合も、インジケータを受信することに基づいて、UE302は、ブロック506で説明されたようにセルとのフレキシブル複信を実装することができる。
【0057】
[0066]方法400は、ブロック410において、アップリンク周波数帯域においてACK/NACKを送信するための複数のアップリンクサブフレームのうちの少なくとも1つを示す基準TDD構成をUEに送信することをも随意に含むことができる。一態様では、たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ353、メモリ355、および/またはトランシーバ359とともに、構成構成要素336は、アップリンク周波数帯域においてACK/NACKを送信するための複数のアップリンクサブフレームのうちの少なくとも1つを示す基準TDD構成をUE(たとえば、UE302)に送信することができる。たとえば、構成構成要素336は、RRCまたは他の信号、SIBなど中でUE302に基準TDD構成を送信し得る。説明されたように、アップリンク周波数帯域は、アップリンク通信のために割り振られたサブフレームと、ダウンリンク通信のために割り振られたサブフレームとを含むように時分割複信され得る。いくつかの例では、従来のACK/NACK構成は、TDD構成におけるダウンリンクサブフレームに関連し得るACK/NACKをUE302が送信するためのサブフレーム(たとえば、フレキシブル複信のために構成されたフレーム内の固定サブフレーム)を指定し得る可能性がある。したがって、構成構成要素336は、UE302によってACK/NACKフィードバックを送信するための1つまたは複数のアップリンクサブフレームを示すことができ、および/またはTDD構成を示すことができる基準TDD構成をUE302に送信し、UE302は、アップリンク周波数帯域上でACK/NACKフィードバックを送信するためのTDD構成における適切なアップリンクサブフレーム(たとえば、ACK/NACKがそれのために報告されている、ダウンリンク周波数帯域上の、またはフレキシブル複信におけるアップリンク周波数帯域上のダウンリンクサブフレーム中の、関連するダウンリンクサブフレームから少なくとも4サブフレームのところにあるアップリンクサブフレーム)を決定することができる。
【0058】
[0067]方法500は、同様に、ブロック510において、アップリンク周波数帯域においてセルにACK/NACKを送信するための複数のアップリンクサブフレームのうちの少なくとも1つを示す基準TDD構成をセルから受信することを随意に含み得る。一態様では、たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ303、メモリ305、および/またはトランシーバ309とともに、構成受信構成要素316は、アップリンク周波数帯域においてセルにACK/NACKを送信するための複数のアップリンクサブフレームのうちの少なくとも1つを示す基準TDD構成をセルから受信することができる。説明されたように、一例では、基準TDD構成は、(たとえば、ダウンリンクまたはアップリンク周波数帯域上で)1つまたは複数の関連するダウンリンクサブフレームのためのACK/NACKを送信するためのアップリンクサブフレーム、および/またはアップリンクサブフレームのためのTDD構成情報を指定し得る。後者の場合、たとえば、通信構成要素310は、ダウンリンク周波数帯域および/またはアップリンク周波数帯域上の関連するダウンリンクサブフレームのためのACK/NACKを送信するための1つまたは複数のアップリンクサブフレーム(たとえば、関連するダウンリンクサブフレームから少なくとも4サブフレームのところにあるアップリンク周波数帯域上の次のアップリンクサブフレーム)を決定することができる。たとえば、通信構成要素310は、指定されたまたは決定されたアップリンクサブフレームに従ってACK/NACKフィードバックを送信することができ、通信構成要素330は、1つまたは複数の関連するダウンリンク通信をUE302に再送信すべきかどうかを決定するためのACK/NACKフィードバックを受信および処理することができる。
【0059】
[0068]ACK/NACKを送信することの特定の例が
図8に示されており、
図8は、本明細書で説明される態様による、例示的なFDD構成800を示す。FDD構成800は、FDD DL802とFDD UL804とを含み、これは、アップリンク周波数帯域上でDLトラフィックをオフロードすることを可能にするために、TDDを使用してダウンリンクサブフレームとアップリンクサブフレームとにさらに割り振られる。この例では、構成構成要素336は、アップリンクサブフレーム806中でACK/NACKを送信するようにUE302を構成することができ、ここで、ACK/NACKは、ダウンリンク周波数帯域802(この例では、10個のサブフレーム)と、アップリンク周波数帯域804(この例では、9つのサブフレーム)との上の複数の前のダウンリンクサブフレームのためのACK/NACKフィードバックを組み合わせることに対応することができる。たとえば、ダウンリンクサブフレームは、アップリンクサブフレーム806の少なくとも4サブフレーム(または別の数のサブフレーム)前にある(およびアップリンクサブフレーム808など、前のアップリンクサブフレーム中で報告されなかった)サブフレームであり得る。このACK/NACK方式は、フレキシブル複信のために構成されるとき、アップリンク周波数帯域804上で使用される実質的にどんなTDDフォーマットのためにも同様に適用され得ることを諒解されたい。その上、たとえばLTEでは、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)フォーマット3は、アップリンク周波数帯域804の第1のアップリンクサブフレーム中でのACK/NACKフィードバック送信を構成するために使用され得る。これは、LTEにおいて現在使用されるHARQタイムラインとは異なるHARQタイムラインであり得ることを諒解されたい。
