【課題を解決するための手段】
【0042】
これらの目的の少なくとも一つは、独立請求項の主題によって解決される。本発明の有利な実施形態は、従属請求項の主題である。
【0043】
本発明の一つの態様は、通信システムにおける受信エンティティへチャネル品質情報報告を周期的に送信する送信装置であって、第一の所定の報告頻度でリソースブロックのチャネル品質測定値の平均を報告する第一のチャネル品質情報報告と、前記リソースブロックの所定のサブセットについての第二のチャネル品質情報報告と、を送信する送信部を備え、前記送信部は、前記第一のチャネル品質情報報告の2回の送信の間に前記第二のチャネル品質情報報告を送信し、前記送信部は、前記リソースブロックの所定のサブセットについての複数の第二のチャネル品質情報報告を、第二の所定の報告頻度で送信し、前記第一の所定の報告頻度は、前記第二の所定の報告頻度と異なる、送信装置である。
本発明の別の態様は、前記第一の所定の報告頻度は、前記第二の所定の報告頻度よりも高い頻度である、送信装置である。
本発明の別の態様は、通信システムにおける受信エンティティへチャネル品質情報報告を周期的に送信する送信方法であって、第一の報告頻度でリソースブロックのチャネル品質測定値の平均を報告する第一のチャネル品質情報報告を送信し、前記リソースブロックの所定のサブセットについての第二のチャネル品質情報報告を送信し、前記第二のチャネル品質情報報告は、前記第一のチャネル品質情報報告の2回の送信の間に送信され、前記リソースブロックの所定のサブセットについての複数の第二のチャネル品質情報報告は、第二の所定の報告頻度で送信され、前記第一の所定の報告頻度は、前記第二の所定の報告頻度と異なる、送信方法である。
本発明の別の態様は、前記第一の所定の報告頻度は、前記第二の所定の報告頻度よりも高い頻度である、送信方法である。
本発明の別の態様は、通信システムにおける送信エンティティからチャネル品質情報報告を周期的に受信する受信装置であって、第一の所定の報告頻度でリソースブロックのチャネル品質測定値の平均を報告する第一のチャネル品質情報報告と、前記リソースブロックの所定のサブセットについての第二のチャネル品質情報報告と、を受信する受信部を備え、前記受信部は、前記第一のチャネル品質情報報告の2回の受信の間に前記第二のチャネル品質情報報告を受信し、前記受信部は、前記リソースブロックの所定のサブセットについての複数の第二のチャネル品質情報報告を、第二の所定の報告頻度で受信し、前記第一の所定の報告頻度は、前記第二の所定の報告頻度と異なる、受信装置である。
本発明の別の態様は、前記第一の所定の報告頻度は、前記第二の所定の報告頻度よりも高い頻度である、受信装置である。
本発明の別の態様は、通信システムにおける送信エンティティからチャネル品質情報報告を周期的に受信する受信方法であって、第一の所定の報告頻度でリソースブロックのチャネル品質測定値の平均を報告する第一のチャネル品質情報報告を受信し、前記リソースブロックの所定のサブセットについての第二のチャネル品質情報報告を受信し、前記第二のチャネル品質情報報告は、前記第一のチャネル品質情報報告の2回の受信の間で受信され、前記リソースブロックの所定のサブセット値についての複数の第二のチャネル品質情報報告は、第二の所定の報告頻度で受信され、前記第一の所定の報告頻度は、前記第二の所定の報告頻度と異なる、受信方法である。
本発明の別の態様は、前記第一の所定の報告頻度は、前記第二の所定の報告頻度よりも高い頻度である、受信方法である。
【0044】
本発明の別の態様は、チャネル品質測定値を復元するために、符号化(圧縮)方式を「逆変換する」受信機に関係する。本発明のいくつかの例示的な実施形態では、スケジューラは、そのスケジューラによってサーブされた各送信機の無線インタフェース・リソースをスケジュールするために、チャネル状態に関する情報を利用できる。さらに、代替的にまたはそれに加えて、無線チャネル上のデータ送信に適用されるべきリンク適応を決定するために、復元されたチャネルの推定値を用いることもできる。
【0045】
