(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る画像形成装置の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置を示す断面図である。
【0010】
本実施形態の画像形成装置1は、例えば、コピー機能、プリンター機能、スキャナー機能、ファクシミリ機能、及び用紙の仕分け(ソート)機能等の複数の機能を兼ね備えた複合機である。また、画像形成装置1は、装置本体2に、操作部82、画像形成部12、定着部13、給紙部14、原稿読取部5、原稿給送部20、及び用紙仕分け装置70等を備えて構成される。
【0011】
操作部82は、ユーザーにより操作され、この操作に応じて画像形成動作や画像読取動作等の実行指示等を受け付ける。
【0012】
画像形成装置1が原稿読取動作を行う場合、原稿給送部20により給送されてくる原稿の画像等を原稿読取部5が光学的に読み取り、画像データを生成する。
【0013】
画像形成装置1が画像形成動作(すなわち、印刷動作)を行う場合は、上記原稿読取動作により生成された画像データ等に基づいて、後述の制御ユニットが、給紙部14から給紙される記録媒体としての記録紙(図示せず)に対する画像形成処理(印刷処理)を画像形成部12に実行させて当該記録紙上に画像を形成する。
【0014】
原稿読取部5は、後述の制御ユニットによる制御の下、光照射部及びCCDセンサー等を有する読取機構を備える(図示せず)。原稿読取部5は、光照射部により原稿を照射し、その反射光をCCDセンサーで受光することにより、原稿から画像を読み取り、画像データを生成する。
【0015】
画像形成部12は、マゼンタ用の画像形成ユニット12M、シアン用の画像形成ユニット12C、イエロー用の画像形成ユニット12Y、及びブラック用の画像形成ユニット12Bkを備えている。各画像形成ユニット12M、12C、12Y、及び12Bkは、感光体ドラム122と、感光体ドラム122の表面を均一に帯電させる帯電装置と、感光体ドラム122の表面を露光して、その表面に静電潜像を形成する露光装置123と、トナーを用いて、感光体ドラム122の表面の静電潜像をトナー像に現像する現像装置と、1次転写ローラー126とをそれぞれ備えている。
【0016】
カラー印刷を行う場合、各画像形成ユニット12M、12C、12Y、及び12Bkにおいては、感光体ドラム122の表面を均一に帯電させてから露光して、その表面にカラーの色成分の画像に対応する静電潜像を形成し、感光体ドラム122の表面の静電潜像を現像装置により現像して、感光体ドラム122上にその色成分のトナー像を形成し、トナー像を1次転写ローラー126により駆動ローラー125A及び従動ローラー125Bに張架されている中間転写ベルト125上に1次転写させる。
【0017】
中間転写ベルト125は、その外周面にトナー像が転写される像担持面が設定されており、感光体ドラム122の周面に当接した状態で駆動ローラー125Aによって駆動される。中間転写ベルト125は、各感光体ドラム122と同期しながら、駆動ローラー125Aと従動ローラー125Bとの間を無端走行する。
【0018】
中間転写ベルト125上に転写される各色成分のトナー画像は、転写タイミングを調整して中間転写ベルト125上で重ね合わされ、カラーのトナー像となる。2次転写ローラー210は、中間転写ベルト125の表面に形成されたカラーのトナー像を、当該2次転写ローラー210と中間転写ベルト125との間のニップ部Nにおいて給紙部14と2次転写ローラー210との間を繋ぐ搬送路190を通じて搬送されてきた記録紙に2次転写させる。
【0019】
この後、定着部13で上記記録紙が加熱及び加圧されて、当該記録紙上のトナー像が熱圧着により定着され、更に当該記録紙が第1の排出ローラー対159を通じて排出トレイ151に排出される。すなわち、画像形成処理された記録紙が、排出トレイ151に積載される。また、第1の排出ローラー対159は、用紙仕分け装置70に向けて記録紙や後述の用紙Sを送り出すときは、当該記録紙や用紙Sをニップした状態で、当該記録紙や用紙Sをスイッチバックさせることにより、第2の排出ローラー対110を介して用紙仕分け装置70内に当該記録紙や用紙Sを搬入させる。
【0020】
給紙部14は、複数、例えば3台の第1、第2、及び第3給紙カセットにあたる、141、142、及び143を備えている。これらの第1、第2、及び第3給紙カセットにあたる、141、142、及び143は、装置本体2に対して、着脱自在に設けられている。また、第1、第2、及び第3給紙カセットにあたる、141、142、及び143には、ユーザーにより、画像形成処理が施される上記記録紙、又は文字等が印刷済みであって、用紙仕分け装置70等を用いた上記仕分け機能での仕分け対象となる用紙Sが収容される。尚、以下の説明では、用紙Sが、ユーザーにより全ての第1、第2、及び第3給紙カセットにあたる、141、142、及び143に収容されている場合を例示して説明する。
【0021】