【0060】
[0069]いずれの場合も、たとえば、構成構成要素336は、基準TDD構成においてアップリンクサブフレーム806上で特定のサブフレームのためのACK/NACKが生じるべきであることをUE302に示すことができる。したがって、構成受信構成要素316は、基準TDD構成を受信し、アップリンクサブフレーム806において特定のダウンリンクサブフレームのためのACK/NACKを送信することを決定することができる。別の例では、構成構成要素336は、フレキシブル複信のためのTDD構成としての基準TDD構成(たとえば、サブフレーム2がアップリンクサブフレームであるべきであること)を示すことができる。構成受信構成要素316はこの構成を受信することができ、通信構成要素310は、TDD構成に基づいて(たとえば、各アップリンクサブフレームについて、アップリンクサブフレーム806の、少なくとも4サブフレームまたは別の数のサブフレーム前にあるダウンリンクサブフレームを決定することに基づいて)、アップリンクサブフレーム806においてACK/NACKを送信することを決定することができる。
【0061】
[0070]追加または代替の例では、方法400は、ブロック412において、複数のダウンリンクサブフレームのうちの少なくとも1つのアップリンク周波数部分上でUEのための制御データをスケジュールすることを随意に含み得る。一態様では、たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ353、メモリ355、および/またはトランシーバ359とともに、構成構成要素336は、複数のダウンリンクサブフレームのうちの少なくとも1つのアップリンク周波数部分上でUEのための制御データをスケジュールすることができる。たとえば、フレキシブル複信のために構成されたアップリンク周波数帯域上の複数のダウンリンクサブフレームは、アップリンク通信のために割り振られた周波数帯域の(1つまたは複数の)部分と、ダウンリンク通信のために割り振られた周波数帯域の別個の(1つまたは複数の)部分とにさらに分離され得る。たとえば、これは、サブフレームが、アップリンク通信のために構成されたのか、ダウンリンク通信のために構成されたのかにかかわらず、周波数帯域のアップリンク部分を使用してACK/NACKフィードバックおよび/または他の制御データをレガシーUEが送信することを可能にすることができる。したがって、構成構成要素336は、フレキシブル複信がアクティブにされるかどうかにかかわらず、(たとえば、LTEにおけるダウンリンク周波数帯域またはアップリンク周波数帯域上の関連するダウンリンク送信から4サブフレームのリソースにおいて)レガシー(および/または非レガシー)UEのためのACK/NACKフィードバックリソースをスケジュールすることができる。
【0062】
[0071]この点について、方法500は、ブロック512において、複数のダウンリンクサブフレームのうちの少なくとも1つのアップリンク部分上でアップリンク周波数帯域において制御データを送信することをも随意に含み得る。たとえば、たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ303、メモリ305、および/またはトランシーバ309とともに、構成受信構成要素316は、ACK/NACKフィードバックを送信するためのスケジュールされたリソースを基地局304から受信することができ、リソースは、アップリンク周波数帯域におけるダウンリンク通信のために構成されたサブフレームのアップリンク部分中にあり得る。いずれの場合も、たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ303、メモリ305、および/またはトランシーバ309とともに、制御データ送信構成要素318は、複数のダウンリンクサブフレームのうちの少なくとも1つのアップリンク部分上でアップリンク周波数帯域において制御データを送信することができる。
【0063】
[0072]この点についてACK/NACKを送信することの特定の例が
図9に示されており、
図9は、フレーム902中でフレキシブル複信のために構成され(ここで、時間が水平方向に示されている)、フレーム904中でアップリンク通信のために構成された、例示的なアップリンク周波数帯域900(ここで、周波数が垂直方向に示されている)を示す。フレーム904では、各サブフレームは、周波数帯域の制御データ領域910(たとえば、LTEにおけるPUCCH領域)と、周波数帯域のデータ通信領域912(たとえば、LTEにおける物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)領域)とを含み、ここで、制御データ領域910は、アップリンク周波数帯域上で基地局304に制御データを通信するために利用され、データ通信領域912は、アップリンク周波数帯域上で基地局304に通常データトラフィックを通信するために利用される。説明されたように、基地局304は、UE302への制御データおよび/またはデータ通信リソースをスケジュールし得る。
