【実施例】
【0342】
以下の実施例は、例示目的のためのみに提供され、本明細書で提供される請求項の範囲を制限するものではない。
【0343】
【化64】
[この文献は図面を表示できません]
【0344】
<工程1:メチル3−((4−シアノ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)安息香酸塩(A−2)>
THF/DMF(4:1、55ml)の混合物中の2−クロロ−6−(トリフルオロメチル)イソニコチノニトリルA−1(4.0g、19.4mmol)とメチル3−ヒドロキシベンゾアート(3.24g、21.3mmol)の溶液に、炭酸カリウム(8.0g、58mmol)を加えた。反応混合物を60℃で2時間加熱した。THFを減圧下で蒸発させ、残りの反応混合物を、水(200mL)と酢酸エチル(100mL)に分割した。有機質層を分離し、水層をEtOAc(1×100ml)で再抽出した。組み合わせた有機質層を乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、減圧下で濃縮した。粗製の残留物を精製し(シリカゲル;ヘキサン中の0−50%のEtOAcで溶出する)、淡黄色固形物(5.63g、91%)として化合物A−2を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 8.21 (m, 1H), 8.07 (m, 1H), 7.87 (m, 1H), 7.77 (m, 1H), 7.64 (m, 1H), 7.55 (m, 1H), 3.85 (s, 3H);LCMS質量:323.0(M
++1)。
【0345】
<工程2:メチル3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)安息香酸塩(A−3)>
0℃でTHF/MeOH(1:1、140mL)中のメチル3−((4−シアノ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)安息香酸塩A−2(1.5g、4.65mmol)の撹拌溶液に、CoCl
2(1.8g、13.98mmol)、その後NaBH
4(1.77g、46.5mmol)を一部ずつ加えた。反応混合物を0℃で20分間撹拌した。混合物をEtOAc(100mL)で希釈し、セライトに通して濾過した。濾液を濃縮し、結果として生じる残留物を水(200mL)とEtOAc(200mL)に分割した。水−有機質層をセライトに通して濾過し、有機質層を分離し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、減圧下で濃縮して、更なる精製を必要としない琥珀油(1.38g、92%)として化合物A−3を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 7.83 (m, 1H), 7.67 (m, 1H), 7.65 (br m, 1H), 7.60 (m, 1H), 7.47 (m, 1H), 7.33 (br m, 1H), 3.80−3.83 (m, 5H);LCMS質量:327.0(M
++1)。
【0346】
<工程3:メチル3−((4−(((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)安息香酸塩(A−4)>
0℃でTHF(25mL)中のエステルA−3(1.38g、4.24mmol)の撹拌溶液に、ジ−tert−ブチルジカーボネート(1.29g、5.94mmol)とDIEA(2.21mL、12.74mmol)を加えた。混合物を室温(RT)に暖め、更に4時間撹拌した。混合物を濃縮し、残留物をEtOAc(50mL)と水(50mL)に分割した。有機質層を分離し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、真空下で濃縮した。残留物を精製し(シリカゲル;ヘキサン中の0−60%のEtOAc)、コハク油(1.42g、78%)として化合物A−4を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 7.85 (m, 1H), 7.69 (m, 1H), 7.58−7.62 (m, 2H), 7.48−7.51 (m, 2H), 7.13 (br m, 1H), 4.20 (m, 2H), 3.84 (s, 3H), 1.36 (s, 9H);LCMS質量:427.0 (M
++1)。
【0347】
<工程4:3−((4−(((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)安息香酸(Int−A)>
THF/H
2O(6:1、21mL)の混合物中のエステルA−4(1.42g、3.34mmol)の撹拌溶液に、4M LiOH水溶液(17mL、68mmol)を加えた。混合物をRTで16時間撹拌し、水(30ml)で希釈し、水性飽和クエン酸を使用してpH3−4に酸性化した。混合物をEtOAc(2×50mL)で抽出し、組み合わせた有機質層を乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、減圧下で濃縮して、オフホワイト固形物(1.2g、87%)としてInt−Aを得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 13.17 (br s, 1H), 7.83 (m, 1H), 7.66 (br m, 1H), 7.53−7.62 (m, 2H), 7.44−7.51 (m, 2H), 7.12 (br m, 1H), 4.25 (m, 2H), 1.36 (s, 9H);LCMS質量:413.0 (M
++1)。
【0348】
【化65】
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【0349】
<3−(((4−(((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)メチル)安息香酸(Int−B)>
工程1において3−(ヒドロキシメチル)安息香酸メチルエステルを使用する、Int−Aについて記載された手順を使用して、表題化合物(Int−B)を調製した。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 12.99 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.88 (m, 1H), 7.70 (m, 1H), 7.45−7.60 (m, 2H), 7.35 (m, 1H), 6.99 (m, 1H), 5.42 (s, 2H), 4.15−4.22 (m, 2H), 1.36 (s, 9H);LCMS質量:427.0 (M
++1)。
【0350】
【化66】
[この文献は図面を表示できません]
【0351】
<工程1:(R)−tert−ブチル3−((4−シアノ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)ピロリジン−1−カルボン酸塩(C−2)>
0℃でTHF(4mL)中の(R)−1−N−boc−3−ヒドロキシピロリジン(250mg、1.34mmol)の撹拌溶液に、NaH(鉱油中の60%の分散液の64mg、1.60mmol)を加えた。混合物を0℃で20分間撹拌した。THF(3mL)中の2−クロロ−6−(トリフルオロメチル)イソニコチノニトリルC−1(276mg、1.34mmol)の溶液を加え、混合物をRTに暖め、6時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、残留物をDCM(50mL)と水(50mL)に分割した。有機質層を分離し、乾燥し(MgSO
4)、濾過し、真空内で濃縮した。粗製の残留物を精製し(シリカゲル;ヘキサン中の0−30%のEtOAcで溶出する)、無色の油(317mg、66%)として化合物C−2を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 8.04 (s, 1H), 7.81 (s, 1H), 5.49 (m, 1H), 3.58 (m, 1H), 3.20−3.45 (m, 3H), 2.18 (m, 1H), 2.09 (m, 1H);LCMS質量:258.0(M
++1−Boc)。
【0352】
<工程2:(R)−2−(ピロリジン−3−イルオキシ)−6−(トリフルオロメチル)イソニコチノニトリル塩酸塩(Int−C)>
RTでDCM(3mL)中のC−2(313mg、0.876mmol)の撹拌溶液に、Et
2O(3mL、6.0mmol)中の2M HClを加えた。混合物をRTで18時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮して、白色固形物として化合物Int−C(229mg、89%)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 9.45 (br s, 2H), 8.09 (s, 1H), 7.80 (s, 1H), 5.58 (m, 1H), 3.53 (m, 1H), 3.30−3.40 (m, 3H), 2.10−2.40 (m, 2H);LCMS質量:258.0(M
++1)。
【0353】
【化67】
[この文献は図面を表示できません]
【0354】
(S)−2−(ピロリジン−3−イルオキシ)−6−(トリフルオロメチル)イソニコチノニトリル塩酸塩(Int−D)
工程1において(S)−1−N−boc−3−ヒドロキシピロリジンを使用する、Int−Cについて記載された手順を使用して、表題化合物(Int−D)を調製した。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 9.40 (br s, 2H), 8.10 (s, 1H), 7.80 (s, 1H), 5.58 (m, 1H), 3.51 (m, 1H), 3.30−3.40 (m, 3H), 2.10−2.40 (m, 2H);
LCMS質量:258.0(M
++1)。
【0355】
【化68】
[この文献は図面を表示できません]
【0356】
(R)−2−(ピペリジン−3−イルオキシ)−6−(トリフルオロメチル)イソニコチノニトリル塩酸塩(Int−E)
工程1において(R)−1−N−boc−3−ヒドロキシピペリジンを使用する、Int−Cについて記載された手順を使用して、表題化合物(Int−E)を調製した。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 9.28 (br s, 1H), 8.94 (br s, 1H), 8.08 (s, 1H), 7.75 (s, 1H), 5.31 (m, 1H), 3.20−3.50 (m, 2H), 3.00−3.10 (m, 2H), 1.80−2.00 (m, 3H), 1.70 (m, 1H);LCMS質量:272.0(M
++1)。
【0357】
【化69】
[この文献は図面を表示できません]
【0358】
(S)−2−(ピペリジン−3−イルオキシ)−6−(トリフルオロメチル)イソニコチノニトリル塩酸塩(Int−F)
工程1において(S)−1−N−boc−3−ヒドロキシピペリジンを使用する、Int−Cについて記載された手順を使用して、表題化合物(Int−F)を調製した。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 9.26 (br s, 1H), 8.90 (br s, 1H), 8.08 (s, 1H), 7.74 (s, 1H), 5.30 (m, 1H), 3.20−3.50 (m, 2H), 3.00−3.10 (m, 2H), 1.80−2.00 (m, 3H), 1.71 (m, 1H);LCMS質量:272.0(M
++1)。
【0359】
【化70】
[この文献は図面を表示できません]
【0360】
2−(ピペリジン−4−イルオキシ)−6−(トリフルオロメチル)イソニコチノニトリル塩酸塩(Int−G)
工程1において1−boc−4−ヒドロキシピペリジンを使用する、Int−Cについて記載された手順を使用して、表題化合物(Int−G)を調製した。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 8.89 (br s, 2H), 8.04 (s, 1H), 7.81 (s, 1H), 5.24 (m, 1H), 3.05−3.30 (m, 4H), 2.10−2.25 (m, 2H), 1.85−2.00 (m, 2H);LCMS質量:272.0(M
++1)。
【0361】
【化71】
[この文献は図面を表示できません]
【0362】
(S)−2−(ピペリジン−3−イルメトキシ)−6−(トリフルオロメチル)イソニコチノニトリル塩酸塩(Int−H)
工程1において(S)−N−boc−3−ピペリジンメタノールを使用する、Int−Cについて記載された手順を使用して、表題化合物(Int−H)を調製した。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 9.02 (br s, 1H), 8.85 (br s, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.81 (s, 1H), 4.16−4.35 (m, 2H), 3.23 (m, 1H), 2.65−2.80 (m, 2H), 2.24 (m, 1H), 1.60−1.90 (m, 3H), 1.25−1.40 (m, 2H);LCMS質量:286.0(M
++1)。
【0363】
【化72】
[この文献は図面を表示できません]
【0364】
2−(ピペリジン−4−イルメトキシ)−6−(トリフルオロメチル)イソニコチノニトリル塩酸塩(Int−I)
工程1において1−boc−4−(ヒドロキシメチル)ピペリジンを使用する、Int−Cについて記載された手順を使用して、表題化合物(Int−I)を調製した。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 8.96 (br s, 1H), 8.63 (br s, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.78 (s, 1H), 4.15−4.25 (m, 2H), 3.20−3.30 (m, 2H), 2.80−2.95 (m, 2H), 2.06 (m, 1H), 1.80−1.95 (m, 2H), 1.40−1.60 (m, 2H);LCMS質量:286.0(M
++1)。
【0365】
【化73】
[この文献は図面を表示できません]
【0366】
5−((4−(((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)ニコチン酸(Int−J)
工程1において5−ヒドロキシ−ニコチン酸メチルエステルを使用する、Int−Aについて記載された手順を使用して、表題化合物(Int−J)を調製した。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 8.92 (m, 1H), 8.70 (m, 1H), 8.05 (m, 1H), 7.61 (m, 1H), 7.55 (s, 1H), 7.21 (s, 1H), 4.24−4.29 (m, 2H), 1.39 (s, 9H);LCMS質量:414.0(M
++1)。
【0367】
【化74】
[この文献は図面を表示できません]
【0368】
3−((4−(((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)メチル−d2)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)安息香酸(Int−K)
工程2においてNaBD4、THF−d8、及びMeOH−d4を使用する、Int−Aについて記載された手順を使用して、表題化合物(Int−K)を調製した。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 13.00 (br s, 1H), 7.82 (m, 1H), 7.66 (m, 1H), 7.55−7.60 (m, 2H), 7.43−7.52 (m, 2H), 7.12 (m, 1H), 1.36 (s, 9H);LCMS質量:415.0(M
++1)。
【0369】
【化75】
[この文献は図面を表示できません]
【0370】
3−(((4−(((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)アミノ)メチル)安息香酸(Int−L)
工程1においてメチル3−(アミノメチル)安息香酸塩酸塩(benzoate hydrochloride)を使用する、Int−Aについて記載された手順を使用して、表題化合物(Int−L)を調製した。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):δ 12.82 (br s, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.79 (m, 1H), 7.71 (m, 1H), 7.55 (m, 1H), 7.41 (m, 2H), 6.79 (s, 1H), 6.59 (s, 1H), 4.51 (m, 2H), 4.04 (m, 2H), 1.37 (s, 9H);LCMS質量:426.0(M
++1)。
【0371】
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
【0372】
<工程1:エチル3−((4−シアノ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)チオ)安息香酸塩(M−2)>
表題化合物(M2)(680mg、100%)を、Int−Aについて記載された手順の工程1を使用して、2−クロロ−6−(トリフルオロメチル)イソニコチノニトリル(M−1)とエチル3−スルファニルベンゾアートから調製した。LCMS質量:353.0(M
++1)。
【0373】
<工程2:エチル3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)チオ)安息香酸塩(M−3)>
0℃でTHF(10mL)及び酢酸(6mL)の中の化合物M−2(680mg、1.93mmol)の撹拌溶液に、CoCl
2(626mg、4.82mmol)、その後NaBH
4(365mg、9.65mmol)を一部ずつ加えた。反応混合物を0℃で20分間撹拌し、次いでRTに温め、10分間撹拌した。混合物をEtOAc(30mL)で希釈し、セライトに通して濾過した。濾液を濃縮し、結果として生じる残留物を水とEtOAcに分割し、15分間撹拌した。水−有機質層をセライトに通して濾過し、有機質層を分離し、ブラインで洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、減圧下で濃縮して、化合物M−3(565mg)を得て、これを更に精製することなく使用した。LCMS質量:357.0(M
++1)。
【0374】
<工程3:エチル3−((4−(((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)チオ)安息香酸塩(M−4)>
表題化合物(M−4)(410mg、57%)を、Int−Aについて記載された手順の工程3を使用して、化合物M−1から調製した。LCMS質量:457.0(M
++1)。
【0375】
<工程4:3−((4−(((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)チオ)安息香酸(Int−M)>
表題化合物(Int−M)(340mg、88%)を、Int−Aについて記載された手順の工程4を使用して、化合物M−4から調製した。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 8.00−8.10 (m, 2H), 7.82 (m, 1H), 7.64 (m, 1H), 7.51 (m, 1H), 7.44 (m, 1H), 7.03 (m, 1H), 4.09−4.18 (m, 2H), 1.30 (s, 9H);LCMS質量:429.0(M
++1)。
【0376】
【化77】
[この文献は図面を表示できません]
【0377】
<工程1:エチル4−シアノ−6−(トリフルオロメチル)ピコリン酸塩(N−2)>
RTでDMF(10mL)中のエチル4−ブロモ−6−(トリフルオロメチル)ピコリン酸塩N−1(1g、3.35mmol)の撹拌溶液に、Zn(CN)
2(589mg、5.03mmol)、その後Pd(PPh
3)
4(387mg、0.33mmol)を加えた。混合物を10分間、アルゴン下で脱気した。反応混合物をBiotageマイクロウェーブシンセサイザーに配し、160℃で1時間撹拌した。反応混合物をRTに冷却し、水(30mL)で希釈し、EtOAc(2×50mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物をブライン(25mL)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を精製し(シリカゲル;ヘキサン中の4%のEtOAcで溶出する)、白色固形物として化合物N−2(400mg、49%)を得た。
1H NMR(500MHz,CDCl
3):δ 8.51 (s, 1H), 8.07 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 4.54 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 1.47 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。
【0378】
<工程2:エチル4−(((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)−6−(トリフルオロメチル)ピコリン酸塩(N−3)>
RTでエタノール(10mL)中のN−2(250mg、1.02mmol)の撹拌溶液に、PtO
2(25mg)を加えた。反応混合物を水素(1気圧)の下、RTで1時間撹拌した。反応混合物をセライトのパッドに通して濾過し、セライトをエタノール(10mL)で洗浄した。組み合わせた濾液を減圧下で濃縮し、所望のアミンを得た。
【0379】
アミンをCH
2Cl
2(10mL)に溶解し、0℃に冷却し、これにジ−tert−ブチル−重炭酸塩(0.35mL、1.54mmol)、その後TEA(0.43mL、3.07mmol)を加えた。反応混合物をRTに暖め、3時間撹拌した。混合物を水(20mL)で希釈し、EtOAc(2×30mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物をブライン(20mL)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を精製し(シリカゲル;ヘキサン中の15%のEtOAcで溶出する)、浅黄色油として化合物N−3(180mg、50%)を得た。
1H NMR(500MHz,CDCl
3):δ 8.20 (s, 1H), 7.77 (s, 1H), 5.11 (br s, 1H), 4.46−4.54 (m, 4H), 1.50 (s, 9H), 1.46 (t, J = 7.1 Hz, 3H);LCMS質量:349.1(M
++1)。
【0380】
<工程3:tert−ブチル((2−(ヒドロキシメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)メチル)カルバミン酸塩(N−4)>
不活性雰囲気の下、0℃でエタノール(10mL)中の化合物N−3(180mg、0.52mmol)の撹拌溶液に、NaBH
4(79mg、2.07mmol)を一部ずつ加えた。反応混合物をRTに暖め、4時間撹拌した。反応混合物を飽和水性NH4Cl溶液(15mL)でクエンチし、EtOAc(2×20mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物をブライン(15mL)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を精製し(シリカゲル;ヘキサン中の30%のEtOAcで溶出する)、無色の粘着性シロップとして化合物N−4(100mg、63%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ 7.50 (s, 1H), 7.40 (s, 1H), 5.02 (br s, 1H), 4.82 (d, J = 5.3 Hz, 2H), 4.41 (br d, J = 6.3 Hz, 2H), 3.19 (t, J = 5.4 Hz, 1H), 1.47 (s, 9H);LCMS質量:306.9(M
++1)。
【0381】
<工程4:tert−ブチル((2−(クロロメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)メチル)カルバミン酸塩(Int−N)>
0℃でCHCl
3(5mL)中のtert−ブチル((2−(ヒドロキシメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)メチル)カルバミン酸塩N−4(60mg、0.2mmol)の撹拌溶液に、塩化チオニル(0.02mL、0.29mmol)、その後DMF(cat)を滴下で加えた。反応混合物をRTに暖め、8時間撹拌した。反応混合物を氷水(10mL)に注ぎ、飽和水性NaHCO
3溶液によりpH〜8に塩基化し、CH
2Cl
2(2×10mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物をブライン(7mL)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、減圧下で濃縮して、淡黄色油としてInt−N(45mg)を得て、これを更に精製することなく使用した。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ 7.63 (s, 1H), 7.53 (s, 1H), 5.09 (br s, 1H), 4.72 (s, 2H), 4.42 (br d, J = 5.9 Hz, 2H), 1.48 (br s, 9H);LCMS質量:325.2(M
++1)。
【0382】
【化78】
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【0383】
4−((4−(((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)ピコリン酸(Int−O)
工程1において4−ヒドロキシ−ピリジン−2−カルボン酸メチルエステルを使用する、Int−Aについて記載された手順を使用して、表題化合物(Int−O)を調製した。LCMS質量:414.0(M
++1)。
【0384】
<実施例1:3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−N−フェニルベンズアミド塩酸塩(化合物1−7)>
【0385】
【化79】
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【0386】
<工程1:tert−ブチル((2−(3−(フェニルカルバモイル)フェノキシ)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)メチル)カルバミン酸塩(1)>
DCM/DMF(3:1、12mL)の混合物中のInt−A(750mg、1.82mmol)の撹拌溶液に、HATU(1.04g、2.74mmol)を加え、混合物をRTで20分間撹拌した。アニリン(219mg、2.35mmol)とDIEA(702mg、5.44mmol)を加え、混合物をRTで18時間撹拌した。DCMを減圧下で蒸発させ、残りの反応混合物を、水(100mL)とEtOAc(100mL)に分割した。有機質層を分離し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、減圧下で濃縮した。粗製の残留物を精製し(シリカゲル;ヘキサン中で0−60%のEtOAcで溶出する)、オフホワイトの固形物として化合物1(630mg、71%)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 10.27 (s, 1H), 7.86 (m, 2H), 7.72−7.77 (m, 2H), 7.57−7.64 (m, 2H), 7.51 (m, 1H), 7.44 (m, 1H), 7.30−7.36 (m, 2H), 7.06−7.13 (m, 2H), 4.25 (m, 2H), 1.35 (s, 9H);LCMS質量:510.0(M
++Na)及び432.0(MH
+−C
4H
8)。
【0387】
<工程2:3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−N−フェニルベンズアミド塩酸塩(化合物1−7)>
RTでDCM(27mL)中のアミド1(630mg、1.29mmol)の撹拌混合物に、Et
2O(9.69mL、19.38mmol)中の2M HClを加えた。混合物をRTで18時間撹拌した。Et
2O(9mL、18.0mmol)中の追加の2M HClを加え、混合物を更に2時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮して、白色固形物として表題化合物1−7(375mg、69%)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 10.35 (s, 1H), 8.56 (br s, 3H), 7.84−7.90 (m, 2H), 7.74−7.79 (m, 3H), 7.65 (m, 1H), 7.52 (m, 1H), 7.45 (m, 1H), 7.31−7.38 (m, 2H), 7.09 (m, 1H), 4.23 (m, 2H);LCMS質量:388.0(M
++1)。
【0388】
<実施例2:3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−N−(4−フルオロベンジル)−ベンズアミド塩酸塩(化合物1−9)>
【0389】
【化80】
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【0390】
工程1において4−フルオロベンジルアミンを使用する、実施例1の手順を使用して、表題化合物(1−9)を調製した。LCMS質量:420.0(M
++1)。
【0391】
<実施例3:3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−N−(ベンゾ[b]チオフェン−2−イルメチル)−ベンズアミド塩酸塩(化合物1−10)>
【0392】
【化81】
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【0393】
工程1において1−ベンゾチオフェン−2イル−メチルアミンを使用する、実施例1の手順を使用して、表題化合物(1−10)を調製した。LCMS質量:458.0(M
++1)。
【0394】
<実施例4:(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)フェニル)(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)メタノン塩酸塩(化合物1−11)>
【0395】
【化82】
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【0396】
工程1において1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンを使用する、実施例1の手順を使用して、表題化合物(1−11)を調製した。LCMS質量:428.0(M
++1)。
【0397】
<実施例5:(3−(1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−イル)(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)フェニル)メタノントリフルオロ酢酸塩(化合物1−12)>
【0398】
【化83】
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【0399】
工程1において1−(アゼチジン−3−イル)−1H−ピラゾールを使用する、実施例1の手順を使用して、表題化合物(1−12)を調製した。化合物1−12を、分取HPLC(Waters XTerra(登録商標)Prep MS C−18 OBD、5μM 50×100mmのカラム;20分にわたり、0.1%のTFAを含有する10−90%のACN/H
2Oで溶出する)を介して精製した。LCMS質量:418.0(M
++1)。
【0400】
<実施例6:N−((2H−テトラゾール−5−イル)メチル)−3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)ベンズアミド塩酸塩(化合物1−13)>
【0401】
【化84】
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【0402】
工程1において(2H−テトラゾール−5−イルメチル)アミン塩酸塩を使用する、実施例1の手順を使用して、表題化合物(1−13)を調製した。LCMS質量:394.0(M
++1)。
【0403】
<実施例7:N−(2−(1H−1,2,4−テトラゾール−1−イル)エチル)−3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)ベンズアミド塩酸塩(化合物1−14)>
【0404】
【化85】
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【0405】
