【文献】
Shweta Shrivastava, et al.,Additional material related to the Recommended AWD Text Proposal #8 in C802.16m-09/0558 (Group Scheduling),IEEE C802.16m-09/0700,<URL:http://www.ieee802.org/16/tgm/docs/C80216m-09_0700.doc>,2009年 3月 7日
【文献】
Robert Novak, et al.,Proposal for IEEE 802.16m VoIP Resource Allocation and Control Structure,IEEE C802.16m-08/177,IEEE インターネット<URL:http://www.ieee802.org/16/tgm/docs/C80216m-08_177.pdf>,2008年 3月10日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1フレームは媒体接続制御(MAC)フレームであり、前記第2フレームは前記グループ識別子を含む物理(PHY)信号フィールドを含む、請求項1に記載の無線通信方法。
前記受信端末が、前記グループ識別子および前記第1情報に基づいて、前記データフィールド内の前記データが前記受信端末に対するものであると決定した場合、前記受信端末は少なくとも前記第2情報に基づいて前記第2フレームを受信し続ける、請求項1に記載の無線通信方法。
前記受信端末が、前記グループ識別子および前記第1情報に基づいて、前記データフィールド内の前記データが前記受信端末に対するものではないと決定した場合、前記第2フレームの受信を中断する、請求項1に記載の無線通信方法。
1以上のアンテナ、無線送信および受信を行う送受信機、メモリ、および前記1以上のアンテナと接続されて動作可能なプロセッサを備え、前記送受信機および前記メモリが、前記メモリに記憶されたプログラム指令を実行する通信装置であって、
前記プロセッサは、前記プログラム指令を実行する際に、
前記送受信機に第1情報および第2情報を含む第1フレームを受信させ、前記第1情報は、前記通信装置がグループのメンバーであるかどうかを示しており、
前記送受信機に第2フレームを受信させ、前記第2フレームはグループ識別子およびデータフィールドを含み、前記データフィールドはデータを含み、
前記グループ識別子および前記第1情報に基づいて、前記データフィールド内の前記データが前記通信装置に対するものであるかどうかを決定し、
前記第2情報に基づいてストリームの位置に関する情報を決定し、
前記第1フレームはMAC階層によって発生され、前記第2フレームは前記グループ識別子を含む信号フィールドを含み、前記信号フィールドはPHY階層によって発生される、
通信装置。
前記プロセッサが、前記グループ識別子および前記第1情報に基づいて、前記データフィールド内の前記データが前記通信装置に対するものであると決定した場合、前記送受信機は少なくとも前記第2情報に基づいて前記第2フレームを受信し続ける、請求項5に記載の通信装置。
前記プロセッサが、前記グループ識別子および前記第1情報に基づいて、前記データフィールド内の前記データが前記通信装置に対するものではないと決定した場合、前記送受信機は前記第2フレームの受信を中断する、請求項5に記載の通信装置。
【背景技術】
【0002】
無線LAN(WLAN)は、基本的に分散システム(DS;Distributed System)の接続点役割をするアクセスポイント(AP;Access Point)と、アクセスポイント(AP)でない複数の無線端末(STA)からなる基本サービスセット(BSS;Basic Service Set)をサポートする。
【0003】
無線LANの媒体接続制御(MAC;Medium Access Control)プロトコルは、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access/Collision Avoidance)に基づいて動作する。これによって、無線LANは、チャネルコンテンション過程で発生するリソース浪費を含む。このような問題点を改善するために、IEEE802.11作業グループ‘e’で定義する向上された(enhanced)MACプロトコルは、無線リソースの送信権限を獲得すると、TXOP(Transmission Opportunity)時間中、短い時間間隔(SIFS;short inter−frame space)に多重MPDUsを送信し、これに対するブロック(Block)ACKを受信するバースト送信(burst transmission)を提案している。
【0004】
また、IEEE802.11作業グループ‘n’で定義する結合(Aggregated)MSDU(以下、A−MSDUという)と結合(Aggregated)MPDU(以下、A−MPDUという)は、フレーム間の間隔(IFS)も無しに、送信単位である一つ以上のMSDUを束ねたり、又は一つ以上のMPDUを束ねて一回の無線リソースのためのコンテンション(contention)過程を介して送信される。
【0005】
最近、無線LANを使用するユーザの急激な増加に応じて、一つの基本サービスセット(BSS)が提供するデータスループット(throughput)を増加させるために、IEEE802.11の作業グループ‘ac’ではVHT(Very High Throughput)無線LANシステムに対する標準化作業を進行している。