【0064】
[0073]しかしながら、フレキシブル複信フレーム902も、サブフレームが、アップリンク通信のために構成されたのか、ダウンリンク通信のために構成されたのか(または、上記で説明されたスペシャルサブフレームであるのか)にかかわらず、各サブフレーム中で制御データ領域910を含むことができる。したがって、制御データ領域910は、ACK/NACKおよび/または他の制御データを送信するために各サブフレーム中で使用され得る。これは、場合によっては、前のサブフレーム中で受信されたダウンリンク通信に関係する制御データを送信するために、各サブフレーム中での制御データ領域の存在に依存するレガシーUEをサポートすることを可能にすることができる。したがって、構成構成要素336は、フレキシブル複信のために構成されたサブフレームの制御データ領域910中で制御データを送信するようにレガシーUEをスケジュールし得る。構成構成要素336は、同じサブフレーム中でPUCCHを使用してTDD UEをスケジュールすることを回避し得る。さらに、フレキシブル複信フレーム902では、可能性があるシステム間干渉(たとえば、制御データ領域910上で送信される信号から、データ通信領域912上で送信される信号への漏れ、および/またはその逆)の影響を緩和するために、ガード帯域領域914が周波数帯域に設けられ得る。一例では、構成構成要素336は、(たとえば、システム情報ブロック(SIB)または無線リソース制御(RRC)シグナリングなどを介して)UE302へのシグナリングにおいて、ガード帯域に関係する1つまたは複数のパラメータ(たとえば、ロケーション、サイズなど)を通信することができる。たとえば、構成受信構成要素316は、ガード帯域に関係する1つまたは複数のパラメータを受信することができ、したがって、ガード帯域に関係する1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づいて、データ通信領域912中の信号を処理し、および/または制御データ領域910中での送信のための信号を生成することができる。
【0065】
[0074]
図6は、フレキシブル複信を使用してUEと通信するための別の例示的な方法600を示す。
図7は、フレキシブル複信を使用してセルと通信するための別の例示的な方法700を示す。方法600は、UEと通信する際にフレキシブル複信を実装するための、上記で
図4を参照しながら説明された、ブロック402、ブロック404、ブロック406、および/またはブロック408を含むことができる。方法700は、同様に、セルと通信する際にフレキシブル複信を実装するための、上記で
図5を参照しながら説明された、ブロック502、ブロック504、ブロック506、および/またはブロック508を含むことができる。方法600は、ブロック602において、CSIフィードバックを送信するための複数のアップリンクサブフレームのうちの少なくとも1つを示す構成をUEに送信することをも随意に含むことができる。一態様では、たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ353、メモリ355、および/またはトランシーバ359とともに、構成構成要素336は、CSIフィードバックを送信するための複数のアップリンクサブフレームのうちの少なくとも1つを示す構成をUE(たとえば、UE302)に送信することができる。たとえば、これは、UE302に送信されたRRCまたは他の信号、SIBなどを含むことができる。構成は、CSIがそれの内でUE302によって周期的に送信され得る、各フレーム中のまたはフレームのセット上のサブフレームを示すことができ、構成は、アップリンク周波数帯域がフレキシブル複信のために構成された場合でも、アップリンク周波数帯域上でのアップリンク通信のために構成されたそれサブフレームを示し得る。
【0066】
[0075]方法700は、同様に、ブロック702において、CSIフィードバックを送信するための複数のアップリンクサブフレームのうちの少なくとも1つを示す構成をセルから受信することを含むことができる。一態様では、たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ303、メモリ305、および/またはトランシーバ309とともに、構成受信構成要素316は、CSIフィードバックを送信するための複数のアップリンクサブフレームのうちの少なくとも1つを示す構成をセル(たとえば、基地局304によって与えられるセル)から(たとえば、RRCまたは他の信号、SIBなど中で)受信することができる。この構成は、たとえば、周期CSIフィードバックに関係することができ、制御データ送信構成要素318は、フレキシブル複信がアクティブにされるかどうかにかかわらず、1つまたは複数のフレーム中の少なくとも1つのアップリンクサブフレームにおいて、CSIフィードバックを周期的に送信することができる。別の例では、制御データ送信構成要素318は、少なくとも、フレキシブル複信(またはリソースの他のTDD分離)がそれの上で実装されるフレーム中で、少なくともこの周期CSIフィードバックを送信することを控えることができる。
【0067】