工程1において2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)エタンアミンを使用する、実施例1の手順を使用して、表題化合物(1−14)を調製した。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 8.65−8.80 (m, 5H), 8.08 (s, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.72 (m, 1H), 7.51−7.60 (m, 3H), 7.35 (m, 1H), 4.37 (m, 2H), 4.21 (m, 2H), 3.62−3.66 (m, 2H);LCMS質量:407.0(M
++1)。
【0406】
<実施例8:N−(2−(1H−テトラゾール−1−イル)エチル)−3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)ベンズアミド塩酸塩(化合物1−15)>
【0407】
【化86】
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【0408】
工程1において2−(1H−1,2,3,4−トリアゾール−1−イル)エタンアミンを使用する、実施例1の手順を使用して、表題化合物(1−15)を調製した。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 9.39 (s, 1H), 8.75 (m, 1H), 8.55 (br s, 3H), 7.83 (s, 1H), 7.67 (m, 1H), 7.54−7.57 (m, 2H), 7.48 (m, 1H), 7.37 (m, 1H), 4.60−4.64 (m, 2H), 4.20−4.24 (m, 2H), 3.67−3.71 (m, 2H);LCMS質量:408.0(M
++1)。
【0409】
<実施例9:3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−N−(2−ヒドロキシエチル)ベンズアミド塩酸塩(化合物1−16)>
【0410】
【化87】
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【0411】
工程1において2−アミノエタノールを使用する、実施例1の手順を使用して、表題化合物(1−16)を調製した。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 8.50−8.60 (br m, 4H), 7.83 (s, 1H), 7.78 (m, 1H), 7.65 (m, 1H), 7.54 (m, 1H), 7.48 (m, 1H), 7.34 (m, 1H), 4.74 (br s, 1H), 4.19−4.23 (m, 2H), 3.47−3.51 (m, 2H), 3.29−3.33 (m, 2H);LCMS質量:356.0(M
++1)。
【0412】
<実施例10:(S)−(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)フェニル)(3−ヒドロキシピロリジン−1H−イル)メタノン塩酸塩(化合物1−17)>
【0413】
【化88】
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【0414】
工程1において(S)−3−ピロリジノール塩酸塩を使用する、実施例1の手順を使用して、表題化合物(1−17)を調製した。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 8.60 (br s, 3H), 7.83 (s, 1H), 7.49−7.52 (m, 2H), 7.39 (m, 1H), 7.25−7.33 (m, 2H), 4.18−4.31 (m, 3H), 3.20−3.60 (m, 5H), 1.70−2.00 (m, 2H);LCMS質量:382.0(M
++1)。
【0415】
<実施例11:(R)−(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)フェニル)(3−ヒドロキシピロリジン−1H−イル)メタノン塩酸塩(化合物1−18)>
【0416】
【化89】
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【0417】
工程1において(R)−3−ピロリジノール塩酸塩を使用する、実施例1の手順を使用して、表題化合物(1−18)を調製した。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 8.63 (br s, 3H), 7.85 (s, 1H), 7.49−7.56 (m, 2H), 7.40 (m, 1H), 7.27−7.34 (m, 2H), 4.15−4.25 (m, 3H), 3.18−3.58 (m, 5H), 1.70−1.95 (m, 2H);LCMS質量:382.0(M
++1)。
【0418】
<実施例12:ラセミ体−トランス−(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)フェニル)(3−フルオロ−4−ヒドロキシピロリジン−1−イル)メタノン塩酸塩(化合物1−19)>
【0419】
【化90】
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【0420】
工程1においてラセミ体−トランス−4−フルオロ−3−ヒドロキシピロリジン塩酸塩を使用する、実施例1の手順を使用して、表題化合物1−19)を調製した。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 8.62 (br s, 3H), 7.86 (s, 1H), 7.51−7.57 (m, 2H), 7.41 (m, 1H), 7.30−7.40 (m, 2H), 5.62 (m, 1H), 4.95 (m, 1H), 4.12−4.30 (br m, 3H), 3.45−3.92 (m, 4H);LCMS質量:400.0(M
++1)。
【0421】
<実施例13:(S,S)−トランス−(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)フェニル)(3−フルオロ−4−ヒドロキシピロリジン−1−イル)メタノン塩酸塩(化合物1−20)>
【0422】
【化91】
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【0423】
<工程1:ラセミ体−トランス−tert−ブチル((2−(3−(3−フルオロ−4−ヒドロキシピロリジン−1−カルボニル)フェノキシ)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)メチル)カルバマート(1)>
2つの別個の等しい反応バッチを以下のように設定した:DCM/DMF(3:1、11mL)の混合物中のInt−A(750mg、1.82mmol)の撹拌溶液にHATU(1.0g、2.63mmol)を加え、混合物をRTで20分間撹拌した。ラセミ体−トランス−4−フルオロ−3−ヒドロキシピロリジン塩酸塩(304mg、2.14mmol)とDIEA(938mg、7.27mmol)を加え、混合物をRTで2.5時間撹拌した。この時点で、両方の反応バッチを組み合わせ、DCMを減圧下で蒸発させた。残りの反応混合物を、水(200mL)とEtOAc(200mL)に分割した。有機質層を分離し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、減圧下で濃縮した。粗製の残留物を精製し(シリカゲル;ヘキサン中で10−100%のEtOAcで溶出する)、白色固形物として化合物1(1.58g、87%)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 7.60 (m, 1H), 7.47−7.56 (m, 2H), 7.36−7.44 (m, 2H), 7.31 (m, 1H), 7.14 (s, 1H), 5.56 (m, 1H), 4.93 (m, 1H), 4.10−4.30 (m, 3H), 3.45−3.90 (m, 4H), 1.38 (s, 9H);LCMS質量:522.0(M
++Na)。
【0424】
<工程2:(R,R)−トランス−tert−ブチル((2−(3−(3−フルオロ−4−ヒドロキシピロリジン−1−カルボニル)フェノキシ)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)メチル)カルバミン酸塩(2)、及び(S,S)−トランス−tert−ブチル((2−(3−(3−フルオロ−4−ヒドロキシピロリジン−1−カルボニル)フェノキシ)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)メチル)カルバミン酸塩(3)>
化合物2(102mg)と化合物3(88mg)を共に、キラルHPLC分離(Chiral Pak ADH、250×20mm、5μmのカラム、10%のMeOH:イソプロパノール(1:1)及び90%のヘキサン(0.1%のDEAを含有する)により均一濃度で溶出し、流速18mL/min)を介して、化合物1(300mg、0.60mmol)から得た。
【0425】
化合物2:
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ 7.59 (m, 1H), 7.47−7.56 (m, 2H), 7.35−7.45 (m, 2H), 7.31 (m, 1H), 7.16 (s, 1H), 5.56 (m, 1H), 4.94 (m, 1H), 4.25−4.30 (m, 2H), 4.17 (m, 1H), 3.45−3.90 (m, 4H), 1.39 (s, 9H);LCMS質量:500.0(M
++1)。キラルHPLC分析:R
t=11.84min(Chiral Pak ADH、250×4.6mm、5μmのカラム、25分にわたり10%のMeOH:EtOH(1:1)及び90%のヘキサン(0.1%のDEAを含有する)により均一濃度で溶出し;流速1.0mL/min)。
【0426】
化合物3:
1H NMR(400 MHz, DMSO−d
6):δ 7.59 (m, 1H), 7.47−7.56 (m, 2H), 7.35−7.45 (m, 2H), 7.31 (m, 1H), 7.16 (s, 1H), 5.56 (m, 1H), 4.95 (m, 1H), 4.25−4.30 (m, 2H), 4.17 (m, 1H), 3.45−3.90 (m, 4H), 1.39 (s, 9H);LCMS質量:500.0(M
++1)。キラルHPLC分析:R
t=14.71min(Chiral Pak ADH、250×4.6mm、5μmのカラム、25分にわたり10%のMeOH:EtOH(1:1)及び90%のヘキサン(0.1%のDEAを含有する)により均一濃度で溶出し;流速1.0mL/min)。
【0427】
<工程3:(S,S)−トランス−(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)フェニル)(3−フルオロ−4−ヒドロキシピロリジン−1−イル)メタノン塩酸塩(化合物1−20)>
表題化合物(1−20)(77mg、100%)を、実施例1の工程2の手順を使用して化合物3(88mg、0.176mmol)から調製した。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 8.61 (br s, 3H), 7.84 (s, 1H), 7.51−7.57 (m, 2H), 7.43 (m, 1H), 7.28−7.37 (m, 2H), 5.57 (br m, 1H), 4.95 (m, 1H), 4.12−4.30 (br m, 3H), 3.30−3.92 (m, 4H);LCMS質量:400.0(M
++1)。
【0428】
<実施例14:(R,R)−トランス−(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)フェニル)(3−フルオロ−4−ヒドロキシピロリジン−1−イル)メタノン塩酸塩(化合物1−21)>
表題化合物(1−21)(89mg、100%)を、実施例1の工程2の手順を使用して化合物2(102mg、0.204mmol)(実施例13の工程2から)から調製した。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 8.61 (br s, 3H), 7.84 (s, 1H), 7.51−7.57 (m, 2H), 7.43 (m, 1H), 7.28−7.37 (m, 2H), 5.62 (br m, 1H), 4.95 (m, 1H), 4.12−4.30 (br m, 3H), 3.30−3.92 (m, 4H);LCMS質量:400.0(M
++1)。
【0429】
<実施例15:(R)−(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)フェニル)(3−アミノピロリジン−1−イル)メタノン二塩酸塩(化合物1−22)>
【0430】
【化92】
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【0431】
工程1において(R)−tert−ブチルピロリジン−3−イルカルボン酸塩を使用する、実施例1の手順を使用して、表題化合物(1−22)を調製した。LCMS質量:381.0(M
++1)。
【0432】
<実施例16:ラセミ体−トランス−(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)フェニル)(−3−(ジメチルアミノ)−4−ヒドロキシピロリジン−1−イル)メタノン塩酸塩(化合物1−23)>
【0433】
【化93】
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【0434】
工程1においてラセミ体−トランス−4−(ジメチルアミノ)−3−ピロリジノールを使用する、実施例1の手順を使用して、表題化合物1−23)を調製した。LCMS質量:425.0(M
++1)。
【0435】
<実施例17:(S)−1−(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)ベンゾイル)ピロリジン−2−カルボン酸塩酸塩(化合物1−24)>
【0436】
【化94】
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【0437】
<工程1:(S)−メチル1−(3−((4−(((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)ベンゾイル)ピロリジン−2−カルボン酸塩(1)>
表題化合物(1)(117mg、92%)を、実施例1の工程1の手順を使用してInt−A及び(S)−メチルピロリジン−2−カルボキシラート塩酸塩(carboxylate hydrochloride)から調製した。LCMS質量:546.0(M
++Na)。
【0438】
<工程2:(S)−1−(3−((4−(((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)ベンゾイル)ピロリジン−2−カルボン酸(2)>
RTでTHF(1.5mL)及び水(0.75 L)の混合物中のエステル1(117mg、0.223mmol)の撹拌溶液に、4M LiOH水溶液(1.1mL、4.4mmol)を加えた。反応混合物をRTで16時間撹拌した。THFを減圧下で除去し、残りの混合物を水で希釈し、飽和クエン酸水溶液によりpH3−4に酸性化した。濾過により沈殿物を分離し、高真空下で乾燥して、オフホワイト固形物として化合物2(87mg、77%)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 7.47−7.64 (m, 3H), 7.41 (m, 1H), 7.31 (m, 1H), 7.13−7.25 (m, 2H), 4.35 (m, 1H), 4.20−4.25 (m, 2H), 3.45−3.53 (m, 2H), 2.22 (m, 1H), 1.75−1.90 (m, 3H), 1.25−1.37 (br m, 9H);LCMS質量:532.0(M
++Na)。
【0439】
<工程3:(S)−1−(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)ベンゾイル)ピロリジン−2−カルボン酸塩酸塩(化合物1−24)>
表題化合物(1−24)(31mg、41%)を、実施例1の工程2の手順を使用して酸2から調製した。LCMS質量:410.0(M
++1)。
【0440】
<実施例18:(R)−1−(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)ベンゾイル)ピロリジン−2−カルボン酸塩酸塩(化合物1−25)>
【0441】
【化95】
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【0442】
工程1において(R)−メチルピロリジン−2−カルボキシラート塩酸塩を使用する、実施例17の手順を使用して、表題化合物(1−25)を調製した。LCMS質量:410.0(M
++1)。
【0443】
<実施例19:(R)−(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)フェニル)(3−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル)メタノン塩酸塩(化合物1−26)>
【0444】
【化96】
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【0445】
工程1において(R)−ピロリジノン−3−イルメタノール塩酸塩を使用する、実施例1の手順を使用して、表題化合物(1−26)を調製した。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 8.60 (br s, 3H), 7.83 (s, 1H), 7.48−7.55 (m, 2H), 7.39 (m, 1H), 7.25−7.34 (m, 2H), 4.19−4.24 (m, 2H), 3.17−3.60 (m, 6H), 2.28 (m, 1H), 1.85 (m, 1H), 1.61 (m, 1H);LCMS質量:396.0(M
++1)。
【0446】
<実施例20:8−(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)ベンゾイル)−1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−オン塩酸塩(化合物1−27)>
【0447】
【化97】
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【0448】
工程1において1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−オン塩酸塩を使用する、実施例1の手順を使用して、表題化合物(1−27)を調製した。LCMS質量:451.0(M
++1)。
【0449】
<実施例21:3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−N−(2−(2−オキソオキサゾリジン−3−イル)エチル)ベンズアミド(化合物1−28)>
【0450】
【化98】
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【0451】
工程1において3−(2−アミノエチル)−1,3−オキサゾリジン−2−オンを使用する、実施例1の手順を使用して、表題化合物(1−28)を調製した。LCMS質量:425.0(M
++1)。
【0452】
<実施例22:ラセミ体−3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−N−((5−オキソピロリジン−2−イル)メチル)ベンズアミド塩酸塩(化合物1−29)>
【0453】
【化99】
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【0454】
工程1においてラセミ体−5−(アミノメチル)−2−ピロリドンを使用する、実施例1の手順を使用して、表題化合物1−29)を調製した。LCMS質量:409.0(M
++1)。
【0455】
<実施例23:3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−N−(2−(メチルスルホニル)エチル)ベンズアミド塩酸塩(化合物1−30)>
【0456】
【化100】
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【0457】
工程1において2−(メチルスルホニル)エタンアミン塩酸塩を使用する、実施例1の手順を使用して、表題化合物(1−30)を調製した。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 8.87 (m, 1H), 8.64 (br s, 3H), 7.85 (s, 1H), 7.76 (m, 1H), 7.51−7.64 (m, 3H), 7.37 (m, 1H), 4.21 (s, 2H), 3.60−3.64 (m, 2H), 3.33−3.37 (m, 2H), 3.01 (s, 3H);LCMS質量:418.0(M
++1)。
【0458】
<実施例24:3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−N−(1−(ヒドロキシメチル)シクロプロピル)ベンズアミド塩酸塩(化合物1−31)>
【0459】
【化101】
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【0460】
工程1において(1−アミノシクロプロピル)メタノールを使用する、実施例1の手順を使用して、表題化合物(1−31)を調製した。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 8.74 (s, 1H), 8.59 (br s, 3H), 7.83 (s, 1H), 7.77 (m, 1H), 7.64 (m, 1H), 7.47−7.55 (m, 2H), 7.33 (m, 1H), 4.74 (m, 1H), 4.21 (s, 2H), 3.47−3.51 (m, 2H), 0.65−0.78 (m, 4H);LCMS質量:382.0(M
++1)。
【0461】
<実施例25:3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−N−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)ベンズアミド塩酸塩(化合物1−32)>
【0462】
【化102】
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【0463】
工程1において1−アミノ−2−メチルプロパン−2−オールを使用する、実施例1の手順を使用して、表題化合物(1−32)を調製した。LCMS質量:384.0(M
++1)。
【0464】
<実施例26:(R)−3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)ベンズアミド塩酸塩(化合物1−33)>
【0465】
【化103】
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【0466】
工程1において(R)−3−アミノ−1,2−プロパンジオールを使用する、実施例1の手順を使用して、表題化合物(1−33)を調製した。LCMS質量:386.0(M
++1)。
【0467】
<実施例27:3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−N−(2−スルファモイルエチル)ベンズアミド塩酸塩(化合物1−34)>
【0468】
【化104】
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【0469】
工程1において2−アミノエタン−1−スルホンアミドを使用する、実施例1の手順を使用して、表題化合物(1−34)を調製した。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 8.76 (m, 1H), 8.54 (br s, 3H), 7.82 (s, 1H), 7.75 (m, 1H), 7.62 (m, 1H), 7.57 (m, 1H), 7.49 (m, 1H), 7.37 (m, 1H), 6.94 (s, 2H), 4.19−4.23 (m, 2H), 3.59−3.63 (m, 2H), 3.20−3.24 (m, 2H);LCMS質量:419.0(M
++1)。
【0470】
<実施例28:3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−N−(2−(ジメチルアミノ)エチル)ベンズアミド二塩酸塩(化合物1−35)>
【0471】
【化105】
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【0472】
工程1において2−(ジメチルアミノ)エチルアミンを使用する、実施例1の手順を使用して、表題化合物(1−35)を調製した。LCMS質量:383.0(M
++1)。
【0473】
<実施例29:ラセミ体−トランス−(3−(((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)メチル)フェニル)(3−フルオロ−4−ヒドロキシピロリジン−1−イル)メタノン塩酸塩(化合物1−36)>
【0474】
【化106】
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【0475】
工程1においてInt−B及びラセミ体−トランス−4−フルオロ−3−ヒドロキシピロリジン塩酸塩を使用する、実施例1の手順を使用して、表題化合物(1−36)を調製した。LCMS質量:414.0(M
++1)。
【0476】
<実施例30:3−((4−(アミノメチル−d2)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−N−フェニルベンズアミド塩酸塩(化合物1−8)>
【0477】
【化107】
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【0478】
工程1においてInt−Kを使用する、実施例1の手順を使用して、表題化合物(1−8)を調製した。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 10.33 (s, 1H), 8.51 (br s, 3H), 7.84−7.91 (m, 2H), 7.72−7.79 (m, 3H), 7.62 (m, 1H), 7.51 (m, 1H), 7.43 (m, 1H), 7.31−7.38 (m, 2H), 7.09 (m, 1H);LCMS質量:390.0(M
++1)。
【0479】
<実施例31:(R)−3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−N−フェニルピロリジン−1−カルボキサミドトリフルオロ酢酸塩(化合物1−39)>
【0480】
【化108】
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【0481】
<工程1:(R)−3−((4−シアノ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−N−フェニルピロリジン−1−カルボキサミド(1)>
RTでTHF(4mL)中のInt−C(225mg、0.766mmol)とDIEA(248mg、1.92mmol)の撹拌溶液に、イソシアン酸フェニル(137mg、1.15mmol)を加えた。混合物をRTで3.5時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、残留物を精製して(シリカゲル;DCM中で0−25%のEtOAcで溶出する)、無色の油として化合物1(288mg、100%)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 8.23 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.82 (s, 1H), 7.44−7.51 (m, 2H), 7.16−7.25 (m, 2H), 6.91 (m, 1H), 5.60 (m, 1H), 3.74 (m, 1H), 3.57−3.68 (m, 2H), 3.48 (m, 1H), 2.10−2.40 (m, 2H);LCMS質量:377.0(M
++1)。
【0482】
<工程2:(R)−3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−N−フェニルピロリジン−1−カルボキサミドトリフルオロ酢酸塩(化合物1−39)>
カルボキサミド1(288mg、0.765mmol)、炭素上の10wt%のPd(0.076mmol)、及びEtOAc:MeOH(1:1、6mL)の混合物を、1気圧のH
2ガスの下、RTで撹拌した。3時間後、混合物をセライトに通して濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残留物を分取HPLC(Waters XTerra(登録商標)Prep MS C−18 OBD、5μM 50×100mmのカラム;20分にわたり0.1%のTFAを含有する10−90%のACN/H
2Oで溶出する)を介して精製して、白色固形物として化合物1−39(265mg、70%)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 8.33 (br s, 3H), 8.24 (s, 1H), 7.63 (s, 1H), 7.45−7.51 (m, 2H), 7.17−7.25 (m, 3H), 6.92 (m, 1H), 5.57 (m, 1H), 4.10−4.22 (m, 2H), 3.41−3.78 (m, 4H), 2.10−2.40 (m, 2H);LCMS質量:381.0(M
++1)。
【0483】
<実施例32:(S)−3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−N−フェニルピロリジン−1−カルボキサミドトリフルオロ酢酸塩(化合物1−40)>
【0484】
【化109】
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【0485】
工程1においてInt−Dを使用する、実施例31の手順を使用して、表題化合物(1−40)を調製した。LCMS質量:381.0(M
++1)。
【0486】
<実施例33:(R)−3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−N−フェニルピロリジン−1−カルボキサミドトリフルオロ酢酸塩(化合物1−43)>
【0487】
【化110】
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【0488】
工程1においてInt−Eを使用する、実施例31の手順を使用して、表題化合物(1−43)を調製した。LCMS質量:395.0(M
++1)。
【0489】
<実施例34:(S)−3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−N−フェニルピペリジン−1−カルボキサミドトリフルオロ酢酸塩(化合物1−44)>
【0490】
【化111】
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【0491】
工程1においてInt−Fを使用する、実施例31の手順を使用して、表題化合物(1−44)を調製した。LCMS質量:395.0(M
++1)。
【0492】
<実施例35:(S)−1−(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)ピペリジン−1−イル)−2−フェニルエタノントリフルオロ酢酸塩(化合物1−46)>
【0493】
【化112】
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【0494】
<工程1:(S)−2−((1−(2−(3,4−ジクロロフェニル)アセチル)ピペリジン−3−イル)オキシ)−6−(トリフルオロメチル)イソニコチノニトリル(1)>
DMF(3mL)中の3,4−ジクロロフェニル酢酸(150mg、0.731mmol)及びHATU(370mg、0.974mmol)の溶液を、RTで20分間撹拌した。Int−F(150mg、0.487mmol)とDIEA(252mg、1.95mmol)を加え、混合物をRTで18時間撹拌した。水(50mL)、ブライン(20mL)、及び2M HCl水溶液(10mL)を加え、混合物をEtOAc(4×10mL)で抽出した。組み合わせた有機質層を乾燥し(MgSO
4)、濾過し、減圧下で濃縮した。粗製の残留物を精製し(シリカゲル;ヘキサン中で0−50%のEtOAcで溶出する)、無色の油として化合物1(180mg、81%)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 8.02 (s, 1H), 7.67 (m, 1H), 7.37−7.60 (m, 2H), 7.16 (m, 1H), 5.05 (m, 1H), 3.30−4.00 (m, 6H), 1.96 (m, 1H), 1.85 (m, 1H), 1.65 (m, 1H), 1.51 (m, 1H);LCMS質量:458.0(M
++1)。
【0495】
