特許第6703088号(P6703088)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特許6703088-負荷を流れる直流の調整器 図000003
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6703088
(24)【登録日】2020年5月11日
(45)【発行日】2020年6月3日
(54)【発明の名称】負荷を流れる直流の調整器
(51)【国際特許分類】
   G05F 1/56 20060101AFI20200525BHJP
【FI】
   G05F1/56 310G
【請求項の数】1
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2018-501963(P2018-501963)
(86)(22)【出願日】2015年7月17日
(65)【公表番号】特表2018-522351(P2018-522351A)
(43)【公表日】2018年8月9日
(86)【国際出願番号】RU2015000457
(87)【国際公開番号】WO2017014663
(87)【国際公開日】20170126
【審査請求日】2018年6月29日
(73)【特許権者】
【識別番号】517058657
【氏名又は名称】クローズド−アップ ジョイント−ストック カンパニー ドライブ
【氏名又は名称原語表記】CLOSED−UP JOINT−STOCK COMPANY DRIVE
(74)【代理人】
【識別番号】110001656
【氏名又は名称】特許業務法人谷川国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ロマノフ,ユーリー イーゴレヴィチ
(72)【発明者】
【氏名】マレツキー,スタニスラフ ウラジーミロヴィチ
【審査官】 遠藤 尊志
(56)【参考文献】
【文献】 特開平11−136268(JP,A)
【文献】 特開2013−225264(JP,A)
【文献】 米国特許第05787103(US,A)
【文献】 実開昭62−146216(JP,U)
【文献】 特開2003−233427(JP,A)
【文献】 特開平11−327602(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2011/0163693(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G05F 1/00−7/00
H02M 3/00−3/44
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
直流電圧直流電流変換器を制御する制御回路であって、当該制御回路は、
算増幅器と、
ィードバック要素
直流電圧源と、
準抵抗器、を備え、
前記基準抵抗器は定電流源とし、
前記演算増幅器の非反転入力が、前記制御回路の第1入力であり、
前記フィードバック要素の入力が、前記制御回路の第2入力であり、
前記演算増幅器の転入力が、前記フィードバック要素の出力に接続され、かつ、直列に接続している前記基準抵抗器および前記直流電圧源に接続され、前記直列に接続している前記基準抵抗器および前記直流電圧源の他端は、共通線に接続されており、
前記演算増幅器の出力が、前記制御回路の出力である、
直流電圧直流電流変換器を制御する制御回路。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
提案する設計は、電気工学に関し、負荷を流れる直流の調整器を提供するために使用することが可能であり、調整器は低レベルの消費電力を有する。
【背景技術】
【0002】
例えば、負荷を流れる直流の調整器についてhttp://radiobooka.ru/radionach/163-regulyatory-napryazhenuiya-i-toka.htmlにて公表された情報に見られるように、同等の設計が知られており、その調整器は以下を備える。