[0076]非周期CSIフィードバックを報告するために、方法700は、ブロック704において、非周期タイムラインに従ってセルにCSIフィードバックを報告することを随意に含み得る。一態様では、たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ303、メモリ305、および/またはトランシーバ309とともに、制御データ送信構成要素318は、非周期タイムラインに従ってセル(たとえば、基地局304によって与えられるセル)にCSIフィードバックを報告することができる。たとえば、制御データ送信構成要素318は、アップリンク周波数帯域が、関連するフレーム中でフレキシブル複信のために構成されたかどうかに応じて、異なるタイムラインを利用することができる。たとえば、フレームが、フレキシブル複信のために構成されず、したがってアップリンク通信のために構成された場合、制御データ送信構成要素318は、FDD非周期CSIフィードバックのタイムラインに基づいて、CSIフィードバックを送信することができる。たとえば、フレームがフレキシブル複信のために構成された場合、たとえば、制御データ送信構成要素318は、上記で説明されたように、構成受信構成要素316によって受信され得るTDDダウンリンク基準構成のタイムラインに基づいて、CSIフィードバックを送信することができる。
【0068】
[0077]その上、一例では、基地局304は、レガシーUEについての考慮とともにフレキシブル複信をアクティブにすることができる。一例では、上記で説明されたように、基地局304は、アップリンク周波数帯域上で構成されたダウンリンクサブフレーム(およびスペシャルサブフレーム)が、制御データを送信するためのアップリンク周波数部分を有する、上記で
図9を参照しながら説明されたフレーム構造(または同様のフレーム構造)を採用することができる。したがって、(たとえば、LTE−FDDにおいて)レガシーUEは、構成されたタイムラインに従ってACK/NACKフィードバックを依然として送信することができ、無線リソース監視(RRM:radio resource monitoring)、無線リンク監視(RLM:radio link monitoring)などの測定を実行することなどを行うことができる。
【0069】
[0078]別の例では、レガシーUEを扱うために、方法600は、ブロック604において、1つまたは複数のUEがフレキシブル複信をサポートしないと決定することに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のUEからの通信要求を拒否することを含むことができる。一態様では、たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ353、メモリ355、および/またはトランシーバ359とともに、レガシーUE拒否構成要素338は、1つまたは複数のUEがフレキシブル複信をサポートしないと決定することに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のUEからの通信要求を拒否することができる。これは、フレキシブル複信を利用しない他の基地局に関連付けることを1つまたは複数のUEに強制することができる。たとえば、レガシーUE拒否構成要素338は、(たとえば、物理制御チャネルビットインジケータ、MAC CE、RRC信号、SIB、UE能力などを介して)フレキシブル複信のためにUEを構成することを試みることに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のUEがフレキシブル複信をサポートするかどうかを決定することができ、UEが有効な応答を送らない場合、レガシーUE拒否構成要素338はUE302との接続を終了することができる。
【0070】
[0079]さらに、フレキシブル複信を構成する際に、アップリンク周波数帯域上でダウンリンクサブフレームとアップリンクサブフレームとの間で切り替えるための時間をUE302に与えるために、ガード切替え期間が与えられ得る。一例では、基地局304は、(たとえば、サブフレームあるいは1つまたは複数の隣接するサブフレーム内に)ガード期間を構成することができ、したがって、方法600は、ブロック606において、複数のダウンリンクサブフレームを使用して通信することと、複数のアップリンクサブフレームを使用して通信することとの間で切り替えるためのガード期間の構成を、複数のダウンリンクサブフレームのうちの1つまたは複数中でUEに送信することを随意に含み得る。一態様では、たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ353、メモリ355、および/またはトランシーバ359とともに、構成構成要素336は、複数のダウンリンクサブフレームを使用して通信することと、複数のアップリンクサブフレームを使用して通信することとの間で切り替えるためのガード期間の構成を、複数のダウンリンクサブフレームのうちの1つまたは複数中でUEに送信することができる。たとえば、構成は、切替えがその中で生じるべきであるダウンリンクサブフレーム、ガード切替え期間の長さ(たとえば、1または2シンボルなど、OFDMシンボルの数)などを示すことができる。たとえば、構成構成要素336(または通信構成要素330)は、RRCまたは他の信号、SIBなどを使用してUE302に構成を送信することができる。
【0071】