<工程2:(S)−1−(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)ピペリジン−1−イル)−2−フェニルエタノントリフルオロ酢酸塩(化合物1−46)>
表題化合物(1−46)(68mg、34%)を、実施例31の工程2の手順を使用して、(S)−2−((1−(2−(3,4−ジクロロフェニル)アセチル)ピペリジン−3−イル)オキシ)−6−(トリフルオロメチル)イソニコチノニトリル1から調製した。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 8.33 (br s, 3H), 7.61 (m, 1H), 7.07−7.37 (m, 6H), 5.03 (m, 1H), 4.10−4.22 (m, 2H), 3.30−4.00 (br m, 6H), 1.30−2.00 (br m, 4H);LCMS質量:394.0(M
++1)。
【0496】
<実施例36:(S)−1−(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)ピペリジン−1−イル)−2−(3,4−ジクロロフェニル)エタノントリフルオロ酢酸塩(化合物1−47)>
【0497】
【化113】
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【0498】
0℃でMeOH/THF(1:1、2mL)中の(S)−2−((1−(2−(3,4−ジクロロフェニル)アセチル)ピペリジン−3−イル)オキシ)−6−(トリフルオロメチル)イソニコチノニトリル1(75mg、0.164mmol)(実施例35の工程1から)の撹拌溶液に、CoCl
2(43mg、0.333mmol)とNaBH
4(62mg、1.64mmol)を加えた。混合物を室温(RT)に暖め、更に4時間撹拌した。セライトに通して濾過する前に、混合物を部分的に濃縮し、EtOAc(40mL)で希釈した。セライトをEtOAc(30mL)ですすぎ、組み合わせた濾液を水(2×100mL)で洗浄し、乾燥し(MgSO
4)、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を分取HPLC(Waters XTerra(登録商標)Prep MS C−18 OBD、5μM 50×100mmのカラム;20分にわたり0.1%のTFAを含有する10−90%のACN/H
2Oで溶出する)を介して精製して、黄色の油として化合物1−47(36mg、38%)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 8.35 (br s, 3H), 7.37−7.60 (m, 3H), 7.10−7.20 (m, 2H), 5.03 (m, 1H), 4.10−4.20 (m, 2H), 3.50−4.00 (m, 5H), 3.40 (m, 1H), 1.96 (m, 1H), 1.82 (m, 1H), 1.62 (m, 1H), 1.52 (m, 1H);LCMS質量:462.0(M
++1)。
【0499】
<実施例37:(S)−2−(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)ピペリジン−1−カルボニル)−4H−クロメン(chromen)−4−オントリフルオロ酢酸塩(化合物1−48)>
【0500】
【化114】
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【0501】
工程1において4−オキソ−4H−クロメン−2−カルボン酸を使用する、実施例35の手順を使用して、表題化合物(4−48)を調製した。LCMS質量:448.0(M
++1)。
【0502】
<実施例38:(S)−(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)ピペリジン−1−イル)(ピリジン−3−イル)メタノントリフルオロ酢酸塩(化合物1−49)>
【0503】
【化115】
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【0504】
工程1においてニコチン酸を使用する、実施例35の手順を使用して、表題化合物(1−49)を調製した。LCMS質量:381.0(M
++1)。
【0505】
<実施例39:(S)−(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)ピペリジン−1−イル)(ピリミジン−5−イル)メタノントリフルオロ酢酸塩(化合物1−50)>
【0506】
【化116】
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【0507】
工程1においてピリミジン−5−カルボン酸を使用する、実施例35の手順を使用して、表題化合物(1−50)を調製した。LCMS質量:382.0(M
++1)。
【0508】
<実施例40:(S)−(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)ピペリジン−1−イル)(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メタノントリフルオロ酢酸塩(化合物1−51)>
【0509】
【化117】
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【0510】
工程1において5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−カルボン酸を使用する、実施例35の手順を使用して、表題化合物(1−51)を調製した。LCMS質量:386.0(M
++1)。
【0511】
<実施例41:(S)−1−(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)ピペリジン−1−イル)−2−メチルプロパン−1−オントリフルオロ酢酸塩(化合物1−52)>
【0512】
【化118】
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【0513】
工程1においてイソ酪酸を使用する、実施例35の手順を使用して、表題化合物(1−52)を調製した。LCMS質量:346.0(M
++1)。
【0514】
<実施例42:(S)−3−(((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)メチル)−N−フェニルピペリジン−1−カルボキサミドトリフルオロ酢酸塩(化合物1−45)>
【0515】
【化119】
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【0516】
工程1においてInt−Hを使用する、実施例31の手順を使用して、表題化合物(1−45)を調製した。LCMS質量:409.0(M
++1)。
【0517】
<実施例43:4−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−N−フェニルピペリジン−1−カルボキサミドトリフルオロ酢酸塩(化合物1−41)>
【0518】
【化120】
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【0519】
工程1においてInt−Gを使用する、実施例31の手順を使用して、表題化合物(1−41)を調製した。LCMS質量:395.0(M
++1)。
【0520】
<実施例44:4−(((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)メチル)−N−フェニルピペリジン−1−カルボキサミドトリフルオロ酢酸塩(化合物1−42)>
【0521】
【化121】
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【0522】
工程1においてInt−Iを使用する、実施例31の手順を使用して、表題化合物(1−42)を調製した。LCMS質量:409.0(M
++1)。
【0523】
<実施例45:5−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−N−(2−(メチルスルホニル)エチル)ニコチンアミド塩酸塩(化合物1−53)>
【0524】
【化122】
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【0525】
工程1においてInt−Jと2−(メチルスルホニル)エタンアミン塩酸塩を使用する、実施例1の手順を使用して、表題化合物(1−53)を調製した。LCMS質量:419.0(M
++1)。
【0526】
<実施例46:(R)−(5−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)ピリジン−3−イル)(3−アミノピロリジン−1−イル)メタノン二塩酸塩(化合物1−54)>
【0527】
【化123】
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【0528】
工程1においてInt−Jと(R)−tert−ブチルピロリジン−3−イルカルボン酸塩を使用する、実施例1の手順を使用して、表題化合物(1−54)を調製した。LCMS質量:382.0(M
++1)。
【0529】
<実施例47:ラセミ体−トランス−(5−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)ピリジン−3−イル)(−3−フルオロ−4−ヒドロキシピロリジン−1−イル)メタノン塩酸塩(化合物1−55)>
【0530】
【化124】
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【0531】
工程1においてInt−J及びラセミ体−トランス−4−フルオロ−3−ヒドロキシピロリジン塩酸塩を使用する、実施例1の手順を使用して、表題化合物(1−55)を調製した。LCMS質量:401.0(M
++1)。
【0532】
<実施例48:(2−((1H−インドール−4−イル)オキシ)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)メタンアミン(化合物1−58)>
【0533】
【化125】
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【0534】
0℃でTHF/MeOH(1:1、4mL)中の2−(1H−インドール−4−イル)オキシ)−6−(トリフルオロメチル)イソニコチノニトリル1(100mg、0.33mmol)(実施例49の工程1から)の撹拌溶液に、不活性雰囲気下でCoCl
2(85mg、0.66mmol)とNaBH
4(125mg、3.3mmol)を加え、混合物を0℃で3時間撹拌した。反応混合物を水(10mL)でクエンチし、セライトに通して濾過した。濾液を10%のMeOH/CH
2Cl
2(2×10mL)で抽出した。有機質層をブライン(15mL)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、減圧下で濃縮した。粗製物を分取HPLCによって精製し、オフホワイトの固形物として化合物1−58(25mg、24%)を得た。
1H NMR(400 MHz, DMSO−d
6):δ 11.31 (br s, 1H), 7.60 (s, 1H), 7.33−7.28 (m, 2H), 7.16 (s, 1H), 7.11 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 6.79 (d, J = 7.1 Hz, 1H), 6.12−6.09 (m, 1H), 3.79 (s, 2H), 2.02 (br s, 2H);m/z 308.3(M+H
+)。
【0535】
<実施例49:(2−((1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−インドール−4−イル)オキシ)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)メタンアミン塩酸塩(化合物1−37)>
【0536】
【化126】
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【0537】
<工程1:2−((1H−インドール−4−イル)オキシ)−6−(トリフルオロメチル)イソニコチノニトリル(2)>
N−メチル−2−ピロリドン(12.5mL)中の1H−インドール−4−オール1(500mg、3.76mmol)の撹拌溶液に、2−クロロ−6−(トリフルオロメチル)イソニコチノニトリル(774mg、3.76mmol)、K
2CO
3(1.04g、7.52mmol)、及びTMS−Cl(0.5mL、3.76mmol)を加えた。反応混合物をマイクロウェーブシンセサイザーの中で45分間、150℃に加熱した。反応混合物を水(40mL)でクエンチし、Et
2O(2×5mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物をブライン(20mL)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、減圧下で濃縮した。粗製物を精製し(シリカゲル;4%のEtOAc/ヘキサンで溶出する)、オフホワイトの固形物として化合物2(180mg、16%)を得た。
1H NMR(400 MHz, DMSO−d
6):δ 11.37 (br s, 1H), 8.16 (d, J = 0.7 Hz, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.37−7.32 (m, 2H), 7.14 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 6.86 (dd, J = 7.6, 0.6 Hz, 1H), 6.14−6.13 (m, 1H);LC−MS(ESI):72.74%;m/z 303.9(M+H
+)。
【0538】
<工程2:2−((1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−インドール−4−イル)オキシ)−6−(トリフルオロメチル)イソニコチノニトリル(3)>
トルエン(5mL)中の化合物2(100mg、0.33mmol)の撹拌溶液に、4−ブロモ−1−メチル−1H−ピラゾール(68mg、0.36mmol)、N、N’−ジメチルエチレンジアミン(0.014mL、0.13mmol)、リン酸カリウム(176mg、0.82mmol)、及びCuI(6.2mg、0.03mmol)を加えた。反応混合物をRTで30分間、Arの下で脱気し、次いで12時間にわたり140℃に加熱した。混合物をEtOAc(30mL)で希釈し、セライトに通して濾過した。濾液を減圧下で濃縮し、残留物を精製して(シリカゲル;20%のEtOAc/ヘキサンで溶出する)、粘着性の固形物として化合物3(65mg、51%)を得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6):δ 8.26 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.01 (s, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.52 (d, J = 3.5 Hz, 1H), 7.44 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.25 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 6.98 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 6.38 (d, J = 2.9 Hz, 1H), 3.92 (s, 3H);LC−MS(ESI):97.13%;m/z 383.9(M+H
+)。
【0539】
<工程3:(2−((1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−インドール−4−イル)オキシ)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)メタンアミン塩酸塩(化合物1−37)>
0℃でTHF/MeOH(1:1、4mL)中の化合物3(65mg、0.17mmol)の撹拌溶液に、不活性雰囲気の下、CoCl
2(44mg、0.33mmol)とNaBH
4(64mg、1.7mmol)を一部ずつ加えた。反応物をRTに暖め、5時間撹拌した。反応混合物をセライトのパッドに通して濾過し、残留物を10%のMeOH/CH
2Cl
2(20mL)で洗浄した。濾液をブライン(10mL)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、減圧下で濃縮して、所望のアミンを得た。
【0540】
CH
2Cl
2(2mL)中のこのアミンに、不活性雰囲気の下、0℃でEt
2O(5mL、10mmol)中の2M HClを加えた。得られた固形物を濾過し、真空下で乾燥して、浅黄色固形物として化合物1−37(20mg、30%)を得た。
1H NMR(400 MHz, DMSO−d
6):δ 8.56 (br s, 3H), 8.24 (s, 1H), 7.82 (s, 2H), 7.51−7.38 (m, 3H), 7.23 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 6.91 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 6.30 (dd, J = 3.2, 0.6 Hz, 1H), 4.21−4.16 (m, 2H), 3.91 (s, 3H);MS(Agilent 6310 Ion Trap):m/z 388.3(M+H
+)。
【0541】
実施例50:2−(4−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−1H−インドール−1−イル)−N−メチル−N−フェニルアセトアミド塩酸塩(化合物1−38)
【0542】
【化127】
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【0543】
工程1:2−(4−((4−シアノ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−1H−インドール−1−イル)−N−メチル−N−フェニルアセトアミド(2)
0℃でのDMF(3mL)中の(実施例49、工程1からの)2−((1H−インドール−4−イル)オキシ)−6−(トリフルオロメチル)イソニコチノニトリル1(100mg、0.33mmol)の撹拌溶液に、2−ブロモ−N−メチル−N−フェニルアセトアミド(113mg、0.49mmol)、Cs
2CO
3(214mg、0.66mmol)およびn−Bu
4NBr(5.3mg、0.02mmol)を加えた。混合物を、室温に暖め、12時間撹拌した。反応混合物を、水(20mL)でクエンチし、EtOAc(2×30mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を、ブライン(15mL)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、減圧下で濃縮した。粗製物を、精製し(シリカゲル;10−15%のEtOAc/ヘキサンで溶出)、オフホワイト固形物として化合物2(130mg、87%)を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):δ8.18 (s, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.57−7.55 (m, 4H), 7.46−7.44 (m, 1H), 7.22−7.12 (m, 3H), 6.89 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 6.14 (br s, 1H), 4.78 (br s, 2H), 3.21 (br s, 3H);LC−MS(ESI):m/z 451.1(M+H
+)。
【0544】
工程2:2−(4−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−1H−インドール−1−イル)−N−メチル−N−フェニルアセトアミド塩酸塩(化合物1−38)
0℃でのTHF/MeOH(1:1、6mL)中の化合物2(130mg、0.29mmol)の撹拌溶液に、不活性雰囲気下でコバルト(II)クロリド(74mg、0.58mmol)およびNaBH
4(109mg、2.88mmol)一部ずつ加えた。混合物を、室温に暖め、4時間撹拌した。反応混合物を、セライトのパッドに通して濾過し、セライトを、10%のMeOH/CH
2Cl
2(30mL)で洗浄した。濾液を、ブライン(10mL)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、減圧下で濃縮して、望ましいアミンを得た。
【0545】
CH
2Cl
2(2mL)中のこのアミンに、不活性雰囲気下での0℃でEt
2O(3mL、6mmol)中の2M HClを加え、30分間撹拌した。得た固形物を、濾過し、真空下で乾燥し、オフホワイト固形物として化合物1−38(91mg、70%)を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ8.37 (br s, 3H), 7.78 (s, 1H), 7.59−7.47 (m, 5H), 7.40 (s, 1H), 7.24−7.13 (m, 3H), 6.84 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.11 (d, J = 3.0 Hz, 1H), 4.78 (br s, 2H), 4.20 (br s, 2H), 3.22 (br s, 3H);MS(Agilent 6310 Ion Trap):m/z 455.3(M+H
+)。
【0546】
実施例51:2−(4−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−1H−インドール−1−イル)−1−(ピペリジン−1−イル)エタノン(化合物1−56)
【0547】
【化128】
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【0548】
工程1:4−(ベンジルオキシ)−1H−インドール(2)
アセトン(50mL)中の1H−インドール−4−オール1(1g、7.52mmol)の撹拌溶液に、不活性雰囲気下での室温で臭化ベンジル(1.54g、8.95mmol)およびK
2CO
3(3.11g、22.56mmol)を加えた。その後、反応混合物を、還流温度まで加熱し、12時間撹拌した。混合物を、水(60mL)で希釈し、EtOAc(2×60mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を、ブライン(20mL)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、減圧下で濃縮した。粗製物を、精製し(シリカゲル;1−6%のEtOAc/ヘキサンで溶出)、粘着性固形物として化合物2(650mg、41%)を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):δ11.08 (br s, 1H), 7.49 (d, J = 7.5 Hz, 2H), 7.39 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 7.34−7.29 (m, 1H), 7.21 (t, J = 2.6 Hz, 1H), 7.01−6.92 (m, 2H), 6.55 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 6.45−6.43 (m, 1H), 5.20 (s, 2H);LC−MS:m/z 224.3(M+H
+)。
【0549】
工程2:2−(4−(ベンジルオキシ)−1H−インドール−1−イル)−1−(ピペリジン−1−イル)エタノ−1−オン(3)
室温でのDMF(10mL)中の化合物2(200mg、0.9mmol)の撹拌溶液に、2−ブロモ−1−(ピペリジン−1−イル)エタノ−1−オン(277mg、1.34mmol)、Cs
2CO
3(584mg、1.8mmol)およびn−Bu
4NBr(触媒量)を加えた。混合物を12時間室温で撹拌した。混合物を、水(30mL)で希釈し、よく撹拌し、濾過した。得た固形物を、CH
2Cl
2中に溶解し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、減圧下で濃縮した。粗製物を、精製し(シリカゲル;30%のEtOAc/ヘキサンで溶出)、オフホワイト固形物として化合物3(150mg、48%)を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):δ7.64 (d, J = 7.2 Hz, 2H), 7.54 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 7.49−7.44 (m, 1H), 7.29 (d, J = 2.9 Hz, 1H), 7.15−7.05 (m, 2H), 6.73 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 6.60 (d, J = 3.2 Hz, 1H), 5.36 (s, 2H), 5.24 (s, 2H), 3.64 (br t, J = 4.9 Hz, 2H), 3.55 (t, J = 5.2 Hz, 2H), 1.76−1.65 (m, 4H), 1.58−1.56 (m, 2H);
LC−MS(ESI):m/z 349.0(M+H
+)。
【0550】
工程3:2−(4−ヒドロキシ−1H−インドール−1−イル)−1−(ピペリジン−1−イル)エタノ−1−オン(4)
EtOAc(30mL)およびMeOH(5mL)中の化合物3(150mg、0.43mmol)の撹拌溶液に、不活性雰囲気下で10%のPd/C(50%の湿気、50mg)を加えた。反応混合物を、12時間室温でH
2雰囲気(バルーン)下において排除し、撹拌した。反応混合物を、セライトのパッドに通して濾過し、EtOAc(10mL)で洗浄した。濾液を、減圧下で濃縮し、オフホワイト固形物として化合物4(80mg、72%)を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):δ9.32 (s, 1H), 7.06 (d, J = 3.2 Hz, 1H), 6.85 (t, J = 7.8 Hz,1H), 6.73 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.44 (d, J = 2.9 Hz, 1H), 6.35 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 5.03 (s, 2H), 3.47 (t, J = 5.2 Hz, 2H), 3.39 (t, J = 4.9 Hz, 2H), 1.61−1.48 (m, 4H), 1.43−1.40 (m, 2H);LC−MS(ESI):m/z 258.9(M+H
+)。
【0551】
工程4:2−((1−(2−オキソ−2−(ピペリジン−1−イル)エチル)−1H−インドール−4−イル)オキシ)−6−(トリフルオロメチル)イソニコチノニトリル(5)
N−メチル−2−ピロリドン(3mL)中の化合物4(80mg、0.31mmol)の撹拌溶液に、2−クロロ−6−(トリフルオロメチル)イソニコチノニトリル(77mg、0.37mmol)およびK
2CO
3(86mg、0.62mmol)を加えた。反応混合物を、1時間マイクロウェーブシンセサイザーにおいて150℃に加熱した。混合物を、水(20mL)で希釈し、EtOAc(2×30mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を、ブライン(20mL)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、減圧下で濃縮した。粗製物を、精製し(シリカゲル;30%のEtOAc/ヘキサンで溶出)、オフホワイト固形物として化合物5(30mg、23%)を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):δ8.19 (s, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.30 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.27 (d, J = 3.2 Hz, 1H), 7.15 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 6.89 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 6.16 (d, J = 3.2 Hz, 1H), 5.19 (s, 2H), 3.53−3.50 (m, 2H), 3.43 (t, J = 5.5 Hz, 2H), 1.64−1.53 (m, 4H), 1.46−1.42 (m, 2H);LC−MS(ESI):m/z 429.1(M+H
+)。
【0552】
工程5:2−(4−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−1H−インドール−1−イル)−1−(ピペリジン−1−イル)エタノ−1−オン(化合物1−56)
0℃でのTHF/MeOH(1:1、8mL)中の化合物5(30mg、0.07mmol)の撹拌溶液に、CoCl
2(18mg、0.14mmol)およびNaBH
4(27mg、0.7mmol)を加えた。混合物を1時間0℃で撹拌した。混合物を濾過し、濾液を、水(15mL)で洗浄し、EtOAc(2×20mL)で抽出した。組み合わせた有機質層を、ブライン(15mL)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、減圧下で濃縮した。粗製物を、n−ペンタン(2×5mL)で粉砕し、その後、分取HPLCによって精製し、淡茶色固形物として化合物1−56(10mg、33%)を得た。
1H NMR(400MHz、CD
3OD):δ7.58 (s, 1H), 7.29−7.26 (m, 1H), 7.22 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 7.16−7.11 (m, 2H), 6.90 (dd, J = 7.5, 0.7 Hz, 1H), 6.20 (dd, J = 3.2, 0.7 Hz, 1H), 5.18 (s, 2H), 4.18 (s, 2H), 3.62−3.54 (m, 4H), 1.75−1.68 (m, 2H), 1.66−1.61 (m, 2H), 1.60−1.53 (m, 2H);LC−MS(ESI):m/z 433.1(M+H
+)。
【0553】
実施例52:tert−ブチル4−(2−(4−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−1H−インドール−1−イル)アセチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(化合物1−57)
【0554】
【化129】
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【0555】
工程1:tert−ブチル4−(2−ブロモアセチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(2)
0℃でのCH
2Cl
2(15mL)中のtert−ブチルピペラジン−1−カルボン酸塩4(1g、5.38mmol)の撹拌溶液に、2−ブロモアセチルブロミド(864mg、4.3mmol)およびTEA(1mL、7.53mmol)を加えた。反応混合物を、室温に暖め、4時間撹拌した。混合物を、水(50mL)でクエンチし、CH
2Cl
2(2×40mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を、ブライン(20mL)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、減圧下で濃縮した。粗製物を、精製し(シリカゲル;25%のEtOAc/ヘキサンで溶出)、淡黄色固形物として化合物2(900mg、54%)を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):δ4.16 (s, 2H), 3.47−3.42 (m, 4H), 3.38−3.35 (m, 2H), 3.31−3.29 (m, 2H), 1.41 (s, 9H);LC−MS(ESI):m/z 328.1(M
++Na)。
【0556】
工程2:tert−ブチル4−(2−(4−((4−シアノ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−1H−インドール−1−イル)アセチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(3)
0℃でのDMF(12mL)中の(実施例49、工程1からの)2−((1H−インドール−4−イル)オキシ)−6−(トリフルオロメチル)イソニコチノニトリル1(150mg、0.5mmol)の撹拌溶液に、tert−ブチル4−(2−ブロモアセチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩2(228mg、0.74mmol)、Cs
2CO
3(324mg 0.99mmol)およびnBu
4NBr(8mg 0.02mmol)を加えた。反応混合物を、室温に暖め、12時間撹拌した。混合物を、水(30mL)でクエンチし、EtOAc(2×30mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を、ブライン(20mL)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、減圧下で濃縮して、粗製物を得た。粗製物を、Et
