特許第6697519号(P6697519)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6697519
(24)【登録日】2020年4月28日
(45)【発行日】2020年5月20日
(54)【発明の名称】障害者手帳等収納ケース
(51)【国際特許分類】
   A45C 11/00 20060101AFI20200511BHJP
   B42D 3/18 20060101ALI20200511BHJP
   B42F 7/06 20060101ALI20200511BHJP
【FI】
   A45C11/00 A
   B42D3/18 H
   B42F7/06
【請求項の数】2
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2018-148908(P2018-148908)
(22)【出願日】2018年7月20日
(65)【公開番号】特開2019-181142(P2019-181142A)
(43)【公開日】2019年10月24日
【審査請求日】2019年3月17日
(31)【優先権主張番号】特願2018-83483(P2018-83483)
(32)【優先日】2018年4月6日
(33)【優先権主張国】JP
【権利譲渡・実施許諾】特許権者において、権利譲渡・実施許諾の用意がある。
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】518119009
【氏名又は名称】瀬下 佳子
(72)【発明者】
【氏名】瀬下 佳子
【審査官】 石井 茂
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭55−002699(JP,U)
【文献】 登録実用新案第3075860(JP,U)
【文献】 登録実用新案第3137103(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A45C 1/00−15/08
A45F 3/00−3/04
A45F 3/12
B42D 1/00−15/00
B42D 15/04−19/00
B42F 1/00−23/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
(イ)証明書の表示が外側にある障害者手帳等(9)を収納する箱状の障害者手帳等収納ケース(1)に於いて、その本体は箱状に形成され、上方に開口部(6)を設け、開口部(6)より厚みのある障害者手帳等をそのまま挿入できるようにし、
(ロ)箱状の障害者手帳等収納ケース(1)の前面(11)には、提示する証明書(13)が外側から見えるように透明シート(14)等を設け、
(ハ)箱状の障害者手帳等収納ケース(1)の後面(12)には、舌片差込部(4)を設け、舌片差込部(4)の上部を後面(12)のケースに固定し、下方の舌片差込部(4)が前後に移動できるように取付け、
(ニ)箱状の障害者手帳等収納ケース(1)をパスケース本体(5)に取付けるには、パスケース本体(5)のカードポケット(7)に、箱状の障害者手帳等収納ケース(1)に対してフリーとなっている下方の舌片差込部(4)を挿入することで、パスケース本体(5)と箱状の障害者手帳等収納ケース(1)が一体になるように設け
以上のように構成された障害者手帳等収納ケース。
【請求項2】
(イ)証明書の表示が内側にある障害者手帳(10)を収納するU字状の障害者手帳等収納ケース(2)に於いて、その本体はU字状に形成され、
(ロ)U字状の障害者手帳等収納ケース(2)の内側の両側には透明カバー(15)が設けられ、二つ折りの状態の証明書の表示が内側にある障害者手帳(10)を見開き、提示する証明書(13)が見えるように設け、
(ハ)U字状の障害者手帳等収納ケース(2)の後面(12)には舌片差込部(4)を設け、舌片差込部(4)の上部を後面(12)のケースに固定し、下方の舌片差込部(4)が前後に移動できるように取付け、
(ニ)U字状の障害者手帳等収納ケース(2)をパスケース本体(5)に取付けるには、パスケース本体(5)のカードポケット(7)に、U字状の障害者手帳等収納ケース(2)に対してフリーとなっている下方の舌片差込部(4)を挿入することで、パスケース本体(5)とU字状の障害者手帳等収納ケース(2)が一体になるように設け
