【文献】
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【文献】
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【文献】
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【文献】
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【文献】
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(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1のアップリンクスケジューリング許可および前記第2のアップリンクスケジューリング許可のうちの少なくとも1つに基づいて前記第1のアップリンクサブフレーム中で前記アップリンク送信を実行することが、前記第1のアップリンクスケジューリング許可および前記第2のアップリンクスケジューリング許可のうちの直近のアップリンクスケジューリング許可を選択することを含む、請求項1に記載の方法。
前記第1のアップリンクスケジューリング許可および前記第2のアップリンクスケジューリング許可のうちの少なくとも1つに基づいて前記第1のアップリンクサブフレーム中で前記アップリンク送信を実行することが、前記第1のアップリンクサブフレームより少なくとも最小数のサブフレーム前のダウンリンクサブフレーム中で受信されたアップリンクスケジューリング許可を選択することを含む、請求項1に記載の方法。
前記第1のアップリンクスケジューリング許可は、無線フレームのどのサブフレームがアップリンク送信のために利用可能であるかを定義するフレーム構造に基づくいくつかのサブフレームのためのものである、請求項1に記載の方法。
前記アップリンク送信のための前記HARQプロセス識別子に基づいて第2のアップリンクサブフレーム中の第2のアップリンク送信に第2のHARQプロセス識別子を割り当てることをさらに備え、ここにおいて、前記第1のアップリンクスケジューリング許可がまた、前記第2のアップリンクサブフレームのためのものであり、ここにおいて、前記第2のアップリンクサブフレームが前記第1のアップリンクサブフレームの後にある、請求項1に記載の方法。
前記第1のアップリンクスケジューリング許可を受信することが、第1のキャリア上で前記第1のアップリンクスケジューリング許可を受信することを備え、前記第2のアップリンクスケジューリング許可を受信することが、第2のキャリア上で前記第2のアップリンクスケジューリング許可を受信することを備える、請求項1に記載の方法。
前記アップリンク送信が、前記アップリンク送信のために使用される前記第1のアップリンクスケジューリング許可および前記第2のアップリンクスケジューリング許可のうちの前記少なくとも1つの指示を含む、請求項1に記載の方法。
アップリンク送信が前記第1のアップリンクサブフレームの直前に来るサブフレーム中でスケジュールされないとき、前記アップリンク送信より前にクリアチャネルアセスメントを実行することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
第2のアップリンクサブフレーム中の第2のアップリンク送信より前に第2のクリアチャネルアセスメントを実行すべきかどうかを決定することをさらに備え、ここにおいて、前記第1のアップリンクスケジューリング許可および前記第2のアップリンクスケジューリング許可のうちの少なくとも1つがまた、前記第2のアップリンクサブフレームのためのものであり、ここにおいて、前記第2のアップリンクサブフレームが同じフレーム内で前記第1のアップリンクサブフレームの後にある、請求項10に記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0021】
[0030]本開示は、いくつかの態様では、特に、無認可スペクトルにおいて、許可を使用してアップリンク送信をスケジュールすることに関する。通信システムは、スペクトル(たとえば、チャネル、キャリア、または周波数帯域)の同じ部分を介したダウンリンク送信とアップリンク送信の両方を可能にするために、時分割複信(TDD)を使用し得る。たとえば、キャリア上の送信は、フレーム構造で編成され得る。たとえば、LTEフレーム構造が使用され得、無線フレーム、LTEフレーム、およびフレームという用語は互換的に使用され得る。一態様では、TDDフレーム構造を有するフレームは、ダウンリンクサブフレームと、アップリンクサブフレームと、スペシャルサブフレームとを含み得る。eノードBは、ダウンリンクサブフレーム中にUEにスケジューリング許可を送信し得る。スケジューリング許可は、1つまたは複数のサブフレーム中のアップリンク送信のために使用するために、UEに、リソース要素(RE)、変調およびコーディング方式(MCS)、ならびに/または波形を割り当て得る。一態様では、無認可スペクトルにおけるLTEのためのスケジューリングシステムは、変化する状態のためのフレキシビリティとシグナリングオーバーヘッドとを平衡させる必要があり得る。
【0022】
[0031]一態様では、eノードBは、1つまたは複数のアップリンクサブフレームのために後続のダウンリンクサブフレーム中に1つまたは複数の追加のスケジューリング許可を送信し得る。さらに、いくつかの態様では、第2のキャリア上で動作する2次eノードBなど、第2のeノードBも、追加のアップリンクスケジューリング許可を与え得る。したがって、UEは、同じアップリンクサブフレームのために2つまたはそれ以上のスケジューリング許可を受信し得る。一態様では、UEは、アップリンクサブフレーム中のアップリンク送信のためのアップリンクスケジューリング許可のうちの1つを選択し得る。たとえば、これに限定しないが、UEは、直近に受信されたアップリンクスケジューリング許可を選択し得る。UEはまた、選択されたスケジューリング許可の指示をアップリンク送信中に含め得る。
【0023】
[0032]特定の開示する態様を対象とする以下の説明および関連する図面において、本開示の態様が提供される。本開示の範囲から逸脱することなく、代替態様が考案され得る。さらに、より関連する詳細を不明瞭にしないように、本開示のよく知られている態様については詳細に説明しないことがあるか、または省略することがある。さらに、多くの態様について、たとえば、コンピューティングデバイスの要素によって実行されるべき一連のアクションに関して説明する。本明細書で説明する様々なアクションは、特定の回路(たとえば、特定用途向け集積回路(ASIC))によって、1つまたは複数のプロセッサによって実行されるプログラム命令によって、あるいは両方の組合せによって実行され得ることを認識されよう。さらに、本明細書で説明するこれらの一連のアクションは、実行時に、本明細書で説明する機能を実行することを関連するプロセッサに行わせるであろう、コンピュータ命令の対応するセットを記憶した任意の形態のコンピュータ可読記憶媒体内で全体として実施されるべきものと見なされ得る。したがって、本開示の様々な態様は、すべてが請求する主題の範囲内に入ることが企図されているいくつかの異なる形態で実施され得る。さらに、本明細書で説明する態様の各々について、任意のそのような態様の対応する形態について、本明細書では、たとえば、説明するアクションを実行する「ように構成された論理」として説明することがある。
【0024】
[0033]
図1に、例示的な通信システム100(たとえば、通信ネットワークの一部分)のいくつかのノードを示す。説明のために、本開示の様々な態様について、1つまたは複数のユーザ機器(UE)110および発展型ノードB(eノードB)160のコンテキストにおいて説明する。ユーザ機器(UE)110は、eノードB160と通信していることがある。eノードB160は、UE110のためのアップリンク送信152をスケジュールし得る。たとえば、eノードB160は、アップリンクサブフレームにおけるアップリンク送信のために使用するために、UE110のための少なくともリソースと変調およびコーディング方式とを示すアップリンクスケジューリング許可150を送信し得る。一態様では、「許可」および「アップリンクスケジューリング許可」という用語は、アップリンクスケジューリング許可150を指すために互換的に使用され得る。さらに、「受信された許可」という用語は、UE110によって受信されたアップリンクスケジューリング許可150を指すために使用され得る。ただし、本明細書の教示は、他の用語を使用して参照される他のタイプの装置または他の同様の装置に適用可能であり得ることを諒解されたい。たとえば、様々な実装形態では、eノードB160は、アクセスポイント、基地局、ノードB、ホームノードB、ホームeノードB、スモールセル、マクロセル、フェムトセルなどと呼ばれることがあるか、またはアクセスポイント、基地局、ノードB、ホームノードB、ホームeノードB、スモールセル、マクロセル、フェムトセルなどとして実装されることがあり、UE110は、アクセス端末、移動局などと呼ばれることがあるか、またはアクセス端末、移動局などとして実装されることがある。
【0025】
[0034]便宜上、無認可または共有無線周波数(RF)帯域における使用例のためのLTEおよび/またはLTEアドバンストの使用、動作、拡張、および/または適応は、本明細書では、「無認可スペクトルにおけるLTE/LTEアドバンスト」、「無認可スペクトルにおいてLTE/LTEアドバンストを適応させること」、「無認可スペクトルにLTE/LTEアドバンストを拡張すること」、および「無認可スペクトルを介するLTE/LTEアドバンスト通信」などと呼ばれることがある。その上、無認可スペクトルにおけるLTE/LTEアドバンストを与えるか、適応させるか、または拡張するネットワークまたはデバイスは、競合ベース無線周波数帯域またはスペクトルにおいて動作するように構成されたネットワークまたはデバイスを指すことがある。
【0026】
[0035]いくつかのシステムでは、無認可スペクトルにおけるLTEは、すべてのキャリアがワイヤレススペクトルの無認可部分で排他的に動作する、スタンドアロン構成で採用され得る(たとえば、LTEスタンドアロン)。他のシステムでは、無認可スペクトルにおけるLTEは、ワイヤレススペクトルの認可部分で動作するアンカー認可キャリアと併せて、ワイヤレススペクトルの無認可部分で動作する1つまたは複数の無認可キャリアを与えることによって、認可帯域動作を補足する様式で採用され得る(たとえば、LTE補足ダウンリンク(SDL:Supplemental Down Link))。いずれの場合も、1つのキャリアが、対応するUEのために1次セル(PCell)として働き(たとえば、LTE SDLにおけるアンカー認可キャリア、またはLTEスタンドアロンにおける無認可キャリアのうちの指定されたキャリア)、残りのキャリアがそれぞれの2次セル(SCell)として働く、異なるコンポーネントキャリアを管理するために、キャリアアグリゲーションが採用され得る。このようにして、PCellは、FDDのペアのダウンリンクおよびアップリンク(認可または無認可)またはTDDのダウンリンクおよびアップリンクを与え得、各SCellは、必要に応じて、追加のダウンリンク容量を与え得る。
【0027】
[0036]概して、LTEは、ダウンリンク上では直交周波数分割多重化(OFDM)を利用し、アップリンク上ではシングルキャリア周波数分割多重化(SC−FDM)を利用する。一態様では、OFDMまたはSC−FDMのいずれかが、サブフレームベースごとにアップリンク上で利用され得る。OFDMおよびSC−FDMは、システム帯域幅を、一般にトーン、ビンなどとも呼ばれる複数(K個)の直交サブキャリアに区分する。各サブキャリアはデータで変調され得る。概して、変調シンボルは、OFDMでは周波数領域で、SC−FDMでは時間領域で送られる。隣接するサブキャリア間の間隔は固定であり得、サブキャリアの総数(K)はシステム帯域幅に依存し得る。たとえば、Kは、1.25、2.5、5、10または20メガヘルツ(MHz)のシステム帯域幅に対してそれぞれ128、256、512、1024または2048に等しくなり得る。システム帯域幅はまた、サブバンドに区分され得る。たとえば、サブバンドは1.08MHzをカバーし得、1.25、2.5、5、10、または20MHzのシステム帯域幅に対してそれぞれ1つ、2つ、4つ、8つ、または16個のサブバンドがあり得る。
【0028】
[0037]LTEは、キャリアアグリゲーションをも使用し得る。UE(たとえば、LTEアドバンスト対応UE)は、送信および受信のために使用される最高合計100MHz(5つのコンポーネントキャリア)のキャリアアグリゲーションにおいて割り振られた、最高20MHz帯域幅のスペクトルを使用し得る。LTEアドバンスト対応ワイヤレス通信システムのために、2つのタイプのキャリアアグリゲーション(CA)方法、すなわち、連続CAおよび非連続CAが提案されている。連続CAは、複数の利用可能なコンポーネントキャリアが互いに隣接するときに生じる。一方、非連続CAは、複数の隣接しない利用可能なコンポーネントキャリアが周波数帯域に沿って分離されたときに生じる。非連続CAと連続CAの両方が、LTEアドバンストUEの単一ユニットにサービスするために複数のコンポーネントキャリアをアグリゲートし得る。
【0029】