[0080]したがって、一例では、方法700は、ブロック708において、複数のダウンリンクサブフレームを使用して通信することと、複数のアップリンクサブフレームを使用して通信することとの間で切り替えるためのガード期間の構成をセルから受信することをも随意に含むことができる。一態様では、たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ303、メモリ305、および/またはトランシーバ309とともに、構成受信構成要素316は、複数のダウンリンクサブフレームを使用して通信することと、複数のアップリンクサブフレームを使用して通信することとの間で切り替えるためのガード期間の構成をセル(たとえば、基地局304のセル)から受信することができる。説明されたように、構成は、切替えガード期間に関係するシンボルの数または他の持続時間、切替えがその間に生じるべきであるダウンリンクサブフレームの指示などを示すことができる。したがって、通信構成要素310は、構成された切替えガード期間中に基地局304から通信を受信することを予想しない場合、その期間中に受信から送信にアンテナを切り替えることができる。
【0072】
[0081]別の例では、基地局304は、UE302に通知することなしに切替えガード期間を実装し得る。この例では、方法600は、ブロック608において、切替えガード期間に対応しない複数のダウンリンクサブフレームのうちの1つまたは複数の一部分においてUEのための制御データ通信をスケジュールすることを随意に含み得る。一態様では、たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ353、メモリ355、および/またはトランシーバ359とともに、構成構成要素336は、切替えガード期間に対応しない複数のサブフレームのうちの1つまたは複数の部分においてUE(たとえば、UE302)のための制御データ通信をスケジュールし得る。説明されたように、一例では、基地局304は、ダウンリンクサブフレームの端部にある1つまたは2つのOFDMシンボル中で切替えガード期間を与え得、したがって、構成構成要素336は、切替えガード期間に対応する1つまたは2つのOFDMシンボル以外のダウンリンクサブフレームの他のシンボルにおいて、(たとえば、チャネル品質インジケータ(CQI)、ACK/NACK、サウンディング基準信号(SRS)などについての)UE302のための制御データ通信を構成し得る。
【0073】
[0082]
図10は、処理システム1014を採用する装置1000のためのハードウェア実装形態の一例を示す概念図である。いくつかの例では、処理システム1014は、
図1を参照しながら説明された基地局105、モバイルデバイス115、AP120など、
図3を参照しながら説明されたUE302、基地局304などの一例などであり得る。この例では、処理システム1014は、バス1002によって概略的に表されるバスアーキテクチャを用いて実装され得る。バス1002は、処理システム1014の特定の適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含み得る。バス1002は、プロセッサ1004によって概略的に表される1つまたは複数のプロセッサ、コンピュータ可読媒体1006、通信構成要素310、および/または通信構成要素330(
図3)によって概略的に表されるコンピュータ可読媒体を含む様々な回路を互いにリンクし、これらは、それらの様々な構成要素(たとえば、フレキシブル複信構成構成要素312、インジケータ受信構成要素314、構成受信構成要素316、制御データ送信構成要素318、フレキシブル複信構成構成要素332、インジケータ送信構成要素334、構成構成要素336、レガシーUE拒否構成要素338など)を含むように構成され得、および/または本明細書で説明されるそれらの1つまたは複数の方法またはプロシージャ(たとえば、方法400(
図4)、方法500(
図5)、方法600(
図6)、方法700(
図7)など)を行い得る。一態様では、通信構成要素310および/または330、ならびに/あるいはそれらの構成要素は、本明細書で説明される機能、方法(たとえば、方法400(
図4)、方法500(
図5)、方法600(
図6)、方法700(
図7)など)、または他の方法を実行するように構成され得る、ハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアとソフトウェアとの組合せを備え得る。
【0074】
[0083]バス1002はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧調整器、および電力管理回路など、様々な他の回路をリンクし得るが、これらの回路は当技術分野においてよく知られており、したがって、これ以上説明されない。バスインターフェース1008は、バス1002とトランシーバ1010との間のインターフェースを与える。トランシーバ1010は、伝送媒体を介して様々な他の装置と通信するための手段を与える。装置の性質に応じて、ユーザインターフェース1012(たとえば、キーパッド、ディスプレイ、スピーカー、マイクロフォン、ジョイスティック)も与えられ得る。
【0075】