以上のように構成された障害者手帳等収納ケース。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、既成のパスケース本体に障害者手帳等が提示できる収納部を一体化させる障害者手帳等収納ケースに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、交通系ICカードを収納かつ保護し持ち運べるパスケース本体があった。それは図4図9に示すようなパスケース本体(5)に、鉄道やバス等に乗車する際に携行する乗車券等を収納する目的で作られた入れ物の片面もしくは両面に、交通系ICカード(定期ICカード・スイカ・パスモ等)を収納するカードポケットが設けられていた。カードポケットが透明の窓になっているものや、交通系ICカード取り出し用の長穴が開けられているものがあった。
また、本発明の目的となる障害者手帳等収納ケースとは異なるが、既成のノートカバーやカードホルダーのポケットを利用する、差込片を有するケースがあった。それは複数の収納部のあるケースの裏面に一辺が固定された差込片が設けられ、差込片を既成のポケットに挿嵌させることで収納部を増やすことができことが知られていた。(特許文献1)(特許文献2)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3208243号
【特許文献2】実公昭57−51909号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
それには次のような問題点があった。
(イ)カードポケットよりも大きいサイズのカード・乗車券・定期券等は、既成のパスケース本体(5)に入りにくく、特に厚みのある証明書等は入らず収納できなかった。
(ロ)カードポケット(7)が透明の窓になっているパスケース本体(5)があるが、窓が小さく交通系ICカード取り出し用の長穴が開けられていて、証明書や紙式定期券等を収納したままでは提示できなかった。
(ハ)特許文献1に於いて、差込片を設けたメッシュケースをノートカバー本体に挿嵌させ収納部分を増やすことを目的とした発明であるが、パスケース本体には挿嵌できず、交通機関における交通系ICカードでの精算時の証明書の提示に利用するには不向きであった。
(ニ)特許文献2に於いて、差込片を設けたカードホルダーをパスケース本体に挿嵌させ、複数のカード類を一枚毎に一つのホルダーで収納できることを目的とした発明であるが、収納部分はカード類が一枚毎に収納保持できるよう薄型であり、厚みを有する障害者手帳等は収納できなかった。
【0005】
(ホ)交通機関で障害者割引を利用する場合、身体障害者手帳・精神障害者手帳・療育手帳・愛の手帳等(以下、「障害者手帳等」とする)を提示し交通系ICカードにて精算するが、それぞれを鞄等から取り出すのは手間がかかり、特に杖使用者は片手での動作を要するため、それらが一体化し提示と精算が同時に行えることが望まれていた。
(ヘ)例えば東京都が発行する身体障害者手帳は、形状が二つ折りで縦8.0cm×横11.5cmで厚さが3mmである。カードポケットよりもサイズが大きいためパスケース本体に収納し持ち運ぶことはできなかった。また、障害者手帳等が単体であることにより、うっかりして携帯忘れやどこに置いたか等紛失することが多かったので、不便さを感じていた。
(ト)図12に示すように障害者手帳等はビニールカバーの中に紙の証明書を納め、裏表紙に証明部分が提示できる透明の窓が設けられているが、大概そのカバーにはストラップやリール等を付属させるためのストラップホールが無く、また、カバーの素材がビニールのためストラップホールを開ける等のリメイクは破損に繋がりやすく、落下や紛失防止を目的としたパスケース本体の機能を兼ねられなかった。
本発明は、以上の問題点を解決するためのものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(イ)パスケース本体のカードポケットに、障害者手帳等収納ケースに取付けられた舌片差込部を挿入することで、パスケース本体と障害者手帳等収納ケースを一体にし、厚みのある障害者手帳が障害者手帳等収納ケースに収納することができるように設けた障害者手帳等収納ケース。
