【文献】
Qualcomm Incorporated,Remaining details of window adaptation trigger mechanism[online],3GPP TSG-RAN WG1#83 R1-157038,2015年11月22日,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_83/Docs/R1-157038.zip>
【文献】
LG Electronics,DL LBT design in LAA[online],3GPP TSG-RAN WG1#83 R1-156856,2015年11月22日,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_83/Docs/R1-156856.zip>
【文献】
ITL,UL LBT design in Rel-14 eLAA[online],3GPP TSG RAN WG1 meeting #84 R1-161029,2016年 2月19日,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_84/Docs/R1-161029.zip>
【文献】
Huawei, HiSilicon,Contention window size adjustment for UL category 4 LBT for eLAA[online],3GPP TSG-RAN WG1#84b R1-162129,2016年 4月15日,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_84b/Docs/R1-162129.zip>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのユーザ機器(UE)のうち、アンライセンスキャリア上のアップリンクサブフレームを占有している少なくとも1つの第1UEを基地局が決定する段階であって、前記アップリンクサブフレームは、前記少なくとも1つのUEが前記参照サブフレームについてハイブリッド自動再送要求(HARQ)ステータスをフィードバックするのに用いるアップリンクサブフレームである、段階と、
前記少なくとも1つの第1UEのHARQステータスに基づき、ダウンリンク伝送に関するクリアチャネルアセスメント(CCA)におけるコンテンションウィンドウサイズ(CWS)を前記基地局が決定する段階と
を備え、
前記基地局は、前記基地局により前記参照サブフレームでスケジューリングされている、前記アップリンクサブフレームを占有していない少なくとも1つの第2UEに対応するHARQステータスを無視して、前記ダウンリンク伝送に関する前記CCAにおける前記CWSを決定する、クリアチャネルアセスメントにおけるコンテンションウィンドウサイズを決定するための方法。
少なくとも1つの第1UEを基地局が決定する前記段階は、前記少なくとも1つの第1UEが、HARQステータスをフィードバックする前記アップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していることを前記基地局が発見した場合、前記少なくとも1つの第1UEが前記アップリンクサブフレームを占有していると決定する段階を有し、
前記HARQリソースは、前記少なくとも1つのUEがフィードバックする前記HARQステータスを伝達する物理層リソースである、
請求項1に記載の方法。
少なくとも1つの第1UEを基地局が決定する前記段階は、少なくとも1つの第1UEが、前記HARQステータスをフィードバックする前記アップリンクサブフレーム内の前記HARQリソースを占有していないこと、および前記HARQリソース以外の前記アップリンクリソースを占有していないことを前記基地局が発見し、かつ、前記アップリンクサブフレームに関して前記少なくとも1つの第1UEが実施するCCAにおけるCWSが第1の所定の閾値以下である、または前記アップリンクサブフレームに関して前記少なくとも1つの第1UEが実施するCCAにおけるCWSに基づき生成されるバックオフカウンタの初期値が第2の所定の閾値以下である場合、前記少なくとも1つの第1UEが前記アップリンクサブフレームを占有していると決定する段階を有する、
請求項3から5のいずれか一項に記載の方法。
参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのユーザ機器(UE)のうち、アンライセンスキャリア上のアップリンクサブフレームを占有している少なくとも1つの第1UEを決定するよう構成されている第1決定モジュールであって、前記アップリンクサブフレームは、前記少なくとも1つのUEが前記参照サブフレームについてハイブリッド自動再送要求(HARQ)ステータスをフィードバックするのに用いるアップリンクサブフレームである、第1決定モジュールと、
前記少なくとも1つの第1UEのHARQステータスに基づき、ダウンリンク伝送に関するクリアチャネルアセスメント(CCA)におけるコンテンションウィンドウサイズ(CWS)を決定するよう構成されている第2決定モジュールと
を備え、
前記第2決定モジュールは、前記ダウンリンク伝送に関する前記CCAにおける前記CWSを決定する際、前記参照サブフレームでスケジューリングされている、前記アップリンクサブフレームを占有していない少なくとも1つの第2UEに対応するHARQステータスを無視するよう構成されている、クリアチャネルアセスメントにおけるコンテンションウィンドウサイズを決定するための装置。
前記第1決定モジュールは、少なくとも1つの第1UEが、HARQステータスをフィードバックする前記アップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していることが検出された場合、前記少なくとも1つの第1UEが前記アップリンクサブフレームを占有していると決定するよう構成されており、
前記HARQリソースは、前記少なくとも1つのUEがフィードバックする前記HARQステータスを伝達する物理層リソースである、
請求項9に記載の装置。
前記第1決定モジュールは、少なくとも1つの第1UEが、前記HARQステータスをフィードバックする前記アップリンクサブフレーム内の前記HARQリソースを占有していないこと、および前記HARQリソース以外の前記アップリンクリソースを占有していないことが検出され、かつ、前記アップリンクサブフレームに関して前記少なくとも1つの第1UEが実施するCCAにおけるCWSが第1の所定の閾値以下である、または前記アップリンクサブフレームに関して前記少なくとも1つの第1UEが実施するCCAにおけるCWSに基づき生成されるバックオフカウンタの初期値が第2の所定の閾値以下である場合、前記少なくとも1つの第1UEが前記アップリンクサブフレームを占有していると決定するよう構成されている、
請求項11から13のいずれか一項に記載の装置。
【発明の概要】
【0004】
本願の実施形態は、ダウンリンク伝送に関するCWSの決定における精度を向上させ、調整されたCWSが過度に大きいが故に基地局の待ち時間を増やしてしまう確率を下げるべく、クリアチャネルアセスメントにおけるコンテンションウィンドウサイズを決定するための方法および装置を提供する。
【0005】
第1の態様は、クリアチャネルアセスメントにおけるコンテンションウィンドウサイズを決定するための方法を提供する。 同方法は、
参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのユーザ機器UEのうち、アンライセンスキャリア上のアップリンクサブフレームを占有している少なくとも1つのUEを基地局が決定する段階であって、アップリンクサブフレームは、基地局により参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEが参照サブフレームについてハイブリッド自動再送要求HARQステータスをフィードバックするのに用いるアップリンクサブフレームである、段階と、
アップリンクサブフレームを占有している少なくとも1つのUEのHARQステータスに基づき、ダウンリンク伝送に関するクリアチャネルアセスメントCCAにおけるコンテンションウィンドウサイズCWSを基地局が決定する段階と
を備えてよい。
【0006】
この応用例において、ダウンリンク伝送に関するCCAにおけるCWSを決定する際、アンライセンスキャリア上のアップリンクサブフレームを占有していないUEのHARQステータスが考慮されない一方で、アンライセンスキャリア上のアップリンクサブフレームを占有しているUEのHARQステータスのみが考慮されてよく、これにより、アンライセンスキャリア上のアップリンクサブフレームを占有していないUEのHARQステータスが誤って判断されたことからCWSを誤って決定するケースを回避してよい。したがって、ダウンリンク伝送に関するCWSの決定における精度を向上させることが出来、調整されたCWSが過度に大きいが故に基地局の待ち時間を増やしてしまう確率を下げることが出来る。
【0007】
オプションで、
参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEのうち、アンライセンスキャリア上のアップリンクサブフレームを占有している少なくとも1つのUEを基地局が決定する段階は、参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEが、HARQステータスをフィードバックするアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していることを基地局が発見した場合、HARQステータスをフィードバックするアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有している少なくとも1つのUEが、アップリンクサブフレームを占有していると決定する段階を有し、
HARQリソースは、UEがフィードバックするHARQステータスを伝達する物理層リソースである。
【0008】
この応用例において、HARQステータスをフィードバックするアンライセンスキャリア上のアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有している、参照サブフレームでスケジューリングされている1または複数のUEに含まれる検出されたUEは、アップリンクサブフレームを占有しているUEとして決定されてよい。ダウンリンク伝送に関するCCAにおけるCWSを決定する際、HARQステータスをフィードバックするアンライセンスキャリア上のアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないUEのHARQステータスが考慮されない一方で、HARQステータスをフィードバックするアンライセンスキャリア上のアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有しているUEのHARQステータスのみが考慮され、これにより、アンライセンスキャリア上のアップリンクサブフレームを占有していないUEのHARQステータスが誤って判断されたことからCWSを誤って決定するケースをより高い度合いで回避する。したがって、調整されたCWSが過度に大きいが故に基地局の待ち時間を増やしてしまう確率を下げることが出来る。
【0009】
オプションで、
参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのユーザ機器UEのうち、アンライセンスキャリア上のアップリンクサブフレームを占有している少なくとも1つのUEを基地局が決定する段階は、参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEが、HARQステータスをフィードバックするアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないことを基地局が発見し、かつ、HARQステータスをフィードバックするアップリンク
サブフレーム内のHARQリソースを占有していない少なくとも1つのUEがアップリンクサブフレーム内のHARQリソース以外のアップリンクリソースを占有していることを基地局が発見した場合、アップリンクサブフレーム内のHARQリソース以外のアップリンクリソースを占有している少なくとも1つのUEがアップリンクサブフレームを占有していると決定する段階を有し、
HARQリソースは、UEがフィードバックするHARQステータスを伝達する物理層リソースである。
【0010】
この応用例において、参照サブフレームでスケジューリングされている1または複数のUEのうち、HARQステータスをフィードバックするアンライセンスキャリア上のアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないがHARQリソース以外のアップリンクリソースを占有している検出されたUEは、アップリンクサブフレームを占有しているUEとして決定されてよい。ダウンリンク伝送に関するCCAにおけるCWSを決定する際、HARQステータスをフィードバックするアンライセンスキャリア上のアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有しておらず、HARQリソース以外のリソースを占有していないUEのHARQステータスが考慮されない一方で、HARQステータスをフィードバックするアンライセンスキャリア上のアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないがHARQリソース以外のアップリンクリソースを占有しているUEのHARQステータスに基づきCWSが決定されてよく、これにより、HARQステータスをフィードバックするアンライセンスキャリア上のアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないが他のアップリンクリソースを占有しているUEのHARQステータスが誤って判断されたことからCWSを誤って決定するケースを回避してよい。したがって、調整されたCWSが過度に大きいが故に基地局の待ち時間を増やしてしまう確率を下げることが出来る。
【0011】
オプションで、
HARQステータスをフィードバックするアップリンク
サブフレーム内のHARQリソースを占有していない少なくとも1つのUEがアップリンクサブフレーム内のHARQリソース以外のアップリンクリソースを占有していることを基地局が発見するとは、
HARQステータスをフィードバックするアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないUEが、復調参照信号DMRSを送信することを基地局が発見した場合、UEがアップリンクサブフレーム内のHARQリソース以外のアップリンクリソースを占有していると決定すること、または、
HARQステータスをフィードバックするアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないUEが物理アップリンク共有チャネルPUSCHでアップリンクサービス情報を送信することを基地局が発見した場合、UEがアップリンクサブフレーム内のHARQリソース以外のアップリンクリソースを占有していると決定すること、または、
HARQステータスをフィードバックするアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないUEが物理アップリンク制御チャネルPUCCHでアップリンク制御情報を送信することを基地局が発見した場合、UEがアップリンクサブフレーム内のHARQリソース以外のアップリンクリソースを占有していると決定すること
を含む。
【0012】
この応用例において、UEがアップリンクサブフレーム内のHARQリソース以外のアップリンクリソースを占有しているということは、DMRSを検出する方式、UEがPUSCHで送信するアップリンクサービス情報を検出する方式、UEがPUCCHで送信するアップリンク制御情報を検出する方式、または同様の方式で決定することが出来、これにより、アップリンクサブフレームを占有しているUEの決定の実現方式の多様性および効率を向上させることが出来る。したがって、ダウンリンク伝送に関するCWSの決定における精度を向上させることが出来、調整されたCWSが過度に大きいが故に基地局の待ち時間を増やしてしまう確率を下げることが出来る。
【0013】
オプションで、HARQステータスをフィードバックするアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないUEがPUCCHで送信し、基地局が検出するアップリンク制御情報は、スケジューリング要求SRおよび/またはチャネル状態情報CSIを含む。
【0014】
この応用例において、UEがPUCCHで送信するアップリンク制御情報を検出することは、SRおよび/またはCSIを検出すること、または同様のことを含んでよく、これにより、UEがPUCCHで送信するアップリンク制御情報を特定的に検出することが出来、アップリンクサブフレームを占有しているUEの決定の実現方式の多様性および効率を向上させることが出来る。したがって、ダウンリンク伝送に関するCWSの決定における精度を向上させることが出来、調整されたCWSが過度に大きいが故に基地局の待ち時間を増やしてしまう確率を下げることが出来る。
【0015】
オプションで、