【0006】
VHT無線LANシステムは、1個のアクセスポイント(AP)と2個の端末(STA;STAtion)で構成される3個の多重端末環境で、アクセスポイント(AP)のMAC SAPで最大1Gbpsの性能をサポートし、ポイントツーポイント(point−to−point)環境のための無線端末のMAC SAPで最大500Mbpsの性能をサポートすることができる。また、VHT無線LANの各アクセスポイント(AP)と端末(STA)は、同時に既存の無線LAN(IEEE802.11a/nシステム)との互換性をサポートするように考慮されている。
【0007】
一方、無線LANのような無線通信システムで、送信機会を獲得した無線端末は、無線通信の信頼度を高めるために、要求フレームに対する応答フレームを介して応答を受信しなければならない。例えば、応答を必要とするフレームの種類は、RTS(Request To Send)フレーム、BAR(Block Ack Request)フレーム、データフレーム、及び各種要求フレーム(Probe request、Authentication request、Association requestなど)がある。また、応答を要求するフレームに対する応答フレームを開示すると、RTSに対する応答フレームはCTS(Clear To Send)フレームであり、BARフレームに対する応答フレームはBA(Block Ack)フレームであり、データフレームに対する応答フレームはACK又はBAフレームであり、各種要求フレームに対する応答フレームは各種応答フレーム(Probe response、Authentication response、Association response等)である。
【0008】
前記応答は、即刻応答と遅延応答がある。単一データに対する応答(ACKフレーム)は即刻応答に該当し、連続送信又は結合(aggregated)MPDUに対するブロック応答は即刻応答(immediate response)と遅延応答(delayed response)の両方ともに該当する。
【0009】
即刻応答は、他の無線端末が送信することができないように、受信された要求フレームのPHY−RXEND.primitiveが発生されると、短い時間間隔(SIFS)後に応答フレームの送信を実行することであり、前述したように要求及び応答フレーム交換順序が一対をなして実行される。この時、発生された応答フレームは送信住所を含まないこともある。
【0010】
これに対し、遅延応答は、はじめに発生された要求フレームに対して受信可否を知らせる基本的な応答であり、ACKフレームを介する応答が行われ、以後、再び応答フレームが要求されると、要求された情報を含む応答フレームが送信される方式である。ここで、応答フレームは、チャネルに対する向上された分散チャネル接続(EDCA;Enhanced Distributed Channel Access)を介して送信されたり、他のフレームにピギーバック(piggyback)方式に送信されたり、他のフレームと共に結合(aggregated)されて送信されることができる。また、遅延応答方式では受信端末から応答フレームを受信した送信端末が再びACKフレームを介して応答フレームの受信可否を受信端末に知らせる。
【0011】
このような無線LANにおける要求及び応答フレーム交換順序(Frame Exchange Sequence)は、マルチユーザベースの無線通信システムに適用されることができる。もし、アップリンクに対するマルチユーザ多重アンテナ(MU−MIMO)技術がサポートされる場合、前述したフレーム交換順序によってフレームを受信した無線端末がフレーム間の間隔(IFS)後に同時に応答フレームを送信することができる。
【0012】
一方、アップリンクに対するマルチユーザ多重アンテナ(MU−MIMO)技術がサポートされない場合、或いはアップリンクに対するマルチユーザ多重アンテナ(MU−MIMO)技術がサポートされる場合であるとしても、より良い性能のために、フレームを受信した無線端末は、チャネル又は時間に差をおいて応答フレームを送信しなければならない。
【0013】
無線LANシステムで、同じ帯域幅を使用して時間差をおいてフレームを交換する方式は、無線端末別にチャネル接続を介して応答要求フレームと応答フレームとを交換する方式、及び一つの要求フレームを介して複数の無線端末が順次応答フレームを送信する方式が考慮されることができる。
【0014】
即ち、無線端末別にチャネル接続を介して応答要求フレームと応答フレームとを交換する方式は、アクセスポイント(AP)がチャネル接続を介して第1の無線端末(STA)に要求フレームを送信し、これによって、第1の無線端末が短い時間間隔(SIFS)後に応答フレームを送信し、再びアクセスポイント(AP)がチャネル接続を介して第2の無線端末に要求フレームを送信し、これによって、第2の無線端末が短い時間間隔(SIFS)後に応答フレームを送信する方式である。
【0015】
また、一つの要求フレームを介して複数の無線端末が順次応答フレームを送信する方式は、チャネル接続を介してマルチユーザに対する住所情報が含まれている一つの要求フレームを送信し、これによって、複数の無線端末が短い時間間隔をおいて順次応答フレームを送信する方式である。
【0016】
一方、IEEE802.11標準では、無線経路上でフレーム間の衝突を防止するために、制御フレームは、該当基本サービスセット(BSS)に属する全ての端末が受信可能な形態に送信されることを勧告している。MU−MIMOベースのVHT無線LANシステムで、複数通信経路を使用する場合にも、制御フレームは、全ての端末が受信可能な形態に送信されなければならない。ここで、制御フレームには、RTS、CTS、ACK、BAR、BA、及び各種ポール(Poll)フレームが該当する。