また、第1、第2、及び第3給紙カセットにあたる、141、142、及び143の上方には、ピックアップローラー145が設けられている。ピックアップローラー145は、後述の制御部の制御のもと、対応する第1、第2、及び第3給紙カセットにあたる、141、142、及び143から搬送路190に用紙Sをピックアップする。すなわち、ピックアップローラー145は、例えば、後述の操作受付部に対するユーザーからの指示により、第1給紙カセット141に収容された用紙Sの仕分け処理を行う場合、当該第1給紙カセット141内の最上位の用紙Sを拾い上げて、搬送路190へ向けて繰り出す。
【0022】
また、ピックアップローラー145の用紙Sの搬送方向下流側には、スキャナー146が設けられている。このスキャナー146には、例えば、コンタクトイメージセンサー(CISセンサー)又はCCDセンサーが用いられており、スキャナー146は、搬送路190で搬送されている用紙Sの画像を読み取る。そして、スキャナー146は、読み取った用紙Sの画像データを後述のデータ解析部に出力する。
【0023】
用紙仕分け装置70は、本体部71と、本体部71に上記装置本体2の本体排出口111に対向するように設けられるとともに、上記第2の排出ローラー対110によって本体排出口111から送り出されてきた上記記録紙又は用紙Sを搬入する搬入口72と、当該搬入口72から搬入された記録紙又は用紙Sが排出される排出口73と、当該排出口73から排出される記録紙又は用紙Sが積載される複数、例えば4つの第1、第2、第3、及び第4トレイにあたる、77a、77b、77c、及び77d(以下、「77」で総称する。)と、を備える。また、用紙仕分け装置70の本体部71内には、搬入口72の近傍に設けられた搬送ローラー対74と、排出口73の近傍に設けられた第3の排出ローラー対75とが設けられており、本体部71内では、搬送ローラー対74と第3の排出ローラー対75とにより、記録紙又は用紙Sは搬入口72と排出口73との間を繋ぐ搬送路193を搬送される。
【0024】
また、用紙仕分け装置70には、排出口73から排出される用紙Sを複数のいずれかのトレイ77に仕分ける仕分け機構が含まれている。すなわち、用紙仕分け装置70は、複数のトレイ77が鉛直方向に互いに予め定められた間隙をおいて異なる位置に取り付けられるとともに、当該複数のトレイ77を鉛直方向に移動可能に支持する支持部材76と、複数のトレイ77を鉛直方向に移動させるモーター78と、を備えている。そして、用紙仕分け装置70は、後述の制御部の制御のもと、記録紙又は用紙Sを、一つのトレイ77に仕分ける。
【0025】
また、画像形成装置1では、用紙Sは装置本体2及び本体部71の各内部に設けられた搬送路により、第1、第2、及び第3給紙カセットにあたる、141、142、及び143から排出口73までの予め定められた搬送方向に沿って搬送される。すなわち、用紙Sは、第1、第2、及び第3給紙カセットにあたる、141、142、及び143から、給紙部14と2次転写ローラー210との間を繋ぐ上記搬送路190と、2次転写ローラー210と第1の排出ローラー対159との間を繋ぐ搬送路191と、第1の排出ローラー対159と本体排出口111との間を繋ぐ搬送路192と、搬入口72と排出口73との間を繋ぐ上記搬送路193とを経て、いずれか一つのトレイ77上に運ばれる。尚、これらの搬送路190乃至搬送路193は、特許請求の範囲における搬送路の一例である。また、画像形成部12によって画像形成処理が施される、上記記録紙は、用紙仕分け装置70によって仕分けされる場合には、搬送路190から搬送路としての中間転写ベルト125を経て搬送路191、搬送路192、及び搬送路193を順次搬送されて、いずれか一つのトレイ77上に運ばれる。
【0026】
図2は、画像形成装置の要部構成を示す機能ブロック図である。画像形成装置1は、制御ユニット40、原稿読取部5、原稿給送部20、画像形成部12、画像メモリー53、画像処理部54、第1、第2、及び第3給紙カセットにあたる、141、142、及び143、ピックアップローラー145、スキャナー146、用紙仕分け装置70、表示部80、タッチパネル81、操作部82、通信部83、及び記憶部84がバスによって相互に接続された構成を有する。原稿読取部5、原稿給送部20、画像形成部12、第1、第2、及び第3給紙カセットにあたる、141、142、及び143、ピックアップローラー145、スキャナー146、用紙仕分け装置70、及び操作部82に関しては既に説明したので、その説明を省略する。
【0027】
制御ユニット40は、CPU、RAM、ROM及び専用のハードウェア回路等から構成され、画像形成装置1の全体的な動作制御を司る。
【0028】
画像メモリー53は、原稿読取部5による読取で得られた原稿画像の画像データを一時的に記憶したり、画像形成部12のプリント対象となる印刷処理用のデータを一時的に保存したりする領域である。
【0029】