参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEのうち、アンライセンスキャリア上のアップリンクサブフレームを占有している少なくとも1つのUEを基地局が決定する段階は、参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEが、HARQステータスをフィードバックするアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないことを基地局が発見し、かつ、アップリンクサブフレームに関して少なくとも1つのUEが実施するCCAにおけるCWSが第1の所定の閾値以下である、または
アップリンクサブフレームに関して少なくとも1つのUEが実施するCCAにおけるCWSに基づき生成されるバックオフカウンタの初期値が第2の所定の閾値以下である場合、少なくとも1つのUEがアップリンクサブフレームを占有していると決定する段階を有し、
HARQリソースは、UEがフィードバックするHARQステータスを伝達する物理層リソースである。
【0016】
この応用例において、参照サブフレームでスケジューリングされている1または複数のUEに含まれるUEが、HARQステータスをフィードバックするアンライセンスキャリア上のアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないことが検出され、かつ、アップリンクサブフレームに関するCCAにおけるCWSが第1の所定の閾値以下である、またはCWSに基づき生成されるバックオフカウンタの初期値が第2の所定の閾値以下である場合、そのUEはアップリンクサブフレームを占有しているUEとして決定されてよい。ダウンリンク伝送に関するCCAにおけるCWSを決定する際、CWSは、HARQステータスをフィードバックするアンライセンスキャリア上のアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有しておらず、CWSまたはバックオフカウンタの初期値が上記条件を満たさないUEのHARQステータスは考慮されない一方で、HARQステータスをフィードバックするアンライセンスキャリア上のアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有しておらず、CWSまたはバックオフカウンタの初期値が上記条件を満たすUEのHARQステータスに基づき決定されてよく、これにより、UEのHARQステータスが誤って判断されたことからCWSを誤って決定するケースを回避してよい。したがって、調整されたCWSが過度に大きいが故に基地局の待ち時間を増やしてしまう確率を下げることが出来る。
【0017】
オプションで、
参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEのうち、アンライセンスキャリア上のアップリンクサブフレームを占有している少なくとも1つのUEを基地局が決定する段階は、参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEが、HARQステータスをフィードバックするアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有しておらず、HARQリソース以外のアップリンクリソースを占有していないことを基地局が発見し、かつ、アップリンクサブフレームに関して少なくとも1つのUEが実施するCCAにおけるCWSが第1の所定の閾値以下である、または
アップリンクサブフレームに関して少なくとも1つのUEが実施するCCAにおけるCWSに基づき生成されるバックオフカウンタの初期値が第2の所定の閾値以下である場合、少なくとも1つのUEがアップリンクサブフレームを占有していると決定する段階を有する。
【0018】
この応用例において、参照サブフレームでスケジューリングされている1または複数のUEに含まれるUEが、HARQステータスをフィードバックするアンライセンスキャリア上のアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有しておらず、HARQリソース以外のアップリンクリソースを占有していないことが検出され、かつ、アップリンクサブフレームに関するCCAにおけるCWSが第1の所定の閾値以下である、またはCWSに基づき生成されるバックオフカウンタの初期値が第2の所定の閾値以下である場合、そのUEはアップリンクサブフレームを占有しているUEとして決定されてよい。ダウンリンク伝送に関するCCAにおけるCWSを決定する際、CWSは、HARQステータスをフィードバックするアンライセンスキャリア上のアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有しておらず、CWSまたはバックオフカウンタの初期値が上記条件を満たさないUEのHARQステータスは考慮されない一方で、HARQステータスをフィードバックするHARQリソースを占有しておらずHARQリソース以外のアップリンクリソースを占有しておらず、CWSまたはバックオフカウンタの初期値が上記条件を満たすUEのHARQステータスに基づき決定されてよく、これにより、UEのHARQステータスが誤って判断されたことからCWSを誤って決定するケースを回避してよい。したがって、調整されたCWSが過度に大きいが故に基地局の待ち時間を増やしてしまう確率を下げることが出来る。
【0019】
オプションで、
参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEのうち、アンライセンスキャリア上のアップリンクサブフレームを占有している少なくとも1つのUEを基地局が決定する段階は、
参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEが送信する報告情報を基地局が受信する段階であって、報告情報は、少なくとも1つのUEがアップリンクサブフレームを占有していることを示すのに用いられる、段階と、
少なくとも1つのUEがアップリンクサブフレームを占有していると基地局が決定する段階と
を有する。
【0020】
オプションで、
アップリンクサブフレームを占有している少なくとも1つのUEのHARQステータスに基づき、ダウンリンク伝送に関するクリアチャネルアセスメントCCAにおけるコンテンションウィンドウサイズCWSを基地局が決定する段階は、アップリンクサブフレームを占有している少なくとも1つのUEのHARQステータスに基づき、ダウンリンク伝送に関するCCAにおけるCWSを基地局が決定する段階であって、ここで、アンライセンスキャリア上のアップリンクサブフレームを占有しておらず、基地局により参照サブフレームでスケジューリングされているUEのHARQステータスは、ダウンリンク伝送に関するCCAにおけるCWSを決定する要因として用いられない、段階を含んでよい。
【0021】
この応用例において、UEがアップリンクサブフレームを占有していることは、UEが送信する報告情報に基づき決定されてよい。ダウンリンク伝送におけるUEのCWSを決定する際、アップリンクサブフレームを占有している、送信された報告情報内で示されているUEのHARQステータスのみが考慮され、アップリンクサブフレームを占有していないUEのHARQステータスは考慮されず、これにより、UEのHARQステータスが誤って判断されたことからCWSを誤って決定するケースを回避する。したがって、調整されたCWSが過度に大きいが故に基地局の待ち時間を増やしてしまう確率を下げることが出来る。
【0022】
第2の態様は、クリアチャネルアセスメントにおけるコンテンションウィンドウサイズを決定するための装置を提供する。同装置は、
基地局により参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのユーザ機器UEのうち、アンライセンスキャリア上のアップリンクサブフレームを占有している少なくとも1つのUEを決定するよう構成されている第1決定モジュールであって、アップリンクサブフレームは、基地局により参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEが参照サブフレームについてハイブリッド自動再送要求HARQステータスをフィードバックするのに用いるアップリンクサブフレームである、第1決定モジュールと、
アップリンクサブフレームを占有している少なくとも1つのUEのHARQステータスに基づきダウンリンク伝送に関するクリアチャネルアセスメントCCAにおけるコンテンションウィンドウサイズCWSを決定するよう構成されている第2決定モジュールと
を含んでよい。
【0023】
オプションで、第1決定モジュールは具体的に、
基地局により参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEが、HARQステータスをフィードバックするアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していることが検出された場合、HARQステータスをフィードバックするアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有している少なくとも1つのUEがアップリンクサブフレームを占有していると決定するよう構成されており、
HARQリソースは、UEがフィードバックするHARQステータスを伝達する物理層リソースである。
【0024】
オプションで、第1決定モジュールは具体的に、
基地局により参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEが、HARQステータスをフィードバックするアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないこと、およびHARQステータスをフィードバックするアップリンク
サブフレーム内のHARQリソースを占有していない少なくとも1つのUEがアップリンクサブフレーム内のHARQリソース以外のアップリンクリソースを占有していることが検出された場合、アップリンクサブフレーム内のHARQリソース以外のアップリンクリソースを占有している少なくとも1つのUEがアップリンクサブフレームを占有していると決定するよう構成されており、
HARQリソースは、UEがフィードバックするHARQステータスを伝達する物理層リソースである。
【0025】
オプションで、第1決定モジュールは具体的に、
HARQステータスをフィードバックするアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないUEが、復調参照信号DMRSを送信することが検出された場合、UEがアップリンクサブフレーム内のHARQリソース以外のアップリンクリソースを占有していると決定し、または、
HARQステータスをフィードバックするアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないUEが物理アップリンク共有チャネルPUSCHでアップリンクサービス情報を送信することが検出された場合、UEがアップリンクサブフレーム内のHARQリソース以外のアップリンクリソースを占有していると決定し、または、
HARQステータスをフィードバックするアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないUEが物理アップリンク制御チャネルPUCCHでアップリンク制御情報を送信することが検出された場合、UEがアップリンクサブフレーム内のHARQリソース以外のアップリンクリソースを占有していると決定する
よう構成されている。
【0026】
オプションで、HARQステータスをフィードバックするアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないUEがPUCCHで送信する検出されたアップリンク制御情報は、スケジューリング要求SRおよび/またはチャネル状態情報CSIを含む。
【0027】
オプションで、第1決定モジュールは具体的に、基地局により参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEが、HARQステータスをフィードバックするアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないことが検出され、かつ、アップリンクサブフレームに関して少なくとも1つのUEが実施するCCAにおけるCWSが第1の所定の閾値以下である、または
アップリンクサブフレームに関して少なくとも1つのUEが実施するCCAにおけるCWSに基づき生成されるバックオフカウンタの初期値が第2の所定の閾値以下である場合、少なくとも1つのUEがアップリンクサブフレームを占有していると決定するよう構成されており、
HARQリソースは、UEがフィードバックするHARQステータスを伝達する物理層リソースである。
【0028】
オプションで、第1決定モジュールは具体的に、基地局により参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEがHARQステータスをフィードバックするアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有しておらず、HARQリソース以外のアップリンクリソースを占有していないことが検出され、かつ、アップリンクサブフレームに関して少なくとも1つのUEが実施するCCAにおけるCWSが第1の所定の閾値以下である、または
アップリンクサブフレームに関して少なくとも1つのUEが実施するCCAにおけるCWSに基づき生成されるバックオフカウンタの初期値が第2の所定の閾値以下である場合、少なくとも1つのUEがアップリンクサブフレームを占有していると決定するよう構成されている。
【0029】
オプションで、第1決定モジュールは具体的に
参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEが送信する報告情報を受信することであって、報告情報は、少なくとも1つのUEがアップリンクサブフレームを占有していることを示すのに用いられる、受信することと、
少なくとも1つのUEがアップリンクサブフレームを占有していると決定することと
を実行するよう構成されている。
【0030】
オプションで、第2決定モジュールは具体的に、アップリンクサブフレームを占有している少なくとも1つのUEのHARQステータスに基づき、ダウンリンク伝送に関するCCAにおけるCWSを決定することであって、アンライセンスキャリア上のアップリンクサブフレームを占有しておらず、基地局により参照サブフレームでスケジューリングされているUEのHARQステータスは、ダウンリンク伝送に関するCCAにおけるCWSを決定する要因として用いられない、決定すること
を実行するよう構成されている。
【0031】
第3の態様は、基地局を提供する。 同基地局は、
メモリと、
プロセッサと
を備えてよく、
メモリはプロセッサに接続されており、
メモリはプログラムコードセットを格納するよう構成されており、
プロセッサは、メモリに格納されたプログラムコードを呼び出し、
基地局により参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのユーザ機器UEのうち、アンライセンスキャリア上のアップリンクサブフレームを占有している少なくとも1つのUEを決定するオペレーションであって、アップリンクサブフレームは、基地局により参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEが参照サブフレームについてハイブリッド自動再送要求HARQステータスをフィードバックするのに用いるアップリンクサブフレームである、オペレーションと、
アップリンクサブフレームを占有している少なくとも1つのUEのHARQステータスに基づき、ダウンリンク伝送に関するクリアチャネルアセスメントCCAにおけるコンテンションウィンドウサイズCWSを決定するオペレーションと
を実施するよう構成されている。
【0032】
オプションで、プロセッサは具体的に、
基地局により参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEが、HARQステータスをフィードバックするアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していることが検出された場合、HARQステータスをフィードバックするアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有している少なくとも1つのUEがアップリンクサブフレームを占有していると決定するよう構成されており、
HARQリソースは、UEがフィードバックするHARQステータスを伝達する物理層リソースである。
【0033】
オプションで、プロセッサは具体的に、
基地局により参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEが、HARQステータスをフィードバックするアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないこと、およびHARQステータスをフィードバックするアップリンク
サブフレーム内のHARQリソースを占有していない少なくとも1つのUEがアップリンクサブフレーム内のHARQリソース以外のアップリンクリソースを占有していることが検出された場合、アップリンクサブフレーム内のHARQリソース以外のアップリンクリソースを占有している少なくとも1つのUEがアップリンクサブフレームを占有していると決定するよう構成されており、