[0038]本態様によれば、UE110は、UE110によって受信されたスケジューリング許可に基づいてアップリンク送信を管理するためのアップリンクスケジューラ120と組み合わせて動作し得る1つまたは複数のプロセッサ103を含み得る。アップリンクスケジューラ120は、複数のスケジューリング許可に基づいてタイムスロット(たとえば、アップリンクサブフレーム)中にアップリンク送信をスケジュールするためのプロセッサ103によって実行可能なハードウェア、ファームウェア、および/またはソフトウェアコードを含み得、コードは、命令を備え、メモリ(たとえば、コンピュータ可読媒体)に記憶される。アップリンクスケジューラ120は、スケジューリング許可について少なくとも2つのダウンリンクサブフレームを監視するためのダウンリンク監視構成要素122と、少なくとも第1のアップリンクサブフレームのために少なくとも2つのダウンリンクサブフレーム中で少なくとも2つのアップリンクスケジューリング許可を受信するための許可受信構成要素124と、第1のアップリンクサブフレーム中でのアップリンク送信のためのアップリンクスケジューリング許可のうちの1つを選択するための許可選択構成要素126と、アップリンク送信を送信するための送信構成要素128とを含み得る。一態様では、本明細書で使用する「構成要素」という用語は、システムを構成する部分のうちの1つであり得、ハードウェアまたはソフトウェアであり得、他の構成要素に分割され得る。
【0030】
[0039]受信機32は、データを受信するための、プロセッサ(たとえば、トランシーバ106のプロセッサ)によって実行可能なハードウェア、ファームウェア、および/またはソフトウェアコードを含み得、コードは、命令を備え、メモリ(たとえば、コンピュータ可読媒体)に記憶される。受信機32は、たとえば、無線周波数(RF)受信機であり得る。一態様では、受信機32は、eノードB160によって送信された信号を受信し得る。受信機32は、信号の測定値を取得し得る。たとえば、受信機32は、Ec/Io、SNRなどを決定し得る。
【0031】
[0040]送信機34は、データを送信するための、プロセッサ(たとえば、トランシーバ106のプロセッサ)によって実行可能なハードウェア、ファームウェア、および/またはソフトウェアコードを含み得、コードは、命令を備え、メモリ(たとえば、コンピュータ可読媒体)に記憶される。送信機34は、たとえば、RF送信機であり得る。
【0032】
[0041]一態様では、1つまたは複数のプロセッサ103は、モデム108を与える1つまたは複数のモデムプロセッサを含むことができる。アップリンクスケジューリングおよび送信に関係する様々な機能は、モデム108および/またはプロセッサ103中に含まれ得、一態様では、単一のプロセッサによって実行され得、他の態様では、それらの機能のうちの異なる機能は、2つまたはそれ以上の異なるプロセッサの組合せによって実行され得る。たとえば、一態様では、1つまたは複数のプロセッサ103は、モデムプロセッサ、またはベースバンドプロセッサ、またはデジタル信号プロセッサ、または送信プロセッサ、またはトランシーバ106に関連するトランシーバプロセッサのうちの任意の1つまたは任意の組合せを含み得る。特に、1つまたは複数のプロセッサ103は、スケジューリング許可について少なくとも2つのダウンリンクサブフレームを監視するためのダウンリンク監視構成要素122と、少なくとも第1のアップリンクサブフレームのための少なくとも2つのアップリンクスケジューリング許可を受信するための許可受信構成要素124と、第1のアップリンクサブフレーム中でのアップリンク送信のためのアップリンクスケジューリング許可のうちの1つを選択するための許可選択構成要素126と、アップリンク送信を送信するための送信構成要素128とを含む、アップリンクスケジューラ120中に含まれる構成要素を実装し得る。
【0033】
[0042]ダウンリンク監視構成要素122は、アップリンクスケジューリング許可150について1つまたは複数のダウンリンクサブフレームを監視するための、プロセッサ(たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ103)によって実行可能なハードウェア、ファームウェア、および/またはソフトウェアコードを含み得、コードは、命令を備え、メモリ(たとえば、メモリ105または別のコンピュータ可読媒体)に記憶される。たとえば、ダウンリンク監視構成要素122は、アンテナ102、RFフロントエンド104、および/または受信機32を含むかまたは制御し得る。ダウンリンク監視構成要素122は、許可150を搬送し得る1つまたは複数のフレーム中のダウンリンクサブフレームのセットを監視するように構成され得る。一態様では、許可150を搬送し得るダウンリンクサブフレームは、フレーム構造またはアップリンクダウンリンク構成に基づいて決定され得る。一態様では、フレーム構造は、フレームの長さと、サブフレームの数と、サブフレームの長さとを含むフレームのプロパティを定義し得る。アップリンクダウンリンク構成は、フレーム中のサブフレームのうちのどれが、アップリンクサブフレーム(U)、ダウンリンクサブフレーム(D)、またはスペシャルサブフレーム(S’)として指定されるかを示し得る。たとえば、フレーム構造は、複数のダウンリンクサブフレームがフレーム中にあること、ならびにフレームの第1のダウンリンクサブフレームおよび最後のダウンリンクサブフレームが、許可150を搬送するために指定され得ることを示し得る。ダウンリンク監視構成要素122は、適切なダウンリンクサブフレームを識別するために複数のフレームを監視し得る。別の態様では、スペシャルサブフレームが、許可150を搬送し得る。たとえば、スペシャルサブフレームのダウンリンクパイロットタイムスロット(DwPTS)部分が、許可150を搬送し得る。ダウンリンク監視構成要素122は、許可150を搬送するための指定されたダウンリンクサブフレーム中にアップリンクスケジューリング許可150を含み得る、信号を受信し得る。ダウンリンク監視構成要素122は、ダウンリンクトラフィックがUE110のためにスケジュールされない場合、許可150を搬送するために指定されない他のサブフレーム中にパワーダウンし得る。
【0034】
[0043]許可受信構成要素124は、ダウンリンクサブフレーム中でアップリンクスケジューリング許可を受信するための、プロセッサ(たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ103)によって実行可能なハードウェア、ファームウェア、および/またはソフトウェアコードを含み得、コードは、命令を備え、メモリ(たとえば、メモリ105または別のコンピュータ可読媒体)に記憶される。たとえば、許可受信構成要素124は、許可150を復号するために受信機32を含むかまたは制御し得る。許可受信構成要素124は、許可150のフォーマットを決定し得る。一態様では、許可受信構成要素124は、フレーム構造に基づいて許可150のフォーマットを決定し得る。たとえば、許可受信構成要素124は、フレーム構造に基づいて、アップリンクスケジューリング許可150を搬送するリソース要素、または許可150の長さを決定し得る。許可受信構成要素124は、決定されたフォーマットに従って、受信されたアップリンクスケジューリング許可150を復号し得る。許可受信構成要素124は、アップリンクスケジューリング許可150から、アップリンクサブフレーム数、HARQプロセス識別子、変調およびコーディング方式、波形、またはアップリンクスケジューリング許可がアップリンク送信のために与える他の情報など、情報要素を抽出し得る。許可受信構成要素124は、単一のアップリンクサブフレームのための複数のアップリンクスケジューリング許可を受信し得る。
【0035】
[0044]許可選択構成要素126は、アップリンクサブフレーム中のアップリンク送信のために使用するために、アップリンクスケジューリング許可を選択するための、プロセッサ(たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ103)によって実行可能なハードウェア、ファームウェア、および/またはソフトウェアコードを含み得、コードは、命令を備え、メモリ(たとえば、メモリ105または別のコンピュータ可読媒体)に記憶される。1つの許可150のみが受信された場合、許可選択構成要素126はその1つの利用可能な許可を選択し得る。複数のアップリンクスケジューリング許可が受信された場合、許可選択構成要素126は、構成された優先度ルールに従って1つまたは複数のアップリンクスケジューリング許可を選択し得る。たとえば、優先度ルールは、直近に受信された許可150が使用されるべきであることを示し得る。さらなる優先度ルールは、アップリンクスケジューリング許可150の受信とアップリンクサブフレームとの間の最小時間(たとえば、4つのサブフレーム)を示し得る。別の態様では、優先度ルールは、送信のための最小サイズまたは最大サイズを可能にするアップリンクスケジューリング許可150を選択するように許可選択構成要素126を構成し得る。優先度ルールの例については、
図2〜
図5に関する以下でさらに詳細に説明する。一態様では、許可選択構成要素126が、2つ以上の許可が適用可能であると決定した場合、許可選択構成要素126は許可150を組み合わせ得る。たとえば、許可選択構成要素126は、2つまたはそれ以上の許可から電力制御コマンドを組み合わせ得る。許可選択構成要素126はまた、2つまたはそれ以上の許可からリソース割振りを組み合わせ得る。たとえば、許可選択構成要素126は、UE110が、第1の許可と第2の許可の両方中で示されたリソースのすべて上で送信し得ると決定し得る。
【0036】
[0045]送信構成要素128は、第1のアップリンクスケジューリング許可および第2のアップリンクスケジューリング許可のうちの一方または両方に基づいて第1のアップリンクサブフレーム中でアップリンク送信を実行するための、プロセッサ(たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ103)によって実行可能なハードウェア、ファームウェア、および/またはソフトウェアコードを含み得、コードは、命令を備え、メモリ(たとえば、メモリ105または別のコンピュータ可読媒体)に記憶される。たとえば、送信構成要素128は、アップリンク送信152を実行するための送信機34を含むかまたは制御し得る。送信構成要素128は、アップリンク送信のために選択された第1のアップリンクスケジューリング許可および第2のアップリンクスケジューリング許可のうちの一方または両方に基づいて送信すべきデータを決定し得る。送信構成要素128は、データを送信するためのRFキャリアを変調するために、1つまたは複数の選択された許可によって割り当てられたリソースを使用し得る。一態様では、送信構成要素128は、アップリンク送信に関係するシグナリングを与えるように構成され得る。たとえば、送信構成要素128は、送信のために使用される1つまたは複数のアップリンクスケジューリング許可の指示を与え得る。たとえば、指示は、選択された許可が第1の受信された許可であるのか第2の受信された許可であるのかを示すビットフラグであり得る。別の例として、ビットマップが、各受信された許可がアップリンク送信のために使用されたかどうかを示すために使用され得る。
【0037】
[0046]チャネルアセス構成要素(channel assessing component)129は、チャネルが送信のために利用可能であるかどうかを決定するように構成された、プロセッサ(たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ103)によって実行可能なハードウェア、ファームウェア、および/またはソフトウェアコードを含み得、コードは、命令を備え、メモリ(たとえば、メモリ105または別のコンピュータ可読媒体)に記憶される。たとえば、チャネルアセス構成要素129は、チャネル中の受信信号エネルギーを測定するために受信機32を含むかまたは制御し得る。チャネルアセス構成要素129は、信号エネルギーがしきい値を下回るとき、チャネルまたは媒体がクリアであると決定し得る。一態様では、チャネルアセス構成要素129は、規制または規格に従って、チャネルが利用可能であるかどうかを決定し得る。たとえば、EN301.893は、LBTプロシージャを定義し得る。IEEE802.11および802.15規格は、クリアチャネルアセスメント(CCA)プロシージャを定義し得る。概して、CCAプロシージャは、CCA持続時間またはタイムスロット、たとえば20マイクロ秒(μs)の間、チャネルを監視することを伴い得る。タイムスロット中にチャネルがクリアである(たとえば、通信媒体が利用可能またはアクセス可能である)場合、デバイスはチャネルを使用することまたはそれにアクセスすることを開始し得る。チャネルがクリアでない場合、デバイスはチャネルのためのランダムバックオフカウンタを決定し得る。デバイスがクリアなタイムスロットを検出するたびに、ランダムバックオフカウンタは減分される。一態様では、UE110は、チャネルまたは媒体がアップリンク送信のためにクリアであると決定するために、アップリンク送信より前にCCAまたは拡張CCA(ECCA)を実行し得る。チャネルアセス構成要素129は、(たとえば、スペシャルサブフレーム中に)第1のアップリンクサブフレームより前にCCAプロシージャを実行し得る。UE110は、後続のサブフレーム中で送信し続け得る。UE110がサブフレーム中で送信するようにスケジュールされない場合、チャネルアセス構成要素129は、次のスケジュールされたアップリンクサブフレームの前に再びCCAを実行し得る。
【0038】