【0017】
また、複数通信経路を同時に使用する場合、制御フレームの受信端末は、使用する通信経路別に一対一対応されることができるため、各通信経路別に制御フレームは、一つずつ送信されなければならない。然しながら、このように制御フレームが各通信経路別に一つずつ送信される場合、制御フレームの送受信によるオーバーヘッドの比率が大きくなるため、MU−MIMO技術を使用する長所が半減されることできる。
【発明を実施するための形態】
【0033】
以下、本発明が属する技術分野において、通常の知識を有する者が本発明の技術的思想を容易に実施することができるように詳細に説明するために、本発明の最も好ましい実施例を添付図面を参照して説明する。前述した目的、特徴、及び長所は、添付図面と関連する下記の詳細な説明により明確になり、本発明を説明するにあたって、本発明と関連する公知技術に対する具体的な説明が本発明の要旨を不明にすると判断される場合、その詳細な説明を省略する。
【0034】
以下、本発明は、多様な高速無線通信システムのうちIEEE802.11で定義する無線通信システムに基づいてマルチユーザ多重アンテナ技術が適用される無線通信システムに対して説明する。然しながら、本発明は、多重チャネルを使用する環境とマルチユーザ多重アンテナ技術を使用する無線通信環境の両方ともに用いられることができる。
【0035】
MU−MIMO技術を用いて伝達されるフレームは、マルチユーザに対する受信端末の情報を含まなければならない。フレームに多重受信端末情報を構成する方法に送信されるフレームの内部にマルチユーザの受信住所目録が含まれている方法(第1の実施例)、送信されるフレームの内部にグループ住所が含まれている方法(第2の実施例)、及び送信されるフレームの内部にグループ及び無線端末の受信可否を区別することができるグループシーケンス番号とビットマップ情報を含むグループ制御情報が含まれている方法(第3の実施例)がある。
【0036】
まず、本発明の第1の実施例であるフレームの内部にマルチユーザの受信住所目録が含まれる方法に対して説明する。
【0037】
図1は、本発明の第1の実施例が適用されるMACフレーム構造を示す。
【0038】
フレーム制御情報フィールド101は、IEEE802.11MACバージョンのようなプロトコルバージョンが記録されるプロトコルフィールド、使われているフレームの類型を区別するための類型と浮遊型フィールド、フレーム制御のための多様なパラメータが格納されるToDS、FromDS、追加断片、再試図、電力管理、追加データ、WEP、順序などのフィールドからなる。
【0039】
媒質占有持続時間フィールド102は、ネットワーク割当ベクトル(NAV;Network Allocation Vector)設定又はコンテンションフリー期間(CFP;Contention Free Period)中に送信されるフレーム又はPS−Pollフレームのうち一つの形態に使われる。
【0040】
受信端末住所フィールド103は、フレームの受信先を指定するためのフィールドであり、送信端末住所フィールド104は、フレームを送信するソースを指定するためのフィールドである。
【0041】
順序制御情報フィールド105は、断片化再組み立てと重複フレームを捨てる時に使われるものであり、4ビットの断片化ナンバーフィールドと12ビットのシーケンスナンバーフィールドを含む。
【0042】
フレームボディ(Body)フィールド108は、通常、データフィールドといい、ペイロードが収容される。FCS(Frame Check Sequence)フィールド109は、特定端末から受信されたフレームの無欠性を検査するために使われる。
【0043】
このようなMACフレームのフィールドのうち必須的に使われる構成フィールドは、フレーム制御情報フィールド101、媒質占有持続時間フィールド102、受信端末住所フィールド103、及びFCSフィールド109である。また、残りのフィールドは、無線リソースを節約するために、フレームの種類によって除外されたり追加されることができる。例えば、QoSを使用しないデータフレームの場合にはQoS制御情報フィールド106が除外され、IEEE802.11n専用フレームである場合にはQoSフィールドと共にHT機能を使用する場合に対してHT制御情報フィールドが追加される。
【0044】
フレーム制御情報フィールド101は、受信フレームの種類を知るために、全ての端末により解析可能でなければならず、媒質占有持続時間フィールド102は、無線媒質上でフレーム間衝突を防止するために、全ての端末により解析可能でなければならない。また、受信端末住所フィールド103は、受信フレームの目的地住所が自身か否かを確認するために、全ての端末により解析可能でなければならない。受信フレームの目的地住所が自身である場合、受信端末はフレームの残りの情報をデコーディングする。
【0045】
従って、複数の受信端末情報を一つのフレーム内に含ませてフレームを構成するためには、全ての端末が解析可能でなければならないフィールド情報のうちいずれか一つのフィールド内に受信フレームがマルチユーザ情報を含んでいるということを示す多重受信表示子が含まれなければならない。
図1を参照すると、受信フレームがマルチユーザ情報を含んでいるということを示す多重受信表示子は、フレーム制御情報フィールド101又は受信端末住所フィールド内部の特定ビットを用いることができる。