HARQリソースは、UEがフィードバックするHARQステータスを伝達する物理層リソースである。
【0034】
オプションで、プロセッサは具体的に、
HARQステータスをフィードバックするアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないUEが、復調参照信号DMRSを送信することが検出された場合、UEがアップリンクサブフレーム内のHARQリソース以外のアップリンクリソースを占有していると決定し、または、
HARQステータスをフィードバックするアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないUEが物理アップリンク共有チャネルPUSCHでアップリンクサービス情報を送信することが検出された場合、UEがアップリンクサブフレーム内のHARQリソース以外のアップリンクリソースを占有していると決定し、または、
HARQステータスをフィードバックするアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないUEが物理アップリンク制御チャネルPUCCHでアップリンク制御情報を送信することが検出された場合、UEがアップリンクサブフレーム内のHARQリソース以外のアップリンクリソースを占有していると決定する
よう構成されている。
【0035】
オプションで、HARQステータスをフィードバックするアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないUEがPUCCHで送信する検出されたアップリンク制御情報は、スケジューリング要求SRおよび/またはチャネル状態情報CSIを含む。
【0036】
オプションで、プロセッサは具体的に、基地局により参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEが、HARQステータスをフィードバックするアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないことが検出され、かつ、アップリンクサブフレームに関して少なくとも1つのUEが実施するCCAにおけるCWSが第1の所定の閾値以下である、または
アップリンクサブフレームに関して少なくとも1つのUEが実施するCCAにおけるCWSに基づき生成されるバックオフカウンタの初期値が第2の所定の閾値以下である場合、少なくとも1つのUEがアップリンクサブフレームを占有していると決定するよう構成されており、
HARQリソースは、UEがフィードバックするHARQステータスを伝達する物理層リソースである。
【0037】
オプションで、
プロセッサは具体的に、基地局により参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEがHARQステータスをフィードバックするアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有しておらず、HARQリソース以外のアップリンクリソースを占有していないことが検出され、かつ、アップリンクサブフレームに関して少なくとも1つのUEが実施するCCAにおけるCWSが第1の所定の閾値以下である、または
アップリンクサブフレームに関して少なくとも1つのUEが実施するCCAにおけるCWSに基づき生成されるバックオフカウンタの初期値が第2の所定の閾値以下である場合、少なくとも1つのUEがアップリンクサブフレームを占有していると決定するよう構成されている。
【0038】
オプションで、プロセッサは具体的に
基地局により参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEが送信する報告情報を受信することであって、報告情報は、少なくとも1つのUEがアップリンクサブフレームを占有していることを示すのに用いられる、受信することと、
少なくとも1つのUEがアップリンクサブフレームを占有していると決定することと
を実行するよう構成されている。
【発明を実施するための形態】
【0045】
以下、本願発明の実施形態における添付の図面を参照して、本願発明の実施形態における技術的解決方法を明確かつ完全に説明する。説明されている実施形態は、本願発明の実施形態の全てではなく一部に過ぎないことは明らかである。当業者により、本願発明の実施形態に基づいて創造的努力なく得られる全ての他の実施形態が、本願発明の保護範囲に属するものとする。
【0046】
図1を参照すると、
図1は、LAAダウンリンク伝送におけるLBTの模式図である。
図1に示されているように、LAAダウンリンク伝送におけるLBTの具体的な手順は、無線通信デバイスが、バックオフカウンタN(Nは0からCWSの間で均等に分布している乱数)を生成することと、CCAタイムスロット(CCAタイムスロットは、チャネルセンスの時間単位であり、CCAタイムスロットの典型的な長さは9μsである)を粒度として用いてチャネルセンスを実施することとを含む。チャネルがアイドル状態であることがCCAタイムスロットにおいて検出された場合、バックオフカウンタが1だけ減じられる。またはチャネルがビジー状態であることがCCAタイムスロットにおいて検出された場合、バックオフカウンタは停止され、つまり、バックオフカウンタは変わらないままである。バックオフカウンタが0まで減った場合、無線通信デバイスはチャネルを占有してよい。各回のCCAにおけるCWSは、UEのHARQステータスに基づき決定されてよい。ロングタームエボリューション(Long Term Evolution,LTE)システムにおいて、UEのHARQステータスは、UEがダウンリンクサブフレームを正しく受信したかを示すフィードバックである。UEのHARQステータスは、ACK状態、NACK状態、DTX状態、および同様のものを含んでよい。UEのHARQステータスのうちNACK状態が占める比率に基づき、基地局が、CCAにおけるCWSを決定してよい。
【0047】
基地局は、CWSの初期値を、CWS値のセットの最小値として決定することに留意されたい。ダウンリンク伝送に関するCCAを実施する前に、基地局は、参照サブフレームについての受信したHARQステータスに基づきCWSを調整する。具体的な調整方式は以下のようなものであってよい。つまり、参照サブフレームでスケジューリングされているUEに対応するHARQステータスのうち所与の比率(例えば80%)より多くがNACK状態であることを基地局が発見した場合、基地局はCWSを大きくし、そうでない場合、基地局はCWSを小さくする。基地局は、現在のCWS値に基づき、CWS値のセットに含まれる次に大きなCWSまでCWSを大きくし、または基地局は、現在のCWS値に基づき、CWS値のセットに含まれる最小値までCWSを小さくする。
図2に示されているように、
図2は、LAAダウンリンク伝送におけるUEのCWSを調整する方式の模式図である。
図2に示されているように、UEのCWSの初期値が15に設定されているものと仮定されている。基地局がUE1、UE2、UE3、およびUE4の4つのUEを参照サブフレームでスケジューリングし、UE1、UE2、UE3、およびUE4に対応する全てのHARQステータスがNACK状態である場合、基地局により参照サブフレームでスケジューリングされている4つのUEに対応するHARQステータスのうちNACK状態の比率は100%であり、80%より高い。したがって、基地局はUEのCWSを大きくし、UEのCWSは31まで大きくされる。それから、次回のダウンリンク伝送において、基地局は、UE1、UE3、およびUE5の3つのUEを参照サブフレームでスケジューリングする。UE1に対応するHARQステータスはNACK状態であり、UE3およびUE5に対応するHARQステータスはACK状態である。この場合、基地局により参照サブフレームでスケジューリングされている3つのUEに対応するHARQステータスのうちNACK状態の比率は33.3%であり、80%未満である。したがって、基地局はUEのCWSを小さくし、UEのCWSは15まで小さくされる。参照サブフレームは、ダウンリンク伝送における基地局の開始サブフレームであり、基地局は、参照サブフレームについてUEがフィードバックするHARQステータスを取得してよい。基地局と他の周辺の競合ノードとが、例えば基地局とWi‐Fiとが、ダウンリンク伝送における比較的低いチャネルリンク品質が故に同時にチャネルにアクセスした場合であり、UEがフィードバックして基地局が受信するHARQステータスが複数のNACK状態を含む場合、平均待ち時間を長引かせるようCWSが大きくされ、これにより、衝突を減らし、干渉を減らし、チャネルリンク品質を向上させるよう、その基地局と周辺の競合ノードとがそれぞれチャネルにアクセスする時点が次回の伝送においては上手く互い違いにされる。
【0048】
LTEシステムにおいて、物理ダウンリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel,PDCCH)上の参照サブフレームに関して(UE1であるものとして仮定されている)UEを基地局がスケジューリングする場合、つまり、基地局がダウンリンクグラント(Downlink grant,DL grant)をUE1へ送信する場合、ダウンリンクチャネル品質が比較的低いが故にUE1はPDCCHを検出せず、UE1は参照サブフレームでスケジューリングされていないものとして見なされる。したがって、UE1は、参照サブフレームについてHARQステータスのフィードバック情報を送信せず、基地局は対応するHARQリソース上で有効な情報を何ら発見せず、UE1のHARQステータスをDTX状態と決定してよい。基地局が検出するUEのHARQステータスがDTX状態である状況が、ダウンリンクチャネル品質が比較的低いが故に起こる場合、このことが示しているのは、基地局とWi‐Fi等の他の干渉源ノードとが同時にセンスを完了し、互いに衝突し得るということであり、および次回の伝送における衝突確率を下げるべくCWSを大きくする必要がある。しかしながら、基地局が検出するUEのHARQステータスがDTX状態である状況は、ダウンリンクチャネル品質が比較的低いことのみに起因してではなく、他の要因にも起因して起こる。したがって、基地局と他の干渉源ノードとが同時にセンスを完了し、互いに衝突すると直接的に判断され、CWSが大きくされた場合、CWSを誤って調整する確率が高まる。
【0049】
さらに、アンライセンススペクトルで、任意の送信ノードは、基地局へ情報を送信する前にLBTを実施する必要がある。LBTが成功した場合、送信ノードはチャネルにアクセス出来る。またはLBTに失敗した場合、つまり、チャネルがビジー状態である、またはバックオフカウンタの値が0まで減ってないことがスケジューリングされているアップリンク伝送の前にセンスされた場合、送信ノードはチャネルにアクセス出来ない。したがって、UEが、アップリンクサブフレーム内で参照サブフレームについてHARQステータスをフィードバックする必要があったとしても、そのUEは、アップリンクサブフレームに関してアップリンク伝送においてLBTの実施に失敗し、チャネルのプリエンプトに失敗した場合、アップリンクサブフレーム内でHARQステータスのフィードバック情報を送信出来ない。UEによるLBTの実施が失敗した場合、そのUEは、アップリンクリソース内のHARQリソースを占有しない。したがって、基地局から見て、UEのHARQステータスはDTX状態であると判断される。先述の実現方式が適用された場合であり、UEのHARQステータスがDTX状態である場合、UEのHARQステータスはNACK状態であると示される。その結果、チャネルリンク品質は低いものと誤って判断される。この場合、HARQステータスセットのうちNACK状態が占める比率に基づきCWSが調整された場合、CWSは比較的大きくなり、結果的に、基地局の待ち時間は比較的長くなる。HARQステータスセットに含まれるHARQステータスはACK状態とNACK状態とを含み、HARQステータスセットは、UEのCWSを決定するのに用いられる。
【0050】
結論として分かるのは、UEがアンライセンススペクトルでHARQステータスをフィードバックする場合、基地局は、UEによるLBTの実施の失敗と、UEによるPDCCHの検出の失敗とのうちどちらが原因でUEのHARQステータスがDTX状態である状況が起こっているのかを判断出来ず、UEのHARQステータスがDTX状態である状況が実際にはUEによるPDCCHの検出の失敗から起こっているにも関わらず、UEによるLBTの実施の失敗から起こっていると誤って判断してしまう、ということである。したがって、UEのCWSを決定する際、基地局はUEのHARQステータスをNACK状態と示す。その結果、調整されたCWSは比較的大きくなる。
【0051】
本願発明の実施形態は、CCAにおけるCWSを決定するための方法および装置を提供する。したがって、UEがアンライセンススペクトルでHARQステータスをフィードバックする場合、基地局は、UEのHARQステータスがDTX状態である状況がUEによるLBTの実施の失敗から起こっているケースと、UEのHARQステータスがDTX状態である状況がUEによるPDCCHの検出の失敗から起こっているケースとを区別出来る。基地局は、CCAにおけるCWSを決定する際、UEのHARQステータスがDTX状態である状況がUEによるPDCCHの検出の失敗から起こっているケースのみを考慮する。基地局は、CCAにおけるCWSを決定する際、UEによるLBTの実施が失敗した場合、UEのHARQステータスのDTX状態をNACK状態と間違えず、これにより、CCAにおけるCWSの決定における精度が向上する。
【0052】
具体的に実現する際、本願発明の実施形態で提供されるCCAにおけるCWSを決定するための方法および装置は、アンライセンススペクトルで動作している無線通信システムに適用可能である。無線通信システムにおける基地局は、アンライセンススペクトルでダウンリンク情報を送信し、ダウンリンク情報に関してアンライセンススペクトルでUEが送信するHARQステータスのフィードバック情報を受信してよい。基地局が送信するダウンリンク情報を搬送するアンライセンスキャリアと、UEが送信するHARQステータスのフィードバック情報を搬送するアンライセンスキャリアとは同じキャリアであってよく、または異なるキャリアであってよい。つまり、基地局がアンライセンスキャリアAでダウンリンク情報を送信する場合、UEは、アンライセンスキャリアAのダウンリンク情報に関して、アンライセンスキャリアAでUEのHARQステータスをフィードバックしてよく、またはアンライセンスキャリアAのダウンリンク情報に関して、アンライセンスキャリアBでUEのHARQステータスをフィードバックしてよい。このことに関しては本明細書において限定されない。アンライセンスキャリアAが二次キャリアである場合、アンライセンスキャリアBが一次キャリアであってよく、またはアンライセンスキャリアAとは異なる二次キャリアであってよい。このことに関しては本明細書において限定されない。
【0053】
具体的に実現する際、本願発明の実施形態で説明されている基地局は、マクロ基地局、マイクロセル、ピコセル、ホームeNodeB、リモート無線周波数ヘッド、中継器、または同様のものを含んでよい。このことに関しては本明細書において限定されない。本願発明の実施形態で説明されているUEは、携帯電話、LTEシステムにアクセス出来るノートブック型コンピュータ若しくはタブレット型コンピュータ、または同様のものを含んでよい。このことに関しては本明細書において限定されない。
図3から
図5を参照し、以下において、本願発明の実施形態で提供されるCCAにおけるCWSを決定するための方法および装置を詳細に説明する。
【0054】
図3を参照すると、
図3は、本願発明の実施形態に係る、CCAにおけるCWSを決定するための方法の概略的なフローチャートである。本願発明の本実施形態で提供される方法は以下の段階を含む。
【0055】
S101.参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEのうち、アンライセンスキャリア上のアップリンクサブフレームを占有している少なくとも1つのUEを基地局が決定する。
【0056】
S102.アップリンクサブフレームを占有している少なくとも1つのUEのHARQステータスに基づき、ダウンリンク伝送に関するCCAにおけるCWSを基地局が決定する。
【0057】
基地局は、アップリンクサブフレームを占有している少なくとも1つのUEのHARQステータスに基づき、ダウンリンク伝送に関するCCAにおけるCWSを決定し、つまり、ダウンリンク伝送に関するCCAにおけるCWSを基地局が決定する際、基地局は、アップリンクサブフレームを占有していないUEに対応するHARQステータスを無視することに留意されたい。
【0058】
したがって、段階S102は、アップリンクサブフレームを占有している少なくとも1つのUEのHARQステータスに基づき、ダウンリンク伝送に関するCCAにおけるCWSを基地局が決定する段階であって、ここで、アンライセンスキャリア上のアップリンクサブフレームを占有しておらず、基地局により参照サブフレームでスケジューリングされているUEのHARQステータスは、ダウンリンク伝送に関するCCAにおけるCWSを決定する要因として用いられない、段階、またはアップリンクサブフレームを占有している少なくとも1つのUEのHARQステータスに基づき、ダウンリンク伝送に関するCCAにおけるCWSを基地局が決定し、ダウンリンク伝送に関するCCAにおけるCWSを決定する際、アンライセンスキャリア上のアップリンクサブフレームを占有しておらず、基地局により参照サブフレームでスケジューリングされているUEのHARQステータスは無視する段階を含む。