―直流電圧(1〜2V)源と、可変抵抗器の端子のうちの一つにより、直流電圧源の正端子に接続される可変抵抗器とを含む、負荷を流れる出力電流の設定器
―直流電圧直流電流変換器の第1(制御)端子により、負荷を流れる出力電流の設定器の出力に接続され、変換器はトランジスタを含み、トランジスタのエミッタが、直流電圧直流電流変換器の第1(制御)端子であり、トランジスタのコレクタが、直流電圧直流電流変換器の出力である一方、トランジスタのベースが、直流電圧直流電流変換器の第2入力である、直流電圧直流電流変換器
―正端子により、直流電圧直流電流変換器の第2入力と、負荷を流れる出力電流の設定器の入力とに接続される、入力直流電圧源
―一端子により直流電圧直流電流変換器の出力に、および別の端子により入力直流電圧源の負端子に接続される負荷
【0003】
提案する設計および上記を特徴とする設計に共通する機能は、以下の通りである。
―負荷を流れる出力電流の設定器
―第1(制御)端子により、負荷を流れる出力電流の設定器の出力に接続する、直流電圧直流電流変換器
―一端子により、直流電圧直流電流変換器の出力に接続される負荷
―一端子により負荷の別の端子に、および別の端子により直流電圧直流電流変換器の第2入力に接続される、入力直流電圧源
【0004】
また同等の設計も知られており、U. TietzeおよびC. Schenk, Moscowによる「Electronic Circuits: Handbook for Design and Application」(モスクワ、『Mir』(1982年)、図12.11a)を参照すると、負荷を流れる直流の調整器が提示され、以下を備える、最も近いアナログ試作品として選択される。
―直流可変電圧源を含む、負荷を流れる出力電流の設定器
―コレクタが直流電圧直流電流変換器の出力であるトランジスタと、非反転入力が定電圧定電流変換器の第1入力である演算増幅器と、トランジスタのエミッタに接続される演算増幅器の反転入力と、トランジスタのベースに接続される演算増幅器の出力と、一端子がトランジスタのエミッタに接続され、別の端子が直流電圧直流電流変換器の第2入力である、測定抵抗器とを含む、直流電圧直流電流変換器
―端子のうちの一つにより、直流電圧直流電流変換器の出力に接続される負荷
―正端子により負荷の別の端子に、および負端子により直流電圧直流電流変換器の第2入力に接続される入力直流電圧源
【0005】
提案する設計および設計試作品に共通する機能は、以下の通りである。
―負荷を流れる出力電流の設定器
―第1(制御)入力により、負荷を流れる出力電流の設定器の出力に接続される、直流電圧直流電流変換器
―端子のうちの一つにより、直流電圧直流電流変換器の出力に接続される負荷
―正端子により負荷の別の端子に、および負端子により直流電圧直流電流変換器の第2入力に接続される、入力直流電圧源
【0006】
上記の設計のいずれによっても達成できない技術的結果は、直流負荷電流を調整する際に消費電力が低減することである。この技術的結果が達成できない理由は、従来技術の設計において、負荷を流れる直流は、測定抵抗器の端子から演算増幅器の反転入力へフィードバック信号を印加するだけでなく、演算増幅器の反転入力に直流バイアス電圧を印加し、その電圧は、従来の演算増幅器に対して実質的に大きく、これによって、実質的な電力消費をもたらすためである。
【0007】
上で議論した従来技術の設計の機能および品質を考慮に入れて、有意でない電力消費を有しながら、負荷を流れる直流の調整器を提供するものが、今日に至るまで妥当なものと結論を下され得る。
【発明の概要】
【0008】