2O(2×10mL)で粉砕し、白色固形物として化合物3(150mg、57%)を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):δ8.32 (s, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.47 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.40 (d, J = 3.2 Hz, 1H), 7.29 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 7.03 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 6.31 (d, J = 3.2 Hz, 1H), 5.37 (s, 2H), 3.72−3.70 (m, 2H), 3.59−3.56 (m, 4H), 3.48−3.46 (m, 2H), 1.56 (s, 9H);LC−MS(ESI):m/z 474.0(M
+−
tBu)。
【0557】
工程3:tert−ブチル4−(2−(4−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−1H−インドール−1−イル)アセチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩(化合物1−57)
0℃でのTHF/MeOH(1:1、10mL)中の化合物3(100mg、0.19mmol)の撹拌溶液に、CoCl
2(61mg、0.5mmol)およびNaBH
4(36mg、0.94mmol)を加えた。反応物を、室温に暖め、1時間撹拌した。混合物を、セライトのパッドに通して濾過した。濾液を、水(20mL)で洗浄し、EtOAc(2×30mL)で抽出した。組み合わせた有機質層を、ブライン(15mL)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、減圧下で濃縮した。粗製物を、分取HPLCによって精製し、オフホワイト固形物として化合物1−57(23mg、15%)を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):δ7.61 (s, 1H), 7.28 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.24−7.19 (m, 2H), 7.13 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 6.81 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 6.14 (d, J = 3.2 Hz, 1H), 5.22 (s, 2H), 3.79 (s, 2H), 3.57−3.55 (m, 2H), 3.45−3.42 (m, 4H), 3.34−3.32 (m, 2H), 2.21 (b s, 2H), 1.42 (s, 9H);LC−MS(ESI):m/z 478.1(M
+−
tBu)。
【0558】
実施例53:5−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン塩酸塩(化合物1−59)
【0559】
【化130】
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【0560】
工程1:2−((2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イル)オキシ)−6−(トリフルオロメチル)イソニコチノニトリル(2)
室温でのN−メチル−2−ピロリドン(3mL)中の5−ヒドロキシ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン1(50mg、0.31mmol)の撹拌溶液に、2−クロロ−6−(トリフルオロメチル)イソニコチノニトリル(63mg、0.31mmol)およびK
2CO
3(85mg、0.61mmol)を加えた。混合物を3時間室温で撹拌した。混合物を、水(10mL)で希釈し、EtOAC(2×15mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を、ブライン(10mL)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、減圧下で濃縮した。粗製物を、Et
2O(2×5mL)で粉砕し、白色固形物として化合物2(50mg、49%)を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ 10.28 (s, 1H), 8.18 (s, 1H), 7.97 (s, 1H), 7.23 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 6.85−6.78 (m, 2H), 2.65 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 2.42−2.35 (m, 2H);LC−MS(ESI):m/z 332.1(M−1)。
【0561】
工程2:5−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン塩酸塩(化合物1−59)
0℃でのTHF/MeOH(1:1、6mL)中の化合物2(50mg、0.15mmol)の撹拌溶液に、不活性雰囲気下でCoCl
2(39mg、0.3mmol)およびNaBH
4(57mg、1.5mmol)を加え、室温に暖め、2時間撹拌した。混合物を、EtOAc(20mL)で希釈し、セライトのパッドに通して濾過し、セライトパッドをEtOAc(10mL)で洗浄した。濾液を、水(15mL)およびブライン(10mL)で洗浄した。有機質層を、分離し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、減圧下で濃縮した。粗製物をEt
2O(2×5mL)で粉砕し、淡茶色固形物として望ましいアミンを得た。
【0562】
CH
2Cl
2(2mL)中のこのアミンに、0℃でEt
2O(0.5mL)中の2M HClを加えた。混合物を、室温に暖め、15分間撹拌した。得た固形物を、濾過し、真空下で乾燥し、オフホワイト固形物として化合物1−59(35mg、69%)を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):δ10.30 (s, 1H), 8.43 (br s, 2H), 7.77 (s, 1H), 7.36 (s, 1H), 7.22 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 6.81 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 6.75 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 4.19 (br s, 2H), 2.60 (t, J = 6.9 Hz, 2H), 2.40−2.36 (m, 2H);MS(Agilent 6310 Ion Trap):m/z 338.2(M+H
+)。
【0563】
実施例54:(6−(トリフルオロメチル)−[2,3’−ビピリジン]−4−イル)メタンアミントリフルオロ酢酸塩(化合物1−1)
【0564】
【化131】
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【0565】
工程1:6−(トリフルオロメチル)−[2,3’−ビピリジン]−4−カルボニトリル(2)
2−クロロ−6−(トリフルオロメチル)イソニコチノニトリル1(125mg、0.605mmol)、3−ピリジルボロン酸(90mg、0.738mmol)、2Mの
Na
2CO
3水溶液(0.6mL)、およびACN(3mL)の混合物を、3分間室温で窒素を用いてパージした。DCM(1:1)(5mol%)との[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)複合体を加え、混合物を4時間100℃で加熱した。 混合物を、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、白色固形物として化合物2(114mg、76%)を得た。LCMS質量:250(M
++1)。
【0566】
工程2:(6−(トリフルオロメチル)−[2,3’−ビピリジン]−4−イル)メタンアミントリフルオロ酢酸塩(化合物1−1)
表題化合物(1−1)(121mg、72%)を、実施例31、工程2に対する手順を使用して、6−(トリフルオロメチル)−[2,3’−ビピリジン]−4−カルボニトリル2から調製した。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 9.28 (m, 1H), 8.75 (m, 1H), 8.49 (m, 1H), 8.43 (br s, 3H), 8.05 (s, 1H), 7.65 (m, 1H), 4.26−4.34 (m, 2H);LCMS質量:254.0(M
++1)。
【0567】
実施例55:(2−([1,1’−ビフェニル]−3−イルオキシ)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)メタンアミントリフルオロ酢酸塩(化合物1−2)
【0568】
【化132】
[この文献は図面を表示できません]
【0569】
工程1:2−([1,1’−ビフェニル]−3−イルオキシ)−6−(トリフルオロメチル)イソニコチノニトリル(2)
2−クロロ−6−(トリフルオロメチル)イソニコチノニトリル1(75mg、0.363mmol)、[1,1’−ビフェニル]−3−オール(75mg、0.435mmol)、K
2CO
3(150mg、1.089mmol)、およびTHF(3mL)の撹拌した混合物を、32時間75℃で加熱した。室温に冷却した後に、混合物を、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、無色の油として化合物2(75mg、61%)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 8.20 (m, 1H), 8.03 (m, 1H), 7.50−7.70 (m, 2H), 7.35−7.48 (m, 3H), 7.20 (m, 1H), 6.90−7.08 (m, 3H)。
【0570】
工程2:(2−([1,1’−ビフェニル]−3−イルオキシ)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)メタンアミントリフルオロ酢酸塩(化合物1−2)
表題化合物(1−2)(51mg、69%)を、実施例31、工程2の手順を使用して 、2−([1,1’−ビフェニル]−3−イルオキシ)−6−(トリフルオロメチル)イソニコチノニトリル2から調製した。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ8.36 (br s, 3H), 7.79 (m, 1H), 7.65−7.71 (m, 2H), 7.55−7.62 (m, 2H), 7.35−7.61 (m, 5H), 7.18 (m, 1H), 4.19−4.26 (m, 2H);LCMS質量:345.0(M
++1)。
【0571】
実施例56:(2−(3−フェノキシフェノキシ)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)メタンアミントリフルオロ酢酸塩(化合物1−3)
【0572】
【化133】
[この文献は図面を表示できません]
【0573】
表題化合物(1−24)を、工程3の3−シアノピロリジンを用いて、実施例14のための手順を使用して調製した。LCMS質量:361.0(M
++1)。
【0574】
実施例57:(2−(3−(フェノキシメチル)フェノキシ)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)メタンアミントリフルオロ酢酸塩(化合物1−4)
【0575】
【化134】
[この文献は図面を表示できません]
【0576】
工程1:2−(3−(ヒドロキシメチル)フェノキシ)−6−(トリフルオロメチル)イソニコチノニトリル(2)
表題化合物(2)(250mg、59%)を、実施例55、工程1の手順を使用して、3−(ヒドロキシメチル)フェノールを用いて調製した。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ8.18 (s, 1H), 7.97 (s, 1H), 7.40 (m, 1H), 7.22 (m, 1H), 7.14 (m, 1H), 7.08 (m, 1H), 5.29 (m, 1H), 4.49−4.53 (m, 2H);LCMS質量:295.0(M
++1)。
【0577】
工程2:2−(3−(フェノキシメチル)フェノキシ)−6−(トリフルオロメチル)イソニコチノニトリル(3)
0℃でのTHF(1mL)中のPh
3P(49mg、0.186mmol)の溶液に、アゾジカルボン酸ジイソプロピル(38mg、0.186mmol)を加えた。混合物を、室温に暖められ、15分間撹拌した。2−(3−(ヒドロキシメチル)フェノキシ)−6−(トリフルオロメチル)イソニコチノニトリル2(50mg、0.169mmol)を加え、混合物をさらに15分間撹拌した。フェノール(16mg、0.169mmol)を加え、混合物を15時間室温で撹拌した。混合物を、EtOAc(20mL)と水(10mL)との間で分割した。有機質層を、分離し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、その後、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、無色の油として化合物3(25mg、40%)を得た。LCMS質量:371.0(M
++1)。
【0578】
工程3:(2−(3−(フェノキシメチル)フェノキシ)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)メタンアミントリフルオロ酢酸塩(化合物1−4)
表題化合物(1−4)(17mg、59%)を、実施例31、工程2の手順を使用して 、2−(3−(フェノキシメチル)フェノキシ)−6−(トリフルオロメチル)イソニコチノニトリル3から調製した。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ8.38 (br s, 3H), 7.77 (s, 1H), 7.25−7.55 (m, 6H), 7.18 (m, 1H), 6.90−7.00 (m, 3H), 5.12 (s, 2H), 4.18−4.22 (m, 2H);LCMS質量:375.0(M
++1)。
【0579】
実施例58:3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−N−フェニルアニリン(化合物1−5)
【0580】
【化135】
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【0581】
表題化合物(1−5)を、実施例55のための手順を使用して、工程1の3−(フェニルアミノ)フェノールを用いて調製した。化合物1−5は、HPLC精製を必要とせず、むしろ、得た固形物をEt
2Oで粉砕して、純粋な1−5を得た。LCMS質量:360.0(M
++1)。
【0582】
実施例59:(2−(3−(1H−ピラゾール−4−イル)フェノキシ)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)メタンアミントリフルオロ酢酸塩(化合物1−6)
【0583】
【化136】
[この文献は図面を表示できません]
【0584】
表題化合物(1−6)を、実施例55のための手順を使用して、工程1の3−(1H−ピラゾール−4−イル)フェノールを用いて調製した。LCMS質量:335.0(M
++1)。
【0585】
実施例60:3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−N−(2−シアノエチル)ベンズアミド塩酸塩(化合物1−198)
【0586】
【化137】
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【0587】
表題化合物(1−198)を、実施例1のための手順を使用して、工程1の3−アミノプロピオニトリルを用いて調製した。LCMS質量:365.0(M
++1)。
【0588】
実施例61:1−(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)ベンゾイル)アゼチジン−3−カルボニトリルトリフルオロ酢酸塩(化合物1−199)
【0589】
【化138】
[この文献は図面を表示できません]
【0590】
表題化合物(1−199)を、実施例1のための手順を使用して、工程1の3−シアノアゼチジン塩酸塩を用いて調製した。LCMS質量:377.0(M
++1)。
【0591】
実施例62:3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−N−(オキセタン−3−イル)ベンズアミドトリフルオロ酢酸塩(化合物1−200)
【0592】
【化139】
[この文献は図面を表示できません]
【0593】
表題化合物(1−200)を、実施例1のための手順を使用して、工程1のオキセタン−3−アミン塩酸塩および工程2のDCM中のトリフルオロ酢酸を用いて調製した。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ8.36 (br s, 3H), 7.74−7.81 (m, 2H), 7.58−7.63 (m, 2H), 7.39−7.45 (m, 2H), 4.49−4.57 (m, 2H), 4.32−4.40 (m, 2H), 4.20−4.27 (m, 2H), 3.54 (m, 1H)。
【0594】
実施例63:3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−N−((1−ヒドロキシシクロブチル)メチル)ベンズアミド塩酸塩(化合物1−201)
【0595】
【化140】
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【0596】
表題化合物(1−201)を、実施例1のための手順を使用して、工程1の1−(アミノメチル)シクロブタノールを用いて調製した。LCMS質量:396.0(M
++1)。
【0597】
実施例64:3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−N−(2−ヒドロキシエチル)−N−メチルベンズアミド塩酸塩(化合物1−202)
【0598】
【化141】
[この文献は図面を表示できません]
【0599】
表題化合物(1−202)を、実施例1のための手順を使用して、工程1の2−(メチルアミノ)エタノールを用いて調製した。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 8.73 (br s, 3H), 7.83−8.01 (m, 2H), 7.51−7.66 (m, 2H), 7.21−7.30 (m, 2H), 4.51 (m, 1H), 4.16−4.24 (m, 2H), 3.25−3.36 (m, 2H), 2.94 (s, 3H)。
【0600】
実施例65:(S)−(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)フェニル)(3−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル)メタノン塩酸塩(化合物1−203)
【0601】
【化142】
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【0602】
表題化合物(1−203)を、実施例1のための手順を使用して、工程1の(S)−ピペリジン−3−イルメタノールを用いて調製した。LCMS質量:410.0(M
++1)。
【0603】
実施例66:(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)フェニル)(4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル)メタノン塩酸塩(化合物1−204)
【0604】
【化143】
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【0605】
表題化合物(1−204)を、実施例1のための手順を使用して、工程1の4−ヒドロキシメチルピペリジン塩酸塩を用いて調製した。LCMS質量:410.0(M
++1)。
【0606】
実施例67:(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)フェニル)(4−ヒドロキシ−4−メチルピペリジン−1−イル)メタノン塩酸塩(化合物1−205)
【0607】
【化144】
[この文献は図面を表示できません]
【0608】
表題化合物(1−205)を、実施例1のための手順を使用して、工程1の4−ヒドロキシ−4−メチルピペリジン塩酸塩を用いて調製した。LCMS質量:410.0(M
++1)。
【0609】
実施例68:(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)フェニル)(3−(メトキシメチル)アゼチジン−1−イル)メタノン塩酸塩(化合物1−206)
【0610】
【化145】
[この文献は図面を表示できません]
【0611】
表題化合物(1−206)を、実施例1のための手順を使用して、工程1の3−(メトキシメチル)アゼチジン塩酸塩を用いて調製した。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ8.66 (br s, 3H), 7.85 (m, 1H), 7.78 (m, 1H), 7.66 (m, 1H), 7.51−7.59 (m, 2H), 7.39 (m, 1H), 4.20−4.24 (m, 2H), 3.68−3.72 (m, 2H), 3.28−3.48 (m, 4H), 3.24 (s, 3H), 2.27 (m, 1H)。
【0612】
実施例69:(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)フェニル)(7−オキサ−2−アザスピロ[3.5]ノナノ−2−イル)メタノン塩酸塩(化合物1−207)
【0613】
【化146】
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【0614】
表題化合物(1−207)を、実施例4のための手順を使用して、工程1の7−オキサ−2−アザスピロ[3.5]ノナン塩酸塩を用いて調製した。LCMS質量:422.0(M
++1)。
【0615】
実施例70:3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−N−((3S,4S)−4−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)ベンズアミド塩酸塩(化合物1−208)
【0616】
【化147】
[この文献は図面を表示できません]
【0617】
表題化合物(1−208)を、実施例1の手順を使用して 、工程1の(3S,4S)−3−アミノテトラヒドロ−2H−ピラン−4−オールを用いて調製した。LCMS質量:412.0(M
++1)。
【0618】
実施例71:3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−N−((1R,2S)−2−ヒドロキシシクロペンチル)ベンズアミド塩酸塩(化合物1−209)
【0619】
【化148】
[この文献は図面を表示できません]
【0620】
表題化合物(1−209)を、実施例1のための手順を使用して、工程1の(1S,2R)−2−アミノシクロペンタノール塩酸塩を用いて調製した。 LCMS質量:396.0(M
++1)。
【0621】
実施例72:3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−N−((1S,2R)−2−ヒドロキシシクロペンチル)ベンズアミド塩酸塩(化合物1−210)
【0622】
【化149】
[この文献は図面を表示できません]
【0623】
表題化合物(1−210)を、実施例1のための手順を使用して、工程1の(1R,2S)−2−アミノシクロペンタノール塩酸塩を用いて調製した。 LCMS質量:396.0(M
++1)。
【0624】
実施例73:ラセミ体−シス−(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)フェニル)(3−フルオロ−4−ヒドロキシピロリジン−1−イル)メタノン塩酸塩(化合物1−211)
【0625】
【化150】
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【0626】
工程1:ラセミ体−tert−ブチル((2−(3−(3−フルオロ−4−オキソピロリジン−1−カルボニル)フェノキシ)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)メチル)カルバミン酸塩(2)
不活性雰囲気下における0℃でのCH
2Cl
2(15mL)中の(実施例13、工程1からの)化合物1(400mg、0.8mmol)の撹拌溶液に、デス・マーチン・ペルヨージナン(1.36g、3.21mmol)を一部ずつ加えた。反応混合物を、室温に徐々に暖め、さらに5時間撹拌した。混合物を、CH
2Cl
2(50mL)で希釈し、氷冷の飽和したNaHCO
3(20mL)で洗浄した。有機質層を、分離し、ブライン(15mL)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、真空内で濃縮し、淡茶色固形物としての化合物2(390mg)を得て、これを更なる精製なしで使用した。
【0627】
工程2:ラセミ体−シス−tert−ブチル((2−(3−(3−フルオロ−4−ヒドロキシピロリジン−1−カルボニル)フェノキシ)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)メチル)カルバミン酸塩(3)
不活性雰囲気下における0℃でのMeOH(15mL)中の化合物2(390mg、粗製)の撹拌溶液に、NaBH
4(119mg、3.14mmol)を一部ずつ加えた。反応混合物を、室温に徐々に暖め、さらに5時間撹拌した。揮発性物質を減圧下で(35℃で)除去された。残留物を、EtOAc(50mL)中に溶解し、水(15mL)およびブライン(15mL)で洗浄した。有機質層を、分離し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮した。残留物を精製し(シリカゲル;20−50%のEtOAc/ヘキサンで溶出)、淡茶色固形物として化合物3(110mg、28%)を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):δ7.59 (m, 1H), 7.49−7.55 (m, 2H), 7.29−7.43 (m, 3H), 7.15 (s, 1H), 5.48 (m, 1H), 4.87 (m, 1H), 4.15−4.34 (m, 3H), 3.46−3.82 (m, 3H), 3.26 (m, 1H), 1.39 (s, 9H)。キラルHPLC分析:2−ピークを観察する;R
t=14.21および15.31分(Chiral Pak ADH、250×4.6 mm、5μmのカラム、25分間にわたって10%のMeOH:EtOH(1:1)および90%のヘキサン(0.1%のDEAを含有している)を用いて均一濃度で溶出する;流量1.0mL/分)。
【0628】
工程3:ラセミ体−シス−(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)フェニル)(3−フルオロ−4−ヒドロキシピロリジン−1−イル)メタノン塩酸塩(化合物1−211)
0℃でのCH
2Cl
2(1mL)中の化合物3(50mg、0.1mmol)の撹拌溶液に、Et
2O(1mL、2mmol)中の2M HClを加えた。反応混合物を、室温に徐々に暖め、さらに12時間撹拌した。その後、揮発性物質を除去し、残留物をEt
2O(2×2mL)で粉砕し、真空下で乾燥し、淡茶色固形物として化合物1−211(30mg、77%)を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):δ8.50 (br s, 3H), 7.83 (s, 1H), 7.56 (m, 1H), 7.50 (br s, 1H), 7.43 (m, 1H), 7.30−7.35 (m, 2H), 5.50 (m, 1H), 4.89 (m, 1H), 4.21−4.24 (m, 3H), 3.46−3.82 (m, 3H), 3.26 (m, 1H);LCMS質量:400.0(M
++1)。
【0629】
実施例74:(R)−(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)フェニル)(3−フルオロピロリジン−1−イル)メタノン塩酸塩(化合物1−212)
【0630】
【化151】
[この文献は図面を表示できません]
【0631】
表題化合物(1−212)を、実施例1のための手順を使用して、工程1の(R)−3−フルオロピロリジン塩酸塩を用いて調製した。LCMS質量:384.0(M
++1)。
【0632】
実施例75:(S)−(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)フェニル)(3−フルオロピロリジン−1−イル)メタノン塩酸塩(化合物1−213)
【0633】
【化152】
[この文献は図面を表示できません]
【0634】
表題化合物(1−213)を、実施例1のための手順を使用して、工程1の(S)−3−フルオロピロリジン塩酸塩を用いて調製した。LCMS質量:384.0(M
++1)。
【0635】
実施例76:(3R,4R)−1−(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)ベンゾイル)−4−フルオロピロリジン−3−イルメタンスルフォナート塩酸塩(化合物1−214)
【0636】
【化153】
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【0637】
工程1:(3R,4R)−1−(3−((4−(((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)ベンゾイル)−4−フルオロピロリジン−3−イルメタンスルホン酸塩(2)
0℃でのDCM(1mL)中の(実施例13,工程2からの)(R,R)−トランス−tert−ブチル((2−(3−(3−フルオロ−4−ヒドロキシピロリジン−1−カルボニル)フェノキシ)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)メチル)カルバミン酸塩1(58mg、0.116mmol)およびDIEA(30mg、0.232mmol)の撹拌溶液に、メタンスルホニルクロリド(14mg、0.118mmol)を加えた。混合物を、室温に暖め、2時間撹拌した。メタンスルホニルクロリド(5mg、0.039mmol)をさらに加え、混合物を30分間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、残留物を精製し(シリカゲル;0−100%のEtOAc/ヘキサンで溶出)、白色固形物として化合物2(53mg、79%)を得た。LCMS質量:578.0(M
++1)。
【0638】
工程2:(3R,4R)−1−(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)ベンゾイル)−4−フルオロピロリジン−3−イルメタンスルホン酸塩(化合物1−214)
表題化合物(1−214)(42mg、89%)を、実施例1、工程2の手順を使用して 、化合物2から調製した。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ8.56 (br s, 3H), 7.82 (s, 1H), 7.30−7.60 (m, 5H), 5.20−5.50 (br m, 2H), 4.21 (s, 2H), 3.60−4.10 (m, 4H), 3.31 (s, 3H);LCMS質量:478.0(M
++1)。
【0639】
実施例77:(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)フェニル)(2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)メタノン塩酸塩(化合物1−215)
【0640】
【化154】
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【0641】
表題化合物(1−215)を、実施例1のための手順を使用して、工程1の2,5−ジヒドロ−1H−ピロール塩酸塩を用いて調製した。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ8.62 (br s, 3H), 7.83 (m, 1H), 7.51−7.56 (m, 2H), 7.39−7.44 (m, 2H), 7.29 (m, 1H), 5.93 (m, 1H), 5.80 (m, 1H), 4.16−4.30 (m, 6H)。
【0642】