【0059】
基地局は、HARQステータスに基づき、ダウンリンクサブフレームでスケジューリングされているUEがダウンリンクサブフレームを正しく受信したかを決定する。UEは、HARQステータスフィードバックを用い、UEがダウンリンクサブフレームを正しく受信したか基地局に報告する。基地局が検出するHARQステータスは、ACK状態、NACK状態、およびDTX状態等の3つの状態を含む。ACK状態は、UEがダウンリンクサブフレームを正しく受信したことを示すフィードバックである。NACK状態は、UEがダウンリンクサブフレームを誤って受信したことを示すフィードバックである。UEが送信するHARQステータスフィードバックを対応するHARQリソースで基地局が何ら発見しない場合、HARQステータスはDTX状態である。
【0060】
LTEシステムにおいて、各ダウンリンクサブフレームと、そのダウンリンクサブフレームが正しく受信されたかを示すHARQステータスをフィードバックすべくUEが占有するアップリンクサブフレームとの間には一定の時間がある。例えば、周波数分割複信(Frequency Division Duple
x,FDD)モードにおいて、(n番目のサブフレームであるものと仮定する)各ダウンリンクサブフレームに対応するHARQステータスは、アップリンクサブフレーム((n+4)番目のサブフレーム)でフィードバックされる。
【0061】
基地局は、参照サブフレームで少なくとも1つのUEをスケジューリングしてよく、言い換えると、基地局は、参照サブフレームで1または複数のUEをスケジューリングしてよい。本願発明の本実施形態において、基地局は、参照サブフレームでスケジューリングされている1または複数のUEのうち、アンライセンススペクトル上のアップリンクサブフレームを占有している1または複数のUE(言い換えると、少なくとも1つのUE)を最初に決定してよい。基地局が参照サブフレームで少なくとも1つのUEをスケジューリングするとは、基地局が、参照サブフレーム内のダウンリンクリソースをそれら少なくとも1つのUEに割り当てることを意味する。アップリンクサブフレームは、基地局により参照サブフレームでスケジューリングされているUE(UEは1または複数存在し得、それら1または複数のUEのうち1つを、以下では説明のための例として用い、それはUE1であるものと仮定する)が参照サブフレームについてHARQステータスをフィードバックするのに用いるアップリンクサブフレームである。アンライセンススペクトル上にあり、少なくとも1つのUEが占有するアップリンクサブフレームは1または複数存在し得、つまり、少なくとも1つのUEは、同じアップリンクサブフレーム内で参照サブフレームについてHARQステータスをフィードバックしてよく、または異なるアップリンクサブフレーム内で参照サブフレームについてHARQステータスをフィードバックしてよいことに留意されたい。しかしながら、各UEは、1つのアップリンクサブフレーム内でのみHARQステータスをフィードバックし、アンライセンスキャリア上のアップリンクサブフレームを占有している少なくとも1つのUEに含まれる各UEは、そのUEに対応するアップリンクサブフレームを占有している。UEが、アップリンクサブフレーム内で参照サブフレームについてHARQステータスをフィードバックするとは、UEが、参照サブフレームについてのみHARQステータスをフィードバックすること、および、UEが、参照サブフレームを含む複数のダウンリンクサブフレームについてフィードバックを実施することを含む。UEが、アップリンクサブフレーム内で複数のダウンリンクサブフレームについて複数のHARQステータスをフィードバックする場合、基地局はCWSを決定する際、そのUEの、参照サブフレームに対応するHARQステータスのみ選択する。
【0062】
基地局は、アップリンクサブフレームを占有している少なくとも1つのUEのHARQステータスに基づき、ダウンリンク伝送に関するCCAにおけるCWSを決定することに留意されたい。参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEに含まれる各UEは、アンライセンスキャリアでフィードバックを実施してよく、または一部のUEがアンライセンスキャリアでフィードバックを実施し、一部のUEがライセンスキャリアでフィードバックを実施する。アップリンクサブフレームを占有している少なくとも1つのUEのHARQステータスに基づき、基地局が、ダウンリンク伝送に関するCCAにおけるCWSを決定する際、参照サブフレームでスケジューリングされているUEに含まれる各UEがアンライセンスキャリアでフィードバックを実施する場合、基地局は、参照サブフレームに対応するアップリンクサブフレームを占有しているUEのHARQステータスに基づきCWSを決定し、または参照サブフレームでスケジューリングされているUEに含まれる一部のUEがアンライセンスキャリアでフィードバックを実施し、一部のUEがライセンスキャリアでフィードバックを実施する場合、基地局は、アンライセンスキャリア上のアップリンクサブフレームを占有しているUEの、アンライセンスキャリアでフィードバックされるHARQステータスと、UEの、ライセンスキャリアでフィードバックされるHARQステータスとに基づきCWSを決定する。
【0063】
一部の可能な実施方式において、参照サブフレームでスケジューリングされているUEが、HARQステータスをフィードバックするのに用いるアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していることを基地局が発見した場合、基地局は、HARQステータスをフィードバックするのに用いるアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有しているUEがアップリンクサブフレームを占有しているものと決定する。各UEは、参照サブフレームについて、または当該参照サブフレームを含む複数のダウンリンクサブフレームについてHARQステータスをフィードバックしてよい。アップリンクサブフレームは、1つのUEが参照サブフレームについて、または当該参照サブフレームを含む複数のダウンリンクサブフレームについてHARQステータスをフィードバックするのに用いるアップリンクサブフレームを含み、または複数のUEが参照サブフレームについて、または当該参照サブフレームを含む複数のダウンリンクサブフレームについてHARQステータスをフィードバックするのに用いるアップリンクサブフレームを含み、言い換えると、複数のUEは同じアップリンクサブフレームを占有している。
【0064】
一部の可能な実施方式において、基地局は、HARQステータスをフィードバックするのに用いるアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有しているUEのHARQステータスのみに基づきダウンリンク伝送に関するCCAにおけるCWSを決定することに留意されたい。つまり、基地局は、全てのUEのHARQステータスのうち、HARQステータスをフィードバックするのに用いるアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないUEのHARQステータスは無視する。HARQリソースは、アップリンクサブフレーム内の物理層リソースであり、少なくとも1つのダウンリンクサブフレームについてUEがフィードバックする正しい受信を示す状態または誤った受信を示す状態を伝達するのに用いられる物理層リソースである。HARQリソースは具体的に、PUCCHで搬送されてよく、またはPUSCHで搬送されてよい。物理層リソースは、時間周波数領域のリソース、時間周波数のリソース、並びに符号領域リソース、または同様のものを含む。このことに関しては本明細書において限定されない。PUSCHで搬送されるHARQリソースは、時間周波数領域のリソースとして表され、PUCCHで搬送されるHARQリソースは時間周波数領域のリソースまたは符号領域リソースとして表される。
【0065】
UEがアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有しているとは、UEが対応するHARQリソースでHARQステータスフィードバックを送信すること、またはUEが対応するHARQリソースでHARQステータスをフィードバックしないことを含むことに留意されたい。HARQステータスフィードバックは、参照サブフレームが正しく受信されたかを示すUEの応答である。UEが対応するHARQリソースでHARQステータスフィードバックを送信するとは、UEが、アップリンクサブフレーム内のHARQリソースで参照サブフレームについてHARQステータスをフィードバックすること、またはUEが、アップリンクサブフレーム内のHARQリソースで参照サブフレームを含む複数のダウンリンクサブフレームについてHARQステータスをフィードバックすることを含む。フィードバックがアップリンクサブフレーム内の参照サブフレームについてのみ実施される場合、HARQステータスはACK状態またはNACK状態を含む。フィードバックがアップリンクサブフレーム内の参照サブフレームを含む複数のダウンリンクサブフレームについて実施される場合、HARQステータスは、マルチビットの、または共に符号化された(jointly−coded)ACK,NACK,またはDTX情報を含む。UEがHARQリソースを占有しているがHARQステータスをフィードバックしない場合、基地局は依然としてHARQステータスのフィードバック情報を何ら発見しない。例えばHARQリソースがPUSCHで搬送される場合、UEは一部のPUSCHリソースに対してパンクチャリングを実施する必要があり、つまり、PUSCHに対応するアップリンクリソース内の一部のリソース要素(Resource Element,RE)が、HARQ
ステータスフィードバック情報を伝達するHARQリソースとして用いられる。しかしながら、UEがPDCCHを検出せず、PUSCH上のHARQに対応するリソースに対してパンクチャリングを実施せず、それでもデータ情報を送信する可能性がある。この場合、基地局はそれでも、HARQリソース上のHARQステータスについて検出を実施し、何ら有効な情報を取得せず、したがって、UEがアップリンクサブフレームを占有しているのかを判断出来ない。基地局は単に、HARQステータスをフィードバックするのに用いるアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有しているUEがアップリンクサブフレームを占有していると決定する。
【0066】
参照サブフレームでスケジューリングされているUEが、HARQステータスをフィードバックするのに用いるアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していることを基地局が発見した場合、基地局は、UEがHARQステータスの有効なフィードバック情報を送信するものと決定しさえすればよく、具体的なACK/NACK/DTX状態を取得する必要はないことに留意されたい。例えば参照サブフレームについてのものであり、アップリンクサブフレーム内のHARQリソースでUEがフィードバックするHARQステータスはACK/NACK状態であり、基地局は、UEがアップリンクサブフレームを占有していることを決定する際、HARQステータスが具体的にACK状態か、NACK状態かを最初に決定しなくてよい。代替的に、時分割複信(Time Division Duple
x,TDD)モードにおいて、UEは、1より多くのダウンリンクサブフレームについて1つのアップリンクサブフレーム内のHARQリソースでACK/NACK/DTX等のマルチビットの、または共に符号化されたHARQステータス情報をフィードバックし、基地局は単に、UEがその情報を送信したことを知りさえすればよく、上記3つの状態のうち参照サブフレームがどの状態にあるのかを事前に決定する必要はない。基地局は、CWSを決定する際、具体的なHARQステータスフィードバックを参照してHARQステータスセットを決定する必要がある。本願発明の本実施形態において、UEがHARQステータスをフィードバックするのに用いるアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していることを基地局が発見し、かつ、復調を介してACK/NACK等の有効なHARQステータスを基地局が取得した場合、復調を介して取得され得るそのACK状態またはNACK状態は、参照サブフレーム内のHARQステータスセットに追加されてよい。HARQステータスセットは、参照サブフレームについて取得出来る、CWSを決定するために基地局により集められる全てのHARQステータスを含む。UEがHARQステータスをフィードバックするのに用いるアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していることを基地局が発見し、かつ、復調を介してACK/NACK/DTX等の有効なマルチビットの、または共に符号化されたHARQステータスを基地局が取得した場合、復調を介して取得され得るそのACK状態またはNACK状態は、参照サブフレーム内のHARQステータスセットに追加されてよく、または参照サブフレームに対応する検出されたHARQステータスがDTX状態である場合、CWSを決定する際、HARQステータスはNACK状態であると示され、HARQステータスセットに追加される。
【0067】
HARQステータスをフィードバックするのに用いるアップリンクサブフレーム内のHARQリソースをUEは占有しておらず、このことは、UEがLBTの実施に失敗したから、またはUEがPDCCHの検出に失敗したからであり得る。UEによるPDCCHの検出が失敗した場合、UEは、そのUEに対応するアップリンクサブフレーム内のHARQリソースで情報を送信しない。例えばUEが参照サブフレームでPDCCHを検出しない場合、UEは、参照サブフレームに対応するアップリンクサブフレーム内のHARQリソースで情報を送信しない。代替的に、UEが、1つのアップリンクサブフレーム内で1より多くのダウンリンクサブフレームについてHARQステータスをフィードバックする必要があり、UEが、参照サブフレームを含む複数のダウンリンクサブフレームのうち各ダウンリンクサブフレーム内でPDCCHを検出しない場合、UEは、参照サブフレームを含む複数のダウンリンクサブフレームに対応するアップリンクサブフレーム内のHARQリソースでHARQ情報を送信しない。つまり、UEがアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していない場合、基地局は、HARQリソースに何ら有効な情報がないことを発見し、または基地局は、復調を介してACK/NACK等の有効なHARQステータスを取得出来ず(この場合、基地局は、UEのHARQステータスをDTX状態と判断する)、または基地局は、復調を介してACK/NACK/DTX等の有効なマルチビットの、または共に符号化されたHARQステータスを取得出来ない。
【0068】
HARQステータスをフィードバックするのに用いるアップリンクサブフレーム内のHARQリソースをUEが占有していないということは、UEによるLBTの実施の失敗から起こり得、またはUEによるPDCCHの検出の失敗から起こり得る。従来技術での実現方式に基づけば、基地局は、HARQステータスをフィードバックするのに用いるアップリンクサブフレーム内のHARQリソースをUEが占有していないということは、UEによるPDCCHの検出の失敗から起こっていると判断し、UEのHARQステータスをDTX状態と判断し、DTX状態をNACK状態と示し、HARQステータスをHARQステータスセットに追加する。この場合、HARQステータスをフィードバックするのに用いるアップリンクサブフレーム内のHARQリソースをUEが占有していないのは、UEによるLBTの実施の失敗から起こっている場合、従来技術での実現方式に基づけば、チャネルリンク品質は誤って低いものと反映される。
【0069】
一部の可能な実施方式において、HARQステータスをフィードバックするのに用いるアップリンクサブフレーム内のHARQリソースをUEが占有していない場合、本願発明の本実施形態における基地局は、UEのHARQステータスを、LBTの失敗から起こっているDTX状態と判断してよく、UEのDTX状態を無視し、UEのDTX状態を参照サブフレーム内のHARQステータスセットに追加しない。LAAがよく適用されるセルが小さい環境において、小さいセルは密に構成されていることから、UEが、アンライセンススペクトル上のチャネルをプリエンプト出来ない(つまり、UEによるLBTの実施が失敗する)確率が、PDCCHの検出の失敗の確率よりはるかに高い。したがって、基地局は、DTX状態はLBTの失敗から起こっていると判断し、DTX状態を無視し、これにより、CWSに対して実際のリンク品質の影響をより近似的に反映する。DTX状態のアップリンクサブフレームは実際には、UEがPDCCHを検出していないことから起こっているかもしれないが、DTX状態が無視される方法を標準とする影響は比較的小さく、基地局に対する検出の複雑性の要件は比較的低い。
【0070】