[0047]その上、一態様では、UE110は、無線送信、たとえば、eノードB160によって送信された許可150を受信および送信するためのRFフロントエンド104およびトランシーバ106を含み得る。たとえば、トランシーバ106は、eノードB160から、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を含む信号を受信し得る。トランシーバ106は、許可150を取得するために受信信号を復調し得、許可150は、次いで、受信された許可と見なされ得る。さらに、トランシーバ106は、アップリンク送信152を送信し得る。
【0039】
[0048]RFフロントエンド104は、1つまたは複数のアンテナ102に接続され得、RF信号を送信および受信するための1つまたは複数の低雑音増幅器(LNA)141と、1つまたは複数のスイッチ142、143と、1つまたは複数の電力増幅器(PA)145と、1つまたは複数のフィルタ144とを含むことができる。一態様では、RFフロントエンド104の構成要素はトランシーバ106と接続することができる。トランシーバ106は、1つまたは複数のモデム108とプロセッサ103とに接続し得る。
【0040】
[0049]一態様では、LNA141は、所望の出力レベルにおいて受信信号を増幅することができる。一態様では、各LNA141は、指定された最小および最大利得値を有し得る。一態様では、RFフロントエンド104は、特定の適用例のための所望の利得値に基づいて特定のLNA141およびそれの指定された利得値を選択するために、1つまたは複数のスイッチ142、143を使用し得る。
【0041】
[0050]さらに、たとえば、1つまたは複数のPA145は、所望の出力電力レベルにおいてRF出力のための信号を増幅するために、RFフロントエンド104によって使用され得る。一態様では、各PA145は、指定された最小および最大利得値を有し得る。一態様では、RFフロントエンド104は、特定の適用例のための所望の利得値に基づいて特定のPA145およびそれの指定された利得値を選択するために、1つまたは複数のスイッチ143、146を使用し得る。
【0042】
[0051]また、たとえば、1つまたは複数のフィルタ144は、入力RF信号を取得するために、受信信号をフィルタ処理するためにRFフロントエンド104によって使用され得る。同様に、一態様では、たとえば、それぞれのフィルタ144は、送信のための出力信号を生成するために、それぞれのPA145からの出力をフィルタ処理するために使用され得る。一態様では、各フィルタ144は、特定のLNA141および/またはPA145に接続され得る。一態様では、RFフロントエンド104は、トランシーバ106および/またはプロセッサ103によって指定される構成に基づいて、指定されたフィルタ144、LNA141、および/またはPA145を使用する送信または受信経路を選択するために、1つまたは複数のスイッチ142、143、146を使用することができる。
【0043】
[0052]トランシーバ106は、RFフロントエンド104を介してアンテナ102を通してワイヤレス信号を送信および受信するように構成され得る。一態様では、トランシーバは、UE110が、たとえば、eノードB160と通信することができるように、指定された周波数において動作するように同調させられ得る。一態様では、たとえば、モデム108は、UE110のUE構成とモデム108によって使用される通信プロトコルとに基づいて、指定された周波数および電力レベルにおいて動作するようにトランシーバ106を構成することができる。
【0044】
[0053]一態様では、モデム108は、デジタルデータがトランシーバ106を使用して送信および受信されるように、デジタルデータを処理し、トランシーバ106と通信することができる、マルチバンドマルチモードモデムであり得る。一態様では、モデム108はマルチバンドであり得、特定の通信プロトコルのための複数の周波数帯域をサポートするように構成され得る。一態様では、モデム108はマルチモードであり得、複数の動作ネットワークおよび通信プロトコルをサポートするように構成され得る。一態様では、モデム108は、指定されたモデム構成に基づいてネットワークからの信号の送信および/または受信を可能にするために、UE110の1つまたは複数の構成要素(たとえば、RFフロントエンド104、トランシーバ106)を制御することができる。一態様では、モデム構成は、モデムのモードと使用中の周波数帯域とに基づき得る。別の態様では、モデム構成は、セル選択および/またはセル再選択中にネットワークによって与えられた、UE110に関連するUE構成情報に基づき得る。
【0045】
[0054]UE110は、さらに、ここで使用されるデータ、および/またはアプリケーションまたはアップリンクスケジューラ120のローカルバージョン、および/またはプロセッサ103によって実行されているそれの副構成要素のうちの1つまたは複数を記憶するためなどのメモリ105を含み得る。メモリ105は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、テープ、磁気ディスク、光ディスク、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、およびそれらの任意の組合せなど、コンピュータまたはプロセッサ103によって使用可能な任意のタイプのコンピュータ可読媒体を含むことができる。一態様では、たとえば、UE110が、アップリンクスケジューラ120および/またはそれの副構成要素のうちの1つまたは複数を実行するようにプロセッサ103を動作させているとき、メモリ105は、アップリンクスケジューラ120および/またはそれの副構成要素のうちの1つまたは複数を定義する1つまたは複数のコンピュータ実行可能コード、および/またはそれに関連付けられるデータを記憶するコンピュータ可読記憶媒体であり得る。別の態様では、たとえば、メモリ105は非一時的コンピュータ可読記憶媒体であり得る。
【0046】
[0055]eノードB160は、1つまたは複数のUE110からのアップリンク送信をスケジュールするための、プロセッサ(たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ183)によって実行可能なハードウェア、ファームウェア、および/またはソフトウェアコードを有するスケジューラ170を含み得、コードは、命令を備え、メモリ(たとえば、メモリ185または別のコンピュータ可読媒体)に記憶される。一態様では、スケジューラ170は、プロセッサ183およびメモリ185によって実装され得る。スケジューラ170は、トランシーバ186およびRFフロントエンド184を介して通信し得、それらは、それぞれ、トランシーバ106およびRFフロントエンド104と同様であり得る。スケジューラ170は、各UE110がアップリンク中でいつ送信することを可能にされるかを決定し得る。スケジューラ170は、アップリンク送信152のために使用するためにUE110にリソースを割り振り得る。スケジューラ170は、UE110にアップリンク送信のスケジューリングを示すためにアップリンクスケジューリング許可150を生成し得る。一態様では、スケジューラ170は、UE110のためにスケジュールされたアップリンク許可を更新し得る。たとえば、eノードB160がアップリンクサブフレームのための第1の許可150を送信した後、スケジューラ170は、更新されたチャネル品質情報、HARQプロセスのための復号ステータス、追加のスケジューリング情報、またはアップリンク送信に影響を及ぼし得る他の情報など、追加情報を受信し得る。スケジューラ170は、追加情報に基づいてスケジュールされたアップリンク送信を更新し得、同じアップリンクサブフレームのための新しいまたは後続の許可150を送り得る。一態様では、スケジューラ170は、複数のアップリンクサブフレームのためにリソースを割り振るジョイント許可と、単一のサブフレームのためにリソースを割り振る個々の許可とを生成し得る。スケジューラ170は、送信構成要素172と、受信構成要素174と、復号構成要素176とを含み得る。
【0047】
[0056]送信構成要素172は、少なくとも第1のアップリンクサブフレームのための1つまたは複数のアップリンクスケジューリング許可150を送信するための、プロセッサによって実行可能なハードウェア、ファームウェア、および/またはソフトウェアコードを含み得、コードは、命令を備え、メモリ(たとえば、コンピュータ可読媒体)に記憶される。たとえば、送信構成要素172は、送信プロセッサ(たとえば、TX MIMOプロセッサ1120(
図11))および送信機(たとえば、送信機1122(
図11)を含み得る。送信構成要素172は、無線フレーム構造に基づいてアップリンクスケジューリング許可150をフォーマットし得る。一態様では、複数の無線フレーム構造が、フォーマットの複雑さを最小限に抑え、許可のブラインド検出を低減するために、許可のために同じフォーマットを使用し得る。たとえば、フォーマットは、無線フレーム構造における各アップリンクサブフレームのための情報要素を定義し得る。一態様では、フォーマットは、フォーマットが、最も多くのアップリンクサブフレームを有する有効な無線フレーム構造における各サブフレームについて十分に長い、ワーストケースシナリオに基づき得る。別の態様では、少数のフォーマットが、無線フレーム構造の異なるセットのために使用され得る。たとえば、1つのフォーマットが、より少数のアップリンクサブフレームのうちの3つを有する無線フレームのために使用され得、第2のフォーマットが、より多くのアップリンクサブフレームを有する無線フレームのために使用され得る。
【0048】
[0057]受信構成要素174は、アップリンクサブフレーム中でUE110からアップリンク送信を受信するための、プロセッサ(たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ183)によって実行可能なハードウェア、ファームウェア、および/またはソフトウェアコードを含み得、コードは、命令を備え、メモリ(たとえば、メモリ185または別のコンピュータ可読媒体)に記憶される。たとえば、受信構成要素174は、アンテナ(たとえば、アンテナ182)および受信機を含むかまたは制御し得る。一態様では、送信構成要素172と受信構成要素174は、トランシーバ(たとえば、トランシーバ186)、および/または受信/送信チェーン構成要素(たとえば、RFフロントエンド184およびアンテナ182)を共有し得る。
【0049】
[0058]復号構成要素176は、受信された送信を復号するための、プロセッサによって実行可能なハードウェア、ファームウェア、および/またはソフトウェアコードを含み得、コードは、命令を備え、メモリ(たとえば、コンピュータ可読媒体)に記憶される。たとえば、復号構成要素176は、受信プロセッサおよび/またはモデムを含み得る。一態様では、復号構成要素176は、送信されたアップリンクスケジューリング許可に基づいて、受信された送信を復号し得る。復号構成要素176は、アップリンク送信152のためにUE110によって使用されるリソース、MCS、波形などを決定するために、送信されたアップリンクスケジューリング許可を使用し得る。一態様では、アップリンク送信152は、UE110によって使用されたアップリンクスケジューリング許可の指示を含み得る。たとえば、1ビットフラグが、許可を示すために1つまたは複数のリソース要素中でパンクチャ(puncture)され得る。別の例として、異なる復調基準信号(DM−RS)サイクリックシフトが、アップリンク送信のために使用されるアップリンクスケジューリング許可を示し得る。一態様では、復号構成要素176はまた、UE110によって使用されたアップリンクスケジューリング許可を決定するためにブラインド検出が可能であり得る。
【0050】
[0059]
図2は、本開示の一態様による、電気通信システムにおけるフレーム構造の一例を概念的に示すブロック図である。ダウンリンクのための送信タイムラインは、無線フレーム202、204、206の単位に区分され得る。各無線フレーム202、204、206は、所定の持続時間(たとえば、10ミリ秒(ms)、4ms、または2ms)を有し得、たとえば、0〜9のインデックスをもつ10個のサブフレーム210に区分され得る。各サブフレーム210は、ダウンリンクサブフレーム(D)、アップリンクサブフレーム(U)、またはスペシャルサブフレーム(S)のうちの1つとして指定され得る。一態様では、インデックス0をもつ第1のサブフレーム212は、ダウンリンクサブフレームであり得る。たとえば、インデックス5をもつスペシャルサブフレーム214は、ダウンリンクサブフレームをアップリンクサブフレームから分離し得る。ダウンリンクサブフレーム、スペシャルサブフレーム、およびアップリンクサブフレームの構成は、各無線フレーム202、204、206を変更し得る。たとえば、図示のように、インデックス0〜4はダウンリンクサブフレームであり、インデックス5は方向の変化を示すスペシャルサブフレームであり、インデックス6〜8はアップリンクサブフレームであり、インデックス9はフレームの終了を示すスペシャルサブフレームである。別の例では、インデックス0のみがダウンリンクサブフレームであり得、インデックス1はスペシャルサブフレームであり得、インデックス3〜8はアップリンクサブフレームであり得る。ダウンリンクサブフレーム、スペシャルサブフレーム、およびアップリンクサブフレームの他の組合せがフレーム構造を定義し得ることを理解されたい。一態様では、通信システム100が、有効なフレーム構造のセットを定義し、使用中のフレーム構造をシグナリングするために使用され得る各有効なフレーム構造についての識別子を与え得る。