本発明のさらに別の態様は、チャネル品質情報として送信する前に、チャネル品質測定値の順番を並べ替えることである、何らかの(再)順序付け方式を使用することである。この態様によれば、あるチャネルの個々のチャネル品質測定値は、これらの測定値の符号化が受信機で測定値の最も正確な復元をもたらすように、(再)順序付けされ得る。(再)順序付けメカニズムは、上記に概説した本発明の他の態様と組み合わせることもできる。
【0046】
本発明の一つの例示的な実施形態によれば、通信システムにおけるチャネル品質情報を送信するための方法が提供される。この方法では、個々のチャネル品質値(例えば、複数のリソース単位の)が、初めに少なくとも2個のパーティションに分けられ得る。次に、上記少なくとも2個のパーティションの少なくとも1つに属する個々のチャネル品質値が、個々のチャネル品質係数を得るために変換され得る。これらの係数は、受信側エンティティへシグナリングされるチャネル品質に関するシグナリング情報を得るために、符号化され得る。
【0047】
一つの実施形態では、変換によって各パーティションにつき得られるチャネル品質係数の数は、各パーティションに属するチャネル品質値の数に等しい。
【0048】
さらに、個々のチャネル品質値を変換するために使用される変換は、例えば、離散的コサイン変換(DCT)、フーリエ変換または連続関数に基づいた変換があり得る。
【0049】
本発明の別の実施形態は、個々のチャネル品質値が符号化される状況に関係する。チャネル品質情報は、最初に複数のリソース単位の個々のチャネル品質値を少なくとも2個のパーティションに分け、チャネル品質に関するシグナリング情報を得るために個々のチャネル品質値を符号化し、受信側エンティティへチャネル品質に関するシグナリング情報をシグナリングすることによって、通信システム中で送信され得る。
【0050】
一つの実施形態では、個々のチャネル品質値は、各チャネル品質値を少なくとも1つのチャネル品質しきい値と比較することによってパーティションに分けることができる。通常、隣接するパーティションの境界ごとに1つのしきい値を定義できる。
【0051】
さらに、別の実施形態では、個々のチャネル品質値は、所定の数のチャネル品質値を各パーティションに割り当てることによってパーティションに分けられる。1つのパーティションに入るチャネル品質値のこの数は、例えば、予め設定可能である。パーティション当りのチャネル品質値の数を予め定義することは、例えば、パーティション中の要素数のシグナリングが必要ないという点で有利であり得る。
【0052】
一般的には、上記少なくとも2個のパーティションの基数の合計はチャネル品質値の数に等しい、すなわち、すべてのチャネル品質値が少なくとも2個のパーティションのどちらか1つに割り当てられるとすれば、それも有利であり得る。
【0053】
本発明のさらに別の実施形態では、個々のチャネル品質係数またはチャネル品質値は、少なくとも1つのパーティションの個々のチャネル品質係数またはチャネル品質値を圧縮することによって符号化され得る。
【0054】
一つの実施形態では、チャネル品質に関するシグナリング情報は、上記少なくとも2個のパーティションに各々属するチャネル品質係数またはチャネル品質値の数よりも少ない、符号化されたチャネル品質係数またはチャネル品質値の数を受信側エンティティに示すことができる。これにより、この実施形態の例示的な変形によれば、個々のチャネル品質係数またはチャネル品質値は、しきい値電力レベル以上の電力レベルとなる最小数のチャネル品質係数またはチャネル品質値を、それぞれパーティションから選び出すことによって符号化される。
【0055】
本発明の別の実施形態によれば、個々のチャネル品質係数またはチャネル品質値は、少なくとも2個のパーティションから、それぞれ、個々のチャネル品質係数またはチャネル品質値の部分的セットを選び出すことによって符号化され得る。これにより、本実施形態の例示的な変形によれば、このような部分的セットのうちの第1の部分的セットの基数は、同部分的セットのうちの第2の部分的セットの基数に依存し得る。
【0056】
本発明の別の実施形態では、符号化の前に、少なくとも2個のチャネル品質係数またはチャネル品質値から導出された少なくとも1個の合成チャネル品質係数またはチャネル品質値がそれぞれ算出されること、並びに上記少なくとも1個の合成チャネル品質係数またはチャネル品質値が符号化されることが提案される。これは、例えば、送信前に個々のチャネル品質値/チャネル品質係数のすべてまたは部分的セットを1個以上の平均化した値/係数に合成することによって、シグナリング・オーバヘッドを削減するために有効であり得る。