一部の可能な実施方式において、参照サブフレームでスケジューリングされているUEがHARQステータスをフィードバックするのに用いるアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないことを基地局が発見した場合、基地局は直接的に、UEのHARQステータスを、LBTの失敗から起こっているDTX状態と判断してよく、UEのHARQステータスを無視してよく、UEのHARQステータスをHARQステータスセットに追加しなくてよい。加えて、参照サブフレームでスケジューリングされているUEがHARQステータスをフィードバックするのに用いるアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないことを検出した場合、基地局はさらに、HARQステータスをフィードバックするのに用いるアップリンクサブフレーム内のHARQリソースをUEが占有していないのは、LBTの失敗から起こっているのかを判断してよく、つまり、基地局はさらに、UEがアンライセンスキャリア上のアップリンクサブフレームを占有しているのかを判断してよい。具体的に実現する際、参照サブフレームでスケジューリングされている複数のUEのうち1または複数のUE(1または複数のUEのうち1つのUEを以下では説明のための例として用い、それはUE1であるものと仮定する)がHARQステータスをフィードバックするのに用いるアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないことを基地局が発見し、かつ、HARQステータスをフィードバックするのに用いるアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないUE1がアップリンクサブフレーム内のHARQリソース以外のアップリンクリソースを占有していることを基地局が発見した場合、基地局は、アップリンクサブフレーム内のHARQリソース以外のアップリンクリソースを占有しているUE1がアップリンクサブフレームを占有していると決定してよい。HARQステータスをフィードバックするのに用いるアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないUE1がアップリンクサブフレーム内のHARQリソース以外のアップリンクリソースを占有していると基地局が決定した場合、HARQリソースで何ら有効な情報が検出されないのはUEによるLBTの実施の失敗から起こっているのではなく、UEによるPDCCHの検出の失敗から起こっていると決定することが出来る。この場合、基地局は、UEのHARQステータスをDTX状態と決定し、UEのHARQステータスをNACK状態と示し、HARQステータスをHARQステータスセットに追加してよい。つまり、先述の状況において基地局は、UEのHARQステータスをDTX状態と決定し、CWSを決定する際、DTX状態を無視しないが、UEのHARQステータスをNACK状態と示す。
【0071】
HARQステータスを送信するアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないUE(例えばUE1であり、以下では説明のための例としてUE1が用いられる)がアップリンクサブフレーム内のHARQリソース以外のアップリンクリソースを占有していると基地局が発見する検出方式は、以下の3つの実現方式のうち任意の1または複数を含んでよいことに留意されたい。 実現方式1
【0072】
HARQステータスをフィードバックするのに用いるアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないUE1が復調参照信号(Demodulation Reference Signal,DMRS)を送信することを基地局が発見した場合、基地局は、UE1がアップリンクサブフレーム内のHARQリソース以外のアップリンクリソースを占有していると決定する。
【0073】
つまり、UE1がHARQステータスをフィードバックするのに用いるアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないことを基地局が発見し、かつ、UE1が送信するDMRS信号を基地局が発見した場合、UEがアップリンクサブフレームを占有していないのは、UEによるLBTの実施の失敗から起こっているのではなく、UEによるPDCCHの検出の失敗から起こっていると決定出来る。この場合、基地局は、UEのHARQステータスをDTX状態と決定し、UEのCWSを決定する際、UEのHARQステータスをNACK状態と示し、HARQステータスをHARQステータスセットに追加してよい。 実現方式2
【0074】
HARQステータスをフィードバックするのに用いるアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないUE1がPUSCHでアップリンクサービス情報を送信することを基地局が発見した場合、基地局は、UE1はアップリンクサブフレーム内のHARQリソース以外のアップリンクリソースを占有していると決定する。
【0075】
つまり、UE1がHARQステータスをフィードバックするのに用いるアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないことを基地局が発見し、かつ、UE1がPUSCHでアップリンクサービス情報を送信することを基地局が発見した場合、UEがアップリンクサブフレームを占有していないのは、UEによるLBTの実施の失敗から起こっているのではなく、UEによるPDCCHの検出の失敗から起こっていると決定出来る。この場合、基地局は、UEのHARQステータスをDTX状態と決定してよく、UEのCWSを決定する際、UEのHARQステータスをNACK状態と示し、HARQステータスをHARQステータスセットに追加してよい。 実現方式3
【0076】
HARQステータスをフィードバックするのに用いるアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないUE1がPUCCHでアップリンク制御情報を送信することを基地局が発見した場合、基地局は、UE1がアップリンクサブフレーム内のHARQリソース以外のアップリンクリソースを占有していると決定する。
【0077】
つまり、UE1がHARQステータスをフィードバックするのに用いるアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないことを基地局が発見し、かつ、UE1がPUCCHでアップリンク制御情報を送信することを基地局が発見した場合、UEがアップリンクサブフレームを占有していないのは、UEによるLBTの実施の失敗から起こっているのではなく、UEによるPDCCHの検出の失敗から起こっていると決定出来る。この場合、基地局は、UEのHARQステータスをDTX状態と決定してよく、UEのCWSを決定する際、UEのHARQステータスをNACK状態と示し、HARQステータスをHARQステータスセットに追加してよい。PUCCHでUE1が送信するアップリンク制御情報は、スケジューリング要求(Scheduling Request,SR)またはチャネル状態情報(Channel State Information,CSI)を含む。
【0078】
さらに、DTX状態がLBTの失敗から起こっているのかを、UEがアップリンクサブフレーム内のHARQリソース以外のアップリンクリソースを占有しているかに基づき基地局が判断する場合、2つの分岐が含まれることに留意されたい。分岐1:UEがHARQリソースのアップリンクサブフレーム内のPUCCHを占有しているのかを検出。分岐2:UEがHARQリソースのアップリンクサブフレーム内のPUSCHを占有しているのかを検出。
【0079】
分岐1:UEがPUCCHでHARQステータスをフィードバックする。
【0080】
PUCCH上のHARQリソースは、PDCCHのDLグラントインジケーションにより示されるか、またはDLグラントのリソースに基づきマッピングおよび計算を介して取得される。したがって、UEは、DLグラントを何ら受信しない場合、HARQステータスをフィードバックしない。この場合、UEに対応するHARQステータスはDTX状態である。しかしながら、SRおよび/または
CSIを含む、PUCCHで定期的に送信される他のUCI情報がある。基地局は、
PUCCHを多重化するようHARQステータスフィードバック並びにSRおよび/または
CSIを構成してよい。SRおよび
CSIは定期的であるよう構成される。UEは、DLグラントを受信したかに関わらず、対応するPUCCHリソースで定期的にSRおよび
CSIを送信する。
【0081】
ケース1に対応して、HARQステータスフィードバックおよび他のUCI情報は
PUCCHを多重化せず、UEは、PUCCHでHARQステータスのみフィードバックする。
【0082】
UEに対応するHARQステータスのみアップリンクサブフレーム内でフィードバックする必要があり、SRおよび/または
CSIを送信する必要がない場合、基地局はそれでも、DTX状態を起こしている原因を決定出来ない。この場合、CWSを決定すべく基地局により用いられるHARQステータスセットは、UEに対応し基地局が検出するHARQステータスに含まれるACK状態またはNACK状態に戻る(falls back)。基地局がHARQリソースで有効な情報を検出しない場合、言い換えると、HARQステータスがDTX状態である場合、CWSを決定する際、DTX状態は無視される。
【0083】
ケース2に対応して、UEは、HARQステータスと、SRおよび/または
CSI等の他のUCI情報とをPUCCHでフィードバックする。
【0084】
アップリンクサブフレーム内のPUCCHがHARQリソースを搬送し、HARQステータスフィードバックと、SRおよび/または
CSIとが
PUCCHを多重化する場合、CWSの調整のために用いられるHARQステータスセットを基地局が決定する方式は以下のことを含む。1.HARQステータスをフィードバックする、参照サブフレームについてのフィードバックに用いられるアップリンクサブフレーム内のHARQリソースをUEが占有していることを基地局が発見する。2.HARQステータスをフィードバックする、参照サブフレームについてのフィードバックに用いられるアップリンクサブフレーム内のHARQリソースをUEが占有していないことを基地局が発見し、かつ、UEが同じPUCCH上の他のUCIリソース、つまり、SRおよび/または
CSIに対応するPUCCHリソースを占有していることを基地局が発見する。基地局は、SRまたは
CSIの存在を検出することにより、UEがアップリンクサブフレームを占有しているのかを判断してよく、これにより、UEに対応するHARQステータスがDTX状態である状況がLBTの失敗から起こっているのかを決定してよい。UEが他のUCIリソースを占有している場合、基地局はLBTの失敗の確率を排除し、UEのCWSを決定する際、UEに対応するHARQステータスをNACK状態と示し、HARQステータスをHARQステータスセットに追加する。UEが任意の他のUCIリソースを占有していない場合、言い換えると、基地局がPUCCHで何ら有効な情報を発見しない場合、DTX状態はLBTの失敗から起こり得、基地局はDTX状態を無視する。もちろん、後者のケースにおいてLBTが成功するかもしれず、基地局は、アップリンクチャネル品質が低いが故に何らPUCCHを発見しない。しかしながら、DTX状態を起こしている原因を基地局が決定出来ないことから、および、LBTの失敗の確率はPUCCHの検出の失敗の確率よりはるかに高いことから、他のUCIが何ら検出されない場合にDTX状態を無視することにより、CWSはより正確に決定され得る。
【0085】
分岐2:UEがPUSCHでHARQステータスをフィードバックする。
【0086】
HARQステータスがPUSCHで伝達される場合、基地局は、UEに対応するHARQステータスのビット情報についてPUSCHのデータリソースに対してパンクチャリングを実施する。したがって、UEがDLグラントを発見し、PDCCHを復調する場合、PUSCHに対して実施されたパンクチャリング後に取得されるHARQリソースはHARQステータス情報で満たされており、またはUEがDLグラントを検出しない場合、UEは、HARQステータスに対応するリソースでHARQステータスのフィードバック情報を送信しない。実際の適用の際、UEはDLグラントを失うが、アップリンクグラント(Uplink grant,UL grant)は失わない可能性があることに留意されたい。例えば基地局がDLグラントとULグラントとをそれぞれ異なる2つのダウンリンクサブフレームで送信し、TDDフレーム構造の時系列等のHARQ時系列に基づき、ULグラントでスケジューリングされているアップリンクサブフレーム内でDLグラントの
ダウンリンクサブフレームに対応するHARQをフィードバックする。UEはDLグラントに対応するダウンリンクサブフレームの受信に失敗するが、ULグラントに対応するダウンリンクサブフレームの受信に成功する。したがって、基地局は、HARQリソースに対応するDTX状態に基づき直接的に、DTX状態が、LBTの失敗から起こっているのか、またはPDCCH
の失敗から起こっているのかを判断出来ない。しかしながら、基地局が、HARQリソースのPUSCHで他のデータ情報を送信する場合、このことは、UEがアップリンクサブフレームを占有していることも示しているかもしれない。したがって、一部の可能な実施方式において、基地局はUEのPUSCHを復調し、UEのCWSを決定する際、UEの、正しく復調されたPUSCHが位置するアップリンクサブフレームに対応するHARQステータスをNACK状態と示し、UEの、誤って復調されたPUSCHが位置するアップリンクサブフレームに対応するHARQステータスを無視する。
【0087】
加えて、DMRSおよびPUSCHデータ情報が同じアップリンクサブフレーム内で送信され、基地局はさらに、アップリンクDMRSの存在を検出することにより、UEが
アップリンクサブフレーム内のHARQリソース以外の
アップリンクリソースを占有しているのかを判断してよい。DMRSが検出された場合、このことは、UEがチャネルをプリエンプトし、PUSCH
データ情報を送信したことを示している。DMRSは符号列であるので、DMRSに対応するシンボルのピーク値がその列に関連する検出を介して検出された場合、UEがDMRSを送信したと判断されてよい。チャネル品質が低いが故にPUSCHが正しく復調されなかった場合でも、UEがアップリンクサブフレームを占有していると判断してよい。PUSCHデータリソースの存在に関する検出と比較し、DMRSの存在に関する検出によりPUSCHは、アップリンクチャネルの品質がより低い場合に検出出来る。したがって、HARQリソースがPUSCHで搬送される場合、CWSの調整のために用いられるHARQステータスセットを基地局が決定する方式は以下の方式を含む。1.UEが、HARQステータスをフィードバックすべく、参照サブフレームについてのフィードバックに用いられるアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していることを基地局が発見する。2.UEが、HARQステータスをフィードバックすべく、参照サブフレームについてのフィードバックに用いられるアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないことを基地局が発見し、かつ、UEが、同じアップリンクサブフレーム内のPUCCHでデータリソースまたはDMRSリソースを占有していることを基地局が発見する。
【0088】
基地局は、UEが参照サブフレームについてのHARQステータスフィードバックで用いられるアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有しているのかということのみを検出することにより、UEがアップリンクサブフレーム内のLBTの実施に成功したかを判断してよく、これにより、CWSを決定してよいことに留意されたい。アップリンクサブフレーム内のHARQリソースがPUCCHで搬送される場合、基地局は、CWSを決定する際、参照サブフレームについてのフィードバックで用いられるPUCCH上のHARQリソースを占有しているUEに対応するHARQステータスのみを考慮し、PUCCH上のHARQリソースを占有していないUEのHARQステータスは無視する。
【0089】
基地局は、UEがアップリンクサブフレーム内のLBTの実施に成功したかについて、以下の2つの方式で判断してもよいことに留意されたい。1.HARQステータスをフィードバックすべく参照サブフレームについてのフィードバックで用いられるアップリンクサブフレーム内のHARQリソースをUEが占有しているのかを検出する。または、2.参照サブフレームについてのフィードバックで用いられるアップリンクサブフレーム内のHARQリソース以外のアップリンクリソースをUEが占有しているのかを検出する。以下のケースのうちいずれか1つが検出された場合、UEがアップリンクサブフレームを占有していること、言い換えると、アップリンクサブフレーム内のLBTが成功したことが示される:参照サブフレームについてのHARQステータスフィードバックで用いられるアップリンクサブフレーム内のHARQリソースをUEが占有している;または参照サブフレームについてのHARQステータスフィードバックで用いられるアップリンクサブフレーム内のHARQリソース以外のアップリンクリソースをUEが占有している。例えば、HARQリソースがPUCCHで搬送される場合、基地局がCWSを決定する際、UEがHARQステータスをフィードバックするPUCCH上のHARQリソースを占有していることを基地局が発見し、またはUEがPUCCH上のHARQリソースを占有していないことを基地局が発見し、かつ、UEが同じPUCCHで他のUCI情報を送信することを基地局が発見した場合、基地局は、UEに対応するDTX状態をNACK状態と示し、HARQステータスをHARQステータスセットに追加し、CWSを決定する。代替的に、例えばHARQリソースがPUSCHで搬送される場合、基地局がCWSを決定する際、UEがHARQステータスをフィードバックするPUSCH上のHARQリソースを占有していることを基地局が発見し、またはUEがPUSCH上のHARQリソースを占有していないことを基地局が発見し、かつ、UEが同じPUSCHでデータ情報またはDMRSを送信することを基地局が発見した場合、基地局は、UEに対応するDTX状態をNACK状態と示し、HARQステータスをHARQステータスセットに追加し、CWSを決定する。