実施例78:3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−N−(ヘキス−5−イン−1−イル)ベンズアミドトリフルオロ酢酸塩(化合物1−216)
【0643】
【化155】
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【0644】
表題化合物(1−216)を、実施例1のための手順を使用して、工程1のヘキス−5−イニルアミン塩酸塩を用いて調製した。LCMS質量:392.0(M
++1)。
【0645】
実施例79:3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−N−(4−(1−フェニル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)ブチル)ベンズアミド塩酸塩(化合物1−217)
【0646】
【化156】
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【0647】
工程1:tert−ブチル((2−(3−(ヘキス−5−イン−1−イルカルバモイル)フェノキシ)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)メチル)カルバミン酸塩(1)
表題化合物(1)(610mg、86%)を、実施例1、工程1のための手順に従って、ヘキス−5−イニルアミン塩酸塩を用いて調製した。LCMS質量:492.0(M
++1)。
【0648】
工程2:tert−ブチル((2−(3−((4−(1−フェニル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)ブチル)カルバモイル)フェノキシ)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)メチル)カルバミン酸塩(2)
0℃でのDMSO(0.6mL)および水(1.4mL)中の化合物1(50mg、0.10mmol)の撹拌溶液に、アジドベンゼン(TBME中の0.5Mの溶液0.22mL、0.11mmol)、CuSO
4(13mol%)、ナトリウムL−(+)−アスコビル酸塩(25mol%)、および安息香酸(10mol%)を加えた。混合物を、室温に暖め、20時間撹拌した。混合物を、水とEtOAcとの間で分割した。有機質層を、分離し、乾燥し(Na
2SO
4)、減圧下で濃縮した。残留物を、精製し(シリカゲル;80%のEtOAc/ヘキサンで溶出)、白色固形物として化合物2(38mg、62%)を得た。LCMS質量:611.0(M
++1)。
【0649】
工程3:3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−N−(4−(1−フェニル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)ブチル)ベンズアミド塩酸塩(化合物1−217)
表題化合物(1−217)を、実施例1、工程2の手順を使用して 、化合物2(30mg、88%)から調製した。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ8.50−8.63 (m, 5H), 7.80−7.88 (m, 3H), 7.75 (m, 1H), 7.40−7.62 (m, 6H), 7.34 (m, 1H), 4.18−4.28 (m, 2H), 3.22−3.38 (m, 2H), 2.70−2.80 (m, 2H), 1.55−1.80 (m, 4H);LCMS質量:511.0(M
++1)。
【0650】
実施例80:3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−N−ヒドロキシベンズアミド塩酸塩(化合物1−218)
【0651】
【化157】
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【0652】
表題化合物(1−218)を、実施例1のための手順を使用して、工程1のヒドロキシルアミン塩酸塩を用いて調製した。LCMS質量:328.0(M
++1)。
【0653】
実施例81:3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−N−メトキシベンズアミド塩酸塩(化合物1−219)
【0654】
【化158】
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【0655】
表題化合物(1−219)を、実施例1のための手順を使用して、工程1のO−メチルヒドロキシルアミンを用いて調製した。LCMS質量:342.0(M
++1)。
【0656】
工程82および83:メチル(S)−3−(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)ベンズアミド)ペント−4−イノアート(化合物1−220)および(S)−3−(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)ベンズアミド)ペント−4−イン酸(化合物1−221)
【0657】
【化159】
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【0658】
工程1:メチル(S)−3−(3−((4−(((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)ベンズアミド)ペント−4−イノアート(2)
室温でのDMF(8mL)中のInt−A(200mg、0.48mmol)の撹拌溶液に、メチル(S)− 3−アミノペント−4−イノアート塩酸塩(62mg、0.48mmol)(J. A. Zablocki et al, J. Med.に記載される手順に従って調製した)、HATU(277mg、0.73mmol)、およびDIEA(0.25mL、1.46mmol)を加え、混合物を16時間室温で撹拌した。混合物を、水(20mL)でクエンチし、EtOAc(2×20mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を、ブライン(10mL)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮した。残留物を精製し(シリカゲル;30−35%のEtOAc/ヘキサンで溶出)、オフホワイト粘着性固形物として化合物2(60mg、24%)を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):δ8.94 (br m, 1H), 7.75 (m, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.53−7.59 (m, 2H), 7.50 (s, 1H), 7.38 (br m, 1H), 7.11 (s, 1H), 5.08 (m, 1H), 4.25 (br m, 2H), 3.59 (s, 3H), 3.25 (m, 1H), 2.77−2.88 (m, 2H), 1.37 (s, 9H);LCMS質量:544.1(M
++Na)。
【0659】
工程2:メチル(S)−3−(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)ベンズアミド)ペント−4−イノアート(化合物1−220)および(S)−3−(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)ベンズアミド)ペント−4−イン酸(化合物1−221)
不活性雰囲気下における0℃でのCH
2Cl
2(1mL)中の化合物2(60mg、0.11mmol)の撹拌溶液に、Et
2O(1mL、2mmol)中の2M HClを加えた。反応混合物を、室温に徐々に暖め、16時間撹拌した。揮発性物質を除去し、残留物を、n‐ペンタン(2×2mL)、その後Et
2O(2×2mL)で粉砕し、真空下で乾燥し、固形物を得て、これを精製し(分取HPLCによって)、無色の油として化合物1−220(7mg、14%)および白色固形物として化合物1−221(6.5mg、14%)を得た。
【0660】
化合物1−220:
1H NMR(500MHz、CD
3OD):δ7.70 (m, 1H), 7.61 (m, 1H), 7.51−7.55 (m, 2H), 7.36 (m, 1H), 7.22 (s, 1H), 5.26 (m, 1H), 3.92 (s, 2H), 3.69 (s, 3H), 2.87 (m, 2H), 2.75 (m, 1H);LCMS質量:422.0(M
++1)。
【0661】
化合物1−221:
1H NMR(500MHz、CD
3OD):δ7.74 (m, 1H), 7.63 (s, 1H), 7.54−7.58 (m, 2H), 7.39 (m, 1H), 7.30 (s, 1H), 5.11 (m, 1H), 4.16 (s, 2H), 2.67 (br m, 2H), 2.62 (m, 1H);LCMS質量:408.0(M
++1)。
【0662】
実施例84および85:メチル(R)−3−(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)ベンズアミド)ペント−4−イノアート塩酸塩(化合物1−222)および(R)−3−(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)ベンズアミド)ペント−4−イン酸塩酸塩(化合物1−223)
【0663】
【化160】
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【0664】
表題化合物(1−222および1−223)を、実施例82および83のための手順を使用して、工程1のメチル(R)−3−アミノペント−4−イノアート塩酸塩(J. A. Zablocki et al, J. Med. Chem. 1995, 38, 2378に記載される手順に従って調製した)を用いて調製した。
【0665】
化合物1−222:
1H NMR(500MHz、CD
3OD):δ7.87 (br m, 1H), 7.77−7.79 (m, 2H), 7.71 (m, 1H), 7.48−7.55 (m, 2H), 5.41 (m, 1H), 4.45 (s, 2H), 3.84 (s, 3H), 3.03 (m, 2H), 2.91 (m, 1H);LCMS質量:421.9(M
++1)。
【0666】
化合物1−223:
1H NMR(500MHz、CD
3OD):δ7.88 (m, 1H), 7.77−7.79 (m, 2H), 7.71 (m, 1H), 7.53 (m, 1H), 7.49 (s, 1H), 5.39 (m, 1H), 4.44 (s, 2H), 2.99 (m, 2H), 2.89 (m, 1H);LCMS質量:407.9(M
++1)。
【0667】
実施例86:3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)安息香酸塩酸塩(化合物1−224)
【0668】
【化161】
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【0669】
表題化合物(1−224)を、実施例1、工程2の手順を使用して 、Int−Aから調製した。LCMS質量:313.0(M
++1)。
【0670】
実施例87:3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−N−(2−アミノフェニル)ベンズアミド塩酸塩(化合物1−225)
【0671】
【化162】
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【0672】
表題化合物(1−225)を、実施例1のための手順を使用して、工程1の5−アミノピリミジンを用いて調製した。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ10.42 (br s, 1H), 8.66 (br s, 3H), 8.00 (m, 1H), 7.84−7.89 (m, 2H), 7.63 (m, 1H), 7.56 (m, 1H), 7.41−7.48 (m, 2H), 7.16−7.30 (m, 3H), 4.20−4.24 (m, 2H)。
【0673】
実施例88:3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−N−(ピリミジン−5−イル)ベンズアミド塩酸塩(化合物1−226)
【0674】
【化163】
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【0675】
表題化合物(1−226)を、実施例1のための手順を使用して、工程1の5−アミノピリミジンを用いて調製した。LCMS質量:390.0(M
++1)。
【0676】
実施例89:3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−N−(オキサゾール−2−イル)ベンズアミド塩酸塩(化合物1−227)
【0677】
【化164】
[この文献は図面を表示できません]
【0678】
表題化合物(1−227)を、実施例1のための手順を使用して、工程1の2−アミノオキサゾールを用いて調製した。LCMS質量:379.0(M
++1)。
【0679】
実施例90:3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−N−(1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンズアミド塩酸塩(化合物1−228)
【0680】
【化165】
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【0681】
表題化合物(1−228)を、実施例1のための手順を使用して、工程1の1,3,4−オキサジアゾール−2−アミンを用いて調製した。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 8.74 (br s, 3H), 7.88 (m, 1H), 7.53−7.70 (m, 6H), 7.36 (m, 1H), 4.20−4.30 (m, 2H)。
【0682】
実施例91:ラセミ体−トランス−(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−4−ヒドロキシフェニル)(3−フルオロ−4−ヒドロキシピロリジン−1−イル)メタノン塩酸塩(化合物1−229)
【0683】
【化166】
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【0684】
室温でのMeOH(10mL)中の(実施例93、工程6からの)ラセミ体−トランス−tert−ブチル((2−(2−(ベンジルオキシ)−5−(3−フルオロ−4−ヒドロキシピロリジン−1−カルボニル)フェノキシ)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)メチル)カルバミン酸塩(20mg、0.04mmol)の撹拌溶液に、濃縮したHCl(1滴)および10%のPd/C(50%の湿気、2mg)を加えた。反応混合物を、1時間H
2(1気圧)下での室温で撹拌した。混合物を、セライトに通して濾過し、MeOH(8mL)で洗浄した。濾液を濃縮し、残留物をEt
2O(2×1mL)で粉砕し、オフホワイト固形物として化合物1−229(15mg、91%)を得た。
1H NMR(400MHz、CD
3OD):δ7.61 (s, 1H), 7.34−7.40 (m, 3H), 7.04 (m, 1H), 4.95 (m, 1H), 4.37 (m, 1H), 4.30 (br s, 2H), 3.78−4.05 (m, 2H), 3.73 (m, 1H), 3.60 (m, 1H);LCMS質量:416.0(M
++1)。
【0685】
実施例92:ラセミ体−トランス−(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−5−ヒドロキシフェニル)(3−フルオロ−4−ヒドロキシピロリジン−1−イル)メタノン塩酸塩(化合物1−230)
【0686】
【化167】
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【0687】
工程1:メチル3−((4−シアノ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−5−ヒドロキシベンゾアート(3)
室温でのDMF(10mL)中のメチル3,5−ジヒドロキシベンゾアート2(163mg、0.97mmol)の撹拌溶液に、K
2CO
3(161mg、1.16mmol)および2−クロロ−6−(トリフルオロメチル)イソニコチノニトリル1(200mg、0.97mmol)を加えた。反応混合物を、16時間室温で撹拌した。混合物を、水(20mL)でクエンチし、EtOAc(2×20mL)で抽出し、組み合わせた有機抽出物を、ブライン(10mL)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮した。残留物を精製し(シリカゲル;20−25%のEtOAc/ヘキサンで溶出)、白色固形物として化合物3(110mg、34%)を得た。
1H NMR(500MHz、CDCl
3):δ7.59 (s, 1H), 7.41−7.44 (m, 2H), 7.36 (s, 1H), 6.90 (br s, 1H), 3.91 (s, 3H);LCMS質量:339.1(M
++1)。
【0688】
工程2:メチル3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−5−ヒドロキシベンゾアート(4)
不活性雰囲気下における0℃でのTHF(5mL)およびMeOH(10mL)中の化合物3(500mg、1.48mmol)の撹拌溶液に、CoCl
2(572mg、4.44mmol)およびNaBH
4(562mg、14.8mmol)を一部ずつ加えた。
反応混合物を、室温に徐々に暖め、1時間撹拌した。混合物を、氷冷水(20mL)でクエンチし、セライトのパッドに通して濾過した。濾液を、EtOAc(2×30mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を、ブライン(20mL)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮し、オフホワイト固形物として化合物4(415mg)を得て、これを更なる精製なしで使用した。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):δ7.67 (s, 1H), 7.29 (s, 1H), 7.24 (m, 1H), 7.12 (m, 1H), 6.82 (m, 1H), 3.84 (s, 2H), 3.82 (s, 3H), 2.2 (br s, 2H);LCMS質量:342.9(M
++1)。
【0689】
工程3:メチル3−((4−(((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−5−ヒドロキシベンゾアート(5)
室温でのTHF(10mL)中の化合物4(410mg、粗製)の撹拌溶液に、(Boc)
2O(0.33mL、1.44mmol)およびTEA(0.33mL、2.4mmol)を加えた。混合物を16時間室温で撹拌した。混合物を、水(20mL)でクエンチし、EtOAc(2×30mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を、ブライン(20mL)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮した。残留物を精製し(シリカゲル;30−40%のEtOAc/ヘキサンで溶出)、白色固形物として化合物5(2工程にわたって、490mg、75%)を得た。
1H NMR(500MHz、CDCl
3):δ7.40 (m, 1H), 7.33 (m, 1H), 6.95−7.07 (m, 2H), 6.89 (m, 1H), 5.04 (br s, 1H), 4.37−4.41 (m, 2H), 3.90 (s, 3H), 1.47 (br s, 9H);LCMS質量:443.0(M
++1)。
【0690】
工程4:3−((4−(((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−5−ヒドロキシ安息香酸(6)
室温でのMeOH(3mL)および水(3mL)中の化合物5(245mg、0.55mmol)の撹拌溶液に、LiOH.H
2O(46mg、1.1mmol)を加え、混合物を16時間室温で撹拌した。MeOHを減圧下で除去し、混合物を、水(5mL)でクエンチし、クエン酸でpH〜3まで酸性化し、EtOAc(2×20mL)で抽出した。
組み合わせた有機抽出物を、ブライン(10mL)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮し、淡黄色粘性油として化合物6(200mg、84%)を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):δ12.99 (br s, 1H), 10.10 (s, 1H), 7.55 (m, 1H), 7.50 (s, 1H), 7.23 (m, 1H), 7.07 (m, 2H), 6.79 (m, 1H), 4.24 (m, 2H), 1.36 (s, 9H);LCMS質量:429.0(M
++1)。
【0691】
工程5:ラセミ体−トランス−tert−ブチル((2−(3−(3−フルオロ−4−ヒドロキシピロリジン−1−カルボニル)−5−ヒドロキシフェノキシ)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)メチル)カルバミン酸塩(7)
室温でのCH
2Cl
2(5mL)中の化合物6(200mg、0.47mmol)の撹拌溶液に、EDCI塩酸塩(178mg、0.93mmol)、HOBt(32mg、0.23mmol)、ラセミ体−トランス−4−フルオロピロリジン−3−オール塩酸塩(99mg、0.7mmol)およびDIEA(0.16mL、0.93mmol)を加えた。混合物を16時間室温で撹拌した。混合物を、水(20mL)でクエンチし、CH
2Cl
2(2×20mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を、ブライン(15mL)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮した。残留物を精製し(シリカゲル;3−5%のMeOH/CH
2Cl
2)、オフホワイト固形物として化合物7(150mg、62%)を得た。LCMS質量:538.0(M
++1)。
【0692】
工程6:ラセミ体−トランス−(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−5−ヒドロキシフェニル)(3−フルオロ−4−ヒドロキシピロリジン−1−イル)メタノン塩酸塩(化合物1−230)
0℃でのCH
2Cl
2(3mL)中の化合物7(125mg、0.24mmol)の撹拌溶液に、Et
2O(3mL、6mmol)中の2M HClを加えた。反応混合物を、室温に徐々に暖め、16時間撹拌した。揮発性物質を真空内で除去し、粗製物を精製し(分取HPLC)、無色の油として化合物1−230(45mg、41%)を得た。
1H NMR(400MHz、CD
3OD):δ7.62 (s, 1H), 7.31 (s, 1H), 6.84 (m, 1H), 6.78 (m, 1H), 6.73 (m, 1H), 5.06 (m, 1H), 4.95 (m, 1H), 4.39 (m, 1H), 4.29 (s, 3H), 3.69−3.99 (m, 4H), 3.63 (m, 1H), 3.50 (m, 1H)、回転異性体の混合物として;LCMS質量:416.0(M
++1)。
【0693】
実施例93:ラセミ体−トランス−(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−4−(ベンジルオキシ)フェニル)(3−フルオロ−4−ヒドロキシピロリジン−1−イル)メタノン(化合物1−231)
【0694】
【化168】
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【0695】
工程1:メチル4−(ベンジルオキシ)−3−ヒドロキシベンゾアート(2)
0℃でのTHF(40mL)中のアゾジカルボン酸ジイソプロピル(0.9mL、4.46mmol)およびPPh
3(1.17g、4.46mmol)の撹拌溶液に、ベンジルアルコール(321mg、2.98mmol)を加え、混合物を10分間撹拌した。THF(10mL)中のメチル3,4−ジヒドロキシベンゾアート1(500mg、2.98mmol)を加え、混合物を、室温に暖め、6時間撹拌した。混合物を濃縮し、粗製物を精製し(シリカゲル;5%のEtOAc/ヘキサンで溶出)、オフホワイト固形物として化合物2(50mg、45%)を得た。
1H NMR(500MHz、CDCl
3):δ7.57−7.62 (m, 2H), 7.41−7.43 (m, 4H), 7.26 (s, 1H), 6.95 (m, 1H), 5.68 (s, 1H), 5.17 (s, 2H), 3.88 (s, 3H);LCMS質量:256.9(M−H
+)。
【0696】
工程2:メチル4−(ベンジルオキシ)−3−((4−シアノ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)安息香酸塩(3)
0℃でのDMF(10mL)中の化合物2(350mg、1.36mmol)の撹拌溶液に、2−クロロ−6−(トリフルオロメチル)イソニコチノニトリル(279mg、1.36mmol)およびK
2CO
3(281mg、2.03mmol)を加えた。混合物を、室温に徐々に暖め、4時間撹拌した。混合物を、水(20mL)で希釈し、EtOAc(2×30mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を、ブライン(20mL)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮した。残留物を精製し(シリカゲル;2%のEtOAc/ヘキサンで溶出)、オフホワイト固形物として化合物3(540mg、93%)を得た。
1H NMR(500MHz、CDCl
3):δ7.96 (m, 1H), 7.88 (m, 1H), 7.46 (s, 1H), 7.33 (s, 1H), 7.26−7.28 (m, 3H), 7.03−7.07 (m, 3H), 5.04 (s, 2H), 3.90 (s, 3H);LCMS質量:427.1(M−H
+)。
【0697】
工程3:メチル3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−4−(ベンジルオキシ)安息香酸塩(4)
不活性雰囲気下における0℃でのTHF(10mL)およびMeOH(20mL)中の化合物3(540mg、1.26mmol)の撹拌溶液に、CoCl
2(488mg、3.78mmol)を加え、続いて、NaBH
4(479mg、12.62mmol)を一部ずつ加えた。混合物を10分間0℃で撹拌した。混合物を、氷冷水(30mL)でクエンチし、セライトに通して濾過した。濾液を、EtOAc(2×30mL)で抽出し、ブライン(20mL)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮し、緑油として化合物4(540mg)を得た。これを更なる精製なしで使用した。LCMS質量:433.3(M
++1)。
【0698】
工程4:メチル4−(ベンジルオキシ)−3−((4−(((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)安息香酸塩(5)
0℃でのTHF(50mL)中の化合物4(540mg、粗製)の撹拌溶液に、(Boc)
2O(0.34mL、1.5mmol)およびEt3N(0.26mL、1.87mmol)を加えた。反応混合物を、室温に徐々に暖め、4時間撹拌した。混合物を、水(20mL)で希釈し、EtOAc(2×30mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を、ブライン(20mL)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮した。残留物を精製し(シリカゲル;15%のEtOAc/ヘキサンで溶出)、無色の油として化合物5(2工程にわたって、350mg、53%)を得た。
1H NMR(500MHz、CDCl
3):δ7.90 (m, 1H), 7.86 (m, 1H), 7.23−7.25 (m, 4H), 7.06−7.10 (m, 2H), 6.96−7.02 (m, 2H), 5.06 (s, 2H), 4.90 (br s, 1H), 4.34 (m, 2H), 3.89 (s, 3H), 1.53 (s, 9H)。
【0699】
工程5:4−(ベンジルオキシ)−3−((4−(((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)安息香酸(6)
0℃でのMeOH(15mL)および水(5mL)中の化合物5(350mg、0.66mmol)の撹拌溶液に、LiOH.H
2O(55mg、1.31mmol)を加えた。反応混合物を、室温に徐々に暖め、12時間撹拌した。混合物を濃縮し、得た残留物を、水(20mL)で希釈し、クエン酸でpH〜4まで酸性化した。沈殿した固形物を、濾過し、真空下で乾燥し、オフホワイト固形物として化合物6(208mg、61%)を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):δ12.86 (br s, 1H), 7.86 (m, 1H), 7.72 (m, 1H), 7.60 (m, 1H), 7.47 (s, 1H), 7.32 (m, 1H), 7.22−7.26 (m, 3H), 7.12 (s, 1H), 6.98−7.01 (m, 2H), 5.13 (s, 2H), 4.25 (m, 2H), 1.38 (s, 9H);LCMS質量:519.0(M
++1)。
【0700】
工程6:ラセミ体−トランス−tert−ブチル((2−(2−(ベンジルオキシ)−5−(3−フルオロ−4−ヒドロキシピロリジン−1−カルボニル)フェノキシ)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)メチル)カルバミン酸塩(7)
0℃でのCH
2Cl
2(15mL)中の化合物6(208mg、0.4mmol)の撹拌溶液に、ラセミ体−トランス−4−フルオロピロリジン−3−オール塩酸塩(73mg、0.52mmol)、EDCI塩酸塩(115mg、0.6mmol)、HOBt(54mg、0.4mmol)およびDIEA(0.21mL、1.2mmol)を加えた。反応混合物を、室温に徐々に暖め、12時間撹拌した。混合物を、水(15mL)で希釈し、CH
2Cl
2(2×20mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を、ブライン(10mL)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮した。残留物を精製し(シリカゲル;40%のEtOAc/ヘキサンで溶出)、オフホワイト固形物として化合物7(113mg、46%)を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ7.59 (br m, 1H), 7.45−7.52 (m, 3H), 7.22−7.29 (m, 4H), 7.13 (s, 1H), 7.01−7.04 (m, 2H), 5.56 (m, 1H), 5.11 (s, 2H), 5.00 (m, 1H), 4.25 (m, 2H), 4.20 (m, 1H), 3.38−3.92 (m, 4H), 1.39 (s, 9H)、回転異性体の混合物として。
【0701】
工程7:ラセミ体−トランス−(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−4−(ベンジルオキシ)フェニル)(3−フルオロ−4−ヒドロキシピロリジン−1−イル)メタノン(化合物1−231)
0℃でのCH
2Cl
2(5mL)中の化合物7(110mg、0.2mmol)の撹拌溶液に、Et
2O(12mL、24mmol)中の2M HClを加え、混合物を、室温に暖めら、12時間撹拌した。混合物を濃縮し、残留物を精製し(分取HPLC)、無色の油として化合物1−231(40mg、40%)を得た。
1H NMR(400MHz、CD
3OD):δ7.56 (s, 1H), 7.50 (m, 1H), 7.44 (m, 1H), 7.33 (s, 1H), 7.23−7.28 (m, 4H), 7.12−7.15 (m, 2H), 5.10 (s, 2H), 4.96 (m, 1H), 4.36 (m, 1H), 4.25 (s, 2H), 4.02 (m, 1H), 3.69−3.94 (m, 3H), 3.60 (m, 1H)、回転異性体の混合物として;LCMS質量:506.3(M
++1)。
【0702】
実施例94:ラセミ体−トランス−(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−5−メトキシフェニル)(3−フルオロ−4−ヒドロキシピロリジン−1−イル)メタノン塩酸塩(化合物1−232)
【0703】
【化169】
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【0704】
工程1:ラセミ体−トランス−tert−ブチル((2−(3−(3−フルオロ−4−ヒドロキシピロリジン−1−カルボニル)−5−メトキシフェノキシ)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)メチル)カルバミン酸塩(2)