【0057】
本発明の別の実施形態によるチャネル品質値またはチャネル品質係数を符号化するための別のオプションは、上記少なくとも2個のパーティションから、それぞれ、予め定義された数のチャネル品質係数またはチャネル品質値を選び出すことによって、それらを符号化することである。これによれば、上記少なくとも2個のパーティションのうちの第1のパーティションから選択されるチャネル品質係数またはチャネル品質値の数は、例えば、少なくとも1つの所定の制約数に依存するようにし、残りの数の選択されるチャネル品質係数またはチャネル品質値は、上記少なくとも2個のパーティションのうちの少なくとも第2のパーティションから選択されるようにできる。
【0058】
一般的には、各パーティションは同じ符号化方式によって符号化されてもよいし、または異なる符号化方式よって符号化されてもよい。
【0059】
さらに、本発明の別の実施形態では、少なくとも2個のパーティションに属する個々のチャネル品質係数またはチャネル品質値が、一緒に符号化され得る。これは、例えば、次ように実現できる。各パーティション中の各チャネル品質係数またはチャネル品質値は、インデックスによって識別可能にされる。同じインデックスをもつ少なくとも2個のパーティションから、それぞれ、個々のチャネル品質係数またはチャネル品質値を選択することによって、個々のチャネル品質係数またはチャネル品質値を一緒に符号化できる。
【0060】
上記少なくとも2個のパーティションが等しい基数をもたない場合には、同じ基数をもつ少なくとも2個のパーティションを得るために、パーティションに属する個々のチャネル品質係数またはチャネル品質値にパディング係数またはパディング値を追加することが有効であると言える。
【0061】
別の実施形態では、各パーティション中の各チャネル品質係数またはチャネル品質値は、インデックスによって識別可能にされる。この実施形態では、符号化前に平均のチャネル品質係数またはチャネル品質値が算出され、平均のチャネル品質係数またはチャネル品質値が符号化される。
【0062】
例えば、上記平均のチャネル品質係数またはチャネル品質値は、少なくとも2個のパーティションからの、それぞれ、個々のチャネル品質係数またはチャネル品質値の係数当りまたは値当り平均値を得ることによって算出され得る。さらに、同じインデックスをもつ少なくとも2個のパーティションからの、それぞれ、個々のチャネル品質係数またはチャネル品質値が、それぞれ係数当りまたは値当り平均化されることが予見され得る。これは、例えば、インデックスのシグナリングのオーバヘッドを減少させることができる。
【0063】
本発明の別の実施形態では、少なくとも1つのパーティションに属する個々のチャネル品質係数またはチャネル品質値が、それらを符号化する前に、再順序付けされ得る。例えば、再順序付けは、所定の再順序付けマップのうちの一つまたは所定のインタリービング方式のうちの一つに従って実行される。
【0064】
前述したとおり、各パーティション中の各チャネル品質係数またはチャネル品質値は、インデックスによって識別可能にされる。本発明のさらに別の実施形態では、チャネル品質に関するシグナリング情報は、チャネル品質に関するシグナリング情報に含まれた各パーティションに属する符号化された個々のチャネル品質係数またはチャネル品質値のインデックスを示すことができる。この実施形態の変形では、チャネル品質に関するシグナリング情報は、符号化された個々のチャネル品質係数またはチャネル品質値の値をさらに含むことができる。
【0065】
本発明の別の実施形態によると、変換または符号化前に、上記少なくとも2個のパーティションのうちの少なくとも1つは、少なくとも2個のサブパーティションを得るために、パーティション分けされ得る。これは、例えば、最初のパーティション分けがアンテナの数に合わせて行なわれ(例えば、アンテナ当り、個々のチャネル品質値の1つのパーティション)、そしてこれらのパーティションの各々が、(例えば、しきい値に基づいて)サブパーティションにさらに分けられる状況において役立ち得る。さらに、符号化前に、少なくとも1つのサブパーティション中の個々のチャネル品質値は、各サブパーティションでの個々のチャネル品質係数を得るために変換され得る。