【0046】
また、多重受信端末情報107は、既存無線LANシステムのフレームと互換性を維持するために、フレーム制御情報を含むヘッダ以後に追加される。
図1を参照すると、多重受信端末情報107は、QoS制御情報フィールド106とフレームボディ108との間に追加されたり、フレームボディ108内の一部構成要素として追加される。従って、多重受信端末情報を処理することができない既存無線端末は、多重受信端末情報をフレームボディであると判断するようになる。
【0047】
図2は、本発明による多重受信端末情報の詳細構成を示す。
【0048】
多重受信端末情報107は、
図2に示すように、フレームを受信すべき受信端末の数が何個であるかを示す多重受信端末数201、多重受信端末数が示す個数ほどの受信端末情報202を含む。ここで、受信端末情報202は、受信端末の住所情報を含む。受信端末情報202は、受信端末の住所情報だけでなく、選択的にQoS情報及び変調コーディングスキーム(MCS)情報などをさらに含むことができる。
【0049】
ここで、多重受信端末数201は、多重受信端末情報に含まれてもよく、含まれなくてもよい選択的な構成要素であり、必ず要求される情報ではない。また、受信端末住所は、MAC住所又は結合(Association)識別子(ID)である。
【0050】
一方、フレーム構造が固定されているRTS又はBARのような制御フレームの場合、IEEE802.11nのMAC規格で定義するControl Wrapper Frameのような拡張構造を用いることができ、もし、このような拡張構造を使用しない場合、新たな制御フレームとして定義されて使われることもできる。
【0051】
このような本発明による多重受信端末情報が含まれているフレームに対する受信処理手順は、次の通りである。
【0052】
まず、フレーム制御情報内部の特定ビットを多重受信表示子として使用する場合に対して説明する。
【0053】
フレーム制御情報内に多重受信表示子が設定されていると、受信されたフレームに含まれている多重受信端末数情報を確認する。多重受信端末数による受信端末住所を確認し、自身の住所が受信端末住所中にある場合、受信されたフレームが自身に来るフレームであると判断する。然しながら、自身の住所が受信端末住所中にない場合、受信されたフレームが自身に来るフレームでないと判断する。もし、多重受信端末数情報がフレーム内に含まれていない場合には、受信過程で多重受信端末数情報を確認するステップは省略される。
【0054】
一方、フレーム制御情報の多重受信表示子が設定されていないと、多重受信端末情報が含まれていないため、フレームの受信住所情報を確認する。受信住所が自身の住所である場合、受信されたフレームが自身に来るフレームであると判断し、自身の住所でない場合、受信されたフレームが自身に来るフレームでないと判断する。
【0055】
次に、予め約束された特定の受信住所情報を多重受信表示子として使用する場合に対して説明する。
【0056】
受信されたフレームの受信住所情報が多重受信表示子として約束された値である場合、受信されたフレームに含まれている多重受信端末数情報を確認し、多重受信端末数による受信端末住所を確認する。受信端末住所中に自身の住所がある場合、受信されたフレームが自身に来るフレームであると判断し、受信端末住所中に自身の住所がない場合、受信されたフレームが自身に来るフレームでないと判断する。
【0057】
一方、受信されたフレームの受信住所情報が多重受信表示子として約束された値でない場合、一般的な受信住所であると判断する。従って、受信住所情報が自身の住所である場合、受信されたフレームが自身に来るフレームであると判断し、自身の住所でない場合、受信されたフレームが自身に来るフレームでないと判断する。
【0058】
次は、本発明の第2実施例であるグループ住所を用いてフレームをマルチユーザに送信する方法に対して説明する。
【0059】
グループ住所を用いてフレームを送信するためには、まず、基本サービスセット(BSS)内に存在する無線端末をグループ化しなければならない。
【0060】
図3は、本発明による複数端末をグループ化し、グループ化された複数端末にフレームを送信する過程を説明するための図面である。
【0061】
まず、複数端末をグループ化するためにアクセスポイント(AP)は、基本サービスセット(BSS)内に存在する無線端末(STA)のうちグループ化のための無線端末とグループ住所協議過程を実行する。
図3を参照すると、アクセスポイント(AP)は、無線端末STA1とグループ住所協議過程を実行し、以後、無線端末STA2とグループ住所協議過程を実行する。
【0062】
グループ住所協議過程で使われるフレームには、
図4に示すようにグループ住所401、グループデータQoS情報402、及びグループ構成情報403が含まれる。ここで、グループ構成情報は、グループを構成する端末に対する住所情報と即時応答でない遅延応答の場合、必要な応答送信時間のようなタイミング情報などを含む。
【0063】
グループ住所協議過程で応答フレームは、即時応答又は遅延応答方法に送信されることができ、
図3は、遅延応答方法を用いる場合に対して示している。このような場合、例えば、グループ住所協議過程に必要な要求及び応答フレームが管理フレーム形態に伝達される場合に適用されることができる。
【0064】
図面に示されていないが、即時応答方法にグループ住所登録要求に対して応答フレームを送信する場合に対して説明する。
【0065】