【0051】
[0060]スペシャルサブフレーム214は、ダウンリンクパイロット送信スロット(DwPTS)と、ガード期間(GP)と、アップリンクパイロット送信スロット(UpPTS)とを含み得る。DwPTSは、パイロット信号ならびにeノードB160(
図1)に関する他の情報を搬送し得る。UpPTSは、アップリンクパイロット信号、ならびに、たとえば、選択されたアップリンクスケジューリング許可など、他のシグナリング情報を搬送し得る。一態様では、チャネルアセス構成要素129は、スペシャルサブフレーム214中にアップリンクチャネルまたはキャリアが利用可能であるかどうかを決定し得る。チャネルまたはキャリアがクリアである場合、UE110は、連続の後続の各アップリンクサブフレーム、たとえば、インデックス6、7、および8をもつサブフレーム中で送信し得る。しかしながら、UE110がインデックス7などのサブフレームのためのアップリンクスケジューリング許可を有しない場合、チャネルアセス構成要素129は、アップリンクのないそのサブフレーム中に再びCCAを実行する必要があり得る。一態様では、たとえば、別のデバイスがチャネルを使用している(たとえば、UE110がそのチャネル中で別のデバイスからのエネルギーを検出する)ので、CCAプロセスが完了され得ない場合、UE110は、スケジュールされたアップリンク送信を送信することができないことがある。
【0052】
[0061]上記で説明したように、スケジューラ170は、UE110にアップリンクスケジューリング許可150を送信し得、アップリンクスケジューラ120は、受信された許可に基づいてアップリンク送信をスケジュールし得る。一例として、許可220は、インデックス0を有するサブフレーム212中で受信され得る。一態様では、許可220はまた、前の無線フレーム202中で受信され得る。許可220は、複数のサブフレーム、たとえば、インデックス6〜8をもつサブフレームに適用可能なジョイント許可であり得る。許可220は、開始値および終了値によって連続する適用可能なサブフレームの範囲を示し得るか、または適用可能なアップリンクサブフレームを示すためにビットマップを使用し得る。許可220は、HARQプロセス識別子、たとえば、3をさらに含み得る。許可220は、各サブフレーム中でアップリンク送信のために使用するためのリソース要素をさらに含み得る。一態様では、許可220の長さは、示されたサブフレームの数に依存し得る。一態様では、1つまたは複数の許可フォーマットが定義され得る。許可220のためのフォーマットは、フレーム構造におけるアップリンクサブフレームの数に基づき得る。別の態様では、許可のフォーマットは、有効なフレーム構造におけるアップリンクサブフレームの最大数を有するワーストケースシナリオを扱うために固定され得る。アップリンクスケジューラ120は、許可220中に含まれるHARQプロセス識別子がインデックス6をもつサブフレームに適用可能であると決定し得る。アップリンクスケジューラ120は、たとえば、サブフレームインデックス7がHARQプロセス4を割り当てられ、サブフレームインデックス8がHARQプロセス5を割り当てられると決定するためにHARQプロセス識別子を増分し得る。アップリンクスケジューラ120は、HARQプロセスの数に基づいてモジュラス演算(modulus operation)を使用し得る。
【0053】
[0062]別の例として、UE110は、サブフレームインデックス3中で第2の許可230を受信し得る。許可230は、サブフレームインデックス8を示す個々の許可であり得る。許可230は、さらに、たとえば、HARQプロセス2の送信が前に失敗し、再送信される必要があるか、または、HARQプロセス2は、場合によってはより優先度の高いデータを含むので、HARQプロセス2を示し得る。許可230はまた、許可220とは異なるリソースまたは異なるMCSを含み得る。アップリンクスケジューラ120は、許可230が許可220の後に受信され、言い換えれば、許可230は許可220よりも最近の許可であるので、アップリンクサブフレームインデックス8中での送信のために許可230を選択し得る。一態様では、許可230はまた、ジョイント許可であり得、その場合、アップリンクスケジューラ120は、複数のアップリンク送信のために許可230を選択し得る。一態様では、許可230は、アップリンクサブフレームインデックス8より最小数のサブフレーム(たとえば、4つのサブフレーム)前に受信され得る。許可230が、最小数を満たさないより早期のサブフレーム、たとえば、サブフレームインデックス6のためのものであった場合、アップリンクスケジューラ120は、許可230を無視し、および/またはより早期の許可220を選択し得る。
【0054】
[0063]別の例として、UEは、1つのDLサブフレーム中の2つまたはそれ以上のアップリンクスケジューリング許可を監視することが必要とされ得る。この場合、2つまたはそれ以上のアップリンクスケジューリング許可は、アップリンクサブフレームの異なるセットをスケジュールし得る。一例として、第1の許可はサブフレームインデックス6および7をスケジュールし得、第2の許可はサブフレームインデックス8および9をスケジュールし得る。別の例として、2つのアップリンクスケジューリング許可が、サブフレームインデックス0中で受信され得る。第1のアップリンクスケジューリング許可はサブフレームインデックス6、7および8をスケジュールし、第2のアップリンクスケジューリング許可はサブフレームインデックス9をスケジュールする。
【0055】
[0064]
図3は、送信スケジューリングの例を概念的に示すブロック
図300である。図示のように、4つの異なるUE310、320、330、340は、フレーム中にスケジュールされ得る。各UEは、送信のためにどのアップリンクサブフレームを使用すべきかを示す1つまたは複数のアップリンクスケジューリング許可を受信し得る。フレーム構造は、サブフレームインデックス0〜2中の3つのダウンリンクフレームと、インデックス3におけるスペシャルサブフレームと、サブフレームインデックス4〜8中の5つのアップリンクサブフレームと、インデックス9におけるスペシャルサブフレームとを含み得る。
【0056】
[0065]UE310は、サブフレームインデックス4、5、7、および8中にアップリンク送信のためにスケジュールされ得る。UE310は、インデックス3におけるスペシャルサブフレーム中にECCAまたはCCAプロシージャを実行し得る。したがって、ECCAまたはCCAプロシージャは、サブフレームインデックス4中のアップリンク送信より前に実行され得る。UE310は、サブフレームインデックス4および5中でアップリンク送信を送り得る。サブフレームインデックス6において、UE310がアップリンク送信を送らないので、UE310は、チャネルがサブフレームインデックス7および8中の送信のために空いていることを保証するために、第2のECCAまたはCCAプロシージャを実行し得る。言い換えれば、サブフレームインデックス7の直前に来るサブフレームインデックス6が、アップリンク送信を含まないので、UE310は、サブフレームインデックス7中のアップリンク送信より前にサブフレームインデックス6中でECCAまたはCCAを実行し得る。したがって、第1のECCAまたはCCAプロシージャは、サブフレームインデックス4および5のために実行され得、第2のECCAまたはCCAプロシージャは、同じフレーム内の後続のサブフレームインデックス7および8のために実行され得る。
【0057】
[0066]UE320は、サブフレームインデックス4〜8中にアップリンク送信のためにスケジュールされ得る。UE320は、インデックス3におけるスペシャルサブフレーム中にECCAまたはCCAプロシージャを実行し得る。UE320は、次いで、別のECCAまたはCCAプロシージャを実行することなしに、連続するサブフレームインデックス4〜8中で送信し得る。
【0058】
[0067]UE330は、サブフレームインデックス4および5中にアップリンク送信のためにスケジュールされ得る。UE330は、インデックス3におけるスペシャルサブフレーム中にECCAまたはCCAプロシージャを実行し得る。UE330は、次いで、別のECCAまたはCCAプロシージャを実行することなしに、連続するサブフレームインデックス4および5中で送信し得る。UE330は、サブフレームインデックス6〜8中で送信機をパワーダウンし得る。
【0059】
[0068]UE340は、サブフレームインデックス7および8中にアップリンク送信のためにスケジュールされ得る。UE340は、ECCAまたはCCAプロシージャを実行するためにサブフレームインデックス6まで待ち得る。UE340は、次いで、別のECCAまたはCCAプロシージャを実行することなしに、連続するサブフレームインデックス7および8中で送信し得る。
【0060】
[0069]
図3に示されているスケジューリングは、eノードB160が無線フレームによってカバーされる時間期間中に複数のUEをスケジュールすることを可能にし得る。eノードBは、各UEに異なるアップリンクサブフレームを割り当て得る。複数のUEが同じアップリンクサブフレーム中に送信するようにスケジュールされたとき、eノードB160は、各UEに異なるリソース要素を割り当て得る。そのようなフレキシブル割当ては、eノードB160によってフレキシブルに管理され得る、異なるサブフレーム中の良好な負荷分散を与える。UEの観点から、ECCAまたはCCAプロシージャは、フレームのアップリンクサブフレームの持続時間中に1回または複数回実行されなければならないことがある。
【0061】
[0070]
図4は、1つのダウンリンクサブフレームを含むフレーム構造を有するフレーム410を示すブロック
図400である。たとえば、
図4に示されているように、フレーム410は、インデックス0において単一のダウンリンクサブフレームを有し得る。したがって、UE110は、単一のサブフレーム中でのみアップリンクスケジューリング許可を受信し得る。1つまたは複数の許可420が、サブフレームインデックス2〜8(および、それがまた、サブフレームの一部分を使用するアップリンクトラフィックを可能にする場合、場合によってはサブフレームインデックス9)のためのアップリンクスケジューリングを可能にするために単一のダウンリンクサブフレーム中で送信され得る。一態様では、UE110は、最小数のサブフレーム未満での同じフレームのアップリンクスケジューリングをサポートしないことがある。たとえば、UE110は、4msまたは4サブフレーム遅延を必要とし得る。したがって、最小遅延を満たさないサブフレーム(たとえば、サブフレームインデックス2および3の場合、UE110はアップリンク送信を送らないことがある。代替的に、UE110は、最小遅延を満たさないアップリンクサブフレームのために、(たとえば、前のフレームからの)前に受信された許可430を使用し得る。
【0062】
[0071]
図5は、2つのダウンリンクサブフレームを含むフレーム構造を有するフレーム510を示すブロック
図500である。たとえば、
図5に示されているように、フレーム510は、インデックス0および1において2つのダウンリンクサブフレームを有し得る。UE110は、たとえば、3msの最小遅延を必要とし得る。したがって、サブフレームインデックス0において受信された第1の許可520が、サブフレームインデックス3〜9のためのものであり得る。第2の許可530が、サブフレームインデックス4〜9のためのものであり得る。一態様では、アップリンクスケジューリング許可は、インデックス9において第2のスペシャルサブフレーム中にアップリンク送信をスケジュールし得る。サブフレームインデックス4〜9は、複数の適用可能な許可を有し得る。UE110は、各サブフレームについて、アップリンク送信のために複数の適用可能な許可のうちのどれを使用すべきかを決定し得る。
【0063】
[0072]
図6は、スケジュールされたアップリンクワイヤレス送信を送信する例示的な方法600を示す流れ図である。方法600はUE110によって実行され得る。
【0064】
[0073]ブロック610において、方法600は、スケジューリング許可について少なくとも2つのダウンリンクサブフレームを監視することを含み得る。一態様では、たとえば、ダウンリンク監視構成要素122は、スケジューリング許可について少なくとも2つのダウンリンクサブフレームを監視し得る。一態様では、第1のダウンリンクサブフレームは第1のフレーム中にあり得、第2のダウンリンクサブフレームはアップリンク送信のためのアップリンクタイムスロットを含む第2のフレーム中にあり得る。ダウンリンク監視構成要素122は、スケジューリング許可について1つまたは複数のキャリアを監視し得る。たとえば、ダウンリンク監視構成要素122は、第1のキャリア上で第1のeノードB160からのスケジューリング許可を監視し、第2のキャリア上で第2のeノードB(図示せず)からの許可を監視し得る。
【0065】