【0090】
分岐1および分岐2に関して、同じUEのPUCCHおよびPUSCHの同時伝送が同じアップリンクサブフレームで許可されるのかについて、異なる基地局同士は要件が異なることに留意されたい。したがって、同じUEのPUCCHおよびPUSCHの同時伝送が同じアップリンクサブフレームで許可されることを示さない基地局に関して、HARQリソースがアップリンクサブフレーム内のPUCCHで搬送される場合、UEが
PUCCHを占有しているのかということのみを基地局は発見し、またはHARQリソースがアップリンクサブフレーム内のPUSCHで搬送される場合、UEがPUSCHチャネルを占有しているのかということのみを基地局は発見する。同じUEのPUCCHおよびPUSCHの同時伝送が同じアップリンクサブフレームで許可されることを示す基地局に関して、HARQリソースがアップリンクサブフレーム内のPUCCHで搬送されるのか、アップリンクサブフレーム内のPUSCHで搬送されるのかに関わらず、基地局は、UEがPUCCHまたはPUSCHのうちいずれか1つを占有しているのかを検出することにより、LBTに失敗したかを判断してよい。例えばHARQリソースがPUCCHで搬送され、UEがデータ情報またはDMRSを送信すべくPUSCHチャネルを占有していることを基地局が発見した場合、LBTが成功したと判断出来る。基地局は、UEのCWSを決定する際、PUCCH上の対応するDTX状態をNACK状態と示し、HARQステータスをHARQステータスセットに追加する。
【0091】
一部の可能な実施方式において、参照サブフレームでスケジューリングされているUEがHARQステータスをフィードバックするのに用いるアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないことを基地局が発見した場合、基地局は直接的に、UEのHARQステータスを、LBTの失敗から起こっているDTX状態と判断してよく、UEのCWSを決定する際、UEのHARQステータスを無視し、UEのHARQステータスをHARQステータスセットに追加しなくてよい。加えて、参照サブフレームでスケジューリングされているUEがHARQステータスをフィードバックするのに用いるアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないことを検出した場合、基地局はさらに、UEがアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないのは、LBTの失敗から起こっているのかを判断してよく、つまり、基地局はさらに、UEがアンライセンスキャリア上のアップリンクサブフレームを占有しているのかを判断してよい。
【0092】
実際の適用の際、UEによるLBTの実施が成功する確率はさらに、CWS、またはCWSに基づき生成されるバックオフカウンタの初期値等のアップリンクセンスパラメータに関連する。CWSがより大きいということ、またはCWSに基づき生成されるバックオフカウンタの初期値がより大きいということは、チャネルにアクセスするまでのUEの待ち時間がより長いこと、および、スケジューリングされているアップリンクサブフレームでチャネルにアクセスする確率がより低いことを示している。反対に、CWSがより小さいということ、またはバックオフカウンタの初期値がより小さいということは、チャネルにアクセスする確率がより高いことを示している。したがって、UEに対応するHARQステータスがDTX状態であると基地局が決定した場合(つまり、参照サブフレームでスケジューリングされているUEがアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないことを基地局が発見した場合)、またはUEがHARQステータスをフィードバックするのに用いるアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないことを基地局が発見し、かつ、UEがPUCCHおよびPUSCHを占有していないことを基地局が発見した場合であり、CWS、またはバックオフカウンタの初期値が比較的大きい場合、UEに対応するHARQステータスがDTX状態である状況がLBTの失敗から起こっている確率は、HARQステータスがDTX状態である状況がPDCCH
の検出の失敗から起こっている確率より高い。この場合、基地局は、DTX状態が起こっているのはLBTの失敗から起こっていると判断し、DTX状態を無視してよい。逆に、CWSがより小さいということ、またはバックオフカウンタの初期値がより小さいということは、UEに対応するHARQステータスがDTX状態である状況がLBTの失敗から起こっている確率がより低いことを示している。この場合、UEに対応するHARQステータスがDTX状態である状況がPDCCH
の検出の失敗から起こっていると基地局は判断し、DTX状態をNACK状態と示し、NACK状態をHARQステータスセットに追加してよい。基地局は、UEのCWSをアップリンクLBTにおいて生成し、UEにCWSを通知してよく、それからUEは、CWSに基づきバックオフカウンタの初期値を生成し、または基地局が直接的に、バックオフカウンタの初期値を生成し、UEに初期値を通知することに留意されたい。したがって、基地局はUEのCWS、またはバックオフカウンタの初期値を把握し、それらパラメータのうち1つに基づき、DTX状態を起こしている原因を判断してよい。
【0093】
具体的に実現する際、参照サブフレームでスケジューリングされている複数のUEのうち1または複数のUE(1または複数のUEのうち1つのUEを以下では説明のための例として用い、それはUE1であると仮定する)がHARQステータスをフィードバックするのに用いるアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないと基地局が発見し、アップリンクサブフレームに関してUE1が実施したCCAにおけるCWSが第1の所定の閾値以下である、または
アップリンクサブフレームに関して少なくとも1つのUEが実施するCCAにおけるCWSに基づき生成されたバックオフカウンタの初期値が第2の所定の閾値以下である場合、UE1がアップリンクサブフレームを占有していると決定される。基地局は、UEのCWSを決定する際、UE1のHARQステータスをNACK状態と示し、HARQステータスをHARQステータスセットに追加してよい。代替的に、UE1がHARQステータスをフィードバックするアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有しておらず、アップリンクサブフレーム内のHARQリソース以外のアップリンクリソースを占有していないと基地局が決定し、アップリンクサブフレームに関してUE1が実施するCCAにおけるCWSが第1の所定の閾値以下である、または
アップリンクサブフレームに関して少なくとも1つのUEが実施するCCAにおけるCWSに基づき生成されるバックオフカウンタの初期値が第2の所定の閾値以下である場合、UE1がアップリンクサブフレームを占有していると決定される。基地局は、UEのCWSを決定する際、UE1のHARQステータスをNACK状態と示し、HARQステータスをHARQステータスセットに追加してよい。
【0094】
さらに、UEに対応するHARQステータスがDTX状態である状況がLBTの失敗から起こっているのかを基地局が判断する場合、その判断は、UEがHARQリソース以外のアップリンクリソースを占有しているのかということに基づき実施されてよく、UEが送信する報告情報に基づき実施されてもよい。UEが基地局へ送信する報告情報は、UEがアップリンクサブフレームを占有しているのかを基地局に通知するのに用いられる。UEは基地局に対して直接的に、アップリンクサブフレーム内のLBTが成功したこと、またはLBTが失敗したことを示すメッセージを報告する。報告情報は、UEが占有しているアップリンクサブフレーム内で伝達されてよく、LBTが失敗したことから占有されていないアップリンクサブフレームの指標を基地局に通知するのに用いられる。UEに対応するHARQステータスがDTX状態であるアップリンクサブフレームが、LBTの失敗をUEが報告しているサブフレームであることを基地局が発見した場合、基地局は、CWSを決定する際、UEのHARQステータス、つまり、DTX状態を無視し、UEのHARQステータスをHARQステータスセットに追加しない。つまり、UE1が報告情報を送信することを基地局が発見した場合、基地局は直接的に、報告情報に基づき、UE1がアップリンクサブフレームを占有しているのかを決定してよい。UE1が送信する報告情報に基づき、UE1がアップリンクサブフレームを占有していないことを基地局が決定した場合、基地局は、CWSを決定する際、UEのHARQステータスを無視する。UE1が送信する報告情報に基づき、UE1がアップリンクサブフレームを占有していると基地局が決定した場合、基地局は、CWSを決定する際、UEのHARQステータスをNACK状態と示す。
【0095】
具体的に実現する際、アップリンクサブフレームを占有しているUEのHARQステータスが決定された後、
基地局は、ダウンリンク伝送に関するCCAにおけるCWSを決定する際、CWSを決定するために用いられるHARQステータスセットに含まれるNACK状態の数に基づき、および、HARQステータスセットに含まれる全HARQステータスの合計数に対するNACK状態の数の比率に基づきCCAにおけるCWSを決定してよい。具体的には、HARQステータスセットに含まれる全HARQステータスの合計数に対するNACK状態の数の比率が予め設定された閾値(例えば80%)を越えた場合、CWSは大きくされ、そうでない場合、CWSは小さくされる。NACK状態の数は、NACK状態と示されるDTX状態の数を含む。
【0096】
本願発明の本実施形態において、基地局は、参照サブフレームでスケジューリングされている複数のUEのうち、アンライセンスキャリア上のアップリンクサブフレームを占有している1または複数のUEを複数の実現方式を用い決定してよく、アップリンクサブフレームを占有している各UEのHARQステータスに基づきダウンリンク伝送に関するCCAにおけるCWSを決定してよい。基地局は、UEのHARQステータスがDTX状態である状況がLBTの失敗から起こっているのか、またはPDCCHの検出の失敗から起こっているのかを決定し、
LBTの失敗から起こっているDTX状態を無視し、PDCCHの検出の失敗から起こっているDTX状態をNACK状態と示し、CWSを決定するためのHARQステータスセットにそのNACK状態を追加することが出来、これにより、ダウンリンク伝送に関するCWSの決定における精度を向上させ、調整されたCWSが過度に大きいが故に基地局の待ち時間を増やしてしまう確率を下げることが出来る。
【0097】
図4を参照すると、
図4は、本願発明の実施形態に係る、クリアチャネルアセスメントにおけるコンテンションウィンドウサイズを決定するための装置の概略構造図である。本願発明の本実施形態で説明されている装置は、
基地局により参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのユーザ機器UEのうち、アンライセンスキャリア上のアップリンクサブフレームを占有している少なくとも1つのUEを決定するよう構成されている第1決定モジュール10であって、アップリンクサブフレームは、基地局により参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEが参照サブフレームについてハイブリッド自動再送要求HARQステータスをフィードバックするのに用いるアップリンクサブフレームである、第1決定モジュール10と、
アップリンクサブフレームを占有している少なくとも1つのUEのHARQステータスに基づきダウンリンク伝送に関するクリアチャネルアセスメントCCAにおけるコンテンションウィンドウサイズCWSを決定するよう構成されている第2決定モジュール20と
を含む。
【0098】
第2決定モジュール20は具体的に、アップリンクサブフレームを占有している少なくとも1つのUEのHARQステータスに基づき、ダウンリンク伝送に関するCCAにおけるCWSを決定することであって、ここで、アンライセンスキャリア上のアップリンクサブフレームを占有しておらず、基地局により参照サブフレームでスケジューリングされているUEのHARQステータスは、ダウンリンク伝送に関するCCAにおけるCWSを決定する要因として用いられない、決定すること、またはアップリンクサブフレームを占有している少なくとも1つのUEのHARQステータスに基づき、ダウンリンク伝送に関するCCAにおけるCWSを決定し、ダウンリンク伝送に関するCCAにおけるCWSを決定する際、アンライセンスキャリア上のアップリンクサブフレームを占有しておらず、基地局により参照サブフレームでスケジューリングされているUEのHARQステータスは無視すること
を実行するよう構成されている。
【0099】
一部の可能な実施方式において、第1決定モジュール10は具体的に、
基地局により参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEが、HARQステータスをフィードバックするアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していることが検出された場合、HARQステータスをフィードバックするアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有している少なくとも1つのUEがアップリンクサブフレームを占有していると決定するよう構成されており、
HARQリソースは、UEがフィードバックするHARQステータスを伝達する物理層リソースである。
【0100】
一部の可能な実施方式において、第1決定モジュール10は具体的に、
基地局により参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEが、HARQステータスをフィードバックするアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないこと、およびHARQステータスをフィードバックするアップリンク
サブフレーム内のHARQリソースを占有していない少なくとも1つのUEがアップリンクサブフレーム内のHARQリソース以外のアップリンクリソースを占有していることが検出された場合、アップリンクサブフレーム内のHARQリソース以外のアップリンクリソースを占有している少なくとも1つのUEがアップリンクサブフレームを占有していると決定するよう構成されており、
HARQリソースは、UEがフィードバックするHARQステータスを伝達する物理層リソースである。
【0101】
一部の可能な実施方式において、第1決定モジュール10は具体的に、
HARQステータスをフィードバックするアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないUEが、復調参照信号DMRSを送信することが検出された場合、UEがアップリンクサブフレーム内のHARQリソース以外のアップリンクリソースを占有していると決定し、または、
HARQステータスをフィードバックするアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないUEが物理アップリンク共有チャネルPUSCHでアップリンクサービス情報を送信することが検出された場合、UEがアップリンクサブフレーム内のHARQリソース以外のアップリンクリソースを占有していると決定し、または、
HARQステータスをフィードバックするアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないUEが物理アップリンク制御チャネルPUCCHでアップリンク制御情報を送信することが検出された場合、UEがアップリンクサブフレーム内のHARQリソース以外のアップリンクリソースを占有していると決定する
よう構成されている。
【0102】
一部の可能な実施方式において、HARQステータスをフィードバックするアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないUEがPUCCHで送信する検出されたアップリンク制御情報は、スケジューリング要求SRおよび/またはチャネル状態情報CSIを含む。
【0103】
一部の可能な実施方式において、