グループ住所登録要求フレームを送信するアクセスポイント(AP)は、第1の無線端末にグループ住所登録要求フレームを送信する。第1の無線端末は、グループ住所登録要求フレームに対して短い時間間隔(SIFS)後にグループ住所登録応答フレームを送信する。次に、アクセスポイント(AP)は、第2の無線端末にグループ住所登録要求フレームを送信する。第2の無線端末は、グループ住所登録要求フレームに対して短い時間間隔(SIFS)後にグループ住所登録応答フレームを送信する。このような過程を介してアクセスポイント(AP)は、複数の無線端末に個別的にグループ住所登録要求フレームを送信し、それに対する応答フレームを受信する。このような場合、グループ住所協議過程に必要な要求及び応答フレームが制御フレーム形態に伝達される場合に適用されることができる。
【0066】
次に、
図3を参照して遅延応答方法を用いてグループ住所を協議する過程を説明する。
【0067】
アクセスポイント(AP)は、第1の無線端末(STA1)にグループ住所登録要求フレームを送信し(S301)、短い時間間隔(SIFS)後に第1の無線端末(STA1)からACKフレームを受信する(S302)。以後、第1の無線端末(STA1)は、チャネル接続を実行した後、グループ住所登録要求に対するグループ住所登録応答フレームをアクセスポイント(AP)に送信する(S303)。アクセスポイント(AP)は、グループ住所登録応答フレームを受信した後、短い時間間隔(SIFS)後に第1の無線端末(STA1)にACKフレームを送信する(S304)。
【0068】
次に、アクセスポイント(AP)は、第2の無線端末(STA2)にグループ住所登録要求フレームを送信し(S305)、短い時間間隔(SIFS)後に第2の無線端末(STA2)からACKフレームを受信する(S306)。以後、第2の無線端末(STA2)は、チャネル接続を実行した後、グループ住所登録要求に対するグループ住所登録応答フレームをアクセスポイント(AP)に送信する(S307)。アクセスポイント(AP)は、グループ住所登録応答フレームを受信した後、短い時間間隔(SIFS)後に第2の無線端末(STA2)にACKフレームを送信する(S308)。
【0069】
このような過程を介してアクセスポイント(AP)は、複数の無線端末とグループ住所協議過程を実行する。ここで、グループ住所登録応答フレームには、グループ住所登録要求に対する同意又は拒絶のような結果情報が含まれる。
【0070】
このようなグループ住所協議過程を介して複数の無線端末に対するグループ化が完了されると、アクセスポイント(AP)は、グループ住所を用いてRTSフレームを複数の無線端末に送信する(S309)。RTSフレームを受信した複数の無線端末(STA1、STA2)は、RTSフレーム内に含まれている応答順序及びフレームの送信MCSを介して計算されることができる応答時間によって順次CTSフレームを送信する(S310、S311)。
【0071】
以後、アクセスポイント(AP)は、グループ化された複数の無線端末にMU−MIMO結合MPDU(A−MPDU)単位にデータフレームを送信し(S312)、各無線端末からブロック応答(Block ACK)フレームを受信する(S313、S314)。
【0072】
ここで、グループ住所は、一つの無線端末に複数が割り当てられることができる。即ち、グループ化対象無線端末は、一つ以上のグループ住所を有することができる。
【0073】
次は、本発明の第3の実施例であるフレーム内にグループ制御情報が含まれている場合に対して説明する。
【0074】
図5は、本発明によるグループ制御情報を協議するために使われるグループ制御フレームの一部構造を示す。
【0075】
グループ制御情報は、多重受信端末数501、一つのグループに固有に割り当てられるグループシーケンス番号502、マルチユーザを構成する無線端末に対する受信可否を知らせるためのビットマップ情報(STA bitmap)503、及びストリーム情報504を含む。また、多重受信端末情報は、前記多重受信端末数に対応される個数の受信端末情報505を含む。
【0076】
多重受信端末数501は、一つのグループとして指定される端末の数を示すためのものであり、これは必須構成要素でない選択的な構成要素である。
【0077】
グループシーケンス番号502は、基本サービスセット(BSS)内に存在する無線端末をグループ化するために、アクセスポイント毎に管理している固有の番号であり、例えば、6ビットの長さを有することができる。もし、1から64まで該当するグループ番号に対してビットマップ情報とストリーム情報を結合して表現することができる場合、グループシーケンス番号は省略されることもできる。言い換えれば、グループ固有番号は、各ビットマップ情報とストリーム情報の結合からなる一つ以上のグループ制御情報の位置に表現されることもできる。送信されたフレームにグループシーケンス番号が使われる時は、任意のグループシーケンス番号と一致する位置にあるビットマップ情報とストリーム情報のようなグループ制御情報が送信フレームに含まれる。
【0078】
無線端末のビットマップ情報(STA bitmap)503は、n個の受信端末情報のフィールド順序によって各受信端末の受信可否を示すための情報であり、例えば、多重受信端末数が4(n=4)である場合、ビットマップ情報が“1101”であると、受信端末1、2、4に伝達されるフレームであることを意味する。従って、各受信端末は、グループ制御情報の割当を受ける過程で受信端末情報フィールドの住所を用いてビットマップで自身の位置を認知するようになる。
【0079】