[0084]プロセッサ1004は、バス1002を管理することと、コンピュータ可読媒体1006に記憶されたソフトウェアの実行を含む一般的な処理とを担当する。ソフトウェアは、プロセッサ1004によって実行されたとき、処理システム1014に、特定の装置のための以下で説明される様々な機能を実行させる。コンピュータ可読媒体1006はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ1004によって操作されるデータを記憶するために使用され得る。いくつかの態様では、通信構成要素310、通信構成要素330などに関連する機能、方法論、または方法の少なくとも一部分が、プロセッサ1004および/またはコンピュータ可読媒体1006によって実行または実装され得る。
【0076】
[0085]添付の図面に関して上記に記載された詳細な説明は、例示的な実施形態について説明しており、実装され得るまたは特許請求の範囲内に入るすべての実施形態を表すとは限らない。詳細な説明は、説明された技法の理解を与えるための具体的な詳細を含む。ただし、これらの技法は、これらの具体的な詳細なしに実施され得る。いくつかの事例では、説明された実施形態の概念を不明瞭にすることを回避するために、よく知られている構造およびデバイスがブロック図の形式で示されている。
【0077】
[0086]情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得る。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
【0078】
[0087]本明細書の開示に関して説明された様々な例示的なブロックおよびモジュールは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、ASIC、FPGAまたは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ(たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成)としても実装され得る。
【0079】
[0088]本明細書で説明された機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。他の例および実装形態は、本開示の範囲内および添付の特許請求の範囲内に入る。たとえば、ソフトウェアの性質により、上記で説明された機能は、プロセッサ、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのいずれかの組合せによって実行されるソフトウェアを使用して実装され得る。機能を実装する特徴はまた、機能の部分が、異なる物理的ロケーションにおいて実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。また、特許請求の範囲を含めて、本明細書で使用される場合、項目の列挙(たとえば、「のうちの少なくとも1つ」あるいは「のうちの1つまたは複数」などの句で終わる項目の列挙)中で使用される「または」は、たとえば、A、B、またはCのうちの少なくとも1つの列挙が、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような包括的列挙を示す。
【0080】
[0089]コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、コンパクトディスク(CD)ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータ、または汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、CD、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
【0081】
[0090]本開示についての以上の説明は、当業者が本開示を作成または使用することができるように与えられた。本開示への様々な変更は当業者には容易に明らかとなり、本明細書で定義された一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明された例および設計に限定されるべきでなく、本明細書で開示された原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。
【0082】
[0091]本明細書で説明された技法は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)、および他のシステムなど、様々なワイヤレス通信システムのために使用され得る。「システム」および「ネットワーク」という用語は、しばしば互換的に使用される。CDMAシステムは、CDMA2000、ユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA)などの無線技術を実装し得る。CDMA2000は、IS−2000、IS−95、およびIS−856規格をカバーする。IS−2000リリース0およびAは、一般に、CDMA2000 1X、1Xなどと呼ばれる。IS−856(TIA−856)は、一般に、CDMA2000 1xEV−DO、高速パケットデータ(HRPD:High Rate Packet Data)などと呼ばれる。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標):Wideband CDMA)およびCDMAの他の変形態を含む。