0℃でのTHF(3mL)中の(実施例92、工程5からの)ラセミ体−トランス−tert−ブチル((2−(3−(3−フルオロ−4−ヒドロキシピロリジン−1−カルボニル)−5−ヒドロキシフェノキシ)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)メチル)カルバミン酸塩1(24mg、0.046mmol)の撹拌溶液に、K
2CO
3(13mg、0.091mmol)およびヨードメタン(13mg、0.091mmol)を加えた。混合物を、室温に暖め、16時間撹拌した。混合物を0℃に冷却し、これにヨードメタン(26mg、0.183mmol)およびDMF(1.5mL)を加えた。混合物を3時間室温で撹拌した。混合物を、減圧下で濃縮し、真空下で乾燥し、白色固形物として2(45mg)を得て、これを更に精製しなかった。LCMS質量:530.0(M
++1)。
【0705】
工程2:ラセミ体−トランス−(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−5−メトキシフェニル)(3−フルオロ−4−ヒドロキシピロリジン−1−イル)メタノン塩酸塩(化合物1−232)
表題化合物(1−232)を、実施例1、工程2の手順を使用して 、化合物2(37mg)から調製した。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ8.80 (br s, 3H), 7.87 (m, 1H), 7.52 (m, 1H), 6.91−6.95 (m, 3H), 5.67 (m, 1H), 4.79−5.08 (m, 2H), 4.10−4.30 (m, 3H), 3.79 (s, 3H), 3.40−3.70 (br m, 3H);LCMS質量:430.0(M
++1)。
【0706】
実施例95:1−(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)フェニル)ピリジン−2(1H)−オン(化合物1−169)
【0707】
【化170】
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【0708】
工程1:1−(3−メトキシフェニル)ピリジン−2(1H)−オン(2)
室温でのCH
2Cl
2(40mL)中のピリジン−2−オール1(500mg、5.26mmol)の撹拌溶液に、(3−メトキシフェニル)ボロン酸(1.59g、10.53mmol)、Cu(OAc)2(209mg、1.05mmol)、ピリジン(0.8mL、10.53mmol)および4ÅMS(cat.)を加えた。混合物を、24時間O
2雰囲気下において室温で撹拌した。混合物を、セライトに通して濾過し、EtOAc(50mL)で洗浄し、濾液を濃縮した。残留物を、水(20mL)中に溶解し、飽和した水性のCuSO
4(20mL)で希釈し、その後、EtOAc(2×30mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を、ブライン(20mL)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮した。得た残留物を精製し(シリカゲル;35%のEtOAc/ヘキサンで溶出)、オフホワイト固形物として化合物2(760mg、76%)を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):δ7.61 (m, 1H), 7.49 (m, 1H), 7.40 (m, 1H), 7.01 (m, 1H), 6.91−6.97 (m, 2H), 6.45 (m, 1H), 6.29 (m, 1H), 3.77 (s, 3H);LCMS質量:201.9(M
++1)。
【0709】
工程2:1−(3−ヒドロキシフェニル)ピリジン−2(1H)−オン(3)
不活性雰囲気下における0℃でのCH
2Cl
2(10mL)中の化合物2(170mg、0.84mmol)の撹拌溶液に、BBr3(0.16mL、1.69mmol)を加えた。混合物を、室温に暖め、2時間撹拌した。混合物を、飽和した水性のNaHCO
3(20mL)でクエンチし、CH
2Cl
2(2×20mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を、ブライン(10mL)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、濾過し、濃縮した。粗製物を、Et
2O(2×5mL)で粉砕し、オフホワイト固形物として化合物3(65mg、41%)を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):δ9.81 (s, 1H), 7.59 (dd, J = 6.9, 1.7 Hz, 1H), 7.46−7.51 (m, 1H), 7.29 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 6.83 (dd, J = 8.1, 1.4 Hz, 1H), 6.74−6.78 (m, 2H), 6.45 (d, J = 9.3 Hz, 1H), 6.28 (td, J = 6.7, 1.2 Hz, 1H);LCMS質量:187.9(M
++1)。
【0710】
工程3:2−(3−(2−オキソピリジン−1(2H)−イル)フェノキシ)−6−(トリフルオロメチル)イソニコチノニトリル(4)
2−クロロ−6−(トリフルオロメチル)イソニコチノニトリル(200mg、0.97mmol)、化合物3(181mg、0.97mmol)、K
2CO
3(268mg、1.94mmol)、およびDMF(5mL)の混合物を、12時間室温で撹拌した。混合物を、水(20mL)で希釈し、EtOAc(2×20mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を、ブライン(15mL)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮した。残留物を精製し(シリカゲル;50%のEtOAc/ヘキサンで溶出)、オフホワイト固形物として化合物4(220mg、77%)を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ8.23 (s, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.58−7.67 (m, 2H), 7.50 (m, 1H), 7.33−7.41 (m, 3H), 6.49 (m, 1H), 6.33 (m, 1H);LCMS質量:357.9(M
++1)。
【0711】
工程4:1−(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)フェニル)ピリジン−2(1H)−オン(化合物1−169)
不活性雰囲気下における0℃でのTHF/MeOH(1:1、10mL)中の化合物5(150mg、0.42mmol)の撹拌溶液に、CoCl
2(136mg、1.05mmol)およびNaBH
4(80mg、2.11mmol)を一部ずつ加えた。混合物を30分間0℃で撹拌した。混合物を、EtOAc(20mL)および水(20mL)で希釈し、セライトのパッドに通して濾過し、EtOAc(15mL)で洗浄した。濾液を、水(15mL)、ブライン(10mL)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮し、望ましいアミンを得た。このアミンに、0℃で1,4−ジオキサン(5mL)中の4M HClを加え、30分間室温で撹拌した。その後、混合物を真空内で濃縮し、粗製物を得て、これを精製し(分取HPLCによって)、オフホワイト固形物として化合物1−169(24mg、15%)を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ7.64−7.68 (m, 2H), 7.57 (m, 1H), 7.50 (m, 1H), 7.25−7.34 (m, 4H), 6.48 (m, 1H), 6.32 (m, 1H), 3.84 (s, 2H), 2.21 (br s, 2H);LCMS質量:361.9(M
++1)。
【0712】
実施例96:5−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−1−(2−ヒドロキシエチル)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン塩酸塩(化合物1−60)
【0713】
【化171】
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【0714】
工程1:エチル2−(5−((4−(((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−2−オキソ−3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル)酢酸塩(1)
室温でのCH
2Cl
2(20mL)中の(実施例97からの)エチル2−(5−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−2−オキソ−3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル)酢酸塩(120mg、0.28mmol)の撹拌溶液に、(Boc)
2O(0.1mL、0.42mmol)およびTEA(0.08mL 0.57mmol)を加えた。混合物を3時間室温で撹拌した。混合物を、水(15mL)で希釈し、CH
2Cl
2(2×15mL)で抽出し、ブライン(10mL)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮した。残留物を精製し(シリカゲル;20%のEtOAc/ヘキサンで溶出)、オフホワイト固形物として化合物1(100mg、67%)を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):δ7.58 (m, 1H), 7.47 (s, 1H), 7.29 (m, 1H), 7.06 (s, 1H), 6.90 (m, 2H), 4.67 (s, 2H), 4.24 (m, 2H), 4.13 (m, 2H), 2.61−2.67 (m, 2H), 2.51−2.53 (m, 2H), 1.36 (s, 9H), 1.19 (m, 3H);LCMS質量:546.1(M
++Na)。
【0715】
工程2:tert−ブチル((2−((1−(2−ヒドロキシエチル)−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イル)オキシ)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)メチル)カルバミン酸塩(2)
不活性雰囲気下における室温でのEtOH(2mL)中の化合物1(50mg、0.009mmol)の撹拌溶液に、NaBH
4(54mg、1.43mmol)を加え、混合物を20時間室温で撹拌した。混合物を、水(15mL)で希釈し、クエン酸でpH〜3まで酸性化し、EtOAc(2×15mL)で抽出し、ブライン(10mL)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、濾過し、濃縮した。残留物を精製し(シリカゲル;40%のEtOAc/ヘキサンで溶出)、淡茶色粘着性固形物として化合物2(20mg、43%)を得た。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ7.29 (s, 1H), 7.25 (m, 1H), 6.93−7.02 (m, 2H), 6.85 (m, 1H), 5.03 (br s, 1H), 4.38 (m, 2H), 4.18 (m, 2H), 3.98 (m, 2H), 2.74−2.80 (m, 2H), 2.59−2.64 (m, 2H), 1.46 (s, 9H);LCMS質量:482.1(M
++1)。
【0716】
工程3:5−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−1−(2−ヒドロキシエチル)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン塩酸塩(化合物1−60)
0℃でのEt
2O(5mL)中の化合物2(20mg、0.04mmol)の撹拌溶液に、1,4−ジオキサン(2mL)中の4M HClを加えた。混合物を、室温に徐々に暖め、4時間撹拌した。揮発性物質を減圧下で除去した。残留物を、Et
2O(2×1mL)、n‐ペンタン(2×1mL)で粉砕し、真空下で乾燥した。粗製物を、水(2mL)中に溶解し、減圧下で濃縮し、オフホワイト粘着性固形物として化合物1−60(10mg、58%)を得た。
1H NMR(400MHz、CD
3OD):δ7.62 (s, 1H), 7.31−7.38 (m, 2H), 7.26 (m, 1H), 6.87 (m, 1H), 4.30 (s, 2H), 4.13 (m, 2H), 3.80 (m, 2H), 2.73−2.78 (m, 2H), 2.54−2.59 (m, 2H);LCMS質量:381.9(M
++1)。
【0717】
実施例97:エチル2−(5−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−2−オキソ−3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル)酢酸塩(化合物1−235)
【0718】
【化172】
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【0719】
工程1:5−(ベンジルオキシ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(2)
室温でのアセトニトリル(80mL)中の5−ヒドロキシ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン1(2g、12.27mmol)の撹拌溶液に、Cs
2CO
3(6g、18.4mmol)および臭化ベンジル(1.46mL、12.27mmol)を加えた。混合物を4時間還流まで加熱した。室温に冷却した後に、混合物を、水(50mL)で希釈し、20分間撹拌した。沈殿した固形物を、濾過によって集め、水(15mL)で洗浄し、真空下で乾燥し、オフホワイト固形物として化合物2(2.5g、81%)を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):δ10.05 (s, 1H), 7.44−7.47 (m, 2H), 7.40 (m, 2H), 7.33 (m, 1H), 7.08 (m, 1H), 6.70 (m, 1H), 6.49 (m, 1H), 5.10 (s, 2H), 2.84 (m, 2H), 2.41 (m, 2H);LCMS質量:254.0(M
++1)。
【0720】
工程2:エチル2−(5−(ベンジルオキシ)−2−オキソ−3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル)酢酸塩(3)
不活性雰囲気下における室温でのTHF(80mL)中の化合物2(2.5g、9.88mmol)の撹拌溶液に、室温でNaH(鉱油中に60%、593mg、14.82mmol)を加え、混合物を30分間撹拌した。これにエチル2−ブロモ酢酸(2.47g、14.82mmol)を加え、混合物を12時間室温で撹拌した。混合物を、氷冷水(50mL)でクエンチし、EtOAc(2×50mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を、ブライン(25mL)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮した。残留物を精製し(シリカゲル;20%のEtOAc/ヘキサンで溶出)、オフホワイト固形物として化合物3(2g、61%)を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):δ7.43−7.47 (m, 2H), 7.39 (m, 2H), 7.32 (m, 1H), 7.16 (m, 1H), 6.83 (m, 1H), 6.57 (m, 1H), 5.13 (s, 2H), 4.62 (s, 2H), 4.11 (m, 2H), 2.86 (m, 2H), 2.53 (m, 2H), 1.18 (t, J = 7.2 Hz, 3H);LCMS質量:340.0(M
++1)。
【0721】
工程3:エチル2−(5−ヒドロキシ−2−オキソ−3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル)酢酸塩(4)
室温でのEtOAc(50mL)およびMeOH(20mL)中の化合物3(2g、5.9mmol)の撹拌溶液に、10%のPd/C(50%の湿気、〜800mg)を加えた。混合物を、12時間H
2(1気圧)下での室温で撹拌した。混合物を、セライトに通して濾過し、MeOH(30mL)で洗浄した。濾液を減圧下で濃縮し、粗製物をn‐ペンタン(2×10mL)で粉砕し、オフホワイト固形物として化合物4(1.4g、95%)を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ9.61 (s, 1H), 7.00 (m, 1H), 6.57 (m, 1H), 6.38 (m, 1H), 4.60 (s, 2H), 4.12 (m, 2H), 2.76−2.81 (m, 2H), 2.51−2.54 (m, 2H), 1.19 (m, 3H);LCMS質量:250.0(M
++1)。
【0722】
工程4:エチル2−(5−((4−シアノ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−2−オキソ−3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル)酢酸塩(5)
室温でのN−メチル−2−ピロリドン(5mL)中の化合物4(200mg、0.8mmol)の撹拌溶液に、K
2CO
3(222mg、1.61mmol)および2−クロロ−6−(トリフルオロメチル)イソニコチノニトリル(182mg、0.88mmol)を加え、混合物を12時間撹拌した。混合物を、水(15mL)で希釈し、20分間撹拌した。得た固形物を濾過によって集め、これを、CH
2Cl
2(50mL)中に溶解し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮した。残留物を、n‐ペンタン(2×2mL)で粉砕し、オフホワイト固形物として化合物5(210mg、62%)を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):δ8.21 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.32 (m, 1H), 6.94 (m, 2H), 4.70 (s, 2H), 4.15 (m, 2H), 2.65−2.70 (m, 2H), 2.50−2.55 (m, 2H), 1.20 (m, 3H);LCMS質量:420.0(M
++1)。
【0723】
工程5:エチル2−(5−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−2−オキソ−3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル)酢酸塩(化合物1−235)
室温でのエタノール(10mL)中の化合物5(158mg、0.38mmol)の撹拌溶液に、PtO
2(16mg)を加えた。反応混合物を、4時間H
2(1気圧)下での室温で撹拌した。混合物を、セライトのパッドに通して濾過し、EtOH(10mL)で洗浄した。濾液を減圧下で濃縮し、粗製物をn−ペンタン(2×5mL)で粉砕し、淡茶色固形物として化合物1−235(126mg、79%)を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ7.62 (s, 1H), 7.26−7.33 (m, 2H), 6.89 (dd, J = 8.2, 4.0 Hz, 2H), 4.69 (s, 2H), 4.15 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 3.83 (s, 2H), 2.65−2.70 (m, 2H), 2.51−2.55 (m, 2H), 2.03 (br s, 2H), 1.21 (t, J = 7.2 Hz, 3H);LCMS質量:424.3(M
++1)。
【0724】
実施例98:2−(5−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−2−オキソ−3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル)酢酸塩酸塩(化合物1−236)
【0725】
【化173】
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【0726】
工程1:2−(5−((4−(((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−2−オキソ−3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル)酢酸(2)
室温でのエタノール/水(1:1、10mL)の混合物中の(実施例96、工程1からの)エチル2−(5−((4−(((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−2−オキソ−3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル)酢酸塩1(35mg、0.07mmol)の撹拌溶液に、LiOH一水和物(3mg、0.13mmol)を加え、混合物を3時間撹拌した。揮発性物質(エタノール)を、減圧下で除去した。残留物を、水(10mL)で希釈し、クエン酸でpH〜4まで酸性化し、EtOAc(2×10mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を、ブライン(8mL)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を、Et
2O(2×3mL)、続いて、n‐ペンタン(2×3mL)での粉砕によって精製し、真空下で乾燥し、オフホワイト固形物として化合物2(28mg、85%)を得た。LCMS質量:496.1(M
++1)。
【0727】
工程2:
2−(5−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−2−オキソ−3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル)酢酸塩酸塩(化合物1−236)
化合物2(28mg、0.06mmol)に、HCl(1,4−ジオキサン中に4Mの溶液、5mL、20mmol)を加えた。混合物を2時間室温で撹拌した。混合物を減圧下で濃縮した。残留物を、Et
2O(2×2mL)、続いて、n‐ペンタン(2×2mL)での粉砕によって精製し、真空下で乾燥し、オフホワイト固形物として化合物1−236(19mg、76%)を得た。
【0728】
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ12.63 (br s, 1H), 8.61 (br s, 3H), 7.83 (s, 1H), 7.47 (s, 1H), 7.33 (t, J = 8.3 Hz, 1H), 6.90 (dd, J = 8.3, 1.8 Hz, 2H), 4.60 (s, 2H), 4.21 (s, 2H), 2.64−2.69 (m, 2H), 2.52−2.55 (m, 2H);LCMS質量:395.9(M
++1)。
【0729】
実施例99:2−(4−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−1H−インドール−1−イル)−1−(ピペラジン−1−イル)エタノ−1−オン ジヒドロクロリド(化合物1−233)
【0730】
【化174】
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【0731】
0℃での1,4−ジオキサン(1mL)中の(実施例52からの)tert−ブチル4−(2−(4−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−1H−インドール−1−イル)アセチル)ピペラジン−1−カルボン酸塩1−57(100mg、0.19)の撹拌溶液に、1,4−ジオキサン(5mL)中の4M HClを加えた。混合物を、室温に暖め、1時間撹拌した。混合物を真空内で濃縮し、粗製物を、EtOAc(2×3mL)で粉砕し、その後、精製し(分取HPLC、)オフホワイト固形物として表題化合物(18mg、22%)を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ8.97 (br s, 2H), 8.39 (br s, 3H), 7.77 (s, 1H), 7.42 (s, 1H), 7.33 (m, 1H), 7.23 (m, 1H), 7.15 (m, 1H), 6.85 (m, 1H), 6.16 (m, 1H), 5.27 (s, 2H), 4.21−4.23 (m, 2H), 3.78−3.80 (m, 2H), 3.65−3.67 (m, 2H), 3.25−3.27 (m, 2H), 3.05−3.16 (m, 2H);LCMS質量:433.9(M
++1)。
【0732】
実施例100:2−(4−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−1H−インドール−1−イル)−N−カルバムイミドイルアセトアミド ジヒドロクロリド(化合物1−234)
【0733】
【化175】
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【0734】
工程1:エチル2−(4−((4−シアノ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−1H−インドール−1−イル)酢酸塩(2)
室温でのDMF(5mL)中の(実施例49、工程1からの)2−((1H−インドール−4−イル)オキシ)−6−(トリフルオロメチル)イソニコチノニトリル1(440mg、1.46mmol)の撹拌溶液に、エチル2−ブロモ酢酸(487mg、2.91mmol)、Cs
2CO
3(983mg、4.37mmol)およびNBu
4I(234mg、0.73mmol)を加えた。混合物を12時間室温で撹拌した。混合物を、水(25mL)で希釈し、EtOAc(2×30mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を、ブライン(15mL)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮した。残留物を精製し(シリカゲル;10%のEtOAc/ヘキサンで溶出)、オフホワイト固形物として化合物2(370mg、65%)を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):δ8.17 (s, 1H), 7.95 (s, 1H), 7.30−7.37 (m, 2H), 7.16 (m, 1H), 6.90 (m, 1H), 6.18 (m, 1H), 5.15 (s, 2H), 4.13 (m, 2H), 1.19 (m, 3H);LCMS質量:390.0(M
++1)。
【0735】
工程2:エチル2−(4−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−1H−インドール−1−イル)酢酸塩(3)
不活性雰囲気下における0℃でのTHF/MeOH(1:1、20mL)中の化合物2(310mg、0.8mmol)の撹拌溶液に、CoCl
2(76mg、2.0mmol)を加え、続いて、NaBH
4(257mg、2.0mmol)を一部ずつ加え、混合物を10分間撹拌した。混合物を、セライトのパッドに通して濾過し、濾液を濃縮し、淡茶色半固形物として化合物3(230mg)を得て、これを更なる精製なしで使用した。LCMS質量:394.3(M
++1)。
【0736】
工程3:エチル2−(4−((4−(((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−1H−インドール−1−イル)酢酸塩(4)
室温でのCH
2Cl
2(40mL)中の化合物3(230mg、粗製)の撹拌溶液に、TEA(0.24mL、1.76mmol)を加え、続いて、(Boc)
2O(0.15mL、0.64mmol)を加え、混合物を12時間撹拌した。混合物を、水(20mL)でクエンチし、EtOAc(2×20mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を、ブライン(150mL)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮した。粗製物を精製し(シリカゲル;10%のEtOAc/ヘキサンで溶出)、淡茶色固形物として化合物4(2工程にわたって、191mg、49%)を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):δ7.56 (m, 1H), 7.47 (s, 1H), 7.31−7.35 (m, 2H), 7.16 (m, 1H), 7.02 (s, 1H), 6.85 (m, 1H), 6.17 (m, 1H), 5.16 (s, 2H), 4.22 (m, 2H), 4.16 (m, 2H), 1.34 (s, 9H), 1.22 (m, 3H);LCMS質量:494.1(M
++1)。
【0737】
工程4:2−(4−((4−(((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−1H−インドール−1−イル)酢酸(5)
室温でのTHF/MeOH(1:1、10mL)中の化合物4(140mg、0.28mmol)の撹拌溶液に、LiOH.H
2O(60mg、1.42mmol)を加え、混合物を2時間撹拌した。揮発性物質を減圧下で除去した。残留物を、水(15mL)で希釈し、EtOAc(2×5mL)で洗浄した。有機質層を分離し、水層を、飽和したクエン酸溶液でpH〜3まで酸性化し、CH
2Cl
2(2×15mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を、ブライン(10mL)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、真空内で濃縮し、オフホワイト固形物として化合物5(110mg、83%)を得て、これは更なる精製を必要としなかった。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ7.52 (m, 1H), 7.47 (s, 1H), 7.28−7.32 (m, 2H), 7.14 (m, 1H), 6.99 (s, 1H), 6.82 (m, 1H), 6.13 (m, 1H), 4.89 (s, 2H), 4.20 (m, 2H), 1.34 (s, 9H)。
【0738】
工程5:2−(4−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−1H−インドール−1−イル)−N−Boc−カルバムイミドイルアセトアミド(7)
室温でのDMF(5mL)およびTHF(1mL)中の化合物5(31mg、0.07mmol)の撹拌溶液に、HATU(38mg、0.1mmolおよびDIEA(0.03mL、0.2mmol)を加え、混合物を15分間撹拌した。これにN−Boc−グアニジン6(16mg、0.1mmol)を加え、混合物を12時間室温で撹拌した。混合物を濃縮し、残留物を、水(10mL)で希釈し、その後、EtOAc(2×10mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を、ブライン(8mL)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮した。残留物を精製し(シリカゲル;10%のEtOAc/ヘキサンで溶出)、オフホワイト固形物として化合物7(35mg、62%)を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):δ11.11 (br s, 1H), 8.62 (br s, 1H), 7.54 (m, 1H), 7.47 (s, 1H), 7.26−.34 (m, 2H), 7.15 (m, 1H), 7.01 (s, 1H), 6.83 (m, 1H), 6.16 (br s, 1H), 5.01 (br s, 2H), 4.21 (m, 2H), 1.43 (s, 9H), 1.34 (s, 9H);LCMS質量:629.2(M
++Na)。
【0739】
工程6:2−(4−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−1H−インドール−1−イル)−N−カルバムイミドイルアセトアミド ジヒドロクロリド(化合物1−234)
0℃でのMeOH(1mL)中の化合物7(30mg、0.05mmol)の撹拌溶液に、MeOH(2mL)中のHClを加えた。反応混合物を、室温に徐々に暖め、12時間撹拌した。揮発性物質を除去し、粗製物を精製し(分取HPLC)、オフホワイト固形物として化合物1−234(10mg、43%)を得た。
1H NMR(400MHz、CD
3OD):δ7.61 (s, 1H), 7.33 (m, 1H), 7.21−7.28 (m, 3H), 6.93 (m, 1H), 6.31 (m, 1H), 5.21 (s, 2H), 4.25 (s, 2H);LCMS質量:407.0(M
++1)。
【0740】