【0066】
本発明の別の実施形態は、個々のチャネル品質値を復元するための方法に関係する。この方法によれば、受信側エンティティは、チャネル品質に関するシグナリング情報を送信側エンティティから受信できる。このチャネル品質に関するシグナリング情報は、少なくとも2個のパーティションの個々のチャネル品質係数を得るために、受信側エンティティによって復号できる。さらに、各パーティションごとの個々のチャネル品質値を得るために、各パーティションの個々のチャネル品質係数を変換でき、少なくとも1つのパーティションに属する個々のチャネル品質値を使用して、個々のチャネル品質値を復元できる。
【0067】
別の実施形態によれば、例えば、送信側エンティティ側で変換を行なわないことによって、個々のチャネル品質係数の(逆)変換は必要ないことがあり得る。こうした場合には、個々のチャネル品質値は、チャネルに関するシグナリング情報から直接引き出すことができる。
【0068】
さらに別の実施形態では、複数のリソース単位の個々のチャネル品質値が、複数の送信側エンティティから受信され得る。この実施形態によれば、受信機は、各送信側エンティティによってシグナリングされた、少なくとも、復元された個々のチャネル品質値を考慮に入れて、上記複数の送信側エンティティの各一つ一つ(少なくとも1つ)をスケジュールする。
【0069】
別の実施形態は、受信機は、各送信側エンティティによってシグナリングされた、少なくとも、復元された個々のチャネル品質値を考慮に入れて、上記複数の送信側エンティティの各一つ一つに対するリンク適応のための少なくとも1つのリンク適応パラメータを選択できる。例えば、この少なくとも1つのリンク適応パラメータは、変調及び符号化方式、少なくとも1つのハイブリッド自動再送要求プロセスのコンフィギュレーション、及び送信電力制御のうちの少なくとも1つに関係付けることができる。
【0070】
さらに、別の実施形態によれば、管理エンティティが、パーティション分け、符号化、または変換のうちの少なくとも1つに対する少なくとも1つのパラメータを決定できる。さらに、上記管理エンティティは、上記少なくとも1つのパラメータを上記チャネル品質情報の送信機に制御信号を使用して伝達できる。例えば、上記管理エンティティは、基地局(UMTSの用語ではノードB)であり得る、あるいは通信システムのコア・ネットワークまたはアクセス・ネットワーク中に配置された別のネットワーク・エンティティであり得る。
【0071】
本発明の別の実施形態は、通信システムにおいてチャネル品質情報を送信するための送信機を提供する。この送信機は、個々のチャネル品質値を少なくとも2個のパーティションに分けるための処理ユニットを具備できる。この処理は、上記少なくとも2個のパーティションのうちの少なくとも1つに属する個々のチャネル品質値を、個々のチャネル品質係数を得るために変換することがさらに可能である。上記送信機は、チャネル品質に関するシグナリング情報を得るために個々のチャネル品質係数を符号化するための符号化ユニットと、チャネル品質に関するシグナリング情報を受信側エンティティへシグナリングするための送信ユニットをさらに含むことができる。
【0072】
本発明のさらに別に実施形態は、複数のリソース単位の個々のチャネル品質値を少なくとも2個のパーティションに分けるための処理ユニットと、チャネル品質に関するシグナリング情報を得るために個々のチャネル品質値を符号化するための符号化ユニットを具備する送信機に関係する。さらに、上記送信機は、チャネル品質に関するシグナリング情報を受信側エンティティへシグナリングするための送信ユニットを具備できる。
【0073】
さらに、別の実施形態では、上記送信機は、ここに述べた様々な実施形態のうちの一つによる、通信システムにおけるチャネル品質情報を送信するための方法の各ステップを実行するための手段を具備できる。
【0074】