一方、一つの無線端末に自身が属するグループシーケンス番号を知らせる場合には、該当グループシーケンス番号に該当する無線端末の数が一つであるため、1ビットの情報を使用して‘1’又は‘0’の値として受信可否を知らせることができる。また、一つの端末は、複数のグループに属することができ、グループシーケンス番号を用いて複数のグループを表現した場合、前記無線端末のビットマップ情報は、該当グループに対する受信可否を知らせるために使われることができる。
【0080】
ストリーム情報504は、MU−MIMO環境で送信アンテナのストリーム位置を示すための情報である。即ち、ストリーム情報504は、APが4個のアンテナを使用する場合、送信されるフレームが何番目のアンテナを用いて送信されるフレームであるかを示すための情報である。従って、ストリーム情報を介して受信端末が受信すべきストリームの位置を知ることができる。a個のストリームに対する個別的な情報を含むこともでき、a個のストリームをb個の束で分類した場合、b値として受信位置を示すこともできる。
【0081】
受信端末情報505は、受信端末の住所情報を含む。受信端末情報505は、受信端末の住所情報だけでなく、選択的にQoS情報と変調コーディングスキーム(MCS)情報などがさらに含まれることができる。また、受信端末住所は、MAC住所又は結合(Association)識別子(ID)である。
【0082】
このようなグループ制御フレームは、複数の無線端末にブロードキャスティング方法に送信されたり、各無線端末にユニキャスト方法に送信されることができる。ユニキャスト方法に各無線端末に送信される場合、グループ制御フレームは、グループシーケンス番号502、自身のビットマップ情報503、及びストリーム情報504のみを含むことができる。
【0083】
また、複数の無線端末に対するグループ制御情報の割当が完了された後、以後に送信されるフレームは、グループシーケンス番号、無線端末のビットマップ情報、及びストリーム情報のみを含む。これによって、各無線端末は、自身に割り当てられたグループシーケンス番号とビットマップ情報を用いて受信先を認知し、ストリーム情報を用いて信号を受信する。
【0084】
一方、一つの無線端末は、一つ以上のグループ制御情報の割当を受けることができる。
即ち、グループ制御フレームは、一つ以上のグループシーケンス番号に各々対応される無線端末のビットマップ情報及びストリーム情報を含むことができる。一つの無線端末が複数グループ制御情報の割当を受ける場合にも、
図5に示したフレーム構造が同様に用いる。
【0085】
図6は、本発明によるグループ番号を用いる無線LANの全体動作を説明するための図面である。グループ番号は、グループ識別子(ID)又はグループシーケンス番号である。
【0086】
グループ番号を用いる場合、無線LANの全体的な動作は、大きく、グループ番号を定義して協議又は割り当てるステップ、サウンディング(Sounding)情報を要求して応答するステップ、MU−MIMOデータを送信するステップ、及びMU−MIMOデータに対する応答を実行するステップを含む。ここで、RTS/CTSフレームの交換は、サウンディング以前又はMU−MIMOデータ送信ステップ以前のようにチャネル保護が必要であると判断される時点に実行されることができる。
【0087】
ここで、グループ番号を定義して協議又は割り当てるステップとサウンディングを実行するステップが同時に行われる場合、このために送信されるフレームは、一つ以上の目的を含んで送信されなければならないため、動作制御と損失に対する非効率的な側面が大きい。従って、グループ番号を定義して協議又は割り当てるステップとサウンディングを実行するステップは、同時に実行されることより独立的に行われることがより好ましい。本発明で、グループ番号を定義して協議又は割り当てるステップは、基本サービスセット(BSS)内の無線端末をグループ化する必要性が発生される時、サウンディングステップと独立的に実行されると仮定する。
【0088】
図6は、4個の受信端末の結合識別子(AID)を用いて一つのグループを指定し、二つのグループを有する場合、無線LANシステムの全体的な動作を示す。
【0089】
図6を参照すると、グループ番号(グループ識別子(ID)又はグループシーケンス番号)を定義し、協議を介して各端末にグループ番号を指定したり、又は任意的にグループ番号を割り当てた後、グループ番号を用いてサウンディングを要求する(S601)。
【0090】
サウンディング要求に対して各無線端末は、短い時間間隔(SIFS)後にスケジュールに基づいてACKフレームを送信することによって、サウンディング要求に対するフィードバックを実行する(S602)。
【0091】
最後の無線端末からサウンディング要求に対する応答フレームを受信した後、アクセスポイント(AP)は、短い時間間隔(SIFS)後、MU−MIMOデータフレームを送信する前にNAV分配過程としてCTS−to−Selfフレームを送信する(S603)。ここで、CTS−to−Selfフレームは、以前サウンディング過程で受信したフィードバック情報に基づいて更新されたグループ制御情報を含む。ここで、グループ制御情報は、フィードバック情報に含まれている各無線端末のチャネル情報又は連結/連結解除のようなネットワーク構成情報によって更新される。
【0092】
このようなCTS−to−Selfフレームは、受信に参加しない無線端末を含んで受信MACに応答順序を知らせ、データが受信される無線端末は、この応答順序情報を用いて応答フレームの送信時点を計算するようになる。
【0093】