(ロ)証明書の表示が外側にある障害者手帳等は、パスケース本体に取付けられた箱状の障害者手帳等収納ケースに、手帳状で厚みのある障害者手帳等を挿入するために箱状に形成され、収納ケースの上方に開口部を設け、手帳状になっている厚みを有する障害者手帳等をそのまま、開口部から挿入できるように設け、ケース本体の前面に提示する証明書が外から見えるように設けてある。
(ハ)二つ折りの状態の証明書の表示が内側にある障害者手帳等はパスケース本体に差し込んで取付けられた二つ折りのU字状の障害者手帳等収納ケースに収納し、二つ折りの状態の証明書の表示が内側にある障害者手帳等を見開いて、二つ折りのU字状の障害者手帳等収納ケースの両側に設けた、透明カバーの中に挿入し納めることができるようにし、障害者手帳等収納ケースを見開きにすることで、証明部分が内側にある障害者手帳等を、収納したまま証明部分を提示できる、また、証明部分を露出させたくない場合は二つ折りの状態なので証明部分が内側にあるため隠すことができる。
以上の構成よりなる障害者手帳等収納ケース。
【発明の効果】
【0007】
(イ)本発明では障害者手帳等を収納できる透明な素材もしくは透明窓のあるケースの後面にパスケース本体のカードポケットに挿嵌できる舌片差込部を設ける事によって、障害者手帳等を既存のパスケース本体と一体化でき、障害者手帳等が収納できるので、現在持っている既存のパスケース本体が活用できるので新たにパスケース本体を購入する必要が無い。
(ロ)交通機関で障害者割引を利用する場合、パスケース本体に障害者手帳等と交通系ICカードが一体化されていることで提示と精算が一連に行え、外出時の動作に戸惑ってしまうことで障害者自身に与えるストレスが大幅に軽減できる。
(ハ)又、障害者が外出時に必要な障害者手帳等と交通系ICカードを一体化できることで、障害者手帳等の携帯不備を防ぐことができる。
【0008】
(ニ)交通系ICカードや障害者手帳等と一緒にヘルプマーク・ヘルプカードを収納することで、障害者や配慮が必要な方が外出するためのアイテムをまとめて持ち運ぶことができ、また、支援内容をスムーズに提示できる。
(ホ)本発明が挿嵌できるカードポケットがあれば、パスケース本体に限らずネームホルダーやチケットホルダー・手帳型スマートフォンケース・財布等にも使用でき、それらにカード収納量を増やしたい場合や仕分けをしたい場合、また、厚みのある手帳等の収納に活用できる。
(ヘ)自身が気に入っているパスケース本体を交通系ICカード収納以外にも存分に活用でき、オリジナルのパスケース本体にカスタムできる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】 本発明の箱状の障害者手帳等収納ケースの斜視図。
図2】 本発明の図1の側面図。
図3】 パスケース本体に取付けられた箱状の障害者手帳等収納ケースに障害者手帳等の証明書を挿入する状態の斜視図。
図4】 パスケース本体のカードポケットに箱状の障害者手帳等収納ケースを挿入している状態の斜視図。
図5】 本発明の図4にストラップが取付けられた状態の側面図。
図6】 パスケース本体に箱状の障害者手帳等収納ケースを挿入し一体にした斜視図。
図7】 本発明のU字状の障害者手帳等収納ケースの斜視図。
図8】 本発明のU字状の障害者手帳等収納ケースの舌片差込部が開く動きを示した側面図。
図9】 パスケース本体のカードポケットにU字状の障害者手帳等収納ケースを挿入している状態図。
図10】 U字状の障害者手帳等収納ケースの開閉動作を示す状態図。
図11】 U字状の障害者手帳等収納ケースに挿入された障害者手帳等を見開いて提示する状態図。
図12】 本発明のパスケース本体に障害者手帳等を挿入する例を示した状態図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、パスケース本体の形態について説明する。
(イ)図4図9で示すように、パスケース本体(5)は鉄道やバス等に乗車する際に携行する乗車券等を収納する目的で作られた入れ物の片面もしくは両面に、交通系ICカード(定期ICカード・スイカ・パスモ等)を収納するカードポケット(7)が設けられている。カードポケット(7)は透明の窓になっているものや、交通系ICカード取り出し用の長穴が開けられているものもある。
(ロ)パスケース本体(5)に交通系ICカード等を収納することで、それを保護しながら持ち運べるのが知られている。