[0074]ブロック620において、方法600は、少なくとも第1のアップリンクサブフレームのための第1のアップリンクスケジューリング許可を受信することを含み得る。一態様では、たとえば、許可受信構成要素124は、少なくとも第1のアップリンクサブフレームのために少なくとも2つのダウンリンクサブフレームのうちの1つ中で第1のアップリンクスケジューリング許可を受信し得る。第1のアップリンクスケジューリング許可は、第1のアップリンクサブフレームより前のフレーム、または第1のアップリンクサブフレームと同じフレーム中にあり得る、第1のサブフレーム中で受信され得る。一態様では、第1のアップリンクスケジューリング許可は、無線フレームのどのサブフレームがアップリンク送信のために利用可能であるかを定義するフレーム構造に基づくいくつかのサブフレームのためのものであり得る。さらに、第1のアップリンクスケジューリング許可は、第1のアップリンクサブフレーム中のアップリンク送信のためのハイブリッド確認応答再送要求(HARQ)プロセス識別子を示し得る。許可受信構成要素124は、さらに、第1のアップリンク送信のためのHARQプロセス識別子に基づいて、第1のアップリンクスケジューリング許可によって示された第2のアップリンクサブフレームのための第2のアップリンク送信に第2のHARQプロセス識別子を割り当て得る。たとえば、許可受信構成要素124は、受信されたHARQプロセス識別子を増分するか、または場合によっては次のHARQプロセス識別子を決定し得る。一態様では、たとえば、第1のアップリンクサブフレームのためのHARQプロセスID(たとえば、k)は、許可150中に含まれ得る。各追加のアップリンクサブフレームのためのHARQプロセスIDは、(k+i)mod(N)であり得、ここで、Nは利用可能なHARQプロセスの数であり、iは許可150に関連する各アップリンクサブフレームの増分数である。別の態様では、第1のアップリンクスケジューリング許可は、アップリンク送信のための波形を示し得る。たとえば、アップリンクスケジューリング許可は、アップリンク送信のためにOFDMが使用されるべきであるのか、SC−FDMが使用されるべきであるのかを示し得る。そのような指示は、明示的(たとえば、1ビット情報フィールド)であるか、または暗黙的であり得る。一例として、より高いMCSはOFDMであると決定され得、より低いMCSはSC−FDMに関連する。別の例として、ランク1送信はSC−FDMに関連し得、MIMO送信はOFDMに関連し得る。
【0066】
[0075]ブロック630において、方法600は、少なくとも第1のアップリンクサブフレームのために少なくとも2つのダウンリンクサブフレームのうちの別の1つ中で第2のアップリンクスケジューリング許可を受信することを含み得る。一態様では、たとえば、許可受信構成要素124はまた、少なくとも第1のアップリンクサブフレームのために第2のアップリンクスケジューリング許可を受信し得る。第2のアップリンクスケジューリング許可は、第1のアップリンクスケジューリング許可と同じサイズまたは異なるサイズのものであり得る。第2のアップリンクスケジューリング許可を監視するためのサブフレームのセットは、第1のアップリンクスケジューリング許可を監視するためのサブフレームのセットと同じまたはそれとは異なり得る。第2のアップリンクスケジューリング許可は、第1のダウンリンクサブフレームの後にあり得る、第2のダウンリンクサブフレーム中で受信され得る。第2のダウンリンクサブフレームは、第1のアップリンクサブフレームと同じフレーム中にあり得る。一態様では、第2のダウンリンクサブフレームは、第1のアップリンクサブフレームより最小数のサブフレーム前にあり得る。サブフレームの最小数は、UE110の処理能力に応じて、スケジューリング許可を受信および処理する時間、たとえば4、3、2、または1サブフレームに基づき得る。一態様では、第2のアップリンクスケジューリング許可は、第1のアップリンクスケジューリング許可がそれ上で受信されたキャリアとは異なるキャリア上で受信され得る。一例として、第2のアップリンクスケジューリング許可は、別の無認可キャリアまたは認可キャリアから来ることがある。
【0067】
[0076]ブロック640において、方法600は、第1のアップリンクサブフレーム中でのアップリンク送信のための第1のアップリンクスケジューリング許可および第2のアップリンクスケジューリング許可のうちの一方または両方を選択することを含み得る。一態様では、たとえば、許可選択構成要素126は、第1のアップリンクサブフレーム中でのアップリンク送信のための第1のアップリンクスケジューリング許可および第2のアップリンクスケジューリング許可のうちの1つを選択し得る。一態様では、第1のアップリンクスケジューリング許可および第2のアップリンクスケジューリング許可のうちの1つを選択することは、第1のアップリンクスケジューリング許可および第2のアップリンクスケジューリング許可のうちの直近のアップリンクスケジューリング許可を選択することを含み得る。別の態様では、第1のアップリンクスケジューリング許可および第2のアップリンクスケジューリング許可のうちの1つを選択することは、第1のアップリンクサブフレームより少なくとも最小数のサブフレーム前のダウンリンクサブフレーム中で受信されたアップリンクスケジューリング許可を選択することを含み得る。
【0068】
[0077]ブロック650において、方法600は、アップリンク送信が第1のアップリンクサブフレームの直前のサブフレーム中でスケジュールされないとき、アップリンク送信の前にクリアチャネルアセスメントを実行することを場合によっては含み得る。一態様では、たとえば、チャネルアセス構成要素129は、アップリンク送信が第1のアップリンクサブフレームの直前のサブフレーム中でスケジュールされないとき、アップリンク送信の前にクリアチャネルアセスメントを実行し得る。
【0069】
[0078]ブロック660において、方法600は、第1のアップリンクスケジューリング許可および第2のアップリンクスケジューリング許可のうちの一方または両方に基づいて第1のアップリンクサブフレーム中でアップリンク送信を実行することを含み得る。一態様では、たとえば、送信構成要素128は、第1のアップリンクスケジューリング許可および第2のアップリンクスケジューリング許可のうちの一方または両方に基づいて第1のアップリンクサブフレーム中でアップリンク送信を実行し得る。たとえば、送信構成要素128は、1つまたは複数の選択されたアップリンクスケジューリング許可に基づいて、アップリンク送信バッファ中のデータからトランスポートブロックを生成し得る。送信構成要素128は、選択された変調およびコーディング方式と選択された波形とに基づいてデータを符号化し得る。コード化トランスポートブロックは、次いで、RF送信機を介して送信され得る。一態様では、アップリンク送信は、選択された1つまたは複数のアップリンクスケジューリング許可の指示を含み得る。
【0070】
[0079]
図7は、スケジュールされたアップリンクワイヤレス送信を送信する例示的な方法700を示す流れ図である。方法700は、UE110またはeノードB160によって実行され得る。
【0071】
[0080]ブロック710において、方法700は、フレーム構造を識別することを含み得、ここで、フレーム構造は、同じ送信方向について少なくとも2つまたはそれ以上のサブフレームを含む。一態様では、たとえば、アップリンクスケジューラ120はフレーム構造を識別し得、ここで、フレーム構造は、同じ送信方向について少なくとも2つまたはそれ以上のサブフレームを含む。送信方向は、ダウンリンクまたはアップリンクのうちの少なくとも1つであり得る。スペシャルサブフレームがダウンリンク制御および/またはデータ送信をサポートするダウンリンク部分を含んでいる場合、スペシャルサブフレームがダウンリンク送信方向のためのサブフレームと見なされ得ることに留意されたい。同様に、スペシャルサブフレームがアップリンク制御またはデータ送信をサポートするアップリンク部分を含んでいる場合、スペシャルサブフレームはアップリンク送信方向のためのサブフレームと見なされ得る。一態様では、サブフレームの第1のセットとサブフレームの第2のセットの中間に少なくとも1つのサブフレームがあり得る。たとえば、サブフレームの第1のセットは、スペシャルサブフレームによって後続される、アップリンクサブフレームのセットであり得、サブフレームの第2のセットは、アップリンクサブフレームの第2のセットであり得る。一態様では、アップリンク送信は、(たとえば、第1のアップリンクサブフレームの直前に来るサブフレームは、ダウンリンクサブフレームであるので)サブフレームの第1のセット中の第1のアップリンクサブフレームの直前に来るサブフレーム中でスケジュールされないことがある。
【0072】
[0081]ブロック720において、方法700は、少なくとも2つまたはそれ以上のサブフレームのサブフレームの第1のセット中で送信することより前に第1のクリアチャネルアセスメントを実行することを含み得る。一態様では、たとえば、チャネルアセス構成要素129は、少なくとも2つまたはそれ以上のサブフレームのサブフレームの第1のセット中で送信することより前に第1のクリアチャネルアセスメントを実行し得る。サブフレームの第1のセットは、たとえば、アップリンク方向において連続するサブフレームを含み得る。クリアチャネルアセスメントは、通常クリアチャネルアセスメント(CCA)または拡張クリアチャネルアセスメント(ECCA)のうちの少なくとも1つであり得る。
【0073】
[0082]ブロック730において、方法700は、第1のクリアチャネルアセスメントに基づいてサブフレームの第1のセット中で送信することを含み得る。一態様では、たとえば、送信構成要素128は、第1のクリアチャネルアセスメントに基づいてサブフレームの第1のセット中で送信し得る。サブフレームの第1のセット中の実際の送信持続時間が、第1のクリアチャネルアセスメントに応じて、サブフレームの第1のセットの持続時間に等しいかまたはそれよりも小さいことがあることに留意されたい。一例として、第1のクリアチャネルアセスメントがサブフレームの第1のセットの最初にクリアされる場合、送信は、サブフレームの第1のセットの持続時間全体中に行われ得る。別の例として、第1のクリアチャネルアセスメントがサブフレームの第1のセットの第2のサブフレームの最初にクリアされる場合、送信は、第2のサブフレームの最初からサブフレームの第1のセットの最後のサブフレームまで行われ得る。サブフレームの第1のセット中での送信は、さらに、少なくとも1つのスケジューリング許可に基づき得る。
【0074】
[0083]ブロック740において、方法700は、少なくとも2つまたはそれ以上のサブフレームのサブフレームの第2のセット中で送信することより前に第2のクリアチャネルアセスメントを実行すべきかどうかを決定することを含み得、ここで、サブフレームの第2のセットは、フレーム中でサブフレームの第1のセットの後にある。一態様では、たとえば、チャネルアセス構成要素129は、少なくとも2つまたはそれ以上のサブフレームのサブフレームの第2のセット中で送信することより前に第2のクリアチャネルアセスメントを実行すべきかどうかを決定し得、ここで、サブフレームの第2のセットは、フレーム中でサブフレームの第1のセットの後にある。一態様では、第2のクリアチャネルアセスメントを実行すべきかどうかの決定はフレーム構造に基づき得る。たとえば、チャネルアセス構成要素129は、フレーム構造がサブフレームの第2のセットの直前に来るサブフレーム中での送信を含まないとき、第2のチャネルアセスメントを実行し得る。別の例として、チャネルアセス構成要素129は、サブフレームの第1のセットとサブフレームの第2のセットとの間の異なる方向のために少なくとも1つのサブフレームがあるとき、第2のチャネルアセスメントを実行し得る。別の態様では、第2のクリアチャネルアセスメントを実行すべきかどうかの決定は、少なくとも1つのアップリンクスケジューリング許可に基づく。たとえば、チャネルアセス構成要素129は、別のUEがサブフレームの第1のセットとサブフレームの第2のセットとの間で送信するようにスケジュールされるとき、第2のチャネルアセスメントを実行し得る。
【0075】
[0084]ブロック750において、方法700は、第2のチャネルアセスメントに基づいてサブフレームの第2のセット中で送信することを含み得る。一態様では、たとえば、送信構成要素128は、第2のチャネルアセスメントに基づいてサブフレームの第2のセット中で送信し得る。サブフレームの第2のセット中での送信は、さらに、少なくとも1つのアップリンクスケジューリング許可に基づき得る。サブフレームの第2のセットのためのアップリンクスケジューリング許可は、サブフレームの第1のセットに対応するアップリンクスケジューリング許可と同じかまたはそれとは異なり得る。
【0076】
[0085]
図8は、アップリンクワイヤレス送信をスケジュールする例示的な方法800を示す流れ図である。方法800は、eノードB160によって実行され得る。
【0077】
[0086]ブロック810において、方法800は、デバイスに、少なくとも第1のアップリンクサブフレームのための第1のアップリンクスケジューリング許可を送信することを含み得る。一態様では、たとえば、送信構成要素172は、少なくとも第1のアップリンクサブフレームのための第1のアップリンクスケジューリング許可を送信し得る。一態様では、デバイスはUE110であり得る。
【0078】
[0087]ブロック815において、方法800は、更新された状態情報を受信することを場合によっては含み得る。一態様では、たとえば、受信構成要素174は、更新された状態情報を受信し得る。別の態様では、更新された状態情報は、別のeノードBまたはサービングゲートウェイなど、ネットワークノードからネットワークインターフェースを介して受信され得る。
【0079】