第1決定モジュール10は具体的に、基地局により参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEが、HARQステータスをフィードバックするアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないことが検出され、かつ、アップリンクサブフレームに関して少なくとも1つのUEが実施するCCAにおけるCWSが第1の所定の閾値以下である、または
アップリンクサブフレームに関して少なくとも1つのUEが実施するCCAにおけるCWSに基づき生成されるバックオフカウンタの初期値が第2の所定の閾値以下である場合、少なくとも1つのUEがアップリンクサブフレームを占有していると決定するよう構成されており、
HARQリソースは、UEがフィードバックするHARQステータスを伝達する物理層リソースである。
【0104】
一部の可能な実施方式において、第1決定モジュール10は具体的に、基地局により参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEがHARQステータスをフィードバックするアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有しておらず、HARQリソース以外のアップリンクリソースを占有していないことが検出され、かつ、アップリンクサブフレームに関して少なくとも1つのUEが実施するCCAにおけるCWSが第1の所定の閾値以下である、または
アップリンクサブフレームに関して少なくとも1つのUEが実施するCCAにおけるCWSに基づき生成されるバックオフカウンタの初期値が第2の所定の閾値以下である場合、少なくとも1つのUEがアップリンクサブフレームを占有していると決定するよう構成されている。
【0105】
一部の可能な実施方式において、第1決定モジュール10は具体的に
参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEが送信する報告情報を受信することであって、報告情報は、少なくとも1つのUEがアップリンクサブフレームを占有していることを示すのに用いられる、受信することと、
少なくとも1つのUEがアップリンクサブフレームを占有していると決定することと
を実行するよう構成されている。
【0106】
具体的に実現する際、クリアチャネルアセスメントにおけるコンテンションウィンドウサイズを決定するための装置は具体的に、本願発明の本実施形態で説明されている基地局であってよく、本願発明の実施形態で提供されるクリアチャネルアセスメントにおけるコンテンションウィンドウサイズを決定するための方法の実施形態で説明されている実現方式を実行するよう構成されていてよい。詳細に関しては、方法の実施形態における各段階で説明されている実現方式を参照されたく、詳細はここで改めて説明しない。
【0107】
本願発明の本実施形態において、基地局は、参照サブフレームでスケジューリングされている複数のUEのうち、アンライセンスキャリア上のアップリンクサブフレームを占有している1または複数のUEを複数の実現方式を用い決定してよく、アップリンクサブフレームを占有している各UEのHARQステータスに基づきダウンリンク伝送に関するCCAにおけるCWSを決定してよい。基地局は、UEのHARQステータスがDTX状態である状況がLBTの失敗から起こっているのか、またはPDCCHの検出の失敗から起こっているのかを決定し、
LBTの失敗から起こっているDTX状態を無視し、PDCCHの検出の失敗から起こっているDTX状態をNACK状態と示し、CWSを決定するためのHARQステータスセットにそのNACK状態を追加することが出来、これにより、ダウンリンク伝送に関するCWSの決定における精度を向上させ、調整されたCWSが過度に大きいが故に基地局の待ち時間を増やしてしまう確率を下げることが出来る。
【0108】
図5を参照すると、
図5は、本願発明の実施形態に係る基地局の概略構造図である。本願発明の本実施形態で説明されている基地局は、メモリ1000とプロセッサ2000とを含む。メモリ1000は、プロセッサ2000に接続されている。
【0109】
メモリ1000は、プログラムコードセットを格納するよう構成されている。
【0110】
プロセッサ2000は、メモリ1000に格納されたプログラムコードを呼び出し、
基地局により参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのユーザ機器UEのうち、アンライセンスキャリア上のアップリンクサブフレームを占有している少なくとも1つのUEを決定するオペレーションであって、アップリンクサブフレームは、基地局により参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEが参照サブフレームについてハイブリッド自動再送要求HARQステータスをフィードバックするのに用いるアップリンクサブフレームである、オペレーションと、
アップリンクサブフレームを占有している少なくとも1つのUEのHARQステータスに基づき、ダウンリンク伝送に関するクリアチャネルアセスメントCCAにおけるコンテンションウィンドウサイズCWSを決定するオペレーションと
を実施するよう構成されている。
【0111】
一部の可能な実施方式において、プロセッサ2000は具体的に、
基地局により参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEが、HARQステータスをフィードバックするアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していることが検出された場合、HARQステータスをフィードバックするアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有している少なくとも1つのUEがアップリンクサブフレームを占有していると決定するよう構成されており、
HARQリソースは、UEがフィードバックするHARQステータスを伝達する物理層リソースである。
【0112】
一部の可能な実施方式において、プロセッサ2000は具体的に、
基地局により参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEが、HARQステータスをフィードバックするアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないこと、およびHARQステータスをフィードバックするアップリンク
サブフレーム内のHARQリソースを占有していない少なくとも1つのUEがアップリンクサブフレーム内のHARQリソース以外のアップリンクリソースを占有していることが検出された場合、アップリンクサブフレーム内のHARQリソース以外のアップリンクリソースを占有している少なくとも1つのUEがアップリンクサブフレームを占有していると決定するよう構成されており、
HARQリソースは、UEがフィードバックするHARQステータスを伝達する物理層リソースである。
【0113】
一部の可能な実施方式において、プロセッサ2000は具体的に、
HARQステータスをフィードバックするアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないUEが、復調参照信号DMRSを送信することが検出された場合、UEがアップリンクサブフレーム内のHARQリソース以外のアップリンクリソースを占有していると決定し、または、
HARQステータスをフィードバックするアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないUEが物理アップリンク共有チャネルPUSCHでアップリンクサービス情報を送信することが検出された場合、UEがアップリンクサブフレーム内のHARQリソース以外のアップリンクリソースを占有していると決定し、または、
HARQステータスをフィードバックするアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないUEが物理アップリンク制御チャネルPUCCHでアップリンク制御情報を送信することが検出された場合、UEがアップリンクサブフレーム内のHARQリソース以外のアップリンクリソースを占有していると決定する
よう構成されている。
【0114】
一部の可能な実施方式において、HARQステータスをフィードバックするアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないUEがPUCCHで送信する検出されたアップリンク制御情報は、スケジューリング要求SRおよび/またはチャネル状態情報CSIを含む。
【0115】
一部の可能な実施方式において、プロセッサ2000は具体的に、基地局により参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEが、HARQステータスをフィードバックするアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないことが検出され、かつ、アップリンクサブフレームに関して少なくとも1つのUEが実施するCCAにおけるCWSが第1の所定の閾値以下である、または
アップリンクサブフレームに関して少なくとも1つのUEが実施するCCAにおけるCWSに基づき生成されるバックオフカウンタの初期値が第2の所定の閾値以下である場合、少なくとも1つのUEがアップリンクサブフレームを占有していると決定するよう構成されており、
HARQリソースは、UEがフィードバックするHARQステータスを伝達する物理層リソースである。
【0116】
一部の可能な実施方式において、プロセッサ2000は具体的に、基地局により参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEがHARQステータスをフィードバックするアップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有しておらず、HARQリソース以外のアップリンクリソースを占有していないことが検出され、かつ、アップリンクサブフレームに関して少なくとも1つのUEが実施するCCAにおけるCWSが第1の所定の閾値以下である、または
アップリンクサブフレームに関して少なくとも1つのUEが実施するCCAにおけるCWSに基づき生成されるバックオフカウンタの初期値が第2の所定の閾値以下である場合、少なくとも1つのUEがアップリンクサブフレームを占有していると決定するよう構成されている。
【0117】
一部の可能な実施方式において、プロセッサ2000は具体的に、
基地局により参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEが送信する報告情報を受信することであって、報告情報は、少なくとも1つのUEがアップリンクサブフレームを占有していることを示すのに用いられる、受信することと、
少なくとも1つのUEがアップリンクサブフレームを占有していると決定することと
を実行するよう構成されている。
【0118】
具体的に実現する際、本願発明の本実施形態で説明されている基地局は、本願発明の実施形態で提供されるクリアチャネルアセスメントにおけるコンテンションウィンドウサイズを決定するための方法の実施形態で説明されている実現方式を実行するよう構成されていてよい。詳細に関しては、方法の実施形態における各段階で説明されている実現方式を参照されたく、詳細はここで改めて説明しない。
【0119】
本願発明の本実施形態において、基地局は、参照サブフレームでスケジューリングされている複数のUEのうち、アンライセンスキャリア上のアップリンクサブフレームを占有している1または複数のUEを複数の実現方式を用い決定してよく、アップリンクサブフレームを占有している各UEのHARQステータスに基づきダウンリンク伝送に関するCCAにおけるCWSを決定してよい。基地局は、UEのHARQステータスがDTX状態である状況がLBTの失敗から起こっているのか、またはPDCCHの検出の失敗から起こっているのかを決定し、
LBTの失敗から起こっているDTX状態を無視し、PDCCHの検出の失敗から起こっているDTX状態をNACK状態と示し、CWSを決定するためのHARQステータスセットにそのNACK状態を追加することが出来、これにより、ダウンリンク伝送に関するCWSの決定における精度を向上させ、調整されたCWSが過度に大きいが故に基地局の待ち時間を増やしてしまう確率を下げることが出来る。
【0120】
関連するハードウェアにコンピュータプログラムが命令することにより、実施形態における複数の方法のプロセスのうち全てまたは一部を実現出来ることを当業者は理解し得よう。そのプログラムはコンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。そのプログラムが起動されたとき、実施形態における方法のそれらプロセスが実施される。先述の記憶媒体は、磁気ディスク、光学式ディスク、読み取り専用メモリ(Read−Only Memory,ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)、または同様のものを含んでよい。
【0121】
上記にて開示されたのは単に本願発明の実施形態の例であり、もちろん本願発明の保護範囲を限定することは意図されていない。したがって、本願発明の請求項に従って成される同等の変形例が、本願発明の範囲に含まれるものとする。
(項目1)
参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのユーザ機器UEのうち、アンライセンスキャリア上のアップリンクサブフレームを占有している少なくとも1つのUEを基地局が決定する段階であって、上記アップリンクサブフレームは、上記基地局により上記参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEが上記参照サブフレームについてハイブリッド自動再送要求HARQステータスをフィードバックするのに用いるアップリンクサブフレームである、段階と、
上記アップリンクサブフレームを占有している上記少なくとも1つのUEのHARQステータスに基づき、ダウンリンク伝送に関するクリアチャネルアセスメントCCAにおけるコンテンションウィンドウサイズCWSを上記基地局が決定する段階と
を備える、クリアチャネルアセスメントにおけるコンテンションウィンドウサイズを決定するための方法。
(項目2)
参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEのうち、アンライセンスキャリア上のアップリンクサブフレームを占有している少なくとも1つのUEを基地局が決定する上記段階は、上記参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEが、HARQステータスをフィードバックする上記アップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していることを上記基地局が発見した場合、上記アップリンクサブフレーム内の上記HARQリソースを占有している上記少なくとも1つのUEが、上記アップリンクサブフレームを占有していると決定する段階を有し、
上記HARQリソースは、上記UEがフィードバックする上記HARQステータスを伝達する物理層リソースである、
項目1に記載の方法。
(項目3)
参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのユーザ機器UEのうち、アンライセンスキャリア上のアップリンクサブフレームを占有している少なくとも1つのUEを基地局が決定する上記段階は、上記参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEが、HARQステータスをフィードバックする上記アップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないことを上記基地局が発見し、かつ、上記HARQステータスをフィードバックする上記アップリンクリソース内の上記HARQリソースを占有していない上記少なくとも1つのUEが上記アップリンクサブフレーム内の上記HARQリソース以外のアップリンクリソースを占有していることを上記基地局が発見した場合、上記アップリンクサブフレーム内の上記HARQリソース以外の上記アップリンクリソースを占有している上記少なくとも1つのUEが上記アップリンクサブフレームを占有していると決定する段階を有し、
上記HARQリソースは、上記UEがフィードバックする上記HARQステータスを伝達する物理層リソースである、
項目1または2に記載の方法。
(項目4)
上記HARQステータスをフィードバックする上記アップリンクリソース内の上記HARQリソースを占有していない上記少なくとも1つのUEが上記アップリンクサブフレーム内の上記HARQリソース以外のアップリンクリソースを占有していることを上記基地局が発見するとは、
上記HARQステータスをフィードバックする上記アップリンクサブフレーム内の上記HARQリソースを占有していない上記UEが、復調参照信号DMRSを送信することを上記基地局が発見した場合、上記UEが上記アップリンクサブフレーム内の上記HARQリソース以外の上記アップリンクリソースを占有していると決定すること、または、