画像処理部54は、画像メモリー53から原稿読取部5で読み取られた画像を読み出して画像処理する。例えば、画像処理部54は、原稿読取部5により読み取られた画像が画像形成部12により画像形成された後の品質を向上させるために、シェーディング補正等の予め定められた画像処理を行う。
【0030】
表示部80は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等から構成される。
【0031】
表示部80の前面には、タッチパネル81が配置されている。タッチパネル81は、所謂抵抗膜方式や静電容量方式等のタッチパネルであって、タッチパネル81上におけるユーザーによる接触(タッチ)をその接触位置とともに検知する。タッチパネル81は、ユーザーによる接触を検知すると、その接触点の座標位置を示す検知信号を制御部41などに出力する。なお、タッチパネル81と操作部82とは、特許請求の範囲における操作受付部の一例である。
【0032】
通信部83は、LANボード等の通信モジュールを有しており、上記制御部41等の制御のもと、当該通信部83に接続されたネットワークを通じて、情報処理装置及びサーバー等との間で種々のデータ通信を行う。
【0033】
記憶部84は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の大容量の記憶装置である。また、記憶部84は、上記制御部41の制御のもと、上記操作受付部に対するユーザーの操作に応じて、用紙仕分け装置70で行われる用紙仕分け処理に用いられる、予め定められた仕分け条件を記憶する。
【0034】
制御ユニット40は、CPU、ROM及びRAM等からなり、画像形成装置1の全体的な動作を司る。制御ユニット40は、制御部41、表示制御部42、及びデータ解析部43を備えている。
【0035】
制御ユニット40は、プロセッサー、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)などから構成される。プロセッサーは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU、ASICである。この制御ユニット40は、上記記憶部84等に記憶された用紙仕分け実行プログラムが上記のプロセッサーで実行されることにより、制御部41、表示制御部42、及びデータ解析部43として機能する。尚、制御部41、表示制御部42、及びデータ解析部43は、上記用紙仕分け実行プログラムに基づく動作によらず、それぞれハード回路により構成されてもよい。以下、特に触れない限り、各実施形態について同様である。
【0036】
制御部41は、画像形成装置1の全体的な動作を司るものであり、原稿読取部5、原稿給送部20、画像形成部12、画像メモリー53、画像処理部54、第1、第2、及び第3給紙カセットにあたる、141、142、及び143、ピックアップローラー145、スキャナー146、用紙仕分け装置70、表示部80、タッチパネル81、操作部82、通信部83、及び記憶部84等と接続され、これら各部の駆動制御を行う。
【0037】
表示制御部42は、表示部80による表示動作を制御する機能を有する。また、表示制御部42は、上記予め定められた仕分け条件の指定を促す表示を表示部80に行わせる。
【0038】
また、制御部41は、ユーザーから上記予め定められた仕分け条件の指定を上記操作受付部が受け付けた場合に、指定された当該予め定められた条件を記憶部84に記憶させる。
【0039】
データ解析部43は、OCR処理を行う機能及び画素の色を検出する機能を有し、スキャナー146に読み取られた用紙Sの画像データを解析する。例えば、データ解析部43は、OCR処理での読み取りによる結果を用いて、用紙Sに予め定められたキーワードが含まれているかどうかを判別して、制御部41に解析結果として出力する。また、データ解析部43は、既知の技術によって、用紙Sの画素の色を検出して、当該用紙Sの(地の)色を判別して、制御部41に解析結果として出力する。また、以上のように、OCR処理を行う機能がデータ解析部43に含まれているので、用紙Sの仕分け条件に当該用紙Sに印字されたキーワードを含めることができる。
【0040】
また、制御部41は、データ解析部43の解析結果を用いて、記憶部84に記憶されている予め定められた仕分け条件に従って上記仕分け機構の動作を制御し、いずれかのトレイ77に用紙Sを仕分ける。例えば、制御部41は、モーター78の動作を制御することにより、排出口73に対する、上記仕分け機構での第1〜第4トレイにあたる、77a〜77dの各位置を変更して、いずれかのトレイ77に用紙Sを仕分ける。
【0041】
また、制御部41は、上記予め定められた仕分け条件として、例えば、用紙Sに記載された予め定められたキーワード又は用紙Sの予め定められた色の少なくとも一方を用いる。これにより、本実施形態では、用紙Sに印字されたキーワード又は当該用紙Sの地の色の少なくとも一方を仕分け条件に使用して、用紙Sの仕分け処理を実施することができる。
【0042】