上で特定した技術的結果は、負荷を流れる直流の調整器を提供することによって達成される。調整器は、負荷を流れる出力電流の設定器と、直流電圧直流電流変換器の第1(制御)入力により、負荷を流れる出力電流の設定器の出力に接続される直流電圧直流電流変換器と、負荷の端子のうちの一つにより、直流電圧直流電流変換器の出力に接続される負荷と、入力直流電圧源の正端子により、負荷の別の端子に接続される入力直流電圧源とを備える。直流電圧直流電流変換器は、コレクタが直流電圧直流電流変換器の出力であるトランジスタと、測定抵抗器の端子のうちの一つによりトランジスタのエミッタに、および測定抵抗器の別の端子により直流電圧直流電流変換器の第2入力に接続される測定抵抗器と、フィードバック要素の入力によりトランジスタのエミッタに接続されるフィードバック要素(例えば、固定値抵抗器を含む)と、演算増幅器とを備える。演算増幅器は、反転入力によりフィードバック要素の出力に、および基準抵抗器の第2端子により基準電圧源の正端子に接続される、基準抵抗器の第1端子に接続され、ならびに出力によりトランジスタのベースに接続され、演算増幅器の非反転入力は、直流電圧直流電流変換器の第1(制御)入力であり、基準電圧源の負端子が、直流電圧直流電流変換器の第2入力に接続される。
【0009】
上記の直流電圧直流電流変換器の実装および接続により、直流電圧直流電流変換器に直流電圧を印加すると、ついには、入力直流電圧を、負荷を流れる出力電流の設定器の出力電圧によって値が決まる、不変の直流に変換することが可能になる。
【0010】
出力電流が直流電圧直流電流変換器の測定抵抗器を流れると、フィードバック要素を経由するフィードバック信号として、直流電圧直流電流変換器の演算増幅器の反転入力に利用される測定抵抗器に、電圧の低下が現れる。
【0011】
同時に、演算増幅器の演算モードを可能にするバイアス電圧が、直流電圧直流電流変換器の基準電圧源から、基準抵抗器を通って、同じ演算増幅器の反転入力に印加される。実際は、このバイアス電圧は、出力電流または測定抵抗器のいずれかの値によって決まるわけではない。フィードバック要素の出力から、演算増幅器の反転入力に印加されるフィードバック信号電圧の下、出力電流は安定化し、安定した出力電流の値は、演算増幅器の非反転入力に(直流電圧直流電流変換器の負荷を流れる出力電流の設定器の出力から)印加される電圧によって定まる。
【0012】
したがって、提案する設計では試作品とは異なり、演算増幅器の演算モードを可能にするバイアス電圧を演算増幅器の反転入力で形成することは、設定レベルで出力電流値を安定化するフィードバック信号の形成とは関係しない。結果として、合理的に小さい値の測定抵抗器を選ぶことができ、したがって、負荷の直流電圧直流電流変換器を流れる直流の提案する調整器によって消費される電力を、実質的に削減し得る。
【0013】
これは自明の計算によって説明し得る。
【0014】
演算増幅器の反転入力で必要とされるバイアス(bias)電圧Ubias(演算増幅器の演算モードを可能にする電圧)は、Ubias=2.0Vであると仮定する。負荷を流れる直流の調整器の出力(output)電流の三つの値は、安定化されるべきであると仮定する:Iout=0.1A、1.0Aおよび10.0A。
【0015】
試作品については、電流0.1Aで2.0Vに等しいバイアス電圧を形成するための、測定抵抗器(measuring resistor)の値Rmsrは、Rmsr=Ubias/Iout=2.0:0.1=20オームとなるであろう。
【0016】
その後、電流0.1Aで試作品(prototype)の消費電力Ppttは、Pptt=Iout・Rmsr=0.1・20=0.2Wtとなるであろう。
【0017】
試作品では、電流1.0Aで2.0Vに等しいバイアス電圧を形成するために、測定抵抗器の値Rmsrは、Rmsr=bias/Iout=2.0:1.0=2.0オームとなるであろう。
【0018】
その後、電流1.0Aで消費電力Ppttは、Pptt=Iout・Rmsr=1.0・2.0=2Wtとなるであろう。
【0019】
そして、電流10Aでは、試作品に対する測定抵抗器の値Rmsrは、Rmsr=Ubias/Iout=2.0:10.0=0.2オームであり、電流10.0Aで消費電力Ppttは、Pptt=Iout・Rmsr=10.0・0.2=20Wtである。
【0020】
提案する設計ではそれとは反対に、測定抵抗器の値は、必要とされるバイアス電圧に関係なく、任意の小さい、例えば、0.1オームが選ばれ得る。
【0021】