NAV分配が完了されると、アクセスポイントは、グループ番号を含むMU−MIMOデータフレームを複数の無線端末に送信し、短い時間間隔(SIFS)後に各無線端末からデータフレーム送信に対する応答フレーム(ACKフレーム)を受信する。
【0094】
一方、更新されたグループ制御情報は、CTS−to−Selfフレームだけでなく、レガシ無線端末を含んで全ての無線端末がデコーディングすることができるMACレベルの制御フレーム内に含まれて送信されることができる。又は、更新されたグループ制御情報は、各々異なる一つ以上のグループ情報に対する無線端末の受信可否及びストリーム情報を含んで各無線端末に管理フレーム形態にブロードキャスティング又はユニキャスト方式に提供されることができる。
【0095】
グループ制御フレームがブロードキャスティング方式に複数の無線端末に送信された場合に対して説明する。
【0096】
グループ制御フレームを受信した端末は、自身の住所が受信端末情報フィールドに含まれており、無線端末のビットマップで自身に対応されるビットが‘1’に設定されている場合、グループ制御フレームが自身を目的地にして送信されたフレームであると判断する。これによって、無線端末は、短い時間間隔(SIFS)後、グループ制御フレームに対する応答(ACKフレーム)を送信する。この時、各無線端末は応答を順次実行する。
【0097】
各無線端末が応答を順次実行する方法の一実施例として、各無線端末は、ACKフレーム送信時間と短い時間間隔(SIFS)を合わせた時間に無線端末のビットマップで自身の順番以前のビットのうち1に設定されている個数をかけた時間後にACKフレームを送信する。言い換えれば、無線端末は、自身の順番以前にビットマップのビット値として‘1’を有する無線端末の全てがACKフレームを送信した以後にACKフレームを送信する。
【0098】
図7は、本発明によるグループ制御フレームの送信方法を説明するための図面である。
【0099】
図7を参照すると、グループを構成する無線端末個数は4であり、ビットマップは4ビットで構成される。アクセスポイント(AP)は、グループシーケンス番号、無線端末のビットマップ情報、ストリーム情報、及び受信端末情報を含むグループ制御フレームを構成し、4個の無線端末で構成されたマルチユーザからACKフレームを安全に受信するためにNAV保護値を設定する。
【0100】
図7を参照すると、各無線端末は、自身の順序にACKフレームを送信してグループ制御フレームに対する応答を実行する。ここで、アクセスポイントは、該当順序に応答を実行した無線端末に対しては、MU−MIMOデータフレーム送信時、ビットマップの該当ビットを‘1’で表示する。然しながら、アクセスポイントは、応答が受信されない無線端末に対しては、MU−MIMOデータフレーム送信時、ビットマップの該当ビットを‘0’で表示する。
【0101】
図8は、本発明によるグループ制御情報を用いたフレーム送信方法を説明するための図面である。
【0102】
一般的に、無線LANのフレーム送信方法は、RTS/CTS/DATA/ACKのステップからなる。MU−MIMOデータフレームを送信する場合にもこのような過程からなる。
【0103】
RTS/CTSフレームの交換は、データがRTS閾値より長いフレームの場合、ヒドンノード問題(hidden−node problem)とチャネル保護のために要求される機能である。MU−MIMO技術を使用してデータを送信する場合にもRTS/CTSフレームの交換過程が要求され、この時、RTSフレームは、受信端末住所フィールドにグループ制御情報を含む。ここで、グループ制御情報は、少なくともグループシーケンス番号とビットマップ情報を含む。このように受信端末住所フィールドにグループ制御情報を記録する場合、別途のフレーム構造の修正又は追加なしにマルチユーザにフレームを送信することができる。
【0104】
同一グループシーケンス番号を有する無線端末は、自身の応答順序にRTSフレームに対するCTSフレームを送信する。
【0105】
また、RTS/CTSフレーム交換後、アクセスポイント(AP)は、CTS−to−Selfフレームを送信し、CTS−to−Selfフレームには更新されたグループ制御情報が含まれることができる。
【0106】
アクセスポイントは、更新されたグループ制御情報を用いてMU−MIMOデータフレームを送信する。
図8を参照すると、グループ制御情報に含まれるグループを構成する無線端末は総4個であるが、グループ制御情報の更新後、実際に該当グループシーケンス番号を使用して送信されるMU−MIMOデータフレームの受信端末は総3個である。即ち、グループ制御情報の無線端末ビットマップ(bitmap)で3番目の無線端末に対するビットを‘0’に設定し、ビットマップを‘1101’に設定することによって、3番目の無線端末に伝達されるデータフレームが無いことを表示することができる。
【0107】
また、各無線端末は、CTS−to−Selfフレームに含まれている更新グループ制御情報を用いてデータフレームに対するブロック応答(Block ACK)フレームを順次送信する。
【0108】
MU−MIMOデータフレームの各A−MPDUの目的地住所に該当無線端末のMAC住所が含まれるため、マルチユーザに対するデータの受信は、ビーム形成された各A−MPDUに対して独立的に行われる。この時、MU−MIMOを使用してデータを受信する無線端末のグループ化は、MU−MIMO技術を使用して同時にデータフレームを送信する時、性能が良い組合せと送信するデータのQoS情報の組合せにより決定される。
【0109】