また、制御部41は、複数のピックアップローラー145の各動作を制御することにより、第1、第2、及び第3給紙カセットにあたる、141、142、及び143について、第1、第2、及び第3給紙カセットにあたる、141、142、及び143のいずれかの給紙カセットから予め定められた順番で給紙カセット単位に用紙Sを上記搬送路にピックアップさせる。すなわち、制御部41は、例えば、ユーザーにより第1、第2、及び第3給紙カセットにあたる、141、142、及び143がこの順番で指定された場合に、複数のピックアップローラー145の各動作を制御することにより、最初に第1給紙カセット141に収容された全ての用紙Sの仕分け処理を終了させた後、次に第2給紙カセット142に収容された全ての用紙Sの仕分け処理を終了させ、最後に第3給紙カセット143に収容された全ての用紙Sの仕分け処理を終了させる。このように、第1、第2、及び第3給紙カセットにあたる、141、142、及び143に用紙Sが収容されている場合でも、制御部41は、給紙カセット単位に用紙Sの仕分け処理を行わせるので、当該用紙Sの仕分け処理を複雑化することなく円滑に行わせることができる。
【0043】
次に、
図3を参照して、本実施形態の画像形成装置1の動作について具体的に説明する。
図3は、画像形成装置での処理の流れを示すフローチャートである。尚、以下の説明では、用紙Sに対する仕分け処理について主に説明する。また、以下の説明では、
図4に示す4種類の用紙S1、S2、S3、及びS4が第1、第2、及び第3給紙カセットにあたる、141、142、及び143に用紙Sとして収容されている場合を例示して説明する。尚、
図4に示すように、用紙S1には、例えば白色の頁C1に「ABCD」の文字が印字され、用紙S2には、例えば白色の頁C2に「Kyocee」の文字が印字されているものとする。また、用紙S3には、例えば赤色の頁C3に「ABCD」の文字が印字され、用紙S4には、例えば青色の頁C4に「ABCD」及び「Kyocee」の文字が印字されているものとする。
【0044】
制御部41は、ユーザーにより、用紙仕分け処理の実行を指示する要求を上記操作受付部が受け付けたかどうかを判別する(S1)。例えば、制御部41は、画像形成装置1が動作を実行していない待機状態にある場合に表示制御部42が、
図5に示すように、ユーザーに処理動作の指示を促す表示を表示部80に行わせたときに、用紙仕分け処理キー81Aがユーザーに指定されたかどうかを検出することにより、用紙仕分け処理の実行を指示する要求が行われたかどうかを判別する。制御部41は、用紙仕分け処理キー81Aが指定されたことをタッチパネル81が検出していなければ(S1でNO)、S2には進まず、画像形成装置1を待機状態とする。
【0045】
一方、制御部41は、ユーザーにより用紙仕分け処理キー81Aが指定され、タッチパネル81により受け付けられたことを検出した場合(S1でYES)、用紙仕分け処理の実行が要求されたと判断する。そして、表示制御部42は、例えば、
図6に示すように、仕分け条件の指定を促す表示を表示部80に行わせる(S2)。すなわち、表示制御部42は、
図6の表示画面に示すように、用紙Sの仕分け先のトレイの指定と、用紙Sの収容元(つまり、仕分け対象)の給紙カセットの指定及びその処理の順番の指定とを促す表示を表示部80に行わせる。
【0046】
そして、制御部41は、ユーザーにより、仕分け条件の指定を上記操作受付部が受け付けたかどうかを判別する(S3)。例えば、制御部41は、
図6に示した表示画面において、用紙Sの仕分け先のトレイの指定と、仕分け対象の給紙カセットの指定及びその処理の順番の指定とが行われたことをタッチパネル81が検出していなければ(S3でNO)、S4には進まず、画像形成装置1を待機状態とする。
【0047】
一方、制御部41は、ユーザーにより用紙Sの仕分け先のトレイの指定と、仕分け対象の給紙カセットの指定及びその処理の順番の指定とが行われ、更に設定キー81Eが指定されたことをタッチパネル81が検出した場合(S3でYES)、仕分け条件が指定されたと判断する。そして、制御部41は、指定された仕分け条件を記憶部84に記憶させる(S4)。
【0048】
例えば、制御部41は、ユーザーによりプルダウンメニュー81Bが押下され、更に第1トレイ77aが指定されたことをタッチパネル81により受け付けられたことを検出した場合、用紙Sの仕分け先のトレイとして第1トレイ77aが指定されたと判断する。また、制御部41は、ユーザーによりプルダウンメニュー81Cが押下され、タッチパネル81により受け付けられたことを検出した場合、仕分け対象の給紙カセット及びその処理の順番が指定されると判断する。そして、表示制御部42は、第1給紙カセット141、第2給紙カセット142、及び第3給紙カセット143のいずれかの給紙カセットをユーザーが指定するための表示欄を表示部80に表示させる(図示せず)。そして、制御部41は、ユーザーにより、例えば第1給紙カセット141、第2給紙カセット142、及び第3給紙カセット143の順番で上記表示欄が指定されたことをタッチパネル81により受け付けられたことを検出した場合、仕分け対象の給紙カセット及びその処理の順番として、第1給紙カセット141、第2給紙カセット142、及び第3給紙カセット143が指定されたと判断する。