[0088]ブロック820において、方法800は、デバイスに、少なくとも第1のアップリンクサブフレームのための第2のアップリンクスケジューリング許可を送信することを含み得る。一態様では、たとえば、送信構成要素172はまた、UE110に、少なくとも第1のアップリンクサブフレームのための第2のアップリンクスケジューリング許可を送信し得る。一態様では、第2のアップリンクスケジューリング許可は、アップリンク送信のためのHARQプロセス識別子を示し得る。第2のアップリンクスケジューリング許可はまた、アップリンク送信のための波形を示し得る。一態様では、第1のアップリンクスケジューリング許可は第1のフレーム中で送信され得、第2のアップリンクスケジューリング許可は第1のアップリンクサブフレームを含む第2のフレーム中で送信され得る。第2のアップリンクスケジューリング許可は、アップリンク送信より少なくとも最小数のサブフレーム前に送信され得る。
【0080】
[0089]ブロック830において、方法800は、第1のアップリンクサブフレーム中で、デバイスからアップリンク送信を受信することを含み得る。一態様では、たとえば、受信構成要素174は、第1のアップリンクサブフレーム中で、UE110であり得るデバイスからアップリンク送信を受信し得る。一態様では、アップリンク送信は、デバイスによって選択されたアップリンクスケジューリング許可の指示を含み得る。
【0081】
[0090]ブロック840において、方法800は、第1のアップリンクスケジューリング許可および第2のアップリンクスケジューリング許可のうちの1つに従ってアップリンク送信を処理することを含み得る。一態様では、たとえば、復号構成要素176は、第1のアップリンクスケジューリング許可および第2のアップリンクスケジューリング許可のうちの1つに従ってアップリンク送信を処理し得る。アップリンク送信がデバイスによって選択されたアップリンクスケジューリング許可の指示を含む場合、復号構成要素176は、選択されたアップリンクスケジューリング許可に従ってアップリンク送信を処理し得る。
【0082】
[0091]
図9に、本明細書で教示するアップリンクスケジューリング動作をサポートするための(たとえば、それぞれ、UE110およびeノードB160に対応する)装置902および装置904に組み込まれ得る(対応するブロックによって表される)いくつかの例示的な構成要素を示す。装置902および装置904は、たとえば、UE110のアップリンク送信をスケジュールするための、それぞれ、アップリンクスケジューラ120およびスケジューラ170を含み得る。これらの構成要素は、異なる実装形態では異なるタイプの装置において(たとえば、ASIC、SoCなどにおいて)実装され得ることを諒解されたい。説明する構成要素は、通信システム中の他の装置にも組み込まれ得る。たとえば、システム中の他の装置は、同様の機能を与えるために説明するものと同様の構成要素を含み得る。また、所与の装置が、説明する構成要素のうちの1つまたは複数を含んでいることがある。たとえば、装置は、装置が複数のキャリア上で動作し、および/または異なる技術によって通信することを可能にする、複数のトランシーバ構成要素を含み得る。
【0083】
[0092]装置902および装置904は各々、少なくとも1つの指定された無線アクセス技術を介して他のノードと通信するための(通信デバイス908および914(ならびに、装置904がリレーである場合、通信デバイス920)によって表される)少なくとも1つのワイヤレス通信デバイスを含む。各通信デバイス908は、信号(たとえば、メッセージ、指示、情報など)を送信および符号化するための(送信機910によって表される)少なくとも1つの送信機と、信号(たとえば、メッセージ、指示、情報、パイロットなど)を受信および復号するための(受信機912によって表される)少なくとも1つの受信機とを含む。同様に、各通信デバイス914は、信号(たとえば、メッセージ、指示、情報、パイロットなど)を送信するための(送信機916によって表される)少なくとも1つの送信機と、信号(たとえば、メッセージ、指示、情報など)を受信するための(受信機918によって表される)少なくとも1つの受信機とを含む。装置904がリレーアクセスポイントである場合、各通信デバイス920は、信号(たとえば、メッセージ、指示、情報、パイロットなど)を送信するための(送信機922によって表される)少なくとも1つの送信機と、信号(たとえば、メッセージ、指示、情報など)を受信するための(受信機924によって表される)少なくとも1つの受信機とを含み得る。
【0084】
[0093]送信機および受信機は、いくつかの実装形態では、(たとえば、単一の通信デバイスの送信機回路および受信機回路として組み込まれる)集積デバイスを備え得、いくつかの実装形態では、別個の送信機デバイスおよび別個の受信機デバイスを備え得、または他の実装形態では、他の方法で組み込まれ得る。いくつかの態様では、装置904のワイヤレス通信デバイス(たとえば、複数のワイヤレス通信デバイスのうちの1つ)はネットワークリッスンモジュールを備える。
【0085】
[0094]装置902、904はまた、本明細書で教示するアップリンクスケジューリング動作に関連して使用され得る他の構成要素を含む。装置902は、たとえば、本明細書で教示するアップリンクスケジューリングをサポートするためのeノードBと通信することに関係する機能を与えるための、および他の処理機能を与えるための、処理システム932を含む。装置904は、たとえば、本明細書で教示するアップリンクスケジューリングに関係する機能を与えるための、および他の処理機能を与えるための、処理システム934を含む。装置902、および904は、情報(たとえば、予約済みリソース、しきい値、パラメータなどを示す情報)を維持するために、それぞれメモリデバイス938、および940(たとえば、各々がメモリデバイスを含む)を含む。さらに、装置902、904、および906は、指示(たとえば、可聴指示および/または視覚指示)をユーザに与えるための、および/または(たとえば、キーパッド、タッチスクリーン、マイクロフォンなどの感知デバイスのユーザ作動時に)ユーザ入力を受信するための、ユーザインターフェースデバイス944、および948をそれぞれ含む。
【0086】
[0095]便宜上、装置902は、
図9では、本明細書で説明する様々な例において使用され得る構成要素を含むものとして示されている。実際には、図示されたブロックは、異なる態様では異なる機能を有し得る。
【0087】
[0096]
図9の構成要素は様々な方法で実装され得る。いくつかの実装形態では、
図9の構成要素は、たとえば、1つまたは複数のプロセッサ、および/または(1つまたは複数のプロセッサを含み得る)1つまたは複数のASICなど、1つまたは複数の回路において実装され得る。ここで、各回路は、この機能を与えるために回路によって使用される情報または実行可能コードを記憶するための少なくとも1つのメモリ構成要素を使用し、および/または組み込み得る。たとえば、ブロック908、932、938、および944によって表される機能の一部または全部は、装置902のプロセッサと(1つまたは複数の)メモリ構成要素とによって(たとえば、適切なコードの実行によっておよび/またはプロセッサ構成要素の適切な構成によって)実装され得る。同様に、ブロック914、920、934、940、および946によって表される機能の一部または全部は、装置904のプロセッサと(1つまたは複数の)メモリ構成要素とによって(たとえば、適切なコードの実行によっておよび/またはプロセッサ構成要素の適切な構成によって)実装され得る。
【0088】
[0097]本明細書で言及するeノードBのうちのいくつかは、低電力eノードBまたは低電力アクセスポイントを備え得る。一般的なネットワークでは、低電力アクセスポイント(たとえば、フェムトセル)は、従来のネットワークアクセスポイント(たとえば、マクロアクセスポイント)を補うために配置される。たとえば、ユーザのホームにまたは企業環境(たとえば、商業建築物)に設置された低電力アクセスポイントは、セルラー無線通信(たとえば、CDMA、WCDMA(登録商標)、UMTS、LTEなど)をサポートするアクセス端末に、音声および高速データサービスを提供し得る。概して、これらの低電力アクセスポイントは、低電力アクセスポイントの近傍にあるアクセス端末に、よりロバストなカバレージおよびより高いスループットを提供する。
【0089】
[0098]本明細書で使用する低電力アクセスポイントという用語は、カバレージエリア内の任意のマクロアクセスポイントの(たとえば、上記で定義する)送信電力よりも小さい送信電力(たとえば、最大送信電力、瞬時送信電力、公称送信電力、平均送信電力、または何らかの他の形式の送信電力のうちの1つまたは複数)を有するアクセスポイントを指す。いくつかの実装形態では、各低電力アクセスポイントは、相対的マージン(たとえば、10dBm以上)だけマクロアクセスポイントの(たとえば、上記で定義する)送信電力よりも小さい(たとえば、上記で定義する)送信電力を有する。いくつかの実装形態では、フェムトセルなどの低電力アクセスポイントは、20dBm以下の最大送信電力を有し得る。いくつかの実装形態では、ピコセルなどの低電力アクセスポイントは、24dBm以下の最大送信電力を有し得る。しかしながら、これらのまたは他のタイプの低電力アクセスポイントは、他の実装形態では、より高いまたはより低い最大送信電力を有し得る(たとえば、場合によっては最高1ワット、場合によっては最高10ワットなど)ことを諒解されたい。
【0090】
[0099]一般に、低電力アクセスポイントは、モバイル事業者のネットワークにバックホールリンクを提供するブロードバンド接続(たとえば、デジタル加入者線(DSL)ルータ、ケーブルモデム、または何らかの他のタイプのモデム)を介してインターネットに接続する。したがって、ユーザの自宅または会社に配置された低電力アクセスポイントは、ブロードバンド接続を介して1つまたは複数のデバイスにモバイルネットワークアクセスを提供する。
【0091】
[0100]様々なタイプの低電力アクセスポイントが、所与のシステムに採用され得る。たとえば、低電力アクセスポイントは、フェムトセル、フェムトアクセスポイント、スモールセル、フェムトノード、ホームノードB(HNB)、ホームeノードB(HeNB)、アクセスポイント基地局、ピコセル、ピコノード、またはマイクロセルとして実装されるか、またはそのように呼ばれることがある。
【0092】
[0101]便宜上、以下の説明では、低電力アクセスポイントが単にスモールセルと呼ばれることがある。したがって、本明細書でのスモールセルに関係するいかなる説明も、一般に低電力アクセスポイントに(たとえば、フェムトセルに、マイクロセルに、ピコセルになど)等しく適用可能であり得ることを諒解されたい。
【0093】
[0102]スモールセルは、様々なタイプのアクセスモードをサポートするように構成され得る。たとえば、オープンアクセスモードでは、スモールセルは、任意のアクセス端末がスモールセルを介して任意のタイプのサービスを取得することを可能にし得る。制限付き(またはクローズド)アクセスモードでは、スモールセルは、許可されたアクセス端末がスモールセルを介してサービスを取得することのみを可能にし得る。たとえば、スモールセルは、ある加入者グループ(たとえば、限定加入者グループ(CSG))に属しているアクセス端末(たとえば、いわゆるホームアクセス端末)がスモールセルを介してサービスを取得することのみを可能にし得る。ハイブリッドアクセスモードでは、外来アクセス端末(たとえば、非ホームアクセス端末、非CSGアクセス端末)は、スモールセルへの制限付きアクセスが与えられ得る。たとえば、スモールセルによって現在サービスされているすべてのホームアクセス端末にとって十分なリソースが利用可能である場合のみ、スモールセルのCSGに属さないマクロアクセス端末が、スモールセルにアクセスすることを可能にされ得る。
【0094】
[0103]したがって、これらのアクセスモードのうちの1つまたは複数で動作しているスモールセルは、屋内カバレージおよび/または拡張された屋外カバレージを提供するように使用され得る。動作の所望のアクセスモードの採用を通したユーザへのアクセスを可能にすることによって、スモールセルは、カバレージエリア内で改善されたサービスを提供し、マクロネットワークのユーザのためのサービスカバレージエリアを潜在的に拡張し得る。
【0095】
[0104]したがって、いくつかの態様では、本明細書の教示は、大規模カバレージ(たとえば、一般にマクロセルネットワークまたはWANと呼ばれる第3世代(3G)ネットワークなどの広域セルラーネットワーク)と、より小規模のカバレージ(たとえば、一般にLANと呼ばれる住居ベースまたは建築物ベースのネットワーク環境)とを含むネットワークにおいて採用され得る。アクセス端末(AT)がそのようなネットワーク中を移動するとき、アクセス端末は、いくつかのロケーションでは、マクロカバレージを与えるアクセスポイントによってサービスされ得、他のロケーションでは、より小規模のカバレージを与えるアクセスポイントによってサービスされ得る。いくつかの態様では、(たとえば、よりロバストなユーザエクスペリエンスのために)漸進的キャパシティ増大と、屋内カバレージと、様々なサービスとを与えるために、より小さいカバレージノードが使用され得る。
【0096】