別の実施形態によると、個々のチャネル品質値を復元するための受信機が提供される。上記受信機は、チャネル品質に関するシグナリング情報を送信側エンティティから受信するための受信ユニットを具備できる。さらに、上記受信機は、少なくとも2個のパーティションの個々のチャネル品質係数を得るために、チャネル品質に関するシグナリング情報を復号するための復号ユニットと、各パーティションごとの個々のチャネル品質値を得るために、各パーティションの個々のチャネル品質係数を変換するための処理ユニットを有することができる。上記処理ユニットは、少なくとも1つのパーティションの個々のチャネル品質値を使用して、個々のチャネル品質値を復元できる。
【0075】
別の実施形態では、個々のチャネル品質値を復元するための受信機は、チャネル品質に関するシグナリング情報を送信側エンティティから受信するための受信ユニットと、少なくとも2個のパーティションの個々のチャネル品質値を得るために、チャネル品質に関するシグナリング情報を復号するための復号ユニットを具備できる。さらに、この実施形態による上記受信機は、少なくとも1つのパーティションに属する個々のチャネル品質値を使用して、複数のリソース単位の個々のチャネル品質値を復元するための処理ユニットを具備できる。
【0076】
さらに、別の実施形態では、上記受信機は、ここに述べた様々な実施形態のうちの一つによる、個々のチャネル品質値を復元するための方法の各ステップを実行するための手段を含むことができる。
【0077】
本発明の別の実施形態は、送信機のプロセッサにより実行時に、通信システムにおけるチャネル品質情報を送信するように、送信機を動作させる命令を記憶するコンピュータにより読取り可能な媒体に関係する。
【0078】
上記送信機は、個々のチャネル品質値を少なくとも2個のパーティションに分け、上記少なくとも2個のパーティションのうちの少なくとも1つに属する個々のチャネル品質値を、個々のチャネル品質係数を得るために変換し、チャネル品質に関するシグナリング情報を得るために、個々のチャネル品質係数を符号化し、チャネル品質に関する上記シグナリング情報を受信側エンティティへシグナリングすることにより、通信システムにおけるチャネル品質情報を送信するように動作させることができる。
【0079】
別の実施形態では、送信機は、個々のチャネル品質値を少なくとも2個のパーティションに分け、チャネル品質に関するシグナリング情報を得るために、個々のチャネル品質値を符号化し、チャネル品質に関する上記シグナリング情報を受信側エンティティへシグナリングすることにより、通信システムにおいてチャネル品質情報を送信するように動作させることができる。
【0080】
さらに別の実施形態は、送信機のプロセッサにより実行時に、ここに述べた様々な実施形態のうちの一つによる、個々のチャネル品質値を送信するための方法の各ステップを実行するように、送信機を動作させる命令を記憶するコンピュータにより読取り可能な媒体に関係する。
【0081】
本発明のある実施形態による別のコンピュータにより読取り可能な媒体は、受信機のプロセッサにより実行時に、個々のチャネル品質値を復元するように受信機を動作させる命令を記憶する。
【0082】
上記受信機は、チャネル品質に関するシグナリング情報を送信側エンティティから受信し、少なくとも2個のパーティションの個々のチャネル品質係数を得るために、チャネル品質に関するシグナリング情報を復号し、各パーティションごとの個々のチャネル品質値を得るために、各パーティションの個々のチャネル品質係数を変換し、少なくとも1つのパーティションに属する個々のチャネル品質値を使用して、複数のリソース単位の個々のチャネル品質値を復元することにより、個々のチャネル品質値を復元するように動作させることができる。
【0083】
別の実施形態では、上記受信機は、チャネル品質に関するシグナリング情報を送信側エンティティから受信し、少なくとも2個のパーティションの個々のチャネル品質値を得るために、チャネル品質に関するシグナリング情報を復号し、少なくとも1つのパーティションに属する個々のチャネル品質値を使用して、複数のリソース単位の個々のチャネル品質値を復元することにより、個々のチャネル品質値を復元するように動作させることができる。
【0084】
さらに別の実施形態は、受信機のプロセッサにより実行時に、ここに述べた様々な実施形態のうちの一つによる、通信システムにおいてチャネル品質情報を受信するための方法の各ステップを実行するように、受信機を動作させる命令を記憶するコンピュータにより読取り可能な媒体に関係する。