【0049】
更に、制御部41は、ユーザーにより次へキー81Dが指定され、タッチパネル81により受け付けられたことを検出した場合は、上記第1トレイ77aに対する仕分け条件が指定されると判断する。そして、表示制御部42は、後述するように、仕分け条件の指定を促す表示を表示部80に行わせる。一方、制御部41は、ユーザーにより次へキー81Dが指定されずに、設定キー81Eが指定され、タッチパネル81により受け付けられたことを検出した場合、第1トレイ77aに対する仕分け条件として、キーワードの指定及び用紙の色の指定が行われなかったと判断する。そして、制御部41は、仕分け対象の給紙カセット及びその処理の順番として、指定された第1、第2、及び第3給紙カセットにあたる、141、142、及び143を記憶部84に記憶させるとともに、第1トレイ77aの仕分け条件については、キーワードの指定及び用紙の色の指定がない、例えば、「その他」の仕分け条件として記憶部84に記憶させる。そして、表示制御部42は、制御部41が記憶部84に記憶させた仕分け条件の設定内容を表示部80に表示させる。すなわち、表示制御部42は、
図6に示すように、第1トレイ77aの仕分け条件については、「その他」を表示部80に表示させ、指定給紙カセットについては、第1、第2、及び第3給紙カセットを表示部80に表示させる。
【0050】
そして、制御部41は、ユーザーにより、用紙仕分け処理の動作開始を指示する要求を上記操作受付部が受け付けたかどうかを判別する(S5)。例えば、制御部41は、
図6に示した表示画面において、スタートキー81Fが指定されたかどうかを検出することにより、用紙仕分け処理の動作開始を指示する要求が行われたかどうかを判別する。制御部41は、スタートキー81Fが指定されたことをタッチパネル81が検出していなければ(S5でNO)、全てのトレイ77に対する仕分け条件の指定が終了しているかどうかを判別する(S6)。そして、制御部41は、全てのトレイ77に対する仕分け条件の指定が終了していないことを判別すれば(S6でNO)、処理は上記S3に戻って処理をやり直す。
【0051】
そして、表示制御部42は、
図7に示すように、用紙Sの仕分け先のトレイの指定と、仕分け条件の指定を促す表示を表示部80に行わせる。例えば、表示制御部42は、
図7の表示画面に示すように、仕分け条件としてキーワードをユーザーが指定可能とするために、ユーザーに操作されたことを示すための画像を表示するチェック欄81Gを表示部80に表示させる。また、表示制御部42は、
図7の表示画面に示すように、仕分け条件として用紙Sの色をユーザーが指定可能とするために、ユーザーに操作されたことを示すための画像を表示するチェック欄81Hを表示部80に表示させる。また、表示制御部42は、
図7の表示画面に示すように、仕分け条件としてキーワードと用紙Sの色とをユーザーが指定可能とするために、ユーザーに操作されたことを示すための画像を表示するチェック欄81Iを表示部80に表示させる。また、表示制御部42は、
図7の表示画面に示すように、キーワードをユーザーが入力するための入力欄81Jを表示部80に表示させる。また、表示制御部42は、
図7の表示画面に示すように、用紙Sの色をユーザーが指定するためのプルダウンメニュー81Mを表示部80に表示させる。
【0052】
尚、制御部41は、
図6に示した表示画面において、ユーザーにより次へキー81Dが指定され、タッチパネル81により受け付けられたことを検出した場合は、上記第1トレイ77aに対する仕分け条件が指定されると判断する。そして、表示制御部42は、
図7に示したチェック欄81G、81H、81Iと、入力欄81Jと、プルダウンメニュー81Mとを表示部80に表示させて、ユーザーに対して、第1トレイ77aに対する仕分け条件の指定を促す。
【0053】
また、制御部41は、ユーザーによりプルダウンメニュー81Bが押下され、更に第2トレイ77bが指定されたことをタッチパネル81により受け付けられたことを検出した場合、用紙Sの仕分け先のトレイとして第2トレイ77bが指定されたと判断する。更に、制御部41は、
図7に示した表示画面において、例えば、チェック欄81Gが指定され、タッチパネル81により受け付けられたこと、更に入力欄81Jが指定され、タッチパネル81により受け付けられたことを検出した場合(S3でYES)、仕分け条件としてキーワードが指定されたと判断する。そして、表示制御部42は、例えば、
図8に示すように、キーワードをユーザーが指定可能となるように、アルファベットキー81K1、テンキー81K2、及び入力キー81Lを表示部80に表示させる。
【0054】
続いて、制御部41は、例えば、
図8の表示画面において、「Kyocee」のアルファベットキー81K1が入力され、タッチパネル81により受け付けられたこと、更に入力キー81Lが指定され、タッチパネル81により受け付けられたことを検出した場合、キーワードとして「Kyocee」が入力されたと判断する。そして、表示制御部42は、