実施例101:1−(2−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−6−アザスピロ[3.4]オクタノ−6−イル)エタノン塩酸塩(化合物1−244)
【0741】
【化176】
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【0742】
工程1:tert−ブチル2−((4−シアノ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−6−アザスピロ[3.4]オクタン−6−カルボン酸塩(3)
tert−ブチル2−ヒドロキシ−6−アザスピロ[3.4]オクタン−6−カルボン酸塩1(950mg、4.18mmol)、2−クロロ−6−(トリフルオロメチル)イソニコチノニトリル2(1.03 g、4.99mmol)、Cs
2CO
3(2.73g、8.4mmol)、およびDMF(22mL)の混合物を、16時間室温で撹拌した。
混合物を、水、ブライン、水性の1M HCl、およびEtOAcとの間で分割した。有機質層を分離し、水層を更なるEtOAcで再抽出した。組み合わせた有機質層を、乾燥し(MgSO
4)、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を精製し(シリカゲル;0−40%のEtOAc/ヘキサンで溶出)、黄色油として化合物3(1.04g、63%)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ8.00 (m, 1H), 7.77 (m, 1H), 5.14 (m, 1H), 3.10−3.30 (m, 6H), 2.00−2.20 (m, 2H), 1.80−2.00 (m, 2H), 1.36 (s, 9H);LCMS質量:342.0(M
++1−C
4H
9)。
【0743】
工程2:2−(6−アザスピロ[3.4]オクタノ−2−イルオキシ)−6−(トリフルオロメチル)イソニコチノニトリル塩酸塩(4)
化合物3(935mg、2.35mmol)、HCl(Et
2O中に2M、5mL、10mmol)、およびDCM(5mL)の混合物を、16時間室温で撹拌した。混合物を、減圧下で濃縮し、乾燥し、白色固形物として化合物4(775mg、99%)を得て、これは更なる精製を必要としなかった。
【0744】
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ9.11 (br s, 2H), 8.02 (m, 1H), 7.78 (m, 1H), 5.15 (m, 1H), 3.00−3.40 (m, 5H), 2.62 (m, 1H), 2.10−2.40 (m, 2H), 2.00−2.20 (m, 2H);LCMS質量:298.0(M
++1)。
【0745】
工程3:2−((6−アセチル−6−アザスピロ[3.4]オクタノ−2−イル)オキシ)−6−(トリフルオロメチル)イソニコチノニトリル(5)
室温での化合物4(100mg、0.30mmol)、DIEA(0.116mg、0.899mmol)、およびTHF(1.5mL)の撹拌した混合物に、塩化アセチル(23mg、0.30mmol)を加えた。混合物を3時間室温で撹拌した。混合物を減圧下で濃縮した。残留物を直接精製し(シリカゲル;0−100%のEtOAc/ヘキサンで溶出)、無色の油として化合物5(38mg、38%)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 8.01 (m, 1H), 7.78 (m, 1H), 5.15 (m, 1H), 3.20−3.40 (m, 6H), 2.10−2.30 (m, 2H), 1.80−2.00 (m, 5H);LCMS質量:340.0(M
++1)。
【0746】
工程4:1−(2−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−6−アザスピロ[3.4]オクタノ−6−イル)エタノン塩酸塩(化合物1−244)
0℃でのTHF/MeOH(1:1、2mL)中の化合物5(38mg、0.112mmol)の撹拌溶液に、不活性雰囲気下でCoCl
2(29mg、0.224mmol)およびNaBH
4(42mg、1.12mmol)を一部ずつ加えた。反応物を、室温に暖め、45分間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、得た残留物をEtOAc中に溶解した。これをセライトのパッドに通して濾過し、残留物を10%のMeOH/CH
2Cl
2で洗浄した。濾液を、ブライン(10mL)で洗浄し、乾燥し(MgSO
4)、濾過し、減圧下で濃縮して、望ましいアミンを得た。
【0747】
CH
2Cl
2(2mL)中のこのアミンに、HCl(Et
2O中に2M、2mL、4mmol)を加え、混合物をび10分間室温で撹拌した。得た固形物を、濾過し、真空下で乾燥し、白色固形物として化合物1−244(25mg、59%)を得た。LCMS質量:344.0(M
++1)。
【0748】
実施例102:3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)チオ)−N−フェニルベンズアミド塩酸塩(化合物1−68)
【0749】
【化177】
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【0750】
表題化合物(1−68)を、実施例1のための手順を使用して、工程1のInt−Mを用いて調製した。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):δ10.40 (s, 1H), 8.45 (br s, 3H), 8.21 (m, 1H), 8.12 (m, 1H), 7.72−7.85 (m, 4H), 7.67 (m, 1H), 7.48 (m, 1H), 7.30−7.35 (m, 2H), 7.10 (m, 1H), 4.07−4.17 (m, 2H);LCMS質量:404.0(M
++1)。
【0751】
実施例103:3−(((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)アミノ)メチル)−N−フェニルベンズアミド塩酸塩(化合物1−105)
【0752】
【化178】
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【0753】
表題化合物(1−105)を、実施例1のための手順を使用して、工程1のInt−Lを用いて調製した。
【0754】
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):δ10.21 (s, 1H), 8.24 (br s, 3H), 7.90−7.96 (m, 2H), 7.82 (m, 1H), 7.74 (m, 2H), 7.53 (m, 1H), 7.47 (m, 1H), 7.33 (m, 2H), 7.05−7.11 (m, 2H), 6.79 (s, 1H), 4.57 (m, 2H), 3.99 (m, 2H);LCMS質量:401.3(M
++1)。
【0755】
実施例104:3−(((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)アミノ)メチル)−N−(2−(メチルスルホニル)エチル)ベンズアミド塩酸塩(化合物1−106)
【0756】
【化179】
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【0757】
表題化合物(1−106)を、実施例1のための手順を使用して、工程1のInt−Lおよび2−(メチルスルホニル)エタン−1−アミン塩酸塩を用いて調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ8.70 (m, 1H), 8.34 (br s, 3H), 7.91 (m, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.69 (m, 1H), 7.49 (m, 1H), 7.40 (m, 1H), 7.08 (s, 1H), 6.80 (s, 1H), 4.53 (m, 2H), 3.98 (m, 2H), 3.61−3.69 (m, 2H), 3.32−3.37 (m, 2H), 3.01 (s, 3H);LCMS質量:431.3(M
++1)。
【0758】
実施例105:(S)−(3−(((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)アミノ)メチル)フェニル)(3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)メタノン塩酸塩(化合物1−237)
【0759】
【化180】
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【0760】
表題化合物(1−237)を、実施例1のための手順を使用して、工程1のInt−Lおよび(S)−ピロリジン−3−オールを用いて調製した。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):δ8.48 (br s, 3H), 7.93 (br s, 1H), 7.41−7.48 (m, 2H), 7.33−7.39 (m, 2H), 7.11 (s, 1H), 6.83 (s, 1H), 4.53 (s, 2H), 4.31 (m, 1H), 4.20 (m, 1H), 3.96−3.99 (m, 2H), 3.45−3.59 (m, 2H), 3.34 (m, 1H), 3.14 (m, 1H), 1.70−1.97 (m, 2H);LCMS質量:395.1(M
++1)。
【0761】
実施例106:N
1−(4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−N
3−フェニルイソフタルアミドトリフルオロ酢酸塩(化合物1−240)
【0762】
【化181】
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【0763】
工程1:2−クロロ−6−(トリフルオロメチル)イソニコチンアミド(1)
不活性雰囲気下における室温でのN−メチル−2−ピロリドン(20mL)中の2−クロロ−4−ヨード−6−(トリフルオロメチル)ピリジン(5g、16.29mmol)の撹拌溶液に、CuCN(5.84g、65.15mmol)を加えた。反応混合物を3時間120℃で加熱した。混合物を、室温に冷却し、EtOAc(25mL)で希釈し、セライトのパッドに通して濾過し、EtOAc(20mL)で洗浄した。濾液を、水(60mL)で希釈し、EtOAc(2×50mL)で抽出し、ブライン(40mL)で洗浄した、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を精製し(シリカゲル;2−4%のEtOAc/ヘキサンで溶出、続いて、30%のEtOAc/ヘキサンで溶出)、淡茶色固形物として化合物1(500mg、7%)を得た。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ 7.96 (m, 1H), 7.89 (s, 1H), 6.03−6.32 (m, 2H);LCMS質量:222.9(M−H
+)。
【0764】
工程2:(2−クロロ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)メタンアミン(2)
不活性雰囲気下における0℃でのTHF(60mL)中の化合物1(5g、22.32mmol)の撹拌溶液に、BH3.DMS(Et
2O中に5Mのゾル、22.3mL、111.61mmol)を滴下で加えた。反応混合物を、還流まで加熱し、16時間撹拌した。混合物を、氷冷水(80mL)へと注ぎ、EtOAc(2×80mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を、ブライン(40mL)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮し、淡黄色油として化合物2(5.3g)を得て、これを更なる精製なしで使用した。
【0765】
工程3:tert−ブチル((2−クロロ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)メチル)カルバミン酸塩(3)
室温でのCH
2Cl
2(60mL)中の化合物2(5.3g、粗製)の撹拌溶液に、(Boc)
2O(6.95mL、30.28mmol)およびTEA(7.03mL、50.48mmol)を加え、混合物を16時間撹拌した。混合物を、水(80mL)でクエンチし、CH
2Cl
2(2×80mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を、ブライン(40mL)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮した。残留物を精製し(シリカゲル;15%のEtOAc/ヘキサンで溶出)、淡黄色の結晶として化合物3(2工程にわたって、2g、29%)を得た。
1H NMR(500MHz、CDCl
3):δ7.51 (s, 1H), 7.43 (s, 1H), 5.03 (br s, 1H), 4.39 (m, 2H), 1.47 (br s, 9H);LCMS質量:310.9(M
++1)。
【0766】
工程4:tert−ブチル(E)−((2−ヒドラゾノ−6−(トリフルオロメチル)−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル)メチル)−カルバミン酸塩(4)
化合物3(2g、6.45mmol)に、室温でヒドラジン水和物(35mL)を加えた。反応混合物を、100℃に加熱し、16時間撹拌した。室温に冷却した後に、混合物を減圧下で濃縮した。残留物に、Et
2O(10mL)およびMeOH(5mL)を加え、30分間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮し、淡茶色粘性液として化合物4(2g)を得て、これは更なる精製を必要としなかった。
1H NMR(500MHz、CD
3OD):δ6.90 (s, 1H), 6.85 (s, 1H), 4.20 (s, 2H), 1.46 (s, 9H);LCMS質量:307.2(M
++1)。
【0767】
工程5:tert−ブチル((2−アミノ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)メチル)カルバミン酸塩(5)
不活性雰囲気下における室温でのEtOH(5mL)中の化合物4(50mg、粗製)の撹拌溶液に、ラネーニッケル(5mg)を加えた。反応混合物を、16時間H
2(1気圧)下での室温で撹拌した。混合物を、セライトのパッドに通して濾過し、MeOH(10mL)で洗浄した。濾液を減圧下で濃縮し、オフホワイト固形物として化合物5(35mg)を得て、これを更なる精製なしで使用した。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):δ7.44 (m, 1H), 6.99−7.25 (m, 2H), 6.75 (s, 1H), 6.51 (m, 1H), 4.03 (m, 2H), 1.38 (s, 9H)。
【0768】
工程6:tert−ブチル((2−(3−(フェニルカルバモイル)ベンズアミド)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)メチル)カルバミン酸塩(7)
0℃でのピリジン(4mL)中の3−(フェニルカルバモイル)安息香酸(124mg、0.51mmol)の撹拌溶液に、化合物5(150mg、0.51mmol)に続いて、POCl
3(0.47mL、5.15mmol)を加えた。混合物を1時間0℃で撹拌した。混合物を、氷冷水(20mL)へと注ぎ、CH
2Cl
2(2×20mL)で抽出した。有機質層を、分離し、水性のCuSO
4(20mL)、ブライン(15mL)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮した。残留物を精製し(シリカゲル;30−35%のEtOAc/ヘキサンで溶出)、淡青色固形物として化合物7(90mg、34%)を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):δ11.27 (s, 1H), 10.35 (s, 1H), 8.57 (s, 1H), 8.40 (s, 1H), 8.16 (m, 2H), 7.77 (m, 2H), 7.67 (m, 1H), 7.62 (m, 1H), 7.51 (s, 1H), 7.36 (m, 2H), 7.11 (m, 1H), 4.28 (m, 2H), 1.40 (s, 9H);LCMS質量:513.2(M−H
+)。
【0769】
工程7:N
1−(4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−N
3−フェニルイソフタルアミドトリフルオロ酢酸塩(化合物1−240)
0℃でのCH
2Cl
2(2mL)中の化合物7(20mg、0.04mmol)の撹拌溶液に、TFA(0.1mL)を加えた。反応混合物を、室温に徐々に暖め、16時間撹拌した。混合物を濃縮し、残留物を、Et
2O(2×1mL)、その後、n‐ペンタン(2×2mL)での粉砕によって精製し、真空下で乾燥し、オフホワイト固形物として化合物1−240(12mg、75%)を得た。
【0770】
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):δ11.44 (s, 1H), 10.36 (s, 1H), 8.60 (m, 2H), 8.34 (br s, 3H), 8.19 (m, 2H), 7.75−7.81 (m, 3H), 7.69 (m, 1H), 7.37 (m, 2H), 7.12 (m, 1H), 4.26 (s, 2H);LCMS質量:415.0(M+H
+)。
【0771】
実施例107:(S)−N−(4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−3−(3−ヒドロキシピロリジン−1−カルボニル)ベンズアミドトリフルオロ酢酸塩(化合物1−241)
【0772】
【化182】
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【0773】
工程1:メチル3−((4−(((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)カルバモイル)安息香酸塩(3)
0℃でのピリジン(3mL)中の3−(メトキシカルボニル)安息香酸2(100mg、0.55mmol)の撹拌溶液に、(実施例106、工程5からの)tert−ブチル((2−アミノ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)メチル)カルバミン酸塩1(162mg、0.55mmol)に続いて、POCl
3(0.51mL、5.55mmol)を滴下で加えた。混合物を2時間0℃で撹拌した。混合物を、氷冷水(20mL)でクエンチし、CuSO
4溶液(20mL)で洗浄し、EtOAc(2×20mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を、ブライン(10mL)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮した。残留物を精製し(シリカゲル;25−30%のEtOAc/ヘキサンで溶出)、淡黄色粘着性固形物として化合物3(50mg、20%)を得た。
1H NMR(500MHz、CDCl
3):δ8.71 (br s, 1H), 8.51−8.57 (m, 2H), 8.27 (m, 1H), 8.16 (m, 1H), 7.63 (m, 1H), 7.41 (s, 1H), 5.08 (br s, 1H), 4.38−4.49 (m, 2H), 3.99 (s, 3H), 1.49 (s, 9H);LCMS質量:476.1(M
++Na)。
【0774】
工程2:3−((4−(((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)カルバモイル)安息香酸(4)
MeOH:H
2O(1:1:、4mL)中の化合物3(175mg、0.39mmol)の撹拌溶液に、LiOH.H
2O(18mg、0.77mmol)を加え、混合物を3時間室温で撹拌した。MeOHを減圧下で除去し、その後、混合物を、水(15mL)で希釈し、クエン酸でpH〜3まで酸性化し、EtOAc(2×20mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を、ブライン(10mL)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、真空内で濃縮し、オフホワイト固形物として化合物4(200mg)を得て、これを更なる精製なしで使用した。LCMS質量:438.1(M−H
+)。
【0775】
工程3:tert−ブチル(S)−((2−(3−(3−ヒドロキシピロリジン−1−カルボニル)ベンズアミド)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)メチル)カルバミン酸塩(5)
室温でのCH
2Cl
2(6mL)中の化合物4(220mg、粗製)の撹拌溶液に、EDCI塩酸塩(191mg、1.0mmol)、HOBt(34mg、0.25mmol)、(S)−ピロリジン−3−オール(65mg、0.75mmol)およびDIEA(0.17mL、1.0mmol)を加えた。混合物を48時間室温で撹拌した。混合物を、水(20mL)でクエンチし、CH
2Cl
2(2×20mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を、ブライン(10mL)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮した。残留物を精製し(シリカゲル;90−95%のEtOAc/ヘキサンで溶出)、オフホワイト固形物として化合物5(2工程にわたって、50mg、25%)を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):δ11.30 (m, 1H), 8.38 (s, 1H), 8.14 (m, 1H), 8.09 (m, 1H), 7.73 (m, 1H), 7.56−7.64 (m, 2H), 7.50 (s, 1H), 5.00 (m, 1H), 4.23−4.37 (m, 3H), 3.52−3.64 (m, 2H), 3.41 (m, 1H), 3.20 (m, 1H), 1.76−1.97 (m, 2H), 1.42 (s, 9H); LCMS質量:507.2(M−H
+)。
【0776】
工程4:(S)−N−(4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−3−(3−ヒドロキシピロリジン−1−カルボニル)ベンズアミドトリフルオロ酢酸塩(化合物1−241)
0℃でのCH
2Cl
2(2mL)中の化合物5(20mg、0.04mmol)の撹拌溶液に、TFA(0.03mL、0.39mmol)を加えた。反応混合物を、室温に徐々に暖め、7時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、残留物を、Et
2O(2×1mL)、n‐ペンタン(2×1mL)で粉砕し、その後、真空下で乾燥し、オフホワイト固形物として化合物1−241(10mg、62%)を得た。
1H NMR(500MHz、CD
3OD):δ8.69 (s, 1H), 8.15 (m, 1H), 8.11 (m, 1H), 7.80 (m, 1H), 7.62−7.69 (m, 2H), 4.53 (br s, 1H), 4.41 (br s, 1H), 4.33 (s, 2H), 3.62−3.85 (m, 3H), 3.50 (m, 1H), 1.92−2.20 (m, 2H), 1.35 (m, 1H);LCMS質量:409.0(M+H
+)。
【0777】
実施例108:N
1−(4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−N
3−(2−(メチルスルホニル)エチル)イソフタルアミドトリフルオロ酢酸塩(化合物1−242)
【0778】
【化183】
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【0779】
工程1:メチル3−((2−(メチルスルホニル)エチル)カルバモイル)安息香酸塩(2)
0℃でのDMF(5mL)中の3−(メトキシカルボニル)安息香酸1(500mg、2.78mmol)の撹拌溶液に、2−(メチルスルホニル)エタン−1−アミン塩酸塩(443mg、2.78mmol)、HATU(1.58g、4.17mmol)、およびDIEA(1.45mL、8.33mmol)を加えた。反応混合物を、室温に徐々に暖め、16時間撹拌した。混合物を、水(30mL)で希釈し、EtOAc(2×30mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を、ブライン(20mL)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮した。残留物を精製し(シリカゲル;3%のMeOH/CH
2Cl
2で溶出)、オフホワイト固形物として化合物2(450mg、57%)を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):δ8.93 (m, 1H), 8.42 (s, 1H), 8.06−8.11 (m, 2H), 7.63 (m, 1H), 3.88 (s, 3H), 3.68 (m, 2H), 3.38 (m, 2H), 3.02 (s, 3H);LCMS質量:285.9(M+H
+)。
【0780】
工程2:3−((2−(メチルスルホニル)エチル)カルバモイル)安息香酸(3)
0℃でのTHF:H
2O(2:1、8mL)中の化合物2(450mg、1.58mmol)の撹拌溶液に、LiOH.H
2O(133mg、3.16mmol)を加えた。
反応混合物を、室温に徐々に暖め、16時間撹拌した。揮発性物質を減圧下で除去し、残留物を、水(30mL)で希釈し、その後、クエン酸でpH〜4まで酸性化した。沈殿した固形物を、濾過によって集め、真空下で乾燥し、白色固形物として化合物3(400mg、94%)を得た。LCMS質量:271.8(M+H
+)。
【0781】
工程3:tert−ブチル((2−(3−((2−(メチルスルホニル)エチル)カルバモイル)ベンズアミド)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)メチル)カルバミン酸塩(5)
0℃でのピリジン(3mL)中の(実施例106、工程5からの)tert−ブチル((2−アミノ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)メチル)カルバミン酸塩4(50mg、0.17mmol)および化合物3(46mg、0.17mmol)の撹拌溶液に、POCl
3(0.16mL、1.72mmol)を滴下で加えた。混合物を、1時間0℃で撹拌し、その後、氷冷水(15mL)へと注ぎ、EtOAc(2×15mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を、ブライン(10mL)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮した。残留物を精製し(シリカゲル;1−5%のMeOH/CH
2Cl
2で溶出;続いてEt
2O(2×2mL)での粉砕)、淡黄色固形物として化合物5(15mg、16%)を得た。LCMS質量:543.1(M−H
+)。
【0782】
工程4:
N
1−(4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−N
3−(2−(メチルスルホニル)エチル)イソフタルアミドトリフルオロ酢酸塩(化合物1−242)
0℃でのCH
2Cl
2(3mL)中の化合物5(15mg、0.03mmol)の撹拌溶液に、TFA(0.004mL、0.05mmol)を加えた。反応混合物を、室温に徐々に暖め、16時間撹拌した。揮発性物質を除去し、粗製物をEt
2O(2×1mL)で粉砕し、淡黄色固形物として化合物1−242(10mg、67%)を得た。
1H NMR(400MHz、CD
3OD):δ8.69 (s, 1H), 8.46 (m, 1H), 8.16 (m, 1H), 8.07 (m, 1H), 7.63−7.68 (m, 2H), 4.33 (s, 2H), 3.88−3.93 (m, 2H), 3.45−3.50 (m, 2H), 3.06 (s, 3H);LCMS質量:444.9(M+H
+)。
【0783】
実施例109:メチル3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)カルバモイル)安息香酸塩 トリフルオロ酢酸塩(化合物1−238)
【0784】
【化184】
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【0785】
0℃でのCH
2Cl
2(3mL)中の(実施例107、工程1からの)メチル3−((4−(((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)カルバモイル)安息香酸塩1(50mg、0.11mmol)の撹拌溶液に、TFA(0.08mL、1.1mmol)を加えた。反応混合物を、室温に徐々に暖め、16時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、粗製物を、真空下で乾燥し、Et
2O(2×2mL)で粉砕し、白色固形物として化合物1−238(25mg、65%)を得た。
1H NMR(500MHz、CD
3OD):δ8.67 (s, 1H), 8.62 (t, J = 1.6 Hz, 1H), 8.19−8.27 (m, 2H), 7.63−7.68 (m, 2H), 4.32 (s, 2H), 3.96 (s, 3H);LCMS質量:353.8(M
++1)。
【0786】
実施例110:3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)カルバモイル)安息香酸トリフルオロ酢酸塩(化合物1−239)
【0787】
【化185】
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【0788】
表題化合物(1−239)を、実施例109の手順を使用して 、(実施例107、工程2からの)3−((4−(((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)カルバモイル)安息香酸から調製した。
1H NMR(500MHz、CD
3OD):δ8.70 (s, 1H), 8.65 (s, 1H), 8.28 (m, 1H), 8.22 (m, 1H), 7.65−7.70 (m, 2H), 4.34 (s, 2H);LCMS質量:339.9(M
++1)。
【0789】
実施例111:3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)メチル)−1−ベンジル−6−メチルピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩(化合物1−134)
【0790】
【化186】
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【0791】
工程1:1−ベンジル−6−メチルピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(2)
5−アセチル−4−ヒドロキシ−2H−1,3−チアジン−2,6(3H)−ジオン1(1g、5.35mmol)に、不活性雰囲気下での室温でベンジルアミン(15mL)を加えた。反応混合物を、撹拌し、1時間還流まで加熱した。過剰のベンジルアミンを減圧下で留去した。残留物を、0.5NのNaOH水溶液(30mL)で希釈し、30分間室温で撹拌した。混合物を濾過して(固形物を除去して)、濾液を2NのHCl水溶液(20mL)で酸性化した。沈殿した固形物を、濾過によって集め、真空下で乾燥し、淡黄色固形物として化合物2(250mg、28%)を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):δ11.32 (br s, 1H), 7.32−7.37 (m, 2H), 7.26 (m, 1H), 7.16 (d, J = 7.5 Hz, 2H), 5.54 (s, 1H), 5.03 (s, 2H), 2.10 (s, 3H);LCMS質量:216.9(M
++1)。
【0792】
工程2:tert−ブチル((2−((3−ベンジル−4−メチル−2,6−ジオキソ−3,6−dihydroピリミジン−1(2H)−イル)メチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)メチル)カルバミン酸塩(4)
不活性雰囲気下における0℃での無水のTHF(10mL)中の化合物2(40mg、0.18mmol)の撹拌溶液に、(Int−N、工程3からの)tert−ブチル((2−(ヒドロキシメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)メチル)カルバミン酸塩N−4(62mg、0.2mmol)、PPh