以上で説明した本発明によるフレーム送信方法は、MACフレームにグループ制御情報が含まれている場合に対して説明した。このようにMACフレームにグループ制御情報を含ませてフレームを送信する場合、CTS−to−Selfフレームの送信過程がMU−MIMOデータフレームの送信以前に実行される。即ち、MU−MIMOデータフレーム送信直前にCTS−to−Selfフレームの送信過程が実行されることによって正確なストリーム情報を伝達することができる。これによって、MAC階層のオーバーヘッドが発生される。
【0110】
従って、本発明は、グループ制御情報が物理階層の信号フィールド(signal field)に含まれる方法を含む。
【0111】
図9は、グループ制御情報が物理階層の信号フィールドに含まれている場合のフレーム送信方法を説明するための図面である。
【0112】
物理階層の信号フィールドにグループ制御情報を含ませる場合、グループ制御情報は、グループシーケンス番号とストリーム情報で構成されることができる。また、MACフレームの受信端末住所に各受信端末の住所が含まれるため、ビットマップ情報が物理階層信号フィールドに含まれる必要はない。言い換えれば、物理階層信号フィールドを用いてグループ化された各無線端末は、フレームの受信可否を確認し、自身に伝達されたフレームであると判断した場合、各無線端末は、MACフレームを介して目的地住所を確認するため、ビットマップ情報が物理階層の信号フィールドに含まれる必要はない。
【0113】
ここで、レガシ無線端末との互換性問題のため、レガシフレーム構造を維持するRTS、CTS、BAR、及びBAのような制御フレームの物理階層信号フィールドにはグループ制御情報が含まれることができず、MU−MIMOデータフレームの物理階層信号フィールドにのみグループ制御情報が含まれることができる。
【0114】
図9を参照すると、全てのVHT無線端末は、MU−MIMOデータフレームの物理階層信号フィールドをデコーディングし、該当グループ制御情報に応じて自身が属しないグループ番号の場合、受信動作を中断する。然しながら、VHT無線端末は、自身が属するグループ番号の場合、ストリーム情報を用いて該当するストリームのみをデコーディングする。
【0115】
図9において、Req/Rspフレームは、NAV分配のための動作である場合、スケジュールされたCTSフレームのための変更されたRTSフレームとこれに対する応答であるCTSフレームを含む。反面、サウンディング過程を含む場合、Req/Rspフレームは、グループ制御情報を含むサウンディング要求フレームとチャネルフィードバック応答フレームを含む。
【0116】
このように、物理階層信号フィールドにグループ制御情報を含ませてデータフレームを送信する場合、RTS/CTS過程が修正されなければならず、ビーム形成されたVHTデータを使用してレガシ無線端末がNAV更新を実行することができないため、ローバスト(robust)なチャネル保護方法が要求される。
【0117】
以上、MAC階層にグループ制御情報を含む方法と物理階層(PHY)にグループ制御情報を含む方法に対して説明した。
【0118】
一方、MAC階層とPHY階層の両方ともにグループ制御情報を含ませてフレームを送信することができ、この場合、MAC階層のCTS−to−Selfフレームにグループ制御情報を含ませ、同時にVHTデータフレームのPHY信号フィールドにグループ制御情報を含ませる方法がある。
【0119】
このように、MAC階層とPHY階層の両方ともにグループ制御情報を含ませてフレームを送信する方法は、一つの階層を使用したときに発生する追加オーバーヘッドを減少させ、レガシ無線端末との互換性を容易にサポートすることができる。
【0120】
例えば、修正されたグループ制御情報をVHTデータフレームのPHY信号フィールドを使用して伝達することができるため、VHTデータフレーム以前に常にCTS−to−Selfを送信しなければならないオーバーヘッドを減少させることができる。また、レガシCTS−to−Self又はレガシRTSフレームの受信端末住所フィールドにグループ制御情報を含ませてフレームを送信するため、レガシ制御フレームフォーマットを変更せずにチャネル保護機能をサポートすることができる。即ち、チャネル保護機能を強化することができ、更新されたグループ制御情報が受信端末のMAC階層まで伝達されるため、各多重応答フレームの送信時点を知ることができる。これによって、各受信端末は、処理をより正確に進行することができる。
【0121】
一方、前述したような本発明によるマルチユーザフレーム処理方法は、コンピュータプログラムで作成が可能である。また、前記プログラムを構成するコード及びコードセグメントは、当該分野のコンピュータプログラマにより容易に推論されることができる。また、前記作成されたプログラムは、コンピュータが読み取ることができる記録媒体(情報格納媒体)に格納され、コンピュータにより判読されて実行されることによって、本発明の方法を具現する。また、前記記録媒体は、コンピュータが判読することができる全ての形態の記録媒体(CD、DVDのような有形的媒体だけでなく、搬送波のような無形的媒体)を含む。
【0122】
本発明は、限定された実施例と図面により説明したが、これにより限定されるものではなく、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者により本発明の技術思想と特許請求の範囲と均等範囲内で多様な修正及び変形が可能である。
【0123】
本発明は、複数の無線端末をグループ化してフレームを送信するMU−MIMO技術を用いた無線LANシステムに適用される。