TDMAシステムは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標):Global System for Mobile Communications)などの無線技術を実装し得る。OFDMAシステムは、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、発展型UTRA(E−UTRA:Evolved UTRA)、IEEE802.11(Wi−Fi)、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、Flash−OFDMなどの無線技術を実装し得る。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS)の一部である。3GPPロングタームエボリューション(LTE)およびLTEアドバンスト(LTE−A)は、E−UTRAを使用するユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS)の新しいリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、LTE−A、およびモバイル通信用グローバルシステム(GSM)は、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP:3rd Generation Partnership Project)と称する団体からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2:3rd Generation Partnership Project 2)と称する団体からの文書に記載されている。本明細書で説明された技法は、上述のシステムおよび無線技術、ならびに他のシステムおよび無線技術のために使用され得る。ただし、上記の説明では、例としてLTEシステムについて説明し、上記の説明の大部分においてLTE用語が使用されるが、本技法はLTE適用例以外に適用可能である。
以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ワイヤレス通信におけるフレキシブル複信を与えるための方法であって、
セルとのアップリンク周波数帯域とダウンリンク周波数帯域とを分離するために、周波数分割複信(FDD)を使用して前記セルと通信することと、
前記アップリンク周波数帯域上で時分割複信(TDD)を実装するためのインジケータを前記セルから受信することと、
前記インジケータを受信することに少なくとも部分的に基づいて、前記アップリンク周波数帯域を、前記セルからダウンリンク通信を受信するための複数のダウンリンクサブフレームと、前記セルにアップリンク通信を送信するための複数のアップリンクサブフレームとに分離するために、TDDを使用して前記セルと通信することと
を備える、方法。
[C2]
前記インジケータを受信することが、前記ダウンリンク周波数帯域上で前記セルによって送信された、物理レイヤ制御チャネル中のビットインジケータ、信号のメディアアクセスチャネル(MAC)制御要素(CE)中の、または無線リソース制御(RRC)信号中ののうちの少なくとも1つにおいて、前記セルから前記インジケータを受信することを備える、C1に記載の方法。
[C3]
前記アップリンク周波数帯域において前記セルに肯定応答(ACK)/否定ACK(NACK)を送信するための前記複数のアップリンクサブフレームのうちの少なくとも1つを示す基準TDD構成を前記セルから受信することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C4]
前記基準TDD構成を受信することが、システム情報ブロック(SIB)において、または無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して前記基準TDD構成を受信することを備える、C3に記載の方法。
[C5]
前記複数のダウンリンクサブフレームのうちの少なくとも1つのアップリンク周波数部分上で前記アップリンク周波数帯域において制御データを送信することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C6]
前記複数のダウンリンクサブフレームのうちの少なくとも1つの前記アップリンク周波数部分が、ガード帯域によってダウンリンク周波数部分から分離される、C5に記載の方法。
[C7]
前記ガード帯域に関係する1つまたは複数のパラメータを前記セルから受信することをさらに備える、C6に記載の方法。
[C8]
前記セルにチャネル状態情報(CSI)フィードバックを送信するための前記複数のアップリンクサブフレームのうちの少なくとも1つを示す構成を前記セルから受信することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C9]
前記セルにチャネル状態情報(CSI)フィードバックを送信するための前記アップリンク周波数帯域における複数のサブフレームのうちの少なくとも1つを示す構成を前記セルから受信することと、
前記複数のサブフレームのうちの前記少なくとも1つが前記アップリンク周波数帯域における前記複数のダウンリンクサブフレームのうちの少なくとも1つである場合、前記CSIフィードバックを送信することを控えることと
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C10]