その後、電流0.1Aで、提案する設計(proposed design)において測定抵抗器で消費される電力は、Ppropdes=Iout・Rmsr=0.1・0.1=0.001Wtとなるであろう。
【0022】
電流1.0Aで、提案する設計において測定抵抗器で消費される電力は、Ppropdes=Iout・Rmsr=1.0・0.1=0.1Wtとなるであろう。
【0023】
電流10.0Aで、提案する設計において測定抵抗器で消費される電力は、Ppropdes=Iout・Rmsr=10.0・0.1=10Wtとなるであろう。
【0024】
だが、提案する設計におけるさらなる電力は、フィードバック要素および基準電圧源の中で消散されることに留意すること。フィードバック(feedback)要素は、実際に提案する設計に従い作製される装置の信頼性の高い動作を確保する、抵抗器Rfe=3.9kオームであると想定する。
【0025】
その後、フィードバック要素の消費電力は、Pfe=Ubias/Rfe=0.4:3900=0.00004Wtとなるであろう。
【0026】
提案する設計における基準電圧源の消費電力は、おおよそ同じ値である。これらの値を上で計算した値に加算して、比較表に結果を示すと、以下を示すであろう。
【0027】
【表1】
【0028】
表から、消費電力の倍数表示による利得は、多数および何百を超え得ると言える。演算モードを確保する、演算増幅器の反転入力におけるバイアス電圧Ubiasは、演算増幅器のタイプによって決まり、0.4Vもしくは1.0Vもしくは4.0Vまたはそれ以上である場合があり、直流調整器の出力電流は、ごく少数ミリアンペアから最大で多数のアンペアであり得ることを、当業者は理解するであろう。これらの所与の場合にはすべて、提案する設計において測定抵抗器、フィードバック要素および基準電圧源を正しく選択することによって、試作品と比較して何倍およびさらに何百倍も、消費電力を削減することを可能にする。上で言及した技術的結果がそれを示している。
【図面の簡単な説明】
【0029】
負荷を流れる直流の提案する調整器について、負荷を流れる直流の調整器の機能回路を提示する図を参照しながら、以下で説明し、回路は下記を備える。
図1】―直流電圧源2と、第1端子4により直流電圧源2の正端子5に、および第2端子6により直流電圧源2の負端子7に接続される可変抵抗器3ととして作製される、負荷を流れる直流の値の設定器1 ―トランジスタ9と、端子11のうちの一つによりトランジスタ9のエミッタ12に接続される測定抵抗器10と、反転入力14によりフィードバック要素16の出力15に、および基準抵抗器18の第1端子17に接続される演算増幅器13ととして作製される直流電圧直流電流変換器8であって、基準抵抗器18は、その第2端子19により基準直流電圧源21の正端子20に接続される
【0030】
その上、直流電圧直流電流変換器8の第1(制御)入力23を経由する、直流電圧直流電流変換器8の演算増幅器13の非反転入力22が、負荷を流れる出力電流の設定器1の出力25である、可変抵抗器3の第3端子24に接続され、演算増幅器13の出力26が、トランジスタ9のベース27に接続され、直流電圧源21の負端子28が、測定抵抗器10の第2端子29に接続され、かつ直流電圧直流電流変換器8の第2出力30である。
―端子のうちの一つ32により、直流電圧直流電流変換器8の出力34である、トランジスタ9のコレクタ33に接続される負荷31
―入力直流電圧源35の負端子38が、負荷を流れる出力電流の設定器1の端子39を経由して、負荷を流れる出力電流の設定器1の直流電圧源2の負端子7にだけでなく、負荷31を流れる直流の提案する調整器のフレーム(構造要素を接続するための共通線)に、および直流電圧直流電流変換器8の第2入力30を経由して、直流電圧直流電流変換器8に組込まれる測定抵抗器10の他方の端子29にも接続される一方、正端子36により負荷31の別の端子37に接続される入力直流電圧源35
【0031】
負荷を流れる直流の提案する調整器は、以下の通り動作する。
【0032】