上記HARQステータスをフィードバックする上記アップリンクサブフレーム内の上記HARQリソースを占有していない上記UEが物理アップリンク共有チャネルPUSCHでアップリンクサービス情報を送信することを上記基地局が発見した場合、上記UEが上記アップリンクサブフレーム内の上記HARQリソース以外の上記アップリンクリソースを占有していると決定すること、または、
上記HARQステータスをフィードバックする上記アップリンクサブフレーム内の上記HARQリソースを占有していない上記UEが物理アップリンク制御チャネルPUCCHでアップリンク制御情報を送信することを上記基地局が発見した場合、上記UEが上記アップリンクサブフレーム内の上記HARQリソース以外の上記アップリンクリソースを占有していると決定すること
を含む、項目3に記載の方法。
(項目5)
上記HARQステータスをフィードバックする上記アップリンクサブフレーム内の上記HARQリソースを占有していない上記UEが上記PUCCHで送信する上記アップリンク制御情報であって、上記基地局が検出する上記アップリンク制御情報は、スケジューリング要求SRおよび/またはチャネル状態情報CSIを含む、項目4に記載の方法。
(項目6)
参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEのうち、アンライセンスキャリア上のアップリンクサブフレームを占有している少なくとも1つのUEを基地局が決定する上記段階は、上記参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEが、HARQステータスをフィードバックする上記アップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないことを上記基地局が発見し、かつ、上記アップリンクサブフレームに関して上記少なくとも1つのUEが実施するCCAにおけるCWSが第1の所定の閾値以下である、または上記CWSに基づき生成されるバックオフカウンタの初期値が第2の所定の閾値以下である場合、上記少なくとも1つのUEが上記アップリンクサブフレームを占有していると決定する段階を有し、
上記HARQリソースは、上記UEがフィードバックする上記HARQステータスを伝達する物理層リソースである、
項目1または2に記載の方法。
(項目7)
参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEのうち、アンライセンスキャリア上のアップリンクサブフレームを占有している少なくとも1つのUEを基地局が決定する上記段階は、上記参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEが、上記HARQステータスをフィードバックする上記アップリンクサブフレーム内の上記HARQリソースを占有しておらず、上記HARQリソース以外の上記アップリンクリソースを占有していないことを上記基地局が発見し、かつ、上記アップリンクサブフレームに関して上記少なくとも1つのUEが実施するCCAにおけるCWSが第1の所定の閾値以下である、または上記CWSに基づき生成されるバックオフカウンタの初期値が第2の所定の閾値以下である場合、上記少なくとも1つのUEが上記アップリンクサブフレームを占有していると決定する段階を有する、項目3から5のいずれか一項に記載の方法。
(項目8)
参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEのうち、アンライセンスキャリア上のアップリンクサブフレームを占有している少なくとも1つのUEを基地局が決定する上記段階は、
上記参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEが送信する報告情報を上記基地局が受信する段階であって、上記報告情報は、上記少なくとも1つのUEが上記アップリンクサブフレームを占有していることを示すのに用いられる、段階と、
上記少なくとも1つのUEが上記アップリンクサブフレームを占有していると上記基地局が決定する段階と
を有する、項目1に記載の方法。
(項目9)
基地局により参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのユーザ機器UEのうち、アンライセンスキャリア上のアップリンクサブフレームを占有している少なくとも1つのUEを決定するよう構成されている第1決定モジュールであって、上記アップリンクサブフレームは、上記基地局により上記参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEが上記参照サブフレームについてハイブリッド自動再送要求HARQステータスをフィードバックするのに用いるアップリンクサブフレームである、第1決定モジュールと、
上記アップリンクサブフレームを占有している上記少なくとも1つのUEのHARQステータスに基づき、ダウンリンク伝送に関するクリアチャネルアセスメントCCAにおけるコンテンションウィンドウサイズCWSを決定するよう構成されている第2決定モジュールと
を備える、クリアチャネルアセスメントにおけるコンテンションウィンドウサイズを決定するための装置。
(項目10)
上記第1決定モジュールは具体的に、上記基地局により上記参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEが、HARQステータスをフィードバックする上記アップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していることが検出された場合、上記HARQステータスをフィードバックする上記アップリンクサブフレーム内の上記HARQリソースを占有している上記少なくとも1つのUEが上記アップリンクサブフレームを占有していると決定するよう構成されており、
上記HARQリソースは、上記UEがフィードバックする上記HARQステータスを伝達する物理層リソースである、
項目9に記載の決定装置。
(項目11)
上記第1決定モジュールは具体的に、上記基地局により上記参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEが、HARQステータスをフィードバックする上記アップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないこと、および上記HARQステータスをフィードバックする上記アップリンクリソース内の上記HARQリソースを占有していない上記少なくとも1つのUEが上記アップリンクサブフレーム内の上記HARQリソース以外のアップリンクリソースを占有していることが検出された場合、上記アップリンクサブフレーム内の上記HARQリソース以外の上記アップリンクリソースを占有している上記少なくとも1つのUEが上記アップリンクサブフレームを占有していると決定するよう構成されており、
上記HARQリソースは、上記UEがフィードバックする上記HARQステータスを伝達する物理層リソースである、
項目9または10に記載の決定装置。
(項目12)
上記第1決定モジュールは具体的に、
上記HARQステータスをフィードバックする上記アップリンクサブフレーム内の上記HARQリソースを占有していない上記UEが、復調参照信号DMRSを送信することが検出された場合、上記UEが上記アップリンクサブフレーム内の上記HARQリソース以外の上記アップリンクリソースを占有していると決定し、または、
上記HARQステータスをフィードバックする上記アップリンクサブフレーム内の上記HARQリソースを占有していない上記UEが物理アップリンク共有チャネルPUSCHでアップリンクサービス情報を送信することが検出された場合、上記UEが上記アップリンクサブフレーム内の上記HARQリソース以外の上記アップリンクリソースを占有していると決定し、または、
上記HARQステータスをフィードバックする上記アップリンクサブフレーム内の上記HARQリソースを占有していない上記UEが物理アップリンク制御チャネルPUCCHでアップリンク制御情報を送信することが検出された場合、上記UEが上記アップリンクサブフレーム内の上記HARQリソース以外の上記アップリンクリソースを占有していると決定する
よう構成されている、項目11に記載の決定装置。
(項目13)
上記HARQステータスをフィードバックする上記アップリンクサブフレーム内の上記HARQリソースを占有していない上記UEが上記PUCCHで送信する検出された上記アップリンク制御情報は、スケジューリング要求SRおよび/またはチャネル状態情報CSIを含む、項目12に記載の決定装置。
(項目14)
上記第1決定モジュールは具体的に、上記基地局により上記参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEが、HARQステータスをフィードバックする上記アップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないことが検出され、かつ、上記アップリンクサブフレームに関して上記少なくとも1つのUEが実施するCCAにおけるCWSが第1の所定の閾値以下である、または上記CWSに基づき生成されるバックオフカウンタの初期値が第2の所定の閾値以下である場合、上記少なくとも1つのUEが上記アップリンクサブフレームを占有していると決定するよう構成されており、
上記HARQリソースは、上記UEがフィードバックする上記HARQステータスを伝達する物理層リソースである、
項目9または10に記載の決定装置。
(項目15)
上記第1決定モジュールは具体的に、上記基地局により上記参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEが上記HARQステータスをフィードバックする上記アップリンクサブフレーム内の上記HARQリソースを占有しておらず、上記HARQリソース以外の上記アップリンクリソースを占有していないことが検出され、かつ、上記アップリンクサブフレームに関して上記少なくとも1つのUEが実施するCCAにおけるCWSが第1の所定の閾値以下である、または上記CWSに基づき生成されるバックオフカウンタの初期値が第2の所定の閾値以下である場合、上記少なくとも1つのUEが上記アップリンクサブフレームを占有していると決定するよう構成されている、項目11から13のいずれか一項に記載の決定装置。
(項目16)
上記第1決定モジュールは具体的に、
上記参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEが送信する報告情報を受信することであって、上記報告情報は、上記少なくとも1つのUEが上記アップリンクサブフレームを占有していることを示すのに用いられる、受信することと、
上記少なくとも1つのUEが上記アップリンクサブフレームを占有していると決定することと
を実行するよう構成されている、項目9に記載の決定装置。
(項目17)
メモリと、
プロセッサと
を備え、
上記メモリは上記プロセッサに接続されており、
上記メモリはプログラムコードセットを格納するよう構成されており、
上記プロセッサは、上記メモリに格納された上記プログラムコードを呼び出し、
基地局により参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのユーザ機器UEのうち、アンライセンスキャリア上のアップリンクサブフレームを占有している少なくとも1つのUEを決定するオペレーションであって、上記アップリンクサブフレームは、上記基地局により上記参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEが上記参照サブフレームについてハイブリッド自動再送要求HARQステータスをフィードバックするのに用いるアップリンクサブフレームである、オペレーションと、
上記アップリンクサブフレームを占有している上記少なくとも1つのUEのHARQステータスに基づき、ダウンリンク伝送に関するクリアチャネルアセスメントCCAにおけるコンテンションウィンドウサイズCWSを決定するオペレーションと
を実施するよう構成されている、基地局。
(項目18)
上記プロセッサは具体的に、
上記基地局により上記参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEが、HARQステータスをフィードバックする上記アップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していることが検出された場合、上記HARQステータスをフィードバックする上記アップリンクサブフレーム内の上記HARQリソースを占有している上記少なくとも1つのUEが上記アップリンクサブフレームを占有していると決定するよう構成されており、
上記HARQリソースは、上記UEがフィードバックする上記HARQステータスを伝達する物理層リソースである、
項目17に記載の基地局。
(項目19)
上記プロセッサは具体的に、上記基地局により上記参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEが、HARQステータスをフィードバックする上記アップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないこと、および上記HARQステータスをフィードバックする上記アップリンクリソース内の上記HARQリソースを占有していない上記少なくとも1つのUEが上記アップリンクサブフレーム内の上記HARQリソース以外のアップリンクリソースを占有していることが検出された場合、上記アップリンクサブフレーム内の上記HARQリソース以外の上記アップリンクリソースを占有している上記少なくとも1つのUEが上記アップリンクサブフレームを占有していると決定するよう構成されており、
上記HARQリソースは、上記UEがフィードバックする上記HARQステータスを伝達する物理層リソースである、
項目17または18に記載の基地局。
(項目20)
上記プロセッサは具体的に、
上記HARQステータスをフィードバックする上記アップリンクサブフレーム内の上記HARQリソースを占有していない上記UEが、復調参照信号DMRSを送信することが検出された場合、上記UEが上記アップリンクサブフレーム内の上記HARQリソース以外の上記アップリンクリソースを占有していると決定し、または、
上記HARQステータスをフィードバックする上記アップリンクサブフレーム内の上記HARQリソースを占有していない上記UEが物理アップリンク共有チャネルPUSCHでアップリンクサービス情報を送信することが検出された場合、上記UEが上記アップリンクサブフレーム内の上記HARQリソース以外の上記アップリンクリソースを占有していると決定し、または、
上記HARQステータスをフィードバックする上記アップリンクサブフレーム内の上記HARQリソースを占有していない上記UEが物理アップリンク制御チャネルPUCCHでアップリンク制御情報を送信することが検出された場合、上記UEが上記アップリンクサブフレーム内の上記HARQリソース以外の上記アップリンクリソースを占有していると決定する
よう構成されている、項目19に記載の基地局。
(項目21)
上記HARQステータスをフィードバックする上記アップリンクサブフレーム内の上記HARQリソースを占有していない上記UEが上記PUCCHで送信する検出された上記アップリンク制御情報は、スケジューリング要求SRおよび/またはチャネル状態情報CSIを含む、項目20に記載の基地局。
(項目22)
上記プロセッサは具体的に、上記基地局により上記参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEが、HARQステータスをフィードバックする上記アップリンクサブフレーム内のHARQリソースを占有していないことが検出され、かつ、上記アップリンクサブフレームに関して上記少なくとも1つのUEが実施するCCAにおけるCWSが第1の所定の閾値以下である、または上記CWSに基づき生成されるバックオフカウンタの初期値が第2の所定の閾値以下である場合、上記少なくとも1つのUEが上記アップリンクサブフレームを占有していると決定するよう構成されており、
上記HARQリソースは、上記UEがフィードバックする上記HARQステータスを伝達する物理層リソースである、
項目17または18に記載の基地局。
(項目23)
上記プロセッサは具体的に、上記基地局により上記参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEが上記HARQステータスをフィードバックする上記アップリンクサブフレーム内の上記HARQリソースを占有しておらず、上記HARQリソース以外の上記アップリンクリソースを占有していないことが検出され、かつ、上記アップリンクサブフレームに関して上記少なくとも1つのUEが実施するCCAにおけるCWSが第1の所定の閾値以下である、または上記CWSに基づき生成されるバックオフカウンタの初期値が第2の所定の閾値以下である場合、上記少なくとも1つのUEが上記アップリンクサブフレームを占有していると決定するよう構成されている、項目19から21のいずれか一項に記載の基地局。
(項目24)
上記プロセッサは具体的に、
上記基地局により上記参照サブフレームでスケジューリングされている少なくとも1つのUEが送信する報告情報を受信することであって、上記報告情報は、上記少なくとも1つのUEが上記アップリンクサブフレームを占有していることを示すのに用いられる、受信することと、
上記少なくとも1つのUEが上記アップリンクサブフレームを占有していると決定することと
を実行するよう構成されている、項目19に記載の基地局。