非周期タイムラインに従って前記セルにチャネル状態情報(CSI)フィードバックを報告することと、
前記インジケータを受信することに少なくとも部分的に基づいて、基準TDD構成に基づく異なる非周期タイムラインに従って前記セルに前記CSIフィードバックを報告することと
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C11]
システム情報ブロック(SIB)において、または無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して前記基準TDD構成を受信することをさらに備える、C10に記載の方法。
[C12]
前記複数のダウンリンクサブフレームを使用して通信することと、前記複数のアップリンクサブフレームを使用して通信することとの間で切り替えるための切替えガード期間の構成を前記セルから受信することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C13]
ワイヤレス通信におけるフレキシブル複信を与えるための装置であって、
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサと通信可能に結合されたメモリと
を備え、
ここにおいて、前記少なくとも1つのプロセッサが、
セルとのアップリンク周波数帯域とダウンリンク周波数帯域とを分離するために、周波数分割複信(FDD)を使用して前記セルと通信することと、
前記アップリンク周波数帯域上で時分割複信(TDD)を実装するためのインジケータを前記セルから受信することと、
前記インジケータを受信することに少なくとも部分的に基づいて、前記アップリンク周波数帯域を、前記セルからダウンリンク通信を受信するための複数のダウンリンクサブフレームと、前記セルにアップリンク通信を送信するための複数のアップリンクサブフレームとに分離するために、TDDを使用して前記セルと通信することと
を行うように構成された、
装置。
[C14]
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記ダウンリンク周波数帯域上で前記セルによって送信された、物理レイヤ制御チャネル中のビットインジケータ、信号のメディアアクセスチャネル(MAC)制御要素(CE)、または無線リソース制御(RRC)信号中ののうちの少なくとも1つにおいて、前記セルから前記インジケータを受信するように構成された、C13に記載の装置。
[C15]
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記アップリンク周波数帯域において前記セルに肯定応答(ACK)/否定ACK(NACK)を送信するための前記複数のアップリンクサブフレームのうちの少なくとも1つを示す基準TDD構成を前記セルから受信するようにさらに構成された、C13に記載の装置。
[C16]
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記複数のダウンリンクサブフレームのうちの少なくとも1つのアップリンク周波数部分上で前記アップリンク周波数帯域において制御データを送信するようにさらに構成された、C13に記載の装置。
[C17]
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記セルにチャネル状態情報(CSI)フィードバックを送信するための前記複数のアップリンクサブフレームのうちの少なくとも1つを示す構成を前記セルから受信するようにさらに構成された、C13に記載の装置。
[C18]
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記セルにチャネル状態情報(CSI)フィードバックを送信するための前記アップリンク周波数帯域における複数のサブフレームのうちの少なくとも1つを示す構成を前記セルから受信することと、
前記複数のサブフレームのうちの前記少なくとも1つが前記アップリンク周波数帯域における前記複数のダウンリンクサブフレームのうちの少なくとも1つである場合、前記CSIフィードバックを送信することを控えることと
を行うようにさらに構成された、C13に記載の装置。
[C19]
ワイヤレス通信におけるフレキシブル複信を与えるための装置であって、
セルとのアップリンク周波数帯域とダウンリンク周波数帯域とを分離するために、周波数分割複信(FDD)を使用して前記セルと通信するための手段と、
前記アップリンク周波数帯域上で時分割複信(TDD)を実装するためのインジケータを前記セルから受信するための手段と、
前記インジケータを受信することに少なくとも部分的に基づいて、前記アップリンク周波数帯域を、前記セルからダウンリンク通信を受信するための複数のダウンリンクサブフレームと、前記セルにアップリンク通信を送信するための複数のアップリンクサブフレームとに分離するために、TDDを使用して前記セルと通信するための手段と
を備える、装置。
[C20]
前記インジケータを受信するための前記手段が、前記ダウンリンク周波数帯域上で前記セルによって送信された、物理レイヤ制御チャネル中のビットインジケータ、信号のメディアアクセスチャネル(MAC)制御要素(CE)、または無線リソース制御(RRC)信号中ののうちの少なくとも1つにおいて、前記セルから前記インジケータを受信する、C19に記載の装置。