3(73mg、0.28mmol)に続いて、アゾジカルボン酸ジイソプロピル(0.05mL、0.28mmol)を加えた。反応混合物を、室温に暖め、24時間撹拌した。反応混合物を、水(10mL)で希釈し、EtOAc(2×10mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を、ブライン(7mL)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を分取HPLCによって精製し、無色の粘性のシロップとして化合物4(8mg、9%)を得た。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ7.51 (m, 1H), 7.44 (s, 1H), 7.36 (m, 1H), 7.30 (m, 1H), 7.18 (d, J = 7.0 Hz, 2H), 5.69 (d, J = 0.7 Hz, 1H), 5.37 (s, 2H), 5.15 (s, 2H), 4.34−4.43 (m, 2H), 2.20 (s, 3H), 1.58 (br s, 9H), 1.47 (br s, 3H);LCMS質量:527.2(M
++Na)。
【0793】
工程3:3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)メチル)−1−ベンジル−6−メチルピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩(化合物1−134)
0℃での化合物4(8mg、0.01)に、HCl(1,4−ジオキサン中に4M、0.5mL、2mmol)を加えた。反応混合物を、室温に暖め、2時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮した。残留物を、Et
2O(2×1mL)での粉砕によって精製し、真空下で乾燥し、無色の粘性のシロップとして化合物1−134(6mg、86%)を得た。
1H NMR(400MHz、CD
3OD):δ7.91 (m, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.25−7.37 (m, 2H), 7.21 (br d, J = 7.2 Hz, 2H), 5.79 (s, 1H), 5.39 (s, 2H), 5.23 (s, 2H), 4.27−4.35 (m, 2H), 2.25 (s, 3H);LCMS質量:405.3(M
++1)。
【0794】
実施例112:3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)メチル)−1−(2−ヒドロキシエチル)−6−メチルピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩(化合物1−135)
【0795】
【化187】
[この文献は図面を表示できません]
【0796】
工程1:1−(2−ヒドロキシエチル)−6−メチルピリミジンe−2,4(1H,3H)−ジオン(2)
【0797】
表題化合物(2)(300mg、33%)を、実施例111、工程1の手順を使用して、工程1の2−アミノエタン−1−オールを用いて調製した。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):δ11.11 (br s, 1H), 5.45 (s, 1H), 4.93 (br s, 1H), 3.77 (t, J = 5.6 Hz, 2H), 3.56 (br t, J = 5.5 Hz, 2H), 2.26 (s, 3 H);LCMS質量:171.3(M
++1)。
【0798】
工程2:tert−ブチル((2−((3−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチル−2,6−ジオキソ−3,6−ジヒドロピリミジン−1(2H)−イル)メチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)メチル)カルバミン酸塩(3)
0℃でのDMF(6mL)中の化合物2(40mg、0.23mmol)の撹拌溶液に、化合物Int−N(84mg、0.26mmol)、K
2CO
3(97mg、0.7mmol)およびヨウ化テトラブチルアンモニウム(cat.)を加えた。反応混合物を3時間50℃で加熱した。反応混合物を、水(10mL)で希釈し、EtOAc(2×15mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を、ブライン(8mL)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を精製し(シリカゲル;2%のMeOH/CH
2Cl
2で溶出;続いて分取HPLC)、無色の粘性のシロップとして化合物3(13mg、12%)を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ7.59 (s, 1H), 7.55 (br t, J = 5.9 Hz, 1H), 7.28 (s, 1H), 5.71 (s, 1H), 5.13 (s, 2H), 4.96 (t, J = 5.6 Hz, 1H), 4.22 (br d, J = 6.1 Hz, 2H), 3.86 (t, J = 5.6 Hz, 2H), 3.57 (q, J = 5.6 Hz, 2H), 2.35 (s, 3H), 1.38 (s, 9H);LCMS質量:459.2(M
++1)。
【0799】
工程3:3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)メチル)−1−(2−ヒドロキシエチル)−6−メチルピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩(化合物1−135)
0℃でのCH
2Cl
2(1mL)中の化合物3(16mg、0.03)の撹拌溶液に、HCl(1,4−ジオキサン中に4Mの溶液、1mL、4mmol)を加えた。反応混合物を、室温に暖め、2時間撹拌した。その後、反応混合物を減圧下で濃縮した。残留物を、Et
2O(2×2mL)で粉砕し、真空下で乾燥し、オフホワイト固形物として化合物1−135(11mg、78%)を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ8.43 (br s, 3H), 7.93 (s, 1H), 7.59 (s, 1H), 5.73 (s, 1H), 5.16 (s, 2H), 5.01 (br s, 1H), 4.19 (br s, 2H), 3.87 (br t, J = 5.6 Hz, 2H), 3.57−3.61 (m, 2H), 2.37 (s, 3H);LCMS質量:359.3(M
++1)。
【0800】
実施例113:3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)メチル)−6−メチル−1−(ピリミジン−4−イルメチル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩(化合物1−243)
【0801】
【化188】
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【0802】
表題化合物(1−243)を、実施例112のための手順を使用して、工程1のピリミジン−4−イルメタンアミンを用いて調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ9.12 (d, J = 1.3 Hz, 1H), 8.75 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 8.52 (br s, 3H), 7.94 (s, 1H), 7.63 (s, 1H), 7.47 (dd, J = 5.2, 1.1 Hz, 1H), 5.86 (s, 1H), 5.20 (s, 2H), 5.16 (s, 2H), 4.18 (q, J = 5.6 Hz, 2H), 2.26 (s, 3H);LCMS質量:407.3(M
++1)。
【0803】
実施例114:4’−(アミノメチル)−6’−(トリフルオロメチル)−2H−[1,2’−ビピリジン]−2−オン塩酸塩(化合物1−161)
【0804】
【化189】
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【0805】
工程1:2−オキソ−6’−(トリフルオロメチル)−2H−[1,2’−ビピリジン]−4’−カルボニトリル(2)
室温でのN−メチル−2−ピロリドン(10mL)中の2−クロロ−6−(トリフルオロメチル)イソニコチノニトリル1(500mg、2.43mmol)の撹拌溶液に、ピリジン−2−オール(461mg、4.85mmol)に続けて、K
2CO
3(1g、7.28mmol)を加えた。混合物を12時間室温で撹拌した。水(30mL)を加え、EtOAc(2×30mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を、ブライン(15mL)で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮した。残留物を精製し(シリカゲル;10%のEtOAc/ヘキサンで溶出)、淡茶色固形物として化合物2(520mg、81%)を得た。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):δ8.71 (s, 1H), 8.62 (s, 1H), 7.90 (m, 1H), 7.61 (m, 1H), 6.59 (m, 1H), 6.47 (m, 1H);LCMS質量:265.9(M
++1)。
【0806】
工程2:4’−(アミノメチル)−6’−(トリフルオロメチル)−2H−[1,2’−ビピリジン]−2−オン塩酸塩(化合物1−161)
不活性雰囲気下における0℃でのTHF/MeOH(1:1、20mL)中の化合物2(500mg、1.89mmol)の撹拌溶液に、CoCl
2(487mg、3.77mmol)およびNaBH
4(179mg、4.72mmol)を一部ずつ加えた。混合物を10分間0℃で撹拌した。混合物を、セライトのパッドに通して濾過し、EtOAc(10mL)で洗浄し、濾液を真空内で濃縮して、望ましいアミンを得た。
【0807】
室温でのCH
2Cl
2(20mL)中のアミンの撹拌溶液に、Et3N(0.79mL、5.66mmol)および(Boc)
2O(0.65mL、2.83mmol)を加えた。混合物を12時間室温で撹拌した。混合物を、水(15mL)でクエンチし、CH
2Cl
2(2×15mL)で抽出し、ブライン(15mL)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、濾過し、濃縮した。残留物を(分取HPLCによって)精製して、Boc保護されたアミンを得た。このBoc保護されたアミンに、不活性雰囲気下において0℃で1,4−ジオキサン(4mL)中の4M HClを加え、2時間室温で撹拌した。揮発性物質を真空内で除去し、粗製物をEt
2O(2×2mL)で粉砕し、真空下で乾燥し、白色固形物として化合物1−161(18mg、3%)を得た。
1H NMR(400MHz、CD
3OD):δ8.20 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.96 (m, 1H), 7.67 (m, 1H), 6.69 (m, 1H), 6.56 (m, 1H), 4.38 (s, 2H);LCMS質量:269.9(M
++1)。
【0808】
実施例115:3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−N−(3−エチルフェニル)ベンズアミド塩酸塩(化合物1−245)
【0809】
【化190】
[この文献は図面を表示できません]
【0810】
表題化合物(1−245)を、実施例1のための手順を使用して、工程1の3−エチルアニリンを用いて調製した。LCMS質量:416.0(M
++1)。
【0811】
実施例116:3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−N−(4−エチルフェニル)ベンズアミド塩酸塩(化合物1−246)
【0812】
【化191】
[この文献は図面を表示できません]
【0813】
表題化合物(1−246)を、実施例1のための手順を使用して、工程1の4−エチルアニリンを用いて調製した。LCMS質量:416.0(M
++1)。
【0814】
実施例117:3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−N−(3−エチニルフェニル)ベンズアミド塩酸塩(1−247化合物)
【0815】
【化192】
[この文献は図面を表示できません]
【0816】
表題化合物(1−247)を、実施例1のための手順を使用して、工程1の3−エチルアニリンを用いて調製した。LCMS質量:412.0(M
++1)。
【0817】
実施例118:3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−N−(プロプ−2−イン−1−イル)ベンズアミド塩酸塩(化合物1−248)
【0818】
【化193】
[この文献は図面を表示できません]
【0819】
表題化合物(1−248)を、実施例1のための手順を使用して、工程1のプロパルギルアミンを用いて調製した。LCMS質量:350.0(M
++1)。
【0820】
実施例119:3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−N−(4−メチル−2−オキソ−2H−クロメン−7−イル)ベンズアミド塩酸塩(化合物1−249)
【0821】
【化194】
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【0822】
表題化合物(1−249)を、実施例1のための手順を使用して、工程1の7−アミノ−4−メチルクマリンを用いて調製した。LCMS質量:470.0(M
++1)。
【0823】
実施例120:(R,S)または(S,R)−シス−(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)フェニル)(3−フルオロ−4−ヒドロキシピロリジン−1−イル)メタノン塩酸塩(エナンチオマー1)(化合物1−250)
【0824】
【化195】
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【0825】
工程1:シス−tert−ブチル((2−(3−(3−フルオロ−4−ヒドロキシピロリジン−1−カルボニル)フェノキシ)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)メチル)カルバミン酸塩(2)および(3)の単一のエナンチオマー
化合物2(35mg)および化合物3(35mg)の両方を、キラルHPLC分離(Chiral Pak ADH、250×20mm、5μmのカラム、10%のMeOH:EtOH(1:1)および90%のヘキサン(0.1%のDEAを含有している)を用いて均一濃度で溶出、流量18mL/分)によって(実施例73、工程2からの)化合物1(160mg、0.32mmol)から得て、ここで化合物2を最初に溶出し、化合物3を2番目に溶出した。
【0826】
化合物2:
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):δ7.59 (m, 1H), 7.49−7.55 (m, 2H), 7.29−7.43 (m, 3H), 7.15 (s, 1H), 5.48 (m, 1H), 4.87 (m, 1H), 4.15−4.34 (m, 3H), 3.46−3.82 (m, 3H), 3.26 (m, 1H), 1.39 (s, 9H)。キラルHPLC分析:R
t=14.21分(Chiral Pak ADH、250×4.6mm、5μmのカラム、25分にわたって10%のMeOH:EtOH(1:1)および90%のヘキサン(0.1%のDEAを含有している)を用いて均一濃度で溶出;流量1.0mL/分)。
【0827】
化合物3:
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):δ7.59 (m, 1H), 7.49−7.55 (m, 2H), 7.29−7.43 (m, 3H), 7.15 (s, 1H), 5.48 (m, 1H), 4.87 (m, 1H), 4.15−4.34 (m, 3H), 3.46−3.82 (m, 3H), 3.26 (m, 1H), 1.39 (s, 9HH)。キラルHPLC分析:R
t=15.31分(Chiral Pak ADH、250×4.6mm、5μmのカラム、25分にわたって10%のMeOH:EtOH(1:1)および90%のヘキサン(0.1%のDEAを含有している)を用いて均一濃度で溶出;流量1.0mL/分)。
【0828】
工程2:(R,S)または(S,R)−シス−(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)フェニル)(3−フルオロ−4−ヒドロキシピロリジン−1−イル)メタノン塩酸塩(エナンチオマー1)(化合物1−250)
表題化合物(1−250)(26mg、97%)を、実施例1、工程2の手順を使用して 、単一のエナンチオマー2(35mg、0.07mmol)から調製した。
1H NMR(400MHz、CD
3OD):δ7.64 (s, 1H), 7.58 (m, 1H), 7.45 (m, 1H), 7.30−7.38 (m, 3H), 5.09 (m, 1H), 4.26−4.48 (m, 3H), 3.63−3.95 (m, 3H), 3.46 (m, 1H);LCMS質量:400.0(M
++1);キラルHPLC分析:R
t=14.86分(Chiralpak−IA、250×4.6mm、5μmのカラム、20%のMeOH:DCM(1:1)および80%のヘキサン(0.1%のDEAを含有している)を用いて均一濃度で溶出;流量1.0mL/分)。
【0829】
実施例121:(R,S)または(S,R)−シス−(3−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)フェニル)(3−フルオロ−4−ヒドロキシピロリジン−1−イル)メタノン塩酸塩(エナンチオマー2)(化合物1−251)
表題化合物(1−251)(23mg、85%)を、実施例1、工程2の手順を使用して 、(実施例120、工程1からの)単一のエナンチオマー3(35mg、0.07mmol)から調製した。
1H NMR(400MHz、CD
3OD):δ7.65 (s, 1H), 7.58 (m, 1H), 7.45 (m, 1H), 7.32−7.40 (m, 3H), 5.09 (m, 1H), 4.26−4.50 (m, 3H), 3.63−3.96 (m, 3H), 3.46 (m, 1H);LCMS質量:400.0(M
++1);キラルHPLC分析:R
t=17.53分(Chiralpak−IA、250×4.6mm、5μmのカラム、20%のMeOH:DCM(1:1)および80%のヘキサン(0.1%のDEAを含有している)を用いて均一濃度で溶出;流量1.0mL/分)。
【0830】
実施例122:4−((4−(アミノメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)オキシ)−N−フェニルピコリンアミド塩酸塩(化合物1−252)
【0831】
【化196】
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【0832】
表題化合物(1−252)を、実施例1のための手順を使用して、工程1のInt−Oを用いて調製した。LCMS質量:389.0(M
++1)。
【0833】
実施例A−1:非経口医薬組成物
注入(皮下、静脈内)による投与に適した非経口医薬組成物を調製するために、本明細書に記載される1−1000mgの化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を、滅菌水中に溶解し、その後、0.9%の無菌食塩水10mLと混合する。適切な緩衝液を、随意の酸または塩基とともに加え、pHを調節する。混合物を、注入による投与に適した単位剤形に組み込む。
【0834】
実施例Aー2:経口溶液
経口送達用の医薬組成物を調製するために、本明細書に記載される十分な量の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩を、(随意の可溶化剤、随意の緩衝液、および矯味賦形剤(taste masking excipients)とともに)水に加え、20mg/mLの溶液を提供する。
【0835】
実施例A−3:経口錠剤
本明細書に記載される20−50重量%の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩、20−50重量%の微結晶性セルロース、1−10重量%の低置換のヒドロキシプロピルセルロース、および1−10重量%のステアリン酸マグネシウムまたは他の適切な賦形剤を混合することによって、錠剤を調製する。錠剤を直接圧縮によって調製する。圧縮錠剤の全重量を、100−500mgで維持する。
【0836】
実施例A−4:経口カプセル
経口送達用の医薬組成物を調製するために、本明細書に記載される10−500mgの化合物、またはその薬学的に許容可能な塩を、デンプンまたは他の適切な粉末ブレンドと混合する。混合物を、経口投与に適した、硬ゼラチンカプセルなどの経口剤形に組み込む。
【0837】
別の実施形態では、本明細書に記載される10−500mgの化合物、またはその薬学的に許容可能な塩を、サイズ4のカプセル、またはサイズ1のカプセル(ヒプロメロースまたは硬ゼラチン)に入れ、カプセルを密閉する。
【0838】
実施例A−5:局所ゲル組成物
医薬用の局所ゲル組成物を調製するために、本明細書に記載される化合物またはその薬学的に許容可能な塩を、ヒドロキシプロピルセルロース、プロピレングリコール、イソプロピルミリステートおよび精製したアルコールUSPと混合する。結果として生じるゲル混合物を、その後、局所投与に適した、チューブなどの容器に組み込む。
【0839】
実施例B−1:ヒトLOXL2アミンオキシダーゼ活性アッセイ
ヒトLOXL2を安定して発現するCHO細胞からの10−20×濃縮した調整培地を使用して、Amplex Redの蛍光を測定することによって、LOXL2アミンオキシダーゼ活性を評価する。アミンオキシダーゼ活性を分析するために、10μLの濃縮した調整培地を、37℃で2時間、DMSOおよび73μLのアッセイ緩衝液(Assay Buffer)(50mMのホウ酸塩緩衝液(Borate Buffer)、pH8)中の2μLの試験化合物でインキュベートする。2時間のインキュベーション後、アッセイ緩衝液中で希釈した10mMの1,5−ジアミノペンタン(DAP)5μlおよびAmplex Red Mix 10μl(8.5μlのアッセイ緩衝液+10mMのAmplex Red 0.5μl+500U/mlのホースラディッシュペルオキシダーゼ 1μl)を加え、プレートを混合し、すぐに蛍光測定のためにFlexStaion上に置く。蛍光を、励起=544および発光=590で1時間2分ごとにカイネティックモード(kinetic mode)で読み取る。アミンオキシダーゼ活性を、曲線の直線部分の勾配から計算する。
【0840】
【表2-1】
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【0841】
【表2-2】
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【0842】
【表2-3】
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【0843】
【表2-4】
[この文献は図面を表示できません]
【0844】
実施例Bー2:LOXL2ヒト血液アミンオキシダーゼ活性アッセイ
ヒト全血に関連するヒトLOXL2のアミンオキシダーゼ活性を、Amplex Redのアッセイを使用して測定する。ヒトにおいて、組み換えヒトLOXL2(Sino Biologicals, Beijing, Chinaから購入した)を、ヒト血液に加え、ヘパリンバキュテーナーチューブに収集する。簡潔には、DMSO中の0.5−2μgの組み換えの、ヒトLOXL2(水中で再構成された)および2μlの試験化合物を、192μlの血液に加え、混合し、2時間37℃でインキュベートする。2時間のインキュベーション後、血液を、室温にて15分間2000xgで遠心分離にかけ、血漿を分離する。50μlの血漿を除去し、40mMのDAP(水中で希釈した)25μlおよびAmplex Red Mix 25μl(50mMのホウ酸塩緩衝液23.5μl、pH8+10mMのAmplex Red0.5μl+500U/mlのホースラディッシュペルオキシダーゼ1μl)を混合する。サンプルを混合し、すぐに蛍光測定のためにFlexStaion上に置く。蛍光を、励起=544および発光=590で1時間2分ごとにカイネティックモードで読み取る。アミンオキシダーゼ活性を、曲線の直線部分の勾配から計算する。
【0845】
実施例B−3:肺線維症のマウスの中咽頭のブレオマイシンモデル
中咽頭での滴下を介してブレオマイシン(0.1−4U/kg)を投与することによって、C57Bl/6雄マウス中で肺線維症を誘発する。マウスを、ブレオマイシン投与(予防投薬)の前またはブレオマイシン滴下(治療投薬)の7−14日後に、経口、腹腔内、静脈内、または皮下で、ビヒクルまたは試験化合物で前処置する(1日〜1時間)。投薬の経路および頻度は、マウス中のLOXL2阻害剤に対する以前に判定された薬物動態特性に基づいている。ブレオマイシン滴下後、動物を、屠殺前に14−28日間体重減少および臨床的症状に関して毎日モニタリングする。動物を、研究の終わりに安楽死させ、計量し、血液(血漿の分離のために)を採取し、気管支肺胞洗浄を行い、続く分析のために凍結する。肺を、除去し、計量し、その後、10%のホルマリンの滴下によって膨張且つ固定させて組織学的検査のために調製するか、あるいはヒドロキシプロリンアッセイを使用するコラーゲン判定のために1mlのPBS中で均質化する。組織学的検査のために、肺切片を、Massonのトリクロームまたはピクロシリウスレッドで染色し、線維症の指標としての架橋コラーゲンおよび判定された肺線維症および炎症性の損傷のAshcroftスコアを測定する。さらに、平滑筋アクチンなどの線維性タンパク質の免疫組織化学を記録することができる。肺のヒドロキシプロリンの含有量に関して、0.5mlの肺ホモジネートを 除去し、12NのHClを0.5ml加え、サンプルを一晩120℃で加熱する。酸加水分解の後、25−100μlの上清を、乾燥し、25μlの水中に再懸濁し、ヒドロキシプロリン含有量を、0.5mlのクロラミンT溶液(6.5mlのddH
2O+1mlのn−プロパノール+2.5mlの1M 酢酸ナトリウムにおける140mgのクロラミンT)の添加および20分間の室温でのインキュベーションによって判定した。インキュベーション後、0.5mlのErlichの溶液(7mlのn−プロパノール+2.88mlの60%の過塩素酸および0.12mlのddH
2O中の1.48gの4−(ジメチルアミノ(ベンズアルデヒド))を、加え、550nmで吸光度を読み取る前に15分間65℃でインキュベートする。各皮膚生検におけるヒドロキシプロリンの濃度を、ヒドロキシプロリン(Sigmaから購入した)の標準曲線から判定する。
【0846】
化合物1−7、1−15、1−19、1−20、1−21 1−30および1−59(60mg/kgの経口(p.o.)で予防的に投薬した)は、このモデルにおいて効果的であった。化合物1−19、1−20および1−21(60mg/kg p.o.で治療上投薬した)は、このモデルにおいて効果的であった。
【0847】
実施例B−4:皮膚と肺の線維症のマウスの皮下ブレオマイシンモデル
皮下注射を介してブレオマイシンをマウスの背中上の2つの部位(50μgブレオ/部位)に投与することによって、皮膚と肺の線維症を、雌のC57Bl/6マウスにおいて誘発する。イソフルランで動物に麻酔をかけ、ブレオマイシン(100μl、またはPBS対照)を28日間毎日同じ部位に注入し、皮膚と肺の線維症を誘発する。マウスを、ブレオマイシン注入(予防投薬)の前またはブレオマイシン注入(治療投薬)の7−14日後に、経口、腹腔内、静脈内または皮下に、ビヒクルまたは試験化合物で前処置する(1日〜1時間)。動物を、研究の終わりに安楽死させ、計量し、血液(血漿の分離のために)を採取し、気管支肺胞洗浄を行い、続く分析のために凍結する。肺を、除去し、計量し、その後、ヒドロキシプロリンアッセイを使用するコラーゲン含有量の判定のためにPBS中で均質化するか、または10%のホルマリンの滴下によって膨張且つ固定させて、トリクローム染色またはピクロシリウスレッド染色による組織学的検査のために調製する。6mmの皮膚のパンチ生検(Acuderm)を使用して、各注射部位から皮膚生検を得る。1つのパンチ生検を、スポンジを備えたカセットにおいて挟み、ホルマリンに入れ、H&E染色、トリクローム染色及び/又はピクロシリウスレッド染色による組織学的検査のために調製する。もう1つのパンチ生検を、0.5mlのPBSに入れ、上質なハサミを使用して細かく切った。その後、500μlの12N HClを加え、サンプルを一晩120℃で加熱する。酸加水分解の後、25−100μlの上清を、乾燥し、25μlの水中に再懸濁し、ヒドロキシプロリン含有量を、0.5mlのクロラミンT溶液(6.5mlのddH
2O+1mlのn−プロパノール+2.5mlの1M 酢酸ナトリウムにおける140mgのクロラミンT)の添加および20分間の室温でのインキュベーションによって判定した。インキュベーション後、0.5mlのErlichの溶液(7mlのn−プロパノール+2.88mlの60%の過塩素酸および0.12mlのddH
2O中の1.48gの4−(ジメチルアミノ(ベンズアルデヒド))を、加え、550nmで吸光度を読み取る前に15分間65℃でインキュベートする。各皮膚生検におけるヒドロキシプロリンの濃度を、ヒドロキシプロリン(Sigmaから購入した)の標準曲線から判定する。
【0848】
実施例B−5:肝臓線維症のラット/マウスCCl
4モデル
4−8週間毎週2回トウモロコシ油中に希釈したCCl
4(0.5−2ml/kg体重)の腹腔内投与によって、または漸増用量のプロトコルを使用する毎週2−3回の経口投与によって、マウス(Balb/cまたはC57Bl/6)において肝臓線維症を誘発する(Popov et al. 2011 Gastroenetrology; 140(5): 1642−1652.)。肝臓線維症を、6−12週間毎週2回、油(鉱物、オリーブまたはトウモロコシ)中の腹腔内投与(1−2.5ml/kg)または経口投与によって、ラットにおいて誘発する。LOXL2阻害剤を、最初のCCl
4投薬(予防投薬)の1日から1時間前に又は最初のCCl
4投薬(治療投薬)の1−4週間後に、経口、腹腔内、静脈内または皮下に送達する。研究の終わりに、イソフルラン下で胸腔を開けることによって、マウスを屠殺し、血液を心臓穿刺によってEDTAバキュテーナーチューブに引き、肝臓を採取する。肝臓の一部を、H&E染色およびピクロシリウスレッド染色による炎症および線維症の続く組織病理学的分析のために10%の中性緩衝ホルマリン中に固定する。残りの組織を、総コラーゲン含有量の続くヒドロキシプロリン分析のために−80℃で瞬間冷凍する。
【0849】
実施例B−6:胆汁線維症のマウスのMdr2ノックアウトモデル
肝臓病は、8から12週齢で、架橋繊維症/初期の肝硬変を有するBALB/c.Mdr2−/−マウスモデルにおいて進行する(Ikenaga et al. 2015 Am J Pathology, 185: 325−334)。LOXL2阻害剤を、生後6週目で始まり6週間毎日1回、BALB/c.Mdr2−/−マウスへと、経口、腹腔内、静脈内または皮下に送達する。研究の終わりに、正確な気化器によってイソフルラン(1.5% v/v)でマウスに麻酔をかける。開腹術後、高忠実度の圧力カテーテルを門脈に挿入し、5分間圧力信号を測定することによって、門脈圧を直接測定する。肝臓(ALT、ASTM、ALP、およびビリルビン)および腎臓(クレアチニン)生化学の分析のために、血清を収集する。肝臓の一部を、H&E染色およびピクロシリウスレッド染色による炎症、壊死および線維症の組織病理学的分析のために10%の中性緩衝ホルマリン中に固定する。ヒドロキシプロリン分析を使用して、肝臓組織の一部からコラーゲン含有量を判定する。
【0850】
実施例B−7:腎臓線維症のマウスのAlportモデル
糸球体基底膜コラーゲン(Collagen IV−a3/a4/a5)の遺伝子の1つにおいて変異を有するマウスは、糸球体機能に欠陥を有し、腎臓線維症が進行している。これらのマウスは、腎機能障害を進行させ、変異が存在する菌株の遺伝的背景に依存して特定のタイミングで腎不全により時期尚早に死亡する。LOXL2阻害剤を、予防的(およそ2−3週齢)または治療的(およそ4−6週齢)に、SV129背景にあるCol4A3欠損マウスに経口で投与する。マウスを、予め定義された時間(7−9週齢)に屠殺するか、または1−3日で死亡前に体重の>15%を失うまでマウスに継続的に投薬を行う。具体的に終了した場合、マウスをPBSで経心的に灌流し、1つの腎臓を腎動脈で固定し、もう1つを糸球体の磁気分離のためにDynabeadsで灌流する。後者の腎臓を半分にし、腎皮質の小さなサンプルを透過電子顕微鏡(TEM)分析のために固定し、腎皮質の第2のサンプルをRNA分離に使用する。二分された腎臓のもう半分を、免疫組織化学分析のためにOCTに埋め込む。糸球体および腎皮質からのRNAを、MMP−10、MMP−12、IL6、MCP−1、TGF−b1、CTGF、MMP−2、およびMMP−9を含む対象の遺伝子のためにリアルタイムRT−PCRによって分析する。免疫組織化学分析は、コラーゲン1、CD45、フィブロネクチン、平滑筋アクチン、WT−1、およびインテグリンアルファ8/ラミニンα5のための染色を含む。コラーゲン1染色を、塩維症スコアリングのために盲検的に分析し、フィブロネクチン染色を、糸球体硬化症スコアリングのために盲検的に分析する。すべての研究に関して、アルブミン尿を毎週評価し、BUNを組織採取時に評価する。化合物1−21(30mg/kg p.o.で予防的に投薬した)は、このモデルにおいて効果的であった。
【0851】
本明細書に記載される実施例および実施形態は、例示目的のみであり、当業者に示される様々な変更または変化は、本出願の精神および範囲および添付の特許請求の範囲内に含まれることとする。