【0011】
(ハ)パスケース本体(5)には図5図10で示されているように、ストラップホールやリングが設けてあり、そこにストラップ・伸縮式リール等(8)を取付けることで、鞄の持ち手等にパスケース本体(5)を吊り下げられる。それによって、片手でパスケース本体(5)を取り出せ、収納されている交通系ICカードにてスムーズに精算できる。また、落下や紛失を防止ができる。
(ニ)自動改札機やICカード精算機にて精算する場合は、パスケース本体(5)に交通系ICカードを収納したまま、それらにタッチして精算できる。
(ホ)例えば交通機関で障害者割引を利用する場合、その都度精算時に駅員や運転士に図12aに示された二つ折りの障害者手帳等(9)や見開きの障害者手帳等(10)等を提示し、駅員や運転手が証明書の内容確認後、交通系ICカードにて精算しなくてはならず、面倒であったのが解消できる。
【0012】
以下、障害者手帳等の形態について説明する。
(ヘ)図12のaに示すように、証明書の表示が外側にある障害者手帳等(9)は二つ折りで約3mmの厚さを有する手帳で、ビニールカバーの中に紙の証明書(13)を納め、裏表紙に証明部分が提示できる透明の窓が設けられている。また、図12のbに示すように、証明書の表示が内側にある障害者手帳等(10)も二つ折りで約3mmの厚さを有する手帳で、ビニールカバーの中に紙の証明書(16)を納め、証明書(16)部分は手帳を見開いた内側にある。
(ト)(ヘ)のカバーには大概ストラップ・伸縮式リール等(8)を付属させるためのストラップホールが無く、また、カバーの素材がビニールのためストラップホールを開ける等のリメイクは破損に繋がりやすく、落下や紛失防止を目的としたパスケース本体(5)の機能を兼ねられなかった。
【0013】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(チ)本発明では、二つの形式のケースがあり、本発明のケースは図2で示した箱状の障害者手帳等収納ケース(1)と、図8で示したU字状の障害者手帳等収納ケース(2)に分かれる。
(リ)先ず箱状の障害者手帳等収納ケース(1)の構造について説明すると、ケース本体の箱状に形成され上方に開口部(6)を設け、手帳状になっている厚みを有する障害者手帳等をそのまま、開口部(6)から挿入できるように設けてある。ケース本体の前面(11)には提示する証明書(13)が見えるように透明のシート(14)となっている。特に透明シートに限定するものでは無く、外から提示する証明書(13)が見えれば良い。
【0014】
(ヌ)図2に示すように、ケース本体の後面(12)には舌片差込部(4)の上部が後面(12)のケースに固定されて取り付けられ、フリーとなっている下方の舌片差込部(4)は前後に移動できるように、取付けられている。
(ル)パスケース本体(5)に箱状の障害者手帳等収納ケース(1)を取付けるには、図4に示すように、パスケース本体(5)のカードポケット(7)に箱状の障害者手帳等収納ケース(1)に対してフリーとなっている下方の舌片差込部(4)を挿入することで、パスケース本体(5)と箱状の障害者手帳等収納ケース(1)が一体になり、又取出しが自在に行える。
【0015】
(ヲ)次に、U字状の障害者手帳等収納ケース(2)の構造について説明する。ケース本体は図12bに示すように、証明書を内側にして収納し、厚みのある二つ折りの状態の証明書の表示が内側にある障害者手帳等(10)を収納するには、ケース本体を二つ折りのU字状の障害者手帳等収納ケース(2)にして、開閉自在に設けてある。そのため、ケース本体の内側の両側には透明カバー(15)が設けられ、二つ折りの状態の証明書の表示が内側にある障害者手帳等(10)を見開いて、両側の透明カバー(15)の中に挿入し納めることができる。
(ワ)U字状の障害者手帳等収納ケース(2)の前面(11)はケース本体の蓋となり、後面(12)には舌片差込部(4)の上部が、後面(12)のケースに固定されて取り付けられ、フリーとなっている下方の舌片差込部(4)は前後に移動できるように。取付けられている。
【0016】
(カ)パスケース本体(5)に二つ折りの状態の証明書の表示が内側にある障害者手帳等(10)を取付けるには、図9に示すように、パスケース本体(5)のカードポケット(7)にフリーとなっている下方の舌片差込部(4)を挿入することで、パスケース本体(5)とU字状の障害者手帳等収納ケース(2)が一体になる。