負荷31を流れる出力電流の設定器1の出力25から、直流電圧直流電流変換器8の第1(制御)入力23へ(演算増幅器13の非反転入力22へ)、負荷31を流れる事前設定値の電流を生成するために必要とされる電圧が印加される。
【0033】
この電圧は、例えば、直流電圧源2、および第2直流電圧源14の正端子5と負端子7端子との間をそれぞれ接続する可変抵抗器3を提供することによって取得し得る。可変抵抗器17の第3端子24から、必要とされる制御電圧が、負荷31を流れる出力電流の設定器1の出力25に印加される。
【0034】
直流電圧直流電流変換器8の測定抵抗器10を横切る電圧は、例えば、測定抵抗器10を通る電流の流れをもたらす、演算増幅器13、トランジスタ9およびフィードバック要素16を備える電圧安定器を用いて安定化され、直流電圧直流電流変換器8または負荷31の出力でのいずれの電圧からも独立し、電流の値は、測定抵抗器10の値、および負荷31を流れる出力電流の設定器1の出力電圧により定められる。この場合、直流電圧直流電流変換器23の演算増幅器13の非反転入力22に接続される、負荷31を通る出力電流の設定器1の出力電圧が、フィードバック要素16を経由して、トランジスタ9のエミッタ12に、および直流電圧直流電流変換器8の測定抵抗器10に接続される、演算増幅器13の反転入力14における電圧より高い場合、トランジスタ9のベース27に接続される演算増幅器13の出力26に印加されるのは、トランジスタ9が開くような電圧であり、測定抵抗器10を横切る電圧は、演算増幅器13の反転入力14における電圧が、負荷31を流れる出力電流の設定器1の出力電圧の値に到達する瞬間まで増加するであろう。
【0035】
このとき、演算増幅器13の出力26における電圧は上昇を止め、トランジスタ9のエミッタ12における電圧も上昇を止めて、トランジスタ9のエミッタ12および測定抵抗器10の接点における電圧が、演算増幅器13の非反転入力22における電圧と等しくなるような値となり(第2端子19により第1基準電圧源21の正端子20に接続される、基準抵抗器18の第1端子17における電圧だけでなく、フィードバック要素16における電圧低下も考慮に入れる)、この状態が負荷31の変動の下に維持されるであろう。
【0036】
結果的に、負荷31の値が変化すると、そこを流れる直流は安定化し、その値は、負荷31を流れる出力電流の設定器1の出力電圧の値、および測定抵抗器10の値によって定められる。
【0037】
だが、演算増幅器13の演算モードは、基準電圧源21の端子20から基準抵抗器18を経由して、演算増幅器13の反転入力14に来るバイアス電圧によって定められる。そのため、測定抵抗器10の値は、充分に小さい値を選択することができ、必要とされるバイアス電圧がどんな値であろうとも、抵抗器の消散電力もまた充分に小さくなる。
【0038】
結果として、負荷を流れる直流の提案する調整器において、演算増幅器13の反転入力14におけるバイアス電圧と、フィードバック要素16を経由して同じ入力に来るフィードバック信号とを別個に形成するために、動的に消費電力を削減することが可能になる。
【0039】
提案する設計は、多くの方法で実装し得ることに留意されたい。例えば、トランジスタ9は、双極のものだけでなく、MOSトランジスタ、IGBTおよび実際にはいかなる線形制御要素でもあり得る。
【0040】
負荷を流れる出力電流の設定器1の出力電圧はまた、上に開示した手法と比較して、パルス幅変調の制御電圧への変換、または制御プロトコル(例えば、DALI)コードの制御電圧への変換、もしくはいかなる他の制御動作から制御電圧への変換など、様々な方法で形成し得る。
【0041】
共通の電力回路が、負荷を通る出力電流の設定器1を供給し、基準電圧源21を確立するのに使用され得る。電流源は、基準電圧21および基準抵抗器18などして機能し得る。
【0042】
提案する設計を実装するこれらすべての様々な方法によって、最終的に同じ技術的結果、すなわち、バイアス電圧(演算増幅器の反転入力における)およびフィードバック信号(測定抵抗器からフィードバック要素を経由して同じ入力へ来る)を別個に形成することによる、消費電力の削減を得る。
図1