図7に示すように、入力欄81J内に、入力された「Kyocee」を表示部80に表示させる。また、制御部41は、指定された仕分け条件、つまり用紙Sの仕分け先のトレイとしての第2トレイ77bと、その第2トレイ77bへのキーワードとしての「Kyocee」を記憶部84に記憶させる(S4)。
【0055】
尚、上記の説明以外に、複数のキーワードを仕分け条件に用いることができる。例えば、制御部41は、
図8の表示画面において、「Kyocee」のアルファベットキー81K1が入力された後、予め定められた区切り文字、例えば図略の「,」が指定され、続いて「123」のテンキー81K2が指定され、タッチパネル81により受け付けられたこと、更に入力キー81Lが指定され、タッチパネル81により受け付けられたことを検出した場合、キーワードとして「Kyocee」及び「123」が入力されたと判断する。更には、制御部41は、上記区切り文字に互いに異なる文字を用いることにより、複数のキーワードがアンド条件又はオア条件であるかを判別する。すなわち、制御部41は、例えばキーワードとして「Kyocee&123」が入力された場合、仕分け処理では、これらの「Kyocee」及び「123」の双方のキーワードを含む用紙Sを仕分ける。一方、制御部41は、例えばキーワードとして「Kyocee,123」が入力された場合、仕分け処理では、これらの「Kyocee」又は「123」の少なくとも一方のキーワードを含む用紙Sを仕分ける。
【0056】
そして、制御部41は、ユーザーにより、用紙仕分け処理の動作開始を指示する要求を上記操作受付部が受け付けたかどうかを判別する(S5)。例えば、制御部41は、
図7に示した表示画面において、スタートキー81Fが指定されたかどうかを検出することにより、用紙仕分け処理の動作開始を指示する要求が行われたかどうかを判別する。制御部41は、スタートキー81Fが指定されたことをタッチパネル81が検出していなければ(S5でNO)、全てのトレイ77に対する仕分け条件の指定が終了しているかどうかを判別する(S6)。そして、制御部41は、全てのトレイ77に対する仕分け条件の指定が終了していないことを判別すれば(S6でNO)、処理は上記S3に戻って処理をやり直す。
【0057】
そして、表示制御部42は、
図9に示すように、用紙Sの仕分け先のトレイの指定と、仕分け条件の指定を促す表示を表示部80に行わせる。また、表示制御部42は、
図9に示すように、第2トレイ77bの仕分け条件については、上記S4で記憶部84に記憶させた当該第2トレイ77bの仕分け条件、つまり「キーワード:Kyocee」を表示部80に表示させる。
【0058】
そして、制御部41は、ユーザーによりプルダウンメニュー81Bが押下され、更に第3トレイ77cが指定されたことをタッチパネル81により受け付けられたことを検出した場合、用紙Sの仕分け先のトレイとして第3トレイ77cが指定されたと判断する。更に、制御部41は、
図9に示した表示画面において、例えば、チェック欄81Hが指定され、タッチパネル81により受け付けられたこと、更にプルダウンメニュー81Mが押下され、更に用紙Sの色として、例えば「赤色」が指定されたことをタッチパネル81により受け付けられたことを検出した場合(S3でYES)、仕分け条件として用紙Sの色が指定されたと判断する。そして、制御部41は、指定された仕分け条件、つまり用紙Sの仕分け先のトレイとしての第3トレイ77cと、その第3トレイ77cへの用紙Sの色としての「赤色」を記憶部84に記憶させる(S4)。
【0059】
そして、制御部41は、ユーザーにより、用紙仕分け処理の動作開始を指示する要求を上記操作受付部が受け付けたかどうかを判別する(S5)。例えば、制御部41は、
図9に示した表示画面において、スタートキー81Fが指定されたかどうかを検出することにより、用紙仕分け処理の動作開始を指示する要求が行われたかどうかを判別する。制御部41は、スタートキー81Fが指定されたことをタッチパネル81が検出していなければ(S5でNO)、全てのトレイ77に対する仕分け条件の指定が終了しているかどうかを判別する(S6)。そして、制御部41は、全てのトレイ77に対する仕分け条件の指定が終了していないことを判別すれば(S6でNO)、処理は上記S3に戻って処理をやり直す。
【0060】
そして、表示制御部42は、
図10に示すように、用紙Sの仕分け先のトレイの指定と、仕分け条件の指定を促す表示を表示部80に行わせる。また、表示制御部42は、
図10に示すように、第3トレイ77cの仕分け条件については、上記S4で記憶部84に記憶させた当該第3トレイ77cの仕分け条件、つまり「用紙の色:赤色」を表示部80に表示させる。
【0061】
そして、制御部41は、ユーザーによりプルダウンメニュー81Bが押下され、更に第4トレイ77dが指定されたことをタッチパネル81により受け付けられたことを検出した場合、用紙Sの仕分け先のトレイとして第4トレイ77dが指定されたと判断する。更に、制御部41は、