[0105]本明細書の説明では、比較的大きいエリアにわたるカバレージを与えるノード(たとえば、アクセスポイント)はマクロアクセスポイントと呼ばれることがあり、比較的小さいエリア(たとえば、住居)にわたるカバレージを与えるノードはスモールセルと呼ばれることがある。本明細書の教示は、他のタイプのカバレージエリアに関連するノードに適用可能であり得ることを諒解されたい。たとえば、ピコアクセスポイントは、マクロエリアよりも小さく、フェムトセルエリアよりも大きいエリアにわたるカバレージ(たとえば、商業建築物内のカバレージ)を与え得る。様々な適用例では、マクロアクセスポイント、スモールセル、または他のアクセスポイントタイプのノードを指すために他の用語が使用され得る。たとえば、マクロアクセスポイントは、アクセスノード、基地局、アクセスポイント、eノードB、マクロセルなどとして構成されるか、またはそのように呼ばれることがある。いくつかの実装形態では、ノードを1つまたは複数のセルまたはセクタに関連付けられ得る(たとえば、そのように呼ばれるか、または分割される)。マクロアクセスポイント、フェムトアクセスポイント、またはピコアクセスポイントに関連付けられたセルまたはセクタは、それぞれ、マクロセル、フェムトセル、またはピコセルと呼ばれることがある。
【0097】
[0106]本明細書の教示は、複数のワイヤレスアクセス端末のための通信を同時にサポートするワイヤレス多元接続通信システムにおいて採用され得る。ここで、各端末は、順方向リンクおよび逆方向リンク上の送信を介して1つまたは複数のアクセスポイントと通信し得る。順方向リンク(またはダウンリンク)は、アクセスポイントから端末への通信リンクを指し、逆方向リンク(またはアップリンク)は、端末からアクセスポイントへの通信リンクを指す。この通信リンクは、単入力単出力システム、多入力多出力(MIMO)システム、または何らかの他のタイプのシステムを介して確立され得る。
【0098】
[0107]MIMOシステムは、データ送信のために複数(N
T)個の送信アンテナと複数(N
R)個の受信アンテナとを採用する。N
T個の送信アンテナとN
R個の受信アンテナとによって形成されるMIMOチャネルは、空間チャネルとも呼ばれるN
S個の独立チャネルに分解され得、ただし、N
S≦min{N
T,N
R}である。N
S個の独立チャネルの各々は1つの次元に対応する。複数の送信アンテナおよび受信アンテナによって生成された追加の次元数が利用された場合、MIMOシステムは改善されたパフォーマンス(たとえば、より高いスループットおよび/またはより大きい信頼性)を与え得る。
【0099】
[0108]MIMOシステムは時分割複信(TDD)と周波数分割複信(FDD)とをサポートし得る。TDDシステムでは、順方向リンク送信と逆方向リンク送信とが同じ周波数領域上で行われるので、相反定理により逆方向リンクチャネルからの順方向リンクチャネルの推定が可能である。これにより、複数のアンテナがアクセスポイントにおいて利用可能であるとき、アクセスポイントは順方向リンク上で送信ビームフォーミング利得を抽出することが可能になる。
【0100】
[0109]
図10は、本明細書で説明するように適合され得る例示的な通信システム1000のワイヤレスデバイス1010(たとえば、eノードB160)およびワイヤレスデバイス1050(たとえば、UE110)の構成要素をより詳細に示す。たとえば、ワイヤレスデバイス1010はスケジューラ170を含み得、ワイヤレスデバイス1050はアップリンク送信をスケジュールするためのアップリンクスケジューラ120を含み得る。スケジューラ170は、別個の構成要素であり得るか、またはワイヤレスデバイス1010のTXデータプロセッサ1014およびTX MIMOプロセッサ1020などの構成要素によって実装され得る。アップリンクスケジューラ120は、ワイヤレスデバイス1050のTXデータプロセッサ1038によって実装され得る。デバイス1010において、いくつかのデータストリームのトラフィックデータが、データソース1012から送信(TX)データプロセッサ1014に与えられる。各データストリームは、次いで、それぞれの送信アンテナを介して送信され得る。スケジューラ170(
図1)は、TXデータプロセッサ1014によって実装され得る。
【0101】
[0110]TXデータプロセッサ1014は、コード化データを与えるために、各データストリームのトラフィックデータを、そのデータストリームのために選択された特定のコーディング方式に基づいてフォーマットし、コーディングし、インターリーブする。一態様では、トラフィックデータは、ワイヤレスデバイス1050のためのアップリンクスケジューリング許可を含み得る。各データストリームのためのコード化データは、OFDM技法を使用してパイロットデータと多重化され得る。パイロットデータは、一般に、知られている方法で処理される知られているデータパターンであり、チャネル応答を推定するために受信機システムにおいて使用され得る。各データストリームの多重化されたパイロットデータおよびコード化データは、次いで、変調シンボルを与えるために、そのデータストリームのために選択された特定の変調方式(たとえば、BPSK、QSPK、M−PSK、またはM−QAM)に基づいて変調(すなわち、シンボルマッピング)される。各データストリームのデータレート、コーディング、および変調は、プロセッサ1030によって実行される命令によって決定され得る。データメモリ1032は、プロセッサ1030またはデバイス1010の他の構成要素によって使用されるプログラムコード、データ、および他の情報を記憶し得る。
【0102】
[0111]次いで、すべてのデータストリームの変調シンボルがTX MIMOプロセッサ1020に与えられ、TX MIMOプロセッサ1020はさらに(たとえば、OFDM用に)その変調シンボルを処理し得る。TX MIMOプロセッサ1020は、次いで、NT個の変調シンボルストリームをNT個のトランシーバ(XCVR)1022A〜1022Tに与える。いくつかの態様では、TX MIMOプロセッサ1020は、データストリームのシンボルと、シンボルがそこから送信されているアンテナとにビームフォーミング重みを適用する。
【0103】
[0112]各トランシーバ1022は、それぞれのシンボルストリームを受信し、処理して、1つまたは複数のアナログ信号を与え、さらに、それらのアナログ信号を調整(たとえば、増幅、フィルタ処理、およびアップコンバート)して、MIMOチャネルを介して送信するのに適した被変調信号を与える。次いで、トランシーバ1022A〜1022TからのNT個の被変調信号は、それぞれNT個のアンテナ1024A〜1024Tから送信される。
【0104】
[0113]ワイヤレスデバイス1050において、送信された被変調信号はNRアンテナ1052A〜1052Rによって受信され、各アンテナ1052からの受信信号は、それぞれのトランシーバ(XCVR)1054A〜1054Rに与えられる。各トランシーバ1054は、それぞれの受信信号を調整(たとえば、フィルタ処理、増幅、およびダウンコンバート)し、調整された信号をデジタル化して、サンプルを与え、さらにそれらのサンプルを処理して、対応する「受信」シンボルストリームを与える。
【0105】
[0114]受信(RX)データプロセッサ1060が、次いで、NR個のトランシーバ1054からNR個の受信シンボルストリームを受信し、NT個の「検出」シンボルストリームを与えるために特定の受信機処理技法に基づいて処理する。RXデータプロセッサ1060は、次いで、データストリームのトラフィックデータを復元するために、各検出シンボルストリームを復調し、デインターリーブし、復号する。一態様では、トラフィックデータは、アップリンクスケジューリング許可150(
図1)を含み得る。RXデータプロセッサ1060による処理は、デバイス1010におけるTX MIMOプロセッサ1020およびTXデータプロセッサ1014によって実行される処理と相補的なものである。
【0106】
[0115]アップリンクスケジューラ120は、各サブフレームについて、受信されたアップリンクスケジューリング許可150が、送信と、送信のために使用すべき変調およびコーディング方式ならびに波形とを可能にするかどうかを決定し得る。プロセッサ1070は、どのプリコーディング行列を使用すべきかを周期的に決定する。プロセッサ1070は、行列インデックス部分とランク値部分とを備える逆方向リンクメッセージを作成する。データメモリ1072は、プロセッサ1070または第2のワイヤレスデバイス1050の他の構成要素によって使用されるプログラムコードと、データと、他の情報とを記憶し得る。
【0107】
[0116]逆方向リンクメッセージは、通信リンクおよび/または受信データストリームに関する様々なタイプの情報を備え得る。逆方向リンクメッセージは、次いで、データソース1036からのいくつかのデータストリームのトラフィックデータをも受信するTXデータプロセッサ1038によって処理され、変調器1080によって変調され、アップリンクスケジューリング許可150に基づいてトランシーバ1054A〜1054Rによって調整され、デバイス1010に戻される。
【0108】
[0117]デバイス1010において、ワイヤレスデバイス1050からの被変調信号は、アンテナ1024によって受信され、トランシーバ1022によって調整され、復調器(DEMOD)1040によって復調され、RXデータプロセッサ1042によって処理されて、ワイヤレスデバイス1050によって送信された逆方向リンクメッセージが抽出される。プロセッサ1030は、次いで、ビームフォーミング重みを決定するためにどのプリコーディング行列を使用すべきかを決定し、次いで、抽出されたメッセージを処理する。
【0109】
[0118]各ワイヤレスデバイス1010および1050について、説明する構成要素のうちの2つ以上の機能が単一の構成要素によって与えられ得ることを諒解されよう。また、
図10に示し、上記で説明した様々な通信構成要素は、本明細書で教示する通信適応を実行するように適宜にさらに構成され得ることを諒解されよう。たとえば、プロセッサ1030/1070は、本明細書で教示する通信適応を実行するために、メモリ1032/1072、および/またはそれぞれのデバイス1010/1050の他の構成要素と協働し得る。いくつかの態様では、装置または装置の構成要素は、本明細書で教示する機能を与えるように構成され得る(またはそのように動作可能であるかまたは適応され得る)。これは、たとえば、その機能を与えるように装置または構成要素を製造する(たとえば、作製する)ことによって、その機能を与えるように装置もしくは構成要素をプログラムすることによって、または何らかの他の好適な実装技法の使用によって、達成され得る。一例として、集積回路は、必須の機能を与えるために作製され得る。別の例として、集積回路は、必須の機能をサポートするために作製され、次いで、必須の機能を与えるように(たとえば、プログラミングによって)構成され得る。また別の例として、プロセッサ回路は、必須の機能を与えるためのコードを実行し得る。
【0110】
[0119]本明細書における「第1」、「第2」などの名称を使用した要素への言及は、それらの要素の数量または順序を概括的に限定するものでないことを理解されたい。むしろ、これらの名称は、本明細書において2つまたはそれ以上の要素またはある要素の複数の事例を区別する便利な方法として使用され得る。したがって、第1の要素および第2の要素への言及は、そこで2つの要素のみが採用され得ること、または第1の要素が何らかの方法で第2の要素に先行しなければならないことを意味するものではない。また、別段に記載されていない限り、要素のセットは1つまたは複数の要素を備え得る。さらに、明細書または特許請求の範囲において使用される「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」または「A、B、またはCのうちの1つまたは複数」または「A、B、およびCからなるグループのうちの少なくとも1つ」という形式の用語は、「AまたはBまたはCあるいはこれらの要素の任意の組合せ」を意味する。たとえば、この用語は、A、またはB、またはC、またはAおよびB、またはAおよびC、またはAおよびBおよびC、または2A、または2B、または2Cなどを含み得る。
【0111】
[0120]情報および信号は、多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表され得ることを、当業者は諒解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
【0112】
[0121]さらに、本明細書で開示する態様に関連して説明する様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実装され得ることを、当業者は諒解されよう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップについて、上記では概してそれらの機能に関して説明した。そのような機能がハードウェアとして実装されるか、ソフトウェアとして実装されるかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。当業者は、説明した機能を特定の適用例ごとに様々な方法で実装し得るが、そのような実装の決定は、本開示の範囲からの逸脱を生じるものと解釈されるべきではない。
【0113】