(ヨ)例えば二つ折りの状態の証明書の表示が内側にある障害者手帳等(10)をU字状の障害者手帳等収納ケース(2)にそのままカバーを外すことなく収納し持ち運べ、また、手帳の証明部分はU字状の障害者手帳等収納ケース(2)を見開くことで提示でき、個人情報を露出させずに持ち運ぶことができる。
【0017】
(タ)基本構造を基に、パスケース本体(5)の仕様や用途に合わせ縦型及び横型、奥行の有る無し、見開きタイプのケースを揃えることもできる。
【0018】
本発明を使用するときは、
(イ)パスケース本体(5)のカードポケット(7)に交通系ICカードを収納する。
(ロ)図3に示すように、箱状の障害者手帳等収納ケース(1)に提示を要する証明書の表示が外側にある障害者手帳等(9)やカードポケット(7)に収まらないサイズの証明書等を、箱状の障害者手帳等収納ケース(1)の上端の開口部(6)より挿入して収納する。
(ハ)図12aに示すように、箱状の障害者手帳等収納ケース(1)の後面の舌片差込部(4)をパスケース本体(5)のカードポケット(7)に差し込み挿嵌させ、箱状の障害者手帳等収納ケース(1)とパスケース本体(5)を一体化させることができる。
【0019】
(ニ)例えば交通機関で障害者割引を利用する場合、精算時に駅員や運転士に箱状の障害者手帳等収納ケース(1)に証明書の表示が外側にある障害者手帳等障害者手帳等(9)を収納したままの状態で外側にある証明部分を提示し、証明書の内容確認がされた後に、パスケース本体(5)に交通系ICカードを収納したままの状態で、図6に示すように箱状の障害者手帳等収納ケース(1)と一体に成ったパスケース本体(5)を精算機にタッチし精算する。
【0020】
(ホ)図12bに示すように、U字状の障害者手帳等収納ケース(2)に提示を要する証明書の表示が内側にある障害者手帳等(10)やカードポケット(7)に収まらないサイズの証明書等を、U字状の障害者手帳等収納ケース(2)を見開いた提示を要する証明書の表示が内側にある障害者手帳等(10)を内側中央部より左右両側に分けて収納口より挿入して収納する。
(ヘ)図9に示すように、前面がU字状の障害者手帳等収納ケース(2)には二つ折りにした、後面(12)の舌片差込部(4)をパスケース本体(5)のカードポケット(7)に差し込み挿嵌させ、障害者手帳等収納ケース(6)とパスケース本体(5)を一体化させる。
(ト)例えば交通機関で障害者割引を利用する場合、図11のように精算時に駅員や運転士に証明書の表示が内側にある障害者手帳等(10)を収納したままの状態で見開きにした内側にある証明書(16)を提示し、証明書の内容が係員に確認された後に、パスケース本体(5)に交通系ICカードを収納したままの状態で図11に示すようにU字状の障害者手帳等収納ケース(2)と一体に成ったパスケース本体(5)を精算機にタッチし精算する。
【0021】
(チ)パスケース本体(5)にはストラップホールやリングが設けてあり、そこにストラップ・伸縮式リール等(8)を付属することで鞄の持ち手等にパスケース本体(5)を吊り下げられる。それによって動作は片手で一連に行え、また、パスケース本体(5)に一体化させることで障害者手帳等収納ケース(6)に収納した障害者手帳等(9)や証明書の表示が内側にある障害者手帳等(10)の落下や紛失を防止できる。
【0022】
(リ)障害者手帳等に落下や紛失防止のためにストラップ等を付属させたい場合、本発明に収納し、その機能を持ったパスケース本体やネームホルダー等に挿嵌させることで、それらにストラップホールを開けることなく機能を備えられる。又、縦型及び横型のパスケース本体に対応できるように、障害者手帳等収納ケースは縦型と横型も対応できる。
【符号の説明】
【0023】
1 箱状の障害者手帳等収納ケース
2 U字状の障害者手帳等収納ケース
3 固定部
4 舌片差込部
5 パスケース本体
6 開口部
7 カードポケット
8 ストラップ・伸縮式リール等
9 証明書の表示が外側にある障害者手帳等
10 証明書の表示が内側にある障害者手帳等
11 前面
12 後面
13 提示する証明書
14 透明シート
15 透明カバー
16 証明書
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12