図10に示した表示画面において、例えば、チェック欄81Iが指定され、タッチパネル81により受け付けられたこと、更に入力欄81Jが指定され、タッチパネル81により受け付けられたこと、更にプルダウンメニュー81Mが押下され、更に用紙Sの色として、例えば「青色」が指定されたことをタッチパネル81により受け付けられたことを検出した場合(S3でYES)、仕分け条件としてキーワードが指定され、更に仕分け条件として用紙Sの色が指定されたと判断する。そして、表示制御部42は、
図8に示したように、キーワードをユーザーが指定するために、アルファベットキー81K1、テンキー81K2、及び入力キー81Lを表示部80に表示させる。
【0062】
続いて、制御部41は、例えば、
図8の表示画面において、「ABCD」のアルファベットキー81K1が入力され、タッチパネル81により受け付けられたこと、更に入力キー81Lが指定され、タッチパネル81により受け付けられたことを検出した場合、キーワードとして「ABCD」が入力されたと判断する。そして、表示制御部42は、
図10に示すように、入力欄81J内に、入力された「ABCD」を表示部80に表示させる。また、制御部41は、指定された仕分け条件、つまり用紙Sの仕分け先のトレイとしての第4トレイ77dと、その第4トレイ77dへのキーワードとしての「ABCD」と、その第4トレイ77dへの用紙Sの色としての「青色」を記憶部84に記憶させる(S4)。
【0063】
そして、制御部41は、ユーザーにより、用紙仕分け処理の動作開始を指示する要求を上記操作受付部が受け付けたかどうかを判別する(S5)。例えば、制御部41は、
図10に示した表示画面において、スタートキー81Fが指定されたかどうかを検出することにより、用紙仕分け処理の動作開始を指示する要求が行われたかどうかを判別する。制御部41は、スタートキー81Fが指定されたことをタッチパネル81が検出していなければ(S5でNO)、全てのトレイ77に対する仕分け条件の指定が終了しているかどうかを判別する(S6)。そして、制御部41は、全てのトレイ77に対する仕分け条件の指定が終了していることを判別すれば(S6でYES)、処理は上記S3には戻らずに、画像形成装置1を待機状態とする。但し、この待機状態であるときに、表示制御部42は、第1〜第4トレイにあたる、77a〜77dについて指定された仕分け条件を表示部80に表示させる。つまり、表示制御部42は、
図11に示すように、第4トレイ77dの仕分け条件については、上記S4で記憶部84に記憶させた当該第4トレイ77dの仕分け条件、つまり「キーワード:ABCD&用紙の色:青色」を表示部80に表示させる。
【0064】
一方、制御部41は、ユーザーによりスタートキー81Fが指定され、タッチパネル81により受け付けられたことを検出した場合(S5でYES)、用紙仕分け処理の動作開始を指示する要求が行われたと判断する。そして、制御部41は、用紙Sの仕分け動作を開始する(S7)。つまり、制御部41は、ピックアップローラー145の動作を制御することにより、最初の給紙カセットに指定された給紙カセット141に収容された用紙Sを搬送路190に繰り出す。そして、スキャナー146は、搬送路190で搬送されている用紙Sの画像を読み取り、データ解析部43は、スキャナー146に読み取られた用紙Sの画像データを解析して、その解析結果を制御部41に出力する。
【0065】
続いて、制御部41は、データ解析部43の解析結果を用いて、上記S4で記憶された仕分け条件に従って上記仕分け機構の動作を制御し、いずれかのトレイ77に用紙Sを仕分ける。例えば、制御部41は、用紙Sが
図4に示した用紙S1である場合、データ解析部43の解析結果から、この用紙S1にはキーワード「Kyocee」が検出されないこと、及び当該用紙S1の色が白色であることを判別する。また、制御部41は、データ解析部43の解析結果から、この用紙S1にはキーワード「ABCD」が検出されたが、当該用紙S1の色が青色でないことが判別される。そして、制御部41は、用紙S1を第1トレイ77aに仕分ける。すなわち、制御部41は、モーター78の動作を制御することにより、排出口73から排出される用紙S1が第1トレイ77a上に積載されるように、当該第1トレイ77aの位置を変更する。
【0066】
また、制御部41は、用紙Sが
図4に示した用紙S2である場合、データ解析部43の解析結果から、この用紙S2にはキーワード「Kyocee」が検出されたこと、及び当該用紙S2の色が白色であることを判別する。また、制御部41は、データ解析部43の解析結果から、この用紙S2にはキーワード「ABCD」が検出されないこと、及び当該用紙S2の色が青色でないことが判別される。そして、制御部41は、用紙S2を第2トレイ77bに仕分ける。すなわち、制御部41は、モーター78の動作を制御することにより、排出口73から排出される用紙S2が第2トレイ77b上に積載されるように、当該第2トレイ77bの位置を変更する。
【0067】