[0122]本明細書で開示する態様に関して説明する方法、シーケンスおよび/またはアルゴリズムは、ハードウェアで直接実装されるか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで実装されるか、またはそれらの2つの組合せで実装され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROM(登録商標)メモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体中に常駐し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、および記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替として、記憶媒体はプロセッサに一体化され得る。
【0114】
[0123]したがって、本開示の態様は、無認可スペクトルにおける送信に対する動的な帯域幅管理のための方法を具現化するコンピュータ可読媒体を含むことができる。したがって、本開示は図示の例に限定されない。
【0115】
[0124]上記の開示は、例示的な態様を示すが、様々な変更および修正が、添付の特許請求の範囲によって定義される本開示の範囲から逸脱することなく本明細書において作成可能であることに留意されたい。本明細書で説明した本開示の態様による方法クレームの機能、ステップおよび/またはアクションは、特定の順序で実行されなくてもよい。さらに、いくつかの態様は、単数形で説明または請求されていることがあるが、単数形に限定することが明示的に述べられていない限り、複数形が企図される。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1] スケジュールされたアップリンクワイヤレス送信を送信するための方法であって、前記方法が、
アップリンクスケジューリング許可について少なくとも2つのダウンリンクサブフレームを監視することと、
少なくとも第1のアップリンクサブフレームのために前記少なくとも2つのダウンリンクサブフレームのうちの1つ中で第1のアップリンクスケジューリング許可を受信することと、
少なくとも前記第1のアップリンクサブフレームのために前記少なくとも2つのダウンリンクサブフレームのうちの別の1つ中で第2のアップリンクスケジューリング許可を受信することと、
前記第1のアップリンクスケジューリング許可および前記第2のアップリンクスケジューリング許可のうちの一方または両方に基づいて前記第1のアップリンクサブフレーム中でアップリンク送信を実行することと
を備える、方法。
[C2] 前記第1のアップリンクスケジューリング許可および前記第2のアップリンクスケジューリング許可のうちの少なくとも1つに基づいて前記第1のアップリンクサブフレーム中で前記アップリンク送信を実行することが、前記第1のアップリンクスケジューリング許可および前記第2のアップリンクスケジューリング許可のうちの直近のアップリンクスケジューリング許可を選択することを含む、C1に記載の方法。
[C3] 前記第1のアップリンクスケジューリング許可および前記第2のアップリンクスケジューリング許可のうちの少なくとも1つに基づいて前記第1のアップリンクサブフレーム中で前記アップリンク送信を実行することが、前記第1のアップリンクサブフレームより少なくとも最小数のサブフレーム前のダウンリンクサブフレーム中で受信されたアップリンクスケジューリング許可を選択することを含む、C1に記載の方法。
[C4] 前記第1のアップリンクスケジューリング許可は、無線フレームのどのサブフレームがアップリンク送信のために利用可能であるかを定義するフレーム構造に基づくいくつかのサブフレームのためのものである、C1に記載の方法。
[C5] 前記第1のアップリンクスケジューリング許可が、前記第1のアップリンクサブフレーム中の前記アップリンク送信のためのハイブリッド確認応答再送要求(HARQ)プロセス識別子を示す、C1に記載の方法。
[C6] 前記アップリンク送信のための前記HARQプロセス識別子に基づいて第2のアップリンクサブフレーム中の第2のアップリンク送信に第2のHARQプロセス識別子を割り当てることをさらに備え、ここにおいて、前記第1のアップリンクスケジューリング許可がまた、前記第2のアップリンクサブフレームのためのものであり、ここにおいて、前記第2のアップリンクサブフレームが前記第1のアップリンクサブフレームの後にある、C5に記載の方法。
[C7] 前記第2のアップリンクスケジューリング許可がフレーム中の単一のアップリンクサブフレームのためのものである、C1に記載の方法。
[C8] 前記第1のアップリンクスケジューリング許可が前記アップリンク送信のための波形を示す、C1に記載の方法。
[C9] 前記第1のアップリンクスケジューリング許可を受信することが、第1のキャリア上で前記第1のアップリンクスケジューリング許可を受信することを備え、前記第2のアップリンクスケジューリング許可を受信することが、第2のキャリア上で前記第2のアップリンクスケジューリング許可を受信することを備える、C1に記載の方法。
[C10] 前記第1のアップリンクスケジューリング許可を受信することが、第1のフレーム中で前記第1のアップリンクスケジューリング許可を受信することを備え、前記第2のアップリンクスケジューリング許可を受信することが、前記第1のアップリンクサブフレームを含む後続の第2のフレーム中で前記第2のアップリンクスケジューリング許可を受信することを備える、C1に記載の方法。
[C11] 前記アップリンク送信が、前記アップリンク送信のために使用される前記第1のアップリンクスケジューリング許可および前記第2のアップリンクスケジューリング許可のうちの前記少なくとも1つの指示を含む、C1に記載の方法。
[C12] アップリンク送信が前記第1のアップリンクサブフレームの直前に来るサブフレーム中でスケジュールされないとき、前記アップリンク送信より前にクリアチャネルアセスメントを実行することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C13] 第2のアップリンクサブフレーム中の第2のアップリンク送信より前に第2のクリアチャネルアセスメントを実行すべきかどうかを決定することをさらに備え、ここにおいて、前記第1のアップリンクスケジューリング許可および前記第2のアップリンクスケジューリング許可のうちの少なくとも1つがまた、前記第2のアップリンクサブフレームのためのものであり、ここにおいて、前記第2のアップリンクサブフレームが同じフレーム内で前記第1のアップリンクサブフレームの後にある、C12に記載の方法。
[C14] スケジュールされたアップリンクワイヤレス送信を送信するための装置であって、前記装置が、
スケジューリング許可について少なくとも2つのダウンリンクサブフレームを監視するための手段と、
少なくとも第1のアップリンクサブフレームのために前記少なくとも2つのダウンリンクサブフレームのうちの1つ中で第1のアップリンクスケジューリング許可を受信するための手段と、
少なくとも前記第1のアップリンクサブフレームのために前記少なくとも2つのダウンリンクサブフレームのうちの別の1つ中で第2のアップリンクスケジューリング許可を受信するための手段と、
前記第1のアップリンクスケジューリング許可および前記第2のアップリンクスケジューリング許可のうちの一方または両方に基づいて前記第1のアップリンクサブフレーム中でアップリンク送信を実行するための手段と
を備える、装置。
[C15] 前記アップリンク送信のための前記第1のアップリンクスケジューリング許可および前記第2のアップリンクスケジューリング許可のうちの直近のアップリンクスケジューリング許可を選択するための手段をさらに備える、C14に記載の装置。
[C16] 前記アップリンク送信のための前記第1のアップリンクサブフレームより少なくとも最小数のサブフレーム前のダウンリンクサブフレーム中で受信されたアップリンクスケジューリング許可を選択するための手段をさらに備える、C14に記載の装置。
[C17] 前記第1のアップリンクスケジューリング許可が、前記アップリンク送信のためのハイブリッド確認応答再送要求(HARQ)プロセス識別子を示す、C14に記載の装置。
[C18] 前記アップリンク送信のための前記HARQプロセス識別子に基づいて第2のアップリンクサブフレームのための第2のアップリンク送信に第2のHARQプロセス識別子を割り当てるための手段をさらに備え、ここにおいて、前記第1のアップリンクスケジューリング許可がまた、前記第2のアップリンクサブフレームのためのものであり、ここにおいて、前記第2のアップリンクサブフレームが前記第1のアップリンクサブフレームの後にある、C17に記載の装置。
[C19] 受信するための前記手段が、第1のキャリア上で前記第1のアップリンクスケジューリング許可を受信することと、第2のキャリア上で前記第2のアップリンクスケジューリング許可を受信することとを行うように構成された、C14に記載の装置。
[C20] アップリンク送信が前記第1のアップリンクサブフレームの直前のサブフレーム中でスケジュールされないとき、前記アップリンク送信の前にクリアチャネルアセスメントを実行するための手段をさらに備える、C14に記載の装置。
[C21] スケジュールされたアップリンクワイヤレス送信を送信するための装置であって、前記装置が、
1つまたは複数のダウンリンクサブフレーム中でスケジューリング許可を受信することと、1つまたは複数のアップリンクサブフレーム中でデータを送信することとを行うように構成されたトランシーバと、
メモリと、
前記トランシーバおよび前記メモリに通信可能に結合されたプロセッサと
を備え、前記プロセッサおよび前記メモリが、
前記トランシーバを介して、前記スケジューリング許可について前記1つまたは複数のダウンリンクサブフレームのうちの少なくとも2つを監視することと、
前記1つまたは複数のアップリンクサブフレームの少なくとも第1のアップリンクサブフレームのために前記少なくとも2つのダウンリンクサブフレームのうちの1つ中で第1のアップリンクスケジューリング許可を受信することと、
少なくとも前記第1のアップリンクサブフレームのために前記少なくとも2つのダウンリンクサブフレームのうちの別の1つ中で第2のアップリンクスケジューリング許可を受信することと、
前記第1のアップリンクスケジューリング許可および前記第2のアップリンクスケジューリング許可のうちの一方または両方に基づいて前記第1のアップリンクサブフレーム中でアップリンク送信を実行することと
を行うように構成された、装置。
[C22] 前記プロセッサおよびメモリが、前記アップリンク送信のための前記第1のアップリンクスケジューリング許可および前記第2のアップリンクスケジューリング許可のうちの直近のアップリンクスケジューリング許可を選択するように構成された、C21に記載の装置。
[C23] 前記プロセッサおよびメモリが、前記アップリンク送信のための前記第1のアップリンクサブフレームより少なくとも最小数のサブフレーム前のダウンリンクサブフレーム中で受信されたアップリンクスケジューリング許可を選択するように構成された、C21に記載の装置。
[C24] 前記第1のアップリンクスケジューリング許可が、前記アップリンク送信のためのハイブリッド確認応答再送要求(HARQ)プロセス識別子を示す、C21に記載の装置。
[C25] 前記プロセッサおよびメモリが、前記アップリンク送信のための前記HARQプロセス識別子に基づいて第2のアップリンクサブフレームのための第2のアップリンク送信に第2のHARQプロセス識別子を割り当てるように構成され、ここにおいて、前記第1のアップリンクスケジューリング許可がまた、前記第2のアップリンクサブフレームのためのものであり、ここにおいて、前記第2のアップリンクサブフレームが前記第1のアップリンクサブフレームの後にある、C24に記載の装置。
[C26] 前記プロセッサおよびメモリは、アップリンク送信が前記第1のアップリンクサブフレームの直前のサブフレーム中でスケジュールされないとき、前記アップリンク送信の前にクリアチャネルアセスメントを実行するように構成された、C21に記載の装置。
[C27] スケジュールされたアップリンクワイヤレス送信を送信するためのコンピュータ実行可能コードを記憶するコンピュータ可読媒体であって、
スケジューリング許可について少なくとも2つのダウンリンクサブフレームを監視するためのコードと、
少なくとも第1のアップリンクサブフレームのために前記少なくとも2つのダウンリンクサブフレームのうちの1つ中で第1のアップリンクスケジューリング許可を受信するためのコードと、
少なくとも前記第1のアップリンクサブフレームのために前記少なくとも2つのダウンリンクサブフレームのうちの別の1つ中で第2のアップリンクスケジューリング許可を受信するためのコードと、
前記第1のアップリンクスケジューリング許可および前記第2のアップリンクスケジューリング許可のうちの一方または両方に基づいて前記第1のアップリンクサブフレーム中でアップリンク送信を実行するためのコードと
を備える、コンピュータ可読媒体。
[C28] 前記アップリンク送信のための前記第1のアップリンクスケジューリング許可および前記第2のアップリンクスケジューリング許可のうちの直近のアップリンクスケジューリング許可を選択するためのコードをさらに備える、C27に記載のコンピュータ可読媒体。
[C29] 前記アップリンク送信のための前記第1のアップリンクサブフレームより少なくとも最小数のサブフレーム前のダウンリンクサブフレーム中で受信されたアップリンクスケジューリング許可を選択するためのコードをさらに備える、C27に記載のコンピュータ可読媒体。
[C30] アップリンク送信が前記第1のアップリンクサブフレームの直前のサブフレーム中でスケジュールされないとき、前記アップリンク送信の前にクリアチャネルアセスメントを実行するためのコードをさらに備える、C27に記載のコンピュータ可読媒体。