【0085】
本発明の別の実施形態は、通信システムにおいてチャネル品質情報を送信するための方法に関係する。送信側エンティティは、個々のチャネル品質値を再順序付けすることができ、次に、個々のチャネル品質係数を得るために、再順序付けした個々のチャネル品質値を変換できる。さらに、個々のチャネル品質係数は、受信エンティティへシグナリングされ得るチャネル品質に関するシグナリング情報を得るために、符号化され得る。
【0086】
さらに別の実施形態では、再順序付けは、異なる再順序付けマッピングを採用することによって、ある数の再順序付けしたチャネル品質値列を得ることを含む。さらに、上記送信側エンティティは、変換の前または後に、再順序付けしたチャネル品質値が最適性基準を満たすような再順序付けマッピングを選択できる。
【0087】
さらに、本発明の別の実施形態では、上記再順序付けの方式は、例えば、チャネル品質情報内で受信側エンティティへシグナリングされる。
【0088】
別の実施形態では、上記再順序付けマッピングは、少なくとも1つの再順序付けパラメータによって定義される。
【0089】
本発明のさらに別の実施形態は、個々のチャネル品質値を復元するための方法に関係する。受信側エンティティは、最初に、チャネル品質に関するシグナリング情報を送信側エンティティから受信でき、個々のチャネル品質係数を得るために、このチャネル品質に関するシグナリング情報を復号できる。上記受信側エンティティは、個々のチャネル品質係数を変換でき、変換された個々のチャネル品質係数を再順序付けすることによって個々のチャネル品質値を復元できる。
【0090】
これにより、別の実施形態は、変換された個々のチャネル品質係数は、あるマッピング方式により再順序付けされることを予見する。上記マッピング方式は、例えば、受信側エンティティによって受信されたチャネル品質情報内または制御シグナリング中で指示され得る。
【0091】
本発明の別の実施形態は、通信システムにおいてチャネル品質情報を送信するための送信機に関係する。上記送信機は、個々のチャネル品質値を再順序付けするための再順序付けユニットと、個々のチャネル品質係数を得るために、再順序付けした個々のチャネル品質値を変換するための処理ユニットを具備する。さらに、上記送信機の符号化ユニットが、チャネル品質に関するシグナリング情報を得るために、個々のチャネル品質係数を符号化することができ、送信ユニットが、チャネル品質に関するシグナリング情報を受信エンティティへシグナリングできる。
【0092】
別の実施形態は、個々のチャネル品質値を復元するための受信機に関係する。上記受信機は、チャネル品質に関するシグナリング情報を送信機から受信するための受信ユニットと、さらに、個々のチャネル品質係数を得るために、チャネル品質に関する前記シグナリング情報を復号するための復号ユニットを含むことができる。上記受信機は、個々のチャネル品質係数を変換するための処理ユニットと、変換された個々のチャネル品質係数を再順序付けすることによって個々のチャネル品質値を復元するための再順序付けユニットをさらに具備できる。
【0093】
本発明の別の実施形態は、送信機のプロセッサにより実行時に、個々のチャネル品質値を再順序付けし、個々のチャネル品質係数を得るために、再順序付けした個々のチャネル品質値を変換し、チャネル品質に関するシグナリング情報を得るために、個々のチャネル品質係数を符号化し、チャネル品質に関する上記シグナリング情報を受信側エンティティへシグナリングすることにより、通信システムにおいてチャネル品質情報を送信するように、上記送信機を動作させる命令を記憶するコンピュータにより読取り可能な媒体に関係する。
【0094】
本発明のさらに別の実施形態は、受信機のプロセッサにより実行時に、チャネル品質に関するシグナリング情報を送信機から受信し、個々のチャネル品質係数を得るために、チャネル品質に関するシグナリング情報を復号し、個々のチャネル品質係数を変換し、変換された個々のチャネル品質係数を再順序付けすることによって個々のチャネル品質値を復元することにより、通信システムにおいてチャネル品質情報を送信するように、上記受信機を動作させる命令を記憶するコンピュータにより読取り可能な媒体に関係する。