また、制御部41は、用紙Sが
図4に示した用紙S3である場合、データ解析部43の解析結果から、この用紙S3にはキーワード「Kyocee」が検出されないこと、及び当該用紙S3の色が赤色であることを判別する。また、制御部41は、データ解析部43の解析結果から、この用紙S3にはキーワード「ABCD」が検出されたが、当該用紙S3の色が青色でないことが判別される。そして、制御部41は、用紙S3を第3トレイ77cに仕分ける。すなわち、制御部41は、モーター78の動作を制御することにより、排出口73から排出される用紙S3が第3トレイ77c上に積載されるように、当該第3トレイ77cの位置を変更する。
【0068】
また、制御部41は、用紙Sが
図4に示した用紙S4である場合、データ解析部43の解析結果から、この用紙S4にはキーワード「ABCD」が検出されたこと、及び当該用紙S4の色が青色であることを判別する。そして、制御部41は、用紙S4を第4トレイ77dに仕分ける。すなわち、制御部41は、モーター78の動作を制御することにより、排出口73から排出される用紙S4が第4トレイ77d上に積載されるように、当該第4トレイ77dの位置を変更する。
【0069】
そして、制御部41は、第1、第2、及び第3給紙カセットにあたる、141、142、及び143に収容された全ての用紙Sの仕分け処理が終了したかどうかを判別する(S8)。例えば、制御部41は、第1、第2、及び第3給紙カセットにあたる、141、142、及び143に各々設けられた用紙Sの有無を検出する紙検出センサー(図示せず)の検出結果を用いることにより、全ての用紙Sの仕分け処理が終了したかどうかを判別する。制御部41は、全ての用紙Sの仕分け処理を終了していないことを判別すれば(S8でNO)、処理は上記S7に戻って処理をやり直す。一方、制御部41は、全ての用紙Sの仕分け処理を終了していることを判別すれば(S8でYES)、用紙仕分け処理を終了する。
【0070】
以上のように本実施形態では、スキャナー146は、ピックアップローラー145の上記搬送方向下流側に設けられ、搬送路190で搬送されている用紙Sの画像を読み取る。データ解析部43は、スキャナー146に読み取られた用紙Sの画像データを解析する。制御部41は、ユーザーから予め定められた仕分け条件を指定する要求を上記操作受付部が受け付けた場合に、予め定められた仕分け条件を記憶部84に記憶させるとともに、データ解析部43の解析結果を用いて、記憶部84に記憶されている予め定められた仕分け条件に従って上記仕分け機構の動作を制御して、いずれかのトレイ77に用紙Sを仕分けさせる。これにより、本実施形態では、上記従来例と異なり、画像形成装置1において、ユーザーが所望の仕分け条件で、仕分け対象となる用紙Sを仕分けることが可能になる。
【0071】
次に、
図12を参照して、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置について具体的に説明する。
図12は、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置を示す断面図である。尚、上記第1実施形態と同様の構成については説明を省略する。
【0072】
本実施形態の画像形成装置1では、一つのスキャナー146が2次転写ローラー210と第1の排出ローラー対159との間を繋ぐ上記搬送路191上に設置されている。すなわち、本実施形態の画像形成装置1では、第1、第2、及び第3給紙カセットにあたる、141、142、及び143から排出口73までの予め定められた搬送方向に沿って用紙を搬送する上記搬送路において、一つのスキャナー146が、当該第1、第2、及び第3給紙カセットにあたる、141、142、及び143と排出口73との間で複数のピックアップローラー145の搬送方向下流側に設置されている。これにより、本実施形態では、第1実施形態のものに比べて、スキャナー146の設置数を削減して、画像形成装置1の部品点数及びコストを容易に低減することができる。また、画像形成部12の搬送方向下流側にスキャナー146を設けているので、当該画像形成部12で画像形成処理された記録紙についても、キーワード又は記録紙の色の少なくとも一方を仕分け条件とした仕分け処理を施すことができる。
【0073】
尚、上記の説明では、用紙仕分け装置70を設置した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、支持部材76とモーター78を有する仕分け機構を設置するものであれば何等限定されない。例えば、上記本体排出口111からの用紙Sがいずれかのトレイ77上に運ばれるように支持部材76を装置本体2に近接して設けることによって、用紙仕分け装置70の本体部71の設置を割愛することができる。
【0074】
なお、上記実施形態において、
図1乃至
図12を用いて上記実施形態により示した構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明を当該構成及び処理に限定する趣旨ではない。